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2005.05.19

[BLOG of the Week]武力行使を想定しない経済制裁はありえるのか?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。本日は、「BLOG of the Week」でいきたいと思います。じつは、今回で「BLOG of the Week」はちょうど50回目。昨年の5月8日に第1回として、「技術系サラリーマンの交差点」さんの「ネットでの匿名と実名」というブログを紹介してから約1年が経過しました。この匿名問題は、昔から問題視されては議論され、また問題視されては議論されという長い歴史を持っているようで、現在も丁度、「小倉秀夫の『IT法のTop Front』」さんの「汚れたどぶ川には、清冽なる鮎は住めない」とか、「ドクター苫米地ブログ」さんの「実名の意味が分からない子供たちへ」などを切っ掛けに、匿名の是非論が再燃しているみたいです。

 結局、同じところをグルグルと回っているだけなのかもしれません。議論はだんだん練られてきているようで、練られていないのかもしれません。従来からのネチズンの方々による完全自由論と小倉・苫米地さんによる匿名排除論の対立はなかなか簡単には融合しないのかもしれませんね。私の立場は匿名擁護派なんですが、自己規律を求めるスタンスなので、完全自由論には与していません。
 ちなみに、これまでの「BLOG of the Week」の一覧は、「週刊!木村剛!関連用語集」をクリックしていただくと分かりやすく整理されています。「笑わせんなヴォケが!」さん、いつもありがとうございます。
いずれにしても、栄えある(?)50回目を発表しましょう。私の選択は、「周辺領域」さんによる「経済制裁は本当に有効か?」です。冷静な視点から、いつも切れ味のいいコラムを書いていらっしゃいます。お勧めです。それでは、「周辺領域」さんによる「経済制裁は本当に有効か?」をお楽しみください。

[経済制裁は本当に有効か?]

北朝鮮がいよいよ核実験をやるとかやらないとかで、「早く経済制裁しろ!」という声が高まっている。私も北朝鮮はまともな交渉が通じる相手ではないと思うし、拉致問題は日本国の主権が問われている一大問題だと思っている。領土内で国民を暴力によって国外に拉致されるというのは、独立国家の主権に対する挑戦であり、どのような手段を使ってでも拉致された被害者を(国家が)取り返さなければ赤っ恥もいいところである。

だがしかし、だ。経済制裁ってそんなに効くの?という疑問があるんだよなぁ。・・・経済制裁はその後に武力制裁(=戦争)をセットでちらつかせないと効果がない。イラクだって随分前から経済制裁を受けていたのにフセインは経済制裁では倒れなかったわけで、同じような独裁国家である北朝鮮にどれほど効果があるのか非常に疑問なんである。ぶっちゃけ北朝鮮が「すんません拉致した人は帰しますからもう勘弁してください」と言いだす可能性ってゼロだと思うのな。イラクのように「薬がなくて子供が死んでる」とか言いだすのがオチだと。で、死んでいく一般人を尻目にせっせと核ミサイルづくりに邁進するに違いない。いよいよとなったら負けを承知で戦争のひとつもやってみるか、という雲行きになるのは、70年ほど前の我々のご先祖様の例を出すまでもないだろう。

つまるところ、武力行使を想定しない経済制裁は「ぶっちゃけありえない」・・・のである。じゃあどうするか。そりゃ、経済制裁しろと言うからには武力でもなんでも使って取り返す、という覚悟がなされるべきだろう。

ただし、そのためのハード(航続距離や性能に問題ありまくりの装備の見直し)やソフト(9条問題)が現状のままでは使い物にならないので、今のままではドンパチやるという選択肢自体が現実的なものではない。当然、実情に即した軍事力と法制度の整備が必要になる。敵の軍事力を正確に把握し、国内に潜む工作員を検挙し、潜んですらいない北朝鮮の国会議員(日本で生活してる北朝鮮の議員が何人もいる)を国外に退去させる、といった作業も必要だ。そこまでやる覚悟が経済制裁を求める人たちにあるか。ないだろうなぁ多分。

今北朝鮮が核開発を急いでいるのは、アメリカ本土まで届くミサイルを作れば、アメリカが直接交渉に応じて「ゴネ得」への道が開けると期待しているからである。(北朝鮮の外交の基本は「ゴネ得」であり、それなりに実績も上げてきた)そのため六カ国協議も中断しているのである。日本が取るべき手は、外交努力でアメリカが「ゴネ得」を認めないようにさせる、これがまず第一で、第二は国内にいる中国や北朝鮮の回し者をなんとかする、だと思うのだがどうだろうか。ゴネ得への期待がある限り、北朝鮮は交渉のテーブルにもつかないし、拉致問題も進展しない。

2005 05 19 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2005.05.12

[BLOG of the Week] 痴女に遭ったら、どうする?!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。5月2日のゴーログ「むしろ『男性専用車両』を作った方が良いのでは?」にたくさんのトラックバックをいただきありがとうございました。「明日は明日のホラを吹く」さんから、「告白すれば19歳の頃、予備校に通う電車の途中、一度だけOLと思しき『痴女』に会ったことがある。驚くなかれ最終的に俺はふざけて2人で一緒に遊んでしまった。どれだけ驚かれようがそれよりはるかに俺自身が驚いている。最初は痴女と思い健全な高校生を装って引いていたのだが、だんだん楽しくなってきてしまった。ごめんなさい。ホントごめんなさい。理由もなく謝ってごめんなさい」というショッキングな告白(?)をいただきましたし、世の中では様々なことが起こっているようです(^^;;)

 そこで本日は、「BLOG of the Week」として、「無菌室育ち3はお堅いのがお好き」さんによる「キムタケさん、まだ頭が固い」をご紹介したいと思います。「男性車両には賛成。だが、まだ、甘い。男性が女性に痴漢を働くのなら、逆もまた真なり」と説かれ、「明日は明日のホラを吹く」さんと同様に、「痴女」のお話を含めて展開されていらっしゃるからです。
 私自身は、残念(?!)なことに「痴女」に遭遇したことがないので、何ともいえないのですが、確かに「痴漢」がいるのなら、「痴女」もいるだろうし、男の子が好きな「痴男」もいるかもしれないですね。
ということで、日本社会の奥の深さ(?)を感じさせる「無菌室育ち3はお堅いのがお好き」さんによる「キムタケさん、まだ頭が固い」をご紹介します。お楽しみください。

[キムタケさん、まだ頭が固い]

それは、かつて私が今より体重が30キロほど少なかった乙女のころ。痴漢について、女子で気炎をあげていた。私は、出入り口で触り逃げ、とか、すれ違いざまにタッチ、とか、「つかまえたる!」オーラのおかげで犯人は逃げ場を確保してから、犯行に及ぶのだー。ひどいのに当たる人は本当にひどい眼に合う・・・っつー話をしていたら、男子が一人こっち来たんだよ!

「…痴女に会う屈辱って、わかるかい?」

大昔から、いたんだから、今、絶対いるよ! 

そういう美少年たちが、男性専用車両に乗ったら保護されるか、ってーと、
されないよ! 
美少年好きの男性のえじきに…。

要するに。
痴漢冤罪も、そもそも、あんなに混んでいるのが悪いのではないのでしょうか? 
えらくなる=通勤電車に乗らなくなる

私の前にトラバっている人たちも「あえてボケ?」って感じですね。女性・男性・混成車両、っつーと、夫婦と恋人しか男女車両に乗れなくて、キスしてたりするのが、いや、もっとアラレもないのが現れて、で、そんな他人のを見る趣味はないって人は、夫婦でも、駅で「じゃ!」って別れてそれぞれの性別車両に乗り、同じ会社で「こんにちわー」なんて…変な未来。

で、女装の人が「まだ戸籍変更の認可がおりてないだけなんです!」とか、あ、でもあれ、今はまだ基準厳しいですから、性倒錯の障害を持つ人はとても困る …変な未来ー。 

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2005 05 12 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2005.05.05

[BLOG of the Week]人間誰しも自分の人生の経営者

 皆さん、こんにちは。木村剛です。本日は、私が独断と偏見でブログを選んでご紹介する「BLOG of the Week」でいきたいと思います。
 私は、今年で経営者歴8年になりますが、サラリーマンとの生き方の違いを身を以って実感してきました。松井証券の松井社長的に言うと、「おカネをもらってから働く」のがサラリーマンで、「働いてからおカネをもらう」のが経営者ということになりましょうか。私流に言えば、似ているのですが、「おカネをもらって働く」のがサラリーマンで、「おカネを支払って働く」のが経営者ということになります。この二つの種族の違いにはかなりの距離があります。

 そんなことを思いながら、「よろずもめごと論」さんの「サラリーマンと経営者、どちらが普遍的な働き方か」を読ませていただきました。共感するところが少なくありませんでした。それでは、「よろずもめごと論」さんの「サラリーマンと経営者、どちらが普遍的な働き方か」お楽しみください。

[サラリーマンと経営者、どちらが普遍的な働き方か]

現代の日本ではサラリーマンすなわち給与所得者が多数を占める。若い世代(どこからが若い世代かという定義はこの際問わない)にとって働くということは、まずはサラリーマンになること、というのが一般的な認識ではないだろうか。なかには家業を継いだり、起業をしたりというケースもあるが、前者は減りつつあり、後者はまだまだこれからといったところだろう。

この停滞した経済状況ではサラリーマンですら安穏としていられない。ましてや家業を継いだり、起業したり、つまり中小零細組織の経営者になるなど、安定した将来が望めないと思われている。

ところでサラリーマンというのは、むかしから普遍的な働き方だったのだろうか。士農工商のうち士は確かにサラリーマンだろう。特に平和な江戸時代の武士は官僚組織のサラリーマンである。しかしそれ以外の圧倒的多数の日本人はすべからく「個人事業者」的な側面が強かったのではないか。少なくとも「農工商」は安定した給与が約束されているシゴトとは言えまい。つまりかつての多くの日本人は、そしておそらく他の国の人間も、「個人事業者」であり、自らの生業の経営者だったということになる。

経営者として生きることは非常に厳しいものだ。サラリーマンは働いてさえいれば、とりあえず一定の給与をもらえることになっているが、経営者は違う。いくら働いても低収入だったり、ただ働きだったりすることが当たり前の過酷で厳しい世界である。 以前に経営破綻して税金が注入され事実上の国有銀行となった某銀行の銀行員が「税金が投入されているのに未だに高給取りなのはおかしい」という批判に対して、こう言うのを聞いたことがある。
「給料に見合っただけのシゴトはしていますから。」
まさにサラリーマン根性である。

財政破綻した国、自治体で働く公務員も、この銀行員と同じような意識を持って、当たり前のように人並みの給料を取り、人並み以上の福利厚生、天下り先、安定した地位にしがみついている。

仮に給与所得者であっても働いている人間が経営者感覚を持っていればよいが、「サラリーマン」ばかりになっては、その組織の将来は危ない。とくに安定していると思われている(思われていた?)大企業、役所で働いている人間は、ともすれば、危機意識が欠如し、「サラリーマン」になりがちである。

「サラリーマン」は人間本来の自然な働き方ではない。そして「サラリーマン」であること、すなわち経営感覚の欠如が蔓延するとその組織はたちまち破綻する。いまの日本社会の停滞の根源は「サラリーマン」の増殖にあるのではないかと、ふと思いついた。キザな言い方をすれば「人間だれしも自分の人生の経営者」である。それすら忘れているようでは、自分自身の将来が危ない。 

2005 05 05 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2005.04.28

[BLOG of the Week]  マスコミの中国報道を鵜呑みにするな!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。本日は、「BLOG of the Week」をお送りいたします。4月18日のゴーログ「日本は護るべきスタンダードを持っているのか?」にたくさんのトラックバックをいただきありがとうございました。「何見て歩く」さんから、「中国で1万人規模のデモが起きていることは事実ですが、そういった動きはごく一部で、多くは過激な行動を望んでいないし、中には友好関係を築きたいと思っている人もいるでしょう」というコメントをいただきましたが、この間、ソフトブレーンの宋文州社長と話をしていたら、「あんなデモは一部だけ。マスコミは騒ぎすぎ」と諌めていました。

 「犬が人に噛み付いてもニュースじゃないが、人が犬に噛み付いたらニュースだ」という話に象徴されているように、マスコミの報道はどうしても過激な方向に流れがちです。仮に「人が犬に噛み付いた」という報道が流れたとしても、あなたの周りの人々がみな犬に噛み付くわけではないことは自明の理です。
今回の騒動を、そういう冷静な目で眺めているお二人からのトラックバックを紹介いたしましょう。

毎日、昭和の学生紛争のような光景を見るにつけ by 「くぬのしっぽ」さん]

中国の若者は、いま日本の1960~1970年代の学生たちのような憤りを抱えているのだなぁと思った。だって、テレビの画面で流れる中国北京のデモ隊の様子って、VTRで見る日本の学生紛争や、10数年前に見た、韓国の学生達のデモの雰囲気にとっても近い温度を感じるからだ(もちろん覆面とかヘルメットはないけどさ)

先頭にたつのはちょっと裕福(だから大学生)な若者達。ちょっと裕福なはずなのに、急変する社会情勢のなかでその豊かさを感じることができず、過剰なほどの情報を手にする中で自国の政府の無力さを感じ、国を良くしていきたいのにその手段が己にはないという、なんだかぐるぐるしている自分自身に苛立ちを感じているようにみえる。しかも手にするもの、身に付けるもの、生活必需品の何割かは、どうしたってJAPANブランドの匂いがするということも、ジレンマを強くするのだろう。あこがれであると同時に嫉妬の対象でもあるんだな。・・・

アメリカも、日本も、そして10数年前は韓国も通過した局面であると考えれば、毅然とした態度で憂いを表明しつつも静観するという態度を示しつづければ、数年後には収束すると考えられる。なぜなら、今デモに参加している中国人の大多数は大学生のようだからだ。学校を卒業後は何がしかの職につくか起業せねば食べていくことはできないし、矛盾するが、高給取りになりたければ、外資企業に自分を売り込むことが一番の近道であり、日系の企業は技術も給与も平均より高く、その後の人生においてもアドバンテージが付く可能性が高い。・・・

日本を批判し、デモを行い、高らかに嬌声を上げて看板を壊したり国旗を燃やした先輩達が、卒業と同時に日系企業に就職しておとなしくなっていく。この矛盾した姿をみる後輩達は、極めてクールに世の中を見るようになる。『嫌いなものは嫌いななりに、盗めるところは盗めばよい』――こう考える次の世代が育つまで、それほど時間はかからないと感じる。そのときがくるのはもうすぐだが、そのときには、新しい中国との競争が始まるに違いない。


中国の反日デモとマスメディアの関係 by 「半日庵のつぶやき」さん]

中国で反日デモが暴徒と化す事件が毎週末起きていることが報道されている。日本での報道ではネット上での呼びかけが原因とのこと。・・・確かにネット上での呼びかけでデモは計画されている可能性が高い。しかし、ネットの情報だけからだんだん参加者が膨れ上がっていくという現象はおき難いと思われる。

テレビにしても新聞にしても、それらしい理由(ネットによる呼びかけ)があればあまり検証や裏をとらないで安易に報道してしまうようだ。だから実際のことは分からない。本来分からないなら、分からないと報道すべきだが、どうも理由付けして報道しないと不安なようだ。もう一つそのように報道されていると感じるのが、中国政府へ向けた批判を反日に向けさせるいわゆるガス抜きを行っているという報道だ。実際はメディアの感想というか推測にすぎないのに、デモという事実と同等の扱いである。このあたりに今の日本のマスメディアのいい加減さを見ることができる。

私が今回の中国の反日デモの現象で関心があるのは、メディアの役割についてである。日本の報道によるとこの反日デモに関する報道は中国ではほとんど行われていないということだ。中国政府としては自分達の恥になるような情報は国内的には報道しないという習慣がついているのだろう。SARS流行時に痛い目にあったことはもう忘れてしまったようだ。似たようなことが日本でもし起きたとしたら、当然テレビ、新聞でトップ扱いでデモの様子を報道するだろう。そのような状況で果たしてデモの参加者達は暴力行為をおこなっただろうか。自分が悪さをしていたことが全国放送されるとなると、自制するのではないだろうか。他の都市のデモ隊が暴力行為を行っているのを見ると、反日デモに参加する人は減るのではないだろうか。

メディアが真実を伝えるということは、いろんな意味があると思う。ただ、馬鹿なことをしている人たちを報道するだけでも、馬鹿な行動の抑制につながるような気がする。もちろん逆に煽られる可能性もあるのだろうが、私は一般人の良識を信じたい。日本のマスメディアでネット上の情報から反日デモが起きているという報道は、無意識だろうが、ネットの脅威を感じているマスメディアがネット上の情報をネガティブなものとして報道したいという欲求の表れではないかと思っている。

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2005.04.21

[BLOG of the Week] プロの書き手の正念場が来る!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。本日は、私が独断と偏見でブログを紹介する「BLOG of the Week」です。「若者論」をテーマによくトラックバックをいただく「後藤和智事務所」さんが、言論の自由に関する一考を寄せてくださっているので、ご紹介したいと思います

 最近話題になっている「有害メディアの問題」(青少年に有害な書物や番組は排除すべきという主張)に関しては、「『今時の若者』をそのまま『悪』だとか『エイリアン』『モンスター』だとか決め付けており、その『原因』を『有害メディア』『有害環境』に求めたがる、という思惑があるからでしょう。しかし、このような規制は、青少年が多様なメディアに触れる自由と、親がそれを判断させる自由を奪うものに間違いありません。こういう人たちは、自分が「気に入らない」ものなら国家権力を使って排除してもいい、と思っているのかもしれませんが・・・、あんたらの身勝手な発想を国政に反映させないでいただきたい」という意見を持っていらっしゃる言論の自由を擁護する論者です。
 「プロの書き手の正念場が来る」というご指摘は、まったくもってそのとおりと思います。ブログの登場によって、おカネをもらって文章を書くプロフェッショナルがその資質を改めて問われることになるでしょう。それでは、「後藤和智事務所」さんの「トラックバック雑記文・05年04月13日」をお楽しみください。

[トラックバック雑記文・05年04月13日] 

 木村氏のブログでは、インターネットの検索サイトから外されることに対して「表現の自由」に対する侵害だ、という主張が引用されていますけれども、インターネット時代だからこそ「言論」というものを深化させなければならないのではないか、と私は思います。現在発売中の経済週刊誌「エコノミスト」で、ジャーナリストの日垣隆氏が、ブログが普及することによって「書き手」になるための敷居が低くなったことを指摘しています。日垣氏はこのことに関して「有益なこと」と言っており、ここで正念場になるのはプロの書き手だ、と述べております。
 私も、ブログを開くことによってさまざまな賛同や批判を目にしてきました。中には至極まっとうな批判もあり、考えさせられる文章もあったのですが、とりわけ痛感するのは、私も「言論」の担い手になってしまっている、ということです。これはもう不可逆なことです。
 ブログが普及することによって「書き手」が増えると、既存の書き手市場も含めて言論は大淘汰の時代になるのではないか、と思います。これにより、既存の「論壇誌」はますます危機に晒されることになるでしょう。でも、この危機の炎を乗り越えてこそ、言論のプロが活躍する洗練された「論壇誌」になると、私は確信しております。
 木村氏のブログにおいては、読売新聞が発行する週刊誌「Yomiuri Weekly」に掲載された記事にリンクが張られておりますが、この記事を読んだ私の感想は、とにかく問題をブログの責任になすり付けているな、ということ。  「Yomiee」の記事においては、ブログは所詮「2ちゃんねる」と変わらないのだ、と言いたいのでしょうが、ブログの可能性を狭めているのは、むしろこの「Yomiee」の記事ではないか、と思われます。
 私はこのブログの機能を用いて、匿名での投稿ができないようにしておりますが、悪質な「煽り」に対して、技術的な面でそれを排除できるようにするシステムも必要なのではないか、と思います。あと、注意しなければならないのは、このようなネット上の反道徳的行為を奇貨として、政治家がネット規制に走ることでしょうか。・・・

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2005 04 21 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2005.04.14

[BLOG of the Week] ホリエモンは拝金主義なのか?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。本日は、私が独断と偏見でお気に入りのトラックバックをご紹介する「BLOG of the Week」です。本日ご紹介するのは、知る人ぞ知る「カトラー」さんなんですが、相変わらずの筆の冴え、さすがプロのモノ書きと尊敬しつつ、毎日楽しみに覗きに行っています。

 確かにホリエモンの哲学は、一種独特のオーラを放っているように感じます。単なる拝金主義であれば、フジサンケイグループに対して、あれほどの大博打は打たなかったと思いますし、もう少し小ずるく立ち回ったでしょうしね。
 衰えることのない「カトラッテル」文章の冴えに感服しつつ、ほとんどの部分を転載させていただきたく存じます。 でも時間のある方は、是非、「カトラー」さんの元ブログを覗きに行ってください。中でも、そこで引用されている石井信平氏による元文章は必見だと思います。私も一度石井氏の取材を受けたことがありますが、「モノ書きのプロとしての取材」というものを堪能させていただいた覚えがあります。ホリエモンの意外な素顔が垣間見えるかもしれません。
 それでは、ホリエモンファンも、そしてアンチホリエモンも、「カトラー」さんによる「ホリエモンの拝金主義とは?」をご堪能ください。

[ホリエモンの拝金主義とは?] 

ニッポン放送の社員が「ホリエモンにはリスナーに対する愛がない」という声明を出したあたりから、ホリエモンに対して拝金主義のイメージがつきまとうようになった・・・。
ホリエモンを拝金主義というなら、ラジオ業界でダントツの営業力(=集金力)を誇るニッポン放送だって同じ誹りを受けかねないと思うが、それはさておき、彼の著書などに書かれている言動をトレースしていくと、「カネで買えないものはない」とか「女はお金についてくる」等々、本を売るためのテクニックという面もあるだろうが、確かにお金に対して独特のこだわりを抱いていていることがわかる。
その言動を表層だけをとらえると、かつての田中角栄の言動を彷彿とさせるような時もある。ロッキード事件から20余年が経過した今、「金が力だ」と言いはなち、今太閤と呼ばれた地位から転落した田中角栄の亡霊を、デ・ジャブのように、32歳の青年実業家の姿に見ていることになるのだろうか。・・・

「・・・カネで買えないものは、差別につながる。血筋、家柄、毛並み。世界で唯一、カネだけが無色透明で、フェアな基準ではないか・・・」・・・

堀江貴文にとって、お金というものは「無色透明なフェアな基準」あるいは「この世のルール」として存在する。堀江の言動の表層的な部分だけをとらえて、「拝金主義」と批判する人々の多くは、堀江が「おカネ」に対して感じている聖性を理解できない。そこには田中角栄の失脚のきっかけとなった、賄賂を意味する「ピーナッツ」という言葉が持っていた薄汚さはない。

情報・通信の世界で流行している言葉で「ビットとアトムが融合する」というキーフレーズがある。現実空間が情報化されていくと、ヴァーチャルとリアルの境目がなくなり、情報(ビット)と物質(アトム)が融合する世界が生まれてくるということを表現したものだが、ホリエモンのいう「お金」や彼の「拝金主義」とは、この「ビット化したマネー」を前提にしていると言っても良いだろう。

そのビット化したマネーは、田中角栄を失脚させた「ピーナッツ」や、田中の後継者で脱税によって逮捕された金丸信が貯め込んでいた「金塊」とは明らかに異なるものだ。それは、情報ネットワークを通じて記号のようにやりとりされ、国境を越えて全世界を動き回る。実は、堀江が率いるライブドアという企業体自体が、大手の持ち合い株主というものをほとんど持たず、ネットを通じて1株300~500円の株に投資する、無数の個人ネット投資家の「ビットマネー」によって構成されている。時として堀江がパワーのようなものを持つように見えるとすれば、こうしたビットマネーの群れが、空中に無数に飛び交うカゲロウやヤブ蚊のように何かの形をとって見せている瞬間に過ぎない。・・・

「他人の家に土足で踏み込んで、一緒に仲良くやりましょうという話は通らない」(SBI 北尾吉孝CEO) 確かにその通りだ。しかし、それはマナー(お行儀)の話だ。ホリエモンに対して何の義理もないが、あえて擁護するようなことを言うなら、ベンチャーにマナー(お行儀)は必要ない。そのことは、ソフトバンクというベンチャー企業を孫正義と一緒に育て上げてきた北尾自身が一番わかっているはずだ。ベンチャーは、ルールのことだけを考えれば良い、それを拝金主義と呼ぶかどうかは、どうでもよいことだ。 

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2005 04 14 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2005.04.07

[BLOG of the Week] ブログで行政改革は為し遂げられるか?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。本日は「BLOG of the Week」でいきたいと思います。じつは、「**Oceans**」さんから「行政改革はブログに始まる」というトラックバックをいただき、「木村剛さんはブログを官公庁・自治体が活用しないことについてどう思いますか?」と意見を求められておりまして、それに対してお応えしなければいけないかなぁと思ったことにあります。

 私は、ブログを官公庁や自治体が活用することを推進したい、という立場です。しかし、現在のネット文化の中で官公庁や自治体がそれをためらう気持ちもよく理解できます。残念ながら、一部の方々が匿名であることを良いことに「荒らす」ことを平然と行い、しかも、「それがネット文化だ」などと開き直っているケースが少なくないからです。
 私なぞは、「ちょぉ~っ!弱小零細企業オヤジのつぶやき」さんのブログにコメントを寄せられた方が、「私は古い体質なのかもしれませんが、2チャンネル的な無責任なちゃちゃ入れがあって成り立っているサイトは今ひとつなじめず、個人が真剣に運営してるブログが2チャンネル的になってしまうのは悲しいばかりです。ある意味、他人の家に土足で入り込む(堀江さん?)、言わばあらしみたいなものでしょうからね」とつぶやいていらっしゃる姿に共感してしまう方なものですから、きっと古い体質なのでしょう。
 これについて、「ちょぉ~っ!弱小零細企業オヤジのつぶやき」さんは、「う~ん、うまく言えないけど・・・例えば、知り合いが風俗店に勤めようとした時は止めるが、かといって風俗店に行って風俗嬢に説教しながらサービスを受けるような事は俺はしないよ!って・・・よけい解り難いか(^^ゞ)」いう迷言を吐いていらっしゃいますが、そういう感じもしないではないかという印象をもたないではないようなというところでしょうか(何がなんだかわかりませんなぁ(^^ゞ)
 まあ細かいことは横においておきまして、こういう観点からしますと、官公庁や自治体に対して、「なぜブログでやらないのか!」ということを正々堂々と表門から要求していくということを考えた場合には、私の言葉で申し上げると、「まだブログはそういう市民権を持ち得ていない」ということなのだろうと思います。つまり、「ブログを官公庁・自治体で活用することが行政改革につながる」という主張には賛同しますが、それを実現する環境は現時点では整えられていないのではないかと考えております。
 いずれにせよ、「**Oceans**」さんによる「行政改革はブログに始まる」を読んでいただいてから、皆さんもご一考いただければ幸いです。


[行政改革はブログに始まる]


自治体でブログとか双方向ツール使っているところ、あります?

あまり聞かないですよね。。。。

独立行政法人経済産業研究所というところで、e-blogというものを行ってはいるものの、官公庁・自治体で積極的にブログを設置するところはないようです。


官公庁は、一般に政策の意見を問う場合、パブリックコメントという手法を使っています。簡単に言えば、メールで意見を募集するというものです。でも、これはメールの受信者以外に公開されないブラックボックスの意見募集スタイルです。それであれば、やっても意味がないと僕は思います。(嫌な意見は検閲なんでしょうね。。。)


官公庁・自治体の改革は、ブログから始まる。僕は、そう思います。外に広く議論を求め、その議論を元に政策を練る。練った政策を元に、国会・議会で審議する。これが生粋の民主主義ではないでしょうか?


自治体にしても旨みはあるはずだと思います。なぜなら、議論が活発なブログはホームページにも飛躍的にアクセス数をもたらします。横浜市でやっているWEB広告。アクセス数が伸びることによって、広告が増えるんです。これは、財政難に苦しむ自治体には恩恵をもたらすのではないでしょうか?


民主主義の復活+財政難解決。

ブログを官公庁・自治体で活用すること。


これが、行政改革につながるのではないでしょうか?

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2005 04 07 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2005.03.31

[BLOG of the Week]実名で書くなんて勇気がありますね?!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。2月16日のゴーログ「再び、モノ書きの老婆心:『匿名性』を護るために」に対しては、興味深いトラックバックを多数いただきました。じっくりと読ませていただき、私なりに、実名、匿名、特名(=固定ハンドルネーム)の問題を再考させられた次第です。
 ブログが普及し、これまでのネット文化に慣れていない人々が大多数となっていく中で、従来のネットシチズンのコミュニティにおいて、慣行や常識と思われていたことであったとしても、場合によっては見直す必要がでてくるのではないでしょうか。そして、そういう試練を経てこそ、ブログが市民権を得て、リアルな存在になっていくのではないかと感じる今日この頃です。

そういう感覚を持っていた中で、「江戸時代研究の休み時間」さんから、匿名・実名について真摯に思いを巡らせたトラックバックをいただきましたので、本日は、不定期コーナーの「BLOG of the Week」で行ってみたいと思います。それでは、「江戸時代研究の休み時間」さんによる「(雑感)研究人がネットで実名を名乗るとき」をお楽しみください。

[(雑感)研究人がネットで実名を名乗るとき]

 わたしは、このブログ「江戸時代の休み時間」を、実名「高尾善希」として書いています。実名ばかりでなく、写真も履歴も職歴も論文名も、全て公開しています。公開していないのは、家族の氏名や年齢、あるいは住所・電話番号くらいでしょう。ネットでは「実名を晒す」という表現があるくらいで(この場合は「自分の意図によらず他人から実名を暴露されること」をさします)、あまりいいイメージはありません。だから「(実名で書くなんて)勇気がありますね」といわれます。たしかに、文系の研究人としてはかなり変則的・大胆な行為で、道の真ん中で裸で寝ころんでいるようにみえます。
 しかし、実際のところは、実名にしろ匿名にしろ、どちらにしても得失はありましょう。ネットの玄人のかたにいわせると、「実名か匿名かというよりも、書く内容による」のだそうで、たとえ匿名でも、ひとから恨まれるような過激な書き方であれば、トラブルに巻き込まれやすくなるのだそうです。たしかに、総務省によるネット・トラブルの調査によれば、実名よりも匿名のほうがトラブルが多いのだそうです。これは意味深な結果です。ちなみにアメリカでは、ネットでも新聞でも実名で書くことは珍しくないようです。それに従ったわけではありませんが、あえてここでは実名で書くことを選択しました・・・。

 わたしがこう思うのは「ネット初心者」だからなのもしれませんが、……いまここでわたしがやっていることは、雑誌に気軽なエッセイを書くことと何ら変わりはなく、単に、使われる媒体が紙かデジタルデータかの違いがあるだけです。たしかに、ひとの目に触れる機会は、デジタルデータの方があるかもしれませんが、不特定多数のひとに文章を公開するという基本的な要素は雑誌と同じです(ただ、雑誌に文章を載せるには、入稿してゲラにし、ゲラ稿にあかを加え、何稿かをくりかえします。しかしネットならばその面倒はない。自分がみつけた史料や突然に思いついたこと等を、すぐに書いてゆくことができます。書いたあとでも、間違いに気がつけば、簡単に訂正することができる。雑誌ならそうはいきません、ゲラ稿であかを入れそこなったらおしまいです)。
 雑誌に投稿するのだって、実名なんだから、ネットで文章を公開するのも、やはり実名です。

 実名で書いていますから、全責任は自分にあり、その緊張のうえで記述します。だから、流行の匿名掲示板のような記述形式・内容にはなりえません。わたしの場合ちょっとオーバーで、―お気づきになったかたもあるかもしれませんが―、わたしの文章は、一貫して「です・ます」調、ネット特有の「顔文字」さえ、一切使用していません。もっとも、ここまでやる必要はないかもしれませんが。
 その一方で匿名には匿名の価値があります。わたしも匿名掲示板に大きな価値を認めています。しかし、匿名掲示板には幾つかの難点がある、と思います。それは、誹謗中傷が多くなることや、情報の信用性の有無が閲覧者に判定できない等です。後者、信頼性の判定の問題は重大です。厖大な匿名の書き込みの中にも、―匿名であるがゆえの―、重大な情報が書かれているかもしれないのに(たとえばタレコミ情報等)、―匿名であるがゆえに―、ニュース・ソースをちゃんと把握できない。隔靴掻痒の感がなくはありません。
 有効な人的交流を目的とし、かつ、「まじめな文章を書く」という、このブログの使用目的から鑑みれば、そのニュース・ソースを明示したほうがよい、つまり、わたしの実名・履歴等を明らかにした方がよいのではないか、と考えました。理系の研究者にとって実名公開は珍しくもないけど、特に文系のひとにとっては、コロンブスの卵で、意外とおもしろいんじゃないないか、と思ったのです。

 さきに、実名でも匿名でも危険な場合は危険だといいましたが、それでも、実名であるが故の危険性は常にあって、危険がゼロにはなりえないことは充分認識しています。例えば、家にいるよりも外で歩いている方が危険であるのと同じように、実名でぶらぶらしているわけですから、何らかのトラブルに巻き込まれる危険をなしとはしません。家に籠もってなにもしていないのが一番安全です。また、文系の方々が、ネット実名公開について、どのようなイメージをもっているのかも、気になります。「はしたない行為だ」等と思われていないかどうか。それに対しては、まあ、読んで下さい、というしかありません。
 しかし、この危険性・危惧をのりこえて、ここでは何か大きなものを得ることができると考えています。それが何なのかわたしにもよくわかりません。ただ現時点では、―詳しくは書けませんが―、このブログのお陰で、驚くほど人脈が広がりましたし、自分の研究意欲向上にも益があります。


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2005 03 31 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2005.03.24

[BLOG of the Week]中部国際空港とIT業界を比較する?!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。タイミングよく、「Bi-blog-e」さんから興味深いトラックバックをいただいたので、本日も、不定期コーナーの「BLOG of the Week」で行きたいと思います。
 普段は誰しも自分の足元しか見えないもの。せいぜい視野を広げても、自分の庭先までが限界だったりして、隣の家の前にゴミを移しているだけだったりします。産業界で言うならば、日本の井の中におけるくだらない小競り合いをしているうちに、いつの間にか、世界での競争に負けてしまうということになりかねません。

 そのあたりの懸念を「Bi-blog-e」さんが中部国際空港を振りネタに展開してくれました。中部空港から海運へ、そしてブログに転じて、ネット業界からIT業界へと話が弾んでいきます。それでは、「Bi-blog-e」さんの「セントレアからIT業界についても学ぶ」をお楽しみください。

[セントレアからIT業界についても学ぶ]

2月17日に中部国際空港が誕生するのだそうだ。
セントレアという名前が付けられたそうで、なんともかっこいい名前・・・
松下の役員が社長となっている関空に対し、名古屋お膝元、トヨタがセントレア、名空の社長となっていることですばらしい手腕を発揮した営業がなされている・・・。
日本の交通には、政治が大きく絡んでいることは皆さんご存知かと思いますが、空港の運営費、離発着料(空港使用料)の策定にまで政治が絡んでいるとは思いませんでした。・・・空港の離発着料は、関空はとても高く、深夜の交通の便も悪いことから、伊丹空港で削減された便数を確保するために大変な公約を官庁からとりつけている・・・。
しかし、莫大な借金があろうが、新空港を建てようが、日本の空港業界は、中国の大型空港にハブ空港としての座を奪われつつある業界なのだそうです。・・・
横浜は世界4位?レベルの海運が集まっていた時期があったそうですが、釜山に今はその座を完全に奪われているそうです。これらを見ると、違う業界~私は、ITですが~の人間から見ると、日本という小さい島で、何で少ないパイを取りに争っているのだろうなと思います。・・・
世界のよいところ、世界のよい文化をどんどん取り入れられる自由の国日本が、その中でいがみ合い、争う姿は同じ日本人としては世界に誇れるものではないなと思います。

自分たちの中であっためてよりよいものとして生まれ変わらせる力を持っているのが日本人だと思います。
横浜の海運を支えていたのもそうした、中国から原料を調達して、日本から製品を輸出するという流れではなかったのかと思います。

ブログでいろいろな噂話が取り扱われるようになってきたネット業界。これを、規制に走る企業、政府の動きが目立ってきています。ただ、日本の技術力の側面から言うと、「余計なことすんな」という感じです。大量の初心者が入ってきて、言論の自由を武器に適当なことをいって荒らしたネットを一律に規制すると、そうではなかった人まで排除することになります。

どこかの大学の人が、P2Pソフトを作ってそれを訴えたというIT会の事件がありました。これに近いお話がどんどん起ころうとしています。こっちからしてみればどうでもよい話で、せっかく芽が出るはずだった分野を摘み取ったと考えている人がどれくらいいるのでしょうか。

IT供給側としても問題があると思っています。くだらない穴産業、すきま産業を目指してあほなベンチャーが増えたことも原因の一つです。技術とは関係なく、金儲けの仕組みをコンピュータで手っ取り早くものにする仕事が増えたということです。しかし、裾野が広がっているこの世界にたまにきらりと光るムーブメントがあったときにそれを押しつぶさんとする、さらに使えない奴がいるのです。帰って自分の仕事でもしててくれという感じです。

コンサルの方は、企業の利益率を上げることにやっきなのでしょうが、技術者からすれば、いい迷惑です。

日本の技術力を底上げするという意味でIT業界の裾野が広がって欲しいものです。片足突っ込んで適当に荒らすのはそちらこそやめてもらいたいと思う次第でございます。目先の金儲けを考えている管理者の方。

早く、日本のITが世界と戦うことを意識する業界になって欲しいと思う今日この頃です。 


2005 03 24 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2005.03.17

[BLOG of the Week]近鉄買収騒動とニッポン放送大バトル騒動

 皆さん、こんにちは。木村剛です。第2幕を迎えて、さらにヒートアップしている「ライブドアvsフジテレビ」ですが、そういえば、ホリエモンが有名になったきっかけは近鉄買収のときでした。時間が経つのは早いもので、バッファローの帽子をかぶったホリエモンの雄姿もあっという間に忘れてしまいそうです。

 丁度そんなことを考えていたとき、「未来の成功のためのレッスン」さんから、堀江貴文氏の「プロ野球買います!――ボクが500億円稼げたワケ」に関するレビューをトラックバックでいただきましたので、皆さんにご紹介したいと思います。ということで、今週の「BLOG of the Week」は、「未来の成功のためのレッスン」さんによる「ファンよ!自ら経営に身銭を投じよ」です。お楽しみください。

[ファンよ!自ら経営に身銭を投じよ]

本書(注:堀江貴文著「プロ野球買います!――ボクが500億円稼げたワケ」)は・・・近鉄買収の時の堀江氏の見解を述べた一冊である。以下はリアルタイムのレビューのため、季節はずれの話題ではあるが、資本主義の視点でレビューしたものである。堀江氏がプロ野球経営がしたかったのか、近鉄に手をさしのべたかったのか、知りたくて、本書を読んだ。答えは明確に記載されていた。

プロ野球経営が事業の悲願だった訳でも、近鉄の大ファンでもなかった。これを聞けば野球ファン、ましてや近鉄ファンは憤りを感じるだろう。けれども、いくらファンが一点の不満があっても、あとは心情としての選択だけだろう。球団業界の意向で合併等のビジネス観点の判断を甘んじて享受するか、便乗して手をあげた反対(革新)派に賛同するかである。

いずれにせよ、これは彼らのビジネスの話であってファンには株主でもない限り経営や野球ビジネスに口をだす権利はない。それでは顧客無視だろうと思うかもしれないが、そうであればその運営企業の野球興行サービスにお金を払わなければいいだけだ。これが真っ当な資本主義の論理。堀江氏は旧態の”谷町”業界に風穴をあけたいのだそうだ。楽天社長も同様の想いだろう。旧態野球業界にもそこに参入する新興企業にも、賛同したくないファンに提案したい。

レビュアーはプロ野球にあまり興味はないが、事業としては、それほど大企業のものほど大きいものでない事がわかった。100億円未満の事業である。全国の野球ファンよ! プロ野球を愛して自らプロ野球の未来を変えたいのならば、身銭をきってたちあがれ。一人10万円ファンドに提供すれば、10万人のファンで100億円の資本が集まる。あとは自分たちで経営者と監督、選手を選べばよい。直接金融でこんな事も可能なのが資本主義の力だ。

PS.本レビューの野球を放送に読みかえれば、レビュアーの主張は理解いただけると思う。資本主義のマネーゲームの嫌いなファン、消費者にはNPOという選択だってある事を伝えておきたい。 

(追伸)サイバーエージェントの藤田社長様、年棒××万円(?)での引き抜きオファーをいただきありがとうございました。「週刊!木村剛」の今後の展開については、神部プロデューサーが取りしきっておりますので、本気になられた際には、年棒××万円(^^;;)の提示とともに、ご連絡いただけますと幸いです(笑)。そう言えば、藤田社長もサッカーファンでしたね。ヴェルティがお好きとか・・・・。

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2005 03 17 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2005.03.10

[BLOG of the Week]月の土地を買ってみませんか?(ホンマカイナ?)

 皆さん、こんにちは。木村剛です。つらつらとトラックバックを眺めておりましたら、ふと面白い商売に出会うことができましたので、本日は、不定期コーナーの「BLOG of the Week」で行きたいと思います。

 筆者は、軽快な文章をモットーとする「オレのアイ」さん。毎回、トラックバックを読むのを楽しみにしている一人です。その「オレのアイ」さんによれば、月の土地が売りに出されているとのこと・・・。買ってどうするんじゃい!という無粋なツッコミは置いておいて、「月の土地まで商売にしてしまうエネルギー」の方に感心したいと思います。ビジネスで成功するには、こういう突き抜けた発想と、鉄面皮のずーずーしさに、たゆまぬ努力が必要なんでしょうねぇ。
 それでは、「オレのアイ」さんの「月の土地買いませんか? 」を是非お楽しみください(「オレのアイ」さんからは、1月21日のブログで転載のご了解をいただいております)。


[月の土地買いませんか?]


↓地球外土地販売を専門にしているルナエンバシージャパンさんのバナーです。


bgt


結構有名なので、知ってる方多いとは思いますが、おもしろい商売です。

こんな変なビジネスを考えるたのはアメリカ合衆国の方なのですが、いやはやなんとも・・・本当の意味でベンチャーって感じです。


日本でも河童捕獲免許ってのをどこかの自治体が売っていたと思うのですが、洒落というかエンターテイメントというか、アイディア一発勝負って感じで好感持てます。


人の影響を受けやすい僕は、彼らをみならってキジムナー(沖縄の妖精みたいなやつ)捕獲許可証でも作ってwebで販売しようかと血迷ったことを考えてしまいました。


でも実際問題、一番初めに手をあげて行動してしまえば元祖ってことで先行利益も得られるし、馬鹿らしい商品でも買ってくれる人がいれば、立派なビジネスですからね。


う~ん、やっぱ「HOW TO ハブ捕獲」ってテキスト企画して売り出したりしますかねぇ。


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2005 03 10 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2005.03.03

[BLOG of the Week]あなたの夢は、私の日常?!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。本日は、私が独断と偏見でお気に入りのトラックバックをご紹介する「BLOG of the Week」で行きたいと思います。本日ご紹介するのは、「ヤースのへんしん」さんによる「夢」です。久しぶりに、じっくりと余韻に浸らせてくれるトラックバックに出会いました。

 そうなんですよね~。人それぞれに違った悩みと夢を持っているんですよね。それが皆同じだなんてことはないわけで、だからこそ人生は面白いのだろうと思います。そういう意味でも、不特定多数の方々の卓見を覗かせていただくことができるブログというツールは最高ですね。
 それでは、「ヤースのへんしん」さんによる「夢」をお楽しみください。

[夢]

ある南の島に、仕事でやってきた商社マンが居た。食事兼用の商談をホテルのレストランで済ませて浜辺をフラフラ歩いていたら、海を見つめてボーッとしている若者に出合った。先ほどのリゾート計画の商談が決まって気分が良い商社マンは、いつに無くその若者に話しかけてみたくなった。
「こんにちわ」
若者は、ビックリしたように振り向いて
「あぁ、こんにちわ」
と返した。
「海を見つめて何かしてるのかぃ?」
商社マンは若者と同じ方向を見ながら聞いた。
「いいや、ただボーッと眺めてるだけだよ。」
焦点の合っていないまま若者が答えた。
「そうなんだ、仕事しなくていいのかい?」
今度は若者の方を見て聞いた。
「あぁ、海や山があるから、毎日食べるものには困らないからね。」
相変わらず海を眺めながら若者が答えた。
「なるほど・・・」
少しの沈黙した時間が二人の間に流れた。

「あなたは何故働いてるのですか?」
今度は若者が商社マンに聞いた。
「何故働いてるのか?・・・かぁ、働かないと生活できないからかな。」
商社マンは空を見上げて答えた。
「へぇ~大変なんだね、でいつまで働くんだい?」
初めて商社マンの方を見て話した。
「そうだなあ、あと20年、60歳くらいまでかな。」
遠い未来を見つめるように答えた。
「ふ~ん、その後はどうするの?」
「う~ん、その頃は年金も僅かだし、贅沢せずに家でゴロゴロしとくしかないなあ。」
足で砂に穴を掘るようにしながら商社マンは答えた。
「そっかぁ、贅沢しないでと言ってるけど、贅沢な夢ってのは持ってるんだろ?」
「あぁ、持ってるよ!!」
商社マンは胸を張って若者に答えた。
「どんな夢なんだい?」
若者は目を輝かせて聞いた。
「うん、60歳を過ぎて、南の島の浜辺で一日中寝転がって居れたら幸せだろうなあ~ってね」
商社マンの口元が緩み頬が紅潮した。
「はぁ?そんなことが夢なのか?」
失望したように若者が聞き返した。
「そうさ、でも俺みたいなサラリーマンには無理だと思うけどね。」
また遠くを見つめるような目になった。

「そんなことないさ・・・、だってあなたの前に居る私はまだ20歳なのに、既に南の島の浜辺で毎日寝転がってるじゃない。」
「・・・・・」 
「・・・・・」
二人は最初と同じく、遠くの海を眺めたまま、潮の音と香りを感じていた。 

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2005 03 03 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2005.02.15

[BLOG of the Week]なぜ愛知県には元気があるのか?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。本日は、不定期コーナーの「BLOG of the Week」をUPしたいと思います。着飾らない物言いで一部で人気急上昇中の「貞子ちゃんの連れ連れ日記」さんによる日本経済の見方をご紹介したいからです。

 トラックバックをいただくたびに、これだけの長文をほとんど毎日のように更新するパワーはスゴイ!と素直に唸ってしまいます。私などは、ブログを毎日のようにUPするのに、ヒーフーハアフウ言いながら続けているのですから・・・。
そういう中で、貞子ちゃんの素直な目線からのコメントに、改めて考えさせられる場合があります。今回の「ふたたびジュピターと『二重らせん』のDNA」というトラックバックもそうでした。皆さんにも一読していただければ・・・と思います。
 それでは、「貞子ちゃんの連れ連れ日記」さんによる「ふたたびジュピターと『二重らせん』のDNA」をお楽しみください。

[ふたたびジュピターと『二重らせん』のDNA]

愛知県内のトヨタ自動車の上層部では、トヨタが1兆円企業に成長する以前から、『組織の硬直化を防ぐ前に違うDNAを取り込む』という危機感がかなり強いという話を 貞ちゃんは、こちらに来てからたびたび耳にします。日本の次の景気回復は、今度こそゆるぎないものであって欲しいと願わざるを得ません。(GDPがただ単純に増加して欲しいっていう意味じゃないです。)・・・

わたしは・・・お金の流れにず~~っと注目して、社会保障やら財政やらマクロ経済やら金融やらを眺めてきましたが・・・・・で、GNPだけ見ていたら、お金がらせん状に渦を巻きながら、ぐるぐる急上昇しっていったり、急に下がっていったり、またらせんを描きながら、上ったり降りたり上ったり降りたりしていたのが、この20年でした。
戦後間もなくまでは、日本経済は、理工系のエンジニアと直接金融の二本のらせん構造で近来まれに見ぬ回復を示した。1980年代頃から使われだした『経済のサービス化現象』ってのは、最初は誰が言い出したのだろうか?・・・今、日本で一番景気の回復が力強いといわれている愛知県では、実は、その言葉をそれほど聴かないのです。そこそこでしかないエンジニアの人々も丁重に扱われているし、十二分かどうかは分からないが、かなりの報酬は受けている。若い工員さんとかの世代は、どんどん郊外の新興の高級な住宅街へ新居を購入している。しかも、地道で折り目正しい。

21世紀の日本経済の回復のためには、愛知県のみならず日本全体で、もう一回『理工系のエンジニアへの十二分な報酬』ってものを、日本経済のらせん構造の中にもう一度取り戻す必要があるのではないか。日本経済のDNAをもう一度二重構造にすることが、日本の持続可能性を取り戻すための必須条件であるような気がしてならない貞ちゃんであった。
日本経済がどん底の4年前に初めて名古屋に来た時、名古屋はすこぶる活気があり 貞ちゃんは驚かされました。当時、平日の昼間のデパートは、田園都市線でも千代田線沿線でも、デパ地下以外のフロアは閑散としていましたが、名古屋市内のデパートは、けっこう大勢の買い物客でにぎわっていました! しかも、高齢者のみならず、首都圏では一番可処分所得が少ないといわれている40歳以上の中高年の買い物客で 名古屋のデパートはけっこう賑わっていました。高級ブランド店も活気がありました!
貞ちゃんが次に大変驚いたのは、街を歩く人々の表情が、東京近郊より(千葉とか神奈川です)ず~~~っと比較にならないほど明るかったことです。特に、名古屋の浅草と呼ばれる『大須』の商店街の喫茶店とかレストランとかで見る高校生や大学生の表情が生き生きしているのには驚きました!(『あぁ中産階級が疲弊しなかったんだな・・・バブルの爪跡が軽くてすんだんだなぁ~~』って、貞ちゃん、お腹の底で実感することが今でもたびたびあります。)それは豊田市や豊田市の近郊へ行っても同様です。東海地方は、外部の人には愚直なまでにアピール下手ではあります。が、『浮利に浮かれず、物づくりにこだわり続ける』伝統の息付いている町なのです。

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2005.02.04

[BLOG of the Week]堅い肉は小さく切っても堅い

 皆さん、こんにちは。木村剛です。本日は、不定期コーナーの「BLOG of the Week」で行きたいと思います。1月28日の「朝まで生テレビ」でも教育が取り上げられていましたが、ゆとり教育の功罪については、多くの方が一家言を持っていらっしゃるようです。

 ただ、どのような問題でもそうなんですが、現場の声というのは一番重要なんだろうと思います。周囲から見ていると、岡目八目的な良いところもあるのですが、どうしても無責任な評論家のような見方になってしまいがちだからです。
 そこで、教育論について現場から発言していらっしゃる「新へなちょこ教頭のハラハラドキドキ学校改善物語」さんのブログをご紹介したいと思います。現場ならではの視点をご鑑賞いただきたいと思います。それでは、「新へなちょこ教頭のハラハラドキドキ学校改善物語」さんの「堅い肉は小さく切っても堅い」をお楽しみ下さい。

[堅い肉は小さく切っても堅い]

学力論議が盛んである。特に国際比較で相対的にペーパー学力が低下してきたことが、論議に火をつけた。現場経験がないのに、見てきたようなことを言う、評論家や大学の教員がいる。もっと、現場感覚を大事にしてもらいたい。現場の生の声を届けたい。これは、ブログを始めた理由のひとつである。

ある講演会で、「一斉授業の復権」を主張される講師がいたと聞いた。私もその考えに基本的に賛成である。今まで、学力向上をわり算で考えてきたように思う。複数指導(T・T)、少人数分割授業など、その典型ではないだろうか。教師一人あたりの子どもの人数を減らすことで、学力向上に努めてきた。このことが何も成果を生まなかったとは思わない。

しかし、私の尊敬するマット校長が言われていたように「堅い肉は小さく切っても堅い」ということだ。確かに小さくしたことで、食べやすくなったが、それだけでは、肉の堅さは変わらない。

必要なのは、調理法だ。堅い肉を柔らかくする技能がいる。これが、教師の授業技術だ。中には、段級制度を導入している自主研究団体もある。授業技能の向上の秘訣は、勉強が分からなくて困っている子どもの気持ちを思いやること。これにつきるのではないだろうか。学校の教師になる方の多くは、小学校で勉強が分からなくて苦労したという経験をしていなのではないだろうか。

中学校の恩師にそのことを指摘されたことがある。思いやる気持ちがないと、血の通った指導にならない。分からない授業に耐えて聞き続ける苦労は、想像を絶する。分からない子ども、しんどい思いをしている子どもの気持ちを思いやることが大切だ。この子ども達は、なかなか真実の声を表現できにくい。だから、教師の思いやる気持ちが必要になる。その気持ちが分かれば、授業技能を高めるしかない。教師の授業技能まで及ばない学力向上の対策は、砂上の楼閣に等しい。


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2005.01.26

[BLOG of the Week]やっぱ、NPBのコミッショナーは古田でしょ!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「BLOG of the Week」のルールを改訂いたしましたところ、それにご賛同していただける方々も少なからずいらっしゃるようなので、しばらくは不定期になるとは思いますが、時折思い出したように「BLOG of the Week」を再開してみようと思っています。

 なお、1月19日のゴーログ「BLOG of the Weekの再開に向けて」で書かせていただいたように、今後「BLOG of the Week」に掲載するブログは、事前に転載を承諾された方に限りますので、何らかの方法(コレとか、コレとか、コレとか)でその旨を明示していただけると幸いです。
 さて、再開第1号の「BLOG of the Week」(第35回)は、「at most countable」さんの「根来コミッショナーの公認を推薦しようキャンペーン!」です。私が最も信頼しているスポーツジャーナリストの二宮清純氏も、NPBの根来コミッショナーの居直り振りには怒髪天を突いて怒っておりましたので、「at most countable」さんからいただいたワクワクするこのご提案については直接お伝えしてみようと思います。彼が組織した「日本プロスポーツ選手ネットワーク(Japan Professional Athletes Network : 略称JAPAN)」が大々的な全国キャンペーンを始めてしまうかもしれません。
 それでは、「at most countable」さんの「根来コミッショナーの後任を推薦しようキャンペーン!」をお楽しみ下さい。

[根来コミッショナーの後任を推薦しようキャンペーン!]

習慣ベースボールさんでスゴい記事を見つけてしまいました。
・根来コミッショナー任期満了「ない」 
これはつまり、「根来コミッショナーが留任しているのは、あくまで後任が決まってないからであり、後任さえ決まれば速やかに交代する」って事な訳ですよね?

だったら、速やかに後任を決めて頂きましょう!

なんで、プロ野球ファンみんなで、コミッショナーに相応しい人を、どんどん推薦しましょう。「後任を探しているけど見つからない」と言っている訳ですから、代わりに探してあげるのです。「見つからない」なんて言わせないように!

そして、これを、プロ野球ファンの新たな「世論」にしていく、ってのは、どうでしょう?多くのファンが、より相応しい後任コミッショナーに注目し、期待しているって事を、そして、その候補として、多くの「この人なら良いだろう」という人が挙っている、という事、これが「世論」として広まったなら、オーナーの方々も、無視できないと思うんです。また、中にはご自身で立候補する人だって出てくるでしょう。そうなると、ますます「どうして辞めたがってる/やる気の無い根来氏をその人より選んでいるのか?」って事に、なりませんか?(でも、相応しくないって思う人なら、頑張ってブーイングしないとイケナイですけどね。) 

去年、プロ野球の問題について、ある程度、真剣に考えた方なら、根来氏が「コミッショナーとして相応しくない」って事は、充分に納得して頂けると思うんです。なので、それに賛成して頂ける方は、どうか、この「根来コミッショナーの後任を推薦しようキャンペーン!」に参加して頂けませんか? いえ、難しい事ではないんですよ、あなたが「後任コミッショナーとして相応しいと思う人」を、オーナーや各メディアなどに推薦して回るって事を、大々的にしていくってだけです。どうでしょう? 

ちなみに、この件について、「grounder」さんは、スワローズの古田敦也選手に関して、「オフの間もニュース的に話題にたえなかった様ですが、『引退説』『監督説』『プレイングマネージャー説』などがあったと思います。以前、当weblogでも書いたのですが、そんなことより、コミッショナーになって欲しいものです。もちろん NPBの」と書き込んでいますが、私も大賛成ですね。

2005 01 26 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2004.12.25

[BLOG of the Week] 「ゆとり教育」の現場を探訪する

 皆さん、こんにちは。木村剛です。毎週土曜日は、トラックバックしていただいた方々を中心に、私が独断と偏見でお気に入りのブログを毎週一つ選んでご紹介する「BLOG of the Week」の日です。第34回「BLOG of the Week」において私が選んだのは、「coco color」さんの「忘年会参加に気乗りしない理由」です。

 このところ「週刊!木村剛」では、「ゆとり教育」を巡る議論が活発化しておりますが、「coco color」さんの叙述は、教育学部で友人に教員の方が多いせいか、臨場感にあふれていて説得力が段違いでした。それでは、「coco color」さんの「忘年会参加に気乗りしない理由」をお楽しみ下さい。

「忘年会参加に気乗りしない理由」 

大学時代の友人から忘年会に誘われたのですが、イマイチ気乗りがせず。教育学部で少人数クラス。殆どが教員となり、民間企業に就職したのは私含めほんの数人。・・・当然 集まれば殆どが学校の話題となり、公立小学校・公立中学校・私立中学校・私立高校の教員をしている友達が、最近の教育現場・PTAなどについて、カンカンガクガク言いたい放題(?)・議論を繰り広げるわけです。・・・

「ゆとり教育」については否定的な意見が多かったです。円周率を「3」としか教えない(我々は3.14と教わりました)。台形の面積の出し方を教えない。小学5年で教えていた漢字を中学1年で教えることに変更などなど 聞けば聞くほど驚きの連続。そんな中でも「ゆとり教育はすぐに破たんする」と強く信じて、任意で台形の面積の出し方や円周率をしっかり教えているという友人もいました。私も個人的には子供達のことを考えれば、その方が先々良さそうだと思うし、もしも自分が親だったら、そういう教員が担任であれば、公立小学校でも安心して子供を任せられそうに感じました。

一方で、ゆとり教育のおかげで(?)二期制になり、通知表を2回しかつけなくてよくなり、秋休みまで取れるようになったと話す公立小学校の教員も。・・・その口ぶりを聞いていたら、普通の企業に勤める私などは、「良い給料もらっておきながら、春夏秋冬 休むわけ?!」「雑用が多い職なのは確かでも、児童数減ってるでしょ?!」 とかなり疑問かつ憤りに近い感覚をもつわけですが。多勢に無勢、もちろん心の中で叫ぶ。・・・

「ゆとりの時間」に取り組む課題を用意するのが大変という意見もありました。毎回福祉施設を訪ねるわけにもいかないし、学校側から創意工夫を求められる。また、英語を教えたり、パソコンを教えたり、近い将来 夏休みが少し短くなるという話もあるようで、現場も変化の連続で何かと大変そうではあります。ゆとり教育は誰にも「ゆとり」を生み出すことなく、単なるお偉い方の‘画期的?’な思いつきでしか無かったかもしれないと思えてくるのです。

(追伸)著作権の観点から「BLOG of the Week」に関して、否定的なご意見をお持ちの方もいらっしゃるようですが、著作権とは、基本的に著作物を不当に利用した第三者に対して、著者が主張する権利でありまして、著者を含めて著作権に関して一定の合意があるときに、関係のない第三者が「こうあるべきだ」と主張されることに若干のとまどいを感じております。
 「トラックバックの留意点」において明記しておりますように、「週刊!木村剛」におきましては、「TB文の転載:原典を明示した上でリンクすれば可。ただし、トラックバックにより、その事実を著者に通知する。著者が転載を拒否する場合には可及的速やかにリンクのみの扱いとするか、全面削除する」という取扱いにしておりますが、これまでのところ、「著者が転載を拒否する場合」には全く遭遇しておりません。
 ただし、「著者が転載を拒否する場合」が頻繁に起きるようであれば、この「BLOG of the Week」のコンセプト自体が誤っていたものとして、このコーナー自体を終了させたいと私自身は考えております。皆さまの忌憚ないご意見をいただければ幸いです。
 なお、ドンキホーテの安田隆夫社長のコメントを全文掲載した際には、同社の広報に仁義を切った上で行っておりますので、誤解なきようお願いいたします(「McDMaster」さん、どうぞドンキホーテの広報もしくは安田隆夫社長にご確認いただきまして、その事実を公表してくださいますようお願い申し上げます)。

2004 12 25 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2004.12.18

懲りない人たちは本当に知恵がよく働きます

 皆さん、こんにちは。木村剛です。毎週土曜日は、トラックバックしていただいた方々を中心に、私が独断と偏見でお気に入りのブログを一つ選んでご紹介する「BLOG of the Week」の日です。第33回「BLOG of the Week」において私が選んだのは、「大西 宏のマーケティング・エッセンス」の「懲りない人たち - たかりのDNAが絶えない」です。

 じつは、「大西宏のマーケッティング・エッセンス」はいつも勉強になるので、じっくりと読み込んでおりまして、いつもいつも「BLOG of the Week」に選ぼうと思いながら、「いつでも選べる内容だから後にしておこう」ということで後手後手に回っておりました。
 事実に裏打ちされた手堅い評論を旨とされており、そのスタンスには、私も教えられることが多いと感じています。王道を行くブログと言ってもよいでしょう。それでは、「大西宏のマーケティング・エッセンス」の「懲りない人たち - たかりのDNAが絶えない」をお楽しみください。

[懲りない人たち - たかりのDNAが絶えない]

道路公団ですが、読売新聞の記事によれば、「天下り、政府方針“逆用”で代表取締役3倍増」となったそうです。懲りない人びとですが、別に政府方針に逆らったわけではありません。政府方針は天下り社長総退陣でした。扇さんと国土交通省が決めたことです。だから、蓋を開けてみると「日本道路公団からファミリー企業への『天下り社長』は、この2年間に60人から17人に減ったものの、社長以外の『天下り代表取締役』が17人から51人と3倍に増え」、社長より給与の高い取締役もいるということになりました。

ほんとうに知恵がよく働きます。決められたことの範囲のなかで創意工夫する能力はさすがに官僚です。きっとご本人たちは決められたようにやっているのだから問題はないと信じ、わびることなくやっているのだと思います。しかし、普通、世間ではそれを「悪知恵」といい、「国民への背信行為」といいます。・・・

問題ははっきりしています。なにを目指して働いているのか、なにが仕事であり、なにが評価され、なにが正しいことなのかという考え方が普通の人たちとは違うということです。・・・税金を使う人たちは、生産性や行ったことの結果を評価するしくみがありません。責任は、それを決めた政府であり、また政治家ですから、どのような結果がでようが、自分たちの問題ではありません。無駄な公共事業も財政破綻も、実際に使った自分たちのせいではなく、それを決めた政府や政治家が悪いと考えているはずです。シナリオを描いたのが自分たちでも、決めたのは政治家だから政治家が悪い、きっとそう考えているのです。・・・

こういった考え方や仕事のしかたを根本から変えていくには根本から制度を変えるしかないと思います。監視であり評価のしくみをつくることだと思います。それとアウトソーシングを大胆に進め、競争するしくみをつくることだと思います。世の中に完璧なしくみというのはありませんが、組織は揺さぶらないと古い殻から抜け出せないし、活性化もしません。しかし、根本から制度をかえようとすると、都合の悪い政治家もでてきます。やはり政権交代で利権を引っぱがしていかないとだめなんでしょうか。

2004 12 18 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2004.12.11

[BLOG of the Week] 学校では教えてくれないこと

 皆さん、こんにちは。木村剛です。毎週土曜日は、トラックバックしていただいた方々を中心に、私が独断と偏見でお気に入りのブログを一つ選んでご紹介する「BLOG of the Week」の日です。第32回「BLOG of the Week」において私が選んだのは、「えみっちぃの見る風景」さんによる「学校では教えてくれないこと」です。本当にうまくいくかどうかはともかく、試してみる価値はあると思いますね。机上の空論より実践が大事だと私も思います。それでは、「えみっちぃの見る風景」さんのアイデアをお読みください。

[学校では教えてくれないこと]

学校では、社会の仕組や国会の仕組、日本国憲法や経済の成り立ちは社会や公民、大学や専門学校に行けば法律学や経済学でそう言ったことは教えている。でもそれらは、一般知識であって、実践的ではない。

そんなねー、議員の数とか任期をテストに出す位だったらさ、クラス単位で仮想株取引とか。学年関係無く学校の中で何社か会社を設立して。(当然、仮想ですが)で、どういう風にしたら会社が運営できるかを学習する。そちらの方がよっぽど建設的じゃないだろうか。

例えば、後者の学習をする場合。年度の初めに高学年から会社を運営する生徒を何人か決める。(社長・役員の決定。)会社の事業を決める。事業は複数候補に挙げておく。

当然やりたいことは他社と重なるので、重なったら入札方式を取る。少し通常の会社間の入札とは異なるが、クライアント(学校側)が提示する要望に対して自分達の会社はどうできるかという資料を期日までに提出。で、結果が出たら、依頼をする。

「学校の花壇の整備は○川さんの経営する会社に委託」とか「校内放送を運営するのは△山さんの会社に委託」とか。その選考から漏れた会社は他の事業をするために再度、資料を学校側に提出。

その後、仮想の入社テスト。この場合は、面接をして採用を決める。対象は3年生以上でしょうか。当然、先生もその会社の入社テストを受ける。(先生は会社顧問という形で採用)これを4月中に行う。

5月から実際に運営をしていく。週に1回はミーティング。月に1回は学校側と各社の社長と会社顧問が集まって自分達の事業状態や今後の展望、他社への要望や学校側の要望を話し合う。…給食でも突付きながら。

で、9月か10月に各社の事業報告を行う。他の生徒も当然集まるので、そこで実際の要望を聞いたりする。(ここで経営陣の退陣要求も可能。)必要とあれば、その場でヘッドハンティングもあり。当然、リストラもあり。交換トレードだってある。

2月にも同様の報告会を開く。そこでは、一年間、事業内容に対してどのように取り組んだかを学校側や生徒たちが評価する。で、その評価が会社を経営する授業での評価。

通常の授業と並行しながらこういう授業をしてみてはどうでしょう? 会社経営の授業は休みである土曜日や放課後、休み時間を利用して行うような感じで。

…なんてスリリングなんだ。。。1年間のみの会社経営だから、途中で経営不振に陥って倒産ってこともありえる。倒産したら、他の会社に中途採用をしてもらって。

ちなみに学校内での会社経営。取引されるのは仮想の金銭。実際の金銭だと問題になっちゃうでしょ。学校の中の社長会の運営や法案の立案、学校内紙幣を発行するのは、校長&生徒会です。で、会社経営に関る税金も仮想金銭で。んで、納める所は生徒会。
で、今の日本の税制をそのまま取り入れるような形で。そうすれば、税金の勉強も会社運営の勉強も両方とも勉強できるんじゃないでしょうか。

2004 12 11 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2004.12.04

[BLOG of the Week] 「松本サリン事件」の教訓

 皆さん、こんにちは。木村剛です。毎週土曜日は、トラックバックしていただいた方々を中心に、私が独断と偏見でお気に入りのブログを選んでご紹介する「BLOG of the Week」の日です。第31回「BLOG of the Week」において私が選んだのは、「Espresso Diary」さんが書いた「私たちにとっての『松本サリン事件』。」です。

 一言で申し上げれば、「心を打たれました」ということに尽きます。私に対しても、配慮の行き届いた厳しい苦言を呈していただいています。あまりにも心を打たれたので、申し訳なくて一部削除などできませんでした。ということで、全文掲載の扱いにさせていただきたいと思います(「Espresso Diary」さん、問題があればご一報ください)。
 なかなか文章の癖というものは、一朝一夕に直るものではありませんが、「善悪の対立の構図を描きがちなところは残念にも思うし、また危惧もしてしまうのです。人もメディアも、そんなに単純なものではない。それが、あの事件の教訓だと思います」という「Espresso Diary」さんからの苦言を胸に秘めて、これからも精進していきたいと思います。  それでは、「Espresso Diary」さんが書いた「私たちにとっての『松本サリン事件』。」をじっくりと噛み締めながら読んでいただければ幸いです。

「私たちにとっての『松本サリン事件』。」

松本サリン事件は、「マスコミは、おかしい」などという単純な話ではありません。それは、熊井啓さんが監督した『日本の黒い夏』を観れば解る。映画では、河野義行さんを疑う松本の人々の姿が、生々しく描かれています。あれは、松本市民にとっては恥ずかしい場面ともいえる。にも関わらず、そのロケや上映会には多くの市民が協力し、今日に至るもメディア・リテラシーをめぐる勉強会などが続いています。それは、あの事件がマスコミに振り回されがちな私たちの心を見つめさせる事件だからだと思います。

松本美須々ヶ丘高校の放送部が製作した『テレビは何を伝えたか』も、同じです。私は、高校生たちがプロのマスコミ人を追及した作品ではないと考えています。どうして私たちは、間違えてしまったのか?善と悪とを単純に割り切ることの怖さ。私たちの心に大きな影響を与える報道が、どういう仕組みになっているのか。それを、静かに考えさせる作品だと思う。あれだけのことがありながら、河野さんは容疑者たちを罵ったりはしない。どうして、こんなことになってしまったのか? よく考えて欲しい。いつも、そういう発言をしています。

事件の現場は、私が小学校の頃に遊びまわっていた場所です。あの奇妙な夏のことが街で話題に出ることは、ほとんどありません。だけど、みんな忘れたわけじゃない。それは、河野さんや弁護を担当した永田恒春さんたちの集まりに行くとよく解る。報道に自分たちはどう動かされたのか?自分たちも間違えたじゃないか。本当に怖いのは、マスコミではなく、表面的なイメージで善悪を割り切ろうとする私たちの心なのではないか?少なくとも私は、そう考えています。

だから私には、木村剛さんが描きがちな「良識派vs問題あるマスコミ」のような構図が、あまりにも単純すぎるように見えてしまう。人を善と悪とに分けてしまいがちな見方こそが、いかにも二項対立に陥りがちなマス・メディア的な見方だとは言えないだろうか。そう感じてしまうのです。

長野県では、いま田中知事に対する批判や疑問が強まっています。地元の問題を先送りしながら、東京のマスコミの方ばかりを意識しているのではないか?という疑念の声です。当然のことながら、知事選で田中さんを推した私や永田弁護士にも声が寄せられる。「お前たちにも責任があるんだぞ」。11月の27日に『これでいいのか!?田中康夫県政』という集会を企画しているのは、「いま一度よく考えてみよう」という場を設けるためでもあります。知事選では、メディア戦略がズバリ的中しました。しかし、「守旧派vs改革派」という善悪の単純な構図を描いていったという点では、私たち、いや少なくとも私には責任の一端があるのです。それで、いまは集会の事務局に入っているという次第です。私は、松本サリン事件のときのマスコミと似たような誤りを犯してしまったのかもしれない・・・。

「新聞記者が文章を書く時期というのは、意外と短いんだ」。私が若い頃にお世話になった毎日新聞の人事部長さんは、そう語っていました。駆け出しの記者は、だいたいが地方の支局で「サツまわり」。20代の後半になると地方面の特集記事などを書く。よく「進む中心市街地の空洞化」とか「きしむ合併合併」という連載が地方面に載りますが、あれですね。で、30歳前後で東京や大阪の本社に転勤になって、30代の後半になるとデスクという立場が待っている。新聞社も大きな組織ですから、支局長など管理職としてのコースがあるわけです。すると、実質的に第一線の記者として文章を書く時期というのは、10年くらいの人が多い。そういうお話でした。

この数年間、私が長野県のマスコミの方々とお会いしてきて感じるのは、基本的に新聞社の人事は、20年前とあまり変わっていないんじゃないか? ということです。ですから、幾人かの新聞記者がブログで表現を試みているのは、確かにマスコミの在り方に対する疑問という動機もあるんでしょうが、より自由な自分らしい表現の場を求めてらっしゃるという背景もあるんじゃないか? 私は、そう推測しています。

まあ、信州の山の中にいる私などは小さな「家内工業」の人間ですが、木村剛さんはマスコミ界に名前が轟いている人です。ブログをめぐる新たな試みに期待されている方も多いと思う。私には木村さんが改革にかけてきた意欲も解るし、著作も何冊か買って読んできました。それゆえに善悪の対立の構図を描きがちなところは残念にも思うし、また危惧もしてしまうのです。人もメディアも、そんなに単純なものではない。それが、あの事件の教訓だと思います。

2004 12 04 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2004.11.27

[BLOG of the Week] その時、浦和は日本じゃなかった!?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。毎週土曜日は、トラックバックしていただいた方々を中心に、私が独断と偏見でお気に入りのブログを毎週一つ選んでご紹介する「BLOG of the Week」の日です。第30回「BLOG of the Week」において私が選んだのは、「ネタフル」さんの「その時、浦和は」です。

 本当に、今期の浦和レッズのサッカーは見ていて面白かった。エメルソンに、田中達也や永井が絡むフォワードの迫力は最高でした。規律重視のオフト前監督に「攻め上がるな」と押さえつけられていただけに、それが解放されて自由奔放でダイナミックなサッカーになったんだと思います。わがFC東京は、ナビスコカップを制しておりますから、いずれ雌雄を決するときがくるのでしょうが、とりあえずは、「浦和レッズおめでとう!」と申し上げたいと思います。
 一時期は、「Jリーグのお荷物」と蔑まれ、2部落ちも経験した浦和レッズだけに、サポーターの方々の喜びもひとしおだったに違いありません。だって、優勝したときのドンちゃん騒ぎ、みましたか。阪神優勝のときの大阪・道頓堀界隈もなかなかでしたが、レッズ優勝のときの浦和と来たら、・・・これは日本じゃない!という荒れ模様でした。
 ということで、どれほど「そのとき浦和が日本じゃなかったか」を写真でお知らせしてくれる「ネタフル」さんの「その時、浦和は」を是非お楽しみください。本当は全部そのまま掲載したいと思ったのですが、全10枚のうちから3枚だけ掲載させていただきました(「ネタフル」さん、それでも問題があればお知らせください)。皆さまには、是非、「ネタフル」さんのブログを直接訪ねていただいて、10枚全部をじっくりと鑑賞し、浦和の異国情緒を堪能していただきたいと思います。

「その時、浦和は」

浦和レッズが優勝した11月20日、凱歌が響き渡った浦和。レッズサポーターが集う力(りき)の周辺は日本とは思えない雰囲気に。ビールのシャワー、爆竹、そして発煙筒。街のあちらこちらでフラッグやゲート旗をふりかざしながら行進するサポーターに、何度も出会う。12年分の思いを携え、コールしながらパレードが続く。


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2004 11 27 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2004.11.20

[BLOG of the Week] 国家公務員っていいなあ・・・

 皆さん、こんにちは。木村剛です。毎週土曜日は、トラックバックしていただいた方々を中心に、私が独断と偏見でお気に入りのブログを毎週一つ選んでご紹介する「BLOG of the Week」の日です。第29回「BLOG of the Week」において私が選んだのは、「いい国作ろう!『怒りのぶろぐ』」による「国家公務員共済の謎3」です。
11月18日に「「公的年金を考える超党派ネットワーク」公開大討論会による公開討論会を開催し、かなり盛り上がった討論が展開されたのですが、その中でも、論争のひとつの焦点となったのが、国家公務員の「共済組合」だったのです。その感想を一言で言うと「国家公務員っていいなあ」ということ。サラリーマンなんかより、ずっと恵まれた年金生活をエンジョイできるみたいなんです。

 その謎にメスを入れようとしている労作「いい国作ろう!『怒りのぶろぐ』」による「国家公務員共済の謎3」を、是非、お楽しみください。
 

[国家公務員共済の謎3] 


国家公務員共済組合連合会の謎は深まるばかりです。でも、誰も教えてくれません。本当のところはどうなのか?


この団体がどれ程凄いかもう少し説明しましょう。まず総資産約8兆6978億8千万円、負債は僅か41億2千万円で、負債比率はたった0.05%の超優良団体です。しかも15年度の運用収益は約2280億5千万円で、日本企業の同年度の経常利益トップ10に相当します。日産自動車の連結総資産が約7兆8600億円、利益が約2281億円ですから、同じ収益レベルなのです。総資産ではトヨタ自動車が単体で約8兆8170億円とほぼ同じくらいです。どの位すごい団体かおわかりいただけましたか?


ところが、この団体は単独での存続はなくなりました。今後地方公務員共済と統合されることになったようです。国庫から毎年一兆円以上もの資金を投入し、利益も日産自動車なみにあげている団体が何故存続をやめるのか?


それは共済を構成する組合員の数にヒントがあると思います。長期組合員数(要するに将来年金受給権者になってゆく人達、今安定して掛金を払う人ってことかな?)が昨年度より1万人少ない109万2千人に対して、年金受給権者数は昨年度より2万7千人多い93万3千人なのです。この時点で年金貰う人1人に対して年金掛金払う人が1.17人しかいないんですね。この傾向は今後も続き、たぶん数年で逆転してしまうのでしょう。いわゆる団塊世代がどんどん退職するし、受給者数は増えてゆくわけですから。


国庫から散々金を引っ張った挙句、受給者を支えられないと見るや統合に切り替える、という寸法です。そんなに大変な財政事情なら給付金額を下げればいいんじゃないの?元来多くもらってるんだから。今まで小賢しい小細工して貯めた裏金あるんだし、自分達で支えあえばいいんじゃないの?って言いたくなるよね。マジで。まあ、天下りとかでガッポリ退職金とか稼ぐのは一握りの人で、多くの末端の人達が高給取りの年金までは支えきれないのが実情なのかもしれないけど。


ちなみにこの共済の役員たちは全員官僚出身者で、これもうまい汁の吸い方とか決まってるんだろうかね、内情はしらないけど。組合員の掛金もだけど、国庫から入った国民のお金が、こうした役員の年俸1千数百万とかに化けちまって、稼がれてしまうんですよ、末端のみなさん。退職金もね!やっぱり理事長職は持ち回りとかなのかな?「次はおたくの局長クラスで・・・」なんてね。

2004 11 20 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2004.11.13

[BLOG of the Week] 年間36億円の広告はペイするのか?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。毎週土曜日は、トラックバックしていただいた方々を中心に、私が独断と偏見でお気に入りのブログを毎週一つ選んでご紹介する「BLOG of the Week」の日です。第28回「BLOG of the Week」において私が選んだのは、「現役CMプランナーの辛口!広告批評」さんの「楽天イーグルスの広告効果を計算するぜ!」の前編及び後編です。

 「現役CMプランナーの辛口!広告批評」さんはなかなかにシビアな論評をされていますが、私自身は、三木谷社長の経営手腕は極めて手堅いことを存じ上げておりますので、きっと周到で綿密な彼なりの計算があるに違いないと睨んでいます。その意味では、ロジックはともかくとして、結論は、「現役CMプランナーの辛口!広告批評」さんと同様、「何はともあれ、今後の楽天に期待です」ということになりましょうか。
 それでは、「現役CMプランナーの辛口!広告批評」さんの「楽天イーグルスの広告効果を計算するぜ!」の前編及び後編をお楽しみください。

楽天イーグルスの広告効果を計算するぜ!(前編)

そもそも、球団運営費にはアバウトでいくらくらいかかるのでしょうか?・・・初期投資に70~80億。運転資金に20~30億。三木谷社長の算出です。こちらもすごいアバウトな計算してますね。(笑 「07年までの赤字は広告宣伝費で負担する」とありますね。ということは3年間で赤字分以上の広告費が見込めると、社長は読んでいるのでしょう。ふふふ。果たして、そううまくいくかな?(悪魔的微笑)すべて合計すると、3年分の投資は多く見て、80億+30億×3年=170億円(!)となります。

では赤字はどれくらいでるのか?向こうの予想収益を見てみましょう。放映権費10億円。インターネット中継は月290円で1万5千軒(年間5000万円)。(多分看板などの)広告収入は11億5千万円。メーンスポンサー収入は6億円。地域からのスポンサー収入(?)で100万円×60社(6000万円)合計しますと、20億6千万円です。3年分では61億8千万円。

ということで、3年分の注目の赤字額は!? ジャカジャン!
▲ 108億2千万円
1年にすると36億円分です!ちゃんと楽天は広告効果でペイできるのでしょうか?他人事ながら心配になってきました。・・・
楽天イーグルスの広告効果を計算するぜ!(後編)

広告宣伝費といっても、例えばスポーツニュースで楽天の新しいサービスを長々と告知してくれる訳ではありません。あくまで広告されるのは「楽天イーグルス 対 西武ライオンズの今日の結果は・・・」みたいな名前の露出効果に他ならない。ですから、通常の広告よりも情報量として効果を引かないとフェアではありません。

ではどれくらい引くのがフェアか?そして一体いくらの広告効果があるのか?最大の広告効果が見込めるTVから見てみましょう。

最も露出効果が大きいTV。通常全国で15秒スポットを出稿する場合、視聴率1%分を出稿するに必要な費用は15万円~20万円(出稿局や時勢によって大きく変化)です。しかし、パブの場合あくまで露出は名前だけになります。「らくてんいーぐるす」と呼ぶのに大体2秒というところでしょうか?そうすると効果は、2秒÷15秒で「7分の1」というところです。つまり視聴率1%分の料金換算は大きく見ても20万円÷7で3万円といったところです。

それでは、「どれくらいの頻度でニュースやスポーツ番組が露出してくれるか?」を考えます。これについては正直、相当適当です。(笑 ここでは「シーズン中は3回」「シーズンオフは1回」と仮定します。具体的にシーズン中は、朝の情報番組+夕方のニュース+深夜ニュースで計3回。シーズンオフはいずれかのニュース枠で1回です。シーズンは大体3月末から10月初旬の6ヶ月強です。そこで3回だから180日×3の540回程度の露出があります。一方、シーズンオフは1日1回だから180回程度。合計すると年に720回。これが、NHKとキー局5系列で流れます。つまり720×6で4320回。相当な数です。ニュース枠1回の平均視聴率を仮に8%(サービスでちょっと高め)としますと、4320×8%=34560%の露出効果です。これで金額換算できます。はぁ~、疲れた。(笑

3万円×34560%=10億3600万円! 

これが年間で楽天がうけるTVでのパブ効果です。すごい額です!・・・ん?でも確か赤字は年間で36億円だったはずです。最大の露出効果があるTVで3分の1以下?正直足りないです。・・・TVの次に効果の大きい媒体である新聞でも、TVの10億以上ということはないでしょう。到達率や回数(新聞は朝刊と夕刊の2回のチャンスしかない)から鑑みても、多分5~6億程度と思われます。ラジオや雑誌に関してはTVと比べたら雀の涙程度です。ネットでの露出効果も現在では雑誌と同程度くらいです。人口の半分以上を占める40才以上には、まだまだ浸透度がイマイチですから。 

 結論として、楽天イーグルスの赤字分は宣伝費ではペイしないと言っていいと思います。・・・単純に「広告宣伝費で負担する」なんて言うのはやはり甘いです。「それなら普通に広告せい!」私ならそう思ってしまいます。何はともあれ、今後の楽天に期待です。

2004 11 13 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2004.11.06

[BLOG of the Week] ブロガーは裏読みで筆者を越える!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。昨日の「ネットは新聞を殺すのかblog」さんに続いて、「ブロガー新聞」の一日編集長をしたい方を募集しています。是非トラックバックをお寄せください。
 さて、毎週土曜日は、トラックバックしていただいた方々を中心に、私が独断と偏見でお気に入りのブログを毎週一つ選んでご紹介する「BLOG of the Week」の日です。第27回「BLOG of the Week」において私が選んだのは、「貞子ちゃんの連れ連れ日記」さんの「既存の金融機関って変身するのは難しいと思う②」です。

 ブログの魅力のひとつは、自分の主張を公にさらしてみたときに、自分では想定していなかった鋭い分析や裏読みが為されたりするということにあると思います。10月29日のゴーログ「『金融重点プログラム』はどうなる?」は、それほど深く考えて書いていたわけではなかったのですが(^^;)、「貞子ちゃんの連れ連れ日記」さんの「既存の金融機関って変身するのは難しいと思う②」を読んで、「なるほど、そういう読み方もあるのか~」と逆に感心してしまいました。
オリジナルの筆者を超える解説者が出てくる・・・これもブログ文化のダイナミズムなのかもしれません。それでは、「貞子ちゃんの連れ連れ日記」さんの「既存の金融機関って変身するのは難しいと思う②」をお楽しみください。

「既存の金融機関って変身するのは難しいと思う②」

「骨太2004」によれば、金融庁としては、年内に「金融重点強化プログラム」を策定し・・・・その際の5つの柱は、①強固で活力ある金融システムの構築、②金融機関の自主的・持続的な取組による経営強化、③地域活性化・中小企業再生に貢献する地域金融や中小企業金融の構築、④利用者のニーズに対応した多様で高度な金融サービスの提供、⑤金融実態に対応した取引ルール等の整備とその下での利用者の安心の確保、とされています。

あーた これって言い換えると いまの金融機関って欠点を挙げると・・・
①軟弱で活力がない
②自主性が足りなくって 持続性もない
③地域にも中小企業にも貢献していない
④利用者のニーズに応えてなくって 商品も多様性がない。
⑤実態(現実)に即した取引ルールでないルールで商売してるので 利用者は不安である。
って ことだったのかぁああああああああ♪(号泣)

こんな致命的な欠点があるのに よく存続してられるのねぇ~~~~。
普通の会社だったら 倒産するじょ~~~~~。

裏返しにして 易しいな言葉に置き換えて見てみたら 難しい話も すごーーーっくよく理解できたのら~~~。
そういうことだったのかぁ~~~! 
言われて見たら なるほど~~って納得した。 

(追伸)11月8日に金融問題に対する提言を行なっているNPO「金融イノベーション会議」のシンポジウムがあります。私は司会兼第二部の「金融庁の政策評価を評価する」というテーマのパネルディスカッションのコーディネーターを務めます。詳しくはこちらをご覧ください。

2004 11 06 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2004.10.30

[BLOG of the Week] これが新潟県中越地震の真実だ!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。毎週土曜日は、トラックバックしていただいた方々を中心に、私が独断と偏見でお気に入りのブログを毎週一つ選んでご紹介する「BLOG of the Week」の日です。第26回「BLOG of the Week」において私が選んだのは、怒髪天を突く「ミズタマのチチ」さんからご紹介いただいた「天漢日乗」さんによる新潟地震に関するブログです。まずは、「ミズタマのチチ」さんの怒りをお読み下さい。

所謂「報道関係者」という外野が、被災地を踏み荒らすさまが、現地からの投稿やその関係者からの声でつづられています。その集積を作られた天漢日乗さんに敬意を表しつつ、「これこそ見よ!そして、知らしめよ!」との願いを込めて、リンクを張らせていただきます。毎日見聞きする画面や誌面のフレームの外に、どんなものがあるのか知ってほしい。また、これを見て、同じように感じた方がリンクを広げてくれると、うれしく思います。 

ところで、こうしてマスが伝えない(伝えられないだろ)ことを繋げ合って知らしめていくことも、ブロガーのできる報道じゃなかろうか?ご大層な理論やドラマ的なものを操っても、所詮情報を伝え知らせること無しには成立しないのだから。報道って、そんな特別なことですか?

 そうです。これこそ見よ! そして、知らしめよ!・・・ですね。私は、「週刊!木村剛」をマスゴミに対するブログ軍団の橋頭堡にしたいという仄かな野望を持っているので、喜んで「ミズタマのチチ」さんのお手伝いをしたいと思います。ということで、「天漢日乗」さんによる新潟地震に関するブログからの抜粋をお読みください。
 なお、「天漢日乗」さんのブログは「2ちゃんねる」からの抜粋であり、下記の部分は10月28日以前の部分に関するものですので、その内容については、元記事にアクセスした上で、皆様ご自身でご判断下さいますよう、お願い申し上げます。

■被災地のコンビニで「おにぎり20個くれ」というマスコミ

姉はコンビニのバイトに行ってるのですが、マスコミに「タバコをください。」と言われたのですが、あいにく無いと言ったら、「何でないんだよ!」と言われたそうです。他にも平気で「おにぎり20個」等とありえない事を言うそうです。聞いてる自分がむかついてきます。

未だ物資は少ないです。おにぎりが20個は酷いです。輸送経路が完全復旧しておらず、県内の工場もダメージを受けているのに。ハイエナですな。それともハゲタカ?

■小千谷は困っている、困らせているのはマスコミや政治家だ

(その1)
小千谷市役所、小学校での救援物資の配給や、炊き出しなどを手伝っています。現場はまだまだ混乱しているし、人出も足りていません。そんな状況下で、マスコミの取材陣が50人近く現場付近を陣取っています。小千谷市役所の正面に車を止めて、そのために、救援物資を運ぶトラックは遠くに止めることしかできず、ボランティアの人たちがせっせと現場に物資を運んでいますが、報道陣は、それを手伝う気配すらありません。心労と肉体的疲労が積もっている被災者のかたがたに、当然のようにマイクを向け、24時間カメラをまわし続ける神経もさっぱり理解できません。

現地では今、「大人用の紙おむつ」が不足しています。「赤ちゃん用おの紙おむつ」は足りています。あとは、トイレが使えなかったり、下着をかえられなかったりするので「パンティライナー」があると重宝しますが、こちらではもう品切れで手に入りません。P&G 、花王、ネピアなどの紙おむつメーカーに電話をして、現状を伝えてください。夜の寒さが厳しいです。お年寄りは使い捨てカイロをもむことすらできないので、「貼るカイロ」が必要です。

マスコミの仕事は、こういった情報を伝えることだと思うのですが? 

今日はこのあと、小千谷小学校に小泉首相が来るということで、マスコミ報道人の数はさらにふくれあがり、「毛布の配給ができないので、小泉さんが返るまで待つように」という連絡が入りました。何のための視察なんでしょう?? 午前中にも、数名の政治家さんが小学校に来ましたが、トイレはどこかとたずねられ、仮設トイレを案内したところ、「わたしに仮設トイレを案内するつもりかね?」と、いわれたそうです。 いったいこの国は、どうなっているんでしょう.... 。

現地では、大人用の紙おむつと、パンティライナー、貼るタイプのカイロを必要としています。これらの商品を販売している企業の「お客様相談室」宛てにメールを送ったり、電話をかけたりして、「小千谷市の被災者が求めているもの情報」を、伝えてください。あなたのblogやHPの中で、ただ伝えるだけでかまいません。皆さんの声が企業を。行政を動かします。

マスコミはたよりになりません。マスコミへは、支援活動の妨げとなり、被災者の心労を倍増させる今の取材のやり方についての、抗議の声をあげてください。あまりにひどい状況です。

(その2)
さっき小千谷にいる友人とやっと連絡取れた。震災直後よりはいろいろと改善されてきてるらしいが、まだまだ安心して生活できないらしい。地震の恐怖、寒さ、知らない人が隣で寝てる、ストレス等いろいろあるが、中でも一番友人が我慢できないのが「マスコミ」らしい。

何度もリポーターに質問される、「大丈夫ですか」と聞かれる、カメラに写される。友人が外で余震に襲われて伏せていたときでさえ、カメラに撮られてしまったそうだ。レポーターに地震の恐怖を思い出させられ、泣き出す人も多い。腹いっぱい食って、風呂も入ってるため元気な、わざわざ他県からやって来たよそ者のリポーターの姿を見るのが辛い。現地で大量に電池を買い占め、ガソリンも現地で買う。また数人のリポーターはわざわざ孤立した地域にヘリで入り、帰りは被災者救出用のヘリで救出させ、被災者救出を遅らせた。

友人の話を聞くにつれ、怒りが込み上げてきたよ。俺はこれからNHK以外のテレビ局に抗議の電話をする。マスコミは、明らかに被災者からすればマイナスの存在だ。もしかしたら無駄かもしれないけど、友人の気持ちを考えると、我慢できない。やはり押し寄せるマスコミがロジティクス戦略のないままに、買いあさっているようだ。お前ら、必要な物資は東京で揃えてこい。被災者にこれ以上迷惑を掛けるな。

■避難所に続く道路を塞ぐ○○テレビ、駐車場を不必要に占領する△△テレビ

震災被害により隆起・陥没し通りにくくなっている狭い農道があります。避難所へ続く大切な道路ですが、○○テレビの中継車が道の半分以上を占拠して通りにくくなっています。おそらく起きるといわれている東海地震の際にも、 地元でこういうことをするんだろうかこいつらは。何しに来てますか、○○テレビ。 
一方、△△テレビはこんなことを
今日も△△TVは駐車スペース4台分を1台で占拠してますか? いや、昨日してたの見たものでね。 まるで、花火見物か花見の場所取りみたいだったよ。

自分たちの場所を確保するために、四台分のスペースを取るとは。平時でも非難される行為を被災地で堂々と社のマークを付けて行う△△テレビはすばらしい。昔は「母と子のフジテレビ」だったが、面白くなければテレビじゃない! というのは、こういう行為を指すのですか。

■皆川優太ちゃんを運び込んだ病院でマスコミは何をしたか 

△△を見てたら二歳の長男が運び込まれた病院に「300人の取材陣が…」とか言っててしんそこ呆れた。病院ですよ。被災者の人も、震災前から入院してる人も、いっぱいいらっしゃるところですよ。300人? 何考えてんのあいつら。

そんなに感動の物語を作りたいですか、マスコミ。300人がハイエナのように、優太ちゃんの写真・映像を撮りたい、治療に当たっている医療従事者から話を聞こう、家族や知人を直撃しようと、医療を必要としている人たちを押しのけているのかと思うと、怒髪天をつく。

ひどすぎるな・・・。あと300人くらい病院に報道関係者が詰めてるらしい。どう考えても迷惑だろ。

以前長岡の赤十字がある駅東口近くに住んでいたのだが、あそこって病院の前はそんなに広い道じゃないんだよね、横道とかも全部そう、しかも駅の直ぐそばだから駐車スペースだって限られてるし、そこに300人来られたら病院関係者も通院している人も付近住民も大迷惑なのは容易に想像がつく。

マスコミが怖いのは、特オチ。自分たちの社だけが、特ダネを落としてしまうことを極端に恐れる。人の命よりも、自分たちのスクープの方がよほど大事なのだ。

■報道ヘリの引き起こす問題

あのさあ~ 阪神大震災被災者だけど。各民放ごとに飛ばすヘリコプターの爆音・・・ひっきりなしに飛んできてうるさくて埋まってる人の声が聞こえないんだよっっ!! ほんとに腹が立った、あの時。 倒壊した家に埋まってたうちの祖母は3日ぶりに生きて助け出されたから、今まで身内でしかこの話ししたことなかったけど、今回ニュース見ていて、さもドラマティックにライブで映してるテレビ!!(怒) ムカつくからやめて。 そこにこぞってヘリ飛ばす前にそれぞれの避難所などで必要なものなどを伝えるなどしてください。お願いします。

レスキューのヘリがお母さんを搬送してるとき、その上をNHKの取材陣を乗せたヘリが飛んでたよね。 あれってヤバイよな。ヘリ同士の衝突の危険性もそうだけど、あそこはいまにも崩れ落ちそうな現場なんだし、ヘリの振動は危険性が増幅するじゃん。NHKてマジ空気読めないっつーか、あいつら死んで欲しい。

ヘリの低空飛行は法律的に問題があるって、現役のヘリパイから聞いたことがあるんだけど。確か、特別許可を取らないと100メートル以下の低空飛行は、航空法で認められないらしい(とか言っていた)。 明らかにそれよりも低い高度で飛んでいる。マスコミのヘリ取材について聞いたら、「本当はみんな航空法違反だよ」って言ってた。マスゴミのヘリ取材をなんとか航空法違反で起訴できないもんだろうかね?

報道ヘリの爆音は、救助隊のシリウスでの心臓音探索に相当な邪魔をしてるってさ。救助の妨害活動だな。犯罪行為。救える命も救えなくなる。

■高学歴記者のすることはこんなことですか、□□新聞

某被災地に□□新聞の名刺を持って、偉そうな人に取り入ってる。 偉そうな人は、それそれみんなの報告を聞いたり 指示を出していてとても忙しそう。「マスコミの方はこちらに」と別テーブルを作ってあるのに、抜け駆けして情報を聞き出そうと しつこいほどに追い掛け回す。報道とはスクープ合戦でなく 正しい判断を公表すべきなのに、不安や悲惨さを競い合ってるような気がする。責任者のすべき事はマスコミ対応ではない。何か勘違いしてるな、どこの地域に入った記者か知らないが、□□新聞。たぶん、高学歴記者だと思われる。「僕も文Iなんですよ~」などと言って、政治家や有力者を取材するようなタイプだろう。

■被災者の感情を逆撫でするマスコミの行為と暴言

先ほど避難中の弟と電話で話したが、マスコミに対する嫌悪は限界だそうだ。言葉は悪いが、お人好しの田舎者につけ込んでいるだよな。しかもマスコミ連中は確信犯的にやっているし。取材を受ける側が我慢しているのを気付いているくせに、気付いていない振りをしている奴もいる。(本当に気付かない馬鹿がほとんどかも知れんが)一応、弟には「キレたいときはキレたほうがいいよ」と言っておいた。あと、カメラや機材を救難物資として貰ってもいいんだよと言っておいた。

マスゴミ!練炭コンロも立派な救援物資だ!練炭コンロ見て「自殺の道具が地震被災地にある!」と言ってるじゃねーぞ!練炭コンロは炊き出しや屋外の暖房にもってこいなんだ!

■震災報道は「暇で出稼ぎ」?・・・・・・

月曜あたりの夜、市役所に避難してたら中継車から、『だからー、オレは暇でこっちに出稼ぎに来てるんじゃないわけ。東京でも仕事抱えてんだよ』とかいう内容の話声(しかもすごい嫌そうなダルダルした雰囲気)が聞こえてすごく切なかった。別に頼んで来てもらってるわけじゃないから、帰ればいいじゃん、って。・・・・・・いままでは普通にテレビで避難所の様子とかみてたけど、いざ自分が撮られる立場になってカメラむけられるとものすごく嫌だなぁ、と思った。それにしても『出稼ぎ』ってショックだったなぁ…

どこの所属の奴だよ、まったく。たぶん、制作会社じゃないかと思う。

今回のマスコミ取材陣には各局の人員だけでなく、下請けの中小制作会社も投入されている。彼らにとって災害取材はまさに自分の腕を認めてもらう千載一遇の「出稼ぎ」先である。東京のキー局は自局の人員をそんなに大量・長期に渡っては現地に貼り付けられない。下請けは便利屋だ。危険を顧みず現地入りして、どこででもカメラを振る。いい絵を撮って、今後もっと使ってもらおう! というのが下請けの制作側だ。碌でない話が出てくる裏には、こんな事情が隠れている。

■仕事の後は蟹三昧?@マスコミ

『あの絵は良かったねぇ・・。○○もやるときゃやれるじゃねぇか(笑』とか言いながら4人で蟹ぞうすい食ってる香具師を見ました。どこの新聞・TVだかは知らないけど@新潟市内居酒屋。店員・店主?もあきれてました。被災地で大声でうれしそうに話す話じゃないだろう。
 

【追記】「dome21.jp」さんから極めてごもっともなご指摘をいただきましたので、文章を変更させていただきました。

2004 10 30 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2004.10.23

[BLOG of the Week] はじめてのトラックバックは母ちゃんだったとです

 皆さん、こんにちは。木村剛です。毎週土曜日は、トラックバックしていただいた方々を中心に、私が独断と偏見でお気に入りのブログを毎週一つ選んでご紹介する「BLOG of the Week」の日です。第25回「BLOG of the Week」において私が選んだのは、「お笑い@サプリッ!」さんの「ヒロシ~ブログ編」です。

 すいません。バカ受けしてしまいました。個人的には、あまりヒロシは好きではなくて、どちらかというとアンジャッシュがご贔屓だったりするんですが、この「ヒロシ~ブログ編」はド真ん中で、笑わせていただきました。ヒロシが「笑いの金メダル」でこのネタを演じる日が来ることを祈っています。
 それでは、「お笑い@サプリッ!」さんの「ヒロシ~ブログ編」をお楽しみください。

「ヒロシ~ブログ編」 

ヒロシです・・・・
2,3日書かなかっただけでアクセスが半分になったとです・・・

ヒロシです・・・
初めてついた念願のコメントがスパムだったとです。

ヒロシです・・・
初めてトラックバックしたら「勝手にトラックバックするな」ってコメントが届きました。

ヒロシです・・・
毎日必ずアクセスしてくれる人がいると思ったら母ちゃんだったとです。

ヒロシです…
はじめてのトラックバックも母ちゃんだったとです。

ヒロシです…
プロフィールに顔写真を載せたらアクセスがなくなったとです。

ヒロシです…
僕がトラックバックするサイトはすぐ閉鎖されていくとです。

ヒロシです…
5年付き合っている彼女がBlogに「新しい彼氏できました!」と書いてたとです。

(追伸)総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」の創刊および、28日に新著「おカネの発想法」を上梓することを記念して、今月26日にタカシマヤタイムズスクウェア紀伊国屋書店新宿南店7Fの紀伊国屋サザンシアターにて記念講演を無料にて催します。お時間のある方は是非お立ち寄りください。申し込みはコチラまで。

2004 10 23 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2004.10.16

[BLOG of the Week] ぴかぴかとぷよぷよの不思議

 皆さん、こんにちは。木村剛です。毎週土曜日は、トラックバックしていただいた方々を中心に、私が独断と偏見でお気に入りのブログを選んでご紹介する「BLOG of the Week」の日です。第24回「BLOG of the Week」において私が選んだのは、「Eat it!」さんが書いた「借金地獄」です。

 ついつい選んでしまったのは、「おでこの面積が広がって気付いたらぴかぴかになっているような」という下りと「酒を飲みすぎて気付いたらわき腹あたりがぷよぷよになるような」という表現の部分が、ドンピシャ・ストライクで私の心を鷲づかみしてしまったのです。なかなかの文章達者です。
 それでは、「Eat it!」さんの「借金地獄」をご賞味いただければ幸いです。

「借金地獄」

借りた覚えなんてないのに借金がどんどん膨らんでいくようです。
「俺には関係ねーよ!」
「私のオサイフ管理は完璧だわ!」というあなたたち!
日本国民なら誰一人として例外ではありません。。。


実感が伴ってないこと、これが一番怖い。
おでこの面積が広がって気付いたらぴかぴかになっているような、
酒を飲みすぎて気付いたらわき腹あたりがぷよぷよになるような、
寝てる間に飛行機が墜落するような感じ。
いや、破産したら一瞬で死ぬわけじゃないから
このままではもっと苦しい事が待ち受けているはず。。。
その状況を「実感させる」ことにこの時計は一役買ってますね。

でも肝心な解決法って、、、何??
どーしたらいいんですか?教えてください、偉いヒト。


(追伸)今月21日に総合ビジネス誌「フィナンシャルジャパン」を創刊するとともに、28日に新著「おカネの発想法」を上梓することを記念して、今月26日にタカシマヤタイムズスクウェア紀伊国屋書店新宿南店7Fの紀伊国屋サザンシアターにて記念講演を無料にて催します。お時間のある方は是非お立ち寄りください。申し込みはコチラまで。

2004 10 16 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2004.10.09

[BLOG of the Week] ブログをはじめた経済産業省を誉めてあげたい! 

 皆さん、こんにちは。木村剛です。毎週土曜日は、トラックバックしていただいた方々を中心に、私が独断と偏見でお気に入りのブログを一つ選んでご紹介する「BLOG of the Week」の日です。第23回「BLOG of the Week」において私が選んだのは、「my.Hurusato.org」さんと「ゆびとま」さんからご紹介をいただいた「e-Life Blog」です。このブログの重要性について、「ゆびとま」さんの解説を引用しておきましょう。

ざっと拝読するに、ブログ開設まで紆余曲折があったようですが、とにもかくにも中央官庁が一般国民と直接対話できる窓口を作ったということに、万雷の拍手!です。話題は情報通信分野に限られるとはいえ、ブログという不思議なメディアのこと。何か予想外の、ワクワクするような面白いことが起きそうな気がしてしまいます。
すべての官庁がこういうダイレクトな窓口を作り始めたら、役所にある記者クラブという独占的な情報窓口は崩れて行く訳で・・・情報の「仲介者・媒介者」である「メディア」の質と必要性が、さらに厳しく問われることになります。発表された政策施策に関心と興味と知識がある「一般人」が、前向きな提言を直接届けられるようになれば、日本の国はもっともっと良くなる!
こんな単純に前向きな期待をしてしまうのは、ひょっとしてサラリーマン”ジャーナリスト”マスコミ人失格なのかも(苦笑) いずれにしても、今後要チェックのブログがまた一つ増えてしまいました。

ブログを通じて、直接、政策論を戦わすことができる――これは素晴らしいことです。私も、経済産業省の英断を高く評価したいと思います。それでは、「e-Life Blog」のトップページで紹介されている「『情報家電Blog』開始の経緯」をお読みください。

[『情報家電Blog』開始の経緯] 

このブログのベースになっているのが、「情報家電産業の収益力強化に向けた道筋」という文書なんですが、これは、商務情報政策局内の私的な勉強会として、豊田正和商務情報政策局長のイニシアチブで始まったもので、ここ半年間、業務の傍ら、朝とか深夜に勉強会を重ねて作り上げたものです。執筆者はそれぞれ担当する分野について相当勉強し直していて、中には1人で百社弱をヒアリングして回った人もいます。この文書自体は、組織で出しているものですが、そのような成り立ち上、政策担当者個人の知見も色濃く反映されています。

METIでもこの前「新産業創造戦略」をリリースしましたが、その延長線上にこの文書は位置しています。すなわち、従来の業界が規定する産業構造ではなく、製品ごとに得意とする企業(人材)が集まるという・・・産業構造に日本経済が変化しつつあるのではないかという問題意識をベースにすると、情報家電のようなジャンルは、その是非を先行的に検討するには、絶好の分野であると考えます。新産業創造戦略は「産業群」と呼んでいますが、その産業群における政策戦略について、担当者が私見も交えつつ書いた政策の卵とも言うべきものが、「情報家電産業の収益力強化に向けた道筋」なのです。・・・

―― 今回は、各章毎にウェブログ(Blog、ブログ)を開設するという試みをするわけですが、Blogはネットユーザの間には爆発的な広がりを見せていますが、政策当局が、しかも現役官僚が実名で行う、というのは霞ヶ関のみならず世界的にも稀ではないかと思うのですが、Blog形式を採用した理由は何なのでしょうか?

通常、この手の政策の卵の文書は、まず審議会や研究会にかけて、パブリックコメントを行って、答申とする、という形で民間の方の意見を聞く、というのが一般的です。それに対して、今回Blogを採用した理由は3点ほどあげられます。まず、今回の文書を見て頂ければ分かりますが、個別の市場戦略に近いような話も一部出てきます。そうなると、細かい話になりますから、審議会や研究会で大人数で討議するのは向かない可能性がある。二点目としては、IT業界の場合は、ネットの中にもかなり良識的な人がいるはずで、良いレスポンスを返してくれるだろう、という期待を持っているという点です。これは、省内クリアを取る際にも、他局の補佐からも指摘された部分です。3点目にもつながるんですが、ITはスピードが勝負で、技術や業界の移り変わりも激しい分野です。そうなると、Blogを使ってリアルタイムに意見を集める手法が重要になってきます。一般に意見を聞く場合はパブリック・コメントでも行えますが、Blogのようにトラックバックやコメントを使って簡単に意見を言えたり、新しいつながりを構築できたりするツールを使うことで、それ以上の効果をもたらしてくれるのではないかと期待しています。

―― かなり挑戦的な試みですが、まとめあげるまでにはかなり苦労をされたと思うのですが。

そうですね。先ほども触れましたが、・・・文書の位置づけを理解してもらうのには苦労しました。個人名も出している文書ということで、どうしても「個vs組織」というとらえ方をされてしまいます。経済産業省としてもまだ検討途中段階の見解ですし、その辺の位置づけはわかりにくいかもしりませんが、この文書はあくまで「組織」のレポートなんです。これらの政策アイデアは、内部の議論を経て、本当の政策につながっていくものを書いています。今回個人名を併せて世に問うたのは、それぞれの章の内容が相当詳細に渡っており、かつ書いた人の顔を出して、しっかりと議論の対象を明確化しようという意図がありました。もちろん、顔出しについても異論はありましたが、むしろ若手は、このようなブログが広く普及し始めていることを知っていますし、顔の見える責任のある行政という点からも重要であると認識する声も多かったので、執筆関係者の間にはアレルギーはありませんでした。・・・

―― 最後に、この情報家電Blogという試みに期待すること、今後の方向性などについてお伺いします。

まず、これはお願いに近いかも知れませんが、単なる荒らしや、役所批判にとどまらず、きちんと議論が出来るような、筋の良い意見が出てくるといいなぁと思っています。もちろん批判するなと言うことではなくて、批判にはきちんと答えていきたいと思いますが、少なくとも生産的な議論が出来るような対話が行われれば有益になると思います。聞き手は、役所だけでなく、そのブログを覗きに来る人全員で、そのコミュニケーションのための題材くらいに考えて頂いても良い。以前、オープンソース政策について経済産業研究所で政策対話をオフラインでやって頂いたこともありましたが、あのミーティングも、その後経済産業省のオープンソース政策をパワーアップさせるための新しい民間とのチャネル作りに大きく貢献したんですね。このような形での、従来審議会等には縁がなかった人も含めて、新しいつながりを作り出す効果についても期待しています。そう言う意味では、例えば大手企業の現場におられる方々と、大企業のやりとりに苦労をされているベンチャービジネスの方々の反応を是非伺いたい。彼らがきちんとした議論を投げてくれて、討論する中で作られてくる理解をもって、企業の中堅幹部たちを動かしていくきっかけになってくれれば、すごくいいですね。役所としても、ここ最近は他流試合から逃げるというか、楽をしているというか、耳の痛い話を真剣に聞かなくなってきているのではという危惧もあります。このBlogで得られた意見は、少なくともコンシューマ・リポートや参照モデルの策定にはダイレクトに反映されていくわけですし、その他の部分も、今後のMETIの情報政策の議論をするなかで活用されていくことになります。その意味でも、忌憚のないご意見をいただきたいと考えています。

2004 10 09 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2004.10.02

[BLOG of the Week] 読売新聞の社説はこう読む!:ナベツネの本音 

 皆さん、こんにちは。木村剛です。毎週土曜日は、トラックバックしていただいた方々を中心に、私が独断と偏見でお気に入りのブログを選んでご紹介する「BLOG of the Week」の日です。第22回「BLOG of the Week」において私が選んだのは、「善福寺手帳」さんが書いた「読売社説の裏読み」です。

 9月21日のゴーログ「読売新聞はさすがに社説の使い方がウマイ!:『ナベツネ新聞』と改称か?」に対しては、本当にトラックバックが多くて、みなさんのナベツネに対する怒りの強さを実感させていただいたのですが、その中でも、ヒネリが利いていた一品が「善福寺手帳」さんの作品(!)でした。メディア情報のバイアスについては、相当語り尽くされている感がありますが、これからは特に「裏読み」が必要な時代になりそうです。
 あの社説はマスコミ史に残る名作ですから、読み逃した方々、是非ご一読して、あの興奮を思い出してから、「善福寺手帳」さんが書いた「読売社説の裏読み」をご賞味いただければ幸いです。それでは、お楽しみ下さい。

「読売社説の裏読み」

プロ野球の球団合併・ストライキ問題に関して,選手会側に厳しい態度で一貫していた読売新聞の社説。どうしても深い思慮が裏にあるのではないかと思いながら読んでしまいます。
読売新聞社説 読売が言いたいこと
 プロ野球の週末スト問題が収拾されることになった。(中略)今度の土曜,日曜は,球場に球音とファンの大歓声が戻ってくる。喜ばしいことだ。  やれやれ,ストが回避されて良かった。もうこれで幕引きにしよう。
 溝は埋まらなかった。参入時期をめぐって,「来季」の確約を望む選手会と,「来季以降」としたい経営側が,譲らなかったためだ。先週の土,日曜にはプロ野球史上初のストが決行され,計十二試合が中止になった。  ここまでこじれたのは,選手会が雇った弁護士とひと握りの選手たちが抵抗したためであり,ストによる損害を与えた責任は大きい。
 選手たちは,球団数が減ることで球界が衰退し,雇用にも影響が出るのではないか,と懸念した。(中略)かなりのファンが,こうした考えを支持したことは確かだ。  ファンが支持したのは,球団数が減ることで職を失う選手たちであって,億万長者の選手たちではない
 一方の経営側は,この問題に,より慎重に対処する必要があると主張した。新たに球団経営に乗り出した企業が,わずか一年,あるいは三,四年でチームを放り出してしまった例が,過去いくつもあったからだ。  ライブドアも楽天も,一年,よくて三,四年しかもたないだろう。
 ただ,NPBに,自分たちの主張を正しく選手たちに理解してもらい,ファンにもアピールする努力が不足していた感は否めない。  それなのに選手会が支持されたのは,ロッテの瀬戸山代表が記者会見で原稿を棒読みしたせいだ,という感が否めない。
 今後,新規参入については,選手やファンを納得させられる,公正で透明な審査を,心がけてもらいたい。  今後,新規参入については,これまで名前も知らなかったような会社を厳しく排除しなければならない。
 今回の労使交渉は,球界関係者やファンだけでなく,ふだん野球にあまり関心を示さない人たちの注目も集めた。  今回,読売に批判のメールや電話をよこしたのは,もともと野球ファンではなかった者たちだ。
 赤字経営や観客数の伸び悩みに苦しむ球団が多いこと,テレビ視聴率も頭打ち状態にあることなど,球界の危機的状況も広く知られる結果となった。  実は,わが巨人軍の経営も苦しい。試合がテレビで放映されないような球団の経営が苦しいのは言うまでもない。
 プロ野球「再生」のためには,選手と経営側の“対決”ムードを払拭(ふっしょく)し,前向きな議論に転換する必要がある。
 一方で,この間のもやもやを吹き飛ばすような面白い試合,はつらつとした選手のプレーを見せてほしい。
 今後はうるさい弁護士を排除して,選手の年俸抑制に着手しなければならない。選手には黙って野球に身を入れて欲しい。

(追伸)「善福寺手帳」さん、今回は読者の便宜のため、全文転載の扱いにしております。問題がある場合はご一報ください。

2004 10 02 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2004.09.25

[BLOG of the Week] 第4次産業としての選挙

 皆さん、こんにちは。木村剛です。毎週土曜日は、トラックバックしていただいた方々を中心に、私が独断と偏見でお気に入りのブログを一つ選んでご紹介する「BLOG of the Week」の日です。第21回「BLOG of the Week」において私が選んだのは、「Vanilla chips」さんの「六ヶ所村奇譚」です。

 Financial Japan ONLINE「太郎とふるげんの国会乱トーク」でお伝えした河野太郎議員からの問題提起に応えたもので、具体的な事例や数値を基に論理を積み上げています。核燃料サイクル施設に賛成の人も反対の人も是非一読していただきたい分析です。それでは、「Vanilla chips」さんの「六ヶ所村奇譚」をお楽しみください。

[六ヶ所村奇譚] 

「第1次産業、第2次産業、第3次産業ってあるでしょ。六ヶ所村には第4次産業があるんですよ」
「第4次産業?」
「そうです」
「いったい…、どんな産業なんですか?」
「選挙です」

核燃料サイクル施設が集中する青森県六ヶ所村。この村の議員定数は20人だ。村議会選挙では候補者1人あたり2千万の金が動くといわれている。2千万×20で4億。有権者数9千名弱の小さな村にとって、4年に1度動く4億という金はまさに一大産業と呼べるもののようだ。・・・

しかし、この金の出所はいったいどこなのか?
まずは村の財政を見てみよう。六ヶ所村の財政力指数は平成14年度で1.77という数字になっている。多くの自治体は1未満で、1に近ければ財源に余裕があると見なされるのだが、それを大きく超えている。村に巨額の金をもたらすのはもちろん核燃である。固定資産税と電源三法交付金。そして、こうした核燃マネーがもたらす潤沢な村の予算から、公共事業として開発に金が振り向けられるわけだ。議員のほとんどが建設業者など利権を持つ人たちであり、議会では与党と野党に分かれて、利権をめぐり争っている。むつ小川原開発がやって来て以降、建設業者は増え続け、今では80あまりの建設業者が村の中にひしめいている。

世の中には核燃に反対している人も大勢いるわけだが、六ヶ所村の議会には反核燃を訴えている議員はいないのだろうか?
かつては六ヶ所でも激しい反核燃運動があったが、今ではすっかり下火となっている。利権をめぐる争いの場と化している村議会の中に、核燃反対派が付け入る隙はない。そもそも六ヶ所村において反核燃の姿勢を明確にすることは危険なことである。あらゆるところから圧力がかかり、干されてしまう。また、六ヶ所村では地縁、血縁などといった結びつきが強固で、選挙の票読みはかなり正確にできるという。そのような中で得票数が事前の票読みより1票でも足りなければ、「入れなかったのは誰だ」となる。とてもじゃないが、反核燃候補に投票できる雰囲気ではない。近年の六ヶ所村での選挙結果を見ると村長選、村議選ともに、反核燃を訴えた候補の得票は2桁で、当選ラインには遠く及んでいない。

核燃はすでに村民の生活の中に深く入り込んでいる。核燃サイクル事業を行っているのは全国の電力会社が出資している日本原燃という会社だが、村の多くの人が日本原燃やその関連企業で働いていたり、それらの企業が取引先だったりする。自分が働いていなくとも、だいたい家族や親戚の中にそうした企業に勤めている人がいる。
核燃から入る金で生計を立てているのに、どうして核燃に反対できようか?六ヶ所村には他にこれといった産業はない。六ヶ所村に生きるということは核燃とともに生きるということなのだ。・・・

この六ヶ所村という村はとてもいびつな場所だということだ。1万1千人ほどの人口に130億という村の予算。立派に舗装された道路にまばらな人影。前の村長は汚職の疑惑の中、首を吊って自殺したという。この村のどこを歩いていても、核燃という厚い雲に覆われていて、そこに晴れ間は見えない。そんないびつな構造の上に、電力の消費者であるわれわれはあぐらをかいて座っている。そして、窓の空いた部屋で冷房を入れ、見もしないテレビのスイッチをつけている。・・・

核燃サイクルの総事業費は約19兆円とされている。1万円札にして積み上げれば19万メートル。成層圏を突き抜けるほどの額である。当然こうした費用はわれわれの電気料金に跳ね返ってくる。・・・核燃という迷惑施設を六ヶ所村に押し付け、利権に支配される村の構造を作り出したのも、元はと言えば、自分が豊かな生活を享受できればそれでいいという利己的な欲望や、核燃サイクルの話なんてどうでもいいというわれわれの無関心に原因があるのではなかろうか。

先に見たように、今や六ヶ所村や青森県という地元から核燃を止めることは極めて難しくなっている。また、官僚が核燃サイクルの馬鹿馬鹿しさに気づいて計画を止めてくれるということもないだろう。彼らの中には既に核燃サイクルが破綻していることに気づいている者もいるが、もしここで止めると誰かが責任を取らなければならない。今の時点で責任ある立場にいる人はそれを避けたいから、問題は常に先送りされる。そうして計画は少しずつ進んでいく。一人一人の官僚は有能でも、官僚制というシステムは根本的な問題を抱えているようだ。

2004 09 25 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2004.09.18

[BLOG of the Week] 沖縄にみた報道と真実のギャップ 

 皆さん、こんにちは。木村剛です。毎週土曜日は、トラックバックしていただいた方々を中心に、私が独断と偏見でお気に入りのブログを一つ選んでご紹介する「BLOG of the Week」の日です。第20回「BLOG of the Week」において私が選んだのは、「電脳東京」さんの「語られぬ事実」です。

独特の語り口で人気沸騰中の「電脳東京」さんですが、私に家族問題の専門家である池内ひろ美さんを紹介するなど「ジャンバラヤ」の展開にも一役買っていただいています。ニヒルで、クールなようでいて、じつは熱いトークの魔術にまいっているファンも多いはず。それでは、「電脳東京」さんの「語られぬ事実」をお楽しみください。

[語られぬ事実] 

数年前に沖縄で起きた少女レイプ事件を契機に、積年の鬱憤が沖縄全土を反米集会や反米デモへと突き動かしたことがあった。東京からも各局こぞってメインキャスター級を現地に投入し、沖縄県民の憤りを報じ続けた。

そのムーブメントが全て作り事やポーズなどとは決して言わない。その憤りは事実だろう。沖縄の人に「どうしてこんなことが繰り返される」という気持ちが充満していたことも事実に違いない。

ただ、ロマンスグレーがトレードマークの沖縄に対して個人的に相当思い入れの強い有名キャスターが、ある大きなデモ行進現場から沖縄の現状を「報道」していたが、実はそのデモの参加者の多くが雇用されている会社の労組から日当1万円と弁当付きで「行ってきてくれ」と言われて来ている人たちである、とは一言もコメントしてはいなかった。

恐らく、簡単な取材すらせず、目の前で起きていることを「発表」するのが彼の「報道」であったからだろう。金をもらって来ていようと、なんであろうと、米軍反対が彼らの本当の気持ちであればそれはそれで「報道」することは構わない。

「沖縄中が泣いています。怒っています」
などと名調子で「報道」していればさぞ言っている本人は気分が良いだろう。「真実」を「報道」する正義の味方現わる、だ。

しかし、そのデモに参加している人たちの中には、より安定した雇用先である軍雇用員(防衛施設庁傘下で米軍基地内で勤務する日本人の呼称)になるべく、毎年のように履歴書を防衛施設庁の下部機関である労働管理機構に送り続けている人が多く居ることも、ジャーナリストたちは「報道」したことがあっただろうか。

あったら教えてほしいぜ。

その軍雇用員の求人応募数は例年2万人を超えている。内地の大企業の沖縄支店正社員の地位を捨ててまで、たった三ヶ月間の産休交替のための契約雇用員になる人も珍しくないという。その三ヶ月という短い間にあらゆる情報とコネを使い、正軍雇用員の空きポジションに就こうと考えているからなのだ。

沖縄県民の米軍と共存せざるを得ない現実と悲劇のジレンマ。

ジャーナリストを名乗るのであれば、多面的に取材し、裏も表も事実を「報道」してほしい。 記者クラブのような海外メディアや個人ジャーナリストを排除し続けるサロン体制で、自分たちの言いたい「事実」だけを「報道」する事態が一向に改善されないから、メディアリテラシーの必要性やブログの可能性がことさら叫ばれているのではないか。

2004 09 18 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2004.09.11

[BLOG of the Week] 長嶋茂雄なき長嶋ジャパンとプロ野球の運命はいかに? 

 皆さん、こんにちは。木村剛です。毎週土曜日は、トラックバックしていただいた方々を中心に、私が独断と偏見でお気に入りのブログを選んでご紹介する「BLOG of the Week」の日です。第19回「BLOG of the Week」において私が選んだのは、「周辺領域・別館」さんが書いた「オリンピック」と、「日本全国・見たいもんはみたいぞの会」さんによる「長嶋は常に安売りだったのではないだろうか」です。

 オリンピックに関するネタは、かなり多くの方が書いていらっしゃるので、結構選ぶのが辛かったのですが、個人的には、「プロ野球1リーグ問題で揺れている中での長嶋ジャパンのゆくえが近鉄・オリックス合併問題に与える影響」(なげぇ~なぁ)に興味があったものですから、思わず反応してしまいました。「周辺領域・別館」さんが見事に指摘していますが、そうなんですよねぇ、ウイリアムスなんですよねぇ。そうそう、あそこでウィリアムスなんですよねぇ。
 8月31日のゴーログにも書きましたが、個人的には、長嶋茂雄の大ファンなので、「長嶋ジャパン」というキャッチフレーズは嫌いじゃないんだけれど、監督としてアテネに行けなくなったのに「長嶋ジャパン」じゃないでしょう……という思いつつ、「中畑ジャパン」とマスコミが名付けたとすれば大反対したでしょうね(キッパリ!)。
 そういう中で、「なぜ長嶋なのか」という謎を見事に解き明かし、「なぜプロ野球が衰退しつつあるのか」という原因を突き止めたのが、「日本全国・見たいもんはみたいぞの会」さんでした。このUPには、本当に目からウロコが二枚も三枚も落ちましたねぇ。
 まあ、色々とありましたが、いずれにしても、「長嶋ジャパン」の活躍と挫折を思い出しながら、「周辺領域・別館」さんの「オリンピック」と「日本全国・見たいもんはみたいぞの会」さんによる「長嶋は常に安売りだったのではないだろうか」をお楽しみください。

 「オリンピック」 

長嶋ジャパン、負けたねぇ。「背番号3」のいない日本に引導を渡したのが背番号3をつけたウイリアムスだったのも何かの縁か。ウイリアムスは日本のプロ野球で活躍している選手だが、オールプロだのドリームチームだの言うなら1点ぐらいは取らなきゃね。ま、阪神ファンの私としては予選での安藤とウイリアムスの投げ合いとか、今回の藤本とウイリアムスの勝負とか、見所があって面白かったけどね。

面白かったのはNHKのラジオで実況してたアナウンサー。7回裏にエラー2発で2死1・3塁という日本最大のチャンスにオーストラリアの先発ピッチャーがここで降板という場面。

「あ、オーストラリア、ピッチャーを代えますよ。これはチャンスですね。リリーフするピッチャーは背番号3の選手のようです! あ… ウイリアムス…_| ̄|○」

めっちゃ落胆した口調で思わず笑ってしまった。まあ私もこの場面でウイリアムスが打ち込まれる確率は低いと思ったけど、明らかに「もうダメだ」と観念した感じが伝わってきてこの人後で怒られるんじゃないかと心配なぐらい(笑)

ちなみに、ヨシノブが気迫のヘッドスライディング!とかノリがフォア・ザ・チームの送りバント!とか言っていちいち感動していたアナウンサーとか解説の人がいるんだが、それは逆に言うと普段ゼニ取ってるプロ野球の試合では彼らが最大限のパフォーマンスを披露してないということでもあるのであんまり褒めるのもどうかと思うぞ。 

長嶋ジャパンの皆様には。アストロ球団でも読み返して「一試合完全燃焼」のなんたるかを会得してもらう方向でw・・・・・・

 「長嶋は常に安売りだったのではないだろうか?」

現役時代の長嶋のそれも最末期をかすかに記憶にあるかどうかの世代である私にとっては、少なくともマスコミの扱いにおいては、常に安売りされてきた様に思えます。この安売りについては、けっこう長年の謎でした。10年ほど前、これに答えてくれた人がいました。その人は当時の職場でいっしょに仕事をしていたラジオ局のかなり偉い人です。若い頃は、政治記者や巨人番なんかもやっていたそうで、その経験から教えてくれたのでした。

私:なんで長嶋なんですかねえ?やっぱすごかったんですか?

すごい?とかそういう問題じゃないんだよ。 

私:え??

長嶋=野球なんだよ。 

私:すいません!解説してください!

人気のある巨人に長嶋が入団したんじゃないんだ。
人気のある長嶋を取ったから巨人に人気が出たんだ。 

私:巨人は人気がなかったんですか?

違う!

私:え?

プロ野球そのものに人気がなかったんだ。 

私:え~!!

長嶋が巨人、いやプロ野球に入るまでは野球と言えば大学野球だったんだよ。

私:ほー。

長嶋が大学に入るまでは野球と言えば高校野球だったんだよ。 

私:おー!

だから、長嶋=野球なんだよ。 

私:なるほど。

 なぜ、安売りされるのかと言えば、それしかないからなんですね。プロ野球が人気ジャンルとなってしまってた状況からは、かなりわかりにくいですが、ジャンルそのものの価値まで変えてしまう様なスターって、野球には長嶋しかいないんですね。……プロ野球が今突きつけられている状況は、そこから考えないといけないのだと思います。

2004 09 11 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2004.09.04

[BLOG of the Week] 小池編集長、ご帰還おめでとうございます 

 皆さん、こんにちは。木村剛です。毎週土曜日は、トラックバックしていただいた方々を中心に、私が独断と偏見でお気に入りのブログを一つ選んでご紹介する「BLOG of the Week」の日です。本当はほかのネタにしようと準備していたのですが、やはり今週はこの話題を外すわけにはいけません。そこで、第18回「BLOG of the Week」において私が選んだのは、「CH-K編集長 小池 新」さんの「反論・批判・反省」と「CH-K編集部 伊藤 圭一」さんによる「2ヵ月の沈黙」です。

 このブログにまつわる経緯については、是非とも、8月11日のゴーログ「頑張れ!くじけるな!小池編集長!」や第15回「BLOG of the Week」でご紹介した「ネットは新聞を殺すのか?」さんの「参加型ジャーナリズムの時代」をお読みいただきたいと思いますが、小池編集長によるブログ更新の中止と今回の再開は、わが国におけるマスコミとブログの関係を語る上で外すことのできない歴史的な事件になることは確実であるように思います。
 小池編集長の行動やコメントについては、諸種の批判や反論があろうと思いますし、徹底的に議論すべき論点も少なからず含まれていると思いますが、まずは、コミュニケーションの現場に戻ってきた勇気を、私は褒め称えると思います。戦争している同士の国の間であっても、互いに大使館は敵国に配置しておき、コミュニケーションのパイプだけは切らさない工夫をしているものです。
 だからこそ、私はこう言いたい――小池編集長、ご帰還おめでとうございます、と。
 ということで、みなさんも色々な角度から考えながら、小池編集長と伊藤編集部員による帰還記念ブログをお楽しみください。

反論・批判・反省]CH-K編集長 小池 新

6月の終わりの編集日記で、ライブドアの社長さんの日記について書いたところ、たくさんのアクセスとコメントをいただいた。その大半は僕に対する批判で、傾聴に値するものも多かった。真摯に受け止めたつもりだ。
この間、全く沈黙を保っていたのは、多岐にわたる意見に物理的に対応することが難しかったことが最大の理由だ。
しかし、結果的に、数多くの建設的な意見に直接おこたえすることができなかったのは申し訳なかったと思っている。…… 
当該の記述は「CH-K」編集長である僕個人の評論であり、共同通信の公式見解ではない。ただ、個人攻撃ととれる表現だったことは確かで、反論や批判が寄せられるのは当然だ。僕自身、反省している部分もある。
この2カ月間、最も考えたのは、僕個人と共同通信という組織との関連についてだった。……結論はまだ出ていない。もう少し考えさせてもらおうと思う。マスメディアとWEBに関して指摘されたさまざまご意見にお答えしたいのはやまやまだが、もうしばらく時間をいただきたい。 
 [2ヵ月の沈黙]CH-K編集部 伊藤 圭一

ほぼ2カ月の休息でした。4年前に編集委員室のWEBサイトを始める際に考えたのは「双方向性」へのトライでした。周囲からは「危ないものに手を出さない方がいいよ」とか「うちの会社には向かないんじゃないかな」などの意見もあったのですが、新聞用の記事を張り付けるだけのWEBなんてつまらない、顔の見えるサイトこそが、これからのメディアに必要なことではないかと、やり続けてきたのが現状です。
さて、小池CH-K編集長の署名記事が出た後、編集日記のブログ版はヒット数が急増し、コメントの渦で埋まりました。……いかんせん数が多すぎて、小池と2人で対応するのは物理的に不可能でした。沈黙を保ったことに関しておわびします。
また、……今度は、コメントやトラックバック同士のやり取りが始まりました。これは双方向というよりは、もっと多次元のやり取りですね。……ここまでは「なにも足さず、なにも引かず」の方針だったのですが、そうもいかないでしょう。
ですが「多次元の話し合いの場」になった「CH-K編集日記ブログ版」の扱いは難しそうです。これまでのコメントの中には、コメントを受け付けず、トラックバックだけをオープンにしてはどうか、という意見もありました。私の周囲にはトラックバックも閉めた方がいいという考えもあります。
いずれにしろ、考えをまとめて、運用方法を決めたいと思っています。

(追伸)小池編集長および伊藤編集部員さま、誠に勝手ながら、読者の便宜に供するため、コメントの大部分を転載させていただいております。問題があれば、ご一報いただきますよう、お願い申し上げます。

2004 09 04 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2004.08.28

土下座と大爆笑の矛盾を藪医者が切る!:白骨温泉問題をどう考える?[BLOG of the Week]

 皆さん、こんにちは。木村剛です。毎週土曜日は、トラックバックしていただいた方々を中心に、私が独断と偏見でお気に入りのブログを一つ選んでご紹介する「BLOG of the Week」の日です。第17回「BLOG of the Week」において私が選んだのは、「彰の介の証言」さんが書いた「それらしい報道」です。

 一言でいえば、バカ受けでした。
 はっきり言って、座布団10枚です。
 まあ、読んでみていただければ分かります。それでは、「彰の介の証言」さんが書いた「それらしい報道」をお楽しみください。

「それらしい報道」

報道って、体裁を整えるために事実をちょっと変えてみたり、あってほしいニュースを無理やり探したりするんだと言うお話です。

実例その1、中学生だったころですが、私の通っているのとは違う近くの中学校でいわゆる汚職事件があったんです。学年主任だかの先生が参考書の選定をめぐって便宜を・・てな事件でした。このニュースをテレビで見たときこんな事言ってました。
「全校集会が開かれ、学校長が土下座して全校生徒に謝りました。会場では涙ぐむ生徒もいました。」
時は経ち、高校生になった時、その中学出身の同級生がいたので、ある機会にそのときの様子聞いてみたんですが、その内容にびっくりしました。彼曰く、「いやー校長が土下座しやがってさー、みんなで、大爆笑したよ。」あれ、涙ぐんだんじゃないの?。もしかして笑いすぎで泣いちゃったの?。まあ、確かに「全校集会が開かれ、学校長が土下座して全校生徒に謝りました。その瞬間会場は爆笑の渦に包まれました。」
では、ニュースにできないですね。まあ、いわゆる体裁を整えたって事でしょう。

実例その2、私は職業がらやぶ医者をやってますが、某市民病院で当直をやってたとき、震度4位の地震があったんです。その後、地震でびっくりして腰が痛くなったというおじさんが救急車で運ばれてきました。レントゲン写真を見ると腰椎圧迫骨折の所見がありました。が、別に今回びっくりして骨折したわけでなく、昔から所見自体はあったようです。
でも、どこで仕入れたんだか?翌日のその地震に関する新聞記事を見てびっくりしました。「昨日の地震で○○町の×歳の男性が腰の骨を折る大怪我を負いました。」どうもその地震でもっとも重い症状を負ったのが昨日診たおじさんだったようです。腰の骨を折ったかどうかわかんないんだけど、地震のニュースとしては誰かが怪我してくれないと体裁が整わないんですね。
  そんなこと考えると、白骨温泉のお湯を白く濁らせるぐらいのことは、なにせ、"白骨"なんですから、勘弁してあげたくなります。


2004 08 28 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2004.08.21

ジャーナリストとブロガーの良い関係 [BLOG of the Week]

 皆さん、こんにちは。木村剛です。毎週土曜日は、トラックバックしていただいた方々を中心に、私が独断と偏見でお気に入りのブログを一つ選んでご紹介する「BLOG of the Week」の日です。第16回「BLOG of the Week」において私が選んだのは、「ネットは新聞を殺すのかblog」さんが書いた「参加型ジャーナリズムの時代」です。

 このブログを主宰している湯川鶴章氏については、「ネットは新聞を殺すのか」(NTT出版)という書籍で知っているだけですが、「カトラー」さんが指摘しているように、これは「ネットとマスコミの関係について少しでも関心のある人間なら、ぜひ読んでおかねばならない本」です。私もご一読をお勧めします。
 それにしても、正直申し上げて、「ネットは新聞を殺すのかblog」さんが書いた「参加型ジャーナリズムの時代」には心から感銘を受けました。現役のジャーナリスト――しかも、ブロガー側ではない立場の方――がここまで正直に自らの想いを公表されることは、これまでも、そして、おそらくこれからもないのではないかと思われるからです。
 しかも、今回ご紹介する文章につきましては、淡々と書き綴っているようにみせながら、プロとしての巧みな筆の冴えを滲ませており、モノ書きとして感服させられました。この文章は「カトラって」いながら自然体です。こういう、さりげなくこじんまりとまとまっている文章というのは、意外に難しいものなんですよね。
 ということで、私は、「ネットは新聞を殺すのかblog」さんが書いた「参加型ジャーナリズムの時代」を一文たりとも削ることができません。そのまま全文を掲載させていただきたいと思います。なお、これに関連して「カトラー」さんが書いている「共同ブログは何故、休止したままなのか?」も名文です。当然「カトラって」ますので是非ご一読を。
 それでは、「ネットは新聞を殺すのかblog」さんが書いた「参加型ジャーナリズムの時代」をお楽しみください。

 「参加型ジャーナリズムの時代」 

 このブログは、参加型ジャーナリズムをテーマにしている。恐らく参加型ジャーナリズムをテーマにした日本で唯一のブログだと思う。このブログでは、わたしが情報を集めてきて、わたしが主張を述べてきた。読者からコメントやトラックバックが寄せられたが、それは新聞の「読者の声」欄のようなものだった。つまりブログという新しいメディアの体裁を取ってはいるが、やっていることは「上から下への情報の一方通行」という従来型メディアとそれほど変わらなかった。 
 しかし今回、共同通信ブログ問題を調べていている中で、分かっていたはずの事実を再認識し愕然とした。 
 それはこのブログの読者の中には、わたしよりも情報収集力、分析力、筆力に勝る人が数多くいるという事実だった。同問題で何が起こったかを時系列に並べてみようと思っていたときに、「Fireside Chat」が一足先に完璧な情報を集めていた。共同編集長の主張とコメントを寄せたユーザーの意見を対比させようと思っていたら、「あざらしサラダ」が既にバランスの取れた議論を行っていた。共同ブログを画期的な試みとして評価する主張を展開しようと思っていたら「カトラー:katolerのマーケティング言論」が、わたしには到底書けそうもない素晴らしい文章を既に書いていた。それでは小池編集長を応援する文章を書こうと考えていたら「週間!木村剛」に完璧な主張を先に書かれてしまった。わたしにできることは、「これらのブログがわたしの書くものより優れているので、そちらを読んでください」と言うことだけだった。 
 これまでの職業人生の中での、初めての経験だった。 
 この経験はわたしの中に2つの感情を呼び起こした。 
 1つは、敗北感である。商業ジャーナリズムに身を置く自分が、報道を生業とする自分が、ブロガーに勝てなかったのだ。非常に残念ではあるが、どうしようもない事実である。 
 もう1つの感情は、希望である。ジャーナリズムがまさにこれから変わろうとしているという実感である。報道機関の入社試験にたまたま受かった者だけがジャーナリストになれるという、これまでの閉鎖的なジャーナリズムはやがて幕を閉じる。一般市民を巻き込んだ参加型ジャーナリズムの時代が今まさに来ようとしている。商業ジャーナリズムは市民ジャーナリズムという助っ人を得ることになる。インターネットは決してジャーナリズムの敵ではない。ネットは、ジャーナリズムにとっても、民主主義にとっても、心強い味方になり得るのだ。

(追伸)「ネットは新聞を殺すのかblog」さん、「週刊!木村剛」の「トラックバックの留意点」に明記してあるルールに基づき、リンクし、トラックバックした上で、全文を掲載させていただいておりますが、問題がある場合はご連絡ください。

2004 08 21 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2004.08.14

当事者と評論家:Criticize or Fix? / Excuses or Solutions? [BLOG of the Week]

 皆さん、こんにちは。木村剛です。毎週土曜日は、トラックバックしていただいた方々を中心に、私が独断と偏見でお気に入りのブログを毎週一つ選んでご紹介する「BLOG of the Week」の日です。第15回「BLOG of the Week」において私が選んだのは、「【人生設計】日吉町電停前BLOG」さんの「当事者と評論家の分かれ目」です。

 このエッセーは、ご自分の経験を語りながら、「批判すること」と「解決すること」の差異や、「言い訳を飾り立てること」と「解決の道を探ること」の違いを浮き彫りにしています。ビジネスの現場において私は、「Don’t criticize! Do fix!」(批判している暇があったら直せ!)」とか「No excuses. Solutions, please.(言い訳は要らないから、解決策をくれ!)」などと部下に指示することも多いのですが、そういう場面での考え方をうまく書いていただいたなぁという感じです。
 是非、「【人生設計】日吉町電停前BLOG」さんの「当事者と評論家の分かれ目」をじっくりと読んでみてください。モノゴトを本気で前進させようと思っている方には、何かしらのヒントになるのではないでしょうか。

 「当事者と評論家の分かれ目」  

私も、労組役員になったばかりの頃は、正論ばかりを主張していました。自分の言い分だけを主張し、相手の立場には耳を傾けませんでした。「経営の論理」を受け入れることは「負けること」だと思っていました。「正しい」ことを言っている自分に自己満足していましたが、何も成果は得られず不毛の対立が残るばかりでした。

自分の行動が変わったのは、実際に経営陣と交渉する役割の役員になってからです。交渉の目的は何か? それは、賃金にせよ、労働条件にせよ、「今よりも良くすること」です。それまでは、理想的な状況(あるべき姿)を一足飛びに要求し、それに応えられない場合は、「経営側に誠意がない」として済ませていました。しかし、相手にもメンツはありますし、「経営の論理」だって自分にとって不都合であっても、間違っているわけではありません。交渉相手の「顔」を見ると「好き嫌い」という生な感情が前面に出てきてしまいますが、客観的に考えてみると、「これは譲る」「これは必ず認めさせる」などの損得勘定ができるようになります。

現実の賃金制度改定交渉では、「将来的には賃金が頭打ちになっても仕方がない」「移行にあたって前年年収を下回る組合員は発生させない」「管理職の賃金をどう変更しようと労組は口を挟まない」「制度名称は、経営のメンツが立つように好きなように付けさせればよい」「賃金表が改定されなくても、定昇で自動的に賃金が上がるような仕組みにしてしまう」など、具体的に条件設定していきます。3歩進んで1歩下がるくらいの感じです。結果的には労組の思惑通り、きちんと勉強せずに交渉に臨んだ経営陣は3年くらいしてから「しまった」と気づきましたが後の祭りです。

ただ、高齢層の組合員からは批判が寄せられました。限られた原資を若年層に厚く配分し、高齢層にほとんどまわさなかったからです。従来の賃金制度のままであれば、もっと多くの賃金が得られていたはずだとして、裏切り者扱いもされました。確かにそうかもしれませんが、そのまま放置していたらどうなったでしょうか。おそらく、リストラを招くこととなったと思います。そうなった時、きっと若い組合員は、「わがまま」な高齢層の組合員を守らないでしょう。

自分の立場を主張することは大いに結構。全体主義国家ではないわけですから。ただし、お互いの言い分を出すだけ出し合ったら、そこから最大公約数を目指して、どれだけ譲ることができるか。当事者が、誠実に協議に参加している限り、自分の言い分を100%を実現することは、かえって不正義なのだと思います。

2004 08 14 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2004.08.07

育児問題:みんなちがって、みんないい[BLOG of the Week]

 皆さん、こんにちは。木村剛です。毎週土曜日は、トラックバックしていただいた方々を中心に、私が独断と偏見でお気に入りのブログを一つ選んでご紹介する「BLOG of the Week」の日です。第14回「BLOG of the Week」において私が選んだのは、「普通の専業主婦だって、文句があるさ!」さんが書いた「女の敵は女じゃないよっ。」です。

 7月21日にUPした「「悩める母親党」をブログ上で旗揚げしよう!」を巡りましては、侃々諤々の議論が盛り上がりましたが、この「女の敵は女じゃないよっ。」というエッセーのスタンスに最も共感を覚えました。このブログにコメントを寄せた「まり」さんの「我は我、汝は汝、されど仲良き」という言葉や、紹介されている金子みすずさんの「わたしと小鳥とすずと」の詩にある「みんなちがって、みんないい」という美文は、7月28日のゴーログ「改革を成就するモノは何か?:ケーキとネギの関係」において私が申し上げた「ケーキとネギの関係」の真髄に相通ずるところがあります。

 個人的なことを申し上げますと、私の両親は共働きでした。保育園に私を迎えに来る母親も遅くまで勤務していました。友だちが一人去り、二人去っていく中、私はいつも最後まで居残りになって、薄暗い園内で1~2時間一人ぼっちで母親の迎えを待っていたことを覚えています。もっとも、小学校に入学するタイミングで私の弟が生まれたものですから、母親は勤めを辞め、専業主婦として育児に専念することになりました。そのため、学童クラブには全くお世話になっていません。
 ただ、私の心の内部では、保育園で一人母親を待っていたときの寂しさが強烈な記憶として残っていたので、いつしか、「自分の子どもには自分と同じような思いはさせたくない」と強く思うようになりました。小学校教諭だったカミさんも偶々同じような考えだったものですから、木村家では、「金銭面のみならず、いかなる意味においても家族を取り巻く外部環境から家族を護る」のが私の主な責務で、「育児を含む家族のマネジメント」がカミさんの主な責務という分業体制を選択しています。このため、私の子どもも学童クラブにはお世話になっていません(だからといって、「分業体制が正しく、共働きが間違っている」とか「育児は母親がすべきだ」などと他の家族に対して主張しているわけではないことについてはご理解いただきたきたいと思います)。
 このため、幸か不幸か、私は「学童クラブ」に対する問題意識がそれほど強くありません。しかし、学童クラブで悩んでいらっしゃる方々がいるとすれば、それは、社会として考えるべき問題ではないかと感じています。ただそのときに重要なことは、色々な立場の親たちや様々な環境の子供たちがいるという現実を踏まえた上で、出来ることからやるということなのだろうと思います。
 そのためにも、育児や家族のあり方に関しては色々な立場や価値観があるという包容力を持った考え方がベースにあるべきだと考えています。そういう意味で、「普通の専業主婦だって、文句があるさ!」さんが示した「女の敵は女じゃないよっ。」の包容力のあるスタンスは極めて貴重なのではないかと感じるのです。是非、お読みください。

  「女の敵は女じゃないよっ。」 

本気で考えると「子育て」って、特に今の世の中では、とっても難しいんですよ。子供には、「自立してもらい、それぞれが自分の出来る範囲で、力を十分生かし、そして発揮する大人」に育って欲しい。これはすべての親の願いです。もちろん親だけでなく、そう育ってもらわないと困るのは、国だし社会ですよね。極端な話、今働いている女性が支払う税金も大事なのかもしれないけど、将来子供達が支払う税金も思いっきり大事でしょっ。だったら「きちんと子育て」は極めて大事な仕事と言っても、決して過言じゃないはずです。だから「子供の健やかな育ちへの支援」もあらゆる所から、あらゆる面で、沢山お願いしたいですね。
そして、仕事と子育ての関係。問題は「女性が働く事」じゃなくて、「働き方」。要するに、どうやってうまく子供との関係を良好に保ちながら働くか、ということにつきるのではないでしょうか。……もちろん専業主婦にだって陥りやすい問題が存在します。子供への過干渉や子離れの問題もその一つでしょう。
結婚して子供が出来て仕事を続けるか、専業主婦になるかは、様々な状況はあれど、皆、自分が選択した事だから、どの道に進んでも、誰に言い訳することなく、胸をはっていればいいと私は思います。もっというと、結婚するのか、子供を持つのか、何人持つのかも、同様です。自分が決めたり、もしくは受け入れた運命だとしたら、他人がとやかく言うことではないんです。身内や親戚ももちろん。ましてや国が言う事ではありません。
だから、自分が決め、受け入れた道で、とびっきり、うまくやる方法を考えよう。人の境遇を羨んだり、蔑んだりする必要はないんですよね。どの境遇の母親にとっても、子育てには地雷があちらこちらに埋まっていて、とてもしんどいわけです。でもそれから逃げてはいけないんですよね。
だから、キーワードはお互いがお互いの存在を「認め合う事」、「受け入れる事」なんでしょう。そして私は、それは可能だと思います。
私の友達も色んな境遇の人がいます。未婚で働いている人も、子供はいないが夫婦二人で仲良く暮らしている人も。専業主婦もいるし、途中からパートにでた人もいる。子供を持ってもずっと働いている人もいるし、公務員で産休目いっぱい取って、3人の子育てをしている、つわものもいます。色々です。でも友達には変わりないから、いつも彼女たちの変わらぬ無事を願っていますもの。
だから、やっぱり、私は言いたい。女の敵は女じゃないよって。

2004 08 07 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2004.07.31

プロ野球vsサッカー:観客vsプレーヤー[BLOG of the Week]

 皆さん、こんにちは。木村剛です。8月1日(日)早朝にフジTV「報道2001」に出演します。自民党国会対策委員長の中川秀直氏、民主党幹事長の藤井裕久氏、経済評論家の三宅久之氏とご一緒する予定です。お時間のある方は是非見てください。
 さて、毎週土曜日は、トラックバックしていただいた方々を中心に、私が独断と偏見でお気に入りのブログを一つ選んでご紹介する「BLOG of the Week」の日です。第13回「BLOG of the Week」において私が選んだのは、「Unforgettable Days」さんが書いた「サッカーファンから見た近鉄とオリックスの合併にまつわる問題」です。

 近鉄とオリックスの合併に始まり、ライブドアの参入、もはやお約束となったナベツネの暴言を巡って、たくさんのトラックバックをいただきましたが、その中でも、独自の視点から、地に足のついた主張を展開していらっしゃるのが印象的でした。私も根っからのサッカーファンで、Jリーグ開幕時にジーコとコンビを組んでいたアルシンドのスピードとテクニックにうならされたクチです。最近の鹿島アントラーズをみていると、小笠原のプレイスタイルは好きなのですが、それを活かせるフォワード不足に悩まされている感じがして残念です。
 「Unforgettable Days」さんによる詳細な分析と主張のうち、「観客ではなく、プレーヤーを増やせ!」という鋭い主張の部分を抜粋してご紹介しましょう。お時間のある方は、リンク先の全文を是非お読みください。後半に掲載されていますが、個人的には、「グラウンド付近における学童保育の併設」などというアイデアはなかなかグッドだと思います。さあ、お楽しみください。

「サッカーファンから見た近鉄とオリックスの合併にまつわる問題」 

 私は、サッカーファンです。Jリーグファンであり、なんと言っても鹿島アントラーズのファンです。そんな私には、基本的には「近鉄とオリックスの合併」と言うのは「他人事」です。大きな問題意識も持っていないし、また、直接関わる問題でもありません。ですから、この問題に口を出す資格が、自分には無いだろうと思っています。
 けれども、プロ野球ファンだけが見えていない問題が多々あることに呆然とします。それらは、Jリーグファンであれば1998年度におこった横浜フリューゲルスの横浜マリノスへの吸収合併で直面していますし、バレーボール、ラグビー、アイスホッケーなどでも直面してきた問題です。そこで、ちょっと外から見た視点で書いてみようと思います。
 確かにプロ野球に限らずプロスポーツを黒字化しうる莫大なマネーソースはテレビの放映権料です。そして、そのテレビで放映されるためには、他のテレビコンテンツとの競争に勝つ必要があります。そのためには、コンテンツとしての魅力、すなわちエンターテイメント性が必要になってきます。そう考えると、「観客」を意識したファンサービスが必要とは言えます。
 しかし、「観客のためのサービス」と言う時点で、既にMLBのサービスとの発想が違っています。米国にはご存知のように、ベースボール以外にも、バスケット、フットボール、ホッケーの4大プロスポーツがあります。MLBの各球団は、MLB内部でのポジションだけでなく、これら他のプロスポーツとの競争下にあることを自覚しているはずです。
 そうなると「見るのが面白いスポーツ」だけでは勝ち抜けません。「やってみて楽しそうなスポーツ」である必要があります。つまり、競技人口を増やす必要があるのです。MLBのファンサービスは、主として子供を大切にします。それは、よく「子供に夢を与える」と言う表現で美化されますが、現実的には、子供と言うのプレーヤを他競技と奪い合っている中での獲得手段でもあるのです。普段、野球をして遊ぶ子供は、自然と野球を見るようになるでしょう。そして、子供が野球をやり、見るようになれば、親も野球に興味を持ちます。子供が貴重なリソースであると言うのは、このような野球マーケットへのゲートキーパーでもあるからです。
 もちろん、日本のプロ野球でも野球教室を開くなどして、子供に野球の楽しさを伝えるイベントを行っています。しかし、他競技との競争の中で必死に子供を野球に繋ぎとめておこうとする米国MLBとの必死さは歴然としています。
 特に、日本国内での主要な競争相手であるサッカーと比べるとどうでしょうか? 確かにJリーグのテレビ視聴率は伸びていません。野球と比べて、入場者数の定義が違うものの、やはり動員力は小さいと言えます。逆にだからこそ必死なのでしょうが、子供へのアピールは日常的に行われています。クラブに所属するユースクラスの選手であれば、トップクラスの選手と直接試合をする経験を持てます。それ以外でも、普段の練習後からファンサービスのためのサインは当り前です。さらには、芝生の校庭を増やすための呼びかけをして、実際に芝生の校庭を持つ学校に、元Jリーガーを派遣してサッカー教室を開くことで、サッカー競技を広めようとしています。試合当日のボールボーイは、近くのユース年代あるいはジュニアユース年代のチームにお願いし、試合前に紹介されて観客から拍手を貰えます。さらには、ナショナルトレセン制度によって、小さい頃から優秀と判断されたプレーヤは、最先端の育成を受けられるよう、全国的な組織ができあがっています。このように、日本全体に、子供の頃からプロのサッカー選手の生活がどのようなものなのかを体験できる機会を整えて、サッカー人口の増大を目指しています。あるいは、地域のスポーツ施設の中核を担うと言う立場から、他のスポーツ競技者を育成することに乗り出し、クラブへの所属意識を高めるなどの努力を行っています。
 今、野球をプレーする環境は非常に狭まってきています。社会人野球も企業の撤退があり、高校野球の人気低下があります。さらに、イチローや松井が野球を始める切っ掛けとなっている、親子でのキャッチボールなども都心ではスペースの関係からやりにくくなっています。それに対して、サッカーでは「おらが町のJリーグクラブ」と言うことで、全国にJリーグ入りを目指すクラブが誕生しつつあり、地元に根ざした活動から、ファンを増やしています。そこでは、気軽にサッカーボールを蹴り合える環境が整ってきます。都心でも、野球のボールを車にぶつけたら大事ですが、サッカーボールがちょっとぶつかったくらいであれば、汚れ程度で済みます。この辺の状況も違ってきています。
芸能界と言う縮図を見ても、一昔前までは、ビートたけしなどの野球チームが話題になりましたが、今や、ハロプロやフジの女子アナのフットサルが話題です。サッカーが女性のプレーヤーを獲得することに成功していることの脅威を、野球ファンはもっと真剣に感じるべきです。
 つまり、今、「ファンの視線で」などとファン第一思想でプロ野球経営を考えるべきであるような評論が多いですが、それでは役に立ちません。「プロ野球ファン」と言う「観客」の立場で考えるのではなく、「野球ファン」と言うプレーヤを増やすための方策を考えるべきです。
そう言う点では、名球界が全国の野球教室を開いているのは、早くから危機感を感じとっているのかもしれません。
 ただ、彼らであれば、子供たちにサービスするのも良いでしょうが、往年の活躍を知っていて憧れを持っている親の世代との野球教室なんてのがあっても良いのかもしれません。今の子供たちには、新庄や松坂が教えてあげて、そのお父さんたちは金田や王とキャッチボールをするなんてことがあったら、またグローブを買うお父さんたちも出てくるのではないでしょうか。
 今、プロ野球界が一番考えなければならないことは、「観客」ではなく「野球をする人」です。

2004 07 31 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2004.07.24

「週刊!木村剛」がラジオに進出!?[BLOG of the Week]

 皆さん、こんにちは。木村剛です。毎週土曜日は、トラックバックしていただいた方々を中心に、私が独断と偏見でお気に入りのブログを毎週一つ選んでご紹介する「BLOG of the Week」の日です。第12回「BLOG of the Week」において私が選んだのは、「ひとこと」さんの「いっそラジオでも『週刊!木村剛』を!」です。

 「ひとこと」さんは、5月初旬、私の誕生日を起点とする「ゴーログウィーク」プロジェクトを企画・実行したり、尾花広報部長宛てに「トラックバック・ランキング集計プログラム」を送付してくれたり、「月刊!木村剛」の創刊を煽って(?)みたり、「週刊!小松原営業部長」を提案してスタートさせたり、と実績豊富な「週刊!木村剛」における企画の達人なんです。
 その「ひとこと」さんが、今度は、なんと「ラジオ番組を作れ」と煽って(?)いらっしゃるんです。なるほどねぇ。じつは、ラジオのDJは意識していないわけではないです。私も「オールナイトニッポン」を聴きながら育ったクチですから(ツルコーですよ)。今度、日経ラジオ社の吉田社長とお会いしたときに、さりげなく提案してみましょうか(本当に番組作っちゃったりして……)。私自身、現在TOKYO FMにおいて、毎週日曜日朝7時30分から「SUPER JOINT RADIO」という番組のパーソナリティをやっています。その番組の題名を「週刊!木村剛」に替えて、中身を変えちゃうのが手っ取り早いかもしれません(オイオイ、本気で考えてんのかよぉ……)。
まぁ、いずれにしましても、「ひとこと」さんの「いっそラジオでも『週刊!木村剛』を!」をお楽しみください。

「いっそラジオでも『週刊!木村剛』を!」

最近、「週刊!木村剛」を読んでいると、まるで、声がそのまま文字になったラジオ番組みたいな感じがします。
それも、視聴者とすごくいい関係が築けているラジオ番組。

メインDJ=キムタケさん
スタッフ兼レギュラーパーソナリティ=尾花さん、小松原さん
ゲスト=Blog of the weekに採用された人、大きく引用された人
視聴者からの投稿=トラックバック、メール
公開収録≒オフサイド取引、ゴーログ交流会

DJがいて、そこに投稿する読者がいて。
DJが時折読者からの葉書を読んで番組が進行していく。
番組の間には時折レギュラーらによるコーナーが挟まれる。

従来、特定のページに対する”投稿”といえばメールや掲示板へのコメントといった手段が一般的でした。
が、トラックバックという手法が流れを変えた、といっても過言ではないと思うのです。
自分の拠点たるBlogから相手の記事へ「関連記事がここにありますよ!」というトラックバックPingを飛ばす。
これが「関連記事」というのがミソで、100%相手の記事への感想、にはなりづらいのも一つのよい流れを作る要因なのではないでしょうか。
うーん、なんにしても、考えれば考えるほど最近のゴーログはラジオ番組っぽい造りだなぁ。
ぶっちゃけ、結構そこら辺を意識してやってたりしません?(^^;>木村様

で、何がいいたいかというと。
「週刊!木村剛」というBlogは、そのままテレビやラジオの番組としても成立するような、本格的かつ明快な内容だと思うのですよ。
まずは深夜隔週30分枠とかでレギュラー化とかしないかなぁ、なんて思ったり。
もしくは、ブロードバンドコンテンツ化とか。ストリーミング放送とか。
「ねとらじ」(そういえば、噂のLibedoorと合体するそうですね)なんて方法もありますし、、、ねぇ?
そんな企画って木村さんのところに持ってこられたりしないのかなぁ?
なーんの能も無い芸無能人を出すくらいなら、気軽に真面目に経済や金融を視聴者と”語り合える”番組があってもよさそうなもんだと思うのですが。

どうでしょう。マスコミの皆さん。
そんな番組の企画、立ててくださいよ! 

と、ここまで書いててひらめいた。

いっそ、BlogはNifty(ココログ)、書籍はインフォバーン、そんでもってラジオをLivedoor(ねとらじ)でやっちゃえー!ってのは強引ですかねぇ?
結構、ねとらじのキラーコンテンツになりそうなのですが、どうでしょう?木村さん!堀江さん!(越えなきゃいけない壁は多そうですが、燃えてきません?)僕だったら、聞きます!
企画会議やるから参加しろといわれれば、会社休んででも行きます!

で、そのラジオの内容をCDに焼いて、月刊!木村剛のおまけにつける!!

完璧。
これは買うよ、買いですよ、奥さん!
実現したら面白いだろうなぁ!!!

ならば。
企画書の書き方ってよくわかってないのですが、企画するとしたらこんな感じ?ってのを作ってみました。
ご笑覧くださいませ。。。

企画題:「週刊!木村剛 OnAir」

企画要旨:「本邦初のBlogの書籍化」を行ったBlog、「週刊!木村剛」をベースとした、ラジオ番組の実施

企画背景:昨今の経済や金融の話題について、現状のマスメディアによる報道は「どこも同じような内容で、表面的なもの」に成り下がっており、目を覆うばかりである。一方で、ネットにおいてはBlogというメディアを通じて、経済や金融に関する本質的な意見交換が繰り広げられており、「様々な意見をネットのみにとどめておくのは勿体無い」ということで書籍化されたという事例も出てきている。

 つまり、今求められているのは「耳あたりの良い、一方的に与えられる表面的な報道」ではなく、「皆で考え、気軽にかつ真剣に様々なレベルの意見を交し合えるインタラクティブコミュニケーションの場」であるものと考えられる。
 そこで今回、既に実現されている「Blogの書籍化」に続く展開として、文字のメディアから音声のメディアへの昇華を企画したものである。

企画の意義、将来性:
 現状、ネット上のコンテンツ(文字ベース)とテレビ・ラジオといったメディアとのリミックスの実例はまだないため、本企画はネットから上がった声をよりリアルタイムに、よりわかりやすく伝えるための新たな手段を模索し、先進的な活動によりのデファクトスタンダードを構築するという意味でも、取り組む意味は十分にあるものと思われる。また、本企画が成功した暁には、第2、第3のBlogとコラボレーションしたブロードバンドコンテンツの発信や、ラジオ番組と連携したBlogなども実現可能であると考えられる為、早期に実現すべき企画であると考えている。

ターゲット:20代~50代(男女問わず)
(ねとらじを利用する場合は、スキル及び相応の環境を持っていることが必要。)

企画内容:
 司会者と木村剛氏、及び毎回招くゲストの対話型で進んでいく形態の番組。経済、金融の話題を主とし、木村剛氏のBlog「週刊!木村剛」と連動した形で進めていく。
 読者・視聴者参加型の番組とし、Blogへのトラックバック及び番組への投稿を元に番組を進行させる。放送された内容はダウンロード可能とし、定期的に発行される(予定の)月刊!木村剛の付録として同梱する。

 ひとことでいうと、”「週刊!木村剛」のメディアミックス化”=Blog、書籍化に続いての「マスメディア」進出を図るものである。……!

随分とざっくりとした内容で恐縮ですが。。
見てみたいなあ。
こんな番組。……文章では伝わりきれないニュアンスを伝えるという意味でも、中身の濃い報道をするという意味でも、とても意味のある番組になると思うんですけどねー。
是非!

2004 07 24 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2004.07.17

竹中平蔵・木村剛、新橋で初の共演[BLOG of the Week]

 皆さん、こんにちは。木村剛です。毎週土曜日は、トラックバックしていただいた方々を中心に、私が独断と偏見でお気に入りのブログを毎週一つ選んでご紹介する「BLOG of the Week」の日です。第11回「BLOG of the Week」において私が選んだのは、7月8日に新橋駅前において私が竹中平蔵氏の応援演説をした模様をテープ起こしをベースに忠実に再現していただいた「ゆびとま」さんの「新橋街頭演説その1」「新橋その2」「新橋その3<不良債権問題>」「新橋その4<郵政民営化>」「新橋その5<年金問題>と<賭ける思い>」です。

 テレビにしても、新聞にしても、報道する場合には、極めて限られた時間内で伝えたいメッセージを凝縮しなければなりませんから、そのシーンの切り取り方によってかなりニュアンスが異なることとなります。良質なマスコミはその中で公正な報道を追求して悩みながらクオリティを高めていこうと努力しますが、悪質なマスコミは切り取り方によってバイアスが生じることを悪用してアジテーションに利用しようとします。そして、残念ながら、少なからぬわが国のマスコミは後者に属しています。
 私がブログに魅力を感じるのは、そういう偏向したマスコミを通すことなく、直接、真実を読者に伝えられるというメリットを感じるからです。そういう意味で、テレビ業界に身を置く「ゆびとま」さんが労を惜しまずに、テープ起こしをしてくれたことに感慨を覚えました。「切り取り」を仕事にしている人が「そのまま流す」ことに価値を見出したことに対して、私は少なからぬ意義を覚えるのです。
 それでは、「ゆびとま」さんの「新橋シリーズ」を抜粋してご紹介いたします。新橋で私の竹中平蔵に対する応援演説を生で聞かれた方は、あの感動(?)をもう一度お楽しみ下さい。

 「新橋街頭演説その1」  

木村剛
 みなさんこんにちは。今日は竹中平蔵のためにお集まりいただき、本当にありがとうございます。……一年半前くらいは大変でした。私と竹中平蔵が並ぶと、諸悪の根源二人組。竹中平蔵が金融担当大臣になると、日経平均は9500円割れる。私が竹中チームに入ると株価は9000円割れる。竹中ショック、木村ショックとも言われて、道も歩けなかった。その後どうですか株は。きょうは11300円いってるんですよ。なぜ竹中ショックと言って、竹中リカバリーと言ってくれないのか。マスコミはつめたい。もう少しフェアな報道をしていただきたい、と思うわけです……竹中平蔵はこういう顔をしていて、実はしぶといんですね。たたかれてもたたかれても改革。私だったらとうの昔に嫌気がさして、永田町のおじいさんとの戦いにへとへとになって、泣いて帰っていると思います。こんなにタフな学者を私は見たことがありません。学者じゃないですね。すでに政治家だということだと思います。そうじゃないですか、みなさん!(拍手)この竹中平蔵だけが、この小泉政権のもとで、あの恐ろしい……自民党の妖怪のような方々を相手に改革を進めてきたわけであります。評論家では日本は良くなりません。理論だけで日本が良くなるんだったらとっくにもうパラダイスになっています。それを本当に実行で変えられる人間でなければ、残念ながら、この日本は変わらない……はっきり言って、私が竹中平蔵だったら立候補なぞしません。何のメリットもないんです。なんで立つのか。ただひたすら、自民党の抵抗勢力をこれでぶっ潰すんだと。……これから、竹中ショックでなくて、竹中リカバリーという言葉を、しっかりと皆様と共に唱和ができるようにいたしたい。……いずれにしろ歴史は、竹中平蔵のやった仕事を証明してくれると思いますが、その歴史は二日後です。一年も二年も待っていられないんです。二日後にぜひ、歴史を証明するために、竹中平蔵と書いてください。……
 「新橋その2」 

竹中平蔵
 ……90年代になってから成し得なかったこと私たち間違いなく二つできたと思っています。それは、不良債権をまず減らすことです。どの内閣も不良債権減らせなかったんですよ。だから90年代ずーっと……変な経済がずっと続いてきた。しかしそれがこの二年間で半分になりました。……もう一つ、それは財政に頼らないで自律的に景気回復をさせるということ。これもどの内閣も成しえなかったんですよ。90年代を通して、100兆円以上の追加財政需要をやって、公共投資を増やして……、それで一時的に良くなるけども、またすぐにだめになる。結果的に借金の山を作っただけだった。この流れは間違いなく私たちは変えられたと思います。……ぜひ考えていただきたいのは、私たちが、当たり前のことをやろうとした。不良債権を減らそうとしたときに、野党の人たちは何と言ったか。無責任な評論家は何と言ったか。無責任なマスコミは何と言ったか。……竹中のやり方でやったら日本経済はめちゃくちゃになる。そんな風に言っていた評論家、全部リストアップしたらどうですか。その人たちの意見を聞いてみたらどうですか。……私は、この体質こそが……日本の進歩を阻んでいる最大の諸悪の根源だと思っています。もう一つ……私は二年前に金融担当大臣になって、とにかくありとあらゆる叡智を結集して、本当に二年で不良債権問題を解決しようと……色々な人たちのアイデアを吸収しようと思いました。そして、私のチームに入ってくれと言いました。著名な経済学者の何人かは、「この問題は解決できないから、何をやっても無駄だよ」と、そう言って逃げました。私はあなたと共に心中する気は無いと言って逃げた経済学者、いるんですよ。著名な。堂々といままたマスコミに出て偉そうなことを言っている人たちがいるんです。その時に……知恵の一滴まで絞って……くれたのが……木村剛さんなんです。そして、伊藤達也さんなんです。ここはもう、私たちは志の問題なんだと思います。本当にこの国を何とかしたいと思う人たちが、間違いなく、一握りだけどいるんです。しかし、結果なんてどうでもいいから、面白おかしい議論で揶揄すればいいよ、という人たちがたくさんいるんです。私はこの選挙もそういう戦いだと思います。問題はたくさんあります。しかし、一歩一歩やっていく政策、苦しいけれども少しずつやっていく、そういう人たちを皆さんが支持されるのか、それとも、面白おかしくて批判ばっかりしている人たちを皆さんが支持されるのか、それを決めるのはやっぱり有権者の皆さんであり、その結果が私たちの未来を作るということだと思います。……
 「新橋その3<不良債権問題>」

木村剛
 劇薬コンビといわれてはや二年、夕刊フジを読むのが本当に怖い毎日だったんですけれども、不良債権問題というのは、実は簡単な問題でした。不良債権問題というのは、不良債権の裏側に、問題の企業がたくさんいるということなんです。 問題の企業がたくさんいるということはどういうことか。サービスを売る人、物を売る人がたくさんいるということなんです。本当はその人たちは、残念ながら退場していただいて、若くて元気のいい中小企業やベンチャーや新興企業がそれを補っていくという、新陳代謝がきっちりと行われれば、日本はもっと早く回復できたんです。しかしそれを、借金棒引き、しかも、失敗した企業だけに借金棒引きというインチキなことをやって、まっとうにやっている人たちが、「こんなのやってらんないよ」と思っていたのが不良債権問題だったんです。……そういうインチキなところで、誰が元気になれますか。それを、まともにしたのは、竹中平蔵だったんです。問題は簡単なんです。金融庁という役所は、大きな銀行の大きな問題いくつかと、小さな信用金庫・小さな信用組合たくさんの問題があった。どっちから手をつけるか。大銀行は強いんですよこれがまた。ね。永田町にも強い。……それと比べると、信用金庫・信用組合なんていうのは、しょせん県会議員だろうと。つぶしてしまえと。言うことで、結局、信用金庫・信用組合だけをやってきて、大銀行の問題をやらなかった。銀行も同じです。……問題のある企業、もう五年前からみんな知っていました。……そういうところからは目をそむけて、小さな中小企業はどんどんどんどん潰していく。……大きな問題から目をそむけて小さな問題をたくさん解こうとしてきたわけです。それが失敗なんですね。霞ヶ関には、頭の良すぎる人がいる。大銀行にも、頭の良すぎる人がいる。日本で頭がいいっていうと、それはどういう人たちって言えば、共通一次で900点以上とる人でしょう?どういう人が900点以上とりますか?四谷大塚に聞いてもZ会に聞いても河合塾に聞いてもこう言いますよ。難しい問題をひたすら避けて、簡単な問題をたくさん解きなさいと。テストはそれでいい。政治はそうじゃないんです!人生もそうじゃない。経営もそうじゃない。政策もそうじゃないんです。難しい問題を解かずに簡単な問題だけ解こうとすると、難しい問題は最後の最後まで国民の生活を苦しめるんです!!それを、霞ヶ関と、銀行の賢い人たちは、やってきた。その輪を断ち切ったのは、竹中平蔵です。当たり前のことを当たり前にやる。まっとうなことをまっとうにやることによって、ようやくまっとうな企業が報われる世の中になりつつある。それでようやく日本は元気になってきたんです。この流れを、ぜひ押しとどめることなく、さらなる第二弾ロケットの発射を期待するのは、竹中をおいてないんですよ!!抵抗勢力の自民党の政治家に任せていいんですか!年金問題を厚労族に任せていいんですか!だめですよ、族議員なんかに任しちゃ!!やれるのは、政治家になった竹中平蔵が、たたかれても作るしかないんですね。この金融問題で成し遂げた、まっとうなことをまっとうにやる、ということを、ぜひ……やって頂きたいと思います。(拍手)

竹中平蔵
 ……当たり前のことを当たり前にやる。これが構造改革なんです。不良債権の処理も当たり前のことを当たり前にやるんです。まず、不良債権がどれだけあるか、ちゃんと隠さずに出せということです。こんなこと隠していても何もいいことないじゃないですか。しかしそのための当たり前のことをやろうとしたら、世間は大騒ぎになったんですよ、二年前に。いま、「まあ良かった良かった」とか言っているけども、みんな私たちをたたいたわけですよ。……もう一つ、木村さんが言った言葉で重要な言葉があります。インチキという言葉なんです。やっぱりインチキがあるんですよ。たとえば、……大手の銀行は、ある……Aという業種、90年代どんどん利益率が下がって、利益が下がっているところにどんどんどんどん貸し込んでますよ。利益率が下がっているときに貸し込んでいる。……なんかおかしいんです。それで何が起こるかというと、そんなところでどんどんどんどん焦げ付いていて自ら不良債権をどんどんどんどん作っていくわけです。そんな儲からないところにお金を貸し込んでいるから、中小企業で本当にやる気のあるところに回すお金がないんです。これ、インチキですね。みなさん、人生の中で経験あるでしょう。なんかちょっとウソついたりインチキするとですね、それを隠すために別のインチキをせざるを得なくなるんですよ。それで繕って繕って繕って何がなんだか分かんなくなってきたというのが、90年代の日本の金融だったんだと思います。……
「新橋その4<郵政民営化>」

木村剛
 郵政改革というのは皆さんもご存知のように、永田町の方程式が……もう三重方程式みたいに難しい問題になっている。……口先だけで言っている人は百万人いますよ。本当にこの、郵政改革を成し遂げて、財政の健全化にまでつなげて……本当にできるかどうかというのは、やり続けることができるかどうかなんです。設計図を書く人は何人もいました。……経済学者もエコノミストも、たくさん郵政民営化の絵を書いてきた。設計図を書くだけで家はできますか?できませんよ。材料を集めてこなくちゃだめなんです。大工を集めてこなくちゃいけないんです。棟梁の機嫌も見なくちゃいけない。お隣とのトラブルも調停しなくちゃいけない。水周りもみなくちゃいけないし、ちゃんと手抜きが無いかもチェックしてようやく家は建つんです。きれいごとだけ言っていて、それで本当に世が良くなるんだったら、竹中平蔵は要らない!!……郵政改革みたいな、この本当に難しい方程式を解けるのは、しがらみのない、そして政治家としての資格を持った、竹中平蔵しかいないと思います。……

竹中平蔵
 郵便局、われわれ国民のためにもっと便利に使おうじゃないですか。例えば郵便局、いま何時にしまりますか?都心のこの辺の郵便局、我々の為に24時間あけてもらったらいいじゃないですか。なぜ24時間できないんですか?コンビニはあけているじゃないですか。郵便局って何をするところですか?いま、郵便局に行ったら、三つのサービスが受けられるんです。まず郵便を送るというサービス。その中に切手を買ったり書留を送ったりいろいろある。第二のサービスは、銀行のサービスが受けられます。預金をあずけて利子をつけてもらって、少しだけれども貸付を行っている。銀行のサービスが受けられます。もう一つは保険のサービスが受けられます。簡易保険に入って、配当も受けることができる。三つなんです。全国で、二万四千も郵便局があるのに、それぞれに、三つしかサービスが受けられないんですよ。そんな変なことないんじゃないんですか。コンビニにいったらいくつサービスが受けられますか?いろんなものが買えます、ありとあらゆるものが買えます。宅配便が送れます。税金も払えます。手数料も払えます。インターネットで買った本を受け取ることもできます。色々なことをやればいいじゃないですか。なぜ出来ないんですか?国がやっているからできないんですよ。民間でやったらいろんなことができますよ。実際にドイツでは、民営化して、……24のサービスが受けられるようになったんです。……民営化すればできるんです。そのことの、大きな制度設計をこれからやっていこうということなんです。……
「新橋その5<年金問題>と<賭ける思い>」

木村剛
 ……今回の与党案はひどいですよ。ひどい。この公的年金をどうするかというのは、本当にわれわれ一人一人関係する問題ですから。これは直してもらわないと困るんですね。じゃあこれ直せるのは誰かという問題になるわけです。で、この、公的年金の問題は、……当たり前のことを当たり前にやらなかった結果なんですね。……竹中平蔵は先ほど何と言いましたか。不良債権の問題、何をするか。まずは実体を見る。そうでしょ?厚生労働省はいまだに実態を明らかにしてないっっっ!そんな役所をそのままにしておいたらダメですよ。……残念ながら、自民党の厚生族は強い。強いが、それをたたき破るだけの力のある政治家が来なかったら、どうしようもないんですよ、皆さんの年金はっ!どうするんですか、国民年金はもう4割払わない、破たんしている!私もサラリーマン、あなたもサラリーマン、われわれサラリーマンの年金が毎日毎日くわれているんですよ。厚生労働省の役人は、知らんぷりですよ。なぜか。彼らの年金は共済年金で、国民年金関係ない。そんなこと許せますか?自分たちの計算ミスで出てきた年金改革が、全部サラリーマンにしわ寄せなんですよ。そんなことを許しておいたらダメですよ。まずは、今の公的年金がどうなのか、明らかにしろと。これは、不良債権問題と同じです。隠すな。隠すと、一つのウソが二つの、二つのウソが四つのウソになるんです。浮気と同じですよね。ちょっと隠すとひどい目に会うわけです。早く出せと。出した上でどうするのかと。不良債権問題は、ようやく解決の目途がついた。やり方は同じです。真実をきっちりと見る。当たり前のことを当たり前に見る。どれくらい赤字なのか、どうしなくちゃいけないのか。それは、人智を結集すれば解決する問題であるにもかかわらず、隠しているから直らない。不良債権問題も十年前に隠していなかったら、もうとっく終わってましたよ。公的年金の問題も、隠していなかったら、とっくに終わっていましたよ。私は竹中平蔵に言いたい。不良債権問題の次は、不良年金問題だと。(拍手)これを解決しなかったら日本は良くなりません。これをできるのは、不良債権問題を片付けた、本当に実績のある人間しかできない。きれいごと言う人はたくさんいます。耐えてみろと。大変ですよたたかれるのは。つらいもんです。夕刊フジに書かれたら私でも眠れません。竹中なんて毎日書かれるんですから。すごいタフだなと思います。でも、このタフさがなければ、戦っていけない。まずは竹中平蔵にやらせてやってください。やらせて、もし出来なかったら、ボコボコにたたけばいい。まずやらせてください。お願いします。……

竹中平蔵
 年金の問題は……政府がエラーをしたと思います。……年金というのは、もう完全に重病人の患者なんですよね。いろいろなところに欠陥がある。内臓疾患をわずらっていて、またここから流血もしていて、流血というのは特に若い人と高齢者と年齢が違ってくるからどんどんどんどん出血量が増えている。で、私たち、この前で呆然とするわけですよ。改めて本当に厚生労働省はこれまで何をやってきたんだろうと。私この一年、年金を経済財政諮問会議で議論していて、本当にそう思います。……データは政府の中でも明らかにされない。これはやっぱり詳細のデータは厚生労働省が全部持っています。さあその上で、とにかく今瀕死の子供がいる場合にどうするか。一つの考え方は、とりあえず出血をとめようという考え方だったんです。とりあえず出血を止めるということをやろうとしたんです。しかしその時に、内臓疾患だというのは分かっていたけれども、その心臓弁にあたる社会保険庁がなんとむちゃくちゃなことをやっていたわけですよ。これまあ、今日本中でいろんな組織がありますが、いまとぎこんな社会保険庁みたいなむちゃくちゃな組織はちょっと珍しいと思いますね。これは皆さん思い出してくださいよ。BSEの時に、食糧庁という役所が消えてなくなったんです。今回の問題は、社会保険庁という役所が消えてなくなって当然のような問題なんですよ。(拍手)これをどうするか。これは私責任もってやりますよ。私は今まで金融の竹中平蔵だったんです。財政の竹中平蔵だったんです。……私を国会議員にしてくだされば、社会保障改革の竹中平蔵になります。私は二年で金融を変えた。……私を国会議員にしてくれたら、私は二年で社会保険庁を変えます。これは絶対にお約束しますよ。その上で、この内臓疾患をなおしていくことをやりましょう。……私は二年でこの年金一元化についての道筋をちゃんとつけます。そのような改革をやります。ぜひその議論に皆さん自身が参加してください。そこはしっかりやりますからお願いします。……

木村剛
 ……皆さんに竹中平蔵という男を知ってもらいたいということでお話をしたいと思います。一年九ヶ月前、竹中チームができるとき、竹中さんが言ったように逃げたいわゆる著名な経済学者、エコノミスト、たくさんいました。正直申しますと、私も逃げようかと思いました。……それで、「大臣、大変ですよ」と。「マスコミからボコボコに叩かれますよ、夕刊フジに毎日のように書かれますよ、それでもいいんですか。国民を全部敵に回すかもしれませんよ。」竹中平蔵はその時こういいました。「もしこの外科手術をして日本が真っ暗になったら、私が全部の責任をとって引くと。その後に金融担当大臣になった人間がV字型回復をたてて、それで日本が良くなったらいいじゃないか」と、そういったんですね。「分かりました」と。だったら「一緒に批判の矢にあたりましょう」と。それが出来ないと、改革は出来ないんです。竹中はその時大臣ではなかったです。ファイターでした。男でした。ぜひ竹中平蔵を、今度の日曜日に、男にしてやってください。お願いします。

竹中平蔵
 木村さんから本当に熱い応援を頂いて大変嬉しく思います。……私、歌手の谷村新司さんが大好きなんですね。昴(すばる)とかですね。その谷村さんが私にメッセージをくれたんです。「鳥は飛び立つときに、必ず向かい風の方を向かって飛び立つ」んだそうです。これ理屈にかなってます。向かい風があるから、浮揚力がついて上にあがっていく。向かい風だけが、鳥を空へ誘うということなんだと思います。結局のところ、世の中二通りの人種しかいないなぁと思うようになりました。一つは、向かい風が吹いているときに、その向かい風をちゃんと受け止めて一歩ずつでも前に行こうとする人たち。そういう人たちは上に行きます。もう一方の人たちは、向かい風が吹いているからけしからん、これは小泉竹中が悪い、向かい風がけしからんと言う風に批判ばっかりする人です。世の中しょせん二通り、人生いろいろだけど結局はふたとおり。私はやっぱり向かい風に向かっていく方がいいと思いますね。……日々いろいろなことがあるから面白くないことも沢山ある。そのうっぷん晴らしで政府批判というものが現実問題として行われているというのがこの世の中だと思います。しかし、やっぱりそういう選択をすると、自分たちの将来が不幸になる、子供たちが不幸になるということなんだと思います。……皆さんも日々本当に大変な生活をしておられると思います。しかし、皆さん向かい風に向かって飛ぶ気持ちだけは持とうじゃないですか。このことを最後にぜひ申し上げたいと思います。ありがとうございました。

2004 07 17 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2004.07.10

子供を産ませるのは政府の仕事か?[BLOG of the Week]

 皆さん、こんにちは。木村剛です。昨日は、ライブドアの堀江貴文社長から引き抜きのオファーがあり、心がゆれてしまいました(^^;) 
 毎週土曜日は、トラックバックしていただいた方々を中心に、私が独断と偏見でお気に入りのブログを毎週一つ選んでご紹介する「BLOG of the Week」の日です。第10回「BLOG of the Week」において私が選んだのは、「専業主婦の逆襲」さんの「出生率について」3部作――「子供がいっぱい」「女に子供を産め!産め!言うな!」「産め!発言はセクハラじゃ!!!」――です。

 公的年金問題に関しては、「1.29ショック」を契機に、TVコメンテーターが「出生率を引き上げるべき」という発言を軽々しく行ったり、少なからぬ政治家が「出生率を引き上げる政策を打つ」などと提言したりしています。
 私自身は、「子供を産む・産まない」という判断は、個々人の幸福感と密接に関係しており、その判断に対して政府が軽々に介入してくることに対しては抵抗感があります。また、所詮、政府ができることは、「子供を産んだ家庭(特に仕事を持っている女性)が過度に不利にならないような社会制度を整備する」という程度のことであって、「出生率を引き上げる」ということに直接的な効果がある政策があるようにも思えません。
 したがって、厚生労働省の方々に対して私がお聞きしたいのは、「どのように出生率が推移すれば公的年金が破綻しないのか」ということではなくて、「今後1.29が持続する場合でも成立する年金制度はどう作ればよいのか」ということなのです。もっと言えば、「今後1.29がさらに低下した場合でも破綻しない制度をどうデザインするべきか」という点なのです。だからこそ、公的年金改革を議論するための共通データベースをCD-ROMなどで公表していただきたいと思っているのです。
 出生率という計数は、政府がコントロールできるようなものでもないし、コントロールすべきものではないという前提で公的年金問題を議論すべきではないか、と私が考えていたときに出会ったのが、「専業主婦の逆襲」さんによる三部作でした。この三部作の労作は、「出生率を引き上げる政策を打つ」などとのたまっている政治家の方々に、是非読んでいただきたい傑作だと思います。それでは、どうぞお楽しみください。

「子供がいっぱい」


年金制度維持の為に出生率1.29はヤバイ 日本女性よ!もっと子供を産め!増やせ!
  こーゆー発言する人って、アンタバカ?って感じ。・・・・・・

「ダンナの妹って6人子供がいるんだー」
オシャベリタイムも終盤を迎えた頃OL時代の友人の中で1番の勝ち組と言われたYの発言に一同ビックラ!
「6人!?ってよく産んだよねー。ウチも3人は欲しいって思ったけど、2人が限界だったよ」

皆がリーマンの安月給で8人家族が生活できるんか?と思ったワケだよ。
「できるワケないじゃん。キレイな服買って、外食して、子供にオモチャいっぱい買って。ダンナにも、あれは普通じゃないって注意した」
そりゃそーだ、年収300万円生活ってば辛いよな。チャラチャラなんてしてる隙などねーってばよ。
「案の定、生活費は500万円もカード借金よ!」

どっしぇー!やっちゃったか…6人も子供がいりゃ金足りねーよな、足りねーよ、ちょっち生活費をカードローンでを繰り返しーの、自転車操業しーのでイモヅル式で借金500万ってか。・・・・・・
今の日本社会、ブリブリブリブリ後先考えねーで子供産んだら、自己破産する人、年間22万人じゃ済まねーってばよとニシオは思うね。


「女に子供を産め!産め!言うな!」


「年金問題解決の為には日本女性の皆様に子供を産んでもらいたいですな」って発言するヤツ自分は産めんオヤジばっかりじゃん。・・・・・・こんなん放置しとくと産めない女性が冷たい差別を受けるもんにゃ許しとけんってばよ!

まず、現代人はみーんな基礎体力落ちてるから昔みたいに農作業で体鍛えて、8人産むっつーんはムリ!だと断言できるっス、女の人の体壊すっス。次に、現代女性は晩婚になりつつあるんで卵子&子宮…これ年々劣化するみたいなんで、20代前半なら即妊娠可能状態でも20代後半から30代前半にかけてだんだん妊娠しにくくなってくみたいっス。
ニシオの30代で結婚した友達もそーゆー感じで「ええっ!?結婚したら誰でも赤ちゃんできるモンじゃないの?」って感じだったっス。
更に、どーしても赤ちゃん欲しくて病院に行って100万円を超えるお金を使って、辛い不妊治療受けてよーやく妊娠したら今度は「不妊治療での妊娠は五体不満足の確率高いんです」って言われるんっスよ?

税金撒き散らして環境整備したら女の人がじゃんじゃん子供産むなんて、幻想だとニシオは思うっス。
こんだけ現代人のライフスタイルが多種多様なのに女の人にだけムリを強いるのはおかしいんじゃねー?ニシオは我が子はカワイイにゃと思ってるっスがそれでも産まない選択もアリじゃと思ってるっスよ。

「産め!発言はセクハラじゃ!!!」


・・・・・・年金問題解決に関してナゼか出生率だけが問題視されるんは変じゃ!(官僚の作戦か!?)産みたくても産めん女性だっておるんじゃ。・・・・・・ニシオのよーな下々のモンが生意気かもしんねーけど言わせてもらえば、天皇家のお世継ぎ問題にしても「1日も早く男子産んで欲しいと強く希望しますー」とか「兄さんトコがダメなら弟んトコ3人目希望しますー」とか、あんなに美しくて家柄も良く教養もあって地位もある女性に対して日本国民全員を前にして(マスコミを通じて)「産め!産め!」と平気で辱める…あの横暴さったら。あんな目に遭わされたらニシオなら生きてらんないって。産めん人間は存在価値なしって言いたいんか!?

赤の他人のオッサンが偉そーに神妙ぶっての発言
それってセクハラじゃ!アンタ何様!?じゃん。・・・・・・

もー救いよーがないっつーか、あのデリカシーのなさ。そーゆー暴力的発言を罪悪感無く吐くオッサン達が今の世の中を嬉しそーに自己チュー感覚で動かしとる。
政治家は選挙で差し替えが利くけど(たぶん)官僚の差し替えはどーすればできるんじゃ?

2004 07 10 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2004.07.03

匿名から特名の時代へ[BLOG of the Week]

 皆さん、こんにちは。木村剛です。毎週土曜日は、トラックバックしていただいた方々を中心に、私が独断と偏見でお気に入りのブログを毎週一つ選んでご紹介する「BLOG of the Week」の日です。第9回「BLOG of the Week」において私が選んだのは、「おいらブログ」さんの「匿名から特名の時代へ」です。

 思い起こせば、第1回の「BLOG of the Week」に選出させていただいた「技術系サラリーマンの交差点」さんの「ネットでの匿名と実名」は、多くの方々を巻き込んで様々な議論を呼び起こしました。私は、敢えて「実名」と「匿名」という峻別の仕方で議論を惹起してきました(ツッコマビリティ?)が、それに対して、ひとつの基本的な考え方を提示されたのが、「おいらブログ」さんによる「匿名から特名の時代へ」です。
 ただし、「特名」だからと言っても、「技術系サラリーマンの交差点」さんが「ネットでの匿名と実名」において提起した問題意識がすべて解決されるわけではないような感じもします。ブログが本当にポジティブ・コミュニケーションを主導していくためには、まだまだいくつか乗り越えていくべき課題があるのではないでしょうか。
 それらを考える上でも、「特名」のメリットとデメリットを前向きに考えていく価値はあると思います。その意味で、「おいらブログ」さんによる「匿名から特名の時代へ」を是非ご紹介したいのです。どうぞお楽しみください。

「匿名から特名の時代へ」 

 「匿名の時代が終わって特名の時代がくる」というのは高橋潤二郎元慶大教授の講演の際に聞いた言葉です。民主主義の基本である「思想の自由」というものを守るときに「匿名性をいかに確保するか」というのは第一課題であります。たとえば、選挙において有権者は「匿名性」を確保された上で投票を行います。一部自称民主主義国家においてはこの「匿名性」が確保されないばかりに賛成票100%なんていう可笑しな結果がでているというのは皆さんご存知の通り。しかし2chを代表とする匿名コミュニティは匿名であるがゆえに雑音が大きく、えてして自分のもつ社会的鬱屈を吐き出す=有名人への悪口等、になりがちです。

 この悪癖に辟易している人からは匿名コミュニティの批判の、これを民主主義を守るゆえのやむをえない犠牲という人からは擁護の意見が聞かれます。多分木村さんのブログでも永久ループの議論になっていたのは、このあたりの意見の相違かと思われます。じゃあ、それのいい所だけをとって、よりよい物を創っていくにはどうすればいいのよ?というころで「特定個人=特名」が必要であるというのが、高橋元教授のご意見でした。

 高橋元教授は個人の匿名性を保持は必須であると認めた上で、それがある不特定個人である限り雑音は排除できないとしています。そして、発言が雑音なのか清音なのかはその発信者の信頼性を見るしかなく、その信頼性は特定された匿名に担保していくしかないともおっしゃっていました。

 たとえば、2chで永遠に解けなかった東京カステラの謎も、小鳥という信頼性の高い特定個人によって解決がなされました。これは常に高い確度の情報をあげつづけている”小鳥”というブランドに裏づけされた情報ですから、それが真実であると信頼するに足るというのが大半の判断でしょう。

 ただし、匿名が終わって特名の時代になったぞ!と声高にさけぶと、それってniftyがフォーラムでもう何年も前に実現してるじゃん、という突っ込みが待っています。ブログという新しいツールが注目されていますが、同じ有料のOCNやBIGLOBEに圧倒的な差をつけて、さらに無料であるlivedoorやjugemにも勝ったコミュニティがniftyで形成されているのは必然と言えば必然かもしれません。つまり匿名ではなくて特名というのは既にniftyのフォーラムで語り尽くされていることでもあり、当たり前だろの世界でもあるのですから、いまさら木村氏は何を寝ぼけたことをいっとるのかという切込隊長の意見もごもっともです。

 ただ、それが一般にわかりやすい形、つまり2chという一般凡人を広く巻き込んだカオスが訪れた後のコスモス(秩序ある世界)であると言う所が、フォーラムとは時代的に違う所なのかもしれません。そう思うと周回遅れで匿名論議に参加した木村氏ですが、ちょうど一周まわったいいタイミングだったのではないでしょうか。市井の凡人のおいらですが、ブログの楽しさはこんなところにあるんじゃないかと思った日曜の昼下がりでした。

2004 07 03 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2004.06.26

「週刊!木村剛」に関連用語集が誕生![BLOG of the Week]

 皆さん、こんにちは。木村剛です。毎週土曜日は、トラックバックしていただいた方々を中心に、私が独断と偏見でお気に入りのブログを毎週一つ選んでご紹介する「BLOG of the Week」の日です。第8回「BLOG of the Week」において私が選んだのは、「笑わせんなヴォケが!」さんの「週刊!木村剛 関連用語集のつかいかた」です。
 はっきり言って、感動しました。こんなもの(?!)を作ってくださる殊勝な方がいらっしゃるなんて(ウルウル、涙目)。 要するに、わが「週刊!木村剛」に関する210を越える「用語集」を作ってしまわれたのです。この偉業を「BLOG of the Week」に選出せずして、他に何を選べと言うのでしょうか。

 そこで本日は、「笑わせんなヴォケが!」さんの「週刊!木村剛 関連用語集のつかいかた」をご紹介すると同時に、「週刊!木村剛 関連用語集」から、私のお気に入りの部分を抜粋してご紹介いたします。それでは、お楽しみください。

週刊!木村剛 関連用語集の使い方

 週刊アスキー別冊(blog特集誌)の編集部をして「間違いなく最も熱い有名人ブログ」と言わしめた「週刊!木村剛」。また、したらば社長の古川氏(けんすう)による有名人blogの格付けにおいても最高位を獲得しています。……とはいえ週刊という名称ながらほぼ毎日更新し、開設から半年近くを経てそのエントリーの数は百を越えており、しかも各記事の分量が多く専門分野に話題が及ぶものが少なくないため、読み解くのもなかなか大変になってきているように見えます。……そこでとりあえず木村剛初心者(?)の皆様には、用語集の中から関心のある分野やすでに予備知識のある分野に関わる用語を見つけて、【Go 年月日】のリンクを踏んで実際の記事を読んでみることをおすすめします。……

BLOG of the Week  週刊!木村剛で土曜日に行なわれる催し。週刊!木村剛の記事にトラックバックしたblogの中から木村氏の独断と偏見でお気に入りを一つ選んで紹介するというもの。

blog原体験  木村氏のblog的な双方向型のやりとりの体験は、竹中チームでの活動時までさかのぼるという。 【Go 2004.03.06】

オールバック  髪を後ろにすく木村氏の髪型。

男は顔ではない  木村氏の信念である。 【Go 2004.02.25】

格闘技  木村氏の嗜好の一つ。 【Go 2004.03.11】

カトラッてる  木村氏を唸らせるほどの文章力であること。第5回「BLOG of the Week」に選ばれたカトラーに因んでいる。 http://katoler.cocolog-nifty.com/marketing/ (カトラー:katolerのマーケティング言論) 【Go 2004.06.05】

かめはめ波 (-は)  鳥山明『ドラゴンボール』に登場する気功のような技の名前。転じて、週刊!木村剛の記事にトラックバックして意見を表明したblogに対して、木村氏がトラックバックを返しつつ回答を行なうこと。 【Go 2004.04.22】 【Go 2004.04.28】

かめはめ率  あるblogからの1回のトラックバックに対して、木村氏が何回かめはめ波を行なったかという割合を表わす数値。これが高いほど言及可能性の高い意見を表明しているといえる。

キムタケ  木村氏の愛称。SMAP(スマップ)所属の芸能人キムタクこと木村拓哉の愛称のもじり。

木村剛とブロガーのオフサイド取引  2004年3月31日に行なわれた集い。サッカー日本代表のシンガポールとの試合を木村氏と共に観戦した。 【Go 2004.03.15】 【Go 2004.03.29】

逆かめはめ波 (ぎゃく-は)  木村氏より大物と思われるブロガーが週刊!木村剛に対してトラックバックを行なうこと。→ かめはめ波 【Go 2004.05.10】

月刊!木村剛  週刊!木村剛の雑誌版としてインフォバーン社から刊行が予定されている。当初は隔月刊となる。 http://www.infobahn.co.jp/ (インフォバーン社) 【Go 2004.04.20】 【Go 2004.05.12】 【Go 2004.06.01】

ゴーちゃん  親しい間柄での木村氏の愛称。→ ミドルネーム 【Go 2004.02.28】

ゴーログ (Go-log)  週刊!木村剛の愛称。ここで月曜日から木曜日までに掲げられる通常の記事のことも指す。 【Go 2004.03.01】

ゴーログ効果  週刊!木村剛の記事にトラックバックを行なうとblogへの訪問者を効率的に増やすことができるという現象。 【Go 2004.04.13】

ゴーログ交流会  週刊!木村剛の愛好者たちの集い。 【Go 2004.04.19】

ゴーログトラックバック大賞  2004年6月末に予定されている懸賞。受賞者には木村氏のサイン本10冊が贈呈される。

ゴーログポイント (Go-log point)  トラックバックランキングを決めるための数値。glpと略す。トラックバックの場合は回数そのまま,かめはめ波の場合は回数の2倍,かめはめ率の場合は上位10位以内にのみ順位に応じて付与される。 【Go 2004.04.12】

ココログ  @niftyによって提供されるblogの役務。週刊!木村剛はココログの目玉となっている。 http://www.cocolog-nifty.com/ (ココログ) 【Go 2004.06.08】

コラム (column)  週刊!木村剛で金曜日に提供される長文記事。

サイン本  木村氏に頼めば著書に署名してもらえる。 【Go 2004.03.02】

サッカー (soccer)  木村氏の得意な競技。少年サッカーでは全国大会への出場も経験している。 【Go 2004.02.28】 【Go 2004.03.10】

週刊!木村剛 (2004.2.4-)  木村氏がココログを利用して営むblog。ゴーログという愛称がある。 http://kimuratakeshi.cocolog-nifty.com/blog/ (週刊!木村剛)

スター誕生  往年の芸能オーディション番組。これに倣って週刊!木村剛には、優れたブロガーたちが世に出る手助けをする機能を担おうという考えがある。 【Go 2004.06.10】

ツッコマビリティ  突っ込みとアビリティ(ability)からの造語。脇が甘いようにみえる論理をそれとなく紛れ込ませておくことによって、議論を喚起する効果を期待できること。俗に釣りとも言われる。 【Go 2004.05.17】

トラックバックランキング  週刊!木村剛で日曜日に行なわれる催し。 【Go 2004.04.12】 【Go 2004.06.02】

日刊!木村剛  週刊!木村剛が1日1度の更新を実現するようになったことを表わした言葉。 【Go 2004.06.02】

日本オールバック党  木村剛とブロガーのオフサイド取引において旗揚げされた団体。 【Go 2004.03.29】

日本ゴーログ党  木村氏の政治活動を期待する支持者から提案のあった政党名。 【Go 2004.06.12】

飲み友達  木村氏は一緒に酒を飲む関係を歓迎している。ただし、飲み会に参加したブロガーにはblogでの報告が義務付けられている。 【Go 2004.02.28】

批判  木村氏の言説への批判は木村氏本人に対して行なわれることを希望している。 【Go 2004.05.10】

フィナンシャル ジャパン  毎週水曜日に配信される木村氏のメールマガジン。まぐまぐ!で申し込める。ID:0000115938。 http://www.mag2.com/ (まぐまぐ!)

フィナンシャル ジャパン ONLINE  gooで連載される木村剛の金融・経済記事。 http://bb.goo.ne.jp/special/kfi/ (フィナンシャル ジャパン ONLINE)

ミドルネーム (middle name)  木村氏の英語の名刺には発音の便宜から Go というミドルネーム(剛の音読み)があり、これがゴーログの由来になっている。 【Go 2004.04.08】

メディア (media)  情報を伝える媒体のこと。週刊!木村剛ではメディアとしてのblogの役割に注目している。 【Go 2004.05.26】

野望  木村氏いわく、週刊!木村剛をblog版のスター誕生として確立するのが野望だという。 【Go 2004.06.10】

笑わせんなヴォケが!  週刊!木村剛の用語集を提供するblog。 http://annai.2log.net/aavideo001/ (笑わせんなヴォケが!)

2004 06 26 [01. ブログ万歳ココログ三昧, 12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2004.06.19

「週刊!木村剛」がAAAを獲得! [BLOG of the Week]

 皆さん、こんにちは。木村剛です。毎週土曜日は、トラックバックしていただいた方々を中心に、私が独断と偏見でお気に入りのブログを毎週一つ選んでご紹介する「BLOG of the Week」の日です。さて、第7回「BLOG of the Week」において私が選んだのは、「したらば社長日記」さんの「有名人ブログ格付けランキング」です。

 最近流行り(?)の有名人ブログに関して、更新頻度、内容充実度、レア度、デザインなどに着目し、果たしてどのブログが面白いのかランキングしてくれました。「そのブログでしか読めない内容がある」「他とは違ったおもしろさがある」とか「ブログでしか見れない素顔のようなものがたくさん見れる」などという点を重要視したそうです。
 そしてですね、何とですね、「週刊!木村剛」は最上級の「AAA」を獲得しているのです――パン、パン、パン、「おめでとうございま~す~!」。
 エッ、何、・・・「AAA」に格付けしてもらったから、「BLOG of the Week」に選んだんだろうって・・・・・・(^^;) まァまァまァ、ダンナ、そんな硬いこと言わないで、まずは読んで楽しんでくださいヨ(と言って、ごまかす)。皆さんも、「したらば社長日記」さんのガイドにしたがって、有名人ブログの現状をチェックしてみてください。

 「有名人ブログ格付けランキング」

AAA
木村剛→経済評論家
枡野浩一→カリスマ歌人

AA
倉木麻衣→人気アーティスト
宮台慎二→社会学者。「終わらない日常」
井上和香→グラビアアイドル。元有名ホステス嬢


野田義治→イエローキャブ社長
片山右京→F1レーサー
池澤夏樹→小説家
フローランダバディ→元トルシエ通訳、サッカー解説者
吉井玲→白血病から見事立ち直ったアイドル。

BBB
室井佑月→人気作家、コメンテーター
柳美里→小説家

BB
窪塚洋介→日本アカデミー男優賞受賞の俳優
松井稼頭央→日本人メジャーリーガー
小倉優子→不思議系グラビアアイドル


安倍晋三→自民党幹事長
サンプラザ中野→爆風スランプのリーダー
飯野賢治→元ゲームクリエーター
TAKU→横浜銀蝿のメンバー

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かなり勝手にやってみました。
いろいろな人に怒られそうだなぁ、、

2004 06 19 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2004.06.12

参院選に向けて「日本ゴーログ党」を結成する!??[BLOG of the Week]

 皆さん、こんにちは。木村剛です。毎週土曜日は、「BLOG of the Week」の日になっていますが、これは、トラックバックしていただいた方々を中心に、私が独断と偏見でお気に入りのブログを毎週一つ選んでご紹介するというコーナーなんですね。さて、第6回「BLOG of the Week」において私が選んだのは、「Think negative, act positive」さんの「SNSを科学する試み その2—Mayfield’s Model」です。

 ソーシャル・ネットワークに関連したモデルを考えているロス・メイフィールド氏の理論を紹介しながら、ネットワークに関する考察を試みているブログで、内容的にも硬めなのですが、知的興味を刺激されるなかなか面白い仕上がりになっています。私も、流し読みしようと思って読み始めたら、ツボにはまってじっくり読み込んでしまいました。文中で、 「週刊!木村剛」にも言及していただいており、「日本ゴーログ党」の結党(?)などもご示唆していただいておりますが、私は政治家になる予定は200%ございません。
 ただし、「まったくの確信犯。マスメディアというよりもネオメディアにしてやるぞ、という覚悟がみなぎって」いるというのは、全くの図星でございまして、「やられたぁ~」という感じです。皆さんも、「Think negative, act positive」さんがお届けする、知的な刺激を是非お楽しみください。

「SNSを科学する試み その2—Mayfield’s Model」

 数の上では最大数が数千人以上の政治的ネットワーク。ここに、政治、宗教などの信条の下に集まる群れが分類されてくるのでしょう。
 一般的な特徴として、分かりやすい主張をドンと前に出して、この主張の回りにたくさんの人が集まってくるネットワークです。
 ここでの分布法則はべき乗型だとされています。つまり、数が極端に集中している密集型と、非常にまばらな閑散型が共存しているが、密集型はごく少数で、大多数は閑散型。そして、これをグラフにプロットしたとき、べき乗の関数と同じような形になるとされています。
 また、見方を変えると、べき乗型(Power-Law type)とは、「20/80」ルールなどともいえる、資源偏在の法則です。

 blogを例にとると、「20%ほどのblogが、この世のすべてのトラックバックの80%を占有している」とか「10%ほどのblogが、この世のblog読者の90%を集めている」といったような、偏在の法則、不平等の法則です。
 実際にそれをカウントした人はいないとしても、あたかもそういう「20/80」ルールや「10/90」ルールが起こっているかのように、感覚的に見えてしまう、ということではあります。……(中略)……
 blogでの例を考えてみると、一種のマスメディアのような存在に近くなっていきます。たとえば、日本では、木村剛氏のblogがこのサイズではないかと思います。現時点では政党がらみではないというだけで、内容自体は、現役の政治家主催のblogよりもはるかに政治的な「日本ゴーログ党」blogという感じです。
 木村さんは、「blogはメディアになれるか?」というタイトルでアーティクルを書いていますが、まったくの確信犯。マスメディアというよりもネオメディアにしてやるぞ、という覚悟がみなぎっており、いまも面白いですが、実は将来がもっと楽しみです。
 いまのところ、木村剛氏は政治家生活を始める意志は見せておられませんが、仮に出馬を決心した、と同氏がblogに書いたとしても、だれも不思議には思わないでしょう。

 そういう意味で、メイフィールド氏の分類にあるとおり、ポリティカル・ネットワーク(政治的ネットワーク)の例として見ることができます。
 既存のマスメディアにはない明確な主張や人を巻き込むためのロジックがあり、しかも、そこにだれでも参加できるため、たくさんの人の支持を受けているだけでなく、白熱した議論の焦点にさえなっています。……(中略)……

 人に会って握手したりすることがいままでの政治家の仕事だとすると、blogに返事を書いていくのは次の世代の政治家の仕事です。blogを始めたとたん、相手から投げかけられるコメントやトラックバックからは逃げようもなく、真正面から議論に応えなければならなくなります。……(中略)……
 腹芸ということばがあります。ここでいう「腹」が伝統的な政治家同士のプロトコルで、そこで必要になる技能が「腹芸」だといってかまわないと思います。

 一方、blogでの相手はたくさんの「普通の人々」です。
 この「普通」というのは、平均的とか、どこにでもあるという意味での「普通」ではありません。「シャバ」そのもの、世の中そのものです。
 ですから、この中には大学院を出たインテリもいれば、近所のたこ焼き屋でバイトをしている若者だっています。また、リンゴ園を経営する農家の三代目青年もいるでしょうし、団地に住む主婦や、病院で仕事をする看護婦さんだっているでしょう。人々は多様であり、自分の身の回りを含むさまざまな広い知識やきめこまかな経験を持っており、その結果、いろいろな意見を持っている、という意味で「普通」なのです。

 blogの中では、伝統的政治家の専売特許である「腹芸」など、もはや通用しません。それぞれに専門分野を持っている「普通の人々」の前では、政治家同士の腹芸ではなんとなくごまかしがきいたり、見逃してもらえる言い方も、「普通の人々」の持つ極端に深い専門的知識や「倫理感」や「とぎすまされた批判精神」の前では、こっぱみじんに粉砕される可能性さえあります。
 「普通の人々」のこうしたすごさを、実は多くの政治家先生やマスコミで働く人々も、ひょっとするとご存じないのではないかと思います。

 「普通の人々」からの意見、反論には、明確なロジックを組み立ててすばやく返答するだけでなく、場合によっては、そのメッセージの中に、ある種の「やさしさ」、「愛嬌」、「ジョークのセンス」さえ必要かもしれません。また、場合によっては、その発言の余りの重さに、「少し考えさせてくれ」と泣きを入れた方が誠実である場合さえあるように思います。アメリカであれば、こうした政治系のblogは、まさに政治家その人が運用している例もあります。今回の大統領選挙では、民主党のケリー氏と最後まで争ったディーン氏が、blogを舞台に対話を継続し、たくさんの人々を引きつけました。……(中略)……

 なぜ、ここで腹芸の話から始めたかといいますと、ここでいう、数千人単位の政治的ネットワークとは、「腹芸」という言葉に代表される伝統的な政治のプロ(伝統的政治家)のネットワークとは全く異なるものだ、と言いたいからなのです。
 これを、ある人は、「創発民主主義」と呼んでいます。ネットワークというベースを得て、いま、創発民主主義が、日本でもゆっくり立ち上がろうとしているなと、私は感じています。それがここでいう「政治的ネットワーク」のことです。

 インターネットがらみに限定すると、こうした数千人規模から始まる、インターネットをうまく利用したネットワーク作りに成功したことのある政治家は、まだ日本には登場していないのではないかと思います。
 成功すると、選挙のプロも顔負けの、非常に伝搬力の高い選挙運動を、非常にスピーディに展開することができるはずです。そのとき、政治の流れは激しく代わり、新しいタイプの政治家が国会に送り込まれるはずです。

2004 06 12 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2004.06.05

寅さんとビンラディン?[BLOG of the Week]

 皆さん、こんにちは。木村剛です。5月8日の土曜日から、新企画「BLOG of the Week」がスタートしておりますが、これは、トラックバックしていただいた方々を中心に、私が独断と偏見でお気に入りのブログを毎週一つ選んでご紹介するというコーナーです。

 さて、第5回「BLOG of the Week」において私が選んだのは、「カトラー」さんの「匿名性がもつ寅さん性とビンラディン性」です。一言申し上げましょう。

  う~ん、ウマイ!!
  ウマすぎる!

 一言ではなく二言になってしまいましたが、一応プロのモノ書きでもある私としては、何とか一部でも削ってやろうと、鵜の目鷹の目でケチをつけて部分引用にとどめてやるゾ(ブログのようなネットメディアでは、無駄な部分が多い冗長な文章になりやすいので、通常だと削る余地がたくさんあるんですね)という覚悟で穴が開くほど文章の構成を見つめてみたんですが……。

  うむむっ…… どこも削れない!
  お主やるなぁ!

 ってな感じで、なかなかの文章力に感嘆し、結局、削るのをあきらめ、極めて異例の丸々「全文転載」(!?)にすることにしました。そもそも「カトラー」さんって誰なんだろう、と思ってプロフィールのところをクリックしてみたら、「出版社に勤務する40代のサラリーマン」って書いてある。なぁんだ、モノ書きの同業者じゃないですか。道理でウマイと思った!
 ということで、「カトラー」さん、読者の利便に資するために貴ブログにリンクした上で、(私としては無念にも!)完全な「全文転載」(きっと、最初で最後と思いたい……)としておりますが、問題があればご一報ください。
 今後、「週刊!木村剛」では、なかなかの文章力であることを「カトラッてる」と呼称することとし、その際の基準は、「この『匿名性がもつ寅さん性とビンラディン性』と同等であるか、それ以上」ということにいたします。これで、ゴーログ専門用語は、「かめはめ波」「ゴーログ効果」「glp」「ツッコマビリティ」「カトラッてる」の5つになりました。皆さんもドンドン活用してくださいネ。

「匿名性がもつ寅さん性とビンラディン性」

Winny開発者を逮捕へ 京都府警、30代東大助手 国内初(京都新聞 電子版)

 ファイル共有ソフトWinnyの開発者が逮捕された。この事件は、ネットにおける著作権問題を考える上で重要な意味を持つが、今回、考えてみたいのは、Winnyの改造版で問題にされた匿名性についてである。
東大助手は情報処理工学が専門。ネット掲示板で「47氏」と呼ばれ、「そろそろ匿名性を実現できるファイル共有ソフトが出てきて現在の著作権に関する概念を変えざるを得なくなるはず。自分でその流れを後押ししてみようってところでしょうか」などと、ウィニーの開発意図を説明していた。

 京都新聞のこの記事内容から推測できるのは、Winnyの改造版において、匿名性を強化したことが、このソフトの開発者の逮捕に警察を踏み切らせた契機になったということである。

 匿名性、すなわち誰でもない誰かになれることが、ネットの世界の大きな魅力であることは確かだ。人はネットの世界では現実のしがらみから抜け出て、ヴァーチャル世界をフーテンの寅さんのように回遊し、誰にも束縛されない自由を手に入れることができる。他方で、匿名性はネットの暴力性を生み出す背景にもなっている。それは、ちょうどアナキストやテロリストが、架空の人物になりすまし、国境を越えて世界中でテロ行為を繰り返している今の現実世界の似姿のようでもある。 

 また、歴史的に見れば、匿名性は、民主主義を担保する唯一の拠り所であった。賢明なアテネ市民は、独裁者の登場を押さえ込むための唯一の制度として「秘密投票」という匿名性をベースにした投票システムを発明した。民主主義というと我々の社会の専売特許と思われている面があるが、実はヒットラー政権下のドイツや北朝鮮のような国にもある種の民主主義は存在した。ただ、そうした国の国民や人民は、常に全員一致で歓喜の拍手を持って、指導者(独裁者)の言葉を承認する点がわれわれとは異なっている。匿名性に裏打ちされた「秘密投票」が存在しない世界では、「全員一致の民主主義=ファシズム」が生まれしまうのだ。ただし、ここで忘れてならないのは、秘密投票を担保するというのは、「トイレの落書き」や「2ちゃんねる」的な世界を容認することでもあることだ。妬み、嫉み、誹謗、中傷など人間の悪しき感情が噴出してくる暗い隠微な空間を担保してはじめて私たちの民主主義が成立するという現実がある。

 このように考えてくると、私たちの社会が自由や民主主義を手にしたことと匿名性の問題は深く関わっていることがわかる。

逮捕された東大助手が夢想したユートピア

 今回、逮捕された東大の助手は、Winnyの改造版で自分が大もうけしようとしたわけではない。匿名機能を持ったファイル共有ソフトを世に送り出すことで「著作権に関する概念を変えざるを得なくなる」状況をつくり出すことを意図した確信犯であった。そして、著作権の概念を根本的に転倒させることで彼が究極的に夢想したのは、全ての知的資産・成果物を人類全体の財産として利用できる、ユートピア世界であっただろうと私は想像している。彼が夢想した世界では、マイクロソフトのような寡占企業によるソフト資産の独占は崩壊し、全ての知的成果物は人類全体の財産となるはずだった。しかし、それがどんなに魅力的な夢であったとしても他のユートピア幻想と同様に結局は現実から手痛いしっぺ返しを食うことになった。

 彼自身もWinnyの改造行為を行っている間、ネット上では匿名や「47氏」という別名を使っていた。彼とすれば、Winnyの改造版を匿名のもとで密かに世の中に送り出し、そのことによってユートピア世界が実現されたあかつきには、フーテンの寅さんのようにニコニコ笑いながら、ひょっこりと戻ってくるつもりだったのだろう。しかし、計画は挫折した。拍手喝采を得られるはずであった彼の行為は、逆に著作権という現実世界の秩序を崩壊させる企てとして裁かれることになってしまった。彼が匿名で行ったWinnyの改造行為は、自分の利得を目的とした単純な犯罪とは異なる。 また、この事件の犯罪性そのものの議論は、今後、法廷において進むのだろうが、誤解を恐れずにいえば、この事件は、現実世界の秩序そのものの転覆を企図した点で「テロル」に近いものである。しかし、もし、その行為によって世界が彼が思うように根底から変わっていったとしたら、それは「革命」と呼ばれたことだろう。革命的寅さんとして拍手喝采を浴びるか、ビンラディンとして断罪されるかは、実は紙一重といっても良い。

 木村剛氏の「週刊!木村剛」で、この匿名性の問題が話題となり、50件を越えるトラックバックが寄せられ、議論が盛り上がっている。「匿名の人は、コミュニティを壊す権利を持つか?」という問題提起なのだが、倫理的に許されないことは自明のことだ。しかし、極端な言い方をすれば、匿名の個人とは、覆面をして顔を無くしたテロリストと本質的には変わらない面があり、人間の倫理を時として易々と無視してしまう。そしてやっかいなのは、暴力性を持った匿名の個人やテロリスト対して倫理的な立場からいかに非難してもその行為が止まることはないことだ。

 Winnyの開発者は逮捕されたが、また、同じような人物は必ず現れるだろう。そして、その人物がフーテンの寅なのかビンラディンなのか、誰にも予想がつかない。

2004 06 05 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2004.05.29

ananを立ち読みしてしまった?[BLOG of the Week]

 皆さん、こんにちは。木村剛です。5月8日の土曜日から、新企画「BLOG of the Week」がスタートしておりますが、これは、トラックバックしていただいた方々を中心に、私が独断と偏見でお気に入りのブログを毎週一つ選んでご紹介するというコーナーです。したがって、月~木曜日は「ゴーログ」、金曜日は「コラム」、土曜日は「BLOG of the Week」という構成になっておりますので、週末も是非お楽しみください。

 さて、第4回「BLOG of the Week」において私が選んだのは、「saya-cafe」さんによるエイプリルフールのネタです。タイトルは、なんと「木村剛・anan抱かれたい男3位に浮上!」。告白します。これを読んで、「ひょっとしたら……」と思い、生まれて初めてananなるものをコンビニで立ち読みしてしまいました。ああっ、恥ずかしい~っ ^^;)

 「木村剛・anan抱かれたい男3位に浮上!」

 最近blog(ウェブログ)をはじめたことで、ブロガーの間で人気の経済学者木村剛氏が、2004年4月1日号のananの特集「2004年・私が抱かれたい男」で3位に浮上しているとのことです。

 2004年4月1日号 anan「2004年・あなたが選ぶ好きな男・嫌いな男」より 20040401_kimu.gif
抱かれたい男ベスト10
1位 木村拓哉
2位 福山雅治
3位 木村剛
4位 香取慎吾
5位 長瀬智也
6位 オダギリジョー
7位 坂口憲二
8位 フローラン・ダバディ
9位 渡辺謙
10位 ベッカム

 3位に浮上した木村剛氏については、夢を持ち、かつそれを叶える実行力を持っている点がすてき。(28歳・美容師)テレビで厳しいコメントを言う木村さんと、blogのイベントでみせた親しみやすい木村さんのギャップがたまらない。女性と二人でいる木村さんはどんな風なのかと、想像してドキドキしてしまう。(24歳・IT会社勤務)


(追伸)「saya-cafe」さん、読者の利便に資するために貴ブログにリンクした上で、かなりの分量の文章を掲載しておりますが、問題があればご一報ください。

2004 05 29 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2004.05.22

日光はこうやって再生させる![BLOG of the Week]

 皆さん、こんにちは。木村剛です。5月8日の土曜日から、新企画「BLOG of the Week」がスタートしておりますが、これは、トラックバックしていただいた方々を中心に、私が独断と偏見でお気に入りのブログを毎週一つ選んでご紹介するというコーナーです。したがって、月~木曜日は「ゴーログ」、金曜日は「コラム」、土曜日は「BLOG of the Week」という構成になっておりますので、週末も是非お楽しみください。

 さて、第3回「BLOG of the Week」において私が選んだのは、「JUKE BLOG」さんによる「週刊!木村剛 大阪は名古屋に負けるのか?の記事を読んで」というトラックバックです。これは、「JUKE BLOG」さんの地元である日光のことを書いたルポなんですね。「地方は中央の犠牲になっている」という紋切り型の評論をする人が少なくない中で、本当に地方を寂れさせているのは誰なのか、という点を考えさせてくれました。日光を復活させるための具体的な提案も書き込まれています。是非、お読みください。

「週刊!木村剛 大阪は名古屋に負けるのか?の記事を読んで。」

 管理人の地元日光では観光産業はほとんど壊滅的な打撃を受けている。ゴールデンウイークとは全く思えない閑散とした駅周辺には連休の空気は流れていない。長く続いたデフレ環境の中で、旅館の多くは従来の殿様商売から脱して可能な限り値下げ競争を繰り広げているが、観光客の財布の紐は堅く経営的な危機状況にある旅館も多い。全国的にはすでに過去物語の感がある足利銀行破たんも、じわじわと地元経済にボディーブローとなって効いて来ているようだ。

 多くの観光資源を抱えている日光は長年東照宮を中心とする二社一寺に頼り切って来た。現在は東照宮などが小出しに繰り広げる遺産のご開張が唯一の集客力を持つだけである。数多くの新たな観光産業の日光誘致にもことごとく反対してきたつけでもある。代表例は日光サル軍団で当初は日光駅近辺に開業を希望していたのだがご存じのように地元日光の反対で鬼怒川で大繁盛。日光江戸村しかりである。鬼怒川にありながら看板は<日光>という皮肉な結末。

 「官製」ではなく「感性」を!という木村氏のナイスなコピーはそのまま日光にもあてはまる。1例を示せば日光駅から東照宮へと続く歩いて15分ほどの参道(国道119号)には拡幅の計画が持ち上がっている。現在の二車線と両サイドの歩道をさらに1.5メートルほど広げて景観上じゃまな電柱を地中に埋める工事が予定されている。これには地元代議士がすでに予算を中央からかっさらって来ているらしくやる気まんまんらしい。潤うのはまたしても土建屋だけ、、、まったくばか丸出しです。

 管理人なら広げるどころか道は狭めるべきというのが意見です。1.5メートルずつ両側の商店が前進しても良い、その分の土地はそれぞれに無料でやるから指定の工法と指定の材料で増築せよというのはどうだろう? 削られるのは反対でも増えるのなら商店主を納得させる事も可能だろう。もちろんその工事には公的なバックアップは付ける。古くからの庇が長い瓦屋根の日光住宅を軒先だけでも再現するんです。映画のセットのように店先を古都日光のイメージで統一するんです。電柱は埋めるんじゃなくて明治時代のようなレトロな木製電柱に交換するという逆転の発想こそ再生の鍵です。

 「両側の商店の軒先を歩けば雨でも濡れないような、古い町並みを作り上げればそぞろ歩きをしたい気分にもなるだろう。夕暮れにはそれぞれの店先にちょうちんでも灯せば雰囲気は抜群です。近隣の旅館から浴衣姿で下駄をならして歩く事が出来る雰囲気作りが絶対に必要です。不便な街作りへと逆戻りさせるべきです。交通手段としては乗り降り自由なコミューターでも作って無料開放すればいいだろう。レトロなチンチン電車なんか気分です。

 すでに日光宇都宮道路と言うすばらしい有料道路も完成しているので大型車なぞはすべてそちらへ回してしまえば事は簡単。排気ガスと騒音をまき散らして通り抜けする大型車などは、全く日光経済にはお金は落とさない事に何故気が付かないのでしょうか?

(追伸)「JUKE BLOG」さん、読者の利便に資するために貴ブログにリンクした上で、かなりの分量の文章を掲載しておりますが、問題があればご一報ください。

2004 05 22 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2004.05.15

姓名判断が世の中を決める?[BLOG of the Week]

  皆さん、こんにちは。木村剛です。先週土曜日から、新企画「BLOG of the Week」がスタートしておりますが、これは、トラックバックしていただいた方々を中心に、私が独断と偏見でお気に入りのブログを毎週一つ選んでご紹介するというコーナーです。したがって、月~木曜日は「ゴーログ」、金曜日は「コラム」、土曜日は「BLOG of the Week」という構成になっておりますので、週末も是非お楽しみください。

  さて、第2回「BLOG of the Week」において私が選んだのは、「結茶場Me家」さんによる「[ゴーログ]と同じくらいビックリしてしまいました」というタイトルのエッセイです。これは、田中康夫長野県知事が「長野県」を「信州」という名称に変更するという話が盛り上がっていたときに、なんと「信・州」と「長野・県」という名前で姓名判断をしてみたことを綴った洒落っ気に満ちた文章です。
  ちなみに、私の姓名判断もしていただいておりまして、まさしくビックリの結論をいただきました。特に、「外見からは想像もつかないが、内心は気苦労多いので、“腹部の病は必ず発する(これって腰痛も!?)”」というところには、痛みをこらえつつ感銘いたしました(GWに発病した腰痛はまだ完治しておりません)。皆さんもお楽しみください。

[ゴーログ]と同じくらいビックリしてしまいました
(⌒▽⌒;)!!

先日、当店(結茶場 Me家)で『信州vs長野県!どっちが賢明だ!!』という、思い付きの小規模討論会を開催し激論を戦わせた(?)のですが、「姓名判断で決めればイイんじゃない?」という一人の意見にみんながこぞって賛成してしまったために、いつの間にか、討論会が姓名判断大会に様変わりしてしまいました・・・(;^_^A 。・・・・・・(中略)・・・・・・ その時にふと思い付いたんです!! 「木村さんみたいなキレ者有名人の方は、どんな星の下に生まれたんだろう?」って・・・w( ̄o ̄)w オオー!! 善は急げということで(?)、早速、「比較的いちばん当たるのでは」と思われる姓名判断を使って調べさせていただきました。そうしたら、なんと!恐るべき結果が出てしまいましたw( ̄△ ̄;)wおおっ!!

人に従うより自分から行動を起こすことが好きな性格で、旺盛な独立心を持つ人です。独特の風格を備え、様々な場面でリーダー的な存在を担うことが多いでしょう。強固な精神力を持ち、どのような困難を前にしてもそれを乗り越えていくことができます。自らの信念のもとに、着実に目標を達成していくでしょう。また、人一倍正義感が強く、曲がったことを嫌うようです。その真面目で実直な人柄に信頼を寄せる人も多いでしょう。

・・・・・だそうです。こっ、これって、まさに“木村剛”さんのことじゃないですかΣ(゜◇゜;) ゲッ!?しかも、大吉数と中吉数だけで占められていますよっ!! 人生の成功を絵に描いたような名前じゃないっスかっ!! それに・・・、独特の風格も含め、『名は体を現(表)す』を完全に“体現”しちゃってるじゃないですか!! ・・・・・・(中略)・・・・・・ また、別の姓名判断によると、「外見からは想像もつかないが、内心は気苦労多いので、“腹部の病は必ず発する(これって腰痛も!?)”」だそうです。くれぐれも健康には気を付けて下さい。・・・・・・(中略)・・・・・・ ちなみに、“信州”と改名した場合の結果ですが、姓を“信”、名を“州”。性別を“男”で鑑定した場合、

あなたは大きな波乱もなく、落ち着いた平穏な人生を送ることができるようです。仕事や家庭など、何事もわりと順調に進展しトラブルなどとも無縁なようです。一歩一歩踏みしめるようにしながら、成功へと向かっていくことになるでしょう。経済的にも社会的な地位にも恵まれる運のようですから、幅広い才能を徐々に駆使していくことで、大きな名声を勝ち取るような発展を遂げていけるかもしれません。天狗にはならないよう注意しましょう。

・・・・・だそうです。“長野県”のどこまでが姓で、どこまでが名で、しかも、性別、婚姻の別によっても変わってきてしまいますが・・・(^。^;)、今のところ・・・“信州”に改名した方が良さそうです・・・(^^;;。

(追伸)「結茶場Me家」さん、読者の利便に資するために貴ブログにリンクした上で、かなりの分量の文章を掲載しておりますが、問題があればご一報ください。

2004 05 15 [12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック

2004.05.08

匿名の人はコミュニティを壊す権利を持っているのか?[BLOG of the Week]

 皆さん、こんにちは。木村剛です。この5月8日土曜日から、新企画「BLOG of the Week」をスタートさせます。これは、トラックバックしていただいた方々を中心に、私が独断と偏見でお気に入りのブログを毎週一つ選んでご紹介するというコーナーです。したがって、これからは、月~木曜日は「ゴーログ」、金曜日は「コラム」、土曜日は「BLOG of the Week」という構成になりますので、週末も是非お楽しみください。

 さて、栄えある第1回「BLOG of the Week」において私が選んだのは、「技術系サラリーマンの交差点」さんによる「ネットでの匿名と実名」というタイトルの考察です。これは3月16日に私が「blogの未来は参加者が創る」という「ゴーログ」を掲示したところ、それに対してトラックバックしていただいたものです。
 じつは、「技術系サラリーマンの交差点」さんは、この件に関して、「私がネットで実名を名乗る理由1」「私がネットで実名を名乗る理由2」「私がネットで実名を名乗る理由3」というエッセーを既に書いていらっしゃいまして、その集大成が「BLOG of the Week」にえらばれた「ネットでの匿名と実名」というブログなのです。
 「技術系サラリーマンの交差点」さんの意見に賛同するか否かは別として、これらのエッセーを読ませていただいて、私なりに深く考えさせられましたし、きっと多くの方々にとって、ネットにおける匿名性の意味を考える上で参考になると思います。
 それでは、第1回「BLOG of the Week」に輝いた「技術系サラリーマンの交差点」さんの「ネットでの匿名と実名」です。じっくりとお読みください。(「技術系サラリーマンの交差点」さん、読者の利便に資するために貴ブログにリンクをした上でほぼ全文を掲載しておりますが、問題があればご一報ください。なお、ネット上における全文に近い引用に関する私の考え方については、近々「ゴーログ」でアップする予定です。)

ネットでの匿名と実名

実名のほうに少々肩入れした自説を書いてみる。私は、匿名で書かれていることは信用できないとか、匿名だと理性をなくしがちなどと一律に考えてはいない。現時点で、インターネットの世界で優勢な見解は「実名を名乗っていない人であっても、まとまった人格を継続的に表現していれば完全な匿名とは異なる。そういう人格は尊重されるべきである」だと思うし、これに私も同意する。実際、大勢の匿名の人たちが作り出したコンテンツを役立てたり交流を楽しんだりしてきた。自分自身が匿名だったこともある。 では、匿名の人は実名の人と完全に対等に話ができるのか。「できる」と言う人もいるかもしれない。でも、私は「できない」と思う。といっても、匿名の人は実名の人を絶対批判してはいけないとか、そこまでではないはずだ。どこらへんまでなら許されて、どこから先は踏み込んではならない領域なのか。こういうことについて整理された議論は少ない。

私が拾ったものをリンク集として下にまとめてみた。どの意見も「ネット上でのマナーとして」実名と匿名の違いをわきまえるべきだ、あるいは、実名でしないようなことは匿名でもするな、という話になっている。私も、それぞれの人たちが示している線におおむね賛成する。 ただ、私が 前回の記事 で書いたように、「匿名で発言すると問題のある行為をしてしまいがちな人は、実名で発言することで自制できる」という観点から実名を勧めた意見は見つからなかった。考えてみれば当たり前のことで、「自分は匿名で発言していたときにキレてしまったことがあるので実名を名乗るようになった」とわざわざ告白する必要性は、たいていの人にはない。匿名の恥はかき捨てだ。黙って実名を名乗ればいい。・・・・中略・・・・

実名と匿名の違いに着目したリンク集

匿名サイトの気軽さと、はかなさ(岡山大学文学部心理学講座 長谷川芳典さんのじぶん更新日記、98/10/20付け。この文章で、ほぼ集約されていると思う)。
匿名でも情報的価値があればそれでいいじゃないかという人もいるだろう。しかし議論を求めるサイトとなるとまるで違う。匿名で批判を続ける人は、HPの存続に当たって自分を守る必要がない。イヤになったらヤメしまえばよい。いつヤメても私生活では何の不都合も生じない。気が向けば別のサーバーから別のHP立ち上げればよいだけ。いっぽう、実名で批判を受けた人は、枝葉末節な点に至るまで反論や追加の説明を加えなければ、実生活全般にわたって信用を失うおそれがある。極端に言えば自分のクビをかけて、発言の内容の社会的責任を負わなければならない。この点、匿名サイトはまことに気軽なものだ。匿名のサイトの主宰者は、そこに記されているコンテンツの範囲でしか批判されない。これに対して、実名のサイトは、HP以外のあらゆる著作物や発言を引用して批判される。匿名で批判する人は、じぶんの主張内容には何の体系性、何の一貫性がなくても、相手の主張をローカルな(つまり断片的な)理屈だけで反論することができる。違う基準(スタンダード)で反論する時には、別のハンドルを名乗ることだってできる。ざっと言えばこんなことになるだろう。

高木浩光@茨城県つくば市 の日記(……中略……的確なルールだと思う)
かれこれ2年半前になるが、Java Houseにおける匿名発言をめぐって議論になったことがあった。私の立場は「匿名発言をするな」というものであったが、一部でこれに対する反発があった。最終的に私の立場は「実名だったら投稿しないような内容の投稿は禁止」という表現で整理されることとなった。つまり、実際に実名を使っているか仮名を使っているかは重要ではなく、内容を書く際のスタンスを問うものであった。

ハンドルネームと匿名。ネットではどちら(……中略……ごく常識的な意見が素直に述べられていて、端的にまとまっている)
「善意での匿名発言なのか、悪意での匿名発言なのか」によって全然議論の本質が違いますよね。楽しいおしゃべりを匿名でするのは全然かまわないですけれど、他人の誹謗中傷や、告発といったトーンの投稿を匿名で行うのは問題だと思います。以前、とあるメーリングリストで、実名で発言している人の本業での仕事ぶりや人間関係などの誹謗中傷を、匿名で発言し続けた人がいました。そんなとき、実名発言している人がどんなに理路整然とやりとりしても、絶対に負ける。匿名の人は、自分が誰かも明かさず一方的に実名の人の実際の人間関係を傷つけるのですから……。当たり前ですが「悪意の匿名だけは絶対に止めて」と強く強く願います。

99/01/07 02:23 RE: 青酸カリを提供したネット・コミュニティ(……中略……船田戦闘機(メディア技術者)さんの発言。「・・・風潮はあっていい」という言い回しが、私の感覚にもぴったり来る)
まとめると、ぼく的には、 ・匿名で発言する自由は認められるべき ・でも実名でのコミュニケーションのほうが信頼される風潮はあっていい といったところです。

blogの未来は参加者が創る[ゴーログ] (週刊!木村剛 2004.03.16 付け記事。ココログ内で3月に匿名vs実名が話題になった発端記事。……中略……)
個人的には、匿名性というセーフティネットに護られたネットにおける言論活動であったとしても、「殴られるかもしれない至近距離においても、面と向かって言うことができる内容、もしくは言わなければならないという覚悟を持った内容であることを望みたい」と思っています。目の前ではとても言えないような誹謗中傷を赤の他人にぶつければ、コミュニケーションが途絶えるのは当然の帰結です。それを「アイツは逃げて行った」などと嘲笑の対象として仲間内だけで盛り上がるというのは、あまり生産的な活動とは言えないように思います。気に食わないのであれば、そのBlogを読まなければよい――それだけの話です。わざわざアラシにくる必要はどこにもないはずです。実生活でも、嫌いな人とは付き合わないでしょう。でも、よほどの変人でない限り、嫌いな人であってもその人が大事にしているプライベートな人間関係を壊しにはいかないはずです。でもネットでは、それが簡単にできてしまうし、やってしまう人たちがいます。

  この3月16日にアップした「ゴーログ」については、もう一度読んでいただいて、皆さまのご意見を再びいただけるとありがたいと思っています。というのは、「H」さんがアップした「祝!5月6日はゴーログの日」に対するコメント欄で、「美園」さんという匿名の方が、「単に無知な人を集めて一山当てようって感じがあって、倒産目前三十社リストとかありもしないネタで煽って混乱させたヒトだからねえ。経済言論で相手にされなくなって久しいけど、こういう形で復活するとは」などという罵詈雑言を書き込んでいらっしゃるからです。
  誹謗中傷するのであれば、せめて相手方の著書くらい読んで事実を踏まえた上で主張してもらいたい(もしくは、日経bizplusの「”大手30社問題”とは何か?」を始めとする一連のコラムを熟読してほしい)と思いますし、「経済言論で相手にされなくなって久しい」というのも「そう思うのは個人の勝手だけれど、他人に吹聴するのならもう少し根拠のあることを言ってもらいたい」と感じますが、まあ、そのあたりは私の不徳の為すところでしょうから、「美園」さんの表現の自由を尊重したいと思います。
  ただ、私が残念なのは、こういう低次元のスパムコメントを受けた「H」さんが、「荒れやすいなら木村氏関連はこれからやめようかなぁ」とこぼしていらっしゃることです。それで、「こうやって、ネット上のコミュニティというものは潰されていくんだなあ」という感慨を新たにしてしまったんですね。
  勘違いされないように申し上げておきます。私は「H」さんのコメントを責めているわけでは全くありません。私が「H」さんの立場なら、自分のブログを荒らされるのは嫌ですから「木村氏関連をやめる」という決断をすぐにでもしてしまうでしょう。過去の木村氏関連ネタも削除してしまうかもしれません。だって、ブログなんて軽いノリと趣味でやっているんですから、心理的な負担を感じてまでやりたくないじゃないですか。

  そこで、私は皆さんにお聞きしたいんです。
  匿名性というセーフティネットの中で許される言論の自由とは如何なるものであるべきなのか、あるいは、匿名の方はコミュニティを壊す権利を持っているのか、などについて、トラックバックをお待ちしています。

2004 05 08 [01. ブログ万歳ココログ三昧, 12. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック