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2004.05.25

今度は介護保険かよ!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「日曜日は楽しいドライブ」さんが「小泉訪朝、北朝鮮拉致家族問題でくだらない年金ゴシップは過去のものとなって欲しいと思う。しかしそれとともに本当の年金問題も流れ去ってしまわないように・・と願う」と指摘していましたが、マスコミの雰囲気は、北朝鮮問題の勃発で、瞬間的に年金問題が何処かに行ってしまったかのような感じです。しかし、私たちの眼前に年金問題は厳然として存在しているわけで、消えてなくなってしまったわけではありません。

 お時間と興味のある方は、「HPO:個人的な意見」さんが長文を書き記して、厚生年金を中心に、ある程度の数字の裏付けのあるシミュレーションを試みているので一読してみてください。国民年金の負担を厚生年金で穴埋めしようと画策している厚生労働省の野望の一端を覗きみることができるかもしれません。やはり、厚生労働省には、どの数字をどのように加工して、公表している試算がでてきているのか、を開示させるべきだと思います。そうすれば、「HPO:個人的な意見」さんのような方々が、厚生労働省が公表している試算の正当性を詳細に検証してくれることになるでしょう。
 もっとも、「ミズタマのチチ」さんが「『朝日の介護保険の負担者拡大の記事』もいろいろつっこみたくなってきます。年金未納だけじゃありません。厚生労働省が、介護保険料を20~39歳からも半額払わせると考えてるようです。これも『出費が追いつかんから、収入源を増やしちゃおう』とのことです。高齢者と負担する人の人口比から算出すると、500~1000円で良いらしいが、ブラックボックスの計算データを使ってると見られ、いくら増えるかホントのところは疑わしい」と指摘しているように、厚生労働省の作戦はかなり大規模なものなんです(要するに、「取れるところからは取っちゃおう」ということ、若者も含めて!)。
 そのあたりは、「アホが見ーるーブタのケーツー」さんが「後にはNext鼠講=厚生労働省役人の新たなシノギ“介護保険”が控えてんだ。忙しいんだよ。急ぐんだよ。早くやれ!」と見事に喝破してくれています。

 こんなインチキばかり続けていると、4月29日のゴーログ「公的年金関係者よ!公開討論会に応じよ!」でご紹介した「どちてblog」さんが指摘したように、「元々僕は電車とかで老人に対して積極的に席を譲るほうでした。ですが、最近は譲らなくなりました。思えば、年金問題が頭に入ってきてからです。どういう思考になっているかというと、『年金生活者は出歩かないでくれ』『あなたたちを支えている現労働者が電車の中で余計な気を遣わなくていいように、年金生活者は混んでる時間に電車を使わないでくれ。』みたいな感じです。譲りたい気持ちもないことはないのですが、心からの『敬老』を実践するモチベーションが落ちてきています。僕の中に世代間憎悪が芽生え始めています。木村剛曰く、『このままでは、日本人同士が世代間で罵りあう骨肉の争いと化してしまうでしょう。』このままではその方向へ進んでしまいそうです。」という予測が本当のものになってしまうのではないでしょうか。「とりとめもなく日記的雑記」さんからも、下記のようなトラックバックをいただいています。

年金についてよく思うんですけど、これから10年ぐらい足って、年金制度の破綻がどんどん明らかになるにつれて、高齢者に対する「苦々しいキモチ」が現役世代の間に漂い始めそうな予感がします。「俺らはもらえないの承知で払ってるのに、お前らは平気な顔で受け取っちゃって、おめでてーな」と。「一生懸命働いて年金払ってやってるのに、その上電車で席までゆずれってか」と。もちろん悪いのは高齢者じゃなくて制度なんだけど、やっぱり構造的な不公平ってのは、対立感情を沸き起こしますよね。嫌な世の中になりそうだなぁ。

 こういう思いを抱かせる制度は、根本的にどこかが間違っています。国民のために作られたはずの制度が、国民の間で憎悪を惹き起こす制度に変わりつつある。これは本当に忌々しき事態であると思います。「Clala-Flala」さんは、「茶番と泥仕合を見せられた国民は、怒ることも諦めることもできずに、希望も期待も政治に見出せない状況なのに、それに拘泥することで、その先に何か建設的な議論が始まるのでしょうか」と嘆いています。マスコミには、「建設的な議論」を沸き起こすための努力をしていただきたいものです。

(追伸)5月19日に送付した公開質問状に対して公明党の高木陽介衆議院議員からも回答を頂きました。第1問、第2問については「イエス」。第3問の公開討論会に関しては、「ウエブ上の討論会はそれはそれで有意義であると思いますが、討論に参加できる物理的な時間(これから北朝鮮問題で国土交通委員会の理事として『特定船舶入港禁止法案』の提出者として、与野党協議等があり)が厳しい状況です。ただ、情報公開は速やかにするべきです。」というお応えを頂きました。高木陽介衆議院議員ありがとうございました。国会での建設的な論戦を期待しております。

2004 05 25 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク

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