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2004.05.31
「年金改革法案見直し運動」に強力な助っ人が現れました!
皆さん、こんにちは。木村剛です。このところ、「年金改革法案見直し運動」(「UGUBLO」さんの命名による)にハマッテしまっていますが、「チップを弾むから勇気を分けてくれないか」さんがいみじくも指摘してくれたように、「ゴー様も年金問題ばかりに関わっているワケにもいかず(本業は疎かにできません)」というのはおっしゃるとおりですし、「珠丸の覚書」さんからも「たまには休んでくださいね」という優しいお言葉もいただきました。
そこで、助っ人を広く公募することにしました。5月24日に、公的年金の専門家と呼ばれている方々に下記の依頼状をEメールしたところです。
拝啓、□□□□様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。いきなりEメールを差し上げる無礼をお許しください。
さて、現在、年金改革法案が議論されておりますが、国民的な関心事であるにもかかわらず、年金計算のための仮定条件の現実性ばかりが討議され、肝心の生データが国民に開示されていないことを極めて残念に思います。国会における議論もどちらかと言えば、互いの揚げ足取りに終始しているなど、国民としては甚だ遺憾な状況となっております。
本来であれば、厚生労働省が試算を開示するために用いたあらゆる生データや試算のためのプログラムを全面的に開示し、国会の中に「年金改革小委員会」を設けて、与野党の代表が外部専門家の識見をも入れつつ、国民がみている下で最善の処方箋を探るべきと考えますが、私が情報公開法に基づいて、「公的年金に関して、公表している試算において使用されている生データ及び計算プログラムのすべて」を開示するように、坂口力厚生労働大臣に対して「行政文書開示請求書」を提出いたしましたところ、厚生労働省から何らかのデータが出てくる可能性がでてまいりました。
そこで、厚生労働省からデータが出てきた場合には、可及的速やかにお渡しいたしますので、あるべき年金制度を検討するために現状分析のお骨折りをいただきたく、お願い申し上げる次第です。あるいは、「こういう生データもしくはプログラムがあれば分析できる」ということでございましたら、具体的なご指示をいただければ、私の方から厚生労働省に公開請求いたしますので、お知恵をいただければ幸いです。 末筆になりますが、□□□□様が、今後一段と公的年金改革に対してご尽力されることを心より祈念しております。
平成16年5月24日
KFi代表
木村 剛
そしたら何と! 複数の専門家の方々から協力しても良いというお返事をいただきました。ありがとうございます。まだまだ、我らが日本も捨てたものではないのかもしれません。例えば、年金研究の第一人者として知られる高山憲之・一橋大学教授からは、下記のメールをいただきました。ご多忙であるにもかかわらず、迅速な対応をいただき感謝に耐えません。
メール、拝受いたしました。
データ入手につき、まず最大限の敬意を申し上げます。
データは、磁気媒体(CD-ROMなど)およびハードコピーの2種類で入手なさっていただきたく存じます。
磁気媒体の場合、新たにデータの入力をする必要がなくなります。
ハードコピーはデータの内容をざっと確認するのに便利です。データを入手しないと、はっきりしたことは申し上げられませんが、膨大なデータとなっているはずです。
データの読み込みと解読にそれなりに時間がかかり、いつまでに何をどこまでできるかについては、現段階ではお約束をしかねます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
高山憲之
そのほか、「年金大改革」という好著を著した日本総合研究所の西沢和彦氏にもご協力をいただけそうです。本当に強力な助っ人が現れたという感じがします。じつは、そういうこともあったものですから、5月27日のゴーログ「厚労省から電話がありました!」において、紙だけではなくて、CD-ROMによるデータ開示もお願いしているわけです。
残念ながら現実的には、「nodaira's Blog」さんが的確に分析しているように、紙での開示という可能性が高いわけですが、国民のサイドから言えば、CD-ROMで開示してはならないという法律があるわけでもなく、本当に厚労省が自らの潔白をデータで示したいと思うのであれば、その程度のものは出て来て当然という思いもあるわけです。
「アホが見ーるーブタのケーツー」さんが指摘しているように、「出て来てからのお楽しみだが、モノによってはもう一度違う切り口のデータを開示請求する、というフェーズも充分あり得ると考えておいた方がイイかもしれませんぜ」ということになるかもしれませんが、そのときの対応で少なくとも厚生労働省の誠意を推し量ることはできるでしょう。そして、それは「私たちが厚生労働省が設計している年金制度を信じてよいのかどうか」という点を判断するときに、極めて重要な材料になるはずです。そういう意味で、重要なのは生データだけではなく、生データを出すときの厚生労働省のスタンスであろうと私は考えています。
国民の多くは、「独善概論」さんが主張しているように「漠然とした(例えば、日本の明るい未来をつくります-自由で安心な社会の実現をめざして-いのち輝く社会をめざして、、)Imageでは、もう僕は支持できないということだ」ということを感じているんだと思うんです。もう、厚生労働省が「素晴らしい年金制度をつくります」と言い放つだけでは、国民はついてこないのです。厚生労働省が自らの信用を復活させるためには、まずは生データを正直に、しかも、国民にとって分かりやすく使いやすいように提供することから始めなければならない、と私は思っています。
(追伸)「くりおね あくえりあむ」さん、援護射撃をして頂きましてありがとうございました。おかげさまで、少しずつですが動いているような気がします。
2004 05 31 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク
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