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2004.06.08
ココログユーザーは100万人!?
皆さん、こんにちは。木村剛です。6月3日のゴーログ「情報価値が変化する時代に、ブログはどういう役割を果たすか?」において、ブログの将来について述べてみましたが、ブログはこれまでのネットメディアとはどう異なると考えればよいのでしょうか。
その点について「McDMaster」さんは、「今までのオンラインコミュニティは、掲示板(BBS)、あるいはメーリングリスト(ML)を介して交流が行われ、それがときとして『オフ会』というオフラインコミュニティに結びつくケースがほとんどでした。しかし、BBSやMLの発言は、ややもすると投げやりなショートコメントの応酬や、意見の相違に端を発する罵り合いとなり、そうした経緯を経てコミュニティじたいが萎縮してしまうことが多々ありました。……一方、blogの場合は、『トラックバック』という手法を用い、元の記事にリンクを張りつつも自らがさらなるクリエイティビティと共にモチベーションを産み出す効果をももたらしています」と指摘しています。
そのあたりを「笑わせんなヴォケが!」さんは、「筆力を有する一握りのbloggerが面白い記事を提供することで、その他のblogは本来情報の発信拠点にも関わらず一種の消費者(役務の受領者)のように機能する」と表現していますね。これは、いわゆる「ゴーログ効果」ということでしょうか。「ビールを飲みながら考えてみた」さんは、「FMラジオやMTVのノリですよね」と喩えてくれました。この間、「日本全国・見たいもんはみたいぞの会」さんに教えていただいたのですが、おかげ様で「週刊!木村剛」はココログの中で「cocolog-nifty.com」の19%に次いで第2位の4%のシェアを獲得しているようです(第3位は古河建純社長のブログと「help.cocolog-nifty.com」の2%)。
また「カトラー」さんは、「ブログがこれまでのネットメディアと異なるのは、どんな点だろう。さまざまな人がこのことについてコメントしているが、私は第一には、ブログを運営する個人に高い情報発信能力が求められる点だと考えている。そしてその個人のメッセージが、トラックバックやコメントの仕組みによって連携していくことで、情報の発信者や受け手にコミュニケーションや連帯感が生まれてくる点も重要である」と興味深いコメントをしています。確かに、高い情報発信能力を持つ個人がブログ上に増えてくれば、「読む側からすれば、素材を追っかけるより、ちゃんとしたおいしい料理を求めるほうがてっとりばやいのです。……これからのマスコミはニュースを作ってくれる人をみるんじゃなくって、RSSリーダーのような役目――『思考』を作ってくれる人を追いかけ、『思考』の生産地を見つける――が必要なのではないでしょうか」という「KOu」さんの予言が現実のものとなってくるような気がします。
そういう意味で、「よみがえれ!バサラの精神」さんが指摘しているように、「毛沢東が若かりし頃、宣伝に使用したメディアは壁新聞でした。わが日本でも、かの有名な 二条河原の落首にて、時の権力者を批判した。ブログは壁新聞や、落首に近い」という政治的な側面も無視できないところではないかと思います。オピニオンを発信するコミュニケーションツールとして、ブログはかなりの威力を持っているからです。
誰でも簡単に自分の新聞を発行することが出来る――それが、ブログの世界です。誰でもマスメディアになれる可能性を持っている――それがブログの世界観です。したがって、壁新聞や落首という政治的な利用においても重要な役割を果たし得るでしょう。
もっとも、「ogil.net/blog」さんが忠告しているように「政治家、メディア、個人。だれでもいい。どこからでもいい。そろそろ全批判ではなく自分の理想を目指した建設的な議論をできる人に注目するようにしよう。それが生まれるのは確かにBlogからかもしれない。だが、個々人が信念を持たない限り既存のマスメディアから進化することはできないだろう」という点も忘れてはならないでしょうが……。
いずれにしても、ブログが卓越したコミュニケーションツールであるという特性からすれば、オピニオンの発信やマスメディア化、あるいは政治的な利用という展開は、自然に予想できる範囲内と言えるでしょうね。
ただし、コミュニケーションツールという側面や、オピニオンの発信・政治的な利用というだけにとどまらず、もうひとつ忘れてはならない視点が「ブログ」にはあるような気がします。それは、ブログとビジネスの関わり合いという点です。
いまはまだ黎明期ですから、BBSやMLというネットメディアとは違う、ビジネスへの展開という道筋がはっきりと見えてはきているわけではありませんが、「McDMaster」さんは「blogがどれくらいビジネスに応用の利くものかは未だ掴みかねる部分がありますが、その可能性は無限に近いくらいありそうです」と予感していますし、それに関して「KOu」さんは、「速さ追求よりも良質思考の方が儲かるのではないでしょうか」と示唆してくれています。
ちなみに、「IGNiTION」さんも、「法人各社がBlogの特質・価値をどう使いこなすかは注目じゃないですかね。(他人事じゃないけど(^^ )いまのところ、KFi・木村剛氏の「週刊!木村剛」がもっともうまくハマッているように思います(“オピニオンメディア”という特性はあるけど)。対コンシューマー、対クライアント用の導入はまだあまり見ないので、面白いところかと。僕自身、色々使ってみたい方法論があるので、自身+周囲の企業と目的に合わせてトライしていこうと考えてます」と述べて、これからのトライアルに期待を込めているところです。
ちなみに、この間、ニフティの古河建純社長とランチしながらお話ししていましたら、そういうビジネスユースへの展開に期待を込めて語っていらっしゃいました。古河社長によれば、取り敢えず(?)のココログユーザーの目標は100万人(!)ということのようですから、確かにそうなるとすれば、ビジネスユースへの展開が十分に期待できるマーケットになっているはず。私も、ニフティによるブログビジネスの展開に注目していきたいと思います。ココログ、頑張れ!
(追伸)「くりおね あくえりあむ」さん、電車男の話、教えていただいて有難うございました。感動しました。ただ、はまり込んで、アポの時間にもう少しで遅れてしまいそうでした(^^;) やっぱり人間って、ポジティブなコミュニケーションを求めているんですね。
2004 06 08 [01. ブログ万歳ココログ三昧] | 固定リンク
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