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2004.10.02

[BLOG of the Week] 読売新聞の社説はこう読む!:ナベツネの本音 

 皆さん、こんにちは。木村剛です。毎週土曜日は、トラックバックしていただいた方々を中心に、私が独断と偏見でお気に入りのブログを選んでご紹介する「BLOG of the Week」の日です。第22回「BLOG of the Week」において私が選んだのは、「善福寺手帳」さんが書いた「読売社説の裏読み」です。

 9月21日のゴーログ「読売新聞はさすがに社説の使い方がウマイ!:『ナベツネ新聞』と改称か?」に対しては、本当にトラックバックが多くて、みなさんのナベツネに対する怒りの強さを実感させていただいたのですが、その中でも、ヒネリが利いていた一品が「善福寺手帳」さんの作品(!)でした。メディア情報のバイアスについては、相当語り尽くされている感がありますが、これからは特に「裏読み」が必要な時代になりそうです。
 あの社説はマスコミ史に残る名作ですから、読み逃した方々、是非ご一読して、あの興奮を思い出してから、「善福寺手帳」さんが書いた「読売社説の裏読み」をご賞味いただければ幸いです。それでは、お楽しみ下さい。

「読売社説の裏読み」

プロ野球の球団合併・ストライキ問題に関して,選手会側に厳しい態度で一貫していた読売新聞の社説。どうしても深い思慮が裏にあるのではないかと思いながら読んでしまいます。
読売新聞社説 読売が言いたいこと
 プロ野球の週末スト問題が収拾されることになった。(中略)今度の土曜,日曜は,球場に球音とファンの大歓声が戻ってくる。喜ばしいことだ。  やれやれ,ストが回避されて良かった。もうこれで幕引きにしよう。
 溝は埋まらなかった。参入時期をめぐって,「来季」の確約を望む選手会と,「来季以降」としたい経営側が,譲らなかったためだ。先週の土,日曜にはプロ野球史上初のストが決行され,計十二試合が中止になった。  ここまでこじれたのは,選手会が雇った弁護士とひと握りの選手たちが抵抗したためであり,ストによる損害を与えた責任は大きい。
 選手たちは,球団数が減ることで球界が衰退し,雇用にも影響が出るのではないか,と懸念した。(中略)かなりのファンが,こうした考えを支持したことは確かだ。  ファンが支持したのは,球団数が減ることで職を失う選手たちであって,億万長者の選手たちではない
 一方の経営側は,この問題に,より慎重に対処する必要があると主張した。新たに球団経営に乗り出した企業が,わずか一年,あるいは三,四年でチームを放り出してしまった例が,過去いくつもあったからだ。  ライブドアも楽天も,一年,よくて三,四年しかもたないだろう。
 ただ,NPBに,自分たちの主張を正しく選手たちに理解してもらい,ファンにもアピールする努力が不足していた感は否めない。  それなのに選手会が支持されたのは,ロッテの瀬戸山代表が記者会見で原稿を棒読みしたせいだ,という感が否めない。
 今後,新規参入については,選手やファンを納得させられる,公正で透明な審査を,心がけてもらいたい。  今後,新規参入については,これまで名前も知らなかったような会社を厳しく排除しなければならない。
 今回の労使交渉は,球界関係者やファンだけでなく,ふだん野球にあまり関心を示さない人たちの注目も集めた。  今回,読売に批判のメールや電話をよこしたのは,もともと野球ファンではなかった者たちだ。
 赤字経営や観客数の伸び悩みに苦しむ球団が多いこと,テレビ視聴率も頭打ち状態にあることなど,球界の危機的状況も広く知られる結果となった。  実は,わが巨人軍の経営も苦しい。試合がテレビで放映されないような球団の経営が苦しいのは言うまでもない。
 プロ野球「再生」のためには,選手と経営側の“対決”ムードを払拭(ふっしょく)し,前向きな議論に転換する必要がある。
 一方で,この間のもやもやを吹き飛ばすような面白い試合,はつらつとした選手のプレーを見せてほしい。
 今後はうるさい弁護士を排除して,選手の年俸抑制に着手しなければならない。選手には黙って野球に身を入れて欲しい。

(追伸)「善福寺手帳」さん、今回は読者の便宜のため、全文転載の扱いにしております。問題がある場合はご一報ください。

2004 10 02 [22. BLOG of the Week] | 固定リンク

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