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2004.12.20
「教える技術」の難しさ:ジャンバラヤにトラックバック!
皆さん、こんにちは。木村剛です。12月16日のゴーログ「ゆとり教育でゆとりを感じているのは誰?」にたくさんのトラックバックをいただきありがとうございます。それにしても、「ゆとり教育」は本当に人気がないんですね。「『ゆとり教育』ってひどいネーミングですね」(by「grounder」さん)、「どうも、かなりヨロシク無いんですのよ奥さん」(by「ミズタマのチチ」さん)、「ゆとり教育のツケ、大きいと思いますよ」(by「えみっちぃの見る風景」さん)と批判の嵐です。
「まーどんな ぶろぐ」さんによれば、「『ゆとり教育』とは受け手の児童・生徒のことを慮っている言葉のように見えますが、ことの発端は、公務員の週休2日を実現させるのが一義的な目的、であったのではないでしょうか(かすかな記憶です)。 ”詰め込み教育是正を抱き合わせた” でもなんでも構いません、要するに『ゆとり教育』とは何か、という定義付けが為されていなかったように思うんです」ということのようですし、「授業時間が少ないのですから、教える内容は当然少なくなります。それを納得しなければ、土日休日はあり得ません。だから、土日を休みにした段階で、学力低下(正確には規定の学力獲得年齢が高くなる=獲得が遅れる)は当然あるべきことだと思う」(by「PstrNS::Blog」さん)とか、「2001年に文部省の改悪もあって『ゆとり教育の名の下に』ますますその傾向(小学校のレジャーランド化)は強化されている。まず 教科書がうすっぺらになっている。私も算数の教科書を読んで見たけど どんなに怠け者の子が読んでも『わかったような気がする教科書』ってのは『なにも書いてない教科書』なのら~~~」(by「貞子ちゃんの連れ連れ日記」さん)というコメントも寄せられています。
もっとも、教育の現場では、「子どもたちは以前に比べて確実に手がかかるようになってきています。『静かに』の一言で静かになるなんてことは、遠い昔の夢物語です」(by「Fioの素敵な日々」さん)という実情もあるようで、「自分には「ゆとり」の定義がよくわからないのだが、今の教育がダメだと決め付けるのは尚早だし、焦点がずれていると思う。『勉強方法を昔の詰め込み教育・受験競争型に戻せ!』という安直な意見はなおさらだ」(by「ノンタイトルツーベースヒット」さん)という意見もあります。
いずれにしても、「ゆとり教育、当初から不安でした。週休二日制、羨ましい…。しかしながら聞こえてくることは『それでいいの?』ということばかり。円周率は3で計算させる、というのにびっくりしたものです。教えることは簡単に、それによって時間ができるので利点がある、とのことでしたが…」(by「blog@喜望邦」さん)というコメントに代表されているように、「ゆとり教育」の当初の目的と結果がずれてきていることだけは事実なのではないかと思います。
ちなみに、「ゆとり教育」が導入された切っ掛けとして、「詰め込み教育」に対する反省という視点から「650の無味乾燥」さんがこのように解説してくれています。
『詰め込み教育』の利点はどこでしょうか? 個人的考えでは, ・知識が強制的につく ・拘束時間が増えることで,自己過大視が減る ・全体効果がある ・我慢・忍耐(Yyさんより) そして、何より ・教育のプロが教える範囲が増える. この点です。 大学にいるとよく実感するのですが、大学は教育機関としては素人で,主として研究機関です。現状では研究はどんどん複雑化しているのに対し、入ってくる学生の基礎知識はぬるくなっています。ここに大きな乖離が生じています。そこに,大学側の教育素人教授によって講義が行われます。結果は推してしるべしです。 そうはいっても,確かに詰め込み教育は問題点があって,ゆとり教育に変わりました。しかし,問題だったのは詰め込み教育の『拘束』ではなく、詰め込む『内容そのもの』だったのではないでしょうか?
「my.Hurusato.org」さんも、「授業時間の多寡ではなくて、授業の方法とか内容の問題ではないのかな?77年から授業時間は減少しているけれど、学力低下が顕著になったのは最近の話だと思うから」と指摘していますが、「自ら学ぶ」ことはともかく、「他人に教える」というのは大変な技術です。大学教授の中で、プロフェッショナルとして「他人に教える」ことができる方が何人いることか。私の大学生時代には、本当に2~3人にしかお目にかかれませんでした。あまりの授業のつまらなさに、教室で面子が揃った瞬間に、授業を抜け出して雀荘に通ったものです。
いずれにしても、「教える技術」というものの重要性を感じさせられる今日この頃です。ということで、「あ~、精進、精進」さんに怒られないよう、「ジャンバラヤ」にトラックバックしておきます。なお、ジャンバラヤのバナーについても、前向きに検討するよう指示しておきますので、しばらくの間、お待ちください。
2004 12 20 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク
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