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2005.01.22
[本のソムリエ] UFJ vs.住友信託vs.三菱東京 M&Aのリーガルリスク
今週の丸善丸の内本店 壹岐直也副店長がお薦めする本です。
「UFJ vs.住友信託vs.三菱東京 M&Aのリーガルリスク 」
日本評論社刊 中東正文(編) 定価:1680円(税込)
UFJ統合にまつわる、住友信託による一連の裁判は、強者と弱者が分かれた「ポスト不良債権処理時代」の銀行再編がM&Aの手法で行われ、その正当性は司法の場で争われるという、護送船団方式から「法」を物差しにフェアな土俵での解決をはかる企業社会への移行を強く印象づけた事件だ。
独占交渉権の効力や守られる利益の判断は最高裁決定で確定したが、一審、二審で判断にぶれがあり、問題は整理しきれていない。損害賠償の可能性やUFJ銀行が増資のため発行した優先株など、現在進行中の事態もある。本書ではM&Aに精通した弁護士と金融実務に明るい学者が、法的問題に絞って裁判や会社法上の問題点を整理、徹底的に検証している。
M&Aはもっと身近になる。国内企業同士はもとより、平成一七年商法改正(会社法制定)で、外国企業の日本企業買収はさらに容易になるからだ。M&A契約のどこに「リーガルリスク」を見つけ、どう対処するかを示している本書は、「M&A新時代」の金融関係者に限らず、ビジネスパーソン全体の指針となるだろう。
(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に1月17日に掲載したものです
2005 01 22 [12. 本のソムリエ] | 固定リンク
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