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2005.02.04

[BLOG of the Week]堅い肉は小さく切っても堅い

 皆さん、こんにちは。木村剛です。本日は、不定期コーナーの「BLOG of the Week」で行きたいと思います。1月28日の「朝まで生テレビ」でも教育が取り上げられていましたが、ゆとり教育の功罪については、多くの方が一家言を持っていらっしゃるようです。

 ただ、どのような問題でもそうなんですが、現場の声というのは一番重要なんだろうと思います。周囲から見ていると、岡目八目的な良いところもあるのですが、どうしても無責任な評論家のような見方になってしまいがちだからです。
 そこで、教育論について現場から発言していらっしゃる「新へなちょこ教頭のハラハラドキドキ学校改善物語」さんのブログをご紹介したいと思います。現場ならではの視点をご鑑賞いただきたいと思います。それでは、「新へなちょこ教頭のハラハラドキドキ学校改善物語」さんの「堅い肉は小さく切っても堅い」をお楽しみ下さい。

[堅い肉は小さく切っても堅い]

学力論議が盛んである。特に国際比較で相対的にペーパー学力が低下してきたことが、論議に火をつけた。現場経験がないのに、見てきたようなことを言う、評論家や大学の教員がいる。もっと、現場感覚を大事にしてもらいたい。現場の生の声を届けたい。これは、ブログを始めた理由のひとつである。

ある講演会で、「一斉授業の復権」を主張される講師がいたと聞いた。私もその考えに基本的に賛成である。今まで、学力向上をわり算で考えてきたように思う。複数指導(T・T)、少人数分割授業など、その典型ではないだろうか。教師一人あたりの子どもの人数を減らすことで、学力向上に努めてきた。このことが何も成果を生まなかったとは思わない。

しかし、私の尊敬するマット校長が言われていたように「堅い肉は小さく切っても堅い」ということだ。確かに小さくしたことで、食べやすくなったが、それだけでは、肉の堅さは変わらない。

必要なのは、調理法だ。堅い肉を柔らかくする技能がいる。これが、教師の授業技術だ。中には、段級制度を導入している自主研究団体もある。授業技能の向上の秘訣は、勉強が分からなくて困っている子どもの気持ちを思いやること。これにつきるのではないだろうか。学校の教師になる方の多くは、小学校で勉強が分からなくて苦労したという経験をしていなのではないだろうか。

中学校の恩師にそのことを指摘されたことがある。思いやる気持ちがないと、血の通った指導にならない。分からない授業に耐えて聞き続ける苦労は、想像を絶する。分からない子ども、しんどい思いをしている子どもの気持ちを思いやることが大切だ。この子ども達は、なかなか真実の声を表現できにくい。だから、教師の思いやる気持ちが必要になる。その気持ちが分かれば、授業技能を高めるしかない。教師の授業技能まで及ばない学力向上の対策は、砂上の楼閣に等しい。


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