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皆さん、こんにちは。木村剛です。2月16日のゴーログ「再び、モノ書きの老婆心:『匿名性』を護るために」に対しては、興味深いトラックバックを多数いただきました。じっくりと読ませていただき、私なりに、実名、匿名、特名(=固定ハンドルネーム)の問題を再考させられた次第です。
ブログが普及し、これまでのネット文化に慣れていない人々が大多数となっていく中で、従来のネットシチズンのコミュニティにおいて、慣行や常識と思われていたことであったとしても、場合によっては見直す必要がでてくるのではないでしょうか。そして、そういう試練を経てこそ、ブログが市民権を得て、リアルな存在になっていくのではないかと感じる今日この頃です。
そういう感覚を持っていた中で、「江戸時代研究の休み時間」さんから、匿名・実名について真摯に思いを巡らせたトラックバックをいただきましたので、本日は、不定期コーナーの「BLOG of the Week」で行ってみたいと思います。それでは、「江戸時代研究の休み時間」さんによる「(雑感)研究人がネットで実名を名乗るとき」をお楽しみください。
[(雑感)研究人がネットで実名を名乗るとき] わたしは、このブログ「江戸時代の休み時間」を、実名「高尾善希」として書いています。実名ばかりでなく、写真も履歴も職歴も論文名も、全て公開しています。公開していないのは、家族の氏名や年齢、あるいは住所・電話番号くらいでしょう。ネットでは「実名を晒す」という表現があるくらいで(この場合は「自分の意図によらず他人から実名を暴露されること」をさします)、あまりいいイメージはありません。だから「(実名で書くなんて)勇気がありますね」といわれます。たしかに、文系の研究人としてはかなり変則的・大胆な行為で、道の真ん中で裸で寝ころんでいるようにみえます。 しかし、実際のところは、実名にしろ匿名にしろ、どちらにしても得失はありましょう。ネットの玄人のかたにいわせると、「実名か匿名かというよりも、書く内容による」のだそうで、たとえ匿名でも、ひとから恨まれるような過激な書き方であれば、トラブルに巻き込まれやすくなるのだそうです。たしかに、総務省によるネット・トラブルの調査によれば、実名よりも匿名のほうがトラブルが多いのだそうです。これは意味深な結果です。ちなみにアメリカでは、ネットでも新聞でも実名で書くことは珍しくないようです。それに従ったわけではありませんが、あえてここでは実名で書くことを選択しました・・・。 わたしがこう思うのは「ネット初心者」だからなのもしれませんが、……いまここでわたしがやっていることは、雑誌に気軽なエッセイを書くことと何ら変わりはなく、単に、使われる媒体が紙かデジタルデータかの違いがあるだけです。たしかに、ひとの目に触れる機会は、デジタルデータの方があるかもしれませんが、不特定多数のひとに文章を公開するという基本的な要素は雑誌と同じです(ただ、雑誌に文章を載せるには、入稿してゲラにし、ゲラ稿にあかを加え、何稿かをくりかえします。しかしネットならばその面倒はない。自分がみつけた史料や突然に思いついたこと等を、すぐに書いてゆくことができます。書いたあとでも、間違いに気がつけば、簡単に訂正することができる。雑誌ならそうはいきません、ゲラ稿であかを入れそこなったらおしまいです)。 雑誌に投稿するのだって、実名なんだから、ネットで文章を公開するのも、やはり実名です。 実名で書いていますから、全責任は自分にあり、その緊張のうえで記述します。だから、流行の匿名掲示板のような記述形式・内容にはなりえません。わたしの場合ちょっとオーバーで、―お気づきになったかたもあるかもしれませんが―、わたしの文章は、一貫して「です・ます」調、ネット特有の「顔文字」さえ、一切使用していません。もっとも、ここまでやる必要はないかもしれませんが。 その一方で匿名には匿名の価値があります。わたしも匿名掲示板に大きな価値を認めています。しかし、匿名掲示板には幾つかの難点がある、と思います。それは、誹謗中傷が多くなることや、情報の信用性の有無が閲覧者に判定できない等です。後者、信頼性の判定の問題は重大です。厖大な匿名の書き込みの中にも、―匿名であるがゆえの―、重大な情報が書かれているかもしれないのに(たとえばタレコミ情報等)、―匿名であるがゆえに―、ニュース・ソースをちゃんと把握できない。隔靴掻痒の感がなくはありません。 有効な人的交流を目的とし、かつ、「まじめな文章を書く」という、このブログの使用目的から鑑みれば、そのニュース・ソースを明示したほうがよい、つまり、わたしの実名・履歴等を明らかにした方がよいのではないか、と考えました。理系の研究者にとって実名公開は珍しくもないけど、特に文系のひとにとっては、コロンブスの卵で、意外とおもしろいんじゃないないか、と思ったのです。 さきに、実名でも匿名でも危険な場合は危険だといいましたが、それでも、実名であるが故の危険性は常にあって、危険がゼロにはなりえないことは充分認識しています。例えば、家にいるよりも外で歩いている方が危険であるのと同じように、実名でぶらぶらしているわけですから、何らかのトラブルに巻き込まれる危険をなしとはしません。家に籠もってなにもしていないのが一番安全です。また、文系の方々が、ネット実名公開について、どのようなイメージをもっているのかも、気になります。「はしたない行為だ」等と思われていないかどうか。それに対しては、まあ、読んで下さい、というしかありません。 しかし、この危険性・危惧をのりこえて、ここでは何か大きなものを得ることができると考えています。それが何なのかわたしにもよくわかりません。ただ現時点では、―詳しくは書けませんが―、このブログのお陰で、驚くほど人脈が広がりましたし、自分の研究意欲向上にも益があります。
(読者の皆さまへ)「週刊!木村剛」では、独断と偏見で「面白い」と思ったトラックバックをご紹介する「BLOG of the Week」というコーナーを不定期でアップしております。「BLOG of the Week」に掲載するブログは、事前に転載を承諾された方に限っております。このため、「BLOG of the Week」において、転載を事前に許可するブロガーは、トラックバックにおいて「投稿」であることを明示するようお願い申し上げます。
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2005 03 31 [22. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。この間、SONYの出井氏の話を書きましたが、大企業の経営は難しくて、中小企業の経営は簡単だ、ということでもないように感じます。「【ミナログ】製造業社長の逆襲」さんが主張しているように、「中小零細の現場はスピードかものすごく早い、作業するのも判断するのもだ、そうでなければ生き残れない」からなんですね。いずれにしても、経営者というのはなかなかに大変だよねぇ~と心の中でつぶやいていたとき、「雑記帳」さんから、以下のトラックバックをいただきました。
官民問わず経営者の立場にある方は、常に先を見据え、あらゆる事態を想定して日々行動することが肝要ということなのでしょうが、はたして日本全体を見回して、このような経営者がどれほどいるでしょうか?「想定の範囲」という言葉が口癖の方がいますが、追い風を受けているときは、少々の誤算でも平静を装いとおすこともできますが、凪及び逆風のときの想定は、追い風の時にはなかなかできないものですし、風が変わったからといって、180度方向転換などしようものなら、それこそ信用にかかわります。信用というものは一朝一夕にできるものではありませんが、逆になくすことは一瞬です。逆風に変わった瞬間こそ、真の経営者の手腕が問われるのではないでしょうか。
確かにそうですね。経営者の本性というか、実力というか、もっと言うと、その人の本物の力というものは、逆境でこそよく分かるということについては本当に実感しています。というのも、「経営」という作業は、それこそ失敗の連続であって、読みどおりに何の問題もなく行くことなどありません。予期せぬ事態に陥ってアタフタするようではそもそも経営者として失格ですし、火中の栗をひろわざるを得ない局面になって逃げ出すようでは成功はおぼつきません。
本物の経営者であれば、逆境でこそ真価が発揮されるもの。
逆境よ、来い――などと、「われに七難八苦を与えたまえ」と念じたという山中鹿之介の心境には到底なれませんが、逆境が訪れても動じることのないハラくらいは持ちたいものだと日々心を鍛錬しているところです。
じつは、そのためにも、「ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘」さんが指摘していらっしゃる以下の点はとても大事だと思います。一人だけで孤独で孤立したままで、経営者という職責を果たし続けることはつらいだけですから・・・。
私は思います。経営者の職責に『多くの賛同者を得る」という一点を付加することを。損得勘定無しで、経営者としてあるいは一人の男として、こいつに夢を託そうという外部の応援団をできる限り多くつくる努力をし、実現させることを。
(追記)「彰の介の証言」さん、ご指摘ありがとうございました。
2005 03 30 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
みなさんこんにちは、プリマヴェーラ岡本です。
京都の龍安寺に行きました。3回目になります。
門前で拾って駅まで乗ったタクシーの運転手さんに、「どこかおもしろいお寺はないですかねえ。もう大概の観光スポットには行ってしまったと思うんですよ」と尋ねると、「古知谷の阿弥陀寺はどうですか」とのこと。この寺は鯖街道(敦賀街道 or 原発街道)沿いにある慶長年間に創建された寺で、開祖の弾誓上人は即身成仏してミイラになっているそうです。そして運ちゃんは、「私、霊感が強いんですが、この弾誓上人を一度タクシーに乗せたことがあるんですわ」と語り始めました……。
運ちゃんいわく、
その寺の前で、やはり霊感の強い女性を乗せたのですが、その人が「誰か一緒に乗ってきましたよね」とわたしに尋ねるんですよ。やっぱり分かる人には分かるんですねえ。
こうなってくると、面白いので話を合わせるしかありません。
「ほう、どこまで乗せたんですか」
「三千院まで乗っていかはりましたわ。降りる前に頭を3回小突かれました」
「お金払ってもらえないんですねえ」
この運転手さんは、昼間でもバックミラー越しにいろいろなものを見たり、首のない人を乗せたりしているのだそうです。そればかりか、乗り移られてしまうらしい。ある夜、運転していて信号3つ分くらい無意識になって運転していたこともあるそうです。しかも無意識のうちに曲がり角を直角に曲がっていて、気がついたときにはなぜ自分がそんなところにいるのかわからなかったそうな。危ないので夜の勤務はやめて昼だけにしているとのこと。
京都は歴史が古いので、心霊スポットには事欠かないそうです。運転手さんが感じるのは25カ所くらいあるらしい。
その中でも特にヤバイところを教えてもらいました。十条竹田は昔首切り場があったところらしいですが、ここでは首のないお客さんを乗せたことがあるそうです。
よく話に出る、広沢池や深泥池は、やはり噂に違わぬところらしいです。それから化野念仏寺までは仕事だから行くそうですが、そこから上に登る道には行きたくないとのこと。その先にあるトンネルに入ると見たくないモノが見えてしまうそうです。
五条通りに山科の方に向けるトンネルがあって、ここは車道と歩行者用のトンネルが別になっているそうなのですが、この歩行者用トンネルのほうはかなりすごいらしい。車ではトンネルを通るけど、絶対にそちらのトンネルには行きたくないとのこと。
大宮通りの、JRの上を通る高架道路の上もいっぱいいるそうです。乗り移られそうになって10分間ほど念仏を唱えてやっと追い帰したということがあったらしい。
こういう運ちゃんだと退屈しなくて大変結構です。京都の新しい魅力を発見しました。「貸し切り心霊タクシーで行く 京都市内心霊巡り半日コース」なんていかがですか?
2005 03 30 [21. 週刊!岡本編集長] | 固定リンク | トラックバック
日本政府は、「インベスト・ジャパン」という標語を掲げ、外国から日本への対内投資残高を、平成18年末までの5年間で倍増させることを公約している。小泉首相も1月19日の施政方針演説において、「外国企業にとって日本を魅力ある市場にしてまいります」と表明していた。
対日直接投資を促すため、74項目にのぼる「対日投資促進プログラム」を進めており、平成16年上期には、対日直接投資額が対外投資額を初めて上回った。
政府は、ジェトロや各府省庁に総合窓口案内を設置し、一つの窓口で手続きができるようにするなど、『明確・簡潔・迅速』な行政手続の実現を図ろうと努力している。
目玉とされていた政策は、国境を越えたM&Aを円滑にする「三角合併」の導入。ところが、フジテレビvsライブドアの煽りを受けて、それを盛り込んだ会社法案に異変が生じてしまった。
「三角合併」の解禁を一年先送りしてしまったのだ。「三角合併」とは、外国企業が日本企業を合併する際に、日本国内に合併専用の100%子会社を設立させて、そこに親会社である外国企業株を譲渡し、十分な財産的裏付けを持たせた上で、その子会社を当該日本企業と合併させるという手法のことである。
そもそも、この「三角合併」自体、『明確・簡潔・迅速』ではない。まさに『不明確で複雑で滞りがち』の手続きだ。もともと米国政府は、もっと簡便な外国株と日本株との直接の株式交換を求めていたが認められず、外国株に限って通常よりも手続きが煩雑でコストと手間が掛かる「三角合併」を義務付けることが合意された経緯がある。
この「三角合併」を盛り込んだ会社法案は、企業の国際化に対応するため、商法の一部と有限会社法など現行会社法制を統合するもので、半世紀ぶりの大改正といってよい。3年の長きにわたる議論の結晶だ。それが、今回の3週間程度の騒動でひっくり返ってしまうのだから日本という国はおそろしい。
もっとも、今回の会社法案は、その一方で敵対的買収策への対抗策も強化している。いわゆるポイズンピルを正式に認めたのだ。すでに産業用制御機器製造のニレコは、新株予約権を利用したポイズンピルを導入した。こうした例にならって多くの日本企業がこの一年以内にポイズンピルを採用するとみられている。
今から断言しておこう。
現在の異常なポイズンピル・フィーバーは、結局のところ、買収の危機を煽ってポイズンピルを売り歩く外資系業者の懐を暖かくして終わるだけだ。外資嫌いが外資を儲けさせている――この愚かな構図にそろそろ気付くべきなのではあるまいか。
買収されるのが否なら、株価を上げるか、株主を説得するか、もしくは非上場にしてしまえばよい。サントリー、竹中工務店、ビックカメラなど非上場でも優良企業はいくらでもある。「上場は偉くて、非上場は偉くない」という短絡的な価値判断から脱皮すべきだ。
施政方針演説において小泉首相は、「外国からの投資は、日本にとって脅威ではなく、技術や経営に新しい刺激を与え、雇用の拡大につながるものです」と正論を説いていた。この程度の常識すらわきまえない人々が口を揃えて、「小泉は経済音痴だ」などと批判している。本当に片腹痛い。
(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に3月21日に掲載したものです。
2005 03 29 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
こんにちは。宵越しのおカネはもたないというか、ただの浪費家の下町育ちの尾花典子です。
ここ1年くらい前から、くせになってしまっているのは、ネットでの買い物とすぐタクシーにのってしまうことです(*´ο`*) いけないと思いつつ自制心に欠けているせいか、くせになるとなかなか直せないんです・・。便利なだけに、後ろから「そんなもの買うなよ~」とか、「そのくらい歩けよ~」とか「電車で帰れよ~」とか、おもいっきり殴られるぐらいのきっかけが何かないとなかなかやめられそうにもないんですよね・・・♪
昨年色々(?)とあって実はゴー社長は、体重が80キロ台を切り、さらには70キロ台も割ってしまうか!というぐらいの勢いで急激に痩せてしまって、先日の定期検診でも以前からの指摘事項だった脂肪肝などが改善しつつあり、ひそかに喜んでいたようですが、最近になってリバウンド気味でピンチのようです♪♪ ( ̄□ ̄;)←これはゴー社長。 (≧▽≦)←これは私です。
ほんとうに太い腹に近づきつつあるというか戻りつつある(?)ゴー社長が代表執行役として率いている日本振興銀行は昨年4月21日に開業してからもうすぐ1周年を迎えます。
日本振興銀行は、この1周年を記念して、4月1日からお客さま感謝期間を設けて一定の期間、預金金利を引き上げる予定だそうです。
5年もの定期は0.8%、3年もの定期は0.6%、1年もの定期は0.3%という金利設定となります。定期預金は個人のお客様のみお受けしています~。
詳しくは4月1日以降に日本振興銀行のHPで確認してくださいねo(^-^)o
2005 03 29 [15. 週刊!尾花広報部長] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「時事を考える」さんから、「多くの日本人はSONYのトップ交代を英断としてとらえているでしょう、多くの外国人はちょっと遅かったかなととらえているはずです、このことを私は日米欧の企業文化の違いと考えました、私はSONYのトップ交代は絶対スピードでは遅いがと相対スピードでは速かったと思います、たぶんSONYがアメリカの企業だったらトップ交代はもう1年早かったとみてます・・・あのSONYといえど、まだ日米欧で企業文化の違いはあるんだなと感じました、SONYのトップ交代が成功であることを祈ります」というトラックバックをいただきました。
確かに、アメリカの企業だったら、もう少し早く出処進退を求められていたかもしれません。如何に言い訳しようが、経営者は「結果がすべて」ですから。特に出井氏の場合、1995年4月に社長になってから、10年近くもトップとしてSONYを率いていたのですから、他人のせいにはできません。「時事を考える」さんも言っていらっしゃいますが、「いずれにせよ彼が言った『環境が悪かった』ということは言い訳に過ぎない、厳しいですが経営者の職責を果たせなかったということになります」というとおりです。
少なくとも、ある企業のトップとして3年以上、その職責を果たすべき地位にいたとすれば、その企業のパフォーマンスのすべては、そのトップの責任です。外部環境など常に変わりえるものですから、その環境変化を読み、予防し、そして逆用するだけのしたたかさがあってはじめて、「経営者」という職業を務める資格があるのだと思います。
「ひでのつぶやき」さんが、「最近のニュースでよく耳にするのが「経営者」と言う言葉。経営者の良し悪しが会社の運命を大きく左右する。それはどんな小さな会社でも同じこと。いや、小さな会社だからこそワンマンになりがちな経営者の素質がものを言う。うちの会社もそう」と指摘しているように、その企業がうまくいくか行かないかの8割は経営者の能力で決まるというのが実態なんですね。
「会社の『方向を決めることと、日々判断すること』がトップの仕事であるのに、『部下を信頼している』とのいい加減な言葉で方向を見極めきれない、判断できないなんてナンセンス。結局下につく社員が右往左往して、仕舞いには誰の判断ともつかない方向へ会社が進むこともありえる」(by「ひでのつぶやき」さん)わけで、そういう意味で財務分析でその会社の将来を占うなどという所業は、あまりにも経営者の能力を無視しているように私には思えます。
そういうSONYのトップ交替の隣で起こっているのが、ニッポン放送のゴタゴタなんですが、「Sky's The Limit」さんが、NHKのインタビューに応えた日枝フジテレビ会長のコメントを受けて、こんなことをおっしゃっていました。なかなかに味わい深いご指摘だと思います。
(フジテレビ日枝会長)曰く。「これで“緊張感のある経営を”というひとつの例になっていいんじゃないか」(この通り言ったわけではなく、要旨です)・・・・・。『経営先進国』アメリカや、日本でもマジメにやっている経営者が聞いたらたぶん爆笑しますね。それか怒り出すか、あるいは、うらやましがるか。ソニーの出井会長、どこかの放送局へ入れてもらったら? グローバル企業・ソニーではダメだったあなたでも、きっと十分やっていけますよ(^^;;・・・ “緊張感のない経営”ってなに? そんなものがこの世に存在するの? いいなぁ、そんなラクな経営者で。そんなふうなコメントが返ってきそうです。 まさしく、フジテレビを始め民放の経営陣は、放送法という規制にも守られて、いかに安穏と経営・・・いや惰眠をむさぼっていたか、ということを自ら暴露したかのような発言と言えそうです。彼らが、緊張感のある経営がもっとも必要でありそうな IT 業界の、もっとも気骨ある(というとほめすぎなら攻撃的な)経営者を恐れるのがわかるような気がしますね。
2005 03 28 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
[フィナンシャル ジャパン] FJ2月号 リゾートトラスト伊藤勝康社長 電話営業からの脱却、「究極の御用聞き営業」に勝機あり
紹介での新規顧客が八割
御用聞き営業に強みあり
FJ2月号 リゾートトラスト伊藤勝康社長
電話営業からの脱却、「究極の御用聞き営業」に勝機あり
より(一部を転載)
私どもが会員制のリゾートクラブを始めたのは、もう三〇年以上前の一九七三年のことです。それまで日本にあったリゾートというと、団体客相手の温泉旅館か、小ぢんまりしているけれども、ものすごく高い高級旅館が主でした。私どもは、いずれヨーロッパやアメリカのように、日本でも普通の人たちが週末に夫婦や友達同士でリゾートでくつろぐ時代が来ると考え、イニシャルコストを軽減して誰でもリゾートが楽しめるように、会員制方式でリゾート開発を始めたのです。
最初は「サンメンバーズ」というリゾート施設を、二〇カ所ぐらい作り、会員になればそれらすべてが利用できるものとしました。同じようなものが他になかったこともあって、一〇年間で四万人の会員を集め、業界のトップになることができました。
その後のバブルの崩壊で、多くのリゾート関係企業が消えていきましたが、私どもでは売り上げが一、二割下がった程度で、致命的なことにはならずに済みました。その理由は会員制といっても、保証金預かりでなく分譲方式であったことと、もう一つは私ども独自のマーケティング方式にありました。
最初に事業を始めた頃、新規顧客獲得の中心は電話営業でした。けれども八五年に起きた豊田商事の事件をきっかけに、そうしたやり方を全面的に改め、お客さまの満足度を高めることで、既存の会員の方からの紹介を増やしていくという今の方向に変わったのです。最近ではほぼ八割の新規顧客が既存会員さんからの紹介になっています。
具体的には、お客さまが施設を利用される際に答えていただいたアンケートや、クレームを手掛かりとして、営業マンが会員の皆さんを訪ねて回ります。ご指摘いただいた問題を解決することで信頼を得ると同時に、多くの方は友達を誘ってリゾートに行かれていますので、「よろしければご紹介していただけますか」とお願いするのです。
新規のお客さまへの電話は、できる限り会員の方からの紹介をもらってかけるようにしました。同じ電話営業でも見ず知らずの者がかけてきたのと違って印象が良いし、先方はすでに私どもの施設を利用していて、イメージを持っておられます。そこで電話でアポイントをとって、お時間のあるときに直接伺い、説明させていただくわけです。
営業マンはそれぞれ担当の地域を持ち、そこに会員の方がどれだけおられるかを把握しています。会員の方たちと一緒に私どものリゾートに来られたお客さまからもご住所やお名刺をいただいておりますので、一つの地域の中で、今後お付き合いいただける可能性のある方が非常に多くなるんですね。
私どもは現在、利用日をあらかじめ割り振る独自のタイムシェアシステムを採っていますが、利用予定日の一カ月前の時点で、オペレーターが会員の方に電話で連絡させていただきます。
商売の売り込みの話ばかりだと、お客さまもうんざりされますでしょうが、基本的なサービスとして電話があったり、はがきが来たりすれば、「ああ、忘れずにいてくれたんだな」と感じていただけますし、営業の面からもアプローチの機会ができるわけです。
「今度新しく京都にホテルができますよ」と案内があれば、「そういえば、京都に俺の友達がおったな。今度使ってみるか」と思われますよね。連絡を差し上げると利用率の向上にもつながるわけです。私どもにとっては施設を使っていただくことで、飲食店などに新たな収益が生まれますし、お友達と一緒におみえになられられれば、必然的に新しい会員も増えます。両方の面でプラスです。そもそも新しく会員になられる方で、当社の施設を一度も経験していない方はほとんどいないんです。多くの方は一度か二度利用して、「気に入った」ということで、入会されますから。・・・
(この続きはフィナンシャルジャパン2月号でお楽しみいただけます。定期購読の申し込みはhttp://www.financialjapan.co.jp/から)
(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フィナンシャルジャパン」2月号に掲載したものです。
2005 03 28 [13. フィナンシャル ジャパン] | 固定リンク | トラックバック
もう携帯はPDAと言っていいのか?
先週末は、万博の前夜祭パレードの撮影の関係で、私も名古屋まで行っていました。
一応風景をスチルでも残しておこうと思うものの、肝心のデジカメが手元になく、泣く泣く最近購入した携帯電話(FOMA F900iT)のカメラで撮影をしましたが、いまだ使い方をちゃんと勉強していなかったせいで、画像が小さく保存されてしまっていて嘆かわしい限りでした。
この続きは「木村剛のモノログ横丁~トラックバック井戸端会議」へ
2005 03 27 | 固定リンク
ワイシャツの下にシャツを着るのは大阪人?
「春の定番こだわりのシャツ」のお題で 皆さんからのトラックバックや掲示板のご意見でシャツもなかなか深い・・・私も勉強になりました。レディースについては 仕事柄私もいろいろ語ることはできますが メンズは本当に深いですね。
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2005 03 27 | 固定リンク
おすすめシャンパーニュはこれだっ!!。
基本的に毎週火曜日に3種類のワインを厳選(ホントに厳選します)してピックアップしお届けします。
ということで、今回の小まとめではズバリ、おすすめのシャンパーニュのお知らせです。といっても自分がこよなく愛しているもので、それだけにこだわりのあるものなんですな。
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2005 03 27 | 固定リンク
私の大事なプレゼント
3月お題「はなむけのプレゼント」へのたくさんのトラックバック、ありがとうございました。先週いただいたトラックバックのなかで、とくに印象深かったのは、和ちゃんブログさんのプレゼントです。
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2005 03 26 | 固定リンク
「金融監査小六法(平成17年版)」
日本公認会計士協会編
中央経済社刊・5460円(税込)
経済の基本的なインフラを提供する金融機関。ペイオフ解禁,偽造キャッシュカード対策などの報道が飛び交っているが,私達の生活に直結する企業であるのは間違いない。
本書は,こうした金融機関等のために,決算・監査・会計実務に関わる法規および日本公認会計士協会や金融庁などの公表する指針等をまとめたものである。一般事業会社の決算・監査定番書である『監査小六法』の姉妹書として編まれている。
本書でいう金融機関等には,銀行,信託銀行,証券会社,保険会社をはじめ,信用金庫や協同組合,投資信託,特定目的会社なども含まれている。特定目的会社は最近流行の証券化に欠かせない事業体であるが,その計算書類の様式や監査報告書の文例も掲載されている。また,中小企業再生の切り札と目されるデット・デット・スワップの取扱いなども収録されており,まさに生き物としての「金融」を如実に反映した重要資料集となっている。
資料集だけに,公認会計士や金融マンが主な購買層といえるが,この時期,金融機関の経営の透明性や健全性の確保に関心のある方々も,一度手に取ってみてはいかがだろうか。
2005 03 26 [12. 本のソムリエ] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「年金改革に関する議論をTV中継してほしい」という私の提言に関しては、「居眠りができませんし、携帯電話で裏工作できないので、実現する可能性は限りなく低いのではないでしょうか?」(by「雑記帳」さん)という反論が寄せられていますが、手法はどうあれ、早く与野党を含んだ議論を始めてもらいたいものです。
「時事を考える」さんは、「今の若者が将来貰える額を考慮し、“今貰っている人からも支給額を削減すること”」が必要だと指摘し、「世代間の諍(いさか)いを避けるためです」と主張していらっしゃいますが、そのためにもわかりやすい議論が必要になっています。
そのために私の方では、ブログでもご紹介した公的年金モデルを構築したいと思って努力を続けているわけでして・・・。まぁなんとか、遅々としたスピードではありますが、少しずつ進んでおります。このように改革とは、地道で地味で孤独なものなのであります・・・ハイ。
それにしても、この公的年金というヤツは、複雑な制度になってしまいましたなぁ。いまもプログラマーが泣いています。「明日は明日のホラを吹く -Tomorrow, I'll give you another big talk-」さんが以下のように主張していますが、全く同感です。
国民皆年金をいうのであれば、受け取る年金の総額や、受け取りはじめる年齢(支給開始年齢)等にもこの数字くらいの 明快さ 間違いのなさ ごまかしのなさ 当たり前さ そりゃみんな知ってるさ がなくてはならない。 「日本の小学校は6年間ある」、この6という数字と同じくらい、年金の受給額や支給開始年齢が国民に知れ渡って、小学校くらい全国民が迷いなく当たり前に利用して、 それが本来的な姿だと思う。またこれが本来的な姿だということが多くの国民の間で共有されるようになってほしいと思う。 自分はたまたま機会があって、ここ2年の社会保険労務士試験の問題を解いたのだが、あの試験にはたちの悪い社会の試験のような後味の悪い難解さがあり、しかも近年どんどんその傾向がヒドくなっているように思う。出題ミスも多いがかといって問題作成者を責める気には全くならず、俺は制度の全体と問うべき内容を思いむしろ同情している。国家試験が難しいことや合格率が低いことは、必ずしも試験の合格者の優秀さや社会的地位の高さを保証するのみならず、そのまま同時に制度の欠陥=わかりにくさの証明にもなりうるということも忘れてはなるまい。
いずれにしても、公的年金の改革は喫緊の課題です。もう一度、世論を喚起して、私たちの将来のために、心ある議員の方々が動き出せるような環境を作ることが必要なのかもしれません。「木村さんのモデレートする討論会は面白かったんです」(by「ミズタマのチチ」さん)という声が多いようであれば、また企画してみましょうか・・・。
2005 03 25 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
こんにちは。神部です。
昨夜、自宅に帰り、テレビをつけてニュースを見ると、どこにチャンネルを合わせても、ソフトバンクインベストメントの北尾氏の会見が延々と流れていた。なんとニッポン放送が保有している13・88%分のフジテレビ株を、ソフトバンク系列の金融会社ソフトバンク・インベストメントに貸し出したのだ。残りのフジテレビ株も大和SMBCに貸していているので、ニッポン放送が現時点で保有するフジテレビ株はゼロとなる。つまり、ライブドアの影響力はこの新たな防衛策でフジテレビに及ばなくなるというのだ。
高裁が新株予約権発行を差し止める地裁の決定を支持したので、次なる一手はどうすればフジテレビへの影響力がなくなるかということだろうと誰もが思っていたわけだが、なんとソフトバンクインベストメントとは・・・。北尾氏は会見で、今回の決定について「孫正義氏と話をしていない」とした上で、「ソフトバンクインベストメントとソフトバンクとの資本関係は親子関係ではなく、ソフトバンクは今回の事と全く関係ない」と述べていた。また、ブロードバンド関連事業と結びつく領域に投資するファンドの組成をする上での株式を貸借ということで、「ホワイトナイト」ではないということのようだが、北尾氏は、「ホワイト・ナイトを買って出るつもりはないが、後でそう言われるかもしれない」と述べるなど、ちょっと意味深な言い回しだ。
いくら会見で「関係ない」といわれても、この組み合わせを見れば、普通はネット展開について「フジテレビはライブドアじゃなくてヤフーとするのか」と想像してしまう。確かにヤフーは業界1位だから、ビジネスの提携先として悪くないと思うのだが、この話、いくらファンド組成が目的と言われても、結局、企業防衛に株式の貸し借りを利用したようににしか見えないけど・・・。調べてなくてすいませんが、これって新株予約券の発行の時のように法的に問題はないんでしょうかね?ニッポン放送の企業価値のひとつはフジテレビの株主であることだとおもうが、それを第3者に貸してしまって、ニッポン放送の株主に損させた話にはならないのだろうか・・・おまけに株式の半分を保有している企業はIT企業なのに・・・むむむ・・・おまけに、ソフトバンクインベストメントとニッポン放送が結んだのは「株式消費貸借」と呼ばれる契約で、ニッポン放送側からの返還要求はできないというではないか。むむ・・・いろいろと素朴な疑問が湧き上がってくる。
ライブドアは今回の発表に対して「ニッポン放送およびフジテレビとの友好的な業務提携に向けて対話を続けていく」とのコメントをだした。しかし、今朝のある新聞の朝刊には「ライブドアよりましかな」というフジテレビ社員の発言が載っていた。うーん、堀江社長が目指す「ITと既存メディア」の融合は、堀江社長に限らず、なかなか、その道のりは険しいようで・・・。
ではまた。
2005 03 25 [17. 週刊!神部プロデューサー] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。タイミングよく、「Bi-blog-e」さんから興味深いトラックバックをいただいたので、本日も、不定期コーナーの「BLOG of the Week」で行きたいと思います。
普段は誰しも自分の足元しか見えないもの。せいぜい視野を広げても、自分の庭先までが限界だったりして、隣の家の前にゴミを移しているだけだったりします。産業界で言うならば、日本の井の中におけるくだらない小競り合いをしているうちに、いつの間にか、世界での競争に負けてしまうということになりかねません。
そのあたりの懸念を「Bi-blog-e」さんが中部国際空港を振りネタに展開してくれました。中部空港から海運へ、そしてブログに転じて、ネット業界からIT業界へと話が弾んでいきます。それでは、「Bi-blog-e」さんの「セントレアからIT業界についても学ぶ」をお楽しみください。
[セントレアからIT業界についても学ぶ] 2月17日に中部国際空港が誕生するのだそうだ。 セントレアという名前が付けられたそうで、なんともかっこいい名前・・・ 松下の役員が社長となっている関空に対し、名古屋お膝元、トヨタがセントレア、名空の社長となっていることですばらしい手腕を発揮した営業がなされている・・・。 日本の交通には、政治が大きく絡んでいることは皆さんご存知かと思いますが、空港の運営費、離発着料(空港使用料)の策定にまで政治が絡んでいるとは思いませんでした。・・・空港の離発着料は、関空はとても高く、深夜の交通の便も悪いことから、伊丹空港で削減された便数を確保するために大変な公約を官庁からとりつけている・・・。 しかし、莫大な借金があろうが、新空港を建てようが、日本の空港業界は、中国の大型空港にハブ空港としての座を奪われつつある業界なのだそうです。・・・ 横浜は世界4位?レベルの海運が集まっていた時期があったそうですが、釜山に今はその座を完全に奪われているそうです。これらを見ると、違う業界~私は、ITですが~の人間から見ると、日本という小さい島で、何で少ないパイを取りに争っているのだろうなと思います。・・・ 世界のよいところ、世界のよい文化をどんどん取り入れられる自由の国日本が、その中でいがみ合い、争う姿は同じ日本人としては世界に誇れるものではないなと思います。 自分たちの中であっためてよりよいものとして生まれ変わらせる力を持っているのが日本人だと思います。 横浜の海運を支えていたのもそうした、中国から原料を調達して、日本から製品を輸出するという流れではなかったのかと思います。 ブログでいろいろな噂話が取り扱われるようになってきたネット業界。これを、規制に走る企業、政府の動きが目立ってきています。ただ、日本の技術力の側面から言うと、「余計なことすんな」という感じです。大量の初心者が入ってきて、言論の自由を武器に適当なことをいって荒らしたネットを一律に規制すると、そうではなかった人まで排除することになります。 どこかの大学の人が、P2Pソフトを作ってそれを訴えたというIT会の事件がありました。これに近いお話がどんどん起ころうとしています。こっちからしてみればどうでもよい話で、せっかく芽が出るはずだった分野を摘み取ったと考えている人がどれくらいいるのでしょうか。 IT供給側としても問題があると思っています。くだらない穴産業、すきま産業を目指してあほなベンチャーが増えたことも原因の一つです。技術とは関係なく、金儲けの仕組みをコンピュータで手っ取り早くものにする仕事が増えたということです。しかし、裾野が広がっているこの世界にたまにきらりと光るムーブメントがあったときにそれを押しつぶさんとする、さらに使えない奴がいるのです。帰って自分の仕事でもしててくれという感じです。 コンサルの方は、企業の利益率を上げることにやっきなのでしょうが、技術者からすれば、いい迷惑です。 日本の技術力を底上げするという意味でIT業界の裾野が広がって欲しいものです。片足突っ込んで適当に荒らすのはそちらこそやめてもらいたいと思う次第でございます。目先の金儲けを考えている管理者の方。 早く、日本のITが世界と戦うことを意識する業界になって欲しいと思う今日この頃です。
2005 03 24 [22. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック
みなさん、こんにちは。違いのわからない男、岡本です。
『ダ・ヴィンチ・コード』って、売れてますねえ。
知り合いが、西方浄土にあるという「非戦闘地域」に行ってたんですけどね、そういうお仕事の人なのですが、帰国後パソコンをいじっていて、「モナ・リザ」の顔について以下のような秘密を発見したそうです。本人は「世紀の大発見か」とはりきってますが、はたして真相やいかに?
モナ・リザの秘密
ところで、このブログにスペースをいただいていろいろなことを書くようになってから半年くらいたつと思いますが、私がどういう顔をしているのかご存じの方は少ないのではないかと思います。
そこで、今号のフィナンシャル ジャパンでは不肖わたくし、第1特集の冒頭の記事で、写真入りで登場してしまいました。皆様にお見せするほどの顔ではないのですが、書店の店頭でお手にとって笑ってやっていただければ幸いです。
今回の第一特集は、「相手の心をつかめば仕事はうまくいく」というタイトルです。
そんなのあたりまえですよね。あたりまえなんだけれども、ライバル企業に比べて、それがうまくできた会社が勝ち残ることができるという意味において、競争の激しい現代では非常に重要なキーファクターだと私は思います。最近の競争は、コストや商品力で差をつけることが難しいので、消費者一人ひとりの気持ちをどのようにつかみとるか、どうつなぎ止めるかに各企業の命運がかかっているわけです。
ではどうすれば、相手の心をつかめるのか、その問題に有効な解決策を提示しているのが、今回お出ましいただいたヘイコンサルティンググループです。ヘイコンサルティングは、世界的に有名な人事コンサルティング会社で、仕事の中身を細かく規定して、「この職務についた人にはこのくらいの給料を払う」という、「椅子に値段をつける」ヘイシステムを開発した会社です。つまり現在の世界の給与体系の大本をつくった会社と言えるでしょう。
この会社が、『EQ』を書いたダニエル・ゴールマンと一緒になって開発した、人が他人に働きかけるときに、頭の中でどのような働きをして相手の心に訴えかけるかというモデルについての解説が、今回の第一特集の冒頭記事なんです。細かいことはややこしいので本文をご覧ください。
このモデルは、とってもよくできていて、仕事だけではなく、生活のあらゆる局面で応用することができると私は思います。
東京都内のある有名女子大学のマスコミュニケーション論で講義を頼まれたときに、「何を話そうかな-」と思ったのですが、この話を恋愛論に置き換えて話すことにしました。
「最近は、大学まで学級崩壊が進んでいるので、なまじなことでは女子大生の心をつかむことができない」と思ったからです。「恋愛EQ」ですね。結果的にはこの話は、90分間女子大生のハートをつかむことができるということが判明しました。テープを録っておいて起こして私のサイトに掲出しておいたので、ご興味のある方はこちらからご覧ください。
2005 03 24 [21. 週刊!岡本編集長] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「さいとうくんのニュース速報!?」さんは、「何でもすごい人だとか、活躍している人、儲けている人って言うのは、ものすごい努力と一つのことに対して時間をかけているんです。『社長は指示を出してるだけでいいから、楽な仕事だよね』って言葉を聞いたりしますが、逆ですね。指示出すには、先のことを考えなくてはいけないし、責任もかかってくる。簡単に指示を出すことは出来ないのです」というコメントをしていらっしゃいますが、そのとおりです。先のことも考えなくちゃいけないし、あらゆる責任は降りかかってくるし・・・ということで、経営者稼業というのは結構たいへんなんでございます(^^;)
そういう大変な経営者稼業を務めている仲間として、最近同情を禁じえないのは、ニッポン放送のカメちゃんこと、亀淵昭信社長ですよね。なんだかよくわかりませんが、「クラウンなんとやら」というヤツを遂行していらっしゃる真っ最中だとか・・・(汗)。それにしても、「クラウンジュエル」だの「焦土作戦」だの、こんな用語が真昼間からお茶の間で語られるのは、世界広しといえども日本だけであろうと思いますが、みなさん、何だかそういう雰囲気に違和感を感じませんか・・・。
その何とも言えぬ違和感について、「身辺雑感 *** (洋楽、映画、読書レビューなど)」さんが見事に叩き斬ってくれました。
ニッポン放送が保有するポニーキャニオン株をフジテレビに売却することを検討している。と日経の夕刊に出ていた。 テレビのニュース番組でもこの話題で持ちきり。 僕は堀江という人が、今でもあまり好きになれないけれど、旧世代の動きには、いいかげんうんざりしてくる。 ニッポン放送の検討していることは「クラウン・ジュエル」という買収を仕掛けられた企業が行う防衛策の一つ、とのこと。 買収企業が入り込む前に自社が保有する重要な資産を他社に売却して、意図的に資産価値を下げる方法。なんだと。 何だか、めちゃくちゃ「後ろ向き」な策ですなあ。 話し合いの場を持って、事業収益力、企業価値を高めていこうなんて創造的、前向きな姿勢が皆無。 これが、サラリーマン社長、旧世代の考え方なのかと思うと、うんざり、悲しくなってくる。 「意図的に自企業の資産価値を下げる」なんて、ほとんど嫌がらせだよね。既存株主の利益はどのように考えているのだろうか? 株式を公開している企業が行う策としては「買収を嫌がる駄々っ子のようで恥ずかしい」と思わないのだろうか? ニッポン放送、フジテレビのここまでの対応を見ていると、ほりえもんへの「感情的な嫌悪感」という世間の風向きも変わってくるのかもしれない。 海外の投資家たちは「日本の企業は、買収防衛策として変な動きをしている」と首を傾げている、と言うことだ。 何だか、今日は久しぶりに腹立たしい気持ちになった。 こうなったら、ほりえもんに頑張ってもらいたいな、という気持ちが少しだけ芽生えてきた。
私も金融の専門家ですから、このところの知ったかぶりのテレビ素人解説を聞くたびに、「なんやねん!そのクラウンなんとやらちゅうんは!」と不快感を助長していましたもんですから、「身辺雑感 *** (洋楽、映画、読書レビューなど)」のトラックバックを読んで、快哉を叫んでしまいました。
あ~、すっきり。
2005 03 23 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
日本の製造業の中で成熟産業とされてきた素材産業が、このところ存在感を強めつつある。日銀短観(2004年12月調査)によれば、大企業製造業の2004年度の経常利益は前年比24%増となる見通しだが、うち素材業種の増益率は同37%と加工業種の同17%を大きく上回っている。
(東レ経営研究所 チーフエコノミスト 増田貴司)
素材産業復活のキーファクターとして誰もが指摘するのは、中国の高成長とデジタル家電需要という2大要因である。しかし、日本の素材復活の背後には、もう一つ「アナログ的要素の復権」という要因があることも見逃すべきではない。
まず中国については、2004年の中国向けの鉄鋼輸出は前年比23%増、化学製品輸出は同29%増となり、中国は日本の鉄鋼輸出の21%、化学製品輸出の19%を占める重要市場となっている。
素材メーカーが中国の成長の恩恵を享受できたのは、国際分業の進展のおかげだ。日本の製造業は国内の空洞化を回避するために、「最終製品の組み立てを中国など東アジアで、基幹部品・素材の生産を日本で」といった工程間分業体制を構築してきた。この結果、中国などでの海外生産が拡大すればするほど日本の素材供給メーカーは中国向け輸出で潤う構図となっている。
次にデジタル家電については、2003年以降、デジタル機器の市場拡大を背景に電気機械メーカーが内外で生産・投資を活発化させたことが、半導体材料や液晶用材料を供給する日本の素材メーカーの業績の牽引役となっている。
半導体材料、液晶用材料の分野で日本企業は世界市場において圧倒的なシェアを誇っている。液晶用材料の中でも、偏光膜保護フィルム、視野角補償フィルム、カラーフィルター用顔料分散材料などは日系企業がほぼ100%のシェアを握っている。
また、デジタル家電の最終製品が予想を上回る価格下落のために低い利益率に苦しんでいるのに比べると、これらデジタル関連部材は収益面での貢献も大きい。
しかし、日本の素材復活の背後には、もう一つ「アナログ的要素の復権」という要因があることも見逃すべきではない。
しかし、素材産業の好調が前述した中国特需とデジタル家電ブームの恩恵だと片付けてしまうと、底流で起きている重要な構造変化を見逃す恐れがある。
素材産業が最近競争力を強めている背景には、IT(情報通信技術)が社会に浸透したことで、製品・部品の差別化のポイントとしてアナログ的な要素の重要性が増したことがある。その結果、材質に対するこだわりと熟練、素材の「作り込み」といったものが付加価値の源泉になりつつあるのだ。
「IT革命」初期の頃には、ITの活用によって完成度の高いモジュール(半製品)の販売・調達が世界規模で可能になった結果、製品の生産をモジュールごとに最適地に分散して組み合わせてつくるやり方が強みを発揮した。
しかし、ITが社会に浸透するにつれ、デジタル化による機能の進化では目に見える差をつけにくくなり、材質や風合いといったアナログ的な要素が見直されてきたのである。
一例をあげれば、目下大ヒット中の商品であるアップル社のiPodの背面のステンレス鏡面仕上げは、研磨技術に定評のある新潟県燕市の町工場で熟練職人の手作業で加工されているという。
アナログ的要素の復権は、日本の素材メーカーにとって既存の技術・技能の蓄積と「擦り合わせ」の強みを活かして高付加価値な素材を供給する事業機会が拡大していることを意味する。
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増田 貴司 (ますだ たかし)
1983年京都大学経済学部卒。同年日本債券信用銀行入社。マクロ経済調査、金融マーケット調査、経済社会調査等を担当し、97年調査部経済調査課長。2000年東レ経営研究所入社。2002年6月より現職。日本証券アナリスト協会検定会員。メーカー系のエコノミストとして、日本経済新聞夕刊「十字路」など新聞、雑誌等への寄稿多数。
(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に3月7日に掲載したものです。
2005 03 23 [14. フィナンシャルi ] | 固定リンク | トラックバック
3月15日、松井証券の松井道夫社長が音頭を取っている経済同友会「次代を造る会」の会合に顔を出したら、「平成版秩禄処分をやるべきだ」という面白い議論をしていた。
秩禄処分というのは、明治9年に金禄公債証書発行条例により、士族の家禄を廃止した措置のこと。要するに、これまでの給料を止める代わりに、国債をあげるからその金利収入で勘弁してくれというわけだ。
この措置により武士は、給与(=秩禄)を激減されていく。約7年の間に秩禄支給総額は3分の1に圧縮されたというのだから、凄まじいまでのリストラだ。
秩禄支給は、当時の歳出の約3分の1を占めており、秩禄処分は財政難に悩む政府にとって喫緊の課題でもあった。しかし、ありていに言えば、当時二〇〇万人(総人口の約6%)いた武士を一斉にクビにするという大掛かりな話でもあった。
この施策を実現するために明治政府は、士族授産政策をとり、農商身分への転向を出願する士族に一時下賜金を交付したり、家禄奉還に応じた者に対して官有の林地などを時価の半額で払い下げたりした。また、士族の結社や団体に資金を貸与したり、金禄公債証書を銀行設立資金に充当することを認めて、銀行業を営ませたりしている。
そうした環境整備によって、秩禄処分という改革をやり遂げてしまったのだから、明治の先達はさすがに大したものである。
そこで「次代を造る会」は、公務員の人件費を減らすために、平成版秩禄処分を討論していたのだ。
現在、国と地方を合わせた公務員給与の支給総額は32兆円に上る。これは歳出全体の約二割に相当する高水準だ。財政を本気で再建しようとするのであれば、公務員給与に手を着けないわけにはいくまい。
国家公務員46万人に、地方公務員312万人を合わせた357万人の公務員は、総人口の3%未満に過ぎない。その意味では、秩禄処分当時の士族の比率の半分に満たないわけで、明治の先賢たちにできたことがわれわれにできないはずはあるまい。
そこで「次代を造る会」では、公務員について、一定期間内に自主退職した者については退職金を現金で支払うこととし、当該期間を超えて退職した場合は、公債で支払ってはどうかと議論していた。
退職金として支払われた公債は一定期間売却不可とし、政府による買い取りのみを認めるほか、退職後に起業する場合は、受け取った公債を資本金に充当できることとするほか、自主退職に応じた者には官有の施設を廉価で払い下げるともいう。そこまでしてもなお、自主退職しなかった者に対する給与は最終的に公債にするというアイデアだ。
なかなかユニークな提言だ。現実の政策として、アイデアどおりにできるかどうかについては様々な意見があるだろうが、少なくとも個人に「国債を買え」と言っているのだから、公務員たるもの、給与や賞与の一定割合で国債や地方債を買うべきだろうし、退職金や年金についても、自主的に公債でもらうようにすべきなのではあるまいか。
それでこそ、国民も安心して国債を買ってみようかな、という気になる。一考の価値のある提言だと思う。
(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に3月21日に掲載したものです。
2005 03 22 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
皆様、大変ご無沙汰しております。KFiの尾花典子です。
他人事で、自分にはまったく無縁だと思っていた花粉症に3年前に突然かかってしまい、毎年ウキウキだったはずの春先がものすごくつらい季節になってしまっています。立て続けにくしゃみを10回ぐらいしてみたり結構大変です(*'-'*)
体力が落ちていて、免疫力が低下している時に花粉症になりやすいという話を聞いたのですが、本当でしょうか・・・!?
実は、私は今、ゴー社長と日本振興銀行にきています♪とはいっても私の場合は期間限定です。
ゴー社長は私よりもひどい花粉症なのですが、外出先からたくさんの花粉をつけて戻ってくるので、席が近い私は結構大変です(泣)
銀行というものに足を踏み入れるのは初めてだったので、ちょっとだけドキドキしましたが、銀行というかベンチャー企業かなというのが印象です。
日本振興銀行ネタですが、ゴー社長が社長に就任してから、スタートした『お客様感謝制度』は、日本振興銀行から借入れをされ、金利をお支払いいただいているお客様に感謝を表すために創設されたもので、独自の観点から毎月1社を選定し、「Client of the Month」として表彰しています。
1月の第1回目はあの大リーガーの松井選手やイチロー選手、ジャイアンツの阿部選手なども使っているグローブの素材である皮革の製造加工会社「ビー・ジー・レザー」が表彰されました。一時は色々な問題が重なり休業したものの、「おたくの皮を使いたい!」というメーカーなどからラブコールが起こって再建にいたり、今も頑張っている会社です。
2月の「Client of the Month」表彰企業「セイユウ」の社長は、以前に中国で物理の先生をしていて、日本に留学生として来て日本語を学んだそうです。寝装具、家庭用品や健康器具などの製造卸業で、低反発ウレタンフォームを素材とした「低反発熟睡枕」がヒット商品だそうです。
今回は3回目で今週の土曜日に『お客様懇親会』があり、その場で今月の「Client of the Month」が表彰されます。このお客様懇親会ではゴー社長の講演もあるんですよ。テーマは「フジテレビVSライブドアにみる日本経済」。
私も(ほんとうに)微力ながら、お客様懇親会のお手伝いをしています!といっても、テーブル動かしたり、表彰楯を後ろから渡したりしてるだけなんですけど・・。
ということで、今後は「週刊!木村剛」に不定期で登場する予定ですので、よろしくお願いします(*^ー^*)
2005 03 22 [15. 週刊!尾花広報部長] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「誰も信じてくれない、本当にあった不思議な話」さんによれば、米国ではブログが市民権を持ち始めているようです。
ホワイトハウスの定例記者会見に7日、「ブログ記者」が史上初めて出席しました。 このブログ記者は、ニュース系ブログ「フィッシュボウルDC」を運営するギャレット・グラフさん、23歳。 グラフさんがホワイトハウスでのブリーフィング(定例記者会見)へのパス発行を依頼したのは数週間前のこと。 マクレラン報道官が「ブリーフィングルームは開かれた場所であるべき」として受け入れを決めたということです。 細田官房長官がリーダーシップをとって、日本の国会記者クラブが「ブログ記者」を受け入れる日は来るのでしょうか。
マスコミとブログとの比較に関して、「部分理解・支離滅裂」さんは、「報道・解説・コラムなどは圧倒的にBlogに優位な地位があるようにおれには見える。理由は、①専門性、②生活密着性、③発展性、あたりにありそうだ」と主張しています。特に、現在のジャーナリストに対しては、「問題の所在がわかってないから、とんでもないところに話を聞きに行ったりする」「コメントのどの部分を使うなどという前に、そもそもこちらの話が理解できていない。なぜならこちらの仕事の内容、中身はそうそう簡単な話ではないから」「自分で勝手に自分のわかるような世間受けする話を作る(この才能はけっこうすごい)」などと辛口の批評をしていらっしゃいます。
特に、「今回の経緯をずっと眺めているとフジテレビって本当にメディアのプロなのかなという疑念を抱かざるを得ません」(by「時事を考える」さん)という感覚を抱いた人は少なからずいたのではないでしょうか。こうしたマスコミの問題点に関して、「税理士>ガソリンスタンド>コンビニ」さんは、戦前の軍部との比喩を活用して以下のように警告しています。
戦前の軍部、そして現在のマスコミ。 共通点があります。 戦前は日本軍部が暴走しました。 そして現在はマスコミが暴走していると 痛感しています。 第4権力を自負するマスコミ方々ですが、 絶えず自問して欲しいものです。 正義や大義名分をかざすのは大切でしょうが、 ふりかざすと途端に怪しくなります。 個々の人間は立派だが… (組織となると暴走してしまう) それは部外者が口にする分には問題ないですが、 当事者が口にすると只の恥ずかしい言い訳です。 組織の暴走を制御できるのは、 もちろん外部の力も必要でしょうが、 最終的には内部の個々の当事者ですから。 第4権力なる力を制御してくださいますよう 何卒宜しくお願い申し上げます。
ちなみに、「fareaster」さんは、「政経関連と世論形成の部分がメディアの肝と言われているようですが、現実の世界を複数のソースで見ることが浸透していったとき、初めてネットの真価が問われ今の地位に安住しているメディア企業が危機に陥る時かもしれません。(ブロードバンドにつながったセットトップボックスが自動でニュースを検索してクリップし始めたときとかね)」と予測しておられますが、私もそういう感覚を持っています。そして、マスコミに対するそういう制御の力として、ブログというものが存在し得るのか、というのが、私自身の関心事でもあります。
ただ、幾度かゴーログでもコメントとしていますが、私はこのままでは、ブログは市民権を持ち得ないと考えています。その考え方は、「ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘」さんのご指摘に相通ずるものがありますので、最後にご紹介しておきたいと思います。
「ブログであるならば、何でもあり」という時代は、早く終焉してほしいと私は思います。「新聞という紙媒体」、あるいはネットを通じてメディアが発信する情報においても、パブリックな抑制が存在しています。ブログの発展を目指すなら、「何でもありの状態から抑制する状態」へ方向転換しない限り、今後のブログというツールの世界は残念ながら社会的に認知されないのではないかと私は思います。 ブログの社会的認知を目指す、そして個人情報を晒された経験者である私からの、一つの提議です。 「何でもあり」の状況から脱出しないと、ブログは情報発信ツールではなく、単なる自己満足のツールで終結してしまい、いつになってもTVや新聞を凌駕する時代は到来しないのではと私は思います。もちろん、凌駕する必要性を感じない方には関係の無い話かもしれませんが、ブログが淘汰されることだけは避けたいとの思いは同感いただけると思います。
2005 03 21 [01. ブログ万歳ココログ三昧] | 固定リンク | トラックバック
[フィナンシャル ジャパン] FJ2月号宋文洲が行く「正しい日本の営業」最前線より
モノを売るな
「価値実現」を売れ
営業活動で一番外せないポイントは、何といってもお客さまを徹底的に知ることです。商品を売ることではなく、まずお客さまを知ること。日本の営業の弱点もここにあります。日本はモノづくり大国ですから、メーカーだと自社の都合で「この製品はいいものだ。売ってこい」と言います。売れないと「売れないものを売るのが営業だ」と言い出します。そこには「お客さまのために」という視点や考え方がまったくありません。まずお客さまを知ることから始めなければ、営業も経営も成り立たないのですが。
たとえば、電動ドリルを買いに来た人がいます。お客さまが「ドリルを下さい」と言うと、店員は通常、「このドリルは、安くて、何種類もの穴を速く開けられます。非常に性能がいいんですよ」と勧めます。
しかし、それでは営業といえません。うちの会社なら、「お客さまがなぜドリルを買いたいのかをまず聞け」と指示します。お客さまが「壁の絵が落ちたから直したい」と答えたら、次は必ず「その壁は木の壁ですか。それともコンクリートですか」と聞きます。コンクリートならドリルが最適ですが、木壁なら釘を打ったほうがしっかり絵を支えられますから、それを説明して「釘と金づちを買われたらどうですか」と提案します。彼の目的は絵をしっかり壁に掛けることで、ドリルの価格や性能を知りたいわけではないのです。
「モノ」を売ろうとすると、お客さまの本当の目的を見失います。本当の目的とは、企業でいうと「ビジネス上の課題」であり、個人なら「私はこうしたい、こう暮らしたい」というライフスタイルです。それをお客さま自身が端的に説明できないか、お客さま自身も何が欲しいかがわかっていないために、単純に「ドリルを下さい」と表現しているだけなのです。
営業とは、「お客さま自身もわかっていない」と認めさせる行為ではありません。営業活動の本質は、お客さま自身にも曖昧なニーズ、本当にやりたいことを一緒に探り、引き出し、お客さまに合ったものを提供することにあります。従来の営業マンは、お客さまが「壁から落ちた絵を直したい」と言っても、「方法は自分で考えろ」とばかりに対応しなかったために、お客さまはあらかじめ安易な答えを持って何かを買おうとしているだけなのです。
そこでドリルを売ってしまったら、お客さまにとってのベストの選択ではなく、問題もまったく解決しないままに終わるかもしれません。それでも釘より高いドリルを売れば、店は儲かりますが、一回の商売で終わりになります。
重要なことは、お客さまが本来やりたいことをきちんと引き出し、あえて安いものを勧めても、お客さまが抱える問題をちゃんと解決することです。それによって得られるロイヤルティー(愛着)が営業力につながります。「そうか、僕のことをそこまで考えてくれるんだ」となれば、次も必ず声がかかります。
お客さまは商品を買うのですが、本質からいうと、モノとサービスそのものを買っているわけではありません。お客さまにとっての「価値」を買っているのです。その価値を実現させてあげるためには、お客さまが価値を認知するまでのいきさつ、結果が出るまでのプロセスに関わることが大切なのです。
つまり、営業活動では、自分が売っている商品の価値をお客さまに認めてもらうことが重要なわけではありません。お客さまに認めてもらうのではなく、お客さまと一緒に客観的に認知できる「価値」を実現するのが「営業」なのです。
追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フィナンシャルジャパン」2月号に掲載したものです。
2005 03 21 [13. フィナンシャル ジャパン] | 固定リンク | トラックバック
今また売れているCLIE
さて、昔からCNETのレビューサイト(前の会社で運営していた頃からですね)で早くて深いレビューを書かれていたFROM 802 TO VARIETYさんのブログをふと何気なく読ませて頂いていたら、「今CLIEが熱い!・・・最期の輝きか!?」というエントリーに遭遇しました。いわく、今またCLIEのTH55が売れているそうです。私も赤版を持っていますが、いまだきちんと活用できていないので、この機会にもう一度使い直してみようかなぁという気分になりました。
この続きは「木村剛のモノログ横丁~トラックバック井戸端会議」へ
2005 03 20 | 固定リンク
男のシャツは やっぱり白
何かと話題のホリエモンですが ファッションも昨年のTシャツスタイルにはじまり シャツにジャケットスタイル、フジテレビの日枝会長やニッポン放送の亀淵社長の典型的“日本のサラリーマン”ファッションと比較しても カジュアルスタイルを貫いていますね。ホリエモンのスーツ姿は想像できないし ネクタイ姿もありえないですね。
この続きは「木村剛のモノログ横丁~トラックバック井戸端会議」へ
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究極の白ワイン!!
シャンパーニュを好きになってしまったのはですね、やっぱり旨いのに当たってしまったわけでそれがサロン83。ところがその後のサロンは85も88もどうも比較すると全然駄目(期待が高すぎたせいかな)で今は飲むことはありません。私のワインの先生はサロンは83で終ったと言い切るほど。
という薀蓄はともかく、今回は白ワイン。それもブルゴーニュのシャルドネ!!
この続きは「木村剛のモノログ横丁~トラックバック井戸端会議」へ
2005 03 20 | 固定リンク
皆さん、こんにちは。木村剛です。3月8日のコラム「年金協議にTV中継を!」で、久々に年金ネタをUPしたら、たくさんのトラックバックをいただきありがとうございました。「和ちゃんブログ」さんは、「年金改革はまったなしです。時間的に余裕はありません。今から20年以上前にもはや問題であると学者ですら言ってたのですから。年金が破綻するとか危機的状況に陥る可能性が高いって問題意識は識者では通説でした。もう、まったなしです」と指摘していますが、まったくそのとおりです。
それが、形はどうあれ年金改革の議論がはじまるというのですから、私は関係者の方々の努力を多としたいのです。批判は一時の清涼剤になったとしても、物事を前進させる力に繋がらない場合が往々にしてあるものです。「くりおねあくえりあむ」さんが「昨年5月に強行採決されて以来、やっと次に進めるための一歩を踏み出そうとしているということですよね。そういう意味で大きな前進だと思います」と指摘しているように、まずは目の前の一歩を踏み出すことが肝心です。
じつは、「民主党参議院議員 ふじすえ健三」さんからも、3月10日に「昨朝、8時から民主党国会議員が集まり、総会がありました。そこで年金制度の改革に向けた3党協議を動かすことが岡田代表から説明されました。結局、本日午前中に、民主党・自民党・公明党の三党の幹事長会談が行われましたが、この会談では協議開始の合意には至らず、自民・公明両党の民主党への文書による回答を待ち、今週中にも再度会談が行われることとなったようです。会議後、数名の方と話をしましたが、「年金抜本改革」を引き続き単独でも訴えるべきである、と仰っている方が多いのには驚きました」というトラックバックをいただいておりました。素直に期待したいと思います。
公的年金タスクフォースの「ミズタマのチチ」さんは、以下のように言っていますが、多くの国民も同じような思いを抱いているのではないでしょうか。
党や立場はいろいろあって、面子も利害もいろいろある。喧嘩したい人たちも居るけど、社会が安定しなかったら元も子もない、ともにテーブルについて協議しようというわけです。 あと、公開討論会で聞かせていただく各議員の「なんとかしなきゃ!」って思いは、党による違いはないということがあります。 見ている有権者としては、政党の枠に囚われてないで、一緒に話を進めてもらったほうが、よっぽどメリットが大きいと感じることが多かったのです。 プロレスじみた敵対の構図なんかいらないから、さっさと仲良く話し合ってくれと、しきりに思っていました。
ちなみに、「ふじすえ健三」さんからは、「私としては『年金改革は、高齢者の方々に安心していただくためにできるだけ早くやるべき案件であり、政治的議論にすべきではない』と考えており、執行部のこの判断には賛成です。・・・政権を取るために、これから色々と壁が出てくると思いますが、やはり皆様に『民主党も政権を担うだけの力がある』と理解していただくことが大切です。政府案に反対するだけでなく、よりいい政策を創ってみせるところが民主党に問われていると思います」という正論が発信されています。
それであればこそ、「民主党は政争の具にしない決意があるか」(by「ビリヤード&サッカー&ニュースコラム」さん)という点が本当に問われてくるでしょう。そうでなければ、「『政権準備党』と呼ばれたい政党は、永遠に準備していて欲しい(笑)」(しんちゃんのおうち)などと揶揄されてしまうかもしれません。
実際、国会の討論などをみていると、どうかな、という感じもしますね。私は、岡田代表や仙石政調会長のスタンスは高く評価していますけれども、民主党の中には、事実無根の週刊誌ネタを元に、筋の悪いマスコミゴロみたいなやり方で時間を無駄遣いさせている輩が徘徊していますからねぇ。民主党には期待しているだけに残念です。
ただ、年金改革の件については、民主党を大々的に応援しております。
岡田克也代表、低俗なお仲間に足をすくわれることなく、頑張ってくださいますよう。
2005 03 18 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
こんにちは。神部です。日曜日に、またまた名古屋に行ってきました。衆議院議員古川元久氏の地元事務所で二人の大学生がインターンしている事を聞き、その様子をフィナンシャルジャパンONLINEの国会動静で紹介しようと思ったからです。この日は古川議員が国政報告会を行うことになっており、インターンの女子学生二人は、街宣車に乗って、市街地を走りまわり、有権者への参加を呼びかけました。
一人の学生はインターン先として議員事務所を選んだ理由について、「20歳を迎えて有権者となったから」と答えました。また、もう一人の学生は、「まったく政治に興味がなかったので、インターンでもしないと、政治の事なんて何にも知らないままでいると思ったから」と言います。働かない、学校にも行かない「ニート」という若者たちのことがニュースで取り上げられていましたが、大学2年生ながら、色々と考えながら、インターンシップ・プログラムに参加する姿をみると、若者は二極分化しているのかなあというようにも思いました。古川さんも言っていましたが、事務所にインターンに来るのは女性のほうが多いそうです。女性の方が、仕事や自分の将来について、より現実的ということなのかもしれませんね
インターンシップでは、自分の能力で今、出来ることをするというよりも、例えば今回の例でいうならば、政治家の秘書はどんなことをしているのか実際に近くで見てみる。2週間しかないわけですから、仕事をしたというよりも、まあ、社会見学ですよね。政治家の事務所だけでなく、一般の企業でも、「この会社の営業職は実際にこういう仕事をするのか」ということ知ることができる。企業側にとっても、昔より、はるかに自分の会社の中身をちゃんと理解した上で就職してもらえるわけですから、両者のミスマッチの可能性は低くなるわけで、仕組みとしてはなかなか良いのかもしれません。
この日、古川議員は国政報告会の後、別の場所で開かれた会合に出席してから事務所に戻ってきました。翌日が最終日となる二人のインターンと面談するためにです。インターンシップの感想だけでなく、いつしか話題は、法曹界の話やマスコミの話になりました。二人はまだ社会人経験のない大学生です。経験がないがゆえに、ちょっと的外れな質問が出たりもするのですが、古川議員は懇切丁寧に答えます。このため面談は予定時間をはるかにオーバーしてしまいました。この日のスケジュールではこの後にもまだ会合が控えています。時間を気にする秘書が古川議員の周りをうろうろしています。しかし、古川議員の話はさらにエスカレートして、終わる気配もありません。面談は結局130分近く行われていました。
さて、政治家の事務所に限らず、企業でも、インターンに応募した学生は、ぜひ一生懸命に取り組んで、自分にあった職業を見つけてください。なにしろ受け入れる側も一生懸命なのですから。
あ・・・、今回の名古屋遠征では、矢場とんで味噌カツを食べてきました。
ではまた。
2005 03 18 [17. 週刊!神部プロデューサー] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。第2幕を迎えて、さらにヒートアップしている「ライブドアvsフジテレビ」ですが、そういえば、ホリエモンが有名になったきっかけは近鉄買収のときでした。時間が経つのは早いもので、バッファローの帽子をかぶったホリエモンの雄姿もあっという間に忘れてしまいそうです。
丁度そんなことを考えていたとき、「未来の成功のためのレッスン」さんから、堀江貴文氏の「プロ野球買います!――ボクが500億円稼げたワケ」に関するレビューをトラックバックでいただきましたので、皆さんにご紹介したいと思います。ということで、今週の「BLOG of the Week」は、「未来の成功のためのレッスン」さんによる「ファンよ!自ら経営に身銭を投じよ」です。お楽しみください。
[ファンよ!自ら経営に身銭を投じよ] 本書(注:堀江貴文著「プロ野球買います!――ボクが500億円稼げたワケ」)は・・・近鉄買収の時の堀江氏の見解を述べた一冊である。以下はリアルタイムのレビューのため、季節はずれの話題ではあるが、資本主義の視点でレビューしたものである。堀江氏がプロ野球経営がしたかったのか、近鉄に手をさしのべたかったのか、知りたくて、本書を読んだ。答えは明確に記載されていた。 プロ野球経営が事業の悲願だった訳でも、近鉄の大ファンでもなかった。これを聞けば野球ファン、ましてや近鉄ファンは憤りを感じるだろう。けれども、いくらファンが一点の不満があっても、あとは心情としての選択だけだろう。球団業界の意向で合併等のビジネス観点の判断を甘んじて享受するか、便乗して手をあげた反対(革新)派に賛同するかである。 いずれにせよ、これは彼らのビジネスの話であってファンには株主でもない限り経営や野球ビジネスに口をだす権利はない。それでは顧客無視だろうと思うかもしれないが、そうであればその運営企業の野球興行サービスにお金を払わなければいいだけだ。これが真っ当な資本主義の論理。堀江氏は旧態の”谷町”業界に風穴をあけたいのだそうだ。楽天社長も同様の想いだろう。旧態野球業界にもそこに参入する新興企業にも、賛同したくないファンに提案したい。 レビュアーはプロ野球にあまり興味はないが、事業としては、それほど大企業のものほど大きいものでない事がわかった。100億円未満の事業である。全国の野球ファンよ! プロ野球を愛して自らプロ野球の未来を変えたいのならば、身銭をきってたちあがれ。一人10万円ファンドに提供すれば、10万人のファンで100億円の資本が集まる。あとは自分たちで経営者と監督、選手を選べばよい。直接金融でこんな事も可能なのが資本主義の力だ。 PS.本レビューの野球を放送に読みかえれば、レビュアーの主張は理解いただけると思う。資本主義のマネーゲームの嫌いなファン、消費者にはNPOという選択だってある事を伝えておきたい。
(追伸)サイバーエージェントの藤田社長様、年棒××万円(?)での引き抜きオファーをいただきありがとうございました。「週刊!木村剛」の今後の展開については、神部プロデューサーが取りしきっておりますので、本気になられた際には、年棒××万円(^^;;)の提示とともに、ご連絡いただけますと幸いです(笑)。そう言えば、藤田社長もサッカーファンでしたね。ヴェルティがお好きとか・・・・。
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2005 03 17 [22. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック
みなさんこんにちは、昼あんどん岡本です。
またしても私のサイトのネタなのですが、こんなのはどうですか。
最近政府は、「ビジット・ジャパン・キャンペーン」というのをやっていまして、「2010年までに1000万人の訪日外国人誘致」を実現したいらしいんですよ。それで小泉さんがCMに出たり、いろいろな施策をやっているらしいのですが、私は以前から、江戸城を再建すると非常に効果が高いのではないかと考えています。詳しくはここに書いているのですが……。
江戸城というのは、皇居のことですが、皇居として使用されているのは本丸ではありません。本丸は皇居東御苑として開放されています。ここに、江戸時代にあったような高さ地上61メートル、五層六階の天守閣を再建したらどうなるでしょうか。
第一のメリットは、天守閣は東京のランドマークになるということです。東京駅を降りた外国人観光客の目の前に、パッと江戸城が飛び込んできたらみんな喜ぶと思うんです。われわれがパリに行って、シャンゼリゼ通りでバスを降りたら目の前に凱旋門があって、「異国にきたんだー」と感動する気分を味わっていただくことができるというわけです(すみません、おのぼりさんで)。東京にそういう歴史的建造物がないから、これまで外国人観光客は鎌倉を訪れるか、日光まで足を伸ばすかしなければ異国情緒にすら浸ることができなかった。これじゃ外国から人はきませんよ。
第二のメリットは、江戸城を博物館として利用できるということです。単なる博物館としてではなく、周辺にある江戸東京博物館や東京国立博物館などと連携して、総合的に「日本とは何か」を理解することができる展示プログラムの核となる施設にすればよいと思います。土地があるのですから、天守閣の近くにバスターミナルを作ってはとバスを走らせ、東京や関東各地の外国人観光の拠点とすればよいでしょう。
第三のメリットとして、再建した江戸城をG8サミットの会場にするということが考えられます。大阪城でAPECをやったときには、各国の代表は大変喜んだそうです。われわれにはぴんときませんが、城郭建築にはそうした魅力があるみたいですね。もともと城なので警備も楽だし、こたつにミカンで会議をやれば、相手をこちらの土俵に引き込んで、日本に有利なアジェンダ・セッティングもやりやすいかもしれません。
「今さらそんなまがい物の城を立ててどうする」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、あのノイシュバンシュタイン城だって、コンクリート造りで中にエレベーターが通っているまがい物の城なんです。でもノイシュバンシュタイン城の観光に対する貢献は大変なものだと思います。わざわざ日本からあの城を目当てに出かけて行く人も少なくありませんし、ディズニーランドのシンデレラ城のモデルにすらなっているわけですから。
そんなよしなしごとを、5年前に考えていたということを思い出しました。
2005 03 17 [21. 週刊!岡本編集長] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「えみっちぃの見る風景」さんから、「最近、夢は仕事の夢を見る事が多いですね。悲しいやらなんやら。まだ入社して一ヶ月ちょっとだから余計にそうかもしれないですけどね。時々、夢と現実の境目が見えなくなる瞬間もある。特に起きたばかりの瞬間は、『…あれ、会社で連絡し忘れたことがあったかも…ないか。』としばらく悩む。結局、ないんですけども。…それって自分が仕事人間ってことなんかなぁ。自分の生活が仕事中心でまわっているのは今も昔も変らないんだけど。夢の中でまで仕事をしているっつーことは、自分にとって今の仕事は面白い仕事であるっていうことなんだろうな」というトラックバックをいただきました。
ハイ、私も、自他ともに認める仕事中毒でして、趣味は「仕事」です!(キッパリ!) カミサンからは、「他に趣味はないのか?」と訝られる始末。
朝8時に出社し、帰りは早くて午前0時でしょうか。コンサルティング会社KFiを経営していたときもそうでしたが、特にいまは、日本振興銀行を短期間で建て直すという大作業の真っ最中ですから、毎週7日、毎日24時間、日本振興銀行の将来について考えに考え抜いています。少なくとも、定時株主総会が開かれる6月までには大きな方向性を示したいと思っているので、時間はいくらあっても足りません。
経営者の大きな仕事は3つ。
そのうちの2つは、方向を決めることと、日々判断することです。
それらが、組織のメカニズムとして、自動的に動くようになってくると、その会社は自ら浄化作用を働かせ、力強く復活していくようになります。その過程においては、方向性の違う人々と袂を分かたなければならないこともありますし、自浄のために凛として排除しなければならないケースもあります。
それぞれの局面では厳しい決断を迫られる場合もあるわけですが、それが経営者の職責ですから逃げるわけにも行きません。事前にあらゆるケースを想定して思い悩みつつ、現実的にそのケースが発生したら、即時に判断を下す ――それが経営者の仕事です。
おかげさまで、日々24時間悩み抜いていますので、これまでのところ、日本振興銀行において現実の課題が発生して判断を迫られた場合に5分以上悩んだことはありません。その場その場で結論を出すように心掛けてきましたし、今後もそうでありたいと思っています。
そして、残ったもう1つ経営者の職責は、結果としての数字を残すこと、です。
それが試される3月末が迫ってきました。もうひと踏ん張りです。
2005 03 16 [07. 銀行はどこへ行く?] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。最近、ついつい読んでしまうのは「戯言家 : 桐鳳柳雨」さんのブログなのですが、この間いただいた「プロ選手とアマ選手の違い」というトラックバックには思わず頷かされました。
「アマチュア選手は目の前にいる相手に勝利するのみでよいが、プロ選手は目の前の相手以外に、観客・聴衆にも勝利しなくてはならない。」…これは私の、「プロ選手とアマ選手の違い」についての定義です。 アマ選手は、対戦相手に勝つだけでよい。しかしプロ選手は、その対戦を見ている客にも勝つ必要がある。対戦を見ている客は、「お金」や「時間」という大切なものをそれを見ることに費やしている。そして、客がそれを見ることに割いた「お金」や「時間」に見合う以上のものを見せることができればプロ選手の勝ち。それができなければ、たとえその対戦に勝利したとしても、客には負けたことになる…。…それが、私個人の勝手な定義です。
そうなんですよね。「プロ選手」は、観客や聴衆から「お金」や「時間」をいただいている。それだけの価値を世の中に対して生み出していかなければならない。それはそれは、結構、ツライ営みなんです。
私は、一応、モノ書きとして17年近くサバイブしている「プロ選手」ですが、毎回の著作が売れるか売れないかで、厳しく読者から査定される立場です。逆に言えば、読者から「お金」や「時間」をいただいてこそ、「プロ選手」を名乗れる訳ですが、ネットが普及して、誰でも形だけは「モノ書き」になれるようになってからは、「プロ選手」でもないのに、「プロ選手」であるかのように振舞う人たちが増えているようにも感じます。自分の名前を売るために、あからさまな喧嘩を仕掛けてくる人もいるようです。本来であれば、「モノ書き」の世界で自説を掲載させることができるほど有名になってから(=モノ書きで「お金」をいただける「プロ選手」になってから)、表舞台で戦うのが本筋なんですけれど・・・。
しかしそれにしても、「プロ選手」の道は厳しいものです。「プロ選手」で居続けるのは、さらに厳しいと感じます。「戯言家 : 桐鳳柳雨」さんは、「単に『強さ』ということのみで言えば、『魔裟斗』よりも、往年の『藤原敏男』や『ベニー・ユキーデ』のほうが強いと、個人的には思う。しかし、一部の熱狂的なマニアを除いて、『観客との戦い』に勝利するのは『魔裟斗』のほうではないでしょうか。・・・『プライド』等のいわゆる『総合格闘技』系が、『純粋な強さの追求』や『街のケンカの延長』から、『カネになるプロ興行』へと脱却(堕落?)したのも、このような理由によるのではないでしょうか」と述べていますが、「モノ書き」の世界も同様で、単に頭がいいとか、論理に優れている、というだけだと、だいたい一発屋で終わってしまうもの。2年と持ちません。
「戯言家 : 桐鳳柳雨」さんは、「因みに過去、『対・観客』との勝負において最強だったのが『長嶋茂雄』ということになるかと思います」と断言されていますが、私も同感です。「プロ選手」を目指す者は、好きでも嫌いでも、あの「長嶋茂雄」のプロ根性とパフォーマンスに多くを学ぶべきであると思います。
「えみっちぃの見る風景」さんは、「勢いのあるバカと、テクニックのバカ。私もゴン中山みたいな泥臭い選手、好きですね。ああなりたい」と喝破されていますが、私がイタリアのセリエAに移籍した柳沢選手よりも、ゴン中山を評価するのは、ゴン中山が「勢いのあるバカ」であり、「プロ選手」だからなのです。
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2005 03 15 [01. ブログ万歳ココログ三昧, 09. 燃えよ!スポーツ] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「ライブドアvsフジテレビ」の第一幕におけるメインイベントとも言える東京地裁の判定は、「ふたを開けてみれば、従来の判例の規範にのっとった非常にシンプルでオーソドックスなものだった」(by「Blog de 司法試験」さん)ということになりました。「時事を考える」さんなどは、「あまりも当たり前の判決でマスコミが何を煽っていたのか私にはよくわかりません」と感想を述べています。
「たとえホリエモンの中身がすっからかんだと仮定しても、この訴訟ではライブドアが勝つべきだと思っています。そうでなければ、『会社は株主ではなく経営者のもの』だと言う主張がまかり通ることとなり、日本の株式市場全体に影響を及ぼすことが懸念されるからです」(by「Blogになった Diary from Flower Park...」さん)という意見に代表されるように、「やっぱり、日本は法治国家でも資本主義でもなかった」という最低のレッテルを貼られることを恐れていた市場関係者は、私も含めて「ほっと一息」というところでしょうか。
とは言え、「ライブドアvsフジテレビ」の本番は、「むしろこれから・・・」と言ったところでしょう。マスコミは、「ホリエモンが50%取るか、否か」という支配権ゲームにばかり気を取られていますが、支配権ゲーム自体は、TOBを仕掛けたフジテレビが身動きが取れないうちに、ライブドアが35%まで買い進んだところで、その手法の好き嫌いやモラルの問題を別にすれば、ライブドアの勝ちは決まったも同然でした。だからこそ、追い込まれたフジテレビは反則であることを承知で(あるいは、神の御加護で奇跡的に反則にならないことを祈りつつ)新株予約権という大反則を繰り出したのでしょう。
もっとも、本当のゲームはこれから――。
それは、「メディア経営」という名のゲームです。支配権ゲームに勝ったとしても、経営ゲームに負けたのでは洒落になりませんから・・・。そのためには、フジテレビをも含んだサポーターを増やしていくことも課題となってきます。したがって、ホリエモンの真価はむしろこれから問われるのだろうと思われます。それに関して、「Hiroetteのブログ」さんが面白いことを書いていました。
ビジョナリーと言う言葉を知った。「技術革新の先行きとそれが及ぼす影響を見通す特殊な能力を持つ天才」と定義されていました。ヤフーを創業したジェリー・ヤン、デイビッド・ファイロ、グーグルの共同創業者セルゲイ・ブリンとラリー・ペイジなどがそれに当たるんだそう。・・・CEOの究極目標が「株主価値の増大」ならビジョナリーの目的は「よりよい社会の実現」といったところだそうです。 ・・・ なんとなくホリエモンさんに対する違和感というのがこういう所にあるのかなあ、って思ったんですね。・・・今回のライブドアとフジテレビとの色々なことも、フジテレビのやってることもなんだかなあって思ってしまうけど、かといってライブドアのやっていることはすごいし、誰でもできることではないんだけど、でもなんとなくワクワク感がないような気がしてしまうんですね。 私が好きな経営者のタイプはワクワクさせる何か感情とか心情に訴えるところがある人だと思った。経営とかっていうのは利益を上げなければいけないわけで、もちろん夢物語じゃないのだからすごくシビアで大変でエネルギーがいることなのだろうけど、そこに「これが実現したらよい社会になるのかも」っていう期待を寄せることができるっていうのはこれは本当にすごい事だと思うんですね。ホリエモンさんはとても優秀な方だと思うのできっと何でもできると思うので勝手に色々期待をさせていただくと、こんな要素がもっとあったらいいのになあって思いました。
はてさて、ライブドアを率いる稀代の傑物ホリエモンは、ビジョナリーなのでしょうか、そうではないのでしょうか。「マーケティング千日回峰行之記」さんが「うちの小学2年生の子供も、ホリエモンのことを知っているのですから Σ(゜Д゜lll)ギャガーン!!!!!」と指摘しているように、認知度はいまや世の中ナンバーワンなのですから・・・。今後の若者たちに及ぼす影響はものすごいものがあるかもしれません。
皆さんのご意見をいただけると幸いです
2005 03 14 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
想い出のPDA、いろいろですね~
また1週間強経ってしまって、筆不精振りを恥じるばかりであります。御手洗です。今回は比較的に難しいお題だなぁと自分では思っていたのですが、結構強力なトラックバックを皆さんから頂き、感謝!です。私も皆さんのエントリーを読んでいて、いろいろと思い出してしまいました。
この続きは「木村剛のモノログ横丁~トラックバック井戸端会議」へ
2005 03 13 | 固定リンク
シャツ姿は究極のセクシーか
今週も巷の話題はライフドアVSフジテレビで持ちきりです。私は「週間木村剛」を読んで なるほど・・そうだったのか・・などと納得したりして 経済のことを勉強する良い機会だと思っているのです。最近のホリエモンを良く見ると ファッションや髪型も少し洗練されてきたと思いませんか。彼はネクタイこそしていませんが ジャケットやシャツなどさすがに良い物を着ていますね。
この続きは「木村剛のモノログ横丁~トラックバック井戸端会議」へ
2005 03 13 | 固定リンク
シャンパーニュとスパークリングの違いって??
私も最初の頃はシャンパーニュとスパークリングの違いはわかりませんでしたし、違っていたとしても別にどーでもいいやって思っていたのです。
しかーーーーし、全然違うことに気付いてからは人生変わりました(笑)
この続きは「木村剛のモノログ横丁~トラックバック井戸端会議」へ
2005 03 13 | 固定リンク
お題を「別れのプレゼント」としましたが、アップしたサイトを見て、「男女の別れ」をイメージしてしまうのは私だけでしょうか。考えすぎかもしれませんが、どうも収まりが悪いので、「はなむけのプレゼント」と修正させていただきます。
さて、今月もたくさんのトラックバックをいただいています。そのなかで、これぞ最高のはなむけ、と思ったプレゼントがあったのでご紹介します。
この続きは「木村剛のモノログ横丁~トラックバック井戸端会議」へ
2005 03 12 | 固定リンク
「外資系投資銀行の現場 改訂版」
西村信勝著 定価2730円(税込)
日経BP社(発売は日経BP出版センター)
ライブドアによるニッポン放送株の買い占めとその後の攻防は、ニッポン放送側の新株予約権発行をめぐる司法の判断が焦点となっている。
ライブドアの株式購入資金を手当てしたのがリーマン・ブラザーズ。有数の大手外資系投資銀行である。「どっちが勝っても、リーマンだけは丸儲け」といわれているが、M&Aやバイアウト・ファンドの背後には、いつも外資系投資銀行の影がちらつく。
本書は、10数年にわたって外資系投資銀行の日本代表として実際にM&Aなど投資銀行業務を手がけた実務家の手になる投資銀行論である。M&A、証券化、デリバティブというビジネス手法だけでなく、投資銀行の組織、報酬も解説していて、いまの「騒動」の理論的な理解に役立つ。
金融の最前線は、外資とファンドが主役ともいえる。その新しい潮流であるファンド・ビジネスについても、実務家らしい実直な語り口で説明している。
外資と戦う日本の金融マン、外資に就職したい人向けに、身につけるべき金融ビジネスのイロハを伝授するタイムリーな1冊だ。
2005 03 12 [12. 本のソムリエ] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「404 Blog Not Found」さんがテレビ番組のVTR取材に応じられたそうです。「TV朝日の『サンデースクランブル』のVTR収録のrequestが来た。微妙な時期でもあり、最初はお断りしようかとも考えたが、逆に質問しておきたいこともあり、また主張したいこともあったのでrequestに応じることにした。収録は土曜日に行なわれ、日曜日に放映された。収録は当初予定の30分から15分ほどオーバーした。放映されたのは60秒弱だろうか。 収録は終止和やかな雰囲気の中行なわれ、対応も大変に丁寧であり、悪意のある質問などはなかった」とのこと。
ただ、その結果放送されたものは、と言うと、決して、「404 Blog Not Found」さんが完全に納得できるものでもなかったようです。
にも拘らず、最終的に放映された部分を見ると、やはり番組制作側にとって都合のよい部分のみを抜き出して使っていた。明らかに「もしニッポン放送がライブドアによって買収された場合、人事は過酷になるのでは」という番組の「隠れた主張」を補強するのに都合がいい部分が放映されていた。 私はそのことを責めるつもりは全くない。45分のinterviewを30分の番組で流すのは不可能である。物理法則による制約を人のせいにするのは間違っている。そしてその物理法則こそが、放送が「公の器」としては小さすぎることの 最大の証明なのである。チャンネルは1局に1つしかなく、一日は86400秒しかない。これだけ小さな器に公として必要なものを全て詰め込むのは不可能だ。そしてそれを人間が編集する以上、そこに主観が入る余地は避けられない。 放送による報道とは、実は編集者という作者が「ノンフィクション」という素材を「コラージュ」して作った「フィクション」であるといったら言い過ぎであろうか?
じつは、私自身は、VTR取材はお断りするというポリシーを堅持しています。というのは、TV局サイドには「こういうストーリーで番組を作りたい」という意図があるので、こちらの考えなど関係なく、彼らのストーリーにはまるところだけ都合よく編集されて使われてしまうからです。
実際問題として、前後の部分をカットされて、文脈の一部だけを使われるとかなりミスリーディングなコメントとなってしまいがちです。私もTVに慣れない頃は、VTR取材に応じた結果、何度も何度も嫌な思いをしたものです。
したがって、TVに出演するのであれば、生放送というのが大原則です。
しかも、生放送だったら良いということでもありません。そのときの編成方針や司会者と出演相手、さらにはその番組内の流れなどをしっかり見ておきませんと、知らない間にハメラレテイルということだってよくあるわけです(話題になった、この間のTV朝日サンデープロジェクトの「ホリエモンvs堀紘一」はその匂いがプンプンしていました・・・)。
特にTVというメディアは強烈な印象を与える媒体なので、よほど気をつけていないと簡単に使い捨てにされてしまいます。番組制作者からみると、所詮、出演者など「闘鶏場のチャボ」なんですから、その自覚がないと本当に「チャボ」として、番組上、殺されてしまいます。
私は、そういう経験を少なからず体験していますから、TVや新聞というメディアに属している方々が「公正な報道」などという建前論を振り翳すたびに「だったら、本当に公正な報道とやらをしてみろよ!」と鼻白む思いがします。ゴーログ「ブログに文句つける前にマスコミの方を矯正してほしい」(2004年11月1日)や「ブログはマスコミに報いる庶民の一矢だ!」(2004年11月2日)などで展開した私のマスコミ論は、そういう現実を踏まえた上で展開されておりますので、皮相的に読まれた方には多少分かりにくいところがあったかもしれません。
もっとも私は、現状のブログ文化のままで、現在の強力なメディア陣営に対抗できる勢力になれるとも思っていません。現在のような無秩序のままでは、リアルワールドの市民権を獲得できるステータスにはいたらないと感じるからです。「404 Blog Not Found」さんが、「だからといってInternetの方が客観的だというつもりはない。事実blogや掲示板はむき出しの主観の集まりである。しかし人間の営みに完全な客観はありえない。結局主観と主観がぶつかりあうのであれば、編集という名の検閲が入らないInternetの方が『まだまし』なのではないだろうか?」と述べていますが、私も似たような評価です。
しかし、TVや新聞という現行メディアは、虚構であっても「客観性」を身に纏っており、ブログは仮に「真実」であったとしても「客観性」を身に纏っていません。この距離感を縮めるためには、ブログが市民権を得るところまで世の中が変化しなければ、結局のところ「負け犬の遠吠え」に終わってしまうのではないか、という懸念を払底できません・・・ これが私の杞憂であることを望みます。
2005 03 11 [08. メディア/広告の将来を占う] | 固定リンク | トラックバック
どうも神部です。
先月から東京新聞で始まった「逐条点検 日本国憲法」を皆さんはご存知でしょうか。政治面で103条ある憲法を毎日1条ずつ解説していこうという企画らしく、3月11日の今日は憲法28条が解説されています。「憲法」が改正されるとか、そういう議論をする日が来るなんて、学生の頃には思いもしなかったのですが、「自民党は・・・」。「公明党は・・・」。「民主党は・・・」というような書き出して憲法改正の話題が紙面に登場するようになると、その日が「ひたひた」と近づいているように思います。そうした中、毎日、短歌のように1条ずつ条文が書き出され、それに関連する今の事象を上手に取り入れ、判りやすく解説してくれる東京新聞のこの特集。見た目はちょっと高校時代の古文の教科書みたいな感じです。だからかもしれませんが、自分は結構気に入ってます。
偉い大学教授の、難しい専門書なんかより、はるかに役立ちます。役に立つと言うか、理解できます。憲法は理念的というか、抽象的というか、そういう文章がずらずらと並んでいても、やっぱり読まないですよね。というか、読めないですよね。でも、この企画みたいにしてもらえると読めます。いったい何人で作られているのかわかりませんが、担当の方は結構苦労してると思います。
なかでも、やはり第9条は手厚くカバーされていました。「戦争放棄」のルーツが、1928年に締結されたパリ不戦条約で、日本の憲法第9条がこの条約を下敷きにしている事や、日本だけでなく、フィリピンの憲法も戦争を放棄しており、ハンガリー、アゼルバイジャンにも似た表現があることをはじめて知りました。 これだけではなく、「関連記事」も沢山掲載されていました。
知識のある方々にはあたりまえなのかもしれませんが、僕には「へぇー」という内容です。
この「逐条点検 日本国憲法」を読むと、もちろん、「改憲」が今後の重要な政治的課題として浮上してきたということもあり、ますます読者の関心も高くなるだろう(ニュース性が高まる)ということもあるんだろうと思いますが、それよりも、東京新聞というメディアは「憲法」という問題をしっかり考えますみたいなメッセージもこめられているように思います。だから、普段の生活の中で、目にすることもなく、とっつきにくい憲法の条文をわざわざ取り上げて、毎日簡潔に解説するということをしているんだなと、僕はひとりの読者として、まあ勝手にそう解釈してよんでいます。
話はちょっとそれますが、多分メディアの客観中立を担保する方法ということだと思いますが、「読者の人気のあるニュースが一面TOPになって、事実関係だけ書いてあって、あとは読者が判断すれば良い」というような話が最近巷をにぎわしているニュースの中ででていたと思います。でも、そうなると、憲法の条文は非常に人気のない(多分)ネタで、誰の目にもとまらない記事で終わるかもしれませんね。ところが、東京新聞がこうして政治面に掲載してくれることで僕は関心を持ちいろいろ考えたりしています。もちろん僕だけじゃなく、多くの人が関心を持ち、いろいろ考えたりしていると思うのです。そういう編集判断は、メディアの役割として、とても大事なのではないかと思っています。
話がそれちゃいました。すいません。
この記事はWEBでも読めますから、
おひまなときにでも、一度覗いてみてください。
それではまた。
2005 03 11 [17. 週刊!神部プロデューサー] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。つらつらとトラックバックを眺めておりましたら、ふと面白い商売に出会うことができましたので、本日は、不定期コーナーの「BLOG of the Week」で行きたいと思います。
筆者は、軽快な文章をモットーとする「オレのアイ」さん。毎回、トラックバックを読むのを楽しみにしている一人です。その「オレのアイ」さんによれば、月の土地が売りに出されているとのこと・・・。買ってどうするんじゃい!という無粋なツッコミは置いておいて、「月の土地まで商売にしてしまうエネルギー」の方に感心したいと思います。ビジネスで成功するには、こういう突き抜けた発想と、鉄面皮のずーずーしさに、たゆまぬ努力が必要なんでしょうねぇ。
それでは、「オレのアイ」さんの「月の土地買いませんか? 」を是非お楽しみください(「オレのアイ」さんからは、1月21日のブログで転載のご了解をいただいております)。
[月の土地買いませんか?]
↓地球外土地販売を専門にしているルナエンバシージャパンさんのバナーです。
結構有名なので、知ってる方多いとは思いますが、おもしろい商売です。
こんな変なビジネスを考えるたのはアメリカ合衆国の方なのですが、いやはやなんとも・・・本当の意味でベンチャーって感じです。
日本でも河童捕獲免許ってのをどこかの自治体が売っていたと思うのですが、洒落というかエンターテイメントというか、アイディア一発勝負って感じで好感持てます。
人の影響を受けやすい僕は、彼らをみならってキジムナー(沖縄の妖精みたいなやつ)捕獲許可証でも作ってwebで販売しようかと血迷ったことを考えてしまいました。
でも実際問題、一番初めに手をあげて行動してしまえば元祖ってことで先行利益も得られるし、馬鹿らしい商品でも買ってくれる人がいれば、立派なビジネスですからね。
う~ん、やっぱ「HOW TO ハブ捕獲」ってテキスト企画して売り出したりしますかねぇ。
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2005 03 10 [22. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック
みなさんこんにちは、トイレット博士岡本です。
チキショー、40歳になっちまいましたよ。
さて、土曜日の夜中に寝ぼけながらテレビを見ていて、驚きました。関東ローカルなので、それ以外の地域の人には申し訳ないのですが、
こんな動物が地球にいた! 史上最強のほ乳類スペシャル」(テレビ朝日)
というのを見たからなんです。太古の昔に存在した現存しない哺乳類の姿を、あたかもその場にいるような臨場感ある感じで、CGで再現している映像に目が釘付けになりました。
これはBBCが製作した「Walking with Dinosaurs」の続編である「Walking with Beasts」を、日本版として仕立て直したものだったようです。
まあ、早い話が、「ジュラシック・パーク」をほ乳類でやっているようなものなのですが、もっとも初期のほ乳類とか、最大のほ乳類とか、アウストラロピテクスとか、サーベルタイガーなんかの生態を、ドラマ仕立てで見せてくれるという、実に見ごたえのある番組だったですね。いやほんと、実に優れたテレビ番組と言えると思います。
わたしはディスカバリー・チャンネルも見ていないし、テレビ自体も最近あまり見なくなっているので、これしきのCGに驚いているのは困ったちゃんなのかもしれませんが、でもいまはもう見ることができない絶滅動物の暮らしぶりを、あたかも目の前にいるかのようにわかりやすく再現してくれるというのはすばらしいと思います。
学術的な裏づけもある十分番組だと思いますし、わざとらしいMCが入らなかったら、もっとよかったのに。残念!
サーベルタイガーというのは、「南米最強の動物」ということで、まあ豹とかライオンのたぐいだと思うのですが、他のオスがハーレムを乗っ取った後、それまでハーレムを支配していたオスの子どもを殺すというところまでやっていたのはリアルでしたねえ。
たしかライオンは、妊娠中のメスの子どもまで、フェロモンかなんかで流産させて殺す生態があったと思います。まあ、生んでもどうせ殺されるわけですから、流産しちゃったほうがメスにとっても効率的なので、そのように進化した結果だとも思われます。「動物も同族殺しや子殺しをするのか」というので、有名になった話です。最初はハヌマン・ラングールというサルの仲間で発見された行動で、杉山幸丸という日本の学者が研究したのですが、そんなことはどーでもよくって、まあよくここまでカメラワークに凝って再現CGを作ったなと、それに驚きましたよ。先週のTOTOの工場に続いて、「恐れ入りました」と頭を下げる思いです。
こういうCGは、教育上も非常に効果が高いと思います。
でおもしろいのが、人類の祖先であるアウストラロピテクスなんですが、「万物の霊長」とは程遠い存在なんです。他の動物に比べるとぜんぜん弱っちいわけですよ。すぐ強い動物に襲われて食べられちゃう。
でも、弱いからこそ団結して集団で戦うことを覚えたし、コミュニケーションの能力を発達させたのだそうです。なるほど、そーだったのか。ほんとうにそれが人類の社会性の起源だったのかどうかよくわかりませんが、集団で威嚇することで襲ってきた動物を撃退した再現シーンは、説得力ありましたね。
でも、組織生活の中に安住してしまった人の中には、なぜか自分が力を出さずに集団にぶら下がろうとする人がいたりします。そういう人は、コミュニケーション能力がこれまたかなり退化しちゃってますよね。
てゆーか、コミュニケーションが取れなかったりする人がいたりします。
「あんた、アウストラロピテクス以下やろ!」と言ってやりたくなる人がいますよね。
うーむ、これも進化上の戦略なのかもしれません。人類は時に、アウストラロピテクス以下になることもあるのです……。
2005 03 10 [21. 週刊!岡本編集長] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「ゆびとま」さんから「ブログ界で『新聞の中に残された僅かなる良心』として高く評価されていたガ島通信さんが、突然、会社を辞める宣言。かなり頻繁に、脊髄反射とは思えない内容の濃いエントリをアップしていたから、『本業どうなのかなぁ』とひそかに勝手に心配していましたが・・・決心してしまったのですね」というトラックバックをいただきビックリ仰天。
「nomaddeamon」さんも、「けっこうショックです。この人、地方新聞の記者なんですけど、現代の文脈の中でのマスメディアの役割だとか、あるニュースをどんなふうに報道すべきだとか、そういうったことを正直に真摯に誠実に語り続けてきた人なんです。僕も最近になってガ島通信を知り、楽しみにしていたblogでした。彼の立場を考えるとハラハラしていた部分もあったのですが、今回、会社をやめてしまったとの報を読み、やっぱり、という思いも持っています。彼みたいに真摯に、誠実に、そして真正面から、自分の仕事とそれを取り巻く環境について語るということは、それだけリスクがあるということなんでしょうか」と書いていらっしゃいます。
「朝日新聞vsNHK」や「ホリエモンvsフジテレビ」が盛り上がる中で、マスコミはどうあるべきか、という問題がクローズアップされる中、良心的なマスコミ系ブログとして知られている「ガ島通信」さんのブログは俄然注目を集めておりましたが、きっと色々とあったのでしょう。「絶望して去る人」(by「カトラー」さん)にはそれなりの想いと決断があったはずです。
それを実情の仔細を知らない第三者がああだこうだと評論するのは失礼にあたるというものでしょう。「ガ島通信」さんの決断を尊重する以外、私にできることはありません。決断されたからには、その決断が正しいことを祈っております。
逆に職場のしがらみから解き放たれて、ブログ道を極めることにつながるかもしれませんし、トラックバックを見させていただきますと、熱烈なサポーターも多いようですから、今回の辞職は、きっとさらに一段大きい成功のためのステップになるのではないでしょうか。万が一、私でお役に立つようでしたら、転職のお手伝いもいたしますので、何なりとお申し付けください。
あまり知られていませんが、一見羽振りの良さそうな職業のように見える「モノ書き」というビジネスは、結構孤独で、実入りの少ない職業です。サバイバルもかなり過酷です。「ガ島通信」さんがどのようなキャリアを考えていらっしゃるのか分かりませんが、応援は厭いませんので、何なりとご相談ください。
ちなみに、総合ビジネス誌「フィナンシャル ジャパン」を発行しているナレッジフォア株式会社(KFi株式会社の子会社)は、有能なライターを募集しているようですので、ご参考まで(遂に、ゴーログで求人案内をしてしまった・・・)。
2005 03 09 [08. メディア/広告の将来を占う] | 固定リンク | トラックバック
光陰矢のごとし。1年前に小泉首相が「年金一元化が望ましい」と発言したことを契機に、公的年金に対する国民の意識が急に高まったことを昨日のことのように思いだす。
昨年5月、自民・公明・民主の3党が社会保障の見直しで合意。7月には「社会保障の在り方に関する懇談会」が発足する。さらに10月には、民主党岡田代表が消費税の活用などに対する政府の前向きな答弁が与野党協議の条件となると公言。今年1月に小泉首相が年金財源問題について、「消費税の活用も検討対象」と答弁をするなど、ギクシャクする中にも雪融けの兆しが芽生え始めた。
実際、2月23日の党首討論では、「事業主負担をどうするか、自営業者の所得把握をどうするかという問題はあるが、基本的には国民年金を含めた年金一元化が望ましいという方向を明らかにすべきだ」という岡田代表の主張に対して、小泉首相は、「まず、厚生年金と共済年金を一元化し、事業主負担の問題と自営業者所得把握の問題が解決されれば、国民年金を含めた一元化が望ましいと思う」と応じている。
この経緯を素直に眺めるなら、互いに腹を探りながらも歩み寄りを見せてきたわけだが、対立好きのマスコミは、「岡田氏の姿勢は、『協調』と『対決』が混在する歯切れの悪さが目立つ」(日経)、「岡田民主“敗色”切り札年金も不発」(産経)など、どちらかと言うと冷ややか。
与党は、年金、介護、医療を含めた社会保障制度を一体で見直す方針を掲げているが、岡田代表は「一体見直しは先送りの口実になりやすい。まず年金改革の骨格を示すことを優先すべきだ」と強調して平行線を辿っていたから、そう言われても仕方のない面はある。
しかし、局面は動く。3月1日の衆院予算委員会において、小泉首相が「年金一元化から議論していい。何の異論も言うつもりはない」と述べ、与野党会議に関して、民主党が要求する年金制度改革の先行協議を受け入れる意向を示したからだ。報道によれば、民主党岡田代表は、協議開始に踏み出すという。
マスコミは色々と揶揄するだろうが、私は岡田代表の対応を素直に評価したい。3党合意の信義則を足蹴にした参院厚労委での強行採決については言いたいことが山ほどあるだろうし、民主党内にも強い反発があったはずだ。
それらを黙って呑み込んで、年金改革の与野党協議に臨むというのは、背後に政治的な計算があるとは言え、なかなかに立派な決断である。
あらゆる改革は、大きかろうが小さかろうが、まずはキックオフすることが重要だ。議論のための議論ではなく、実現のための討議の場が必要なのである。
理想を追い求めて無為に漂い続ける余裕はもうない。年金一元化は、今年も喫緊の課題であり続けている。喫緊の課題が毎年変わらないというのでは日本の行く末が案じられる。
この機会を逃してはなるまい。そのためには、与野党協議の場でマスコミに傍聴させるべきだ。国民全員に関係する年金問題については、テレビで全過程を生中継してもらいたい。そういう番組こそが、いま、「公共の電波」を担うマスコミに求められているのではあるまいか。
(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に3月7日に掲載したものです。
2005 03 08 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。いよいよ佳境を迎えつつある「ホリエモンvsフジテレビ」ですが、「grounder」さんが「何か変だな〜。ニッポン放送が全員一致での声明≪私たちニッポン放送社員一同はフジサンケイグループに残るという現経営陣の意志に賛同し、ライブドアの経営参画に反対します≫だって」と疑問を呈しています。
「リスナーのため」とか言ってライブドア堀江氏には「『リスナーに対する愛情』が全く感じられません」だって…。ではどうやって表現しろと言うのか?「リスナーのため」と言うのであれば各社員、日頃業務としてそう徹していれば宜しいのではないのでしょうか? 株主にそれを求めるのは筋違いではないでしょうか?・・・会社の様々な問題が出た時に、毎度主語が『会社』(今回社員)になるのか不思議でなりません。個人の意見は聞けないのでしょうか? ニッポン放送の社長の会見でも「我が社は〜」みたいな事言っていたと記憶しています。誰の会社?。ついで、現グループに残る事がブランドイメージがいいみたいな事も言ってましたっけ。やっぱり「なぜ?」って。このニュースはどっちを応援するにしろ妙な感覚を覚えます。
確かに唐突な声明ではありました・・・。「ホリエモンvsフジテレビ」では積極的な発言を繰り返している「明日は明日のホラを吹く -Tomorrow, I'll give you another big talk-」さんは、話題となった堤義明氏の西武鉄道と比較して、以下のように喝破しています。
西武とニッポン放送の事件は全く別件であるが、あまりにも皮肉な平行なので注目せざるを得ない。どれとどれが皮肉な平行なのかというと、ニッポン放送の社員が「自主的に」堀江嫌い声明を出した件と、コクドの元社員が「堤氏には命令されたわけではないが、怖くて反対意見など言えなかった」と独白している件である。どちらの社員も全く同じ仕組みで動かされているのがはっきりとわかる。 そもそもあんなヤラセの連判状に少しでも心動かされる人はいるのだろうか。「嫌いな人に来たいと言われて・・・かわいそう」と同情する人などいるのだろうか。むしろサル芝居にもほどがあると苦笑するのが普通ではなかろうか。人間はテレビで見たことがある程度の面識であそこまで憎めるほど不器用な生き物でもないはずだ。 また他の取締役が就任するにあたっては、社員に取捨選択の余地など全くなかったはずだが、そのように問答無用でやってきた役員は非難せず、取捨選択の機会が生じた堀江氏だけをこのように厳しく非難するのはなぜなのだろうか。最早丁寧に理由を考える気すら失せさせるでたらめぶりと言える。
ホリエモン側か、フジテレビ側であるかにかかわらず、少なからぬ人々にとって、ニッポン放送従業員の声明は不可思議なものだったようです。この事件に対して、明快な筆致で鋭いメスを入れてくれたのは、やはり、知る人ぞ知る「カトラー」さんでした。
ニッポン放送には、知り合いもいるのであまり非難めいたことは言いたくないが、この声明には、・・・「絶望感」のカケラも存在しない。この声明は端的にいえば「徒党を組む」ことしか眼中にない人々の言葉である。徒党を組むことが必ずしも悪いとはいわない。力のあるものに対して力の無い者たちが戦うためには力を合わせなくてはならないのは当然のことだ。しかし、本来、労働組合のような社員組織であれば対峙すべき「現経営陣の意志に賛同」してまで徒党を組み、戦わなくてはならない「ホリエモン」という相手は一体何者だというのだろう。モンスター(怪物)やヒトラーのような人物だともいうのだろうか。 ニッポン放送の社員の名誉のために言うが、私はこの声明がニッポン放送の社員全体を代表しているものかどうか甚だ疑問に思っている。少なくとも私の知っているニッポン放送の社員は、見境もなく経営陣の意向に同調したり、徒党を組んで既得権益を守ることに汲々とする人たちではない。 繰り返し言おう。この声明に同調した「ニッポン放送社員」と称する人々の言葉には、・・・絶望感のカケラも存在しない。そして、最も絶望的な状況というのは、人が「絶望感」さえも持てなくなってしまった状況に他ならない。
2005 03 07 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
3月お題:皆さん想い出のPDAは?
最近どうも眠いなぁ、忙しくてあんまり眠っていないからかなぁと思っていたら、もう今日から3月で、漸く気候も温み始めているからなんだと気がつきました。個人的には自宅のPCのハードディスクが壊れそうとか、不安を抱えながら始まった3月ですが、とりあえず3月のお題、いってみましょう!
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2005 03 06 | 固定リンク
3月お題:春の定番こだわりのシャツ
3月に入って春らしい季節を喜ぶより 花粉症に悩まされている人が多いと思います。街を歩いていてもマスクをしている人が多いですね。でも梅の花から桜の花に変わる3月は私達にとって新年度を迎えるための準備の季節、そしてファッションが冬物から春物へと変わる季節です。
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2005 03 06 | 固定リンク
3月お題:赤?白?それとも泡か?
ワインには泡~白~ロゼ~赤と4つの色があります。ちょっと前までは乾杯は泡、魚には白、肉には赤といった方程式みたいなものが存在してたけど、今はそんなこと意識しながらワインを楽しむことは少なくなりました。
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2005 03 06 | 固定リンク
3月お題:別れのプレゼント
3月、春。卒業、異動、出発。切ない別れと新しい出発。
のっけから柄にもなくセンチメンタルになってしまいましたが、3月といえば別れの季節です。3月という言葉を聞いただけで切なさをイメージしてしまうのは、やはり日本人ということなのでしょうか。
東京地方の今年の桜の開花予想は3月30日だそうです。先日、筑紫哲也氏の女子十二楽坊へのインタビューVTRを目にしましたが、彼女たちが日本人について驚いたことに、「散る桜を好む」ことがあるそうです。これに対し、中国人は「満開の桜を好む」そうで、同じアジア人、モンゴロイドでも随分嗜好が異なるものだなあと興味深く感じました。
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2005 03 05 | 固定リンク
今週の丸善丸の内本店 壹岐直也副店長がお薦めする本です。
「金融マーケティング戦略」
岸本 義之著 定価:2940円(税込)
ダイヤモンド社刊
日本の金融機関は競争力がないといわれるが、これまで銀行を中心とした金融業界では、マーケティングを重視してこなかった。バブル崩壊まで、競合先と同様のサービスを提供していても十分に利益を確保できたからである。
その後、多くの銀行は不良債権にまみれながら、本業に立ち返ることを掲げていたが、もはや戻るべき「本業」は存在しないのだという。
それでは、日本の金融機関はもうダメなのだろうか。
本書では、金融サービス業に必要な「無形性の高いサービスのマーケティング」と「リスクを効率的に管理するマーケティング」に焦点を当てて、金融業の経営課題を検討し、新たな収益の可能性を示唆している。とくに銀行の場合、顧客との関係を長期的に築くことができるので、保険や証券など新しいメニューを加えながら、より収益力のある企業に生まれ変われることが示されている。
証券や保険に関しても、組織の特徴に合わせたマーケティング戦略が述べられており、これからの金融業を考えるのに役立つ一冊になっている。
2005 03 05 [12. 本のソムリエ] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。米国在住の「ジンちゃんの きまぐれ Blog」さんは、国民総背番号制に関連し、タックスペイヤーとしての自覚を鈍らせている源泉徴収制度について、こう述べてくれています。
重要なのは、ただ番号を振れば良いというものではありません。目線をもっと高いところに置かないといけないと思います。・・・番号制と同時に、サラリーマンも含めて国民全員が所得税について申告することにするべきです。源泉徴収はある面でとても良い制度ですが、源泉徴収しただけで申告をする制度がないから、サラリーマンは納税をしているという実感がありません。「タックスペイヤーとしての権限を行使する」ということにつながっていかないのです。確かに申告は大変です。労力がかかります。でも、それをしないと国民は自覚を持ちません。 アメリカでも、ちょうど今ぐらいから4月まで、税金関係のソフトウェアや本が飛ぶように売れ、みんな苦労して申告するのです。こういう事務処理が無茶苦茶下手クソなアメリカ人でもやっているのです。日本でできないはずはありません。もちろん、手続きを簡素化するための仕組みは必要です。日本はそういう部分がものすごく遅れていると感じます。本来、その仕事をやるべき公務員の仕事量が少なすぎるのです。そんな仕事量で一人前の給料をもらうな!と言いたい(^^;。
なるほど! 「こういう事務処理が無茶苦茶下手クソなアメリカ人でもやっているのです。日本でできないはずはありません」というくだりには、膝を叩いて思わず納得してしまいました。確かに、アメリカ人の方が一般的に申し上げて不器用ですから・・・。
ただ、この点に関して、「孤独が好きな寂しがりやBlog」さんは、「もともと、日本の民族性として、殿様をありたがる風潮がある。言い換えれば『自助能力』に薄いと言えようか。外圧に弱い、と書けば分かりやすいかもしれない。それを考えれば、その制度に慣れてしまった国民を『再教育』するのは容易ではない」と説いていまして、タックスペイヤーとしての日本人の自覚が覚醒することに関して、かなり悲観的な主張を展開しています。
民主主義の歴史を紐解いてみよう。一定の時間を経て政治が成熟してくると、国民が政治に視線を向けなくなる。それが如実に出てくるのが投票率だ。 数年前の(陳水扁氏が初当選した)台湾の選挙を覚えておられるだろうか。民主主義の成立初期というのは、選挙に国民の膨大な政治的エネルギーがつぎ込まれる。熱狂という言葉が相応しいくらいに。 ところが、政治的に成熟してくると、投票率が落ちてくる。これに例外は無い。海外(主に欧米など)を見ても一目瞭然だ。投票率が90%を超える国は、民主主義が成立したての国以外では存在していない。政治的に(特に経済的に)安定している国では、生活が安定してしまっているため、政治よりも国民自身の生活に視線が向けられるからだ。 当然ではある。 政治的に抑圧されておらず、経済的(衣・食・住)に問題が起きない限り、現状維持を望むのが「人間」の本能であるのは歴史が証明している。政治的・経済的に抑圧されて噴出したのがヴァスティーユ監獄襲撃によって始まったフランス革命で、政治的・経済的に不満の無い時代が今の「先進諸国」の安定した政治情勢(国内情勢)であろう。
ふむむむ・・・。どうなんでしょう。現在の日本は、「政治的・経済的に不満の無い時代」になっているのでしょうか。でも、投票率は決して高いとは言えませんから、投票しなければならないという熱情が湧くに至らないほどの「政治的・経済的に不満の無い時代」なんでしょうかねぇ・・・・・・。考えさせられます・・・。
2005 03 04 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
こんにちは、神部です。
久々に映画を見ました。「市民ケーン」という1941年に作られた古い映画です。ご存知の方も多いかと思いますが、オーソン・ウェルズが25歳の時にはじめて撮った作品で、映画の世界では高い評価を受けています。19世紀の終わりに24歳でサンフランシスコにある新聞社の社主となり、その後、ラジオや映画など一大メディア帝国を築いた米国の新聞王、ウィリアム・ハーストをモデルにしたものとされています。今、世間をにぎわしているライブドアの堀江さんや昨日逮捕された西武グループの堤義明元会長などの話題が、連想ゲームのように、この映画にリンクして、前から興味は持っていたのですが、いろいろと忙しいこともあり、ずーっと見ないままになっていたのですが、先日、ちょっと時間が出来たので、ようやく見てみました。
映画自体は、正直言って、可もなく不可もなく、というか、60年以上前の古い白黒映画ですから、ちょっと見難く、内容も高い評価を受けていると聞いていた割には、「うーん」というような感じだったのですが、ただ、一度も映画を撮った経験がない25歳の人間がいきなり撮った作品だったという点では、やはり「オーソン・ウェルズは凄いのかな」と思いました。
内容がもうひとつだった理由は、おそらく僕にとってウィリアム・ハーストが単なる歴史上の人物でしかなかったためでしょう。もし、これが自分が映画が公開された時期にすでに生まれていて、政財界とつながり、メディアを牛耳っている時の権力者の映画であり、知られざる私生活の一部が描かれた作品だと思ってみたならば、その印象はずいぶん違ったんだろうと思います。
映画を見終わり、自分の頭のなかは、この四人で一杯になりました。メディアという視点で考えれば、24歳でサンフランシスコ・エグザミナー紙の社主になり、後に一大メディア帝国を築きあげたハースト氏とフジサンケイグループの中核であるニッポン放送の大株主となり、昨日の外国特派員協会で行われた講演で「ITと金融とメディアのコングロマリットを目指す」といった堀江氏はある意味ダブるのであり、政治家を務めたこともある親から引き継いだ資産を元に、チーフと呼ばれ君臨しつづけたハースト氏と西武グループの総帥、カリスマと称された堤氏の姿はダブるのであり、フジテレビという強力なテレビメディアにチャレンジする堀江氏の姿は、「市民ケーン」という映画でハースト氏に挑んだオーソンウェルズの姿とダブります。そして、傘下に様々な企業をそろえた堀江氏は業種は異なるとはいえ鉄道やホテルなどを傘下に従えていた堤氏と同じようにグループのリーダーという点でやはり、なんだかダブるなあと・・・。
本当にまとまりがなく、「それにいったい何の意味があるの?」と聞かれれば、「うーん、ないかも・・」としか答えるしかないのですが、「唯一、全員に共通なことは、この4人とも20代という若さで、リーダーという地位を獲得していることです」って、子供でもわかります。
うーむ・・・。映画も撮ってない、新聞社の社主でもない、金融、IT企業グループのリーダーでもない、傘下に鉄道やホテルを持つ企業グループの総帥でもない私は、気がつけば、何もしないうちに、もう厄年になってしまいました。
せめて、この分厚いウィリアム・ハーストの伝記ぐらい、はやいところ、読み終えないとね。恐ろしく厚い本だな。これは・・・。
そうこうしているうちに、残された時間がどんどん減ってます。
ではまた。
2005 03 04 [17. 週刊!神部プロデューサー] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。本日は、私が独断と偏見でお気に入りのトラックバックをご紹介する「BLOG of the Week」で行きたいと思います。本日ご紹介するのは、「ヤースのへんしん」さんによる「夢」です。久しぶりに、じっくりと余韻に浸らせてくれるトラックバックに出会いました。
そうなんですよね~。人それぞれに違った悩みと夢を持っているんですよね。それが皆同じだなんてことはないわけで、だからこそ人生は面白いのだろうと思います。そういう意味でも、不特定多数の方々の卓見を覗かせていただくことができるブログというツールは最高ですね。
それでは、「ヤースのへんしん」さんによる「夢」をお楽しみください。
[夢] ある南の島に、仕事でやってきた商社マンが居た。食事兼用の商談をホテルのレストランで済ませて浜辺をフラフラ歩いていたら、海を見つめてボーッとしている若者に出合った。先ほどのリゾート計画の商談が決まって気分が良い商社マンは、いつに無くその若者に話しかけてみたくなった。 「こんにちわ」 若者は、ビックリしたように振り向いて 「あぁ、こんにちわ」 と返した。 「海を見つめて何かしてるのかぃ?」 商社マンは若者と同じ方向を見ながら聞いた。 「いいや、ただボーッと眺めてるだけだよ。」 焦点の合っていないまま若者が答えた。 「そうなんだ、仕事しなくていいのかい?」 今度は若者の方を見て聞いた。 「あぁ、海や山があるから、毎日食べるものには困らないからね。」 相変わらず海を眺めながら若者が答えた。 「なるほど・・・」 少しの沈黙した時間が二人の間に流れた。 「あなたは何故働いてるのですか?」 今度は若者が商社マンに聞いた。 「何故働いてるのか?・・・かぁ、働かないと生活できないからかな。」 商社マンは空を見上げて答えた。 「へぇ~大変なんだね、でいつまで働くんだい?」 初めて商社マンの方を見て話した。 「そうだなあ、あと20年、60歳くらいまでかな。」 遠い未来を見つめるように答えた。 「ふ~ん、その後はどうするの?」 「う~ん、その頃は年金も僅かだし、贅沢せずに家でゴロゴロしとくしかないなあ。」 足で砂に穴を掘るようにしながら商社マンは答えた。 「そっかぁ、贅沢しないでと言ってるけど、贅沢な夢ってのは持ってるんだろ?」 「あぁ、持ってるよ!!」 商社マンは胸を張って若者に答えた。 「どんな夢なんだい?」 若者は目を輝かせて聞いた。 「うん、60歳を過ぎて、南の島の浜辺で一日中寝転がって居れたら幸せだろうなあ~ってね」 商社マンの口元が緩み頬が紅潮した。 「はぁ?そんなことが夢なのか?」 失望したように若者が聞き返した。 「そうさ、でも俺みたいなサラリーマンには無理だと思うけどね。」 また遠くを見つめるような目になった。 「そんなことないさ・・・、だってあなたの前に居る私はまだ20歳なのに、既に南の島の浜辺で毎日寝転がってるじゃない。」 「・・・・・」 「・・・・・」 二人は最初と同じく、遠くの海を眺めたまま、潮の音と香りを感じていた。
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2005 03 03 [22. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック
みなさん、こんにちは、「愛ルケ」岡本です(読んでないけど)。
でも、ドラッカーの「私の履歴書」はメチャおもしろかったっす。2~3カ月続けていただいてもよかったのですが。
さて、スカイマーク・エアラインズの飛行機に乗って、TOTOの小倉工場を見学に行って、度肝を抜かれました。今日はそのお話をしましょう。
軽い気持ちで「工場見せていただけませんか?」とお願いしたんです。そしたら技術部長さんにスタンバっていただいて、じきじきにご説明を伺ったのですが、そのハイテクたるや、たいへんなもんですよ。
陶器ですから、焼くと体積が14%縮小するわけです。それも均等に縮小するのではなくて、重力に沿って微妙なそりがないと、縮んだらおかしなことになるわけです。それを見越して型を作っているそうです。これは経験によって蓄積されたものすごいノウハウです。参入障壁にすらなっています。
最近は「トルネード洗浄」といって、水が便器を一巡することで洗浄の効率を上げ、節水する便器がありますよね。
従来型の便器は、便器フチの水出し穴から洗浄水を出していたので、その穴の間の部分は洗浄しないわけです。そこに雑菌が繁殖して臭いの元になるのですが、トルネードだと吐水口は一カ所ですからこの問題が解消されます。そして、この複雑な水流を東工大のスーパーコンピューターをつかって解析したり、トヨタとホンダとTOTOしか持っていないという産業用CTで便器の中を1ミリ単位でスキャンしたりして品質改善を追及してるそうです。想像していたのとかけ離れたすごいハイテクに圧倒されました。
たとえば「おつり」って来るじゃないですか。あれって、単なる一次的な反作用ではないんだそうです(お食事中の方のために、表現をぼかしてお届けしています)。じゃなくて、高速カメラで撮影してみると、第1次爆撃をしたあとに、中に溜まっている水が押し上げられて「おつり」になるんです。だから溜まっている水の形状を工夫することで「おつり」を少なくすることができるのです。そうした計算に最新のコンピュータ技術がつぎ込まれています。
工場の中は、そんなに新しい建物でもないのですが、これがまたもころかしこもピカピカに磨き上げられて、見事に整理されているんですよ。塗装やガラス繊維吹き付けなどの工程は見事にロボット化されてますし、検品や身障者用便器など特殊品製造などの人手がかかるところは熟練の技を織り交ぜています。いま京都で御苑の中に迎賓館を建て替えているのですが、ここに収める便器などは、「数寄屋大工や左官の技法、日本庭園の造園技術など、我が国で昔から培われてきた伝統的な技能を活用する」というポリシーの下、大昔の職人芸で作っているのだそうです。
この工場は最近、TPMワールドクラス賞というのを受賞したのだそうですが、これは世界で6社しかもらっていない名誉ある賞なんだそうです。そんな自慢の工場だったんですね。広報の人は「んー、ご覧になったらどーでしょうか」レベルだったのですが、やられました。恐れ入りました。
それで、住宅機器というのは、みんな20年に一度くらいしか買い換えないものです。だからショールームに行くと結構楽しめますよ。便器から音は出るわ、香りは出るわ脱臭はするわ、暖房はするわ、人が近づいたら自動でふたが開くわ、勝手に洗浄するわ、至れり尽せりですよねえ。
同社が2月に出したバカ売れ商品で、あんまり売れているので欠品させないために必死で増産している「ネオレスト」という商品があるのですが、これなんかすごいですよ。フチがないので、ぜんぶ磨けるわけです。だから雑菌が繁殖しなくて臭いがしないと。便器もどんどん進化しますよね。恐るべし。
TOTOはノリタケを作った森村市左衛門が1917年、東洋陶器株式会社としてこの場所に作ったのだそうです。当時は便器なんかない時代です。そのころ「日本にも衛生陶器が必要とされる時代が来る」と言って、釜を焼くのに必要な石炭が産出される北九州に創業したとか。その心は、アメリカへの輸出は名古屋のほうからすればよい。東洋陶器のほうはアジア市場を見据えようということだったのだそうです。
めちゃくちゃスケールのでかい話です。そして80年以上前の創業者の志は、今花開いています。TOTOは世界中に、なんと年間1200万個も衛生陶器を供給してるんだそうです。すごい数ですよね。インドネシアや北京などに続いて、現在ハノイの近郊に巨大工場を作っていて、ここからアジアへさらに多くの供給を計画しているそうです。
スカイマーク・エアーを飛ばした澤田さんもそうですが、経営者の志が世の中を変えていきますよね。新しいものを作る壮大な気宇、すばらしいことだと思います。
2005 03 03 [21. 週刊!岡本編集長] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。昨日論じた「国民総背番号制」に関しては、「■■代官山 ・・・ ブログ&ブログ■■」さんが主張するように、「国民背番号制の利点や問題点を中学生にもわかる言葉と表現で、国が示すのが第一段階ではないでしょうか! これなしでは正確な議論ができません」というとおりなのですが、その利点や問題点というものも時代の変化に応じて変遷しているような感じがします。
例えば最近では、おそらく10年前とは異なり、「利点」として、「近年、凶悪な事件が連続して起こっており何か悲しい状態になっています。そして、もし国民総背番号制と登録制度があったら、犯罪に対して抑止効果があるのでは、と思わざるを得ません。以前、在日外国人に対して指紋押捺義務があり、これに対して反対運動がありました。しかし、国民総背番号と、偽造防止として生体認証情報を入れたらどうなるか。パスポートに対してこの情報を入れていこうとする動きがテロ対策としてあるため、逆にこの手の情報を拒むこと自体が反社会的行為、ということになると思うのです」(by「fareaster」さん)という意見がでてくるようになっています。
これには、時代の変化を感じざるを得ません。
個人的には「管理されたいから・・・」という発想は嫌いなのですが、ある程度の管理は現実問題として致し方ないという冷めた考え方も持たざるを得ません。もっとも、日本以上に「管理される」ことに対して神経質な米国に在住している「ジンちゃんの きまぐれ Blog」さんが実体験を踏まえた上で、以下のように述べているように、「背番号」自体よりも、「背番号の管理方法」に問題があるようにも感じます。
私はアメリカに住んで2年ですが・・・Social Security Number(SSN)を持っています。SSN のカードは、ただの紙切れで何の威厳もないのですが、アメリカで生活するときはこの SSN が極めて重要になるのですね。電話を開通するにしても、運転免許証を取るにしても、この SSN がないと話が前に進まないというほど重要なのです。でも、これは「Social Security Number」という名前の通り、社会保障番号なのですね。私は、日本でもこのような「国民総背番号制」は絶対に必要であると思っています。でも、今の日本を見ていると、「国民全員に背番号を振る」という事実より、その管理の方法に問題を感じている人が多いように思いますね。
そうだとすれば、まずは、「隗より始めよ」という説得が良いのかもしれません。ひょっとしたら、「ヤースのへんしん」さんが主張している以下の提言が、意外にも近道だったりするかも・・・と思うのは、私だけでしょうか。
まずは、公務員だけ先に背番号を付けて見たらどうでしょうか? 保険証も免許証、ETC、定期券、クレジットカード、各種メンバーカードなどを一元的にオンラインで管理するわけです。東京に出張してるはずなのに、大阪の居酒屋でカードを使い、定期券で家まで電車で帰ってるとか、残業してるはずなのに役所の最寄の駅から5時15分に電車に乗ってるとか。「カラ出張」もできなくなるし、「カラ残業」もできなくなる。公務員の事件では、個人が特定できずにうやむやにされることが多いわけですから、背番号はいいかもしれませんよね。 国が導入したいなら、まずは公務員だけ3年ほど導入してみたらどう? 国民から給料を貰ってるんだから、国民を代表してやってみればいいんじゃない。
2005 03 02 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
日本への外国人観光客(インバウンド観光客)の数は、日本人海外旅行客の約三分の一に過ぎず、世界的にも31位と非常に低い順位に甘んじている。この、国内総生産(GNP)に比してまだまだ小さいインバウンド観光の潜在力に目を向け、政府は、2007年までに外国人観光客数を現在の倍に増やし、15万人以上の雇用を創出して「観光立国」を果たそうともくろんでいる。(慶応大学教授 中条 潮)
この方向性にはさほど異論はない。しかし、その促進策は、郷土観光の振興とか親善観光大使の派遣といった現行施策もさることながら、国自体の活力を高める施策に重点が置かれるべきである。
意外なことに、国を問わず外国人観光客が高い関心をもつ日本の観光資源の1-3位は、「ファッション」、「ショッピング」、「大都市」といった「現代日本」であり、伝統遺産への興味は低い。
特に今後のインバウンド振興のターゲットとなるべき東アジアについては、その若年層が抱き始めている「カッコイイ日本」のイメージは、ポップ・シンガー、アニメ・キャラクター、ゲームなどが代表する現代日本であって、神社仏閣や郷土芸能では決してない。
言うまでもなく、現代的魅力を生み出すのは国自体の活力である。活力をうしなえば、これまでの経済成長で作り上げてきた「カッコイイ日本」というイメージの継続は不可能となる。
したがって、活力を損なう障壁をとりはずすことこそ、観光立国を成功させる秘訣である。具体的には、第一に、「閉ざされた日本」をオープン化すること、すなわち、ヒト、モノ、カネの流入を積極的に認めることである。
これらの障壁の除去は、日本のインバウンド観光がふるわない理由としてしばしばあげられる「低い外国語能力」、「厳しい外国人流入規制」、「高物価」といったマイナス面を結果的に是正するうえでも効果がある。
国が開かれていなければ、外国語の能力向上の必要性も機会も、外国人受け入れのホスピタリティも育たない。外国人が自由に流入できなければ、観光客も居住外国人の親族・友人の来日数も抑制される。日本の高物価も、労働力オープン化の後れと、輸入規制および国内における規制緩和と競争促進の後れがあいまって、日本経済の効率化・活性化が阻害された結果である。
付言すれば、外国人労働力の自由な流入が犯罪の増加をもたらすという批判は、有意な統計的考察に基づくものではない。
第二に、観光政策の重点は大都市に置かれるべきである。現代的魅力は大都市において発生する魅力であるし、国の活力の源は大都市だからである。地方自治体の多くは年間数千万から数億円をソウルへの航空路線に補助しているが、そのような対策より、大都市の社会資本整備と環境改善に重点を置くほうが観光政策上も公共政策上も効率的である。
地方は、補助金に頼らず、観光事業者と地域間の競争促進によって価格低下と需要獲得を図らねば、公共事業と同様の憂き目をみる結果となろう。
観光立国とは、すなわち、日本立国であることが理解されるべきである。
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中条 潮 (ちゅうじょう うしお)
慶応大学商学研究課博士課程修了、慶大商学部助教授を経て1992年より教授。公共問題・社会問題を経済学の視点から研究。米「TIME」誌で、"Deregulation Warrior"(改革派の勇士)と紹介され、みずからもスカイマーク航空の設立に参加した規制改革論者。著書に『規制破壊』(東洋経済新報社)ほか。
(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に2月21日に掲載したものです
2005 03 02 [14. フィナンシャルi ] | 固定リンク | トラックバック
さる2月16日、地球温暖化の防止に向けて1997年に制定された京都議定書が発効した。08年~12年の5年間で、EUでは90年比8%のCO2削減が求められており、米国は7%、日本は6%の削減を約束した。
この枠組みは、アナン国連事務総長が「地球の脅威と闘う歴史的一歩」と評したように、人類史上本当に画期的な国際合意である。
なぜなら、地球温暖化は科学的に予見されているとはいえ、まだ影も形もみえないリスクだからだ。百年先の地球を見通し、大気中の温暖化ガスの濃度を産業革命以前の2倍程度で何とか食い止めるために、先進国が率先して、現実の利益や利便を犠牲にするというのだから、人類もなかなかに大したものである。
もっとも、京都議定書の後が見苦しかった。温暖化ガス排出量で世界一の米国は、世界第二位の中国が参加していないことや産業界の強い反対を理由に議定書不支持を打ち出したから大騒ぎ。その混乱に乗じて、わが国でも「やる意味があるのか」などとスッタモンダしたが、昨年末にロシアが批准して、なんとか発効にこぎつけた。
それにしても、一人当たり世界平均五倍の温暖化ガスを排出しておきながら、「俺の次に多い奴が参加しないなら意味がない」と言い切る米国が、他の案件になった途端に、他国に対して偉そうに正義や公正を説くのだから、相当の鉄面皮である。8年前には米上院が「経済に影響を及ぼすいかなる温暖化対策も拒否する」という決議案を95対0で可決したお国柄だ。
もっとも、米国に似た鉄面皮はどこにでもいる。例えば、霞が関の官庁だ。
財政再建が至上命題なのは分かっているのに、「おれの次に無駄遣いしているヤツが倹約していないのだから、予算削減には意味がない」と開き直る。「わが省に影響を及ぼすいかなる予算削減案も拒否する」と言い張って憚らない。
日本の財政問題は、地球温暖化に似ている。財政赤字が修復不能なほど膨張していくことは、経済学的に予見されているとはいえ、まだ影も形もみえていないリスクだからだ。現在のところ、本来敏感なはずの国債金利というインディケーターには不吉な兆しがみられていない。
十年先の日本経済を見通し、経済規模に対する財政赤字の比率をバブル期以前の水準で何とか食い止めるために、各官庁が率先して、現実の利益や利便を犠牲にするということはできないのだろうか。それができれば、霞が関の官僚たちもなかなかに大したものだと見直されるだろう。
もっとも、地球温暖化の件はともかくとして、米国の鉄面皮には学ぶところがある。単に「ノー」と言うのではなく、「中国が参加しないのはアンフェアだ」と指摘しつつも、「わが国は環境に対する意識が高いので、独自の削減案を検討している」として前向きの姿勢をチラつかせて、自然と中国が悪玉になるように仕掛けている。
この米国に倣って、各省庁に、他省庁の予算を批判させながら、独自の予算削減案を策定させてみてはどうか。そうすれば、ひょっとすると、「財政破綻の脅威と闘う歴史的一歩」を踏み出せることにつながっていくのかもしれない。
(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に2月28日に掲載したものです。
2005 03 01 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック















