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2005.03.11
[ゴーログ]放送による報道とはフィクションである!
皆さん、こんにちは。木村剛です。「404 Blog Not Found」さんがテレビ番組のVTR取材に応じられたそうです。「TV朝日の『サンデースクランブル』のVTR収録のrequestが来た。微妙な時期でもあり、最初はお断りしようかとも考えたが、逆に質問しておきたいこともあり、また主張したいこともあったのでrequestに応じることにした。収録は土曜日に行なわれ、日曜日に放映された。収録は当初予定の30分から15分ほどオーバーした。放映されたのは60秒弱だろうか。 収録は終止和やかな雰囲気の中行なわれ、対応も大変に丁寧であり、悪意のある質問などはなかった」とのこと。
ただ、その結果放送されたものは、と言うと、決して、「404 Blog Not Found」さんが完全に納得できるものでもなかったようです。
にも拘らず、最終的に放映された部分を見ると、やはり番組制作側にとって都合のよい部分のみを抜き出して使っていた。明らかに「もしニッポン放送がライブドアによって買収された場合、人事は過酷になるのでは」という番組の「隠れた主張」を補強するのに都合がいい部分が放映されていた。 私はそのことを責めるつもりは全くない。45分のinterviewを30分の番組で流すのは不可能である。物理法則による制約を人のせいにするのは間違っている。そしてその物理法則こそが、放送が「公の器」としては小さすぎることの 最大の証明なのである。チャンネルは1局に1つしかなく、一日は86400秒しかない。これだけ小さな器に公として必要なものを全て詰め込むのは不可能だ。そしてそれを人間が編集する以上、そこに主観が入る余地は避けられない。 放送による報道とは、実は編集者という作者が「ノンフィクション」という素材を「コラージュ」して作った「フィクション」であるといったら言い過ぎであろうか?
じつは、私自身は、VTR取材はお断りするというポリシーを堅持しています。というのは、TV局サイドには「こういうストーリーで番組を作りたい」という意図があるので、こちらの考えなど関係なく、彼らのストーリーにはまるところだけ都合よく編集されて使われてしまうからです。
実際問題として、前後の部分をカットされて、文脈の一部だけを使われるとかなりミスリーディングなコメントとなってしまいがちです。私もTVに慣れない頃は、VTR取材に応じた結果、何度も何度も嫌な思いをしたものです。
したがって、TVに出演するのであれば、生放送というのが大原則です。
しかも、生放送だったら良いということでもありません。そのときの編成方針や司会者と出演相手、さらにはその番組内の流れなどをしっかり見ておきませんと、知らない間にハメラレテイルということだってよくあるわけです(話題になった、この間のTV朝日サンデープロジェクトの「ホリエモンvs堀紘一」はその匂いがプンプンしていました・・・)。
特にTVというメディアは強烈な印象を与える媒体なので、よほど気をつけていないと簡単に使い捨てにされてしまいます。番組制作者からみると、所詮、出演者など「闘鶏場のチャボ」なんですから、その自覚がないと本当に「チャボ」として、番組上、殺されてしまいます。
私は、そういう経験を少なからず体験していますから、TVや新聞というメディアに属している方々が「公正な報道」などという建前論を振り翳すたびに「だったら、本当に公正な報道とやらをしてみろよ!」と鼻白む思いがします。ゴーログ「ブログに文句つける前にマスコミの方を矯正してほしい」(2004年11月1日)や「ブログはマスコミに報いる庶民の一矢だ!」(2004年11月2日)などで展開した私のマスコミ論は、そういう現実を踏まえた上で展開されておりますので、皮相的に読まれた方には多少分かりにくいところがあったかもしれません。
もっとも私は、現状のブログ文化のままで、現在の強力なメディア陣営に対抗できる勢力になれるとも思っていません。現在のような無秩序のままでは、リアルワールドの市民権を獲得できるステータスにはいたらないと感じるからです。「404 Blog Not Found」さんが、「だからといってInternetの方が客観的だというつもりはない。事実blogや掲示板はむき出しの主観の集まりである。しかし人間の営みに完全な客観はありえない。結局主観と主観がぶつかりあうのであれば、編集という名の検閲が入らないInternetの方が『まだまし』なのではないだろうか?」と述べていますが、私も似たような評価です。
しかし、TVや新聞という現行メディアは、虚構であっても「客観性」を身に纏っており、ブログは仮に「真実」であったとしても「客観性」を身に纏っていません。この距離感を縮めるためには、ブログが市民権を得るところまで世の中が変化しなければ、結局のところ「負け犬の遠吠え」に終わってしまうのではないか、という懸念を払底できません・・・ これが私の杞憂であることを望みます。
2005 03 11 [08. メディア/広告の将来を占う] | 固定リンク
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404 Blog Not Found - 小さすぎる「公の器」放送による報道とは、実は編集者という作者が「ノンフィクション」という素材を「コラージュ」して作った「フィクション」であるといったら言い過ぎであろうか?
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受信 2005/04/22 23:59:46
» 報道は「フィクション」であるという話 [Dazed Days Bootleg から]
自分で散々取り上げておきながら、超有名どころで出ていたのを見逃すとは。迂闊であったぞ。 放送による報道とは、実は編集者という作者が「ノンフィクション」という素材を「コラージュ」して作った「フィクション」であるといったら言い過ぎであろうか? 404 Blog Not Fo..... 続きを読む
受信 2005/04/25 23:14:33















