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2005.04.02

[本のソムリエ] 「債権流動化の法務と実務」

050321今週の丸善丸の内本店 壹岐直也副店長がお薦めする本です。


債権流動化の法務と実務
みずほ信託銀行 編・5,250円(税込)
4322106307 C2032


 「流動化」は当初、資金調達手段の多様化、調達コストの低減、財務リストラといった観点から取り組まれることが多かったが、流動化の対象資産やスキームへの参加者が多様化するにつれ、最近では新たな金融仲介ツールとして期待されるなど、急速な発展を遂げている。その一方で法制も整えられてきた。
 本書は、総論として流動化一般について、各論としてさまざまな債権の流動化にかかる実務・スキームについて、その背景にある法律問題もふまえながら解説をする、債権流動化についてのいわば定本である。本書のオビには「業界第1位の流動化ノウハウが満載」とある。
 みずほ信託銀行は金銭債権等の流動化にかかる受託残高がトップなのだそうだ(同行ディスクロージャー誌)。そう思って今一度本書をみると、スキームの組成にあたってみずほ信託銀行が意図し、苦慮していることが行間から思い描かれる。
 そして、こうした実務書を刊行することへの自信と若干の不安が垣間見える。まさにノウハウが満載である。流動化に携わることになったら、また、流動化に興味をもったら初めに手にとるとよい、そうすれば本質もわかる、そんな一冊である。


(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に3月21日に掲載したものです。

2005 04 02 [12. 本のソムリエ] | 固定リンク

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