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2005.04.07

[週刊!岡本編集長] なぜいつもバスはつながって走っているのか

 みなさんこんにちは、春眠暁をちっとも覚えない岡本呻也です。
 私は都営バスで通勤しています。都営バスのマスコットは「みんくる」というキャラクターです。結構かわいくて、私は好きです。都営バスは座席が「みんくる」模様になっています。この前京都に行ったら、京都の市営バスは座席の模様が「牛車」でした。これでは遅くていつまでたっても着きそうにありませんね。

 ところで、「みんくる」は好きな私ですが、どうしてもバスについて気に入らないことがあります。それはバスがいつも2台連なって走っているということです。これって全くの無駄ですよね。しかもみなさんご存じの通り、前の車両は満員で運行しているのに、後ろの車両はガラガラでみんな座っているという状態です。これって何なんでしょうか。

 数学が得意な友達にきいてみると、これはどうやら必然的にそうなってしまうらしいんですね。
 つまり、路線の中を走っているバスが正確に時間通りに運行されていれば、このようにバスがつながってしまうことはないのですが、少しでも遅れるバスがあるとバス停でバスを待つお客さんがたまってしまい、その人たちを乗せている間に後ろのバスが近づいてきてしまうわけです。一度遅れたバスは、どんどん遅れてしまうために、結局後ろのバスとつながって走ることになってしまいます。「ゆらぎ」が起きると、それが広がって無秩序を作ってしまうわけです。
 路線が長ければ長いほど、バスが終点に近ければ近いほど、こうしたことは起こりやすいのではないでしょうか。

 なるほどねー、目からウロコです。こういうふうにならないようにするためには、後続のバスが止まって時間待ちをすればよいのだそうです(前の遅れたバスが満員なのは直りませんが)。
 それで思ったのですが、これと同じようなことは超高層ビルのエレベーターでも起きているのではないでしょうか。私はマンションの38階に住んでいて、降りる人が多くて混み合う朝の時間でも、誰も乗ってこずに1階まで真っすぐ降りられるときもあるのですが、誰かが途中で乗ってくると他の階でも乗り合わせてくる人が増えて、エレベーターが満員になってしまいます。

 考えてみるとこうしたことは、バスやエレベーターだけではなく、資産運用や職業選択など、空間や時間を超えて社会生活のいろんなところで起きているのかもしれませんね。

2005 04 07 [21. 週刊!岡本編集長] | 固定リンク

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