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5月24日、西武鉄道は臨時株主総会を開催し、みずほコーポレート銀行出身の後藤高志と国土交通省出身の平野直樹を取締役に選任した。総会後の取締役会で、後藤は社長、平野は会長に就任している。要するに、債権者代表と監督官庁代表が今後の西武グループの帰趨を決することになる。
もっとも、再建のための施策はすでに固まっているという見方が強い。後藤新社長が深く関わってきた西武グループ改革委員会の再建案(改革委案)に親会社コクドの筆頭株主である堤義明氏が同意しているといわれているからだ。
改革委案では、コクドを分割し、切り離したレジャー事業をプリンスホテルなどと西武鉄道に合併。国内一六〇ヶ所のホテル・レジャー事業の二五%を売却もしくは撤退する。さらに、二〇〇〇億円の増資によってオーナーの持ち分を薄めることにより、影響力を排除する内容となっている。
しかし、この再建策が評価されているかといえば、かなり悩ましい。債権者である銀行のための再建策という色彩が強いからだ。
だからこそ、村上世彰M&Aコンサルティング代表が、上場廃止直前の時価四八五円の二倍を超える一〇〇〇円以上で公開買い付けすることを提案したとき、総会会場の株主から拍手がわき起こったのだろう。それ以上の金額で打診した先もあると噂されている。
そのためか、西武鉄道サイドからは「改革委案はたたき台にすぎない」という発言が繰り返されており、村上提案についても排除しない格好となっている。
未成熟なわが国の論壇では未だに「会社は誰のものか」という神学論争が続いており、決着する兆しは見えていないが、少なくとも法律上「会社は株主のものである」ということは明々白々の事実である。
そろそろ、わが国も「会社は誰のものか」という不毛な議論から卒業して、株主のものであることを前提としつつ、「会社が遵守すべきルールは何か」というより重要なテーマを深く堀り下げるなのではないか。
わが国では、その基本中の基本のところが世の中の常識として共有されていないから、議論がとかく感情的になって変な方向に流れがちだ。
法律上「会社が株主のものである」以上、経営者が株主の意見に耳を傾けなければならないことは当たり前。また、株主の関心が、ほとんどの場合、株式の価値にあることも事実であり、したがって、経営者であれば、株式価値の増大に心を砕くことは「いろはのい」にあたる。
西武鉄道の株主ならば、その株式価値を最大にすることに高い興味を持つことは当たり前であるし、問題含みのコクドと合併させることに抵抗感を持つことも当然だろう。
そのためには、コクドと合併することが西武鉄道の株主にとって最善であることを示す「ルール」が必要になる。議論すべきは、この「ルール」の方なのだ。
後藤新社長が抱える宿題はかなりの難問だ。「株主のもの」である会社を再建するために、株主だけでなく債権者を同時に納得させる「ルール」を意識しなければならない。これまで幾多の難局を見事に乗り切ってきた後藤新社長の手腕に期待したい。
(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に5月30日に掲載したものです。
2005 05 31 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。国土交通省発注の鋼鉄製橋梁工事をめぐる談合事件で、5月26日に東京高検が独占禁止法違反容疑で大手メーカー11社の営業担当幹部計14人を逮捕しました。逮捕者は、告発された幹事8社のほか、談合への関与の度合いが強いとして三菱重工業など幹事以外の3社も含まれました。年間約3500億円の市場規模にのぼる国内最大の談合事件です。この事件に関連して、「彰の介の証言」さんが鋭いツッコミを入れています。
税金にたかる悪徳企業にメスが入ってめでたしめでたしという話ですが、この逮捕された方々の肩書きを見てください。ほとんどが、各社営業部の部長さんやら、次長さんやらばっかりです。まあ、世間的には管理職であられる方ばかりではありますが、要するに「談合の現場」で話し合ってたメンバーが逮捕されたわけで、社長だ会長だという社の代表の方々が逮捕されるわけじゃないんですね。 もちろん今後、捜査が進んで社の代表者が逮捕されるかもしれませんが、談合という性格上、社長が知らないはずはありません。でも、いざ逮捕となれば、簡単にしょっ引かれるのはまず「現場」であって、社長がとっ捕まるというのは相当に証拠を積み上げないとなされないんでしょう。いやいや、逆に談合というものが当たり前の日常業務で、いちいち社長が営業部に対して指示を出すまでもないくらいルーチン化していたとしたら、社長逮捕にはならないのかもしれません。法的に社長の責任??って一体どうなってるんでしょうか。
確かに、そうですね。結局、捕まるのは、「現場」の中間管理職ばかり、というケースは枚挙に暇がありません。だからこそ、過去の事例に学ぶことなく、同じような事件が頻発するのかもしれませんね。「彰の介の証言」さんは、自らの職業に照らして、同じような事例を紹介してくれました。
私は職業柄やぶ医者をやっていますが、我々の世界でも以前こんなことがありました。慈恵医大青戸病院で、腹腔鏡による手術を行った泌尿器科医師3人が、患者を死なせたとして逮捕されました。この3人ともに腹腔鏡手術に習熟しておらず(学会規定の手術資格なし)、当時社会問題となりました。私は別にこの3人をかばおうとは思いませんし、逮捕もやむなしと考えます。 しかしよくわからないのは、この泌尿器科の代表者たる泌尿器科部長が・・・逮捕されなかったということです。この泌尿器科部長がこの手術に頑強に反対し、それを押し切って彼らが勝手に手術を施行したというのであればわかりますが、そんなことはもちろんなかったでしょう。いやむしろ、・・・普段から手術にはタッチせず、「現場」たるその手術に立ち会わなかったからこそ、逮捕の難にはあわなかったわけで、熱心にope室に足を運び、手術に口を挟んでいたらアウトだったに違いありません。 はっきりいって、責任者は、普段から責任を果さない方が責任を取らずに済む・・・ということでしょうか。なんだかんだいって、責任を取らされるのは「現場」です。まあ、現場に身を置く私としては、責任者の無責任ぶりは無視して、自分に課せられた責任を淡々とこなすしかありませんが・・・
なるほど、君子危うきに近寄らずですか・・・。現場に立ち寄りさえしなければ、責任をとらなくていいというのは、どうなんでしょうかねぇ・・・。なかなかに、日本という国の「会社」という世界は難しいようです。
2005 05 30 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
5月お題:「メモリーカード、今後の行方は?」
今月のお題はメモリーカードですが、その中でも最近ラインナップが多くて購入に悩むのがメモリースティックです。メモリースティック、メモリースティックDuo、メモリースティックPRO、メモリースティックPRO(ハイスピード)、メモリースティックPROデュオ、メモリースティックPROデュオ(ハイスピード)、メモリースティック(メモリーセレクト機能付)と、利用者としては「もうちょっと整理できないものですか?」といいたいところだったりします。
この続きは「木村剛のモノログ横丁~トラックバック井戸端会議」へ
2005 05 29 | 固定リンク
5月のお題「筋肉を鍛える健康モノ」へ
毎日の仕事のほとんどを パソコンでこなしておりますが 心配なのはやはり運動不足。以前のように会社員の時は 行きかえり2時間30分の通勤が適度な運動になっていたと思います。独立して 自宅をベースに仕事をしていると 1日中パソコンに向っていることが多くなり、3キロ太ったのです。同時に腹筋・背筋などの筋肉の衰えが気になります。
この続きは「木村剛のモノログ横丁~トラックバック井戸端会議 」へ
2005 05 29 | 固定リンク
5月お題:「皆さん、ワインで失敗したこと、なんかあります?」
Urara de Buuさんからトラックバックいただきましたです。「失敗を語るほど戦歴はありません、がしかし」と続きますが、コルクの栓を見て銘柄を当てる・・・のはかなり難しいっすねえ。染み具合でヴィンテーは推測できることはありますが、基本は「香り」かなあ。
そうそう、思い出しました。
この続きは「木村剛のモノログ横丁~トラックバック井戸端会議 」へ
2005 05 29 | 固定リンク
今週の丸善丸の内本店 壹岐直也副店長がお薦めする本です。
『21世紀の消費者信用市場 ~公正、透明かつ競争的な市場を求めて~』
英国貿易産業省著 江夏健一・坂野友昭監訳
2,520円(税込) 東洋経済新報社刊
かつては銀行と消費者信用(クレジット)は別のジャンルの金融機関でした。
しかし最近のテレビCMにも見られるように、大手銀行も積極的に消費者信用の分野に進出し、その垣根がなくなりつつあります。過剰債務や自己破産の問題は再燃しないのか、懸念されるところです。
問題は日本独自のものではないようです。イギリスでも最近の30年間で消費者信用市場はヨーロッパ最大規模に拡大し経済の発展に貢献していますが、一方で、極めて高い金利を要求する違法な貸付業者(ローンシャーク)が社会問題になり、それらを撲滅させる施策が進められているとのことです。
本書ではその方向がまとめられています。消費者に適切な保護を提供する一方で、市場にイノベーションと競争を促進するための制度が提案されています。
銀行、消費者金融を問わず、また証券、クレジット業界などの「個人向けローン」に関係する幅広い金融業界の関係者の方々にとって、業務の方向が示された最新の知識を仕入れることができる1冊です。
(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に5月23日に掲載したものです。
2005 05 28 [12. 本のソムリエ] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「プログレッシブな日々」さんによると、「総務省は17日、日記のように書き込むだけでインターネットに手軽に情報を掲載できる『ブログ』の利用者が、04年度末で延べ約335万人、閲覧者は約1651万人にのぼったとの推計を発表した」ようです。そうなんですかぁ~。多いんでしょうか、それとも、少ないんでしょうか。延べの閲覧者が1651万人というのは、推計の仕方にもよりますが、なんか思ったよりも少ないねぇという感じですね。
「プログレッシブな日々」さんは、「ブログを知って約2年、自分で始めて10ヶ月。ま、基本的には面白がっているわけですが、そこはかとなく世知辛い空気も流れているようで」と現状に警告を発しています。
欧米ではブログで解雇なんていう騒ぎもあったようだし、このところ国内のあちこちのブログでは「匿名ブログの是非」なんかも論じられており、ブログ社会(っていうのかな?)も実社会同様の住み難さもなきにしもあらず。ていうか、どっちでもいいじゃん、です。 個人的には別に実名でもいいような気はしますが、ブログと実社会をつなげる意義をまったく見いだせず、匿名の意義はいくつかあるので、そうしているだけ。それぞれがそれぞれの考えでブログすればいい。ゆるゆるとルールも形成されてくるでしょう。リアルの人間社会がそうしてきたように。その部分であまり性急に事を運んでしまうと、余り良いことはない気がします。
そうですねぇ。「あまり性急に事を運んでしまうと、余り良いことはない気がします」というのは同感なのですが、このままだとそうなっちゃうような予感がしないではないですねぇ。ブログの世界のほうで何か自律的な抑止力がでてこないと、匿名完全排除論が優勢になってしまうような危機感を覚えます。この点に関しては、「すちゃらかな日常 松岡美樹」さんが「世間体が抑止力になる」と説いています。
私は実名でブログを書いているが、これを読んでいるのは別に知人だけじゃない。ふだん仕事でおつきあいのあるメディア関係の方々や取材先、その他もろもろの人も目にしている。私が知らないだけで、思わぬ人が読んでいる可能性もある。 なんせ実名ブログだから、Googleで何かの検索中にたまたまココを見つけたとしても、「あっ、これ松岡さんじゃん」とすぐわかっちゃう。この状態でヘンなこと、まちがったことを書けば、「松岡さんて、こんな人だったのね」とたちまち白い目で見られてしまう。 「あんな人に原稿を依頼するのはやめよう」(非常にコワイ言葉だ。両手が震えてきたぞ)などと信用をなくしたら一巻の終わりだ。つまりひとことでいえば、これは「世間体」なのである。 別に私に限った話じゃない。たとえばAさんがいつも使っているHNで、どこかのサイトに罵詈雑言を書いたとしよう。その「どこか」はAさんの巡回先である可能性が高い。 すると似たようなサイトを巡回しているAさんのネット上の知り合いが、それを目にする可能性は高い。「Aさんて、電波だったのね」。そんなふうに思われ、友人をなくしてしまう。つまりネット上における世間体が歯止めになるわけだ。 だれにでも覚えがあるだろう。何かがきっかけですっかりキレまくり、ブログのコメント欄や掲示板にハチャメチャなことを書き込んだ。で、「送信する」ボタンを押しかけた瞬間、思いとどまったことが。 そのときあなたの頭によぎったものは何か?・・・「人に見られるから」であるはずだ。たとえ実名に紐付けられてなくても、いつも使っているHNはネット上で実名と同じ機能を果たす。趣味などを通じてAさんが築いたコミュニティとAさんは、HNで結び付けられている。 罵詈雑言を書いたせいでHNが穢れてしまえば、Aさんはかけがえのない自分のコミュニティを失う危険性がある。これはリッパに抑止力になるだろう。 「世間体を気にする」といえば、なんだか形だけの体裁にこだわる形式主義みたいで評判がよくない。だが実はもっと深い意味がある。世間を考えれば人は行動を律するようになる。他人に迷惑はかけないし、いい評価を得ようと努力もする。 つまり「世間体を気にする」とは相手を思いやることであり、「こんなことを書いたら本人は傷つくかな?」とイメージすることだ。また人のために何かをし、尊敬されることでもある。人間が社会的な生き物である限り、自分の姿の映し絵である「世間様」はどこまでもついてくる。・・・そしていま、ネット界を律しているのが、ネットワークという名の「世間」なのである。
さあ、どうなんでしょう。世間体は本当に抑止力になりえるのでしょうか? どうも小倉弁護士やドクター苫米地氏からはクレームが来そうですね。皆さんのご意見がいただければ幸いです。
2005 05 27 [01. ブログ万歳ココログ三昧] | 固定リンク | トラックバック
こんにちは。神部です。
忙しいことを言い訳にして、ついつい更新をサボってしまい、どうもすいません。
これ以上サボると木村さんに睨まれそうなので、一体何をしていたのか書きますと・・・
来月の6月11日(土)にフィナンシャルジャパン誌が主催する企業説明会「FJ1日が過ぎて気が付くともう深夜という状況が続いているのです。
で、この企業説明会なんですが、木村剛氏にも登場していただき、ミニ講演を行ってもらうほか、木村氏には参加する企業の社長さんと対談してもらって、いわゆる会社説明会とは違ったイベントにしたいと思っております。会場は茅場町駅の近くにある「鉄鋼会館」です。説明会は午後1時にスタートします。
この準備が大変忙しかったのでーす。
詳しい内容はこちらです。参加申し込みが出来ます。無料です。
http://www.financialjapan.co.jp/forum/index.html
なお、今回プレゼンしてくださる企業は「住まいの主治医」をモットーに、新築分譲マンションなどの室内コーティングといったサービスを提供している「(株)アライブコミュニティ」http://www.alive-com.co.jp/と賃貸マンションのスペシャリストとして不動産の運用・事業化・投資などの様々な角度から、オーナー様の資産を活かすプランを提案している福岡の企業「(株)ディックスクロキ」http://www.dix-kuroki.co.jp/index_h.phpです。
イベントの最後にはちょっとしたプレゼントも用意してあります。ぜひ皆さん参加してみてください。
参加費用は無料ですし・・・よろしくお願いします。
ではまた。
2005 05 27 [17. 週刊!神部プロデューサー] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。5月18日のゴーログ「TBS盗用問題にみるマスコミの現状」にたくさんのトラックバックをいただきありがとうございました。「すちゃらかな日常 松岡美樹」さんは、フリーランスのアウトプットを自分のものにしながら、何か事件があると、フリーランスの責任にするというマスコミの構造問題を絶妙の筆致で批判したわけですが、それに関連して「Law Blog」さんは、「マスコミに限らず、責任の所在を明らかにしておくこと、責任を負うべき個人を明らかにしておくことは、必要だと思う。しかし、組織のエライ人の中には、卑怯な人間がいる」と指摘して憤っています。
本当は上の者の判断で行っているにもかかわらず、下の者の判断で行っていることにする。・・・何かあったときに自分に対して責任が及ぶのを避けたり、自分に対する批判を避けるために・・・例えば、プロ野球チームの選手起用について、実際にはオーナーが金儲け至上主義の考えから指示を出しているのに、批判をかわすために、監督の判断でやっているということにしたり。 一番許せないのは、組織の上部の者が責任を負うべき不正が発覚しそうなときに、予め「下の者の判断」という予防線を張った上で、ごまかし行為を行うことだ。以前、私が所属していたある組織で、課長クラスの人間が、「オレの判断でやっている」ということを必要以上に強調しながら、やばいことを繰り返すということがあった。 不正がばれた後で、下の人間のせいにして逃げるということが卑怯なのは、言うまでもない。しかし、それよりも遥かに卑劣なのは、予め下の者が責任を負うという予防線を張った上で、不正行為やごまかし行為を行うことである。
上司が果たすべき、最低限の役割は責任をとること――ただひとつだと思います。特に経営者であれば、あらゆることをする自由が与えられているわけですから、失敗したときに他人のせいにすることは許されません。失敗したときの理由はただひとつ――「経営者に能力がなかった」ということしかないんですね。
TBSの場合はどうなんでしょう。マスコミ以外の企業で不祥事が起こった場合は、必ず社長に対して「あなたは辞めないのか!」などと怒号を浴びせるのに、身内にはやさしいんですよねぇ。やっぱり、マスコミには憧れます・・・。
2005 05 26 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック
みなさんこんにちは。「太ったブタ」より、「太ったソクラテス」になりたい岡本呻也です。直立レッサーパンダでもいい。
ところで6月1日から、宋文洲さんが経営するソフトブレーンが、東証1部に昇格するそうです。おめでとうございます。
外国で生まれて、日本で成人した外国人が創業した会社として初めて1部上場の栄誉を勝ち取ったということなのだそうです。素晴らしいことですね。
宋文洲さんは、いわゆる「変な外国人」としての視点で、日本企業のおかしなところをズバズバと指摘する本も出版していて人気がありますが、とても理詰めで物事を考える人で、「業務の効率をどうすればもっと向上することができるか」を真剣に考えている人なんです。
その宋さんに、「では現代のマネージャーに求められていることの本質って何なんでしょうか。徹底的に追及してみませんか?」とご相談したところから始まったのが、FJ7月号の第一特集・宋文洲が聞いた「5つの智慧」~「上司」の極意です。
アサヒビール、クレディセゾン、パワードコム、昭和シェル石油、日本テレコムという、日本代表する論理派の経営者たちに対して、宋文洲さんに突撃インタビューをしていただきました。
なんせガチンコのインタビューですからね。さすがの宋さんも、「どのように話を聞くか」頭を絞ってインタビューに望みましたし、「今日は社長の本音が聞きたいんです」と前置きをして、どんなに話をはぐらかせされても食いついて、本質的な話を聞き出すことに成功しています。プロのインタビュアーよりもはるかに鋭いインタビュー能力をお持ちの方だと思いました。
そんなわけでこの特集、「いいマネージャーになりたい」と思っている人、マネージャーを使う立場にある人、どちらが読んでもとても役に立つ実用的な特集になっています。適当に大変をつなげただけの編集ではなく、トータルで見て意味のある深い内容の記事にすることができたと思います。ぜひご覧ください。
この特集が載っているFJ7月とあわせまして、宋文洲さんがこれまでに出版した4冊の本の共同のフェアを、東京都内十数カ所の書店と、全国主要都市の書店において展開しています。宋文洲さんご自身のお考えをつづった単行本の方も手にしていただければ幸いです。
【この特集の記事を立ち読みしたい方はこちらからどうぞ】
宋文洲が聞いた「5つの智慧」~「上司」の極意
http://www.financialjapan.co.jp/biz/biz_pickup/
2005 05 26 [21. 週刊!岡本編集長] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。3月末決算の企業では、そろそろ決算速報を公表するタイミングになってきました。タイミングよく「404 Blog Not Found」さんが「初夏一番」という替え歌を披露してくれています。
元歌は、私のような40代には懐かしい名曲、キャンディーズの「春一番」なんですね(ちなみに私は、ラン派ではなく、スー派でした)。
メロディーを覚えている人は、口ずさんでみてください。なかなかイケテいます。カネボウの上場廃止が決まったばかりだけに心にしみるものがありますねぇ。
それでは、ご紹介しましょう。「404 Blog Not Found」さんによる「初夏一番」です。
♪B/S P/L キャッシュフローが 流れて行きます ♪特別損失が恥ずかしげに顔をだします ♪もうすぐ 決算ですね ♪監査していませんか ♪密告(たれこみ)屋が 隠し帳簿を運んで来ました ♪東京地検の特捜部が 迎えに来ました ♪もうすぐ 監査ですね ♪粉飾していませんか ♪泣いてばかりいたって 社は解散ですから ♪ハローワークにでも 出かけませんか ♪もうすぐ クビですね ♪職を探しませんか
2005 05 25 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック
日本の大型連休の谷間にあたる5月6日に発表された米国の雇用統計は、米景気の基調が思いのほか底堅い様子を示した。4月の新規雇用者数は、市場予測の平均値であった18万人を大幅に上回る27.4万人の増加となった。そればかりか、2月や3月のデータも遡及して9.3万人上方修正された。確かに、シリコンサイクルの調整の影響で製造業の雇用は減少しているものの、全体として見れば米国経済は減速しつつも緩やかな拡大が続いている。(BNPパリバ証券会社 投資調査部長 チーフストラテジスト 島本 幸治)
ところが、米国の金融市場を見ると、景気実態とは裏腹に、先行き不安感が膨らんでいる。株価の低迷が続いている他、ヘッジファンドの破綻の噂が絶えない。
景気実態と金融市場がミスマッチを起こしているのは何故か。その背景を考える上では、米国の金融政策を振り返る必要がある。FRBは、2000年から始まったITバブル崩壊の影響を食い止めるために2001年に大幅な利下げを実施した。更に2004年の大統領選挙に向けて景気を刺激する目的もあり、複数年にわたり超金融緩和政策を継続した。
その結果、ドルの過剰流動性が金融市場に供給され、金融市場はリスク選好を強めた。ヘッジファンドが乱立し、特に2003年以降は、世界の株価や事業債、商品市況、REIT、高金利通貨など多くのリスク資産の価格が押上げられた。
その後FRBは、インフレが発生しバブルが膨張する事態を避けるべく、2004年後半から政策金利の中立化を進めている。もっとも、2004年後半は米国の「双子の赤字」問題が市場で脚光を浴びたこともあり、ドル安トレンドは継続した。それが2005年に入ってから、逆流を始めている。米国の金融引締めの累積的効果により、ドルの過剰流動性が収縮を始めたのだ。
その結果、2002年から3年間続いたドル安トレンドはドル高トレンドへと転じつつあり、また、株価など世界のリスク資産は一様に不安定化している。こうしたなか、ヘッジファンドのパフォーマンスも軒並み悪化している。
金融市場におけるリスク回避姿勢の強まりは、社債の価格下落などにも観測される。例えば、米国を象徴する大企業であるGMは、社債の格付けが投資不適格と評価され、市場に衝撃を与えた。ところが、GMの社債は価格が急落するなかで、株価は底堅く推移している。
現在、米国ではM&Aがブームとなっている。これまでバランスシートの改善を進めてきた米企業は、その余剰資金を増配や自社株買いで株主に還元し始めているばかりか、買収や合併などの資本戦略も積極的になっている。今次局面における金融市場の混乱は、短期的には企業のファイナンス環境を悪化させるものの、企業の再編などを通じて、中期的には企業の体質強化を促す可能性がある。
ドルの過剰流動性の収縮が、世界経済に与える影響を考える上で重要なのは、米国のマクロ景気そのものは底堅く、ドル相場が持ち直しているという事実である。世界経済はグローバライゼーションを背景とするディスインフレの状況にある。従って、よほどドルが急落でもしない限り、米国がスタグフレーションに至り世界恐慌に至る展開は想定し難い。
現在の金融市場の動揺は、必ずしも景気の先行き不透明感を示すものではない。寧ろ、ミクロの新陳代謝を促すメカニズムに目を向けるべきであろう。
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島本 幸治 (しまもとこうじ)
BNPパリバ証券会社 投資調査部長 チーフストラテジスト
1990年 東京大学 教養学部 基礎科学科(理論物理専攻)卒業後、日本興業銀行に入行
91年、同行 証券投資室調査班に配属。イールドカーブを中心とする国内金融市場の分析を担当、96年、同行 調査部経済調査班に配属。シニアエコノミストとして日本のマクロ経済調査を担当、2000年3月より現職
日本アナリスト協会検定会員、週刊エコノミスト 2004年(2004年10月)アナリスト・エコノミスト ランキング債券ストラテジストの部 第1位、日経公社債情報 2005年(2005年3月)債券アナリスト・エコノミスト ランキング 債券アナリストの部 第2位(2年連続)、著作に、「企業金融面から見た設備投資動向」(IBJ98年8月号)「過剰設備廃棄論への批判的検討」(IBJ99年7月号)「円高の影響に関する三つの誤解」(IBJ99年11月号)など
(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に5月16日に掲載したものです。
2005 05 25 [14. フィナンシャルi ] | 固定リンク | トラックバック
5月12日、東証はカネボウ株の上場廃止を決定した。東証は、五年間で二一五〇億円に上るカネボウの粉飾決算が虚偽記載に関する上場廃止基準に該当すると判断。あまりにも深刻な粉飾実態に鉄槌を下さざるを得なくなったようだ。
今回の東証の決断に対しては、様々な反論が寄せられている。中でも説得的と思われるのは、「自発的に粉飾を公表した正直者がペナルティを受けるのであれば、もはや隠し続けるしか選択肢はなくなる」という意見だ。
確かに、過去を深く反省すればするほど、重い罰則が待っているのであれば、見て見ぬふりをするのがそつのない「大人の対応」ということになる。経営者も見ない振りをし、監査法人も見ない振りをする。鶴島琢夫東証社長が「虚偽報告を見抜くのは能力的にも不可能と申し上げざるを得ない」と言えば言うほど、「だったら、見ていないことにしておきたい」という気持ちになるだろう。
特にカネボウの場合、徹底して過去の膿を出していく過程で、旧経営陣を一掃するだけでなく、刑事告発する方針でもある。ビジネスモデルは一新され、新社長は外部からの登用だ。まさに再生のために必要なことはすべてやったと言っても過言ではない。カネボウの新経営陣の苦悩は深い。
一方、東証関係者の心中も察するに余りある。苦渋の決断だったに違いない。「証券市場の信頼性確保」という台詞を淡々と繰り返す心情の裏側には脂汗がべっとりと絡みついている。
再生機構の斎藤惇社長は「東証のプロフェッショナルジャッジメントを尊重する」と語っていたが、プロはプロ同士、酸いも甘いも分かった上での重苦しい心根の吐露と承った。
こうした状況下、五味広文金融庁長官は、上場廃止基準について、「企業再生の手法などが多様化しており、ルールが現実から遅れていないかを検証し、仮に不適切であれば見直すのは当然だ」と指摘している。
もっとも、今回のカネボウのケースに限るならば、株式市場のルールに違反していたという事実は消えないわけだし、逆に「上場廃止で水泡に帰すような脆い再建計画なのか」と突っ込まれれば、返す言葉に窮する面もあろう。
そういう意味で整備すべきなのは、むしろ廃止基準ではなくて、一度廃止になった企業が再び上場する場合の基準(再上場基準)なのではあるまいか。
資本市場に関わる諸制度について提言している有識者の団体である会計制度監視機構では、そういう問題意識に立って、「再上場ワーキンググループ」を組成し、議論を始めるという。
現行の上場廃止基準を見直すという話になると、これまでやってきたことの全否定になってしまうから、東証もなかなか取り組めないかもしれないが、これまで設けられてこなかった再上場基準を策定するという話であれば議論に入り易いという面もあろう。
東証はより良い市場環境を前向きに整備していくためにも、多くの識者たちに直接ヒアリングすべきだ。会計制度監視機構の意見にも耳を傾けるべきだろう。もし可能であれば、オブザーバーとして、東証も議論に参加してみてはどうだろうか。
(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に5月23日に掲載したものです。
2005 05 24 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
こんにちは、休肝日がつくれない尾花典子です。
私は、実は5年ほど前に、3年間だけ大阪に住んでいたんです。新大阪から御堂筋線で一つ目の東三国というところです!
東三国は意外と便利でよかったですよ~。お買い物は梅田で十分事足りるので、たまに心斎橋はいってましたが、あまり難波の方はいってなかったですね。オフィスのあった淀屋橋のたこ焼きにはまっていました。
で、大阪がらみでFJことフィナンシャルジャパンのおかぴー編集長から、お得な情報をゲットしました(≧∇≦)
フィナンシャルジャパンの「FJ to YOU」ではドンキホーテ道頓堀店の大観覧車の年間パスポートをプレゼントしているようです!
ここですよ→http://www.financialjapan.co.jp/biz/biz_eye/
地図をみたら、戎橋のそばで道頓堀川沿いのようなんですが、すごーく "こわかわいらしい”えびす様(しもぶくれ好きで~す)が回覧車の真ん中についているんです・・・・。ちょっと乗ってみたいです♪
非売品で年間パスポートだったら超レアな気がするんですけど・・・・・。
ちなみにおかぴー編集長からゲットした原稿は↓です。6月10日(金)までの消印らしいので、興味のある方はお早めに送ってくださいね(∩.∩)
ブログにトラックバックいただいても応募したことにはなりませんのでFJの巻末の応募ハガキ送ってくださいね・・・(笑)。
【特報 ドン・キホーテ道頓堀店の大観覧車の年間パスポートをプレゼント】
今月のFJでは、大阪・ミナミの新名所・ドン・キホーテ道頓堀店にある世界初のだ円形大観覧車に、いつ行っても待たずに乗れる非売品の年間パスポートを1枚、読者の方にプレゼントします。これはかなりのレアものです。巻末の応募はがきでどしどし応募下さい。6月10日の消印有効です。
http://www.financialjapan.co.jp/biz/biz_eye/
2005 05 24 [15. 週刊!尾花広報部長] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「仙台インターネットマガジン」さんが面白い議論を展開しています。なんと「中田とイチローと松井、誰を支持するかでその人のスタンスが分かる」というのです。「1940年体制と呼ばれるものが日本にはありまして、これは日本が太平洋戦争へと向かう中で国民を総動員するために取られた体制だったようです。その名残りが源泉徴収制度などに見られます。つまり国家がサラリーマンというカテゴリーから効率的に金を徴収するのに便利だったのです。・・・日本人がみんな一丸になって何かに向かう戦争、或いは経済戦争へ。それが1940年体制と呼ばれるものです」という論旨から議論を組み立てている「仙台インターネットマガジン」さんの主張を聞いてみましょう。
そういった中でみんなと一緒じゃなきゃいけないとか、出る杭は打つとかいう強制力が社会に出来てしまったのではないかと考えられるのですが、そういった雰囲気を当然のこととして生きてきた人達は、巨人の四番である松井が日本を代表して大リーグへ挑戦する、というストーリーに酔って涙してしまうのでしょう。石川県の実家の映像を観て心暖まったり……。 松井を支持する人は1940年体制の匂いがしない中田のような人間を見るとプンプンしてしまうようです。単に個人として努力してイタリア語も覚えて生活も楽しんでますよ、別に日本人のために頑張っているわけじゃないよ、という姿を見せられると、お前なんか応援しねえよ、となってしまうようです。これからの日本および世界の変化を考えると実はそれが日本のためになっているような気もしますが。 で、イチロー。サムライのように、或いは修行僧のようにたんたんと野球に取り組み結果を出す。子供たちのサインにも答える。メジャーリーグが求めるクリーンな成功者の模範という気がします。アメリカは所得格差が激しく人種も様々。そういった中でNBAやメジャーリーグ、或いはハリウッドがアメリカンドリームを提供し続けないと社会が成り立たないのでしょうが、日本もこれからそういったジャパニーズドリームを設定できないと子供達はどんどん腐っていってしまうように思います。
確かに、海外で活躍するプロスポーツ選手の代表格である、中田英、ゴジラ松井、イチローは、本当に個性が違いますよね。思えば、ゴジラ松井がNYヤンキーズに行くことを決意したとき、「巨人ファンからは、裏切り者と呼ばれるかもしれないが・・・」という悲壮感が漂っていたことを思い出します。それが今や「オラが松井が活躍して嬉しい」という感じになっているのですから、世論というのは移ろい易いものです。
とはいえ、世論を形成するのに一役買っているのがマスコミですね。大リーガーの道を切り拓いた野茂英雄の時だって、散々バッシングしておいて、オールスターに出ることになったら、手のひらを返したような賛美しましたよね。野茂を大リーグに橋渡しする役割を果たした二宮清純氏に対しては「外資の手先」などというヒドイ誹謗中傷がありました。それが野茂がヒーローになった瞬間、謝罪もなくダンマリを決め込むんですから、いい気なモンです。
まあ、いずれにしても、「仙台インターネットマガジン」さんがいみじくも指摘しているように、「一億総中流社会の中で、みんながおらが村のスターを応援するという時代が終わってしまうらしい。いい大学、いい企業、出世コースというのも復活しないらしい。次の時代のスタンダードがどういうものになるか分からないが、とりあえず1940年体制はもう終わる」というのは確かだと思います。
「仙台インターネットマガジン」さんが最後に示した「イチローと中田はかっこいいけど、松井はかっこわるい」という「女の直感」というのは、結構スルドイのではないかと感じる今日この頃です。
2005 05 23 [09. 燃えよ!スポーツ] | 固定リンク | トラックバック
今週の丸善丸の内本店 壹岐直也副店長がお薦めする本です。
「銀行とノンバンクの融合 上限金利規制統一法の設計」
石川和夫/野尻明裕 著 2,100円(税込)
金融財政事情研究会 ; きんざい刊
メガバンクは収益力の強化を図るべく、個人向け金融サービスの確立を目差し、大手消費者金融会社や信販、流通系カード会社と資本・業務提携した。
もはや銀行とノンバンクの垣根はなく、両者は一体となってリテール金融の新しいビジネスモデルを構築しようとしている。だが、両者の間には、銀行は利息制限法、ノンバンクは出資法がそれぞれの貸付金利の上限を定めているという大きな違いがある。銀行とノンバンクが融合しようとしているのに金利規制がダブルスタンダードでよいのか、という疑問が本書の出発点にある。
貸金業の金利規制について書かれた書物はそもそも少なく、消費者金融会社に対する高金利批判を主眼とするものがほとんどであったが、本書は経済産業省の現役官僚と元財務省・金融庁の官僚経験者が論じただけあって、金利とは何かと言う本質論や二つの法律の立法趣旨をふまえながら、金融のコングロマリット化が進む現在にふさわしい金利規制のあり方を提言している。
本書は『ノンバンクの進化形 みなしバンク』の続編。合わせて読むと、著者達が提示するノンバンク制度改革の全体像が理解できるだろう。銀行、ノンバンクの関係者に一読をお薦めする。
(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に5月16日に掲載したものです。
2005 05 21 [12. 本のソムリエ] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。女性専用車両ネタにたくさんのトラックバックをいただきありがとうございました。「2000年までに、被疑者が痴漢をしたことを否認したケースが203件あり、それらはすべて有罪になったんだそうです」(by「大須は萌えているか?」さん)などという話を聞きますと、やはり背筋が寒くなる方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
ただ、「お笑い@サプリッ!〜楽しくなければBLOGじゃないじゃ〜ん!」さんからは、お笑いの「いつもここから」風に「悲しいとき~、女性専用車両にいるのが、全員おばあちゃんだったとき~」と笑い飛ばす傑作を送っていただきましたし、「空豆通信」さんからは、「沖縄にはモノレールがあります。幸いなことに2両編成です。女性専用車両+男性専用車両。・・・これならなんか割り切れる」という愉快なコメントもいただきました。
女性専用車両の導入には色々な見方があるようですね。実際問題として、「何故か女性専用車両はガラガラらしいです_| ̄|○」(by「時事を考える」さん)し、「レビューのとらお」さんは、「逆に女性は女性専用車両以外の車両に乗りにくくならないかなぁということです。例えば、わざわざ女性専用車両がある電車で、通常車両に乗ってくる女性を見て、『コイツは痴漢されても構わないと思っている』と考えるバカが増えるんじゃないですかね」と分析していますし、「*** 身辺雑感 *** 」さんは、「女性専用車両は空いていて、一般車両の混雑がひどくなった」と不満を持つ男性もいるらしい」という声を紹介しています。
「ヤースのへんしん」さんは、すでに被害に遭っていまして、「私の乗る電車は、階段から降りたところが「女性専用車両」のために、先日、階段を駆け下りて飛び乗ったら『白い目で見られた。』という経験を持っています。スゴスゴと車内を歩いて、引き戸を開け、子供頃によく遊んだ連結部を経て、隣の車両に移動したのですが、移動先の車両でも失笑を浴びるという、なんとも・・・な経験であります」と証言してくれました。
かと思うと、「くまさんの自立」さんは、「もし、男性用車両が出来た場合、それに進んで乗る人って、今までに「痴漢!」という濡れ衣を着せられた人、着せられかけた人、痴漢行為をしてしまうおそれのある人、疑われそうな人、自制心のない人等々余り、正常ではないイメージが付きまとってしまい、どうも、乗るのに気が引けてしまう。そう思うのはぼくだけだろうか?」と心配していますし、「R's Random Talk」さんは、逆に「下手すれば、女性専用車両に乗っていなかった女性が痴漢にあったら、『女性専用車両に乗ってなかったんだから触られても文句いうな』っていう話にもなりかねない」ということを危惧しています。
「副業ブログ〜アフィリエイト挑戦日記〜」さんが、「女性は男性が周りにいなくて寂しくないのか?」と問い掛ければ、「grounder」さんは、「『女性専用車両』が増えると・・・『化粧する女性達』が更に増えるんじゃないかと心配です」と全く違う点を懸念していますし、「朝霧総合研究所」さんが「男女平等の観点からすれば、女性専用車両は女性に対する優遇措置であり、同時に男性に対する冷遇措置である」と吠えれば、「日中韓ウォッチングブログ」さんは、「『専用』とあるからにはある程度の『義務』があるはずではないのか」と女性に女性専用車両への乗車義務を示唆しています。
かと思うと、「踊り字ヱブログ」さんは、「女性専用車両の隣の車両に乗ってみたのですが、専用車に乗っている女性は明るい服を着た人が多いので遠くから見ても車両内部が明るいのです、で、その隣の車両は男性が大半を占め、その男性のほとんどが黒か紺のスーツを着てるのでむさ苦しくみえてしまうんです。男性専用車両、乗る人いるのかなあ」という感想を述べていますから、本当に十人十色と言う感じがします。
その一方で、面白い提案も沢山いただきました。「世界の片隅でボクも考えた」さんは、「『枯れてない男性のみの車両』を作るというのはどうでしょう?おれはまだまだいけるぜ~と思っているという男性、または男性のみのグループ専用というのは、どうっすか!?」と提案していますし、「我輩はryuryuである」さんは、開き直って、「もうこうなったら思い切って『マニア専用車両』とか『出会い系車両』とか『友達が少なくて寂しい外国人専用車両』とか『今日誕生日だけど祝ってくれる人が誰もいない人専用車両』とかいろいろつくってみますか。会話がうまれて楽しいかもな♪」と切り返しています。
それどころか、「こんな青空の日には」さんは、「ならばいっそ『痴漢専用車両』を設けることが最大の解決策になるような気がするのはふざけすぎですか?・・・痴漢したい人とされたい人だけが乗る車両。そういう人を1ヶ所にまとめてしまえば、他の車両は男性も女性も安心して乗ることができるのに」という究極のブラックジョークを一発かましてくれました。
それにしても、皆さん、痴漢に間違われないように、ご苦労しているんですねぇ。「ミゲルの蒼い書物」さんは、「私も混雑した電車に乗るときは両手を無理矢理にでも塞いで、ドアに張り付くようにして乗ります。それでも戦々恐々というのが本音です。被害妄想と言われたらそれまでですが・・・」と言っていますし、「いば日記」さんも「僕も通勤中に痴漢に間違われるというか、女の人に振り返られた経験もあり、痴漢に間違われると面倒なので、満員電車では必ず両手でつり革等を持つようにしています」と告白しています。
「世の中不思議で面白い」さんは「普段電車に乗るときは女性の側には寄りませんし、女性が近くに来たときはカバンを両手で抱えるか両手を上に挙げて、リスクを低下させる努力をしています」とおっしゃっていますし、「ParsleyRoom.com -P_Blog-」さんも「当方の間違い予防策としては、ヘッドフォンのリモコンと手すりを持つ!これで両手はふさがりますんで、あとはどうしようもないです。。。正直、電車の揺れて女性が痴漢と思う場所に当たろうとも、それはしゃーないでしょ?」とあきらめ顔。世の男性諸氏は苦労しているんですよ、それはもう。女性陣のご理解も多少いただきたいところです。
2005 05 20 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。本日は、「BLOG of the Week」でいきたいと思います。じつは、今回で「BLOG of the Week」はちょうど50回目。昨年の5月8日に第1回として、「技術系サラリーマンの交差点」さんの「ネットでの匿名と実名」というブログを紹介してから約1年が経過しました。この匿名問題は、昔から問題視されては議論され、また問題視されては議論されという長い歴史を持っているようで、現在も丁度、「小倉秀夫の『IT法のTop Front』」さんの「汚れたどぶ川には、清冽なる鮎は住めない」とか、「ドクター苫米地ブログ」さんの「実名の意味が分からない子供たちへ」などを切っ掛けに、匿名の是非論が再燃しているみたいです。
結局、同じところをグルグルと回っているだけなのかもしれません。議論はだんだん練られてきているようで、練られていないのかもしれません。従来からのネチズンの方々による完全自由論と小倉・苫米地さんによる匿名排除論の対立はなかなか簡単には融合しないのかもしれませんね。私の立場は匿名擁護派なんですが、自己規律を求めるスタンスなので、完全自由論には与していません。
ちなみに、これまでの「BLOG of the Week」の一覧は、「週刊!木村剛!関連用語集」をクリックしていただくと分かりやすく整理されています。「笑わせんなヴォケが!」さん、いつもありがとうございます。
いずれにしても、栄えある(?)50回目を発表しましょう。私の選択は、「周辺領域」さんによる「経済制裁は本当に有効か?」です。冷静な視点から、いつも切れ味のいいコラムを書いていらっしゃいます。お勧めです。それでは、「周辺領域」さんによる「経済制裁は本当に有効か?」をお楽しみください。
[経済制裁は本当に有効か?] 北朝鮮がいよいよ核実験をやるとかやらないとかで、「早く経済制裁しろ!」という声が高まっている。私も北朝鮮はまともな交渉が通じる相手ではないと思うし、拉致問題は日本国の主権が問われている一大問題だと思っている。領土内で国民を暴力によって国外に拉致されるというのは、独立国家の主権に対する挑戦であり、どのような手段を使ってでも拉致された被害者を(国家が)取り返さなければ赤っ恥もいいところである。 だがしかし、だ。経済制裁ってそんなに効くの?という疑問があるんだよなぁ。・・・経済制裁はその後に武力制裁(=戦争)をセットでちらつかせないと効果がない。イラクだって随分前から経済制裁を受けていたのにフセインは経済制裁では倒れなかったわけで、同じような独裁国家である北朝鮮にどれほど効果があるのか非常に疑問なんである。ぶっちゃけ北朝鮮が「すんません拉致した人は帰しますからもう勘弁してください」と言いだす可能性ってゼロだと思うのな。イラクのように「薬がなくて子供が死んでる」とか言いだすのがオチだと。で、死んでいく一般人を尻目にせっせと核ミサイルづくりに邁進するに違いない。いよいよとなったら負けを承知で戦争のひとつもやってみるか、という雲行きになるのは、70年ほど前の我々のご先祖様の例を出すまでもないだろう。 つまるところ、武力行使を想定しない経済制裁は「ぶっちゃけありえない」・・・のである。じゃあどうするか。そりゃ、経済制裁しろと言うからには武力でもなんでも使って取り返す、という覚悟がなされるべきだろう。 ただし、そのためのハード(航続距離や性能に問題ありまくりの装備の見直し)やソフト(9条問題)が現状のままでは使い物にならないので、今のままではドンパチやるという選択肢自体が現実的なものではない。当然、実情に即した軍事力と法制度の整備が必要になる。敵の軍事力を正確に把握し、国内に潜む工作員を検挙し、潜んですらいない北朝鮮の国会議員(日本で生活してる北朝鮮の議員が何人もいる)を国外に退去させる、といった作業も必要だ。そこまでやる覚悟が経済制裁を求める人たちにあるか。ないだろうなぁ多分。 今北朝鮮が核開発を急いでいるのは、アメリカ本土まで届くミサイルを作れば、アメリカが直接交渉に応じて「ゴネ得」への道が開けると期待しているからである。(北朝鮮の外交の基本は「ゴネ得」であり、それなりに実績も上げてきた)そのため六カ国協議も中断しているのである。日本が取るべき手は、外交努力でアメリカが「ゴネ得」を認めないようにさせる、これがまず第一で、第二は国内にいる中国や北朝鮮の回し者をなんとかする、だと思うのだがどうだろうか。ゴネ得への期待がある限り、北朝鮮は交渉のテーブルにもつかないし、拉致問題も進展しない。
2005 05 19 [22. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック
みなさんこんにちは、太った「王子様」岡本呻也です。
フジテレビによるニッポン放送TOBのアドバイザーが大和証券SMBCだったというのはよく知られていますが、ではホリエモンのアドバイザーは誰だったのか? 「えっ、リーマンじゃないの」と思う人が多いでしょうが、MSCBの引き受けは、実はゴールドマンサックスにもJPモルガンにも持ちかけられてたんです。
「フィナンシャル ジャパン」は、あまり知られていないホリエモンの参謀役への単独インタビューに成功しました。
ホリエモンがアドバイザーにしていたのは、M&Aに関してはアメリカ最強の法律事務所スキャデン・アープス・スレート・マー&フロム(長いなあ)の日本の共同事業事務所だったんです。
この法律事務所、世界22カ国に、1700人の弁護士を抱えている大事務所です。LBOの代表的事例として知られている1988年のRJRナビスコ買収の入札は、この会社のニューヨークオフィスで行われて、スキャデン・アープスがアドバイスしたKKRが勝ったというのですから、まさにM&Aの総本山のような法律事務所なんですねえ。
スキャデン・アープスは世界的に事業展開しているのですが、意外にも最初に海外の拠点として置かれたのは東京事務所だったのだそうです。日本では未だに目立ったM&A案件があるたびに「会社は誰のものか」といった議論が蒸し返されるのですが、そんなところに最初に進出したというのもおもしろいですね。
スキャデン・アープスの優位性は、とにかく手がけた案件の数が豊富であること。ほとんどのメジャーな案件に絡んでいるといっても過言ではないでしょう。だからアメリカにおける法律的な判断の積み上げに精通しているわけなんです。この経験の蓄積はかなりの財産でしょう。日本の事務所から問い合わせれば、すぐに答えを返してくれる風通しのよさもあるようです。
このスキャデン・アープスの神谷光弘弁護士に、M&Aに勝つ方法、防衛する方法をいろいろと聞いてみました。なんせ一番よく知ってると思いますからね。
現在、東京事務所の仕事は、国内企業が国内企業を買うというケースが多いそうです。松下電器産業による松下電工の子会社化とか、セガとサミーの事業統合の米国法関連部分などをアドバイスしたと教えてくれました。
こういうM&Aに強い法律事務所の東京進出は進んでいるようで、サリバン&クロムウェル、シンプソン・サッチャー&バートレットなんてところが都心にオフィスを構えているようです。ホリエモン騒動はすでに人々の記憶の片隅に追い込まれてしまっているようにも見えますが、果たしてM&Aの大波はこのまま収束してさざなみ程度になってしまうのでしょうか。それとも大きく盛り返すのでしょうか。
それについてもスキャデン・アープスの認識を聞いてみました。
【この記事を立ち読みしたい方はこちらからどうぞ】
ホリエモンの参謀が語る「負けないM&A」 和田 勉
http://www.financialjapan.co.jp/money/money_pickup/
2005 05 19 [21. 週刊!岡本編集長] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。最近ひそかにマイブームだった「すちゃらかな日常 松岡美樹」さんのブログを読んでいましたら、TBSの部長による盗用問題を扱っていました。モノ書きとして生計を立てているだけに、「すちゃらかな日常 松岡美樹」さんの怒りは頂点に達しています。その筆致の中でも、光っているのは、盗用問題への突っ込みそのものよりも、マスコミにおける構造問題への切り込みです。
テレビや新聞、雑誌などのいわゆる「大マスコミ」では、何かあると「フリーランスの人間がやったことだ」てな言い訳が伝統化している。もはや古典芸能といってもいいだろう。まったく目も当てられない後進性である。 そもそもテレビなんかは、外部の番組制作プロダクションがなければ成り立たない構造になっている。雑誌にしても実際に誌面を作っているのはフリーランスのクリエイターだ。たとえばテレビ局へ行くとフロアが番組ごとに分かれていて、制作している各プロダクションが会社単位でデスクに陣取っていたりする。雑誌だってフリーランスの席を作っている編集部も多い。なのに何かあったら「外部の人間のしわざです。ウチには関係ありません」じゃ通らないだろう。
その上で、「すちゃらかな日常 松岡美樹」さんは、記事の署名問題にメスを入れている。まさに、そのとおりだと思う。そこに少なからぬ問題の核心はある。「どだい会社組織の名の元に情報発信してるから、辻褄が合わなくなるのだ」と問題の本質に切り込む「すちゃらかな日常 松岡美樹」さんに、私は賛意を示したい。
会社として責任を取る気がないのなら、すべてのメディアはハナから署名制度にすべきだろう。「文責はオレにある」という意識でモノを作っているフリーランスの人間は多いんだから。なのに書いた個人の名前は隠しておいて手柄は会社がちょうだいし、何かが起こると「実はアイツのせいなんですよ」ってすごい世界だよねえ、しかし。 このあたりは署名制度が発達し、会社組織の人間であっても「個人が情報発信している」という認識のある欧米のジャーナリズムとくらべ、意識が100年遅れている。もはや文化の問題だ。すでに落日の観がある日本独特の頑迷なカイシャ主義、士農工商フリーランスという意味不明な価値観に原因がある。たまには権力の不正を暴いたりして「進歩派」を気取っているが、その実、ある意味日本でいちばん文化的に遅れているのがマスコミなのだ。
自らの後進性を見て見ぬふりをして、進歩派を気取る ―― という指摘には、思わず膝を叩いてしまった。いまのマスコミは、自分だけは殴られない安全地帯にいて、他人をボコボコに殴るゲームを楽しんでいるに過ぎない。改革を為し遂げるつもりなど何もないくせに、評論家ぶって偉そうな解説を垂れ流す。改革というものは、軋轢が起こることが当たり前なのに、面白おかしく覗き見趣味を満足させているだけ。
そんなに正義を語りたいのなら、実際に改革の現場でリスクを背負ってみたらいい。個人の人格に降り注ぐ罵詈雑言の中で黙々と前進して見せたらいい。その程度の覚悟を持つことができるのであれば、TBSの部長の名前ぐらい公示してみせたらよいだろう。「まずはフリーランスのせいにしよう。その堤防が崩れたら、今度は『会社』の傘に隠れよう。こうして『個人』は限りなく厚い組織の襞に隠れていく。マスコミの隠蔽体質はこんな構造になっている」という「すちゃらかな日常 松岡美樹」さんからの指摘に反論できないのであれば、月光仮面を気取るべきではないのではないか。
(追伸)5月21日(土)に「ホリエモン騒動とこれからの日本企業」というテーマで講演をします。詳しくはこちらです。 http://megaport.co.jp/0521/
2005 05 18 [08. メディア/広告の将来を占う] | 固定リンク | トラックバック
2005年には中国が最大の波乱要因にことを本年1月発売の中央公論2月号で指摘した。最近の反日デモや日本製品ボイコットに表れているのは、日中両国間の歴史問題を理由とする単なる政治問題ではなく、世界経済が抱える巨大なリスクである。(山崎養世)
1979年に始まった中国の改革開放は、政治体制を堅持しながら経済成長を目指し、富むことによって国民を満足させようとした。しかし、1989年の天安門事件を契機に、中国政府は、政治優位・経済従属の体制を明確化した。これに対し中国は欧米から経済制裁を受け、開放路線がつまづき、経済危機に直面した。
そこで、鄧小平が1992年に経済特区などをテコにした外資の導入を行い、経済成長を促した。先に豊かになれるものから豊かになり、それから全体を牽引すればいいではないかとする「先富論」を唱え、格差の拡大には目をつぶった。
沿岸部を中心に経済発展は広がり、世界の先進国が中国に進出するようになったものの、非常に格差の大きい社会ができた。この間、官僚の腐敗も進んだ。
「平等社会の実現」は、共産党の党是である。党是を実現できなかったことに対する人々の不満の矛先を党からそらすために、中国政府は反日運動を利用しているといえよう。今年は抗日戦争勝利60周年にあたる。党が「日本の支配から人民を解放した」ことを前面に出し、党の正当性回復を狙っているのだ。
次に経済に目を転じると、世界経済のエンジンである中国経済は、バブル状態にある。最大の問題は、巨額の不良債権だ。中国金融は、その大部分を国営銀行が占め、主たる貸付先も国営企業であり、未だに改革開放のない社会主義体制である。改革開放経済に伴い進出してきた外資が、国営企業の経営を圧迫し、不良債権を増加させている。
また、貸付残高がGDPの1.5倍(170兆円)と、規模が非常に大きい。こうした不安は株価にも表れている。日本や韓国の経済成長期は、GDPの成長とともに株価も上昇した。
しかし、中国では、上海A株指数はピーク時から4割も下落、B株は3分の1である。最近、アメリカの金利が上がっている。元がドルに連動しているので、中国の金利も上昇傾向にあり、バブル崩壊のリスクが高まっている。
中国経済に依存する世界経済に、30年ぶりにオイルショックの危機が迫っている。当時と共通するのは、長引くアメリカの戦争、アメリカ財政の悪化、新興工業国の登場(当時のドイツと日本、今の中国)、石油・一次産品価格の上昇、アメリカの国際収支の悪化、新興通貨への切り上げ圧力である。30年前との決定的な違いは、グローバリゼーションが進み、不均衡が拡大しやすい構図になっていることである。
従って、中国経済の混乱が顕現化してしまったときに、それをいかに迅速にどうやって軟着陸させるかが、世界にとっての課題となる。アメリカが今要求しているように元が変動相場制に移行すれば、為替の乱高下によって中国の危機が一気に表面化する恐れすらある。
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山崎養世(やまざきやすよ)
1958年、福岡市出身。東京大学経済学部卒。カリフォルニア大学ロサンゼルス校経営学修士(MBA)。大和証券(株)を経て、94年ゴールドマン・サックス社入社。以後、ゴールドマン・サックス投信(株)社長などを歴任。2002年に同社を退社し、山﨑養世事務所を設立。現在は、金融、財政、農林水産業、国際経済問題等に関する調査・研究、提言活動を行っている。著書に、「勝つ力~ビジネスの勝ち方は学ぶことができる」(ダイヤモンド社刊)、「大逆転の時代~日本復活の最終処方箋」(祥伝社刊)などがある。 URLはhttp://www.yamazaki-online.jp/
(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に5月9日に掲載したものです。
2005 05 18 [14. フィナンシャルi ] | 固定リンク | トラックバック
ネット界のみならず、既存メディアにおいても「ブログ」という単語を目にするようになった。ブログというのは、ネット上に日記形式のホームページを公開するための簡単なツールだと思ってもらえばよい。
じつは私も「週刊!木村剛」というタイトルのブログを運営し、記事を毎日UPしている。言わば「木村新聞」だ。社説だけでも新聞と認定できるのならば、ブログは、誰でも個人新聞を発行できるようにしたことを意味する。これは大変に画期的なことだ。
もっとも、画期的な出来事が起こるときは、色々な軋轢が生じるもの。そのうちの一つが、誹謗中傷の問題である。せっかく、ブログを立ち上げて、個人新聞を始めたのは良かったが、匿名の人たちによる誹謗中傷の書き込みが怒涛のごとく押し寄せてきて、ブログを閉じてしまうケースが後を絶たない。そういう現状をみて、既存メディアの方々の中には「それ見たことか」とばかりにネットを批判する御仁もいる。
現状を前提とすれば、ネット界のツールを、正当な情報発信メディアとして扱うことは難しい。これまで2ちゃんねるなどで自由奔放に育てられてきたがゆえの甘えも蔓延している。
しかし、既存メディアが「誹謗中傷」について、ネット界に対して偉そうに説教できるかと言えば、そうでないことは明らかだ。
昔話になっているようだが、安倍議員の発言に関する朝日新聞とNHKの見解の違いはどう決着がついたのだろうか。根拠もなくデマ記事を垂れ流し続ける週刊誌の類について批判しないのに、なぜネット界だけを責め立てるのだろう。一度でもVTRとして映像に撮られた人なら知っていることだが、テレビで流される一言コメントは極めてミスリーディング。それを自省しているTVマンがどれだけいると言うのだろう。
話題の焦点となっているJR西日本の肩を持つつもりなどさらさらない。彼らは明らかに許されない行為を犯した。しかし、「あんたらは107人殺したんやぞ」「どの面下げて遺族に会ったんや」と罵倒するのは遺族であれば当然の行為だが、遺族の代わりに怒鳴り上げる権利が既存メディアにあるとは思えない。
事故当日にボーリング大会を開いたり、宴会をしたというのも全く以って不適切で、責められて当然だと思うが、メディア関係で不祥事が発覚したとき、その関係者たちはボーリングもしていなければ、宴会もしていなかったと言い切れるのだろうか。
確かに、人命に直結することとそうでないことの区別はつけるべきだろうが、ペンの暴力は書いている本人たちが自覚している以上に当該人物の心情と家族にダメージを与えている。一度、個人名で誹謗中傷されてみたら、一発で分かる。これまで、いかなる凶器を無邪気に振り回していたのかを身を以って実感できるはずだ。
自分たちは貸借対照表や損益計算書について商法公告以上の内容を公表していないのに、個人的な興味だけで「さらに詳細を公表しないのは問題だ」と企業を弾劾するナイーブな正義漢。ネット界の匿名発言を問題視する前に、匿名記事の是非を議論してはいかがだろう。
(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に5月16日に掲載したものです。
2005 05 17 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
こんにちは、最近とっても疲れがとれなくて疲労困憊気味の尾花典子です。
かなり以前にはゴルフにはまっていたこともあったのですが、ここ何年も全くといっていいほど運動をしていません。
そういえば、私のゴルフコースデビューはオーストラリアのポートダグラスにあるシェラトンミラージュホテルに隣接するミラージュカントリークラブでした。
その時は、ゴルフツアーで総勢30名程度でいったのですが、運が良いのか悪いのか、くじで最初のパーティーのしかも最初のプレイヤーになってしまい、ちょっとあがり症ということもあり嫌な予感がしたのですが、案の定みなさんの待っている中、空振りを10回もしてしまい、その後もさらに調子が落ち込み、結局最終組がコースを回り終えたのは、あたりが真っ暗になった後でした。みんなの視線も最初は(≧▽≦)←こんな感じでだったのが、終了後は(≧ヘ≦) になってしまい、ついたあだ名が「空振りの女王」でした・・・。ちなみに当時愛用(?)していたプロギアのクラブは部屋の片隅で今となっては邪魔になっています。
で、今週の土曜日5月21日に13時30分から日本振興銀行のお客様懇親会が開催されます♪
ちょっと楽しみにしているのですが、当日は中古クラブ専門チェーンのフランチャイズチェーン事業をされているゴルフパートナーの石田純哉社長による講演があり、ゴルフクラブの中古マーケットの50%以上のシェアを確保するにいたるまでの苦労話などのお話をしてくださるようで、その後に石田社長とゴー社長の対談もあります。
講演会後の懇親会では蔵出し直送の樽詰ホッピーも飲み放題です(*^-^*) →
本当はこの会はお客様をご招待する会なんですが、1周年記念感謝祭の延長で、融資にご興味のある方もご招待をします!ので、まだ日本振興銀行に足を踏み入れていない人はお待ちしております!
ただし、事前登録制になっていますので、5月20日(金)までにメールかお電話(TEL:03-3213-0271)にてご連絡をしてくださいね♪♪
本日のブログをアップするのに出遅れてのろのろしていたら、すごいいきおいで電話がかかってきました。ニュースを実際に見ていないのでよくわかりませんが、日本振興銀行の本日の報道に関するニュースリリースはこちらです。
2005 05 17 [15. 週刊!尾花広報部長] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。トヨタ自動車が平成17年3月期連結決算で、売上高・営業利益・最終利益のいずれも過去最高を更新したことに関して、「美しい日本」さんがトラックバックを送ってくれました。「最終利益は二年連続で、1兆円を超える1兆1712億円になり、自動車メーカーで唯一・”最終利益トップ10企業に名を連ねる」ということのようであります。
ちなみに、「美しい日本」さんのトラックバックによりますと、「世界企業の最終利益ランキング」は、以下のようになっているそうです。
1位 エクソンモービル(米) 石油 253億ドル 2位 ロイヤルダッチシェル(英蘭) 石油 185億ドル 3位 シティグループ(米) 銀行 170億ドル 4位 GE(米) 165億ドル 5位 BP(英) 石油 157億ドル 6位 バンクオブアメリカ(米) 銀行 141億ドル 7位 シェブロンテキサコ(米) 石油 133億ドル 8位 ファイザー(米) 薬品 113億ドル 9位 トヨタ(日) 自動車製造 111億ドル 10位 AIG(米) 保険 109億ドル
とりあえずは、メデタイメデタイというところでしょうか、と思ったら、「”国際政治”と言うものは”そのように単純”なものでは無いのです!」と語る「美しい日本」さんは、トヨタの躍進を懸念していらっしゃいます。
問題は「GM・フォードが販売と市場の信頼の失墜で苦悩している!」ことです! 金融市場からは「投資不適格」の烙印まで押されました! 懸念されるのは「また、米で”日本バッシング”が始まる!」ことです。 米・ビッグスリーの低迷は”医療保険料高騰”や”吸収合併や資本提携で規模拡大に走ったが、コスト削減には結びつかなかった”こともありますが、最終的には「日本車の優秀性と安全性」が高いからです。 アメリカは、”民主主義の大本山”ではありますが、「”経済・地政学上のライバル”は”徹底的に叩き潰す”!」国でもあります。先の大戦がいい例で、「本当に”戦争を欲していた”のはアメリカの方」だったのです。・・・ トヨタや、日本・自動車の世界市場でのシェアが増えれば増えるほど、「日本こそが本当のライバルだ!」という考えがアメリカ人の気持ちの中に大きくなって来るのです。中国は国内的に大変な矛盾を抱えており、バブルの崩壊・国家解体さえ予想されています。北にしても、ミサイルがアメリカに届くのはかなり先のことです。両国は”ほっておいても自滅する”国ですから、長い目で見れば「日本こそが真の敵」とアメリカ国民にも政府にも広がってくる危険性を日本人も日本政府も充分自覚すべきです。
確かに、自動車産業はアメリカの象徴ですから、これでいい気になって「GMは努力しなかった。日本企業は真剣にリストラした」などという失言でもすれば、バッシングの嵐となって跳ね返ることは間違いないでしょう。ただ、そこは日米摩擦は百戦錬磨のトヨタのこと。米国での現地生産を拡大して、大量の従業員を実質的な人質(?)にとっているほか、GMにも何らかの支援を差し延べる雰囲気があります。きっと、米国議員に対するロビーイング活動にも余念がないはずです。
とはいえ、GMとフォードに万が一のことでもあれば一大事です。トヨタの打つ手も、ひょっとすると後手後手になる可能性だって0%ではありません。これは、今後の成り行きが要チェックですね。
(追伸)5月21日(土)に「ホリエモン騒動とこれからの日本企業」というテーマで講演をします。詳しくはこちらです。 http://megaport.co.jp/0521/
2005 05 16 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
[フィナンシャル ジャパン] 超ステータスカードの実力を検証する
最近はゴールドカードの上をいく、ブラックやプラチナカードがステータスの証となっている。ビジネスジェットのチャーターや、ホテルでのスイートルームへのアップグレードなど、いたれりつくせりの内容だ。
しかしゴールドカードも負けてはいない。ホテルの会員カードなどと組み合わせれば、上位カードにも劣らないニューステータスカードをここにご紹介する。[文・岩田昭男]
(FJ3月号一部抜粋)
マニア驚愕のブラックカード
バブルの頃にはゴールドカードが人気になりました。金ピカの券面を見せて、見栄をはれるというので、老いも若きもゴールドカードを持ったものです。しかし、その発行枚数が増えすぎて、ゴールドカードが少しもありがたくなくなったために、ブームは急速にしぼみ、つい最近まで、年会費無料のカードのほうが重宝されていました。
ところが、その流れもまた変わってきました。ここ数年、社会の二極化が進み、投資家やIT事業者といった「勝ち組」と、リストラに怯える一般サラリーマンの「負け組」とに大きく分かれてきました。言い方を変えれば、「富者」と「貧者」と言っていいかもしれません。そして、一握りの上流階級と自認する人たちが身分証明としてゴールドカードを求め始めているのです。上流階級であるセレブリティのスマートなライフスタイルがはやしたてられる今、ゴールドカードを持つ人、自慢する人が増えています。
しかも、これまでのゴールドカードとは違う、本当に選ばれた人だけが持てるスーパーゴールドカードに関心を寄せるようになりました。そのきっかけになったのが、数年前に密かに日本で発行の始まったアメリカン・エキスプレスの「センチュリオンカード」でしょう。通称ブラックカードともいいますが、券面が黒いカードです(欧米では富者の印は「金色」ではなく「黒色」になっています。向こうでもゴールドカードが過剰発行された結果、金色はもう富者の印ではなくなったのです。今は黒色がその印になりつつあります)。
アメリカン・エキスプレスには、グリーン(年会費10,500円)、ゴールド(同23,100円)、プラチナ(同89,250円)の三つのラインアップがありました。これまではプラチナカードが最高峰として憧れのカードでしたが、その上にセンチュリオンカードが登場したために、マニアはびっくりしました。しかも、その年会費が168,000円と聞いて二度びっくりです。168,000円を払ってまで誰が持とうとするのでしょうか。どんな素晴らしい特典が用意されているのでしょうか。
二四時間年中無休の専用デスクが便利
センチュリオンカードの特典は、まさに豪華そのものです。利用限度額が事前に設定されていないのはもちろん、エアラインによっては、航空券を買うともう一枚航空券がついてきますし、ビジネスジェットのチャーターも可能です。さらに、空港のVIPラウンジを使えるうえ海外旅行傷害保険はプラチナカードの倍の補償、航空機延滞保険、手荷物紛失保険、レンタカー保険などもつきます。また、ホテルでは常にVIP待遇を受けることができるため海外・国内旅行を思い切り満喫できます。
しかし、何といってもその魅力は、24時間年中無休の専用デスクを利用できることでしょう。このデスクをまるで秘書のように活用できるのです。
たとえば恋人に花束を贈ろうと思えば、専用デスクに頼んでおくと、指定した日時にきちんと贈ってくれます。高級旅館に会員のための特別の部屋を確保してくれますし、高級レストランでも一テーブルを確実に確保してくれます。
しかし、こうした話の多くは、噂の範囲で、なかなか実感できないものです。そんな折、センチュリオンカードのホルダーと知り合いになる機会がありました。そして、話を聞くうちに何が得するサービスなのかをはっきり知ることができました(日本でのセンチュリオンカードの会員は2000人規模という神話がありましたが、実際の数字はわかりません……)
そして、はっきりしたのが、外資系高級シティホテルに宿泊する際に、スイートルームなどへアップグレードしてくれるケースもあるというものです。ツインルームで予約してもスイートにしてくれる場合もあるのですからありがたい。
スイートルームというと、目が飛び出るほど高い室料を取られますから、私のような旅行好きには嬉しい特典です。年に5・6回も高級ホテルに泊まってスイートルームを提供してもらえば、それだけで168,000円の元は取れるかもしれません。
もうひとつ素晴らしい特典のひとつに、センチュリオンカードとプラチナカードの会員誌「デパーチャーズ日本版」があります。これは、旅行・ライフスタイル関連の専門誌で、誌名も「旅立ち」を意味しています。
「デパーチャーズ」は、旅行関連で定評のあるアメリカン・エキスプレス・パブリッシング社が米国ニューヨークで16年前に創刊したものです。いまも米国・カナダのセンチュリオン、プラチナカード会員向けに定期的に発行されていますが、常に、「現代生活の中における究極のModern luxuryとは何か」(米国版編集長リチャード・D・ストーリー氏)を求めて編集しているそうですから、コンテンツも半端ではありません。
日本版創刊号の表紙の写真はギリシャ神話のオデッセイの舞台になったアドリア海の風景でした。その光景も全く見覚えのない場所でしたし、記事のほとんどが日本人の知らないリゾート地や街、ホテルだったため、読み進むうちに新しい発見が続いて、つい夢中になってしまいました。
また、全体の六割くらいが米国編集部発の記事ですから、日本にいてはわからない米国富裕層の関心のあり方がストレートに伝わってきて、興味深いものがありました。
アメリカン・エキスプレスと並ぶ高級カードのダイナースクラブも最近、プレミアムカードの発行を始めました(年会費100,000万円)。こちらもカードフェイスは黒色です。もともとダイナースのシルバーカードは、アメリカン・エキスプレスのゴールド以上といわれてきましたから、プレミアムはアメックスのプラチナ以上、センチュリオンカードに匹敵する価値があるのかもしれません。突然、大量のボーナスポイントがついたり、地方ホテルの予約などに威力を発揮するようです。
それでは、これらの最高級ゴールドカードを持つにはどうすればいいのでしょうか。その条件としては、まずアメリカン・エキスプレスはプラチナカード保有、ダイナースはシルバーカード保有が前提となります。その会員の中から、上位カードにふさわしい人をカード会社が選ぶのです。ですから、流通系カードしか持っていない人が突然、プラチナカードが欲しいと手をあげても相手にしてもらえません。
まずはアメリカン・エキスプレスのゴールドカード(ダイナースのシルバーカード)を取得し、それから、とにかく毎日のようにクレジットヒストリーを磨くしかありません。飲食から宿泊までそのカードを使って実績を積み、支払いは絶対に遅延しないように注意しましょう。
あとは運を天にまかせて待つしかありません。条件が合えば、あなたにも「インビテーション(お誘い)」の手紙が来るでしょう。そのときに初めて本当の上流階級への道が開けるのです。
(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。
2005 05 16 [13. フィナンシャル ジャパン] | 固定リンク | トラックバック
※今月のお題「メモリーカード、今後の行方は?」へ
久々の更新になってしまいまして、皆さん申し訳ありませんでした。ゴールデンウィークはゆっくり休もうと思っていたものの、気がつくとせかせかと各所を回っていた上に、その疲労が祟ってゴールデンウィーク中に胃を壊して、さらに休み明けに風邪をうつされて、と惨憺たる休日でありました。
早速今月のお題についてですが、皆さんやはりメモリカードに関してはいろいろと怨念(?)をお持ちのようですね。
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2005 05 15 | 固定リンク
※今月のお題「筋肉を鍛える健康モノ」へ
昨日 オールアバウトのダイエットガイドの河口さんに 久しぶりにお会いしました。河口さんは 沖縄に住んでいて ダイエット情報では有名な方です。
最近のダイエット情報などをお聞きして 帰りに沖縄の泡盛をお土産にいただいてしまいました。
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2005 05 15 | 固定リンク
5月お題:「皆さん、ワインで失敗したこと、なんかあります?」
ワインで失敗と言えば一番確率が高いのが開けるときですかね。
友人宅で「なんちゃってワインパーティー」なんかやるとき、率先してワイン開ける奴いなんすよね。
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2005 05 15 | 固定リンク
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今週の丸善丸の内本店 壹岐直也副店長がお薦めする本です。
「法務担当者のための証券取引法(第2版)」 弁護士 松井秀樹著
商事法務刊 税込価格:3,675円
公開会社の法務担当者等の実務家にとって必須の証券取引法の解説。企業内容等の開示、不公正取引の禁止、インサイダー取引規制など特に理解を深める必要がある部分に重点を置き平易に解説する。
本書の初版については、著者で弁護士の松井秀樹先生のもとに、「初めて、読むことができる証券取引法の本を手にした」といった法務担当者からの声や、「企業法務に携わる新人弁護士のテキストにも適している」との先輩弁護士の声が多数寄せられ、大変好評を博しました。さらには、大学や法科大学院において、証券取引法の講義テキストとしてご利用頂いている例もあるとのことです。
鉄道会社の有価証券報告書虚偽記載事件で注目の集まる昨今の状況からしますと、タイトルにはない、「法務担当者以外の方」にこそお勧めしたい「読みやすい専門書」です。
(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に5月9日に掲載したものです。
2005 05 14 [12. 本のソムリエ] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「汚れたどぶ川には、清冽なる鮎は住めない」という名台詞で知られる小倉さんが復帰することが待たれる「ネット匿名論」ですが、「ヤースのへんしん」さんは、独自の視点で、有料メディアとの比較をベースに議論を展開していらっしゃいます。
ブログの責任論なんて、清濁併せ呑むことのできない人が騒ぐことであって、読んで迎合する必要なんかないんです。エイプリルフールの日に騙されて、騙された自分に苦笑することなく、騙した相手が悪いと心底怒ってる人と同じですね。誹謗中傷や差別発言が為されるから、自己規制が必要だとか、自己規制しないなら法で規制することになるって話なら、今の週刊誌の三面記事はどうなるのでしょう。有料メディアの誹謗中傷無責任記事が、今まで野放しにされているのにブログが先に規制されることなんてあるのでしょうか。
私は、公に情報や自分の意見を発信する以上は、何らかの「責任」を負うことは当たり前だと思っていますから、「ヤースのへんしん」さんとは、立ち位置が多少違うのですが、「有料メディアの誹謗中傷無責任記事が、今まで野放しにされているのにブログが先に規制されることなんてあるのでしょうか」というのは、まさにおっしゃるとおりであって、その問題を棚上げしながら、現役のマスコミの方々が「ブログの責任論」を唱えることには違和感を持たざるを得ません。
たとえて言うと、「面白くなきゃテレビじゃない」と言っていたフジテレビが、ホリエモンが現れた瞬間に、「公共の電波」だと言い始めた感じに似ているでしょうか。だから、最近、既存のマスコミにチラホラと見受けられるようになったネット否定論やブログを叩く記事については、眉をひそめてみています。
かねてより私は、既存のマスコミがネット言論を批判できるご立派な立場にあるとは思っておりません(こう書くと、また記者ブロガーの方々からボコボコにされるかもしれませんが・・・)。実際にヒドイ週刊誌の三面記事には事欠きませんから・・・。
そういうことをテレビ局の方々に言うと、「三流週刊誌とテレビを一緒にするな」と叱られます。でも、オンエアされるVTRなんて、厳密に言うとほとんどがミスリーディングですよ。「視聴者に分かりやすいように」という大義名分のもとで、資料をみて仕事をしているフリをしたり、議論をしている場面を設定したり、パソコンのキーボードを叩いている絵をとったりしているんですから。
新聞記者の方々は、とても偉い人が多いですね。そのくせ、情報源の秘匿というエシックスもなかったりします。私の場合、中京圏に強い全国紙で金融担当をしている女性記者にヒドイ目に遭いました。オフレコを前提に情勢をブリーフィングしているのに、メガバンクの取材で「木村さんはこう言っているのですが、あなたはどう思いますか」なんていう取材をするんですから、信義則もへったくれもありません。要するに、あるメガバンク広報部長の偵察隊だったんですね。書く記事の内容も、その広報部長に吹き込まれるがままを信じた三流コラム並み。名古屋の方々が本当にかわいそうです。
そういえば、この間も記者会見で、村山一族が筆頭株主と言われている大手新聞社の方から、「日本振興銀行の株主構成を教えないのは問題だ」と詰め寄られました。そんなことを言われたって、こちらはこれから6月に株主総会でまたプロキシーファイトの可能性もあるんです。興味本位で聞かれても答えられませんよ。こちらは、真剣勝負なんですから。「面白い記事を書ければそれでいい」という立場ではないんです。
ちょっと思い出して欲しいんですね。ニッポン放送の経営権争奪戦で、「ハイ、今日私は株を何%持っています」 「あの人とあの人の持株は○○%です」なんて、ホリエモンが言いましたか、フジテレビが答えましたか、村上ファンドが言ってましたか。そんなこと、誰も言いませんよ。リアルファイトなんですから。法律で定められた範囲内ではしっかりとディスクローズしますが、それ以上と言われても、手の内をさらして不利になるだけですので、今しばらくは勘弁してほしいというのが現状なんですね。
あまりにもシツコイので、思わず、「そこまで言うのなら、お前の新聞社の株主構成と財務諸表を公表してみろ!」と思わずキレて言いそうになりましたが、新聞記者の方々は本当にこわいですからねぇ・・・。江戸の敵は長崎で・・ということになりますから。何と言っても、天下の○○新聞ですから。嘘でも書いてしまえば、真実ですからね。書き方でいくらでも逃げられますから。「あんたはそう言った。俺は取材した」と言い張って、メモの切れ端でも証拠に出せばOKと思っていらっしゃるんですから・・。
あっそうか、そもそも、匿名でしたね。
それは素晴らしい。何を書いても責任を問われないわけだ。うらやましいなぁ。是非一度、私も新聞記者になって、匿名性に護られている下で、攻めに攻めてみたいものだと思っています。本当に憧れますね、新聞記者には。
(追伸)5月21日(土)に「ホリエモン騒動とこれからの日本企業」というテーマで講演をします。詳しくはこちらです。 http://megaport.co.jp/0521/
2005 05 13 [08. メディア/広告の将来を占う] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。5月2日のゴーログ「むしろ『男性専用車両』を作った方が良いのでは?」にたくさんのトラックバックをいただきありがとうございました。「明日は明日のホラを吹く」さんから、「告白すれば19歳の頃、予備校に通う電車の途中、一度だけOLと思しき『痴女』に会ったことがある。驚くなかれ最終的に俺はふざけて2人で一緒に遊んでしまった。どれだけ驚かれようがそれよりはるかに俺自身が驚いている。最初は痴女と思い健全な高校生を装って引いていたのだが、だんだん楽しくなってきてしまった。ごめんなさい。ホントごめんなさい。理由もなく謝ってごめんなさい」というショッキングな告白(?)をいただきましたし、世の中では様々なことが起こっているようです(^^;;)
そこで本日は、「BLOG of the Week」として、「無菌室育ち3はお堅いのがお好き」さんによる「キムタケさん、まだ頭が固い」をご紹介したいと思います。「男性車両には賛成。だが、まだ、甘い。男性が女性に痴漢を働くのなら、逆もまた真なり」と説かれ、「明日は明日のホラを吹く」さんと同様に、「痴女」のお話を含めて展開されていらっしゃるからです。
私自身は、残念(?!)なことに「痴女」に遭遇したことがないので、何ともいえないのですが、確かに「痴漢」がいるのなら、「痴女」もいるだろうし、男の子が好きな「痴男」もいるかもしれないですね。
ということで、日本社会の奥の深さ(?)を感じさせる「無菌室育ち3はお堅いのがお好き」さんによる「キムタケさん、まだ頭が固い」をご紹介します。お楽しみください。
[キムタケさん、まだ頭が固い] それは、かつて私が今より体重が30キロほど少なかった乙女のころ。痴漢について、女子で気炎をあげていた。私は、出入り口で触り逃げ、とか、すれ違いざまにタッチ、とか、「つかまえたる!」オーラのおかげで犯人は逃げ場を確保してから、犯行に及ぶのだー。ひどいのに当たる人は本当にひどい眼に合う・・・っつー話をしていたら、男子が一人こっち来たんだよ! 「…痴女に会う屈辱って、わかるかい?」 大昔から、いたんだから、今、絶対いるよ! そういう美少年たちが、男性専用車両に乗ったら保護されるか、ってーと、 されないよ! 美少年好きの男性のえじきに…。 要するに。 痴漢冤罪も、そもそも、あんなに混んでいるのが悪いのではないのでしょうか? えらくなる=通勤電車に乗らなくなる 私の前にトラバっている人たちも「あえてボケ?」って感じですね。女性・男性・混成車両、っつーと、夫婦と恋人しか男女車両に乗れなくて、キスしてたりするのが、いや、もっとアラレもないのが現れて、で、そんな他人のを見る趣味はないって人は、夫婦でも、駅で「じゃ!」って別れてそれぞれの性別車両に乗り、同じ会社で「こんにちわー」なんて…変な未来。 で、女装の人が「まだ戸籍変更の認可がおりてないだけなんです!」とか、あ、でもあれ、今はまだ基準厳しいですから、性倒錯の障害を持つ人はとても困る …変な未来ー。
(読者の皆さまへ)「週刊!木村剛」では、独断と偏見で「面白い」と思ったトラックバックをご紹介する「BLOG of the Week」というコーナーを不定期でアップしております。「BLOG of the Week」に掲載するブログは、事前に転載を承諾された方に限っております。このため、「BLOG of the Week」において、転載を事前に許可するブロガーは、トラックバックにおいて「投稿」であることを明示するようお願い申し上げます。
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2005 05 12 [22. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック
みなさんこんにちは、GW中にヒゲを伸ばしたけど、誰にも何も言ってもらえなかったのでさびしく剃ってしまった岡本呻也です。しくしく
わたしはふだんはとにかく忙しくて、仕事に絡む本以外はぜんぜん読むひまがないのですが、GWは少しが時間ができたので、本を2冊読みました。1冊は『ガリア戦記』です。
これはまあご存知のとおり、世界史上最大の英雄の一人、ユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)本人が書いた戦記ですよ。紀元前1世紀、現在のフランスにあたるガリア地方を平定するまでの8年間の記録を、実に簡潔で余計な修辞を配した文体で記したものです。しかし抜群におもしろい。それは軍団指揮官の視点から、状況の推移を克明に描いているからです。
カエサルのガリアにおける働きはすばらしいものだと思います。こんな大部隊のローマ軍団が機敏に移動し、架橋や攻城などの工作を行うことができるというのは、驚くべきことです。それを可能にしたのはそれまでに蓄積されてきたローマの文化だと思います。それがあって初めて、カエサルもローマ軍団の威力を最大化する天才的リーダーの手腕を振るうことができたのだと思います。
しかし、ローマの文化水準はこの後しばらくしてピークを迎え、徐々に衰退していきます。塩野七生さんが、『ローマ人の物語』のなかで、コンスタンティヌス凱旋門(コロッセオの隣にある門です)の彫刻で分析しているように、彫刻の写実性が世紀を減るにしたがって失われていきます。ローマの文化は時代を経るごとに劣化していったのだと思います。カエサルは、たまたまローマの文化が頂点にある時期に登場したのかもしれないなあと思いました。
また、これは企業の組織文化にも共通することだと思います。最強企業のトヨタでは、世界中どこに行っても共通化された在庫管理のシステムや、「カイゼン」を追求する文化を持っています。彼らは企業文化の優位性によって勝っているわけです。これは非常に重要なことです。知識経営の問題ですね。
もうひとつ『ガリア戦記』を読んでいて目についたのは、カエサルが特にスピードを最重視していたことです。
「ただ迅速果断な行動のみがすべてを決定すると思われた」
「この困難は、ただ機敏な行動によってのみ克服される。成功は戦闘そのものにではなく、機会をうまくつかむことにある」
「孫子」やランチェスター戦略に書かれているのと同じことです。
これを知る者しか、リーダーになってはならないと思います。それに誰にでも平等な資源である時間を味方につける大切さを知ることはビジネスマンの基本です。なんせビジネスの語源からしてそうなんですから。しかし、時間を味方につける優位性を知らない人のいかに多いことか。
わたしは編集部員にある一口話を繰り返すことにしています。それを「新幹線に撥ねられる人の話」と言い慣らしています。保線の人が新幹線の線路の保線作業をしていると、遠くのほうから新幹線がやってくるのが見えます。 「ああ、まだあんなところにいるなら、作業を続けていても大丈夫だな」とたかをくくっていると、新幹線は思いもよらない速さでやってきて、撥ねられてしまうわけです。「時間というのはこのように、思っているより早く過ぎるから、常に先手を打たないと撥ねられてしまうぞ」ということです。まあ、言ってもわからない人は、結局痛い目に遭わないとわからないのですが。
2000年前にローマ軍団を自在に動かしてローマ世界を一変し、現代ヨーロッパの礎を作ったカエサルは偉大な存在です。ことマネジメントにおいては、いまも昔も本質的にはまったく変わっていないことを思い知らされました。 彼なら、現代の企業を経営しても、必ず成功者となったことでしょう。
2005 05 12 [21. 週刊!岡本編集長] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「プログレッシブな日々」さんが5月初に北朝鮮が発射したミサイルについて解説してくれました。「『韓国や中国の人民が反日で頑張っていて、なんか僕ら印象薄くないかい?』ということで昨日、日本(海)に北朝鮮のミサイルが撃ち込まれたようです。『キム・ジョンイル、ここにあり!』宣言ということなのでしょう」というんですけど、正直勘弁してもらいたいですよね。
北朝鮮といえば、「経済制裁をするべきだ」という世論で一致した感がありまして、「経済制裁しない小泉政権は腰抜けだ」などという意見が多いようです。じつは私、この件に関してはマイノリティの意見でして、「やるならやるでいいけど、もうちょっと冷静に考えようよ・・・」という多少引き気味のスタンスです。
「お前は、横田めぐみさんの親御さんの気持ちを考えたことがあるのか!」と怒鳴られてしまうかもしれませんし、「お前はチキン(臆病者)か」と罵られてしまうかもしれませんので、簡単に私の立ち位置を解説しておきたいと思います。
まず私は、政策論として、「北朝鮮に対して経済制裁をする」というオプションを持つことについては大賛成です。また、そのオプションの威力を最大限に保つために、「俺たちゃ、本当にやるときはやるんだゾ!」という 威嚇を駆使することについても大賛成です。
しかし、本当に経済制裁を実施するということであれば、それに対する北朝鮮の反応を読みきった上で、二の矢・三の矢をどう放っていくのか、そして、最終的な落とし所というか、経済制裁による対立関係からの「エグジット(出口)」をどのあたりに設定しておき、そのエグジットへの道をいかに確保するのか、という点を見極めていないといけないと思うわけです。
将棋だって、「三手先を読め」というではありませんか。プロなら、十手先以上読んでいるはずです。羽生四冠王であれば、数十手先を読みきっているのかもしれません。
私は、外務省の内実をつぶさに知っているわけではありませんので、なんとも申し上げることはできないのですが、日本政府において、その「三手先」が読めているようには思えないのです。ましてや「エグジット」までのシナリオができているとも思えないのです。
そういう状況下で、感情の高ぶりに任せて、「エイヤッ」とばかりに、ある意味で日本にとっての最終兵器である「経済制裁」というオプションを実行してしまってよいのか、というわだかまりが、私の心の中にはあります。
日本ではよく忘れられがちですが、政策というものは、最終的な結果を勝ち取るための道具にすぎません。結果を勝ち取ることよりも、政策をぶち上げることに酔いしれたとき、必ずその政策は失敗するものです。感情的に振り上げた拳は、落しどころがなければ、単なる蛮勇になりかねません。一時の爽快感と引き換えに、切り札を使い切ってしまうことにためらいを感じるのです。
じつは、私の「ためらい」は、逆説的なようですが、親北朝鮮であるはずの、あの社会民主党ですら経済制裁に賛成してしまったという事実にあります。私自身は、それまではどちらかというと、「経済制裁賛成派」だったのですが、誰が何と言おうと大多数の世論を敵に回そうとも、経済制裁に反対すべき社会民主党が経済制裁賛成にまわってしまった。普段は机上の空論を振り回して恬として恥じない、あの福島瑞穂党首ですら「北朝鮮には経済制裁してもよい」というニュアンスの発言をするようになってしまった。もっと言うと、あの朝日新聞ですら、経済制裁に好意的になってしまった。
そこに私は、ムードに流されやすい「日本という国」のこわさを感じます。誤解を恐れずに言えば、「こういう感じで流れが作られちゃうから、太平洋戦争にも突っ込んだんだろうな」などと連想したりするわけです。せめて福島瑞穂と朝日新聞が強硬な経済制裁反対論を唱えていてくれたら、私も安心して(?)、「経済制裁やるべきだ」論に与することができたのかもしれないのですが・・・。
ということで、私は「経済制裁」に反対ではありませんが、やるんだったら、感情の赴くままにエイヤッとばかりにやっちゃうんじゃなくて、ちゃんと「三手先」を読んで、「エグジット」を見極めた上でお願いしたい ―― そういうスタンスなのであります。
2005 05 11 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
私は、1996年から個人向けにインターネットを通じて、不動産のコンサルティングを行う会社をやっております。現在では、毎日全国からあらゆるご相談が寄せられています。
一般消費者に代わって購入前に不動産を調査することも行なっておりますが、これはあくまでも自宅としての購入を前提としたものでした。しかし、ここ数年、一般のサラリーマンの方々から不動産投資に関するご相談や調査依頼が急増しています。(長谷川 高)
将来の年金に対する不安も大きいのでしょうし、昨今、書店へ行けば、「誰でも簡単に大家さんに成れる」といった書籍が多く並んでいます。実際に弊社の相談者と接して感じることがあります。皆さん真剣に不動産投資に興味をもって勉強していますが、不動産固有の「リスク」に関する基本的な認識が足りないのではと感じる時が多いのです。
現在の低金利の状態では、余剰資金を国債や定期預金等で運用しても充分な運用益が得られません。そこで、相対的に利回りが高く、ある程度の収益を実際に得られるのは「不動産投資」ではないかと。確かに、新築にワンルームマンションでは、「利回り5%」前後をうたう物件もありますし、地方や郊外の中古アパートでは表面で 10%前後の利回りの物件も存在します。
またリートと呼ばれる不動産投資信託(リート)に関する相談も最近増えておりますが、このリートの特徴は数十万円程度の資金で不動産を証券化したものを購入できるというものです。市場に上場しているものであれば、購入も売却も即座に行うことができます。このリートの利回りもおおよそ3%~4%ですから、やはり個人国債や定期預金に比べれば、見かけ上充分に高利回り商品であると言えるでしょう。
しかし、これら不動産や不動産投資信託を買う上での「リスク」をしっかり認識し、理解した上で購入することが必要です。
まず第一に「流動性(換金性)のリスク」です。上場している不動産投資信託(リート)以外の実物不動産投資は他の金融商品投資に比べ著しく流動性が低いということです。急に事故や病気によりお金が必要になっても直ぐに売却して換金することは、現実的ではありません。よって、あくまでも余剰金で投資を行う必要があります。一般のサラリーマンやOL・主婦の方々がなけなしの預金を注ぎ込んで投資するには適さない投資です。
次に「金利上昇のリスク」です。現在、公定歩合は実質0%で、国債等の長期金利は約1.5%程度です。この状態は異常と言えますので、今後日本経済が復調してきた場合、当然、徐々に金利は上がっていくでしょう。その場合、不動産の市場で期待される利回りは、どうなるでしょうか。仮に長期金利が3%になった場合、例えば現状のリートの利回りでは当然市場は満足しないでしょう。+2%程度の当5%前後の利回りを当然要求されことでしょう。ここで、賃料が上がらなければ、リートの価格自体が下落します。マンションやアパート投資も同様です。より高利回りが要求され、その分、賃料が上がらなければ物件価格が下がり、この場合、購入時の価格を時価が下回る「キャピタルロス」が発生する可能性が出てきます。また金利が上昇すれば、変動金利でローンを組んで購入している場合の月々の利払いの額も上昇しますので、当然手取り額は減ることになります。
次に「空室のリスク」です。日本の人口構成を見る明らかですが、これから大量の団塊の世代の方々が退職される時代が来ます。オフィスの需要減退はマクロ的には避けられないでしょう。またワンルームマンションの需要者である単身者(20代から30台前半の世代)は、ボリュームゾーンである「団塊ジュニア」以降の若年人口が激減していることにより今後は厳しい時代になってきます。
こういったいくつかのリスクを充分に踏まえた上で、不動産関連の投資については判断をすべきです。
その他「地震に対するリスク」や「将来の修理・修繕費用のリスク」といったエンジニアリング的な観点も必要です。つまりこのような様々なリスクがある故、不動産は他の金融商品より高い利回りなのです。
そして、この他の金融商品との利回りの「差」がいわゆる「リスクプレミアム」なのです。現在の表面的な高い利回りだけに注目した投資は、決して賢い投資行動とは言えません。リスクを踏まえた総合的な評価が必要であり、立地も含め上記リスクができるだけ低い物件を厳選に厳選し投資する必要があります。
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長谷川 高 (はせがわ たかし)
1963年生まれ。東京都出身、立教大学経済学部卒。株式会社リクルートコスモスにて都市開発・ビル開発部、マンション企画開発部等にてデベロッパー業務全般に従事。1996年デジタル不動産コンサルタントLTD.設立。日本で初めて、インターネットを利用した消費者サイドに立った建築・不動産のコンサルティング事業を開始。他にコーポラティブハウスや老朽化ビル・マンションの再生事業を行う。
(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に5月2日に掲載したものです。
2005 05 11 [14. フィナンシャルi ] | 固定リンク | トラックバック
先月28日、日本銀行は「経済・物価情勢の展望」を発表し、2006年度に消費者物価指数(CPI)が前年度+0.3%程度のプラスに転じるという見通しを明らかにした。
2005年度の経済については、潜在成長率を若干上回る成長が実現すると予想しており、福井俊彦総裁は「潜在成長率を上回る成長を続けていけば、自然とCPIがプラスに転じる可能性は徐々に高まる」との見方を示した。実際、製造現場を直視すれば、原油価格は最高値圏で推移しているし、素材価格も鋼板や非鉄を中心に強含んでいる。
もっとも、2005年度のCPIについては、米価格の下落や電気・電話料金引下げの影響が残存するため、前年比ゼロ近傍の推移にとどまると予想。9人の政策委員が示した2005年度のCPI予測の中央値も、昨秋時点の+0.1%から下方修正されて▲0.1%となった。
日銀は、2001年3月に量的緩和を始める際に、「CPIの上昇率が安定的にゼロ以上になるまで量的緩和の枠組みを続ける」と明言しており、同日開催された政策委員会・金融政策決定会合においても日銀当座預金残高を30-35兆円程度に据え置くことを賛成多数で決めている。
日銀は「景気回復時期を明確にしただけで、後ズレさせた訳ではない」と釈明するが、マーケットは量的緩和を解除する時期が遠のいたと見た。国債の金利もダレ気味だ。
とはいえ、2006年度にかけて、量的緩和政策の枠組みを変更する可能性は徐々に強まっていく。最近になって、山口泰元日銀副総裁が重い口を開き、「量的緩和は意図せざる金融システム対策にはなったが、流動性供給の波及経路が遮断されたため、景気・物価という本来の効果は生まなかった」と断言しているように「すでに量的緩和の使命は終わった」と認識している日銀の内部者は多い。現に資金供給のための公開市場操作でも応札額が入札予定額に満たない事態が昨年後半から相次いでいる。
非常にシニカルな言い方になるが、量的緩和が多少なりとも景気に対する効果を持っているとすれば、それは「量的緩和には効果がある」と誤解している人々がいるので、その人々に対して「量的緩和をやってるゾ」とアナウンスすることによって心理的に明るくするというだけなのだ。
2006年9月には小泉純一郎首相が総裁任期を終える。そうなれば、消費税率の引き上げ論議が沸騰しよう。そうなった後に、果たして金利を引き上げることができるのか――少なからぬ日銀首脳の脳裏には、1989年の消費税導入時に公定歩合の引き上げが遅れたことが悪夢のように思い出されているはずだ。
バブルを必要以上に膨張させる結果となった一因は日銀の引き締め転換が遅れたことにあった。1986年11月に景気は底を打っていたにもかかわらず、2年6ヵ月後の1989年5月まで、日銀は公定歩合引き上げに踏み切れなかった。
当時は米独が先に金融引き締めに転ずる中、日本だけが遅れをとった形だったが、今回の局面も米欧は先に金利引き上げに着手していることが興味深い。十数年前と同じ轍を踏まぬ金融政策が求められているのではないだろうか。
(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に5月9日に掲載したものです
2005 05 10 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
こんにちは、百歳酒にはまっている尾花典子です。
韓国に行って以来、かなり百歳酒にはまっています!体によいような気がするんですよね・・・といってもアルコール度数は結構高いんですけど。
あまりにも百歳酒大好きビームを発していたのか、以前にFJの岡本編集長が四谷の有名な韓国料理のお店に取材(?)でいったついでに、お土産に買ってきてくれました。最近はインターネットで百歳酒を大量購入して飲んでいます・・・。
昨日から日本振興銀行では、開業1周年の大感謝祭を開催しています。色々な特典もあるようですが、なんといっても興味深いのは・・・店頭でホッピーのサービスも始めているんです!
日本振興銀行の先月のお客様懇親会で、ホッピービバレッジ副社長の石渡美奈さんに「ブランドはこうして再生させる!」というテーマで講演をしていただきましたが、そのご縁もあり、今回は特別にホッピーのラベル部分を日本振興銀行の開業1周年記念バージョンにしていただいて、ちょっとかわいい感じです(*^-^*)→
このボトルの横面にはゴー社長のコメントもはいっているんです・・。
ちなみに今回の大感謝祭でつくったはっぴは↓で、小穴会長とゴー社長に試着していただいた時の写真です♪
神田出張所(神田富山町17)も昨日オープンしたし、先月(2005年4月)においてはアイワイバンク銀行の記録を抜いて新規参入銀行として開業以来約12ヶ月で単月黒字を確保したし、とりあえずほっと一息なのかな・・・とゴー社長をひそかに観察してみたところ、やっぱりいつもと変わらず(?)ちょっと強面で仕事をしていました・・・・。
2005 05 10 [15. 週刊!尾花広報部長] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「世間知らず」さんからのトラックバックによると、「のんびりとながめていたHotwiredの小倉さんのblogが4月いっぱいで終了しました」とのこと。早速、見に行ってきました。「Hotwiredの特別企画として開設されてきたこのblogですが、Hotwired Japan 側のリニューアルに伴い、今月いっぱいで終了することとなりました。約半年間ご愛顧頂き、ありがとうございました」ということで、大変残念です。
匿名問題について、私は、小倉氏の心境には多少同情しつつも、その対処については違う意見を持つ立場でしたが、いずれにしても、ブログが閉じられることは残念です。異なる意見の表明を尊重することが民主主義の基本なので、それがどなたであろうとも、たとえ対立する意見の方であろうとも、ネット上の炎上が切っ掛けとなってブログが閉じられることになるというのは悲しいことです。
そういう意味で、昨年春に祭になって一時期実質的な閉鎖に追い込まれた「署名で書く記者の『ニュース日記』」において、共同通信記者の小池さんがブログに復帰されて健筆を揮っていらっしゃることは何よりもうれしく思っています。
もっとも、小倉氏は、「このBLOGの主要テーマの一つである『ネット上のコミュニケーションにおける匿名性』という問題については、近々、もう少ししっかりした場所で議論することになる予定です。程なくして公にアナウンスされることになると思いますので、そちらの方もご注目頂ければ幸いです」と宣言しておられるようですね。近いうちに復活を果たされる予定のようなので、心待ちにしています。また、異なる視点から建設的な議論をさせていただくことを楽しみにしております。
2005 05 09 [01. ブログ万歳ココログ三昧] | 固定リンク | トラックバック
[フィナンシャル ジャパン] 携帯サイトのゼイヴェル 「女心はリードしてつかめ」
大浜史太郎ゼイヴェル社長インタビュー FJ5月号
女性向け携帯コマースNo.1の秘密は、“楽しませて、ちょっとだけ売る”
「女心と秋の空」と言うように、コロコロと変わりやすい女性の心。それを見事に携帯サイトでとらえたのが、ゼイヴェルの「girlswalker.com」だ。1日平均5000万ページビュー、メルマガ登録読者数は900万人以上(2月現在)。
ファッション、ビューティ、雑貨の通販は年商8 0億円にも達する。ファッション市場を大きく揺さぶるゼイヴェルの、「集客力」の秘密に迫る。
なぜ女性を狙わないのか不思議です:秘密1
月間のアクセス数は、多いときで30億ページビュー、女性総読者数は2600万人、通信販売はゼイヴェル単体で年商80億円、グループ全体で100億円の規模。今どきの女の子なら「ありえな~い」と目を丸くするほど、ゼイヴェル提供の女性サイトは、ケータイ通販としては抜群の数字を誇る。
2002年から本格的にケータイ通販に取り組んできた大浜史太郎社長は、女性市場にこだわる。それも、ファッション市場に重点を置いている。
大浜 「なぜ、女性市場でビジネスしているんですか?」とよく質問されますが、僕に言わせると「なぜあなたは女性市場にアプローチしないのですか?」と逆に尋ねたくなるほど、このマーケットはビジネスの魅力にあふれています。
よく一般消費者市場の八割近くは女性が握っていると言われるように、消費活動では男性より女性のほうが圧倒的に力をもっています。これは、デパートの大半が女性向けのフロアで占められていることからもわかります。
特にファッションやビューティの分野は、他に比べて、不況に左右されにくい安定的なマーケットなんです。それだけ巨大で安定したマーケットがあるのに、それを狙わないというのは、むしろ不思議ですね。
僕は以前テレビの放送作家をしていましたから、いわゆるF1(女性20~34歳)やF2(女性35~49歳)と呼ばれる女性視聴者をメインターゲットに番組をつくっていたんですよ。特にF1層は可処分所得の流動性が高く、ブランドスイッチの激しい消費者たちです。つまり、新規参入企業でもF1層に向けて広告を打てば、他の層よりは購買につながりやすい。
このことはテレビ業界では基本中の基本ですが、ネットの世界でそこを本格的に掘り下げているところは見当たらなかったですね。
面白がってもらえば広まります:秘密2
ゼイヴェルは初め、PC版のファッションサイトを仕掛けた。裏原宿ファッションの通販サイト「裏情報ドットコム」は、アクセス数に対して物販の売り上げが伸び悩んだ。そこで大浜氏はケータイに着目。2000年6月に「girlswalker.com」をスタートさせた。日本初の女性向けケータイサイトは、フタを開けてみると予想以上のアクセス数を獲得し、メールマガジンの登録者も急速に増え、ビジネス面でも結果を残していった。
大浜 ケータイのほうが動き始めたので、パソコンのほうはさっさと切り捨てました。まだケータイの画面が小さくて白黒の時代ですから、周囲からは「ゼイヴェルはアホだ」と言われましたよ。
でも僕には、いずれ今日のような状況を迎えるという確信があった。ランチェスター理論にもあるように、敵のいないところで戦いを始めるほうが得策です。〝いま手をつけないといずれ負ける?ということはわかっていましたから。
女性市場では、パソコンよりケータイのほうが、メディアとしての力が格段に強いんですよ。ほぼ24時間ユーザーのそばにあって、メールを配信すれば新聞の折り込み広告よりも確実に、しかも低コストで消費者の手元に届くんですから。ケータイそのもの、つまりハードのほうは確実に進歩するから、いずれ先行メリットを活かせることは確実に期待できました。
その前提で、サイトづくりの考え方としては、最初から女性たちの可処分所得を取りにいくのではなくて、まずは〝可処分時間?を取りにいく戦略を立てました。
つまり、彼女たちが遊べるサイトを用意することです。本当に面白がってもらえるコンテンツを用意することなんです。それは、占い、ファッション、コスメ、雑貨などです。
いいコンテンツがあれば、女性市場では確実に口コミで広がります。男性なら、たとえば面白い占いを見つけても自分がやって終わりですが、女性は「このサイト、面白いよ」と友達に教えるんですね。すぐにメールで友達にURLを転送する。この口コミで、「girlswalker.com」は女性市場に広がっていきました。
当時はまだ、迷惑メールが問題視される前だったのも大きかったですね。ほとんどの人が電話番号をそのままメールアドレスに使っている時代でしたから。このタイミングのよさも、読者数を一気に伸ばすうえでは幸いしました。女性は、だいたい一人当たり平均4~5人に転送するんですよ。
秘密3:ファッション誌の読者をきっちり押さえます
現在、勝手サイト(ケータイの「メニュー」に登録されていないサイト)を含めて、500以上の女性向けケータイサイトがあるなかで「girlswalker.com」は、アクセス数、読者数、売上高のいずれもナンバーワン。女性市場の特色を経営者が熟知しているからこそ、圧倒的に市場を席巻できるのだ。
大浜社長が最初に女性市場へ目を向けたのは、南カリフォルニア大学に留学している最中。ロサンゼルスで日本向けラジオ番組の制作に参加したとき、先輩プロデューサーやディレクターから、「女性ファッション誌を徹底的に研究しろ」と叩き込まれた。
ゼイヴェルのビジネスには、ファッション誌の研究から学び取ったノウハウが随所に反映されている。
大浜 女性ファッション誌が100冊以上も発行されているのは日本ぐらいです。それだけ日本の若い女性は、モノへのこだわりや趣味嗜好が多様なんですね。
なかでも、売り上げから見ると、「Can Cam」(小学館)、「JJ」(光文社)、「ViVi」(講談社)、「Ray」(主婦の友社)が四大誌と位置づけられるでしょう。
これらの雑誌の読者こそが、女性ファッション市場の〝マス?と言える部分ですから、ここをきっちり押さえることが大事です。
売れているファンション誌を見ていれば、読者が好むブランドがわかりますよね。それに倣って、ケータイサイトでも同じようなブランドを揃える必要があるんです。
今でこそ「girlswalker.com」は、女性サイトのトップという座を活用できる状態ですが、初めのうちは当然、無名でした。サイトに掲載して販売するために、各ブランドに一軒ずつ営業して回りました。
化粧品会社に代表されるように、ブランド各社はとにかく自社のブランドイメージを大切にするんです。それはつまり、掲載されるメディア自体のブランドも、同じように強く意識するということです。
(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。
2005 05 09 [13. フィナンシャル ジャパン] | 固定リンク | トラックバック
5月お題:「メモリーカード、今後の行方は?」
既にゴールデンウィークに突入し、皆さん行楽地へ出かけられる機会も多いのではないかと思います。私は万博に行こうかとGW前から考えていましたが、初日の動向を伝えるテレビを見て、「ああもうめんどくさー」となってしまい、ガラガラの東京で春の過ごしやすい日をのんびりと過ごすことにしました。
さて、行楽地に不可欠なのがデジカメ。想い出を記録するには最早マストアイテムとなりつつあるものですが、デジカメの買い替えをしたことのあるユーザなら一度は直面するのが「メモリ」問題ではないでしょうか?
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2005 05 08 | 固定リンク
5月お題:「筋肉を鍛える健康モノ」
今月のお題は「筋肉を鍛えるモノ」です。女性小物担当なのに・・・と思いでしょうが、モノログ横丁は圧倒的に男性の世界、女性の視点からおすすめモノをご紹介したいと思いましたので、今月は「筋肉を鍛えるモノ」にしました。
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2005 05 08 | 固定リンク
5月お題:「皆さん、ワインで失敗したこと、なんかあります?」
お酒の失敗って結構あると思うのですが、私も数多くやりましたです。今月はそんな失敗談、自虐的に散りばめていこうと思います!!
この続きは「木村剛のモノログ横丁~トラックバック井戸端会議」へ
2005 05 08 | 固定リンク
今週の丸善丸の内本店 壹岐直也副店長がお薦めする本です。
『行動ファイナンスと投資の心理学――ケースで考える欲望と恐怖の市場行動への影響』
ハーシュ・シェフリン著 鈴木一功訳
東洋経済新報社・4410円(税込)
伝統的ファイナンス理論では、「合理的に行動する市場参加者」が前提にされていますが、投資家も人間である以上、欲望や恐怖といった心理の影響を受けて、合理的判断ができなくなる可能性があるのではないか、という疑問が湧きます。
そうした人間心理がファイナンスにどのように影響するかを研究し、従来のファイナンス理論では説明しきれない現象の説明を試みるのが行動ファイナンスです。
これまでの行動ファイナンスの本というと、やたら理論的なものや、逆にごく基本的理論だけを紹介した入門書が多かった印象があります。これに対して本書は、豊富な実際の金融市場のケースを題材に、行動ファイナンスの基本概念を理解できることが特徴です。タイトルから受ける印象よりもやさしく面白いので、ファイナンス理論に詳しくない実務家の方にも、通勤電車の中で気軽に読んでいただけると思います。
(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に5月2日に掲載したものです
2005 05 07 [12. 本のソムリエ] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「地球の裏からまじめな話〜頑張れ日本」さんが、良い味出しています。
『[企業防衛策]「政府の後押しで導入を早めたい」マネーをもてあそぶ買収者から、従業員や顧客、取引先と企業そのものを守ることは、経営者の重要な責務だ。防衛策の導入は当然だろう。政府はこれを後押しすべきだ。(中略)東京証券取引所は、過剰な防衛策の自粛を全上場企業に要請した。合併など重要案件への拒否権を持つ「黄金株」の否定など、内容はおおむね妥当だが、正当な防衛策が一般株主の権利を守ることも強調すべきだったのではないか』と説く読売新聞の社説に対して、ボヤキまくっているんです。
大体「マネーをもてあそぶ買収者」って大新聞の書き方なのか。 もちろん中にはそういうのもあるかもしれないが、みんな食うか食われるかの資本主義社会で知恵を絞って生きているわけで、あたかも買収する側・・・を悪者にさりげなく仕立て上げるこの言い方は卑怯だ。 従業員や顧客や取引先及び企業そのものを守るのは経営者の責務である、って当たり前じゃない。それは何も買収者からのみ守ればいいってモンじゃ無いでしょう。 むしろ、上述して来たように、マネーをもてあそぶ買収者なんてのが現れなくても、守れない、守らない経営者が多すぎやしませんか?
こうした日本企業の過剰防衛体質に警告を発したのが東京証券取引所だったのに、読売新聞は「正当な防衛策が一般株主の権利を守ることも強調すべきだったのではないか」などと訳の分からないコメントを弄して読者を混乱させている ―― それについても、「地球の裏からまじめな話〜頑張れ日本」さんは苦言を呈しています。
東証の念押し、つまり過度の防衛策に対する牽制球に対しても「内容はおおむね妥当だが」なんて偉そうだよな。「正当な防衛策が一般株主の権利を守ることも強調すべきだった」って、貴殿はきちんと東証のその文書を読まれたのですか? 東証のこの文書のお題、ご存知ですか? 『敵対的買収防衛策の導入に際しての投資者保護上の留意事項について」って言うんですよ。 大体、過度の防衛策が一般株主の権利を侵害する可能性があるから、この文書を出したんでしょうが。 例えばニッポン放送があんな馬鹿げた防衛策を出したりしなけりゃ、こんな文書は東証だって出してなかったと思いますよ。 今でもあの新株予約権が正当な防衛策だと信じて、それが一般株主の権利を守るなんて思っているのなら、貴殿はもう一度お茶の間に浸透させたと自負されている証券市場について勉強されてから書くべきだと思いますよ、まったくもう。
いやぁ、お見事な論評です。まったくもってそのとおりですね。本当に心の底から「まったくもう」としか言いようがありません。こうなったら、東証さんに頑張ってもらうしかありませんね。まったくもう・・・。
2005 05 06 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
どうも神部です。
6月11日(土)の午後に「フィナンシャルジャパン」誌主催で個人投資家向けのIRイベントを開いてみることにしました。
出来れば、今後月1回のペースで開催したいと思っています。
日経新聞社さんや株式新聞社さん、各証券会社さんも個人投資家向けのIRイベントを結構開催しています。
FJは「ビジネス・マネー」の雑誌ですから、同様にIRイベントをしても良いかなと。
ただ読んでいただくだけでなく、今後はリアルなイベントも実施して、様々な形で情報を発信・提供していこうと思っています。
なんでも、ネット証券を利用する個人投資家の数が1年間で56%も増えているそうです。
このことに関して「株式投資に対する関心が高まっている」。「店頭などでの対面取引中心の証券会社に比べると手数料率が大幅に低い」といった理由を指摘するメディアもあります。確かに手数料は安いほうが良いけれど、本当はもっともっと単純な理由で、ネットで売買したほうが簡単で便利だからですよね。
で、今の状況について簡単に言ってしまうと、いまや、ネットのおかげで、投資家の裾野が広がり、投資先を捜す人たちが増えている一方で、企業にとっても「個人投資家に支持してもらえない会社はダメ」という環境が整いつつあると思うわけです。
ではなんで、FJ誌主催でIRイベントを実施してみようかと思ったかと言うと、確かにネットはいろんな情報もあるし、売買も好きな時間にすぐ出来て便利なんだけれど、いったいどんな顔した人が社長で、どんな声で、どんなことをしゃべるのか、ようは「百聞は一見にしかず」ということです。もちろん、これは収録して「フィナンシャルジャパンONLINE」でも流します。単に活字の媒体だけじゃなくて、いろんな形で個人投資家の方達やもちろん企業の情報発信のお役に立てたら良いかなということです。
IRイベントというと、企業の社長さんがでてきて、延々業績の説明しているようなものが多いようですが、出来れば、見ていて飽きないようなやり方で、イベントとしても、なかなかおもしろいねといわれるようなものにしたいと思っています。
詳しい情報は、近々「フィナンシャルジャパンONLINE」(http://www.financialjapan.co.jp)に掲載しますので、一度見てみてください。
興味のある方はぜひ6月11日のIRイベントにご参加ください。また、「プレゼンしてみたい。興味があるぞ」という企業のIR担当者の方も、ご一報いただければ幸いです。
ではまた。
2005 05 06 [17. 週刊!神部プロデューサー] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。本日は、私が独断と偏見でブログを選んでご紹介する「BLOG of the Week」でいきたいと思います。
私は、今年で経営者歴8年になりますが、サラリーマンとの生き方の違いを身を以って実感してきました。松井証券の松井社長的に言うと、「おカネをもらってから働く」のがサラリーマンで、「働いてからおカネをもらう」のが経営者ということになりましょうか。私流に言えば、似ているのですが、「おカネをもらって働く」のがサラリーマンで、「おカネを支払って働く」のが経営者ということになります。この二つの種族の違いにはかなりの距離があります。
そんなことを思いながら、「よろずもめごと論」さんの「サラリーマンと経営者、どちらが普遍的な働き方か」を読ませていただきました。共感するところが少なくありませんでした。それでは、「よろずもめごと論」さんの「サラリーマンと経営者、どちらが普遍的な働き方か」お楽しみください。
[サラリーマンと経営者、どちらが普遍的な働き方か] 現代の日本ではサラリーマンすなわち給与所得者が多数を占める。若い世代(どこからが若い世代かという定義はこの際問わない)にとって働くということは、まずはサラリーマンになること、というのが一般的な認識ではないだろうか。なかには家業を継いだり、起業をしたりというケースもあるが、前者は減りつつあり、後者はまだまだこれからといったところだろう。 この停滞した経済状況ではサラリーマンですら安穏としていられない。ましてや家業を継いだり、起業したり、つまり中小零細組織の経営者になるなど、安定した将来が望めないと思われている。 ところでサラリーマンというのは、むかしから普遍的な働き方だったのだろうか。士農工商のうち士は確かにサラリーマンだろう。特に平和な江戸時代の武士は官僚組織のサラリーマンである。しかしそれ以外の圧倒的多数の日本人はすべからく「個人事業者」的な側面が強かったのではないか。少なくとも「農工商」は安定した給与が約束されているシゴトとは言えまい。つまりかつての多くの日本人は、そしておそらく他の国の人間も、「個人事業者」であり、自らの生業の経営者だったということになる。 経営者として生きることは非常に厳しいものだ。サラリーマンは働いてさえいれば、とりあえず一定の給与をもらえることになっているが、経営者は違う。いくら働いても低収入だったり、ただ働きだったりすることが当たり前の過酷で厳しい世界である。 以前に経営破綻して税金が注入され事実上の国有銀行となった某銀行の銀行員が「税金が投入されているのに未だに高給取りなのはおかしい」という批判に対して、こう言うのを聞いたことがある。 「給料に見合っただけのシゴトはしていますから。」 まさにサラリーマン根性である。 財政破綻した国、自治体で働く公務員も、この銀行員と同じような意識を持って、当たり前のように人並みの給料を取り、人並み以上の福利厚生、天下り先、安定した地位にしがみついている。 仮に給与所得者であっても働いている人間が経営者感覚を持っていればよいが、「サラリーマン」ばかりになっては、その組織の将来は危ない。とくに安定していると思われている(思われていた?)大企業、役所で働いている人間は、ともすれば、危機意識が欠如し、「サラリーマン」になりがちである。 「サラリーマン」は人間本来の自然な働き方ではない。そして「サラリーマン」であること、すなわち経営感覚の欠如が蔓延するとその組織はたちまち破綻する。いまの日本社会の停滞の根源は「サラリーマン」の増殖にあるのではないかと、ふと思いついた。キザな言い方をすれば「人間だれしも自分の人生の経営者」である。それすら忘れているようでは、自分自身の将来が危ない。
2005 05 05 [22. BLOG of the Week] | 固定リンク | トラックバック
みなさん、こんにちは。巨人ファンの岡本呻也です。
大阪というと長期低落傾向にあり、数年前にはトヨタが支える中部経済圏に工業出荷額で抜かれて、どうしようもない状態にあるというイメージを持っている人も少なくないでしょう。
ところが、ここ最近、大阪経済が回復の兆しが見えてきたという人もいます。正確に言うと、やっと元気になりつつある段階らしい。ようやく風向きが変わってきたのでしょうか。
その一番の要因は、松下電器産業に代表される企業の業績が上向いたこと。数年間にわたってリストラを断行し、バブルのウミを出し切って、やっと積極的な設備投資の攻勢に乗り出そうという体制を整えてきたからです。その姿勢は、下請け企業への発注につながります。仕事が増えてきているらしい。どうやら関西の企業には、お金という血液循環ができて、やや経営改善しつつあるようです。
それはしばらくすると、街の表情にも現れてきます。気のせいだか、繁華街の空気も少しは明るくなったような気がしませんか。一年近く前から大阪に通うようになった人に話を聞いてみると、最初はキタの繁華街もすごーく暗い感じだったのが、年末あたりから明るげな表情になってきたと印象を語っていました。
とはいえ、直近の経済レポートを見ると、「改善傾向には一服感」という表現が並んでいます。1-3月期の業況判断DIがマイナスだったからです。でも4-6月期予想は、大幅に改善しています。どうなるんでしょーかね。
万博や新空港の開港で名古屋に注目が集まっていますが、そういう時だからこそなおさら、大阪にも頑張ってほしいものだと思ってなりません。
2005 05 05 [21. 週刊!岡本編集長] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。ブログのありがたさは、様々な知識を持った人々がそれこそ各々のスタンスで集合し、雑多な情報を手繰り寄せながら自然と世論を練り上げていくことにあります。自分が知らなかった世界がいつの間にか広がっていくという楽しさがそこにあります。
私にとって、「大日本正則英語学習法」さんからのトラックバックがそうでした。私は、物書きとしては人並み以上に長いキャリアを経てきましたが、デジタル世界においては素人も同然ですから、ご指摘を受けるまでEFFという組織の存在さえ知らなかったのです。「大日本正則英語学習法」さん、ありがとうございます。
「大日本正則英語学習法」さんは、いわゆる匿名問題に関して、EFFを照会してくれたのですが、EFFとは、「Electronic Frontier Foundation」の略で、デジタル世界における権利と自由を護るために設立されたNPOということのようです。「大日本正則英語学習法」さんは、匿名問題に関して、このEFFが表明している主張を翻訳してくれました。この文章は多くの示唆を含んでいると思うので、皆さんにご紹介したいと思います。
多くの人たちが、自分がオンラインで発言することと、自分のオフラインでのアイデンティティとを関連づけたくないと思っている。 そうした人たちは、政治的・経済的な制裁や、嫌がらせについて懸念しているのかもしれないし、更には自分の生命に危険が及びことをも心配しているのかもしれない。内部告発者は、会社や政府が隠蔽したいと思うような情報を報告している。人権活動家は抑圧的な政府と戦っている。両親は子供がインターネットを探検する安全な方法を作り出そうとしている。ドメスティック・バイオレンスの被害者は、虐待者が追ってくることのできない場所で生活を再建しようとしている。 こうした人たちは、本名を使う代わりに、仮名や匿名で発言することを選択する。そうした人たちや、彼らをサポートする団体にとって、匿名性の確保は死活問題だ。文字通り、それは彼らの生命を救うかもしれないのだ。 匿名によるコミュニケーションは、我々の政治的・社会的対話において、重要な位置を占めている。最高裁判所は、匿名表現の自由が憲法修正第一条(訳注:表現の自由)によって保護されると繰り返し判示している。 多くの文献で引用されている1995年の「マッキンタイアー対オハイオ選挙委員会」最高裁判決は、次のように述べる。匿名による表現の自由の保護は民主的討論のため不可欠なものである。 社会の大勢に対して異論を唱えようとする者は、自分のアイデンティティを秘匿することを許容されてはじめて、自由に反対意見や少数意見を述べることができる。…匿名性は多数の専制からの盾である。…かくして、匿名性は、憲法が定める権利章典、とりわけ憲法修正第一条の背後にある目的を具現するものである。すなわち、匿名性は、不人気な意見を述べる個人を偏狭な社会の手による報復から保護するという憲法の目的を具現しているのである。匿名表現の伝統は合衆国それ自体よりも古い。 建国の父、アレクサンダー・ハミルトン、ジェームズ・マディンソン、それにジョン・ジェイは、「パブリアス」という仮名を使ってフェデラリスト・ペーパーを執筆したし、これに対する反論も、「連邦の農民」という仮名を使って行われた。 連邦最高裁判所は、憲法修正第一条から匿名による表現の自由が派生すると繰り返し認めている。 匿名による表現の自由は出版行為以外についても保障される。 2002年に最高裁判所が「布教活動を行う者は、戸別訪問を行う前に市長のオフィスに本名を登録しなければならない」という内容の法律を違憲無効としたのはこのためである。 こうした古くから続く匿名の権利と、それが提供する保障は、インターネットにとって決定的に重要である。 最高裁判所も認めたように、インターネットは誰もが「パンフレット製作者」や「どんな演台から演説するよりも遠くまで届く声を持った広報員」になることができる、新しく強力な民主的討議の場を提供する。
2005 05 04 [01. ブログ万歳ココログ三昧] | 固定リンク | トラックバック
常識で言えば、国家が借金を踏み倒すはずはない。国家の借金である国債という金融資産は最も安全と教科書には書かれている。
ところが、現実を直視すれば、財政が破綻して利払いを停止する国もある。経済政策の失敗で2000年秋から経済危機に陥ったアルゼンチンは、2001年12月に対外債務の返済停止を宣言していたが、ついに借金棒引きという伝家の宝刀を抜いてしまった。
元本と延滞利息をあわせて1026億ドル(約11兆円)になる債務を新規国債に交換することで、投資資金の70%を切り捨てさせた。元本の維持を求める場合は、満期を2038年にすることを呑まなければならない。高齢者ならば、そのころ100歳を越えているだろう。理不尽な話だ。
アルゼンチンと同様に償還条件を見直したウクライナやウルグアイでさえ、元本削減という荒業には手を着けなかったのに、世の中は善人ばかりではないということか。国家という化け物はいざとなったら、何でもやるということを思い出させられた事件だった。
国家保証付きで4%以上の利回り。ゼロ金利時代であればなおさら、よだれが出る金融商品だった。しかも、円建てだから為替リスクがない。それで、3万とも言われる日本の公益法人や個人が1915億円もアルゼンチン国債を買い求めた。損失の傷跡はまだまだ生々しい。
思い返せば、1990年代半ばのメキシコ、1997年のアジア、98年のロシア、そしてこのアルゼンチンと、非常時において国家が掟破りの反則技を繰り出すケースは少なくない。
しかし、冷静に見つめてみると、掟破りのアルゼンチンにおいても、公的債務残高はGDPの60%程度にすぎない。それに対して日本は160%。一体全体どうやって財政赤字問題を解決するのかという素朴な疑問が湧く。
永田町では小泉VS抵抗勢力の茶番劇が繰り返されているが、郵政民営化の本丸は財政規律を具現化できるかどうか。裏返して言えば、民営化された郵政公社が自由に経営できるか、自由に資産運用できるかどうかが最重要のポイントだ。
すでに1000兆円を超えたと推測される公的債務だが、今後ともに財政規律が埋め込まれなければ、さらなる膨張を続けて、いずれ破裂する運命にある。
そうであればこそ、リスクは承知で郵政民営化を断行せねばならないわけだが、とっくの昔に財政規律を回復するだけで解決できる規模を超えている。
したがって、大幅な歳出削減とともに大幅な税収増が求められるわけだが、たとえ消費税を10%に上げたところで増収額は知れている。その意味で財政赤字問題は、政治的に解決不能の範疇に近い。
それほど遠くない昔、ある高級官僚が「心配しなくても大丈夫。財政赤字問題を解決する良い方法がありますから」と述べていた。訝る私に対して、「100年待てばいいんです。日本の相続税はどんな金持ちでも三代で無一文になるように設計されていますから、100年経てば、いまの個人金融資産は政府のものです」と平然と言い切っていたことを思い出す。
財政赤字問題に関する私の心配症が悪化したことは言うまでもない。
(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に5月2日に掲載したものです。
2005 05 03 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。本日5月2日をもって満43歳になり、晴れて厄年(後厄も含めて)があけた木村剛です。軽妙洒脱な筆致で毎回楽しみに読まさせていただいている「grounder」さんから、面白いご指摘をいただいたので、ご紹介しましょう。
電車で発見して「おやっ?」と思った事を…。ちらりとしか見られませんでしたが、僕が通勤に使っている東京の私鉄電車にどこかの電車同様に(通勤時間だけかな?)「女性専用車両が設けられました」という告知ポスターを見ました。・・・ この「女性専用車両」というのは痴漢連が自主規制?も効かず悪意ある行為を車内で繰り返す為、企業(鉄道会社)がイカン!と言って規制をかけた結果ですよね。女性専用が連結された電車には乗った事ありませんが、その時、他の車両は何の面白味もない男大勢の車両を想像してしまいました。 それこそイカン!という感想なのです。電車の中での楽しみの一つにマンウォッチングと称する異性を眺める(じっと見てはいけませんよ!)ような楽しみの空間でもあります。その中では季節や流行(臭いもあるよ!)を感じたりする(僕にとっては)貴重な空間なのです。ネガティブに考えて、この規制がエスカレートした場合? 半強制的な「男性専用車両」が出現してしまう可能性を持っていますよね。 くれぐれも痴漢(及び願望が溢れている)の人達!そのうち痴漢もできない電車が出現しますぞ!
確かにそのとおり、という感じではありますが、「grounder」さんとは、違う視点から、この問題を斬ってみたいと思います。私は逆に「男性専用車両」が合ったほうが良いのではないかと考えているからなんですね。じつは、「痴漢被害」というのは、逆もありまして、「何もしていないのに痴漢に間違われてしまう被害」というのもあるようです。
何も「『ミラーマン』(ちょっと旧いですか・・・)は無罪だ」などと主張するつもりはありませんが、警察庁で管理職をしている友人に聞きますと、「とにかく、痴漢に間違われたら、振り切って逃げること。俺は何もしていないから大丈夫などといって、警察に行ったら逮捕されてしまう。無実の証明ほど難しいものはなく、被害者が『私は触られた』と主張している以上、警察としては拘置するしかない」などと言っているんですから・・・。
そういう意味で言うと、「何もしていないのに痴漢に間違われてしまう被害」から男性を護るために、「男性専用車両」を設けるということも考えた方がよいのではないか、と思うわけです。「女性専用車両」があったところで、その他の車両にも女性が乗車しています。「何があっても絶対に痴漢にあいたくない」と思う女性のために、「女性専用車両」があるのなら、「何があっても絶対に痴漢と間違われたくない」と思う男性のために、「男性専用車両」を設けてもよいのではないかという感じなんですけどね・・・。
皆さんは、そのあたり、どうなんでしょう?
2005 05 02 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック
ネットとテレビの融合
そろそろ今回のテーマ「薄型大画面テレビはどうよ?」は終わりに近づいていますが、たぶん「テレビ」というキーワードが引っかかってライブドア・フジテレビ問題に関するトラックバックを「ブログで起業だ」さんから頂いたので、有難く話題を引き継いで、今回はこの内容でいきたいと思います。
この続きは「木村剛のモノログ横丁~トラックバック井戸端会議」へ
2005 05 01 | 固定リンク
2005年4月:さて、今月は赤ワインにいきましょう!!
赤ワインについてあれこれと書いてきましたが、どうでしょうか、飲んでいますか?赤ワイン。雑誌の書評やネットのコメントなど継続して見ていると、段々と売れ筋ワインがわかってきたり、自分の好みがはっきり見えてきたり、自然とワインとの距離が近くなっていくものです。ま、ワインから擦り寄ってくるような気になるはず。
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2005 05 01 | 固定リンク















