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2005.05.07

[本のソムリエ] 「行動ファイナンスと投資の心理学」

0502

 今週の丸善丸の内本店 壹岐直也副店長がお薦めする本です。
 『行動ファイナンスと投資の心理学――ケースで考える欲望と恐怖の市場行動への影響』
 ハーシュ・シェフリン著 鈴木一功訳
 東洋経済新報社・4410円(税込)

 伝統的ファイナンス理論では、「合理的に行動する市場参加者」が前提にされていますが、投資家も人間である以上、欲望や恐怖といった心理の影響を受けて、合理的判断ができなくなる可能性があるのではないか、という疑問が湧きます。
 そうした人間心理がファイナンスにどのように影響するかを研究し、従来のファイナンス理論では説明しきれない現象の説明を試みるのが行動ファイナンスです。
 これまでの行動ファイナンスの本というと、やたら理論的なものや、逆にごく基本的理論だけを紹介した入門書が多かった印象があります。これに対して本書は、豊富な実際の金融市場のケースを題材に、行動ファイナンスの基本概念を理解できることが特徴です。タイトルから受ける印象よりもやさしく面白いので、ファイナンス理論に詳しくない実務家の方にも、通勤電車の中で気軽に読んでいただけると思います。

(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に5月2日に掲載したものです

2005 05 07 [12. 本のソムリエ] | 固定リンク

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