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2005.06.30

[ゴーログ] ミュージカルバトンはネズミ講なのか?

 皆さん、こんにちは。先週、ミュージカルバトンを次の方に回すのをパスしたら、「無菌育ち3はお堅いのがお好き」さんから「パスしちゃ駄目じゃん」と叱られてしまった木村剛です。「LIVERTY BELL」さんや「貞子ちゃんの連れ連れ日記」さん、「ゆびとま」さんなども、ミュージカルバトンを楽しんでいらっしゃるようです。

 しかし、「商業利用の臭いがする」という「くまさんの自立」は、まず冷静に計算して、この5人ずつ増えていくという構造上の問題を指摘していました。

最初の人が1人でスタート した場合 
→第2          5人
→第3         25人
→第4        125人
→第5        625人
→第6      3,125人
→第7     15,625人
→第8     78,125人
→第9    390,625人
→第10 1,953,125人

 確かにすごい数字ですね。「くまさんの自立」さんは、「この数字ってすごくありませんか、最初に5人からスタートすれば、第10では、9,765,625人で約980万人に到達するのですね。ぼくのようなへそ曲がりがいなくて、全員がこの通りに、尚かつ重複者がでないでいけば、国内ブログ利用者は延べ335万人・・・ですから数字的には完全に全ブロガーを網羅してしまうのです」とまで述べておられます。
 「このようなものは商業利用目的であれば、莫大な利益を生み出すかもしれませんね」という「くまさんの自立」さんの洞察に呼応するかのように、「愛と妄想の日々」さんは、「『バトンを渡す5名』を重複無しでみんながきっちり回したら、10世代目でざっと200万人。破綻は目に見えているw まさにネズミ講だな。こりゃw」と書いてくれました。また、「Kento De Goo Punch」さんが「いわゆるチェーンメールだよね?これ」と指摘したところ、「くぬぎのしっぽ」さんも「これって古くは不幸の手紙、耳に新しいところとしてはチェーンメールですよね。やってることの見た目は違えども、仕組みややってることは、マルチやネズミ講にも通じます」と返しています。
 でも、「ただまあ、『チェーンメールっぽいから』で、チェーンメールであるかどうかや、目的・出典を検証せずに『怪しい』と決めつけてしまう態度と、『なんかまわってきたから』で、チェーンメールであるかどうかや、目的・出典を検証せずにそれに乗って次へ回してしまう態度とは、ほとんど同じものなんじゃないの?」(by「gekka blog」さん)という意見もありますから、「賛否両論公平に。私は面白そうなので参加しときます」(by「ニュースの視点」さん)とか「こうしたお馬鹿企画は大好きなので、せっかくだから参加」(by「ビールを飲みながら考えてみた」さん)のようなノリが良いんですかねぇ。
 まあ、「未来の成功のためのレッスン」さんが、「『6人たどれば,世界中のだれとでもつながる』という友達の輪ができるのである。レビュアーの単純の試算で検証してみても、ひとりの知っている人の数を100人と見積もって、100の6乗は1兆なので、知り合いどうしの重複はあったとしても世界の人口60億より充分に大きいので、ありえる話だと一人納得した次第である」と書いていますが、人々とのつながりが増えるという意味で、ポジティブに捉えておきたいと思います(ただ、やっぱり私は、次の人にバトンを渡すことはパスしたいですね)。


2005 06 30 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

[週刊!岡本編集長] 最終回のごあいさつ

 皆さんこんにちは夏デヴの岡本呻也です。
 大変お名残り惜しいことですが、このブログで皆さんにお話し申し上げるのは、今回が最終回です。
 私はフィナンシャル ジャパン編集長を木村剛にバトンタッチします。

 思い返せば、木村さんから「雑誌を立ち上げるので手伝ってもらいないか」とお誘いをいただいたのが一昨年の春のことでした。私はプレジデントを辞めてから、しばらく物書きをやっていて、そのとき、まったく気の乗らない返事をしたのを覚えています。まさか、ほんとに雑誌を出すとは思ってませんでしたからね。
 それから半年ぐらいたってまたお話をいただいて、その時も編集長はお断りをして、「顧問なら」ということで参画することになったのでした。その後ヨーロッパに出かけて、塩野七生さんのところに遊びに行った時にその話をしたら、「あなたが編集長やりなさいよ」と強く勧められまして、塩野さんに背中を押されて編集長を引き受けることになったのでした。それが去年の4月の話です。

 当初は、「雑誌創刊まで半年の準備期間、その後1年くらい編集長をやって雑誌を立ち上げ、木村さんにバトンタッチしよう」と考えていました。スタッフはみんな優秀で、私が思っていたより早く、ぐんぐん編集スキルを身につけていきました。今や、フィナンシャル ジャパンの編集部員は雑誌編集者としてのトレーニングはばっちりです。
 今年初めから木村さんは日本振興銀行に行ってしまって、あまり「フィナンシャル ジャパン」の編集にはタッチしていただけなかったのですが、7月1日にナレッジフォア社長に復帰することになったので、この機会に編集権をすべて木村さんに譲り渡すのがよいだろうと判断した次第です。私の計算からすると3カ月早く、「フィナンシャル ジャパン」をお譲りすることになったということになります。
 私としては、雑誌の土台はきちんと整備することができたと自負しています。それを使って木村さんが、普通の編集者の発想をはるかに超えた超編集長として、斬新な企画でより一層読者の皆さんを楽しませる雑誌にできるだろうと期待しています。

 振り返ってみると、創刊当初は本当に戦争状態でした。手取り足取り編集のイロハを部員に教えていましたし、取材にしても制作にしてもすべて手を添えるようにしてやっていたので、毎日が異常に忙しく、自分でもよく切り抜けられたなあと思うほどです。毎日怒鳴っていたような気がします。
 「これではたまらない」と思って、編集部員が自分でものを考え、自分で判断できるように仕事の方向づけをして、みんなの実力を磨かせました。
 肝心なのは、「編集長はタテの物をヨコにもしないんだから、自分がすべて何とかするしかない」と思わせることです。そうすると、ある種のオーナーシップが芽生えて、自分で考えるようになります。雑誌のページ作りはチーム作業でなくて個人技なので、そうした動機付けが非常に重要なのです。最近では、部員は私に何を言っても無駄だということがわかったのか、何も言ってこなくなりました(あまり威張れませんが)。
 私自身、マネジメントスキルを身につけることができたとても良い経験だったと思います。

 最後に言いたいことをひとつだけ言わせていただきたいと思います。
 FJ創刊以来、経済雑誌や新聞が、FJに金融担当大臣や日銀総裁や、金融庁長官にご登場いただいたことを非難がましく報道するケースが目につきました。「FJに登場すること自体が、これらの人々と木村剛の親密度の証明である」という論調です。
 そうすると、雑誌や新聞に誰かがインタビューに答えて、自分の考え方についてきちんとしゃべるという表現行為をした場合、その人はその新聞社や出版社と仲がよいということになるのでしょうか? まったくナンセンスですよね。だったら中立を標榜する人は、どのメディアにも出られないじゃないですか。それにFJには、他にもいろんな人に出ていただいてますが、木村剛と面識のない人だって出ていますよ。
 さらに行政の長が、メディアに出て、自分たちの姿勢について旗幟鮮明にするというのは、とってもいいことですよね。それがどうして非難の対象になるのか。そういうことを平気で書く雑誌や新聞は、行政府の人間にインタビューに行くなと言いたいと思います。

 これらの企画は、私の編集権の下で企画掲載されたものであり、わたしは中立的な立場から、これらの企画が、他の企画と同様に、読者にとって意味があるのどうかの価値判断をした上で掲載決定したものです。「これはダメだ」と私が判断する企画であれば、木村剛から提案されたものであろうとも、他の部員からの提案と同様、ボツにしてきました。すくなくともいままでは、わたしがそうしたコントロールを行ってきたのです。雑誌と彼のほかの活動は別物でした。木村剛にFJでインタビュアーをやってもらうときには、「FJのインタビュアー」として、読者のためになる情報を引き出すことに徹してもらいました。
 人には役割というものがあります。会社では経営者の役割を果たしている人でも、財界に行けば社業を越えた立場から公益を考える役割を果たそうとするはずです。そういう役割認識を認めないのなら、財界活動などできないし、人の持つ可能性は大幅に狭まってしまうでしょう。民間人が政府に入るということもできなくなります。果たしてそれでよいのでしょうか?
 「FJはメディアとして読者のためになる情報として、公的な地位にある人にインタビューして掲載した」という点を完全に無視して、「自分達は中立公正だが、木村が関与するFJは癒着の産物である」。つまり「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」という思い込みでFJをなで斬りにしてきた記者諸氏は、天に唾していないかどうかよく考えるべきだと私は思いますね。

 あー、さっぱりした。わたしはもとの物書きに戻りますので、書店店頭で皆さんにお目にかかる日もあると思います。その日までお元気で。
 あでゅー!

2005 06 30 [21. 週刊!岡本編集長] | 固定リンク | トラックバック

2005.06.29

[ゴーログ] お叱り、ありがとうございました

 皆さん、こんにちは。木村剛です。6月27日に開催された日本振興銀行の取締役会において、取締役会長に選任されました。日本振興銀行は、4月、5月と単月黒字を2ヶ月連続で記録し、6月も黒字になる予定ですが、執行部門を監督する取締役としては、なるべく早期に年度を通して黒字化し、株式上場を果たすことを見届けたいと思っております。そういう中、「1喝たぬき」さんから、日本振興銀行の融資状況に関して、厳しいお叱りを受けました。

知人の経営する会社はこの不景気で赤字が続いていた。しかし、彼の経営努力が実り、何とか月次では黒字になっていたようだ。大きなリースもこの1~2年で償却されるので先が見えるようになった。今まで自分の資産を会社の運転資金につぎ込んできたようだが、それもほとんど底をつきかけていた。そこへ日本振興銀行から融資を紹介するダイレクトメールが届いた。金利が8~15%と高かったため、相当躊躇したらしいが、リースが終わるとキャッシュフローに余裕が出来るため申し込んだらしい。当然、彼は融資を受けられるものと思っていたようだが、担当者からの返事は融資不能だったという。その知人はだめもとで、メインバンクにしていた大手銀行に融資の依頼をしたところ、なんと簡単に融資を実行してもらえたという。しかも相当低い金利だったようだ。知人は日本振興銀行に断られて良かったと喜んでいた。

 「1喝たぬき」さんの知人の方のご期待に応えることができず、私どもの力不足を本当に申し訳なく思います。そして、その知人の方は、大手銀行から融資をいただいたということで、日本振興銀行よりも低利で調達できたとのこと――心よりお慶び申し上げます。
 現在、日本振興銀行が融資を実行したお客さまは1000社を超えておりますが、残念ながら、折角のお申し込みに対してお応えできないケースが少なからずあるのが実情です。私どもは、私ども独自の審査基準に則って粛々と融資を決定しておりますが、さらに審査力を高めていくことにより、知人の方の実力を見抜ききれなかった私どもの力量不足を今後補っていきたいと思っております。
 もう少し、実情をお話ししますと、私どものお客さまの中には、私どもが融資した時点よりも財務内容が好転されたため、大手銀行の低利貸出へとシフトされる方々が数多くいらっしゃいます。私どもでは、大手銀行からお借り入れになり、私どもの融資をご返済いただくことを「お客さまが卒業する」と呼称しており、お客さまのご負担を軽減していただくためにも、なるべく多くのお客さまに「卒業」していただきたいと心より願っております。
 そして1980年代後半のように、また再び、大手銀行が中小零細企業に対して、掌を返して冷淡になったときには、貸出金利29.2%のノンバンクに駆け込む前に、私どもの存在を思い起こしていただければありがたいと思っております。そういう役割を果たすことこそが、私どもが日本振興銀行を設立したミッションであるからです。
 少し思い出していただきたいのですが、2年前、私どもが日本振興銀行を立ち上げるという構想を公にしたとき、大手銀行の方々は、「中小企業に資金需要はない」とか、「そんなところにマーケットはない」と嘲笑されました。しかし、いまや大手銀行は、私どもがお貸ししているお客さまに対して、低利での借り換え融資をお勧めしている状況です。
 世の中変われば変わるものです。そして私どもは、大手銀行の方々が中小企業の方向に向けて貸出スタンスを転換されたことを心よりうれしく思っております。それは、私どものお客さまである中小企業の経営者にとって資金が借りやすい環境になってきていることを意味するからです。それでこそ、私どもが「中小企業のための新銀行」をぶち上げ、「中小企業に資金需要がある」ことを行動で示したことの意義があったと思うからです。
 私どもは、結局のところ、100~150億円の資金を融通する小さな小さな銀行です。かたや大手銀行は年間で1~4兆円を貸し出そうというのですから、規模で申し上げれば、1:100以上の格差があります。しかし、その「1」が「100」の方々の意識を中小企業に振り向けることに僅かでも貢献できているとすれば望外の幸せだと思っております。
 申し上げるまでもなく、日本振興銀行はようやく創業後1年を経過したヨチヨチ歩き状態で、改善すべき点もたくさんあります。29.2%で貸しているノンバンクにお世話になるしかない中小企業のお客さまに円滑にサービスを提供していくためには、さらに一層の努力が必要であると考えております。ご指摘のように審査能力もまだまだ高度化していかねばなりません。いただいたお叱りをじっくりと噛み締めて、さらなる改善を追求して行きたいと考えております。お叱りありがとうございました。

2005 06 29 [07. 銀行はどこへ行く?] | 固定リンク | トラックバック

[フィナンシャルi] 控除縮小・廃止拍車へ

 政府税制調査会は、6月21日に2006年度以降の税制改正のたたき台となる「個人所得課税に関する論点整理」(以下「論点整理」と略)を発表した。主な内容は、①給与所得控除の見直し、②配偶者控除・扶養控除の見直し、③退職所得課税の見直し、④所得税から住民税への税源移譲に対応した税率変更、⑤定率減税の残り半分の全廃―という項目が大きな柱になっている。(第一生命経済研究所主席エコノミスト 熊野 英生)

 この論点整理から窺えるのは、今後の税制改正では控除の縮小・廃止の範囲が大きく広がりそうだということである。今までの税制改正は、1994年以降景気配慮を目的に実施されてきた定率減税、配偶者特別控除といった優遇措置を外し、課税ベースを広げることに主眼が置かれていた。一旦低下した所得税の担税力を「復元」することが建前だったと理解できる。
 ところが、今回の論点整理では、1994年以前への「復元」という範囲を超えた見直しが散りばめられている。この点はあまり指摘されていないが、従来と質的に大きく異なることを確認しなくてはなるまい。
 個別に論点整理の内容をみると、最大のインパクトがあるのは給与所得控除の見直しである。所得税に諸控除が存在することによって約15兆円の税収減につながっており、その中で給与所得控除が占める金額は6.8兆円分と言われている。政府税調は、サラリーマンに適用されている所得比平均28%のみなし必要経費率が高すぎると指摘し、一方で職務遂行上の経費の対象範囲は別途拡大しつつ、一律のみなし課税控除を縮小していこうと議論を進めている。
 しかし、現在でもサラリーマンが特定支出を確定申告で控除できる仕組みはあるが、それを利用するのは年間10人に満たないのが実情だ。給与所得控除を切り込むと、最低課税限度は大幅に引き下がるが、サラリーマンだけが大幅な負担増を強いられる。
 子育て支援についても、恩恵を考えるうえでの重要な点が抜けている。論点整理では、扶養控除の恩恵を所得控除から税額控除に切り替えるアイデアが出ているが、肝心の税額控除の金額である。そこはまだ詰められていない。
 また、子育て支援と同時に議論されている配偶者控除の縮小についても、これがそもそも子育てをする専業主婦の負担を高める意味でマイナスなのではないかという疑問だある。主婦の労働供給を増やそうとして配偶者控除を縮小しようとする思惑は、かえって子供を育てにくい経済環境をつくりはしないか。この点も詰めた方がよい。


 もうひとつ、あまり議論にならない不思議なことがある。これまで検討事項とされてきた定率減税の全廃がいつの間にか既定路線になったことだ。以前、定率減税全廃は2006年度の抜本的な所得税改革の中で、プラスとマイナスのバランスを取るとされていたはずだ。
 「景気に配慮しつつ、縮減額を減額する」という弾力条項の話もどこに行ったのかわからない。
 筆者は、所得税の担税力を上げなければ、財政赤字の削減は容易に進まないという原理原則には同意するが、そのタイミングには慎重を期し、さらに決定プロセスは公明正大に議論されなくてはならないと考える。
 過去の所得税減税の復元の範囲を越えた給与所得控除の縮小は、過去の控除廃止とは区別して議論を深めるべきであるし、その際の最大の論点は、事業者とサラリーマンの税負担の不公平感であると考える。

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熊野 英生(くまの ひでお) 第一生命経済研究所主席エコノミスト。金融政策、財政政策、為替・長短金融市場を担当。横浜国立大経済卒。67年7月、山口県生まれ。90年4月、日本銀行入行。調査統計局、情報サービス局を経て、00年7月退職。同年8月より現職。主な著書に「籠城(ろうじょう)より野戦で挑む経済改革」(東京経済新報社)、「どうすればリスクに強くなれるか」(近代セールス社)

(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に6月27日に掲載したものです。


2005 06 29 [14. フィナンシャルi ] | 固定リンク | トラックバック

2005.06.28

[木村剛のコラム] 納税者に対し感謝の意を

 6月21日、政府税制調査会は所得税改革に関する報告書を公表した。将来の家計負担増につながる措置が目白押し。サラリーマンのみなし控除が槍玉にあがり、退職所得額の半分が控除される仕組みにもメスが入りそうだ。配偶者控除も縮小されるかもしれない。増税、増税、また増税だ。

 所得税収は1991年度の26.7兆円から半減。その一方で、社会保障の支出は毎年兆円規模で増え続けている。歳出削減だけでは到底対応できない。「開き直るようだが、増税なくしてこれからの少子高齢化社会は支えられない」と語った石弘光政府税調会長の言葉は本音だろう。
 日本は国と地方合わせて774兆円の借金大国。同日閣議決定した「骨太の方針2005」が「小さくて効率的な政府」の実現を掲げたのは当然だ。国家・地方公務員の純減目標を盛り込んだのは、やがてくる増税時代に備えて、国民の理解を得られるようにするという深謀遠慮だろう。
 公務員の総人件費に関しては、小泉首相の強い意向で、「抑制」から「削減」へと表現が強化されたという。消費税率引上げという重たい宿題が待っているだけに、政府自らも肉を切る意気込みを示さなければ、国民の納得は得られまい。
 個人的には、増税に違和感はない。財政赤字の深刻さをみれば、所得税のみならず、法人税や消費税についても、いずれ見直しが俎上にのぼってくるだろう。
 しかし、そのときに考えてほしいことが一つある。それは、納税者に対して、十分な感謝の意を示していただきたいということだ。
 税務当局にとって納税者は、本来「お客さま」であって、納税義務の履行を検分して断罪する被疑者として扱うべき対象ではない。「お前はなぜ税金を払わないんだ」と叱責する前に、「毎回払ってくれて、本当にありがとう」という素直な感謝の気持ちを示すことがベースとなるべきだ。
 一度、起業してみたら、その想いは痛切に分かるはず。倒産のリスクと戦いながら、ようやく黒字を達成する。そしたら、自動的に半分が税金として取られていく。そのときの経営者の気持ちに思いを馳せてみてほしい。人生を失うリスクを背負いながら、決死の思いで利益を出したら、何のリスクも背負っていない人たちがその半分をかっさらっていくのだ。
 もし、そのときの無念さを実感できるならば、税金の無駄遣いなどできるはずがない。血税はまさしく納税者の血と汗と涙の結晶だからだ。お上は予定納税を能天気に催促してくるが、中小企業の経営者なら「今年も去年と同じ利益があがるなんて誰が保証できるんだ」と怒りに打ち震えながら渋々支払っているのだ。税務当局は、その苛立ちを理解しているだろうか。
 今後増税するのであればなおさら、納税者が「お客さま」であることに思いを馳せてもらいたい。「お客さま」が喜んで税金を支払えるように心を尽くしてもらいたい。少しでも納税しやすくするために知恵を絞ってもらいたい。
 そういう感覚を持たずに、「公務員を純減させたのだから、増税は当たり前」などという奢った手前味噌の計算で突き進むのであるとすれば、国の運営はかなり危うい。


(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に6月27日に掲載したものです。

2005 06 28 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック

2005.06.27

[ゴーログ]大黒にはストライカーのオーラを感じる!

 皆さん、こんにちは。コンフェデレーションズカップで、ギリシャに勝ったのみならず、あの、あの、あの、偉大なブラジルに2-2で引き分けたジーコジャパンに「感謝・感激・あめあられ」状態の木村剛です。
 いやぁ、いいゴールでした。あんなゴールがブラジル相手にできるなんて、日本サッカーは進歩しましたねぇ。うれしくて涙が出てきます。負けたメキシコ戦でも、富山出身の柳沢選手がキッチリとゴールを決めてくれたので良しとしましょう(その他の試合は・・・だけども、今回は誉めておこう)。

 サッカーネタといえば、トラックバックの常連でもある「マーケティング千日回峰行之記」さんが必見ですよね。本当に毎回毎回楽しみにしています。なかでも、最近の作品(トラックバックではなく、敢えて「作品」と呼ばせていただきます)「スポーツフィクション『ヅーコの檄』」は一大傑作。耽読させていただき、腹を抱えて笑わせていただきました。
 まあ、まずは、「マーケティング千日回峰行之記」さんのところにお立ち寄りになって、全文を堪能していただきたいのですが、ジーコ(ヅーコ)が選手たちを檄る最高潮のサワリの部分だけ、ご紹介しておきましょう。

私は、これまで「戦術がない」とか、「何も考えていない」と言われてきた。だが、ここで皆には言っておこう。オレはそんなにバカじゃないっ!

君らは、すぐに「牙を抜かれた猫みたいなプレイ」をするが、その上、私の前任のフランス人説教師に徹底的に抑圧されてしまった。あの鬱陶しい抑圧を跳ね返した結果が、前回W杯のベスト16だと私は信じているが、どうしても君らは、肝心なところで相手に牙をむくことができない。それも事実だろう。

ただ、それは君らのプレイが甘いからというだけではない。今の日本で、生活に困ってサッカーをやる者はほとんどいないはずだ。日本国民全員が、借りてきた猫みたいな性格になってしまったのだ。違うか? もし「そうではない」というなら、中国で暴動が起きた時に君らは何か行動を起こしたか? 竹島問題で韓国が荒れている時に、君らは何かをしたか? 何もしていないだろう。おそらく、テレビや新聞を見ただけで、「あー、また何かやっているな」とぼんやり思っただけだろう。

・・・怒る時には怒らなければ、人間はダメになってしまうんだ。私は、そのことを君らに肌で実感して欲しいから、今まで細かい戦術については、一切何も教えてこなかった。戦術というものは、強い意志の上に成り立ってこそのものだからである。牙を抜かれた猫に戦術を教えても、ライオンと戦うことはできない。私は、君らに牙が生え替わるのを待っていたのだ。そして、今まさに君らには牙が生えてきているはずだ。

今の君らに欠けているものは、勝負強さというレベルのものではない。生命力だ。いいか、生命力だ。人類は、まだ人間のカタチになる前の、太古の昔から、巨大生物からずっと逃げ回ってきた。恐竜などから逃げ回り、さまざまな環境に、自らの身体を適応させることで生き抜いてきたんだ。そうやって、今の人間がある。君らにもそのDNAは、間違いなく受け継がれているんだ。でも、今の日本では、「生き抜く」などという言葉を実感することはまずない。・・・

ところが、ブラジルの代表は違う。彼らは、母国では間違いなくスーパースターで、金持ちだ。しかし、彼らのかぶっている仮面を1枚、2枚と剥いでいくと、すぐに野獣の顔を表す。それは、生活環境に野獣の香りがまだまだ漂っているからだ。ご存知のように、彼らは金持ちだから、家族が身代金誘拐のターゲットとなる。・・・だから、彼らは、どんな裕福な生活をしようとも、生命というものに対する皮膚感覚が研ぎ澄まされているんだ。いや、研ぎ澄まさなければ、金持ちでも生きていけないんだ。・・・

だからブラジルと戦うには、君らも、君ら自身のDNAに組み込まれている生命力を呼び起こすしかない。いいか、闘争本能よりも、もっともっとプリミティブな生命力だ。相手が本気かどうかなんて考える必要はない。君らが生きるためには、どうすればよいのか。それを考えるんだ。・・・

幸い、この代表チームにも生命力の塊のような選手がいることは事実だ。試合の出場機会は少なくても、彼らのプレイの凄さは理解しているつもりだ。彼らの鬼気迫るプレイは、本当に凄い。ブラジル人も負けてしまうかも知れないな。これも私の日頃の指導が、ようやく実を結んだからだと思っている。おそらくブラジル戦は、彼らの出来不出来が結果を分けるだろう。 

それでは対ブラジル戦の出場メンバーを発表する。フォーメーションは、ギリシャ戦と同様「4-4-2」だ。いいな? では、FWから順に名前を読み上げる。FWスズキ、ヤナギサワ、MFモトヤマ、ナカタコージ、オガサワラ・・・

ダイコク「(゚Д゚)・・・」 

 鈴木・柳沢という鹿島コンビのツートップが発表されて、大黒が「(゚Д゚)・・・」というオチは最高です。柳沢選手を応援している同郷の富山県人としては、認めたくないところではありますが、やっぱり大黒はイイ! なんと言っても、ストライカーのオーラ的なものを感じます。ゴールに対する執念というか、何が何でもという気迫を感じさせてくれるところが好きです。
頑張れ、大黒!
そして、大黒に負けるな、柳沢!

2005 06 27 [09. 燃えよ!スポーツ] | 固定リンク | トラックバック

フィナンシャル ジャパン] 『「醤油はベンチャーだ!」キッコーマンは常にチャレンジする』

変化とは何かを失うことではなく、何かを新しく得ることである
キッコーマン会長 茂木友三郎 [FJ6月号一部抜粋]

おっとり気質の払拭

 キッコーマンは長年、よく言えば「堅実」、揶揄するなら「おっとり」した社風を保ってきた。醤油業界のシェアを考えればそれも無理からぬこと。国内の醤油メーカーはおよそ1500社(しょうゆ情報センター調べ)で、キッコーマンはダントツの26%を握る。マーケットのだいたい四分の一を同社が占め、二位以下五社でまた四分の一を取っているのである。まさにガリバー企業である。

 ところが、このところアグレッシブな経営が目立つようになった。醤油関連調味料分野への積極参入、紀文フードケミファとの資本業務提携、ヒゲタ醤油への資本参加と、おっとりムードを吹き飛ばす経営戦略を次々と打ち出している。
 茂木友三郎会長は、一見、堅実に見えたキッコーマンにも、実は挑戦的な体質があったのだと言う。
「私どもは海外では非常に挑戦的な会社と見られているのです。欧米で醤油を売るというのは至難の業だからです。困難を乗り越えるためにアグレッシブにならざるを得なかったとも言えます。
ところが国内は醤油が非常に安定した商品であるため、全体の需要が多少減ってはいても、すぐに潰れることもないという状況にあります。とはいえ、日本市場も競争が激しくなり、企業の勝ち負けがはっきりしてきました。国内でも果敢に挑戦していかねばなりません」

 海外マーケットでのチャレンジは数字が裏付けている。同社の1999~2003年における海外での醤油売上高は年平均5・9%伸びている。とりわけ欧州での出荷量は年平均14・2%の急伸である。
「挑戦なしに新たな成長はない」と茂木氏は心する。
「挑戦的であれと〝1000%〟の熱意を持って繰り返し全社に呼びかけています」

ツユとタレのダントツ二位を目指して

 茂木氏は社長時代に成長のためのロードマップを描いている。その中に、ツユ・タレ分野への積極参入もあった。

 女性の社会参加が進むにつれ、家庭での料理時間が短縮傾向にある。昔は自分の家でツユ・タレを作っていた女性たちが、出来合いのものを買う時代に変わったのである。当然、今後の市場拡大は容易に予測ができた。だが茂木氏は醤油メーカーゆえに後れを取ったと言う。
「私どもは商品をツユ・タレを作っている企業に納めているわけです。だからお客さまと競合することには社内で相当な反対もありました。しかし、10年ほど前から家計消費において醤油への支出とツユ・タレへの支出が逆転してしまいました。背に腹は代えられません」。ギリギリの参入ということになる。

 1999年から2003年にかけ、ツユ類の市場の年平均伸び率が5・7%であるのに対して、同社の伸び率は14・3%と強い上昇カーブを描いている。焼肉のタレは01年から03年にかけて市場の平均成長率が2・6%のところ、同社は10・7%である。この二月にも「焼肉のたれ・わが家は焼肉屋さん」シリーズに「コチュジャンたれ」を追加しラインアップを強化している。

 「かなり長い期間、私どもは遠慮をしておりました。今は醤油と同様、トップを目指して努力中ですが、まずはツユの分野で二番手グループから抜け出してダントツ二位になりたいと思っています」と茂木氏は当面の目標を語る。

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茂木 友三郎(もぎ・ゆうざぶろう)
1935年千葉県出身、58年慶應義塾大学法学部卒業後キッコーマン入社。61年米国コロンビア大学経営大学院卒業。77年海外事業部長に就任以降、取締役、常務取締役などを歴任し、94年に副社長、95年に社長、2004年に会長に就任、現在に至る。文部科学省中央教育審議会副会長、「新しい日本をつくる国民会議」共同代表など各種団体の役員を務めるほか、著述・講演活動も行っている。


(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。

2005 06 27 [13. フィナンシャル ジャパン] | 固定リンク | トラックバック

2005.06.25

[本のソムリエ] 投資信託のしくみ

 0620

 今週の丸善丸の内本店 壹岐直也副店長がお薦めする本です。

 「投資信託のしくみ ~見る・読む・わかる~ (入門の金融)
 糸島孝俊著
 定価1575円(税込)
 日本実業出版社刊

 ついに純資産額4兆円を超えた「グローバルソブリン」に代表される毎月分配型投信をはじめ、インド株ファンド、中国株ファンド、リスク限定型ファンドなど、いま金融機関の窓口は多種多様な投資信託商品であふれています。 また、株式市場で買えるETFやJ-REITも投資信託の一種です。大事なお金を投資して後悔しないためには、投資しようとしている商品がどんなしくみになっているのか、自分のニーズに合っているのかを確認することが肝心です。本書は、チーフとして運用する投信が、投信評価会社として有名なモーニングスター社の優秀賞に2年連続で選ばれた“凄腕”の現役ファンドマネジャーが、表から裏まで投資信託のすべてを書き下ろしたものです。  投資の前に知っておきたい基本的な知識から、リスクの考え方、魅力的に見えるファンドのカラクリ、ファンドマネジャーが日々何を考えて運用しているのかまで、図解を使って丁寧に解説しています。
 せっかく投資するなら良いファンドを選びたいという個人投資家の方はもちろん、顧客本位のセールスをしたいと考える販売側の方にも是非お勧めしたい一冊です。
 みんなが買うから、よく売れているから、という商品選びは終わりにしましょう。

(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に6月20日に掲載したものです。

2005 06 25 [12. 本のソムリエ] | 固定リンク | トラックバック

2005.06.24

[ゴーログ]地方も外資と向かい合う時代が来る!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。じつは私、日本銀行在職時に、松本支店に赴任しておりまして、そこでカミさんに捕まってしまったものですから、長野県(なかでも松本市)ネタには反応してしまうんですね。ということで本日は、「Espresso Diary@信州松本」さんのトラックバックに反応してしまいました。

「外資系の不動産ファンドですか?もう松本に来てますよ。うちのビルあるじゃないですか。あれ、ぼくが買ったとき、外資のファンドと競合だったんですよ」。知り合いの不動産屋さんが言う6階建てのビルは、近所を流れる女鳥羽川のほとりに立っています。松本市の人口は、22万人。外資系ファンドの手が、こんなところにまで伸びているとは驚きです。

 そうそう、女鳥羽川でしたよね。日本銀行松本支店は松本城のほとりにありまして、女鳥羽川からも近くでした。

外資がコクドを買収するという噂が出たとき、私が考えたのは軽井沢のことです。あの町では、土地の3分の1がコクドのもの。もしも外資がコクドを買えば、軽井沢町の3分の1は外資の所有になる。ゴールドマン・サックスもモルガン・スタンレーも噂を否定しましたが、外資が信州にやってくる足音が聞こえます。軽井沢は財政のよい町ですが、観光不振の自治体にとって、外資は有難い存在になりそうです。

東京では、シティ・ホテルが建ち過ぎとも言われています。難しく言うと、供給過剰ですね。外資系のホテルは、その個性の演出などが巧く支持を集めているんですが、地方にも進出する。競争の激しい首都圏でブランドを確立した後は、それを利用して地方のリゾート地で事業を広げようとするでしょう。そうなれば、多くの地方で人々が外資と向かい合う時代になるわけです。 

 地方でも、外資と向かい合う時代がくるということですね。できれば、外資をうまく使う時代にしたいものです。「中小・零細企業では、人手の確保が大変です。低賃金で労働条件の厳しいところには、日本人が定着しない。 日系ブラジル人やインドネシアからの研修生が、そこを補ってるんですね」という実態もあります。
 「Espresso Diary@信州松本」さんが言うように、「日本は、財政赤字が大きく、少子高齢化が進んでいる国です。その影響は、すでに私の周辺で、目に見える形で出ています。ただ、その現場が地方の零細企業や自治体のように、マスコミの注目を浴びにくい場所だから、まだ将来の問題であるかのように思われているだけです」という面は確かにあります。「地方で起きている出来事は、まるで小さなピースのようなものですから、大きなニュースにはなりません。しかし、それをジグソーパズルのように繋ぎ合わせてみると、ひとつの絵が浮かび上がる。その絵は、私たちが外国資本や外国人と向かい合わざるを得ない時代の訪れを告げています」という見識を頭の片隅においておきたいと思います。

2005 06 24 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック

2005.06.23

[ゴーログ] 少子高齢化を前提条件とした国づくりを!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「ひろのきまぐれ日記」さんが「なぜ少子化が問題なの?」という根源的な問い掛けをしています。「高齢化問題とともに、少子化問題なるものが言われますが、そんなに問題視するべきものなのだろうか?と疑問に思っています」というのです。

高齢化できるということは、それだけ衣食住が整っていて、医療も進んでおり、またその医療を受けることが出来る、ということを意味しています。そんな国では、この知識社会の中、当然教育水準も上がっているでしょうから、教育にかかるコストも他の国に比べれば高くなるのは必定です。となるならば、そのコストから出生率が低下することは容易に想像できます。 

以前NHKのテレビで中国の奥地で、子供たちが目を輝かせて、文字を習っていたのをみましたが、そんなのをみると、素朴さに心を奪われると同時に教育水準の低さ、言い換えれば、教育コストの低さも感じました。家の様子も映されていましたが、電化製品一つないような家でありました。

翻って、日本の家の風景を眺めていれば、テレビはあり、パソコンはあり、クーラーはあり、洗濯乾燥機はあり、食器洗い機もあるという様子です。両者のエネルギー消費・環境負荷の違いは明らかです。高負荷の社会の人口が減っていくのは、大きな目で見れば、望ましいことだと思います。・・ 

 そうなんですね。経済発展は良いことだ、GDPが増大することが絶対善だ、というカルチャーに染まり切ってしまうと、こういう発想になれないのですが、「無理してでも、経済規模の拡大を目指していくべきなのか」という根源的な議論を忘れてはならないと思うのです。「高度に発展した先進国では、少子高齢化を前提条件として、国づくりを考えていく必要があると思います」という基本的な考え方に、私は賛同します。

2005 06 23 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック

[週刊!岡本編集長] 『GMとともに』

 こんにちは、「組織は戦略に従う」と思っている岡本呻也です。
 アルフレッド・スローンが書いた『GMとともに』(ダイヤモンド社)を読みました。「史上最初にして最良の経営書」と呼ばれる本です。読後感としては、まったくそのとおりですね。
 ゼネラル・モーターズを世界最大の企業に育てた本人が、その過去のすべてを振り返って書いた実に素晴らしい本です。しかも、1954年に書き上げてから、関係者が全員死亡する1963年まで出版をしなかったというのだから、この偉大な経営者の気遣いは徹底しています。ご本人はその3年後に90歳でなくなりました。ハンパじゃないっす。

 本は大きく2つの部分に分かれています。
 第1部はGMがいかにして経営システムを洗練させていったかについて、経営者の視点から記述したもの。第2部は、自動車の技術的な進歩や販売制度、海外展開、国防への貢献、人事システムなどについて細かく振り返ったものです。私は第1部が強烈に面白かったです。

 GMは長らく世界最大の企業として君臨してきましたが、ここにきて急速に業績が悪化し、大規模なリストラを表明するに至りました。いまやこのさしものエキセレント・カンパニーも曲がり角にさしかかっています。
 「偉大な先達であったスローンの教えを忘れたからだ」などと賢しら顔に非難するのは、どこかの出来損ないの新聞の社説のような感じでよろしくないと思います。経営というのはほんとに難しいものだと私は思っていますので。ただ、この本の最終章から、若干の引用をするにとどめたいと思います。これはあらゆるビジネスマンにとっての教訓を含んでいると思いますから。
 以下に述べられているのは、スローンの経験に基づいた信念であり、彼がやったのは以下のようにGMをあらしめようとしたことです。つまりここに望ましい経営のすべてが書かれていると言っても過言ではないでしょう。
以下引用。

今日のGMがあるのは、優れた人材に恵まれているがゆえ、彼らが互いに力を合わせているがゆえである。彼らが参画した企業が、各人の活動をうまく結び付けたからである。活躍の場はすべての人々に開かれている。技術知識は、科学の発展に伴いすべての人に開かれた「倉庫」から流れでてくる。生産の手法も広く公開されている。機械類も誰でも手に入れられる。市場は世界全体に広がっている。企業が多くの人から知られ、尊敬を集める秘訣は、顧客の心をとらえることに尽きるだろう。(中略)

動きが鈍ければ、どれほど規模が大きくても、どれほど名声が高くても、市場から背を向けられる。1920年代のフォードがその典型だ。フォードはかつて大きな成功を手にしたが、その成功体験をもたらした事業方針に長く執着しすぎたのだ。(中略) そのGMも、ひとたび繁栄を築いた後に失速していたかもしれない。この業界にはこれまで、いやこれからも危険があふれていて、どこでつまずくかわからない。市場、製品ともにたゆまずに変化している状況では、変化への心構えができていなければ---それどころか私の意見では、変化に対応する具体的方法を持っていなければ---、どのような組織も叩き潰されてしまう。

自動車産業は、誕生から今日まで常に、顧客の志向変化をいかに先取りするかという課題に直面してきた。新製品を開発するには何年もかかるが、それでもやはり、需要が生まれた時には準備ができているようにしておくことが、メーカーの務めである。(中略) GMの目標は、単に『すべての所得層の、すべての目的にこたえること』ではなく、『すべての所得層の、すべての人の、すべての目的にこたえること』と言えると思う 

2005 06 23 [21. 週刊!岡本編集長] | 固定リンク | トラックバック

2005.06.22

[ゴーログ]ナベツネが「プロ野球会長」になる!?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「やっぱりナベツネは癌だ」(by「at most countable」さん)とか「No More ナベツネ」(by「阪神優勝、巨人最下位」さん)とか「復帰しなくて良いです・・・」(by「てけとぉな blog」さん)と言われても、怪物ナベツネは帰ってきました。さすが稀代のヒールですね。UPした途端に皆さんのトラックバックが殺到してきました。ちなみに「sunrain」さんは、今後の動きをこう予測しています。

「合併」「1リーグ制」のシナリオを書いた頭目と見なされるであろう渡邉恒雄氏は、あろうことか讀賣巨人軍とかいう「たかが軍団」の成績不振という「歴史的な危機」に乗じて、我らのプロ野球にその悪魔の触手をのばしつつあるのです。再び、讀賣とアンチ讀賣のおままごとに野球界を引きずり込もうというその尽きせぬ強欲さには反吐が出ます。オリンピックやら野球W杯、妖怪どものエサとなるスポーツイベントはまさに目白押し。世論構成に長けた讀賣を中心とする情報操作に、野球ファンが翻弄されるのは目に見えています。

 「猫の法学教室」さんが「水面下で1リーグ化への動きが進められている」と言えば、「grounder」さんなどは、ナベツネが「プロ野球会長」になるというシナリオすら描いて見せてくれました。「コミッショナーがいるのに渡辺氏が『プロ野球会長』になっちゃうんですよ。『ねじれ現象を解消する為に』とか言って、オーコワ…」って言うんですから、まったくシャレになってませんよね。
 「木偶の妄言」さんは、「球界の嫌われ者であるナベツネさんが復帰すれば、ナベツネさんが球界の表舞台から去って安心して観戦にきていた巨人ファンの居心地を悪くできます。逆に言えば、この間の辞任も、ずっと居座り続けるより、辞任→復帰の方が節操なく見せることができるというヨミからでした。・・・ナベツネさんの復帰が巨人人気復活の逆効果であることは、僕のような凡人にも分かることです。恐れ多くも世界一の発行部数を誇る新聞社グループの会長様が分からないはずがありません。ナベツネさんは球界全体のために復帰するのです。みんなで祝ってあげましょう」と皮肉っていますが、是非、ナベツネ様には、「地道誠実(まこと)のチャンレジ人生」さんの言葉に耳を傾けていただきたいものだと感じます。

取り巻き連中が、「あなたがいないと駄目ですよ。」というオベンチャラをまともに受けたのだろうか。それとも、最初から想定どおり。経営者は、人を評価するのも仕事。オベンチャラを見抜けないと、崩壊の日は近い。苦言や箴言する人が生き残らない組織は、落日は避けられない。最近の多くの王国が崩壊してきた。それを他人事と思っている組織に明日はない。


(追伸)「grounder」さん、大変申し訳ございません。今日の午前中は仕事の関係で原稿がアップできないので、昨晩予約をいれておいたのですが、先ほどみたら、トラックバックが送られてなく、残った状態でした。また、「てけとぉな blog」さんのトラックバックURLも残っていて、送られていないと思い、3度もお送りしてしまいました。本当に申し訳ございませんでした。先ほどトラックバックをお送りしてしまい、ダブってしまうとご迷惑をおかけしますので、この追伸入力後はトラックバックをさせていただいておりませんので、ご了承くださいませ。
(原稿アップ&トラックバック担当 尾花)


2005 06 22 [09. 燃えよ!スポーツ] | 固定リンク | トラックバック

[フィナンシャルi] 誰のための人民元改革?

 人民元を巡る国際的な世論が一段と熱を帯びている。中国に向けられた、海外からのメッセージにこめられたキーワードの一つは「柔軟性」である。切り上げろというよりは、穏やかで便利な言葉である。問題は柔軟性の中身であるが、予想されるのは前日仲値比±0.3%と決められている値幅制限の緩和である。
 ただし、こうした制度変更が人民元の上昇を自動的に生むわけではないことには注意しなければならない。人民元騒ぎの帰趨を占う上で押さえるべきは、何より中国の為替市場の実態である。それは、多様な参加者による売買が価格を決めるという、一般にイメージされる市場の姿からは遠いところにあるのである。(児玉 卓)

 外国為替市場」とは、同国唯一の為替市場、外貨取引センターを指すが、そこでの月間出来高が中国の外貨準備の月間変動額とほぼパラレルに動いている。
 これは同国の為替市場が、市中銀行が企業等から受け入れた外貨を中央銀行である人民銀行に受け渡す場であること、言い換えれば政府が民間から外貨を吸い上げるための場であることを意味している。市場の参加者が極端に少なく、民間同士の売買は殆ど成立していない。買い手はほぼ専ら人民銀行である。人民銀行、従って、中国政府の価格支配力が圧倒的に強いということである。
 このような条件の下では、値幅制限を緩和しようが、変動相場制に移行しようが、レートが実際に動くかどうかは人民銀行次第となる他はない。こうした事情にもかかわらず、世の中には、人民元レートの硬直性は値幅制限など「制度」の結果だという誤解が流布している。
 これは中国政府にとっては実に都合のよいことである。例えば値幅制限を5%に拡大させることで、政府は「市場は柔軟性を獲得した、レートは市場の需給で決まるようになった」と公言することが可能となるからである。
 実際、為替市場改革は、中国政府にとって一石二鳥・三鳥の政策である。まず、前述の「誤解」を利用し、外圧を封じ込めることが出来る。政府管理下における「切り上げ」であれば、その幅に対して米国等からクレームがつくかもしれない。

 しかし今や政府は価格支配力をがっちり握りながらも、レートは市場に聞いてくれと突き放すことが可能になる。中国の経済政策は、すぐれて政治的利害調整の産物であり、また同国はこれまでの「漸進的実験主義」に自信をもっているから、当初の為替レート調整は小幅に留まるだろう。その際、調整が不十分という不満に対しては、「市場が求めた均衡の結果」という答えが用意されているのである。
 人民元レートを現行水準で維持することも容易であるが、それでは制度改革の効果がなかったという評価につながるから、ある程度の元高は演出しなければならない。しかも、昨今の外貨準備の異常な膨張ぶりなどから、人民元が過小評価されているという見方は政府内でも共通認識になっていよう。早晩為替レートを動かさざるを得ないのであれば、余りに窮屈な値幅制限は、政府にとっても邪魔である。
 一見すると中国は外圧等によって為替制度改革を迫られているかに見える。だが実際のところ、中国政府こそが改革の最大の受益者となり得るのである。

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略歴
児玉 卓(こだま たかし)
大和総研資本市場調査部主任研究員
1987年慶応義塾大学卒業、同年大和証券入社、債券部、大和ヨーロッパ(ロンドン)、大和総研経済調査部、大和総研香港などを経て現職

(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に6月20日に掲載したものです。

2005 06 22 [14. フィナンシャルi ] | 固定リンク | トラックバック

2005.06.21

[木村剛のコラム] 大手銀の貸し出しスタンスの変化注視

 大手銀行は揃って、不良債権比率の半減目標をクリアした。不良債権処理の目途がついたため、「守り」から「攻め」に転じる。大都市圏では、地価が下げ止まり傾向にあることもあって、不動産開発が活発化しており、不動産融資も活況を呈している。

 特定の不動産事業に融資し、その特定事業からの収益だけに返済原資を限定するノンリコース融資は、一昔前には考えられなかったブームとなっている。かつては新生銀行しか実施しようとしなかったこの融資に大手銀行が怒涛のごとく押し寄せてきているのだ。
 日本経済新聞によれば、大手銀行におけるノンリコース融資の3月末残高は4兆円となって前年度比5割増えたという。国内銀行全体では新規融資が2.9%減っている中で、不動産向けだけは15.3%増加している。新規融資全体に占める不動産業向けの割合は19.9%に達し、バブル期の水準を上回っている。
 中小企業向け融資も本格的な活発化の兆しがある。融資先の在庫や売掛債権に着目した新型融資を強化しており、2-4%の貸出金利は中小企業にとって干天の慈雨になるだろう。
 大手銀行において、この分野のリーダーシップを発揮しているのは三井住友銀行。今年度の中小企業向け無担保融資の新規実行計画は前年度比1割増の4兆円だという。みずほ銀行は前年比五割増以上の1兆円を融資する方針と報じられているし、三菱UFJも積極姿勢に転じた。
 そういう中、地方でも変化の波が訪れているようだ。地銀の雄である横浜銀行は14年ぶりに東京都内への出店に踏み切るというし、京都銀行では3月末の貸出金残高が5.2%増え、来年には3兆円の大台にのせる予定だという。
 「中小企業に資金需要はない」と言われていた2-3年前とはムードが変わった。これは吉報である。
 特にこのゴールデンウィーク明けからの融資攻勢は目を見張るものがある。ひょっとすると、これまで滞りがちだった中小企業向け融資が本当に正常化する兆しなのかもしれない。
 そうなれば、低下する一方だった信用乗数(現金などベースマネーに対して、信用をどれだけ供給しているかを示す数値)もいずれ反転してこよう。1992年にベースマネーに対して13.3倍の信用を供給してきたわが国の銀行システムは、直近では6.4倍程度の信用しか供給していない。これが正常化するということになれば、大量のマネーが日本経済を駆け巡る可能性も否定できない。
 マネーサプライの動きは未だ緩慢ではあるが、2%程度の水準をかなり長い間持続しており、日本経済が正常化したとするならば、まずまずの伸び率。
 この間、名目GDPに対するマネーサプライの比率は140%と、バブル期のピークである110%を大きく上回っている。名目GDPに対するキャッシュの比率でみると、バブル期ですら8.8%止まりだったのに、デフレ局面でのタンス預金増の影響もあって現在は何と14.6%。マグマは密かに眠っている。
 大手銀行の貸出スタンスの変化は、信用乗数に、そしてマネーサプライにいかなる変化をもたらすのだろうか。

(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に6月20日に掲載したものです。

2005 06 21 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック

[週刊!尾花広報部長] ついに萌えのまち秋葉原に進出しました!

 こんにちは、深く考えることが苦手な尾花典子です。
 最近、感覚が麻痺しているのか、思考能力がないのか、普通とか常識って何なんだろうって時々考えちゃうんです。共通の感覚というのは、どのあたりでどのように共有するんでしょうね。理論派ではなく感情派の私としては、考えているうちにいつも面倒になっちゃうんですけど。でもこのサイトによると、あくまでも一般論でということですが、理論派になっちゃいました! 

  秋葉原は私の実家の亀戸から総武線で4つめの駅で、自分では近所のようなものだとひそかに思っているのですが、私のよく知っている電気街から萌えの街に変貌を遂げつつあるようです。秋葉原にはここ数年ご無沙汰していて、その変貌ぶりを見てみたいと思っていた矢先に、その萌えの街秋葉原についに日本振興銀行が進出したんです!
 ちょどいい機会と思い、6月15日のオープンの時にゴー社長にお供をさせていただき、見に行ったのですが、日本振興銀行の秋葉原店は昭和通り沿いで、萌えというよりは中小企業が混在しているところで、萌えっという感じではありませんでした・・・。
 日本振興銀行の秋葉原店は本店以外で実は3店舗目なんです。
 その前に5月9日に神田店、5月23日に神田駅前店がオープンしたのですが、本当にミニ店舗でお客様がお二人同時にきたら、もう一杯っていう感じで、ハッピをきていると選挙事務所風(笑)でした・・。でも今度は銀行の支店っぽいですよ~。看板も結構かっこいいですよ♪
 お近くにお寄りの際には、またお近くの方は是非度訪れてみてくださいね(*'-'*)

2005 06 21 [15. 週刊!尾花広報部長] | 固定リンク | トラックバック

2005.06.20

[ゴーログ]ミュージカルバトンって何ですか?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「面白いサイトを見つけたよ」さんからミュージカルバトンが回されてきました。ミュージカルバトンというのは、「音楽に関するいくつかの質問が「バトン」として回ってきたら、自分のブログ上でこれらの質問に答え、次の5人を選びその人にバトンを渡す」というもののようです。

それではお答えします。

● コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量
 PCで音楽は聞きません。

● 今聞いている曲
 リルラリルハ / 木村カエラ

● 最後に買った CD
 宇多田ヒカル「First Love」

● よく聞く、または特別な思い入れのある 5 曲
 井上陽水「氷の世界」
山下達郎「Ride on Time」
浜田省吾「丘の上の愛」
風「ささやかなこの人生」
松山千春「窓」

● バトンを渡す 5 名
 パスします・・・。



2005 06 20 | 固定リンク | トラックバック

フィナンシャル ジャパン] 『営業畑出身3社長の「営業マネジメント」論』

トラック業界の雄 日野「うちの営業はトヨタより深い」  
※フィナンシャルジャパン6月号掲載(一部抜粋)

 近藤 詔治社長  日野自動車

 トヨタグループの一員として、日本はもちろん世界のトラック市場で活躍する日野自動車。「設備投資」としての性格から、保守を含めたお客さまの要求レベルは極めて高い。個々の運送事業者のニーズやウォンツをとらえたオーダーメードの車作りから、今では荷主も交えたソリューション営業への移行も始まっているという。ライバルひしめく激戦区で戦う、企業トップの営業ビジョンに迫る。

「買い手」として目撃した良い営業、悪い営業

 営業マネジメントの話をご希望ということですが、私自身はトヨタ自動車にいたときに五年ほど国内営業の仕事をしたのと、日野自動車で国内販売を一年間経験した程度で、営業出身というわけではないんです。 むしろトヨタ時代に、購買という営業と反対側の立場で十数年間やってきて、たくさんの人たちのビヘイビアを見てきました。ですから調達側から見た良い営業、悪い営業についての問題意識というか、思うところはいろいろあります。

 営業には、大きく分けてBtoBとBtoCがありますね。 日野自動車で販売しているのは商用車で、ビジネスの形としてはBtoBです。私が以前いたトヨタの場合は、自家用車が中心ですから販売部門はBtoCですが、購買に関しては部品メーカーから部材を調達するBtoBということになります。

 BtoBの場合、基本的には技術が決め手です。「技術が良くて安ければどこからでも買いますよ」というのが、トヨタであれ日野であれ、企業の調達の基本ですから。
 そういう意味では、営業の能力が販売に影響する余地など大してないと思われるかもしれません。ところが現実には、営業の良し悪しによって、どんどん売上げが増える会社と、なかなか伸びない会社が出てきます。 
 なぜそうなるのか。

 それを知るためには、「企業における営業機能とは何か」という視点から考えてみる必要があります。  モノづくりと違って、営業というのはその役割がわかりにくいところがあります。 私が調達をしていたときも、「営業なんて何の役に立つんだ。良いものを作っていれば必ず買ってもらえるんだ。誰がやっても一緒だ」という雰囲気の会社もあれば、営業機能を非常に大事にする会社もあって、そこには大きな格差がありました。「良いものを作っていれば売れる」というのはプロダクトアウト的発想です。でも現実は、そんな単純なものではありません。良いか悪いかはお客さまが決めるもので、作っている側が決めるわけではないのです。つまり良いものを作るためには、まずお客さまが何を望んでいるかを知る必要があるということです。

 このお客さまのニーズを早く、適切につかんできて、提供するプロダクツに結びつけていくのが、営業の機能です。
 日野で言えば、お客さまがどういうトラックを欲しがっているのか。ある運送業者さんが購入にあたって重視するのは、燃費なのか、環境なのか、あるいは運転手さんが疲れないということなのか。同じ会社でも経営トップの方、車両管理担当役員の方、ドライバーさん、さらに荷主さん、それぞれにニーズ、ウォンツがあって、「こういうトラックが欲しい」ということへつながっていくわけです。それらを正しく、かつ効率的に把握して、生産の現場に反映させる。それが営業の仕事なのです。

 プロダクトアウト的な感覚の強い会社は、そのことがよくわかっていません。だから卑近なことでいえば、営業マンを頻繁に取り替えてしまう。 私がトヨタの購買担当だった当時、ほとんどゼロからスタートした取引がありました。自動車の場合は開発から始めるので、最初の売り込みから納入開始まで、早いときでも二年ぐらいはかかります。この会社はぜひトヨタと取引を始めたいということで、部長級と役員級をつけて売り込みをかけ、七年ぐらいかかってようやく取引が始まったのです。

 ところがスタートしたと思ったら、その二人が同時に人事異動してしまった。今まで築き上げた属人的な知識や信頼関係がゼロに戻ってしまって、また一から始めなければならないことになりました。こちらから見ていて、「あの会社は営業ということが全然わかっていないな」という印象を受けました。

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近藤詔治(こんどう・しょうじ)

1942年名古屋生まれ。65年東京大学法学部卒業後、同年トヨタ自動車工業(現トヨタ自動車)入社。国内販売、購買担当を経て、97年同社取締役、2001年常務取締役に就任。03年日野自動車副社長、2004年同社社長に就任。販売・整備・部品供給を包括するバリューチェーンの高度化など国内事業の強化に加え、海外展開にも積極的。すでに地歩を築いた東南アジアに続き、04年から専用車種を投入した北米市場での販売拡大をめざす。

2005 06 20 [13. フィナンシャル ジャパン] | 固定リンク | トラックバック

2005.06.19

[モノログ横丁] ご意見番 土井千鶴の小まとめ

Tシャツでクールビズ

※今月のお題「粋なTシャツのオシャレ」へ
 
信じられないことに私「おたふく風邪」になってしまいました。最近家族に 太ってきた・・と言われていたのですが、さらに顔が膨張しております。
まったく外出できない状態、家族からも隔離状態です。

この続きは「木村剛のモノログ横丁~トラックバック井戸端会議 」へ

2005 06 19 | 固定リンク

2005.06.17

[ゴーログ] ナベツネ会長、復帰する!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。ちょっと遅ればせのネタなんですが、「grounder」さんから、ナベツネ会長のお話が寄せられたものですから、ご紹介をば。

 「出た〜!!。『渡辺恒雄氏:巨人会長就任内定 わずか10カ月で返り咲き』 そろそろ来る頃だと思ってました。しかし『巨人会長』って何ですか?」というご指摘なんですが、確かに野球界と言うのは分かりにくい制度になっていますよね。球団の所有者でもないのに、「オーナー」という名前の方がいらっしゃって、さらに「会長」というポジションがでてくる。一体全体どちらが偉いんでしょう。とりあえず、それだけははっきりとさせていただけると分かりやすいんですけれどね。
深読みが得意な「grounder」さんは、さらに先読みを展開していらっしゃいます。「もうなんか、だいたいストーリーが見えました」と言い切っているんですからたいしたもんです。


長嶋さん(これも終身名誉監督って何?)が社会復帰した頃、一緒に東京ドームに現れるんでしょう。私は見ませんが、たぶんその日のジャイアンツ戦東京ドームは5万5千?の大観衆の中、視聴率(瞬間)は良くなるんでしょう。また解説者とかも一生懸命話を盛り込んだり…まぁそんな感じで「歴史的な危機」は脱せるんでしょう?!いやはや…。


また「旧知の各球団首脳の方々とも、球界改革について親しく話し合いたい」だって…。これって世の中で否決された事をまた持ち出す気なのか、更に密談しましょうみたいな臭いもしてきますね。


どうも取り巻きも宜しくない。全日本アマチュア野球連盟会長も「監督を(長嶋氏が)自分がやると言っていると、伝え聞いている」おいおい、長嶋さんに頼るの終わりにしようよ!もう何も変わらんじゃないか!。その後、野球ワールドカップの話もゴチャゴチャ絡んでくるのでしょう。


不安だ…。 

 私は、野球派ではなくサッカー派ですが、何と言っても、野球は日本スポーツ界のドン。スポーツ界全体のためにも頑張っていただきたいと思っています。でも、確かに、おっしゃるとおり、不安だ・・・・・・・・・・・・・・・・。

2005 06 17 [09. 燃えよ!スポーツ] | 固定リンク | トラックバック

2005.06.16

[ゴーログ] 「なんとか審議会」は「なんとか」をやっているのか?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「いい国作ろう!『怒りのぶろぐ』」さんが、財政審議会の建議が出たことを切り口にして、財政問題に関する今後の展開を予想していらっしゃいます。「昨年11月の、『消費税21%必要』という将来予測・・・の方がインパクトがあった。民間機関がその後に出した26%という数字も、そうした財政審の予測を裏付けることとなった。具体的な増税額が、身近な感覚で知る事ができたのは大きな意味があった・・・。『えっー?! そんなに増税なの?』って、誰しも思っただろう。それほど国家財政は『逼迫』しているんだな、と」言いつつ、今後の増税路線を予測する「いい国作ろう!『怒りのぶろぐ』」さんの鋭い読みをご紹介しましょう。

次のステップとしては、「政府部門が縮小した明確な実績」を示すこと→国民に求める負担→増税と債務返済プラン明示、というような具合だろうな。それに先立って、まず国家公務員の人数・給与削減、続いて、全国で無駄の大合唱となった地方公務員の給与・特殊手当等の合理的な削減、市町村合併効果による人件費総額削減、等が求められた。まずは「自らの身を切れ」と、いうことを示すためだ。債務比率が大きい、固定費特に人件費が多い、結果的に投資的支出の自由度が少ないというのは、財政悪化要因であることは確かだろう。

「破局のスパイラル」とは、財政審が記述に盛り込んだ警句である。そして、そこから脱出する為の諸策が、今回の建議となってはいるが、社会保障政策の具体的解決策は示しておらず、「計算屋」の域を出ていない。社会保障政策への踏み込んだ発言は、越権行為に当たるとして非難されるのかな? でも、政策としての具体性に欠けているのだ。

「数字が増えていく→数字がふえないようにすればよい」っていうのはさ、私でも子供でも判る。解決策のない提言っていうのは、誰でも出来るよ。例えば「凶悪犯罪が増加している→発生件数を減らす」「自殺が増加している→自殺者数を減らす」、こんなの当たり前だっての。そんなこと判りきってる。じゃあ、どうすればよいのか?それを聞かせて欲しいんじゃないか。「社会保障費の総額を抑制する」為の具体的方法は? 何でそこに言及しないのか。卑怯だろ。財政政策上、「お金はこれ以上出しませんよ」って言うのは簡単だ。だが、制度・政策として、せめて「どういうあり方がよい」とか建議に入れないと、いつまでも前進が見られない。 

 そうなんですか。解決策が提示されていないビジョンだけのペーパーでは、警句にもなりませんね。要するに、「危ないぞ~~~っ」と叫んでいるということなんですかね。「いい国作ろう!『怒りのぶろぐ』」さんは、「例えば、ラーメン屋経営で言えば、多額の借金を抱えているため、その返済に追われて運転資金が乏しい、暇な時間帯にも無駄な人員を抱えバイトに賃金を払ってしまう、集客悪化のテコ入れのための宣伝費や店舗改装資金などもない、ということになります。破局スパイラルに陥れば、この店は確実に潰れます。一度大きな借金を抱えると、その返済負担が大きすぎて余剰資金がなくなり、他の事が全く出来なくなってしまいます。集客悪化のテコ入れが出来ないので、いつまでたっても売上が増加しません。その為バイトの人員整理(社会全体では雇用減少、失業率アップ)を行っても収益と借金返済のバランスが大きく改善せず(売上が大きく増える訳ではないから)、閑古鳥が鳴き続け、新たな借入もできず、遂には潰れますね。国の財政はそういう状況に陥る可能性がある、ということです」と解説しているから、ゾッとしますね。
 「いい国作ろう!『怒りのぶろぐ』」さんの怒りは続きます。世の中には、立派なことを言っていらっしゃる方々は本当に多いのですから、是非、行動に移していただきたいと思います。実際に行動すれば、批判は受けるし、誹謗中傷は付き物です。リスクもコストもダメージも耐えながら、したたかに突き進んでいくだけの度量も求められます。それが本当にできるのかが、問われているのだと思います。
 世の中で「識者」と呼ばれている方々が、下記の疑問に答えられるだけのアクションを実際にやってみせることで、「いい国作ろう!『怒りのぶろぐ』」さんに対する反論を打ち出していただきたいものだと思います。

専門家の方々が真剣に検討してくれない限り、変わりようがない。・・・専門家が頑張るしかないのですよ。どうして、専門家達は何のアクションもないのでしょうか?・・・政策として、「これとこれとあれをやればいい」という、はっきりとした政策の形で答えて欲しい。そうじゃないと、一般人にはよくわかりませんから。理論の説明なんかより、最後の答えを知りたい。そして、それを実行・実現するには、国民はどうすればいいのか教えてほしい。・・・経済理論を研究していて答えを知っているなら、実のある政策になるように、政府や日銀や官僚達や議員さん達に、ちゃんと教えてあげればいいんだよ。・・・大体、数百人か数千人も経済・財政学者が揃っていて、皆で考えれば良さそうな方法は見えてくるだろう? そんだけ集まっても答えがないのか、決まらないってこと? せめて、一つか二つでもいいから、政策として実行できる解決方法というか答えを教えて欲しい。「なんとか審議会」とか「なになに委員会」とか官庁に呼ばれて会議をいっぱいやっているんでしょ?それで、どうして何も変わっていかないんだ? 正しい答えを知っているなら、政府や役人達に、教えてあげて欲しい。それならば、道が開けるでしょ? 今まで経済・財政の専門家達は、今の日本の状況を読み取っていたのか?それは、経済理論に沿って現象を予測出来たということなの? もし、出来なかったのなら、その理論に大きな誤りがあるのか、理論が余りに未熟で使い物にならないということなのか? それとも、予測していたにもかかわらず、放置したのか? 多くの国民や政治家達や官僚等の行政担当者達が誤った方向へ進むことを、放置したと? 何が何だかよく判らんな。学者さん達は結局何をやっていたんだか、見当もつきません。経済理論は何の為にあるのでしょうか?

2005 06 16 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック

[週刊!岡本編集長] 「近頃、骨太の歴史小説がない」とお嘆きの諸兄に

 皆さんこんにちは、日々平安な岡本呻也です。
 久々に骨太の歴史小説を読んでみたいと思ったんですよ。でも、シバリョーなんかが定型をつくっちゃって、すでに有名になっている話だと面白くないじゃないですか。そこで新たに書いていただくことにしたんです。それが21日発売のFJ8月号から連載を開始する、「権力の回廊 徳川三百年を創った男たちの軌跡」。筆を執っていただくのは、岳宏一郎先生です。

 今回の小説のテーマは、徳川三百年の治世を支えた男たちの、すさまじいまでの権力闘争に肉薄することによって、日本人の持つ権力観をえぐり出すことです。
 第一回は、家康とともに今川家に人質となっていた徳川家中随一の切れ者、信長と家康の同盟に続いて、秀吉と家康の仲を取り持つことにも成功した徳川家の筆頭家老石川数正の生涯を、憎いほどうまい筆致で取り上げています。
 構想としては、家光の時代までの徳川家を支えた本多正信・正純父子、酒井忠世などの三河武士の系譜をまず辿ります。その後、三河武士以外の俊英たちが幕府の権力に迫ろうとします。堀田正盛、新井白石などです。彼らは、将軍を支える幕閣という立場ではあったのですが、実質上権力をほしいままにした人たちです。
 暴れん坊将軍のモデルになった徳川吉宗は自ら実権を持ちますが、その後は松平定信、田沼意次といった人たちが権力の中心にしゃしゃり出てきます。彼らはどのように権力を手にしたのか、また運命にもてあそばれて実権を失っていったのか、権力をめぐって踊った人間たちの骨太のドラマが展開します。

 筆者の岳宏一郎先生は、関ヶ原の合戦をめぐる大名たちの生死を賭けた壮絶なドラマを圧倒的な迫力で描いて時代小説ファンをうならせた『群雲、関ヶ原へ』でデビューされました。
 その後、黒田官兵衛の一代を描いた『軍師官兵衛』、利休の七哲を描いた連作『花鳥の乱』、本能寺の変を公家の視点から描くというチャレンジに見事に成功した『天正十年夏ノ記』といった、他の作家とは全く違う角度からの歴史への鋭い切り込みを見せる作品群で知られています。また人物の心理描写、群像描写には定評のあるところです。「権力の回廊」は、岳先生の得意技が生かせる題材だと思われますので、ご期待いただいて間違いないでしょう。

 岳先生は今回の小説を準備するにあたって、多くの一次史料を渉猟されております。例えば第1回、「戦国猿 石川数正」では、小牧・長久手の戦いが和睦に至るまでの経緯を、新史料に基づいて書いています。綿密な史料の検討から、これまでにない人物観が打ち出されてくるかもしれません。わたし自身、この歴史小説の連載の今後の展開がたいへん楽しみです。

2005 06 16 [21. 週刊!岡本編集長] | 固定リンク | トラックバック

2005.06.14

[ゴーログ]理屈でモノを考えると少子化が進む?!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。少子化問題については様々なご意見をいただきました。「為替王」さんからは、「パラサイトには50%、家を出て一人暮らしを始めたら40%、結婚したら30%、子供が1人できたら20%、子供が2人できたら10%、3人できたら5%、4人以上なら0%」という所得税法改正案が提示されています。

 そういう中、「FIFTH EDITION」さんからは、「日本の出生率の低下が、女性が『子供を産まなくなった』からでなく、男女共に『結婚しなくなった、あるいは結婚に対して肯定的でなくなった』せいだとは。特に30代の女性が、結婚に対して肯定的じゃなくなってきてるんだな」という指摘をいただき、「夫婦別姓を待つ身の溜息」さんからも、「私は夫婦別姓の法制化が少子化の特効薬になるとまでは思っていませんが、少子化の進行を防ぐ効果はあると期待しています。なぜなら結婚改姓が結婚のハードルであるならば、出産の上流がせき止められているようなものだからです。結婚に踏み切るハードルが低くなれば、出産や育児という次のステップへと進みやすくなると考えています」というご示唆をいただきました。
 要するに、結婚するようにならないとダメということなんでしょうかねぇ。「なんで屋-驀進劇-」さんからは、「なんの為に結婚・・・。理由が欲しい。という彼女達の実感は、本来あるべき女性として重要な機能を観念で蓋をしている状態だと思います」というトラックバックまでいただきました。


 でも、その一方で、「ニッポンを生きる!」さんのように、「出産・育児は非常にパーソナルなことなんだ、社会が子育てに向く状況かどうか、なんてこととリンクさせて自分の生殖を決定するのは損であるぞ」というコメントをいただいていますし、「さいとうくんのニュース速報!?」さんのように、「子供を産むという行為は自由意志のため思い通りになりません」という現実を諭す声もあります。
 個々人の価値観が絡むだけに、なかなか難しい問題なのですが、「小福のへりくつ」さんから出生率に関する女性ならではのご意見をいただいていますので、ご紹介することにしたいと思います。いずれにしても私は、政策論としては、少子化を憂える前に、公的年金のような諸制度を現実に適応させながら、国民にとって快適な生活環境を整えることが先なのではないか、と思っております。

 

出生率がまた減った、と。これでまた「何故出生率が下がるのか」とか「上げるにはどうすればいいのか」とかくだらない対策論が巷に溢れることになるだろう。で、お役人さん達は保育園や幼稚園の数を増やすとかして無駄な税金を使ってくれてしまうんである。まあ、道路を増やされるよりはマシなのでいいけれど。それで少しは働くママがラクになるならめでたいことだ。


 だけど、結論からいうと、どんな対策も「無駄!!」である。出生率は対策論なんかでは上がらない。出生率の低下や晩婚化は、私も含め、女性の構造的な問題が含まれているからなんである。


 女は本来、理屈で結婚したり子供を産むわけじゃない。理屈を超えた存在を感じるから結婚もするし子供も産むんである。だって、結婚はアカの他人の家の墓に入ることを決意することだし、出産は「命」ひとつ生み出しちゃうことなんだから、理屈でどうこうって世界じゃないだろう。


 多少、景気があがったところで、多少、保育園が増えたところで、出生率は上がらない。


 なぜ、女性が結婚しなくなったかつーと、「理屈でものを考える」クセがついてしまってるからだ。こういうクセがつくと、結婚も出産もなかなか踏み出せなくなる。なぜなら、理屈で考えたらあきらかに大変なことだからだ。


 それでは、「結婚をもっと自由に」という動きがあれば解決するのだろうか? 例えば、籍は入れずに子供だけ産むとか、そんな結婚の形態がメジャーになれば、女性は自由に子供を産むだろうか?そんなカンタンなこっちゃないと思うね。「自由」を掲げてる時点で、理屈だもんね。理屈でモノを考えてたら、子供なんて育てらんないよ。・・・ 


 「子供を産むのは個人の自由意志だ」と主張する女性は多い。実際、子供のいない私も、親戚の方から「親が元気なうちに産んでおくのが親孝行だよ」などと言われたりすると、思わずそういい返したくなる。だけど、言わない。言い返した時点で、なんとなく敗北感に襲われるような気がする。理屈じゃないものの前に、理屈で反論することほど無意味なことはないからだ。


「理屈じゃないもの」っていうものが何なのかは、未熟な私には定義できないけど、確かに存在する。今の時代、理屈っぽくなってしまった女性達の力だけでは、それを定義しきれないんだと思う。っていうか、定義した時点で理屈になってしまうんだけどね(笑) 

2005 06 14 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック

[ゴーログ]年金改革のための次の一手を模索する!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「公的年金タスクフォース」さんからは、「終身雇用の崩壊に始まる就業スタイルの変化や企業年金の破たん等によって老後への不安は増す一方であり、そうした状況下で国が老後を保証する仕組み、すなわち『福祉』に基づくより良い公的年金制度が欠かせないというのは衆目の一致するところでしょう」というご指摘を改めていただきました。

 そういう中で、「ミズタマのチチ」さんがasahi.comの記事「厚生年金保険料 経産省が料率15%の試算」を引用しながら、「まことに、まことに感慨深いですな」と述べていらっしゃいましたが、じつは、この記事の背景には、公的年金タスクフォースの方々に関与していただいた諸活動があったのです。あの活動がなければ、ここまでこれなかったことは事実です。まずは、その記事を紹介しておきましょう。

厚生年金の保険料率を段階的に引き上げる上限について、現行制度の「年収の18.3%」ではなく15%にとどめた場合でも、公的年金の役割としては十分な水準とする試算内容を、経済産業省が民間シンクタンクとともに8日まとめた。年金の給付開始年齢を現行より2歳遅らせることで、給付水準は現役世代の手取り年収の40%を超えるという。厚生労働省以外では初の本格的な試算で、年金改革論議にも影響しそうだ。

 まだ、諸方面の調整が終わっておりませんので、次の手をディスクローズできないのですが、「散り散りだったかけらのうち、彼方にあったものは固まって実をなし、燃えて燃えて輝く太陽となり、此方にあったものは冷たく濡れた木星になりました。この一年のことは、決して忘れないでしょう」(by「ミズタマのチチ」さん)という風に、過去を懐かしく振り返る局面でもありません。政策論というものは、 現実の制度を動かして見せてこそ、ナンボなのですから・・・。
 個人的には、いずれ近いうちに、シミュレーションモデルの取り扱いを明らかにするとともに、次の手をディスクローズしたいと考えておりますが、しばしお時間をいただいてお待ちいただければ幸いです。なんとか、膠着した現状を打開する一手になれば、と念じております。そのときはまた、「公的年金タスクフォース」が活躍できるフィールドが整うような気もしています。
 いずれにしても、日本政府は、「スター・ウォーズ エピソードIIIを早く観たい社長のブログ」さんによる下記のような本質的な意見に対して、はっきりと答えることのできる年金制度を用意する必要があるのではないでしょうか。

正直、公的年金などという制度がなぜ必要なのか良くわからない。また、もし必要であるとしても、世代間扶養である必要性が良くわからない。そもそもなぜ世代間扶養なのかって、その制度を決めたときの平均寿命と人口増加率をもとに、その制度を決める立場の人たちが、自分達に都合の良い制度を作ったからなんじゃないの?人口増加率が鈍り、高齢化が進んでしまった時点で、すでに制度は崩壊しているんじゃないだろうか。もう、いっそのこと世代間扶養なんてやめちゃえば良いのに。

2005 06 14 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック

2005.06.13

[ゴーログ] キリン・カップはジーコのトラップだったのか?!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「lien」さんには、「攻撃には必ずリスクは伴うものである。・・・どうしても日本人選手は、確実性を重視してすぐに戻したりパスを余分に展開したりして、ラクな方に逃げてしまう。・・・『前を向く』『シュートを打つ(打ちにいく)』意識とその技術については、まだとてもとてもワールドクラスの選手の足元にも及ばない。・・・個人的に一番不安なのは、ジーコがそれを分かっているように見えないってことである(苦笑)」と叱られ、「マーケティング千日回峰行之記」さんからも、「クラウゼヴィッツと日本軍の違いは、ただ一つ。最高司令官がアホか、そうでないかということだけです。・・・私はジーコの言動に、どうしても先を見通す目が感じられないんですが・・・。(-ω-)」というご批判をいただいたジーコ監督でしたが、見事な結果を残してくれました

 正直申し上げると、私もお二人と同じような気持ちに傾いてしまうときはあるのですが、プロフェッショナルを評価する際の基準は、とどのつまり、結果です。「6/8に決めなければ即座にW杯出場が厳しくなると言うことだけだ」(by「よく考えるぎょるいのひと」さん)というご意見もありましたが、プロセスはどうあれ、ドイツW杯出場を世界で一番早く決めたのですから、とりあえずは誉めてあげていいのではないでしょうか。是非、色々と言われながらも、悲願のW杯ベスト8を勝ち取っていただきたいと心より念じております。
ちなみに、熱狂的なジーコ支持派である「独立系証券マン(IFA)日記」さんからは、ジーコ監督について、以下のようなトラックバックをいただいています。

ジーコ監督、やはり常人にはない勝負強さを発揮しました。“名将”と呼んで差し支えないでしょう。考えてみれば、小野選手の骨折がなければ今回得点を決めた小笠原選手のスタメンはなかったでしょう。1トップ2シャドーなんて構成がいきなり出てくるのも、発想がとんでます。

キリンカップでの連敗においてジーコ監督を含め日本代表に批判が集まりましたが、ジーコ監督の選手個人擁護という姿勢は変わりません。ジーコ監督に対する批判もよく聞かれますが、匠はジーコ監督を“絶対 支持”いたします。日本のサッカーをここまで盛り上げた中、ジーコ監督の功績は群を抜いてます。

匠はただのいちサッカーファンですが、ブラジルだけでなく世界サッカー界の英雄である彼が、そのキャリアの最後を、自身が全く知らない極東のサッカー後進国に捧げてくれたことは感謝に耐えません。そして、そのジーコ監督のアントラーズ時代の愛弟子である小笠原選手がこの大事な試合でゴールをもたらしたのです。昨日の勝利は10年以上前から続くジーコ監督による日本サッカー界発展のための地道な努力の結果でもあるのです。

 たしかに、あの「神様」ジーコが、ブラジルの英雄であるジーコが、自らのキャリアの最後に日本を選んでくれたということについては感謝してもしきれません。中でも、Jリーグが発足したときに、あのカッパのアルシンドと組んで、自らハットトリックを演出して見せたときの彼の輝きを、私は忘れることができないでしょう。ジーコが日本サッカー界にとって恩人であることは紛れもない事実だと思います(監督としての力量は、とりあえず脇におきまして・・・)。
 それにしても、ジーコはハラハラさせる天才的なエンターティナーであると同時に、運の強い男という感じがします。プロ野球における長嶋茂雄と重ねてしまうのは、私だけでしょうか。ただ、「運が強いこと」というのは、リーダーの必須条件ということですから、そういう意味ではジーコは適任なのかも・・・。
 「木偶の妄言」さんは「ジーコに求められたのは、個人が局面に対して責任を持つサッカーなのだ。僕はそれが浸透してきたのではないか」と指摘していますが、その点は同感です。バーレーン戦の小笠原のゴールは、「まさにジーコが求めていたゴール」だったと思いますし・・・。
 それにしても、「8日夜のワールドカップドイツ大会アジア最終予選の日本対北朝鮮戦は、・・・視聴率が43.4%・・・で、瞬間最高視聴率は試合終了直後で58.0%・・・(ちなみに、同じ時間帯にテレビ東京系で放送されたプロ野球のロッテ対巨人戦は6.1%だったとか・・・)」(by「マイホームシアターBlog」さん)だったそうで、国民的な関心の高さを窺わせます。
 今後については、「きままに代表ブランク」さんが書いているように、「もうはらはらさせないだろうアジアでは・・・」と思いたいものですが、果たしてどうでしょうか。ただ、「ヤースのへんしん」さんは、こう見切っていました。なるほどねぇ・・・。

試合後にジーコ監督が「キリン・カップはフレンドリーマッチだと思っていた。」と言ったそうですが、こうなれば「キリン・カップはトラップさ!」と言い放っても良い。(笑) 勝てば全て作戦に変わる。敗戦も、イエローもね。

追伸:「為にならない就活情報&日々思うこと」さんから、「木村さん八番ラーメン覚えてます?柳沢のお父さんがやってるらしいですよ」というお便りをいただきました。当然、覚えていますとも。富山県人なら、ラーメンは八番ラーメン(?)でしょう。特にサッカーに明け暮れていた高校時代はよく食べていました。ただ、この数年間、食べていないのですが・・・。
最後に柳澤選手に一言。北朝鮮戦の滑り込みシュートは見事でした。富山県の誇りです。だから今後は、「FWのフリした囮男・柳澤の献身的な走り回りっぷり」(by「プログレッシブな日々」さん)などという妙な誉められ方ではなく、是非、「試合前試合中と意思確認を常に取り続けていた頼れるエースが存在感を見せた」(by「帰宅部大学生のblog」さんによるバーレーン戦での中田英寿評)という感じになっていただきたいと同郷人としては心より願っております。


2005 06 13 [09. 燃えよ!スポーツ] | 固定リンク | トラックバック

フィナンシャル ジャパン] 「相手の心をつかめば『仕事』はうまくいく」

コーンズでロールス・ロイスを買ってみる [フィナンシャルジャパン 5月号掲載]

 世界の高級車の中でも、伝説と伝統と名声において飛び抜けた存在であるロールス・ロイス。
 この超越的プレミアムカーのオーナーになる資格を得た幸福な人々は、どのような顧客対応を受けているのか。日本における正規代理店コーンズで、その秘密に迫ってみた。


一年で10台のロールスを販売した営業マン

 英マンチェスターのクック・ストリートで、ロールス・ロイス社が設立されたのが1906年。一方、イギリス人フレデリック・コーンズが来日し、横浜で事業を始めたのは1861年のことだった。

 そして1964年以降、ロールス・ロイスの日本におけるデリバリーはコーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドを拠点に行われ、顧客サービスにかかわる一切をコーンズが手がけてきた。それは、この40年間に日本で販売されたロールス・ロイスが、並行輸入車や個人輸入車を除けば、すべてコーンズの商いによって支えられてきたことを意味する。

 不動のコーンズに対し、ロールス・ロイスは2003年、その商標権のみが独BMWに譲渡されるという複雑な運命をたどった。BMWは威信をかけて、新生ロールスの出発点となる「ファントム」を開発。英国南海岸近くのグッドウッド郊外に建設された新工場を拠点に、一日に五台というペースで生産を開始し、新たなロールスの歴史を紡ぎはじめた。そして日本における生ロールスの販売もまた、当然のようにコーンズに委ねられた。

 東京・港区にあるコーンズの青山ショールーム。青山通りに面した建物の正面には、マセラティやベントレーといったキラ星のような車が並ぶ。その正面から見て右手にある脇道を少し入った奥に、ロールス・ロイス専用のショールームの入り口はある。

 自然光がふんだんに入るショールームの真ん中で、茶色のファントムは宝石のような気品を漂わせてくつろいでいた。くつろいでいた、とは奇妙な表現に聞こえるかもしれないが、何かそうとしか言いようがないのだ。頂点の車を売る頂点の店に足を踏み入れたこちらの緊張を肩透かしするかのように、ショールームの空気は穏やかで、ゆったりと時間が流れていく。

 しばらく経って気がついたのだが、接客コーナーは大きな窓から奥まった位置にあり、外部からの視線は届かない。これも、ここを訪れる賓客たちへの心配りなのだろうか。

 営業マンの川添歩氏に話を聞く。30歳という実年齢より初々しく見える優しい表情の青年だが、基本車両価格4305~4399万円のファントムを、昨年一年間で10台も売った実績の持ち主である。オプションも含めれば五億円に達しようかという商いを成約させたスーパー営業マンとは思えないほど、語り口は静かで控えめだ。

 ロールス・ロイスの顧客の多くはオーナー社長で、業種はさまざま。平均年齢は53歳ぐらいで、最近はもう少し若い層が増えているという。
「お客さまの5~6割は、ロールスを乗り継いでこられた方です。所有車は平均四台弱、全部がロールスと考えられる方もいます。この方たちの車両購入のスケジュールやパターンの中に、新しいファントムはどういった形で入っていけるか、ビジネスやプライベートでどう使っていただけるか。それをまずお聞きして、必要であれば増車、あるいは入れ替えに結びつく、というのが商談の一つのパターンです」


売り込まない、売り急がないが鉄則

 入れ替えるか、増車するか――そんな選択肢でロールスを買うのがごく平均的な図式ということになる。ちょっとため息が出るが、それが超プレミアムカーに釣り合う買い物感覚なのかもしれない。

 「新規のお客さまの場合は、まず車を見ていただき、そしていろいろお話を聞くことがすべての出発点になります。お仕事、お住まいの場所、普段どういったところに行かれるのか、車を使うときの行動パターンなどをお伺いします。法人でのご購入であれば、運転手や秘書の方にもいろいろお話を聞きます。既納ユーザーでも新規のお客さまでも、どういったライフスタイルをなさっているか、それをどれだけ聞き出せるかが大事だと思っています」
コーンズの商いは、「売り込まない、売り急がない」を鉄則とする。ノルマと報賞金は自動車の販売促進戦術の常識だが、コーンズ流は「営業ノルマなし」「販売報賞金わずか」だ。
 ノルマがないから時間がとれ、時間がとれれば時間をかけられる。それによって、売り急ぎをせず、お客さまのタイムスケジュールを崩さず、お客さまの時間を浪費することなく商談を進められる。営業マンが報賞金目当てで売り急ぎに走れば、長年かけて築いたお客さまとコーンズの関係を壊してしまいかねない。

 「ロールスはすべてに超越していて、ブランド自体がまず在りき、という車。お客さまのほうから興味を持っていただかない限り絶対売れない車です」と、ロールスの日本国内での販売を統括する大津文男ナショナルセールスマネージャーは言う。「コーンズがずっとお客さまにお付き合いしていただけているのは、たぶん売り急がなかったからだと思うのです」。ロールスの場合、顧客への最初のアプローチから成約まで1~2年かけるのはごく普通だ。「社員教育らしい教育を受けた印象はあまりありません」と川添氏は言う。

 入社時に、お客さまに礼を失しないための最低限必要な礼儀、あいさつ、電話の対応、椅子の座り方、ドアの開け閉め、女性がいる場合の所作、そういう原則の研修を受けたぐらいだ。「強く言われたのは、先輩のやり方から学べということ。プラスアルファは日々学んでいくしかありません」

ひたすら耳を傾けお客さまの真意をはかる

 とはいえ、リアシートに座った筆者の脇でひざまずき、あれこれ説明をしてくれる所作はごく自然で、かつ何とも美しい。「教えてないですよ。自分で工夫してるんです」と大津氏は言う。営業マンとしてはむしろ寡黙なタイプだが、こちらの思い、真意、本音を、耳を傾けて突き止め、真摯に答えてくれる姿勢をひしひしと感じる。

 「お客さまはそれぞれの分野のトップエンドにいらっしゃる方々が多いです。そういった方々に直接お話をしていただけるということは、通常の仕事ではなかなかありません。そういう中で知識が広がっていく。お客さまに日々鍛えられていることを実感しています」
 おそらく、そうしたオーナーは個性もトップエンドなのだろう。非日常とも思えるそんな交流の中で、日常を送っている若者がいるのである。

 「お客さまがロールスをお買いになるときには、いろんな話が付随してきます。ファッションの話、時計の話、旅行の話、奥様へのプレゼントの話……。私にもできる助言はします。どこでなら買えるとか、それだったら入手できますよとか。車とは関係ないことでも、街で見たりネットで読んだり、話題になったものは常に吸収するようにしています」

 お客さまへのコンタクトはどうとっているのか。運転手、秘書、法人の車両担当者、オーナーに直接など、コンタクトをとる窓口がお客さまによってそれぞれ異なるので、連絡もそのパターンに応じて変える。封書、メール、電話を使い分け、数は多くないから一つひとつ対応する。
 川添氏が対応している顧客は現在100名ちょっと、うちロールスのユーザーは10名だ。お客さまごとに、この日は休み、この日は連絡がとりやすいなど、データベース化してはいないが頭に入れてある、とさらりと言う。

 「ファントムの取扱説明書は500ページ以上もあるので、皆さん誰も読まない(笑)。何かあると、朝でも夜でも電話がかかってきます。それには真摯に答えますし、必要であればお伺いして説明します」。整備に出すまでもないが……といったことにも耳を傾け、対策が見えればアフターサービスのセクションに連絡して部品を手配する。「ちょっと気になるということまでフォローしてさしあげたい」

 勤務中の電話がむずかしい運転手からは、メールで連絡が来る。その場合、オーナーから電話を受けたときにも劣らない気配りで対応する。「運転手さんの立場、秘書の方の立場、そこまで考えた対応をするのがコーンズの仕事だと考えています」
 売るまでの1~2年間はもちろんだが、売ってからの顧客対応の重要度も相当なものだ。その手だてとしてどんなことを? と聞いたら、「ほど良いコンタクトでしょうか」という答えが返ってきた。

 「電話では直接的すぎるなと思える場合は、手紙やメールを活用します。メールでしたら忙しい方でも、多少時間が経つ場合はあってもまず読んでくださる。携帯でもメールを使う場合もあります」。電話するまでもない、会うまでもない、しかし気にはしていてくれるんだと思われるようなコンタクト。

 「車とは直接関係ない内容であっても、コーンズからのインフォメーションだとわかり、気にしてくれているんだなという印象を持っていただけるような発信をします。内容や表現の仕方は、お客さまごとに変わります」。体温のある手厚さが伝わってくる言葉だ。

(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。


2005 06 13 [13. フィナンシャル ジャパン] | 固定リンク | トラックバック

2005.06.12

[モノログ横丁] ご意見番 御手洗大祐の5月のお題

6月お題:「無線LAN、どう活用していますか?」

 6月はデジタルガジェットの人気停滞期で、ボーナス商戦を控えて熱が少し下がる月のような気がいつもしているのですが、気のせいでしょうか?近所の量販店さんの人通りは相変わらずのような気もしますが...。梅雨に入ってじめじめする頃ではありますが、今月もデジタルガジェットの良品を掘り出すべく、テーマを挙げさせて頂きたいと思います。

この続きは「木村剛のモノログ横丁~トラックバック井戸端会議」へ

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[モノログ横丁] ご意見番 土井千鶴の5月のお題

6月お題:「粋なTシャツのオシャレ」

 今月のお題は 私達の生活に最も身近なファッションアイテム「粋なTシャツのオシャレ」です。
 6月から地球温暖化対策の一環として 全閣僚や官僚がジャケットを着用しないでノーネクタイで通すことを申し合わせているそうです。そうであればTシャツを取り上げないわけにはいかないですね。


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[モノログ横丁] ご意見番 嶋啓祐の6月のお題

6月お題:「レストランでいかにワインを選ぶか」

 はい、楽しくもあり、苦しくもあるレストランでのワイン選び。前にいる相手、そして相手とはどういう状態か、さらに財布の中身、精神状態、接待かどうか、等など場面によって、どう攻めるか変わってくるワイン選び。

 大好きな彼女と言ったときならこんなワイン、長年連れ添った妻と豪華なイタリアンでも行ったときならこんなワイン、給料日前に友人達とざっくばらんな食事会ならばこんなワイン、うん、考えていくと面白いですね~(←と一人悦に入る。。。)

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2005.06.11

[モノログ横丁] 木村剛の6月のお題

6月お題:「自分だけの万年筆」

 皆さん、こんにちは。木村剛です。じつは私は意外に直筆派です。通常は、パソコンで仕事をしていますので、メールを送ることで済ませているのですが、心を込めたい時には、常に万年筆で直筆の手紙を書くようにしています。オフィスの周りでも手書きには万年筆というスタッフが何人かいます。インクビンからインクを吸い上げている時、硯で墨を磨(す)るような心の落ち着きを得るのかもしれませんね。また、手書きの手紙には感情を伝える何かがあるような気がします。


この続きは「木村剛のモノログ横丁~トラックバック井戸端会議」へ

2005 06 11 | 固定リンク

[本のソムリエ] 「信託改革」

 0606

 今週の丸善丸の内本店 壹岐直也副店長がお薦めする本です。
 『信託改革――金融ビジネスはこう変わる
 永田俊一編  日本経済新聞社刊 
 定価1995円(税込)


 信託業法が八十年ぶりに改正された。ここ数年、信託マーケットは拡大し続けているといわれているが、恥ずかしながら、本書を読むまで、信託改革が「金融ビッグバンの総仕上げ」として位置づけられるほどのインパクトを持つものとは知らなかった。
 信託というと「古くさい」「個人の資産管理の専門家」ということばを連想しがちだが、実は、証券化を行う際に最も重要なスキームであり、リバース・モーゲージなど高齢化社会のニーズに応える商品の中核でもあるのだ。今回の法改正が持つ意味、広がりは驚くべきことばかりだ。
 法改正で信託業の担い手が拡大するとともに、受託財産が自由となり知的財産権なども対象になる。証券化・流動化関連などでもさまざまな商品が登場し、遺言信託などにも新たな展開が見え始めている。信託法の改正も計画されているという。実務家と研究者がタッグを組んでバランスのとれた解説がなされており、金融関係者、不動産関係者のみならず多くの読者に手にとってもらいたい。

(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に6月6日に掲載したものです。

2005 06 11 [12. 本のソムリエ] | 固定リンク | トラックバック

2005.06.10

[ゴーログ] 社内満足度調査の恐怖!!!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「中年@poetry」さんから、またまた考えさせられる実話をご紹介いただきました。今回は、社内満足度調査というのがお題です。「社内満足度調査っていうのがあってね。社員に極秘でアンケートをとるわけです。『職場に満足しているか』『上司が適切に管理し部下をフォローしているか』『職場環境はどうか』『勤務時間は守られているか』などなど。もちろんこれは極秘だから、アンケート担当部署からごくわずかな経営陣へ伝達される建前のもの。そうじゃないと意味ないですよね。要は『不満があったら部署内や直属上司では言いにくいだろうから、直接トップに言いなさい』ということですね」と前振りをした後で、実話の紹介です。

で、ある部署の飲み会。それまで和気藹々と盛り上がっていたところへ突然その部署の責任者(部長)が「今日はみんなに話がある」と凄みの効いた声当然シーンです。
「まさか・・・」
「この部署に不満を持っている奴が3人ほどいる。それはおまえとおまえとおまえだ!(指を突きつけながら)」
当の3人冷や汗タラリ。

「どういうことだ?え?どういうことなんだ」と鬼の形相の部長。「どういうことなんだ」って、そっくりそのまま3人のセリフですよね。

実話です。 

 これも、あるある探検隊のネタに使えそうですね。

 ハイッ、ハイッ、ハイハイハイッ
 あるある探検隊♪ あるある探検隊♪
 人事のチクリがバレテイタ♪♪

 なかなか笑えませんなあ・・・。

2005 06 10 | 固定リンク | トラックバック

2005.06.09

[ゴーログ] 石原慎太郎氏、フランスに「NO」という?!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「プログレッシブな日々」さんから、石原慎太郎氏がフランスに「NO」と言った話を教えていただきました。都庁内で開かれた首都大学東京の支援組織における設立総会でのこと。石原都知事が、なんと祝辞のなかで「フランス語は数を勘定できない言葉だから、国際語として失格しているのも、むべなるかなという気もする。そういうものにしがみついている手合いが結局、反対のための反対をしている」などと述べたというのです。 「プログレッシブな日々」さんは、「え~、一応、私は大学での専攻語がフランス語でした」と書いていますが、じつは私も恥ずかしながら、大学ではフランス語を専攻しておりました。あのややこしい動詞の変化についていけず、完全な落ちこぼれ組でしたね。しかし、「プログレッシブな日々」さんは、フランス語文法は整然としているとご指摘していますから、尊敬しちゃいます。

「数を勘定できない言葉」とは一体どういう意味なのか判然としませんが、おそらく英語や日本語と異なり、数表現のスタンダードである十進法に二十進法(両手足の指の総数を基準とした数体系を有するケルト語が由来らしい)が入り込んでいる点にいちゃもんをつけているのでは・・・と推測します。フランス語文法全般に関して言えば、“例外”だらけの英語に比べて実に整然(反面、複雑でもありますが)としたものですから、この数体系の混乱は不思議といえば不思議。

フランス語で二十進法が混じるのは70以上の数。たとえば、「99」という数字を表現するのに、日本語は「きゅうじゅう・きゅう」、英語は「ninety -nine」と、十進法の文脈ですっきり理解できる表現であるのに対して、フランス語の場合は「quatre-vingt-dix-neuf 」( 20が4 つに10 足して、さらに9を足す)と表現されることになります。十進法オンリーの数体系の母語を有する学習者にとっては、確かにこれは取っつきにくいでしょう。「99」ならまだいいですが、「千」や「万」といった単位の数字だとさらに覚えにくくなります。「なんでわざわざそんなめんどくさい言い方を」と私だって思いました。

 いえいえ、拙者の場合、もうそんな次元に至る前に脱落していましたから・・・切腹!!という感じで、「なんでこんなに難しい言語を、オレは選んでしまったんだ」と授業に出るたび、後悔していましたし、そのうちに授業前に教室で4人集まったら、雀荘に行っていました。そんなわけで、フランス語というのは、私にとって、かなりの鬼門です。
 さて、「プログレッシブな日々」さんは、石原慎太郎氏の発言に対して、「しかし、それだけの話。『数を勘定できない言葉』というのは、ほとんど言いがかりでしょう。石原知事、学生時代にフランス語の講義で赤点取った恨みでもあるのかな?」と軽く返してくれています。

そういうわけで石原知事の発言自体は感心しませんが、そもそもの批判の矛先である「語学・文学の言語別専攻」に代表される既存の“専攻”というものが、大学における学問のタコ壺化の温床となり、教育研究の広がりと発展を阻害していることは確かでしょう。

これは一種の既得権益といえるもので、首都大学東京(へんな名前)に限らず、全国あちこちの大学で改革派と守旧派の暗闘が進行しています。大学改革の方向性は間違っていないのだから、石原知事はつまんないこと言わなければいいのに・・・ 

しかし、この類の馬鹿さ加減が彼の個性というかセールスポイントでもあるからなあ、と生暖~かく事態の進行をみつめる私です。 

 いずれにせよ、象牙の塔である大学の閉鎖性というのは、聞きしに勝るものがあるようですね。石原氏の発言はともあれ、もう少し、改革が進んで、世の中のことが分かる学者が増えることを期待しております。

2005 06 09 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

[週刊!岡本編集長] 「FJスタイル」をご存知ですか?

 みなさんこんにちは。毎年ズボンを買い替えなければならない岡本呻也です。最近の服は縮むのが早いなあ。
 私は買い物がとっても苦手です。ショッピングを楽しむという感覚は、私にはよくわかりません。その苦手な買い物中でも一番苦手なのが、服を買うということです。自分を飾っても仕方がないと思ってるんですよねー。男は中身で勝負だ!

 ……などと言っていてはビジネスマン失格です。初対面との相手との関係を決めるのは第一印象。話を有利に運ぶためには、着るものは非常に大切なんです。私はどうもこのあたりをおろそかにしているきらいがあるかもしれませんね。
 しかたないので、スーツをつくる店を決めていて、毎年そこでつくることにしています。

 FJの連載記事の中で、意外と見過ごされがちだけど、他の雑誌では絶対に見られないセンスの良い企画として、巻末にあるファッション企画「FJスタイル」があります。
 今号で登場しているのは、GIVENCHYとフジテレビ。GIVENCHYの高級スーツを着たかっこいいガイジンのモデルが、東京のお台場にあるフジテレビの社屋のさまざまなスポットでポーズをとって撮影するというものです。一流ブランドと、日本を代表する企業のコラボレーション。これまでに大胆にも、松下電器産業や資生堂、松井証券、日産自動車といった企業の本社をお借りして、ファッションモデルの撮影を続けてきました。なかなか面白いでしょ。
 その他にぜひチェックしていただきたいのが、 FJスタイル最終ページの、経営者の仕事中のファッションと、オフの日のファッションを比較するページです。第1回にご登場いただいたサイバーエージェントの藤田晋社長から、今回のカカクコムの穐田誉輝社長まで、話題の若手経営者が自分なりのファッションを公開してくれています。
身だしなみにきちんと気を使うビジネスマンの方は、ぜひご覧になってください。

2005 06 09 [21. 週刊!岡本編集長] | 固定リンク | トラックバック

2005.06.08

[ゴーログ]日本人と欧米人の違いはどこにある?!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「小森さん」から、日米文化論が寄せられてきました。「セールスマンの売り文句は、日米で違いがあるそうです。日本人に対しては、『みんな買ってますから』が殺し文句。アメリカ人に対しては、『これを買うと、ヒーローになれます=目立つことができます』が殺し文句。なるほど、日本は「みんなと同じです」というのが効き目大なのに、米国では「みんなと違います」がいいんですねぇ。「小森さん」による「日本人はみんなと同じです」理論は、「世間体理論」にまで純化され、若者のファッションにまで言及していくことになります。

コギャルや若者のファッションですが、これもまた世間体のなせる業だと思います。というのは、彼らは、コギャル・若者というミクロな"世間"に属しており、彼らの"世間体"では、そのファッションやアクションが強制されているからです。もしかしたら、彼らはそれがかっこいい・正しい、と本気で思っているのかもしれませんが、逆にそれをやらないとそのグループから排除されてしまう、という恐怖も裏側に潜んでいるのだと思います。

大人も似たようなもので、定時になってすでに仕事が終わっているのに、他のみんなが残業しているから帰りづらいとか(小森の体験)。本人にその気がないのに、お受験に子供をまきこんじゃったり、とか。極端な例で言うと、法律や顧客の安全を無視してまで、自分のグループを守ろうとした某自動車会社までいっちゃうのかもしれません。一流企業は転んじゃいけない・失敗なんかない、という世間体からくる行動だったのかも。

ただ印象的だったのは、その後に続く「怒れるニュージーランド人の話」でした。フェアプレイに関する欧米人の価値観と日本人の価値観の違いが浮かび上がってくるのではないでしょうか。

私が高校生だったとき、英語の教師として、ニュージーランド人が先生として来ていました。・・・ある日、彼女は我々に、英語の新聞記事を読んで、感想を英語で書きなさい、という英語を出しました。そして、宿題を受け取った彼女は、その次の授業で激怒していました。というのは、ほとんどの人が同じ文面だったからです。

実は、私たちのクラスには、東南アジアからの留学生(当然、英語は上手。)がいて、その子のレポートがコピー元として出回ったのでした。・・・この宿題には、単位がかかっており、苦手な英語をクリアするために、このような手段に出たのだと思いますが、これも一種の世間体のようなものかもしれません。・・・私は、このときに、日本に存在するムラというしくみと、欧米にあるらしい「フェアプレイ」という概念を強く心に焼き付けることになったのでした。 
 

 このフェアプレイの概念というのは、なかなか日本人には理解できないコンセプトなのかもしれません。日本のマスコミが代表例ですね。「みんなと同じように波状攻撃する」という発想ばかりで、「ルールの下でみんなと違う発想をする」というコンセプトがない。どうでもいい覗き趣味にしか興味がなく、「先に暴く」という競争ばかり。それぞれの人間が苦悩しながら追求している大義や志なんかはどうでもいいわけですから。
 でも、「小森さん」がいみじくも指摘しているように、「かといって、日本がダメで、欧米万歳って言いたいわけでもないですよ。アメリカだって、エンロン事件があったり、マーサシュチュワートがインサイダー取引したり」ですから、なかなかに世の中は難しいものです。

2005 06 08 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2005.06.07

[木村剛のコラム] 少子化ではなく、年金制度を変えよ!

 昨年の人口動態統計が公表された。出生数は111・1万人。前年の112・4万人より1・3万人減少している。出生数から死亡数を引いた自然増加数は8・2万人となり、初めて10万人を割り込んだ。
 出生数は、第1次ベビーブームの昭和24年に269・7万人を記録。そのときに生まれた女性が出産したことにより生じた第2次ベビーブーム(昭和46~49年)にも1年間に200万人を超えていた。その後は緩やかに減り続け、昨年は戦後最低の出生数に落ち込んでいる。

 この背景には婚姻件数の減少がある。昨年の婚姻件数は72万組で、前年の74万組より2万組減。人口千人あたりの婚姻率も3年連続で低下している。
 こうした婚姻件数の減少は、晩婚化の着実な進展を示しており、平均初婚年齢をみると、夫が29・6歳で、妻が27・8歳。ちなみに、10年前は28・5歳と26・2歳だった。
 中でも20~24歳の女性千人あたりの初婚率は、10年前には49.5だったが、昨年は34.2にまで落ちてきており、25~29歳の場合は、10年前に70・0だったものが59.4になっている。
 そういう事情もあって、昭和40年に25・7歳だった第一子出生時の母親の平均年齢は、昭和60年に26・7歳になり、昨年には28・9歳にまで上昇。冷静にみれば、少子化が進むことも致し方がない。
 この間、公的年金の絡みで何かと話題になる合計特殊出生率(一人の女性が一生に産む子供の平均数)は、1・29と昨年と同水準と表示されているが、小数点第4位までみると1・2888で、昨年の1・2905を下回り、過去最低を更新しているという。
 こうなると、世の中の趨勢は、「産めよ増やせよ」という大合唱になりがちだ。保育所を増やしたり、税制を優遇して出生率を上げるべきという声も聞こえてくる。
 しかし、「産めよ増やせよ」という短絡的な発想には問題が多い。子供を産むかどうかは各個人と各家庭の自由意志である。現実問題として、政府ができることと言えば、産むことを決断したときに、その決断をサポートする環境を整備するくらいに過ぎないではないか。
 したがって、「公的年金制度が破綻しそうだから、少子高齢化に歯止めをかけなければならない。だから産ませよう」という発想は百害あって一利なし。公的年金を維持していくために、少子化対策をとるべしというのは本末転倒だ。
 国民のための公的年金を護るためという大義名分の下で、各家庭の自由意志に圧力をかけるような方向に議論を進めてはならない。公的年金を維持したいのであれば、現在の少子高齢化のトレンドを前提にしても成り立つように大胆に制度変更するしかない。それができないのであれば、「一度ご破算にするしかない」と腹を括るのが筋だ。
 それなのに、現実から顔を背けて、「出生率さえ上向けば何とかなる」という発想は、「地価さえ上がれば何とかなる」と祈り続けて処理を遅らせてしまった不良債権問題とうり二つ。我々は、二度と同じ過ちを犯してはならない。


(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。

2005 06 07 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック

[週刊!尾花広報部長] 日本振興銀行の新ロゴどうですか?

 こんにちは、週末に寝だめをする尾花典子です。5月はほとんど週末がなかったから、寝だめができずにかなり苦しかったのですが、先週の日曜日はやっと一日中寝ていることができました。寝だめなんてできないってよく言われますが、私は週末たくさん睡眠をとることで疲労が回復するような気がするんですよね~♪どこが疲れてるんだよって言われそうですが・・・。
 この間、7月初旬の週末に名古屋のホテルを予約しようと思ったら、ほとんどのホテルが満杯でした。やっぱり「愛・地球博」の影響なんでしょうか、どこのホテルも即答で週末は空いていないということでしたから・・・・。

 そういえば、日本振興銀行のロゴが変更になったんですよ。
今度の新しいロゴはこれ↓です。どうですか?

shinkobank_4c_1


 このロゴは、行員の有志の人たちがロゴ委員会を結成して、行員の意見を採り入れて決めたものだそうです。
黄金の卵をモチーフにし、日本振興銀行は中小企業のための銀行であり、卵の持つ日常的で親しみやすいイメージでそのコンセプトを体現していて、日本の多くを占める中小企業は未来の成長企業でもあり、金の卵であり、それらの企業と日本振興銀行がどこまでも共に歩み、応援していく様子を卵のなかの2本のラインで表現しているようです・・。
 
 日本振興銀行は現在神田店と神田駅前店がオープンしましたが、それ以外の場所も検討しているようですので、このロゴつき看板を他の街で見かけるかもしれませんね♪

 ゴー社長の話によれば、3月末には貸出実行件数目標800件を達成し、実際には849件でしたが、5月末では1000件をついに超えたようですよ(o^v^o)

2005 06 07 [15. 週刊!尾花広報部長] | 固定リンク | トラックバック

2005.06.06

[ゴーログ]日本サッカー代表、ドイツW杯に近づく!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「Bacchusのここだけの独り言」さんは、「事実上の天王山vsバーレーン戦!・・・練習中に大黒柱小野が足の甲を骨折。大変な悪材料ですが守り重視なら中田がボランチに入り小笠原がMFの布陣」と読みきっていましたが、いやあ良かったですね。日本サッカー代表がバーレーンに勝ってくれて。同郷(富山県)の柳沢選手がワントップと聞いたときには、「もうダメか」と世を儚みたくなる気持ちに陥りましたが、キリンカップのUAE戦で手を抜きまくっていた小笠原選手が、「小野に負けてたまるか」という根性とテクニックを込めた一発を入れてくれて、本当に本当に良かったです。

 「マーケティング千日回峰行之記」さんから、「さすがにお疲れモードが垣間見えるゴーログにTBさせていただきました。『キムタケ、頑張れ( ´∀`)ノ』という意味も込めて」とお気遣いいただきましたが、ドイツが見えてきただけに俄然元気モリモリ回復です。
 それにしても、「マーケティング千日回峰行之記」さんが指摘していましたが、「まあ、正直、柳沢には出ないで欲しいけど・・・。(-ω-) 正直、大黒先発を期待したいところだけど・・・。(-ω-)」と思っていただけに序盤戦はハラハラしていました。ゴールキーパー川口のチョンボでゴールポストに当たったときには、「なぜ、楢崎にしなかったんだ」と怒り心頭でしたね。
 まあ、結局、「気合いっすよ、気合い。(゚Д゚)ウラー」(by「マーケティング千日回峰行之記」さん)ってことでしょうか。 「かのクラウゼヴィッツも言ってます。『敵とこちらの戦力や兵力が、全く同一であれば、勝負を分けるのは、すなわち精神力である』と」いう台詞には、思わずメモしてしまいました。
 「泥臭くてもいい、格好悪くてもいいから1点以上もぎとって勝ち点”3”を切望すると同時に世界ランク17位(アジアでNO1のランクでイラン・韓国・バーレーンより上)のプライド・意地を是非、見せて欲しい!! そのためにはジャパンよ!全員血に餓えた狼となれ!」という「Bacchusのここだけの独り言」さんには大賛成です。
 全盛期のゴン中山を髣髴とさせる選手が、最近、日本サッカーの代表チームに見当たらないのが、ちょっぴりさみしいと思っています。

■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
伸びる企業には「理由」がある!
「フィナンシャルジャパン」誌主催の企業説明会
「FJインベスターズフォーラム」のご案内 【無料】
■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

FJ誌では6月11日に企業と個人投資家をダイレクトに結びつけるIRイベント「FJインベスターズ
フォーラム」を実施します。
司会・進行役は木村 剛が務めます。
対談形式を取り入れるなど、既存のIRイベントとは一味違った企業形で説明を行うほか、
「投資と日本経済」と題して木村剛が講演も行います。

今回のイベントに参加する企業はマンションなどの内装コーティングを行う(株)アライブコミュニティーと
マンションなど賃貸不動産の販売管理の(株)ディックスクロキです。
数多くの皆様のご来場をお待ち申し上げます。

【日時】 平成17年6月11日(土)
13時~17時(12時30分開場)
【会場】 鉄鋼会館(東京都中央区茅場町3-2-10)
【定員】 200名先着順
【参加費】無料
セミナーの詳細とお申込みは「フィナンシャルジャパンONLINE」から
http://www.financialjapan.co.jp/forum/
        


2005 06 06 [09. 燃えよ!スポーツ] | 固定リンク | トラックバック

フィナンシャル ジャパン] 「人」を動かす男になれ

渡邉美樹が語る「強い会社をつくる」適材適所の人材配置術
[FJ4月号掲載抜粋] 
渡邉美樹(わたなべ・みき) ワタミフードサービス社長

創業仲間でも降格 「職位」に上下はない

 ワタミの人事の特徴は昇格、降格が頻繁に行われることです。部長が課長になる、課長が店長になるという人事が日常茶飯事です。創業メンバーとて例外ではありません。実際、創業時の仲間であった一人は常務から課長に降格しましたし、もう一人は役員から課長に落としました。
 これを「冷たい人事だ」と言う人もいます。もし会社の一番の目的が創業者たちが満足することにあれば、会社をつくった人間がいいポジションに付き、高い給料をもらうのが当たり前でしょう。

 しかし、ワタミの経営目的は、一つは「一人でも多くのお客様に出会いと安らぎの空間を提供すること」であり、もう一つはありていに言えば、「世のため、人のためになりましょう」ということです。当然、人事の基本はこの二つの経営目的に広く深く達するためのものであるべきなのです。
 ポジションや権限は経営目的を達成するための役割分担にすぎません。社長も一般社員も役割分担であって、決して社長が偉いわけではありません。この考え方がきっちり整理されていれば人事というのはスムーズに動いていくのです。

 ただ、人は頭で分かっても感情は整理できないものです。降格された人の中には「理由は分かる。しかし心が許さない」と辞めていく人もいます。

 創業メンバーの一人も課長のまま会社を離れていきました。もう一人は自らの力で課長から部長にはい上がりました。彼は、以前、自分が使っていた人間が何人も上の立場にいるにもかかわらず、部長としての仕事を淡々とこなしています。
 最初は「何でオレが」という気持ちが強かったことでしょう。でも今は心の整理が付き、ポジションが役割分担であると理解できているのだと思います。
 「オレがこのポジションにいることで、経営目的が一番効果的に達成されることになるんだ」ということを論理的に自分の頭の中で整理できたから、きっと納得してくれたんでしょうね。

 私はその人間が好きだからこそ、創業メンバーでも課長に降格する人事をやるのです。能力がない人や、適していない人がそのポジションにつくと、その人は必ず不幸になります。そういう例を、私は今まで何十と見てきました。
 店長ができない人に店長を任せたり、役員ができない人に役員を任せると、自分の能力よりも大きな仕事を見せようとして、「ウソの自分」をつくってしまうのです。ウソの自分をつくると必ずそこにはひずみが生じます。それが心のひずみになったときは心の病気になりますし、身体のひずみになったときは体に変調をきたすのです。だからその人、その人に合った厳しい人事こそがほんとうに愛のある人事なんだと私は思います。

 職位には上も下もありません。だから人事権者は、「君は今の能力と経験でこのポジションにいるのが一番力を発揮できるのだ」と言うべきです。
 その上で、もう一歩先を目指すのであれば、こういう方向性で、こういう努力をしたらいいとアドバイスし、「これだけの力がついたらこのポジションにつける」と約束することが大切です。そういうフォローがあれば厳しい人事は十分可能だと思います。

 もう一つ、人事で重要なのは下に付く人たちのことを考える点です。会社という組織で一番大事なのは、各々が働く中で人間的に成長していくことだと思うからです。もしも能力的に、あるいは人間的に低い上司が上にいると下の人間が育ちません。その結果、その人たちは辞めていなくなります。人事を間違うのは、会社にとって一番大事な種を失うことになるのです。

人を動かす本質は「よらしむべし」

 人事で怖いと思うのは、人は自分より大きな「器」は見えないことです。経営者の器以上に会社が大きくならない理由はそこにあります。私は社員の中で自分よりすごく大きな人間が現れたとき、間違った人事をするのではないかと常に恐れを感じています。でも、少なくとも今は、部下のいいところがよく見えています。また経営者として「会社を見ていて、山頂から麓まで見えているのかな」といつも考えているのです。

 逆に麓から山頂を見るのは難しい。私は人事を含め、経営というのは最終的に、孔子の言葉にある「民はよらしむべし、知らしむべからず」ではないかと考えています。いくらこちらが愛しても、一般の人々は経営者とは立場が違うから分かるはずがないのです。
 「よらしむべし」、つまり信頼させるのが大事であって、「知らしむべからず」というように、なかなか知らしめることはできないのです。この孔子の言葉にリーダーシップは帰結してしまうと思います。

 「こっちの方向に行くぞ」と戦略を立てたとして、社員を動かすときに全員が理解するということは絶対にあり得ません。「どうも渡邉の言うことは分からない」と思っている社員が必ずいるのです。そのときに、「でも渡邉の言うことだからいいではないか」「一緒に行こう」と言ってくれる人が、つまり「よらしむべし」のよってくれる人、信頼してくれる人なのです。こういう人が何人いるかで会社の強さが決まるのではないでしょうか。100%頭で理解してついてくる部下、100%心で理解してついてくる部下はまずいないと思います。

 上に立つ者として重要なのは社員を信頼させることです。そのために私は社員に対してビデオを通じて自分の想いを一生懸命に話をしたり、手紙を書いて考えを伝えるといった、いろいろな働きかけをやっています。

 その基本となるのは「社員のことを考える心」です。社員の幸せを口先だけでなく、心で常に意識し続けることです。社員は社長の戦略は見えなくても社長の心は見えます。「口では社員が大切だと言うが、本当は違う」とか、「本当に自分たちの事を思っているか」が分かるのです。

 私は社員を心から愛していることには自信があります。だからみんなが私のわがままについてきてくれるのではないでしょうか。もし私の心が伝わらなければ、それは経営者としての私の限界でしょう。

 会社には目的があり、その目的を達成しようとしている人たちだけが会社に参加する資格があります。ですから目的に対して価値観を見出さなくなった人たちが会社を辞めても、それは参加資格を失っているわけです。それは構いません。しかし、経営目的に共感しつつ、離れていく人間がいるとしたら、それは私の経営者としての限界なのです。

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渡邉美樹(わたなべ・みき)ワタミフードサービス社長

1959年神奈川県生まれ。82年明治大学商学部卒業。大学卒業後、会計システムの会社に半年間勤め、その後1年間佐川急便で働き独立資金300万円を貯める。84年有限会社渡美商事設立、社長に就任。86年株式会社ワタミ設立、社長に就任。87年ワタミフードサービスに社名変更。2003年学校法人郁文館学園の理事長に就任。
著作に自らの親子関係を綴った『父と子の約束』(世界文化社)、社員へのメッセージをまとめた『「ありがとう」の伝説がはじまる時』(中経出版)、郁文館学園の学校改革を書いた『さあ、学校をはじめよう』(ビジネス社)などがある。


ワタミフードサービス
1984年、渡邉社長が有限会社渡美商事を設立、経営不振だった「つぼ八」の店を買い取り、FC店オーナーとして事業を始める。86年ワタミ(現ワタミフードサービス)を設立し、居食屋「和民」を展開。96年店頭公開、2000年東証一部上場。現在では、グループで飲食業のほか、介護事業や教育事業、農場運営にも乗り出している。
[本社所在地]東京都大田区/[売上高] 527億円(2005年3月期・連結)
http://www.watami.co.jp


(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。

2005 06 06 [13. フィナンシャル ジャパン] | 固定リンク | トラックバック

2005.06.04

[本のソムリエ] 「金融パーソンのための証券ハンドブック」

 今週の丸善丸の内本店 壹岐直也副店長がお薦めする本です。
 『金融パーソンのための証券ハンドブック
 可児 滋著、 日本評論社刊
 定価:3360円(税込)
 

 金融機関の窓口での投資信託の販売増加や金融機関よる証券仲介業への進出にみられるように、金融機関にとって証券関連ビジネスはますます大きな意味を持つにようになってきました。
 そうしたなかで、証券市場論と証券投資論を一体化し、解説した本書は、金融パーソン待望の書といってよいでしょう。
 この1冊で、証券市場論と証券投資論の双方を過不足なく、両者を関連させながら理解することができます。とくに投資信託、デリバティブ、証券化などに力点が置かれているのが本書の特長です。
 第1部の証券市場論では、証券取引が行われるインフラの仕組み、市場間競争を通じてダイナミックに変貌を遂げつつあるマーケットの動き、オンライン取引の成長、私募投信の急増などについて解説しています。
 第2部の証券投資論では、証券のリスクとリターンの関係といった基礎理論から分散投資理論、アノマリー、ポートフォリオマネジメントとそのパフォーマンス評価など、最新の投資ツール・手法までくわしく解説しています。


(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に5月30日に掲載したものです。

2005 06 04 [12. 本のソムリエ] | 固定リンク | トラックバック

2005.06.03

[ゴーログ] 何でもかんでも部下のせい♪♪♪

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「中年@poetry」さんが「同僚の経験した本当の話」として、笑えない実話を紹介してくれました。ついつい「あるある探検隊」のネタとして投稿したくなるシチュエーションですね・・。

あるとき、顧客に提供したシステムに不具合が生じた。 
同僚「どうも、開発と営業の連絡ミスが原因のようです」
上司「それで。。誰のせいなの」
同僚「誰って言われても。。。」
上司「誰のせいなのよ」
同僚「だから、我々全体の責任かと。。」
上司「・・・・」
同僚「業務全体の仕組みに問題があったのかと。。」
上司「Y(同僚)君。君が統括してたんだろ。君のせいだからね。分かった? 君のせいだよ」
同僚「はあ」
上司「返事は?君のせいだからね」
同僚「はい(分かったよ俺のせいでいいよ)」 

 でも、「中年@poetry」さんによれば、「この上司はしばらくして降格され、会社から消えていきました」ということのようですから、結構、まともな会社じゃないんでしょうか。ヒドイ会社だと、そういう輩が昇進してしまいますからねぇ。

 ハイ、ハイ、ハイ、ハイ、ハイ
 あるある探検隊♪、あるある探検隊♪、
 何でもかんでも部下のせい♪♪♪


■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
伸びる企業には「理由」がある!
「フィナンシャルジャパン」誌主催の企業説明会
「FJインベスターズフォーラム」のご案内 【無料】
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FJ誌では6月11日に企業と個人投資家をダイレクトに結びつけるIRイベント「FJインベスターズ
フォーラム」を実施します。
司会・進行役は木村 剛が務めます。
対談形式を取り入れるなど、既存のIRイベントとは一味違った企業形で説明を行うほか、
「投資と日本経済」と題して木村剛が講演も行います。

今回のイベントに参加する企業はマンションなどの内装コーティングを行う(株)アライブコミュニティーと
マンションなど賃貸不動産の販売管理の(株)ディックスクロキです。
数多くの皆様のご来場をお待ち申し上げます。

【日時】 平成17年6月11日(土)
13時~17時(12時30分開場)
【会場】 鉄鋼会館(東京都中央区茅場町3-2-10)
【定員】 200名先着順
【参加費】無料
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2005 06 03 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2005.06.02

[ゴーログ] 有名人にプライバシーはないのか?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「R's Random Talk」さんは、「中田のストイックさは私の憧れるところでもあるので、サッカーにはまるで興味のない私だけれど、イタリアにいくずっと前から好きだった。彼の一挙手一投足に注目していた節もある。自分のスタイルを追及したい人間にとっては、非常にいい見本になるんじゃないでしょうかね。彼は、現役サッカー選手でありながら、東ハトの執行役員でもある。サッカー引退後というよりは、人生自体を1つのフィールドと考えているようにも見える先見性と頭のよさには脱帽です。常に先を見据えて、自分のフィールドを広げていく柔軟性もすごい。『俺ぐらい有名なら、解説者とか芸能界でやってけるよな』みたいに安易に考えるサッカーバカではないところがまたいい(笑)」ということで、「やっぱり私は中田です。実は、コッソリ『中田語録』持ってます…しかも初版(汗)」と熱烈なヒデファンを自認していらっしゃいますが、最近起こったこの事件についてはどうお考えでしょうか(^^;;)

 女優の宮沢りえさんとのキス写真を「週刊現代」に掲載され、プライバシーを侵害されたとして、サッカーの中田英寿選手は、発行元の講談社などに損害賠償を求めていたのですが、5月18日の控訴審判決で、東京高裁の秋山寿延裁判長は、120万円の賠償を命じた1審東京地裁判決を取り消して、中田選手の請求を棄却したようです。「お笑い@サプリッ!〜楽しくなければBLOGじゃないじゃ〜ん!」さんは、「賠償取り消しなんて、ヒデえな~」とサラリと書いていますが、ヒデ本人の怒りは並大抵ではないはずです。
 問題となった写真は、最初に別の雑誌に掲載され、週刊現代も2003年9月20日号で「中田と宮沢りえ『深夜のディープキッス』が裁判に!」との見出しで掲載したもののようです。判決理由で秋山裁判長は、「キス写真はクラブ内の他人が見ている状況でクラブ経営者に撮影され、中田選手も撮影に同意していた」と指摘したようですね。「撮影に同意した」のと、「週刊誌の掲載に同意した」というのは違うと思うんですが、結局、「有名税だから我慢しろ」ということなんでしょうねぇ。
 海の向こうのパパラッチも凄いんでしょうが、日本のマスコミは、有名だと思ったら、何でもありですからねェ。是非、中田英寿選手には、その他の同志の方々と資本を出し合って出版社を立ち上げ、「こいつだけは許せない」と思う記者たちを取材対象にした「FOCUS」や「FRIDAY」を創刊したら面白いと思うんですけれど・・・。


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「FJインベスターズフォーラム」のご案内 【無料】
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FJ誌では6月11日に企業と個人投資家をダイレクトに結びつけるIRイベント「FJインベスターズ
フォーラム」を実施します。
司会・進行役は木村 剛が務めます。
対談形式を取り入れるなど、既存のIRイベントとは一味違った企業形で説明を行うほか、
「投資と日本経済」と題して木村剛が講演も行います。

今回のイベントに参加する企業はマンションなどの内装コーティングを行う(株)アライブコミュニティーと
マンションなど賃貸不動産の販売管理の(株)ディックスクロキです。
数多くの皆様のご来場をお待ち申し上げます。

【日時】 平成17年6月11日(土)
13時~17時(12時30分開場)
【会場】 鉄鋼会館(東京都中央区茅場町3-2-10)
【定員】 200名先着順
【参加費】無料
セミナーの詳細とお申込みは「フィナンシャルジャパンONLINE」から
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2005 06 02 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

[週刊!岡本編集長] インターネット10周年

 みなさんこんにちは。ネットデヴ岡本呻也です。
 ふと思ったのですが、今年は日本にインターネットが本格的に上陸してから10年目だと思っているのは私だけでしょうか。
 そもそも、このブログだってインターネットがあるから、メディアとして成立しているものなんですよね。みんなもっと盛大にお祝いするべきかもしれないのに、誰もなんにも言わないのはなぜでしょう。

 企業がやっていたら、誰も祝いたくもないものでも、しつこいほど「10周年記念キャンペーン」なんて宣伝するのでしょうが、インターネットは誰がやっているものでもないですからねえ。
 ところが、「いや、インターネットマガジンは、2004年の11月号が10周年なので、去年がインターネット10周年だったかもしれない」という説があります。いやそれどころか、日本でインターネットが正式に商用化されたのは1993年なんだそうです。ということは、とっくの昔にインターネット10周年は終わっていたということなのでしょうか……。

 でも私にとっては、今年がインターネット10周年なんです。ちょうど10年前の今頃、初めて自分でアップルのパソコンを買ったんです。秋葉原に買いに行って、そのまま会社に送ってもらいました。しばらくは会社でゲームばかりしていたように思いますが、2カ月ぐらいしたらLANが引かれてその先がインターネットにつながったんです。
 自分の机の上で、ウェブサイトを見ることができるようになりました。もちろん当時はJAVA以前ですから静止画だけです。サイトの数も少なかったので、あまり面白い情報もなかったような気がします。YAHOOのホームページなんかも、今と比べればほんとにシンプルなものでしたね。
 しかしこの時は、自分のパソコンが、世界中のサイトつながっているというだけですごい感動がありましたよ。今はそんな感動、誰も忘れていますよね。インターネットはあまりにも自然なものとして日常の風景に溶け込みました。

 実は私がいた月刊「プレジデント」で、1994年の秋に大前研一さんにインターネットについて語っていただき、それをインターネット革命という単行本にしたんです。この本は10万部売れました。その連載がプレジデントに載ったとき、私は編集部員だったわけですが、「個人が自分の情報をホームページに掲載するようになるために、どんなことでもインターネットで調べることができるようになる」と書いてあったのを読んで、「そんなバカなことがあるはずがない、一文の得にもならないのにどうして無料で情報を世界中に発信するなんていうことを普通の人がやり始めるんだろうか」と思ったのを覚えています。

 そして2000年の正月からは、私自身も個人サイトを始めて、今日に至るまで毎日更新を続けているというわけです。【リンク http://www.ne.jp/asahi/shin/ya/
 1999年の後半から2000年の春先にかけては、日本にもネットベンチャーブームが到来しました。インターネットという武器を手にした元気な起業家たちが、大企業を手玉にとってビジネスを伸ばし、株式上場して大金を手にしました。私はその様子を取材して、『ネット起業! あのバカにやらせてみよう』(文藝春秋刊) というノンフィクションを書きました。これが私のデビュー作なんです。ホリエモンが上場した瞬間も取材しましたね。

 これらのネットベンチャーは、経営がうまくいったところと淘汰されたところに分かれましたが、うまくいった企業はさらに大きくなって、今や日本の経済社会のメインプレーヤーになりました。プロ野球の球団を買収したり、派手な買収劇を打ち上げたりして、今も経済社会を引っ張るフロントランナーであり続けています。
 考えてみると、インターネットがいつから始まったかが問題なのではなく、いつ自分がインターネットに触れたかを起点にして、10周年を振り返ってみるとおもしろいかもしれません。インターネット10周年は、今日もネットに接続する人々の、各々の心の中にあるのかもしれませんね。

2005 06 02 [21. 週刊!岡本編集長] | 固定リンク | トラックバック

2005.06.01

[ゴーログ]取巻きたちが会社をダメにする!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「世の中不思議で面白い」さんから「トップが発する不明瞭な言葉は、会社のガンになる」という大変興味深いトラックバックをいただきました。コンサルタントの現場で働く「世の中不思議で面白い」さんによれば、「意味不明な言葉により判断をした『ふり』をする社長がいます」ということで、「特にサラリーマン社長に良く見られる現象でした」というんですね。その背景には、「『失敗』を避けたいという意思が強く働いている」ということのようなんです。その対応には、本当にお困りになったようです。

なぜならば、・・・トップの言葉は大抵が情緒的で論理的には意味不明ですが、決断をしたといっているわけですからこれ以上迫れません。意味が不明だといえば馬鹿にしていると怒られます。そのため、こうしたケースではコンサルタントや役員が「解釈」をして「トップの判断内容」を実行部隊に伝えることになります。そして、成功するとトップは「私のいうとおりにしたね」と喜びますが、失敗すると「私が言ったのはそういうことじゃない!」と責任を逃げるのです。 

要は、こうしたトップは「自分の判断はいつも正解で、いつでも成功している」ふりをしたいのですね。これは社内の出世競争であれば意味があるでしょうが、株主利益という最終結果だけが求められる上場企業トップにとっては全く意味が無い行動です。しかし、サラリーマン社長は、自らが社長にまで上り詰めるために使ってきた「成功のパターン」を社長になっても使ってしまうのです。誰も本気で企業の成長を考えて判断が下さないのですから、こうした中では企業の業績が伸びないのは当然です。 
 

 しかし、本当に問題なのは、こういう経営者の下にはどうしようもない宦官たちが跋扈するということなんですね。要するに、取巻き連中です。訓古学というか、「社長はこう考えている」とか、「社長の考えはそうじゃない」などと解説を垂れる連中ですね。こういう連中がのさばり始めるとよいことがありません。「世の中不思議で面白い」さんも「悪いことに、社長の判断が意味不明な言葉であるがゆえに、社長の言葉の通訳という役割を担った『取り巻き』が登場してきます。これがもう会社にとっては最大のガンになりえる存在なのです」と説明してくれています。 

こうした取り巻きは「社長にサラリーマンとしてのリスクを負わせない」ことが仕事ですから、危険な判断から社長を遠ざけますし、悪い情報から社長を隔離します。こうなると、トップが本当に判断しなくてはいけない案件や知らなければいけない悪い情報がトップに入らなくなります。また、会社のために、社長にそうした判断の依頼や情報の提供をなんとしようとする心ある社員は、取り巻きにとって危険な存在となりますから、飛ばされたり首になったりされてしまいます。

そもそもがまともな判断を避けるトップに、判断すべき案件が上がらず、知るべき悪い情報も上がらない・・・。こうなれば企業の行く先は見えています。これも全てトップの不明瞭な言葉が生み出す負の連鎖なのです。こうした負の連鎖を避けるためには、トップの言葉が後から言い逃れが出来ないくらいに明確であることが必要なのです。

 本当にそうですね。トップの言葉は「明確」でなければならない――というのは、常日頃感じます。どうしてもトップと部下の間で率直なコミュニケーションをとるのは難しい――だからこそ、話す言葉を通常以上に単純にして平易にするように心がけなければならないんですね。それが、取り巻きを通じた間接話法になったら、擦れ違いが増えるだけです。「明確にする」――簡単ですが、意外に難しい課題ですよね。

2005 06 01 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック

[フィナンシャル i ] 中国「世界の消費地」への道のり

 2004年の中国のGDPは実質9.5%増と高い伸びが続いているが、しばしば指摘されるように数多くのひずみや問題点も抱えながらの高成長であると言える。
(三菱証券 経済調査部エコノミスト 戸内 修自)

 昨年は電力などエネルギー不足の発生に加え、無尽蔵とされていた農村からの出稼ぎ労働者不足が顕在化した。これらは今年も根本的な解決には至らず、電力不足は昨年の比べれば幾分緩和されたとはいえこの夏も2500万キロワットが不足すると見込まれている。また出稼ぎ労働者については待遇改善等も奏効し、広東省の珠江デルタ地区で約8割の企業が昨年より状況は改善したと認識しているものの、なお15%の企業が不足感を訴えている。
 今年に入っても、エネルギー不足に対応するための石炭増産が炭坑事故の頻発を招いているほか、一部都市で顕著である不動産価格の高騰に対応するため、政府は住宅ローン引き上げや譲渡益課税の導入を打ち出し、投機の鎮静化に本腰を入れてきている。目下の中国経済の焦点は人民元制度に集中している感があるが、当局者にとってはあくまでワン・オブ・ゼムに過ぎないようにも見受けられる。
 GDPを需要項目別に分解すると、2004年は民間消費が全体の41.9%に対し、企業の設備投資や政府の公共投資も含む固定資本形成が43.6%と、統計が利用可能な1952年以降で初めて投資が消費を上回った。投資・消費の逆転もさることながら40%を上回る高水準の投資比率も他国では過去にあまり例がない。
 中国は安価で優秀な労働力によって海外からの直接投資を惹きつけ、まさに「世界の工場」として機能しているわけで、その結果としての投資比率の高さ自体をことさらに問題視することは適当ではないが、それがさまざまな問題の原因となっていることも否定できない。政府は今年の投資の目標値を昨年よりおよそ10%ポイント低い16%に設定するなど抑制姿勢を明確にしている。
 投資の拡大は過剰貯蓄、すなわち過少消費の裏返しである。都市部世帯の消費の伸びが所得を下回る状態(消費性向の低下)がほぼ一貫して続いており、この背景には社会保障制度の未整備、消費者ローンの滞りといった要因も指摘されている。2004年も一世帯あたりの可処分所得は2004年中も11.2%増加したが消費支出は10.3%の増加にとどまり、この結果消費性向は76.2%と2003年を下回った。
 一方所得の低迷が続いていた農村部では、現政権による農村振興策もあって2004年の食糧生産が前年比9%増加、農家収入も8年ぶりに2ケタの伸びを記録し、都市部との所得格差拡大にもひとまず歯止めがかかった。農村部の消費も昨年終盤以降好調であり消費全体の底上げに寄与、一方で投資抑制策も続いているため、この傾向が続けば現在の投資依存での経済成長の姿も修正に向かうことになる。
 しかしながら、農村部での増収効果が一巡すれば現在の所得・消費の伸びが続くとは限らず、都市部においても一連の消費抑制要因が残る状況では、投資主導型から消費主導型の成長へ、あるいは真の意味での「世界の工場」から「世界の消費地」への移行は直ちには難しいようにもみえる。
 
 ただし12億人の人口を抱える中国の消費の潜在力は疑いのないところであり、最近では香港が中国人の個人旅行解禁に伴う観光客増加を追い風に景気回復軌道に乗ったことが象徴的である。仮に今後人民元の制度改革でレートが切り上がることになれば、消費にとってはプラス材料となる部分も大きい。また2004年末に流通業に関する外資規制が大幅に緩和され、日本企業による現地進出の動きも活発化しているが、現地企業に提供できない商品やサービス、あるいはブランドイメージなどを武器に消費を喚起するという役割も期待される。

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戸内 修自(とのうち しゅうじ)三菱証券 経済調査部エコノミスト
1968年生まれ。91年、東京大学教養学部卒業、東洋信託銀行(現:UFJ信託銀行)入社。経済企画庁(現:内閣府)出向等を経て2001年国際証券(現:三菱証券)入社。経済調査部にてアジア経済調査を担当。

(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に5月23日に掲載したものです。

2005 06 01 [14. フィナンシャルi ] | 固定リンク | トラックバック