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2005.06.11
[本のソムリエ] 「信託改革」
今週の丸善丸の内本店 壹岐直也副店長がお薦めする本です。
『信託改革――金融ビジネスはこう変わる』
永田俊一編 日本経済新聞社刊
定価1995円(税込)
信託業法が八十年ぶりに改正された。ここ数年、信託マーケットは拡大し続けているといわれているが、恥ずかしながら、本書を読むまで、信託改革が「金融ビッグバンの総仕上げ」として位置づけられるほどのインパクトを持つものとは知らなかった。
信託というと「古くさい」「個人の資産管理の専門家」ということばを連想しがちだが、実は、証券化を行う際に最も重要なスキームであり、リバース・モーゲージなど高齢化社会のニーズに応える商品の中核でもあるのだ。今回の法改正が持つ意味、広がりは驚くべきことばかりだ。
法改正で信託業の担い手が拡大するとともに、受託財産が自由となり知的財産権なども対象になる。証券化・流動化関連などでもさまざまな商品が登場し、遺言信託などにも新たな展開が見え始めている。信託法の改正も計画されているという。実務家と研究者がタッグを組んでバランスのとれた解説がなされており、金融関係者、不動産関係者のみならず多くの読者に手にとってもらいたい。
(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に6月6日に掲載したものです。
2005 06 11 [12. 本のソムリエ] | 固定リンク
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