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2005.08.27
[本のソムリエ] 「ファンド資本主義とは何か」
今週の丸善丸の内本店 壹岐直也副店長がお薦めする本です。
『ファンド資本主義とは何か』
武藤泰明著
東洋経済新報社刊
定価1680円(税込)
古くはリップルウッドによる長銀買収、最近ではライブドアとフジテレビのニッポン放送株をめぐる抗争などは、新たな段階へと進んだ資本主義を象徴した事件である。
何が新しいのか。買収した案件が、より多くの「利益」を生むかどうかに最大の関心が置かれている点、と著者は言う。極言してしまえば、経営戦略や事業計画などなくても構わない。ましてや企業の社会的使命感などにはまったく関心がない。そんな彼らの行動の背後には、彼ら以上に声高に「利益」を要求する出資者(年金基金などの機関投資家、そして個人投資家も含む)の存在がある。
2007年にも予定される「三角合併」の解禁で急増するM&A、買収防衛に奔走せざるを得ない経営者、情け容赦なく断行されるリストラ……、大買収時代の到来で、企業、雇用、待遇はどう変わるのか。
新たな資本主義の行く先と、株主、経営者、従業員がどう対処すべきかを、平易に解説した一冊である。
(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に8月22日に掲載したものです。
2005 08 27 [12. 本のソムリエ] | 固定リンク
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