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皆さん、こんにちは。木村剛です。一昨日に続きまして、公職選挙法について学んでいきましょう。
次に問題となるのが、「文書図画の掲示」について規定している第143条です。
第143条は「選挙運動のために使用する文書図画は、・・・次の各号のいずれかに該当するもののほかは、掲示することができない」と書かれておりまして、決められたもの以外は使用してはならないことになっているのです。ちなみに、掲示手段として、利用してよいのは、以下のものに限られています。
①選挙事務所を表示するために、その場所において使用するポスター、立札、ちょうちん及び看板の類
②選挙運動のために使用される自動車または浅薄に取り付けて使用するポスター、立札、ちょうちん及び看板の類
③公職の候補者が使用するたすき、胸章及び腕章の類
④演説会場においてその演説会の開催中使用するポスター、立札、ちょうちん及び看板の類
⑤個人演説会告知用ポスター
⑥選挙運動のために使用するポスター
しかも、アドバルーンやネオンサイン、電光による表示、スライド、その他の方法による映写等を掲示する行為は、禁止行為とみなされることになっています。基本的に選挙で使用される掲示方法は、ポスターしかないという思い込みで法律が作られておりますから、インターネットなどは全く想定されていないのです。
現行法の下であれば、まずは「ブログ」が「ポスター、立札、ちょうちん及び看板の類」であるか否かを議論しなければなりません。「ポスター、立札、ちょうちん及び看板の類」である場合には、選挙事務所もしくは選挙カー、演説会場でしか利用できませんから、実際上あまり意味はないということになりますし、一方、「ポスター、立札、ちょうちん及び看板の類」でないとみなされれば、「アドバルーンやネオンサイン、電光による表示、スライド、その他の方法による映写等」と定義される可能性が高くなり、ブログに選挙のことを書くことは、禁止行為にあたりかねないということになってしまいます。
これが、IT大国、ニッポンの現状なのです。
こうした公職選挙法を放置している永田町がインターネットのことを理解しているとは、到底思われません。
(追伸)9月11日の総選挙当日にラジオNIKKEI主催のセミナーに出演します。
ご興味のある方は是非こちらをご覧ください。
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2005 08 31 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック
8月22日、飲料メーカーのポッカコーポレーションは、国内投資ファンドのアドバンテッジパートナーズが同社にTOB(株式公開買い付け)を実施して、完全子会社化を目指すことに賛同すると発表した。
TOB成立後、ポッカの経営陣はアドバンテッジへの出資を計画しており、本措置は、経営陣による自社買収(MBO)の一環。アパレル大手のワールドに続くMBOによる大型のプライバタイゼーション(株式の非公開化)だ。
株式が非公開になれば、資金調達などで多少の制約はかかるものの、大胆な経営戦略を短期的な業績の変動に左右されずに迅速に遂行することが可能となる。
ポッカやワールドだからこそという側面はあるものの、「上場とは一体何か」という問題を考える題材を与えたという意味で、この二つのMBOには通常以上の価値がある。
そもそも、わが国において「上場」という意味は誤解されている。あたかも、「上場が企業としてのゴールである」かのような言説がまかり通ったり、その中でも「東証一部上場は偉い」という神話が息づいていたり、「非上場になるのは死刑にも匹敵するペナルティだ」と思われていたりする。
そろそろ、そういう誤解から目を覚ますべきだ。非上場でも、サントリーや竹中工務店など一流と目されている企業は少なくない。
端的に申し上げると、「上場」とは、不特定多数の株主に経営権を委ねる行為のことである。それ以上でも、それ以下でもない。そのことと表裏一体のこととして、株式に流動性が付与される。要するに、上場した以上、誰の会社になったところで文句は言えない。それが資本主義のルールだ。
厳然たる事実として、株式の過半数を握ったら、経営陣を指名する権利を持つ。これは、良いか悪いかの議論ではない。それが商法の決まりなのだ。
法による支配という現実を納得できていない少なからぬ者たちは、いまだに「会社は誰のものか」という世迷言を復唱し続けて、独り溜飲を下げている。
何度でも申し上げたい。会社は株主のものである。なぜならば、それが商法に定められた大原則だからだ。それが嫌なのであれば、商法を改正するしかない。改正案も提示できないのに、「会社は株主だけのものではない」などと文学的なレトリックに酔っているようでは、この国の資本主義は危うい。
無論、「会社は誰のために存在するのか」とか「会社が大切にすべきステークホルダーは誰か」という議論であれば、解は複数存在する。それはそれで大いに議論したらいい。
しかし、「会社は誰のものか」という所有権の議論をする限りにおいて、「株主」以外の解はない。それは、一度でも起業やプロキシーファイト(委任状争奪戦)を経験すれば、嫌でも思い知ることだ。経営の現場を知らない素人論議はいい加減に止めてほしい。
ワールドやポッカは、経営の自由度を自力で勝ち取るため、「株主」になることを決意した。それで、会社は正統に経営陣のものになる。それが資本主義のルールだ。ただ、それだけのことなのである。
(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に8月29日に掲載したものです。
(読者の皆様へ)
9月11日の総選挙当日にラジオNIKKEI主催のセミナーに出演します。
ご興味のある方は是非こちらをご覧ください。
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2005 08 30 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。選挙が公示される時点になると、ブログが使えなくなるという根強い解釈があるようです。本来であれば、ブログは、ポスターや新聞広告よりも安価で、誰でも使えるツールだから、選挙に用いる表現ツールとしては、最適のはずなのですが・・・。個人的には、公職選挙法の趣旨からして、ブログの利用が公職選挙法に違反しているとは到底思われないのですが、まずは、事実関係を皆さんと学んでいきたいと思います。
まずは、「文書図画の頒布」について定めている公職選挙法の第142条が問題となってきます。「選挙においては、選挙運動のために使用する文書図画は、次の各号に規定する通常葉書並びに・・・ビラのほかは、頒布することができない」という定めがありまして、「文書図画」を頒布する際には、通常葉書の使用は35000枚まで、とか、ビラの使用は2種類で70000枚までなどと事細かく規定されています。
ブログに関する問題は、いくつかあります。
まずは「ブログ」が「文書図画」に相当するかどうかという根本的な問題が存在しています。もしも、「文書図画」に相当するとすれば、公職選挙法に「ブログを使っていい」とは明記されていませんので、使っちゃダメということになります。
また、「ブログ」が「文書図画」に相当しないという場合は、「明記している条文がないので、他の条文から類推するしかない」ということになり、後日ご説明するように、なかなか難しいという解釈になりそうです。いずれにしても、現在の公職選挙法は、ブログの登場を想定しておらず、はなはだ不十分な状況にあることは確認できると思います。
実際、選挙期間中のホームページの更新ですら、各候補者によって自粛されているという状況です。ホームページですら、市民権を得ていないのだから、ブログなんて、とてもとても、という感じでしょうか。
それで「IT大国」などと言っているのだから、お笑い種です。そろそろ、何とかしたほうがいいと思っているのは、私だけでしょうか?
(追伸)9月11日の総選挙当日にラジオNIKKEI主催のセミナーに出演します。
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【フィナンシャル ジャパン8月号抜粋】
サントリー 佐治信忠社長 × 建築家 大江匡
サントリー伝統の「ワイガヤ」が広がる場所
佐治 川崎の商品開発センターは、山崎(大阪府三島郡)の研究所に置いていた各種飲料の商品開発機能を移転したものですが、研究環境が見違えるほど生き生きと新しくなりました。研究者が個室にこもって研究に打ち込む暗いイメージが、ものの見事になくなりましたよ。開放感があり、エネルギーにあふれている。躍動しているといったらいいのかな。メーカーの命ともいえる機能が大いに充実しました。
大江 山崎の研究所は築後30年以上も経っていますから、多少古く感じる部分があるのは仕方がないんですが、川崎の商品開発センターで扱うのは一般消費財ですからね。研究のための研究施設にはしたくなかった。新しい時代のR&D(研究開発)にふさわしい施設になったと思います。
佐治 大江さんとは東京のロータリークラブの席などでずっとご一緒しているんですが、新しい商品開発センターの設計をプランテック総合計画事務所に依頼することが決まって、大江さんが手掛けた曙ブレーキ工業の新社屋「Akebono Crystal Wing」を見学に行ったんです。
あれには感銘を受けました。明るくて透明感があって先進性がある。びっくりしたものです。オープニングのセレモニーで新社屋を前に社長が行った宣言も良かったですね。曙ブレーキ工業の経営哲学が、見事に新社屋に反映されている。大江さんにお任せすれば間違いないと、そこで確信しました。
大江 新しいセンターは地の利もいいですよね。武蔵小杉の駅からも近く、交通の便が良くて、都心にほど近い。
佐治 そうなんです。川崎に移ってからは、営業やマーケティングの部隊からも「行きやすくなった」「ディスカッションの場が増えた」という声があがっています。たくさん設置されているオープンなコミュニケーションスペースを使って、 皆ワイワイガヤガヤやっていますよ。
社内交流がずいぶんと活発になったと思います。なにせ、前が山崎ですから(笑)。自然には恵まれているけれども、川崎のような便利な場所ではないですからね。うちはもともと、「ワイガヤ」で新しいものを作ってきた伝統があるんです。
社会や市場の流れに敏感に反応する環境作り
大江 山崎には基礎研究の機能が残されているので、あれはあれで良い面があるんですね。ウイスキー工場の横にある研究所ですから、緑に囲まれ、重厚感のある落ち着いた空間です。じっくりと時間をかけて取り組むような研究にはふさわしい環境だとも言えます。ただ、飲料やビールとなると、社会や市場の流れに敏感に反応する必要がありますよね。
佐治 おっしゃる通りです。ご存じの通り、この業界は商品のライフサイクルが非常に短くて、常に新しさを打ち出していかなくてはならない。
大江 メーカーは大変ですね。
佐治 そうなんです。社会の動き、消費者の動きとは無縁ではいられない。まだ表面には出ていない声に耳を傾け、商品開発に反映させていかなければなりませんから。首都圏に商品開発センターを置く意味はそこにあるんです。パッケージデザイナーなどクリエイティブ系の人間からも好評ですね。アイデアを刺激する空気が満ちているんでしょう。
研究者には古いタイプの人間も多いので、先進的な計画に対して当初は抵抗を感じる者がいたことも事実です。ワンフロアスタイルで、研究室の仕切りはなくオープンな空間ですから、他の研究者が何をやっているかがよくわかってしまう。
しかも、一階の研究室と二階のオフィスは吹き抜けでつながっていますしね。仕切りだらけの従来型のクローズドな研究所とは対極にある。抵抗があるのは当然ともいえますが、ただ、次第に皆で新しい時代にふさわしい開発センターを創り上げるんだという機運が高まってきました。
大江 商品開発センター建築のとりまとめ役である丸山(紘史常務)さんからは、ただ一つだけ、「劇場型の研究施設を造ってほしい」と言われたんです。見られることによって刺激が生まれるという理由です。
佐治 オープンなワンフロアスタイルの研究室では、いつも誰かの姿が目に入るし、逆に見られてもいるわけですからね。
大江 実際に劇場型のホールも設けてあります。発表する人間は舞台の中央に立って役者のようにふるまわなければなりません。
佐治 緊張感と刺激には事欠きませんよ(笑)。おかげで、研究発表の場がぐっと増えました。各自が周囲から刺激を受けながら研究に従事し、それをどんどん発表して、他のメンバーに投げかけるというキャッチボールが活発になっています。
丸山はビール・RTDカンパニーの社長で、旧来の研究体制を知らないのがよかったんでしょう。そこにどっぷり浸かっていたら、既存のロジックが先に来て、研究施設を造る以上はルートはこうでなきゃいけないとか、研究室とはこうあるべきだ、あるいはこの道具はここになくてはいけないという固定観念で身動きが取れなくなっていたかもしれません。
新しい施設の建造は経営マターであるべき
大江 これまで私は他の研究所も手掛けてきましたが、研究者に任せるとだいたい既存のロジックに走ってしまいがちです。もちろん、既存のロジックというのは小さな意味では正しいんですが、社内の専門家の意見だけに左右されてしまうと、会社の方向性や理念が生かされなくなってしまいます。
佐治 研究所を造る時だけでなく、工場や物流施設を新設する時も同じなんでしょうね。
大江 そうなんです。何か新しい施設を造る時、これまでは、工場は生産部門の下に置く、総務は本社の下にあるといった考え方が根強かったと思います。でも、そうではなく、建物は経営企画室マターであるべき。経営全体から考えていく必要があるんです。
同時に、設計をする私たちも待ちの姿勢でいてはいけない。今まで建築事務所のほとんどはクライアントから指示が下りてくるのを待って、それを形にするだけでしたが、私たちの場合、仕事の半分は実はコンサルティングなんです。クライアントとコンサルティング的な突っ込んだ話ができる体制を敷いています。
佐治 確かに、商品開発センターの時もそうでしたね。
大江 ええ。うちの会社には、MBAの資格を持ち、生産効率経営のプログラムに熟知した人間もいますし、マーケティングを専門に学んでいる人間もいます。そういう人材を採っているんです。
佐治 それは素晴らしいなあ。
大江 だから、生産上の問題点を把握できますし、たとえば医療における効率経営のプログラムを手掛けることも可能なわけです。効率経営については、もしかしたら建築の人間が向いているかもしれません。
話が飛びますが、日本のガン治療がアメリカに後れを取っているのは、チーム医療の体制が不十分だからです。チーム医療というのは商品開発と同じで、あるプロジェクトにチームで臨む時、結果を出すための効率的なプロセスを考えて、それを具現化しなくてはならない。日本はそれができていない。
佐治 今はクライアントも効率経営には真剣に取り組んでいますからね。建築事務所も対応が大変だ。
大江 ええ。クライアントがどんどん詳しくなって、油断をすると置いていかれる(笑)。それに建築物は30年単位ですが、経営は3年から5年のスピードで変わっていきます。
佐治 変化のスピードはますます速くなっていますよね。
大江 はい。そのスピードに遅れず、対等にクライアントと話をするには、常に新しい知識や情報を身につけないといけない。実際に最先端の動きを自分の目で確認することも重要です。そのために、うちの会社では、社員を世界の一流ホテルや研究所などにも積極的に視察に送り出しているんですよ。
佐治 たとえば、どういうところですか?
大江 ホテルだったらアマンリゾートとか、企業関係で言えばアップルやグラクソ・スミスクライン、ルノーなどですね。
佐治 そうそうたる顔ぶれだなあ。
大江 可能な限り海外の施設を視察し、効率経営について学んでいくと、日本の企業が後れを取っている点がよくわかります。たとえば、会議テーブル一つを導入するにしても、アメリカの場合、そこでどんなアジェンダを掲げ、どのような方法論で議論を進めていくかを踏まえて選定していくんです。どんなテーブルをどのように配置すれば、議論がスムーズに流れるかを追求するわけです。ところが、日本の場合、いまだにレイアウトとデザインの話に終始してしまうんですね。
佐治 やれ大きいのがいいとか、社長室ならこんなイスじゃないとダメだとか(笑)。
大江 これはオフィス家具メーカーの責任でもあるんですが。
佐治 結局、トップが関わらないといけないということですね。
大江 ええ。建築は経営そのものですから、経営に深く入っていかないとダメなんですよ。
(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。
2005 08 28 [13. フィナンシャル ジャパン] | 固定リンク | トラックバック
こんにちは、「恋愛話」が嫌いだと周囲から思われている尾花典子です。
相変わらず韓国ドラマにはまっていて、今のお気に入りは「悲しき恋歌」ですが、私には縁のない一途な愛に毎週うるうるしながら見ています♪でももう一つ、ドラマでみんなが焼酎みたいなグリーンのボトルのお酒を飲んでるのですが、おいしそうで何のお酒が気になるんですよね・・。韓国料理もおいしそうだし・・・
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お誕生日自体はあんまり嬉しくないんですが、いつも私の愚痴を聞いてくれるお友達がお祝いの会をしてくれたのはとっても嬉しかったです。これはいただいたお花で~す!きれいでしょ!?
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先週の木曜日は台風がきていて、すごい雨でしたね・・・。
その日は池袋のジュンク堂本店でゴー社長の講演会がありました。
もちろんこの最新著書についてです。
すごい雨の中を来てくださった皆様、ありがとうございました♪
ゴー社長は、また腰が悪くなる予感がするようで・・・・・・、整体で治療中です(*´ο`*)
夏の終わりで疲れがたまってしまったのかもしれませんね。
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ゴー社長が編集長をつとめるフィナンシャル ジャパンも現在発売中です♪
来月号からは「編集長のご用達」というコーナーが始まるんですよ~。
本当に気に入ってるお店をリストアップして取材をお願いしてるんです(*^-^)
ゴー社長ことゴー編集長の好みがわかっちゃうかもしれませんね・・・。
2005 08 28 [15. 週刊!尾花広報部長] | 固定リンク | トラックバック
民間非金融法人企業と金融機関をあわせた資金余剰(貯蓄超過額)は2004年度でも41兆8000億円に達する。1990年代後半以降における企業部門の大幅な資金余剰は主として企業の債務返済を反映している。資金が経済のエンジンである企業の有効な支出として活用されず、政府の財政赤字に向かう延長線上にあるのは、活力のない沈滞した経済社会である。
(大和総研 主任研究員 鈴木準)
企業部門にみられた継続的な債務返済と設備投資抑制行動の最大の原因は、土地資産デフレであると考えられる。
資産価格である地価は、フローの収益やその見通し、リスクプレミアムを反映した割引率などで本来決まるものだろう。だが、わが国の場合、土地バブルがあまりにも大規模だったため、その自律的調整がフローの動向とは別の要素として90年代以降の地価動向を規定した。企業はバブル期に家計部門から土地を高値で譲り受けるなど、資産デフレ分に相当する負債圧縮を回避することは困難だったと思われる。
具体的にいうと、民間企業は91-03年の13年間に、土地に関して約430兆円(単純平均で毎年30兆円余)のキャピタルロスを被った。これほど巨額の資産価値を継続的に喪失すれば、純資産が毀損されて営業取引や金融取引上のコストが高まる。個々の企業は自己資本比率の低下を食い止めるため債務返済に励むことになり、また、それによる需要の収縮が新たな不良資産を生み出す悪循環を生じさせた。
実際、企業の資金過不足は時価ベースの純資産の動向に沿っている。純資産は、株式持ち合いなどを考慮しつつ、保有資産時価総額と負債の差額として企業部門全体のエクイティを評価したものである。80年代後半では資産価格高騰による純資産の増加と資金不足幅(投資超過幅)拡大とが軌を一にしており、90年代はその逆である。純資産の大きな振幅を招いたのが土地資産要因だった。
だが、純資産は既に99年に底を打った。これまでの企業努力も理由の一つだが、バブルの調整である資産デフレが落ち着いてきた効果が大きい。各種の地価統計では、最近になるほど明るさが確認されている。
もっとも、資金過不足の方向転換は純資産に多少遅行する傾向がある。これは地価動向や倒産状況など財務や信用を取り巻く環境を経営者が認識した上で、進行中の投資案件や資金繰りを調整し、財務構成の修正を中小企業も含めて完了させるには、一定の期間を要するからだろう。今回はタイムラグが少し長いが、それだけ資産デフレが大きかったということだろう。現在の資金余剰は2-3年前の地価や倒産状況を反映したものととらえることが可能だ。
90年代の日本経済の低迷を需要サイドから振り返れば、設備投資の停滞が最大の要因である。その結果、生産設備はヴィンテージが高まり、老朽化している。土地資産デフレの終息がはっきりしたものとなれば、日本経済は設備投資が本格的に主導する局面を迎えるだろう。
ただし、資金余剰幅縮小の速度と程度は予測が難しい。それが比較的スムーズに進むとすれば、それに合わせて政府の財政収支が改善しなければ整合的でないからだ。この意味において、財政再建は企業部門の異常な資金余剰状態からの脱却と表裏一体であり、経済政策はその両にらみで進められる必要がある。
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鈴木 準(すずき・ひとし)
1966年福島県生まれ。東京都立大学法学部卒。
90年大和総研入社。法律制度、経済政策、景気動向の調査担当を経て、2004年から資本市場調査部で中長期の経済見通し、経済構造分析を担当。
(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に8月22日に掲載したものです。
2005 08 27 [14. フィナンシャルi ] | 固定リンク | トラックバック
<シンコのプロフィール>
大手金融機関に勤める入社5年目のOL 勤務地は大手町
ローン事務担当
8月26日(金)
今日は早めに仕事を切り上げて、お父さんと一緒に、毎年恒例の盆踊りの打合せに参加。
とは言うものの、みんなボヤいてばかり・・・。
あの印刷屋のおじさんも今月乗り切れるかどうかと不安顔。
「シンコちゃんのところは敷居が高いしなぁ・・・」
・・・気まずい。(ーー゛)
おじさん:「でもねー。明日 銀行に行くんだよ」
シンコ :「今から行っても月末には間に合わないんじゃないの?」
おじさん:「いや、それが間に合うみたいなんだよね」
シンコ:「でもおじさん、あんなに忙しそうだったのに、相談に行く暇あったの?」
おじさん:「行く暇はなかったけど、インターネットで借入の申し込みをした後、やりとりは電話とFAXでできたんだよ。明日は土曜日だけど営業していて、その場で契約できるかもしれないんだ!」
・・・・はぁ? それって本当に銀行なのかな?
おじさん:「そうそう、ここなんだけど、とりあえず行ってみるよ。」
シンコ :(あれ? これってこの間のタマゴの銀行?!)
「・・・頑張ってきてね!」
とは言ったものの、担保も保証人もないみたいだし、
ムリなんじゃないかなあ・・・。
[つづく]
※この日記はフィクションであり、シンコは架空の人物です。
ただし、日本振興銀行に関する青字部分の記述は事実に基づいております。
今週の丸善丸の内本店 壹岐直也副店長がお薦めする本です。
『ファンド資本主義とは何か』
武藤泰明著
東洋経済新報社刊
定価1680円(税込)
古くはリップルウッドによる長銀買収、最近ではライブドアとフジテレビのニッポン放送株をめぐる抗争などは、新たな段階へと進んだ資本主義を象徴した事件である。
何が新しいのか。買収した案件が、より多くの「利益」を生むかどうかに最大の関心が置かれている点、と著者は言う。極言してしまえば、経営戦略や事業計画などなくても構わない。ましてや企業の社会的使命感などにはまったく関心がない。そんな彼らの行動の背後には、彼ら以上に声高に「利益」を要求する出資者(年金基金などの機関投資家、そして個人投資家も含む)の存在がある。
2007年にも予定される「三角合併」の解禁で急増するM&A、買収防衛に奔走せざるを得ない経営者、情け容赦なく断行されるリストラ……、大買収時代の到来で、企業、雇用、待遇はどう変わるのか。
新たな資本主義の行く先と、株主、経営者、従業員がどう対処すべきかを、平易に解説した一冊である。
(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に8月22日に掲載したものです。
2005 08 27 [12. 本のソムリエ] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「彰の介の証言」さんは、「郵政解散か、自爆テロ解散か、刺客列伝解散か知りませんが、世の中選挙ネタで盛り上がっております。正直こんなに関心の高い選挙を経験したことがありません。結果は想像もつきませんが、9月11日がなんか楽しみになってきました」と書いていますが、本当に久し振りの盛り上がりという風に感じます。「彰の介の証言」さんは、小泉支持の立場を鮮明にしています。
政治家が選挙で訴えることといえば、「高速道路を作ります」「新幹線をひっぱってきます」等といった、えさばら撒き話か、「増税反対!」「無駄な公共事業を減らします」というような耳ざわりのいい総論話しか聞いたことがありません。しかしよく考えてみれば、本来なら「高速道路を作りますから、増税させてください」と言わなきゃいけないし、「増税はしませんから、将来の社会保障はあきらめてください」と言わなきゃいけないし、「無駄な公共事業で食ってる人は、失業してください」と言わなきゃいけないはずです。 そんな言わなきゃいけないことを言ったのも小泉さんしかいません。具体性には欠けますが、「痛みの伴う改革」そんな言葉を使ったのも小泉さん以外いないことは明らかです。支持団体であろうとも信念に基づき改革を断行する勇気を持つ、改革に伴う負の部分もはっきり訴える、こんなところに私は、政治家の真髄を見ているような気がします。
「独立系証券マン(IFA)日記」さんも、「いわゆる族議員と呼ばれる議員たちには、自分達さえよければという印象が拭えません。それは郵政、建設業界、地方、経済団体であっても同じです。自分達に有利になるような協力をしてくれる議員に投票するという行動は近視眼的であり、未来を志向するものではありません」と指摘していますし、「grounder」さんも「もう地元はいいよ、国家の為にやろうぜ」と掛け声をかけてくれていますが、小泉さんに「族議員的な匂いがしない」ということはもっと評価されて良いと思います。
さらに「彰の介の証言」さんは、「そしてもう一人、小泉政権の中からものすごい政治家が現れました。叩かれても叩かれても、全くめげずに小泉改革を進めている、竹中大臣です」として、竹中平蔵氏を高く評価しています。
あんなにけちょんけちょんに叩かれても、逃げない政治家を、私は見たことがありません。小泉総理が、竹中さんを郵政担当大臣にしたのも、あの叩かれ強さからでしょう。1つの目玉として大臣になった石原さんは、サンドバックにされて、いつの間にか消えてしまいましたが、小泉政権発足当時から、サンドバックにされ続けて、生きているのは奇跡と言う他ありません。 評論家や一部国会議員から、本当にけちょんけちょんに言われている竹中大臣ですが、私は一体どのあたりの政策が間違っているのか、何をしでかして怒られているのかがよくわかりません。バブル崩壊以来の「問題先送り」に決着をつけたのは、竹中さんとしか考えられません。未だに不良債権問題が未解決だったら本当にぞっとします。そもそも竹中さんは学者ですから、逃げようと思えばすぐにでも逃げられたはずです。最初は議員でもありませんでしたし・・・。けちょんけちょんに言われてまで、信念に基づいて行動する、これは政治家以上の行動力だと思います。
私は贔屓目もありますけれど、いやぁ本当に、あれだけけちょんけちょんに叩かれても耐えている竹中平蔵氏の超人的なタフさには心底感心させられます。私自身、マスコミからけちょんけちょんに叩かれている方ですが、叩かれるたびにそれなりに落ち込むわけでして、落ち込む気配すらみせない竹中氏は、鉄の心臓に毛が生えている大物なのではないか、と思わされます。そして、鉄の心臓に毛が生えている人物でなければ「改革」はできないという現実を思い知らされます。
「彰の介の証言」さんは、「改革とは、一見響きのいい言葉ですが、実際は既得権益をめぐる汚い争いです。既得権益を守る側は、それはもう汚い言葉や汚い手を使ってでも、改革にストップをかけようとするはずです。そんな攻撃に耐えながら、改革を断行する勇気、行動力は、政治家の真髄と言えるのではないでしょうか」と見事に言い当てていますが、「言うは易し、行うは難し」というのが「改革」です。
なぜなら、いかなる「改革」や「改善」も、既得権益を奪われる抵抗勢力からすれば、「暴挙」か「改悪」でしかないからです。抵抗勢力は、あらゆる手段を使って――マスコミを通じてする誹謗中傷を含んで――、「改革」の妨害にあたります。
じつのところ、「改革」を現実のものとして実現するものは、切れ味鋭い言説ではなく、壮絶な覚悟であり、地道な説得であり、知られることのない自己犠牲なのです。そういう現実については、もっと多くの人々が認識すべきです。正論を述べるだけで、正しい世の中がくるのなら、今ごろ日本はパラダイスになっています。しかし、現実はそうではない――そのギャップを埋めるものは、前線で戦う個々人の血と汗と涙しかないのです。
「[R] Richstyles!」さんは「いろんな意味で民主党の力量不足が露呈されている」と指摘していましたが、「改革」はマニフェストだけで実現するわけではありません。もしも、民主党が「改革」を成し遂げるだけの力量を見せたいのであれば、それを実現するために前線で戦う「鉄の心臓に毛が生えている猛者たち」の腕力を国民の前に見せつける必要があるでしょう。「The GLPC」さんも、「マニフェスト選挙を掲げながら『あれは政権についたときにこうしますという約束だから、政権につけなかったのでチャラ』というのでは本当に実現力があるのかどうかわからない。マニフェストに掲げたことは、野党の立場にあっても実現のために法案を出す、という動きがないうちは、信用できない。・・・いいことを書くなんて誰でもできる。要は実行できるかどうかだ」と指摘していますが、至言です。
「マニフェストを・・・しっかり読みましょう」(by「ヤースのへんしん」さん)というのもおっしゃるとおりなのですが、圧力団体が後で糸を引いていることがミエミエの嫌がらせの質問をしたり顔でしていた民主党議員(金融財政委員会が目立ちましたねぇ・・・九州選出の方でしたか・・・)の顔なんかを思い出すと、「あぁ、マニフェストねぇ・・・」という気分にもさせられます。
いずれにしても、自民党、民主党のどちらが勝つにしても、「改革」だけは進めていただきたいものです。そのときは、鉄の心臓に毛を生やすことをお忘れなく!
(追伸)9月11日の総選挙当日にラジオNIKKEI主催のセミナーに出演します。
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2005 08 26 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「亀井さんがついに新党結成。また逃げるんちゃうかな・・・と思ってだけにびっくり」(by「Kick Back and Relax」さん)という声があがるほど、ビックリ続きの今回の選挙。「刺客、クノイチ、挙げ句に印籠」(by「Urara de Buu」さん)という展開に加え、田中康夫長野県知事を代表にした「新党日本」なるものも出てきて、ドラマ以上の展開をみせています。おそらくその背景には、「おいしい生活Goods」さんが以下に指摘しているようなカルチャーショックがあるのではないでしょうか。
政治とは妥協の産物であり、日本人の意志決定は、みんなの意見を聞いて、誰にも優しく、みんなの顔を立てる、和の政治です。その結果多くの人が納得するものになりますが、悪く言えば中途半端で、何をしたいのかよく分からない政策になってしまいます。そこに出てきた小泉首相。昔から郵政民営化を主張し、自民党の総裁、首相に登り詰め、本当に郵政民営化はしようとしています。本人にとってはかねてからの主張であり、公約でもあるのだから郵政民営化して何が悪いというつもりでしょうが、従来の政治家達からしてみると、首相になったのだから、自分の主張ばかりいってないで、みんなをまとめて融和を図り、合意に基づいた和の政治をするのが首相としての努めだと思うのでしょう。 小泉を首相にした自民党の政治家達は、まさか首相になってまで郵政民営化なんかに固執することはないだろうと、たかをくくっていたような気がします。ところが本当に言ったとおり実行し始めたから、さあビックリ。さてこれを大人げないと取るか、実行力のある政治家と取るか、それはその人それぞれの感覚の問題です。・・・その評価は後生の人達に委ねられますが、小泉首相が、今までの日本の政治家にいなかったタイプの政治家であることだけは、間違いがないようです。
国民新党は、「新党立ち上げにさいして、党首の発言は『小泉が』『小泉が』を連発しており、なんだかがっかりさせる」と「papabonのブログ日記」さんが書いていましたが、その背景には上記のような事情があったのではないでしょうか。しかし、厳然たる事実として、そういう人が首相になっている――ということこそが、じつは、「構造改革の本丸」なのかもしれませんね。
そういう意味では何が起こってもおかしくはない。ブロガーの中にも、「いい国作ろう!『怒りのぶろぐ』」さんのように、候補者の公募に応募した方もいらっしゃるようで、本当に人生何が起こるかわからない、という感じです。「時事を考える」さんは、「北海道で武部さんあたりがマジに『ムネオ党・新党大地』に敗退する可能性もありますなぁ」なんて書いていますが、本当にそうなったら、笑い話じゃすまないでしょうなぁ(^^;)
敢えて、「笑い話」ネタということで言えば、「なぞかけブログ」さんが、「小泉首相の改革の熱意に賛同して、喜んで“刺客”になる人が多いようです。郵政民営化大賛成の私としては“刺客”の人を応援します。・・・でも“刺客”が勝ったら、呼び名はどうなるのかな?“剣客”?“殿様”?」という問題提起をしていますが、その中でも特に、「くのいち落下傘部隊」(by「まーどんなぶろぐ」さん)がどのように呼ばれるのかについては、注目していきたいと思っています・・・女剣士とか(^^;)
それにしても、「以前の選挙よりは、身近になっていることだけは確かだ」(by「くまさんの自立」さん)と感じます。 「大西宏のマーケティング・エッセンス」さんは、マーケティングという切り口から、「マニュフェストを柱に総合的なスペックが良いですよという主張のもとに、イメージとは逆に小沢さんが強調してきたどぶ板的選挙活動を強化してきた、つまり『営業活動的選挙』を展開してきた民主党が勝つのか、郵政改革という一点に旗印を絞って、華やかに、『マーケティング的選挙』を繰り広げる小泉自民党が勝つのか、古き良き日本保存会の国民新党は生き残れるのか、まるで火を見るとそこに飛び込んでいく虫のように政局好きのマスコミが元気づく選挙でしょう」と分析してくれています。
特にインターネット技術が発達してくれたおかげで、直接それぞれの登場人物の語り口をみることができるのはありがたいことです。「Jun Seita's Web」さんが、「生の素材をノーカットで見て、自分の頭で考えてみる、というのはどうだろうか?これは数年前ではなかなか難しかったことだ」と指摘して、
小泉純一郎総理 解散会見 (2005年8月8日) 民主党岡田克也代表 会見 (2005年8月9日) 国民新党結成記者会見 (2005年8月17日)
という3つのサイトを紹介してくれています。この中では、特に小泉首相の解散会見が必見ですね。テレビだとどうしてもワンカットになってしまいますが、通して全部見た上で雰囲気を直に感じることは、今回の選挙の意味を考える上で不可欠ですね。「D.D.のたわごと」さんは、以下のように捻った味方をしていますが、個人的には当たらずとはいえ、遠からずなのではないかと睨んでいます。
常軌を逸したような強引な言動で郵政民営化法案を廃案にしてしまった一連の動きさえも、郵政民営化は反対派をあぶり出すための“捨て改革”だったんじゃないか、選挙で抵抗勢力を放逐した後なら自民だって改革をちゃんとできるかもしれないと期待を持たせる結果になったのだからすごいです。自民党総裁・内閣総理大臣になってから4年余、ついに「自民党をぶっ壊す」大きな機会を得た純一郎。このシナリオを最初から考えてたのなら、台湾でいうところの国民党・李登輝元総統に並ぶ、むちゃくちゃ偉大な政治家といってもいいのでは…?
「テクノロジーとマネジメントの狭間に」さんも、「『コップの中の嵐』をコップの外から眺めているのは小泉首相なのかもしれない」と指摘していますが、なかなかにああみえて小泉首相は巧みな戦略家なのかもしれません。「PurpleMoon blog」さんは、「政治の為の政治、というか、選挙の為の政治はもういい加減にして欲しいです」とコメントを寄せていますが、「政治」を変えないと、「政策」が変わらないという側面もあります。
「有権者の投票行動が郵政改革に直接結びついた今回の選挙は、有力な新人候補の擁立や新党結成など話題性にも欠けることなく広く有権者の関心を呼び、無関心層も巻き込んで大きなうねりが起こりそうです。民意を政治に反映させるプロセスこそが大切だと思います。今度の選挙は、政治を永田町から取りもどす選挙になる」(by「矢山禎昭の自然観照日記」さん)ということで申し上げると、今回の選挙に関しては特に、「いつも選挙に行かない人はワイドショーレベルの政局ネタで、盛り上がって結局投票には行かないのでしょうけど、そういう人は、自分の払った税金がどう使われようと文句いわないでくださいね」(by「ジェフ・ゲバラ」さん)とか、「選挙権があるのに、『選挙にまだ一度も行ったことが無い』と嬉々として言ってのけた某友人にはその重みを知る由もない」(by「Chib'eri」さん)と言いたくなる気分にさせられます。
「グロービス堀義人ブログ」さんは、「停滞していた官の改革が、このまま強いリーダーのもと押し進められると、官と民と双方とで、改革が進むことになる。となると、案外日本の将来は明るいのではないかと思えてくる。9月11日の選挙には必ず投票して、構造改革を進めるプロセスに参画していたいと思う」と書いていますが、いずれにしても、各党首の会見をネットで全部見た上で、9・11の選挙に参加したいものです。
(追伸)9月11日の総選挙当日にラジオNIKKEI主催のセミナーに出演します。
ご興味のある方は是非こちらをご覧ください。
http://market.radionikkei.jp/fxgold0911/
2005 08 25 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「為替王」さんは、独自にアンケート調査をされ、「日本国民の平均よりは、経済・政治に強い関心を持ってらっしゃる方・・・の・・・母集団においては、一般のマスコミ世論調査よりは、小泉さんの支持率が高いような印象を受けました」という結果を公表されていますが、衆議院解散の衝撃の余韻が冷めていくにつれ、「小泉劇場」に対して批判的なコメントも目につくようになってきました。
「一見わかりやすい彼の発言に本当にスカッとしていていいのですか? 郵政民営化公約を旗印にしている彼に賛意を表明している人達が多いようですが,彼が国債発行の件については『公約を守れなかったことは大したことではない』という人だったことを忘れてはいませんか? 国鉄民営化で,地方の足はなくなりました。郵政民営化では何が起きるでしょう」(by「JN2FSE」さん)のような意見もありますし、「小泉首相:少し横暴な気がして、あまり好きじゃないんです。ただ郵政民営化は元々の案でやって欲しいですね」(by「さいとうくんのニュース速報!?」さん)という主張もあります。
また、「世間知らず」さんも、「小泉さんと同じ考えの人しかいない国会なんて、・・・想像しただけでなんだかぞっとします。思想の違う人を排除するっていうのはお隣の国を彷彿とさせます・・・。郵政改革に反対した議員に対してどうこうっていうのは、・・・自民党内のもめごとの結果であって、それを『じゃあ、どっちが正しいか、他の人に聞いてみようじゃないか!』といきなり解散・選挙っていう手段に持ち込み、政治の空白を作る、他の重要な法案も全て先送るっていうのは、おそらくは『国益』とは程遠い」と批判しているところです。ちなみに、「僕の見るところ、小泉首相に対する世論がどうもヘンだ」と主張する「ハコフグマン」さんは以下のように語っています。
政治手法や郵政民営化への取り組みなどで大騒ぎしているが、そんなのどうでもいいではないか。4年間の総決算なのだから、経済、外交、公益法人改革など、政策の結果で判断すべきだろう。不良債権の処理が若干進んだくらいのもので、この4年間日本社会に何かプラスをもたらしたとはとうてい思えない。これから劇的に良くなっていくとも思えない。拉致問題もいっこう解決していない。株価も上がっていない。自民党の支持率が上がったと聞いて、ほんと日本人ってつくづくお人好しだなと、改めて失望した。やはり国民はその身の丈にあった政治家しか選べないのだろう。
また、有名人やマドンナ候補を続々と打ち上げる自民党のセンスに対して、「404 Blog Not Found」さんは、「いつから国会は紅白歌合戦になったのだ。いっそ衆議院参議院じゃなくて、赤院白院にしたらどうだ?・・・有権者のみなさんは愚弄されている事がわからないのだろうか」と憤っていらっしゃる。「0 1/2」さんも「候補者の知名度やタレント性と政策の内実は、関係ない。また、党利党派や政治家の私利私欲と私たちの生活も、関係ない。いい加減、こういった当たり前の事実に気づくべきではないでしょうか」と指摘しています。そして、「スター・ウォーズ エピソード3をもう5回観た社長のブログ」さんも、「政治家は選挙民の代表であるから、そのレベルを見ればその背後にいる国民のレベルもわかる。政治家が馬鹿なら国民も馬鹿」と指摘しているところです。
自民党はあちらこちらに亀井派潰しの刺客を放っているわけだが、その顔ぶれは、自民党の「これなら生活者が支持してくれるに違いない」という考えを反映しているはず。財務省官僚片山さつき、料理研究家藤野真紀子、そしてほりえもんまで噂に上っているわけだが、こうした面子が自民党の考えるところの「有権者に訴える候補者」ということ。では、その共通点は、となるのだが、女性中心、著名人中心、といったところか。少なくとも特定の政策を訴え続けてきた人たちという印象は薄い。・・・ プロレスラーでもできてしまうのが日本の政治。バックには優秀な官僚がいるので、自民党としては「所詮ただの看板なんだから、目立てば良い。知名度が高ければ良い。好感度が高ければ良い。議席が増えれば良い」ということなんだろう。つまりは求められるのは行政能力でも立法能力でもなく、集票能力ということだ。選挙が終ってしまえば役目はほとんど終ったも同然。 。 結果として、これは政治の骨抜きになりかねない。今回の選挙で自民党が勝利した場合、誰が得をするかって、間違いなく自民党幹部と官僚である。自民党幹部としては、「政治は一部の重鎮政治家が官僚を利用して行っていけば良い。残りの政治家はあくまでも数合わせ」ということか。自民党執行部によるトップダウンの著名人選挙は政治のサーフェイスは変えるかもしれないが、本質は官僚支配を強固にするだけという危険が潜む。
この予測が当たり、「官僚支配を強固にするだけ」に終われば、「改革」は潰えてしまうでしょう。しかし、政治家を馬鹿にすることは、天に唾する行為でもあります。「民主主義というのは、結局のところ選ばれた代表は、自分達のレベルを反映しているに過ぎない」(by「lien」さん)からです。
「My Asset Allocation」さんは、「人気取り先行の候補者擁立にも批判があるが、それは国民が選挙で判断すればよいことだし、従来の政治家が政治家として能力があると証明されているわけでもない。少なくとも多様性の確保&利権と結びつきの強い従来勢力の排除という意味では意義のあることだと思う」と冷静に述べていますが、私も同感です。ちなみに、「スター・ウォーズ エピソード3をもう5回観た社長のブログ」さんも、以下のように冷静に締めくくっているところです。
しかし、これは国民を馬鹿にしているわけではないと思う。あくまでも国民の現状を分析し、政権維持のために最善の策を講じているだけだ。彼らは選挙のプロだから、有権者の多くが立候補者の政策をきちんと読まず、もちろん理解もせず、「新聞で名前を見たから」「握手してもらったから」「女性だから」と投票することを知っているんだろう。
そういう冷徹な視点で申し上げるならば、ここで力量が問われるのは、むしろ対抗馬の民主党のほうなのではないでしょうか。「今の民主党が選挙で勝つには、自民党批判をやめ、『何をするか』で小泉さん以上のビジョンを打ち出すこと、これ以外にはありえない。民主党も批判ばかりせず、いっそ小泉さんの『ワンフレーズ・ポリティクス』を取り込んでみてはどうだろうか?」という「義経のハッピーリタイヤメントへの道」さんのアドバイスに耳を傾けるべきなのかもしれません。
特に、民主党のキャッチコピー「日本を、あきらめない」の評判は最悪です。「民主党の皆さんが、日本をあきらめないように、国民がガンバレ、という風に読めてしまいます」(by「世界の片隅でボクも考えた」さん)という意見まであるのですから・・・。「なんじゃこりゃ。主語が不明で意味がわからない。民主が寄り合い所帯なので、なにもかもがはっきり言えないということか。しかし、党首が大手流通の御曹司なのに、このキャッチに限らずなぜマーケティングセンスが皆無なんだ、この政党は」と評してくれた「プログレッシブな日々」さんに練り直してもらったほうがいいのではないでしょうか。
このままだと、「小泉純一郎という政治家の『言葉の力』は、やはりすごい!」(by「マネジメントに効く!コトバのサプリ」さん)という印象論で負けてしまうかもしれませんよ。岡田さん、頑張ってください!!
(追伸)9月11日の総選挙当日にラジオNIKKEI主催のセミナーに出演します。
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2005 08 24 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック
金融経済誌「フィナンシャル ジャパン」の編集長を務めているおかげで、さまざまな立場の方とお会いする機会が増えている。過日、投資アドバイスを業とする複数の専門家とお会いする機会があった。彼らのお客さまをそれぞれ紹介してもらって、お話を直接うかがう機会が得られたのでかなり面白かった。
ある方は、1億円近い複雑な仕組み債を買わされて、大きなリスクを背負っていた。ところが、換金できないことについては業者からきちんと教えてもらっていなかった。それで独立した立場から専門家のアドバイスを求めるようになったという。
ある生保が破(は)綻(たん)したので老後の計画が全部やり直しになったご夫婦は、自力で株式運用や投資信託を試していた。二度とだまされないようにと、自分で理解できるようになるまで、アドバイザーを質問攻めにしていた。
業者から言われるがままに買った投信が元本の6割になった富裕層もいた。業者からの強引なセールスがいやになったので運用を停止していたが、預金金利の低さに音をあげて再び運用開始。ただし、アドバイザーにお伺いを立てている。
それぞれに失敗し、それぞれに学習した中で、独立した第三者の意見を求めるようになっていた。「知恵はタダ」というのが日本の常識だったが、「タダの知恵は危ない」という良識を持つ人が増えてきたのだろうかと印象深かった。
日本では、投資を決定する前にセカンドオピニオンをもらうという習慣が根付いていない。アドバイザーが提供する助言と、アドバイザーが売っている商品の間の微妙な関係について、無防備な人が少なくない。命に関する場面では、他の医者にセカンドオピニオンを求めるケースが出てきているのだから、お金に関する場面でも、もっとセカンドオピニオンを求めるようになってきていい。
あるいは「医薬分業」という考え方があるように、アドバイスを受けた金融機関からは、推奨された金融商品を買わないようにするという知見も必要だ。
書店に行くと、「確実に月100万円もうける方法」とか「30万円を5000万円にする投資術」などという怪しげな本のオンパレード。良心の欠片もなく、射幸心だけをあおり立てる書籍が幅を利かせている。5000万円もうけることを夢見る前に、大事な100万円をだまし取られないように警戒する方が先決だ。
先月26日、関東財務局は、外為証拠金取引業者ウエストミンスターが顧客から預かった証拠金約3億円を持ち逃げする恐れがあるとして業務停止命令を出した。外為証拠金取引については規制が強化されているが、駆け込み的な強引な勧誘も目立つとも聞く。あなたは狙われているのだ。
失敗して、虎の子を失う前に、自らの財産を守るためにも、独立した第三者からセカンドオピニオンをもらった方がいい。小ざかしく立ち回って「うまくもうける」前に、うまい話に「だまされない」という基本力を身につけたい。
楽にもうける方法が仮にあるとすれば、そんなに大事なことを1500円程度の本に書く阿呆がいないことぐらいは、常識として持っておいた方がいいだろう。
(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に8月22日に掲載したものです。
(読者の皆様へ)
9月11日の総選挙当日にラジオNIKKEI主催のセミナーに出演します。
ご興味のある方は是非こちらをご覧ください。
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2005 08 23 [10. 投資戦略の発想法] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。選挙が公示される時点になると、ブログが使えなくなるという根強い解釈があるようです。本来であれば、ブログは、ポスターや新聞広告よりも安価で、誰でも使えるツールだから、選挙に用いる表現ツールとしては、最適のはずなのですが・・・。個人的には、公職選挙法の趣旨からして、ブログの利用が公職選挙法に違反しているとは到底思われないのですが、まずは、事実関係を皆さんと学んでいきたいと思います。
まずは、「文書図画の頒布」について定めている公職選挙法の第142条が問題となってきます。「選挙においては、選挙運動のために使用する文書図画は、次の各号に規定する通常葉書並びに・・・ビラのほかは、頒布することができない」という定めがありまして、「文書図画」を頒布する際には、通常葉書の使用は35000枚まで、とか、ビラの使用は2種類で70000枚までなどと事細かく規定されています。
ブログに関する問題は、いくつかあります。
まずは「ブログ」が「文書図画」に相当するかどうかという根本的な問題が存在しています。もしも、「文書図画」に相当するとすれば、公職選挙法に「ブログを使っていい」とは明記されていませんので、使っちゃダメということになります。
また、「ブログ」が「文書図画」に相当しないという場合は、「明記している条文がないので、他の条文から類推するしかない」ということになり、後日ご説明するように、なかなか難しいという解釈になりそうです。いずれにしても、現在の公職選挙法は、ブログの登場を想定しておらず、はなはだ不十分な状況にあることは確認できると思います。
実際、選挙期間中のホームページの更新ですら、各候補者によって自粛されているという状況です。ホームページですら、市民権を得ていないのだから、ブログなんて、とてもとても、という感じでしょうか。
それで「IT大国」などと言っているのだから、お笑い種です。そろそろ、何とかしたほうがいいと思っているのは、私だけでしょうか?
(読者の皆さまへ)全国有力書店におきまして、「最新版 投資戦略の発想法」(アスコム)が発売されています。2001年2月に発刊された11万部のベストセラー「投資戦略の発想法」を、近年の時事問題を踏まえた上で全面改訂したものです。投資に興味のある方は是非ご一読ください。 尚、DVD版「木村剛の投資家入門」(DMDJAPAN)も好評発売中です。
2005 08 22 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「2005夏衆院総選挙まとめブログ」さんが「ホリエモン、選挙出馬ですね」と書いているように、ついに、あの、ホリエモンが立候補しました。やるやるとは聞いていたが、まさか本当にやるとは。さすがに“平成の傑物”ホリエモンです。「複数の収入の流れを作る☆一般人サラリーマンの成功法則!」さんから、「木村剛さんとホリエモン氏のラジオもテレビで流れていました。『首相になるしかない!』と発言したホリエモン氏!やっぱ面白い」というトラックバックをいただきましたが、じつは、ゴールデンウィーク中にオンエアされた私とホリエモンのラジオ対談がいくつもの報道番組で流されました(聴きたい人はコチラをクリック)。その番組では、「立候補するなら、首相にならなきゃ意味がない」なんて言っていましたから、その頃から、政治への進出を狙っていたのでしょうか???
はてさて、当選するのか、落ちるのか・・・。「亀井くんが相手じゃ、たぶん当選は無理でしょう」と読む「小福のへりくつ」さんは、「でも、ホリエモンにとってはそっちの方がいいと思うよ。ホリエモンのような、陽性の強い人間は、権力を持つと運を落とすよ」と語りながら、関係者全員がウィンウィンになるハッピーな展開を願っておられます。
ホリエモンにとっても、出馬するだけで十分政界には貸しを作ることができるし、今後のメリットになる。自民党にとっても、ホリエモンが出馬して改革路線を唱えてくれるだけで絶大な宣伝効果になる。私の希望は、ホリエモンは落選するが、ホリエモン出馬による「郵政改革推進」宣伝効果は絶大で、小泉自民党圧勝。郵政民営化法案は可決され、行政改革が進む。その後、亀井くんは引退して、モト政治家タレントとして、TVタックルに出演するようになる。ライブドア株はホリエモン落選で一時下げるが、その後、ホリエモンと政界とのパイプが役立ち、ライブドアの業績が上がる・・・と。みんな幸せになれるじゃ~ないですか!!・・・楽天的すぎるかなあ。
ただ世の中的には、「小福のへりくつ」さんの暖かい思いやりは異なり、「堀江氏は一体何をしたくて政界への進出を思い立ったのか?見ものです」(by「イッシぃーblog.com」さん)とか、「俺は見極めたい。ホリエモンがどういうポリシーを持っているのか」(by「ブルログ」さん)とか、「当選するつもりは本当はないんじゃないの」(by「つれづれ livedoor.com ブログ」さん)などと懐疑的な見方が少なくないことも事実。
ちなみに、「スター・ウォーズ エピソード3をもう5回観た社長のブログ」さんは、以下のように断じています。
ホリエモンの場合、ブログで相当量の文章を発信しているわけで、そこから彼の政治に関する考え方を推測することができるはずである。しかし、彼のブログの記事を検索してみたのだが、郵政民営化に対する意見を書いている部分は見つけることができなかった・・・。恐らくは大量の文章の中に政治に関する記述はほとんどないのではないか。
もしも、「スター・ウォーズ エピソード3をもう5回観た社長のブログ」さんの分析が正しいとすれば、それではなぜ、ホリエモンは立候補したのでしょうか・・・という話になってくるような感じは、確かにありますねぇ。
「【ミナログ】製造業社長の逆襲」さんは、「堀江社長としてみれば『こんな面白そうな話、乗らないわけにはいかない』と思ったかも知れない。・・・堀江社長は絶対楽しんでいる。敵は大きければ大きいほど良いと言わんばかりに楽しんでいる」と明言していますが、「Espresso Diary@信州松本」さんは、「広島6区からの立候補にこだわったのは、相手が亀井静香だから。古い自民党を象徴していて、かつメディアへの露出が多い亀井氏だから、堀江社長は当たってみたかったのだと思います」と推測し、その根拠をホリエモンの母体であるライブドアのミッションに求めています。
ライブドアは、社会変革への期待プレミアムが乗っている会社です。分かりやすくいえば、世の中を変えてくれそうなドキドキ感を売りにしている会社なんですね。それがハッキリしたのがフジテレビをめぐる攻防劇でした。あのときはフジテレビの日枝会長が守旧派、ライブドアの堀江社長が改革派の代表のように見られていたんですが、2つの会社は一転して和解をしました。あの会見を見て、何だか肩透かしをくらったように感じた視聴者も多かったのではないでしょうか。「なんだよ。これで手打ちかよ」。そんな後味が残りました。 「選挙は、お祭りですから」と語る堀江社長は、選挙をコンテンツとして意識しているんでしょうね。誰が、どういう役まわりで登場しているのか? 自分の役は、何になるのか? そこを考えている。それを「売名行為」とか「目立ちたがり」と批判するのは、とても簡単なことです。お金もかからないし、ネットに書き込みするだけでいいわけですから(笑)。しかし、実際に体を張って名前を売っていくのは大変なことです。
なるほど、「社会変革への期待プレミアム」ですか・・・。それであれば、政界に新規参入するのは自然な流れなのかもしれません。ただし、「無所属?広島?・・・はぁ?って感じである」(by「BLOGの恥は書き捨て」さん)とか、「これほど、広島県人にとっては大変失敬な話は無いのではないでしょうか。これって、広島六区の選挙民の方々を大変愚弄した話ではないでしょうか」(by「貞子ちゃんの連れ連れ日記」さん)という声に対しては、応えていく必要があると思います。
しかしそれにしても、自民党執行部はよくホリエモンを担ぎ出したものです。なぜ小泉総理は、ホリエモンに白羽の矢を立てたのでしょうね。「なんで屋-驀進劇-」さんは、そこに小泉総理とホリエモンが持つ共通点を見いだして、洗い出してくれています。面白い視点なので、かいつまんでご紹介してみましょう。
●運がいいこと。
●過去の政治家のような腹黒さを感じられず、全面にその思惑を出していること。
●大衆的臭いを醸し出している。
●マスコミからの支援を受けている。
●多くを語らず、分かりやすい行動を実践。
確かにそう言われて見ると、“平成の傑物”である小泉純一郎首相とホリエモンにはかなりの共通点があるようにも思えます。惜しむらくは、「備忘録 ランダムウオーク」さんが指摘しているように、「私も時々見ている彼のホームページ、立候補者なので更新できなくなるじゃないですか・・・・(欧米の制度ではいいということなんですがね。)」ということ。本当に残念です。是非、ホリエモンが当選した暁には、公職選挙法を改正して、ブログを選挙に用いてよいようにしていただきたいと思っています。
(読者の皆さまへ)全国有力書店におきまして、「最新版 投資戦略の発想法」(アスコム)が発売されています。2001年2月に発刊された11万部のベストセラー「投資戦略の発想法」を、近年の時事問題を踏まえた上で全面改訂したものです。投資に興味のある方は是非ご一読ください。 尚、DVD版「木村剛の投資家入門」(DMDJAPAN)も好評発売中です。
2005 08 22 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック
「勝者の実学」 二宮清純氏(フィナンシャルジャパン8月号掲載)
横綱・朝青龍の勢いが止まらない。夏場所も全勝優勝し、2度目の4連覇を果たした。 今年初場所から15戦全勝、14勝1敗、15戦全勝。このままのペースで勝ち進めば、北の湖理事長が持つ年間最多の82勝を更新することも不可能ではあるまい。
朝青龍の「ひとり勝ち」を相撲人気の低下に結びつける向きもあるが、それは筋違いだ。モンゴル人の横綱は誰よりも稽古をし、誰よりも勝負に固執する。
勝ち続ける横綱が悪いのではなく、負け続ける他の力士が不甲斐ないのだ。大関以下の三役陣には猛省を促したい。
夏場所終了後に定年を迎えた関の戸親方(元関脇・福の花)がいいことを言っていた。
「稽古量だけではなく、内容も皆、横並びだ。オレだったら朝青龍一番にかける稽古をやる。(朝青龍に勝てば)後の一四番、全部負けても価値があるんだ」
* * *
親方の現役時代のニックネームは“フックの花〞。張り手一発で横綱・大鵬や柏戸を半失神状態に追いこんだこともある。決して器用な力士ではなかったが、強烈な張り手と上突っ張りを武器に、何度となく土俵に波乱を巻き起こした。
もし、福の花が今、土俵に在りせば……。おそらく立ち合いと同時に朝青龍に強烈な張り手を見舞い、横綱の心胆を寒からしめていたことだろう。いや反対に激怒した朝青龍にブン投げられていたかも。それでもいいではないか。いずれにしても血湧き肉躍る取り組みになっていただろうことは想像に難くない。
* * *
柏鵬時代は個性的な力士がたくさんいた。「人間超重機」明武谷、「潜航艇」岩風、「暴れん坊」陸奥嵐、「今牛若」藤ノ川……。誰もがオンリーワンの技術を持っていた。怪力自慢もいれば足技自慢もいた。大鵬や柏戸に一泡吹かそうと、得意技の仕掛け時を虎視眈々と狙っていた。それがゆえに土俵に緊迫感がみちていた。
近年では元小結・舞の海にトリックスターの魅力があった。あれは1992年初場所のことだ。舞の海は北勝鬨相手に、なんと左斜め前方にピョーンと跳び上がる八艘飛びなる秘技を披露したのだ。北勝鬨の前方から姿を消した舞の海は、相手の後方にヒラリと着地し、土俵際、見事内無双で仕留めてみせた。土俵がサーカスの舞台と化した瞬間だった。
きわめつきの奇襲は91年九州場所の曙(当時は前頭)戦。舞の海は立ち合いと同時に背伸びをするように体を浮かせ、次の瞬間、フェイントをかけて曙の懐に潜り込んだ。そして左足で内掛けにとらえ、右手で相手の足を取り、最後は頭で胸板を押す「三所攻め」で204センチ、198キロの巨体を倒してみせた。「小よく大を制す」の模範のような相撲だった。
* * *
その舞の海は朝青龍“ひとり勝ち〞の土俵をどう見ているのか。 「普通にぶつかって負けている。横綱と一緒に動き回れば術中に陥るだけ。もっと工夫が必要」
国技が危機に瀕しているのは、外国人横綱が強すぎるからではない。立ち向かうべき日本人力士に闘志も技術も見られないこと――問題視すべきはこの点である。
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[スポーツジャーナリスト・二宮清純]
(にのみや・せいじゅん)
1960年愛媛県生まれ。スポーツコミュニケーションズ代表取締役。オリンピック、サッカー、メジャーリーグなど国内外で取材活動を展開。テレビ・ラジオ番組のコメンテーターなどを務める。 SPORTS COMMUNICATIONS
(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。
2005 08 21 [13. フィナンシャル ジャパン] | 固定リンク | トラックバック
こんにちは、お誕生日が近い尾花典子です。最近はぜんぜん嬉しくないんですけど。
先週金曜日は、テレビ局の方々からの電話の問い合わせがすごかったですよ~。
どうしたのかと思ったら、ライブドアの堀江社長が衆院選に出馬表明をされたのが原因だったんです!
でも出馬するのは堀江社長だけじゃないですよ・・・!?
なんで関係あるの???っていうと、もうテレビで見た人もいるかもしれませんが、今年のゴールデンウィーク中に放送されたラジオNIKKEIの「ラジオ版 週刊!木村剛」で、ゴー社長が堀江社長に政治について色々と質問していて、山本一太自民党参議院議員にもゲストに来ていただいていたので、話が結構盛り上がったんです。ということがあり、その時の放送を一部テレビで流したいという電話をかなり頂いたんです。
私もゴー社長に同行して生で話を聞いていて、かなり面白かったんですけど、その時はテーマからちょっと逸れてない??って思っていたくらいだったんですが・・・。
でも本当にそんなことになるなんて夢にも思わなかったですからね~。いつもぼけーっとしてないで、きちんと話を聞いていないとダメですね。
当時、ゴー社長は日本振興銀行の社長だったので、銀行の話もしていましたけど、今からここでを聞く人は間違えないでくださいね~。今は違いますよ!!
「フィナンシャル ジャパン」の編集長に立候補したんですよ・・・。
ということで、この巨大なたけちゃんポスターが、明日から東京メトロ7駅とJR1駅の構内に大々的に貼られます!
へたしたら、朝から等身大くらいのゴー社長に見つめられることになります・・・・。 というか、等身大以上の大きさで、さらにはちょっと横に伸びちゃったんですよ(゚_゚i)
さて、どこの駅で遭遇するか?!ラッキーかアンラッキーか、乗り換えによっては、1日に何回も遭遇することができるんです(≧∇≦)
「巨大なたけちゃんを探せ!」
明日から1週間限定ですので、、東京メトロやJRを利用するときは是非駅構内で探してみてくださいね~♪
どこの駅なのかはナイショです・・・。
あと・・・・・・・・・ぜーったい、はがさないでくださいね(*・人・*)
2005 08 21 [15. 週刊!尾花広報部長] | 固定リンク | トラックバック
中国の中南米地域におけるプレゼンスが増している。2004年11月には、中国の胡国家主席が中南米4か国(ブラジル、アルゼンチン、チリ、キュ-バ)の歴訪を行っている。国内経済が急拡大を続ける中で安定した資源・食料供給先を確保し、かつ政治的な分野で影響力の拡大を狙いたい中国の思惑と、巨大輸出市場の確保や米国への牽制から中国との関係を強化したいという中南米の国々の思惑が一致したと言える。
(国際通貨研究所上席研究員 松井謙一郎)
ただし、中南米諸国にとり、中国とのプレゼンス拡大が持つ意義は必ずしも一様ではなく、国ごとに相応に異なっているが、主要な国を中心に留意点を見ていくと以下の通りとなろう。
ブラジルにとっては、中国は米国・アルゼンチンに次ぐ第三の輸出先となり今後も成長が期待できる市場となっている。一方で、中国にとっては、ブラジルは鉄鉱石等の資源や大豆等の食糧確保の戦略的に重要な存在である。また、現在国連の常任理事国入りを目指しているブラジルにとり、中国の支持は政治的にも大きな意義がある。
アルゼンチンは、今後増大する大豆等の食料の供給先の確保の多様化を迫られている中国にとって安定した供給先となる事が期待できる。一方で、アルゼンチンは、近年同国の対外債務再編において債権者に一方的に負担を転嫁する強引な手法に対しては欧米諸国から強い批判の中で同国は孤立していた。この状況で中国がこの問題に関して沈黙を守る事で同国を影ながら支えてきたとも言えよう。
メキシコは、生産物の内容が類似している中国と基本的に競合関係にある。メキシコは、北米自由貿易協定(NAFTA)の枠組みで守られているにもかかわらず、主要輸出先の米国市場への輸出は2003年に中国に追い越された。また、自国市場においても中国からの輸入が急激に増加しており、輸出拡大を続ける中国は潜在的に大きな脅威として受け止められている。
また、チリはアジア太平洋経済協力会議(APEC)の加盟国の中でもFTA(自由貿易協定)を推進してきたが、中国は重要な輸出先であり、本年に入ってから両国は中南米で初めてとなる自由貿易区の設立に向けた交渉を開始している。さらに、昨年国家主席が訪問したキュ-バや、昨年大統領が中国を訪問したベネズエラのように、米国と対立関係にある国々にとっては、中国との関係を深める事は米国への牽制を強める意味で、国家戦略上非常に重要であると言える。
今後も中国からの直接投資が増加して協力がより深い段階へ発展していく可能性を秘めている一方で、中南米諸国のナショナリズムとの対立の可能性も孕んでいる。昨年のECLAC(国連ラテンアメリカ委員会)の報告書でも、中国は重要な一次産品の輸出市場である反面、中国製品が国内市場及び第三国市場(特に米国)で脅威となりうる事が指摘されている。例えば、前述したように中国と良好な関係を保っているブラジルにおいても、中国からの工業製品の輸入急増に対して、セ-フガ-ドなどの輸入制限措置を政府に求める動きが産業界に起きている。
人民元の切り上げ問題に象徴されるように、中国経済の問題は米国やアジアとの関係で専ら論じられる事が多いように思われるが、距離的に離れている中南米地域にとっても重要な問題となっているのである。更に、米国の影響が圧倒的に強い中南米地域において、米国への対抗上のために中国カ-ドが占める戦略的な意義は重要である。
今後の中国を考えていく上では、複数の地域との関係から考える複眼的な視点が求められているといえよう。
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松井 謙一郎(まつい けんいちろう)
1964年4月東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。ロンドン大学修士号。88年4月三菱銀行入行。外務省出向、国際審査部を経て、2004年9月から現職(東京三菱銀行から出向中)。著書に「パリクラブ」(財経詳報社)他。専門は、国際金融。
(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に8月15日に掲載したものです。
2005 08 20 [14. フィナンシャルi ] | 固定リンク | トラックバック
<シンコのプロフィール>
大手金融機関に勤める入社5年目のOL、勤務地は東京の大手町
8月19日(金)
今日のランチは、いつもと気分を変えて大手町ビルの地下2階へ~。
食後のコーヒーを買いにコンビニを探していたら、
見慣れない銀行を発見!!
「日本振興銀行」?? こんな銀行あったっけ・・・?
気になってのぞいていたら、自動ドアが開いちゃった(~_~;)
「いらっしゃいませ!!」
声をかけてきた男性の頭はタマゴ型・・・(失礼?)
よく見るとロゴにもタマゴがある。![]()
逃げるわけにもいかず、苦しまぎれにロゴの意味を聞いてみた。
すると、タマゴアタマの男性は・・・
英語名にINCUBATORとありますよね?
これは、”卵をふ化させる人”という意味なんです。
日本経済の”金のタマゴ”である中小企業の皆さんに
タマゴからかえって成長して頂きたいという願いが込められているんですよ。
ふぅ~ん。
ロビーには本があって、受付もホテルのフロントみたいだった。
ちっとも銀行っぽくないかも。
でも、中小企業をふ化させるって、どういうこと・・・?
ヒヨコじゃあるまいし・・・ ![]()
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※この日記はフィクションであり、シンコは架空の人物です。
ただし、日本振興銀行に関する青字部分の記述は事実に基づいております。
「なるほど、だから投資信託なのか」
村井律子著 金融財政事情研究会刊
定価:1,365円(税込)
個人向け投資セミナーが活況を呈しているそうである。特に初心者向けセミナーの場合、老若男女を問わず、幅広い年齢層の参加者が押しかけているという。
本書は、こうした投資ビギナーを対象にした投資信託のガイドブックである。
本書の最大の特徴は、そのわかりやすさにある。お金持ちではない、普通の人たちの投資アレルギーを解きほぐしながら投資の利便性を理解させる語り口は、さすがに独立系ファイナンシャル・アドバイザーを通じて一般投資家向けにアドバイスを提供する著者ならではのツボの押さえ方だ。
これまで投資に無縁だった人が何より恐れるのは、購入した投資商品の価格が下落するリスクであろう。では、元本保証商品だけで本当に安心なのか。
本書は貯蓄と投機、投資のリスクを比較することから読み進むうちに、投資信託の購入方法や買い替え方法まで段階的に身に付く工夫が凝らされている。投資は怖いけど預金金利の低さはやっぱり許せない、という方に一読をお勧めしたい。
(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に8月15日に掲載したものです。
2005 08 20 [12. 本のソムリエ] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。選挙に向けて、民主党が良いキャラを立てるのに苦しんでいます。「くまさんの自立」さんは、「今回の郵政民営化法案の賛否を巡っては、自由民主党が国民を一番馬鹿にしている。民主党はただ単に、ぼくには反対しているとしか思えない」と感想を述べてくれていますが、森田実を超えた政治評論家「カトラー」さんは、こう解説してくれています。
問題は民主党だ。自民党の内輪もめで漁夫の利を得るので有利という観測もあるが、果たしてそうか。岡田・民主党が戦うのは自民党ではなく、小泉純一郎である。大西宏さんが指摘されているように、「郵政民営化法案を成立させるためなら、殺されてもかまわない」と強いメッセージを発信する小泉を超えるメッセージを打ち出すことができないなら、政権交代を実現することはできないだろう。 個人的には、日本の政治がまともに機能していくためには政権交代が不可欠だと考えている。岡田も「政権がとれなかったら辞任する」と退路を断って頑張ってはいるが、「殺されてもかまわない」という言葉には完全に負けている。民主党が勝つためには、小泉が唯一拠り所にしている「郵政民営化」の主張に対して、それをさらに上回る民営化構想を打ち出すことしか方法が無いだろうと考えている。しかし、全逓など郵政関連の労働組合の支持を受けている民主党としては、岡田個人は民営化論者のようだが、小泉プランよりも踏み込んだ政策提案を行うことはほとんど不可能といってもよい。 間抜けな自民党議員の造反によって生じた政局だが、皮肉なことに全てが小泉ペースで進んでいる。民主党もこれまでの所、小泉の仕掛けた土俵で戦うしかないわけで、その限りにおいて、小泉は大きく勝つことはできないにしても、負けない戦いを展開しているといえるだろう。
要するに、「先手を取ったのは常に首相、という点で妥協を図ろうとする側の弱さが出てしまったようです」(by「fareaster」さん)ということなんでしょうか。「大西 宏のマーケティング・エッセンス」さんは、「反対か賛成かという選挙になると自民党の勝ち、ボタンをどうかけるのかという選挙になれば民主党の勝ちということになりそうです。 郵政民営化に賛成か反対かという自民党の打ち出す焦点が単純でわかりやすいだけに、民主党もよほど焦点をうまく絞らないと厳しい選挙になるかもしれません」と喝破していらっしゃいますから、岡田代表~っ、うまくやらないとヤラレちゃうかもしれませんよ。
いずれにしても、選挙の後はどうなるんでしょうか。「スターウォーズ エピソード3をもう4回観た社長のブログ」さんは、「衆議院選挙後は、民主・亀井、小泉自民・公明、という構図ですか?」と予測していますが、「mutter away」さんは、こうぶちまけてくれています。
小泉首相の衆院解散が、戦後政治のビッグバンになれば面白い。自民党が爆裂して、旧守派と維新派とその他大勢に割れれば面白い。その衝撃波で、ごった煮民主党も割れれば面白い。その上で、自民と民主の中で志を同じくする若手維新派が集まって、真の革新を目指す新党が出来れば面白い。維新派新党をマスコミが持ち上げて、連立内閣が出来れば面白い。(まさか、維新派新党で過半数というのは不可能でしょ)最後に、旧自民党の旧守派議員の老人達は、みな退場すれば面白い。
まさに同感です。「大西 宏のマーケティング・エッセンス」さんも、「これでさらに共産党も社民党も厳しい状況になるでしょう。社民党は消滅の危機を迎えます。今回の選挙は、郵政民営化反対派、社民党、共産党といった時代にあわなくなった人たちの『お掃除選挙』になりそうな気がします」という予感に期待が高まる今日この頃です。
というのも、私が見るところ、「ビールを飲みながら考えてみた…」さんが指摘しているように、「現在の日本の政党政治というのは既に『政治的論点』を軸とした対立構造ではない。自民/民主あるいは与党/野党といった対立軸など意味はなく、実は世代間闘争こそ本質だ」からなんですね。そういう意味で、せめて、「自民党はこの選挙で新しい血を入れて生まれ変わらなければ、たぶん生き残る道はない」(by「矢山禎昭の自然観照日記」さん)ということぐらいはハッキリさせてほしいと思うのです。
2005 08 19 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。世の中の話題は、9・11の選挙一色になっておりますが、「マスコミは、政治オタクが主導権を握っているのか、政局ばかり語って、本質を報道しません。年金問題の時と同じです。まあ政治の裏事情をどれだけ通じているかの競争をやっているのでしょうね」(by「大西 宏のマーケティング・エッセンス」さん)という感じがします。
そんな中、「カトラー」さんが相変わらずの筆の冴えをみせてくれています。最近書かれた「烏合の衆がつくり出した政局」と「小泉ペースで進行する選挙戦、岡田・民主党の勝算」という評論は必見です。郵政民営化に反対した議員たちを「自民党を実質的な分裂選挙にまで追い込んで、この法案に反対した自民党の造反議員が何を考えているのか、私には全く理解できない。要するにこの連中は政治家としての根本的なセンスに欠け、間抜けなのだと思う」とスパッと一刀両断にしてくれていますので、ご一読を。
法案に反対した自民党衆議院議員の中でも「造反有理」の広告塔ともいうべき存在、野田聖子議員のHPをチェックしてみても、・・・この法案に何故反対しているのか、全く理解できない。彼女がHP上で展開している民営化反対の立場からの議論は、郵政事業は改革しなくてはならないが、小泉の手法は横暴で容認できないという、結局は「手続き論」である。私にいわせれば、自民党のような政党に身を置いて今更「手続き」がどうだ、「民主主義」がどうだと声高に喚くことの方がチャンチャラおかしい。自分の選挙区において特定郵便局長など「地元談合勢力」の支援を受けていて、義理を果たす必要から、反対勢力につくという所までは仕方ないとしても、造反者同士で徒党を組んで、一体何をしようというのか。彼らは、反小泉というスローガンのもとで徒党は組めるが、他に何のヴィジョンも持たない。こうした連中のことを「烏合の衆」という。
スルドイ! 鋭すぎる! さすがに「カトラー」さんですなぁ~。それにしても、野田聖子議員に対する筆誅は、凄まじい威力を発揮しています。「カトラー」さんは、攻撃の手を微かにも緩めません。小林興起氏の選挙区に鞍替えして出馬することを表明した小池百合子環境相と比較しながら、さらに切り捨ててくれています。
「刺客を送り込まれた」と造反組の間で激震が走っている。記者会見で小林興起は、小泉首相を暴帝ネロになぞらえて「処刑人と猛獣を戦わせてもてあそぶようなもの」と、つまらない例えで恨みがましい文句を並べていたが、みっともないとしかいいようがない。ホリエモンのように「想定の範囲内」程度のことは言えないものか。「環境、環境と言っても経済の足を引っぱるだけと小林興起から面罵されたことがある」と小池百合子が、キツイ一撃を加えていたが、この辺の水際だった啖呵の切り方は、野田聖子と比べると、銀座のママと田舎のスナックのチーママぐらいの差がある。 野田聖子は、政策などについてもよく通じている真面目な政治家だとは思うが、首無し綿貫民輔や亀井静香らの「徒党連中」のアイドルとしてチヤホヤされ、結局、「女」を下げて、田舎のチーママになってしまった。政治という修羅場で時として必要になるのは、真面目さだけでなく、小池が見せたような変化に対応する運動神経と敵味方を峻別する、ある種の酷薄さだ。
う~む、「カトラー」さん、今からでも遅くないから、政治評論家の森田実氏の代わりに、テレビで解説したほうがいいと思いますね。森田実氏は、小泉政権が短命に終わるという自らの予測が外れたせいか、最近の評論は私怨が先に立っていて、キレがありませんから。皆さん、下記の文章も読んでくださいよ・・・。キレキレです。キレまくりですよ。
「殺されても郵政民営化をやりとげる」と啖呵を切ってみせた小泉純一郎に対して、彼らは自身がなすべきミッションを何も持たない。そんなことはない、彼らなりのヴィジョンやミッションがあるというなら、自民党をさっさと離党して新党をつくって示せばよい。それもできずして徒党を組んで喚いているだけなのだから、チャンチャラおかしいというしかないのだ。けれども、よくよく考えてみると、自民党という政党自体が、もともと明確なヴィジョンやミッションを持たない「徒党」の集まりともいえる。だとすれば、今回の造反議員たちは、皮肉なことに最も自民党らしい自民党員ということになるのだろうか。
もう座布団10枚以上の出来栄えですね。「ヴィジョンや戦略もなく、単なる徒党を組んだだけの造反組は、小泉純一郎が仕掛けた先制攻撃に既に浮き足立っており、今後も組織的な対抗策を打ち出せず自滅していくだけだろう」という読みも正しいと思います。造反議員が「最も自民党らしい自民党」だと喝破した「カトラー」さんには、是非、日曜日朝のサンデープロジェクトに出てもらいたい。田原総一郎氏に推薦しておきますので、よろしくご検討のほどを(^^;)
(読者の皆さまへ)先週金曜日、全国有力書店におきまして、「最新版 投資戦略の発想法」(アスコム)の発売が開始されました。2001年2月に発刊された11万部のベストセラー「投資戦略の発想法」を、近年の時事問題を踏まえた上で全面改訂したものです。投資に興味のある方は是非ご一読ください。 尚、DVD版「木村剛の投資家入門」(DMDJAPAN)も好評発売中です。
2005 08 18 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。ネットをサーフィンしていますと、なんとなく小泉支持が強いような気がします。もちろん、「もう首相は小泉さんじゃなくてもいいかなーと思ってます」(by「レビューのとらお」さん)という意見もあるのですが、トラックバックを観ている限り、「久しぶりにスカっとした」(by「グロービス堀義人ブログ」さん)、「小泉首相、おつかれ~!『公約』通り自民党をぶっ壊しはじめてくれて、ありがとう」(by「プログレッシブな日々」さん)、「小泉首相、男を上げましたなあ」(by「小福のへりくつ」さん)など、小泉支持が圧倒的というイメージがあります。
「貞子ちゃんの連れ連れ日記」さんが、「この国は あらゆる経済・財政問題に情緒を持ち込み過ぎなのではないでしょうか? 日本の男の人たちは、どこまでだらしなくなったら気がすむのでしょうか?」と言っているように、造反議員が男を下げた分、小泉首相の男が上っているような気がします。
確かに、今回の小泉首相の行動は分かりやすいんですよ。「為替王」さんも、「民間企業では契約を守ることが絶対条件であり、守れない場合は取引打ち切りになったり、担当者がクビになったりします。同じ発想を政治家にも持ってもらいたい。その点で、『公約を果たせないことは内閣不信任と同じである』とする小泉さんの判断は、とてもわかりやすかったと私は思います」と解説してくれています。
男を下げた造反議員に対しては、「亀井や綿貫なんつーのが、偉そうにTVなんかで言ってるけど。 結局、変人宰相さんを担いで、衆院も参院も選挙やったんでしょ。 総裁にだって選んだんでしょ。 認めないんだったら、その時に自由民主党を離れるべきであって、今頃になってでかい口叩くいわれは無いと思うんだけど。小泉は少なくとも、ずっと『郵政民営化』は唱えてたわけだし。確か自民党のマニュフェストにも乗せたんだよね」(by「徒然なる日々」さん)とか、「大体、総理に祭り上げておいて公約実行はダメ、でも政治的空白は困るから解散は思いとどまってくれなんて、虫の良すぎる話ですよ。分かってて自分達が選んだ人なのだからさぁ~」(by「Slowlearner」さん)という声が目立つのです。
あるいは、「ロンドン投資銀行日記」さんのように、「亀井静香氏など国民の聞きたいことしか言わない無責任な発言を繰り返す政治家が支持される世の中にさすがに頭にきた。政策はマジックじゃないんだから、何かを達成しようとしたらコストもかかるしいいところ取りはできないんだ」という意見もあります。
なんか、テレビで展開されている評論とはニュアンスが違いますよね。
「備忘録 ランダムウオーク」さんは、「その国の政治はその国の民のレベルに応じる、なんか、テレビを見ていて、民のレベルを落としめているのは、マスコミ各社みたいですね」と批判していますが、テレビというのは怖いメディアです。制作者の意図を超えて、視聴者にメッセージを伝えてしまう場合がありますから。
結局のところ、「獅子が吼える」さんが言うように、「テレビは、篠山紀信の“激写”以上にうそをさらけ出すメディアだ。にわか正義や弱者擁護はウス笑いやカラ元気の下から、化けの皮がはがれて見える。
小泉首相は、その点、一枚も二枚も上手だ。イメージの時代の政治家は、TVの前の『自分の値段』をもっと知悉する必要がある」ということなのかもしれません。
実際問題として、小泉首相の真意はともかくとして、彼がやってきたことを、政策論的に分析すると、「いい国作ろう!『怒りのぶろぐ』」さんが以下のように言っているような感じだと思うんです。
小泉政権が発足以来、政治の中で格闘してきたもの―それは、旧来の政治システムだった。国民の前に新たな政治・統治システム構築の兆しをもたらし、不十分とはいえ「改革路線」という共通認識を広めた功績は大きい。郵政民営化という困難への挑戦がなかったら、多くの国民にも「構造改革」とか「財政改革」「行政改革」といったことも知られないままであったかもしれない。そして、派閥政治からの脱却を目指し、守旧派勢力の政官癒着、政官業構造の破壊に挑んだことも、重要な功績であると思う。「自民党をぶっ壊す」というのは、そうした守旧派達によって延々と続けられてきた派閥政治、権益優先の政治の打破を意味しており、それが今現実に行われようとしているのである。今回の選挙はそういう重要な意義が含まれているのである。
たまたまなのかもしれませんし、じつは背後に経世会潰しがあったのかもしれませんが、これまで小泉首相が目指してきた方向は、確かに「旧勢力の駆逐」であった感じがします。「よろずもめごと論」さんもこう言っています。
この選挙は「郵政民営化」の是非などという目先の問題を問うべき選挙ではない。自民党によって「改革」を続けるか、与党を変えて「癒着の構造」を解体するかを選択するべき選挙であろう。小泉首相の最大の功績はその公約どおり「自民党をぶっ壊し」、選択の機会を国民に提供したことである。これは有権者にとって最後のチャンスだ。9月11日、心して投票にのぞみたい。
いずれにしても、有権者の皆さま方、今回の選挙には大挙して投票にいきましょう。9月11日の一大イベントが楽しみです。
(読者の皆さまへ)先週金曜日、全国有力書店におきまして、「最新版 投資戦略の発想法」(アスコム)の発売が開始されました。2001年2月に発刊された11万部のベストセラー「投資戦略の発想法」を、近年の時事問題を踏まえた上で全面改訂したものです。投資に興味のある方は是非ご一読ください。 尚、DVD版「木村剛の投資家入門」(DMDJAPAN)も好評発売中です。
2005 08 17 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック
8月10日、西武鉄道は当初の再建案を断念し、持株会社の設立を柱とする新しいグループ再編策を発表した。持株会社の形態であれば、鉄道事業における安全運行を確保するために最適な現行の管理体制を維持できるほか、収益責任を明確化しながら、各事業の特性を踏まえた円滑な運営ができるという。
銀行団の支援を受けた西武グループ経営改革委員会が三月末に打ち出した再建案は、西武鉄道の筆頭株主であるコクドのうち資産管理会社を分離し、残った事業会社とプリンスホテル、西武鉄道の三社を統合するというものだったが、事実上白紙撤回された格好だ。
もともと、課題山積のコクドとプリンスに、財務内容が健全な西武鉄道を統合させることに対しては、株主から厳しい批判が寄せられていたし、事業カルチャーが全く異なる組織体を無理やり一緒にすることの合理性についても疑問符がつけられていた。
そういう冷静な視点からみれば、「苦肉の策」などと傍観者的に皮肉るのではなく、素直に「正常化への第一歩」と敬意を表するのが、現場で真摯に格闘する実務家に対する最低限の礼儀であるようにも思う。
とはいえ、難産の中で強引にまとめた当初案を白紙撤回するのだから、後藤高志社長の心中は察するに余りある。出身母体の意向と正面衝突しかねない蛮行でもあるからだ。
見事な復活を遂げつつある銀行団が近視眼的に株主利益を無視した横槍を入れるとは思わないが、個々の局面では心ない誹謗中傷もあるだろう。
実際、そういう筋からの発信かともみられる憶測記事が流れ始めている。
例えば、「コクドとプリンスが債務超過なので、持株会社方式を採用する」という解説がもっともらしく報道される。記者会見の席上で後藤社長は「全く事実と異なる。両社は実質的には資産超過会社であり、極めて遺憾だ」と真っ向から反論したが、これを大々的に取り上げた記事はみられない。
出身母体との関係から、「後藤は銀行から送り込まれた管財人だ」とか、「西武グループは実質的に銀行管理状態にある」という事情通のコメントも流布している。後藤氏は「これも事実と異なる。2月1日に西武鉄道の特別顧問に就任して以来、西武グループの一員として役職員と心と力をあわせて一心不乱に取り組んできた。送り込まれたというのは、私の心情に合致しないし、銀行管理状態でもない」と反発しているが、これに対しても好意的な受け止め方は少ない。
経営者は弁舌ではなく、結果で評価されるべきもの。後藤社長による今回の経営判断は結果によって厳しく査定されるだろう。
それにしても、傍観者が勝手に憶測して、闘士の戦意を挫くことに何の意味があるのだろうか。この国は、挑戦者に対しては、温かく見守りながらも、結果を厳しく評価するというマナーすらない。憶測で厳しくコメントすればいいというサディストが多過ぎる。
発表によれば、〇六年三月末までに持株会社を設立し、〇九年までには上場を果たすという。憶測ではなく、その成否で後藤社長の経営を評価したい。
(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に8月15日に掲載したものです。
フィナンシャルジャパンONLINEでは、8月10日の西武鉄道の後藤高志社長の記者会見の模様を動画で配信しています。
2005 08 16 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「あ〜ぁ、郵政法案が参院で否決されちゃったので衆院解散ですって・・・」(by「てけとぉな blog」さん)という展開になって、「呉越同舟排除解散!踏み絵解散!」(by「くまさんの自立」さん)に突入した永田町ですが、こんなに熱い政局はあったでしょうか? もうフィーバー真っ最中と言う感じですね。もっとも思いは様々です。
「方向性の見えない選挙になりそうですね」(by「grounder」さん)とこぼす方がいれば、「謀反議員の公認取り消しはどうなんでしょうね。僕的にはいまいち納得できません」(by「和ちゃんブログ」さん)と批判する声もあります。また、「政権交替で利権構造に風穴が開けばいい」(by「時事を考える」さん)と民主党に期待を寄せる人々もいます。
それにしても、「執行部の自爆テロ?!」(by「BLOGの恥は書き捨て」さん)には少なからぬ方々が衝撃を受けたようですね。「The GLPC」さんは、「小泉首相は『自民党をぶっ壊す』、といって首相になったが、こういう形で公約(?)を実行しようとは思っても見なかった」と述べていますし、「イッシぃーblog」さんも、「『結党50年』と言う節目の年に『自民党をぶっ壊す!』と”いい意味で”意気込んでいた小泉さんは、皮肉にも違った形で自民党を『ぶっ壊す』事になってしました。今度の選挙は9月11日投票が有力です。そう、あの『セプテンバーイレブン』です」というトラックバックを寄せてくれました。
実際、解散を決めたときの小泉首相の記者会見は迫力がありました。あそこで、ガリレオ・ガリレイが出てくるか!!!???・・・さすがに天才です。「Shingo-Da!com | 気まぐれ?!思考」さんもこう述べてくれました。
あそこで「ガリレオ・ガリレイ」が出てくるとは・・・「変人」以上?!となったら「天才」なのか?? でも、否決され、官邸をでる時のすっきりした笑顔、臨時閣議の前室でのあの勇ましい顔が印象的でした。「国会で否決されたので、国民に信を問う」潔いですよね。自民党結党50年、終戦60年の熱い夏の選挙になるのは確実ですね。なんか・・・こうなるんだったら、総裁・総理に選ばなければ良かったのに・・・何年か前の「ブッ潰す!!」が現実になった感じですよね。
まあ、是非はともかく、「【人生再起動】日吉町電停前 BLOG」さんが言うように、「解散の方向が決定的になった後、政治家諸氏の発言が、妙に立派に聞こえます。反対派も賛成派もです。中には、相変わらずの人もいますが・・・」ということで、政治の季節がやってまいりました。いずれにしても、「日本の将来について国民に選択する機会を与えてくれた小泉純一郎 首相には、すこし捻くれた表情で『ありがとう』と申し上げたいところです(笑)」(by「たけくらべ」さん)というところでしょうか。
マーケットはと言えば、「今日の一押しニュース BLOG!!」さんが「昨日の郵政民営化否決という株価上昇懸念を乗り越え本日、日経平均は12000を無事に突破しました。ほとんどの銘柄の株価は上昇し。中にはここ数日で3割も高くなった銘柄もあります」と書いていらっしゃったように、今回の解散は「買い」要因になりました。
「Espresso Diary」さんのように、「焦点は外国人の売りです。規制緩和を進めてきた小泉&竹中路線が終わるとなれば、外国人が日本経済を見る目は厳しくなる。民主党は、高速道路の無料化などを言ってますから、道路公団の民営化そのものが吹き飛ぶ可能性だってある。私は日本人と外国人との間で温度差があるように感じています。小泉&竹中路線に対して外国人の投資家は肯定的だし、日本人は厳しい」ということで、株安・円安などのリスクを懸念する声が結構あったのですが、今のところは、株高・円高という展開になっています。そのあたりの背景については、「大西宏のマーケティング・エッセンス」さんが以下のようにまとめてくれました。
いずれが勝っても日本が大きく変わるとは一部の人以外は誰も思っていないので、政局が不安定になると株価が下がるという予想が大きく外れ、日経平均株価も上がりました。きっと、これで自民党も掃除が進みスッキリするだろう、政治ショーは小さなるつぼの中の嵐であって、経済にとってどうでもいいよという市場の判断ですね。
はてさて、マーケットは今後どういう展開を示すのでしょうか。そのためにも、小泉首相の性格を熟知していないといけないという気がします。「占いであそぼ!」さんは、占星術で診断してくれています。
小泉首相の社会的な顔を表す太陽は山羊座。こころを表す月は乙女座。まじめで堅いところがあり、自分をしっかりコントロールできる人です。・・・現在、空をめぐる天体を見てみると、小泉首相のこころを表す月に、空をめぐる冥王星が強い影響を与えています。周りの人の理解を得られず、孤独感を味わうことが多いようです。そのため、感情的になったり意地っ張りになってしまいがち。実は貴乃花親方の月も小泉首相と同じ乙女座後半にあります。
個人的には、今回の解散は、小泉首相が「感情的になったり意地っ張りになって」というよりは、練りに練って、考えに考え抜いて、という感じがしますが、それは本人にしかわからない話ですからね・・・。それにしても、こんなところに、貴乃花親方との共通点があったとは・・・。きっと、総選挙の後には、「(解散の)痛みに耐えて、よく頑張った」って言うんでしょうね・・・。
(追伸)フィナンシャルジャパンオンラインでは、今回の衆議院解散総選挙について、3人の衆議院議員(自民党の河野太郎、菅原一秀議員、民主党の古川元久議員)に緊急インタビューを敢行しておりますので、是非ご視聴下さい。
http://www.financialjapan.co.jp/extra/kaisan/
2005 08 15 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
林文子 ダイエー会長 × 西川りゅうじん 氏 マーケティングコンサルタント 【フィナンシャルジャパン 8月号掲載分抜粋】
小売りに奇策奇略なし。「商品ありき」の前に、まずは「人ありき」
フォルクスワーゲンとBMWにおいて、「人間再生」で企業を活性化してきた手腕を買われ、産業再生機構からダイエー再生の切り札として白羽の矢を立てられた林文子さん。
「個」に向いてこそ小売り。今後は、263分の1のお店を意識した店づくりに着手する。
お客さまの信頼を勝ち取る対応力があれば、何をどのようにお客さまに提供すればいいのかは自ずとわかるというもの。売り上げも自然とついてくる。
だからこそ、基本としての人間対応力やコミュニケーションを継続的に培う仕組みづくりが最重要課題となる。
ダイエーの「人間再生」への林さんの挑戦が今始まった。
「ダイエーが好き」と言われる店を目指せ
西川 私が一番お伺いしたいことは、「林さんはダイエーを最終的にどんな会社にしたいとお考えなのか」ということです。林さんは今、最も注目される経営者ですから、毎日のように「この厳しい競争の中で食品スーパーを100店もやれるんですか」などと聞かれると思います。
でもそういうことよりも、林さんが目指されているところが大事だと思う。これから林さんがやろうとしていることは、会社全体を引っ張って、働く方々はもちろん取引先や消費者、ひいては日本の国全体を活気づけるようなお仕事になると思いますから。
林 私は、「会社も仕事も人がすべて、人が原点なんだ」と考えていますから、それを証明したいという気持ちが強くあります。私がいた自動車販売会社でもダイエーでも、ずっとCS(カスタマーズ・サティスファクション=顧客満足)を言い続けているのは、トップはそれが具体的にどう現場で実現されているかということに「関心が足りなかったんじゃないか」と少し感じているからです。
西川 まず商品、製品ありきなんですね。
林 輸入車の業界は、特にそうです。よって立つ視点が最後の最後には、製品に行ってしまう。私なりに闘って、「人が原点なんだ」と言い続けましたが。
西川 流通業界も同じかもしれません。どこも売っている商品に大差がない。品揃えや価格はとても大事ですが、ものすごく他の店と違うところがあるかというと、そんなに変わらない。
百貨店もそうですが、GMS(総合スーパー)もメーカーへの場所貸しになり下がっているケースもあります。もっと売れる新商品はないのかと、モノの部分ばかりに目が行き過ぎているところがあります。
林 誰にも「私、あのお店が好きなのよ。あのお店の人が好きなの」というごひいきの店があると思います。私の場合は、近所の串揚げ屋さんですが、ちょっと疲れると行きたくなります。雨の日が続くと、「客足が遠のいているんじゃないか」と気になって、行ってあげたくなります。
これは、経営者が言う言葉ではないかもしれませんが、「ダイエーが好き」と言ってもらえるお店にしたい。それが私のつくりたいお店の最終形です。そこまでお客さまと店員さんの間を深掘りできるかどうかが、私のチャレンジテーマです。
西川 お客さまに気にかけてもらえるお店ということですね。
林 スーパーマーケットはお客さまに素晴らしいほど密着しています。私がダイエーに行くとなった途端に、お会いする方がみなさん、「こうやったほうがいい」「こうしてちょうだい」とにわか指南役になります。それは消費者の目で、「自分が利用しているダイエーはこうなってほしい」という願望なんですよ。これにはすごく驚きました。
人に会うと、それだけで話題が尽きません。「応援してるわよ」という話から始まって、その次にああだこうだと言い、ワーッと文句も出てきます(笑)。
小売業は「個売り」 263分の1の店づくり
西川 私もダイエーの地元の神戸出身で、子供のころからダイエーで買い物をして、家族でも行きましたが、やっぱり好きでした。
そのころのダイエーは今と違って「安さ」で他と差別化できていましたが、それだけじゃなくて、にぎわいとか、そこにいるお客さまや店の人とかが、みんな面白かった。今はお店もいっぱいあるし、もう価格だけでは勝てません。そういう意味では、「人」の部分がやはり重要になってきますね。
林 本当ににぎわうお店、売れるお店というのは、人が多いだけではなく、売り場で声が飛び交います。お客さまと働いている方が声をかけ合う。そうなると、一対一のつながりになります。そういうお店をつくりたい。今日も店舗を統括する役員に、「絶えず263分の1のお店、“1”を意識することがすごく大切です。もうお店をエリアや業態で括ることもやめてほしい」と話しました。ダイエーの店舗は263店舗ありますが、一人ひとりに人格があるように、一店一店を見つめ、一店一店のお客さまを見る必要があります。
西川 ダイエー全体という視点ではなく、お客さまのほうから見るということですね。
林 そうそう。その地域のお客さまを見つめて、一つひとつのお店がどうやればピタッとフィットしていけるかを考えていったら、それが結果的に全体最適になるんです。私は、もっと「個」から積み上げていくことが大事だと思う。
小売業は“個売り”なんです。だから本部の人にも、「最強の現場があればいいので、本部は全部、お店の支援部隊です。原点に戻ってください。原点は強いお店づくりです」と話しています。
西川 トップがカリスマ化し過ぎると裸の王様になって、みんな上ばかり見ます。ダイエーはその典型でした。そこは変わっていくでしょうか。
林 私は「トップの気持ちはいつも現場の人と一緒だ」ということを伝え続けないといけないと思います。再生計画のプランをつくり、プレゼンテーションをすることは、トップが当然やらなければいけないことです。でも、お客さまから見たら「それ、何?」ですよ。
お客さまにとっての問題は、「お店に行ったら誰かの接客が悪かったとか、総菜がおいしくなかった」ということです。そこでクレームを言っていただくことで、お店は進化していきます。そのことを現場の人と同じようにきちんと受け止めないといけない。
だからダイエーのお話を産業再生機構からいただいたとき、「どうしたら立て直せると思いますか」と聞かれて、「一番先にやるべきことは、人の再生です」と申し上げました。
人が再生すれば売り上げは自然に増える
西川 小売業は人間産業以外の何ものでもない。産業再生より、まずは人間再生。「人間再生機構」としてダイエーを再生していただきたい。
林 企業再生に必要なのは、最終的には「人」であり、「人を再生すること」が企業再生になります。さらに言えば、「よりよく売ること」にもなる。私はフォルクスワーゲン東京という輸入車販売会社を、まさにそのパターンで再生しました。そのためにまずES(エンプロイイーズ・サティスファクション=従業員満足)を整えました。
西川 ESを高めることで、実際にフォルクスワーゲンの売上高を4年で倍増されていますよね。
林 ええ。結局は“コミュニケーション”なんです。モノを売る世界では、上司と部下の間に本当の信頼感と一体感ができると、モチベートされて、仕事に対する意欲が倍増するんだと思います。それで売り上げが伸びる。
西川 アナログ的に言えば、感動のウイルスですね。私の造語では、“流行性感動”。あるいは文化的遺伝子、ミーム(meme)という言葉もありますが、そんな遺伝子がワッと広がって、それが人間集団を活性化させるんですね。
林 活性化すると人は喜びを感じますから、生き生きと働きます。それが、「ダイエーが好き」と言ってもらえる原動力になる。生き生きとした人が売り場にいることが、売り上げ増につながるわけです。一番大切なのは、人間のそういう情緒的な部分です。「葉物の鮮度が悪い」と言われたら、鮮度をよくする工夫をするしかない。
小売業に奇策奇略はありません。これから既存店に600億円を投じて改装を行いますが、人こそがカギなんです。
西川 その通りだと思います。ダイエーは、攻めには強いけれども、守りに弱いところがあります。借金して何でも買い込むというか、“地本主義”に走って、人や組織の視点が弱まっていました。
林 どこかで本業を見失ってしまったんですね。それが窮境になった原因です。日本には「失われた10年」というのがあるけれども、ダイエーにもまさに失われた10年という時期があった。
西川 ダイエーはパートタイマーの方々に支えられているわけで、現場で働いている人は林さんに期待していると思います。林さんは主婦でありながら男性社会の中で階段を上り、自動車販売会社のトップまで務められた。
林さんの存在自体が、「私も林さんになれる」あるいは「なれるかもしれない」と思わせるんです。
(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フィナンシャルジャパン」8月号に掲載したものです。
2005 08 14 [13. フィナンシャル ジャパン] | 固定リンク | トラックバック
こんにちは、リラックマにはまっている尾花典子です。これは、リラッコクマのフェースタオルです。
ちまたはお盆休みのようで、いつもより若干通勤電車も人が少ないような気がします。
今日は久しぶりに美容院に行きましたが、美容院滞在時間が約3時間強!かなり疲れましたが、雑誌をたくさん読みました・・・。
美容院にいくと、スタッフの方が持ってきてくれる雑誌って気になりませんか?!
今日は、「CLASSY」や「Oggi」や「JJ」を持ってきてくれたからよかったんですが、時々「女性セブン」などの女性週刊誌や「オレンジページ」、「くらしと健康」とかの時があって、ちょっと複雑な気分なんですよね・・。
先週はボーっと過ごしてしまいましたが、来週は気合を入れて仕事をしたいと思います!
さて、来週の「週刊!尾花広報部長」では、
「たけちゃんを探せ!!」についてアップしたいと思いますぅ!
今週、神部プロデューサーのディレクションのもと、仕込みが行われました。
たけちゃんって?? っていうのはもちろんゴー社長のことですぅ♪
これはちょっと前にあった会社のパーティーのゲームでかなりズルをしていただいたディオールのバックです。愛用しています(≧∇≦)
![]()
2005 08 14 [15. 週刊!尾花広報部長] | 固定リンク | トラックバック
3年連続で2桁増益
徹底したリストラが進められる中、輸出の拡大も追い風となり、企業収益は好調を続けてきた。日銀の起業短期経済観測調査(短観)6月調査によれば、2004年度の経常利益(全規模・全産業)は前年度比20.3%と3年連続で二桁の伸びとなった。05年度は同2.7%と伸びは鈍化するものの、4年連続の増益計画となっている。
(ニッセイ基礎研究所 シニアエコノミスト 斎藤太郎)
ただし、年度上期(4-9月)に前年度比6.7%減といったん減益になった後、下期に同11.4%とV字回復を見込んでいる点は気になるところだ。上期の減益については、昨年度までの高い伸びの反動による一時的なものに過ぎないとの見方もあり得るだろう。しかし、日銀短観の過去の例を振り返ってみると、厳しい事実に突き当たる。
減益確率は75%?
6月調査現在の短観(短観調査月が2,5,8,11月だった96年以前については6月調査を5月調査に置き換えている)で経常利益の年度上期、下期(10-3月)、年度計画が調査されるようになった84年度以降の例を見ると、今年度のように6月調査時点で上期計画が減益だったことはこれまでに8回。このうち、実際に上期実績が減益となったのは6回である。つまり年度を通して減益となったのも6回である。つまり、6月調査時点で年度上期が減益計画だった場合、当年度の実績が減益となる確率は75%と非常に高いのである。
しかも、最終的に減益を回避した2回は、前年度が減益だった場合に限られる。今年度と同様に前年度が増益だった2度のケースでは、いずれも最終的に減益となっている。
前年度が増益の場合、企業はそのまま当年度上期も増益が続くことを見込むことがほとんどだ。それにもかかわらず、減益計画になっているということは、企業が年度初めの段階で、すでに前年度までとは違う何らかの変調を認識していたということだろう。いずれの場合も下期の反転により年度では増益を見込んでいたが、実際には企業の期待通りにはならず、最終的に大幅な減益となった。一度方向が変わってしまうと、その流れはそう簡単には止められないということかもしれない。
01年度と同じ
もちろん過去の例が今回も当てはまるとは限らない。今年度と同じパターンは、直近では01年度だが、当時と現在とでは外部環境が大きく異なっており、単純な比較はできない。01年当時は世界的なITバブル崩壊により海外への輸出が急速に落ち込んでいた時期に当たる。現在、輸出は停滞が続いているものの、かろうじて横這い圏内に踏みとどまっている。
しかし、原油価格高騰に伴う原材料費の上昇は、すでに企業収益を圧迫し始めている。企業の計画では、原材料費の伸びは下期には鈍化する見込みとなっているが、原油価格の上昇はいまだ止まっておらず、さらなるコスト増をもたらす恐れもある。企業の下期V字回復の計画はやや楽観的と考えざるを得ない。
政府、日銀は企業収益について比較的強気な見方を示している。ともに05年度が4年連続で増益計画となっていることを重視しており、上期の減益計画はあまり問題とは考えていないようだ。しかし、ここで見たように過去の例を参考に考えれば、現時点での上期減益計画はそれなりの重みを持って受け止めるべきで、あまり軽視してよいものとは思われないのである。
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略歴
斎藤 太郎(さいとう たろう)
ニッセイ基礎研究所 シニアエコノミスト
京都大学卒業後、1992年日本生命保険入社。96年よりニッセイ基礎研究所。
担当は日本経済の分析、予測。
(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に8月15日に掲載したものです。
2005 08 13 [14. フィナンシャルi ] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。どうしても、日本の政局にばかり目が行ってしまいますが、他国でもかなり緊迫しているようです。私も毎日楽しみに読んでいる「為替王」さんの「ドイツは政権交代か」をご紹介しましょう。
欧州の経済大国ドイツの総選挙が9月18日に実施される予定です。ドイツ国内世論調査では野党の支持率が現政権与党を大きく上回っており政権交代もかなり可能性が高そうです。与党SPD(社会民主党)はやや左寄りで、労働者層を中心とした支持を受け、これまで約8年間政権の座についていましたが、ドイツの経済状態を見れば、失政であったと言って良いかも知れません。一方の最大野党CDU/CSU(キリスト教民主・社会同盟)はどちらかと言うと若干右寄りで小さな政府を目指しており、ドイツ国民の期待が寄せられている現状も肯けます。 興味深いのが税金や社会保障に対する与野党のマニュフェストです。ドイツの消費税(正確には付加価値税)は現在、16%です。日本の約3倍ですね。与党SPDは16%のまま維持することを掲げています。一方、野党CDU/CSUは16%から18%へ引き上げることを提案しています。そして、所得税については、SPDが高額所得者に対して上乗せを主張、CDU/CSUは逆に最高税率の引下げを主張。また、失業保険についてはSPDは財源は別としてとにかく給付を引き上げることを主張、CDU/CSUは負担する側の保険料率を引下げることを主張。と、主張がことごとく異なっているので見ていても興味深いです。 野党CDU/CSUは消費税増税を主張していますが、総合的に見ればとても現実的であり、私は野党に政権を任せた方がドイツ経済は活性化すると思います。現在の与党SPDの下で頑張ったとしても、どん底の状態にあるドイツ経済の回復はなかなか難しいでしょう。おそらく野党支持率が圧倒的に高いのも、ドイツ国民が同じように考えているからだと思います。
どの先進国でも、少子高齢化に伴う財政負担の問題は、政権運営に大きくのしかかってきています。国民に対して、「増税」という厳しい現実の選択肢をみせつけなければならない情勢となってきているのです。「為替王」さんは、「ひるがえって、日本の野党はどうでしょうか?・・・日本の野党は、国民の負担増やベネフィット削減を明示しないことを美徳とでも考えているのでしょうか。それが出来ない限りは、本気で政権担当する気があるとは見なされないままでしょう。ドイツの野党を少しは見習って欲しいものです」と厳しい期待を寄せていますが、日本の民主党はどうでしょうか。皆さんのご意見をお寄せください。
(読者の皆さまへ)先週金曜日、全国有力書店におきまして、「最新版 投資戦略の発想法」(アスコム)の発売が開始されました。2001年2月に発刊された11万部のベストセラー「投資戦略の発想法」を、近年の時事問題を踏まえた上で全面改訂したものです。投資に興味のある方は是非ご一読ください。 尚、DVD版「木村剛の投資家入門」(DMDJAPAN)も好評発売中です。
2005 08 12 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。先日、「将来のリスクとしてあり得るのは、ドル・ユーロ・人民元の三極通貨体制の中で、日本円がアジアのローカルカレンシーに成り下がるという悪夢のシナリオだ」と書いたところ、「孤独が好きな寂しがりやBLOG」さんから、「これは北朝鮮が日本にミサイルを打ち込む以上の悪夢と言える」というトラックバックをいただきました。
日本の「円」は強さを発揮している。この強さがあるからこそ、食料自給率がカロリーベースで40%、穀物自給率に至っては28%という低供給率・・・であっても「他国から買う」という選択肢が取れる。通常、経済が発展すればするほど、食料自給率を高めようとするのだが、日本の政治家・官僚(農水省か?)の方々にはそのような考えは無いらしい。 食料自給率を上げるという思考が無いなら、「円」の価値を維持し続けなければならない。「円」の価値を維持できないなら、食料自給率の上昇を図らなければ国内は混乱する。それは国防・治安維持の観点から見てもはなはだ拙い。生きた実証として北朝鮮がある。・・・将来的に「円」の価値が下がり、食料が高くなったら(買えなくなったら)どうなるのか。
私は、そういうことがないことを祈っておりますが、経済は生きものだけに、「絶対にそうならない」とも言い切れないところが辛いところ。いずれにしても、「通貨制度は経済の根本であり、それを抜きにして経済を俯瞰してみる事は出来ない。だが、それ以上に恐ろしいのは衣・食・住の供給不足だ。経済云々の前にこれが無いと人々はまともな生活を送れない。極論になるけれども、衣食住が供給されている、というのを前提にして、始めて為替や貿易といった経済活動を見なければならない、と思う」という「孤独が好きな寂しがりやBLOG」さんのご指摘は重要だと思います。
そこで、関連情報として、「日本の円は高度経済成長やバブルによって主要貨幣へとのし上がり国際通貨として採用された。しかし、近年、日本経済の長期的な低迷や金融システムの不安などから円の国際的な地位が相対的に低下してきており、外貨準備でのシェアが低下し、利用度が落ちてきている」と描写している「今日のおもしろニュースBLOG!!!」さんの知見もご紹介しておきましょう。
中国の経済成長は今や世界の注目の的である。広大な国土を持ち、世界一位の人口を誇る中国。経済成長のスピードも驚くばかりである。ウィークポイントであるあの傲慢さと共産主義における経済圧迫が改善されれば、世界の主要経済国になる日も近いだろう。日本が経済的に追い越されるのも時間の問題である。元々、分散投資の観点から3極通貨体制の方が安定である事から円が国際通貨として仲間入りできたのであり、分散投資論で考えればアジアに二つの通貨はいらないと考えられないだろうか? だとしたら、円か元、どちらか一方が採用されるべきだ。
う~む、それにしても、「中国に日本が経済的に追い越されるのも時間の問題である」というのは、そこにある事実であるとは言え、あまり認めたくない、結構ショッキングな現実ですよね。そういう風に考えていくと、ポートフォリオの一部に外貨資産を持っておこうかなぁ、という感じにもなってきます。
そこで、「外貨運用をしよう!」ということで、先進国の国債に分散投資して毎月分配する投信、いわゆる「グロソブ」を投資対象として選んでいらっしゃる方々が増えているようです。ただし、焦りは禁物。まずは、ゆっくりと深呼吸して、「国家破綻研究ブログ」さんが書いた「グローバルソブリンの注意点(1)」をよく読んだ上で、投資の実行を決心するようにしましょう。
ソブリン(ソブリン債券)とは、「各国政府などが発行する債券」の総称で、一般的には「(外国)国債」です。このファンドの場合は、主要先進国の中で信用力の高い国です。信用力の高い国の国債に分散投資している投資信託ですので、安定運用の海外債券ファンドです。ただし、この商品は為替リスクのヘッジを行いませんので為替変動の影響を大きく受けます。そしてもちろん、金利変動の影響も受けます。このファンドは、毎月分配が人気の秘密です。設定以来の毎月の分配金を欠かしたことがありませんし、最近は1万口に対して毎月40円で変動がありません。
という金融商品なのですが、「国家破綻研究ブログ」さんは、①運用手数料が高い、②それ以前の問題として、運用が稚拙、③新規の投資資金流入により、これらの問題が基準価額に反映しない、という3点に関する懸念表明していらっしゃいます。
いずれにしても、投資は自己責任です。よく勉強してから、投資実行を決断するようにしたいものです。
(読者の皆さまへ)先週金曜日、全国有力書店におきまして、「最新版 投資戦略の発想法」(アスコム)の発売が開始されました。2001年2月に発刊された11万部のベストセラー「投資戦略の発想法」を、近年の時事問題を踏まえた上で全面改訂したものです。投資に興味のある方は是非ご一読ください。
この本の本当の副題は、「ホリエモンになりきれないあなたも、ゆっくり着実にお金持ちになろう」――です。ホリエモン騒動の描写も冒頭に出てきますので、お楽しみに。
2005 08 11 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。先週末より、「最新版 投資戦略の発想法」が全国有力書店で販売が開始されましたが、「猫の法学教室」さんから「中学生に薦めることができる本、高校生の教材に適した本であれば、私にも理解できるかもしれません。購入しようかと思います」とのこと、お買い上げありがとうございます。「なまけもの投資で資産は倍増するか?」さんからも、「投資戦略の発想法 が発売されました。週末に買ってゆっくり読むつもりです」とのお便りをいただきました、じっくりとお読みいただければ幸いです。
この本には私なりの強い思い入れがありまして、「『投機』と『投資』の違いを説明できない人は、迷わずこの本をどうぞ」(by「Jun Seita’s Web」さん)とか、「以前から、『おすすめのマネー本はありますか?』と聞かれた時には嘘偽りなく『木村剛の投資戦略の発想法』と言っていたので、私も非常に楽しみです」(by「俺と100冊の成功本」さん)と言われると、本当に著者冥利に尽きると感じています。
今回は、本はどうも苦手という方々のために、DVD版の「投資戦略の発想法」をご提供しています。全20講座で、DVD5枚組のセットになっている「木村剛の投資家入門」(DMD Japan)も是非お試しを。ご興味のある方は、コチラをクリックしてみてください。
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2005 08 10 [10. 投資戦略の発想法] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。生活実感として、値段が上っているように感じられるものがポツリポツリと増えてきました。ガソリンなんかがその好例なのですが、「Espresso Diary」さんは、「レギュラーが136円。ハイオクが148円です。クルマで松本に来られる方は、参考にしてみてください。ご自宅の近くで満タンにしてから来た方が得なのか?それとも信州に来てからガソリンを入れた方が得なのか?」というお便りを送ってくれました。
ガソリンが136円ですか~ぁ。結構、高い値段になってきましたね。もっとも、そのお便りの中で面白く読ませていただいたのは、プロパンガスに関する記述です。「10年以上前ですが、コーヒーの焙煎に使用していたプロパンガスの価格を見直そうして驚いたことがあります。ある燃料業者さんに見積もりをお願いしたんですが、断られてしまった。その理由は、『毎月、燃料業者の集まりがあるから、客を取った取られたという話になるので出せない』でした」というのですから・・・。さすがに談合体質ニッポンですね。まぁ、10年経っているので、そんなことはもうなくなっていると信じたいですが、ニッポンのことですから、どうなのか分かりませんねぇ。
それでは、本日の最後を締めくくるために、「Espresso Diary」さんからの「投資」に関する至言をご紹介いたしましょう。
ガソリンを給油するのは、投資と同じことだと思います。これから走るコースをイメージして安い場所で給油するよう心がけたり、あるいは値上げの前日に満タンにしたいと考えるのは、ごく当たり前のことです。クルマが走るときには、事故に会う可能性もあるし、渋滞だってある。だから多くの人は天気予報や道路情報を見たり、オイルの色を確かめておいたりするわけです。それと同じように、原油の値段や、為替や、金利を眺めておいて、どういう道を自分のお金に走らせたら良いか?それを考えるのが投資です。・・・大切なのは、天気や気候を知るように、地理や歴史、とくに金利、為替、原油などを調べることです。そして、その材料は、とても身近なところにある。近所のガソリン・スタンドも、そのひとつですね。
(読者の皆さまへ)先週金曜日、全国有力書店におきまして、「最新版 投資戦略の発想法」(アスコム)の発売が開始されました。2001年2月に発刊された11万部のベストセラー「投資戦略の発想法」を、近年の時事問題を踏まえた上で全面改訂したものです。投資に興味のある方は是非ご一読ください。
この本の本当の副題は、「ホリエモンになりきれないあなたも、ゆっくり着実にお金持ちになろう」――です。ホリエモン騒動の描写も冒頭に出てきますので、お楽しみに。
2005 08 09 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「イッシぃー loves blog」さんも、「さて、最近の話題独占事項は『郵政民営化』の『採決いつですか??』って事ですね」と述べていますが、郵政民営化法案は一体全体どうなるのでしょうか。ふわふわそわそわ、わくわくどきどき、あせあせひやひやのドラマティックな1日になることでしょう。
それにしても、この問題に関するマスコミの論調は、この問題の本質を捉えているようには思えませんでした。法案の枝葉末節に「政策論」的な意味合いはそれほどないにもかかわらず、妥協したとか、後退したとか、・・・不良債権処理を狙った「竹中プラン」を「骨抜き」と称した3年前と変わらない浅薄ぶりです。
もっとも、本件はすでに「政争」であり、「政策論」からは、遠い状況になってしまいました。私は「財政赤字問題を直視する良い契機になる」という意味で「賛成」の立場ですが、現状をみると複雑な思いがします。
個人の人間関係でもそうですが、ひょんなことから、修復できない対立に追い込まれることはよくあることです。しかし、それが国家レベルで、しかも、政策論とほど遠いところで発生するということに人間の業の深さを感じます。
小泉首相に同情して論じるのなら、自民党総裁選で3回、マニフェストを掲げて2回、郵政民営化に関しては「信認」を問うたにもかかわらず、身内の自民党で反対するとは何事か、という気持ちは人間として分かります。しかも、反対派は、「政策の中身ではなく、政治手法の問題だ」というのが最初の狼煙だったのですから、「だったら、俺を選ぶなよ~」と言いたくなるんじゃないでしょうか。
民主主義は、その国の国民のレベルを超えることはできない――その冷徹な事実が私たちの眼前で繰り広げられている今日この頃です。
(読者の皆さまへ)先週金曜日、全国有力書店におきまして、「最新版 投資戦略の発想法」(アスコム)の発売が開始されました。2001年2月に発刊された11万部のベストセラー「投資戦略の発想法」を、近年の時事問題を踏まえた上で全面改訂したものです。投資に興味のある方は是非ご一読ください。
この本の本当の副題は、「ホリエモンになりきれないあなたも、ゆっくり着実にお金持ちになろう」――です。ホリエモン騒動の描写も冒頭に出てきますので、お楽しみに。
2005 08 08 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
トヨタファイナンシャルサービス社長 尾﨑英外
(6月21日発売のフィナンシャルジャパン8月号抜粋)
世界的な金融の潮流変化
1996年に金融ビッグバンが打ち出された当時、私はトヨタの財務部門にいました。橋本内閣が打ち出した六大改革のうち、一番興味をもったのは金融改革のプログラムで、財務部門のみんなで何回も読み返しました。経理や財務をやっている立場から見ても、「フリー、フェア、グローバル」という改革の精神は素晴らしいと思いました。
この改革プログラムは、銀行だけでなく、証券や保険の分野でも諸々の規制改革を打ち出しました。日本の金融マーケットを一層国際化し、21世紀の日本の経済や社会構造に対応した金融システムづくりを目指したわけです。その中でオープンで、透明性があり、顧客本位の金融システムが実現する時代が来れば、我々にも何がしかのことができるのではないかと、思いました。
従来からトヨタは自動車ローンなど金融サービスを提供してきましたが、日本では、つい最近まで個人向け金融は法人に比べ軽視されていたと思います。金融緩和になると銀行も低金利の個人向け金融をやりますが、金融引き締めになると優先度は産業金融に向かいます。だから、自動車会社が自らの責任で、車を買いやすくするために、なるべく市場環境に左右されることなく安定した自動車ローンを提供していたわけです。
トヨタファイナンシャルサービス(TFS)を設立した2000年7月には、すでに世界18カ国で自動車金融のネットワークができていました。金融ビッグバン当時は13カ国ほどでしたが、それから3年で資産も4兆円に急増しました。金融には自動車会社とは異なるリスク管理やバランスシートのマネジメントが必要なため、TFSを設立し、その下に世界各地の金融会社をまとめる資本の再編成を行ったのです。
ちょうどその頃、ヨーロッパでもアメリカでも、個人向けのユニバーサルバンキングが急速に進みました。もともとヨーロッパはユニバーサルバンキングですが、本当の意味での個人に対する金融サービスが一気に拡大したわけです。銀行や既存金融機関がユニバーサルバンキングに手を広げ、例えば欧州では保険会社が自動車保険のお客さまに、当然のように自動車ローンも勧めるようになりました。
そういう状況を考えると、自動車金融会社も自動車の金融だけをやっていればお客さまに喜んでもらえる時代ではなくなって来ました。我々も、さらにお客さまに喜んでもらえるように事業を拡大する必要があります。
そこで一番身近な保険から徐々に事業を広げていきました。我々は日本の金融ビッグバンをそういう形で受けとめたわけです。
“トヨタの金融”というブランドをつくる
トヨタは日本で高いシェアも持っていますから、そのお客さまに我々の金融ネットワークを広げることによって、強いて言えば、それがまた車のお客さまのネットワークの拡大にもつながるような姿を目指そうとしました。車のお客さまとのコンタクトを深めることに貢献しながら金融事業を拡大していくことを考えたわけです。
そのために何をすべきかを議論し、たくさんのお客さまの声や販売店の声を世界中で聞きました。そこで得た結論がクレジットカード(TS CUBICカード)です。もともと日本では提携カードを出していましたから、これを自前化して、クレジットカードを一つの柱に据えてやろうと2001年春に自社カードの発行を始めました。
カード以外の金融サービスは、正直に言うと、やっているうちにだんだん広がったものです。金融サービスをやるからには、個人のお客さまに喜んでもらえる、生活を応援できるような健全な金融がいいという話をいつもしていました。その中で、どう考えても日本で、21世紀に最も大事になる金融サービスは長期の資産形成サービスだと私たちは結論づけました。
少子高齢化の時代には、個人の金融資産はアメリカ並みに長い時間をかけて貯めていくことが必要です。長年勤め上げた退職金で金融資産を持つという時代ではなくなっています。長い時間をかけて貯めるとなると、それに適したものは投資信託や社債です。個人が株式投資で資産をつくることは、たやすいことではありません。
そこで長期所有を前提とした投資信託と社債を扱う証券会社(トヨタファイナンシャルサービス証券)をつくりました。周囲の理解を得るのは大変でしたが、徐々にそういう方向に事業を広げてきたわけです。その意味では、とても自然な形で金融サービスを広げてきたと思います。
カード以外の金融サービスでは、日本にはなかった、本当に個々人の立場に立った金融サービスの提供を目指しています。それがカスタマーファーストです。
ゼロからスタートしたカードのコールセンターもようやく軌道に乗りました。最初は不慣れで、「トヨタなのに、そのもたもたした対応は何だ!」とお客さまから怒られました。これではだめだとわかって、女性オペレーターにサービス向上に役立ついろいろなサークル活動を自主的にやっていただくことによって、お客さまへの対応力が高まってきました。
やはり現場のフロントラインの人たちが会社のカルチャーや会社の目指しているものを理解して、その人たちが「自分が会社を代表してお客さまへのサービスを行っている」という意識を持っていただかないと、何事もうまくいきません。
こうした活動は、実はアメリカから提案されたものです。アメリカでクレジットカードの議論をする中で、最後には、TFSグループのブランドとは何かという議論になりました。そこで、「広い意味でのブランドはトヨタだが、“トヨタの金融”というブランドをつくるには、やはりお客さまとの約束を守り続けて、約束を守る会社だと思われるようにすることが大事で、それを我々のブランドにしよう」というアイデアが出ました。
それで「A brand is a promise」という活動をアメリカから始めました。全米に30支店と3つのコールセンターがありますから、教育施設を搭載したトレーラーをつくり、それで支店を回って、2日とか3日コースの「A brand is a promise」研修をやりました。
現在、30カ国・地域に金融会社がありますが、みんながアメリカの例を見て、同じ活動に取り組んでいます。プライベートバンキングをやっているわけではないので、「お客さまとの約束を守っていく」ことをブランドのアイデンティティにしたわけです。
(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。
2005 08 07 [13. フィナンシャル ジャパン] | 固定リンク | トラックバック
こんにちは、獅子座AB型の尾花典子です。最近暑くなってきましたね・・・。っていっても例年よりはかなり涼しい気がしますが・・・・。夏生まれなんですが、暑いのは結構弱いんですよね~。
私はお掃除があんまり得意ではないのですが、お料理は大好きです。最近は冬瓜を使ったスープに凝っていて、今日は中華風にしてみました!冬瓜はビタミンCやカリウムを含んでいて利尿作用があり、夏の疲れた体にはとってもいいそうです♪
今日の午後は銀座までいったついでに、ちょっと疲れていたので、久しぶりに足裏マッサージに行ってきました♪
「烏来」というお店で赤坂にあって以前から気に入っていたのですが、銀座にも支店ができて、時々疲れたときには行くようにしています・・・。遅くまで営業していて便利なんですよ。
今日は足裏マッサージとハンドマッサージにしましたが、お店の人に「手がやわらかくてきれい!」とほめられて、ちょっとよい気分(*'ー'*)で帰途につきました♪
先週は「フィナンシャル ジャパン」の今月号の校了で、ゴー社長も"フィナンシャルジャパンウィーク”でしたが、来月号から内容もさることながら、表紙もリニューアルされます!近いうちに表紙だけでもこちらでご紹介したいと思います♪ 是非期待してくださいね。
来週の土曜日は東京湾大華火祭なんです♪うちのベランダから見えるんです・・・、ちょっと音はうるさいけど楽しみです!
2005 08 07 [15. 週刊!尾花広報部長] | 固定リンク | トラックバック
今週の丸善丸の内本店 壹岐直也副店長がお薦めする本です
「ギャン理論 ~最後まで勝ち抜いた男が遺した究極の相場理論~ 新版」
青柳孝直・著
総合法令出版刊
定価2520円(税込)
本書は、20世紀前半のアメリカ相場界において、驚異の勝率を誇った伝説の相場師、W.D.ギャンの生涯とその相場理論に迫ったものである。
生涯を通じて9割超という勝率を維持したギャンは、数多くの名言と相場理論を「ギャン理論」として現在に残している。
それは一般的には難解とされるが、ギャン理論研究の第一人者である国際金融アナリストの青柳孝直氏が、現代日本人の理解を助ける配慮をしながら本書を書き下ろしている。
特にギャンの「相場をする時の心構え」や、「テクニカルに関する28ヵ条のルール」といったものは、相場に臨む者は是非おさえておいてほしい内容のものである。
現在は株式運用を始めとする資産運用ブームとも言える状況であるからこそ、情報に振り回されることのない、付け焼刃でない自らの相場スタイルを確立する必要がある。その上で、生き馬の目を抜くといわれた相場の世界で最後まで勝ち抜いた男であるギャンの相場理論は無視できないものとなっている。
(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に8月1日に掲載したものです。
2005 08 06 [14. フィナンシャルi ] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。皆さん、お待たせいたしました。ようやく「最新版投資戦略の発想法」が昨日書店に搬入されまして、本日店頭に並ぶ段取りとなりました。「まーねこのひとりごと」さんから、「木村剛さんの新版『投資戦略の発想法』をアマゾンで予約できないか、と検索してみたが、どうもでてこない。で、ブログを読むと、内容の吟味に時間がかかって出版が遅れる、とのこと。そういう理由なら納得である。・・・良著が出てくるのを楽しみに待っています」とトラックバックをいただいておりましたが、夏休みにじっくりと読む一冊として、何とか間に合うタイミングで出版できました。出版社のアスコムさん、ありがとう~~。
「Jun Seita’s Web」さんからは、「この本は、資本主義の世の中で生きていく上で、必須の書である。『お金』に対する客観的つきあい方を、これほど端的に教えてくれる本は無い」という過分なお褒めの言葉をいただきました。「dreammind」さんからも、「僕が投資に興味を持ち出したころ、この本を読みました。それまでは投資イコール博打のイメージを持っていて食わず嫌いでしたね。でも資本主義である以上、お金とは何かとか投資とはというのは知っておくべきだと意識させてくれたのがこの本です」というトラックバックをいただき、本当に筆者冥利につきます。
「購入する予定です」と書いてくれた「なまけもの投資で資産は倍増するか?」さん、是非、買ってください。よろしくお願いします。
この「最新版 投資戦略の発想法」は、私にとって、最も大切な著作である「投資戦略の発想法」(2001年、講談社)のリニューアル版です。ちなみに、「Jun Seita’s Web」さんからは、以下のようなご質問もいただきました。
高校生位の年齢層を対象に、この本を教材にした授業が行われれば、その後数年間に訪れる様々な人生の選択肢に客観的視点を与え、若者層の日本経済に与える影響を良い意味で活性化するのではないだろうか。この本が出版されたのは、木村剛氏が現在のように有名ではなかった頃である。そもそもどのようなモチベーションで、この本が世に出ることになったのか、是非、新装版の「あとがき」ででも振り返っていただきたい。
じつは、私のモチベーションについては、「まーねこのひとりごと」さんがうまく書いてくれています。一言で言うと、「なんだか、株やオプションやらデイトレード、為替で数億円儲けたなどと、一見魅力的、でもちょっと待てよ・・・、な書籍が氾濫する」世の中を危惧したというのが、「投資戦略の発想法」を執筆した動機でした。そして、言いたいことも、「まーねこのひとりごと」さんが、以下のように要約してくれています。
うまい話なんかありません! 短期投機、デイトレード、ヘッジ目的でない先物オプション取引などは、ギャンブル同然だと思います。時間をかけて、時々手入れをして育てるしかないんです。貯金をはたいて株式を購入したがために、仕事中も日経平均の動きが気になって、Yahoo!などの経済ニュースをネットサーフィンで見て、結果、業務効率低下では、お話になりません。
ということで、多忙を言い訳にして、ほとんど父親らしいことをしていない私は、中学生の長男に、「この本はこの夏休みに読め!」と命じて、出来たてホヤホヤの「最新版 投資戦略の発想法」を手渡したのでした。30冊を超える私の著作の中でも、この本だけは熟読して、投資の基本を学んで騙されないようにしてもらいたいと心から願っています。
2005 08 05 [10. 投資戦略の発想法] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。8月17日には、ワールドカップ・アジア予選の最終戦である「日本代表vsイラン戦」を横浜に見に行こうと企てている木村剛です。このごろは、レアルマドリードやマンチェスターユナイテッドなど、世界の強豪チームが来日するようになり、直接彼らのプレーを楽しめるようになってきました。それまでは、あの寒い冬空の下で、トヨタカップに来た世界最強の2チームのガチンコを見ることができるくらいだったので、サッカーファンの私としては、とにかく直接見られるようになったことを嬉しく思っています。
でも、この前の「レアルマドリードvsヴェルディ戦」は内容がひどかったようですね。最近は忙しすぎて、テレビを見る暇もないので見逃してしまったのですが、親善試合とはいえ、「0―3」というのは、手抜きと言われても仕方がないかもしれませんね。「今日はレアルマドリッドとの試合が組まれているヴェルディですが今のチーム状態でレアルに挑んでもコテンパンな気もしますが『何が起こるかわからない』がスポーツの醍醐味であるわけだから、ちょこっとは見てみよう」と言っていた「イッシぃー」さんの期待どおりの展開となったようです。
それで、「卒論&就活&日々思うこと」さんは、「来日するのであればコンディションを整えメンバーもそろえ試合する場合でもガチでやってほしい(じゃなきゃ新たなファンは獲得できない)。彼らはプロである。長旅も気候も負けの言い訳に使わないで頂きたい。ルシェンブルコみたいに始まる前から分かっていたと言うのもいただけない」と怒っていました。
確かにそうですね。プロは、出場する以上、プロのプレーを見せるのがお仕事です。長旅や気候を理由にするのであれば、おカネをとらないアマチュアに転向すべきですね。「一気にアジアでのレアル人気がさめたようです。今回も観客は満席ではなかったし・・・・まーミーハーが多すぎたってのもありますが」というご指摘もありましたが、ベッカム人気だけにあやかってカネを稼ごうというのは、ちょっと日本のファンを舐めていますね。
でも私は、「ドル稼ぎのためだけに来日するのは止めてほしい」というところだけは、「卒論&就活&日々思うこと」さんと違いまして、「ドル稼ぎのためだけでもいいから、来日してほしい」と思っています。だって、すでに名声を勝ち取ってしまった彼らにとって、来日する理由は「ドル稼ぎ」以外にありませんから。
でも、「ドル稼ぎ」だからこそ、素晴らしいプレーを見せてほしい、と思うのです。それがプロフェッショナルの条件だと思います。と思ったら、「卒論&就活&日々思うこと」さんは「追記」で以下のように書いていらっしゃいました。
プロである以上自分の体調管理をするのは当たり前であり気候などで体調を崩すのは自己責任であると思います。 確かにレアルにとっては、日本ツアーは親善試合のつもりもしくはシーズンに入る前のコンディションを整えるための物かもしれない、だがその試合を見に来る日本人はそれ相応のお金を払っているのである。又彼らも身分相応のジャパンマネーをがっぽり持っていくのだ。いくらレアルの親善試合を見に行く日本人がサッカーにそんな興味の無い人が多い(ベッカム目当て)とは言えお金に見合った試合をしてほしい。くどいようですが長旅で疲れるスケジュールを選んだのはレアルである。来るのであればそれなりのスケジュールを組んでほしい。また来るならね・・・・・・
2005 08 04 [09. 燃えよ!スポーツ] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「Espresso Diary」さんから、細木数子とホリエモンが共演したテレビ番組について、コメントをいただきました。「細木数子がライブドアの株価について語りました。『フジテレビとの提携の成果が出れば、すぐに5倍です』。おーっ。『女性に気をつけなさいよ。すってんてんになります』。ありゃぁ~。細木先生を信じる株主の心は、生放送を見て乱高下したのかもしれません。これはテレビと株とエンターテイメントが、いわば一体化しているような状態ですね」と言いますから、きっと面白い番組だったのでしょうね。見逃したのが残念です。
それにしても、細木数子とホリエモンの対談は、見どころ満載だったようですね。視聴者代表である「Espresso Diary」さんの解説を続けましょう。
「どんな人と寝てるんですか?」と聞かれた堀江社長が「いろいろ・・・」と答えてますが、こういうスキがある発言は、テレビ的というか、メディア向きだと思います。長嶋茂雄のカリスマ的な人気は、ある意味ヌケたところが伝説となって増幅されたようなところがある。ライブドアに対する批判には、社長の言動をめぐるものが多かったんですが、これからの時代は、もう割り切るしかないでしょうね。自分の表現は、こうなんです。できることは、これです。そういう風にやってみるしかない。
ふむ、ふむーっ、「いろいろ・・・」とは、ホリエモンなかなかやりますなぁ。行間を読ませる奥深い発言にお茶の間はどんな反応を示していたのでしょうか。興味駸々です。好きであれ、嫌いであれ、ホリエモンの「キャラが立っている」ことは紛れもない事実でありましょうし、時代がそういう「キャラが立っている」人物を舞台に立たせるようになったことも事実です。そこで「Espresso Diary」さんは、こう書いています。
貧富の差が開き、日本の中に多様な人が増えて、時代の変化が大きくなってくると、「バランスの取れた人」というのは、「キャラが埋没した人」と見られる可能性が高くなるかもしれない。ブッシュ大統領がキリスト教の右派に傾いたことや、小泉総理が靖国神社への参拝を止めないことには批判も多いんですが、それが個人の存在感を際立たせているともいえる。批判する側は、つねに「人物像の埋没」というリスクを負ってきました。ケリー候補も、岡田代表も、どこか存在感が弱い。 人や企業も、政治と似たような現象をたどるのかもしれない。人や企業がメディアの中で、どう見えるか? そこが重要になってゆくと、どうしても特徴のハッキリしたものが好まれる傾向は強まると思います。カリスマなんとかやら、教祖的な人が増える、メディア多神教のような時代になるのではないか。「正しい、正しくない」ではなく、それ以外の何かが必要になる。細木&堀江の会談には、そういう時代の匂いを感じました。
そうですか・・・。これからは、「キャラが立った人の時代」になるんでしょうかねぇ。ただ、舞台に立ったとしても、終幕でヒーローになっているかどうかは、まだまだ予断を許さないような気がします。小心者の私なぞには、日本では、まだまだ「キャラが立っていないように装うしたたかさ」の方が優位に立っているような気がするんですね、どうも。
もっとも最後に、「ただ、フジとライブドアの緊張が高まっていた頃を思い出すと、今回の堀江社長の登場には緊迫感がない。どこか緩(ゆる)く感じられてしまう。それは、約束された平和のせいなのか、あるいは日本のテレビが持っている何かを無害化する力のせいなのか? このあたりは、よく分かりません」と釘を刺すことを忘れないところが、さすがに「Espresso Diary」さんです。勉強になりました。
2005 08 03 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック
21日、中国人民銀行は、通貨バスケットを参考にして外為レートを調整する管理フロート制に移行することを宣言し、人民元を2.1%切り上げた。今後、人民元は対米ドル固定相場ではなく、より弾力性のある制度となり、上下0.3%の範囲内で変動することとなる。
グリーンスパン米FRB議長が指摘したように、これが「重要な第一歩」であることは間違いないが、不均衡の是正には最低10%の切り上げが必要という声が大勢であったし、市場には5割程度割安という意見さえあったことを思えば、肩透かしの感が強い。
米国における対中貿易赤字は昨年1600億ドル(18兆円弱)にのぼり、米国全体の赤字の四分の一を占めるまでになっている。中国からの輸入が急増している繊維製品に関しては米欧でセーフガードが実施され、貿易摩擦は激しさを増すばかり。中国海洋石油による米国石油大手ユノカルの買収提案もあって、米国内では中国脅威論が渦巻いている。
いらだちを隠し切れない米財務省は、本年5月、半年以内に為替改革が為されなければ、中国を「為替操作国」に認定し、貿易制限などの措置を取ると警告。対中制裁法の原案には27.5%という数値が盛り込まれていただけに、弱すぎる人民元の適正水準を巡って、今後も米中間のバトルが繰り広げられそうだ。
本件を受けて、当日、日本円は110円台半ばに急伸。ドルに対して約2%切り上がり、「中国元の切り上げで、円高になる」というマーケットの事前予想を裏打ちする格好となった。
これを受けて、長い目で見れば、ドルにぶら下がってきたアジア通貨のあり方を変える切っ掛けになるという読みも披露されているが、その見方はおそらく甘い。
アジアにおけるローカルカレンシーのひとつに過ぎなかった人民元の切り上げが国際的な話題の中心になっていること自体が時代の変化を物語っている。そして、ローカルカレンシーのひとつに過ぎない人民元の切り上げに、同幅のツレ高となった日本円の先行きをこそ危ぶむべきだろう。
昨年、中国は日本を抜いて世界第三位の貿易大国の地位を占めた。それまでの3年間で、経常黒字は4倍増。その間、外貨準備高は3倍弱となり、年内には日本を抜いて世界最大の外貨準備保有国になる可能性もある。4~6月の経済成長率も9.5%と群を抜く。
こうした中、2005年上半期における日本の貿易黒字は、原油高という要因があったとはいえ、前年同期比26%も減少。同時期に中国が396億ドルの貿易黒字を稼ぎ出し、すでに昨年合計の320億ドルを抜いたことと対照的だ。
要するに本件は、人民元がアジアの主軸通貨の地位を奪いつつあるという現実をわれわれに突きつけた。ドル・ユーロ・円・人民元の四極通貨体制という幻想を振りまく者もいるが、その可能性はまずない。将来のリスクとしてあり得るのは、ドル・ユーロ・人民元の三極通貨体制の中で、日本円がアジアのローカルカレンシーに成り下がるという悪夢のシナリオだ。
通貨関係者は今から心して対応すべきだ。本件でも立証されたように中国はしたたかである。注意はおさおさ怠らぬ方がよい。
(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に8月1日に掲載したものです。
2005 08 02 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「大塚晃志郎の、経営者とその家族のための健康管理と『命もうけ』の知恵」さんが、医療の現状について述べていらっしゃいます。
病院の治療を受けるにあたって、現代西洋医学が、150年くらい前から急速に極端なまでに細分化されて、症状や病気そのものに固執して、それを攻撃し、叩こうとする、病気研究中心の医学・医療であること、を肝に銘じておく必要があります。すなわち、病気の原因を根本から正していくアプローチではなく、とにかく強引に病気を叩き、屈服させようとする医療が中心になっています。その方法は、症状自体を無理矢理止めようとしたり、押さえ込もうとする対症療法が主役です。
その問題の本質については、イラストも提示した上で、分かりやすく解説していらっしゃるので、是非、元のブログを参照していただきたいのですが、確かに、現代西洋医学は、「急場をしのぐ救急医療としては、非常にすばらしいところがありますが、それと同時に、大きな問題も引き起こしています」という点ははあるのでしょうね。
ただ気になるのは、「大塚晃志郎の、経営者とその家族のための健康管理と『命もうけ』の知恵」さんによる以下の指摘です。
このことが、よくわかっていないで、重大な病気にかかられたときに、自分自身の判断能力と選択肢を持たず、ただ医者まかせ、病院まかせにしていますと、薬ばかり山ほどもらっても、いっこうに良くならない場合が、かなり多くあることは、肝に銘じておいたほうがよいと思います。 その上で、どういう判断をし、どういう行動を選択していったらよいか、が決まります。現状を嘆いても、今の医療体制が改革され、本質的に変わっていくには、あと20年は最低かかります。とすれば、眼の前に今病んでいる人がいて、20年後の医療改革を期待しても、あまり意味がありません。今ここにいる患者は、それまでとても待てないからです。
なかなかに現実は厳しいですね。それにしても唸らされたのは、「『医者を選ぶのも、寿命のうち』ですから」というひと言。特に、「大学病院に期待するな」という指摘は、胸に突き刺さります。
大学病院は、検査や病気の研究をするところであって、患者を治す場所ではない、という認識は、医師を中心とする医療関係の専門家のあいだでは、ほぼ常識ですから、病気になって、いきなり大学病院をあてにするのは、命を縮めるもとだと思います。良質な医療サービスは、大学病院には、まず期待できない現実を、しっかり認識しておいていただきたいと思います。















