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2005.10.08

[本のソムリエ] 「外資ファンド利回り20%超のからくり」

MJ05086825


今週の丸善丸の内本店 壹岐直也副店長がお薦めする本です。
北村慶 著
「外資ファンド利回り20%超のからくり」
PHP研究所刊
定価:1,365円(税込)

 知らなかった。私たちもすでに「ファンド投資家」である可能性が高い。この本によれば、年金の積立金や保険の掛け金、銀行預金まで、その一部が投資ファンドの購入資金となっているらしい。
 安全に運用されなければならない年金や保険などが、危険な印象をもつ投資ファンドに回されていることはショックだが、本書を読み進めていくと、その理由がよくわかる。
 外資系投資ファンドでは、年利回り20%を達成しないと失敗と見なされ、彼らの多くが緻密なリスク管理でこの驚異的な利回りを実現しているのだ。あの「ニッポン放送買収騒動」も、真の勝者はアメリカ・テネシー州の投資ファンドとそれに出資した年金ファンドであると本書は指摘している。
 すでに6年前からニッポン放送の株を買い始め、この騒動でおよそ200億円の売却益を得たという。なぜ地球の裏側のラジオ局の株に自信を持って投資できるのか?なぜ彼らにはこの利回りが達成できるのか?
 その手法と実態を知識の無い人にもわかりやすく現役金融マンが説明してくれる。資産管理が自己責任とされる時代、投資と運用の知恵を得られるお薦めの一冊。


(追伸)「週刊!木村剛」は、金融経済月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に10月5日に掲載したものです。

2005 10 08 [12. 本のソムリエ] | 固定リンク

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