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2005.10.29

[本のソムリエ] 電子債権-経済インフラに革命が起きる

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今週の丸善丸の内本店 壹岐直也副店長がお薦めする本です。

「電子債権-経済インフラに革命が起きる」
大垣尚司 著
日本経済新聞社刊
定価:2940円(税込)

 この本の前書きに「電子債権は、一見「手形の電子化」と同義に理解されがち」と書かれている。一般の認識はまだそのレベルかもしれないが、金融の最前線では、この流れを大きなビジネスチャンスととらえるところが増えている。
 「電子債権」を理解するには、手形法、流通債権法などの法律知識が欠かせない。このカテゴリーでは、まだ世界各国にもきっちりとしたモデルがなく、「珍しく日本が世界をリードする可能性がある」(序章より)とのこと。電子債権法はこれから立法化の手続きに入るが、今のうちにこれらの基礎知識を身につけ、ビジネスチャンスをものにするための情報が入っている。
 この新たな形態が現実化すれば、企業の契約・決済コストは大幅に低減、資金調達も多様化、迅速化する。銀行経営にまで及ぶ大きな変化を、法とビジネスモデルの両面からタイムリーに解説している。
 金融業界に勤めているビジネスマン、企業の経理・財務担当者、法律に携わっている人々、司法試験にチャレンジする方、中小企業の経営者など幅広い方々に、手形や債権回収の今後の流れを掴んで頂くためにおすすめしたい1冊である。

(追伸)「週刊!木村剛」は、金融経済月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に10月24日に掲載したものです。

2005 10 29 [12. 本のソムリエ] | 固定リンク

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