« [ゴーログ]懇親会、皆で使えば、怖くない! | トップページ | [木村剛のコラム] 医療費削減に報いる制度改革を! »

2005.11.29

[ブログ小説] ニッポン・ウーマン 第一章 海の誘い (12)

 日未子は現在二十九歳。もう半年で大台の三十歳に届く。早稲田大学政治経済学部などというなんとなく女性っぽくない、骨太イメージの大学を卒業し、今はメガバンクであるミズナミ銀行の営業部に勤務している。すらりとした体形だが、ツンツンとした近づき難いということはない。顔から受ける印象などはどちらかというと可愛いタイプだ。

 雅行は現在三十歳。日未子と同じ早稲田大学で英語サークルいた。同級生だ。スポーツマンタイプでなかなかのイケメンなのだが、口を開くと冗談ばかり言う。大阪出身だから関西芸人の血を引いているのではないかと思うほどだ。
 冗談を言い合っているうちに日未子のよき相談相手にはなったのだが、恋人にはならない。しかしいわゆるキープ君でもない。強いて言えば、「ザ・サード・マン(第三の男)」だろうか。日未子のそばになんとなくいつもいる。
日未子も振り向けば雅行がいるということが当たり前になっている。今は、テレビ番組制作会社のAD(アシスタントディレクター)をしている。民放の情報番組を作っている。


----------------------------------------------------
【著者】 江上 剛 (えがみ ごう)
昭和29年、兵庫県生まれ。早稲田大学政経学部卒。第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。広報部次長時代に対応した総会屋事件が、映画「呪縛・金融腐食列島」のモデルとなる。平成15年退行、作家専業に。主な著書に「非情銀行」 「起死回生」「腐蝕の王国(上・下)」など。

(追伸)この「ニッポン・ウーマン」は11月21日発売の「フィナンシャル ジャパン」に掲載されています。

2005 11 29 [16. 小説「ニッポン・ウーマン」] | 固定リンク

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/15160/7372615

この記事へのトラックバック一覧です: [ブログ小説] ニッポン・ウーマン 第一章 海の誘い (12):