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2005.11.21
[ブログ小説] ニッポン・ウーマン 第一章 海の誘い (6)
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ボートに上がると、雅行も玲奈も既にウエットスーツを脱いで寛いでいた。
日未子は、船尾に腰掛けて、ノリから空気ボンベを外してもらった。海から上がると、途端に重力と錘とボンベの重さに身体がへたり込むようになる。息が速くなる。水中のようにゆっくりとはいかない。象からハツカネズミに変わったように、ハッ、ハッと息を吐く。
「日未子さん、一緒に上がってこないとダメですよ」
ノリがボンベを片付けながら日未子に注意をした。
日未子は、雅行と玲奈の三人でノリに引率されていたのだが、日未子だけ上がるのが遅くなったのだ。
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【著者】 江上 剛 (えがみ ごう)
昭和29年、兵庫県生まれ。早稲田大学政経学部卒。第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。広報部次長時代に対応した総会屋事件が、映画「呪縛・金融腐食列島」のモデルとなる。平成15年退行、作家専業に。主な著書に「非情銀行」 「起死回生」「腐蝕の王国(上・下)」など。
(追伸)この「ニッポン・ウーマン」は本日発売の「フィナンシャルジャパン」に掲載されます。
2005 11 21 [16. 小説「ニッポン・ウーマン」] | 固定リンク
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