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2005.11.26

[本のソムリエ] 『グローバル通貨戦争』

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今週の丸善丸の内本店 壹岐直也副店長がお薦めする本です。

グローバル通貨戦争
東洋経済新報社刊
山田伸二著
定価:1575円(税込)

 アジア太平洋諸国閣僚会議(APEC)や米ブッシュ大統領の訪中で、再び「人民元切り上げ問題」に関心が集まっている。巨額の対中貿易赤字を抱える米国は、国内業界団体の圧力を受けて、中国政府に更なる“切り上げ”の実施を迫っている。人民元が変動相場に移行した場合、基軸通貨ドルの地位はどうなるのか。「中国特需」で回復軌道に乗ってきた日本経済への影響はどうか等、本書では、円・ドル・人民元を軸に、これからの通貨の興亡、さらには日本経済の見通しを描いている。
 著者は、NHKの記者として、八五年のプラザ合意を取材。依頼、国際金融の最前線の動きを見つづけてきた。その経験から、「為替は、その国の経済力を示す指標であり、最終的には需給で決まる」と力説。日本人が好きな「陰謀説」は端から否定する格好だ。
 その上で、グローバル経済以後、ムダなぜい肉をそぎ落とし、国際的な競争力をつけた日本経済・企業の将来は明るいとの見通しを示している。企業経営者、ビジネスマンを大いに勇気づけてくれる一冊です。

(追伸)「週刊!木村剛」は、金融経済月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に11月21日に掲載したものです。

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