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2005.11.12

[本のソムリエ] 『マネーを生みだす怪物』

 M

 今週の丸善丸の内本店 壹岐直也副店長がお薦めする本です。

 『マネーを生みだす怪物

 G・エドワード・グリフィン著
 吉田利子訳
 草思社刊
 定価:2,940円(税込)

  「マネーや銀行制度の話がわかりにくいのは、一般人に真実を悟らせないよう、わざと複雑にしてプロセスを見えにくくしているからだ」、とのっけから刺激的な本書は、マネーと銀行制度の実体がじつはシンプルで、恐ろしく詐欺的であることを教えてくれる、衝撃的な内容です。
 連邦準備制度および各国の中央銀行システムは、必要なだけ無限にマネーをつくりだし、銀行が永遠に金利で儲け、破綻に直面しても「国民を守るため」と税金投入が正当化される仕組みであり、大量に投入されるマネーが引き起こすインフレによって、購買力低下という「隠れた税」を庶民からしぼりとるシステムです。さらに、マネーの量を操作することで、バブルや不況、戦争をも引き起こすのです!
 本書はマネーがいかに歴史を動かしてきたかを丹念にたどり、マネーという怪物に翻弄される世界をダイナミックに描きます。巨額の債務、不況、インフレ、戦争といった事態は、中央銀行と不換紙幣を廃止して、金にリンクした兌換紙幣に戻せば避けられるというのですから、まさに目からウロコが落ちる、必読の書です。

(追伸)「週刊!木村剛」は、金融経済月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に11月7日に掲載したものです。

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受信 2005/11/12 9:40:22

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受信 2005/11/13 9:09:11