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2005.12.03
[本のソムリエ] 「金融機関のオペレーショナルリスク・マネジメント」
今週の丸善丸の内本店 壹岐直也副店長がお薦めする本です。
「金融機関のオペレーショナルリスク・マネジメント」
松下芳生・有友圭一・乗田浩隆 共著
ファーストプレス刊
定価: 1980円(税込)
大手都市銀行での横領事件が発生したのはつい最近のことでした。ファンドによる放送局への買収騒ぎは、今春から今に至るまで新聞紙上をにぎわしています。個人情報の相次ぐ漏洩や、株価操作と粉飾決算。企業運営を取り巻くリスクは数限りがありません。
ただ、ネット上の犯罪を除けば、すべてが「いつか聞いたことがある」様なことばかり。日本企業はいまだに過ちを繰り返す体質を変えられずにいるようです。
本書は、米エンロン事件のように企業スキャンダルも桁違いながら、リスクに対する備えも抜群のアメリカでの手法を身につけたプロたちが、体系化された金融機関の事例をもとに、積極的な攻めのオペレーショナルリスク・マネジメントを紹介しています。
危機管理というと、何かコストアップのことばかりに目が行ってしまいますが、他の経営手法と結びつけることで、業績も上げてしまおうというところに最先端を感じます。企業のリスクマネジャーや経営に携わっている方にお勧めの一冊です。
(追伸)「週刊!木村剛」は、金融経済月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に11月28日に掲載したものです。
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