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2006.03.22

[ゴーログ]「国家の品格」にみる品格のなさ

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「微妙に日刊?田中大介」さんから、100万部を突破したという大々ベストセラー「国家の品格」に関する手厳しい書評をいただきました。

そんなに「伝統」が大切なら、石槍を片手に野山でイノシシを追いかけたらどうですか?って話ですよ。たぶん天皇制の歴史より狩りの歴史の方が長いでしょうし、奴隷制の歴史は武士道より数倍も長いです。散々現代文明の恩恵に預かっておきながら、「昔に戻れ!」は意味がわかりません。

武士道にしろ天皇制にしろ、その以前にあった価値観をぶっ壊して広まったわけですから、同じようにぶっ壊されることを認める義務はあるわけです。選挙で当選して議員になった人が、次の選挙で負ければ議員の資格を失うのは当然のことです。10回連続当選だろうが、総理大臣経験者だろうが、関係ありません。「俺はいいことをたくさんしたから、落選しても議員であるべきだ」なんてありえないわけです。

それでも伝統が何よりも大切であると言うのであれば、先ずあなたが自給自足生活を始めてはいかがですか?

 私は、ここまでの批判者ではありませんが、「国家の品格」には危険な匂いを感じます。米国批判については、人後に落ちない私ですが(米国資本の下で、苦労させられましたから・・・)、だからと言って、旧きよき日本のノスタルジーに答えを見出そうとするのは、現実逃避以外の何者でもないと感じます。
 米国に「品格」がないことは私も認めますが、いまの日本に「品格」があるでしょうか。談合を繰り返して恥じることのない大企業に「品格」があるでしょうか。ないものねだりは、なんの解決も生み出さないと思います。
 そういう意味で、「国家の品格」が主張する内容に「品格」があるとは思えないのです。

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(読者の皆様へ)
全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」2006年5月号は3月20日発売です。
今月の第1特集は、「こんな時代だから真面目な会社を買ってみる」です。ライブドアショックは少なからぬ投資家にダメージを与えましたが、会社が危機に面したときの対応に株式市場は敏感なものです。投資をするにはどのような企業を選べばよいのか、どのような点に注意を払うべきなのかなどについて特集を組んでいます。
また第2特集では、BRICsを特集しています。日本経済が成長するには、BRICs抜きには考えられません。BRICsを攻める有望企業を検証しています。
特集以外でも、今後の経済環境の展開については、「日本経済の5年後を読むー小泉政権の経営運営術」を読んで欲しいですし、投資手法に興味のある方には、「ネットトレーディングの必勝法を探る」がお勧めです。そのほか、予防医療の現状を徹底討論する「治療は予防の3倍かかるんです」、好評連載中の澤上篤人氏、編集長木村剛、上場社長による鼎談「上場社長の知られざる悩み」、経営者シリーズでは、松下電器の中村社長、日清オイリオグループの秋谷会長、日本最大の100円ショップ「ダイソー」の矢野社長など盛りだくさんの内容となっています。



2006 03 22 [20. その他] | 固定リンク

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