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「デザートをお持ちしました」
鴨田が二種類のデザート・スイーツを選べと言う。
「きな臭い話になってしまったから、デザートでも食べて口直しをしよう」
利洋もデザートには目がないのか、顔が自然とほころんでいる。
「私はグランマルニエのびっくりスフレをいただくわ」
「それじゃあ僕は、ピアノのデザートにするよ」
鴨田がそれぞれのデザートを運んで来た。
「すごい。それ、本物のピアノみたい」
日未子は自分のデザートのことを忘れて、利洋のデザートに見とれてしまった。
皿にソースで五線譜が描かれ、その横にチョコレート製のグランドピアノが置かれている。
【著者】 江上 剛 (えがみ ごう)
昭和29年、兵庫県生まれ。早稲田大学政経学部卒。第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。広報部次長時代に対応した総会屋事件が、映画「呪縛・金融腐食列島」のモデルとなる。平成15年退行、作家専業に。主な著書に「非情銀行」 「起死回生」「腐蝕の王国(上・下)」など。
(追伸)この「ニッポン・ウーマン」は4月21日発売の「フィナンシャル ジャパン」6月号に掲載されています。
2006 05 31 [16. 小説「ニッポン・ウーマン」] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「村上ファンドvs阪神電鉄」を報じたテレビ朝日「報道ステーション」に関して、「小株主の徒然日記」さんがキャスターの古館伊知朗氏に対し、苦言を呈していました。「松坂屋など村上ファンドが株を保有する会社の株主総会が予定される中、村上氏がシンガポールから帰国する予定がないと・・・」いう内容のニュースだったのですが、その際の一言が許せなかったようです。
それが事実ならそうなのだろう。でもついでに「何か帰国できない理由があるのでしょうか・・・」は余計だろ。ただでさえ仕事で忙しいのに引越しまでしたのだ。べつに議決権の行使は株主総会に参加しなくてもできることぐらい理解していないのだろうか? 国外逃亡した犯罪者扱いしたと思ったのは自分だけではないはず。 名誉毀損や風説の流布を問うのは難しかろうが、無礼なのは明らかだ。言い変えるなら、報道に関わる者のモラルに反する発言ではないか? ライブドアの件ではルールよりもモラルが優先すると言わんばかりだったのに、自分はグレーな発言をしても巧みな話術だと思っているのだろうか? なにしろ、日本の報道は何でもかんでも推定有罪のようだ。
本当に、エスタブリッシュメント化した大マスコミに所属している方々はいいですよね。勝手に「ケシカラン罪」で叩きに叩いておいて、それが真実でないことが分かっても知らんぷりですから。そういう意味で、「貞子ちゃんの連れ連れ日記」さんが書いている下記の内容については、冷静に考えておきたいと思います。
マスメディアが情報操作してるような気がします。『みんなで良い子 良い人でいましょうねぇ~。良い子だったら 世の中は経済事件や刑事事件で被害者にさえなれば 国家はやさしいのですよ~~~。こんなに世間は危険やリスクでいっぱいだから 国を頼りにしていましょうねぇ~~~。やっぱり大きめな政府も素敵でしょう? 』みたいな方向へ なんとはなしに誘導している。それなのに そういうことをマスメディアが一言も言わない。ますます腹立たしい。
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全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」2006年7月号は5月20日発売です。
今月の第1特集は、バブル期の株式投信の運用残高を超えるほどの投資信託ブームの中で、カモにならない投資の鉄則や投資信託の選び方や株式パフォーマンス、だまされない投資知識を得るためのセミナーなど、賢い投資家になるための投資最新事情の特集を組んでいます。
また第2特集では、革命ともいえるウェブの進化によって私たちの身の回りで、そしてビジネスの世界ではどのような変化がもたらされているか。その変化に伴い、どのようなネット企業が勝ち残るのか、ビジネスのキーワードなども織り込みながら、ネット企業に投資する前に知っておきたい情報をまとめています。
特集以外でも、今注目をされている独立系投信会社のさわかみ投信の澤上社長とレオス・キャピタルワークスの藤野社長の運用スタンスのほか、今後の日本経済を左右する経済産業省の「新経済成長戦略」についての解説、前三重県知事の北川正恭氏と映画化された『県庁の星』の作家桂望実氏の対談、またプロゴルファー 深堀圭一郎氏とゴルフ解説者 佐渡充高氏とスポーツジャーナリストの二宮清純氏の鼎談「ゴルフの経済学」、「今の日本はソ連の崩壊時によく似ている」と語る、「国策捜査」でその存在を知らしめた外務省元主任分析官の佐藤優氏の、「ソ連崩壊と日本格差社会」 など盛りだくさんの内容となっています。
2006 05 31 [08. メディア/広告の将来を占う] | 固定リンク | トラックバック
「インチキなデータで(改革を)実現したという小泉構造改革の象徴だ」
大阪府、東京都、長崎県の計十九ヶ所の社会保険事務所で行われた計四二七〇二人分の免除・納付猶予の不正手続きが発覚したことを受けて、菅直人民主党代表代行は、政府批判のボルテージを上げた。
この不祥事を受けて、社会保険庁の大阪社会保険事務局の局長が更迭され、全国約三〇〇ヶ所ある拠点の一斉調査が開始される。
社会保険庁は、保険料の納付率を二〇〇七年度までに八〇%以上に高める目標を掲げていたが、無断で納付免除や猶予の手続きを進めるという手段で保険料の未払い件数を減らして納付率を底上げしていたわけだ。
二〇〇四年に民間から起用された村瀬清司長官は、6割台にまで下がった保険料の納付率向上を組織の最優先目標とし、納付率改善目標を定めて、ランキング表を作って競わせていたが、そうした手法を問題視する声も多い。
しかし、冷静に今回の不祥事を俯瞰すれば、国民年金に対する不信――すなわち、「保険料を支払ったところで、支払った総額すら戻ってこないのではないか」という心配――を払拭できていないという現状に、問題の本質があることに思い至るだろう。
少子高齢化が世界最速のスピードで進展していく中で、受給者が格段に増えて、保険料支払者が急速に減っていく。そういう中で「本当に国民年金という制度が成り立っていくのか」という国民の根本的な疑問に答えられていないのである。正直に申し上げれば、悪質な「公的ネズミ講」にしか思えない。
公的年金については、民主党が独自案を提示して検討を迫っていたことを思い出す。私自身は「年金脱退権」を認めて実質的に税方式に移行しなければ問題は解決しないと思っているが、今回の不祥事は、国民年金の本格的改革を先送りしたことに起因している。
国民年金の歳入歳出モデルにおいては、納入率の着実な改善を見込んでプログラムが組まれていたので、現状の納付率を前提に再計算すれば、かなり悲惨な結果になってしまうだろう。「保険料納付率偽装事件」だと揶揄する向きもあるが、本件の場合は国民保険の仕組みそのものが詐欺的であることが「偽装」の本質なのである。
保険料未納の場合、受け取る年金額が減ったり、受給資格がなくなったりするが、免除手続きをすれば、保険料を払わなくてもその期間分、老後は基礎年金の3分の1が簡単にもらえることがはっきりした。そんな勝手なことをするから、若い世代が国民年金の将来に対して心配になるのだ。
各地の社会保険事務所は「本人のためにやった」と説明しているらしいが、本当に国民のことを思うのであれば、現行の国民年金を税方式へと大変革させることを検討すべきである。
国民年金の詐欺的な構造を放置したままで、納付率を上げようとしても国民はついてこない。この根本的な問題を解決することなく、不正免除を非難したり、長官による納付率向上命令を問題視したり、社会保険庁を叩きまくったところで、何も改善することはない。「臭い匂いは元から断たなきゃ駄目」なのである。
(追伸)「週刊!木村剛」は、金融経済月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は5月22日にフジサンケイビジネスアイに掲載されたものです。
2006 05 30 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
「利洋、どうしてなの? もう一つの銀行、一つの証券会社ではないの? 私にはとてもくだらないことに思えるわ」
男性というのはどうしてこうも派閥争いに情熱を傾けることが出来るのだろう。会社が戦いの場所であり、まだまだ男性優位だからだろうか。
もし女性が男性と対等の位置づけになれば、女性もまた派閥争いに現うつつを抜かすことになるのだろうか。
「僕だってこうした争いは好ましいと思っていない。しかし相手がやってくる以上は、戦わねばならないし、実際、ミズナミ銀行の将来を考えた場合、大日より興産が実権を握る方がいいと思っている。日未子には悪いがね」
利洋は言った。
「サイバーネットワーク社の引き受け業務を興産側で行うためには、具体的にどういう画策をするの?」
日未子は訊いた。
【著者】 江上 剛 (えがみ ごう)
昭和29年、兵庫県生まれ。早稲田大学政経学部卒。第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。広報部次長時代に対応した総会屋事件が、映画「呪縛・金融腐食列島」のモデルとなる。平成15年退行、作家専業に。主な著書に「非情銀行」 「起死回生」「腐蝕の王国(上・下)」など。
(追伸)この「ニッポン・ウーマン」は4月21日発売の「フィナンシャル ジャパン」6月号に掲載されています。
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全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」2006年7月号は5月20日発売です。
今月の第1特集は、バブル期の株式投信の運用残高を超えるほどの投資信託ブームの中で、カモにならない投資の鉄則や投資信託の選び方や株式パフォーマンス、だまされない投資知識を得るためのセミナーなど、賢い投資家になるための投資最新事情の特集を組んでいます。
また第2特集では、革命ともいえるウェブの進化によって私たちの身の回りで、そしてビジネスの世界ではどのような変化がもたらされているか。その変化に伴い、どのようなネット企業が勝ち残るのか、ビジネスのキーワードなども織り込みながら、ネット企業に投資する前に知っておきたい情報をまとめています。
特集以外でも、今注目をされている独立系投信会社のさわかみ投信の澤上社長とレオス・キャピタルワークスの藤野社長の運用スタンスのほか、今後の日本経済を左右する経済産業省の「新経済成長戦略」についての解説、前三重県知事の北川正恭氏と映画化された『県庁の星』の作家桂望実氏の対談、またプロゴルファー 深堀圭一郎氏とゴルフ解説者 佐渡充高氏とスポーツジャーナリストの二宮清純氏の鼎談「ゴルフの経済学」、「今の日本はソ連の崩壊時によく似ている」と語る、「国策捜査」でその存在を知らしめた外務省元主任分析官の佐藤優氏の、「ソ連崩壊と日本格差社会」 など盛りだくさんの内容となっています。
2006 05 30 [16. 小説「ニッポン・ウーマン」] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。引き続き、「小株主の徒然日記」さんは、村上ファンドvs阪神電鉄を追い駆けていらっしゃいます。そんな中、星野シニアディレクターが「村上氏が経営参加するならSD職を辞任する」と宣言。風雲急を告げてまいりました。「小株主の徒然日記」さんは、こうぶちかましています。
がっかりした。小株主としては星野氏が現経営陣に乗せられているというより、理屈や正否に関係なくただ頑固に拒否しているだけのように思えるのだが・・・ともかく星野氏と村上氏が相容れないというのは仕方がない。 もし星野氏が言うように阪神タイガースにとって村上氏が不利益であるなら、かの弁慶のごとく自ら阪神タイガースの矢面に立って球団を守り抜くと宣言するべきだろう。とんずらかよ・・・(T_T) 本当に阪神タイガースを愛していると言うのなら、村上氏と対決するために役員になっても良いぐらいのことが言えないか? どうせ、阪神電鉄の役員の仕事なんて、時々会議をやるか平日の朝からゴルフするかってなもんだろう。健康面での不都合なんて、阪神の監督をするより軽微なはずだ。「選手の代弁者として決してあきらめず立ち向かう。」とか言えんか? 私は村上の下では働かないと自信たっぷりに言い放つ・・・マジか? 「何が天罰下る」だよ。そんなの「戦わずして尻をまくる」ってことじゃん。後は天任せ?それが「星野仙一」か?
そうか、村上ファンド側が阪神電鉄に経営参加したら星野仙一氏はシニアディレクター(って何だ?)を辞めんのか。んならさっさと辞めた方がイイ、単なる頑固親父にしか見えなかった」という「grounder」さんも、「自ら『力がない』と言いつつもその発言力はそうなのか?と思わせるし『闘う』とかも言ってた。いったい何とどうやって闘うんだろう?。ファンを引き付けて運動でも起こすんだろうか?」と疑問視しています。
僕は決して村上ファンドファン?ではないがなぜ悪者扱いされるのかわからない。今のところそのことについて解説され納得したものは見た事も聞いた事もない。誰か教えてくれぇ。んで、阪神タイガースと星野仙一と村上ファンド、繋がっているようでようわからん…。そもそも「一企業」と「プロ野球球団」とがくっついてるからいけないんじゃないのかな〜。ないとは思うバカバカしい「村上タイガース」なんてその最もたるフレーズだ。 ちょい前に話題になった「阪神タイガースの株式公開」ってのも喧々諤々あったが、僕は星野仙一氏が「闘う」んであれば早速公開してもらってその株式を買えば良いんじゃないのかな?。「力がない」なら有志からお金を集めて(法的にできるか知りませんが)それこそ「星野ファンド」で買えば良いんじゃないのかな。ちがうのか?。そうすれば村上ファンドは阪神「電鉄」の経営して頂いて星野ファンドは阪神「タイガース」を魅力あるチームにして行けば良いんじゃないかな。
私も、「grounder」さんが提案された、「星野ファンド」の旗揚げに、大賛成したいと思います。それでこそ、「男・星野」なんじゃないでしょうか。球団の経営や球界の発展に何ら貢献をしてこなかった阪神電鉄の経営陣から、阪神タイガースの経営権を勝ち取って、真に阪神ファンのための経営をすることこそ、真の回答になるのだろうと思います。火中の栗を拾ってこそ、「男・星野」なんじゃないでしょうか。
2006 05 29 [04. 経済政策を語ろう!, 09. 燃えよ!スポーツ] | 固定リンク | トラックバック
衆院予算の「国政調査活動費」が議員や職員らの酒席での飲食に使われていたとされる問題で、駒崎義弘・衆院事務総長が「不適切な支出があった」として一部を返納したことを明らかにした、と報道されました。
皆さんこんにちは。FJオンラインのディレクター・濱田@「日本の女性は美しい」に賛成、です。別に日本以外の女性と比べて言っているのではありません。そもそも美しいというのは「何かと比べて“美しい”と評価するもの」ではないと個人的には思いますしね。
冒頭の国政調査費の件ですが、まず報道で聞いた範囲でもひどい話だと思います。直接の関係者・責任者には更なる究明と責任の追及をお願いしたいし、注視していきたいと思っていることを明らかにしておきます。当たり前のことですが。
ところでこの件から演繹、もとい、ちょっと脱線していってみようと思います。
まず、国政の調査活動に使うお金を飲食に使うこと、懇談なり会議なりに飲食を伴うことの是非を問わねばならないでしょうが、ひとまず「ご飯を食べながらちょっと打ち合わせる」ということは良しと仮定して進みます。
それでは、「酒が入る」のはいかがでしょうか。
もとはといえば税金なわけで、いくら「飲食」が良いと仮定しても、それはあくまで副次的なもの。「食べながらついでに話す」のではなく「話しながらついでに食べる」のが妥当でしょう。国政の課題についての「調査」なのに、注意力を下げる可能性もある酒が入るのは良いこととは言えません(もちろんプライベートな時間に自費、私費で飲むなら話は別です)。
お酒を飲んだ方が注意力が上がる、という方もおられるかもしれませんが、一般的には勤務時間中にお酒を飲みませんから、この指摘についてはここでは考えません。
ではもう少し話を広げて、一般論として「コミュニケーションに酒は必要か」という問題を考えてみたいと思います。「それは人による」という、「それを言っちゃあ………」的な指摘には目をつぶります。
なぜこのようなことを言い出すかというと、私は下戸なんです。だからお酒が飲める人へのヒガミがあるかもしれません。いや、ありますね。
以前、記者をしていたときにも、担当選挙区の大物代議士が酒豪で、しこたま飲まされるなどお酒にはあまり良い思い出がありません(断る勇気はあのときの私にはなかった………)。特に私が居たトコロがそうだったのかもしれませんが、体質が古く、一部のプログレッシヴな先輩を除いては「酒が飲めんやつは仕事ができん!」「一緒に酒を飲んでナンボ」「酒飲まないと本音は聞きだせん」と初手から決めてかかっているし、ちょっとおおげさかもしれませんが人非人扱いする人すら居たんです………ブツブツ。ちなみに僕はドロップアウト組ですから知れたものですが、お酒を飲めなくてもできる先輩記者も確かに居ました。それでも「あいつは例外」と片付けられることが多いですが。
それと、無理やりお酒の話にしたのも、最近個人的に気になるお酒のTVCMがあるのです。こちらの方が大きな理由かもしれません。それは某大手酒造メーカの商品のCMなのですが、飲んでいない人に向けて「人生を損している」旨の発言があるのです。ちょっと確認できないので、正確な文は分かりません。
正直な話、これを聞く度あまりいい気分がしないのです。
たしかにそうかもしれません。損なのかもしれません。
本人が「損」だと思わなければ良い、という考え方もあります。
そもそも「損」を定義せよ、との意見もあるでしょう。
(商品の、またはCMの)作り手にとってみれば、とても自信作なので是非是非手にとって欲しいという意欲の現われなのかもしれません。
また、対象は「飲まない」人であって「飲めない」人ではない、という反論もあるかもしれません。
とまあいろいろ考えてはみるのですが、少なくとも間違いないのは、TV好き、CM好きのある視聴者が不愉快な思いをしたということです。
だからと言ってそんなCMやめてしまえというつもりはありません。十分に考えたうえで作られたのでしょうし、私ひとりの勝手な意見ですから。そもそも飲めないことを理由に恩恵も受けていますしねww
ただ自分が広く考えを発信したり、表現したりするときには、考え抜かなければならないなと、今さらながら改めて認識したのです。
それは不愉快な思いをさせるかもしれない表現をしない、避ける、ということではなく、その可能性、危険性というものを事前に考慮し、考えうる範囲内において、起こりうることに対するリスクがとれるかどうかの判断をしておかなければならないということです。
今回はいつにもましてまわりくどかったですが、今回はこれが言いたかったということで。
うまい終わり方ができそうにないので、いきなり冒頭の国政調査費の話に戻ります。
政治家や国会の活動については、国民として有権者として納税者として、様々な角度から監視していかなければなりません。フィナンシャル ジャパンはそのタイトルから経済や金融、資産運用の話ばかりと思われるかもしれませんが、政治についても強い関心を持っています。現在、連載「バーチャル2大政党」の一部をオンラインで公開していますので、興味のある方はどうぞ。テーマは「金融商品取引法」です。
コミュニケーションに酒は必要かどうかは議論せぬまま、オチます。
では。
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全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」2006年7月号は5月20日発売です。
今月の第1特集は、バブル期の株式投信の運用残高を超えるほどの投資信託ブームの中で、カモにならない投資の鉄則や投資信託の選び方や株式パフォーマンス、だまされない投資知識を得るためのセミナーなど、賢い投資家になるための投資最新事情の特集を組んでいます。
また第2特集では、革命ともいえるウェブの進化によって私たちの身の回りで、そしてビジネスの世界ではどのような変化がもたらされているか。その変化に伴い、どのようなネット企業が勝ち残るのか、ビジネスのキーワードなども織り込みながら、ネット企業に投資する前に知っておきたい情報をまとめています。
特集以外でも、今注目をされている独立系投信会社のさわかみ投信の澤上社長とレオス・キャピタルワークスの藤野社長の運用スタンスのほか、今後の日本経済を左右する経済産業省の「新経済成長戦略」についての解説、前三重県知事の北川正恭氏と映画化された『県庁の星』の作家桂望実氏の対談、またプロゴルファー 深堀圭一郎氏とゴルフ解説者 佐渡充高氏とスポーツジャーナリストの二宮清純氏の鼎談「ゴルフの経済学」、「今の日本はソ連の崩壊時によく似ている」と語る、「国策捜査」でその存在を知らしめた外務省元主任分析官の佐藤優氏の、「ソ連崩壊と日本格差社会」 など盛りだくさんの内容となっています。
2006 05 29 [18. FJオンラインDの日記] | 固定リンク | トラックバック
「フィナンシャル ジャパン」6月号掲載 --- 会社法がわかれば商売がわかる! 野村修也(中央大学法科大学院教授、森・濱田松本法律事務所客員弁護士)
新会社法の解説本を見ていると、有限会社が無くなって、株式会社に一本化されると書かれている。
間違いではないが、そのせいだろうか、会社法が施行される今年の五月一日以降は、この世の中から有限会社が一気に姿を消すと思い込んでいる人もいて、いささか厄介である。
現在、有限会社は、全国で一〇〇万社近く存在している。育った時代にもよるが、社会人の中には、日本で一番多い会社形態は今でも株式会社だと思い込んでいる人がいるが、小学生に聞けば、それが間違いであることはすぐわかる。平成二年の商法改正によって、株式会社には一〇〇〇万円の最低資本金が必要となったため、有限会社は、いつしか株式会社をしのいで日本一の会社形態になった。
いくら法律といえども、ここまで普及した有限会社を強制的に消滅させるほど乱暴ではない。株式会社に社名を変更するには、看板を塗り替えたり、登記を変更したり、名刺や消耗品の印刷をし直したり、さらには銀行や取引先に連絡したりするなど、かなりの費用と手間がかかるからだ。
確かに、五月一日をもって有限会社「法」は廃止となる。したがって、新規に有限会社を設立することはできないのであるが、既存の有限会社については、今までどおり有限会社を名乗り続けるか、名実ともに株式会社に移行するかの選択が認められる。
では、有限会社の商号を用い続ける会社(これを特例有限会社という)は、どの法律の適用を受けるのか。実は、新会社法の制定と同時に、「会社法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律」という長ったらしいタイトルの法律が制定されており、その第一章第二節に、特例有限会社に関するルールが規定されている。
そこで、この整備法をつぶさに分析してみると、これまで有限会社であるがゆえに認められていた特典は、ほとんどそのまま維持されていることがわかる。具体的には、同じく社員の有限責任(倒産した場合に会社債権者に迷惑をかける恐れのある制度)が許容されているにもかかわらず、株式会社とは異なり、特例有限会社の場合には決算公告が義務づけられない。この違いは費用面で大きい。また、特例有限会社の場合には、株式会社とは異なり、取締役の任期が法定されていないので、同一人物が取締役であり続ける限り、登録免許税を支払って登記し直す必要がない。
そればかりではない。これまで有限会社であるがゆえに設けられてきた幾つかの制約が、特例有限会社については緩和されている。例えば、社員(出資者)の上限を五〇名とする規定は撤廃されるほか、社債の発行も許容されることになった。
もちろん、株式会社に移行するメリットが無いわけではない。株式会社というブランドが持つ経済効果もさることながら、法的にも、いくつかの注目すべきポイントがある。とりわけ強調したいのは、株主が死亡した場合に、その相続人に対して、相続した株式を売り渡すよう請求できる制度だ(一七四条以下)。相続は譲渡ではないので、いくら株式の譲渡について取締役会の承認を要する旨の定款規定を設けても、放蕩息子への相続を阻止できないというのが従来の制度だった。しかし、新会社法では、相続自体は阻止できないが、相続後に株式の売り渡しを請求できるようにすることで、同族会社の内紛の火種を消し止めることを可能にしたわけである。
要するに、特例有限会社にとどまるか、株式会社に移行するかは、各社が何にメリットを感じるかにかかっているのであるが、会社法施行後も、相当数の有限会社が残ることだけは間違いないだろう。
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全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」2006年7月号は5月20日発売です。
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特集以外でも、今注目をされている独立系投信会社のさわかみ投信の澤上社長とレオス・キャピタルワークスの藤野社長の運用スタンスのほか、今後の日本経済を左右する経済産業省の「新経済成長戦略」についての解説、前三重県知事の北川正恭氏と映画化された『県庁の星』の作家桂望実氏の対談、またプロゴルファー 深堀圭一郎氏とゴルフ解説者 佐渡充高氏とスポーツジャーナリストの二宮清純氏の鼎談「ゴルフの経済学」、「今の日本はソ連の崩壊時によく似ている」と語る、「国策捜査」でその存在を知らしめた外務省元主任分析官の佐藤優氏の、「ソ連崩壊と日本格差社会」 など盛りだくさんの内容となっています。
2006 05 28 [13. フィナンシャル ジャパン] | 固定リンク | トラックバック
こんにちは、尾花典子です。先週塗りなおしたカルジェルネイルで失礼しま~す。
そういえばGW前にうっかり銀行で現金をおろすのを忘れてしまい、GW中にどこか開いていないかなと思っていたところ、近くの三菱東京UFJ銀行の店舗のキャッシュコーナーが開いていたので、ラッキー!!
と思い、早速に引き出しの操作をしてみると、お金がおろせないんですね。よくよく店舗内の張り紙をみると、そこは旧UFJ銀行で、旧東京三菱で口座を持っていた私はお金がおろせなかったみたいんですね。統合したのに、一瞬のぬかよろこびで、ちッ・・・・ていう感じでした。
この前、ネットで調べものをしていた時に、なにげなく、『広報部長』というワードを検索してみたところ、
Googleとgoo、livedoorは、この「週刊!尾花広報部長」が最初のページにでてきたんですぅ。うれし~~いぃぃo(>▽<)o
MSNは2ページ目で、yahooは全然でてきませんでした。
私は子供のころ、ちょっとだけ習い事の鬼で、3歳からピアノ(実は歌もセット)、絵、日本舞踊、そろばん(公文といいたいところですが・・・)、お習字(何段までいったか忘れました)など習っていました。ただ、残念ながら、今となってはあまり役にたっていません・・・(ノ_・。)
ゴー社長の新刊本の「和魂米才」には、『今こそ日本の大和魂を取り戻し、アメリカのいいところも取り入れつつ、世界に通じる日本のスタンダードを確立しよう』というメッセージがこめられているので、
表紙のタイトルは毛筆にしたらどうかという案が出て、さらにはゴー社長の直筆案がでました。
そこで、早速に毛筆体の太字筆ペンを購入し、ゴー社長に書いていただくことにしました。
の 「木村さん、筆ペン買ってきました♪ここに書いていただけませんかぁ??」
ゴー社長 「いやぁ――、実は習字とかやったことがないんだよね~。」
の 「えっ―、でも達筆じゃないですかぁ!大丈夫ですよぉ。ここに書いてください♪♪」
ゴー社長 「ちょっと筆の使い方ってこうかな??」
の 「それじゃ、だめですよぉぉ!もとのほうも使ってください♪」
ゴー社長 「そうかぁ、何となくコツをつかんできた!!」
といって、10枚くらい書いていただいたでしょうか・・・。
できあがった表紙がこれ↓です。
お習字歴のある私は、ちょっと自慢げに書き方について、ゴー社長にレクチャーしていたにもかかわらず、出来上がってみると、やはり私よりもずーっと上手でした(*゚‐゚*)

6月初めごろ、書店に並ぶ予定です♪
【ご案内】
6月10日(土)に発刊記念講演会も開催します。
テーマ:「和魂米才の発想法」--米国流でも日本流でもない企業経営
会 場: 丸ビル8F コンファレンススクエア
詳細はこちらでご覧ください。
こちらでお申込いただけます。
2006 05 28 [15. 週刊!尾花広報部長] | 固定リンク | トラックバック
投資信託(投信)とは、文字通り「投資」を「信託」することである。最終的な運用は運用会社のファンドマネジャーに託すとしても、「どの投信を選ぶか」という肝心のところまでを誰かに託してはいけない。
(モーニングスター株式会社 代表取締役COO 朝倉智也)
メディアに掲載される広告や、金融機関の営業マンのセールストークに刺激され、すぐに飛びつくのではなく、その投信が本当に自分にふさわしいものかどうかを、しっかりと見極めなければいけない。
投信選びのポイントは、次の3つにまとめられる。
① パフォーマンス(リスクとリターン)
② コスト
③ ファンドマネジャー(運用会社)
■ パフォーマンス
投信選びの原則は、「リターンが同じならリスクが低いほうを選び、リスクが同じならリターンが高いほうを選ぶ」ことだ。たとえば、年間10%のリターンをあげる投信が2つあって、一方のリスクが10%、もう片方のリスクが8%であれば、後者を選んだほうがいいことはすぐにわかる。しかし実際には、比較したい投信のリターンとリスクの数字はまちまちだ。
そこで、複数の投信を比較しやすくするために、リターンの数字をリスクの数字で割る。この数字は、「シャープレシオ」といい、その投信がどれだけ効率よく運用されているかを表し、数字が大きいほど効率性が高いことを表す。
大切なのは、リターンの高さだけに注目するのではなく、リスクをいかに抑えて、効率よくリターンをあげているかを見ることである。
■ コスト
投信にかかる2つの主要なコストは、購入時にかかるコスト(販売手数料)と購入後に毎年かかるコスト(信託報酬)だが、当然、これらのコストは低いにこしたことはない。
特に信託報酬は、毎年かかるコストであり、長期間運用する場合は影響が大きく、出来る限り低い投信を選ぶのが大切だ。信託報酬の額は、将来のパフォーマンスの良し悪しを決める、きわめて重要なポイントである。また、販売手数料は、同じ投信でも販売金融機関によって違うので、ここでもその投信をいちばん安い手数料で提供している販売会社を探すのが賢明だ。
■ ファンドマネジャー(運用会社)
投信を選ぶ際には、過去のパフォーマンスもさることながら、ファンドマネジャーの運用経験や運用するファンドの担当年数などが重要になる。ファンドマネジャーの運用経験は、長ければ長いにこしたことはない。
ただ残念なことに、現在の日本では、ファンドマネジャーに関する情報は、めったに目論見書に記載されていない。ファンドマネジャー、運用会社の良し悪しを判断する材料として、運用会社の純資産残高は一つの目安になる。会社全体の純資産残高が大きいことは、大きな資産を運用し、経験が豊富な運用会社でもあり、それだけ経験も実力も備えたファンドマネジャーがそろっていると考えられるからだ。
どれほど難しそうに見えるパズルにも解き方のコツがあるように、投信選びにだってコツはある。「みんなが買っているから」「営業マンにすすめられたから」という理由だけの投信選びから抜け出し、そろそろ私たちも、自分自身で投信の良し悪しを見分ける力を身につけるべき時が来ている。
最適な投信を見つけ出す方法は、拙著「投資信託選びでいちばん知りたいこと」(ランダムハウス講談社刊)で紹介しているので、参照していただきたい。
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朝倉智也(あさくら・ともや)
モーニングスター株式会社代表取締役COO。
慶應義塾大学文学部卒。米国イリノイ大学経営学修士号取得(MBA)。北海道拓殖銀行、メリルリンチ証券会社、ソフトバンク株式会社を経て、モーニングスター株式会社設立に参画。現職に至る。第三者の投信評価機関として、つねに中立的・客観的な投資情報の提供を行い、個人投資家の的確な資産形成に努める。近著「投資信託選びでいちばん知りたいこと」
2006 05 27 [14. フィナンシャルi ] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは!シンコです(^^)/
最近日中はとても暑い日が続き、もう「夏??」と錯覚してしまいます。
そして、「夏」と言えば、恐怖の薄着の季節ですね・・・。
電車の中の雑誌の広告やインターネットの広告は「ダイエット」の文字が、ひと際目立ちます。
しかし、開業2周年を向かえ、更なるパワーアップを目指し続ける我が日本振興銀行は、この度、定期預金の金利を「ダイエット」どころか、「増量!!」致しました!!
というわけで、当行の預金のポスターをご覧下さい。
いかがでしょうか??

このポスターをご覧頂いてご興味をお持ち頂いた方は、是非こちらへ。
<今週のおすすめ商品>
今週のおすすめ商品は凄い!!
今週はなんと2つもあります!!
まず1つ目は、当行「M」さん(とある県知事に激似というウワサ有り)おススメの一品です!
それは、これから来る花火大会や夏祭りのシーズンに向けて、欠かせない「浴衣」です!!
一言に「浴衣」といっても安い既製品のものから、高価なものまで様々ですが、今回ご紹介頂いた商品は、最高級の「博多織(献上博多)」の反物と帯です!!帯を締めるときの「キュッ」という絹なりは博多織ならではのものですよ。
今回は、この最高級の反物と帯を特別価格でご紹介頂きました!!←ちなみになんと「お仕立て代」込みです!!
このチャンスを逃す手は無いですよ☆
これからの季節、重宝する「浴衣」でちょっと贅沢をしてみては如何でしょうか??
もう一つは、当行の試食隊長で、このコーナーのプレゼンテーターの大御所でもある「T」さんおススメの一品です。
北海道の函館産の「真昆布」です!!なんと、これを製造している会社は、「北海道釧路の昆布森」というところにあります。やはり「昆布森」の昆布は違う様です(笑)私も早速試食いたしました!!!お味はというと・・・昆布のうまみと噛み応え抜群!!この感動は食べてみないと分からない!!って感じです!
是非是非、皆様一度お試しあれ☆

*商品をご希望の方は本店ロビーまで!!(展示してありますよ~~)
※シンコは架空の人物です。

今週の丸善丸の内本店 壹岐直也副店長がお薦めする本です。
「日本の銀行 進化への競争戦略――飛躍への5つの条件」
安田隆二著
東洋経済新報社刊
定価 2100円(税込)
不良債権処理に追われた銀行は、ようやく成長へ向かって歩み出しました。しかし、日本の銀行界はバブル以来の後遺症で自信を喪失し、外資の傘下に入っていくところも増えています。
郵貯メガバンクの登場も、銀行にとっては脅威です。金融は国家の知識産業の柱であり、銀行が立ち直ることは、国益でもあります。金融立国日本を作っていくためにも、銀行経営者やバンカーには使命感と熱い志を持ってもらいたいと筆者は言います。
一橋大学大学院で経営学(金融機関経営論)の教鞭を執る著者は、元外資系コンサルタントとして、多くの金融機関の経営者や銀行員と接してきました。
銀行が現在の打ちひしがれた状況から再生し、それぞれの銀行が独自の成長モデルを確立し、グレートバンクとして進化・飛翔していくための条件を「WILL」「CHILL」「KILL」「SKILL」「MILL」といった5つの段階に分け、マネジメントスキルと戦略構想を具体例を挙げつつ、詳細にかつわかりやすく論じています。本書は、銀行関係者や金融に関心のある方々に読んでいただければと思います。
(追伸)「週刊!木村剛」は、金融経済月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は5月15日にフジサンケイビジネスアイに掲載されたものです。
2006 05 27 [12. 本のソムリエ] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。ブログをやっていて楽しいことは、自分が知らなかった情報に自然な形で触れることができるということです。だからこそ私は、「ネガティブ・バトルではなく、ポジティブ・コミュニケーション」というスタンスを貫いているのですが、「大塚晃志郎の、経営者とその家族のための健康管理と『命もうけ』の知恵」さんから、マザーテレサのお話をうかがい、ナルホド!と思わされましたので、皆さまにもご紹介したいと思います。
正直申し上げると、日本のマスコミにおいて繰り広げられる「慈善事業ゴッコ」に嫌悪感を持っています。というのは、マスコミに出て「ヒューマニズム」を声高に主張する人たちに限って、慈善事業のためのコストを負担したことがなかったり、慈善事業を継続するためのリスクを背負わなかったり、ちょってでもダメージを受けそうになると雲を散らすように逃げたりするものです。
そういうキレイゴトのヒューマニズムを唱えながら、自らリスクとコストとダメージを覚悟しない人々が唱えるヒューマニズムの念仏を聞くと、ついつい「だったら、アンタが自分のすべてを賭けて、そのかわいそうな人たちを救ってみせればいいじゃないか」と毒づきたくなるんですね。
しかし、マザーテレサはやはりホンモノでした。
「大塚晃志郎の、経営者とその家族のための健康管理と『命もうけ』の知恵」さんが「彼女には、腹の据わった、タダでは転ばない、肝っ玉ゴッドマザー、といった実にたくましいものを感じます」と指摘していますが、私はホンモノのヒューマニストというのは、そうでなければいけないと感じているのです。それを端的に示したのが、以下の事例です。
ある大金持ちが、自分の売名のためにマザーテレサにロールスロイスを贈ったそうであります。マスコミも世間も、貧しき者の味方である清貧のマザーテレサは、ゼッタイにそういうものを受けとらないと思っていたようです。ところが、マザーテレサは、その寄贈のロールスロイスをあっさり受け取ります。当然、マスコミや世間は、「なんだ、マザーテレサは貧しい人の味方ではなかったのか?有名になって、とうとう金持ちに媚を売るようになったのか?幻滅だ。」などと、勝手な非難や批判が沸き起こるわけですね。・・・ 彼女は、世間の非難などものともせず、また自分の名声を使って政治家や社会的有力者に協力してもらい、マザーテレサが企画して、宝くじをやってもらうことにしたのです。その一等の賞品に、そのロールスロイスをあてました。世間の人たちは、話題になったマザーテレサおすみつきロールスロイスが一等の賞品の宝くじだ、ということもあって、こぞってその宝くじを買いに走ります。あっというまにロールスロイス一台をはるかに上回る、その数百倍ちかくのお金を集めました。もちろん、たくましく貧しい人を助けるための資金にしたようですよ。
いやあ、完全に脱帽です。これはスゴイ。「大塚晃志郎の、経営者とその家族のための健康管理と『命もうけ』の知恵」さんが言うように、「その発想は、まさに人の心理に熟知しマーケティングにたけた起業家であり、ひとつのチャンスを最大限に使って、施設の運営や貧しい人たちを助ける資金を最大限に作り出すという実業家であり、経営者」ということなんだろうと思います。
世の中にキレイゴトをいう人々はたくさんいます。しかし、そのキレイゴトを為し遂げるためのリスクとコストとダメージを覚悟し、その上で、練り上げた知恵と技術で切り返せる人はほとんどいません。「慈善奉仕するにせよ、スタッフの食費だっていりますし、医療品だっていりますし、患者や瀕死者のためのベッドや食事やケアのための費用などが、まさに、キリがないくらいお金が無制限に必要になってきます。施設自体は、生産し物を売るわけではありませんから、いくら寄付を集めたにせよ、いくらあっても足りないわけです」(by「大塚晃志郎の、経営者とその家族のための健康管理と『命もうけ』の知恵」さん)という現実を自ら背負う覚悟のあるヒューマニストは、ほとんどいません。
現実に人を救う事業をあえてやろうとすれば、平安に自己陶酔的なおせんちにひたっているひまはなく、平然と泥でも平気でかぶって、皆を食わせるため、養うためにかせぐ、という、実にたくましい豪腕にならなけれな、しょせん慈善事業ですら、きちんと為しえないのでしょう。ここに、世の中にとっていいことをしているのだからと世間の同情をあてにして、センチメンタルで甘い見通しがよく目立つ多くのNPO法人やボランティア慈善団体に欠落しがちな経営能力の重要性があるように思えます。 こういう点でも、マザーテレサは、起業家精神あふれる経営者で、マーケッターで、政治的なたちまわりもできる、実にたくましいゴッドマザーだったのではないかと思います。そりゃ、瀕死の人、病気の人、貧しい人、何百人も抱えて、スタッフも含めて、運営を何とかしていなければならない、きびしい現実を毎日生きていたら、甘っちょろい慈善気分でいられるわけがなく、やはりボランティア事業であっても、マザーテレサのような経営者としての手腕が非常に重大なのだと思います。だって資金繰りができなければ、慈善活動であったって、すぐにでも活動は頓挫してしまいますから。
こういうことをすべて分かった上で、コストとリスクとダメージを背負うことのできる日本版マザーテレサが出現することを、心より願っております。
「こんな青空の日には…」さんは「近年は報道によって民意を自分たちに都合の良いように操作しているのではないかという恐怖さえ感じることもある」と指摘していますが、「日本○レビのアナウンサー、女子高生のスカートの中を携帯で盗撮して書類送検。朝日○聞社長の長男大麻取締法違反で逮捕。こういうのって大々的に自社では報道しないのね、やっぱり」という軽薄なマスコミが垂れ流しているエセ・ヒューマニストたちの美しい物語だけでは世の中は一向に良くならない――そういう現実を直視すべきだと思います。
2006 05 26 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
一方興産側にも弱点はあった。顧客層の問題だ。
興産側は大企業取引には強いが、中小企業や新興企業の取引層が薄いのだ。そのため新規公開などの案件は大日銀行の取引企業が圧倒的に多い。
役員やかなりの幹部が興産側に占められようとしている中で、大日出身の社員たちは、大日銀行の取引企業の新規公開は大日側で全てを仕切うとする動きを活発化させていた。
これは、ミズナミ銀行、ミズナミ証券とはなったものの、大日側に証券業務に精通したより多くの人材を育成しようという意図だった。
興産側とすれば、この動きは許せない。しかし同じ会社の中で、興産と大日で取引先を取り合いするなどという恥知らずなことをするわけにもいかない。
そこで大日銀行の取引先の新規公開案件のうち、注目銘柄だけを選んで興産側で取り扱うよう画策することにしたのだ。その一つがサイバーネットワーク社だった。
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【著者】 江上 剛 (えがみ ごう)
昭和29年、兵庫県生まれ。早稲田大学政経学部卒。第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。広報部次長時代に対応した総会屋事件が、映画「呪縛・金融腐食列島」のモデルとなる。平成15年退行、作家専業に。主な著書に「非情銀行」 「起死回生」「腐蝕の王国(上・下)」など。
2006 05 26 [16. 小説「ニッポン・ウーマン」] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「顧客接点創造マーケティングアクトの目」さんが、「投資家の起源は、コロンブスたちが活躍したの大航海時代に遡るという話を訊いたことがあります」ということで、株式投資という経済行為に関して、コメントを寄せてくれています。
無事に帰還できるか、どうかわからない航海の費用を負担し、出資した船が無事帰還し、未知の国々から運んでくる香辛料や金銀、宝石の類の売却から巨万の富を得て、それを分配することに期待していたということですね。出航した船が無事帰還してくれるかどうかはわからないし、非常にハイ・リスクの投資だったのでしょうが、投資家たちは船の性能以上に、船長の人柄や航海士の腕と実績、船員達の士気の高さを見込んで、投資判断をしたようです。そこには人と人の交流も相当あったでしょうし、損得勘定以上にその冒険を支援する意識が強かったのではないかと思います。中世の航海に限らず、過去の長い歴史の中では、投資は実はこのように「人を支援するような形」が多かったようです。現在でも中小・零細企業の資金調達には、このような考え方は活きていると思います。
私も株式投資に関しては、基本的に「ビジネスを支援する」というスタンスが望ましいと考えています。したがいまして、個人的には、短期売買ではなく、長期的に会社とお付き合いする投資という考え方を推奨しております。
自分が支援したい投資先を見つけ、応分の出資を行うことで支援し、その富の創出を願う。このような投資へのスタンスこそ、投資家の本来のあるべき姿なのかもしれません。短期の利ざや稼ぎ狙いでは、このような投資は不可能でしょうが、長期投資のスタンスは、まさにこういう点にあるのではないでしょうか。冒険船への投資と同じように、長期投資で大切なことは、実は投資先企業を心底、支援できるかどうかという点にあるでしょう。 投資先のトップの人柄やビジョンに共感できるか(船長の人柄)、その企業に優れた経営陣がいるか(航海長の腕)、社員にモラールが働いているか(船員の士気)、良い技術や優れたサービスを有しているか(船の性能)といった点から考えてみればいいのでしょう。そして、優れた投資家の多くは、こうした人物やモラールが働く環境を非常に重視していて、その他の部分は従属的なものと捉えているのではないでしょうか?
「顧客接点創造マーケティングアクトの目」さんは、「数多の個人投資家の皆さんには、『何を言ってるんだ、いまのマーケットは中世じゃないんだから』とお叱りを受けそうな視点かもしれません」と言っていらっしゃいますが、私は「ビジネスを支援する」という株式投資の考え方がいまの日本にはもっと必要であるように感じるのです。
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全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」2006年7月号は5月20日発売です。
今月の第1特集は、バブル期の株式投信の運用残高を超えるほどの投資信託ブームの中で、カモにならない投資の鉄則や投資信託の選び方や株式パフォーマンス、だまされない投資知識を得るためのセミナーなど、賢い投資家になるための投資最新事情の特集を組んでいます。
また第2特集では、革命ともいえるウェブの進化によって私たちの身の回りで、そしてビジネスの世界ではどのような変化がもたらされているか。その変化に伴い、どのようなネット企業が勝ち残るのか、ビジネスのキーワードなども織り込みながら、ネット企業に投資する前に知っておきたい情報をまとめています。
特集以外でも、今注目をされている独立系投信会社のさわかみ投信の澤上社長とレオス・キャピタルワークスの藤野社長の運用スタンスのほか、今後の日本経済を左右する経済産業省の「新経済成長戦略」についての解説、前三重県知事の北川正恭氏と映画化された『県庁の星』の作家桂望実氏の対談、またプロゴルファー 深堀圭一郎氏とゴルフ解説者 佐渡充高氏とスポーツジャーナリストの二宮清純氏の鼎談「ゴルフの経済学」、「今の日本はソ連の崩壊時によく似ている」と語る、「国策捜査」でその存在を知らしめた外務省元主任分析官の佐藤優氏の、「ソ連崩壊と日本格差社会」 など盛りだくさんの内容となっています。
2006 05 25 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
皆さんに質問です。いま、3億円手に入ったらどうしますか?
こんにちは。FJオンラインのディレクター・濱田@動物好きです。
先日、フィナンシャル ジャパン8月号の取材&ビデオ撮影で日本サッカー協会に行きました。
ドイツ入りを目前にひかえた広報犬のロンメル君(ミニチュアダックスフント)がちょうどテレビ局の取材を受けていて、かわいい姿を見ることができました。
聞くところによると、ロンメル君が代表の試合の直前の練習などに駆けつけると「代表は負けない」そうです。なんと2002年のワールドカップ・日韓大会のベルギー戦以来、18試合連続!!!まさに不敗神話です(あー手をあわせとくんだった)
彼はドイツにも応援に行く予定なのですが、協会が手続きを依頼した旅行代理店の確認ミスで渡航スケジュールの調整が難しくなっているとのことでした。今度のワールドカップが広報犬としての仕事納めらしいので、ぜひ現地で代表を勇気づけて欲しいものです………。
ところで冒頭の質問です。
私は宝くじをこれまで1度買ったかどうかくらいの宝くじ素人なのですが、それでも
「ジャンボで1等前後賞付きが当たったら」
とか
「アレがアレしてこうなって、もしも、もーしーも、3億円手に入ったら」
とかたまに考えてしまいます。まさに煩悩の塊です。
その度にまず、「一番高いパワー(←ここが古い)マックが買えるなぁ」などと考えてしまい、「それ買って何に使うんだ」と自分にツッコむわけですが、皆さんはそんな夢想にふけることはないでしょうか。ゴーログをご覧の皆さんなら、「運用」という言葉がまず思い浮かぶかもしれません。もちろん私もフィナンシャル ジャパンにこれまで登場してくださった魅力的な企業の株を、買えるものなら買いたいですが………。
しかし、例えば3億円が今手に入ったとして、何がどうかわるのでしょうか(この場合、寄付など社会への還元は選択肢に入れません)。
まず仕事ですが、もちろんやめても生活はしていけるでしょう。
でも私の場合、仕事は楽しいのでやめたくありません。
では私生活はどうか。
衣食住の「衣」でいえば、バーゲン時期にしか行けないマーガレットハウエルに気軽に行けるようになるか。そもそももっともっとお高いブランド品が買えるか。
「食」でいえば、ランチに1500円払っても辛くなくなるでしょう。買うのをためらっている「にんにく卵黄」を毎月配達コースで買っちゃうかもしれませんし、タリーズではショートやトールでなく、いつもグランデを頼めるようになるかなと。
「住」でいえば都心に家を買えば通勤時間が短くなる?あと見せびらかすために、開いたことのないホームパーティーなんてやってしまって友人をたびたび呼ぶかもしれないですね。
とまぁ、いろいろ考えていたらあまりにセコすぎて泣きそうな、笑ってしまいそうな気持ちになってきました。
しかし、現実にミリオネア、ビリオネアというのは存在していて、彼・彼女らは「これが自分たちの身の丈にあったライフスタイル」と思ってそれぞれ暮らしているわけですよね。どんな生活なんだろう。
お金持ちといえば、フィナンシャル ジャパンには「ユダヤ人大富豪の教え」などのベストセラーで知られる本田健さんの「幸せな資産家の黄金律~米国長者編」という連載があります。フィナンシャル ジャパン7月号の記事で本田さんが引用しているデータには、
「ほとんどの富裕層が(中略)、10人中8人が「バーゲン」で購入できたほうがより買い物を楽しめると回答しています」
とあります。
なるほどなるほど。お金持ちでもそうなんですね。お金があっても安い方がいいのは同じなんですね。
というか、それだけシッカリしているからこそ、お金が集まってくるのかも?
などと勝手に納得して、勝手に「ホッ」としたのですが、実は「中略」した部分には
「利便性など、自分の思い通りのものを得るために追加料金を出すことを惜しまないものの」
との但し書きがありました………惜しまないんだ………やっぱりね。
そういえばずっと昔、ダウンタウンの松本人志さんが
「一度生活のレベルを上げると下げられない、高いトイレットペーパを買うようになると、安くて固いのはもう使えない(原文関西弁)」
というようなことをおっしゃっていましたが、多分そうなのでしょうね。
では。
2006 05 25 [18. FJオンラインDの日記] | 固定リンク | トラックバック
「日未子の話を聞いていると、谷川君と薮内君を離した方がいいのかな」
利洋はチーズをつまみに赤ワインを呑んだ。
「そんなことをされたら私のせいみたいだから嫌よ」
日未子は抗議した。
「あのサイバーネットワーク社の案件が上がってこない理由が分かったからね」
利洋は含みのある言い方をして、また赤ワインを呑んだ。
ミズナミ証券は社長や役員もほとんどが興産側出身者で占められていた。興産証券と大日証券が合併した会社なので、当初は人事面でもバランスがとられていた。社長に興産証券や興産銀行出身者が就けば、会長は大日証券や大日銀行出身者が就くという具合だ。
ところがしばらくすると、人事異動の度に大日側の役員がいなくなり、今では会長、社長とも興産側になってしまった。
この原因は大日側の人材不足にある。証券業務などのノウハウを持つ人材の層が大日側は薄いため、人材を送りたくても送れないのだ。もはやミズナミ証券は興産証券と言っていい状況になった。
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【著者】 江上 剛 (えがみ ごう)
昭和29年、兵庫県生まれ。早稲田大学政経学部卒。第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。広報部次長時代に対応した総会屋事件が、映画「呪縛・金融腐食列島」のモデルとなる。平成15年退行、作家専業に。主な著書に「非情銀行」 「起死回生」「腐蝕の王国(上・下)」など。
2006 05 25 [16. 小説「ニッポン・ウーマン」] | 固定リンク | トラックバック
皆さんこんにちは。木村剛です。「くまさんの自立」さんから、知事の退職金問題についてトラックバックをいただきました。「宮城県知事が任期中は退職金を全廃するなど改革が一部で進んでいる。自治体自体が財政破綻しているのだから、企業で言えば当然のことなのだが・・・」ということのようです。
みなさんはご存じだろうか、退職金の計算方法 ・首相 一般公務員と同じ 在任年数 で計算 ・知事、副知事ら自治体特別職は 在任月数 で計算 ちなみに、小泉首相が9月(任期5年5か月)で退職した場合 :退職金は5年分の658万円。 知事や市町村長の場合 :退職時の給料月額に在職月数をかけ、「退職金支給率」をかけて算出。支給率は自治体によって異なり、0.6~0.8の幅がある。全国知事の平均月給は約120万円で、支給率が0.7の場合は、1期の退職金は4,032万円。 ※120万円×12か月×4年(任期)×0.7(支給率)=4,032万円どうして、国の首相と知事等に退職金に雲泥の差が出るのかと言えば、在任期間を年数でかけるのか、月数でかけるのかで、こんなに異なる。
恥ずかしながら、指摘されるまで詳しくは知らなかったのですが、小泉首相が658万円で、県知事が4032万円というのは、かなりの格差であるような気がします。また、現実問題として5000万円を超える県も少なくありません。しかも、「知事は一回の任期を終えるごとに退職金が支給される」というのですから、何度も知事をやりたくなる気持ちが分かるような気がしますね。
各自治体とも60年代から「知事の職責の重さは民間企業の取締役と同等」との理由で、民間が採用していた月額計算を取り入れたことらしい。しかし、知事の職務の重さは民間企業の取締役と同等 と言うことであれば、財政破綻に追い込まれている自治体では、退職金なんかは支給されないのが当然。
「くまさんの自立」さんは、上記のようにコメントしていますが、正々堂々と反論ができる県知事はいるのでしょうか。宮城県知事のように範を示してもらいたいものです。
【読者の皆様へ】
6月10日(土)に講演会を開催します。
テーマ:「和魂米才の発想法」--米国流でも日本流でもない企業経営
会 場: 丸ビル8F コンファレンススクエア
詳細はこちらでご覧ください。
こちらでお申込いただけます。
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全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」2006年7月号は5月20日発売です。
今月の第1特集は、バブル期の株式投信の運用残高を超えるほどの投資信託ブームの中で、カモにならない投資の鉄則や投資信託の選び方や株式パフォーマンス、だまされない投資知識を得るためのセミナーなど、賢い投資家になるための投資最新事情の特集を組んでいます。
また第2特集では、革命ともいえるウェブの進化によって私たちの身の回りで、そしてビジネスの世界ではどのような変化がもたらされているか。その変化に伴い、どのようなネット企業が勝ち残るのか、ビジネスのキーワードなども織り込みながら、ネット企業に投資する前に知っておきたい情報をまとめています。
特集以外でも、今注目をされている独立系投信会社のさわかみ投信の澤上社長とレオス・キャピタルワークスの藤野社長の運用スタンスのほか、今後の日本経済を左右する経済産業省の「新経済成長戦略」についての解説、前三重県知事の北川正恭氏と映画化された『県庁の星』の作家桂望実氏の対談、またプロゴルファー 深堀圭一郎氏とゴルフ解説者 佐渡充高氏とスポーツジャーナリストの二宮清純氏の鼎談「ゴルフの経済学」、「今の日本はソ連の崩壊時によく似ている」と語る、「国策捜査」でその存在を知らしめた外務省元主任分析官の佐藤優氏の、「ソ連崩壊と日本格差社会」 など盛りだくさんの内容となっています。
2006 05 24 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
「そんなことを言っていると、大日銀行だって伝統を守ろうとするわよ。そうするといつまでも一つになれない」
日未子は言った。
「女性は直ぐに一つになりたがる」
利洋が複雑な笑みを浮かべた。
「お互いいつまでも一つになれない、今食べた鮑のように片思いでもいいのじゃないかな。無理に一つになる必要もないかもしれない」
利洋は言った。
「チーズはいかがですか」
鴨田が、十種類のチーズを運んで来た。
利洋が幾つか選んだ。日未子はミモレットだけにした。
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【著者】 江上 剛 (えがみ ごう)
昭和29年、兵庫県生まれ。早稲田大学政経学部卒。第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。広報部次長時代に対応した総会屋事件が、映画「呪縛・金融腐食列島」のモデルとなる。平成15年退行、作家専業に。主な著書に「非情銀行」 「起死回生」「腐蝕の王国(上・下)」など。
2006 05 24 [16. 小説「ニッポン・ウーマン」] | 固定リンク | トラックバック
5月1日、新会社法が施行された。主な内容としては、有限会社制度の廃止、1円起業の制度化など色々と挙げられるわけだが、このところ話題になっているのは、取締役会において、内部統制の構築に関する基本方針を決定することが義務化されたことだろう。
この「内部統制」という代物は、最近とみに評判の悪い米国資本主義が産み出したコンセプトである。80年代、米国企業において粉飾決算が多発したことを切っ掛けに産み出されたこの概念は、九二年九月に公表された「内部統制の包括的フレームワーク」として、とりあえずの結実をみた。その後、世界各国に普及し、内部統制に関するデファクト・スタンダードとなる。
したがって、「内部統制」というコンセプトを臓腑に落とし込むためには、その発祥地である米国資本主義を理解しなければならない。そのためには、米国資本主義の根底に流れる「ルール」という考え方を学ばなければならない。その「ルール」という考え方を学ぶことこそ、「内部統制」の本質を理解することにつながる。
しかし、それは意外に難しい作業である。米国資本主義と日本資本主義が大きく異なっているからだ。一言で言えば、「ルール文化」と「ムラの文化」の違いと言ってよい。だから、内部統制を機能させるためには、米国と日本の本質的な違いを見極めた上で、日本企業にあった形で導入しなければならない。
実は、この重要な論点を明確に意識した上で書かれている書籍は極めて少ない。このため、数ヶ月後には、解説書の内容を鵜呑みにして、形式的に内部統制を導入した日本企業から、「こんなはずじゃなかった」という恨み節が続々と噴出するだろう。
その昔、菅原道真は、「和魂漢才」を唱道した。その心は、日本人は日本に特有なる大和魂というものを根底としなければならないが、中国は歴史もあり、文化も開けており、孔子・孟子のような聖人賢者を輩出するくらいの国だから、政治・文学その他の分野において日本より一日の長がある。だからこそ、漢土の文物学問をも修得して才芸を養わなければならない、ということだった。
その故事にならえば、日本人は、大和魂を根底としつつも、米国は資本主義経済に関しては歴史もあり、資本主義の文化も成熟しているから、日本より一日の長があるところもある。だからこそ、米国の資本主義を修得して経営能力を養い、日本独自の資本主義を形成しつつ、商いを発展させねばならない。つまり、「和魂米才」が必要なのだ。
「内部統制」に関しても同じことが言える。「米国のままやればいい」と丸呑みするのではなく、「米国産だから嫌だ」と敬遠するのでもなく、日本独自の資本主義に一番合う形で消化していくべきだろう。
会社法は、経済活動を行うすべてのプレーヤーが遵守しなければならない「ルール」である。良くも悪くも、日本の資本主義経済は、この「ルール」に基づいて運営される。最近、「ルールに違反しなければ何をやってもよい、という考え方が問題だ」という主張が蔓延しているが、それは単なる精神論であって、世の中の改善には役に立たない。そういう問題意識があるのならなおさら、「どのようにより良いルールを設定すればよいのか」という議論をなすべきだ。
感情的な外資ハゲタカ論や無批判の米国賞賛論を排し、「和魂米才」の発想で、現実的な解を求めていかねばならないのではないか。
(追伸)「週刊!木村剛」は、金融経済月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は5月22日にフジサンケイビジネスアイに掲載されたものです。
【読者の皆様へ】
6月10日(土)に講演会を開催します。
テーマ:「和魂米才の発想法」--米国流でも日本流でもない企業経営
会 場: 丸ビル8F コンファレンススクエア
詳細はこちらでご覧ください。
こちらでお申込いただけます。
2006 05 23 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
利洋は鮑をあらかた平らげていた。
「上の方が偉いのね。軸がブレないということが素晴しいわね」
日未子は赤ワインを呑んだ。
「興産銀行にもいい伝統があったのだけれどね」
利洋は、赤ワインを渋そうな顔で呑み干した。日未子は、利洋が何を言いたいのか予測出来た。あまり聞きたいことではない。黙って鮑をフォークで刺した。
「バブル崩壊から、金融再生プログラム、そして合併に行き着くわけだけれど、僕に言わせると興産銀行のトップは迷走し過ぎたね。興産銀行は日本経済の守護神を以て任じていたわけだから、経済が低迷すれば、銀行だって低迷するのは当然なんだ。しかし三つの過剰と言われる借り入れや不良債権、人員、設備、これらが正常になれば日本経済は再び立ち上がるのは自明の理だった。それが分かっていながら合併などという選択肢を選んだことは、愚かだったと思うよ。何とか我慢していれば、今日のように企業の業績回復期が来るわけだからね。それまで待てば良かったのさ」
「利洋は合併反対なの?」
「そういうわけではないさ。僕は現実を受け入れるタイプだからね。ミズナミ銀行の中でどうやって興産銀行の伝統を守ろうかと腐心しているだけだよ」
利洋は笑みを浮かべた。
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【著者】 江上 剛 (えがみ ごう)
昭和29年、兵庫県生まれ。早稲田大学政経学部卒。第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。広報部次長時代に対応した総会屋事件が、映画「呪縛・金融腐食列島」のモデルとなる。平成15年退行、作家専業に。主な著書に「非情銀行」 「起死回生」「腐蝕の王国(上・下)」など。
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全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」2006年7月号は5月20日発売です。
今月の第1特集は、バブル期の株式投信の運用残高を超えるほどの投資信託ブームの中で、カモにならない投資の鉄則や投資信託の選び方や株式パフォーマンス、だまされない投資知識を得るためのセミナーなど、賢い投資家になるための投資最新事情の特集を組んでいます。
また第2特集では、革命ともいえるウェブの進化によって私たちの身の回りで、そしてビジネスの世界ではどのような変化がもたらされているか。その変化に伴い、どのようなネット企業が勝ち残るのか、ビジネスのキーワードなども織り込みながら、ネット企業に投資する前に知っておきたい情報をまとめています。
特集以外でも、今注目をされている独立系投信会社のさわかみ投信の澤上社長とレオス・キャピタルワークスの藤野社長の運用スタンスのほか、今後の日本経済を左右する経済産業省の「新経済成長戦略」についての解説、前三重県知事の北川正恭氏と映画化された『県庁の星』の作家桂望実氏の対談、またプロゴルファー 深堀圭一郎氏とゴルフ解説者 佐渡充高氏とスポーツジャーナリストの二宮清純氏の鼎談「ゴルフの経済学」、「今の日本はソ連の崩壊時によく似ている」と語る、「国策捜査」でその存在を知らしめた外務省元主任分析官の佐藤優氏の、「ソ連崩壊と日本格差社会」 など盛りだくさんの内容となっています。
2006 05 23 [16. 小説「ニッポン・ウーマン」] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「微妙に日刊?田中大介」さんが、「子どもお金調査」に関連して、「お金よりも大事なものがあるか」という質問に8割の小中高校生が「そう思う」と答えた、という記事を見つけて、「相変わらずお役人はいい加減な質問が好きだなあ」とコメントしています。
そもそもこの質問には主語が抜けていて、「自分自身にとって」なのか「社会にとって」なのか分かりません。自分自身にとってお金が何よりも大切な人がこの世にいるのでしょうか? ホリエモンだって著書でお金よりも自分の命の方が大切だと書いています。またお金を使う自由がなければ(拘置所のなかでは)、お金は無意味なわけです。もしそういう人がいるとしたら、その人は結果的に自らの命を犠牲にして誰かにお金を残すわけですから、ある意味これ以上ないほど利他的な人では? もし質問が「社会にとって(お金よりも大事なものがあるか)」であれば、これはかなり難しい質問です。お金とその他全てを比べるのは面倒なので、以下ではその他全ての中でもっとも大事そうな「人々の命」と比較します。私の結論から先に述べると、 社会にとって「人々の命」はごく僅かだけ「お金」よりも大切です。 というのも、理想論は無視して現実の世の中を見れば、お金がないために失われている命は毎年千万単位で存在します。それこそ発展途上国のストリートチルドレンから先進国のスラムまで。直接的にはお金以外のモノ(薬・食料・安全 etc)がないことが原因ですが、これだけの貨幣経済においてはそれらはお金とほとんど同意義です。お金さえあれば助かる命があるわけですから、その意味で「お金と命の為替レート」が存在するわけです。それが存在する以上、お金と命は同じだけ大切なわけです。
このコメントを読んだ「小売店で働く社長の日記」さんも、「いい加減な質問だなぁというは、私も全く同意見です」と述べて、「お金より大切にしたい物というものは、家族、友人、私に様々な事を教えてくださった先輩、人間らしくホコリをもって生きたいという気持ち、などなど、私にはたくさんあります。だからといってそれらをお金と並列にならべて、どっちが大切か? なんて質問はまったくの無意味です」と語っています。
私は、お金は家族や友達と同様に大切だと考えています。その理由は主に二つあります。 ・私は、家族や友人が事業に失敗して、あるいは詐欺にだましとられて、住むところも、食う物もなくなった時に、お金を出してあげる事をすでに決めています。このように、お金をもっていれば、困っている友人や家族を助けてあげる事ができます。ちなみに、決めているのは突然やってきた時に、すんなりと出してあげるようにするためです。 ・お金をもっていれば、嫌いな人間のいう事を聞かないですみます。理不尽な事をいったり、媚びへつらう事を求める上司や取引先とつきあわないですみます。
ここで、先週ご紹介した「小売店で働く社長の日記」さんの「お金のない人の3つのパターン」をもう一度示しておきたいと思います。
1.悪いことをしなければお金持ちになれないと考えている。 2.お金よりも大切な物があると考えている。 3.金を持ったらロクな事にならないと考えている。
「小売店で働く社長の日記」さんが指摘しているように、「お金よりも大事なものがあるか?」という質問は、この1と2にあてはまっているように思えます。こういうくだらないアンケートにコストをかけて、「『勝ち組』『ヒルズ族』などと、成功者がもてはやされる風潮が広まるが、同委は『子供の金銭意識は予想以上に堅実だ』と分析している」人たちは、だいたい既得権益に守られて生活に困ったことのない方々ばかりだったりします。
そんなことより、チャップリンが作った「ライムライト」を子どもたちに見せて、「人生に必要な物は、勇気と、想像力と、少々のお金だ」という名台詞を自分たちなりに考えてもらったほうがよっぽど豊かな人生につながるような気がします。
お金を使ってでも守りたい何かがあるという意味で、お金は、その守りたい価値よりも大切ではありません。でも、だからと言って、お金が大切ではないという短絡的な結論になるわけではないことも明白です。くだらないアンケートを行って、思い通りの結果を得て、それを公表することによって一方的な価値観を表明しようとする大人の浅知恵が見え隠れするというのは、気分が良いものではありませんね。
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全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」2006年7月号は5月20日発売です。
今月の第1特集は、バブル期の株式投信の運用残高を超えるほどの投資信託ブームの中で、カモにならない投資の鉄則や投資信託の選び方や株式パフォーマンス、だまされない投資知識を得るためのセミナーなど、賢い投資家になるための投資最新事情の特集を組んでいます。
また第2特集では、革命ともいえるウェブの進化によって私たちの身の回りで、そしてビジネスの世界ではどのような変化がもたらされているか。その変化に伴い、どのようなネット企業が勝ち残るのか、ビジネスのキーワードなども織り込みながら、ネット企業に投資する前に知っておきたい情報をまとめています。
特集以外でも、今注目をされている独立系投信会社のさわかみ投信の澤上社長とレオス・キャピタルワークスの藤野社長の運用スタンスのほか、今後の日本経済を左右する経済産業省の「新経済成長戦略」についての解説、前三重県知事の北川正恭氏と映画化された『県庁の星』の作家桂望実氏の対談、またプロゴルファー 深堀圭一郎氏とゴルフ解説者 佐渡充高氏とスポーツジャーナリストの二宮清純氏の鼎談「ゴルフの経済学」、「今の日本はソ連の崩壊時によく似ている」と語る、「国策捜査」でその存在を知らしめた外務省元主任分析官の佐藤優氏の、「ソ連崩壊と日本格差社会」 など盛りだくさんの内容となっています。
2006 05 22 [10. 投資戦略の発想法] | 固定リンク | トラックバック
「利洋もバブルの先兵だったのね」
日未子が言った。
「今なら恥ずかしいという思いもあるけれど、当時は必死だった。他の銀行に負けたくなかったからね。ところがキッコーマンは、僕のセールスに『ノー』を返してきた」
「たいしたものね」
日未子は、再び鮑に醤油をつけた。
「財務担当者が申し訳なさそうに、僕に言うんだ。『事業資金しか借りてはいけない、金利を安くするから借りろと言われても社内では五%かかっているつもりで計画を立てなくてはいけない、これがルールなのです。財テクをやりたくないわけではないのですが、絶対に上の了解が得られませんので、勘弁してください』と深々と頭を下げられてしまった…」
「何度も頼んだの?」
「ああ、何度も頼んだ。でも無理だった。あの当時は頑固者で保守的な会社だと思っていたけれど、今になってみれば、僕の方が恥ずかしい。伝統を守るということが如何に難しいことかと教えられたよ」
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【著者】 江上 剛 (えがみ ごう)
昭和29年、兵庫県生まれ。早稲田大学政経学部卒。第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。広報部次長時代に対応した総会屋事件が、映画「呪縛・金融腐食列島」のモデルとなる。平成15年退行、作家専業に。主な著書に「非情銀行」 「起死回生」「腐蝕の王国(上・下)」など。
2006 05 22 [16. 小説「ニッポン・ウーマン」] | 固定リンク | トラックバック
フィナンシャル ジャパン6月号 伯楽諫言 文:木村剛
約一四〇年前、日本は、明治維新という大偉業を為し遂げた。大政奉還という万国の歴史にも例をみない大決断が、列強の植民地になる寸前だった日本を救い、アジア唯一の先進国として世界史の舞台に送り込んだことは特筆される。
幕末においては、国際的な力関係の中で、嫌々ながらも開国していく幕府に対し、尊皇攘夷のエネルギーが漲った。開国派は幕府をサポートする佐幕派とみなされ、テロリズムの対象となる。生麦事件に代表される殺傷事件も頻発した。「日本こそが文明で周りは野蛮」という小中華思想が外国を排斥するナショナリズムへと変質していく。そういう中で、坂本龍馬を筆頭とする有為の志士たちもテロリズムの中に倒れた。
もっとも、そうした「鎖国攘夷」の流れが明治維新を成功に導いたわけではない。尊皇攘夷派の筆頭であった薩摩藩自体、薩英戦争以降は外国の力を利用して倒幕する方向へと大きく舵を切っていく。
結局「攘夷」とは、幕府というアンシャンレジーム(=旧体制)を打破するための政治的スローガンだった。開国した後で攘夷に戻ることは不可能だったし、吉田松陰でさえ、一度締結した外国との条約を反故にすることは信義にもとると考えていた。また西郷隆盛は、「攘夷は倒幕の口実」と割り切り、むしろ世界各国と交際して、西洋の長所を取り入れ、日本の短所を補うべきと確信していた。
史実をみれば、幕府が崩壊し、維新が為し遂げられると、「鎖国攘夷論」は「開国攘夷論」へと昇華していく。明治の改革者たちは、諸外国の秩序そのものを否定する鎖国攘夷論を脱するだけの叡智を持っていた。
彼らは、国際秩序に属しているという現実を自覚的に受け容れた上で、日本の実力を向上させ、国際的地位を早急に欧米諸国並みにまで上昇させることを「攘夷」とみなしたのだ。
例えば岩倉具視は、王政復古の大号令を発した直後に、「自今朝廷の欧米諸国を待遇する、漢土諸国と同札なるべし」とし、欧米を「夷(野蛮)」とみなさない方針を明らかにした。日本の先達たちは、単純で軽薄な「外資ハゲタカ論」に堕していなかった。日本国の将来を憂えていた本物の硬骨漢たちだった。
硬骨漢たちの思想は、五箇条の御誓文に凝縮された。外の世界と新しい時代に合わなくなった古い体制を、維
新たにするために発布された御誓文は、「旧来ノ陋習破リ、天地ノ公道ニ基クベシ」と明言している。
維新は成った。旧来の陋習は破られた。これは、一世紀以上も前の話である。
それなのに、この現代において、浅はかな「外資ハゲタカ論」程度の論理に溺れている人々がいかに多いことか。「市場原理主義」「米国資本主義」などというレッテルをベタベタと張り付けて溜飲を下げている「現代版・鎖国攘夷論者」たちの魂は一四〇年前からまったく進歩していない。
いま日本では、アンシャンレジームが大反撃に転じ、維新を挫折させようとしている。時代が「変化」を求めているのに、「変化」を求めないアンシャンレジームがもたらしてくれる「安定」という名の「格差の固定化」に迎合しよう
としている。ライブドア事件を契機に、盛り上がった王政復古運動は、鎖国攘夷主義へと日本を導き、将来を危うくしてしまうかもしれない。
藤原正彦氏が著した『国家の品格』が一〇〇万部を超えるベストセラーになったようだ。しかし藤原氏は、自らが擁護している勢力が、ライブドア以上に「品格」がない面々であることに気が付いていない。
このままでは、殊更に精神論を唱え、何ら具体的な対策を打ち出なかった幕末の幕臣たちのように、知らず知らずのうちに日本を三流国に落とさしむる結果になるだろう。鎖国攘夷論に「品格」などないのである。
(追伸)「週刊!木村剛」は、金融経済月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は5月8日にフジサンケイビジネスアイに掲載されたものです。
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全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」2006年7月号は5月20日発売です。
今月の第1特集は、バブル期の株式投信の運用残高を超えるほどの投資信託ブームの中で、カモにならない投資の鉄則や投資信託の選び方や株式パフォーマンス、だまされない投資知識を得るためのセミナーなど、賢い投資家になるための投資最新事情の特集を組んでいます。
また第2特集では、革命ともいえるウェブの進化によって私たちの身の回りで、そしてビジネスの世界ではどのような変化がもたらされているか。その変化に伴い、どのようなネット企業が勝ち残るのか、ビジネスのキーワードなども織り込みながら、ネット企業に投資する前に知っておきたい情報をまとめています。
特集以外でも、今注目をされている独立系投信会社のさわかみ投信の澤上社長とレオス・キャピタルワークスの藤野社長の運用スタンスのほか、今後の日本経済を左右する経済産業省の「新経済成長戦略」についての解説、前三重県知事の北川正恭氏と映画化された『県庁の星』の作家桂望実氏の対談、またプロゴルファー 深堀圭一郎氏とゴルフ解説者 佐渡充高氏とスポーツジャーナリストの二宮清純氏の鼎談「ゴルフの経済学」、「今の日本はソ連の崩壊時によく似ている」と語る、「国策捜査」でその存在を知らしめた外務省元主任分析官の佐藤優氏の、「ソ連崩壊と日本格差社会」 など盛りだくさんの内容となっています。
2006 05 21 [13. フィナンシャル ジャパン] | 固定リンク | トラックバック
こんにちは、尾花典子です。今日は夏を感じさせるような暑さですね。GW明けからの風邪もようやく治ったみたいです~♪
さて質問です。
みなさんにとって、一番大切なものは何でしょうか。
①家族
②仕事
③恋人
④お金
⑤信頼関係
私はその時々によって違いますが、やはり家族においてすらもお互いに信頼関係を保つことが一番大切だと考えています。でも各個人でそれぞれ価値観って違うんですよね~。
最近よく話題になっている「格差」の問題ですが、頑張っている人が報われない世の中になってしまったら、とても不合理に思えます・・・。
最近の格差問題って何なのでしょうか。誰かが何かわざと煽動しているような感じさえします。
先日テレビを見ていたら、子供の給食費や修学旅行費などの費用の補助を受けている世帯が足立区では40%以上いて、それ以外の区でも増えていて、その基準というのが年収500万円で子供が4人の場合に補助がでるとかいうことでしたが、この番組の主張したかったのは、格差が広がっているということなのか、シメはそんな感じでした。年収500万円は決して安くないし、そういった補助金のバラマキ自体が問題で、本当に困っている人にお金が回るようにしてほしいと主張するコメンテーターもいましたが、すごい中途半端な「格差」で、この国自体がへんな方向にいってしまいそうでちょっとこわいです(ノ_・。) ちょとまとまっていなくてすみません・・・。
海外の名門ホテルが次々と日本に進出してきますが、昨年12月にオープンしたマンダリン オリエンタル 東京のチャイニーズレストラン「センス」で先週金曜日に友人の結婚お祝いの内輪の会をしました♪このお店のドレスコードが、ディナータイムは「スマートエレガンス」だったのですが、ちょっとだけ悩んだ末、いつもの普段着で行ってみました。

金曜日はあまり天気がよくなかったのですが、37階から見る眺望は最高でした。
ここはゴー社長の古巣である日本銀行からかなり近いところにあります。
大騒ぎして怒られないように・・・とプライベートルームにしたのですが、お部屋もお料理もサービスもすごくよかったですよ。

またお話と食事に夢中になってしまい、お料理の写真をとるのを忘れてしまいましたが、見たことのない、高級そうな紹興酒を飲んでとても楽しかったです。最後にお店にお願いしておいたお祝いのケーキだけは写真に撮ることができました(*'-'*)
マンダリンオリエンタル東京のセンスはお薦めですよ♪
2006 05 21 [15. 週刊!尾花広報部長] | 固定リンク | トラックバック
家計貯蓄率が低いことが米国の経常収支の大幅赤字の原因となっており、国際的な不均衡の背景であることは、4月のG7でも指摘されている通りだ。
これまで米国の家計貯蓄率が低い一方で日本の家計貯蓄率は高く、これが日米間の経常収支の不均衡の原因で日米の家計貯蓄率をどうやって是正するかという議論が続いてきた。
ところが内閣府が発表している国民経済計算を見ると、2004年度の日本の家計貯蓄率は2.7%にまで低下しており、04年の米国の1.8%と大差はない。
05年の家計調査でみると、世帯主が65歳以上で無職の世帯では貯蓄率はマイナス17.8%で、引退して年金生活をおくっている高齢者はかなりの貯蓄取崩を行っている。
日本の高齢化率は05年には20%に達しており、長期的に続く日本の家計貯蓄率低下は、高齢化で貯蓄取り崩しを行う高齢者が増えたことの影響が大きい。
もっとも00年以降の家計貯蓄率の急低下には、超低金利、失業率の上昇などの一時的な要因もあるので、デフレ脱却で金利上昇が見込まれるなど当面は家計貯蓄率が上昇する要素が多い。しかし日本の高齢化は今後も続き2050年には35.7%に達すると見られているので、一時的な上昇はあっても2020年頃には家計貯蓄率はほぼゼロになると予想される。
よく知られているように、国内の企業、政府、家計の各部門の貯蓄と投資のバランスを合計すると、経常収支に一致する。
同じように家計貯蓄率が大幅に低下しているにも関わらず、米国の経常収支が赤字で日本の経常収支がかなりの黒字を維持しているのは、日本の企業部門の貯蓄投資バランスが大幅な黒字となっているためである。
これは日本企業が過剰債務問題の解消のために、債務の返済をおこなってきたからだ。日本経済はほぼデフレから脱却し、過剰債務問題も改善しており、今後は設備投資の積極化や、配当の増加などによって、企業の貯蓄投資バランスの黒字は縮小していくだろう。
そうした中で財政赤字が続けば、将来日本の家計貯蓄率がゼロになると経常収支は赤字化するはずだ。
家計貯蓄率がゼロに低下していくにしたがって、日本経済の姿はこれまでとは大きく変わっていくだろう。例えば、日本経済は輸出主導で経済成長が続いてきたが、外需はむしろ成長を抑制する方向に働く。経常収支がゼロになるまでは、日本の対外資産は増加を続けるので海外から受け取る財産所得も増加を続ける。このため経常収支の黒字のうちで利子、配当などの所得収支の黒字は増加を続け、貿易・サービス収支はかなり早い段階で赤字になるはずだ。
1ドル360円の時代から続いてきた円高の流れもいずれは変わる可能性が高い。
また、これまで財政赤字は国内の貯蓄で賄うことができたが、国内の貯蓄が減少していけば、海外からの資金に頼らなければ大量の国債発行は続けられなくなる。長期金利が上昇して利払い負担が増加するなど、財政赤字の問題も現在よりもさらに深刻化する恐れが大きい。
家計貯蓄率低下の影響はこれまでは過剰債務削減の動きで隠されているが、今後は次第に顕在化してくるだろう。
(追伸)「週刊!木村剛」は、金融経済月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は5月8日にフジサンケイビジネスアイに掲載されたものです。
2006 05 20 [14. フィナンシャルi ] | 固定リンク | トラックバック
みなさんこんにちは。FJオンラインのディレクター・濱田@韓流ファンです。
「くまさんの自立」さんと同じく、私もイ・ヨンエさんのCM観たいです(私はヨンエシよりもソン・イェジンシ好みですが)。ちなみに私は8年くらい前から映画やビデオの感想を個人サイトに書き綴っているのですが、「春の日は過ぎゆく」は2003年8月にビデオで観ていました。改めて見てみると、「作品の雰囲気や演者は良くて映像も美しいのですが、登場人物の気持ちの変化をもっと丁寧に描写して欲しかった」などとエラそうなことを書き、いつも添えているお気に入りの度数(★の数で判定、5つが最高)は「判定拒否」としていました………何のことやら。
ところでグーグルの電卓機能。これは検索ボックスに「512*8」「965/4」などと入力してボタンを押せば解答が表示されるというもので、Yahoo!などにもあります。ほかにも、「1000米ドルを円に」などと入力すれば、参考レートが分かる通貨換算という機能もありますね。
これらに限らずグーグルは、ウェブメールやメッセンジャー、ツールバーなどPCを快適に使う上で、不可欠なサービスを多数提供してくれています(ほかのポータルサイトなどにも同様のサービスはありますが)。私はGmailやニュースなどを使っています。
今さらですがグーグルの成長には本当に目を見張るものがあります。
先進的で洗練された企業のイメージがあり、世界的にもAppleなどと並んで好感度も高いようです。反面、いろいろな問題点を指摘する声もあります。ここでその議論はしませんが。
今やインターネットもグーグルも生活に欠かせないインフラと言って良いでしょう。検索することを「ググる」というのも、もう定着した感があります(調べずに言葉の意味などを聞いてくる人には、このウェブサイトを利用してはいかが?)。
ウェブ・インターネットに関して言えば、話題になっているのが「Web2.0」や「ウェブ進化論」。前者は使用する人によって定義や認識が違っているようですが、平たく言えば、「新しい考え方・コンセプトに基づく技術やサービスの総称」になるでしょうか。平たすぎてなんだか分かりませんね。まぁとにかくRSSやXML、Ajax、タグ、SNS、ブログ、APIとかオープンソースとか、『そういう感じのヤツ』という雰囲気ということです。
20日発売のフィナンシャル ジャパン7月号は「ウェブ進化論」の特集を組んでいます。グーグル、はてな、GREE、マイスタイルなどの企業に取材に行ったほか、レオス・キャピタルワークスの藤野英人氏、グローバルベンチャーキャピタルの長谷川博和氏らそうそうたるメンバーに、「ネット企業の目利き法」を聞いています。FJオンラインでも毎週少しずつ紹介させていただいています。
タイトル・冒頭の話に戻ります。
グーグルの電卓機能ですぐに解答が出ない数式ですが、それは
7-11(七引く十一)
だそうです。ご存知の方も多いかもしれませんね。
なぜかって?ご存知でなかった方、気になるという方は、とりあえず何も考えずに入力してみてください(ちなみにYahoo!ではすぐに表示されます)。
「そんな計算、暗算すれば良いではないか!」
と言われそうですが、
ネットサーフィンを楽しむコツは、こういうネタを楽しもうとする気持ちを持つことではないか、と思うのです。余計なお世話ですけれど。
どうしてもグーグルに計算させたい場合は、「7-11=」と最後にイコールを入力すれば解決されます。
では。
2006 05 20 [18. FJオンラインDの日記] | 固定リンク | トラックバック
今週の丸善丸の内本店 壹岐直也副店長がお薦めする本です。
『金融工学者フィッシャー・ブラック』
ペリー・メーリング著
今野浩監訳、村井章子訳
定価 2940円(税込)
出版社 日経BP社
オプション価格を導くブラック=ショールズ式といえば、ファイナンスの世界を一変させた大変な「発明」です。発明者二人のうち、マイロン=ショールズは一九九七年にロバート・マートンとともにノーベル経済学賞の栄誉に浴しました。もうひとりのフィッシャー・ブラックは、2年前にガンで亡くなっていましたが、ノーベル賞委員会から異例の言及を受けました。
本書は、コロンビア大学教授の著者が七年かけて書き下ろした「不世出の天才」ブラックの評伝です。アーサー・D・リトルで同僚だったジャック・トレイナーから資本資産評価モデル(CAPM)を教えられて以後、ブラックはファイナンス革命の渦中の人となって理論研究だけでなく、金融商品の開発にも貢献します。ゴールドマン・サックスではパートナーになっています。
さらに、経済学では一般均衡理論の研究に没頭し、ケインジアンやマネタリストと論争しました。本書はブラックの軌跡を通して一九七〇年代から急速に進展したファイナンス革命を丹念にトレースした類書のない力作といえます。
(追伸)「週刊!木村剛」は、金融経済月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は5月8日にフジサンケイビジネスアイに掲載されたものです。
2006 05 20 [12. 本のソムリエ] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは!シンコです(^^)/
5月18日に「第15回お客さま懇親会」が開催されました。←パチパチパチ~~(拍手)
今回の懇親会は、今までと違う!!
何が違うかというと・・・
~~♪チャラ♪~~
<問 題>2006年5月18日、学士会館で行われた「第15回お客様懇親会」今回特別企画として催されたイベントは、次の①~③のうちどれでしょう!!
①「日本振興銀行クイズ大会!!」が行われた
②「お客様対抗商品売上げコンテスト!!」が行われた
③「振興ネットワーク仮装大会」が行われた
さて、どれでしょう!?
正解は・・・♪♪ドコドコドコドコ・・・ジャァァァ~~~~ン!!
☆★②★☆です!!
おおっと、商品売上コンテスト!?
何をどのように売るんだい?ってな話になりますが、「お客様対抗」ということですので、お客様の中で、「我こそは!!!」という勢いのある11社の皆さんに、自慢の商品を巧みな話術と熱いハート(←チョット古い・・・)で、名前のとおり、売上げを競ってもらいました!
ちなみに、当行の行員も華麗な衣装に身を包み(コスプレ??)お客様と一丸となって売りまくりました!!
で、「コンテスト」っということは、賞金も・・・(ウシシシシ☆)
もちろん、売上高が一番のお客様には賞金がありましたよ♪
また、それだけではなく、「大抽選会」も行われました!!
特賞は、なんと「5万円分の旅行券!!」ということで、抽選会も大盛り上がりでした!!で、もっとびっくりなのが、特賞を掴み取った抽選番号は「77」←私の誕生日(7/7)とおんなじ♪(ヘヘヘ)当選されたお客様、本当に喜んでらっしゃいましたよ~~。
来月の懇親会が楽しみだなぁぁぁ!!

※シンコは架空の人物です。
皆さん、こんにちは。木村剛です。阪神鉄道に王手を掛けながらシンガポールに逃げたということでマスコミから叩かれている村上ファンドですが、「小株主の徒然日記」さんから、世の中的には少数派(?)と思われる村上ファンド擁護論をトラックバックしていただきました。
世論は反村上ファンド一色だ。というかマスコミがそういう風に世論操作している。で、出現するのが経済学者を名乗る、経済原理主義者だ。オサマ・ビンラディンのごとく、成功者を叩く。曰く「額に汗して働かねばならない。」曰く「マネーゲームを成り立たせてはならない。」経済学者さまが本気で言っているのだろうか? 株主=出資者ではない。出資者の権利=株を出資者から買ったのが株主だ。業績が上がれば株価に付加価値がつくし、業績が下がれば値引きしても売る場合もある。最初の出資額より高額で株を買っている株主もいれば安く買った株主もいるだろう。だとしても、株式会社は株主に出資してもらって会社が成り立っている。会社にとって株主はそれ以上でも以下でもない。会社は出資金を得た以上株主に株数に見合った利益をもたらす義務があるのだ。業績を上げて、株価を上げるのもそうだし、配当もそう。 つまり、預金者が銀行から利息を得るように、株主が会社から利益を得るのは当然のこと。短期でも長期でも低額でも高額でも投資に対して利益を求めるのは当たり前のことだ。なぜ経済学者さまは預金の金利と同じようなものを労働の報酬と同等に語るのだろうか。村上ファンドの行いがも間違っているのなら、預金に利息をつけるのは間違いだし、株式市場の存在自体間違っている。
まったくもって「そのとおり!」なんですが、その当たり前のことが常識にならないのが日本の悲しさ。要するに、日本社会は、資本主義経済が嫌いなのではないのか、と思ってしまいます。
純投資から経営に参加することは許されない? ならば阪神電鉄の経営者は自社株を1株たりとも持っていないのか? 投資と経営を両立したらなぜイケない?? 「村上ファンドに経営は無理!」と言い切ったアホな弁護士がいたが、なぜ弁護士が村上ファンドの経営者の経営手腕を語るのか? そもそも、こんな適当な意見を無責任に2言3言吐き出すような仕事で、数十万もって行く連中が「額に汗して働く」などとぬけぬけと言うことが信じられない。
一言の異論もなく、全く同感でありまして、「大株主である村上ファンドが取締役を送り込むなら受け入れなくてはいけない。受け入れたくないのなら、村上ファンドの希望する額で株を買い取って株主であることを辞めてもらうより方法がないのだ。株を買い戻すのもイヤ。経営に口出しされるのもイヤ。こんな子供みたいなことをいう経営者だから問題なのだ」と語る「小株主の徒然日記」さんには拍手喝采です。
どうも「阪神鉄道vs村上ファンド」の戦いに関して、私は「小株主の徒然日記」さんと同じく、完全なる少数派のようです。
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全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」2006年7月号は5月20日発売です。
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2006 05 19 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
日未子は、利洋が話すのを聞きながら、鮑に醤油をつけて食べてみた。ソースで食べるのとはまた違う美味しさが口中に広がっていく。
「お醤油を使うと、ますます素材が生きるわ。こうなるとシェフは素材選びから全く気が抜けないわね」
日未子は、鮑の歯ごたえを存分に楽しんでいた。
「キッコーマンにはね、昔、教えられたことがあるんだ」
利洋が真面目な顔で日未子を見つめた。
「バブルの頃のことだよ。財テクの時代って言われていただろう」
「ええ、財テクをして収益を上げない会社は無能だ、とまでいう論調だったと聞いているわ。勿論、私はまだ銀行に入ってはいなかったけれどね」
「凄い時代だった。みんなが競うように銀行からお金を借りてね、それを運用して収益を上げていた。財務担当の鼻息が荒くてね、物作りの現場の人たちを馬鹿にする始末だった。でもその人たちを嗤えない。僕たち銀行も無尽蔵に証券投資や不動産投資の資金を貸し付けていたからね。その頃、僕はキッコーマンに、興産銀行から融資を受けて運用するようにアドバイスに行ったんだ」
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【著者】 江上 剛 (えがみ ごう)
昭和29年、兵庫県生まれ。早稲田大学政経学部卒。第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。広報部次長時代に対応した総会屋事件が、映画「呪縛・金融腐食列島」のモデルとなる。平成15年退行、作家専業に。主な著書に「非情銀行」 「起死回生」「腐蝕の王国(上・下)」など。
2006 05 19 [16. 小説「ニッポン・ウーマン」] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。5月12日のゴーログ「なぜ弁護士と税理士は沈黙を決め込んでいるのか?」に対して、ブログ界で起こったある事件で超有名な「Annex de BENLI」さんから、トラックバックをいただきました。
まあ、雑談のレベルだと、ビジネスローヤー系の方々は比較的「堀江さんは無実なんじゃないの」みたいな話をされることが多かったりはする(ただし、弁護士の場合、現在の裁判実務の現状として、「無実だから無罪になる」とは必ずしも思っていないのですが。)ものの、堀江さんの場合、本人が選択を間違えなければ、適切な弁護人を適切な数だけ選任するだけの資力があるので、特に手弁当で駆けつけようと言う雰囲気にはなっていないといったところではないかとは思います。
確かにそうなのかもしれませんが、例えば、ライブドア事件に関しては、取り調べている検事しか知りえない情報が毎日のように新聞をにぎわせていました。これなどは、基本的人権の侵害だと思われますが、法曹界から批判的な意見は聞こえてきません。また、その記事が事実なのであれば、明らかな国家公務員法に定められた守秘義務違反ですが、それに関するコメントもありません。そして、それらの記事が正確性に欠けているとしたら、明らかな名誉毀損だとも思いますが、そういう指摘もありません。
これらは、弁護士が人権を守る役割を果たしていると自認しているのであれば、放置してよい事象であったとは思われないのです。「くまさんの自立」さんからは、「本当の状況が見えていないからこそ、専門家ほど軽々に物事を語らないだけです」というご意見をいただきましたが、そういう状況下でも指摘しなければいけない事柄はあるのではないかと思うのです。
「Annex de BENLI」さんのように、実名と職業と所属をさらした上で、ネット上の言論を続けるというのは、かなり辛い作業であると思います。心無い誹謗中傷や訳知り顔した面罵は日常茶飯事ですから・・・。そういう意味で、主張の是非や表現の巧拙はともかくとして、私は「Annex de BENLI」さんの試みを高く評価しています。だからこそ、法の専門家としての「Annex de BENLI」さんの発言に今後も期待したいと思っているのです。

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全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」2006年7月号は5月20日発売です。
今月の第1特集は、バブル期の株式投信の運用残高を超えるほどの投資信託ブームの中で、カモにならない投資の鉄則や投資信託の選び方や株式パフォーマンス、だまされない投資知識を得るためのセミナーなど、賢い投資家になるための投資最新事情の特集を組んでいます。
また第2特集では、革命ともいえるウェブの進化によって私たちの身の回りで、そしてビジネスの世界ではどのような変化がもたらされているか。その変化に伴い、どのようなネット企業が勝ち残るのか、ビジネスのキーワードなども織り込みながら、ネット企業に投資する前に知っておきたい情報をまとめています。
特集以外でも、今注目をされている独立系投信会社のさわかみ投信の澤上社長とレオス・キャピタルワークスの藤野社長の運用スタンスのほか、今後の日本経済を左右する経済産業省の「新経済成長戦略」についての解説、前三重県知事の北川正恭氏と映画化された『県庁の星』の作家桂望実氏の対談、またプロゴルファー 深堀圭一郎氏とゴルフ解説者 佐渡充高氏とスポーツジャーナリストの二宮清純氏の鼎談「ゴルフの経済学」、「今の日本はソ連の崩壊時によく似ている」と語る、「国策捜査」でその存在を知らしめた外務省元主任分析官の佐藤優氏の、「ソ連崩壊と日本格差社会」 など盛りだくさんの内容となっています。
2006 05 18 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
利洋と日未子のグラスに赤ワインが注がれた。目の前には鮑のグリエが置かれている。
「お好みでお醤油もお使いください。また別の美味しさが味わえると思います」
鴨田が説明した。鮑を盛った皿の隣に醤油を入れた小さな皿があった。
「醤油でフランス料理をいただくのも楽しいね」
利洋が言った。
「フランス料理って、バターっぽくって濃いというイメージがあるでしょう。ソースが決め手と言うくらいだから。それに比べてイタリア料理や日本料理は手間もかけているけれど、素材を生かしているのよね。それでフランス料理も刺激を受けて、素材を生かす料理が多くなったの」
「今回の料理も本当に素材が生きているね」
利洋は鮑を美味しそうに食べた。
「素材を生かすために、フランス料理にも醤油が使われるようになったそうよ。これはキッコーマンの方からの受け売りだけど…」
日未子は、少し照れくさそうに言った。
「キッコーマンは素晴しい、先見性のある会社だよ。数百年間も千葉県の野田というところで醤油を作り続け、それを世界に広げたわけだからね」
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【著者】 江上 剛 (えがみ ごう)
昭和29年、兵庫県生まれ。早稲田大学政経学部卒。第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。広報部次長時代に対応した総会屋事件が、映画「呪縛・金融腐食列島」のモデルとなる。平成15年退行、作家専業に。主な著書に「非情銀行」 「起死回生」「腐蝕の王国(上・下)」など。
2006 05 18 [16. 小説「ニッポン・ウーマン」] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「小売店で働く社長の日記」さんから、「お金に縁がない人の理由」について、トラックバックをいただきました。極めて示唆に富んでいるので、ご紹介します。
お金に縁がない人には理由があります。・・・パターンはおおむね3つです 1.悪いことをしなければお金持ちになれないと考えている。 2.お金よりも大切な物があると考えている。 3.金を持ったらロクな事にならないと考えている。
スルドイ!
この法則に当てはまると、資本主義経済のメカニズムの中で、ドンドンお金から遠ざかっていってしまうかもしれませんね。特にご指摘していらっしゃるように、「一生懸命に働いている→生活が楽しく、豊かにならない。→楽しく、豊に生活している人間は悪い事をしているに違いない!」という思考回路に陥ったら最後ですね。後は歪んだ嫉妬心が「お金持ち=悪人」という世界観を作り上げていくだけです。
そうならないように、自戒したいものです。
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全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」2006年6月号は4月21日発売です。
今月の第1特集は、日本銀行の量的緩和政策の解除により、金利上昇が予測されている中で、どのような株式に投資をしたらよいのか、何に注意を払えばよいのか、過去30年の金利や株式の動きを振り返りながら、今後の「金利上昇に負けない注目株」についての特集を組んでいます。
また第2特集では、「これだけは気をつけよう!投資詐欺の5つの手口」と題して、これまでの投資詐欺の手口など具体的な事例や騙されないための自衛方策、トラブルのおきやすい金融商品の解説やチェック方法、そして投資のプロが語る騙されない方法など投資に関する特集になっています。まとめの騙されないためのチェックリストも必見です。
特集以外でも、投資関連ではテーマ別にわかりやすく解説している「FJおススメ投資本BEST20」や「あなたもできるバリュー株投資」、好評シリーズ「資産株」VS「小泉株」、そのほか、今後の日本経済の動向の重要な鍵となる「自民党の中川政調会長が語る『上げ潮政策』」、成功した起業家と起業志望の人々が集まるイベントで見た起業の現状やパソコンソフト販売本数でマイクロソフトを抜いたソースネクストの松田社長の経営戦略についてなど盛りだくさんの内容となっています。
2006 05 17 [10. 投資戦略の発想法] | 固定リンク | トラックバック
「フロアを見渡せば、そこが伸びる会社かダメな会社か分かる」
現在ナレッジフォアで制作中のブロードバンド番組に出演してくださった、ある有名ファンドマネージャーがこんなことをおっしゃっていました。
皆さんこんにちは。FJオンラインのディレクター・濱田@韓流ファンです。
「くまさんの自立」さんと同じく、私もイ・ヨンエさんのCM観たいです(私はヨンエシよりもソン・イェジンシ好みですが)。ちなみに私は8年くらい前から映画やビデオの感想を個人サイトに書き綴っているのですが、「春の日は過ぎゆく」は2003年8月にビデオで観ていました。改めて見てみると、「作品の雰囲気や演者は良くて映像も美しいのですが、登場人物の気持ちの変化をもっと丁寧に描写して欲しかった」などとエラそうなことを書き、いつも添えているお気に入りの度数(★の数で判定、5つが最高)は「判定拒否」としていました………何のことやら。
ところでグーグルの電卓機能。これは検索ボックスに「512*8」「965/4」などと入力してボタンを押せば解答が表示されるというもので、Yahoo!などにもあります。ほかにも、「1000米ドルを円に」などと入力すれば、参考レートが分かる通貨換算という機能もありますね。
これらに限らずグーグルは、ウェブメールやメッセンジャー、ツールバーなどPCを快適に使う上で、不可欠なサービスを多数提供してくれています(ほかのポータルサイトなどにも同様のサービスはありますが)。私はGmailやニュースなどを使っています。
今さらですがグーグルの成長には本当に目を見張るものがあります。
先進的で洗練された企業のイメージがあり、世界的にもAppleなどと並んで好感度も高いようです。反面、いろいろな問題点を指摘する声もあります。ここでその議論はしませんが。
今やインターネットもグーグルも生活に欠かせないインフラと言って良いでしょう。検索することを「ググる」というのも、もう定着した感があります(調べずに言葉の意味などを聞いてくる人には、このウェブサイトを利用してはいかが?)。
ウェブ・インターネットに関して言えば、話題になっているのが「Web2.0」や「ウェブ進化論」。前者は使用する人によって定義や認識が違っているようですが、平たく言えば、「新しい考え方・コンセプトに基づく技術やサービスの総称」になるでしょうか。平たすぎてなんだか分かりませんね。まぁとにかくRSSやXML、Ajax、タグ、SNS、ブログ、APIとかオープンソースとか、『そういう感じのヤツ』という雰囲気ということです。
20日発売のフィナンシャル ジャパン7月号は「ウェブ進化論」の特集を組んでいます。グーグル、はてな、GREE、マイスタイルなどの企業に取材に行ったほか、レオス・キャピタルワークスの藤野英人氏、グローバルベンチャーキャピタルの長谷川博和氏らそうそうたるメンバーに、「ネット企業の目利き法」を聞いています。FJオンラインでも毎週少しずつ紹介させていただいています。
タイトル・冒頭の話に戻ります。
グーグルの電卓機能ですぐに解答が出ない数式ですが、それは
7-11(七引く十一)
だそうです。ご存知の方も多いかもしれませんね。
なぜかって?ご存知でなかった方、気になるという方は、とりあえず何も考えずに入力してみてください(ちなみにYahoo!ではすぐに表示されます)。
「そんな計算、暗算すれば良いではないか!」
と言われそうですが、
ネットサーフィンを楽しむコツは、こういうネタを楽しもうとする気持ちを持つことではないか、と思うのです。余計なお世話ですけれど。
どうしてもグーグルに計算させたい場合は、「7-11=」と最後にイコールを入力すれば解決されます。
では。
2006 05 17 [18. FJオンラインDの日記] | 固定リンク | トラックバック
フレンチレストランでは、客を快くもてなすために、それぞれが専門的な役割を担っている。注文を聞くのがメートル・ドテル。料理を提供するサービスがシェフ・ド・ラン。運ぶのがコミ。役割を十分に果たすには、長い修練が必要だ。料理に精通し、かつ愛情と尊敬を持っていないと出来ない。
「ソースは、卵黄に白ワイン、エシャロット、ビネガー、澄ましバター、エストラゴン、檸檬汁を加えたものです。付け合せは夏野菜であるナス、トマト、ズッキーニのグリエとなっています」
山本が解説をしてくれる。
「赤ワインをお持ちしましょうか?」
不破が利洋に訊いた。
「お任せします」
利洋が頷いた。しばらくして不破が持って来た赤ワインを、利洋がテイスティングした。
「ブルゴーニュのコート・ドゥ・ボーヌのシャサーニュ・モンラッシェ村の赤ワイン、ルイ・ジャドー社製二〇〇一年でございます」
「いいでしょう」利洋が満足げにテイスティングを終えた。
利洋と日未子のグラスに赤ワインが注がれた。目の前には鮑のグリエが置かれている。
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【著者】 江上 剛 (えがみ ごう)
昭和29年、兵庫県生まれ。早稲田大学政経学部卒。第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。広報部次長時代に対応した総会屋事件が、映画「呪縛・金融腐食列島」のモデルとなる。平成15年退行、作家専業に。主な著書に「非情銀行」 「起死回生」「腐蝕の王国(上・下)」など。
2006 05 17 [16. 小説「ニッポン・ウーマン」] | 固定リンク | トラックバック
5月10日、金融庁は中央青山監査法人に対して、監査業務の一部停止命令を発出した。日本商工会議所の山口信夫会頭は「厳しい処分は当然だ。投資家や取引先に対する背信行為は許されない」と断罪している。
監査法人をぶっ叩く前に冷静に振り返ってみよう。粉飾決算の張本人は誰なのかということだ。カネボウの場合は帆足隆元社長。断じて監査法人ではない。帆足氏に対してはすでに懲役2年(執行猶予3年)の有罪判決が下されたところだ。
無論、カネボウの会計監査を担当した公認会計士3人に関しても「共謀」の事実が認定されており、監査法人としての罪が消えることはない。しかし、「主謀」は経営者。その意味で経済団体の長が談ずるべきは、「共謀」した監査法人を断罪することではなく、経営者仲間が「主謀」したことに対する慙愧の念から始めなければならないところ。
カネボウの粉飾が明るみに出た端緒が、産業再生機構の調査だったことを思い出そう。産業再生機構との絡みで大幅な債務超過が判明した上場企業は少なくない。そして、これらの企業において粉飾決算がなされていた可能性は極めて高い。しかし、これらの経営者と監査法人は、未だに責任を問われていない。
そもそも、わが国の監査水準を「安かろう・悪かろう」という状況にとどめてきた一因には、経済団体が監査報酬を低い水準に押し止めてきたことがある。したがって、経済界が一方的に監査法人を責める資格があるとも思われない。
フェアでありたいのであれば、監査法人を責める前に、経営者を責めるべきだし、経営者を非難する場合も、その内容に応じてフェアに批判すべきである。
カネボウの経営者は、5年間かけて2150億円の連結最終利益を粉飾した。かたや堀江ライブドア前社長が問われているのは、売上高38億円と利益16億円の偽装に加えて、3億円の経常赤字を50億円の経常黒字と偽った罪である。堀江氏に対する非難の大合唱と、帆足氏に対する断罪の声の小ささをどう解釈すればよいのだろう。
また3月下旬に発覚したNEC子会社における決算水増しは、売上高で363億円、営業利益で93億円。ライブドアより大きな金額なのに、ほとんど報道されない。思い付きで感情的に批判するのではなく、その後の改善につながるフェアな論評をすべきだろう。
こうした現状に鑑みれば、山口会頭は、自身が会長を務める旭化成が中央青山と契約していることについて、「特に今替える理由はない」と述べたが、監査法人の選任に関しては、是々非々で臨めばよい。他の監査法人が中央青山より信頼性の高い監査をしているという確証がないからだ。
最近の報道では、「一罰百戒」という言葉が踊っているが、フェアな行政をモットーとするなら、「百罰百戒」でなければ不当である。産業再生機構の案件すべてを捜査して、粉飾の有無を調べ上げ、他の監査法人に対しても厳しい措置を下さなければアンフェアだ。
外部監査と内部監査を同一の会計士が実施したり、監査先なのにリスク管理を助言するなど法令違反の実例は多い。そういう状況を放置しながら、中央青山一人を血祭りに上げて凱歌をあげても、本物の賞賛は得られないのではないか。
(追伸)「週刊!木村剛」は、金融経済月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は5月15日にフジサンケイビジネスアイに掲載されたものです。
2006 05 16 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
「大きい」
日未子は、鮑の大きさに驚嘆した。
「四百五十グラムございます」
鴨田が誇らしげに言った。
「驚いたかい?」
利洋が微笑んだ。
「もうびっくりよ」
日未子も自然と笑みを浮かべた。
「これをグリルいたしまして、取り分けさせていただきます」
鴨田は目の前で鮑を切り分け、焼き始めた。料理を取り分けたりするサービスを提供するのはシェフ・ド・ランの役割だ。鴨田は支配人だが、特別に日未子たちのためにその役割を担ってくれている。
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【著者】 江上 剛 (えがみ ごう)
昭和29年、兵庫県生まれ。早稲田大学政経学部卒。第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。広報部次長時代に対応した総会屋事件が、映画「呪縛・金融腐食列島」のモデルとなる。平成15年退行、作家専業に。主な著書に「非情銀行」 「起死回生」「腐蝕の王国(上・下)」など。
2006 05 16 [16. 小説「ニッポン・ウーマン」] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「顧客接点創造マーケティングアウトの目」さんから、「30年とか50年と言う単位で見れば、人口が多い国が遅かれ早かれ経済的にもトップクラスを形成すると思う。その時には恐らく、米国も日本も黄昏れてくるのは避けられないだろう」という予測をいただきました。
日本は単一に近い民族構成だから、米国のような変動要因がない。米国は見方によっては国内に発展途上国を抱えているとも言えるし、よほどおかしな政権にならない限り、かなりの柔軟性を持った国ではあるので、黄昏度はどう考えても日本の方が強そうだ。マーケティング的に見ても、1億人という人口規模の国家で、これほどのスピードで高齢者社会へ突入する国はないのである。戦後、農業から建設・土木業や工業へと就業者の受け皿が大きく変化した。現在、その揺れ戻しの最中にあると思われるが、IT産業はその受け皿としては余りにも小さすぎるし、有効なモノは見つかっていないように思える。・・・ 日本は貿易立国だ、世界の工場だと言われて久しいが、それも随分色あせてきたイメージ=黄昏れつつある。いつまでも、そんなに都合の良いポジショニングを世界が認めてくれるとは限らないような気がしてならない。米国は石油メジャーだけでなく食糧メジャーの中心でもある。振り返って日本はどうか? 米国や中国、オーストラリアがいつまで食料輸出国であり続けるのかはわからない。報道される機会は少ないが、実はEU加盟国はその辺の役割分担も進んでいるようで、食糧自給率は我々が思うよりかなり高い。・・・日本のこれからの50年は国家としてのバランスを取り戻すための、試行錯誤の50年になるような気がしてならない。
「顧客接点創造マーケティングアウトの目」さんは、どちらかというと、米国黄昏論ではなく、日本黄昏論なのですが、「404 Blog Not Found」さんも「現時点において、米国を越える国はない」という理由で、米国黄昏論を否定していました。
アメリカ人に製品を買ってもらえるから中国が潤う。アメリカ人に石油を(直接的でないにしろ)買ってもらえるからロシアが潤う。アメリカ人に雇用してもらえるからインド人が潤う。そしてアメリカ人に農産物を買ってもらっているからブラジルが潤う。そう。資本主義の仕組みにおいて、大事なのは売る事よりも買う事なのだ。だから日本も中国も入ってきたドルでせっせとT-Bill(米国債)を買うはめになっている。これらの国で本当に日が昇るのは、彼らが売り手ではなく買い手としても成熟するというのがまず必要だ。
ちなみに、「404 Blog Not Found」さんは、もう一つの要因として、「英語」をあげています。ここは、結構重要な論点だと私も思っていまして、代替が容易でないデファクト・スタンダードの強さを米国はいくつか持っていると思っています。
実は帝国の日昇日没の歴史の中で、英国から合州国という流れは、他と異なった特徴が一つある。それによる帝国語の変化が(ほとんど)なかったという事実である。覇権国が代われば、覇権語も代わるという歴史の中で、もしかしたら二代たてつづけに同じ言語が覇権語になったというのはこれがはじめてかも知れない。BRICsの国々のみならず、合州国の覇権に異議をとなえる国々でも、その国のエリートとなるためには英語が必須となっている。場合によっては母国語よりも重要でもあるのだ。しかし、それらの国々において、英語は「市場語」、すなわち普通にものを売買する時に使う言葉ではない。この二つの変遷を確信しない限り、まだ「星条旗の黄昏」と言い切るのは早計だと思う。
ちなみに、「滑稽本」さんは、「404 Blog Not Found」さんの論点に加えて、米国の強さの背景として「アメリカへの憧れ」を挙げています。
大学と言えばハーバードやらMITやらだ。映画と言えばハリウッド。野球といえばメジャーリーグだし、バスケもアメフトもホッケーもアメリカだ。TVの深夜の通販番組も、アメリカの何とかさんが権威付けをしている。どこに言ってもマックはあるし、コーラもある。理屈はどうでも良い。生活スタイルが知らない間にアメリカ風になっちゃえば、それはアメリカの覇権なワケである。これがアメリカの強さなのではないか。・・・金よりも生活様式の方が人への影響が大きいという、生物として自然な反応がある限り、この点がどうにかならない限り、アメリカは強いのではないかと思うワケだ。
話は少し飛ぶかもしれませんが、こういう観点で見た場合の「ドル」の強さを軽視してはいけない――国際通貨としてのハードカレンシーの強さを舐めてはいけない――と私は考えています。多少の、否、大幅な上下の水準変動はありえるでしょう。しかし、「近い将来、ドルがハードカレンシーの地位を明け渡すことはあるのか」という問いに対しては、「ノー」と答えざるを得ないと思っています。
さらに、「ハードカレンシーがドルから円に移行することはあるのか」という問いであれば、残念ながら「あり得ない」と(現時点では)答えざるを得ないでしょう。そういう意味で私は、中長期的に円に対して「ドルブル」であり、このスタンスはこの数年全く変わっておりません。
このスタンスを私が変えるときは、日本がいろいろな意味で世界のデファクト・スタンダードを形成するときだと思っていますが、それに対して、「滑稽本」さんが「では、日本はこれからどうすべきか」ということで、貴重なアドバイスをしてくれています。
折角WBCで野球世界一になった。トリノではフィギュアで世界一になった。シンクロも世界トップレベルだ。しかし、野球の記事は巨人の失墜ばかりを強調して(今更興味ねーよ)、日本の世界一の分野を貶める事に熱心である。選手もメジャーへの憧れを隠さない。フィギュアスケートはトラブルが発覚してピンチ・・・。シンクロは殆ど忘れ去れている。 そんな中、日本古来の競技として今、世界での認知を高めているのが相撲である。元社会主義国から、土俵での成功を目指して入門し、実績を上げる者が後を絶たない。他の競技が他所の国発祥であるのに対し、相撲は日本人が育んで来たモノだ。それが今、他の国の人々にとって「成功物語」を夢見させる競技に昇華しようとしているという事だ。これは、アメリカが持っている強力な求心力を、日本も持ち得るチャンスなのだ。にも拘らず、日本の相撲ファンがやっているのは「外国人排斥論」である。 空手や柔道も世界的に認知され・・・ているが、これらじゃ飯が食えない。相撲の場合、億万長者になれる。これが、空手や柔道と、相撲の最大の違いである。K-1なんぞも世界展開して・・・いる。相撲やK-1といった、「名誉と金がセットになっていて、尚且つ日本が発祥である」モノというのは、日本への強力な求心力と成り得る。今の日本人は、そういう「日本への求心力」を片っ端から自らの手で貶める事にあくせくしている。
もしも、K-1が「外国人排斥論」という要素を持っていたら、そもそもここまでのステータスを持ち得なかったでしょうし、アンディ・フグやミルコ・クロコップという名選手を素直に褒め称えてスターダムにのし上げるということもなかったでしょう。
「まだ、今なら日本も金持ちだ。金のあるウチに、人々の娯楽の中に日本発祥のモノをどれだけ吹き込み、定着させられるか。これが日本が沈まない要因として大切なモノなのではないか」という「滑稽本」さんの警句を真剣に受け止めるべきなのではないか、と私は真摯に思うのです。
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全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」2006年6月号は4月21日発売です。
今月の第1特集は、日本銀行の量的緩和政策の解除により、金利上昇が予測されている中で、どのような株式に投資をしたらよいのか、何に注意を払えばよいのか、過去30年の金利や株式の動きを振り返りながら、今後の「金利上昇に負けない注目株」についての特集を組んでいます。
また第2特集では、「これだけは気をつけよう!投資詐欺の5つの手口」と題して、これまでの投資詐欺の手口など具体的な事例や騙されないための自衛方策、トラブルのおきやすい金融商品の解説やチェック方法、そして投資のプロが語る騙されない方法など投資に関する特集になっています。まとめの騙されないためのチェックリストも必見です。
特集以外でも、投資関連ではテーマ別にわかりやすく解説している「FJおススメ投資本BEST20」や「あなたもできるバリュー株投資」、好評シリーズ「資産株」VS「小泉株」、そのほか、今後の日本経済の動向の重要な鍵となる「自民党の中川政調会長が語る『上げ潮政策』」、成功した起業家と起業志望の人々が集まるイベントで見た起業の現状やパソコンソフト販売本数でマイクロソフトを抜いたソースネクストの松田社長の経営戦略についてなど盛りだくさんの内容となっています。
2006 05 15 [04. 経済政策を語ろう!, 09. 燃えよ!スポーツ] | 固定リンク | トラックバック
「ばかばかしいね」
利洋は言った。
「ばかばかしいけど、現実にあったことよ」
日未子は言った。
シェフの山本が、「千倉産の鮑のグリエになります」
と次の料理を日未子に伝えた。
「鮑!」
日未子の表情が一変した
支配人の鴨田章裕が、銀の皿に載せた大ぶりの鮑を日未子に見せた。
千倉は千葉県安房郡千倉町のことだ。南房総の町で、太平洋の荒波に育てられた大ぶりで良質の鮑が獲れることで有名だが、その中でもとっておきの鮑が、このクラウンレストランで客に供せられる。
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【著者】 江上 剛 (えがみ ごう)
昭和29年、兵庫県生まれ。早稲田大学政経学部卒。第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。広報部次長時代に対応した総会屋事件が、映画「呪縛・金融腐食列島」のモデルとなる。平成15年退行、作家専業に。主な著書に「非情銀行」 「起死回生」「腐蝕の王国(上・下)」など。
2006 05 15 [16. 小説「ニッポン・ウーマン」] | 固定リンク | トラックバック
「フィナンシャル ジャパン」6月号掲載 --ハッピーリタイアメントのために投資せよ
IFA(インディペンデント・フィナンシャル・アドバイザー) 金岡秀明
ここ数年のインターネットの爆発的普及でネット証券や、ネット銀行を利用する投資家や預金者が増えています。
そのような先鋭的で知的好奇心旺盛な、自己責任意識に富む日本人が増えている一方、郵便貯金や定期預金だけという層も依然として多いようです。
最近の日本銀行による「量的緩和の解除」で、日本もゼロ金利時代を脱却する局面に近づき、預貯金等の金利にも上昇圧力が見られるものの、その絶対的な水準は依然として超低金利であり、若干の金利上昇があったとしても運用効果がほとんどなく、あっても確定利付き商品の金利だけ。ご高齢の方々が年金収入と金利だけで安心して暮らせないのはこれまでと何ら変わらない事実です。
働き盛りの若中年層に至っては昔と違って、国も勤務先も確定年金を払ってくれる保証はありません。少子化本番、団塊の世代の本格的な退職時期を迎え、ますます負担だけが増え、ハッピーリタイアメントのための「経済的裏付け」を手に入れるには、今の金利で元本をひたすら積み増すか運用で増やすしか方法はないのです。
そこで、「自己責任で投資しよう」と言ってはみても、言葉だけが独り歩きしているのが今の日本の現状。私たちIFAは、お客さまには「今、どうするか」という目先の視点よりも、「将来、何かあったときに本当に大丈夫ですか」という長期的な視点で資産運用をお考えになることを勧めています。
おカネは現物。現実的なモノとして客観的に捉えるべきだとは思いますが、情緒的に捉えることも必要だと考えています。そうでなければ、自分にとってのおカネの価値観を培うことはむずかしい。
ライブドアのホリエモンの影響で、個人投資家の皆さまの中に、「本業はそこそこに株で簡単におカネが稼げる」というイメージを少なからず持ってしまった方がいるのはよくない傾向といえるでしょう。
昔ながらの考えで、やはり、おカネを汗水たらして得た労働の対価とするのは基本。ただ昔のように、資産運用がある種の後ろめたさを伴っていた時代と今とでは違います。高度成長期の高金利で貯蓄だけでも十分資産形成ができた時代は過ぎ、成熟経済社会の今は、もう一歩前に踏み出さないといけない段階にあるのです。これからは、自分が働いて稼いだおカネにも元気になってもらう必要がある。本職の仕事で汗を流して、自分が培った鑑
識眼で株式銘柄を選択して投資をすることに後ろめたさを感じる必要は全くないのです。
それは、金融機関や担当者の選択においても同じことが言えます。
従来横並びだった日本の金融業界に競争原理が導入され、差別化された商品サービスが続々出てきました。投資家や預金者の側に金融機関や商品の選択が委ねられているぶん、自分の責任で投資する意味を十分におさえることが大切になります。
そのお手伝いをさせていただくことが個別金融機関の思惑に左右されない独立系のファイナンシャル・アドバイザーである私たちの役割だと考えております。「なぜ、おカネを殖やさないといけないのか」という命題をお客さまと一緒に考え、「投資をイチかバチかのギャンブルにせず、より幸福な後半の人生を得るための手段にする」
ということをこれからも訴えていきたいですね。
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金岡秀明(かなおか・ひであき)
1966年生まれ。日興証券(現・日興コーディアル証券)で10年間、主にリテール営業を担当。2002年4月、日興コーディアル証券と委任契約を結びIFAとして独立。
日本IFA認証機構認証(CIFA)
(追伸)「週刊!木村剛」は、金融経済月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フィナンシャルジャパン」5月号に掲載したものです。
2006 05 14 [13. フィナンシャル ジャパン] | 固定リンク | トラックバック
こんにちは、尾花典子です。休み慣れしていないせいか、GWは大したこともせずに、大したところにも行かないにもかかわらず、風邪を引いてしまいました・・・・・。
原因として考えられるのは・・・・・・・。
① GW中は結構天気がよかったので、昼夜かまわず、窓を全開でソファーでテレビを見ながら寝ていた(ソファーで寝ながらテレビをみるのは、私にとっては至福のときです・・・・)。 ② 日中からお酒を飲んで、お風呂にはいって、髪の毛も乾かさずに、外出していた。 ③ あまり夜更かしせずに、睡眠をたくさんとり、ぼーっとしていて体を怠けさせすぎた。 ④ 中国からの黄砂で喉をやられ、体にばい菌が入った。 ⑤ 骨盤矯正に以前から興味があり、ついに骨盤矯正のトライアルを受けたものの、トンカチみたいなもので、腰やおしりを思いっきり叩かれ、あまりの痛さに冷や汗をかき過ぎた。 ⑥ ついでに小顔矯正というのも受けてみたが、頭の後ろのほうを少しとがった棒で押され続けた(後頭の筋肉が硬かったようです)だけで、これもすごく痛くて、痛さを通り越して悪寒がした。結果、見た目は全く見違えず、むしろ痛みを堪え続けてしわが増えた気がした。
どれかわからないものの、GW明けにフルコース(熱があると途端に具合悪い気がしてくるので体温ははかっていません~)の風邪を引いてしまい、「大丈夫ですかぁ~??」といたわられ続けたものの、あまり良くなっていません。
といっても一番ひどいのは「喉」=「声」です。ドスがきいているようで、「こわぁ!!」と「おかまちゃん」とか言われていますが、実は意外と自分のハスキーな声が気に入っているんです・・・・。
ということで、今週末にはお友だちと渋谷の松涛の女性専用SPA 「シェスタ」に行く計画を立てていましたが、延期となってしまいました(/_<)
ゴー社長もGW明けはお疲れのようでしたが、風邪は引いていませんでした。
ゴー社長の会社の社員は、「お仕事」はきちんといただけています(これがないと大変ですぅ!)が、プライベートではもちろんとりたてて何もなく、おすそわけもお菓子をいただいているものの、あまりないので(かなり虫がよすぎますよね・・・)、人に風邪をうつすと治るとよく言われますが、「ちょっとタチの悪い風邪」を私からのプレゼント(?)で差し上げようかなと、ちょっと思っていますぅ(笑)♪♪♪
でもそんなことしたら、あとがすごーーーくこわぁいと思いますが、私の咳はすごいので、その気がなくても、きっと誰かにプレゼントしてしまうかもしれません・・・。
こんなことばかり言っていると、ゴー社長が提唱する和魂米才―いわゆる日本とアメリカのいいところをとりいれたニッポン・スタンダードの発想はできそうもありませんね。
みなさん、5月末発刊される「和魂米才の発想法」の記念講演が6月10日(土)に東京駅の丸ビルであります♪
お時間のある方や興味のある方は、是非お越しください!!
お待ちしていますぅ。 ここから申し込んでね♪♪

これは今月発売号のFJの表紙です。
勤勉の象徴として知られる二宮金次郎ですが、大災害の続発した幕末において、金次郎が独創的な手法で
村々の復興を次々と成功させた背景には、たゆまぬ学習努力があったのです。
そこで、FJを読みながら歩いている金次郎のすでに歩いてきた道がお金の道になってる?!・・・・読者の皆様には、平成版金次郎として「賢い投資家」になっていただくための特集を組んでいます♪
2006 05 14 [15. 週刊!尾花広報部長] | 固定リンク | トラックバック
昨年から、中国・華南地方で委託生産をしている日本企業と税務当局との間で対立が生じている。
(古橋&アソシエイツ代表・税理士 古橋隆之)
日本企業による香港子会社経由の中国加工貿易の取引形態には、中国企業に原材料、物品、サンプルなどを無償支給し、加工した製品を引き取って輸出する「来料加工」と、原材料、物品、などを有償支給し完成品価格で輸出する「進料加工」とがある。
この「来料加工」に対して、香港子会社にタックスヘイブン対策税制が適用され、例えば船井電機は、2002年から04年までの3年間で、香港子会社の利益を船井電機そのもの所得とみなすタックスヘイブン税制の適用により393億円の申告漏れ、追徴額165億円の更正処分を受けた。これに対して船井電機は大阪国税局に不服申し立てをしている。SMK、スミダコーポレイションも同様の「来料加工」で不服申し立てをしている。
香港の法人税率は17.5%と、日本の法人実効税率40.87%の半分以下であり、事業活動の「コスト」でもある税金を削減する際の子会社等の設置候補国・地域となる。しかしタックスヘイブン対策税制によって、日本企業の子会社などが税金の安い国・地域で生産販売などをして貯めた利益に、日本国が課税できるようになっている。
具体的には、海外子会社などがある国の税負担率が25%以下で、日本の居住者および内国法人によってその子会社の株式の50%超が直接・間接に保有され、かつ日本の居住者や内国法人の株式の保有割合が5%以上の場合です。適用除外もあり、製造業なら実体がある現地工場を持つとか、卸業ならグループ企業外との取引が総取引の50%超であれば、適用はない。
「来料加工」がどうしてタックスヘイブン税制の適用になるかは、次の理由による。
日本企業の香港子会社が中国・華南にある第三者の中国企業に、「来料加工」で製造委託する。まず、この香港子会社の業種が問題で、製造問屋として卸売業に当てはまるなら、タックスヘイブン税制の適用除外の非関連者基準により、売り上げか仕入れのどちらか一方の50%超が非関連者との取引なら、タックスヘイブン税制の適用除外になる。
一方、第三者の中国企業はこの香港子会社から生産管理や労務管理の指導を受け、資本関係は別とはいえ、両社が一体として製造業を営んでいるとの見方もできます。そうする香港子会社の業種が製造業になり、香港は中国の行政上、独立行政地区ですので、工場が本店所在地である香港にないことになり、タックスヘイブン税制の適用除外にはならないことになってしまう。日本の国税当局の考え方は後者の方だ。
現在の日本のタックスヘイブン税制では、こうしたケースで所在地国基準と非関連者基準のどちらが適用されかについて明確な基準はない。
企業活動はボーダレス、税金は国境が一杯の典型例だが、納税者の予測可能性を高める規定が望まれるところだ。
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古橋隆之(ふるはし・たかゆき)古橋&アソシエイツ代表・税理士
早稲田大学法学部卒、南山大学法学部修士。現新日本アーンスト&ヤング税理士法人を経て独立。英国国立ウエールズ大学経営大学院MBA(日本語)プログラム助教授「国際税務戦略」担当。著書は『海外納税のすすめ』『通勤大学財務コース 金利・利息』(監修)など。
(追伸)「週刊!木村剛」は、金融経済月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は5月1日にフジサンケイビジネスアイに掲載されたものです。
2006 05 13 [14. フィナンシャルi ] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは!シンコです(^^)/
ゴールデンウィークに突入しましたが、皆さんのご予定は決まりましたか??私は、神戸に行ってきます。そのため、今から荷造りが大変です。さてさて、そんなお休みモードが漂う中、当行記念すべき第20番目の店舗「立川店」がオープン致しました!!そこで、今回は立川店にお邪魔して、皆さんに今後の抱負などをお伺い致しました。

並木店長「三多摩地区の中心である立川に出店いたしました。
お客様のニーズにあった融資を積極的に行っていきたいと思います。」

藤沢さん「新天地で頑張ります!」

蛭田さん「武蔵野ブロックでトップを目指します!」

北東さん「新しい店舗で並木店長を盛り上げて頑張ります!」

笹崎さん「吉祥寺店で培った実力をここ立川で活かして頑張ります!」
如何でしょうか?以上の言葉からもお分かりいただけるように、皆さんの団結力は、もう既に固まっているようでした!!

立川店は、立川市役所の隣というとても分かりやすい場所にあります!!
私は、今回お邪魔するときに、慣れない土地でしたので迷子になってしまい、カレー屋のおじさんやタバコ屋のおばさんに道を聞きながら無事たどり着きました!!皆さんとても親切に教えてくださいまして、ありがとうございました!!

〒190-0022 東京都立川市錦町3-2-25 COA5ビル2F
TEL:042-548-1332
※シンコは架空の人物です。
今週の丸善丸の内本店 壹岐直也副店長がお薦めする本です。
『金融大統合時代のIT戦略』
田沢務著、NTT出版刊
定価2520円(税込)
いまやITなしに銀行業務は成り立ちません。
金融機関の経営トップは、IT投資を怠れば機会損失の責任を問われ、費用対効果に見合わない投資をすれば、収益圧迫の責任を取らされます。
今後は、これまで以上に金融セクターのIT戦略には厳しい目が向けられることになるでしょう。
ここ数年、金融機関でシステム統合・システム導入の失敗が相次ぎました。顧客の信頼を大きく損ねた、みずほ銀行統合の際のトラブルは記憶に新しいところですが、東京三菱銀行とUFJのシステム完全統合が二〇〇八年まで延期されるなど、問題は後を絶ちません。「みずほの教訓」は果たして活かされたのでしょうか。
本書のひとつの目的は(金融に関わるすべてのセクターが業界の垣根を越えようとする)金融大統合の時代におけるIT投資のあり方と、経営トップの判断に必要な判断材料を豊富な事例紹介で極力具体的に提供しようというものですが、俯瞰してみると経営者のみならず、システム部門、ユーザ部門、取引先、ITベンダー及びコンサルタントなどにとっても有用な一冊となっています。
(追伸)「週刊!木村剛」は、金融経済月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は5月1日にフジサンケイビジネスアイに掲載されたものです。
2006 05 13 [12. 本のソムリエ] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「日本のハワイは今日も曇天」さんから、ライブドア事件に関して、「堀江被告が保釈されましたが、素人から見ると本当に『クロ』なのか?という、非常に釈然としないものが残った事件だ(まだ、これからかな?)」という感想が送られてきました。
逮捕当時は、「まだまだ、事件は広がっていく」というコメントが多かったが、結局は、追起訴も無いらしい・・・んんん? グループ内の利益の付け替えが粉飾なの? ってのが凄い疑問なんだなー おいらの周りにも一杯そんなことしてるところあるよ。しかも、「無いものを有るかの如く」って訳じゃや無いからな。NECの100㌫子会社の「無いのに六百数十億有った」って話が3月にあったが、これの方がよっぽど悪質だと思うのだけれど・・・ SECの見解や中立な立場でこの辺りに詳しい弁護士さん・税理士さんのコメントが欲しい。このままじゃ、本当に「クロ」なのか「シロ」なのかを判断するパラメータが少なすぎてよく分からん!! これってマスコミの仕事だと思うけど、まったく客観的な報道が無かったなーと言うのが感想。こちらのほうがよっぽど問題か? これって、「有罪」前提の雰囲気だけど「無罪」ってありじゃ無いかな? もし無罪のい場合、国や検察はどう責任取るんだろうな? 責任を取る法律自体が無いからセーフって事なんだろうな。
私も「日本のハワイは今日も曇天」さんと同様、「SECの見解や中立な立場でこの辺りに詳しい弁護士さん・税理士さんのコメントが欲しい」と思っております。このままの状況を放置しておくと、この国は、法治国家なのか、罪刑法定主義なのか、訳のわからない未開国に堕してしまうのではないでしょうか。
「教師バカ一代の挑戦」さんのように、「今ほど弁護士という仕事が注目されている時期はないと思う。トレンドの最先端をいくテレビ番組のドラマでも弁護士「くず」や「マチベン」が話題をさらっている。ラブワゴンにも司法修習生が参加した。政治の世界で活躍している人の中にも弁護士は多い。ある意味、現在最強の職業かもしれない」と期待していらっしゃる方も多いのですから・・・。
是非、弁護士や税理士のプロフェッショナルの方々には、マスコミが勝手にでっち上げる「ケシカラン罪」と、法治国家における法律違反を構成する犯罪とは、明確に峻別したうえで建設的な議論を展開していただきたいものです。
2006 05 12 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「時事を考える」さんがFRB新議長のバーナンキ氏の失言を捉えて、「バカナンジャ^^」と揶揄しつつ、「基軸通貨のドルを握っているアメリカは、低金利でインフレを抑える手法とかブッシュさんが行っている減税政策よりも、高金利政策をとり世界からカネを呼び込んだ方がいいとも言われています」と指摘しました。
バーナンキ議長は、著名な経済学者ですから、「バカナンジャ^^」であるわけはないのですが、経済学者と違って、経済政策の担当者は結果がすべて。通信簿は、頭の良さではなく、経済のパフォーマンスでつけられます。バーナンキ議長は、経済理論と経済政策の違いを、いま身をもって感じているのではないかと思います。
いずれにしても、日本のみならず、世界の経済環境は大きく変わりつつあるようですね。「たけくらべ」さんは「私たちが警戒すべきはインフレです」と断言し、「デフレも怖い。でも、インフレはもっと怖い。もちろん、過度にインフレを恐れる必要などありません。危機感を煽る怪しげな業者(投資話)に踊らされる必要もありません」と書いてくれていますが、多くの人々にとってのリスクは、「インフレになったとき、どうサバイバルするのか」という観点になってきました。
無論、「雑記帳」さんが説くように、「確かに物価上昇はしているが、原油価格の高騰等による結果であって、本当の意味での景気拡大の結果によるものではなく、むしろ『団塊の世代の退職および量的緩和の解除によるバブル』である」のかもしれません。そして私は、そういう一時的な物価上昇で済むのであれば、それに越したことはないと心から思っています。
ただ、リスクを管理するという立場から申し上げると、「ホンモノのインフレになった場合にどうするか」という発想が、誰にとっても重要になってきているのではないか、と感じるのです。つまり、「インフレになるかどうか」という予想ゴッコではなく、「万が一、インフレになっても動揺しないように準備する」という考え方が重要だと思うのです。
ちなみに、「ミリ株ネア」さんからは、「物価上昇よりも、資産がもっと上昇してる・・・。ここで言う資産は不動産や株です」というご指摘もいただいております。いずれにしても、一度、資産と負債を洗いなおして、ポートフォリオのあり方を考え直す好機がきているようです。
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全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」2006年6月号は4月21日発売です。
今月の第1特集は、日本銀行の量的緩和政策の解除により、金利上昇が予測されている中で、どのような株式に投資をしたらよいのか、何に注意を払えばよいのか、過去30年の金利や株式の動きを振り返りながら、今後の「金利上昇に負けない注目株」についての特集を組んでいます。
また第2特集では、「これだけは気をつけよう!投資詐欺の5つの手口」と題して、これまでの投資詐欺の手口など具体的な事例や騙されないための自衛方策、トラブルのおきやすい金融商品の解説やチェック方法、そして投資のプロが語る騙されない方法など投資に関する特集になっています。まとめの騙されないためのチェックリストも必見です。
特集以外でも、投資関連ではテーマ別にわかりやすく解説している「FJおススメ投資本BEST20」や「あなたもできるバリュー株投資」、好評シリーズ「資産株」VS「小泉株」、そのほか、今後の日本経済の動向の重要な鍵となる「自民党の中川政調会長が語る『上げ潮政策』」、成功した起業家と起業志望の人々が集まるイベントで見た起業の現状やパソコンソフト販売本数でマイクロソフトを抜いたソースネクストの松田社長の経営戦略についてなど盛りだくさんの内容となっています。
2006 05 11 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
「コルビュジエのテーブルを買った」
こんにちは、濱田@仮面ハライターです。
先日マンションを購入した知人から、冒頭のようなメールが届きました(原文ママではありません)。私も建築や家具は好きで、コルビュジエの特集が掲載された雑誌などたまに買っています。ちょうどソファは欲しいと思っていたので、このメールにはココロが動きました。さすがにル=コルデザインの家具には手が出ませんが、手ごろな価格のソファをこの際買ってしまおうと、船橋にオープンしたばかりのIKEAに行って来ました。
その前に、どこの家具店に行くか研究すべくインテリア雑誌を読んだのですが、自宅から比較的近いところでは、千葉県船橋市にある「TOKYO BAY ららぽーと」内に複数の家具店があることが分かりました。ですから(その雑誌にもIKEAのことは出ていたのですが)、最初はあくまでららぽーとめぐりが目的でした。
連休のはじめのその日、天気予報が「好天に恵まれる」と伝えていたので、ひと足早く夏気分になって半袖で出かけました。JR武蔵野線に揺られることしばし、最寄りの南船橋に到着したのは快晴の昼下がりでした。
改札を抜けるとすぐに、男性が大きな声で「ただいまIKEAにはすぐに入れません!1時間から1時間半待ちです」と叫んでいるではないですか。「そりゃあとんでもない」と思いつつ、ららぽーとに向かう無料送迎バスに乗り込みました。IKEA前の長蛇の列を横目に見ながらわずか数分で到着。ららぽーと自体もとても広く、数時間かけて見て回りました。KEYUCA、inTheROOM、moda en casa…いろんな店を行ったり来たりして、座ったり横になったりしてみたのですが、結局、決め手を欠いて買えずじまい。そこで、せっかくだからと近くのIKEAにも行ってみることにしました。
夕方、間もなく暗くなり始める時間帯だったのですが、行列の長さは昼間と変わらないくらいでした。仕方なく最後尾に並びました。日が暮れてだんだんと寒くなるなか、「ここまで来たら見ずには帰られない」と決め、少しずつ進む列の流れに身を任せていました。1時間ほどたったでしょうか、ようやく中に入れました。
建物は2階建て。倉庫と言っては失礼かもしれませんが、シンプルでオシャレな雰囲気のとても大きな………やはりガレージといった印象でしょうか。配られた店内マップには参考となる順路が示されており、まるで美術館のようです。ガレージというよりギャラリーと言い直した方が良いでしょうね。
入ってすぐのところに、大きなビニールバッグと、鉛筆、メモ用紙が置かれていました。途中で家具を選んでメモしておき、雑貨はバッグに入れて順路を進み、レジの前にある大きな倉庫から自分で取り出し、最後に精算する仕組みだそうです。「フラットパック」と言うらしいのですが、ほとんどの製品がとても小さく平たく梱包してあります。これは購入者が自家用車に積んで持ち帰り、自ら組み立てられるための工夫だそうです。
ここでも悩みまくって座りまくった挙句、買いませんでした………。1人掛けと2人掛けを買うか、それとも3人掛けを買うか。色も黒、白、茶のどれにするか、決められなかったのです。
結局、持ち帰ったのは風邪のウイルス(?)だけでした。長時間、寒風に吹かれながら順番待ちをしていたためでしょう、38度オーバーの発熱。楽しみにしていた翌日の予定はキャンセルになりました………。
しかし驚くべきはIKEAの人気ぶりです。確かに、しっかりとした作りで、飽きにくそうなシンプルなデザインの家具が、そんなに高くない値段で買えます。雑貨もたくさんあって、店内を回っていても楽しいです。「北欧モノ」がブームということもあるのでしょうし、そもそもデザインや家具に対する関心も高いのでしょう。「ニューデザインパラダイス」(フジテレビ)なんて番組があるくらいですから。
しかし、あれだけの人気とは………ともかく「くまさんの自立」さんが書かれているように、いつまで続くのか、ちょっと注視してようと思います。では。
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全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」2006年6月号は4月21日発売です。
今月の第1特集は、日本銀行の量的緩和政策の解除により、金利上昇が予測されている中で、どのような株式に投資をしたらよいのか、何に注意を払えばよいのか、過去30年の金利や株式の動きを振り返りながら、今後の「金利上昇に負けない注目株」についての特集を組んでいます。
また第2特集では、 「これだけは気をつけよう!投資詐欺の5つの手口」と題して、これまでの投資詐欺の手口など具体的な事例や騙されないための自衛方策、トラブルのおきやすい金融商品の解説やチェック方法、そして投資のプロが語る騙されない方法など投資に関する特集になっています。まとめの騙されないためのチェックリストも必見です。
特集以外でも、投資関連ではテーマ別にわかりやすく解説している「FJおススメ投資本BEST20」や「あなたもできるバリュー株投資」、好評シリーズ「資産株」VS「小泉株」、そのほか、今後の日本経済の動向の重要な鍵となる「自民党の中川政調会長が語る『上げ潮政策』」、成功した起業家と起業志望の人々が集まるイベントで見た起業の現状やパソコンソフト販売本数でマイクロソフトを抜いたソースネクストの松田社長の経営戦略についてなど盛りだくさんの内容となっています。
2006 05 11 [18. FJオンラインDの日記] | 固定リンク | トラックバック
「やり直しだな」
谷川課長の淡々とした声が課内に聞こえている。神崎君は、聞こえない振りをして俯いている。
「何ですって?」
薮内さんがかすれたような声で言った。顔が紅潮している。興奮しているのだろう。
「分からないのか。やり直しだと言っているのだ」
「まだ読んでいただいていないじゃないですか」
「何を言っているんだ。読んだよ。読みましたよ。だから言っているんじゃないか。だいたいだな、サインペンも上手く塗れない奴にろくな奴はいない。上司に対する気配りがゼロじゃないか」
「サインペンの塗り方が悪いからですか」
「それが重要なんだ。やり直せ」
谷川課長は書類を薮内さんの机に向かって投げた。私は思わず悲鳴を上げそうになった。書類のバインダーが机の上で跳ねて、硬い音を立てた。
薮内さんは、まだ谷川課長を見下ろしてその場に立っていた。手を握り締めている。こめかみのところに汗が浮かんでいるのか、蛍光灯で照り輝いている。
「やり直せと言っているだろう」
谷川課長が藪内さんを睨んでいる。薮内さんはじっと俯いたままだ。
「やばくない? 何とかしてよ」
私は神崎君に言った。
「何? 嫌だよ」
神崎君は顔を顰めた。
「かわいそうよ。お願い」
私は目を細め、両手の人差し指だけを合わせて、小さく「お願いのサイン」を送った。
「仕方がないな」
神崎君は苦笑いして、
「薮内さん、電話! 間違って僕の席にかかってきました」
と受話器を持って立ち上がった。薮内さんが神崎君を振り向いた。無言だ。周りの空気が張り詰めた。
「電話ですよ」
神崎君がもう一度言った。
「ありがとう。今、行きます」
薮内さんが動いた。空気が和んだ。
他の誰もが肩の力を抜いた。
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【著者】 江上 剛 (えがみ ごう)
昭和29年、兵庫県生まれ。早稲田大学政経学部卒。第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。広報部次長時代に対応した総会屋事件が、映画「呪縛・金融腐食列島」のモデルとなる。平成15年退行、作家専業に。主な著書に「非情銀行」 「起死回生」「腐蝕の王国(上・下)」など。
(追伸)この「ニッポン・ウーマン」は4月21日発売の「フィナンシャル ジャパン」6月号に掲載されています。
2006 05 11 [16. 小説「ニッポン・ウーマン」] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「たけくらべ」さんは、投資や財産形成について参考になる考え方を毎回ブログにUPしてくれていますが、このところ怪しげで多様な新しい投資案件(?)について、コメントしていらっしゃいます。
詳細については、「たけくらべ」さんのブログを熟読していただきたいと思いますが、デフレから脱却しつつある今、日本全国で眠っている数十兆円のタンス預金は、行き先を探してうろつき始めています。物価がわずかであろうとも上昇し始めるということは、タンス預金の価値は確実に減るということだからです。
そういう状況になると、必ず、その動き始めるお金を狙ってうごめきはじめる輩がでてきます。そして、必ず、オイシイ話を並べ立てて、その気にさせて、お金をいただいたら、いつの間にか消えていなくなっているというケースは枚挙に暇がありません。
ということで、「たけくらべ」さんが提唱する「投資の三原則」をご紹介しておきましょう。この3原則は、私も実践している不変の原則です。
1.ウマイ話は疑ってかかる 2.投資先(内容)の理解できないものは避ける 3.業者の信頼性を確信できないものも避ける
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全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」2006年6月号は4月21日発売です。
今月の第1特集は、日本銀行の量的緩和政策の解除により、金利上昇が予測されている中で、どのような株式に投資をしたらよいのか、何に注意を払えばよいのか、過去30年の金利や株式の動きを振り返りながら、今後の「金利上昇に負けない注目株」についての特集を組んでいます。
また第2特集では、「これだけは気をつけよう!投資詐欺の5つの手口」と題して、これまでの投資詐欺の手口など具体的な事例や騙されないための自衛方策、トラブルのおきやすい金融商品の解説やチェック方法、そして投資のプロが語る騙されない方法など投資に関する特集になっています。まとめの騙されないためのチェックリストも必見です。
特集以外でも、投資関連ではテーマ別にわかりやすく解説している「FJおススメ投資本BEST20」や「あなたもできるバリュー株投資」、好評シリーズ「資産株」VS「小泉株」、そのほか、今後の日本経済の動向の重要な鍵となる「自民党の中川政調会長が語る『上げ潮政策』」、成功した起業家と起業志望の人々が集まるイベントで見た起業の現状やパソコンソフト販売本数でマイクロソフトを抜いたソースネクストの松田社長の経営戦略についてなど盛りだくさんの内容となっています。
2006 05 10 [10. 投資戦略の発想法] | 固定リンク | トラックバック
「カラーのサインペンのインクが枠から飛び出しているじゃないか」
谷川課長が書類をボールペンで指している。
「おっしゃっている意味がよく分かりませんが…」
薮内さんが困惑したような表情を浮かべている。
「ここだよ、ここ。ここの黄色のインクが枠から少し飛び出しているだろう。見えないかね」「そう言われれば、少し枠から出ております。昨夜、遅くまで作成にかかったものですから、ミスをいたしました。申し訳ありません」
薮内さんは頭を下げた。書類の強調したい部分に塗ったカラーのサインペンが、枠からはみ出したようなのだ。カラーのサインペンで強調する部分を塗るというのは、谷川課長の好みなのだ。役員や部長が、書類を見た時に直ぐに重要な部分が目に入るようにしておくのは、部下の気遣いだという。
私はくだらないと思っていた。強調したければ、パソコンで太字か網掛けにでもすればいいことだ。それにそこまで上司に気を遣った書類を作る必要があるのだろうか。
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【著者】 江上 剛 (えがみ ごう)
昭和29年、兵庫県生まれ。早稲田大学政経学部卒。第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。広報部次長時代に対応した総会屋事件が、映画「呪縛・金融腐食列島」のモデルとなる。平成15年退行、作家専業に。主な著書に「非情銀行」 「起死回生」「腐蝕の王国(上・下)」など。
(追伸)この「ニッポン・ウーマン」は4月21日発売の「フィナンシャル ジャパン」6月号に掲載されています。
2006 05 10 [16. 小説「ニッポン・ウーマン」] | 固定リンク | トラックバック
4月21日、「貸金業制度等に関する懇談会」は、グレーゾーンをなくし、利息制限法の上限金利に一本化する中間答申をまとめた。
消費者金融の現状に対しては批判が根強い。国民生活センターによると、昨年度の相談件数は約10万5千件となお高水準で、トラブルも絶えないという。
懇談会の中間答申に対する違和感はない。個人的には、金利水準は自由なほうがよいと思っているが、金融教育が充実していない現状下、知識不足の消費者が高利の借金と認識せずに分不相応な浪費に走っているのであれば、お上の親心として、金利の上限を引き下げることには一定の理がある。それによって、借金苦に陥らなくて済む消費者は確かにいるだろう。
ただ、事業者向け金融についても同じ方針でよいかということについては、冷静に現状を分析した方がよい。懇談会では、事業者向け金融における一部の被害者の主張が紹介され、それがあたかもすべての借り手を代表しているかのように扱われているが、それでよいか検証をしてみるべきだ。
「1けた台のROE(自己資本利益率)なのに、29.2%の金利が支払えるわけがない」という主張は分かりやすい。しかし、零細企業のほとんどは極端な過少資本。過少資本ということは、ROEを高くできるという裏返しでもある。300万円の資本で100万円の利益を出せば、ROEが33%となるのは小学生でも分かる道理だ。
少なくとも、大企業を前提にした議論は百害あって一利なしであることを認識した上で最終答申を出していただきたい。というのは、ノンバンクからの調達で生計を立てている零細企業にとっては、死活問題に直結するからである。
懇談会では議論されていないが、極めて重要な論点に「詐欺リスク」がある。貸出金利を大幅に下げることができないのは、信用リスクが高いからではない。詐欺を働く債務者が少なくないためだ。社歴を長く見せ掛けるために休眠会社を買い取ったり、売り上げがあるように見せるために銀行口座に大企業名で代金を振り込んだり、偽造した税務署印を複数所持して、相手を見ながら税務申告書を差し替える――これは何も『ナニワ金融道』や『ミナミの帝王』の中の話ではない。日々起こっている「現実」なのだ。
これは悩ましい。貸し手が神様のごとく詐欺を見抜ければよいのだが、現実的に詐欺被害ゼロは難しい。信用判定モデルなど何の役にも立たないし、少なからぬ大銀行は、昨秋からこのリスクに気付いて零細企業融資から密かに撤退した。
したがって、零細企業に対して貸し手であり続けようとすれば、貸出金利に詐欺リスクを上乗せするしかない。結果的に、貸出金利は割高となる。
この市場で主たる貸し手であり続けているのは貸金業者。銀行でも信金でも信組でもない。貸金業者があこぎな商売しかしてこなかったのであれば、当の昔に銀行や信金に蹴散らされていただろう。しかし、貸金業者は生き残ってきた。それは、彼らを必要とする借り手企業が存在していることを示唆している。
貸金業者の意見を重視する必要はない。しかし、貸金業者の融資を心からありがたいと感じている借り手の声には耳を傾けるべきなのではあるまいか。
(追伸)「週刊!木村剛」は、金融経済月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は5月8日にフジサンケイビジネスアイに掲載されたものです。
2006 05 09 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
「何? 書類?」
「そうです。サイバーネットワーク社の取引構想です。上場も近いですし、課長が急がれておりましたから仕上げてまいりました」
「ああ、そう」
谷川課長は、薮内さんの必死の依頼をあっさりと無視した。薮内さんは動かない。じっと谷川課長の手元を見つめている。
「ねえ、やばくない? 薮内さん」
私は神崎君に言った。
「見ざる、言わざる、聞かざる」
神崎君は、おどけたように目、口、耳を手で順番に押さえた。
「そういうわけにはいかないでしょう。このままだと何か起きるわよ」
私は小声で言った。
「大丈夫だよ。ほら」
神崎君は視線を谷川課長に向けた。私も神崎君の視線の方向を見た。谷川課長が書類を持っていた。ようやく薮内さんの願いを聞き入れたのだ。それならさっさと見てあげればいいのに、と谷川課長の薮内さんへの仕打ちを憎々しく思った。
「本当に意地悪ね」
私は神崎君に囁いた。
「僕の入手した新しい情報だとね、谷川課長があまりにも山下部長にヘーコラしているって、他の大日の幹部に薮内さんが話したらしいよ」
「告げ口?」
「いや、そんなつもりはないだろう。何かの席でふとした弾みで出た話じゃないの。薮内さんは、わざわざ告げ口する人じゃないからね」
「それが回り回って谷川課長の耳に入ったわけ? 最悪ね」
「そういうことだよ」
神崎君の情報に聞き入っていると、
「これ、汚いな」
谷川課長の信じられないような言葉が、私の耳に飛び込んできた。私は、慌てて谷川課長と薮内さんに視線を移した。
「何でしょうか?」
薮内さんが身体を丸めて書類を覗き込んでいる。
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【著者】 江上 剛 (えがみ ごう)
昭和29年、兵庫県生まれ。早稲田大学政経学部卒。第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。広報部次長時代に対応した総会屋事件が、映画「呪縛・金融腐食列島」のモデルとなる。平成15年退行、作家専業に。主な著書に「非情銀行」 「起死回生」「腐蝕の王国(上・下)」など。
(追伸)この「ニッポン・ウーマン」は4月21日発売の「フィナンシャル ジャパン」6月号に掲載されています。
2006 05 09 [16. 小説「ニッポン・ウーマン」] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。連休中は、久方ぶりにTVを長時間見る羽目になりましたが、正直言って面白くない。「Espresso Diary」さんも「日本は連休ということで、いつもながらのニュースが、まるで資料映像のように流れています。あれを見ていると、何年も時間が止まっているような錯覚に陥ります」と語っていますが、GW中も世界は動いているのに、それが感じられなかったのです。
「Espresso Diary」さんは、NYダウが史上最高値になりそうであることについて触れたうえで、最近流行している格差問題についてもコメントしてくれました。
「格差が広がっている」というムードが国内に広がっていますが、世界的に見れば、「格差が縮小している」という見方もできます。なぜならば、中国やインドや南米では、多くの人たちが貧困を抜け出しつつあるのですから。たしかに貧しい地域は多いものの、先進国と途上国との経済的な差が縮小しているのは明らかです。インドやブラジルの株価はN.Yダウの伸びよりも遥かに強いし、新興国の外貨準備高も伸びている。
このGW中においても、「インド訪問中のブッシュ大統領が,3日,南部のHyderabad市を訪問しました。 ・・・"India's booming high-tech industry city"とのことで, アメリカから多くのハイテクの仕事が流出している所です。・・・ただしブッシュ大統領は『インドとの競争を恐れるので無く歓迎している。インドの発展に伴って中産階級が3億人にも達することで,アメリカの商品の市場が創出されているのです』(と述べた)」(by「流転:Return to Forever」さん)というのが象徴的でしたよね。
しかし、日本のニュースだけを見ていると、そういう感覚は持ちにくくなります。「酷い事件だ。日本人の品格は、どこへいってしまったのか?」。「マスコミも、公務員も、政治家もけしからん!」。テレビを見て、そういう感想を抱いて、そして次の日も同じ繰り返し。これでは、もう洗脳に陥っているのと同じような状態です。(by「Espresso Diary」さん)
私は、日本におけるこういう「洗脳」こそが怖いと思います。思考停止の状況のまま、感情的なムードの中で多くのことが決せられていく。マスコミが勝手に事件を仕立て上げて、陳腐な「こうあるべきだ論」でこの国を動かそうとする――特に今年に入ってから、その傾向は限りなく危険な領域に入ってきたように感じます。
格差を批判する立場であっても、「ブログ新聞『市民ジャーナル』」さんのように、「いいか悪いかは別にして、人間が社会生活を営んでいれば、多かれ少なかれ、格差が生じるのは避けられない。問題は、格差をどこまで許容できるのかだろう」という客観的な視点を持っていていただきたいと思うのです。
たとえば、ブログ界では、「珈琲ブレーク」さんが、「『上層』と『下層』との格差を問題にするとき、『下層』が現状を維持し、『上層』のみが上昇するような格差拡大は、むしろ望ましい。『下層』が改善できない状況下で『上層』がより一層下降するような『格差の縮小』は、わが国にとって最悪である。いかにして『下層』の押し下げを抑制し、『上層』の押し上げを促進するか、という方向が、格差問題の望ましい課題設定である。こういう視点から、現実の政治の問題を抽出し、政策を提言し、実行することが、わが国の政治家の役割である」という冷静な議論を展開していますが、そういう論点をマスコミで見掛けることはほとんどありません。
多くの国民がマスコミ漬けの毎日を送っていて、内向きな近視眼の状態に陥っていることは確かだと思います。犯罪が起きれば、ネットで犯人の名前を検索して、掲示板でお祭り状態。タレントが不祥事を起こせば、別の掲示板では、またお祭り。そんな騒ぎも、あっという間に風化してゆく。で、次。こんなことばかりを繰り返していたら、世界の中長期の流れに疎くなってしまうのは当然です。かつては、ジャイアンツの勝負に一喜一憂し、とりあえずゴルフの話をして、共通の知人や同僚の噂話でもしておけば、とりあえずな一体感を感じられた時代もありましたが、いま、そればかりでは、逆に不安を感じる人が多いのではないかと思います。・・・
日本のマスコミ世論の作られ方には、極端なバイアスがあると思います。それは、何か問題が起きるたびに、「国が責任を負うべき」、「政治が何とかしろ」という声が湧き上がり、「どうすれば個人が悪い状況を回避できるのか?」という前向きな話が弱いことです。取るべき道は、置かれた状況や人それぞれのはずなのに、それが隠されてしまっている。みなが同時に帰省していたら、道が込むだけなのに、いまだに、それが当然であるかのような報道が続いています。この不思議さ。気づいている人は気づいているし、気づかない人は気づこうとしない。もう、そうとしか言いようのない時代に入ったと思います。(by「Espresso Diary」さん)
いま話題の耐震偽装問題にしても、そもそも国がどうしようもなくなったから、民営化したという過去の経緯に触れることもなく、ましてや建設基準法が改正された前に建てられた建築物のほとんどが姉歯物件並み(もしくは姉歯物件以下)の強度であることに一切触れることなく、あたかも正義の味方を気取って退去命令を出している地方公共団体自身が関与した過去の建築物の中にも強度不足の物件があることに頬かむりをする、現在の報道のあり方には疑問を感じざるを得ません。
「気づいている人は気づいているし、気づかない人は気づこうとしない」ということで仕方がないのでしょうが、いまこそ、メディア・リテラシーの必要性が高まっているような気がしてなりません。心あるメディア関係者であれば、粉飾決算に関して、ホリエモンの罪とNECの罪を比較していただきたいと思う今日この頃です(まあ、その一方で、「Lawとバット」さんが紹介してくれたような噂話も流れているわけですが・・・)。
2006 05 08 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
薮内さんが書類を提出した。谷川課長は見ようともしないでそれを横に置いた。薮内さんは何も言わないでじっと立っていた。私は、何か起きるのではないかとはらはらしながら様子を窺っていた。
谷川課長はなぜ薮内さんの書類を見ようとしないのか。あの書類は、インターネットと人材派遣ビジネスの融合を特徴にしている株式会社サイバーネットワーク社のIPO(Initial Public Offering)、いわゆる新規公開の案件だ。 公開の引き受けなどは系列のミズナミ証券が行うが、公開後の総合的な取引構想を描いたものだ。以前から谷川課長は、書類の作成を急ぐように薮内さんに命じていた。というのも、このサイバーネットワーク社は元々大日銀行の取引先だったから、谷川課長も力が入っていたようだ。
「何を突っ立っているんだね」
谷川課長が、嫌な物でも見るように薮内さんを睨んだ。
「その書類をお読みいただけませんか」
薮内さんは、喉の奥から絞り出すように言った。
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【著者】 江上 剛 (えがみ ごう)
昭和29年、兵庫県生まれ。早稲田大学政経学部卒。第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。広報部次長時代に対応した総会屋事件が、映画「呪縛・金融腐食列島」のモデルとなる。平成15年退行、作家専業に。主な著書に「非情銀行」 「起死回生」「腐蝕の王国(上・下)」など。
(追伸)この「ニッポン・ウーマン」は4月21日発売の「フィナンシャル ジャパン」6月号に掲載されています。
2006 05 08 [16. 小説「ニッポン・ウーマン」] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。いつも洒脱で楽しい文章をトラックバックしてくれる「grounder」さんが、ホリエモン保釈の日に大災害に遭ってしまいました。なんと「何と銃刀法違反で書類送検されました」ということなのです。でも、最近のライブドア粉飾事件のドタバタ劇とか、耐震偽造問題関係者の逮捕なんかをみていると、松本サリン事件というのは、日本中どこにでもあるリスクなのだということを考えさせられますね。
朝新宿駅の改札を入ろうとすると警官から「鞄の中を調べさせて欲しい」ハイよ、中にはアウトドア用のビクトリノックス、ピクニッカーNL(ナイフ付き)。「交番まで来て頂けますか」……? その後新宿警察に連れて行かれ「お前は銃刀法違反だ!捜査に協力しなければ泊まって行ってもらうぞ!」完全に脅しだ。「正当な」理由なく所持していたかららしい。「ふざけるな!」こちらも抵抗しましたさ。「オレの時間を返せ」その後要領の悪いバカな刑事達に書類を作られ、(何ベンも同じ事を聞いてくる、しかもバカな質問も)指紋をとられ、写真を撮られ…。あっち側の人達は座ってりゃお給料もらえるが、こちとら座ってるだけじゃ何もならんし、今日待ってるお客に信用も失いかけない。 身元引き受け人(奥さん)がこないと釈放できないと来たもんだ。「小さい子供つれて来なきゃいけないのか!」最終的には「あなたは仕事もしてるしちゃんとした人だからあとでこの書面に奥さんのサインもらって送り返せばいいよ」と来たもんだ。おいおいどこ見て言ってんだよ、当たり前だ!お前に言われる筋合いはねーよ。 まぁ、じゃあ、所持していた事は法律に触れるのだろう、しかしこのナイフを所持する「正当な理由がない」のは納得できない! そしたら「反省してないんですか!」と来る。散々な一日。
本当に散々な一日でしたね。これから、ビクトリノックスのナイフの売り場には、「お客さまへ、このナイフを所持しておりますと、正当な理由なくナイフを持ち歩いている罪で、銃刀法違反に問われますので、お持ち歩きにはご留意ください」と大書しておいてもらいたいものです(笑)。ビクトリノックスを売っている百貨店の方々、お買い上げの際には、お客さまに対してそういう注意をしっかりしておかないと、説明義務違反で取り調べを受けるかもしれませんので、十分に留意していただきたいと思います(笑)。
(読者の皆様)
GW中の5/4-5/7まで「週刊!木村剛」はお休みをさせていただきます。
5/8(月)よりまたよろしくお願い申し上げます。
今週はお休みですが、毎週水曜日発行のメールマガジン-木村剛情報満載! 金融・経済レポート「フィナンシャル ジャパン」では、ポッドキャスティングでの木村剛のビデオメッセージをお届けします。金融・経済はもちろんのことタイムリーな話題など・・・必見です!
iPodをお持ちでない方も、パソコンでお楽しみいただけます。
メールマガジンはこちらから登録できます。
前回配信分はこちら。
前回分キーワードは「上げ潮政策」です。
2006 05 03 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック
「使うときは使わなくて、使うときには使うもの、なーんだ?!」
有名ななぞなぞですね。正解はもちろん「風呂のフタ」ですが、お風呂には2つフタがあるってご存知でしたか?………え?天井にある?換気扇に付いている?違います。
こんにちは。濱田@二つ折りの携帯をバチン!と大きな音をたてて閉めるのやめませんか?です。私は電車内でたまに聞こえてくるあの音が好きではないのでソニエリ製のプレミニIIを愛用しています。些細な事なんですが、Suicaをバーン!と当てるのと同じように、何となく…こう…あまりカッコよくないように思うのですが…いかがですか?
風呂のフタですが、1つ目はお湯が冷めないように上に置くフタです。問題の2つ目ですが、これがどこにあるかというと………バスタブの横なんです。
もちろん構造にもよるのですが、分譲・賃貸マンションによくあるFRP(Fiber glass Reinforced Plastic=ガラス繊維強化プラスチック)製の風呂だと、開くタイプもあるのです。ユニットでお風呂の床部分とつながっているような形状ではなく、お風呂に浴槽を置いたようなタイプですね。あと大理石やステンレス、タイルなどの場合は別です。
実は私も、2月に今の家に引っ越して以来、一度このフタを開いて中の掃除をしようと思いつつ二ヵ月が経過してしまったのですが、先日ようやく思い切って開けてみました。皆さんは開けてみたことがありますか?
風呂の横なんてそうそう開けないものですよね?だから
「あぁ虫がでてきたらどうしよう」
とか
「カビで真っ黒になっていたらどうしよう」
とビビリまくって、おそるおそる開けました。
そしたらなんと!………まぁ黒く汚れてはいるのですが、想像したほどひどくはありませんでした(拍子抜け)。よくよく考えてみると、二ヵ月しか住んでいないのだから、そんなに汚れてはいないのは当たり前なんですが。
しかし二ヵ月でこれくらい汚れたのだから、何年も何年もあけずに置いていたら、カビや水アカなどでもっと汚れてしまうということ。例え身体には触れない部分とはいえ、想像するとイヤな気分ですね。結局、スプレーをかけて柄付きのブラシなどで汚れを流しました。とはいえ、奥の方は手が届かないので、完全にキレイになったとは言いがたい。浴槽をズラすわけにも行かないし、今度の休みにでも漂白剤を吹き付けるなどの「オペ」を執り行おうと思っています。
と、なんでお風呂の横を開けようなんて思ったんだ?という疑問が残ります。
それは昨年、「アライヴ コミュニティ」さんの紹介ビデオを作ったときに、風呂の横の部分をあけて、抗菌コート剤を塗る場面を目撃したからなのです。同社は新築マンションの入居前に、お風呂や和室の白木部分、壁紙など住宅のあらゆる部分に汚れがつきにくくなるコート剤を塗るというサービスを提供しておられます。薬品ではありますが、ホルムアルデヒドの放散はないとのこと。せっかく新築でマンションを買ったのなら、少しでも汚れにくくしておこうと思うのは自然でしょう。紹介のビデオはこちらでご覧になれます。
私の自宅は新築分譲マンションなんてすごいものではなく、単なる賃貸マンションなのですが、それでも自分が住んでいる間は、きれいに気持ちよく住みたいもの。コーティングは手が出ないので、自分で磨ける範囲で磨いていくつもりです………とりあえず連休中に、浴槽の裏側、奥の方をきれいにしてみようと思っています。
もし気になった方が居られたら、今夜お風呂に入ったときにバスタブの横の「フタ」が開くかどうか試してみてはいかがでしょうか………。
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全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」2006年6月号は4月21日発売です。
今月の第1特集は、日本銀行の量的緩和政策の解除により、金利上昇が予測されている中で、どのような株式に投資をしたらよいのか、何に注意を払えばよいのか、過去30年の金利や株式の動きを振り返りながら、今後の「金利上昇に負けない注目株」についての特集を組んでいます。
また第2特集では、 「これだけは気をつけよう!投資詐欺の5つの手口」と題して、これまでの投資詐欺の手口など具体的な事例や騙されないための自衛方策、トラブルのおきやすい金融商品の解説やチェック方法、そして投資のプロが語る騙されない方法など投資に関する特集になっています。まとめの騙されないためのチェックリストも必見です。
特集以外でも、投資関連ではテーマ別にわかりやすく解説している「FJおススメ投資本BEST20」や「あなたもできるバリュー株投資」、好評シリーズ「資産株」VS「小泉株」、そのほか、今後の日本経済の動向の重要な鍵となる「自民党の中川政調会長が語る『上げ潮政策』」、成功した起業家と起業志望の人々が集まるイベントで見た起業の現状やパソコンソフト販売本数でマイクロソフトを抜いたソースネクストの松田社長の経営戦略についてなど盛りだくさんの内容となっています。
2006 05 03 [18. FJオンラインDの日記] | 固定リンク | トラックバック
粉飾決算事件の頻発を受けて、金融庁は監査法人改革に向けた論議を本格的にスタートする。報道によれば、所属している公認会計士が粉飾決算に加担した場合、監査法人に対して刑事責任を問えるようにする方向で検討を進めるようだ。
カネボウ事件は、わが国の会計史において痛々しい足跡を残すこととなった。有価証券報告書の虚偽記載の罪に問われた元社長の帆足隆被告には、3月27日、懲役2年の刑が言い渡された。3月30日の公判では、カネボウの監査を担当していた会計士が粉飾に加担したとする起訴事実を認めた。
時計の針を少し戻せば、大銀行による大幅な引当金不足が粉飾決算に問われることはなかったし、子会社に簿価で不良債権を飛ばしてもセーフだった。焦げ付いた会社に対して、子会社のベンチャーキャピタルから出資させて回収しても逮捕されることはなかった。
もっと遡るならば、日東あられの粉飾事件の際には、赤字を隠すことが経営者の努力として認識されるなど、「倒産するまで隠すことは仕方がない」と見なされてきた。
ライブドアの粉飾事件に関して、あまり認識されていないが極めて重要なことがある。それは、数千億円の時価総額を持っていた上場企業が「生体解剖」されたという重たい事実だ。
粉飾決算の摘発は他の先進国でも実施されているが、生体解剖は経営者が自ら粉飾の事実を認めたときに限られる。その意味で、ライブドア事件とエンロン事件は違う。エンロンの場合、内部告発を受けて会社内部で調査をした結果、会社が粉飾を認めている。したがって、ライブドアのケース(堀江被告は粉飾の事実を認めていない)とは大きく異なっているのが実情。
もし、報道が示しているように、ナンバー2と会計士の自白によって、粉飾が立証されるとするならば、他の上場企業は覚悟しておくべきだ。尋問された関係者が自白するだけで粉飾と認定され、退場を迫られかねない。
これは他の先進国にはない激烈なリスクだ。それを認識するならば、当局による自浄作用ではなく、制度としての自浄作用をもっと機能させたほうがよいという判断になるのではないか。
例えば、公認会計士協会は上場会社監査事務所部会を創設し、上場会社の監査法人に対して、登録を求めるとともに、一定水準の監査の品質を維持できない先に対しては、登録名簿から除名するという。これは、事実上の「破門」であり、これまで融和第一でやってきた協会としては、かなりの決断だったと思われる。
また、中央青山監査法人は、産業別に組織を再編して専門能力を高めるとともに、合議制の予備審査制度を導入して監査意見を二重三重にチェックしている。リスク管理本部には元警察のベテラン財務捜査官を招聘し、マスコミ情報を監査実務にフィードバックする体制も整えた。カネボウのような粉飾を二度と起こさないようにするため、他の監査法人が追随できないような厳しい体制を整備したという。
これらの評価を下すのはまだ早いかもしれない。しかし、当局による厳罰によって、監査現場や顧客である上場企業を萎縮させるより、公認会計士協会や各々の監査法人による自浄能力を高める方が望ましい。
当局の役割は、致命的な厳罰を振り回すことではない。自浄作用が機能するように、是正措置を自ら構築させることにあるはずだ。
その基本が失われてしまうと、「一罰百戒」という名の恣意的な「生体解剖」が次々と行われることになる。そうなったら困るのはライブドアではない。その他の上場企業と経営者がノイローゼに悩むこととなる。
(読者の皆様へ)
5月13日(土)午後1時から三貴商事主催のセミナーで『外貨を持つとはどういうことか~日本経済のゆくえ』というテーマで講演をいたします。お時間のある方や興味のある方は、こちらからどうぞ。
(追伸)「週刊!木村剛」は、金融経済月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は5月1日にフジサンケイビジネスアイに掲載されたものです。
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全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」2006年6月号は4月21日発売です。
今月の第1特集は、日本銀行の量的緩和政策の解除により、金利上昇が予測されている中で、どのような株式に投資をしたらよいのか、何に注意を払えばよいのか、過去30年の金利や株式の動きを振り返りながら、今後の「金利上昇に負けない注目株」についての特集を組んでいます。
また第2特集では、 「これだけは気をつけよう!投資詐欺の5つの手口」と題して、これまでの投資詐欺の手口など具体的な事例や騙されないための自衛方策、トラブルのおきやすい金融商品の解説やチェック方法、そして投資のプロが語る騙されない方法など投資に関する特集になっています。まとめの騙されないためのチェックリストも必見です。
特集以外でも、投資関連ではテーマ別にわかりやすく解説している「FJおススメ投資本BEST20」や「あなたもできるバリュー株投資」、好評シリーズ「資産株」VS「小泉株」、そのほか、今後の日本経済の動向の重要な鍵となる「自民党の中川政調会長が語る『上げ潮政策』」、成功した起業家と起業志望の人々が集まるイベントで見た起業の現状やパソコンソフト販売本数でマイクロソフトを抜いたソースネクストの松田社長の経営戦略についてなど盛りだくさんの内容となっています。
2006 05 02 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。最近では、デフレどころか、金利上昇や物価上昇が話題になるようになってきました。ブログ界きってのエコノミスト「Espresso Diary」さんは、そういう中で、原油価格の上昇から「米国の黄昏」を予言しています。
20世紀の半ばまで、アメリカの石油の生産量は世界一だったのです。これが1973年にピークを打ち、米国はサウジアラビアなど外国の石油への依存を深めていきました。繁栄の泉が外国へと移れば、米軍も移動せざるを得ない。軍の維持には莫大なお金がかかるし、原油の価格が上がれば、米国の貿易赤字は増える。そしてアメリカのベビーブーマーたちは高齢化してゆき、医療や年金に対する不安がジワジワと広がります。私たちは、アメリカの黄昏を見ているのだと思います。 「原油1バーレル=75USドル」という等式は、「原油が米ドルに対して値上がりした」とも読めるし、逆に「米ドルが原油に対して価値を下げた」とも読めます。原油、ゴールド、ニッケル、銅などの資源の値上がりは、資源を保有している企業の価値(株価)を押し上げる一方で、ドル紙幣や米国債といった政府の出す紙切れの価値が落ちている現象であるともいえるわけです。19世紀に繁栄した大英帝国がドイツの挑戦を退けつつも衰退していったように、20世紀に繁栄を謳歌した米国が、中国、ロシア、インド、ブラジルなどの存在を認めつつ、相対的に影響力を落としているように私には思えます。・・・ N.Yダウが6年ぶりの高値をつけ、日本経済新聞に6年前との比較を解説する記事が出ているんですが、これが興味深い。6年前と比べて上がっているのは、アルトリア(昔のフィリップモリス)やキャタピラーなど米国の外での商売を広げている企業の株価。下がっているのは、GM、インテル、マイクロソフト、ホームデポ、メルクなど、外での商売が頭打ちになっているところなんですね。強いといわれる米国経済ですが、その担い手は、米国の外で収益を上げられる企業になってきている。このあたりにも、米国の黄昏を感じます。
確かに長い目で見れば、「Espresso Diary」さんが言うように、米国経済は黄昏に向かっているのかもしれません。ただ、私たちにとって気になるのは、「米国の黄昏」よりも「日本の黄昏」のほうです。
原油の値上がりで、日本でもセルフ方式のガソリン・スタンドが増えているようです。松本の銭湯には、「原油の値上がり」を理由に営業時間の短縮を知らせる紙を張り出すところも出てきました。小売の価格をめぐる競争が厳しければ、人件費などを削らないとやっていけなくなる。日本は資源を輸入している国で、かつ販売の競争が激しい国ですから、そこで働く若い世代は、正社員という立場を取りつつも、サービス残業を受け入れるか? あるいは時間どおりの賃金を受け取る代わりに、フリーターやパートタイマーという立場を続けざるを得ない人が増えることになります。・・・
どうも、「Espresso Diary」さんの書き方を見ていると、「日本の黄昏」も近くなっているような感じがしてきます。私たちはどうすればよいのでしょう。それに対して、「Espresso Diary」さんは、「投資による生活防衛」というディフェンス方法を紹介してくれています。
「明日ガソリンが値上がりすると分かっている人は、列を作ってでも満タンにしようとします。1年後に原油が上がりそうだと考える人が、数十万円で資源株を買う行為も、同じようなもの。私がペトロチャイナを持っているのは、儲けるためというより守備的な気持ちからなのです」という指摘は、私たち全員に当てはまるのかもしれませんね。
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全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」2006年6月号は4月21日発売です。
今月の第1特集は、日本銀行の量的緩和政策の解除により、金利上昇が予測されている中で、どのような株式に投資をしたらよいのか、何に注意を払えばよいのか、過去30年の金利や株式の動きを振り返りながら、今後の「金利上昇に負けない注目株」についての特集を組んでいます。
また第2特集では、 「これだけは気をつけよう!投資詐欺の5つの手口」と題して、これまでの投資詐欺の手口など具体的な事例や騙されないための自衛方策、トラブルのおきやすい金融商品の解説やチェック方法、そして投資のプロが語る騙されない方法など投資に関する特集になっています。まとめの騙されないためのチェックリストも必見です。
特集以外でも、投資関連ではテーマ別にわかりやすく解説している「FJおススメ投資本BEST20」や「あなたもできるバリュー株投資」、好評シリーズ「資産株」VS「小泉株」、そのほか、今後の日本経済の動向の重要な鍵となる「自民党の中川政調会長が語る『上げ潮政策』」、成功した起業家と起業志望の人々が集まるイベントで見た起業の現状やパソコンソフト販売本数でマイクロソフトを抜いたソースネクストの松田社長の経営戦略についてなど盛りだくさんの内容となっています。
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