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2006.05.29

[FJオンラインDの日記] 法案は酒の肴か

衆院予算の「国政調査活動費」が議員や職員らの酒席での飲食に使われていたとされる問題で、駒崎義弘・衆院事務総長が「不適切な支出があった」として一部を返納したことを明らかにした、と報道されました。

皆さんこんにちは。FJオンラインのディレクター・濱田@「日本の女性は美しい」に賛成、です。別に日本以外の女性と比べて言っているのではありません。そもそも美しいというのは「何かと比べて“美しい”と評価するもの」ではないと個人的には思いますしね。


冒頭の国政調査費の件ですが、まず報道で聞いた範囲でもひどい話だと思います。直接の関係者・責任者には更なる究明と責任の追及をお願いしたいし、注視していきたいと思っていることを明らかにしておきます。当たり前のことですが。

ところでこの件から演繹、もとい、ちょっと脱線していってみようと思います。
まず、国政の調査活動に使うお金を飲食に使うこと、懇談なり会議なりに飲食を伴うことの是非を問わねばならないでしょうが、ひとまず「ご飯を食べながらちょっと打ち合わせる」ということは良しと仮定して進みます。

それでは、「酒が入る」のはいかがでしょうか。
もとはといえば税金なわけで、いくら「飲食」が良いと仮定しても、それはあくまで副次的なもの。「食べながらついでに話す」のではなく「話しながらついでに食べる」のが妥当でしょう。国政の課題についての「調査」なのに、注意力を下げる可能性もある酒が入るのは良いこととは言えません(もちろんプライベートな時間に自費、私費で飲むなら話は別です)。
お酒を飲んだ方が注意力が上がる、という方もおられるかもしれませんが、一般的には勤務時間中にお酒を飲みませんから、この指摘についてはここでは考えません。

ではもう少し話を広げて、一般論として「コミュニケーションに酒は必要か」という問題を考えてみたいと思います。「それは人による」という、「それを言っちゃあ………」的な指摘には目をつぶります。

なぜこのようなことを言い出すかというと、私は下戸なんです。だからお酒が飲める人へのヒガミがあるかもしれません。いや、ありますね。
以前、記者をしていたときにも、担当選挙区の大物代議士が酒豪で、しこたま飲まされるなどお酒にはあまり良い思い出がありません(断る勇気はあのときの私にはなかった………)。特に私が居たトコロがそうだったのかもしれませんが、体質が古く、一部のプログレッシヴな先輩を除いては「酒が飲めんやつは仕事ができん!」「一緒に酒を飲んでナンボ」「酒飲まないと本音は聞きだせん」と初手から決めてかかっているし、ちょっとおおげさかもしれませんが人非人扱いする人すら居たんです………ブツブツ。ちなみに僕はドロップアウト組ですから知れたものですが、お酒を飲めなくてもできる先輩記者も確かに居ました。それでも「あいつは例外」と片付けられることが多いですが。

それと、無理やりお酒の話にしたのも、最近個人的に気になるお酒のTVCMがあるのです。こちらの方が大きな理由かもしれません。それは某大手酒造メーカの商品のCMなのですが、飲んでいない人に向けて「人生を損している」旨の発言があるのです。ちょっと確認できないので、正確な文は分かりません。

正直な話、これを聞く度あまりいい気分がしないのです。

たしかにそうかもしれません。損なのかもしれません。
本人が「損」だと思わなければ良い、という考え方もあります。
そもそも「損」を定義せよ、との意見もあるでしょう。
(商品の、またはCMの)作り手にとってみれば、とても自信作なので是非是非手にとって欲しいという意欲の現われなのかもしれません。
また、対象は「飲まない」人であって「飲めない」人ではない、という反論もあるかもしれません。


とまあいろいろ考えてはみるのですが、少なくとも間違いないのは、TV好き、CM好きのある視聴者が不愉快な思いをしたということです。

だからと言ってそんなCMやめてしまえというつもりはありません。十分に考えたうえで作られたのでしょうし、私ひとりの勝手な意見ですから。そもそも飲めないことを理由に恩恵も受けていますしねww
ただ自分が広く考えを発信したり、表現したりするときには、考え抜かなければならないなと、今さらながら改めて認識したのです。
それは不愉快な思いをさせるかもしれない表現をしない、避ける、ということではなく、その可能性、危険性というものを事前に考慮し、考えうる範囲内において、起こりうることに対するリスクがとれるかどうかの判断をしておかなければならないということです。

今回はいつにもましてまわりくどかったですが、今回はこれが言いたかったということで。


うまい終わり方ができそうにないので、いきなり冒頭の国政調査費の話に戻ります。
政治家や国会の活動については、国民として有権者として納税者として、様々な角度から監視していかなければなりません。フィナンシャル ジャパンはそのタイトルから経済や金融、資産運用の話ばかりと思われるかもしれませんが、政治についても強い関心を持っています。現在、連載「バーチャル2大政党」の一部をオンラインで公開していますので、興味のある方はどうぞ。テーマは「金融商品取引法」です。


コミュニケーションに酒は必要かどうかは議論せぬまま、オチます。
では。


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