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2006.05.13
[本のソムリエ] 金融大統合時代のIT戦略
今週の丸善丸の内本店 壹岐直也副店長がお薦めする本です。
『金融大統合時代のIT戦略』
田沢務著、NTT出版刊
定価2520円(税込)
いまやITなしに銀行業務は成り立ちません。
金融機関の経営トップは、IT投資を怠れば機会損失の責任を問われ、費用対効果に見合わない投資をすれば、収益圧迫の責任を取らされます。
今後は、これまで以上に金融セクターのIT戦略には厳しい目が向けられることになるでしょう。
ここ数年、金融機関でシステム統合・システム導入の失敗が相次ぎました。顧客の信頼を大きく損ねた、みずほ銀行統合の際のトラブルは記憶に新しいところですが、東京三菱銀行とUFJのシステム完全統合が二〇〇八年まで延期されるなど、問題は後を絶ちません。「みずほの教訓」は果たして活かされたのでしょうか。
本書のひとつの目的は(金融に関わるすべてのセクターが業界の垣根を越えようとする)金融大統合の時代におけるIT投資のあり方と、経営トップの判断に必要な判断材料を豊富な事例紹介で極力具体的に提供しようというものですが、俯瞰してみると経営者のみならず、システム部門、ユーザ部門、取引先、ITベンダー及びコンサルタントなどにとっても有用な一冊となっています。
(追伸)「週刊!木村剛」は、金融経済月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は5月1日にフジサンケイビジネスアイに掲載されたものです。
2006 05 13 [12. 本のソムリエ] | 固定リンク
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