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2006.06.30

[ゴーログ]秋田事件:茶番は続くよ、どこまでも・・・

 皆さん、こんにちは。木村剛です。昨日に続いてで恐縮ですが、「実は、現在も茶番が続いています」と指摘する「彰の介の証言」さんが、「うすうす多くの人が感じているのではないかと思うのですが、彩香ちゃんの死とこの母親たる鈴香容疑者との関係が怪しいということです」と書いていらっしゃるので、ご紹介します。

現在の報道では、彩香ちゃんの死は事件事故の両面から捜査されているとしており、(報道側が)彼女が怪しいと思っているなんてことを感じさせないよう、「豪憲君殺害の動機がわからない」なんてやっています。しかし、よ~くワイドショーなんかを見ていると、少しずつ、この母親が、娘にまともな食事を与えていなかったとか、世話をしていなかったとかいう伏線を張りつつあることに気付きますし、豪憲君の元に警察が頻回に聞き取りにきていたなんてことも、曾祖母の話として報道し始めています。まあ正直、推定無罪なんていうどうでもいい概念は取り払って、面白おかしくこの鬼母情報を流したくてしょうがない、もう喉元まで出ていて、少し出ちゃった、というのがみえみえなのです。・・・ 

上のようなことを書いてしまうと、「おいこら!彰の介!、このエントリーこそ、推定無罪から逸脱しているじゃないか?」というご指摘があるかもしれません。・・・しかし、この想像を膨らませるような報道をしているのは現行のメディアであること(この報道の茶番が許せない)と、この茶番が冤罪を作り出しているということに気付かない報道に対する抗議と考えてください。茶番するぐらいなら、一切報道しなければいいのであって、警察からの発表があればそれを淡々と伝えればいいのです。鬼母のイメージを創りあげて、より知ろうとすることをあおる必要も全くありません。・・・冤罪のリスクを負いながら、リアルタイムで問題の検証を行っていく必然性なんてないのですから。

 とにかく最近は、「何でもいいから、面白いネタにしてしまえ!」という圧力が強いような感じがします。少し前に話題になったシンドラー社のエレベーターもそうでした。「ブログ新聞『市民ジャーナル』」さんは、6月12日に開催されたシンドラー社の記者会見に関連して、こう指摘しています。

どうもマスコミは真実の解明よりもニュースを高く売ること、すなわち視聴率や販売部数を稼ぐため、ヒステリックになって、センセーショナルに騒ぎ立てることに熱心であるように見える。端的に言ってしまえば「真実の解明より、誰でもいいから悪者を仕立てて金儲けをしよう」という振る舞いである。現代のような競争社会においては、「報道」もテレビ局や新聞社の、単なる“商品”となってしまったのだろうか。商品を高く売るためなら真実解明などには興味が無く、事実を少しくらい膨らましたり削ったりしながら、騒ぎを大きくすることも平気でやってしまう。

最早こういうマスコミでは、村上ファンドやホリエモンの金儲けと何ら区別がつかないし、彼らを批判する資格もない。むしろ、報道と言う正義を隠れ蓑にし、権力を持っているだけにもっと悪質で危険である。もう少し冷静で論理的なジャーナリズムが育たないと、この国は本当に困ったことになってしまう。

 現在のマスコミのあり方については、色々な見方があるでしょう。ただ、秋田の豪憲君殺人事件に関する報道を毎日見せ付けられておりますと、「少年がその家族を殺害するという哀しい事件が続いています。『少年事件は連鎖的に起きることがある』とコメントする人が居る中、連日に渡って微に入り細に入り事件内容や少年の供述を報道するニュース番組には疑問を持たずには居られません」(by「プラスチック会社~エンジニア社長ブログ」さん)というご意見に、私は激しく同意せざるを得ません。

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 全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」2006年8月号は6月21日発売です。
 今月の第1特集は、「インフレ時代に備える6つの基礎講座」。インフレになることを見越して身につけておくべき基本知識や投資方法を学び、読者の皆さまの身近にある金利や物価、住宅ローンや預金金利などについて解説しています。
 また第2特集は、5月より新会社法が施行され、企業においての『内部統制』が注目される中で、「投資家のための新会社法『内部統制』の極意を学ぶ」と題して、投資家として知っておいたほうがよい、企業の対応の実態や『内部統制』に力をいれている企業の情報などをまとめています。
 特集以外では、中田英やイチローのようになるための右脳の鍛え方、政策通で知られる与謝野馨経財相の「オトナの経済財政論」、前三重県知事の北川正恭氏と日本サッカー協会の川淵キャプテンによるリーダシップ・人事術についての対談、さわかみ投信の澤上篤人氏の「ファンドマネージャーが経営者の本音に迫る」、独立した立場で投資家にアドバイスをするファイナンシャル・アドバイザーの活動状況など盛りだくさんの内容となっています。

2006 06 30 [08. メディア/広告の将来を占う] | 固定リンク | トラックバック

2006.06.29

[ゴーログ]推定無罪:鳥越俊太郎氏のジャーナリスト魂

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「彰の介の証言」さんが、秋田の豪憲君殺人事件に関して、「朝のワイドショーでは・・・傲慢な母親の態度を放送していましたが、この母親の態度も傲慢なら、報道陣も節操がないというべきで、こんな報道陣に対し、鳥越俊太郎氏が『推定無罪』という言葉を使い苦言を呈したことは特筆に値すると感じました」という記事をUPしています。

全国放送で、一般人には報道されていなかったことですが、事件現場の秋田では早くから今回逮捕された容疑者が怪しい人物として報道陣からマークされており、この容疑者宅の前には、壁になるほどのカメラが容疑者を付け狙っていたということです。そう、そこには推定無罪という概念は微塵もありません。怪しいから犯人だということを前提とした取材合戦が繰り広げられていたと考えられます。 

今朝のワイドショーでは、今回の逮捕を受けて、この逮捕前に撮り貯めていた容疑者のテープを一斉に解禁していました。・・・そこには犯人を犯人らしくという手法がふんだんに使われており、慎重な報道姿勢ほとんどはありませんでした。しかし、ワイドショーにコメンテイターとしてでていた鳥越俊太郎氏が、全く脈絡のない部分で、この逮捕前の容疑者への報道姿勢に苦言を呈しました。

「推定無罪」という概念から、(逮捕前の取材で)このようなメディアスクラムを組むことは、自粛してきたはずなのですが・・・。
番組が、容疑者を徹底的に叩いている最中に、このような取材のあり方には問題があると指摘したことは、非常にびっくりしましたし、非常に勇気がいることだと思います。・・・鳥越氏というのは、ただのジャーナリストではないということを認識しました。興味本位の報道が、当たり前のように許されている現代において、一石を投じてくれる存在ではないかと密かに期待をしたいと思っています。 

 私自身は、鳥越俊太郎氏の発言を直接耳にしておりませんので、人物評価については何とも言えません。しかし、上記の発言が事実なのであれば、日本では絶滅したと思っていた「気骨のあるジャーナリスト」は、ひょっとするとわずかながら生息しているのかもしれません。今後の鳥越俊太郎氏の言動に注目してみたいと思います。

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2006.06.28

[ゴーログ]世の中には4種類の人がいる?!

 皆さんこんにちは。木村剛です。「Documentary」さんが、「私がこうして写真ブログをアップできるのは、ソフトバンクの孫社長の果たした役割は大きいと思う。NASDAQ、Yahoo!などを日本に持ち込み、なんといってもADSLで価格破壊をしてくれたおかげで、ブロードバンド環境が劇的に安くなった」と指摘し、人材の4分類を提唱していらっしゃいます。

世の中には、
1、新しいことを開拓して、多くの人が恩恵を受けるようなことをする人。
2、目指せYahoo!とか、出来上がったものを買ったりするのが中心の人。
3、既得権益に群がる人。
4、既得権益を変えようと、かぎりなく不可能に近い説得をする人。
などがいる。まあ、これらが複雑にミックスしていたりもするが…。・・・ 

 多少大雑把な分類ですが、「孫社長は、出来上がったものも買ってきたが、新しい価値を提供してきた。そういった意味で、日本ではもっと評価される必要があると思う」(by「Documentary」さん)というご指摘には、私も同感です。というのは、「1」の辛さは、「2」の難事の数万倍の違いがあると感じるからです。
 既存勢力からの向かい風も並大抵ではないでしょうし、日本社会は足を引っ張ることだけは長けていますから、心労は筆舌に尽し難いものがあると思います。だからこそ、「1、を、もくもくとやり続ける人と、それをしっかりとサポートする人が必要だ」(by「Documentary」さん)ということを理解する社会でないと、「3」の方々と、「4」のふりをしながらじつは「3」という人々によって、日本は長期低迷の道を黙々と進んでいくということになってしまうと思います。
 「Documentary」さんは、「マイクロソフトのビル・ゲイツ氏もアップルコンピュータのスティーブ・ジョブス氏も、それなりの大きな価値を私達にもたらしたと思っている」とも指摘していますが、「うみおくれクラブ」さんも「素晴らしい業績で巨額の富を築いたゲイツ氏のことであるから、これから起こす慈善事業も独創的かつ大規模にちがいない」と予測しています。今後のビル・ゲイツ氏の行動に大いに期待し、その行動が素晴らしいものである場合には、日本の成功者たちも追随していくことを願っています。


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2006 06 28 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

[FJオンラインDの日記] 医師にも再試験が必要では

耐震強度偽装の再発防止策を検討している国土交通省は、一級建築士全員に新たな試験を受けさせ、合格した建築士だけを新たな一級建築士と認める案をまとめた。報道によれば、建築士の質を確保するためで、新卒の受験資格なども変更するという。
個人的な感想では、基本的に厳しくするのは良いと思うのですが、報道された範囲ではちょっと疑問を感じる部分もありました。またそもそも建築士だけでなく医師にも再試験を受けさせるような仕組みが必要ではないかと思います。

皆さんこんにちは。フィナンシャル ジャパンオンラインのD・濱田@冬海の源氏です。ここで調べたのですが、私は「自由を愛するが感性が時代遅れ」………メディアにおる人間やのにアカンやないか!似ている有名人は王貞治、堂本剛(Kinki Kids)、小泉純一郎(!)、東山紀之、細川たかし、忌野清志郎、トータス松本(ウルフルズ)、蛭子能収、遠藤周作、上岡龍太郎、加藤茶、武豊、滝沢秀明、西田敏行、ふかわりょう、若乃花勝―――の各氏だそうです。
性格分析(本質)については当たっている部分もあるのですが、でもでも「信頼度は??」です(制作者の方申し訳ないです)。なぜならこの診断によると、(現実に反して)私と妻の相性が相当悪いからです。。。まぁ性別と生年月日だけの情報ですし無料ですし。いいんですけどー。

ところで本題の建築士の試験。現時点では同省部会の案の段階ですので、どこまで実現するかは分かりません。その案によると、高専・短大の新卒の一級建築士受験資格を廃止して、四年制大学での履修が必要となるほか、試験に受かってもインターンを経験しなければ、免許は与えないそうです。また一定期間ごとに講習を義務付けたり、処分歴などを掲載した建築士名簿を開示したりする考えだそうです。

基本的に制度改革には賛成ですが、新卒の受験資格を狭める点についてはちょっとひっかかりました。会社を辞めて一度短大に入った経験がある私としては(専攻は建築ではないのですが)、「四年制大学には金銭的な理由などで行けないけど、四大の学生より技術、やる気を持った学生」というのを結構見ているので……。

もちろん建物はしっかりとした計画の下に造らないと生命が危険にさらされる可能性がある。そのことが今回の一連の問題で明らかになったわけですし、ある程度、入り口を狭めることは必要かもしれません。ですが、倫理観などは四年制大学でないと身につけられないなんてことはないでしょうし……学資がないけど高い使命感と技術と知識を持った高専生が一級建築士にはなれない、なんてことがあっていいのかなぁと、ちょっと思ったわけです。いずれにせよなんらかの受け皿は必要ではないでしょうか。

それに冒頭にも書きましたが、同様の制度は医師にも必要だと思います。医師こそ患者の生命を左右する仕事をしているわけですから。
定期的な講習を義務付けるほか、資格取得から一定の期間が経ったら改めて試験を受けさせ、合格しなかったら、資格を取り上げないまでも制限をつけるとか……私も半分思いつきで言っているようなものですが。

というのも、
「この病院めちゃ古いけど大丈夫か?!」
「おじいちゃんが診療すんの?」
「何だかめちゃくちゃ儲かってることは分かるなこの病院」
「言葉ははっきりしとるけど何がいいたいんだこのドクター」
などと思うことがときどきあります。

セカンドオピニオンとかジェネリック医薬品とかインフォームドコンセントとかいった言葉が一般的になっている現在。個人情報保護の視点も不可欠で、医療もサービス業だという議論も珍しくなくなっているのにも関わらず、非常に牧歌的な(皮肉)患者対応・病院経営をしておられるところもありますし……一度総見直しできたら、と思いました。

医療従事者でもなんでもないので、専門家からすれば「それは無理だ」「無茶言うな」ということもあるかもしれませんが、一患者・一ユーザとしてそう思いました。

さらに言うと、教師にも必要かもなぁ……と思ったり。うわわ、あらゆる業界を敵にまわしそうだな。大した敵ではないのでご容赦ください。

皆さんはどう思われますか?では。

2006 06 28 [18. FJオンラインDの日記] | 固定リンク | トラックバック

2006.06.27

[木村剛のコラム] 格差問題の核心は中小企業だ!

 先週、ある上場企業の社長にお会いしたとき、「現在の経営課題は、格差問題の是正だ」という言葉を聞いて、思わず身を乗り出して聞き入ってしまった。

 お話を聞くと、売上げが絶好調なので、採用を増やしたいのだが、無意識に採用活動してしまうと、下請けの中小企業から従業員を引き抜くことになりかねないのだという。本社のパート採用の方が、下請けの正社員よりも給料が高く、ステータスが高いからだ。人材の引き抜きが、結果的に下請けの経営を圧迫しかねないという現状に直面して、悩んでいるわけだ。
 「そもそも、こうした給与格差を放置しておいてよいのだろうか。本当は、もう少し下請けに発注する値段を引き上げて、彼らが給与水準を上げられるようにすることによって、こういう問題が生じないようにすべきではないのか」と真摯に語る社長の志の高さに素直に感銘を受けた。
 実は、わが国における最大の格差問題は、中小企業と大企業の間に横たわっている。早急に是正すべき格差は、中小企業と大企業を巡る経営環境の格差の中に見いだすべきだ。
 2004年中の統計で確認してみよう。1000人以上の事業所における現金給与は月527,000円であるのに対し、30人未満の事業所では271,000円にすぎない。大企業の半分だ。
 この背景には、経営環境上の大きな格差がある。重要なことは、中小企業への皺寄せが、下請け構造の中にビルトインされているということだ。下請け企業群が仕事の繁閑の調整弁になっているほか、コスト削減の捻出先となっているため、すべての皺寄せが重畳的に中小企業に覆い被さっていく構造になっている。
 しかも、支払手形のサイトが下請けになればなるほど長くなっていくため、必然的に資金負担も嵩んでいく。資金調達力のある大企業は、無意識のうちに、資金調達力のない中小企業に、コストだけでなく資金調達の皺寄せも行っている。
 そういう状況であるにもかかわらず、中小企業に対して積極的に貸し出している銀行は、いまでも少数派だ。主要な貸出先として機能してきた貸金業者は、グレーゾーン金利の撤廃を受けて、経営困難になっていくだろうから、中小企業の資金繰り環境はさらに難しくなっていくだろう。
 このため皮肉なことに、末端の中小企業は、生き残っていくために、大企業以上のROEを維持し続けなければサバイバルできないという宿命を背負っている。だから、固定費の代表格である給与水準はなかなか上げられない。日本経済が解決すべき「格差」の本丸は、この構造問題なのである。
 日本の99.7%は中小企業。より正確に言えば、従業員20人以下の企業が87.1%を占めている。いわば9割を占める末端の中小企業が、大企業による様々な皺寄せの緩衝材になることによって、日本経済の基盤は成り立っている。
 ところが、格差論を唱える人々を冷静に眺めると、じつは、大企業や官庁や大学という恵まれた環境にいらっしゃるケースが多く、「良い大学=良い大企業=良い人生」という画一的な価値観で語っている場合が少なくない。道理で、中小企業の実態を直視しない空論が横行するわけである。

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2006 06 27 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック

2006.06.26

[ゴーログ]ジーコジャパン:W杯1次リーグに敗退して・・・

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「『ブラジルを破って世界中をアッといわせる』という楽しい夢を見させてくれた、日本代表選手とジーコ監督に深く感謝します」という「喜八ログ」さんのように優しくなりたいものの、期待と結果のギャップにやるせない思いが断ち切れません。

 ブラジル戦の敗戦については、「ブラジルとの実力差があまりにもありすぎました。パス、ディフェンス、シュート個人技どれを取っても日本とは雲泥の差」(by「みかんの国の社労士」さん)とか、「ジーコ監督のやり方は『個の尊重』だったと思うのですが、「個」のレベルではブラジルのような列強にはまだまだ及びません」(by「転職父さん40歳が直面するマンション購入の壁」さん)とか、「奇跡とはそう簡単に起きるわけもなく、予選突破で奇跡が起こるかという例えも、実力から言ってもあるわけがない」(by「くまさんの自立」さん)というのが実態ですから、事実上、織り込み済みでした。
 ということなので、「きっと、今日は日本中がショックだと思います。仕事に手がつかない人もいるかも?!しれませんねぇ」(by「保育園のせんせいブログ♪ハートフルキッズ」さん)というところまではいきませんでしたが、先週の金曜日は寝不足で仕事に手がつかなかった感じでした。ああ、玉田の美しい一発が決まったところで、感極まって寝てしまえばよかった・・・(笑)。
 「3月に行われた野球のワールドカップ(WBC)では、2次リーグ1勝2敗で99パーセント駄目というところから、日本に神風が吹いて、奇跡の優勝を果たし」(by「プチコメント」さん)たものですから、「ブラジルに2点差以上で勝つのは難しい? それがどうした。誰だってわかっている」(by「木偶の妄言」さん)というノリで、「神風吹いて!奇跡よ!おこれ!」(by「白蓮空手大阪北ブログ」さん)と信じたいという気持ちがなくもなかったのですが、「なんだかんだいっても、日本の実力というのがストレートにでたような気がします」(by「小売店で働く社長の日記」さん)ね。
 それにしても、ブラジル戦を前にして、「FWはほとんど必要ないんで、小野も入れて、中盤を厚くし、攻めも守りも、中村、中田、小笠原、稲本、三都主、加地、小野で踏ん張り、中澤と川口には神になってもらうしかない」(by「Documentary」さん)という気持ちになったサポーターは多かったのかもしれません。「中田選手ひとり気をはいてもどうにもならない」(by「理のミスディレクション」さん)というのはそのとおりなんですが、それにしてもゴン中山のような気迫を感じられないフォワードと、キャプテンシーと端正なマスクはあるけれどフィジカルが弱すぎる宮本の組み合わせというところに、そもそもの無理があったような気がしてなりません。ディフェンスに関していえば、個人的には、横浜Fマリノスで中澤と組んでいる松田なんかを起用してもらいたかった。
 そういう思いが断ち切れないものですから、ブラジル戦については、「イエローカード2枚で出場できない宮本に替わって、ジーコが選手として出場。ブラジル選手は、みんなジーコのことを『神様』と思っているから、アドリアーノも、ロナウドも、カカも、ロナウジーニョも、DF突破不能。そのスキを突いて、日本はボールを奪い、素早いカウンターで、ブラジルの甘いDFを突破して得点」(by「プログレッシブな日々」さん)という素晴らしい提案に拍手喝采(?)してしまいました。
 いずれにしても、オーストラリアに逆転され、クロアチアと引き分けた時点で、日本代表のW杯は事実上終わっていたわけですが、「2戦とも昼の試合ってのが大きかったのかなぁ。ジーコが『TV中継のために暑い時間帯に試合させられた』と不満をぶちまけたそうですが…」(by「D.D.のたわごと」さん)などという指摘がちょっと気になりますね。ちなみに、こういうご意見もありました。

ジーコは「残念ながら、テレビ局の都合もあり、この時間にやらざる得なかった。この暑さの中では日本のスタイルが出せなかった」とコメントしたそうだ。もちろん、早朝4時の放送では50%超の視聴率は望めなかっただろう。しかし、そのために日本代表のこの大苦戦である。いかにタフな選手といえ、軽く熱中症にかかっていたのでは?と思ってしまう。熱でいつもより思考力が低下していたのでは? もし日が落ちてからの試合だったらどうだろう・・・はっきり言おう、今回の日本代表苦戦の元凶は日本のTV局にある。(by「小株主の徒然日記」さん)

 ただ、いずれにしても、問題点は最終的に「日本代表は相変わらずゴールが遠い」(by「ハコフグマン」さん)という一点に凝縮されるような気がします。「わかっていながらも人材不足で他に使えるFWがいないわけだからどうしようもありません。日本のFWには高さとフィジカルの強さが欲しいです。イタリアのトニかジラルディーノのどちらか一人でいいからくれないかな、マジで」(by「Lawとバット」さん)とか、「日本は決定力が不足していると良くいうが、それは明確に違う。単にFWがいないのだ」(by「The GLPC」)という厳しい指摘は事実なのですが、強いフォワードを育てない限り、世界に通用しないこともこれまた事実です。
 フォワードの役目は、パスを繋ぐことではなくて、ゴールを決めること。「俺が点を取ってやる」という個性派ストライカーは日本に出て来ないのでしょうか・・・。欠点の矯正が主で、チームの和を強調し過ぎる、日本の教育の下では無理なのかもしれません。そういう意味では、郷土富山の英雄・柳沢敦は「良い人」すぎるんですね。とっても「うまい」んだけれど、ディフェンダーからみて「怖い」という印象がない。残念です。本当に「うまい」んですけれどね、柳沢は・・・。クロアチア戦が親善試合だったら、おそらくあのチャンスでゴールを奪っていたんでしょうが・・・。
 いずれにしても、次の話題は、「次期監督は誰だ」ということになりますね。「いっそのこと、日本人のプライドを捨てて、宿敵ヒディングでもつれてきてはいかがでしょう。個人的には、グランパスを応援してきたこともあって、ベンゲルがいいのですが、とにかく、世代交代、選手の育成を上手にできる人でないとダメでしょうね」(by「彰の介の証言」さん)というご意見もありますが、個人的には、いま名前が挙がっているオシムなんかに「戦術うんぬんなどという前に走れ。走れ。体と心のフィジカルでまず強くなれ」と叱責していただいて、一度鍛え直してもらうのがいいんじゃないかと感じます。
 日本代表だったら、ブラジル戦の後、精根尽き果ててグラウンドに倒れこみ、滅多に人前では見せない涙を見せた中田ヒデの心中を共有できなければ、本物の強さに辿り着けないような気がするのです。
 ただ、W杯はまだまだ続きます。「充分に敵をひき付けながらパスを放つ余裕を見せるロナウジーニョやロナウドの曲芸も凄いけれど、直線的なパス回しが早くて正確なアルゼンチンは更に強そう」(by「Espresso Diary」さん)という評価に大きく相槌を打ちながらも、スペイン、ポルトガル、イングランドのスペクタクルなサッカーをもっと見たいなぁ、とも思っております。それにしても、オランダのFWロッベンのスピードは本当にスゴイ!と感嘆してしまった1次リーグでした。

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2006 06 26 [09. 燃えよ!スポーツ] | 固定リンク | トラックバック

2006.06.25

[フィナンシャル ジャパン] 分散投資でリスク分散せよ

 「フィナンシャル ジャパン」7月号掲載  
 連載―こんな投資はしちゃいけない! 

 ITバブルを迎える前の1998年、既存顧客からの紹介で口座開設した40代後半のお客さまから

 「300万円ほどリスクの取れる余裕資金があるので株式投資を始めたいのだが、何かいい銘柄を紹介してもらえないか」とのご相談がありました。
 相続による金融資産を5000万円程度保有され、今回の投資資金は最大限のリスクを取って夢のある投資をしたいとのご要望でした。
 そこで以前から注目していた成長企業のS社を紹介したところ、お客さまに大変気に入っていただき、長期投資を前提に300万円相当投資していただきました。数カ月後にITバブルが到来し、S社の株価は二倍以上になり300万円程度の評価益が出ました。
 利益確定と投資元本を全額回収するために、半分を売却し、残り半分は長期保有することをお客さまに提案したところ、まだ値上がりすると確信したお客さまは、1000万円をS社株に追加投資したいとのこと。
 私はお客さまの金融資産や当初の投資計画・リスク許容度からみて同一銘柄への追加投資は好ましくないとアドバイスしましたが、結局お客さまは1000万円相当を追加投資されました。お客さまの判断は的中し、その後もS社の株式評価益は1000万円程度まで膨れ上がり、その評価益を後ろ盾に投資額をさらに拡大し、ピーク時には時価評価で1億円(うち評価益5000万円)程度になりました。
 この間、私は幾度となくお客さまに投資銘柄の分散や利益確定のために安定型の投資信託や外債など、ほかの金融商品への資金シフトを提案しましたが、聞き入れられることはなく、やがてITバブル崩壊とともにS社は成長シナリオが崩れ去り、株価は下落。お客さまの資産は目減りし、2003年の最悪期にはその投資総額は時価評価で2000万円を下回ることになったのです。
 お客さまから相談を受けた私は、当時保有の3銘柄すべてを売却し、その時点で将来有望な配当利回りや純資産倍率で割安な七銘柄に分散投資するよう提案しました。その後株式市場は徐々に好転し、03年終盤には4000万円程度まで時価評価が回復しました。
 株式投資での苦い経験をしながらも魅力も感じていたお客さまの「当初の5000万円までは何とか挽回したいので今後も1000万円程度は投資していきたい」というご要望を受けて、以前の失敗を教訓に保有株式すべてを売却してリセットすることをお客さまに提案し、1000万円ずつを株式と現預金、2000万円は投資信託というポートフォリオを組みました。
 株式の時価評価が1000万円以上になれば値上がり分を投資信託にシフトし、値下がりした場合の追加投資は時価評価1000万円を上限とすると決めた上で、ポートフォリオの中核を投資信託に据え、バランスファンドなどを中心に選択し多数の資産クラスに投資し、さらに国際分散投資を行うことにより中長期的な成長を目指すこととしました。
 その後、株式においては早い段階で500万円程度を利益確定し、投資信託にシフトすることができました。リセット後3年で最初の目標を達成し、お客さまからは「以前と違って、どんな局面でも安心できるし、今後もこの投資
スタンスを維持していきたい」と評価していただいています。
(CIFA 別宮好晃)

(追伸)「週刊!木村剛」は、金融経済月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は「フィナンシャルジャパン」7月号発売号に掲載されたものです。


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(読者の皆様へ)
 全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」2006年8月号は6月21日発売です。
 今月の第1特集は、「インフレ時代に備える6つの基礎講座」。インフレになることを見越して身につけておくべき基本知識や投資方法を学び、読者の皆さまの身近にある金利や物価、住宅ローンや預金金利などについて解説しています。
 また第2特集は、5月より新会社法が施行され、企業においての『内部統制』が注目される中で、「投資家のための新会社法『内部統制』の極意を学ぶ」と題して、投資家として知っておいたほうがよい、企業の対応の実態や『内部統制』に力をいれている企業の情報などをまとめています。
 特集以外では、中田英やイチローのようになるための右脳の鍛え方、政策通で知られる与謝野馨経財相の「オトナの経済財政論」、前三重県知事の北川正恭氏と日本サッカー協会の川淵キャプテンによるリーダシップ・人事術についての対談、さわかみ投信の澤上篤人氏の「ファンドマネージャーが経営者の本音に迫る」、独立した立場で投資家にアドバイスをするファイナンシャル・アドバイザーの活動状況など盛りだくさんの内容となっています。


2006 06 25 [13. フィナンシャル ジャパン] | 固定リンク | トラックバック

[週刊!尾花広報部長] なんとなくショックな記事?

 こんにちは、尾花典子です。
 いきなりですが、先週発売された週刊誌のゴー社長についての掲載部分でちょっと気になることがありました。

 その週刊誌の編集者の方から、ファックスでいくつか質問をいただき、お答えしたものについては、それなりにご対応をいただけたと思っていますが、
 
 特集の中に村上人脈リストというリストがあり、村上ファンドへの出資(投資)の有無について下記のような区分わけがされている項目がありました。
 ○=社
 ●=個人
 △=無回答
 なし=空欄

 ゴー社長のところは、無回答の△がついていたのですが、今回、村上ファンドへの出資についてはご質問をいただいていないんです・・・・・・(・_・?)
 ご質問をいただいた他誌や新聞社の方には、ないということは回答していましたが・・・。

 私がこの件で気になったのは、村上ファンドへの出資云々ではなく、リストの項目を作成されるにあたり、皆様に取材を同じようにされたのかな~ということなのです。

 どうしてかというと、読解力にあまり自信がありませんが、私が本文を読んだ限りでは、△=ノーコメントとともとれるので、この無回答という定義がよくわからないのです。

 本当にノーコメントであれば、全く違和感を感じないのですが、まあ確かに質問されていないので、無回答なのかもしれませんが・・・、全体の流れでいうと、何か意味合いをもたせているかなあ・・・とも想像をふくらませてしまいました。

 今回ゴー社長についての記事が掲載されていたということもあったせいか、一般的に取材や事実確認をどのようにされているのかなということについては、興味のある、気になるポイントです。

  でも基本的に一方向のマスコミ報道や記事掲載方法に悪意がないことを信じたいと思いますし、全般的に雑誌や新聞、TVなどを見たり読んだりし、???とか、えっ!ちょっと誹謗中傷かな、とか、私的レベルで好ましくないと思うこともたまにありますが、論調や表現は自由なので、それはそれでそういうものなのかなとも思います。

 それにしても、先週の出来事は、週刊誌の中では比較的好きな部類のものだったので、なんとな~くショックでした(w_-)

  最近ちょっとストレス疲労気味なので、昨日以前から興味のあった「岩盤浴」にいってみました♪
  このお店は東京23区で唯一「天照石」を使用しているサロンで、この天照石は、身体を芯からあたため、汗とともに体内の老廃物を排出するそうです。
  どのようにしたかというと、

  ①浴衣のような備え付けの衣類を着る
  ②デトックス効果のある日本山人参茶を持参して岩盤浴のお部屋に入る
  ③岩盤にタオルを引いて、うつぶせで5分。きちんと砂時計があります。
  ④仰向けで10分。かなり汗がでます。途中で水分補給のため日本山人参茶を飲みます。
  ⑤リラックスルームに移り、休憩5分。
  ⑥その後③~⑤を2回繰り返す。全体で3回。
  ⑦ガウンに着替え、汗を落ち着かせる。

  その後、洋服に着替え、化粧をして終わりですが、どうして岩盤浴を「うつぶせ・仰向け」のセットを3回するかというと、

  1回目の汗 ― 身体の表面の汚れ
  2回目の汗 ― 身体からでる老廃物
  3回目の汗 ― 身体の中にある成分が排出され、すぐに流さないとその成分が身体の皮膚表面を覆い、美肌にも効果があるとか。

  で、「3回目の汗は無臭でサラサラだし、すぐに流さないほうがいいから通常シャワーは浴びない方がいいんですよ。」ということだったのですが、確かにサラサラって感じでしたね。とにかくすごく汗がでました。
 少し身体が軽くなった感じでした(>▽<) その後に飲んだ無糖のざくろジュースもおいしかったです~♪


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「和魂米才の発想法」(DMDJAPAN刊)
読み方は わこんべいさいのはっそうほう です。
 

2006 06 25 [15. 週刊!尾花広報部長] | 固定リンク | トラックバック

2006.06.24

[フィナンシャル i] マンション購入 大きな節目

 2006年3月、日銀は5年半続いた量的緩和政策を解除し、本来の金利誘導による景気政策への転換を宣言した。(株式会社東京カンテイ 市場調査室長 中山 登志朗)

 当面はゼロ金利政策が維持されるが、長期金利は解除後早々に上昇が始まり、金融機関は住宅ローン金利を引き上げつつある。
 フラット35の平均金利も3.23%(5月末現在)まで上昇している。
 本稿はこのような金利先高状況を受け、団塊ジュニア世代(平均34歳)のマンション購入を想定し、年収600万円を基準とした場合に、住宅ローン金利の上昇が首都圏の購入可能エリアをどのように変化させるのかをシミュレートしたものである。
 なお、価格の2割を頭金として準備し、年間のローン返済額が年収の25%以内に収まる“健全な住宅購入”を前提として購入可能エリアを算出している。

 首都圏の新築マンションは、2001年から2005年までの全駅の平均価格が4,050万円である。現行の変動金利2.375%では年収600万円の場合、4,454万円以下の物件が年収の25%以内の返済で購入可能である。
 この条件による試算では、東京23区の外側地域であれば概ね新築マンションが購入可能となる。南西に延びる東急田園都市線や東急東横線では、都内と神奈川県の境である多摩川が、購入可能と困難の境を成している。 例えば、東急田園都市線の「二子玉川」(5,528万円)と「二子新地」(3,771万円)の間、東急東横線では「新丸子」(4,455万円)と「武蔵小杉」(4,403万円)の間に境界線がある。
 また埼玉県方面では分譲価格が安くなるため、「田端~上野」間でも購入可能となる。千葉県方面では、「両国」(4,117万円)、「森下」(4,235万円)、「木場」(3,980万円)に購入可能/困難の境界がある。
 金利が3.00%に上昇すると、購入可能額は4,059万円と約400万円低下する。金利負担分が増加し、相対的に真水部分である購入可能額が減少するためである。さらに金利が4.00%に上昇すると、購入可能額は3,529万円と現状から約1,000万円も低くなる。このように金利の上昇は購入可能額の低下に直結しており、購入可能エリアを市街地から遠方にするか、駅から離れた物件を探すか、専有面積のやや小さい物件を探すなど、購入条件の下方修正を余儀なくされる。
 ただし、金利2.375%→5.00%の上昇による沿線ごとの移動距離は、総武線32.0km、京王線31.5 kmに対して、小田急小田原線10.7 km、西武池袋線12.1 km、東武東上線12.8 kmと違いが明らかである。これは沿線ごとの価格水準や距離圏ごとの価格差が異なることに起因する。沿線平均では金利1%の上昇につき3.7km郊外方面に購入可能駅が遠のくこととなる。

 実際に金利が上昇すれば、マンション市場では駆け込み購入が増加し始める。まだ金利が低水準のうちに購入しようという考えが強まるからである。現行金利の適用がある完成在庫がここのところ急激に減少しているのもこの心理的要因によるものである。ただし金利がさらに上昇して5.00%を超えるような状況になれば、反対に購入を見送るケースが増加することが予測される。
 一方で、新築マンションに拘らなければ居住条件の選択肢は広がり、中古流通市場が広域で活性化する可能性もある。
 このように金利の上昇一つとっても購入条件は大きく変化する。地価上昇や消費税改定論議も含め、マンション購入は今大きな節目の時期を迎えていると言えるだろう。

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中山 登志朗(なかやま としあき)
株式会社東京カンテイ 市場調査室長 主任研究員。
不動産市況全般の調査・分析を担当。市況レポート“Kantei eye”編集長。
今回のコラムの詳細データはhttp://www.kantei.ne.jp/に掲載


(追伸)「週刊!木村剛」は、金融経済月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は6月12日にフジサンケイビジネスアイに掲載されたものです。


2006 06 24 [14. フィナンシャルi ] | 固定リンク | トラックバック

[FJオンラインDの日記] イクラちゃんと話せるかも!?

「バァブー」と「ハーイ」と「ちゃーん!」
3語でほぼ全て(多分)の感情を表しているイクラちゃんですが、なぜ周りがあれだけ彼の意図を汲み取れるかというと、タラちゃんというインタープリタが居るからにほかなりません。多分。

漫画だから」「アニメだから」というとミもフタもないのでやめます。

皆さんこんにちは。フィナンシャルジャパンオンラインのディレクター・濱田@木村編集長が夢に出てきました、です。
内容はよく覚えていませんが、場所は多分鳥与志さんでした。会社の皆で食事をしながら議論をしていたような記憶で、木村編集長はお気に入りの鳥スープを召し上がってらっしゃいました……いやたしかにごっついおいしいんですけど。

さてイクラちゃんの件です。毎週ジャンケンでサザエさんに負けている私ですが、その話はさておき。赤ちゃんは言葉を喋ることができませんが、結構大人が言っていることは分かっているそうです。喋られないから自分が思っていることを大人に伝えられない。それでもどかしさが頂点に達して、ついには泣いてしまう。だけど生後半年くらいで赤ちゃんの多くが自由に動かせるようになる「手」を使ってコミュニケーションしようというのが「ベビー手話」だそうです。ネタ元はフィナンシャル ジャパン8月号「ユニバーサルホーム 加藤充社長インタビュー“あなたの家は「健康」ですか?”」。
もともとはアメリカで発達したものらしく、アメリカ式の手話(American Sign Language)を使って赤ちゃんとコミュニケーションしようというものだそうです。ただASLを使わなくても、親がそれぞれサインを工夫して作り出して赤ちゃんに教えて実践している例もあるそうです……。まぁそう言ってしまえば「それって誰でもやってるんじゃね?」と思ったりもするのですが、正統派はやはりしっかりとした動作に、いろんな単語の意味を持たせているようですから。

これは日本では、ユニバーサルホームの子会社のユニバーサル・ブレインが普及につとめており、DVDなんかも販売されていますね。うーん観たい度かなり高めです。
このベビー手話の効用として、赤ちゃんと意思が疎通できるので、互いにストレスがたまりにくくなること、絆が深まること、赤ちゃんのなかの「コミュニケーションに対する関心」が高まるため言葉を喋る時期が早くなること……などが紹介されています。
首都圏でイベントを開催しているようですので、興味のある方は同社のホームページをご覧になってみてください。

それにしてもYahoo!知恵袋で「イクラちゃん」と検索すると、面白い質問がたくさんでてきますね。

さーて、来週の[FJオンラインDの日記]は……

うぅぅ、鋭意ネタ探し中です(もとい、ネタはたくさんあるのですが、ここにそぐわないので……)。

では。

2006 06 24 [18. FJオンラインDの日記] | 固定リンク | トラックバック

[シンコの日記] TOKYO ARCADE大手町SHOPオープン

皆さん、こんにちは!シンコです(^^)/
6月26日(月)より、大手町本店ロビーにおいて、TOKYOARCADE大手町SHOPがオープンすることになりました!!!

月刊誌「フィナンシャル ジャパン」に載せている『TOKYO ARCADE』でご紹介させて頂きました選りすぐりの商品を本店ロビーで販売いたします!!今までは、遠くてもお店に行かないと手に入らなかった商品が大手町でお求めいただけます。是非この機会をお見逃し無く!!気になるラインナップは次のとおりです。

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2周年の預金キャンペーンが6月末で終了させて頂くこととなりました!!
沢山のお申し込み、本当にありがとうございました!!
お申し込みがまだの方は、締め切りまであと1週間ですので早めにお申し込みくださいね。
お待ちしております!!


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上の定期預金にご興味をお持ち頂いた方は、是非こちらへ。

※シンコは架空の人物です。

2006 06 24 | 固定リンク | トラックバック

[本のソムリエ] 「クレジット投資のすべて」

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 今週の丸善丸の内本店 壹岐直也副店長がお薦めする本です。

 『クレジット投資のすべて
 大橋英敏 著
 金融財政事情研究会刊
 定価3,570円 (税込み)

 書名の「クレジット」を直訳すれば「信用」ですが、金融の世界では、ローンや社債、証券化商品、そしてこれらをベースとするデリバティブをひとくくりにする言葉です。直接金融化が進んで金融技術が高度化すると、各市場はしだいに強く結びつくようになりました。
 その結果、国債しか保有しない投資家であっても、リスクを正しく管理しリターンを高めるためには、クレジット市場を横断的にとらえ、戦略的に運用していかなければならなくなっています。
 クレジット投資の解説書は数多ありますが、本書のユニークな点は、ポートフォリオ全体のパフォーマンスを高める戦略や、さまざまな投資環境の変化に直面したときに押さえるべき考え方を、ケーススタディを交えてわかりやすく解説していることでしょう。
 また、この三月末に公表されたばかりの新BIS規制に関する国内規制がクレジット投資に及ぼす影響について丁寧に説明されていることも読者の方々に好評です。
 クレジット投資でいかに儲けるか――人気アナリスト・ランキング上位入賞の常連である著者の意気込みが伝わる良書です。

(追伸)「週刊!木村剛」は、金融経済月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は6月12日にフジサンケイビジネスアイに掲載されたものです。

2006 06 24 [12. 本のソムリエ] | 固定リンク | トラックバック

2006.06.23

[ゴーログ]「投資」とか「ファンド」ってグレーなのね?!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「地球の裏からまじめな話~頑張れ日本」さんから、「福井総裁のニュースに関しては正直驚きを通り越して呆れた」というコメントをいただきました。

いや誤解されては困る、私は総裁はなんら間違ったことをしたとはどうしても思えない。むしろそう言った尻馬に乗るかの如くの野党のトップ連中のような政治家がこの世の中に存在することに対して呆れたのである。あの日、日経平均は物凄い勢いで下げたが、その理由は色々あろうが、特に外人連中がそのような政治家が実は日本に居る、という事に関しての大いなる失望がその大きな理由の一つと言っても過言ではなかろう。・・・

一体FUNDとは何ぞや?って事をご承知の向きがどれくらい居るのかね。その辺の証券会社で売ってる、○○債券何チャラファンド、とか、xxグロース株ファンド、と村上ファンドの違いをきちんと説明して欲しいね。説明できる民主党議員が居るのか? さらに、『何だか投資ってのはグレーなイメージね』と言う刷り込みが私は恐い。・・・

何だか村上ファンドだけ、全く異次元の世界で募集されて、まるで運用主体は火星にでも居るような言われ方して、普通の人には全く縁の無い世界なのに中央銀行の総裁がそんな特権のようなものを振りかざしていいのか!的な言われ様は、それは普通の認識を持っている人は???となるわな、と私は思う。

たちが悪いのは、村上ファンドも普通のファンドも基本的構造は全く同じであるにも関わらず、ある時は一緒くたに、そしてある時は異次元対現世、って感じにTPOに合わせてマスコミに勝手に使い分けられちゃっているから、余計話がややこしくなって、結局上に書いた刷り込みが再び起こっている気がする、すなわち、「やっぱりファンドってのはグレーなイメージなのよね」とね。。・・・ 

 「地球の裏からまじめな話~頑張れ日本」さんは、「『就任のときに慌ててやめなければいけない投資など、あるのだろうかと私は伺いたい』と言う、与謝野金融相の発言には快哉を叫びましたね、久々に」と書いていらっしゃいますが、確かにこのところの与謝野馨経済財政担当大臣の発言には、良識的な響きがありますね。
いずれにしても、日本のマスコミさまは、「資本主義」や「投資」というものが、心底嫌いだということが良く分かる今日この頃です。


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(読者の皆様へ)
 全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」2006年8月号は6月21日発売です。
 今月の第1特集は、「インフレ時代に備える6つの基礎講座」。インフレになることを見越して身につけておくべき基本知識や投資方法を学び、読者の皆さまの身近にある金利や物価、住宅ローンや預金金利などについて解説しています。
 また第2特集は、5月より新会社法が施行され、企業においての『内部統制』が注目される中で、「投資家のための新会社法『内部統制』の極意を学ぶ」と題して、投資家として知っておいたほうがよい、企業の対応の実態や『内部統制』に力をいれている企業の情報などをまとめています。
 特集以外では、中田英やイチローのようになるための右脳の鍛え方、政策通で知られる与謝野馨経財相の「オトナの経済財政論」、前三重県知事の北川正恭氏と日本サッカー協会の川淵キャプテンによるリーダシップ・人事術についての対談、さわかみ投信の澤上篤人氏の「ファンドマネージャーが経営者の本音に迫る」、独立した立場で投資家にアドバイスをするファイナンシャル・アドバイザーの活動状況など盛りだくさんの内容となっています。

2006 06 23 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック

2006.06.22

[ゴーログ]証券会社ではなく、アドバイザーを選ぼう

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「独立系証券マン日記」さんが、「IFAと投資家が出会い、よりコミュニケーションを深めるための場所としてIFA Investors Salonというものを開設いたしました」というお知らせをいただきました。

IFA Investors Salon はHP上で投資家が自分が付き合いたいと思うIFAを探すことができるIFA照会サービスとIFAが行うセミナーの企画・告知・紹介が主なコンテンツとなります。まだ、始めたばかりですのでIFAの参加者も少ないですが、今後主旨に同調してもらえるIFAを募り、匠がいつも主張する“証券会社を選ぶ時代から証券アドバイザーを選ぶ時代へ…”資産運用の世界を変えていきたいと考えています。なにぶん、個人ベースでやっていることなので、不備な点もあろうかと思いますが温かく見守っていただければと思います。

 IFAというのは、Independent Financial Adviserの略で、証券会社から独立して個人投資家にアドバイスをする専門家のこと。金融商品の供給者に雇われていないので、お客さまである個人投資家にとって、真に良い助言をすることができる立場にあります。
 日本では、良いアドバイスにお金を払うという習慣がなく、知恵の値段はかなり低く抑えられています。でも、「証券会社を選ぶ時代から証券アドバイザーを選ぶ時代へ」と変わっていくべきということについては、私も同感でして、是非、そうなってもらいたいと思っています。
 1%程度の利回り格差にこだわって元本を失ってしまったり、個別株の短期売買に我を忘れてしまったり、有利な投資に目を奪われて詐欺にあってしまったり、というケースは、いまでも枚挙に暇がありません。そうした被害を最小限に抑えるためにも、独立した証券アドバイザー(IFA)が必要になってくるのではないでしょうか。
 関係者の方々がご活躍し、投資被害者が少なくなることを祈っております。

2006 06 22 [10. 投資戦略の発想法] | 固定リンク | トラックバック

2006.06.21

[ゴーログ]秋田事件のマスコミ報道を考える

 皆さん、こんにちは。木村剛です。TVをつけると、秋田の事件を延々とやっておりますけれども、私はこの一連の報道については聞き流しておりましたが、「あんなこと、こんなこと。どんなこと?」さんから、マスコミで流れているストーリーとは全く異なる視点のコメントをいただき、色々と考えさせられましたので、さわりの部分をご紹介いたします。

人間、理解できることなんて、ほんの少しだ。誰のことだって、自分で分かったつもりになっているだけで、本当のことなど分からない。世の中には、信じたくないが、ひどい悪意が存在する。それは確かかもしれない。それにしても… 

秋田の事件は今や格好のマスコミの餌となっている。微に入り細に入り、彼女の過去をほじくり出して苦労知らずの「コメンテーター」が偉そうに、コメントしている。彼女の一生のいったい何が分かるというのだろうか。

男が来ると家から娘を閉め出していたと聞いて、サラーム・ボンベイのシーンを思い出した。インドの極貧の子供たちを描いた映画だ。娼婦の母親は自宅で体を売って生計を立て、男が来ると子供は外で待っている。同じ情景が”経済大国”日本でも繰り返されていたのではないのか?・・・ 


 続きは、是非、ブログを訪ねて読んでいただきたいと思います。私は、「あんなこと、こんなこと。どんなこと?」さんが指摘する諸種の論点の正しさを裏打ちする証拠を持ち合わせていませんが、当局からのネタを裏も取らずに垂れ流す、最近のマスコミ報道の姿勢を見せ付けられるにつれ、「あんなこと、こんなこと。どんなこと?」さんのようなリテラシーは国民全員に絶対に必要だと感じています。
 松本サリン事件をひき起こしたマスコミの体質は改善されるどころか、より凶暴性を増し、より無責任になっているようです。野に放たれた虎のように、今後も被害者を増やし続けることでしょう。
本当に羨ましいですね。
 マスコミは、誰も批判することのできない絶対権力ですから・・・。
 裁判に訴えて、誤報を証明したところで、それが大々的に報道されることはなく、賠償金額もスズメの涙。万が一のために辞めさせるためだけの取締役を養っているという余裕と狡猾さを持っている大マスコミには誰も敵いません。
 永田町の権力者たちですらも・・・。

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 全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」2006年8月号は6月21日発売です。
 今月の第1特集は、「インフレ時代に備える6つの基礎講座」。インフレになることを見越して身につけておくべき基本知識や投資方法を学び、読者の皆さまの身近にある金利や物価、住宅ローンや預金金利などについて解説しています。
 また第2特集は、5月より新会社法が施行され、企業においての『内部統制』が注目される中で、「投資家のための新会社法『内部統制』の極意を学ぶ」と題して、投資家として知っておいたほうがよい、企業の対応の実態や『内部統制』に力をいれている企業の情報などをまとめています。
 特集以外では、中田英やイチローのようになるための右脳の鍛え方、政策通で知られる与謝野馨経財相の「オトナの経済財政論」、前三重県知事の北川正恭氏と日本サッカー協会の川淵キャプテンによるリーダシップ・人事術についての対談、さわかみ投信の澤上篤人氏の「ファンドマネージャーが経営者の本音に迫る」、独立した立場で投資家にアドバイスをするファイナンシャル・アドバイザーの活動状況など盛りだくさんの内容となっています。

2006 06 21 [08. メディア/広告の将来を占う] | 固定リンク | トラックバック

[FJオンラインDの日記] 日本が勝ったらアレしませんかアレ

日本がブラジルに勝ったら水着になります!

皆さんこんにちは。フィナンシャル ジャパンオンラインのディレクター・濱田@6月21日=ミッフィー誕生日おめでとう☆
( ・x・ )
です。なかなかこれだけ洗練されたデザインのキャラクターって居ないと思うのですが、いかがでしょうか。

ところで最近、「日本代表がブラジルに勝ったら●●します」という商法もとい宣言をネットでよく見かけます。冒頭の宣言は、平原綾香さんが「湘南で、スクール水着で『Jupiter』を歌う」というものです。私がなるわけではありません。酒井瑛里さんはファンと遊園地デートすると宣言されていますし、ココセレブでもある太田在さんは何をして欲しいかリクエストを受け付けていらっしゃいました。女性ファッション誌も「めざましテレビ」も好きな私としては、この場をお借りしてブラジル風の(?)浴衣リクエストをさせていただきたく存じます。

私もやはり平原さんの宣言には驚かされたクチですが、それは東京FMの「SPECIAL WEEK 2006.6/55-6/22 もしブラジルに勝ったら○○します宣言!!」の一つだったんですね。
いろいろと拝見しましたが、m-floのお二人、melody.さん、BONNIE PINKさん、Soweluさんの宣言に興味ありで、これは単なる趣味なのですが、特に宣言の内容ではピエール瀧さん、石田衣良さん、天明屋尚さんに惹かれました。ホントにやっちゃまずそうなものもありますが……。

「日本代表は暑いなか懸命に頑張っているのに」とあまりこころよく思われない方もおられるかもしれませんが、きっとみんな本当に勝ってほしいと思っているはずですし、それもまたひとつの楽しみ方なのでしょうから……というわけで木村編集長にも何か宣言してほしいなと思いつつ、終わります。では。

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2006.06.20

[木村剛のコラム] 禁欲的プロテスタントたちの教え

 近代に「資本主義」が成立するまで「おカネ儲け」は「悪」であった。単なるおカネ儲けすら悪いのだから、おカネがおカネを生むという「マネーゲーム」に対しては強い嫌悪感が示されつづけてきた。

 しかし「資本」とは、「おカネがおカネを生む」主体のこと。「資金が資金を生む」という社会システムが資本主義。したがって、「資金が資金を生む」という摂理が是認されない社会では、資本主義は機能しない。
 アリストテレスは、「等しいこと」が「正義」であると説いた。「等しいこと」とは、交換の際に等しい価値のものを交換するということ。利得も損失も発生しないこととなる。「利得を生むような交易は正義ではない」のだから、「カネ儲けは悪」であった。
 こうした考え方の下では、おカネに対する利子も認められない。利子を生むとなれば「等しいこと=正義」に反するからだ。プラトンも、利子の支払いや取り立てが社会的連帯を傷つけ、ポリスの秩序を破壊する虞があるという理由で、利子の正当性を否定した。
 近代資本主義は、利潤獲得が人間にとっての最高善であり、それ自体が目的であるという価値観が広く共有されなければ成立しない。そういう価値観が成立したとき、はじめて可能になるものなのだ。資本を増殖するゲームを自己目的化し、義務化するような価値観が確立され、それが人々の行動を律する倫理として定着したとき、近代資本主義は産声をあげる。「利潤や利子は正当である」ということが社会的に認知されることが必要なのだ。
 資本や利子や富というものは、実態はともかく、建前論的には忌み嫌われるべきものであり続けた。資本主義が生まれるためには、そこに、資本主義を支える「資本主義の精神」が存在しなければならなかった。マックス・ウェーバーは、それを培ったものこそ、「プロテスタンティズムの倫理」なのだと喝破する。
プロテスタンティズムとは、宗教改革後に、イギリス、ネーデルランド、フランス、アメリカなどに普及した宗派で、  厳格な規律と禁欲で知られている。旧来の商人たちの暴利は倫理的に最大の悪事とみなされるため、商業や商人は徹底的に敵視された。一見すると、カネ儲けと最も縁遠い人たちである。
 ところが歴史とは不思議なもので、こうしたプロテスタンティズムが盛んであった地域から「近代資本主義」が生まれている。禁欲的プロテスタントたちは、隣人たちが本当に必要としている財貨を生産して市場に出す結果として、適正な利潤を手に入れることは、貪慾の罪ではなく、神の聖意にかなう隣人愛の実践であると認識したのだ。
お客さまが求めるものをお客さまに提供する。その隣人愛を実践する結果として、利潤が生まれるのであれば、その利潤は称えられるべき隣人愛の成果とみなされる。
 ここで初めて、儲かる仕事がよい仕事で、儲けがあるということが隣人愛を実践したことの判定の基準となってくる。利潤を求めて働き続けることが倫理的な義務と化してくる。
 人は労働によって評価されるようになり、人々は喜び勇んでカネ儲けに専念できるようになった。その結果、「貨幣の獲得は――それが合法的に行われるかぎり――近代の経済組織の中では、職業における有能さの結果であり、現われ」(マックス・ウェーバー)と捉えられるようになっていく。
 近代以前は、利潤の追求は悪いことになっていた。近代からは、利潤の追求は素晴らしいことに変わっていく。このプロテスタンティズムの考え方は「資本主義」の生みの親である。禁欲的プロテスタントたちは、「おカネ儲けは卑しい」とするパラダイムから、「おカネ儲けは隣人愛の実践」とみなされるパラダイムへと私たちを誘ってくれた。
 ところが、彼らがいなくなった後、隣人愛の実践であることは忘れ去られて、「おカネ儲けは当たり前」という世界になっていく。
 いまわれわれが必要としているのは、「おカネ儲けは当たり前」というパラダイムから、「隣人愛の実践でなければ正しいおカネ儲けではない」という原点への回帰なのかもしれない。


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(読者の皆様へ)
 全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」2006年8月号は6月21日発売です。
 今月の第1特集は、「インフレ時代に備える6つの基礎講座」。インフレになることを見越して身につけておくべき基本知識や投資方法を学び、読者の皆さまの身近にある金利や物価、住宅ローンや預金金利などについて解説しています。
 また第2特集は、5月より新会社法が施行され、企業においての『内部統制』が注目される中で、「投資家のための新会社法『内部統制』の極意を学ぶ」と題して、投資家として知っておいたほうがよい、企業の対応の実態や『内部統制』に力をいれている企業の情報などをまとめています。
 特集以外では、中田英やイチローのようになるための右脳の鍛え方、政策通で知られる与謝野馨経財相の「オトナの経済財政論」、前三重県知事の北川正恭氏と日本サッカー協会の川淵キャプテンによるリーダシップ・人事術についての対談、さわかみ投信の澤上篤人氏の「ファンドマネージャーが経営者の本音に迫る」、独立した立場で投資家にアドバイスをするファイナンシャル・アドバイザーの活動状況など盛りだくさんの内容となっています。

2006 06 20 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック

2006.06.19

[ゴーログ] ジーコジャパン:ブラジル戦で「サプライズ」を起こせ!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。オーストラリア戦の逆転負けにショックのあまり、仕事に手が着かず、クロアチア戦での引き分けに茫然自失の状態です。しばらくは放心状態ですね。後はブラジルに対してかなりの得点差で勝つという「サプライズ」を起こすしかありません。これで、1次リーグを突破したら奇跡です。

 先週の月曜日にも書きましたが、個人的には、「高原-柳澤」の2トップには、物足りなさを感じてきました。やっぱり、ドイツとの親善試合における得点が「ツキの使い果たし」だったんですね。高原って「本番に弱い」というイメージがさらに強まりました。また、郷土富山の誇りである柳沢敦選手がゴールに対する執念を見せてくれなかった。右からの絶好のクロスをゴールに流し込めないところに、彼に対する「もどかしさ」があります。
 それでも、途中出場の玉田や大黒も光るプレーを全然出せずに終わってしまいましたしね。世界で伍していくことのできるフォワードがでてこないと、いつまで経っても、得点欠乏症は治りませんね。
 悲しいのは、「とっても不安なのは、宮本率いるディフェンスライン。ドイツ戦でも、ペナルティエリア内で、体格的につぶされちゃってましたから・・・」という嫌な予感が当たってしまったことです。クロアチア戦は、なんとかゼロに押さえましたが、オーストラリア戦は集中力が切れた途端に三失点。
 中澤は2戦とも頑張っていましたが、宮本ツネがダメ。イケメンNO1だけど、フィジカルが弱いし、肝心なときのカバーリングが一歩遅い。ガンバ大阪でレギュラーに定着していない理由が分かります。クロアチアにPKを与えたのも、宮本でしたし・・・。
 それでも、頑張れ、ニッポン!!!
 ジーコジャパンよ! 
 ブラジル相手に「サプライズ」をみせてくれ!!

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2006 06 19 [09. 燃えよ!スポーツ] | 固定リンク | トラックバック

2006.06.18

[フィナンシャル ジャパン] ロシアの劇的な変貌

フィナンシャル ジャパン」7月号掲載  
連載コラム---ミクロが変える経済(経済ジャーナリスト 財部誠一)

 この三月、インドに続き、ロシアに行ってきた。

 結論から申し上げれば、モスクワは度肝を抜かれるほど活気に満ちていた。私は常日頃から、その国の経済は必ず街の景色に現れるものだと考えてきたが、モスクワの消費熱といったら尋常ではない。
 ロシアはいわずと知れた世界第二位の産油国。原油高騰の追い風をうけ、一九九〇年代末に破綻した金融機関も完全復活。消費にめざめたロシアにはバブリーな雰囲気すらただよっている。
 その象徴が自動車だ。売れるといっても小型車ばかりのインドとは対照的に、ロシアでは高級車や大型車も売れに売れている。クレムリン近くの繁華街では路上駐車された高級外車の数に目が飛び出た。早くからロシアに注目してきた日本人のベンチャーキャピタリストはこう語っている。
 「ついこのあいだ〝マイバッハ〞が三台並んで路上に駐車されていたのを見てびっくりした」
 〝マイバッハ〞とはダイムラー・クライスラーの最高級車で、なんと価格は四〇〇〇万円を超える。
 ロシア取材の前に東京で話を聞いたトヨタ自動車のロシア担当者も「世界の都市のなかで、歩いていて一番レクサスを見かける回数が多いのはモスクワではないか」と話していた。ベンツのSクラスやBMWの7シリーズや5シリーズは当たり前のようにモスクワ市内を走っているのである。
 ロシアでは、二〇〇五年に一八〇万台の車が販売されたが、その内訳を見ると、九〇万台が伝統的なロシアの自動車メーカー製、六〇万台が輸入車、三〇万台が輸入中古車だが、ここ数年の販売傾向ははっきりしている。ロシア国産メーカーのシェアが減少する一方で、輸入車のシェアが急増しているのだ。モスクワで話を聞いた日本車ディーラーのトップによれば「これまでの販売傾向から考えると〇七~〇八年にはロシアの自動車販売台数は二二〇万~二四〇万台となり、輸入車は一〇〇万~一二〇万台ほどになるだろう」という。
 もちろん活気に満ちているのは高級外車で高級レストランに乗りつける一部のお金持ちだけではない。モスクワの一般市民も消費熱に沸いていた。シェレメチェボ国際空港からモスクワ中心部に向かって車で一五分ほど走ったところに〝メガ〞という巨大なショッピングセンターがあり、連日モスクワ市民で大変な賑わいになっている。
目玉はふたつある。スウェーデンの家具メーカー〝イケア〞と大型食品スーパーの〝オーシャン〞だ。
 驚いたのは〝オーシャン〞の巨大さだった。私は米国のスーパーマーケットも随分見てきたが、これほど巨大なスーパーを見たことがない。買った商品を精算するレジがなんと九〇台も並んでいるのだ。
 手前のレジの横に立って、一番奥のレジを目で追っても、一〇〇メートルくらい先だから、よく見えないという状況だ。しかもそのレジの前に買い物客が順番待ちをしているのだから唖然とする。それはもう壮観だ。
 ショッピングモール〝メガ〞のもうひとつの目玉である〝イケア〞でも興味深い光景を目にした。ここではただ家具を並べ売っているのではなく「三三」「五二」……というように部屋の広さにあわせてモデルルームを作っていた。コーディネーターのロシア人によれば「三三」「五二」といった数字は、ソ連時代からの古いマンションの規格であり、どこもみな画一的で無味乾燥な作りになっているとのこと。〝イケア〞の提案するモデルルームはまさにそれをブレイクしようとしているのである。それを見るロシア人たちの目はキラキラと輝いていた。ロシアはいま劇的な変貌を遂げている。

(追伸)「週刊!木村剛」は、金融経済月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は「フィナンシャルジャパン」7月号発売号に掲載されたものです。

2006 06 18 [13. フィナンシャル ジャパン] | 固定リンク | トラックバック

[週刊!尾花広報部長] かわいいネクタイ

 こんにちは、尾花典子です。サッカーW杯のオーストラリア戦はとても残念でしたが、報道の加熱ぶりもちょっと・・・。
 私の最近一番気になったニュースはこれです。
 今回の件ということではなく、取材源秘匿については、考えさせられることが少しあります・・・。

 ひさびさにすごいかわいいものを見ました!
 ↓これは 先日ゴー社長がいただいたトリンプの今年の秋冬コレクションのネクタイなんですが・・・・・
よく見ると模様が女性の下着なんですよ(*゚o゚*) ぜひ、おしゃれに着こなしていただきたいと思っていますぅ♪↓ここクリックしてみてください~。
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 先週金曜日はお友達のバースデーパーティーで丸の内のTOKIAビルにあるスペインバル「BAR de ESPAÑA MUY」に行きました。

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 第二外国語がスペイン語だったこともあり、スペイン料理はもともと好きなのですが、ムール貝やマッシュルームのアヒージョはとっても美味しかったです♪残念なことに、みんな食べ過ぎでパエリャまでいきつけませんでした。
 店内が全体的にカジュアルすぎる感じもありますが、バースデーケーキも用意していただいて満足でした。

 大騒ぎしてしまった6月12日(月)のFinancial Clubでの「ゴー社長と観る!サッカー観戦」のイベントの模様は↓からちょっとだけ・・・・ご覧いただけます(=v=)
http://www.financialjapan.co.jp/podwmv/060614/060614mag11.html

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2006 06 18 [15. 週刊!尾花広報部長] | 固定リンク | トラックバック

2006.06.17

[フィナンシャルi]個人マネーが次代の活力

 最近、団塊の世代の資産運用が脚光を浴びている。金融機関の立場からは、この世代の退職金を含む金融資産を「いかに取り込むかが焦点だ。
(ありがとう投信 代表取締役 村山甲三郎)

 しかし、顧客の立場からは「自己責任」を強調され、「リスク」がありますと何度も言われる窓口での「説明」に違和感を感じる人も多いようだ。もちろん「自己責任」も「リスク」も分かるのだが、それを前面に出して説明しようとする金融機関の姿勢の背後に、何か別のものを感じ取る人もいるようだ。
 資産運用の目的で金融機関の窓口に行く一般の人が、そこで直面するのは変動する市場そのもののはずだ。今までは貯金や預金が金融資産のすべてであった人たちにとっては、それはなじみのない世界だから、当然緊張して恐怖感を感じてもおかしくはありません。
 それに対する金融機関の説明が十分なものであるかどうかは、これから多くの人々が「運用」を通じて「市場」と向き合わざるを得ない時代が進めばおのずと明らかになってくると思う。

 こんなことをいうのも、いろいろな個人の方と運用に関するお話をさせていただく機会が多いせいだろう。弊社を訪れて運用に関する相談をされる方は若い人も多いが、やはり団塊の世代の方たちが中心になる。
 そうした折には、「市場の4つの要素」について思いをめぐらせることがある。4つの要素とは「力」、「頭」「心理」それと「思い」だ。
 市場は「売り」と「買い」がぶつかる場所だから、当然「力」のあるものが勝つ。また世の中にはとてつもなく頭の良い人がいるから、市場でもその「頭」を活用して利益をあげる人もたくさんいる。
 「力」にも「頭」にも縁がない一般の人でも市場に参加して自分の資産の価値が大きく上下する経験をすれば、市場が恐怖や欲望の「心理」の場所であることはすぐに理解できると思う。
 それでは最後の「思い」とは何か? 
 はっきり定義するのは難しいのですが、「どういう気持ちで自分の大切な資金を市場運用に投じるのか?」という設問への各人の答え、のようなものと考えている。
 長期投資を続けるときには「思い」の支えが必要だ。それがあってはじめて「力」や「頭」、「恐怖の心理」に打ち勝って、市場での運用を続けられるのだ。長期投資に欠かせない忍耐力も「思いの強さ」が支えてくれる。

 その意味では、弊社に来られる方たちの、これから長期投資で資産形成に向かおうとしている「腰の据わり方」を見ていると実に頼もしい限りだ。マスコミが書き立てるライブドア騒ぎにもデイトレーディングの狂騒も実は多くの人たちには関係がない。
 50兆円といわれる団塊世代の退職金を含めて1500兆円を越える個人の金融資産がしっかりとした「長期投資」に向かうことが日本の次の時代の活力を生む道だと、弊社のような小さな会社にあってもしみじみ実感できるので、正に日々「ありがたい」と感じながら仕事をしている。

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村山甲三郎(むらやま こうざぶろう)
1952年東京都青梅市生まれ。一橋大学卒。米国コーネル大学経営学修士。邦銀勤務の後、1985年からゴールドマンサックス証券で外国債券営業部長、1994年からCIBCウッドガンディー証券で営業本部長。1999年から米国運用会社の在日代表を務め、2004年ありがとう投信の設立に参加、代表取締役兼運用責任者。

(追伸)「週刊!木村剛」は、金融経済月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は6月5日にフジサンケイビジネスアイに掲載されたものです。

2006 06 17 [14. フィナンシャルi ] | 固定リンク | トラックバック

[シンコの日記] 第16回お客様懇親会

皆さん、こんにちは!シンコです(^^)/

6月15日に「第16回お客様懇親会」が開催されました!!
今回のプログラムは以下の通りです。

~第一部~
講演&「Client of the month」表彰

~第二部~
 日本振興ネットワーク会員様によるプレゼンテーション
 お客様対抗プレゼンコンテスト
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~第三部~
 お名刺交換会ならびに懇親会
 コンテスト・バザー
 お楽しみ抽選会(←5万円の旅行券が当たります!!)
「コンテスト・バザー」も2回目になり、今回は、バラエティー豊富な商品が出品されました!!
どのようなものが出品されていたかというと・・・・
①岩塩
②ネクタイ
③生チョコレート・洋菓子
④ワイン
⑤中国茶
⑥スケッチブック
⑦プロレスチケット
⑧冷凍マグロ・蟹
⑨竹製ブラシ
⑩浴衣

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どうですか???本当にジャンルが様々で面白いでしょ!?
会場も皆さん思い思いの売り方で売上げUPのために頑張ってらっしゃいましたよ~~

で、今回のコンテストでの売上げNO.1は、「浴衣」でした!!
これからの季節は重宝しますよね~~。
来月はどんな商品が出品されるか楽しみです!!

2周年の預金キャンペーンが6月末で終了させて頂くこととなりました!!
沢山のお申し込み、本当にありがとうございました!!
お申し込みがまだの方は是非是非お早めにお申し込みくださいね。
お待ちしております!!

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上の定期預金にご興味をお持ち頂いた方は、是非こちらへ。

※シンコは架空の人物です。

2006 06 17 | 固定リンク | トラックバック

[本のソムリエ] 「日銀はだれのものか」

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今週の丸善丸の内本店 壹岐直也副店長がお薦めする本です。

『日銀はだれのものか』
中原伸之著
中央公論新社刊
定価:1890円(税込)

 当書は、1998年4月から2002年 3月まで日銀の政策委員会審議委員を務めた中原伸之氏による回顧録です。日銀の政策決定の現場で奮闘していた著者ならではの視点で、その審議の過程や日銀の内部事情が克明に描かれます。
誰もが知っている経済人や政治家の名前が実名で挙がっており、そのやり取りや駆け引きが「ここまで書いていいのか」というくらい具体的に記されています。「ポケベル事件」(詳しくは本文をお読みください)など、思わず「本当?」と疑ってしまうようなトピックに苦笑させられることもあるかと思えば、ゼロ金利解除から量的緩和策導入までの流れを描いた箇所では、日本経済の重要なターニングポイントとなった政策決定の現場を非常にリアルに感じることができます。
 さらに現在の日本経済の状況についても、「量的緩和解除は適切だったか」など、中原氏ならではの視点で鋭く切り込んでおり、読み応え十分。ほかにも日銀の体制に対する厳しい批判、日銀総裁に対する評価、今後の日本経済の展望や日銀のあり方など、随所に「中原節」が冴え渡る、非常に興味深いオススメの一冊です。


(追伸)「週刊!木村剛」は、金融経済月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は6月5日にフジサンケイビジネスアイに掲載されたものです。

2006 06 17 [12. 本のソムリエ] | 固定リンク | トラックバック

2006.06.16

[ゴーログ]ポピュリズム捜査は日本を良くするのか?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。すでに旧い事件になってしまうのかもしれませんが、「Lawとバット」さんが、耐震偽装問題で関係者8人が逮捕されたことに関して、「ポピュリズム捜査ここに極まる」と指摘していました。

違法な別件逮捕じゃないかという議論はすでにしたのでおいておくとして、果たしてマスコミの言うような「耐震偽装真相解明」なるのでしょうか? 私は「なりそうもない」と思います。いや真相は解明されるかもしれませんが、低俗なマスコミの期待するような結論にはならないだろうということです。

今回の逮捕は、一斉家宅捜査により差押えた資料を精査した結果、無理矢理探し出したような被疑事実ばかりです。それも耐震偽装とはまったく関係ない。つまり、資料を調べてみたものの、詐欺罪等で逮捕できるような証拠は見つかってないと思われます。それで、しようがないから関係者を一斉に捕まえて口を割らせようというのでしょう。口を割らせようにも、そのような詐欺罪等の共謀があれば喋らせることは可能でしょうが、無かったらどうするんでしょう? 検察がストーリー作りでもするんでしょうかね? 

 なかなか厳しいご指摘です。じつは私も、耐震偽装事件の報道に対しては、極めて懐疑的にみています。というのは、建築基準法が改正される前の建物については、姉歯物件並みもしくは姉歯物件以下のものが極めて多いにもかかわらず、それについては触れることなく、まるで「姉歯物件だけが耐震強度が足りない」というストーリーを一方的に垂れ流しているからです。
ちなみに、専門家によると、姉歯並みの物件は全国で2割を超えるという推測もありますし、この東京のど真ん中にある有名デパートにも、耐震構造基準を満たしていないものがあると言われています。そういうことを知りながら、そこには退去命令を出さずに、姉歯だけの問題に矮小化しようという悪意を感じて仕方がありません。
マスコミが如何に視聴者をなめて報道番組を作っているかが思い知らされますよね。自ら分かりやすいストーリーを仕立てて、そのシナリオだけを流し続けて、そういう世論を作っていく。メディアリテラシーの低い人々を自らのサイドに呼び込んで、思い通りに世の中を動かそうとする・・・本当に怖いものです。問題の本質には目をつぶり、面白おかしく煽るだけなんですから。「Lawとバット」さんはさらに続けます。

ここで逮捕に踏み切ったもう一つの可能性に思い当たります。捜査当局が誰一人逮捕せず有罪と出来なかったら世論が黙ってないだろうから、罰条は何でもいいからとりあえず立件する、という考えです。よく考えてください。藤田社長や姉歯氏から名義を借りた建築士が詐欺とかに関係してると思います? わざわざ逮捕するほどの問題とは思えません。姉歯氏にしたって、昨年末来ずっと任意の取調べには応じてきているわけですし、今更逮捕する必要性はあるのでしょうか? 結局、「逮捕」「勾留」といった大衆やマスコミ受けする事実作りがしたいだけなんじゃないでしょうか?

まあ、一体全体、どうなるんでしょうか、この国は。テレビチャンネルを捻れば、殺人事件だとか、逮捕だとか、容疑だとか、そういう社会部ネタばかり。新聞もイエローペーパー化してきましたし・・・。最後に、「grounder」さんのツブヤキをご紹介します。

何か警察(検察?)も報道も自分こそは正義のヒーローだ(もしくは正義を持って伝える!)的なフィルターがうっとうしい。以前にも書いたが新宿駅で突然検挙された経験から、とある「権力」の前ではどうにもならない、というかその上から怒濤の報道陣が重なったら普通の人は潰されてしまうだろう。もうほんとになんだかわからんが、何か違和感を持って暗〜い気持になる。報道=警察?警察=報道?

2006 06 16 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック

[FJオンラインDの日記] ジーコ流人事は会社でも使える!?

ワールドカップ初戦・日本代表は残念ながらオーストラリア代表に負けてしまいました。結果は1-3でしたが、GK川口能活選手のファインセーブがなければもっと差がついていたかもしれません。小野伸二選手の投入についていろいろ言われていますが、それもこれも代表監督が決めて、代表選手が頑張った結果。次のクロアチア戦に集中して欲しいものです。

皆さんこんにちは。フィナンシャル ジャパンオンラインのディレクター・濱田@OpenPNE勉強中、です。

この試合、「最後の10分くらいを何とか抑えれば勝てたのに」という見方がある一方で、「よく終了間際まで零点で抑えていた」という考えもあるでしょう。代表ユニフォームのレプリカを着て(自宅で)応援していた私も、いろいろと思うところはあります………でも、ワールドカップはまだ終わっていないわけだし、選手の皆さんはせっかく選ばれたのだから思い切りプレイして欲しいと思います。誰もが出られるわけではないのですから。KAZUさんも「最後まで可能性を捨てずに、W杯を楽しんで欲しい」と言ったそうです………。

ニュースによれば、敗戦後、日本サッカー協会の川淵キャプテンがジーコ監督を激励したそうですが、実は先月、その川淵キャプテンを取材するチャンスに恵まれました。対談の企画で別にインタビュアーが居られるため、私が直接質問をしたわけではありませんが、予定された時間があっと言う間に過ぎる充実した、楽しい内容でした。

内容はJリーグの創設について、川淵キャプテンによるジーコ評、トルシエ評といった話から、サラリーマン経験もある川淵キャプテンの人事術・リーダー論にまで及びました。そこでは川淵キャプテンとジーコ監督の人材活用術には意外な共通点があることが分かり、大変興味深かったです。詳しい記事は今月21日発売のフィナンシャル ジャパン8月号で読むことができるのですが、現在その一部をフィナンシャル ジャパンオンラインで先行配信しています。興味がある方がこちらからどうぞ。
では。

2006 06 16 [18. FJオンラインDの日記] | 固定リンク | トラックバック

2006.06.15

[ゴーログ]長生きするための7つの法則

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「デブ歯医者のつぶやき人生」さんから、究極のアンチエイジング(=長生き法)をご紹介いただきました。「アンチエイジングの一番安くて効果がある方法は生活習慣の見直しである。お金をかけたアンチエイジング療法をやったとしても、これは一時的なもので長期的に見れば、決して健康とは言えない」ということのようです。

日常の生活習慣と健康に関する先駆的な研究に、カリフォルニア大学のブレスロー博士らが行ったものがあります。1973年(昭和48年)、ブレスロー博士は、住民7000人を対象に様々な生活習慣と、主として身体的健康度(障害、疾病、症状やバイタリティーの有無など)とのかかわりを調査したところ、7つの健康習慣が健康度と有意に関連していることを発見しました。

適正な睡眠時間(7~8時間)
喫煙をしない
適正体重を維持する
過度の飲酒をしない
定期的にかなり激しい運動をする
朝食を毎日取る
間食をしない

これら7つの健康習慣を守っている人は、約60歳くらいまで平均以上の健康度を保っていることに対し、良い習慣が2個以下の人では、30歳を過ぎると既に健康度は平均以下になっていました。・・・

不老不死を願うのなら、まずは生活習慣の改善からである。 

 私の場合、適正な睡眠時間というにはほど遠く(だいたい3~5時間)、適正体重をオーバーしており、定期的にかなり激しい運動もしていませんし、朝食を毎日とっていませんから、かなりピンチです。喫煙をしない、過度の飲酒はしない、ということでなんとか2個を維持していますが、今後は「間食をしない」という生活習慣をつけることで、まずは3個クリアを目指します。

2006 06 15 [02. ゴーちゃんの素顔を暴く!] | 固定リンク | トラックバック

2006.06.14

[ゴーログ]マスコミから抹殺された東大教授がいた!?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「日本で最悪の談合集団はマスコミ」と指摘している「微妙に日刊?田中大介」さんが、「つい最近も新聞社による卑劣なバッシングにより、公正取引委員会がマスコミに敗れ去りましたが、それは最近始まったことではないようです」と憤っています。

 その彼が、極めて示唆に富む情報を紹介してくれました。「10年も前にマスコミに楯突いて、それ以来マスメディアから姿を消した経済学者のサイトを発見」ということなんですが、それは三輪芳朗(Profile of Yoshiro Miwa)東大教授のサイトなんですね。すでに10年前に公表されている情報ですが、依然として輝きを失っていません。こういう情報が簡単に手に入るところも、インターネットの素晴らしいところなんじゃないでしょうか。
 あまりにも面白く知的刺激に満ちているので、是非、サイトに立ち寄っていただいて、すべての情報に目を通していただきたいと思いますが、お時間のない人のために、ダイジェスト版をお送りします。

三輪:「再販問題検討小委員会」が新聞協会の代表(全国紙の販売担当役員)から意見を伺う、という機会があったんです。そこでその方が「文化」とか「公共性」ということをあんまり繰り返しおっしゃるので、「公共性っていうのはどういうことですか?」って聞いたわけです。
宝島:「新聞は社会の木鐸で公器だ。言論の自由と文化を守るために再販制維持が必要不可欠だ」という例の理屈ですか?昨年暮れの大キャンペーンで、嫌になるくらい読まされましたけど…。
三輪:ええ、それと同じことを、耳にタコができるくらいおっしゃる(笑)。そこで具体的にはどういうことなのか聞いてみたら「公共性ということは、すべての国民が毎日必要とするということです」という答えが返ってきた。それで「たとえばトイレットペーパーと同じような意味で公共性があるということですか?だとすれば、トイレットペーパー業界の方が来て、『これも国民が毎日必要にするんだから適用除外にしてくれ』と言われたら、断っちゃいけないということですか?って聞いてみたんです。
宝島:ずいぶん辛辣ですねえ。なんて答えたんですか(笑)。
三輪:絶句してましたけどね(笑)。そしたらそれが、どういう伝言ゲームになったのか知りませんけど、朝日新聞の社説(95年8月26日)に、公正取引委員会の小委員会の中に、「新聞や書籍が文化性をもつというのなら、石鹸もそうだ。使うと、さっぱりして豊かな気分になれる」と言った奴がいる、書かれた(笑)。
宝島:なんかずいぶん違いますね。やっぱり「新聞はトイレットペーパーと同じだ」とは書けなかったから、石鹸に変えてしまったんでしょうか。
三輪:要するに、取材してないんですね。その席には朝日新聞の代表もふたりは来ていたから、正確な発言を調べようと思えば簡単にできたはずなんです。そんな基本的なこともしないでこういう杜撰な社説を載せて平気でいる人たちに、「言論の自由」を説教されてもね(笑)。
宝島:それで新聞協会の逆鱗に触れた、と(笑)。
三輪:たぶんそうなんじゃないでしょうか(笑)。
宝島:その朝日新聞の社説については、抗議したりはしたんですか。
三輪:社説への抗議というよりも、再販維持の主張を一方的に掲載し続ける新聞社の姿勢があんまり目に余るんで、少しは批判しておかなくてはいけないと思って、いくつかの雑誌の知り合いに声をかけてみたんです。そうしたら、「再販制死守」を掲げる新聞協会、書籍出版協会、雑誌協会の「鉄のトライアングル」というのがあって、どの雑誌も「いや、それだけはウチでもちょっと無理なんです」と言われる(笑)。この問題に関しては、「言論の自由」なんてどこにもないわけです。なにしろ私は、OBをふくめた複数の新聞関係者から、「あなたの名前は新聞協会のブラックリストに載っているから、あなたの意見が新聞に掲載されることはありえない」と言われている人間ですから(笑)。

三輪:はたしてこれで、国民の「知る権利」は守られているのかははなはだ疑問だ、ということを、私は書いたわけです。具体的には、新聞協会の行動というのは、次の三つの点で非常に珍妙なものだという指摘をしました。
まず第一に、規制の存続・改廃を含め、政策の当否を検討する主体は国民であるはずなのに、規制対象である新聞協会が、新聞の紙面を使って、規制緩和を検討する必要はないという一方的なキャンペーンを張っているということ。これは、たとえていえば、料理の素材である鯉が、俎上に乗せるのは怪しからんと説教し、料理人と顧客を指揮しているようなものです。
第二に、昨年11月から12月にかけて行われた再販維持の大キャンペーンを見ると、新聞が通常強く非難している、政治家に直接訴えるという手段を用いており、それも総理大臣・文部大臣から野党の党首・代表まで総動員して、その「成果」を誇示しているということ。そのうえ、賛否にかかわりなく国民が知るべき論点の内容、再販性を見直すべきだという視点やこの制度を不要だと考える勢力の存在になどについてほとんど報道せず、あるいは「偏向」として伝え、国民の「知る権利」を侵害した、ということです。
第三に、新聞にも伝える内容の選択が許されるとしても、業界団体として一斉に、しかも、雑誌・書籍両協会と同調して行動した点はきわめて凶悪であり、場合によっては刑事罰の対象になる価格カルテルに劣らぬ反社会的行為である、ということ。この点に対して大量発生する批判をも伝えない行為は、王様に裸だと言った子どもを幽閉するようなものだと、書いたわけです。
宝島:なるほど(笑)。その最後の部分にナベツネ氏が激怒して、「凶悪なイデオローグ」という発言が出てきたわけですね。
三輪:そういうことです(笑)。

 冷静にかつ客観的にみると、ほとんど三輪教授の先ほうが正論だと思われますが、そういう言論が完全に世の中から抹殺されてしまっている、このニッポンという国の「言論の自由」とか「民主主義」とか「基本的人権」というのは、一体全体なんなのだろう、と考えさせられる今日この頃です。
 三輪東大教授が最後の部分で述べていた楽観的な予測が、極めてせつなく悲しい調べに聞こえてしまうのは私だけでしょうか。

三輪:行政改革には簡単にいかない問題というものはいくらでもあって、最初はそういうもののワン・オブ・ゼムだと考えていたわけです。ところが、改革案に対する対応の仕方を見ていると、あらゆる業界の中で最悪のケースだった。(笑)。もちろん、どの業界団体も既得権を守ろうとして抵抗はするんですが、その中でももっともタチが悪い。
宝島:新聞協会側の主張を聞いていると、自分たちは特別なんだ、新聞はサンクチュアリなんだ、という感覚があるような気もするんですが…。 ・・・
三輪:進歩的だとか民主主義だとか言ってるわけですけど、じつは新聞自身こそが、そういうところからいちばん遠い場所にいるわけです。しかし、それももうすぐ変わってくると思いますよ。・・・こういう形で問題点がオープンになってしまうと、これまでは黙っていても守れていたものが、必死で守らないといけなくなる。白日の下に引きずり出されたものは、なかなか守れなくなっているというのが実態だと思うんです。 ・・・そういう意味で、「一部の人たちが規制緩和を言っている」という時代認識はぜんぜん違ってきて、とんでもないところまで進んでいる、二、三年前にはおよそ想像もできなかったような事態です。全部とは言いにくいところがありますが、相当部分に関して規制緩和は実現すると思います。あとはスピードだけです。あまり根拠のない、惰性で残っているような規制というのは、かなり短期間のうちになくなるだろうと思います。そうじゃないともたない。 宝島:新聞の再販もそのひとつだと・・・。
三輪:ええ、私はそう思いますけどね。

2006 06 14 [08. メディア/広告の将来を占う] | 固定リンク | トラックバック

2006.06.13

[木村剛のコラム] 選挙にブログが使える!

 昨年、当コラムに「提灯は良くて、ブログはダメなのか?」という拙文を掲載してから、9カ月が経過した。
 インターネットは、ポスターや新聞広告よりも安価に情報を交信するツールなのだが、公職選挙法が選挙におけるネット技術の利用を禁じているため、ブログが使えないということを指摘したものだ。

 公職選挙法の規定によると、葉書やビラ以外は配っちゃいけないと書いてあるし、その種類も枚数も事細かく限定されている。ポスター、立札、提灯、看板以外は使用してはならないとも定められている。提灯は良いけれど、ブログが良いとは書かれていない。
 ご丁寧なことに、アドバルーンやネオンサイン、電光による表示、スライド、その他の方法による映写は禁止されているから、選挙で使うのはポスターのみという思い込みで法律が成り立っている。ネットの利用は全く想定されていない。
 このため、選挙期間中のホームページの更新ですら、各候補者によって自粛されているという状況だった。
そういう状況下、5月30日、自民党の「インターネットを使った選挙運動に関するワーキングチーム」の世耕弘成座長は、ホームページを利用した選挙運動の解禁を認めることを明記した最終報告書を示した。画期的なことである。
 出席者からは賛否両論が出たため、報告書を了承することは見送られたものの、同報告を基に公明党と公選法改正をめぐる調整を進めることとなったようだ。
 論議の中では、「選挙期間は短いため、誹謗中傷があっても十分に対応できない」という慎重論はあったものの、インターネットが普及している中、選挙運動におカネがかからなくなるという理由から、「時代の流れであり、解禁した上で規制を加えるべきだ」という賛成意見が目立ったという。
 地方選挙・国政選挙を問わず、すべての選挙でホームページやブログでの選挙運動を認めるとしたほか、それらの作成・運営費を選挙運動費に算入できることとしており、インターネットの利用を想定していなかったこれまでの公職選挙法と比べれば、大きな一歩を踏み出したといえる。
 与党案がうまくまとまれば、秋の臨時国家に議員立法で公職選挙法改正案が提出されることになろう。来年の統一地方選や参院選で解禁されるかもしれない。
 すでに民主党も、ホームページやブログに加えて、メールなどの形態を問わず、原則解禁するほか、政党や候補者以外の第三者がネットを使って選挙活動を行うことも認めるという対案を暖めており、インターネットを活用するという方向感自体に齟齬はない。
 個人的には、一挙に民主党案のところまで踏み込むほうが望ましいと思うが、それにしても与党の関係者は頑張ったものだと思う。
 公職選挙法というのは、いわば「議員の業法」であって、個別の利害関係が輻輳することから、なかなか合意が得られないもの。今回の案についても、最後の最後まで目が離せないが、公明党との調整まで持ってきた世耕議員の手腕はたいしたものである。
 「IT立国」を自称する国で、ようやくブログが選挙で使えるようになる。地道だが、重要な一歩を決断した永田町の先見性を評価したい。

(追伸)「週刊!木村剛」は、金融経済月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は6月12日にフジサンケイビジネスアイに掲載されたものです。

2006 06 13 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック

[FJオンラインDの日記] 今日からあなたが総理大臣!?

2006年9月、臨時国会。
河野洋平衆院議長があなたの名前を呼びました。

「●●(あなたの名前)君を内閣総理大臣に指名します」

あわわ、さてどうしましょう!?

皆さんこんにちは。FJオンラインのディレクター・濱田@やっぱりKAZUが好きです。FIFAワールドカップが始まりましたが、優勝はやはりセレソン(カナリア軍団)スリーライオンズかなと予想しています。好き嫌いではなく。

ところで、冒頭のような事態は国会議員でなければ起こらないのですが(憲法67条により総理大臣は国会議員のなかから選ばれるため)、こういった番組もあるそうですし、そこは仮定ということで。


さて果たして皆さんならどうしますか?何をしますか?
私などテレビのニュースを観て、政治家や官僚に対していろいろと文句言ったり注文つけたりするのですが、「じゃあおまえがやってみろ」と言われたらどこから手をつけるのでしょう………悩みますね。まぁまず官邸にこもって閣僚名簿の作成でしょうが、これは楽しそうですww


小泉首相は退陣を明らかにしていますから、9月には自民党総裁選が行われ、新総裁が首相に選出されることになります。最近あまり聞きませんが、候補のうち4人は「麻垣康三」なんて呼ばれ方をされていました。もちろんほかにも名乗りを上げている方がおられることを忘れてはいけません。ただ、こと総裁選の話題になると、推薦人うんぬんとか派閥の代表とかいう話になりますが、これには国民は飽き飽きしていると思います。どうでしょうか。


ところで自民党の山本一太参院議員らを中心に、若手・中堅議員からポスト小泉の首相候補を擁立し、政権を獲るべく活動している「新世代総理を創る会」という“派閥横断の”組織があります。同会は昨春から、未来の総理候補を呼んでそれぞれが考える国政の課題や実現したい政策などを話してもらうセミナーを開催しており、FJオンラインでは毎回その様子をストリーミング配信してきました。これまでに石破茂、石原伸晃、中谷元、塩崎恭久、逢沢一郎各議員ほかがスピーカーとして招かれました。

最終回のセミナーがこのほど開かれ、大村秀章議員、山本一太議員と、立候補を表明している河野太郎議員(法務副大臣)らが出席、小泉内閣に対する総括を述べたほか、新しい内閣が取り組むべき課題を訴えました。教育、年金、外交の話などが中心で、撮影していた私も、興味深く、ときに笑いながら楽しく聴くことができました。

河野議員には、およそ2年にわたってビデオコラム「国会動静」に出演していただいたこともあり、セミナー後の会場で単独インタビューに応じてもらいました。セミナーの様子とインタビューはこちらからご覧になれます。


ちなみに党総裁に立候補はできなくても、自民党員・党友であれば総裁選の投票に参加はできるそうです。ただ過去2年間、党費(4000円)を払っていることが条件(自民党総裁公選規定)だそうですが。
勧誘ではないので悪しからず。では。

2006 06 13 [18. FJオンラインDの日記] | 固定リンク | トラックバック

2006.06.12

[ゴーログ]ジーコジャパン:オーストラリアを粉砕せよ!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。本日は、誰が何と言おうと、メインイベントは、ジーコジャパンのオーストラリア戦です。オーストラリアの高さと球際の強さには、一目置かざるを得ませんが、勝てない相手ではない。否、オーストラリアに勝てないようでは、1次リーグ突破はおぼつきません。

 個人的には、「高原-柳澤」の2トップには、物足りなさを否定しきれませんが、ドイツとの親善試合における得点が「ツキの使い果たし」でないことを切に祈ります。どうも、高原って「本番に弱い」というイメージがぬぐいきれないんですが、私の勘違いであることを祈願しています。
 また、郷土富山の誇りである柳沢敦選手についても、ドイツ戦での高原への見事なラストパスは真骨頂発揮でしたが、是非、是非、本番では「ツナギ沢」ではなく、ゴールゲッターとしての底力を魅せて、真のヒーローになってもらいたいと思っています。
 でも、やっぱり、得点するとすると、中村俊輔のミドルかフリーキックでしょうか。たまにはヒデにも入れてほしいと思うけど・・・。1-0か、2-0で凌いで勝ってほしいものです。
 とっても不安なのは、宮本率いるディフェンスライン。ドイツ戦でも、ペナルティエリア内で、体格的につぶされちゃってましたから・・・。宮本ツネは、イケメンNO1だけど、フィジカルに強くないのが気に掛かります(だから、ガンバでも完全レギュラーではない)。W杯本番では、是非、是非、是非、オーストラリアの巨漢フォワードに当たり負けしないように願っています。
 頑張れ、ニッポン!!!
 ジーコジャパンよ! トルシェジャパンを超えよ!


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2006 06 12 [09. 燃えよ!スポーツ] | 固定リンク | トラックバック

2006.06.11

[フィナンシャル ジャパン] 「不老不死」は獲得できるのか

フィナンシャル ジャパン」6月号掲載 --- FJメディカル 一世紀を生きる
アンチエイジングとは何か
 「アンチエイジング」。この言葉をインターネットで検索すると、瞬時に約三〇〇万件ものヒットがあった。

 それに関連して「化粧品」「サプリメント」「美容整形」といった言葉が延々と並ぶ。世の中ではかなり知られた言葉になっているらしい。
 アンチエイジングは近年米国で生まれた医療上の考えだ。直訳すれば「AGEING=加齢」に「ANTI=逆らう」こと。「抗老化」という言葉も使われる。「不老不死」は太古から人間の究極の願望だ。最新の治療法を紹介しながら、老いを防ぐ効果的な方法を考えてみたい。
 「アンチエイジング」は一九九〇年に医学誌〝ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン〞にウィスコンシン医科大学のダニエル・ラドマン博士らが発表した報告から始まるようだ。そこで博士は、「ヒト成長ホルモン」を投与した高齢者が投与前に比べ老化を抑えられた、と報告した。この発表以降、急速にアンチエイジングへの関心
が高まった。
 米国での「アンチエイジング」は、予防、精神、美容の三方面からアプローチする。さまざまな生活習慣病の予防、心の元気さ、生理機能の回復など、加齢による問題の改善を総合的に考える。一方、日本では美容領域に関心が集まっている。例えば皮膚のしわ取りなどだ。ネット上の検索を振り返っても、関心方向がわかる。

アンチエイジング療法どんな内容か
 それでは、具体的な「アンチエイジング」療法とはどのようなものか、紹介してみたい。
 ●ホルモン補充療法
 生命活動にかかわるが、年齢とともに分泌が減る物質「ホルモン」を注射などで補充する。例えば、人間の成長をうながす「ヒト成長ホルモン」は、二〇歳のときに分泌する量が、六〇歳までで半減する。
 値段は注射一本につき、約一万五〇〇〇円。定期的な注射が理想だ。しかし、投与しても効果があるのか、結論の出ていないホルモンもある。この療法を行う場合には、ホルモンについて知識を持つ医師のアドバイスが必要だ。
 ●プラセンタ療法
 「プラセンタ」とは胎児の発育成長に必要不可欠な「胎盤」のこと。胎盤から抽出された物質のこともさす。これを体内に取り込む療法だ。プラセンタは、慢性肝炎や更年期障害などの治療にも用いられている。注射一本につき約二〇〇〇円で、定期的な注射が理想だ。
 昔から胎盤は健康に役立つことで知られていた。クレオパトラやマリー・アントワネットも用いて、中国では皇帝たちの薬として重宝がられたという。胎盤にはアミノ酸やミネラルなど、さまざまな成分が豊富に含まれる。細胞の新陳代謝が活発になって、肌の張りやツヤの回復などの効果があるとされる。
 ●キレーション療法
 体内にある有害なミネラルや老廃物を取り除く治療だ。点滴が一回約二万円。ただし一〇~二〇回程度の処置が必要だ。私たちは普段の生活の中で、タバコや排気ガスなどの有害物質、または食事から水銀などの有害な金属質を微量ながら体内に取り込んでいる。加齢で蓄積すると酸化作用が活発になり、動脈硬化などの疾患やしわ、シミといった老化現象の原因となる。
 「デトックス」(解毒)という言葉が、一般的にも馴染み深くなった。キレーション療法は、古くは鉱山の労働者などが亜鉛や鉛中毒に陥った際に行われた。
今では米国では動脈硬化予防などに盛んに用いられている。また、がんの予防や治療とのも研究されている。
 ●テロメラーゼ理論
 テロメアとは細胞の老化にかかわる線状の物質で染色体の末端にある。これを育てようとする理論だ。細胞分裂を繰り返すたびにテロメアが短くなり、なくなると細胞が死に至る。テロメラーゼはヒトなどの体内にある酵素。テロメラーゼにはテロメアを長くする作用があるとみられている。
 ただ、そのテロメラーゼが、がんの発生にかかわるとの説もあり、体内への投与の影響は完全に解明されたわけではない。

アンチエイジングの目指すもの
 ヒトは「加齢」を物理的に止めることはできないが、さまざまな研究と医療技術の進歩で、生理的または機能的な老化の進行を抑える「アンチエイジング」は部分的に実現しつつある。
しかし、医療技術だけで問題は解決しない。多くの医師は「アンチエイジングへの最短距離は、『生活習慣』を改善するという当たり前の健康法を行うことだ」と話す。北青山Dクリニック(東京・港区)の阿保義久院長は「抗老化医療に取り組む際には、ライフスタイルの改善が一番重要です」と強調する。
阿保院長によれば、①動物性たんぱく質の摂取量が少ない「日本型」食生活②カロリー制限③サプリメントによる栄養素補給④有酸素運動やストレッチング――こうした積み重ねが、アンチエイジングで最も効果があるという。
 世界で最も長い寿命を享受する日本人にとって、アンチエイジングは「永い人生を最期まで健やかに暮らす」という結果をもたらす。
 美容整形やホルモン療法といった「外見的美しさ」を追求するアンチエイジングを行うのもいいだろう。それ以上に、自分のライフスタイルを点検、修正して、きちんと実践する。これが地味だが、最も効果的なアンチエイジングと言えそうだ。
(福澤 雅彦 グローバルヘルスケア社長)

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 全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」2006年7月号は5月20日発売です。
今月の第1特集は、バブル期の株式投信の運用残高を超えるほどの投資信託ブームの中で、カモにならない投資の鉄則や投資信託の選び方や株式パフォーマンス、だまされない投資知識を得るためのセミナーなど、賢い投資家になるための投資最新事情の特集を組んでいます。
また第2特集では、革命ともいえるウェブの進化によって私たちの身の回りで、そしてビジネスの世界ではどのような変化がもたらされているか。その変化に伴い、どのようなネット企業が勝ち残るのか、ビジネスのキーワードなども織り込みながら、ネット企業に投資する前に知っておきたい情報をまとめています。
特集以外でも、今注目をされている独立系投信会社のさわかみ投信の澤上社長とレオス・キャピタルワークスの藤野社長の運用スタンスのほか、今後の日本経済を左右する経済産業省の「新経済成長戦略」についての解説、前三重県知事の北川正恭氏と映画化された『県庁の星』の作家桂望実氏の対談、またプロゴルファー 深堀圭一郎氏とゴルフ解説者 佐渡充高氏とスポーツジャーナリストの二宮清純氏の鼎談「ゴルフの経済学」、「今の日本はソ連の崩壊時によく似ている」と語る、「国策捜査」でその存在を知らしめた外務省元主任分析官の佐藤優氏の、「ソ連崩壊と日本格差社会」 など盛りだくさんの内容となっています。

2006 06 11 [13. フィナンシャル ジャパン] | 固定リンク | トラックバック

[週刊!尾花広報部長] 日本 vs オーストラリア戦

 こんにちは、尾花典子です。2006年FIFAワールドカップが開幕しましたが、結構盛り上がってきているようですね。
 昨日ゴー社長の講演会を丸ビルで開催したのですが、丸ビルの1階にはW杯関係の特設会場ができていて、かなり混雑していました♪

 弊社が運営している「Financial Club」でも、日本サッカーミュージアムのアドバイザリーボードのメンバーであり、大のサッカー好きのゴー社長と会員の皆さんで、明日の夜の日本 vs オーストラリア戦を観戦して盛り上がる予定です♪
 サッカーを見ているときは、いつものこわーい(?)ゴー社長とは別人で面白いですよ~。
 ちなみにゴー社長の日本 vs オーストラリア戦の予想は、期待を込めて、1-0で日本の勝利。
 

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2006 06 11 [15. 週刊!尾花広報部長] | 固定リンク | トラックバック

2006.06.10

[フィナンシャルi] トウモロコシの需給逼迫

 ブッシュ大統領は1月31日の一般教書演説で「先進エネルギー構想」を発表した。エタノールなど新技術を利用した代替エネルギーの開発を促進することで、2025年までに中東からの原油輸入を75%以上削減するという内容だ。
(丸紅経済研究所 所長 柴田明夫)

 すでに米国では05年8月に成立した包括エネルギー法で、燃焼時の環境汚染が少ない燃料の国内供給量を増やすため、ガソリンと混合するエタノールの増産を義務付けている。
 これを受けエタノール生産量も、2000年の16億ガロン(1ガロンは約3.8リットル)から05年には40億ガロンに拡大し、ブラジル(サトウキビが原料)を抜き世界最大のエタノール生産国になった。バイオ燃料の業界団体である再生可能燃料協会(RFA)によると、エタノールの生産は06年に51億ガロン、07年60億ガロンと引き続き急増する見通しだ。すでに、米国内で消費される自動車ガソリンの内、エタノールの混入率は30%に達している。また、先の包括エネルギー法では、2012年のエタノールの生産量は75億ガロンを超えることが決められている。
エタノール需要の急増により、米国では、その原料であるトウモロコシ需要が急増している。
 ちなみに、エタノール1ガロン生産するのに必要なトウモロコシは0.35ブッシェルであり、75億ガロンでは、25~26億ブッシェルとなる計算だ。米農務省の06/07年度需給報告(06年5月12日発表)によると、米国のトウモロコシ需要のうちのエタノール向けは、96年度の4.29億ブッシェルから21.50億ブッシェルへと、この10年間で5倍に拡大し、輸出需要に並んでいる。
 こうした、米国エタノール需要の拡大により、世界のトウモロコシ需給が急速にタイト化しつつある。特に、今後2~3年を見た場合には、世界最大のトウモロコシ輸出国である米国の輸出余力が大きく低下することが懸念される。かつて、米国のトウモロコシ需要の中で、飼料用と産業用(FSI)を加えた内需の比率は約75%に対し、輸出すなわち外需は25%前後であった。しかし、エタノール需要が倍増するとなると近い将来、内需で9割が使われ、輸出に回せるのは1割程度という時代が訪れることになる。その結果、国際市場では、需給がタイト化すると同時に、米国の生産のわずかな増減であっても、それが輸出市場には増幅する形で輸出量の変化をもたらし、相場の大きなかく乱要因となる。
 すでに、その兆候が現われている。米国農務省(USDA)の農産物需給報告(06年5月10日発表)によると、06/07年度のトウモロコシ期末在庫率は、9.8%と前年度の20.2%から一気に半減する見通しだ。
 加えて、中国でも旺盛な飼料用需要に工業用エタノール需要が急増し、国内在庫がひっ迫してきたことから、今年3月以降、トウモロコシの輸出を停止。昨年の輸出量500万トンから、早晩、中国はトウモロコシの純輸入国に転じる可能性すら高まっている。
 この結果、世界の06/07年度のトウモロコシ期末在庫も20年ぶりの低水準に落ち込む見通しだ。急速な需給タイト化を映して、シカゴのトウモロコシ相場も、年初の1ブッシェル=2ドル前後から5月末現在2ドル台後半にジワリと下値を切上げている。トウモロコシ市場は、急騰前夜にあると言えそうだ。

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柴田明夫(しばた・あきお)丸紅株式会社 経済研究所 所長

丸紅経済研究所所長。1976年東京大学農学部卒業後、丸紅に入社。鉄鋼第一本部、調査部を経て、2000年に業務部(丸紅経済研究所)産業調査チーム長。02年に同研究所主席研究員。03年から現職に。経済企画庁「環境・エネルギー・食料問題研究会」委員、農林水産省「食料・農業・農村政策審議会」臨時委員などを歴任。近著に「ヨーロッパ経済論」(共著)ミネルヴァ書房、「商社の新実像」(共著)日刊工業新聞社、「資源インフレ」日経新聞社。

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2006 06 10 [14. フィナンシャルi ] | 固定リンク | トラックバック

[シンコの日記] おすすめ商品販売会と預金キャンペーン

皆さん、こんにちは!シンコです(^^)/
今週は、2006.5.27号でお伝えしたおすすめ商品である、浴衣の「販売会」ありました!!

どうでしょうか??ご覧のような賑わいようです!
でもって、私も一揃え買っちゃいました!
買っちゃった上に、色とりどりの浴衣や帯を見ていると、「花火大会」が待ち遠しくなってしまったので、一足お先に公園で「一人花火大会←(ちょっと・・・さみしい・・・)」でもやろうかと真剣に考えてしまいました(笑)。

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まだまだ、いろんな種類の浴衣や帯がありますので、皆様本店にお越しの際には、是非一度覗いてみてくださいね。品質の良さと価格に2度驚きますよ☆
その上、他にもいろんなものが飾られていて、本店ロビーはとても賑やかです!!

開業2周年を記念して行われていた「個人定期預金のキャンペーン」ですが、皆様の反響が大きく、予想を上回る速さで募集限度額に近づいているため、6月末をもって、キャンペーンを終了させて頂くこととなりました!!お申し込み頂きました皆様、本当にありがとうございました。そして、今、定期預金をしようかとお悩みの方は、この機会を逃さず、お早めにお申し込みくださいね。

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上の定期預金にご興味をお持ち頂いた方は、是非こちらへ。

※シンコは架空の人物です。

2006 06 10 | 固定リンク | トラックバック

[本のソムリエ] 「投資銀行―日本に大変化が起こる」

 Ib

 今週の丸善丸の内本店 壹岐直也副店長がお薦めする本です。
 『投資銀行―日本に大変化が起こる』
 岩崎日出俊著・PHP研究所刊 
 定価:1,418円(税込)

 最近は有名大学を主席で卒業するような学生たちは、大手銀行や財務省から内定をもらっても、「投資銀行」への就職を希望するのだそうです。
 数十名からなる精鋭チームで、新聞の一面を飾るような企業買収や合併の舞台裏で活躍し、年間に数百億円も稼ぎ出す超プロ組織。でもいったい、投資銀行とは何でしょうか?どんな人が働き、どんなすごい仕事の進め方をしているのでしょうか?
 著者の岩崎氏は、実際にJ.P.モルガン証券や、メリルリンチ証券等の最前線で活躍していた経験があるために、今までほとんど明かされなかった世界的なプロ組織の仕事をとても興味深く説明しています。
 たとえば彼らが企業の買収を仕掛ける時に、どんな会社を狙うのか、どのようなプロセスで買収を実現させるのか……、国によって手厚く守られてきた日本の銀行との差を、まざまざと感じて衝撃を受けます。
 本書を読めば、この投資銀行の舞台裏だけでなく、彼らの卓越した仕事術や、株価についてのプロ流の徹底した考え方までも分かるようになるでしょう。

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2006 06 10 [12. 本のソムリエ] | 固定リンク | トラックバック

2006.06.09

[ゴーログ]マスコミは第一権力である!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「大西宏のマーケティング・エッセンス」さんが、新聞の「特殊指定」が継続されたことに関して、「いやはや異常でした」と嘆息しながら、鋭い指摘をしています。

新聞社各社が反対の大合唱をやって、一方的なキャンペーン報道を展開、なんの議論もないままに、さらに与野党も加わって大騒ぎ・・・。自民党はわざわざ、高市早苗議員を座長に新聞販売懇話会の議員立法検討チームまでつくって、新聞を独占禁止法の『特殊指定』からはずさせない法律を検討していたのですが、・・・このマスコミと与野党の、まるで大政翼賛会そのものの前に、公正取引委員会も、ついに『新聞特殊指定は継続』ということで降参です。しかしこの間の新聞各社のジャーナリズムとしては異常でした。政治とマスコミがつるむという最悪の事態が進行していました。・・・新聞協会の決議に反対の主張がほとんど新聞で報じられない・・・点が問題ですね。・・・

公正取引委員会の主張は、ここにわかりやすくまとめられています。ざっといえば、そもそも新聞は一般的には独占禁止法で禁止されている 再販制度が認められており、価格についてはその再販制度のなかでやればいいことで、わざわざ独占禁止法のなかで『特殊指定』する必要がない、本来は『特殊指定』のなかでも、長期購読割引,口座振替割引,一括前払い割引,学生・高齢者向け割引などが柔軟にできるにもかかわらず、『特殊指定』を口実にやらなかったから、口実にされるぐらいなら『特殊指定』を解除したいということとでした。主張としては、まともじゃないですか。すくなくとも、静かに議論すればいいことです。

あんなに、マスコミと政治家が大騒ぎしたということは、それだけ裏に潜んでいる利権を必死で守ろうとしているんだなと感じるのが自然でしょう。規制を撤廃しろという主張をどんどんやっておいて、自分たちだけは別だという虫のいい話、権力と規制に守られてのジャーナリズムって情けないと思わないのでしょうか。 

 概ね同感なんですが、最後の主張の部分だけ、異論を提起しておきたいと思います。新聞エリートの方々は、「権力と規制に守られてのジャーナリズム」という考えは持っていないと思います。おそらく「われわれは第一権力だ。われわれを裁く者は誰もいない」と思っているのではないでしょうか。
 いかなる誤報をしたところで、たいした損害賠償にもなりませんし、敗訴したという事実についても握りつぶしてしまえばダメージはありません。また、訴えられても負けない書き方というのも発達していまして、責任を逃れながらもキッチリと誹謗中傷するという技だけはプロフェッショナルです。
 マスコミ様の意向には、逆らわないことが一番大事。
 なんと言ったって、三権分立の外にいる第一権力なんですから。

2006 06 09 [08. メディア/広告の将来を占う] | 固定リンク | トラックバック

2006.06.08

[ゴーログ]働いておさめた年金でヌクヌクしているのは許せない!?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「時事を考える」さんが年金問題の本質を突いています。強烈なのは、「時事を考える」さんの20代の後輩が言った台詞ですね――「俺たちが働いて収めた年金でヌクヌクしている奴らがいると思うと納得できない」「俺らがちゃんともらえる保証がないなら、5年後10年後と言わずに今直ぐに見直せ」。これが、年金問題の本質なんです。ということで、「時事を考える」さんのコメントです。

今の日本で富を握っているのは65歳を超える方たちです。バブル期に高額の不動産を買ってしまった40代、50代は住宅ローンに追われ、リストラに苦しみカネはありません。若者も失業率が高く年金にまわすカネなどありません。減量経営を強いられる多くの企業もおカネなどどこにもありません。こんな現役世代におカネを払わせていいのでしょうか。おカネに余裕がある方々は今さら年金をもらう必要などないでしょう。 

それに、今年金を受給する世代は年金負担をしていないともきいております、なら、今の金額をもらえるのは年金がないと生活に困る一部の貯金のない方々だけにしませんか、お年寄りの方々から「僕らは年金はいらない」というか、「今直ぐに年金の減額をして構わない」と声を上げていただかないと政府・自民党は動きません、何卒宜しくお願い申し上げます m(__)m


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[FJオンラインDの日記] 子供とお金:ペンギンが泣いている?

首都圏や仙台、新潟などにお住まいの方、また関西のお住まいの方。SuicaICOCAは利用されていますか?

皆さんこんにちは。濱田@ドリンクに例えるとQooだそうです。でもこの夏はこっちの感じで行きたいのです。

冒頭のSuicaやICOCAだけでなく、電子マネーというものが生活必需品になりつつあります。

いきなり余談のうえ触れるのは二回目で恐縮なのですが、やっぱりJRの改札付近で、Suicaを読み取り部に「バシン!」と当てる動作と音が気になって仕方ありません。ペンギンだって痛いはずです!軽く蝶が舞い降りるように当てる方がカッコよくないですか?余計なお世話は承知です。

電子マネーに話を戻しますが、携帯電話を使って自動販売機でジュースが買えるようになって驚いていたと思ったら、クレジットカードの機能を持った機種まで登場していますね。以前からテレホンカードなどのプリペイドカードはありましたが、お金といえばお札と硬貨のことと思っていました。しかし、今やそうとも限らないようです。プラスチックのカードや携帯電話でモノが買えるわけですから。

そこでふと思ったのですが、今の子供たちは「お金」というものをどうとらえているのでしょうか。

これはアイデアを練って台本を書いているビデオ企画(未完成)の出発点だったりするのですが、自分が子供のころのお金の思い出といえば、小学生のころに出た500円貨幣くらいなもの。お金とは一体どういうものなのか、どう付き合うべきなのか、学校や塾で教えられた覚えはありません。
もちろん「大切にしなければいけません」だとか、「友達同士で貸し借りしてはいけません」だとか、基本的(?)な部分については父母に言われました。そもそも学校で教えることではなくて、家庭で身に付けさせるものだという意見もあるでしょう。
いや実際はお金についての教育があるにはあったのだが、私が忘れているだけかもしれません。

学校で習ったことで覚えているのは、高校卒業を控えたころ、クレジットやローンについて体育館に集められて一度だけ話を聞いたことがあるような、その程度です。

そこで、子供たちにお金との付き合い方を教えている専門家の話が聞きたいと思っていたところ、小社・ナレッジフォアのスーパー部長Sの紹介で、IFAでもあるフィナンシャルプランナー氏と知り合うことができました(以前のエントリで採り上げさせて頂いた匠さんもIFAでいらっしゃいます)。
口幅ったいかもしれませんが、IFAをご存知ない方のために簡単にご説明申し上げますと、資産形成のアドバイスを独立した立場でしてくださる方のことです。「独立した」というところがミソですね。

ご紹介いただいた方は、「子供たちに健全な金銭感覚を見につけて欲しい」と、事務所がある日本橋で、小学生と保護者を対象にした勉強会を定期的に開いておられます。学校での出張勉強会も数日にわたって行い、お小遣いについての話のほか、4人家族のキャッシュフローを作ってみるというグループ実習も実施されたそうです。

実はそのときの子供たちの感想文を一部拝見させていただきました。
出産や入学などのイベントとかかるお金、収入などを考えて、いつごろどういう買い物をするか、どうお金を使うかを子供たちが考えて表にしているのですが、

「子供たちがこんな人生設計を考えるとは!」

と驚かされました。
みくびってはいけないなと。子供は大人をよーく見ているんだなと思いました。全体的な感想としても、それまでお金について教えてもらったことのない子が多かったようで、「またこういう話をききたい」という意見がたくさん見られました。

ここではあまり内容などについて詳しくは書きませんので、「ウチには小学生の子がいるけど、お金の教育ってどうしたらいいんだろう」という方は、まずホームページを訪れてみてはいかがでしょうか。では。


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0775506
 全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」2006年7月号は5月20日発売です。
今月の第1特集は、バブル期の株式投信の運用残高を超えるほどの投資信託ブームの中で、カモにならない投資の鉄則や投資信託の選び方や株式パフォーマンス、だまされない投資知識を得るためのセミナーなど、賢い投資家になるための投資最新事情の特集を組んでいます。
また第2特集では、革命ともいえるウェブの進化によって私たちの身の回りで、そしてビジネスの世界ではどのような変化がもたらされているか。その変化に伴い、どのようなネット企業が勝ち残るのか、ビジネスのキーワードなども織り込みながら、ネット企業に投資する前に知っておきたい情報をまとめています。
特集以外でも、今注目をされている独立系投信会社のさわかみ投信の澤上社長とレオス・キャピタルワークスの藤野社長の運用スタンスのほか、今後の日本経済を左右する経済産業省の「新経済成長戦略」についての解説、前三重県知事の北川正恭氏と映画化された『県庁の星』の作家桂望実氏の対談、またプロゴルファー 深堀圭一郎氏とゴルフ解説者 佐渡充高氏とスポーツジャーナリストの二宮清純氏の鼎談「ゴルフの経済学」、「今の日本はソ連の崩壊時によく似ている」と語る、「国策捜査」でその存在を知らしめた外務省元主任分析官の佐藤優氏の、「ソ連崩壊と日本格差社会」 など盛りだくさんの内容となっています。

2006 06 08 [18. FJオンラインDの日記] | 固定リンク | トラックバック

ニッポン・ウーマン 第三章 炎のゆらめき(132)

 利洋の言葉に日未子は頷いた。今日ほど利洋を汗臭く感じたことはない。今まで隠れていた利洋が現れた
という思いがした。

 「僕のところにミズナミ証券の興産側の役員が来て、サイバーネットワーク社の引き受けの件を興産側スタッフに任せてほしい、と頼みに来ると仮定するだろう。僕は、谷川君を同席させておく。僕は、役員に返事を渋るわけだ。というのは、あの会社は元々は大日銀行の取引先だ。既にミズナミ証券では大日側のスタッフで準備が進行しているに違いない。今さらそれを変えるのは至難の技だ。僕が役員からの要請に困っている姿谷川君は見ている。彼は、僕に命じられなくても僕の意図を慮って、それを実行に移す。薮内君が大日側の立場に立った取引構想をプランニングする。ところが谷川君は、それをことごとく興産側にひっくり返しているということだ。その争いが二
人の間で行われているのだろうね」
 日未子は、スフレをスプーンに掬って食べた。口の中に上品な甘さがふんわりと溶け出した。この甘さのお陰でようやく利洋の言葉の辛さ、あるいは残酷さと調和がとれるような気がした。
 「僕は、谷川君に結果しか期待していないから、彼は何も分からない薮内君に苛立っているのだろうね」
 利洋は、僅かに声に出して笑った。
 「他人をコントロールするだけで自分の手を汚さないなんて、冷たくて卑怯な気がする」
 日未子は言った。
 「それが仕事で結果を出す最良の方法だとすると、僕は躊躇なくそれを採用する冷たさを持っていると思っている。嫌いになった?」
 利洋が微笑した。
 「少しね…」
 日未子は呟いた。今までと違う、心の中に悪魔めいたものを同居させた利洋に、困惑しながらも一方で魅力を感じ始めている自分に驚いていた。
 「そうか、嫌われたか」
 利洋は、声に出して笑った。そして急に真面目な顔で、
 「今夜はいいんだろう? 部屋を予約してあるからね」
 とと言い、日未子を見つめた。
 日未子は、利洋の視線の強さに抵抗出来ずに頷いた。
 利洋のピアノのチョコレートケーキは、形を全く残していなかった。

【著者】 江上 剛 (えがみ ごう)
昭和29年、兵庫県生まれ。早稲田大学政経学部卒。第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。広報部次長時代に対応した総会屋事件が、映画「呪縛・金融腐食列島」のモデルとなる。平成15年退行、作家専業に。主な著書に「非情銀行」 「起死回生」「腐蝕の王国(上・下)」など。


(読者の皆様へ)
本日にて、小説「ニッポン・ウーマン」の掲載を終了させていただきます。
これまで、読者の皆様には、ご愛読いただきまして、誠にありがとうございました。
小説「ニッポン・ウーマン」は月刊誌「フィナンシャル ジャパン」で連載中です。
続きは、現在発売中の月刊誌「フィナンシャル ジャパン」7月号でお楽しみいただけますようお願い申し上げます。

2006 06 08 [16. 小説「ニッポン・ウーマン」] | 固定リンク | トラックバック

2006.06.07

[ゴーログ]政治家だったら、現場をみてほしい!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。何事につけても現場主義が大事です。机上の空論は如何に美しくとも世の中を良くしてくれません。その意味では、政治家の方々には、是非、現場主義でお願いしたいと願っております。

Hi340039

 そんな中、「小泉チルドレン」の一人である平将明・自民党衆議院議員が『超現場主義 中小企業金融論』(カナリア書房)という本を上梓しました。大田青果市場の仲卸「山邦」を経営する三代目社長ですが、甘ちゃんのボンボン経営者ではありません。というのは、父親から経営を引き継いだのが、バブル崩壊の真っ只中。貸し渋りにあいながらも、決死の覚悟でリストラを行って、サバイバルしてきた中小企業経営者の一人だからです。
 日本経済は立ち直り、景気は戦後最長の長さを記録するのではないか、と言われていますが、中小企業(より正確に言えば、日本の企業の8割程度を占める零細企業)にまで、景気回復感は伝わっていません。相変わらず、銀行は貸そうとしていないし、頼みの綱であったノンバンクは、グレーゾーン金利の問題で手が縮こまっています。
 特に地方においては、三位一体の改革が進んで、「地方のことは地方で」という方向性が明確になっていけば、「地方の資金は地方で」という流れになっていかざるを得ないわけですが、地方の毛細血管を担ってきた貸金業者は淘汰再編の嵐の中でお客さまのことなど構っていられないという状況に陥りつつあります。
 早晩、地方における中小企業金融は、大きな課題となっていくでしょう。だからこそ、平将明氏のように自ら貸し渋りを経験し、現場を知り尽くした議員の方々にがなっていただきたいと思います。もしも、ご興味があれば、『超現場主義 中小企業金融論』を読んでみて下さい。従来の議員像とは一味違う政治家の姿を見ることができると思います。

2006 06 07 [11. 週刊!永田町] | 固定リンク | トラックバック

ニッポン・ウーマン 第三章 炎のゆらめき(131)

 「具体的には?」

 「谷川君がサイバーネットワーク社の書類を無視するのは、僕が彼をコントロールしているからだろうね」
 日未子は、ますます分からなくなってきた。利洋は何を言おうとしているのだろうか。
 「ミズナミ証券の興産側の役員やスタッフは、大日銀行の取引先の新規公開案件を自分たちで引き受けて、出来るだけ大日側の力を削いでいきたいと考えているって言ったよね。そのためにはどうするか、考えたわけだ。それは合併、すなわち一つになったという建前を押し通して、興産側に味方になってくれる大日側の人間を一人でも増やすことが一番だと気づいた。彼の手で案件を興産側に振り向けてもらえばいいということだ。そうすると僕たちは手を汚すことはない。大日側の問題だからね」
 日未子は、ようやく分かりかけてきた。
 「日未子は、僕の愛する人だからこんな話をするけど、他では決してしないよ。僕を分かってほしいだけだからね」

【著者】 江上 剛 (えがみ ごう)
昭和29年、兵庫県生まれ。早稲田大学政経学部卒。第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。広報部次長時代に対応した総会屋事件が、映画「呪縛・金融腐食列島」のモデルとなる。平成15年退行、作家専業に。主な著書に「非情銀行」 「起死回生」「腐蝕の王国(上・下)」など。


(追伸)この「ニッポン・ウーマン」は4月21日発売の「フィナンシャル ジャパン」6月号に掲載されています。

2006 06 07 [16. 小説「ニッポン・ウーマン」] | 固定リンク | トラックバック

2006.06.06

[木村剛のコラム] トルシエに先祖返りするな

 6月9日、ドイツW杯が開幕する。日本代表は、オーストラリア、クロアチア、ブラジルと戦い、1次リーグの突破を目指す。前回W杯では、ベスト16入りしたものの、ホームの優位性があった。今回アウエーの地でリーグ戦を突破してこそ胸を張れる。

 それにしても、前回のトルシェジャパンと今回のジーコジャパンでは、チーム作りのコンセプトが全く違うことが興味深い。
 トルシェは「まずフラットスリーありき」だった。自らの戦略に固執し、それに当てはまらないと、中村俊輔ですら代表から外された。トルシェは、箸の上げ下ろしまで一々指導するタイプ。「俺に従え」「俺の言う通りにやれ」という感じで、植民地の総督のような高圧的な指導者だった。
 それに対して、ジーコは放任主義。基本的にあまり教えない。選手に自分の頭で考えさせようとする。
選手の起用もトルシェのように「まず戦略ありき」ではなく、「まず選手ありき」。選手の良さを活かす形で戦略を組み立てようと試みる。かつてブラジル代表として黄金のカルテットを自ら形成したように、「個人があって戦略がある」という哲学がそこにある。
 トルシェは日本代表をベスト16に導いたが、日本はジーコを選んだ。トルシェのように「戦略があって個人がある」という考え方では、グローバルな戦いでこれ以上上位に行けないと悟ったからだ。代表選手が監督から一々「ああだ、こうだ」と指示されているようでは、先が見えている。自ら考え、自らリスクをとり、自らゴールを狙わなければ世界では戦えない。
 しかし、その移行過程は困難を極める。これまで、トルシェに「ああしろ、こうしろ」と言われて、素直に従ってきた選手たちだから、ジーコのやり方には相当戸惑った。「ジーコ無策」という心無い批判もあった。
 ひょっとすると、ジーコは急進的にやりすぎたかもしれない。しかし、方向性としては、いずれ乗り越えなければならない試練であったことは事実だろう。
 この姿は、霞ヶ関のトルシェたちに護送船団行政で率いられてきた業者が、自由化で自立を求められる姿に重なる。これまで霞ヶ関からの命令を待っていた業者たちは、戸惑いを隠せずにきた。しかし最近では、プロとして自分で考え、自分で行動しようとし始めていたことも事実である。
 ところが、このところ違うムードが漂いはじめた。霞ヶ関がジーコに変わったと思ったら、陰湿なトルシェの雰囲気が忍び寄っている。「ルールさえ守っていたら、自由にやっていいよ」と言っていたのに、「ルールさえ守ればよいというものではない」などと鬼の形相になって社会的なペナルティを科したりする。
 無論、明確なルール違反ならば、レッドカードで一発退場させるべきだ。しかし、その場の雰囲気で一罰百戒を下されるようになると、自立を模索し始めた選手たちは再び監督のご機嫌だけを窺う太鼓持ち優等生に堕してしまうだろう。
 それでは、世の中を改革するストライカーは生まれない。トルシェの下では、ロナウドやアドリアーノは育たないし、ロナウジーニョのトリッキーなプレーも輝かないだろう。トルシェ学校の優等生では世界に通用しない。実際、W杯で得点したフォワードは中山と鈴木だけ。実際、前回のW杯1大会に1点だけなのである。
 だからこそ、今回のW杯でジーコジャパンが残す戦績は貴重だ。従順な生徒たちが本物のプロになれたかどうかが、そこで試される。しかし、敗れたとしても、トルシェに先祖帰りすることは絶対に正解ではない。

(追伸)「週刊!木村剛」は、金融経済月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は6月5日にフジサンケイビジネスアイに掲載されたものです。

2006 06 06 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック

ニッポン・ウーマン 第三章 炎のゆらめき(130)

 「ますます分からないわ」

 「仕事には冷たさが必要なのさ。なぜなら結果しか求められないことが多いから。特に役員レベルになるとそうさ。使われている時代は、努力などのプロセスも評価すべきだけれど、上になるにつれて結果しか求められなくなる。嫌な時代さ」
 利洋は、ピアノの脚をかたどったチョコレートを音を立てて折った。そして口に入れた。
 「これ、なかなかいける」
 利洋は満足そうに微笑んだ。
 「あまり謎めいたことを言わないで」
 日未子は、勘弁してほしいというような顔で利洋を見つめた。
 「日未子は、いつも迷っているようで、それでいて真っ直ぐだから、僕のような迷いばかりの人間の気持ちを推し量るのが難しいのかな」
 「意地悪ね」
 「そうじゃないさ。日未子には優しさ、仕事には冷たさ、これを使い分けているだけだよ」


【著者】 江上 剛 (えがみ ごう)
昭和29年、兵庫県生まれ。早稲田大学政経学部卒。第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。広報部次長時代に対応した総会屋事件が、映画「呪縛・金融腐食列島」のモデルとなる。平成15年退行、作家専業に。主な著書に「非情銀行」 「起死回生」「腐蝕の王国(上・下)」など。


(追伸)この「ニッポン・ウーマン」は4月21日発売の「フィナンシャル ジャパン」6月号に掲載されています。

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2006.06.05

[ゴーログ]村上ファンド報道:日本人は世界一器の小さい国民か?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。いわゆる村上ファンド事件について、「Lawとバット」さんは、「村上ファンドのような有力ファンドが、社会の注目を集める買収攻防戦において、すぐに足がつくようなインサイダー取引を行っていたとはにわかには信じられません。関係法令には精通していたことでしょうし。もちろん、そのような事実があった場合は処罰を免れることはできませんが、今後強制捜査を行うことの是非を含め捜査機関には慎重な対応が必要だと思われます」と述べています。

 いずれ関係者によって、真実は明らかになってくることと思いますが、特定者からの情報源だけを頼りにして、既成事実のムードを作り上げてしまうマスコミのスタンスには、戦前・戦中の新聞報道にみられたような危険性を感じます。
 そんな中、「微妙に日刊?田中大介」さんが「日本人は世界一器の小さい国民だとつくづく感じます」と述べていて、ついつい読み込んでしまいました。

どうしてこうも日本人は異質者に対して不寛容なのでしょう? 別にホリエモンが素晴らしいとも思わないし、 村上ファンドが正しいとも思いませんが、 別に彼らが大金を儲けていたって構わないと私は思うのですが。

私から見ると、 彼らが大金を儲けていることが許せない人々こそ、 お金の亡者に見えます。

私にはお金よりも大切なものがたくさんあるので、 もちろん羨ましくは思いますが、 しかし彼らが大金を得ていることが許せないという感覚が分かりません。 

 この事件が、単なる「日本というムラ社会の異分子排除」(by「時事を考える」さん)でないことを祈りますが、民主主義の基本は「多様性を認めること」だったはず。本来なら、異質な価値観に対しても、受け止めるだけの度量が必要なのですが、この国には、そのようなことを期待することはちょっと難しそうです。
地球の裏からまじめな話」さんが「捜査の一報を読んだ時、まず思ったのは『日本は恐い』である。間違いなく出る杭は打たれる状況って感じで、学校で教わった生き方とはだいぶ違うよな、と(笑)」と指摘していますが、日本の将来を考えさせられる今日この頃です。

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0775506
 全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」2006年7月号は5月20日発売です。
今月の第1特集は、バブル期の株式投信の運用残高を超えるほどの投資信託ブームの中で、カモにならない投資の鉄則や投資信託の選び方や株式パフォーマンス、だまされない投資知識を得るためのセミナーなど、賢い投資家になるための投資最新事情の特集を組んでいます。
また第2特集では、革命ともいえるウェブの進化によって私たちの身の回りで、そしてビジネスの世界ではどのような変化がもたらされているか。その変化に伴い、どのようなネット企業が勝ち残るのか、ビジネスのキーワードなども織り込みながら、ネット企業に投資する前に知っておきたい情報をまとめています。
特集以外でも、今注目をされている独立系投信会社のさわかみ投信の澤上社長とレオス・キャピタルワークスの藤野社長の運用スタンスのほか、今後の日本経済を左右する経済産業省の「新経済成長戦略」についての解説、前三重県知事の北川正恭氏と映画化された『県庁の星』の作家桂望実氏の対談、またプロゴルファー 深堀圭一郎氏とゴルフ解説者 佐渡充高氏とスポーツジャーナリストの二宮清純氏の鼎談「ゴルフの経済学」、「今の日本はソ連の崩壊時によく似ている」と語る、「国策捜査」でその存在を知らしめた外務省元主任分析官の佐藤優氏の、「ソ連崩壊と日本格差社会」 など盛りだくさんの内容となっています。

2006 06 05 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック

2006.06.04

[フィナンシャル ジャパン] 零細企業にも光明は見えてくるか?

 「フィナンシャル ジャパン」6月号掲載 --- 貸出現場の経済学
 先日、ついに日本銀行が二〇〇一年三月から導入していた量的緩和政策の解除を決定しました。

 消費者物価指数が安定的に前年比上昇率ゼロパーセント以上になるなどの条件が整ったということが理由にあげられているようです。また、新聞で実施された大手企業の経営者のアンケートでは「適切な時期に行われた」という回答が多く見られました。
 しかし、日本の企業のうち九〇%が中小企業で、さらにその八〇%が零細企業です。こうした企業の経営者にとっては、まだまだ景気上昇というムードとは程遠いですね。先日、商工組合中央金庫調査部から二月度月次景況観測が発表されましたが、判断指数は依然として「好転」「悪化」の分岐点である五〇を下回っています。
 私のまわりの中小企業からは「景気が良くなった」という話をほとんど聞きません。西新宿というと、都庁周辺に高層ビルが立ち並ぶイメージを持たれる方も多いと思いますが、このエリアを少し出れば路地が多い下町です。建設・土木から飲食・ソフト関連まで、さまざまな企業がありますが、そのほとんどが中小・零細企業。百人町のほうへ行けば、古くからの韓国人経営者による飲食店などが密集しています。
 彼らは皆「今月をなんとか乗り切ろう」と必死で、相変わらず自転車操業に近い状態です。支店への相談の内容も「再来月に売り上げが立つから、それまでの運転資金を」というものが圧倒的です。
 ある外食チェーンの支店では、すべての材料を本部からの仕入れに頼っていたら、コスト高でいくら売り上げても資金が足りないので、外部の業者からより安価で仕入れたりしていました。皆懸命に知恵を絞っています。
 一方、融資を頼みたい金融機関にしても、依然として厳しい状態が続いています。都市銀行や地方銀行は、優良企業にしか融資をしませんし、零細企業に対しては、逆に貸し剥がしをするくらいです。
また本来なら、零細企業の味方であるべき信用金庫や信用組合は、不良債権の圧縮を理由に、融資どころか新規顧客の開拓すら積極的に行っていません。こうしたところは、小口の件数を増やしていかなければならないはずですが、どうしても大口案件に頼ってしまっています。各都道府県の信用保証協会にしても、「第三者の保証が必
要」という対応をとる協会が多いのですが、この時代に保証してくれる第三者はなかなかいません。
 しかし、零細企業にとってまったくの八方ふさがりという状況ではありません。不動産の仕入れ資金については、経営者からの問い合わせや申請件数が徐々に増えていまして、資金がつく例もあります。また、一部売り上げ増の兆しが見えてきた零細企業の中には、大手銀行から融資の誘いを受けているところもあるようです。零細企業が「景気が良くなった」と安心して言えるにはまだまだ時間がかかりそうですが、わずかながらでも、不景気という暗闇の中に光が差し込んできたと言えるかもしれませんね。
(日本振興銀行 高田馬場支店長 福嶋正明)


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 全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」2006年7月号は5月20日発売です。
今月の第1特集は、バブル期の株式投信の運用残高を超えるほどの投資信託ブームの中で、カモにならない投資の鉄則や投資信託の選び方や株式パフォーマンス、だまされない投資知識を得るためのセミナーなど、賢い投資家になるための投資最新事情の特集を組んでいます。
また第2特集では、革命ともいえるウェブの進化によって私たちの身の回りで、そしてビジネスの世界ではどのような変化がもたらされているか。その変化に伴い、どのようなネット企業が勝ち残るのか、ビジネスのキーワードなども織り込みながら、ネット企業に投資する前に知っておきたい情報をまとめています。
特集以外でも、今注目をされている独立系投信会社のさわかみ投信の澤上社長とレオス・キャピタルワークスの藤野社長の運用スタンスのほか、今後の日本経済を左右する経済産業省の「新経済成長戦略」についての解説、前三重県知事の北川正恭氏と映画化された『県庁の星』の作家桂望実氏の対談、またプロゴルファー 深堀圭一郎氏とゴルフ解説者 佐渡充高氏とスポーツジャーナリストの二宮清純氏の鼎談「ゴルフの経済学」、「今の日本はソ連の崩壊時によく似ている」と語る、「国策捜査」でその存在を知らしめた外務省元主任分析官の佐藤優氏の、「ソ連崩壊と日本格差社会」 など盛りだくさんの内容となっています。

2006 06 04 [13. フィナンシャル ジャパン] | 固定リンク | トラックバック

[週刊!尾花広報部長] ものは使いようです

 こんにちは、尾花典子です。だんだん夏が近づいてきていることを肌で感じるようになりましたね。昨日の土曜日に汐留でお友達と待ち合わせをし、ランチに二人でシャンパンをボトルで飲んでみました。

 先週の週末に、ディスポーザブルのコンタクトをつくるため、ショップの隣にある眼科に行きましたが、

 「すみませ~ん、コンタクトをつくりたいので検査をお願いします♪」
受付の人 「あっ、午前の診察を今終了したところなんです。先生の診察は1時間後からですが、視力検査は今できますよ。」
 「そうなんですか。もうコンタクトが全然ないんですよね~。でも今日はもうこれなくて・・・・」
受付の人 「そうですか・・・・。じゃあ受付しますよ」
 「えっ、本当にいいんですか??ありがとうございます♪」

と、すぐに診察もしていただき、無事コンタクトをつくることができましたが、
こんな感じで、押しの強さ(?)、ずーずしさに磨きをかけています (☆_◎)


Hi340036
 先日「勝手に掃除をしてくれる」というワードに惹かれて、ネットで自動掃除ロボットを購入しました。ケチって安いのを買ってしまったためか、このロボットはちょっとバカ(笑)です。センサーで、くまなく部屋を掃除してくれるのを期待していたのですが、ぐるぐる回って同じところばかり掃除してしまい、まんべんなく掃除をするのは無理なようです。まあとりあえず吸引力はありそうなので、「ものは使いよう」で、あまり期待せずに、うまく利用しています。何でもそうですよね(*^-°)v


(追伸)
ゴー社長の新刊本は、「なんて読むの??」と聞かれたり、「わだましいべいさい」と読まれたり、「大和魂米才」と書かれたりしていますが、「和魂米才(わこんべいさい)」で~す。
  Cover
一昨日は1000本ノックならぬ100本ノックで、6月10日の講演会用に新刊本のサインを一気に30分くらいで100冊していただきました♪♪





2006 06 04 [15. 週刊!尾花広報部長] | 固定リンク | トラックバック

2006.06.03

[フィナンシャルi] 「ロボット」が暴走する先物市場

 3月初めから騰勢を強めていた日本株相場は連休から急落し、為替相場も円高・ドル安が急ピッチで進んだ。
(草野グローバルフロンティア代表取締役 草野豊己)

 この一連の動きを主導したのが、ヘッジファンドの運用戦略のひとつ、コモデテイー・トレーデイング・アドバイザーズ (以下CTA)だ。
 CTAは、現物市場には一切投資せず、先物・オプション市場だけに限定するというヘッジファンドの中でも特異な存在だ。株式や債券との逆相関性があることから、欧米の年金や大学基金による積極的な投資によって、運用資産も1350億ドルを超えている。世界中の先物・オプションをヘッジではなく、まさに投資 の対象として激しい売買を繰り広げ、日本でも株式や債券の先物売買を活性化させている。
 
 その運用スタイルには、テクニカル分析の運用モデルが発信するトレーディングシグナルに従って人間の意志とは無関係に売買する「システム型」、市場の需給関係やマクロ経済などのファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)分析による人間の自由裁量に基づいて売買する「自由裁量型」、システム型と自由裁量型を絡めて売買する「混合型」の3種類がある。
 内訳はシステム型:67%、混合型:19%、自由裁量型:14%と大半がファンダメンタルズを無視したシステム型での売買だけに、ファンダメンタルズを重視する従来の伝統的な方法ではCTAの投資行動を正確に予測することができない。
 米商品先物取引委員会は、生産者などの商業部門とCTAなど投機筋の非商業部門に分類した建玉状況を発表しているが、非商業部門の建玉の総建玉に占める割合は拡大を続けているし、ネット (売り持ちと買い持ちの差し引き) の動きと先物価格の短期的な動きが連動する局面も非常に多くなってきた。
 商品先物の中では最大級と言われる原油先物の総建玉は、5月2日現在で約109万枚(1枚の取引単位は1000バーレル)で、時価総額はわずか780億ドル(5月2日の1ドル=113.4円で換算すると8兆8千億円)に過ぎない。流動性や市場規模が著しく劣る商品先物市場だけに、CTAの影響力は一段と大きくなっている。流動性や市場規模が著しく劣る商品先物市場へのCTAの影響力は一段と大きくなっている。
 外国人投資家の委託売買シェアは、日本株の株式市場では5割に近い。しかし、先物市場ではCTAの売買を中心に8割をも超え、CTAの絶大な影響力は、先物経由で現物市場にまで拡大している。
 
 グリーンスパン前FRB(連邦準備制度理事会)議長は、「グローバリーゼーションの進展により、世界の株式市場と債券市場は一体感を強めている」と指摘した。今では株式、債券だけではく、これまで無関係だった市場が相互に影響を与え合うという相対的な相場に変わってきた。
 コンピューターが24時間体制で世界中の先物市場を監視し、運用チャンスを見つけると自動的に売買し、取引結果を受け取るとポジション管理を始め、利食いチャンスを見つけると自動的に反対売買する仕組みが、CTAの中で最も運用成績が優れる「ロボット・トレーディング」だ。人間が誰一人として介在せず、ミリセカンド(千分の一秒)単位の電子取引を駆使して売買するロボットが先物市場で暴走しはじめた。
 ファンダメンタルズを無視した売買による先物市場の乱高下が実体経済に大きな影響を与え、金融当局の政策まで制約する。日本でも始まったロボットの暴走を、投機筋の仕掛けということで片付ける市場関係者の後講釈はいつまで続くのか。

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草野豊己<さの・とよみ>
神戸大学を卒業。HSBC証券日本株営業統括ダイレクター、クレディアグリコル・インドスエズ証券(現カリヨン証券)取締役副支店長を歴任。草野グローバルフロンティア代表。クロスマーケットから外国人投資家動向を分析するオーソリティ。


(追伸)「週刊!木村剛」は、金融経済月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は5月22日にフジサンケイビジネスアイに掲載されたものです。

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今月の第1特集は、バブル期の株式投信の運用残高を超えるほどの投資信託ブームの中で、カモにならない投資の鉄則や投資信託の選び方や株式パフォーマンス、だまされない投資知識を得るためのセミナーなど、賢い投資家になるための投資最新事情の特集を組んでいます。
また第2特集では、革命ともいえるウェブの進化によって私たちの身の回りで、そしてビジネスの世界ではどのような変化がもたらされているか。その変化に伴い、どのようなネット企業が勝ち残るのか、ビジネスのキーワードなども織り込みながら、ネット企業に投資する前に知っておきたい情報をまとめています。
特集以外でも、今注目をされている独立系投信会社のさわかみ投信の澤上社長とレオス・キャピタルワークスの藤野社長の運用スタンスのほか、今後の日本経済を左右する経済産業省の「新経済成長戦略」についての解説、前三重県知事の北川正恭氏と映画化された『県庁の星』の作家桂望実氏の対談、またプロゴルファー 深堀圭一郎氏とゴルフ解説者 佐渡充高氏とスポーツジャーナリストの二宮清純氏の鼎談「ゴルフの経済学」、「今の日本はソ連の崩壊時によく似ている」と語る、「国策捜査」でその存在を知らしめた外務省元主任分析官の佐藤優氏の、「ソ連崩壊と日本格差社会」 など盛りだくさんの内容となっています。

2006 06 03 [14. フィナンシャルi ] | 固定リンク | トラックバック

[FJオンラインDの日記]  『県庁の星』と「デパ地下3周のススメ(?)」

織田裕二さん柴咲コウさんの主演でヒットした映画『県庁の星』。この本の原作者と知事や公務員の経験者が対談したら面白いのでは?

皆さんこんにちは。FJオンラインのD・濱田@KAT-TUNファンです。
冒頭の話、こう思いついたとき既に映画『県庁の星』は公開中でしたが、「これは面白くなるはず!」と担当編集の方を通じて原作者の作家・桂望実さんに対談をお願いしました。それで実現したのが、フィナンシャル ジャパン7月号北川正恭・前三重県知事対談~『県庁の星』って実話なんですか?~です。

桂さんはもともと、地方自治や政治についてばかり書いてこられたわけではなく、こうした対談や取材は、いつもは断られているとのこと。「そこを何とか」とお願いしたところ、「相手が知事経験者の北川教授なら」とお引受けいただきました。お二方には大感謝です。

対談は、桂さんがアイデアを思いついた経緯や執筆の裏話、映画の撮影現場を訪れたときの話なども聞けて、私にとっても大変楽しいお仕事でした。三重県知事を2期務められた北川教授も、原作のディテールには感心された様子でした。
原作を読んでいた私は最初、作者のイメージが「公務員にモノ申す!的な社会派のうるさ型」だったのですが、桂さんはたいへん物静かな、落ち着いた雰囲気の方でした(不遜・失礼な言い方かもしれませんが……)。こちらで対談の一部がご覧になれます。


原作にはいくつか印象的な言葉があります。なかでも二宮さん(映画では柴咲コウさん)の「女はデパ地下を2周する」というセリフをよく覚えています。
デパートの地下といえば、惣菜や食材などが売られている場所ですが、多くの女性にとって、いつも行くスーパーと違ってデパートは何がどこにあるかが分からないことが多い。最初に目に付いたモノを取って買ってしまうと、後で「こっちを買えば良かった」と悔やむかもしれないから、ということだそうです。なるほど。皆さん2周しますか?

あと二宮さんは、「女性がデパートで買う惣菜はスーパーで買うものより高い」という指摘もしています。いわく、スーパーは日常のものを、デパートは特別なものを買うところだと。
また原作には

「女はね、形のないものにお金を払う習性があるんだな。記念日とか店の雰囲気とか、そういうものにね」

というセリフもあります。これまたなるほど、ですね。

こうして改めて考えてみると、男性は女性とかなり考え方が違うのではないでしょうか。
買い物に行って、なかなか買うものを決めない彼女にイラだったり、記念日を忘れて怒られたり、という経験がある男性は少なくないのでは?「思い当たる」という男性多いのでは。

やはり女性の気持ちをつかむには、デパ地下2周くらいで面倒くさがっていてはいけません。ここはひとつ、「オレなんか3周しちゃうもんね」くらいの勢いでいきましょう>男子の皆さん(………なんか履き違えています?)

それと、少なくとも何かの記念日はいつもよりちょっと奮発しましょう。

それがいろいろ円満の秘訣かもしれません(意味深)。では。

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 全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」2006年7月号は5月20日発売です。
今月の第1特集は、バブル期の株式投信の運用残高を超えるほどの投資信託ブームの中で、カモにならない投資の鉄則や投資信託の選び方や株式パフォーマンス、だまされない投資知識を得るためのセミナーなど、賢い投資家になるための投資最新事情の特集を組んでいます。
また第2特集では、革命ともいえるウェブの進化によって私たちの身の回りで、そしてビジネスの世界ではどのような変化がもたらされているか。その変化に伴い、どのようなネット企業が勝ち残るのか、ビジネスのキーワードなども織り込みながら、ネット企業に投資する前に知っておきたい情報をまとめています。
特集以外でも、今注目をされている独立系投信会社のさわかみ投信の澤上社長とレオス・キャピタルワークスの藤野社長の運用スタンスのほか、今後の日本経済を左右する経済産業省の「新経済成長戦略」についての解説、前三重県知事の北川正恭氏と映画化された『県庁の星』の作家桂望実氏の対談、またプロゴルファー 深堀圭一郎氏とゴルフ解説者 佐渡充高氏とスポーツジャーナリストの二宮清純氏の鼎談「ゴルフの経済学」、「今の日本はソ連の崩壊時によく似ている」と語る、「国策捜査」でその存在を知らしめた外務省元主任分析官の佐藤優氏の、「ソ連崩壊と日本格差社会」 など盛りだくさんの内容となっています。

2006 06 03 [18. FJオンラインDの日記] | 固定リンク | トラックバック

[シンコの日記] お買い物と貯蓄

皆さん、こんにちは!シンコです(^^)/

お金を貯めるのって難しいですね・・・。
お洋服や、お化粧品、美容院に行ったり、美味しいものを食べたり・・・。
女性の欲しいものって、あげればきりがないので(笑)
しかし、やっぱりお金は貯めたいという願望もあり・・・。悩むところです!!
とまあ、そんな方や賢くお金を増やしたい方にはおススメの定期預金があります!!

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(LIFE UP 6月号掲載!!)
上の定期預金にご興味をお持ち頂いた方は、是非こちらへ。
<今週のおすすめ商品>
今週は、皆様の日頃の疲れを癒すべく、ハーブティーをご紹介いたします!!
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ホット一息つきたい方はぜひお試しくださいね☆
*商品をご希望の方は本店ロビーまで!!(展示してありますよ~~)


<今週のおすすめ店>
ハーブティーで疲れを癒していただいた後は、美味しいものを食べて元気になりたいですよね。
そこで、ご紹介させていただくお店は、目利きのプロが選んだ最高の魚を使った魚河岸料理を、心ゆくまで堪能できるお店です!!
築地にある「魚河岸三代目千秋」さんです。
〒104-0045 東京都中央区築地4-7-5 築地KYビル1F
TEL:03-3543-8700
Chiaki

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是非一度足を運んでみてくださいね!!

  ※シンコは架空の人物です。

2006 06 03 | 固定リンク | トラックバック

[本のソムリエ] 「プロジェクトファイナンスの理論と実務」

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今週の丸善丸の内本店 壹岐直也副店長がお薦めする本です。
「プロジェクトファイナンスの理論と実務」
エドワード・イェスコム(著)/ 三菱総合研究所 佐々木 仁(訳)
金融財政事情研究会刊
定価: 6,300円(税込)

 企業が事業を興すために資金を必要としている場合、ふつう銀行はその企業の信用力や不動産担保などをみて、貸すかどうかの判断をします。このため企業は、事業がうまくいかなくなれば、担保を処分するなどしてお金を返さなければなりません。事業におけるすべてのリスクを企業が負っているといえます。
 これに対して、「プロジェクトファイナンス」とは、返済原資を事業が生み出すキャッシュフロー(収益)に限定した融資形態です。事業がトラブってしまい、予定された収益を上げることができなくなれば、返済金も減ってしまいます。トラブルの原因となるのは、原材料費が高騰したとか、想定した価格で製品が売れなかったとか、政変で工場が閉鎖されたなど、多岐にわたります。こうした事業におけるさまざまなリスクを一つずつ丁寧に解説し、対処法を示しているのが本書です。
 借り手の立場からみた、貸し手との交渉のポイントや財務評価のコツ、また「契約書に始まり契約書に終わる」といわれるプロジェクトファイナンスでのドキュメンテーションの解説は微に入り、とても親切です。これまでの教科書から一歩すすんで、 国際標準の実務に入りたい人におすすめします。 

(追伸)「週刊!木村剛」は、金融経済月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は5月22日にフジサンケイビジネスアイに掲載されたものです。

2006 06 03 [12. 本のソムリエ] | 固定リンク | トラックバック

2006.06.02

[ゴーログ]国勢調査には料亭が必要???

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「My friend's Tarot」さんが「『国政調査活動費』のうち計約5000万円が、議員らの料亭スナックなど酒席での飲み食いに使われていたらしい。衆院事務局も、『こんな不適切な支出も長年の慣習だった』と認めた」という件について憤っています。

泣きたい気分になるわ・・・料亭って、あなた・・。一般人が行けないような所でしょう?・・・というより、私の大好きな「マンション」が買えるでしょーー。(;`O´)oコラーッ! もう、皆、ちょっとオカシイ。ホンマにホンマに意味のないお金やん・・家までイチイチ人を寄こして「国政調査に協力して」なんて面倒なことして、しかも、あれはボランッティアで依頼してるんじゃなかったかなぁ。そんなに予算があったのですね。

皆、皆、こんなことに参加していた議員は、実刑判決で刑務所に入れたい。いや、判決までに証拠隠滅の恐れがあるので、拘置所に置いときたい。・・という感情論は抜きしても・・・名前公表してほしいわ~ 長年の習慣やってんよ~、もう嫌やわ~。

ちょっと頭を冷やしてください。やれ、経済格差だっておっしゃいますが、私は、私の立場が分かるのみ。儲けてはる人の苦労も実情も知らないです。知らないですがルールの中でリスクを負って勝負してはるんなら、大儲けしはっても何も文句やヤッカミはありませんから・・・ それより、税金で料亭はやめてよね。それには文句あり。

 私も、税金で料亭はやめていただきたいと思います。そもそも、「国政調査の活動」のために、料亭での接待が必要という感覚が理解不能です。日本という国は、そういう意味で「格差社会」なんですね。既得権益の方々がオイシイ汁をすすっていることこそが問題なのであって、その罪の広さと深さに思いを馳せれば、ホリエモン・バッシングをする前にやるべきことはたくさんあるはずなんですけれど・・・。


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 全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」2006年7月号は5月20日発売です。
今月の第1特集は、バブル期の株式投信の運用残高を超えるほどの投資信託ブームの中で、カモにならない投資の鉄則や投資信託の選び方や株式パフォーマンス、だまされない投資知識を得るためのセミナーなど、賢い投資家になるための投資最新事情の特集を組んでいます。
また第2特集では、革命ともいえるウェブの進化によって私たちの身の回りで、そしてビジネスの世界ではどのような変化がもたらされているか。その変化に伴い、どのようなネット企業が勝ち残るのか、ビジネスのキーワードなども織り込みながら、ネット企業に投資する前に知っておきたい情報をまとめています。
特集以外でも、今注目をされている独立系投信会社のさわかみ投信の澤上社長とレオス・キャピタルワークスの藤野社長の運用スタンスのほか、今後の日本経済を左右する経済産業省の「新経済成長戦略」についての解説、前三重県知事の北川正恭氏と映画化された『県庁の星』の作家桂望実氏の対談、またプロゴルファー 深堀圭一郎氏とゴルフ解説者 佐渡充高氏とスポーツジャーナリストの二宮清純氏の鼎談「ゴルフの経済学」、「今の日本はソ連の崩壊時によく似ている」と語る、「国策捜査」でその存在を知らしめた外務省元主任分析官の佐藤優氏の、「ソ連崩壊と日本格差社会」 など盛りだくさんの内容となっています。


2006 06 02 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック

ニッポン・ウーマン 第三章 炎のゆらめき(129)

 「それは嫌よ」

 日未子は強く言った。
 利洋は、納得したように微笑んで、「そうだろう」と言い、ケーキを食べた。グランドピアノの鍵盤が無くなった。
 「どういうこと?」
 「優しさと冷たさの違いさ」
 「分からないわ」
 「分からなければいいよ」
 「教えて…」
 「考えればいいよ。本当の優しさと冷たさをね。僕はここでは、すなわち日未子の前では優しさを発揮したつもりだった。日未子からは冷たいと言われたけれどね。だけど先ほど訊かれた具体的な画策については冷たさを発揮している。仕事だからね」


【著者】 江上 剛 (えがみ ごう)
昭和29年、兵庫県生まれ。早稲田大学政経学部卒。第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。広報部次長時代に対応した総会屋事件が、映画「呪縛・金融腐食列島」のモデルとなる。平成15年退行、作家専業に。主な著書に「非情銀行」 「起死回生」「腐蝕の王国(上・下)」など。


(追伸)この「ニッポン・ウーマン」は4月21日発売の「フィナンシャル ジャパン」6月号に掲載されています。

2006 06 02 [16. 小説「ニッポン・ウーマン」] | 固定リンク | トラックバック

2006.06.01

[ゴーログ]共謀罪には反対するのに、別件逮捕にはなぜ反対しないのか???

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「喜八ログ」さんが「戦前の『治安維持法』の再来」と呼んでいる「共謀罪」について、何度も何度もトラックバックを寄越して警告してくれました。「日本は『北朝鮮や旧ソ連並みの情報統制国家』への道を邁進している」と懸念する「喜八ログ」さんが指摘する「共謀罪」の危険性については、「権力に迎合したマスコミ人を忘れるな!」さんが公表している「共謀罪のチラシ」がわかりやすいかもしれません。

「こんな法案が通ったら、北朝鮮のようになってしまう。いったい、どんなつもりで、暗黒社会につながる法律をつくろうとしているのか。左右を問わず、あらゆる立場の人の言論は保障されるべきだ」 ジャーナリスト櫻井よしこさんの発言です(「東京新聞」2006年04月28日「こちら特捜部」欄から引用)。「こんな法案」は「共謀罪」を指します。

暴対法が制定されたとき、私自身「これは危ない法律だ」と感じました。オウム真理教の人たちが、カッターナイフを持っていたとか、よそのマンションの駐車場を歩いたというような「微罪」で別件逮捕されたときも「危険きわまる法律運用だ」と思いました。

でも反対の声は上げませんでした。結局のところ「やくざやオウム真理教徒の話だ。カタギの自分には関係ない」という気持ちがあったからでしょう。完全に間違った判断でした。権力側は弱いところから「網をかけて」きます。

 「喜八ログ」さんと同様、私も共謀罪は反対の立場です。権力側が「共謀罪」という「刑法罰」を振りかざして、気に入らない反対勢力を「別件逮捕」する可能性があるからです。多くのジャーナリストやマスコミも同様の趣旨で反対しているようです。
 しかし、多少複雑な心境でもあります。というのは、耐震偽装問題に関しては、あからさまな「別件逮捕」であるにもかかわらず、誰も反対の声をあげていませんし、ホリエモンの容疑も、当初の「偽装」から「粉飾決算」にいつの間にかすりかわっているのに、そういう指摘をしている報道はありません。
 もしも、「共謀罪」に反対するのであれば、現実に起こっている「別件逮捕」についても、同様に指摘しなければ、偏っているのではないかと感じる今日この頃です。


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 全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」2006年7月号は5月20日発売です。
今月の第1特集は、バブル期の株式投信の運用残高を超えるほどの投資信託ブームの中で、カモにならない投資の鉄則や投資信託の選び方や株式パフォーマンス、だまされない投資知識を得るためのセミナーなど、賢い投資家になるための投資最新事情の特集を組んでいます。
また第2特集では、革命ともいえるウェブの進化によって私たちの身の回りで、そしてビジネスの世界ではどのような変化がもたらされているか。その変化に伴い、どのようなネット企業が勝ち残るのか、ビジネスのキーワードなども織り込みながら、ネット企業に投資する前に知っておきたい情報をまとめています。
特集以外でも、今注目をされている独立系投信会社のさわかみ投信の澤上社長とレオス・キャピタルワークスの藤野社長の運用スタンスのほか、今後の日本経済を左右する経済産業省の「新経済成長戦略」についての解説、前三重県知事の北川正恭氏と映画化された『県庁の星』の作家桂望実氏の対談、またプロゴルファー 深堀圭一郎氏とゴルフ解説者 佐渡充高氏とスポーツジャーナリストの二宮清純氏の鼎談「ゴルフの経済学」、「今の日本はソ連の崩壊時によく似ている」と語る、「国策捜査」でその存在を知らしめた外務省元主任分析官の佐藤優氏の、「ソ連崩壊と日本格差社会」 など盛りだくさんの内容となっています。

2006 06 01 [04. 経済政策を語ろう!, 08. メディア/広告の将来を占う] | 固定リンク | トラックバック

ニッポン・ウーマン 第三章 炎のゆらめき(128)

 「壊すのがもったいないね」

 利洋は、そう言いながらフォークでグランドピアノを半分に切った。
 あまりのあっさりとした利洋の行動に、日未子は少し驚いた。
 「そのピアノ、もう少し見ていたかったな」
 日未子は惜しむように言った。
 「どうせ食べなくてはいけないものだから、名残を惜しむ前に僕の手で壊したのさ。なんだか情が移るようなケーキだったからね」
 「案外、冷たいのね」
 日未子の言葉に利洋が微笑んだ。
 「冷たいと言うのは心外だな。これは優しさだよ。もしこのピアノのチョコレートケーキをね…」
 利洋は、フォークでケーキを刺した。
 「日未子に壊させたとしたら、どうする?」

【著者】 江上 剛 (えがみ ごう)
昭和29年、兵庫県生まれ。早稲田大学政経学部卒。第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。広報部次長時代に対応した総会屋事件が、映画「呪縛・金融腐食列島」のモデルとなる。平成15年退行、作家専業に。主な著書に「非情銀行」 「起死回生」「腐蝕の王国(上・下)」など。


(追伸)この「ニッポン・ウーマン」は4月21日発売の「フィナンシャル ジャパン」6月号に掲載されています。

2006 06 01 [16. 小説「ニッポン・ウーマン」] | 固定リンク | トラックバック