« [ゴーログ]ポピュリズム捜査は日本を良くするのか? | トップページ | [シンコの日記] 第16回お客様懇親会 »

2006.06.17

[本のソムリエ] 「日銀はだれのものか」

Boj
今週の丸善丸の内本店 壹岐直也副店長がお薦めする本です。

『日銀はだれのものか』
中原伸之著
中央公論新社刊
定価:1890円(税込)

 当書は、1998年4月から2002年 3月まで日銀の政策委員会審議委員を務めた中原伸之氏による回顧録です。日銀の政策決定の現場で奮闘していた著者ならではの視点で、その審議の過程や日銀の内部事情が克明に描かれます。
誰もが知っている経済人や政治家の名前が実名で挙がっており、そのやり取りや駆け引きが「ここまで書いていいのか」というくらい具体的に記されています。「ポケベル事件」(詳しくは本文をお読みください)など、思わず「本当?」と疑ってしまうようなトピックに苦笑させられることもあるかと思えば、ゼロ金利解除から量的緩和策導入までの流れを描いた箇所では、日本経済の重要なターニングポイントとなった政策決定の現場を非常にリアルに感じることができます。
 さらに現在の日本経済の状況についても、「量的緩和解除は適切だったか」など、中原氏ならではの視点で鋭く切り込んでおり、読み応え十分。ほかにも日銀の体制に対する厳しい批判、日銀総裁に対する評価、今後の日本経済の展望や日銀のあり方など、随所に「中原節」が冴え渡る、非常に興味深いオススメの一冊です。


(追伸)「週刊!木村剛」は、金融経済月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は6月5日にフジサンケイビジネスアイに掲載されたものです。

2006 06 17 [12. 本のソムリエ] | 固定リンク

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/15160/10550530

この記事へのトラックバック一覧です: [本のソムリエ] 「日銀はだれのものか」:

» ワールドカップ [増田加奈子 から]
枝豆とビールがあれば他は何もいらない。欲を言えば男も(笑)職業は普通のOLをやってます。上司にガミガミ言われ、帰りにコンビニで缶ビールとつまみを買って帰り、野球を見ながら飲んだくれる。そんな寂しい毎日を送ってます(笑) 続きを読む

受信 2006/06/20 9:57:37

» 興味から意欲へ [奈保美先生 から]
さて、授業を始めます。クラスが出来て2ヶ月、私自身もすっかり慣れて楽しい毎日を送っています。特に自分のクラスで授業をする時が楽しみです。今回は放課後の教室・・・・ 続きを読む

受信 2006/06/21 10:48:54