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2006.07.22
[本のソムリエ] 「マクロ金融政策の時系列分析」
今週の丸善丸の内本店 西川仁副店長がお薦めする本です。
「マクロ金融政策の時系列分析」
宮尾龍蔵 著
日本経済新聞社刊
定価3,990円(税込)
戦後日本のバブル発生・崩壊は、果たして金融政策のせいであったのか?そもそも、日銀に物価のコントロール能力はあるのだろうか――
これらの、世間一般には当然かのように捉えられている金融政策の有効性に疑問を投げかけ、計量経済学の一種である「時系列分析」を用いてその解答を試みたのが本書です。
著者の宮尾氏は金融分野における若き第一人者。本書は、彼の十年間にわたる研究の集大成であり、著者初の研究書です。
「金融政策の効果は、90年代半ば以降低下し、景気や物価に対して大きな影響力は持たなくなった」、というのが宮尾氏の結論です。
本書では、これまで十分な議論が尽くされてこなかった経済理論そのものや、そこに置かれている前提の妥当性を慎重に検証し、それらをどう修正すれば、現在日本が置かれている状況と一致することができるのかが深く考察されています。
日本の金融政策効果・マクロ経済について実証的な観点から迫った、「失われた十年」の新しい見方を示唆する一冊です。
(追伸)「週刊!木村剛」は、金融経済月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は7月3日にフジサンケイビジネスアイに掲載されたものです。
2006 07 22 [12. 本のソムリエ] | 固定リンク
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