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2006.07.01
[本のソムリエ] 「アメリカの金融制度(改訂版)」
今週の丸善丸の内本店 壹岐直也副店長がお薦めする本です。
『アメリカの金融制度(改訂版)』
高木 仁 著
東洋経済新報社刊
定価:4410円(税込)
各国の金融制度は、それぞれ固有の構造をもっているという認識にたって、アメリカの金融制度を解説しているのが本書の特色です。
例えば経済ニュースでよく耳にする、連邦準備制度という言葉は、背景を知らない日本人にとってはなじみにくい言葉です。これがどういった経緯で設立され、今にいたるのかが、詳細なデータとよもやま話を交え手際よくまとめられており、読者が全体像をイメージしやすいように、工夫されています。
また、アメリカの金融市場にはどういう種類の機関が存在し、どれくらいの規模で、どのような活動を行なっているかということが、詳細な統計とともに紹介されています。銀行名が固有名詞で取り上げられているところもあるので、学術書としてだけでなく実務家にとっても面白く読めるのではないかと思います。
著者も、「アメリカ金融制度百科辞書」として用いられることを意識して執筆したようです。長くアメリカの金融制度の影響を受けつづけてきた日本の金融市場を考える際にも、参考になる一冊ではないかと思います。
(追伸)「週刊!木村剛」は、金融経済月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は6月19日にフジサンケイビジネスアイに掲載されたものです。
2006 07 01 [12. 本のソムリエ] | 固定リンク
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