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2007.09.16

[フィナンシャル ジャパン] 割安株投資が実を結ぶ

「フィナンシャル ジャパン」 9月号掲載
FJ投資倶楽部 (文=編集部)

 FJ投資クラブが銘柄選択に割いた努力が報われつつある。業績が好調な「丸紅」や「森精機製作所」の株価は順調に伸びており、割安に放置されていた「アミューズ」も上昇トレンドに入ってきた。また、下落続きだった「アコム」や「武富士」などの消費者金融株や、「りそなホールディングス」にも底打ち気配が漂ってきている。運用成績は5月に一時、投資額を割り込んだものの、6月11日の会合時点では、配当を得たこともあって投資額を5%弱上回るまで好転。FJ投資クラブのメンバーたちの顔にも安堵の色が広がっていた。

 Club

過熱感を懸念して
 成績好調とはいえ、保有株の中には実力より高く評価され過ぎている銘柄があるかもしれない。そこで、ここ3カ月で30%以上も上昇している「丸紅」が売却候補として浮上した。
 もともと「丸紅」は「商社株のなかでは出遅れている」という理由から購入したが、このところの上昇でPER(株価収益率)は13倍弱(6月11日時点)となり、三菱商事( 13倍強)や三井物産(12倍弱)など、ほかの商社と変わらない水準になっている。また、株価は968円(6月11日終値)と1000円の大台を前に足踏みを続けている。バブル崩壊前の1990年1月に記録した上場来高値の1190円も近くなっていることもあり、ここで一度利益を確定することにした。丸紅を売却すると、購入資金には余裕ができる。「多少は最低購入価格が高い銘柄を買っても大丈
夫だ」ということで、次に購入を検討したのが「日精エー・エス・ビー機械」。製品の展示会にFJ投資クラブのメンバーの1人が訪れていたこともあり、投資対象の候補として俎上に載せた。
 同社はペットボトルなどを生産する「ストレッチブロー成形機」の製造・販売が主力で、ここ数年は売り上げが順調に伸びている。海外進出にも積極的で、輸出先は100カ国以上、海外販売比率は90%に達している。これから
中国やインドなどの新興国での需要が高まって、売り上げが伸びていく展開が考えられることに加えて、PERが10倍弱(6月11日時点)と、かなり低く放置されているので購入することにした。

サービス競争に勝つ証券会社
 次なる候補として、一橋大学との行動ファイナンスに関する共同研究のニュースが報じられていたことから、「松井証券」が話題にのぼった。共同研究については取引履歴の開示に反対する投資家の声を受け入れて無期限延期を決断したが、新しい試みに積極的という点では期待できる。
 ネット証券業界では、手数料値下げ競争の段階から、サービス競争の段階に移行しつつある。「松井証券」は逆指値や追跡指値など役立つ注文システムを早期から導入しており、今も即時決済型の夜間取引市場の開設を目指している。値下げ競争ではなく顧客重視のサービス競争ならば「松井証券」に分が出てくるという見通しから、ポートフォリオに組み入れることにした。

円高に強い企業
 そして最後に“ウォッチ銘柄”の「三井造船」「ミツミ電機」「あきんどスシロー」「富士フイルム」「大同特殊鋼」「サンリオ」をチェック。そのなかでも「大同特殊鋼」に注目した。「大同特殊鋼」は、高強度のステンレス鋼など特殊用途の鋼材を生産する鉄鋼会社。鉄スクラップ価格高騰のあおりを受けて利益が伸び悩んでいる。しかし、円高が進むと鉄鉱石などの原材料が安く輸入できるので、業績の改善につながる。現在の円相場は、対ドルだと過去3年の最安値水準に位置しているので、円高リスクもヘッジできるポートフォリオにするために、購入を決定した。
 割安株買いの成果が出つつあるが、安値で放置されている銘柄はまだ数多く存在している。FJ投資クラブは、そうした銘柄をこれからも発掘していく予定だ。


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070912mag03

ポッドキャスティング-木村 剛が斬る!
「安倍首相辞任へ-リーダー不在の日本-」
はこちらからご覧いただけます。

「安倍首相が辞意を表明」衝撃的なニュースが世界を駆けめぐった。
世代交代の旗頭でもあり、今後の日本を考えた場合に安倍首相の世代やさらに若い世代が
どう日本を引っ張っていくのかが注目されたが、今回驚くと言うよりは呆れ返った。
これはリーダーシップの問題である。

http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewPodcast?id=197875134

http://www.financialjapan.co.jp/podwmv/070912/070912mag_abe75.html

2007 09 16 [13. フィナンシャル ジャパン] | 固定リンク

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