« [ゴーログ] 小沢民主党党首は嘘つきなのか? | トップページ | [フィナンシャル ジャパン] 良識問われる株式併合 »

2007.11.24

[フィナンシャル ジャパン] ルールを守らない“感情投資”

「フィナンシャル ジャパン」 12月号掲載
こんな投資はしちゃいけない!  (文=河村 光昭 CIFA)

 資産運用で大事なことは、「どの商品に投資するか」だと言われます。しかし私はそれ以上に、「どういう気持ちで投資するか」が重要と考えています。
 ある年配のお客さまの話です。彼女の主な運用方法は株式投資で、気に入った会社の株を売買しておられました。株価が少し値上がりするとすぐ売却する反面、値下がりしても損切りせず、そのまま持ち続けたり買い増したりしていました。さらに下がると「もういいや」と半分あきらめ、塩漬けにしていました。こんな運用方法を続けた結果、彼女の損失は1億円にも達していました。私がアドバイスする以前のことです。
 これは彼女に限った話ではないでしょう。ノーベル経済学賞を受賞した米国プリンストン大学のダニエル・カーネマン教授は、“損失回避的な行動”が珍しくないことを科学的に証明しました。「人は利益が出ているときは将来のリスクを避けようとし、損をしているときは実現損を出すことを恐れてリスクを取る傾向にある」と主張したのです。
 資産運用を長期にわたって続けるためには、一時の感情に惑わされて合理的な選択ができなくなることがないよう、しっかりとしたルールを作っておくことが欠かせません。つまり、「どういうときに利益を確定するのか、もしくは損切りするのか」というルールです。
 ご紹介したお客さまも、実はルールを決めていました。しかし、「感情に惑わされて」守ることができなかったのです。
 そこで私は、“日々の株価の動きに心が惑わされないような”ポートフォリオの構築を提案しました。世界各国の株式と債券に分散投資することで、世界経済の成長に応じたリターンが得られると同時に、リスクも分散できます。たしかに、自分が気に入った会社の株を大量に買って大儲けするという可能性はなくなりました。しかし、日々の値動きに惑わされることは、もうありません。
 資産運用で成功するには、自分の心をコントロールすることが何よりも大事なのです。

2007 11 24 [13. フィナンシャル ジャパン] | 固定リンク

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/15160/17143961

この記事へのトラックバック一覧です: [フィナンシャル ジャパン] ルールを守らない“感情投資”:

» 大幅節約しろ!国税収入1兆円不足! [くまさんの自立 から]
国税収入が1兆円不足ということだ。不足したときは、いずこも同じで節約をするしかない。国の場合はバカな一つ覚えで国債を乱発するか、消費税率をアップするしかの2つしかない。  まず出来ることからするとすれば、国会議員の給料等を減にすること、次には国家公務員の経費を削減すること、国民の優先順位で歳出予算を組むこと、対外的な支援を削減すること等だと思う。  まあ、一番最初に出来ることは、国会議員に関する経費を削減することだ。 ... 続きを読む

受信 2007/11/24 9:54:10

» 早くも白旗 年金名寄せ [ある女子大教授の つぶやき から]
早くも白旗  舛添厚労相は宙に浮く5000万件の年金記録で、氏名のない524万件の記録の回復について、「まだ15%は名前の確認ができていない」と説明して、「数%はどうしても名前が見つからないものが出てくるかもしれない」と述べ、「年内に完了できる」との約束を撤回した。今夏の参議院選挙で、最後の1円まで徹底して改修すると自民党は約束していたが、これは事実上の公約違反である。年金不祥、薬害肝炎などことあるたびに、大臣は「厳しい指示」を出しているというが、長年、霞が関で過ごしてきた役人には、馬の耳に念仏ど... 続きを読む

受信 2007/11/24 11:12:37

» 1973(昭和48)年のCM [広島の会社員の生活 から]
私が生まれた年のコマーシャルです。 続きを読む

受信 2007/11/24 19:27:46