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2007.12.12
[ゴーログ] 少子高齢化が進む中国と国際プレゼンスを低下させる円
皆さん、こんにちは。木村剛です。「摂津っ子の日記」さんが、「2030年には中国の人口は減少し、インドが世界一の人口。日本は当然ですが、韓国・香港・台湾・シンガポールでも高齢化が加速します」と指摘しています。
なんで豊かになると子供が減るのか? 古い考え方の人間は、夫婦の愛が足りんとか贅沢になったからというでしょうが、最大の原因は金がかかるからです。大学卒業までに3000万必要。教育を施さんかったら、貧困層になる可能性が高いので、せん訳にはいきません。高齢化が急加速するアジアは、韓国・シンガポールといった教育の競争が激しい国。日本は金さえあれば誰でも大学へ入学できるので、時代は変わりました。・・・日本と韓国の高齢化が顕著な理由は、女性の生き方を制限する儒教思想が根強いからでしょう。
少子高齢化は、世界的な現象であり、日本においては、そのスピードが速すぎることが問題になっているのですが、お隣の中国でも早晩大問題になってくることが避けられません。そういう意味で、外貨準備高第1位(by「国家破綻研究ブログ」さん)の中国経済もイケイケドンドンではなく、どうなるかが注目されます。
ちなみに、外貨準備高に関して、「国家破綻研究ブログ」さんが、「1969年、IMFは加盟国の既存の準備資産(公的金保有、外貨、IMFのリサーブポジション)を補完するために外貨準備資産としてのSDRを創設しました」と解説しているのですが、SDRの裏付けとなっている通貨バスケットの内訳を披露して解説しています。
2006 2001 1996 米ドル 44 45 39 ユーロ 34 29 -- ドイツマルク -- -- 21 仏フラン -- -- 11 日本円 11 15 18 英ポンド 11 11 11
このように、ユーロのプレゼンスが高まるとともに、日本円の価値が低くなってきています。特に、2001年3月から2006年3月までは、日銀の量的緩和政策により、ジャブジャブに日本円が刷り散らかされて、流動性の供給源になっていた時期にもかかわらず、通貨バスケットにおける日本円の責任は小さくなっていることに注目したいところです。
要するに、米ドルに替わる新しい基軸通貨としての通貨バスケットにおいて、日本円の地位が着実に低下しているということなのですが、政府・中央銀行が保有する外貨資産において、日本円は3%を切っている有り様ですから、もっと低下する可能性が否定できません。「国家破綻研究ブログ」さんは、米ドルの崩壊を懸念していらっしゃいますが、私は、その前に日本円の崩落を心配しなければならないのではないか、と懸念し続けています。
ポッドキャスティング-木村 剛が斬る!
今週のテーマ:「物価と金利のターニングポイント」
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2007 12 12 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク
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