« [ゴーログ]日本が経済音痴であることを示す5つの例 | トップページ | [週刊!尾花広報部長] 誰の責任ですか?? »
2008.03.29
[フィナンシャル ジャパン] 哀しき合わせ鏡
「フィナンシャル ジャパン」4月号掲載
【超経済外交のススメ】 独立総合研究所 社長・兼・首席研究員 青山繁晴氏
マーケットは「フクダウリ」一色である。世界経済にサブプライムローンあり、原油高あり、しかし日本の株安は、ほんとうは「福田売り」に尽きる。
国際マーケットで日本にいくらかでも関心を持つフィナンシャル・アナリストやトレーダーに話を聞くと、その共通語は「フクダウリ」であると分かる。福田康夫首相という個人が売られているのではない。それならまだ良い。福
田内閣という統治を、この時期の世界に送り出した日本そのものが、ひたすら売りを浴びている。
その日本売りには、福田政治を超克する役割を果たすはずの野党第一党も、加担している。
小沢民主党は、福田政治の後ろ姿を見るために置かれた合わせ鏡のようだ。日本は前からみても後ろからみても売り、民主党はむしろそれを強調している。
世界は、日本が新年度予算をどう使うか、固唾を呑んでみていた。もはやグローバリゼイションという小綺麗な言葉では表せないほど、世界はぎゅっと縮んで一つに絡まり合っている。
日本が巨大な図体の予算の活かしかたを誤って経済がさらに弱まれば、確実に世界に響く。
ところが日本政治は、ガソリン税に上乗せした25円をどうするか争うばかりだ。民主党が「ガソリン値下げ隊」をば結成し「ガソリン解散」を叫び、与党がこれを押しとどめる。予算をめぐる本格論戦はほとんど、これだけだった。
小沢政治がポピュリズムであることなど、世界の誰の目にも分かる。なにせ党代表だった前原誠司代議士が公然と、「小沢政治は内政バラマキ、外交反米、これで政権を担えるのか」と発言している。
そして与党は、このガソリン税の使い途に関連して、小泉、安倍両政権が施政方針演説などに「道路特定財源を一般財源化する」という方向を盛り込んだが、福田政権では姿を消した。きちんと理論武装、国民そして世界への説明があってのことならまだしも、音もなく消えている。小泉時代はやっと構造改革をやろうとしているようにみえた、安倍時代はややグレーになった、福田時代は改革がどこかへ消えた。だから小泉政権当時の日本は買い、安倍政権では様子見、そして福田政権は売り。それだけのことだ。
世界マーケットに見捨てられては、日本が超経済外交へ脱皮するなど空しい夢となる。
本稿を執筆しているパソコンのディスプレイの一角には、テレビ画面が開く。衆院予算委の中継が映っている。質問する議員をTVカメラが写すとき、そのアングルに入る位置に、質問とは無関係な議員が談合し順番を決めて入れ替わり立ち替わり座り、さも質問を熱心に聴いているかのようなポーズでTVに映る。選挙区で、「あ、センセイが映ってる」と言って欲しいからだ。この馬鹿馬鹿しい慣習を国民は知らない。わたしは政治記者の時代に、議員たちがこれを例に挙げて「選挙は大変なんだよ」と言うのを何度も聞いた。
正直、その涙ぐましいとも言える努力?に、こころのうちでは同情もした。しかし今は、カメラ目線の自意識過剰の顔を見ながら、腹を立てないわけにはいかない。
日本国が売られているときに、あなたがたは自分がいちばん大切なのか。それでもいい。しかし、どうか国会議員の職だけは辞していただきたい。
--------------------------------------

ポッドキャスティング-木村 剛が斬る!
今週のテーマ:「速報!!日本内部統制大賞2008 表彰式」
3月26日に東京証券取引所・東証ホールにて「日本内部統制大賞2008-Integrity Award-表彰式」
が開催された。今年4月から上場企業の財務報告に係る内部統制が金融商品取引法で義務化されることもあり、
内部統制を本格的に入れようという気運が高まっている。
皆さんもサービスやモノを買うときに裏側にある経営者の実際の管理のやり方、あるいはそのビジョンを実現するための仕組みづくりがどうなっているのか気をつけて頂きたい。
http://www.financialjapan.co.jp/podwmv/080326/080326mag_ia.html
2008 03 29 [13. フィナンシャル ジャパン] | 固定リンク
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/15160/40668870
この記事へのトラックバック一覧です: [フィナンシャル ジャパン] 哀しき合わせ鏡:
» 政党はそっぽを向き、役人はだんまりを決めこみ、マスコミは騒ぐだけ! [くまさんの自立 から]
福田貧乏くじ首相はやはり貧乏くじだったのか?
だいぶ遅すぎたけれど、今回の臨時首相会見の内容は進展したと言ってもいい。まあ、相も変わらず、自民党には利権がらみの反対勢力がありつつ、首相という立場からの独断専行だったのかもしれない。
まあ、しかし、それに従うべきが政党という組織。まあ、自民党は纏まっているようで、政権にいると言うことだけで自民党に籍を置いている人間がいると言うことに他ならない。自民党の議員の皆さんも自民党にいるから、利権がついて回ると言うことをよくご存じだ。
さて、今回のガソリン税... 続きを読む
受信 2008/03/29 12:52:54
» 内部統制監査が始まる [ある女子大教授の つぶやき から]
4月から内部統制監査が始まる
この4月から日本版SOX法内部統制の運用段階に入る。それまでに構築してきた文書化やルールをもとに、運用しているかどうかを毎年チェックする。上場企業の多くはJ-SOX法内部統制管理の最終局面にきている。中堅以下の上場企業では、いまだ体制の整っていないところも多いと聞く。
参考1.http://iiaoki.jugem.jp/?eid=105
参考2.http://iiaoki.jugem.jp/?eid=239
参考4.http://iiaoki.jugem.j... 続きを読む
受信 2008/03/29 16:59:41

















