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2008.05.17
[フィナンシャル ジャパン] 寡占化した市場に挑む日本企業
「フィナンシャル ジャパン」 6月号掲載
連載コラム―ミクロを変える経済 財部誠一氏(経済ジャーナリスト)
3月27日午前、全日本空輸は三菱重工業の小型ジェット機「MRJ」を25機導入することを役員会で正式決定。それを受けて、翌28日、三菱重工が「MRJ」を事業化することを正式発表した。「MRJ」とは「三菱リージョナル・ジェット」の略だが、これにより40年ぶりに日の丸ジェットが誕生する。
このコラムでも以前、三菱重工の西岡喬会長が日の丸ジェットによせる熱い思いを紹介したことがある。技術は十分だが、資金調達と販売という大きなハードルをいかに乗り越えていかれるかが最大の課題だという話であった。それから1年余、ついに全日空がMRJ25機の購入を決めた。三菱重工の技術がどれほどのものであったとしても、第一号顧客が決まらなければ、事業化はままならない。全日空はこれまで国内線小型機としてボーイング社の小型ジェットを採用してきたが、「MRJ」に切り替えるとじつに40%もの燃費の改善が見込める。1年間で5
0億円もの収支改善につながるという。
戦争を知っている世代にとって「日の丸ジェット」は悲願であ。かつて世界に冠たる航空機技術を誇った日本だが、太平洋戦争の敗戦によって、その技術を封印された歴史がある。その後、プロペラ機だが戦後初となる国産航空機「YS―11」を生み出し、世界から名機の評判を勝ち得たものの、短期間で収支を黒字化することが見込めないと判断した国は「YS― 11」の生産停止をあっさり決めてしまった。以後、日本の航空機技術は米国ボーイング社の下請けとしてその命脈を保ってきた。
まだボーイング社の本社工場がシアトルにあった頃、ボーイング社の航空機製造の現場を取材したことがある。巨大なジェット製がパーツ、パーツに分けられて、組み立てられていく光景は、自動車や家電メーカーの工場とは規模があまりにも違いすぎた。私はただただそのスケール感に圧倒され、日本企業がジェット機製造を事業化することなどまったく思いもよらずに帰国した。だがボーイングの工場で組み立てられていたパーツは多くは紛れもなくメード・イン・ジャパンであり、その時すでに、日本企業なしにボーイングなしというのが現実だった。
つまり日の丸ジェットを飛ばす技術の集積は十分だということだ。問題は下請け根性からの脱却だった。世界屈指のハイテク技術と正確無比な部品の数々。その気になればいつでも日の丸ジェットを世に送り出す技術は十二分にあったが、「航空機を自ら作る」という強い意思を日本は欠いていた。商売は技術だけで決まるものではな
い。魅力的な製品と果敢なマーケティング戦略とあくなきコストダウンの継続なし、寡占化した世界のジェット機市場に殴りこむことなど不可能だからだ。
三菱重工の「MRJ」の事業化が正式決定した背景には「YS―11」の開発や販売に携わった世代の執念がある。いまやらなかったら、日本は永遠に国産ジェットを作ることができなくなるという強烈な危機感だ。三菱重工の西岡会長はそんな世代の象徴でもある。
日の丸ジェットビジネスを採算に乗せていくのは至難の業で、三菱重工にとってもこれからが正念場だが、とにもかくにもスタートしなければ何も始まらない。今後に期待したい。
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ポッドキャスティング-木村 剛が斬る!
今週のテーマ:「パンダより物価高を考えよ」
5月14日、日本銀行が発表した国内企業物価指数が14年ぶりの高水準となった。
原材料の高騰による物価高はとどまる様子がない。
高齢化社会における物価高は悪であり、福田政権はそういう話をすべきなのだ。
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2008 05 17 [13. フィナンシャル ジャパン] | 固定リンク
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納得してしまう。
これから、友達に友情の印として、自宅に遊びに来ても食事代とってやろうっと!
中国って、友情の印に金取るということだ。
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