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2008.05.03
[フィナンシャル ジャパン] 洗練されつつある巨大財閥たち
[フィナンシャル ジャパン5月号] 特集 ロシア経済丸かじり
ロシアを読み解くキーワード EPOCH
ロシアの「O」にはいささか不気味な影が差す。オリガルヒ(Олигархи)がそれだ。
彼らは一時期政治にも口を出す勢いだった。08年版米「フォーブス」誌の長者番付ではロシアの富豪がランクイン、力の程を見せつけたがーー。
エネルギー強者たちの興亡
「オリガルヒ」とは、一般的に〝新興企業家〟を指すとされ、莫大な富を持つ。彼らは90年代、エリツィン大統領による国有資産民営化の過程で富を築き、石油会社、銀行、マスコミを独占的に支配した。「フォーブス」誌が3月5日に発表した2008年版長者番付の25位まで見ると、ロシアから6人が入っている。そのうちのトップ(全体では9位)はオレグ・デリパスカ(「ロシア・アルミニウム」社長)で資産は280億ドルに達する。また同2位(全体15位)はロマン・アブラモビッチ(石油会社「シブネフチ」など経営)は資産が235億ドルとなっている。このほかの富豪も資産は200億ドル前後だ。
資源エネルギー産業を牛耳るオリガルヒのなかにはプーチン大統領ら政府とも近い者もいる。その全貌を知る機会が少ないだけに、彼らの政治関与すらあるとなれば、怪しい印象も免れない。だが前出の大坪氏は、オリガルヒをめぐる現状を冷静に見る。「ロシアは資本主義が根付き始めて間もない国。日本でも、明治維新以後、政商・財閥が誕生した歴史がある。オリガルヒにしても問題を与したことはひとつの事実だ」
独占資本家たるオリガルヒが割拠する現実があろうとも、資本主義の歴史の浅い国に、今の段階では高い透明性は期待しない方がいいのかもしれない。
プーチンvsオリガルヒの構図
オリガルヒは誕生以来、外国資本との結びつきを強化し、政治にまで影響力を及ぼすようになった。これが政府の一部オリガルヒに対する強硬姿勢の引き金になった。
この動きをつくったのが、まさにプーチン大統領だった。彼は就任直後、オリガルヒに対して「政治には口を出すな。納税さえ行えば、過去の罪(国有資産の分捕り)は
問わない」と言って一種の〝手打ち〟を行ったとされる。
そして03年に石油会社「ユコス」の社長ミハイル・ホドルコフスキーが逮捕された(ユコス事件)。容疑は70億ドル以上の脱税。ホドルコフスキーはイラク攻撃の是非に関し、対米追従的な主張を行った。加えて「ユコス」と「シ
ブネフチ」の石油大手が2社合併後は、その株式の25%を米石油企業「エクソンモービル」などへの売却を目論んでいたとされる。これが彼の〝罪状〟となった。
以下、プーチン大統領が倒したオリガルヒと、彼に近いオリガルヒを紹介しよう。
ボリス・ベレゾフスキー
1946年生まれ。応用数学者から実業界入り。石油会社「シブネフチ」や航空会社「アエロフロート・ロシア航空」、テレビ・新聞をも保有する大財閥を築いた。故エリツィンと親しく政界にも関与。99年に下院議員に当選したものの、プーチンの政策に反対して00年辞職。以後はロンドンに在住。
ミハイル・ホドルコフスキー
1963年生まれ。石油会社「ユコス」の社長の地位にあって、自分の意のままに動く議員グループの設立を画策したとされる。03年逮捕され、現在はシベリアの刑務所で服役中。
ロマン・アブラモビッチ
1966年生まれ。事実上の創設者がベレゾフスキーである石油会社「シブネフチ」の民営化に参加、資産の基礎を作った。プーチン大統領と近い関係にあることで知られている。
三人目のアブラモビッチは、政治介入を拒むプーチン体制にうまく適合したオリガルヒの一例と言える。アブラモビッチは41歳。前出のオレグ・デリパスカも42歳だ。
この二人以外で「フォーブス」誌長者番付20位に入った他のロシア人富豪もみな40代前半と、メドベージェフ次期大統領の42歳も併せて考えると、その若さが際立つ。“成長”イメージにふさわしいとも言えよう。
* * *
“手打ち”後、生き残ったオリガルヒたちはいずれも〝政治不介入〟の立場にあると見てよい。
「プーチン大統領は、90年代に跳梁した彼らを骨抜きにした。エリツィン時代とは、すなわち彼らとマフィアの時代であり、無法ですらあった。オリガルヒは、私利のためなら国益も損なうほどの存在だった。ロンドンに亡命中のベレゾフスキーなどが典型だ。現在オリガルヒの政治関与はない。その勢力は国家のコントロール下に入っている」(前出のフェシュン氏)
資本主義勃興期に現れた彼らオリガルヒは、経済成長とともに、国家の求める国益実現に向け、より洗練された存在へと変貌を遂げつつあるのかもしれない。〝国賊〟を取り除かれた「O」は、世界企業に冠たる大企業として、存在感をさらに増していくに違いない。今後、富を積み上げ、いかにロシアという大国家を押し上げていくの
かが注目される。
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ポッドキャスティング-木村 剛が斬る!
今週のテーマ:「日銀はしっかり日本の現状を見よ」
日銀は4月30日午後、白川総裁になってから初の展望リポートを公表し、
2008年度の実質国内総生産(GDP成長率)の中央値を1.5%と予想、昨年10月の2.1%から下方修正した。
景気の現状については「減速している」と指摘し、その一番の要因は海外要因(サブプライムローン問題)によるもの
であるという。しかし、実際は日本の景気の悪さは海外の問題によるものではない。
国内の消費が良くないという現状をもっとしっかり捉えるべきだ。
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2008 05 03 [13. フィナンシャル ジャパン] | 固定リンク
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» 笑える 船場吉兆 食べ残し リサイクル ああっ、もったいない! [くまさんの自立 から]
牛肉の産地偽装問題や女将のこそこそ話で話題になった船場吉兆とは、まさに何でもありの節約をしていたというわけだ。
企業側からすれば もったいない と言うわけだが 客から見れば 残飯整理かと言うことになる。
それをうまいうまいと高い金を払って食べていたお客もお客だけれど、本当の味をもしかしたら知らない人々なのかもしれない。
人間なんて、思い込みで食べていることがたくさんある。
本当の味を知らない人間は、金額で評価するしかできない。
または ブランドでしか判断できないという、安易な評価基準しか... 続きを読む
受信 2008/05/03 10:33:19
» 日本企業の防衛策 [ある女子大教授の つぶやき から]
日本企業の防衛策
WSJは日本企業の防衛策を次のように批判している。外国からの投資や買収に扉をあけてきたはずであったが、ここのところ再び、日本は1980年代に米国の会社が使っていた乗っ取り防止のための毒薬の埃を払って使いだしている。それは同業者間での株式の持ち合いの復活や、政府まで参加して城壁のような要塞を築きだしているように見えると伝えている。
*WSJ:Wall Street Journal
... 続きを読む
受信 2008/05/03 11:20:31

















