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2008.09.14

[週刊!スモールビジネス] 日本こそクレジットクランチだ!

 [フィナンシャル ジャパン10月号] 400万社のホンネ 掲載 

 ついに来るべきものが来た、という感じだ。日本の景気は真っ逆さまに落ちて行きつつある。

 他言は無用だろう。日銀短観の景況感DIがすべてを物語っている。
 日銀短観は、中小企業に関しては、遅行指標の感が強いのだが、さらに一段と悪化して、「良い-悪い」が▲ 16%となった。これは、2004年3月以来の低い水準である。
 そういう中で、これまでは「良い」という回答が上回っていた中堅企業も、マイナスの世界に突入した。また、海外市場の伸長で好調を持続してきた大企業の景況感も怪しくなり始めた。そうなると、彼らのおこぼれにあずかっていた一部の中小企業にも、悪影響が及ぼされるから、さらに一段悪くなることを覚悟しておいたほうがいい。
 カバレッジの広い法人企業景気予測調査では、中小企業の景況感は、▲36・5%まで悪化した。全国中小企業団体中央会や全国商工会連合会のアンケートでは、▲60%台になっており、▲70%に届きそうな勢いで悪くなっているから、これはただごとではない。
 その背景にあるのは、売り上げの減少である。日本振興銀行の調査では、1年前は「増収」の企業のほうが「減収」の企業よりも7.3%も多かったのに、今では「減収」企業のほうが2.1%の差で多数派になっている。国民生活金融公庫のアンケートをみても、この6月にガクッと悪くなっている。
 こうなると採算も危うい。中小企業庁による中小企業景況調査では、坂道を転げ落ちるように、一本調子で悪化している。全国商工会連合会のアンケートでは、「好転-悪化」が▲70・4%と真っ暗な現状が浮かび上がってくる。
 ちなみに、日本振興銀行の調査では、「その月は黒字でしたか、赤字でしたか」という直截的な聞き方をしているのだが、「赤字」企業が「黒字」企業を上回るという状況が6カ月も続いている。なんとか耐え忍んでいる企業もかなり厳しい状況であるに違いない。
 こういう惨状なのだから、資金繰りも悪くなっていく一方だ。情報バイアスのかかりやすい日銀短観ですら、ジリジリと悪化しており、2004年4~6月の水準までタイト化してきた。全国商工会連合会のアンケートでは▲63・6%というから、資金繰りに困難をきたしていない小企業を見つけるほうが難しいという状況になってきた。
 世の中の報道をみると、いまだに「サブプライムローン問題で、米国はクレジットクランチが起こる」という話で持ち切りだが、事態は日本経済のほうが深刻だ。
 昨年12月末と今年3月末の貸出残高で比較してみよう。米国における不動産向けは、サブプライム問題真っ只中ではあるが、2.2%増えている。法人向けに至っては、3.5%も増えているのが実態だ。ヨーロッパでも、同時期に法人向けは3.6%増加している。
 それに対し、わが国の不動産貸出残高はほぼトントンで変わらないが、6月末に向かっては減少に転じたとみられている。法人貸し出しは1.0%の減少となっており、その傾向は強まっている。つまり、欧米よりも日本のほうが、貸し渋りが顕著なのである。
 それなのに、どうして米国のことばかりを心配しているのだろう。どうしてサブプライム問題ばかりを話題にするのだろう。日本人にとっては、日本における貸し渋り問題のほうがより重要なのに・・・。
 改造した福田内閣は、まずこの貸し渋りに対処するべきなのである。


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緊急シンポジウム
「自民党総裁選を斬る ~空気読めない候補者は去れ~」

【概要】
竹中平蔵氏をはじめとするチーム・ポリシーウォッチによるシンポジウム。

【スピーカー】
■チーム・ポリシーウォッチ
 ●竹中 平蔵(慶應義塾大学教授 / 経済学博士 )
 ●加藤  寛(嘉悦大学学長 / 慶應義塾大学名誉教授/ 千葉商科大学名誉学長 / 経済学博士)
 ●松原 聡(東洋大学経済学部総合政策学科教授 / 経済学博士)
 ●冨山 和彦(株式会社経営共創基盤代表取締役CEO)
 ●木村  剛(株式会社フィナンシャル代表取締役社長&CEO) chick
 ●野村 修也(中央大学法科大学院教授 / 森・濱田松本法律事務所客員弁護士)
 ●岸  博幸(慶應義塾大学教授)
■特別ゲスト
 ●本間 正明(関西社会経済研究所所長 / 近畿大世界経済研究所所長)

【募集要項】
日 時:9月15日(月)16:30~18:00
受講料:無料

詳細はこちらから>>>
http://webcas.mori.co.jp/mail/u/l?p=mMl9jtAvUy8Z
お申込みはこちらから>>>
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受信 2008/09/14 10:45:36

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