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2008.09.19
[ゴーログ]英国病ならぬ日本病を治癒せよ!
皆さん、こんにちは。木村剛です。「ある女子大教授のつぶやき」さんが「1980年代の英国は経済的に沈み込み、大英帝国の面影はいずこにと言われていた。これは英国病という言葉で表現されていた。そのころの日本は高度成長期が終わりに近づき、最後の打ち上げ花火のようなバブル景気へと上り詰めて行った」と指摘しています。
80年代の半ば頃には、1ポンドが限りなく1ドルに近づき、大挙して買い物客がNYからロンドンに押し掛けていた。しかしながら、ポンドも今や2ドルを超えて、円換算ではロンドンの地下鉄の初乗りは1000円を超えるポンド高にまでなっている。その英国を代表するエコノミスト誌では「どうして日本はこの10年間にわたり失敗ばかりしているのか」とからかわれる始末である。・・・ 日本の企業は10年前と比べれば経済的には健全な姿となってきているが、製造業を除いては依然として生産性は低く、輸出優先で国内消費をないがしろにしてきたので、国内でのデフレ状況を脱してはいない。その業績回復も非正規雇用者によって支えられている要素が大きく、新製品や新産業創出によるものとは考えられない。その上、霞ヶ関の企んでいる支配の構造強化のために、法律を改悪しているから、それによっての倒産企業は増大している。 世界のGDPに占める割合がこの10年で半分の9%にまで落ち込み、1人当たりのGDPもOECD加盟国30カ国中20位と低迷している。このままでは、GDP総額では世界第2の経済大国もすぐに中国やインドに抜かれて、経済3流国に転落してしまうことが目に見えている。もう一度、1945年8月15日の原点に立ち戻って、すなわちすべてをゼロに戻して、新たなるシステムを構築していく時が来ている。
すべてをゼロにするというのは、わが国の「官僚統治」を打破するということにほかなりません。今回問題となった事故米に関して「ある女子大教授のつぶやき」さんは、以下のように指摘しています。
1993年のウルグァイ・ラウンド農業合意で輸入することを義務付けられたミニマム・アクセス(MA)の輸入米で、1995年から毎年平均6万トン輸入してきた。これまでの総量は900万トン近くになる。この内、保管中に水に濡れて黴が出たり、検査で残留農薬が出たりしたのが事故米と呼ばれている。国は年間数回入札を行って、輸入業者からMA米を購入している。1トン当たり10万円だから、年間100億円近い税金が使われている。さらに、保管費や管理費などに年間200億円使われているという。・・・ これはどう見ても、農水省と民間企業との間での癒着が想定される事態であろう。MA米の保管は民間企業の倉庫であるが、農水省の窓口は全国食糧保管協会という天下り団体で、これに全国で600の倉庫会社が加盟させられている。 要するに保管するMA米が増えれば増えるほど、この協会に入る金が増える仕組みになっている。そもそも農薬で汚染された米を購入することがおかしなことであろう。どうやら輸入業者は無駄なコストを避けるために、農水省と合意の上、ベトナムや中国へ返還せずに、事故米として専門業者へ払い下げるという仕組みのようだ。 かくして汚染米を食品業へ流すルートが密かに出来上がっていたようだ。税金を食い物にしてきた業者も許せないが、このようなことを未然に防げなかった農水省の甘い管理も絶対に許すことはできない。もう一つに疑問は、なぜこの時期に公表したかであるが・・・消費者庁を発足させる口実とも使われる。厚生労働省に続いて、農林水産省も天下り団体も含めて、たたけばいくらでも埃が出てくる役所であろう。
本当にムカつきますよね。日本病(=官僚統治による諸問題)を解決してくれる日本国のリーダーは出てくるのでしょうか。心配になってきます。
2008 09 19 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク
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