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2008.10.11

[フィナンシャル ジャパン] 経済理論で現実の経済を読む

『フィナンシャル ジャパン』
投資戦略基本講座のお誘い 第5回経済理論で現実の経済を読む

「経済理論」マスター検定問題
Q1  (   )に当てはまる語句は何か。

お札の発行高は、日本銀行の財務諸表では( A )となります。
❶資産  ❷負債  ❸資本

Q2 (   )に当てはまる語句は何か。

経済原則で考えると、物価高になると金利は( B )しすい。
❶上昇  ❷下落

Q3  (   )に当てはまる語句は何か。

経済原則で考えると、物価高になると為替は( C )に動きやすい。
❶円高  ❷円安


回答と解説

Q1
❷負債
日本銀行券は、日銀の借用証書です。日本銀行にとって、お札を発行することは負債をすることになります。

Q2
❶上昇
物価高となると、早く資産を購入した方が有利になります。そのため、資金を借りて購入する人が増え、おカネ
を借りる費用である金利は上昇します。

Q3
❷円安
物価高が進むと、企業は海外から安い価格のものを輸入しようとします。多くの企業が輸入代金を手当てする
と、円安ドル高に働きます。物価安ということは通貨の価値が下がっているとも言えます。


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「経済事象に関する10原則」

金利
第1 原則 「景気がいい=高金利」 「景気が悪い=低金利」
第2 原則「おカネが少ない=高金利」 「おカネが多い=低金利」

株価
第1 原則「景気がいい=株高」  「景気が悪い=株安」
第2 原則「低金利=株高」  「高金利=株安」

物価
第1 原則「景気がいい=物価高」 「景気が悪い=物価安」
第2 原則「おカネが多い=物価高」 「おカネが少ない=物価安」
第3 原則「物価高=高金利」 「物価安=低金利」

為替
第1 原則「景気がいい=円高」 「景気が悪い=円安」
第3 原則「物価安=円高」 「物価高=円安」

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経済理論は役に立つのか

―― 株式投資で利益を上げるためには、経済理論は必要ですか?
 株式は、経済環境の変化を受けて上下します。経済理論を知っていると、経済環境の変化を理解することができますので、株式投資にもメリットがあります。
 株価は毎日動きますが、経済の状況は毎日変わるわけではありませんよね。経済環境の変化で毎日の株価の動きは説明できません。ですから、デイトレードのような短期の売買では経済理論は役に立ちません。しかし、中長期的には、株価は経済環境の変化の影響を受けて動いています。

―― どのような理論を知っておくとよいでしょうか。
 右の表にまとめてある、「10の原則」を覚えておけば十分でしょう。細かい理論は必要ありません。「このような状態の時には、このように作用する」ということを理解しておけばよいのです。例えば、株価に関する第一原則
は「景気がいい=株高」「景気が悪い=株安」というものです。実際はどうなっているかを見てみましょう。下の図は、景気の状況を示す鉱工業生産指数と日経平均株価の推移を比較したものです。変化のタイミングや変動幅の違いはありますが、概ね同じ方向に動いていることが見て取れます。景気の良し悪しが株価の動きを予想す
る判断材料の一つとなるのがわかります。

―― では、この「10の原則」を覚えておけば、株価の動きが予想できますね。
 必ずしも、予想できるとは限りません。下のグラフでも、鉱工業生産指数と株価の動きが全く同じではありませんね。
 また、「10の原則」には矛盾することが含まれています。例えば、株価に関する第二原則は「低金利=株高」「高金利=株安」となっています。さらに、金利に関する第一原則は「景気がいい=高金利」「景気が悪い=低金利」です。この二つをあわせて考えると、「景気がいい=株安」「景気が悪い=株高」と考えてしまうことになりかねません。
 その時その時によって、作用する「原則」が違ってきます。また、強く作用するものも、弱いものもあります。現実の経済はさまざまな状況の影響を受けて動きますので、いろいろな要素を加味しながら、総合的に判断することが大切です。経済理論がそのまま現実の経済にあてはまるわけではありませんが、基本的な原則を理解して
おくと、経済の流れが読みやすくなります。


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金融危機と投資戦略

10/8の日経平均は前夜のNYダウの下落をうけて952円58銭安の9203円32銭となり、
下落率-9.34%と1986年のブラック・マンデー、1963年のスターリン暴落につぐ史上三番目の下げを記録した。
これは1929年の大恐慌以来、最悪の金融危機の到来なのか。個人投資家はどうすればよいのか。

http://www.financialjapan.co.jp/podwmv/081009/081009mag_kiki.html

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