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2008.11.16

[入山メモ] 大航海時代がやってきた(病気編その2)

こんにちは。フィナンシャルクラブ株式会社の入山です。
フィナンシャルクラブはライブでインタラクティブな情報を提供しこれを実現するものであります。
さて今回の話は・・・

 話は昭和22年、終戦直後より始まります。私は虚弱児で病弱でした。幼児期にあまり外で遊んだ記憶がありません。同時に家業の関係で(いずれお話します)子供らしい遊びができませんでした。
 小学校入学は終戦直後の為、先生方の中に帝国軍人さんが多数おられました。その中の一人が熊沢先生。
 教育とは程遠い小学校生活でした。軍事教練と堂々と名乗り、体育祭の練習と称して校庭を縦列隊の行進を何度も何度もさせられたり(死の行進)、廊下の雑巾がけを甲板掃除と称して厳しい指導を受けました。また先生は竹刀を持ち、当然の様に体罰が行われていました。
 とても虚弱児が学ぶ環境ではなく、私は自衛本能で登校拒否になりました。朝になると37度を超える熱が出る、夕方になると熱が下がるということを繰り返した日々。
 小学校4年生では年間150日ぐらい休むことになり、また背骨が湾曲している為、体全体のバランスを崩した辛い思い出があります。
 以後病気を治し、また病気になることの繰り返しで9歳から60年近くの病歴となった次第です。
 私と同じように苦しんでいる子供たちが今もいます。(今の時代いじめは友達が多いようだが、昔は学校の先生がいじめていたとの記憶が残っています)   
 その頃は自分の力ではなんともならないものは、精神力で自分を変えていくしかないと感じました。当時は一生懸命本を読んだり、叔母が読んでくれる物語に耳を傾けたり、独学で勉強をしていました。登校拒否とはいえ進級の為に試験には出なくてはいけません。独学が効を奏したのか成績はトップでした。学校に来ないのに頭がいいと先生は面白くない様でいじめを受けました。そのいじめに耐えに耐えて5年生に進級し、担任が変わると今までの登校拒否が驚くほど消えてしまいました。
 今このようないじめにあっている子供たちにこう言いたいのです。とにかく前向きに立向かっていきましょう。自分のできることを見出していこうと。
 自分ができることはベストを尽くし、できないことは周りの人にサポートしてもらうことが大切な事だと考えます。様々な事に打ち勝つ為にはみんなと比べて「負けない」というものをつくっていく以外ないと思います。その当時の私には勉強をするしかなかったのです。自分で努力し、みんなの場に出てやっていく勇気をだす以外はなかった訳です。
 自慢話になってしまいますが、勉強ができ運動神経が抜群でしたので、病気がちながら人気者でした。走らせれば足は速い、学業成績もトップでした。突如として現われて良い成績を収めていく、摩訶不思議な生徒でした。
 小学校6年一学期の時に友人達が生徒会長に推薦、本人が知らない間に立候補。そして本人不在のまま生徒会会長に当選してしまいました。こうしてかろうじて小学校卒業することとなります。
 その時に「いじめの先生」から「よく卒業できたな」と言われたことは忘れられませんでした。
 
 中学校に入り生活は一変します。私の中で大変な大転換が起こりました。そのきっかけはスポーツでした。中学校で自分の過去を語ることもなく新たな気分で、課外授業のバレーボールを選びました。すぐにレギュラーになれそうなスポーツだからという理由です。
 このお話は、次週にしましょう。
 ただ、この話の深淵はフィナンシャルクラブでお話ししたいと思っております。     つづく
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●入山利彦 プロフィール
1942年9月3日生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業後、1965年三菱商事株式会社入社。1986年金融子会社のエム・シー・ファイナンス代表取締役に就任し、バブル期に9000億円まで運用したが、1993年3月決算期で三菱商事は、財テク失敗により680億円の特別損失を計上し、エム・シー・ファイナンス代表取締役社長として280億円を肩代わりする。1998年~2003年に三菱商事のアドバイザーであったKFi (現:フィナンシャル)代表取締役社長、木村剛による理論を取り入れ実践し、荒波を乗り越える。
2008年6月30日まで三菱商事株式会社顧問として就任していた事に、失われた10年の謎の答えを見出す。数々の会社役員に兼任し、なお現在も抜群な発想力と決断力を持ち、常に戦略的に行動し各分野で手腕を振っている。
激動を繰り返す歴史で得た経験で最も伝えいきたいことはリスクマネージメントの大切さであると確信し、日本の金融について発展的なことがしたいという強い思いから、フィナンシャルクラブ株式会社代表取締役社長に就任。

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