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2008.12.06
[入山メモ]旅の道くさ編 終戦秘話「吉田茂元外務大臣―昭和20年9月7日の訓電」前編
こんにちは。フィナンシャルクラブ株式会社の入山です。
フィナンシャルクラブとは、木村剛が理事長となり金融・経済のナレッジ(木村ノートと私は呼んでおり、知りたくなるような情報が満載です。勉強すればお得な話が直に聞けます)を提供し、私がこれを草の根運動として広く普及させる役割を担うものです。
さて先週お話した「アメーバ赤痢」を始め、生きるか死ぬかの10年間(昭和48年~58年)を過ごした訳ですが、私だけではなく我が子の病気との闘いでもありました。仕事の方では、昭和48年の第一次オイルショックから激動の時代が続いておりました。
この10年間、会社の浮沈をかけて荒波の中、必要な金融を確保する為に必死の思いで働きました。
必死に働いた事と、病気が次から次へと襲ってきた事とは無縁ではありません。私が1942年9月3日に生まれてから1973年までの30年間の忘れられない物語があるのですが、この話はいずれ別の編で語ることといたしましょう。さて、本題に入ります。亡き父が、国を相手に昭和20年9月の貸し金を返還してもらう訴訟を起こし、昭和57年最高裁で敗訴となりました。私は相続人として訴訟の行く末を考えた結果、判決を受け止め敗れました。
この事例は、Financial Japan(2006年10月号)に掲載されています。
あらましは、昭和20年9月当時の外務大臣吉田茂氏(現麻生総理の祖父にあたる)の訓電に基づき中国の在外公館が、中日在留邦人の救済のために企業に資金提出を呼びかけたことに始まります。亡父は工場等財産を中国人に売却し当時のお金で約1,200万円の預金がありましたが、全額を青島総領事に提供、借用書を貰って1947年に帰国しました。
故郷の市を通じ国に返還請求をしましたが「債務不存在」として最高裁判決により却下されたのであります。
判決は、
●在外公館等の債務は1952年の法律により50,000円で打ち切る。
●吉田茂外務大臣には借用権限が無く、閣議決定されていない。
つまり、国は借りていないのであるというものでした。
明日につづく・・・
●入山利彦 プロフィール
1942年9月3日生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業後、1965年三菱商事株式会社入社。1986年金融子会社のエム・シー・ファイナンス代表取締役に就任し、バブル期に9000億円まで運用したが、1993年3月決算期で三菱商事は、財テク失敗により680億円の特別損失を計上し、エム・シー・ファイナンス代表取締役社長として280億円を肩代わりする。1998年~2003年に三菱商事のアドバイザーであったKFi (現:フィナンシャル)代表取締役社長、木村剛による理論を取り入れ実践し、荒波を乗り越える。
2008年6月30日まで三菱商事株式会社顧問として就任していた事に、失われた10年の謎の答えを見出す。数々の会社役員に兼任し、なお現在も抜群な発想力と決断力を持ち、常に戦略的に行動し各分野で手腕を振っている。
激動を繰り返す歴史で得た経験で最も伝えいきたいことはリスクマネージメントの大切さであると確信し、日本の金融について発展的なことがしたいという強い思いから、フィナンシャルクラブ株式会社代表取締役社長に就任。
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