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2009.03.31

[ゴーログ]前田建設工業も強制調査すべき???

 皆さん、こんにちは。木村剛です。昨日のゴーログにおいて、小沢氏の秘書が政治資金規正法で起訴されたことについて触れましたが、 「【ネットEYE】新『もりもり』の『今』を読むブログ」さんも、この事件については、一家言あるようです。

民主党代表小沢一郎氏の公設秘書大久保隆規氏が、西松建設からのヤミ?献金を巡る、政治資金規正法違反で逮捕された事件では、とうとう、大久保隆規秘書は、起訴されるに至り、小沢一郎代表は、役員会で了承のうえ、代表続投を表明しました。・・・「闇の支配者」がヤクニンが、自分達の利権を守ろうと、必死の攻勢です。だいたい、小沢一郎代表が、会見で指摘する通り、「異例づくめ」の展開です。「政治資金規正法」の虚偽記載という、いわば「形式犯」で、秘書を逮捕、起訴することも、異例ですけど、東京地検特捜部の、佐久間達哉特捜部長、谷川恒太次席検事がお出ましして、わざわざ記者会見し、事情説明するというのも、異例中の異例で、逆に、「自信のなさ」を、浮き彫りにしてますね…。谷川恒太次席検事は、この事件を「悪質な事案」と断じてますが、オイオイ、もっと巨悪はあるやろ~という感じです。 

しかも、ここのところマスコミ各紙も、「検察リーク情報」垂れ流しですが、その中でも、極めつけは、「西松建設の受注、東北で突出」と報じた読売新聞。あたかも、小沢一郎代表の影響力で、西松建設が東北で受注をしていると読めてしまうのですが、実は、建設業界では、西松建設より下位の、前田建設工業が、東北地区ダントツ1位なんです…。東京地検特捜部さんよ~、そんなら、前田建設工業も強制捜査しろや~。前田建設工業も、巨額脱税や入札談合などいろいろありまっせ~。自民党にも、ぎょうさん政治献金しておりますよ~。・・・しかも、「収賄とか談合が視野に」とか言っても、小沢一郎代表は、大臣でもなく、知事や市町村長でもない、「野党の党首」です…。これまで捕まった大物は、宮城県知事とか、茨城県知事、和歌山県知事、建設大臣とか、道路公団副総裁とか、明らかに「職務権限」がありました…。それに、公共事業も大型案件は、今や、ほとんど一般競争入札、予定価格も事前公表、どう考えても、ムリ筋でしょう…。それでも、ヤクニン検察は、「正義」を振りかざして、その実、自分達を守るために、国民の血税を使って、「国策捜査」をやるんだから、やりきれませんなあ…。

 私は、前田建設工業のことは詳しく存じ上げませんが、もしも、「西松建設より下位の、前田建設工業が、東北地区ダントツ1位」なのであれば、そちらのほうも捜査しないと公平な捜査とは言えませんよね。ということで、昨日のコメントを繰り返しておくことにしましょう。
 はてさて、日本の検察は一部の人物を狙って「テロ」を行ったのでしょうか。それとも、公正な法律の適用をすべての関係者に行おうとしているのでしょうか。その答えは、今後の検察の動きで決まってきます。注視しましょう。


2009 03 31 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック

2009.03.30

[ゴーログ] 小沢事件は検察のテロなのか???

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「momo’s notes」さんが、「小沢氏の秘書が政治資金規正法で起訴された。結局本丸である小沢氏には入り込めず、狙った展開にはしきれなかったようだが、この起訴後の展開が事始めにつながることになるだろう」と指摘しています。

今回の起訴は「収賄」ではなく「政治資金規正法」。これに問われるのであれば、同様に献金を受けている自民党議員にも問題がある可能性は極めて高い。ならば、起訴で一段階ついたのだから、しっかりとそちらに手をつけるべきなのだ。本当は証拠隠滅を防ぐためにも同時捜査をするべき問題なのだが、世論に焦った検察は矢立として二階氏一人を立てて、それ以降何も情報が出てこない(報道もされていない)。これで他の案件について、検察がスルーした。もしくは個々の時効によって片付けたとすれば、それは「検察は何らかの意図にそって小沢氏だけを起訴した」と受け取ってかまわないと思う。・・・検察が恣意的に小沢氏のみを標的とした・・・ということです。私は検察は権力を持ちすぎている(独自で捜査・逮捕・起訴できる最強の権限機関)と感じているわけで、その権限の代わりに自らを律して活動することが必要なわけですが、今の検察にはどうにもそういうところは見られない・・・。

 私は、小沢一郎・民主党代表を支持しているわけではないのですが、今回の立件に対しては素直に無理筋を感じます。少なくとも、同じことをしていた政治家については、同様の対処をしなければ、「政権交代を間近にした小沢氏を狙った」という見方を払拭することはできないでしょう。冷静な分析で知られる「ある女子大教授のつぶやき」さんも、「東京地検特捜部の苦悩」というタイトルで、以下のように述べておられます。
 

建設会社から直接に献金を受けたのではなく、政治団体からの献金として法律通りの処理が行われている事実は確かである。表面上、何ら違法性は見当たらない。これが違反とすると、国会議員の70%は法律に反していることになってしまう。すべてを起訴することはできないから、右代表で今回の逮捕劇が行われたようだ。・・・このような事件で、特捜部の部長と次席が首を揃えてあえて記者会見したことに、検察の苦悩が表れている。政治資金規正法について「政治資金をめぐる癒着や腐敗の防止のため、政治団体の収支の公開を通じて、政治とカネの問題を国民の不断の監視と批判のもとに置くことを目的とした、議会制民主主義の根幹をなすべき法律」と意義を述べ、異例の教科書的な解説をしている。検察がそのように大上段に構えるほどの法律とは思えない。何故ならば、抜け道がいくらでもあるからだ。さらに「われわれが政治的意図をもって捜査することはありえない」とわざわざ断言したことにも、そうせざる負えない事情を感ずることができきる。逮捕の前に首相と検察首脳が接触したとか、元警察庁長官である官房副長官が仕組んだものとかいう噂を消し去ることはできない。確かに、自民党に捜査が及ぶと、内閣は崩壊の危機にさらされてしまう。それは国としては望まないことであろう。

 このブログの中で、「ある女子大教授のつぶやき」さんは、地検出身でコンプライアンス専門家として八面六臂の活躍をしておられる郷原信郎氏のコラムを紹介していますが、郷原氏は、傾聴に値する意見を発信し続けている数少ない法律専門家でもあります。
 その郷原氏が、今回の事件に関して、「今回の捜査による影響が日本の政治状況や、世論の形成に重大な影響を与える結果が生じた場合、それは、1つの司法行政機関によって、国や社会に対して一種の『テロ』が行われたのに近い効果を生じさせたということになろう」と指摘していることは気になります。
 はてさて、日本の検察は一部の人物を狙って「テロ」を行ったのでしょうか。それとも、公正な法律の適用をすべての関係者に行おうとしているのでしょうか。その答えは、今後の検察の動きで決まってきます。注視しましょう。

2009 03 30 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック

2009.03.29

大航海時代がやってきた 病気編その33 ~危機管理 世紀のスキャンダル闇の社会との壮絶な戦い~ 《パチンコカード偽造・変造事件 その5》 ●お知らせ●ブログ読者をイベント無料ご招待いたします。詳しくはブログの最後へ!

 こんにちは。フィナンシャルクラブ株式会社の入山です。さて、昨日の話しの続きをしましょう。
 これは、ドラマでも小説でもなく本当に起こった話しです。究極の危機管理だと思うので、あえて話しをしましょう。

 1996年9月30日、10月1日、そして10月30日の3日間で合計7回怪電話にみまわれました。当日、会社で受話器をとった瞬間、異様な声がしたのです。とっさに保存メッセージ機能のボタンを押しました。いずれも怪電話でしたが、最後のものは脅迫電話に類するものでした。
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 早速、関係者と相談し被害届を出すとともに、録音内容の分析、身辺保護を行い、内外に万全の対策をとりました。自宅に防犯カメラが設置され、警備して頂くことになりました。2年も続くことになり、家族のストレスは計り知れないものだったと思いますが、この間にも心当たりのない郵便物が何度か来ました。
 しかし、何事もなく1998年を迎え、会社も私も危機を脱し、関係者の尽力の甲斐あり、全て無事に収束が図れたことは本当に良かったと思います。改めて感謝の意を表したいと思います。
 ただし、この間一人での行動は止め、全て複数にて移動したり、常時自分の証明が可能なようにしたり、また、通勤途上は弁護士の指導を頂き、経路を変えたり、後を振り向いたり、また、乗り物では細心の注意を払ったものでした。私のみならず私の仕事の仲間にも及ぶこともあり、大変な心配と迷惑を、特に部下に及ぶこともありま
したので、深く陳謝しなければならないと、今でもあの一刻一刻が走馬灯の如く駆け巡り、心が痛むのです。
 あの時「まさか」ということも、今思い気付かされるのですが、これも無事終わったことと安堵しているのです。
しかし、私の健康は深く傷ついたものでした。1998年6月、役員に選任、内定頂き、まさに株主総会で承認を待つちょうど10日前のことでした。大変な病気が発症したのです。(次週に続く・・・)


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 ご愛読への感謝の意を込めまして、通常フィナンシャルクラブ会員のためのイベントに、ブログ読者の方々をご招待いたします。
 フィナンシャルクラブでは5月より「オープン講座」開講します。政治・経済・投資など幅広いテーマと講師陣で講演を行います。
 第1回目はフィナンシャルクラブ代表 入山利彦 テーマは「サブプライムローンの正体を推論する」です。今回お話しをする入山は三菱商事株式会社で長い間金融事業に携わり、現在も金融コンサルタントとして活躍しています。現在の国際的な金融不況の元兆と言われる「サブプライムローン問題」の正体を推論していきます。このお話しを通じて新しい世界の全体像、今後の行く末が見えてくるのではないでしょうか?
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●入山利彦 プロフィール
1942年9月3日生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業後、1965年三菱商事株式会社入社。1986年金融子会社のエム・シー・ファイナンス代表取締役に就任し、バブル期に9000億円まで運用したが、1993年3月決算期で三菱商事は、財テク失敗により680億円の特別損失を計上し、エム・シー・ファイナンス代表取締役社長として280億円を肩代わりする。1998年~2003年に三菱商事のアドバイザーであったKFi (現:フィナンシャル)代表取締役社長、木村剛による理論を取り入れ実践し、荒波を乗り越える。
2008年6月30日まで三菱商事株式会社顧問として就任していた事に、失われた10年の謎の答えを見出す。数々の会社役員に兼任し、なお現在も抜群な発想力と決断力を持ち、常に戦略的に行動し各分野で手腕を振っている。
激動を繰り返す歴史で得た経験で最も伝えいきたいことはリスクマネージメントの大切さであると確信し、日本の金融について発展的なことがしたいという強い思いから、フィナンシャルクラブ株式会社代表取締役社長に就任。


2009 03 29 [24. 入山メモ] | 固定リンク | トラックバック

2009.03.28

大航海時代がやってきた 病気編その32 ~危機管理 世紀のスキャンダル闇の社会との壮絶な戦い~ 《パチンコカード偽造・変造事件 その4》●お知らせ●ブログ読者をイベント無料ご招待いたします。詳しくはブログの最後へ!

 こんにちは。フィナンシャルクラブ株式会社の入山です。さて、先週の話しの続きをしましょう。
 不正防止の為、全社を挙げて対応することになりました。これには官公庁は元より業界挙げての「信頼」を賭けてのもので、当事者のカード会社は「社運」を賭け、出資者は「社会正義」を賭けての戦いでもありました。

 この間、何度も危機に直面し、メディアにも大々的に取り上げられ、これが為にパートナー間での亀裂が生じたことも多々あり、また、監督官庁より強い懸念の表明により、技術と営業そして経営が一丸となり犯罪と闘ったものでした。
 挫折を重ねながらも6ヶ月経った頃の夏には、一応の成果を見て収束に向いました。
 あの頃は、弁護士団も強力なメンバーがそれぞれの立場で分担して頂いた他、公認会計士事務所も困難ながらも意見書をまとめて頂いたのを想い出します。
 警察当局も威信をかけ、NTTデータも技術の面子をかけ、また、全員が面子も捨て、あらゆる対抗措置をとりました。
 私達は、見るもの聞くもの破天荒なものでしたが、トップから最前線に至るまで苦しい中、一糸乱れぬ行動をとったものでした。
 その様な時、徐々に落ち着きを取り戻し、異常データも納まり、巷では、不正カードや不正リコーダーが大量に放置され、不穏な空気が蔓延しているという情報が流れ、みんな緊張した日々を送っていました。
 私達にも、極めて的確で優秀な弁護士さんが専任でアドバイスをしてくれました。
 彼が私に注意を発したのは、「この様な時には、最も効果的なポストの人に対し警告を出すことがある。それには、上下、左右から見たら幹部であり、カード会社の役員を兼ねている貴方だと思う」とのことでした。(明日に続く・・・)

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 フィナンシャルクラブでは5月より「オープン講座」開講します。政治・経済・投資など幅広いテーマと講師陣で講演を行います。
 第1回目はフィナンシャルクラブ代表 入山利彦 テーマは「サブプライムローンの正体を推論する」です。今回お話しをする入山は三菱商事株式会社で長い間金融事業に携わり、現在も金融コンサルタントとして活躍しています。現在の国際的な金融不況の元兆と言われる「サブプライムローン問題」の正体を推論していきます。このお話しを通じて新しい世界の全体像、今後の行く末が見えてくるのではないでしょうか?
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●入山利彦 プロフィール
1942年9月3日生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業後、1965年三菱商事株式会社入社。1986年金融子会社のエム・シー・ファイナンス代表取締役に就任し、バブル期に9000億円まで運用したが、1993年3月決算期で三菱商事は、財テク失敗により680億円の特別損失を計上し、エム・シー・ファイナンス代表取締役社長として280億円を肩代わりする。1998年~2003年に三菱商事のアドバイザーであったKFi (現:フィナンシャル)代表取締役社長、木村剛による理論を取り入れ実践し、荒波を乗り越える。
2008年6月30日まで三菱商事株式会社顧問として就任していた事に、失われた10年の謎の答えを見出す。数々の会社役員に兼任し、なお現在も抜群な発想力と決断力を持ち、常に戦略的に行動し各分野で手腕を振っている。
激動を繰り返す歴史で得た経験で最も伝えいきたいことはリスクマネージメントの大切さであると確信し、日本の金融について発展的なことがしたいという強い思いから、フィナンシャルクラブ株式会社代表取締役社長に就任。


2009 03 28 [24. 入山メモ] | 固定リンク | トラックバック

2009.03.27

[ゴーログ] ニッポンが最悪なんです!?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「【ネットEYE】新『もりもり』の『今』を読むブログ」さんが、「国際通貨基金(IMF)が、3月19日に、先週、ロンドンで開催された『G20』の資料を公開した」と教えてくれました。

それによると、2009年の世界全体の経済成長率(予測)は、マイナス0.5~1.0% 2009年の米国の経済成長率はマイナス2.6%、2009年のEUの経済成長率はマイナス3.2%、そして日本の2009年の経済成長率はマイナス5.8%です…。これって、日本が、世界で一番、深刻なのかも…。でも、政局は混迷だし、ヤクニンは暗躍するし、日本国民って、のん気なのかも…。しかも、2010年の予測では、 米国  プラス0.2% EU  プラス0.1%  日本 マイナス0.2% と、日本だけ、「3年連続マイナス成長決定!?」です…。麻生さんも、小沢さんも、グダグダやってる場合じゃないでしょ~。「ニッポンが最悪」じゃないですか! でもって、いつも「トゥーリトル、トゥーレイト」なんですよ! ていうか、余計なことばかりやってるんですよ! 「経済対策」にかこつけて、「ヤクニンのメシの種」を作るのはヤメロ! そういうことです…。本来なら、米国のように過剰消費でもない、米国ほど産業も空洞化していない、エネルギー効率もよく、社会も安定している、ニッポンが、なぜこれほど落ち込むのか…。それは、まあ、今までのブログに書いた通りです…。とはいえ、「ヤクニンがダメだ!」と言ったところで、チョイ悪オヤジのところに、仕事が来るわけではありませんので、マジメに働いております。

 そうなんです。日本経済の方が深刻な部分があるんです。それは、単に世界経済の落ち込みで輸出がダメになるなどという問題ではなくて、日本の政策や構造に問題があるんです。その正体を知りたい方は、「【ネットEYE】新『もりもり』の『今』を読むブログ」さんのブログを熟読してください。その理由がよくわかると思います。

2009 03 27 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック

2009.03.26

[ゴーログ] 傲慢な自民vs失望の民主

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「くまさんの自立」さんが「毎日新聞の自民党イメージ調査では『傲慢』が72%とあった。民主党に対する調査では、『民主に失望』が50%から60%に上昇」と書いています。

お互いに政党政治の足を引っ張っているように感じる。今回の東京地検特捜部の小澤代表の秘書逮捕によるイメージダウンは大きい。・・・それにしても自民党政治に対するイメージでは「傲慢」ぼくも同感だ。・・・政権与党、長くいるとよどんでくる。・・・解散総選挙のために担ぎ出した阿呆太郎も、解散権を行使することが本当にできなくなってきた。このまま行けば任期満了だ。・・・政治家の役割って、希望を作ってくれることが一つあると思うのだが、国会議員もそうだが、一体何をどうしてくれるのか具体策が全く伝わってこない。

 この国には何でもある。ただ「希望」だけがない・・・確か、村上龍の小説の主人公が日本という国に対して放った言葉だったでしょうか。傲慢なばかりで、希望の灯を照らしてくれない政治家ばかりがステージに立っている ―― 麻生政権になってから、そういう感覚が日増しに強くなってきているような感じがします。

2009 03 26 [11. 週刊!永田町] | 固定リンク | トラックバック

2009.03.25

[ゴーログ] 大衆薬の通販規制に反対しよう

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「貞子ちゃんの連れ連れ日記」さんが、「国会で薬事法が改悪されてしまいました。またしても、厚生労働省、やってくれましたね! 厚生労働省の高笑いが聞こえてきます」と書いています。

薬事法の改悪で、2009年6月1日から、わたし達は、大衆薬(ほとんどが家庭常備薬)の69%が、ネットや通販やカタログ販売で買えなくなってしまいます。・・・厚生労働省が庶民の健康を守ることに全く関心がないことは、たいていの日本人なら薄々気が付いていることです。・・・彼らの関心は、ひとえに、自らの省益と天下り策の増強なのです!・・・今回の薬事法改悪によって、厚生労働省と厚生労働族は、多くの天下り策を確保増強したことでしょう。・・・厚生労働族の高笑いが聞こえてきます。・・・今回の薬事法改悪でネットなどを使って購入できなくなる薬・・・のほとんどが、いわゆる「副作用のほとんど無い、まさかのときの家庭常備薬」です。たとえば、具体的には、ルルやパブロンなどの風邪薬、胃腸薬、ムヒなどの塗り薬、対面で買うのはちょっと恥ずかしいコーラックなどの便秘薬や妊娠検査薬、さらには、とてもじゃないけど対面で買うには穴があったら入りたいような水虫の塗り薬やインキンの塗り薬などなど・・・ 副作用のない薬はこの世にはありません。それだったら、規制強化などしないで、「この世には副作用のない薬はほとんどありません」「本来、薬とは毒を薄めて造ったものだから、使用上の注意書きはよく読んで使用してください」という情報を繰り返し繰り返し流せばよい話なのです。そして、こういった基本動作をないがしろにして販売している業者を、非通販・通販の関係なく厳しく取り締まればよいことです。・・・こういった基本的なことをないがしろにして、これら大衆薬の通信販売だけを規制強化したら、得をするのは厚生労働族と厚生労働省だけです。・・・日本チェーンドラッグ協会などに加盟しているような大手ドラックストアは、今回の薬事法改悪で、マーケットシェアが伸びて、まさしくホクホクでしょう。・・・厚生労働省も公労族も天下り利権が強化・増強できて、まさしくホクホクでしょう。・・・こういった「行き過ぎた規制」を強化すればするほど、規制の網からこぼれ落ちてしまう人々・・・は、ますます悲惨な窮地に追い詰められてゆくことになるのです。・・・

 今回の大衆薬に関するインターネット販売に対する規制は、まったくのナンセンスです。しかし、それでも、規制が通ってしまう怖さ。本当に日本という国は、役人のために、亡国の方向に向かっていることを感じさせます。「ある女子大教授のつぶやき」さんも「手軽にネットで薬が購入できることで、多くの国民がその便益を共有できたはずである。これまでにも多くの薬害問題を引き起こしてきた厚生労働省は『ネットなどの通信販売では、消費者保護の観点から消費者の安全性を担保できない』と臆面もなく言う。この規制で得をするのは多くの天下り法人を温存することに成功した厚生労働官僚たちである」と述べていますが、この程度の明らかな主張が通らないのが日本と言う官僚統制国家の恐ろしさなんですね。

厚生労働省によれば、「ネットなどの通信販売では、消費者保護の観点から、消費者の安全性を担保できない」とのこと。薬害エイズやC型肝炎事件を引き起こした厚生労働省と厚生労働族に、そんなことを「いけしゃ~~しゃ~~~」と言われたくないですね!!! そこで、三木谷社長をはじめ、楽天グループが全社をあげて、このような「行き過ぎた規制強化の動き」に対抗して「反対のネット署名運動」を立ち上げてたのです!!!・・・3月12日現在、このネット上の署名運動に全国から集まった署名は、もう既に6万5千件。・・・この貞子ブログでも、愛読者の方々に、この「大衆薬の通販規制反対の署名運動」を呼び掛けます。愛読者の皆様、なにとぞなにとぞよろしきお願い申し上げます!!!・・・

 じつは、私もこの署名運動に参加しています。興味のある人は、是非、楽天が展開している「反対のネット署名運動」にご協力ください。お役人に期待しても、お役人は国民のためには働きません。お役人はお役人のために働いているのです。その暴挙を止めるためには、自ら声をあげて戦うしかないのです。

2009 03 25 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック

2009.03.24

[ゴーログ] やっぱり政治屋は信用されていない?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「ある女子大教授のつぶやき」さんが、麻生首相が、 株価対策などをテーマとした有識者会合において、「やっぱり株屋は信用されていない」と発言したことに対して、コメントしています。

政府は個人マネーを株式市場に呼び込むため、「貯蓄から投資へ」とのスローガンを掲げていたはずである。さらに首相は「株をやっていると、地方だと何となく怪しいと思われる」とまで発言している。企業経営をしていたことを何かと自慢話にしていた首相だったが、この発言では株式会社とか、資本主義経済とかまるで理解していないようにも受け取れる。株式取引を何かと怪しいものということでは、資本主義の根幹ガ崩れてしまう。あるいは、ご自分が経営者として、何かと株の取引について、あやしげで胡散臭いことをやっていたのではないだろうか。最近の発言を見ると、何だか特殊な言葉を使っているのも気になることである。「しのぎ」とか「みかじめ」とか、正直なところ管理人にも良く理解できない暴力団用語だという。こちらの方が、かなり胡散臭いことであろう。

 麻生首相は、株価を上げたいのでしょうか、それとも下げたいのでしょうか。首相の発言というのは、コストがかからない「経済政策」でもあるのですから、折角ならば有効に使えばいいのに、と思うのは私だけなんでしょうかねぇ。いずれにしても、政治屋の方がおっしゃることなので、あまり気にしても仕方ないのかもしれません。やっぱり、政治屋は信用されていませんから・・・。

2009 03 24 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック

2009.03.23

[ゴーログ] サマーズとガイトナーに言いたい!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「【ネットEYE】新『もりもり』の『今』を読むブログ」さんが「ちょっと耳を疑うニュースが飛び込んできましたね。あのAIGが、米連邦政府の過去の課税ミスを理由に、総額3億610万ドルの返還訴訟を起こしたそうです」と知らせてくれました。

「厚顔無恥」とは、このことでしょう・・・破たんして、17兆円の公的資金を注入された会社が、なおかつ、その公的資金から、幹部社員に160億円のボーナス払って、世間から非難囂々の最中に、やることでしょうか・・・ちなみに、AIGは、 A:arrogance 傲慢 I:incompetence 無能 G:greed 貪欲 の略じゃないかと、言われてるとか…。米国は、そのグローバルスタンダードを作り出すパワーとか、世襲議員でもない、40代のオバマ上院議員が、600億円もの草の根献金を集めて、大統領選挙に当選する、民主主義だとか、アップルだとか、マイクロソフトだとか、新しい企業が成長する、社会や市場の風土だとか、今回のAIG「ビッグボーナス」騒動でも、あっという間に、「90%課税法案」が成立する政治のスピードとか、見習うべき点は、多々あると思うんですけど、今回のAIGの行動に関しては、「狂った資本主義」としか、言いようがないですね…。

 それにしても、160億円ボーナスの件はお粗末でした。「契約で払わざるを得ない」としても、不払いで裁判を起こしてもらえばいいだけです。そのうちに、その会社が倒産してしまったら払えなくなるのですから、「なんでもあり」の米政府にしては、大甘の対処だったと思います。
 こんなものは、支払ってから四の五の言ってもどうしようもないわけで、米国当局の対応の甘さがにじみ出てきていますね。「失われた10年」のときには、日本の金融当局に対して、「サッサと処理しろ。ボケが!」となじり倒していたサマーズとガイトナーが、自ら処理する段になるとビビってなかなか決断しきれないのを見ていると、良くも悪くも経済政策というのは、最終的なところで、個人的な資質(中でも覚悟)が大事なんだなぁ、ということを感じさせられる今日この頃です。
 サマーズさんよぉ、ガイトナーさんよぉ、10年前には日本に対して、偉そうにのたまってたんだから、そろそろハラァくくって抜本的に処理しろや。いい加減にしないと、マーケットに喰い殺されちまうぞ! 米国に足りない政策は、日本のケースで言えば、2002年10月の「金融再生プログラム」だけなんだから、トットとやれや! そんなこともできねぇくせに、大言壮語吐いてんじゃねぇ!
 すいません。ちょっと感情がたかぶってしまい、汚い言葉になってしまいました。大変失礼をばいたしました。

2009 03 23 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック

2009.03.22

大航海時代がやってきた 病気編その31 ~危機管理 世紀のスキャンダル闇の社会との壮絶な戦い~《パチンコカード偽造・変造事件 その3》

 こんにちは。フィナンシャルクラブ株式会社の入山です。 ブログ愛読者限定でイベントへ無料ご招待いたします。詳しくはブログの最後をご覧下さい。

 さて、昨日の話しの続きをしましょう。事務局は80名で全社から集められました。また、カード会社も40名の弁護団を含め、全社一丸となって対応することになり、秘密裏に進めましたが、次第にマスメディアに取り上げられることになりました。

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私は更なる心労と共に、徹夜に次ぐ徹夜と事態の異常さと恐怖から6ヶ月経ち、体重が10kg落ちることとなり、ちょうど15年前のメキシコでの赤痢騒動を思い出すに充分なほど痩せてしまいました。
 当然ながら事実を把握し、原因の究明が進むにつれて、責任論が出て来ました。「技術だ、やれ営業だ、当局は何をしているのか・・・」
 果てしない論争となりましたが、「技術で対抗」と方針が定まったことにより、再発防止等が試行錯誤を積み重ねながらも徐々に効力を発揮し、収束に向かうことになりました。
 これに伴い、一体誰の責任なのかに議論が移り、結局は「当事者間でスタートの時に明確に役割を決めていなかったこと」と「ハイテクではなく、人力によるローテクが解決の決め手になった」こととなり、私のその後の経営に対する姿勢に決定的な教訓を残したのです。
 これは、①事実の確認 ②原因の究明 ③再発の防止 ④処分というもので、この前提にあるのは、スタート時の当事者間での取り決めがいかにトラブルの防止と円滑なる事業の運営に資するのかということでした。
 まさにこれが経営の危機管理の基本であると認識したのです。
 しかし、事態はこれに止まらず思わぬ方向に発展し、自らの安全を護らねばならないという事件が起こるとは思いもよりませんでした。(次週に続く・・・)



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●入山利彦 プロフィール
1942年9月3日生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業後、1965年三菱商事株式会社入社。1986年金融子会社のエム・シー・ファイナンス代表取締役に就任し、バブル期に9000億円まで運用したが、1993年3月決算期で三菱商事は、財テク失敗により680億円の特別損失を計上し、エム・シー・ファイナンス代表取締役社長として280億円を肩代わりする。1998年~2003年に三菱商事のアドバイザーであったKFi (現:フィナンシャル)代表取締役社長、木村剛による理論を取り入れ実践し、荒波を乗り越える。
2008年6月30日まで三菱商事株式会社顧問として就任していた事に、失われた10年の謎の答えを見出す。数々の会社役員に兼任し、なお現在も抜群な発想力と決断力を持ち、常に戦略的に行動し各分野で手腕を振っている。
激動を繰り返す歴史で得た経験で最も伝えいきたいことはリスクマネージメントの大切さであると確信し、日本の金融について発展的なことがしたいという強い思いから、フィナンシャルクラブ株式会社代表取締役社長に就任。

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フィナンシャルクラブ 『オープン講座』のご案内

【開催日時】 5月19日(火) 19時~20時30分
【会場】 九段下フィナンシャルビル8階 イベントスペース
       東京都千代田区飯田橋1-3-7九段下フィナンシャルビル  
【講師】 フィナンシャルクラブ株式会社 代表取締役社長 入山 利彦
【テーマ】 「サブプライムローンの正体を推論する」
【参加費】 1,000円 
     
ブログ閲覧者限定
「ブログを見た」と申込みした方 無料
申込受付:
フィナンシャルクラブ事務局 
TEL: 03-3239-7114
MAIL: info@financialclub.jp


2009 03 22 [24. 入山メモ] | 固定リンク | トラックバック

2009.03.21

[入山メモ] 大航海時代がやってきた 病気編その30 ~危機管理 世紀のスキャンダル闇の社会との壮絶な戦い~ 《パチンコカード偽造・変造事件 その2》

 こんにちは。フィナンシャルクラブ株式会社の入山です。 ブログ愛読者限定でイベントへ無料ご招待いたします。詳しくはブログの最後をご覧下さい。
 さて、先週の話しの続きをしましょう。私は平凡とは言えないまでも大企業に勤める普通のサラリーマンであり、市井の人(一市民)です。そこに降って沸いた小説の様な映画の様な本当の話しです。
 1996年正月に心配していたことが現実に起こってきました。

 パチンコホールのデータの異常値が大きくなったのです。対策は事実を把握することから始まり、それぞれのデータから統計をとり、割り出すことでした。
 システムを組み異常データを推定し、現場を押さえることでしたが、プリペイドカードシステム自体が、この事態を想定外としていたこともあり、作業は困難を極めました。ともかく事実の確認と原因の究明を行うことを優先したため、警察当局の捜査上の必要性から事態の推移を見守ることになりました。これが傷口を深くすることになってしまいました。
 やがて推定値の把握ができ、なんと1日に3億円の被害が発生し、1ヶ月で100億円を超えることになってしまったのです。

 ここで大失敗が起こってしまったのです。想定する桁数を超えたため、データ表示に誤りが起こり、最大単位の数が消えてしまうことになりました。なんと誤差が100億円単位となってしまったのです。結果として、被害額
を過少表示することになったのです。
 これはどんなシステムでも機械は人を選ばず、過ちは人によって起こるということで、最先端技術の信頼性を疑う以前の問題で挫折してしまいました。人には過ちがあり、機械は人を選ばないという教訓でありました。
この様な失敗を重ねて、経営上の大問題に発展していくのでした。
 その時、トップから「カード会社の監査役は何をやっていたのか」と厳しい指摘があり、またもや私は引責の際に立たされましたが、カード会社の監査役全員が署名した意見書をカード会社の役員会に提出し、「職務を全うしている」ことで納得してもらい、引責には至りませんでしたが、とてもつらい申し開きでありました。
 事態はどんどん深刻化しました。私はバブルの際の苦しい経験があるので、対策本部立ち上げを進言し、経営トップがメンバーとなり、私は事務局部長として最前線で指揮をとることになりました。
 その時の対策本部のトップに、バブル崩壊時の人事発令を出した尊敬する上司が就任したのです。
 バブル崩壊に際し、重大な決断を行ったメンバーと重なっていることとなり、本当に因果はめぐる、人生の綾を痛感し、「何がなんでも戦うのだ」という不退転の決意で臨むことになったのです。
(明日に続く・・・)



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●入山利彦 プロフィール
1942年9月3日生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業後、1965年三菱商事株式会社入社。1986年金融子会社のエム・シー・ファイナンス代表取締役に就任し、バブル期に9000億円まで運用したが、1993年3月決算期で三菱商事は、財テク失敗により680億円の特別損失を計上し、エム・シー・ファイナンス代表取締役社長として280億円を肩代わりする。1998年~2003年に三菱商事のアドバイザーであったKFi (現:フィナンシャル)代表取締役社長、木村剛による理論を取り入れ実践し、荒波を乗り越える。
2008年6月30日まで三菱商事株式会社顧問として就任していた事に、失われた10年の謎の答えを見出す。数々の会社役員に兼任し、なお現在も抜群な発想力と決断力を持ち、常に戦略的に行動し各分野で手腕を振っている。
激動を繰り返す歴史で得た経験で最も伝えいきたいことはリスクマネージメントの大切さであると確信し、日本の金融について発展的なことがしたいという強い思いから、フィナンシャルクラブ株式会社代表取締役社長に就任。

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 ご愛読への感謝の意を込めまして、通常フィナンシャルクラブ会員のためのイベントに、ブログ読者の方々をご招待いたします。
 フィナンシャルクラブでは5月より「オープン講座」開講します。政治・経済・投資など幅広いテーマと講師陣で講演を行います。
 第1回目はフィナンシャルクラブ代表 入山利彦 テーマは「サブプライムローンの正体を推論する」です。今回お話しをする入山は三菱商事株式会社で長い間金融事業に携わり、現在も金融コンサルタントとして活躍しています。現在の国際的な金融不況の元兆と言われる「サブプライムローン問題」の正体を推論していきます。このお話しを通じて新しい世界の全体像、今後の行く末が見えてくるのではないでしょうか?

フィナンシャルクラブ 『オープン講座』のご案内

【開催日時】 5月19日(火) 19時~20時30分
【会場】 九段下フィナンシャルビル8階 イベントスペース
       東京都千代田区飯田橋1-3-7九段下フィナンシャルビル  
【講師】 フィナンシャルクラブ株式会社 代表取締役社長 入山 利彦
【テーマ】 「サブプライムローンの正体を推論する」
【参加費】 1,000円 
     
ブログ閲覧者限定
「ブログを見た」と申込みした方 無料
申込受付:
フィナンシャルクラブ事務局 
TEL: 03-3239-7114
MAIL: info@financialclub.jp

2009 03 21 [24. 入山メモ] | 固定リンク | トラックバック

2009.03.20

[ゴーログ]EmployeeとEmployerの違い

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「忠如庵」さんが、ベストセラーでロングセラーでもある『金持ち父さん』シリーズについてコメントしています。

あの本は・・・一言でいえば、労働者(employed、self-employed)ではなく、資本家(business owner、investor)になれ、ということ。・・・人間は「労働者と資本家」に区分されるというのは、今にはじまったことでなく、産業革命以降の常識です。昔は、資本家はお金を出して工場を建てて、そこにやってくる工員が労働者という、とてもわかりやすい構図であり、故に、お金がない人はどう転んでも資本家にはなり得なかったのですが、情報化を経てビジネスのありようが多様化した昨今は、資本家になるハードルはもっと下がっている、極端にいえば、それは「心の持ちよう」である、と最近考えています。・・・ 

例えば「ホームページ制作業」を例にとれば、誰かからのオーダーに基づき・・・それに見合うお金をもらう、という考え方は、たとえそれが代表取締役であろうが個人事業主であろうが労働者の考えです。一方、イニシャルでお金をもらおうがもらうまいが、将来の実りを共に享受できるような関係性で仕事をする者は投資家であり資本家であります。お金を出資する代わりに、スキル・技術を出資する、という投資の在り方です。会計的にいうと、前者の仕事は、単にPLで売上があるだけです。・・・一方、後者は、「継続的にキャッシュフローを産むサイト」という資産をBSに載せるタイプの仕事です。時間の使い方が、JOB(作業)なのか、INVESTMENT(投資)なのか。・・・お金をくれるから働くのか、働きをお金に変えようと考えるのか。これはもう、基本的なところでその人間を規定し拘束します。もちろん私は後者の考え方です。

 『金持ち父さん貧乏父さん』の主旨は、ご指摘どおり、「雇われる側(Employee)ではなく、雇う側(Employer)になれ」という一点に尽きます。そして、一円起業が可能になり、情報革命が進行している現在では、かつてないほどEmployerになるハードルが下がっていることも事実です。
 しかしながら、そういう事実にもかかわらず、日本においては起業 ―― Employerになること ―― が増えませ ん。これは、Employerになる際に覚悟しなければならないリスクを覚悟しきれないからです。
 EmployeeとEmployerの違いは、お金をもらって働く人(Paid Work)とお金を支払って働く人(Paying Work)の違いでもあります。それは、会計的には、支払経費(Payment)でカウントされる行為と投資(Investment)として経理される行為との差異でもあるのですが、わが国の場合、教える側の人々にこれらの本当の違いを皮膚感覚で教えられる人たちがいません。自分で経験したことがありませんから・・・。だから、大学発ベンチャーなどは、99.99999999999%失敗するのです。
 このままだと、日本は新しい会社が産まれることなく、会社の少子高齢化が進んでいきそうですね。それでは、日本経済の将来は拓けてこないのですが・・・。

2009 03 20 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック

2009.03.19

[ゴーログ]日本政府の感度は鈍い!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「利究の ”中小企業金融経営研究所”」さんが「日本のサブプライムの損失は、限定的でしたが、主な販売先の欧米 がサブプライムの影響を強く受けて、失業率や消費の低迷、不動産価格の下落が止まらず、未だに資本注入や政策金利の引下げなど必死に経済の再生に悪戦苦闘しています」と述べています。

日本の10~12月の▲12.7%の経済成長率はある程度は予想されたものの、欧米の▲6%台に比べると、日本の不況は産業構造的な弱点をさらしてしまった感じです。・・・残念ながら日本政府の感度は鈍いと感じるのは、私だけでしょうか? 中小企業の売上減少、資金調達難は厳しさを更に増しており倒産数も昨年を上回るのは確実だと思います。私は中小企業向けのコンサルタントを主にしておりますので、色々な相談が寄せられます。とても厳しい状況での相談も少なくありません。こんな状況下新たな経済対策が出てこないのに、憤りさえ感じます。消費税引下げの必要性を話す与謝野さんの時代認識のズレにはため息が出るばかりです。・・・

今の経済対策では、日本の不況を止めるのは、不可能です。諸外国と比べても余りにも小規模です。また、時間も大切です。遅くなるだけ対策も難しく、規模も大きくなるのを必然です。国の財政状況を理由にして経済対策を躊躇するより、髪を振り乱す位の必死さで、将来の財政より今の経済対策を優先すべきだと思います。こんなことをしていると倒産や失業が増えとんでもないことになる気がします。色々書きましたが、今の政府には多くを期待できないようなので、早く解散して国民に信を問うべきだと思うのですが?

 本当にそうですね。おそらく、永田町や霞ヶ関は、未だに経営の現場で起こっている悲惨な状況を理解していないんだと思います。ただ、愚かな政府に正しい政策をとっていただくことを期待するのも、「愚か」なので、結局は、自ら必死でしのいでいくしかないのだと思います。
 私としては、やってしまった「愚かな政策」を是正する ―― 貸金業法と建設基準法の改正をとりやめる ―― ということを、日本政府にまずはやっていただきたいと考えているのですが、なかなかそういう動きにはなりそうにないので、本当に残念に思っています。

2009 03 19 [11. 週刊!永田町] | 固定リンク | トラックバック

2009.03.18

[ゴーログ]世論調査と政権運営と経済政策

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「くまさんの自立」さんが「いまの自民党の世論調査による支持率は底なし景気の経済状況と同様にどんどん下がり続けていた。興味深いのは支持率が下がり続けていた時には 世論調査についてはほとんど受け入れず、無視し続けていた感がある」と評しています。

ところがだ、今回小澤代表の敵失を受けて世論調査の支持率が上がると、取材に応じている幹部たちはほくそ笑みながら、支持率が上がったことを評価している。決して支持率が上がった理由については正しい評価をしていず、勝手な解釈だ。ああ、御都合主義そのものだ。・・・都合の良い世論調査の時は受け入れ、都合の悪い時は受け入れない。政府のやっているタウンミーティングやなんとか委員会。すべてが自分達の意に沿う人ばかりで揃えていて形ばかりの会議を行い、お墨付きと称してその意見を恰も丸々受け入れる。官僚による筋書き通りにすべてが奨められている。・・・ 

ああっ、それにしても、自分に都合の良い結果だけしか受け入れない与党政府は完全に硬直化している。まあ、定額給付金だって、世論調査では制度そのものはほとんどの人が反対だったにもかかわらず、強行突破してしまった。要するに、どんなことがあっても野党とは話合いもせず、自分の都合でやってしまうということだ。ああ、いまの政治はどこにも「民意」なんてないようだ。御都合主義の政治か?御都合主義の政治家だ。いずれにしても、いまの政治のやり方、体制はガラガラポンをして欲しい!

 まあ、世論調査だけを見て、政治を行ってもらうのでは、困りものですよね。政治家がいる意味がありません。世論が常に正しいわけではありませんし、世論程度の知識と見識で政策を行うと大変なことになってしまいますから・・・。
 ただ、霞が関程度の知識と見識で経済政策を行うと失敗するということは、わかっているはずにもかかわらず、それが分かっていない。だから、従来の延長線上の経済政策しか出てきません。私はそこに、現在の麻生政権の限界を感じています。

2009 03 18 [11. 週刊!永田町] | 固定リンク | トラックバック

2009.03.17

[ゴーログ]日本はやっぱり北朝鮮だった!?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。 「【ネットEYE】新『もりもり』の『今』を読むブログ」さんが「それにしても、北朝鮮は、しぶといですねえ」と指摘した上で、「もしかすると、日本の「ヤクニン」は、北朝鮮をお手本にしてるのかも知れません」という見解を披露しています

国民から収奪の限りを尽くし、援助物資は横流しで山分けし、不穏分子は収容所送りで、トップが贅沢三昧の、この世の地獄、北朝鮮。日本だって、ヤクニンが、税金をまきあげるだけじゃ飽き足らなくて、法律、政令、省令を駆使して、保険料、検定料、認定料…あらゆる名目で、下々からカネを巻き上げ、自分達は、公益法人、業界団体、関連会社と、老後の行き先も確保。しかも、「渡り」の連続で、生涯賃金10億円。政権交代で、自分達が危うくなれば、検察を動員しての「国策捜査」に、マスコミを使っての「世論操作」…。これって、北朝鮮と、あんまり変わらない気が…。ま、我々下々の人間は、北朝鮮とは違って、「ごはんを食べられる」ことに、満足しなきゃいけないのでしょうかね…。

 昨日のゴーログにおいて、「やっぱり日本は怖い国ですね。北朝鮮みたいですね。キムジョンイルの代わりに官僚がいるという官僚主権国家そのものなんですなぁ」などと書いたばかりなんですが、最近、そういう傾向が本当に強いと思います。
 「【ネットEYE】新『もりもり』の『今』を読むブログ」さんは、「ここは、ヤクニンと徹底抗戦する、渡辺喜美代議士に、託してみようかと、考える、チョイ悪オヤジでした…。渡辺喜美代議士、ヤクニンにつぶされないでね」と書いていますが、渡辺善美議員、潰されないで頑張ってください。応援しています。

2009 03 17 [11. 週刊!永田町] | 固定リンク | トラックバック

2009.03.16

[ゴーログ] 国家の意思:小沢党首は凌げるか?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「ある女子大教授のつぶやき」さんが、「公共事業に関連するゼネコン汚職は、毎回のことであるが、いくら逮捕者が出ても後を絶たない」として、今回表面化した小沢民主党代表に関する迂回献金問題について語っています。

何故ならば、役人、政治家、企業ともメリットが大きいから、ばれなければいいのであると、さらなる巧妙な抜け道を見つけ出すからである。こうして税金の無駄遣いは永遠に続くことになる。話題になっている迂回献金は、つい最近でも日本歯科医師連合会(日歯連事件)で使われた手法であり、事件の背景には自民党の迂回献金システムが存在していた。合法的な政党への企業献金であるが、特定の政治家に金が渡らなければ意味がない。そこで、自民党事務局長が企業から指定された政治家に振り分けた事件である。閣僚級を含む多数の政治家に献金が行なわれていたが、自民党の議員の過半数が関係していたために、検察は摘発を放棄して、その時の会長代理だけを起訴した。最高裁までが、これを認めて村岡会長代理だけを有罪として事件に決着をつけた。これこそ国家の意思なのであろう。

 日歯連事件は、確かにかわいそうな事件でした。事件が発覚した後、村岡氏に会う機会があったのですが、本当に憤懣やるかたない感じでしたね。当局のシナリオに沿って、決め付けの報道を垂れ流すマスコミに対しても、かなり憤っていました。

おさまらなかったのは村岡氏であったことは記憶に新しい。村岡氏の声は、巨大な壁に向かって吠えた犬の鳴き声のようだった。このような前例があるから、迂回献金は摘発されないという合意が政治家の間にはできていたはずである。それを覆す今回の摘発は、やはり、何らかの国家の意思が働いたと思われても仕方がない。政権交代に耐えられない官僚や政治家の意思が、さまざまな会合や私的な会話の中で澎湃として生まれて来て、なんとか民主党の進出を食い止めるための頂門の一針を探していたものと推定される。これが迂回献金摘発となって現れたものであろう。

 本当にそうなのでしょうか。本当に「民主党の進出を食い止めるための頂門の一針」だとしたら、やっぱり日本は怖い国ですね。北朝鮮みたいですね。キムジョンイルの代わりに官僚がいるという官僚主権国家そのものなんですなぁ。「狙われたら避けようがないから、ここは一旦、後退した方がよい」(by「ある女子大教授のつぶやき」さん)というコメントが妙にリアルでかなしくなります。
 いずれにせよ、しばらくは「国家の意思」とやらを見届けるしかありませんね。小沢民主党党首は、どう対処するのでしょう。本当にしのぎきれるのでしょうか。

2009 03 16 [11. 週刊!永田町] | 固定リンク | トラックバック

2009.03.15

大航海時代がやってきた 病気編その29 ~危機管理 世紀のスキャンダル闇の社会との壮絶な戦い~ 《パチンコカード偽造・変造事件 その1》

 こんにちは。フィナンシャルクラブ株式会社の入山です。
 私は1996年から1998年の2年間の出来事を思うと、今でも胸と目頭が熱くなります。これは危機対応そのものの顛末であったと思います。許される限り話さなければならないことで、あらゆる局面での極めて重要なケーススタディーと思って頂き、ぜひ他山の石となしていただきたいと思います。

 さて、皆さんは10年以上も前のことなので、記憶から遠のいていらっしゃるかと思いますが、パチンコをプリペイドカード方式で運営することにしたもので、いわゆるパチンコ業界の透明性を高め健全経営を目的とした全国的に展開されたものでした。
 これに当たったのは警察とNTTそして大手商社でした。
私の会社は東日本をテリトリーとしたカード会社に出資し、役職員を派遣しました(今はもう撤退してしまいました)。 
 全ての始まりは1995年12月、ジングルベルが鳴り響き、景気も良く、カード会社は売上も10兆円と好収益であり、株式上場の期待が最高潮に達した頃でした。カード会社の役員から「何か変だ。数10店のデータが異常だ。カード発券よりはるかに上回った出玉(使用)がある」と報告があり、更に「誤差とは言えない、億円以上だ。大変なことだ」と二矢が射たれました。
 会社のバックがバックだけに、私は「大丈夫」と思いましたが、4~5年前のバブルの崩壊が生々しいだけに「まさか」と思い、私はトラブルシューターなのかトラブルメーカーなのか判らないが、えらいことになった、と感じました。その時、私は本社の管理部長で、カード会社の監査役も兼務しており、いわば「当事者」でした。
 平和に明けた正月から丸2年壮絶な戦いとなるとは思ってもみませんでした。ただ、万一の場合を考え、バブル崩壊で後手にまわった反省から、「手をどう打つか」を考え抜いて、年頭の挨拶に出社しました。すでに覚悟は出来ていたと思います。(次週に続く・・・)


 

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●入山利彦 プロフィール
1942年9月3日生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業後、1965年三菱商事株式会社入社。1986年金融子会社のエム・シー・ファイナンス代表取締役に就任し、バブル期に9000億円まで運用したが、1993年3月決算期で三菱商事は、財テク失敗により680億円の特別損失を計上し、エム・シー・ファイナンス代表取締役社長として280億円を肩代わりする。1998年~2003年に三菱商事のアドバイザーであったKFi (現:フィナンシャル)代表取締役社長、木村剛による理論を取り入れ実践し、荒波を乗り越える。
2008年6月30日まで三菱商事株式会社顧問として就任していた事に、失われた10年の謎の答えを見出す。数々の会社役員に兼任し、なお現在も抜群な発想力と決断力を持ち、常に戦略的に行動し各分野で手腕を振っている。
激動を繰り返す歴史で得た経験で最も伝えいきたいことはリスクマネージメントの大切さであると確信し、日本の金融について発展的なことがしたいという強い思いから、フィナンシャルクラブ株式会社代表取締役社長に就任。

2009 03 15 [24. 入山メモ] | 固定リンク | トラックバック

2009.03.14

[入山メモ] 大航海時代がやってきた 病気編その28 バブルの崩壊その3 ~転落から転進そして再起への道~

 こんにちは。フィナンシャルクラブ株式会社の入山です。さて、今回はバブル崩壊後の転落から転進、そして再起への話をしましょう。

 1993年4月に本社に戻りましたが、戻るべき部署は用意されず、席もありませんでした。その時の心境は若かったのでしょう、(51歳なので若くはないかもしれませんが・・・)「無念」の想いで一杯でありました。冷たい視線を感じながらも「真実は何か」を胸に出社しましたが、周りから「財務の失敗で賃金カット、ボーナスカットされ、会社は未曾有の赤字転落した!」と非難轟々でした。
 席がないこともあり、以前の取引先に社長辞任の挨拶に出掛けると「言い訳に歩いている」と散々でした。これも「身から出た錆」と整理するのが精一杯でした。

 その様な時、本当に若い頃から尊敬していた幹部が上司として着任し、「君には試練だが、株主総会が無事済んだら部長に任命する」と内示がありました。
 地獄に仏とはこのことだろうかと思いました。人生の綾が織り成す人情劇とは、このことだとも思いました。その後に、上司と部下という関係で更に大事件に繋がっていくとは夢にも思いませんでしたが・・・。
 この時期での教訓は、情報は一部のトップのみが承知している場合、事情が判らぬ社内での混乱がいかに大きくなるものか身を持って知りました。
 「情報の共有と開示、透明性」が企業の力としていかに重要なものなのかを思い知らされました。
 この間、奇跡的にもバブルの崩壊過程という厳しい時期にもかかわらず、新しい病が起こらなかったのです。気力と体力を回復して新しい部署の部長として着任、部長の席についた時、事情が呑み込めぬ部下は、狐につままれた様な顔をして恐る恐る遠巻きに挨拶を交わすことになったのです。会社人生で最大の試練を乗り越えることが出来ました。(続く・・・)

 

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●入山利彦 プロフィール
1942年9月3日生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業後、1965年三菱商事株式会社入社。1986年金融子会社のエム・シー・ファイナンス代表取締役に就任し、バブル期に9000億円まで運用したが、1993年3月決算期で三菱商事は、財テク失敗により680億円の特別損失を計上し、エム・シー・ファイナンス代表取締役社長として280億円を肩代わりする。1998年~2003年に三菱商事のアドバイザーであったKFi (現:フィナンシャル)代表取締役社長、木村剛による理論を取り入れ実践し、荒波を乗り越える。
2008年6月30日まで三菱商事株式会社顧問として就任していた事に、失われた10年の謎の答えを見出す。数々の会社役員に兼任し、なお現在も抜群な発想力と決断力を持ち、常に戦略的に行動し各分野で手腕を振っている。
激動を繰り返す歴史で得た経験で最も伝えいきたいことはリスクマネージメントの大切さであると確信し、日本の金融について発展的なことがしたいという強い思いから、フィナンシャルクラブ株式会社代表取締役社長に就任。

2009 03 14 [24. 入山メモ] | 固定リンク | トラックバック

2009.03.13

[ゴーログ]日本はジンバブエになるのか???

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「ある女子大教授のつぶやき」さんが、「今春の就職者の内定取り消しに始まり、来春の新卒採用の話題が出始めているが、大企業をはじめ惨憺たる採用減と予測されている」と語っています。

大卒の就職率で過去最悪は2003年の55%であり、この時に超氷河期と呼ばれていたが、40%ぐらいまで落ち込む恐れが出ている。現在、フリーターやニートは約200万人であるが、そうなると300万人にも達するであろう。輸出に頼ってきた日本経済の先行きは、簡単には回復しないから、まさに雇用崩壊となる。これを機会に学生は意識をチェンジして、これまでのように日本の既存の企業や組織に職を求めるという発想を捨てなければならない。

 日本経済は、本当にヒドイ状況になってきました。「【ネットEYE】新『もりもり』の『今』を読むブログ」さんも、「日本では、とうとう日経平均株価がバブル後最安値更新、1月の貿易赤字が『1兆円』に迫り、製造業では1月の残業40%減少、2月の新車販売32.4%減少、派遣切りから、正社員の大量リストラ、米国では、シティバンク実質国有化、NYダウ6800ドル割れ、ビッグスリーは破たんカウントダウン開始と、依然として、この大不況の『底』がみえてきませんね」と嘆いています。

この状況を打破しようと、世界各国が、「金融安定化」「景気刺激」に躍起なわけで、それはそれで必要だと思うのですが、そうなると、今度は、別の心配が頭をもたげてきますね。日本も、赤字国債をバンバン発行し、借り換えを含めると、年間100兆円以上を調達しなければならないでしょう。米国も、オバマ大統領が発表した、大型経済対策、金融安定化策で生じる、政府予算の170兆円の財政赤字の大半を、国債の発行で賄うしかないわけです…。しかし、日本の場合でも、米国の場合でも、「誰が、国債を買ってくれるのか?」という、問題があります。

日本の場合だと、「消費過剰の米国と違い、国内に貯蓄があるから大丈夫」という指摘もありますが、本当に、そうなのでしょうか? 実際のところは、そんな悠長な状況ではなく、今年の1月には、国債の市場での売れ行きに危機感を持った、日本の財務省官僚が、サウジ、アブタビ、ドバイ、クウェートなど、産油諸国に、日本国債のセールスに行ったそうです…。まあ、産油諸国も、原油価格の大幅下落、対外投資の焦げ付きで、大型プロジェクトが次々と凍結・延期になってますから、日本の国債を買う余裕はないでしょうね…。米国の場合は、ヒラリー・クリントン国務長官が、わざわざ日本・中国を歴訪しての、米国債の購入依頼、半ば強制のようなものでしょうか…。さらには、念を入れて、オバマ大統領自ら、麻生総理をホワイトハウスによびつけて?の、米国債購入の強要…。オバマ大統領も、米国の復活のためには、なりふりかまわないようです…。 

結局、こうしてみると、このグローバルな時代に、経済危機に陥った国の政府が、経済政策推進のため、国債を発行して、世界から資金調達しようとすると、「その国のチカラ」「その国のカタチ」が、冷徹に問われてきますね。・・・その国の政治は、決断力・実行力があるのか?その国の経済に、自由で創意を活かせる市場があるのか?その国の社会が、活力を維持する展望があるのか?ということを、しっかり見ることになると思うのですが、う~ん、政治が混迷し、妖怪「ヤクニン」が、全てを支配して、民族がどんどん減少している「日本」は、ちょっと、厳しい見方をされるかも…。いろいろ問題もある米国ですが、政治に決断力・実行力もあり、なおかつ軍事力もあり、少なくとも日本より、はるかに自由な市場があり、多様な人材を取り入れて、人口も大幅に増えている、「米国」の方が、将来性はあると世界の人はみるでしょう…。まあ、日本にしろ、米国にしろ、「国債を買う人」がいなければ、日銀、FRBが買い取らなくてなりません…。そうなると、現在のデフレが一転して、ハイパーインフレの到来。「ジンバブエ状態」に…。今、金塊が売れているのは、その備えでしょうか…。

 正直言って、日本国債に興味を持ってくれるのは少数派のような気がします。とりあえず、まだまだ円高水準だから世界には日本を評価してくれる人がいるということなのかもしれませんが、ファンダメンタルズの悪さが知られるようになり、政治のリーダーシップの無さが拍車をかけて、いったん円安に向かったらどうなるのでしょうねぇ。
 「Mutteraway」さんによれば、「日本の企業はインドだけでなく中国やベトナムへも多額の事業投資、金融投資を行っています。・・・国民の貯蓄も、企業のお金も、国内ではなく海外へ、どんどんへ出て行ってしまいます」ということのようですから・・・。今となっては、日本が「ジンバブエ状態」にならないことを祈るのみですなぁ・・・。
 嗚呼、合掌。

2009 03 13 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック

2009.03.12

[ゴーログ]東京駅も改築工事止めたらどうですか?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「貞子ちゃんの連れ連れ日記」さんが、「AIG:10兆円赤字が表面化しているという『世界規模での有事』(世界規模での金融激震の兆こう)が起きているという時に、日本は、鳩山邦夫が『文化財として守る価値がある!!!』というだけで、日本郵政の丸の内の中央郵便局建物の再開発に『待った!』を掛けている」と呆れ返っています。

あのビル、どってことのない「普通に古いビル」ですが・・・・。あのビルは特別な「文化財」というほどのビルでもないような気が・・・。そりゃ~~~個人的には、丸の内にふたたび高層ビルを建てるよりも、低層ビルも残しておこうとするのは、私も個人的には、大好きですが・・・。でも、「文化財保護!」って、時の総務大臣が言うことなんでしょうか・・・鳩山氏が、「待った!!!」を言うなら、その理由は、「文化財保護」では絶対ないですよね。そんなの、ありえませんよね!!! 本当の理由は、「丸の内界隈のオフィスの賃貸価格が暴落を始めそうだから、丸の内の大痔主、もとい、丸の内の大地主の三菱地所の収益悪化さえも、大変危ぶまれている状態が始まってしまった!!! だから、日本郵政の丸の内の(超高層ビルへの)再開発は待った!!!」というのが、きわめて正直な理由なんじゃないでしょうか・・・・。文化財保護じゃなくて、「丸の内の大地主保護!!!」というのが正直な話でしょう。もうちょっとストレートに理由を説明してくれないと、鳩山さん、国民にとっても分かりにくいですよ~~~~。・・・

 鳩山発言が、三菱地所の代弁なのかどうかは、私にはわかりません。ただ、文化財としてウンヌンカンヌンという話は、あまりにも荒唐無稽でどうでもいいです。もう呆れ返って、何も言えません。というか、こんなくだらない発言を繰り返している大臣に対して、マスコミも識者も批判しないというこの国は本当に壊れてきています。
 文化財(?)が本当に大事なのなら、東京駅の改築も止めたらいかがですか、いま進行中ですよ。金子国土交通大臣に言ったら、止めてもらえるんじゃないんですかねぇ。
 頑張れ、頑張れ、鳩山大臣。
 一生頑張って、文化財を維持してください。
 よっ、日本一。


2009 03 12 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック

2009.03.11

[ゴーログ]かんぽの宿:正論は取り上げられない

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「不動産投資と金融・ファイナンスブログ」さんが、鹿児島県指宿市と鳥取県岩美町のかんぽの宿が1万円程度の激安であったことについて、専門家の立場から鋭く指摘しています。

2件のかんぽの宿の売却用の物件資料は弊社にもやってきました。・・・弊社の査定は、もちろん「よく分からない」「誰が買うかは全く想像できない」、よって価格を敢えて求められればやはり、限りなく「0円」というのが結論でした。何故ならば、
「どちらも建物及び温泉の給湯・排水施設が相当に老朽化し、その補修・交換費用が幾らかかるのか分からない(仮に空調も取り換えるとすれば合計数千万円となる可能性もありました。)」
「鳥取の岩美町の宿はそもそも何でこんな不便な所に宿があるのか全く理解出来ないほどの田舎であり、指宿も温泉街の中心地から大きく外れた所にあり、温泉街の中の立地としては3等地である。」
「つまりこの二つの温泉旅館とも誰が買っても温泉旅館業として収支が合うとは到底思えない」
「仮に解体した場合、解体費用の方が土地の更地価格を上回る可能性もある」というのが私の結論でした。

100件以上の郵政公社の物件を入札したデベロッパー連合の入札価格の算定は間違いなくこんな感じだったと思います。百数十物件中確実に再開発できる又は転売できる物件(つまり彼らがほしい物件)は実は、数物件から十数物件だったのです。この限られた虎の子物件にそれぞれ「どれだけ高値を付けることができるか」がバルクでの入札のカギなのです。(それを他社と競ったのです。指宿や岩美町は他社も同様に実質0円計算だったと思われます。)・・・他の多くの物件は「値付け不可物件」となります。理由は「誰が買うか全く想定できない」ということです。

私の記憶では、その他妙高高原の別荘地(今頃誰が買うのか?)や千葉の一宮の別荘地(そもそも別荘地でもない海に近いだけの広大な土地)等々、「値付け不可の土地」はまだまだ沢山ありました。当然、上記の2物件は当然ながら「値付け不可物件」のカテゴリーの中に入ります。だって当然でしょう。東京の不動産業者が、指宿や岩美町のボロ宿を転売して利益を出せるなんて思っていません。だから実質の査定は「0」です。最悪、売れなくても「虎の子」が入手できればこれは、ただで寄付しても良いと。結果は、彼らが本来欲しい数物件から十数物件の合計金額に一番の高値を付けたため落札できたということだけなのです。・・・「0円」と言う訳にもいきませんので「いちおう入札時に書いてみた(査定不可価格)1万円」にしたということだと思います。それが、後日、偶然、幸運なことに6000万円で買って頂ける方が現れたというだけなのです。彼らも思ってみなかった「嬉しい誤算」だったのです。(実際そう言っていました。)

それを「こんな数千坪の土地が1万円なんておかしい!」という大臣の方が私から見れば全くおかしい。・・・そもそも、価格が付かないような「駄目な不動産」を何故購入し運営し続けたのか?誰があんな僻地の岩美町に土地を買って施設を作ったのか?(鳥取県なら他にもっとかんぽの宿としての適地があったはずです。何故あそこに?これこそ利益誘導の疑い有りだと思います。)そのことの方がよっぽど糾弾されるべき問題です。鳩山大臣!我々プロの人間から見るとあの「何故1万円のものが6000万円で転売されたのか!!?」という鳩山大臣の発言は、「ただ人気取り」のためだけの、事実の誤認という意味では「総会屋以下のご発言」だったということは、しっかり述べておきたいと思います。

 「不動産投資と金融・ファイナンスブログ」さんが主張していることは、まさに正論ですし、私もまったく同感なのですが、この国では、そういう正論はマスコミに取り上げられることがないという不文律ができてしまっているようです。ちなみに、鳥取県岩美郡岩美町のかんぽの宿については、鳥取県出身の「貞子ちゃんの連れ連れ日記」さんが、以下のように述べています。

「鳥取の岩美郡岩美町のかんぽの宿を買いませんか?」という情報をキャッチしても、民間人なら、たいていは尻ごみするだろう。だって、いくら温泉が出るといっても、鳥取県は鳥取市内でさえ、いたるところで温泉が沸いて出るんです!・・・鳥取県岩美郡岩美町のかんぽの宿は、4,000坪の敷地がある。けれども、実際の市場価格は、実勢でも、1万円かそこらだろう。いや、もっと下かも知れない。岩美町のかんぽの宿は、浦富海岸から割と近いといっても、徒歩では海からはかなりの距離がある。岩美町のかんぽの宿の周辺は海の近くと言うよりは、「山の中に位置している」といったほうが適切な表現なのだ。・・・ その4,000坪の広大な敷地の上に、築30年のひなびた建物が建っているのが「岩美町のかんぽの宿」なのである。・・・しかも当時の岩美町のカンポの宿は、経営は赤字。しかも、できれば従業員の雇用も守らなければいけない。・・・岩美町の「かんぽの宿」の近所には、「ひなびた海の家」が夏場に2~3件出店する「浦富海岸」しかありません。しかも、この浦富海岸さえもかなり離れている。・・・温泉といっても、車で20分も飛ばせば、鳥取市内では、もっともっと便利でりっぱな温泉街が掃いて捨てる山ほどあります。・・・

そもそも「岩美町のかんぽの宿」なんてものは、鳥取県内の郵政族の天下りの人々が、優雅に毎年郵政から高い「ご隠居さん賃金」を頂いているというのは、鳥取県人の間では、言わずと知れた[常識]です。鳥取県人にとっては、彼ら県内の郵政族の「ひなびた豪遊」さえ大目に見ていたら、来年は親族の一人が公立中学か小学校の教師になれるかも知れない。あるいは、市役所か県庁に就職できるかも知れない。あるいは、あわよくば、県庁から仕事が降りてくる(貰える)かも知れない。自分たちもいつかは将来「ひなびた豪遊」のおこぼれにも、あやかれるかもしれない。とりあえず「お代官様には楯つかないでおこう」なのです。・・・ 

この「かんぽの宿」を東京のブローカーから購入してしまった鳥取市内の医療法人も・・・料金の安価な「簡易老人ホーム」というものを手広く手掛けているだけなのです。・・・月々10万円ちょっととかの年金収入だけで生活している高齢者の人々でも、月々その半額程度で支払いで、「三食庭いじり付き」などで入居できるのが、こういった「簡易老人ホーム」の特徴。岩美町で「簡易老人ホーム」に生まれ変わった「カンポの宿」は、今は全室満席50組。岩美町の「かんぽの宿」は、食事の支度が面倒になったけど、まだまだ健常な高齢者の人々が利用している「新型簡易老人ホーム」に生まれ変わっているのです。ニッチなニーズに応えているのです! それなのに、経営が軌道に乗ったということで、ほんのちょっと目立ってしまっただけ(どうやら、年間300万円前後の収益が出ている模様なんですよね!)で、この社会福祉法人は、地元の新聞やテレビでもこっぴどく叩かれてしまっているようです・・・・。訳の分からない世の中になってしまったものです。

 いやはや何とも、本当に訳のわからない世の中になってしまいましたね。マスコミに叩かれている買い手の医療法人さんには同情を禁じ得ませんなぁ。嗚呼、合掌。

2009 03 11 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック

2009.03.10

[ゴーログ]定額給付金は40兆円にしてしまえ!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「【ネットEYE】新『もりもり」の『今』を読むブログ」さんが、「先日、衆議院で『定額給付金』支給の関連法案が、自民党・公明党の3分の2の賛成で再議決され、ようやく支給が決まりましたね」とコメントしています。

blockquote>昨年の8月に、この総額2兆円の、「定額給付金」構想が明らかになってから、最初は、「年内支給」だったのが、「年度内支給」になり、いざ法案が成立すると・・・3月の「年度内支給」自治体は約2割のみで、支給が「6月以降」になる自治体もあるなんて、「お役所仕事」の典型ですなあ。・・・だいたい、多くの家庭では、最初は、「クリスマス、年末年始の費用に充てよう」と思ってたのが、今度は、「じゃあ、子どもの入学、就職費用の足しに」と変わって、最後は、「ゴールデンウィークの出費に間に合うかなあ」てな感じで、「いい加減にしろ!」と待ちくたびれてますよ…。・・・


「民間の常識」では、「時間」を費やすことは、「コスト」がそれだけ余計にかかるってことなんです・・・でも、「ヤクニンの常識」だと、「時間」を費やすことは、「手取り」がそれだけ余計にもらえる、ってことになるわけです・・・社会保険庁でも、「消えた年金」147万件の調査が遅々として進まないのに、事務費は2000億円以上かかるとか…。あほらし~誰のための調査なんでしょうか・・・民間の保険会社じゃ、考えられませんよ! 代理店は、大幅に「手数料カット」です・・・日本では、「新しい仕事」が出来るたびに、「ヤクニン」が儲かるようにできてるんですねえ・・・

 まったくもってそのとおり。もはや、社会保険庁は、あるだけ無駄です。腹をくくって、全部税方式にした方がよっぽどコストが下がるのですが、自分の職を失いたくない厚生官僚たちが必死になって、「消えてしまって確認できない」ということがわかった「年金データ」を未だに「見つかるまで探します」と言って、探し続けています。
 探すのであれば、仕事が終わった後で、手弁当で探してくれればよいのですが、パートや派遣に探させて、「機能は見つかりませんでした」「今日も見つかりません」という時間の無駄を続けているわけです。こんなの詐欺ですよ。

もともと「定額給付金」は、「反対」だったのですが、よく考えてみると、それは、政治家が、ほんとに国民を代表し、ヤクニンが、政治の指揮下で、行政の役割を果たせるのなら、「定額給付金」をやめても、その2兆円が、正しい使われ方をするでしょうけど、現状じゃあ、「定額給付金」を国民に渡さなければ、「ヤクニン」の食い物になるだけですもんね…。ということで、条件付「定額給付金」に賛成です! で、いっそのこと、国の税収分40兆円を、全部「定額給付金」にして、国民に返してしまって、事業をしたい(食い扶持が欲しい)役所は、国民に説明責任を果たして、国民から出資・寄付を募れば、「ヤクニン」も無駄遣いができなくなるし、必然的にスリム化も進むだろうし、ムダな仕事も減るのではないかなあ、そんな風に思ったのでした…。

 なるほど、要するに、税金を納めないようにすれば、税金の無駄遣いも無くなるというわけですね。極論ではありますが、国民のために税金を大事に使ってくれない政府に対して期待しても無駄ですから、それも一理ありますね。
 この際、定額給付金を制度化してしまって、毎年、倍々ゲームで配る金額を増やしていくことを閣議決定してしまったらどうでしょう。そうなったら、財政破綻も早く到来するでしょうから、政府がもっと真剣に考えるようになるのかもしれません。無論、暴論ではありますが・・・。

2009 03 10 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック

2009.03.09

[ゴーログ] 小沢民主党党首秘書逮捕の謎を解く?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「ある女子大教授のつぶやき」さんが、「公平感を欠く秘書逮捕劇」と題して、小沢民主党党首の第一秘書の逮捕について語っています。

政治献金を出す方では、何らかの利益還元を目的としているのであるから「本当に金を出しているのは私ですよ」ということが、相手の政治家に分からないようでは意味がない。政治団体を経由する迂回献金でも、献金もとを消し去ることはできない。政治資金規正法で禁じているのは、企業から直接に政治家個人への寄金であって、金額の多少には関係がない。献金が1円でも100万円でも同じことである。したがって、東京地検特捜部では、このルートで献金を受け取ったすべての議員に対して、やがて何らかの動きがあるものと確信している。受け取った金は返却すればそれでいいというものではないはずだ。名前の挙がっている元首相、元大臣、現職大臣、現職副大臣を問わず捜査されなければならない。そうでなければ、著しく公平感を欠く捜査であって、税金を支払って雇っている特捜部を国民は許すわけにはいかない。

 確かにそうですね。もしも、小沢党首の第一秘書が逮捕されるに値する罪を犯したとするのならば、他の議員についても同様に扱うべきです。ちなみに、「検察、またも、フライングしてくれましたね!」と指摘する「貞子ちゃんの連れ連れ日記」さんは、以下のように述べています。

西松建設とか言うところは、軽くググってみますと、およそ、4~5億円ほど、政治献金している模様です。・・・西松建設の献金先は、広く浅く、さまざまな政治団体へと献金しているみたいです・・・西松建設は、小沢さんの事務所系への献金額が1,400万円と、確かに第一位です。けれども、第二位の二階系の事務所への献金も800万円(?)。けれども、西松建設は、全体で4億超えの献金をしている。・・・「西松建設一社の政治献金4億円超え」全体に占める「小沢民主党事務所」の割合は、わずか5%以内の割合に抑えてあります。・・・検察も、小沢氏の第一秘書を逮捕するなら、他の政治家の第一秘書をも逮捕したら??? でも、そうしたら、逮捕者が軽く100人近くになってしまうのでしょうが・・・。あと、鹿島や清水や大成だって、献金しているんじゃないですかね? それらすべてを調べたら、あやしい第一秘書を逮捕したら、日本国内で秘書が逮捕されない政治家って、はたして何人くらいいるのでしょうかね???? 実は、いまや、日本国中の政治家が戦々恐々としていたりとか・・・。

 確かに、日本中の政治家が戦々恐々としているのかもしれません。ただ、自民党には地検の手は及ばないという報道もありましたよね。そのあたりについて、「くまさんの自立」さんは、次のようにコメントしています。

政府高官が「自民党に及ぶことは絶対にない」と「絶対」とつけたからには、情報が漏れているとしか思えない。同じに西松建設トンネル献金を貰っているとしたならば、同列に東京地検特捜部は捜査をするべきだ。自民党も民主党も元は自民党なのだから、体質はほとんど変わっていないということが明らかになっただけかもしれない。だからこそ、政治に変革が必要だ。自民党体質を壊さない限り、どうしようもない。

 なかなか悩ましい問題です。「くまさんの自立」さんが述べているように、「『白川の清きに魚も棲みかねて元の田沼の濁り恋しき』なんてことで、元の木阿弥も困る」というのも事実ですしね。というのは、「ある女子大教授のつぶやき」さんが的確に指摘しているように、最近の日本では、「刑事事件の推定無罪である『疑わしきは罰せず』という原則が崩壊している」からです。

警察、検察、裁判所という司法権力は「疑わしきは罰する」という推定有罪という方向に走っているようだ。刑事、検事、裁判官も与えられたノルマをこなして国家から養ってもらい、しっかり退職金を手にする構図の中で自己の保身しか考える余地がないからであろう。だから、「疑わしきは罰せず」などと、いつまでも書生みたいなことを言ってと軽蔑し、推定無罪は風前の灯となっている。

 そういう意味では、検察の匙加減一つで、全く同じ行為が「有罪」になったり、「無罪」になったりする国というのは、怖いですよね。じつは、その部分を捉えて、最近の時事問題を踏まえながら、「【ネットEYE】新『もりもり』の『今』を読むブログ」さんが、「ここのところ、内閣人事行政管理局を巡る、甘利明行革担当大臣と、谷公士人事院総裁とのバトルや、『かんぽの宿』『東京中央郵便局』を巡る、鳩山邦夫総務大臣と西川善文日本郵政社長との暗闘があって、なんだか、『オカシイ風向きだなあ』と思っていたら、今度の民主党小沢一郎代表の、『西松建設』からの違法献金を巡る、大久保隆規公設第一秘書逮捕で、これまでの『点』が、『線』となってつながり、その謎が解けました!」と報告してくれています。この謎解きが事実だとすれば、本当にこの国の将来は真っ暗です。

これは、自民党から民主党への政権移行という、いわば「権力の空白」につけこんだ、陰の支配者、「ヤクニン」の大逆襲です!・・・「小沢一郎氏は潔白だ!」というつもりはないんですけど、いわば「小沢一郎氏の敵失」につけこんだ、検察=ヤクニン=カスミガセキの、恣意的捜査=権力の濫用の疑いが濃厚です。今回の一連の流れは・・・「渡り鳥」ヤクニンの谷公士人事院総裁が、「カスミガセキ」の牙城を死守しようと狼煙をあげ、「反対!反対!」と言いながら、内閣人事・行政管理局の設置で、「次官級ポスト増」という実をとり、それを引き継いで・・・鳩山邦夫総務大臣が、「次期総理」に向けた実績づくりのチャンスと、「かんぽの宿」「東京中央郵便局建て替え」で、日本郵政の西川善文社長叩きに、血眼になっていますが、これも要は、西川善文一派を追放し、天下りヤクニンの団宏明副社長を社長にすげ替えて、「郵政利権」を、ヤクニンの手に取り戻す、ということに他なりません。・・・そして、陰の支配者、「ヤクニン」の大逆襲の締めくくりが、今回の「小沢一郎秘書逮捕」です。・・・

多数の議員が献金を受けている中で、小沢一郎氏の公設秘書大久保隆規氏が逮捕されたのは、「ヤクニンのさじ加減」一つで、小沢一郎氏だけでなく、自民党、民主党の国会議員を、「社会的抹殺」ができるという、「国家権力はヤクニンが握ってるんだ!わかってるナ!」「次期総理だって、ヤクニンには逆らえないんだよ!」という恫喝でしょう。だいたい、「政治献金」そのものは、認められています。今回は、「正式な献金ルート」を使わなかった、「迂回献金」という「形式犯」です。・・・今回の小沢一郎氏の秘書逮捕でも、大手マスコミは、検察の「リーク情報」垂れ流しです…。検察の筋書き通りに、被疑者を悪役に仕立てる様は、まるで、「ホリエモン」こと堀江貴文氏や、鈴木宗男議員逮捕の時の、洪水のような報道を彷彿とさせます…。マスコミは、日頃、正義をふりかざしていますが、やはり、「権力の犬」なんですね…。「選挙で選ばれない」人、ヤクニンが国家権力を掌握し、何があっても、自分たちは責任をとらず、お飾りの大臣に責任を押し付ける…。これじゃあ、未来はありませんね、愕然です…。小沢一郎氏の秘書逮捕で、自民党、民主党の国会議員は、ヤクニンに怯えあがってしまうし、共産党、社民党、国民新党は、ヤクニンべったりだし、「カスミガセキ」の時代は、なお安泰のようです。暗澹となった、チョイ悪オヤジでした…。 


2009 03 09 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック

2009.03.08

[入山メモ] 大航海時代がやってきた 病気編その27 バブルの発生と崩壊で学んだ危機管理~『リスクマネジメントはこれだ!』~

 こんにちは。フィナンシャルクラブ株式会社の入山です。さて、昨日の話しの続きをしましょう。
 経営の教訓とは何だったのか。皆さんのお役に立つと思うのでキーワードを集めてみました。

 1965年会社人間になってから、ちょうど30年目に得たもので、その後のコンプライアンス、ガバナンスの礎になるものでした。


危機管理(リスクマネジメントルール)

1.経営の監視
①アクセルとブレーキを分ける
②過度集中排除
③失敗は得意技で生ずる

2.監査の要点
①嘘を言わない
②隠さない
③逃げない

3.不祥事の対応
①事実の確認
②原因の究明
③再発の防止
④処分の実行

4.経営決定のプロセス
①充分なる調査
②充分なる議論
③充分なる比較検討
④トップの決断と機関決定

経営判断(ビジネスジャッジメントルール)

1.経営判断プロセス
①充分なる調査を行ったか。
②充分なる議論を行ったか。
③実行すること若しくは実行しないことによるメリット・デメリットの比較検討を行ったか。
④社内ルールの遵守と機関決定による承認を得たか。


2.問題解決プロセス
①事実の確認
②原因の究明
③再発防止
④社内処分




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●入山利彦 プロフィール
1942年9月3日生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業後、1965年三菱商事株式会社入社。1986年金融子会社のエム・シー・ファイナンス代表取締役に就任し、バブル期に9000億円まで運用したが、1993年3月決算期で三菱商事は、財テク失敗により680億円の特別損失を計上し、エム・シー・ファイナンス代表取締役社長として280億円を肩代わりする。1998年~2003年に三菱商事のアドバイザーであったKFi (現:フィナンシャル)代表取締役社長、木村剛による理論を取り入れ実践し、荒波を乗り越える。
2008年6月30日まで三菱商事株式会社顧問として就任していた事に、失われた10年の謎の答えを見出す。数々の会社役員に兼任し、なお現在も抜群な発想力と決断力を持ち、常に戦略的に行動し各分野で手腕を振っている。
激動を繰り返す歴史で得た経験で最も伝えいきたいことはリスクマネージメントの大切さであると確信し、日本の金融について発展的なことがしたいという強い思いから、フィナンシャルクラブ株式会社代表取締役社長に就任。

2009 03 08 [24. 入山メモ] | 固定リンク | トラックバック

2009.03.07

[入山メモ] 大航海時代がやってきた 病気編その26  バブルの発生と崩壊で学んだ危機管理~『リスクマネジメントはこれだ!』~

 こんにちは。フィナンシャルクラブ株式会社の入山です。
 私はバブルの生成と崩壊で大変な試練を受け、辛酸をなめました。

これにより学んだ教訓は、

・経営の監視
①アクセルとブレーキを分ける
②過度集中は排除する
③失敗は得意技で生ずる

というもので、

①はアクセル即ち営業、ブレーキ即ち管理を1人の幹部に任せてはならない。
当時の財務部局がチェック機能を持ちながら財テクに走った、そして
失敗し、巨額な損失を出したことを顧みて言っているのです。

②はやり過ぎてはいけないというものです。仮に正当性があってもやりすぎたことにより、相手が倒れてしまい取り返しがつかなくなることを言っています。過ぎたことは及ばざるが如しということです。

③は最も深い味わいのある反省です。得意技は、気の緩みがあるものです。裏を返されることが柔道でよくあります。まさにこれが教訓で、“すき”は小さなものであればある程、大きく失うのでした。(明日に続く・・・)



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●入山利彦 プロフィール
1942年9月3日生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業後、1965年三菱商事株式会社入社。1986年金融子会社のエム・シー・ファイナンス代表取締役に就任し、バブル期に9000億円まで運用したが、1993年3月決算期で三菱商事は、財テク失敗により680億円の特別損失を計上し、エム・シー・ファイナンス代表取締役社長として280億円を肩代わりする。1998年~2003年に三菱商事のアドバイザーであったKFi (現:フィナンシャル)代表取締役社長、木村剛による理論を取り入れ実践し、荒波を乗り越える。
2008年6月30日まで三菱商事株式会社顧問として就任していた事に、失われた10年の謎の答えを見出す。数々の会社役員に兼任し、なお現在も抜群な発想力と決断力を持ち、常に戦略的に行動し各分野で手腕を振っている。
激動を繰り返す歴史で得た経験で最も伝えいきたいことはリスクマネージメントの大切さであると確信し、日本の金融について発展的なことがしたいという強い思いから、フィナンシャルクラブ株式会社代表取締役社長に就任。


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2009.03.06

[ゴーログ] 麻生政権は歴史に名を残した

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「ある女子大教授のつぶやき」さんが「財務省は昨年12月末時点の国の債務残高(借金)が847兆円となり、国民1人当たりで換算すると約660万円の借金を抱えていることを発表した」と書いています。

国の債務残高は国債と財投債、借入金のほか、短期的な資金繰りのために発行する政府短期証券(FB)を合計したものであり、3カ月ごとに公表している。昨年3月末に過去最高850兆円を記録したが、その後は歳出抑制や財政投融資縮小を背景に微減傾向にあったが、経済対策を盛り込んだ08年度第1次補正予算成立に伴う国債増発の影響で再び増勢に転じている。

 私は、机上の論理での政策論はともかくとして、政治の現実を踏まえた意味で申し上げると、日本国は財政再建のチャンスを失ったとみています。そういう意味で、麻生政権は歴史に名を残す内閣になったと言えるでしょう。吉田茂も草葉の陰で喜んでいることでしょうね???
 「100年に一度」というキャッチフレーズとともに政府紙幣という奇策すら議論される現在、日本経済は、正論を説くムードすらなくなっています。コンプライアンス不況の側面に配慮することなく、マクロ経済政策のみのアクセルを金融と財政で吹かせれば、いずれバブルが再発し、不況の傷をいやすとともに、もっと深い傷跡を残すことになるでしょう。
 しかし、もはや、そのストーリーの大枠は覆らないものと考えた方がよさそうです。日本政府の愚策に巻き込まれて被害に遭うよりも、日本政府の愚策を好機として捉えて、自分と家族と財産の保全を真剣に考えておきましょう。それが身のためです。

2009 03 06 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック

2009.03.05

[ゴーログ] 日本の景気回復が遅れる理由

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「米国と日本と香港で、不況の原因を比較してみました」という「Mutteraway」さんが、「原因はどこも精神的な問題なのですが、当事者や背景が少しずつ違うところが興味深いですね」と語っています。

米国が不況になった理由:消費者は楽観的でいまでもお金を使いたいのですが、銀行が極度の心配性に陥り、消費者がお金を借りられなくなりました。それで、現金を持っていない人は家や車が買えなくなり、それで消費にお金が廻らなくなりました。だから銀行の心配性が治れば、米国の消費は持ち直し、経済は好転するでしょう。

日本が不況になった理由:そもそも消費者に悲観的な傾向があり、バブルが弾けて以降、内需は不景気だし年金問題や医療保険問題など社会は停滞ムード。それでお金はあるが銀行や箪笥に眠っていて市場に回りません。そこへ来て、昨年秋から大量の派遣切りで消費者のムードは一気に底に落ち込んでしまい、ますます財布の紐が硬くなっているようです。つまり派遣切りで貧乏人が増えたからという訳ではないのです。

香港が不況になった理由:香港人は家庭の主婦もオフィスの事務員もみんな株へ投資しています。金持ちは不動産に投資しています。株価が上がると庶民も金持ちになったような気持ちになって、高いレストランで食事したり、高いワインを飲んだり、車を買ったり、どんどん消費にお金を使います。しかし今は、ハンセン指数(日経平均のような株価指数)が下がり、消費者の気持ちもシュンとなっているので、消費にお金があまり廻りません。

上記の理由を見て頂ければお分かりのように、米国も日本も香港も、実際にみんなが貧乏になってしまい不況になった訳ではないのです。もしも失業率が30%とか40%になれば、多くの人が貧乏になって、本当の不況が訪れるでしょう。しかし工場のワーカーが全員解雇されたとしても、そんな失業率にはなりそうもありません。

 私は、米国、日本、香港の中で言うと、最も日本に対して悲観的です。というのは、「お金はあるが銀行や箪笥に眠っていて市場に回りません」という状況が甚だしいからです。ハッキリ言って、銀行が企業に対して貸す気がない。より正確にいえば、リスクを取る勇気と能力がないというところに、問題の深刻さを感じます。
 一昔前であれば、政府系金融機関がおカネを貸せば、メガバンクは喜んで追随したものでした。いまでは、政府系金融機関がおカネを貸した瞬間に、「これ幸い」とばかりに資金を引き揚げてしまいます。こんなことは、日本の金融村において、あまり見られませんでした。
 メインバンクという慣行が崩壊した金融村では、銀行と企業の距離感が広がっています。だから、民事再生を決断する際に、企業はメインバンクに相談しません。相談したら、かえって保全行為を惹起しかねないからです。
それで、突然の民事再生が増えているのですが、それがまた、銀行団の姿勢を固いものにしています。いつ何時、相談なしに、民事再生に駆け込んでしまうかもしれないからです。疑心が疑心を呼んで、信頼関係が崩壊してしまっています。
 この企業と銀行間の信頼崩壊の状況を改善しなければ、おカネが日本経済の血液として十分に循環することはありません。金融当局者たちは、金融現場で発生している信用収縮の実態を直視し、もっと真剣に対策を考えるべきです。そうでなければ、世界の景気が回復しても、日本経済だけは回復しないかもしれません。


2009 03 05 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック

2009.03.04

[ゴーログ] 与謝野大臣は首相も兼務すべきだ?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「残りものには福来たる~」さんが、「G7後の記者会見で醜態をさらしてしまった中川昭一前財務・金融相ですが、今のメディアの力をまざまざと見せつけられた形ですよね」とコメントしています。

こうした言動があっという間に世界中に配信されてしまうのだからある意味恐ろしい…一つのことが命取りになってしまう今と言う時代、注目される日本のトップの人達は常に見られているという覚悟が必要のようですね。でも、ドロ船に乗りたくないのか中川昭一前財務・金融相の後任が麻生内閣の外にいる人間ではなく、閣内にいる与謝野馨経済財政担当相が兼務するということが心配ですね。中川は2つを兼務していてああなったのに3つも一人の人に任せて大丈夫なのだろうか?

 永田町では、「この際、ついでに首相も、与謝野大臣に兼務させたらどうか?」というブラックジョークが流行っているようです。さらに悪乗りして、「それで、自民党と民主党が大連立して、与謝野政権を支えればいい」のだとか・・・。
 「その理由は?」と聞いたところ、「与謝野大臣は名前がいい」のだとノタマウ。
 そのココロは、「与」党と「野」党の間で「謝」る――ということのようです。
おあとがよろしいようで・・・???

2009 03 04 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック

2009.03.03

日本国民は役人の奴隷なのか?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。 「【ネットEYE】新『もりもり』の『今』を読むブログ」さんが、「子どもの頃、社会科の教科書で、『明治維新』によって[士農工商]が撤廃された、そう教わったんですが、まだ、日本にも『身分制度』が残っていたんですね」と語っています。

それは、「ヤクニン」という身分と、「ヤクニンでない」という身分…。日本では、「ヤクニン」になると、給料は老後も保障され、法律を作ったり、変えたりして、下々から「年貢」(ゼイキン)を巻き上げるのも自由だし、犯罪にも問われないばかりか、その子弟も、「ヤクニン」になれる特権があるらしいです…。先日、愛知県庁では、14億9千万円の「裏金」が発覚したようですが、そのうち、2億4870万円を「返還」し、職員を「戒告」などの「懲戒処分」にしたそうです…。誰も、「逮捕」されないんですね…。これって、「横領」とか「背任」ではないのでしょうか?・・・まあ、愛知県だけでなく、岐阜県、大阪府、宮崎県、宮城県、秋田県、北海道…。日本全国すべての自治体で「裏金」が発覚してるのに、ほとんど逮捕されないで済んでしまうなんて、やはり、「ヤクニン」は「治外法権」なんですね…。・・・「ヤクニン」は、悪いことはやりたい放題だし、「能力」がなくても、「カンケ~ネ~」のようです。

やはり「ヤクニン」である「裁判官」も大甘です…。岡山県では、「指導力不足」とされて分限免職となった教員(50)が、県に対して、処分の取り消しを求めた裁判で、岡山地裁の近下秀明裁判長は、県に処分の取り消しを命じました…。オイオイ、これ以上、子どもたちを不幸にするな!って感じですね…。「教員としての資質に欠ける」人に、一体、何をやってもらうのでしょうか…。そういえば、昔、あの「ノーパンしゃぶしゃぶ」楼蘭の常連で、「接待疑惑」で騒がれ退職した、元大蔵官僚が、「申告漏れ」を指摘されたとき、「税金の知識がなかった」と言って、世間を唖然とさせたことがありましたっけ…。フツーは、これが民間人だったら、「脱税」で逮捕なんですけど…。大分県では、教員の不正採用事件がありましたし…。・・・このままでは、「日本の活力」は確実に低下していきますね。

民間人が、どんなにがんばろうと、「ヤクニン」に「ホウリツ」という「魔法の杖」で、年貢を巻き上げられ、民間人が、ちょっと失敗すれば、「キセーキョーカ」「ショウヒシャホゴ」という「呪文」で、がんじがらめにされてしまうのですから…。よく考えてみると、国家公務員・地方公務員の人件費は約28兆円、まあ公益法人もろもろ入れると35兆円はいくでしょう…。一方、国の税収は、40兆ちょっと…、はあ~、誰のためにゼイキンを上納しているのか…。日本国民は、「ヤクニンの奴隷」なんですかね…。 

 そうですね。このところ、日本が「官僚社会主義」の様相を強めていますし、「日本国民=役人の奴隷」論は、その正しさを増しているような気がします。それに加えて、最近のマスコミの論調のヒドイこと。どこに、客観性と知性があるのか、疑いたくなるようなキャスターと素人コメンテーターの掛け合い漫才。漫才は芸人だけにしてくれぇ。
だから、「【ネットEYE】新『もりもり』の『今』を読むブログ」さんが最後に述べた以下のフレーズに本当に共感してしまいます。

アーカンソー州の若き知事が大統領になり、貧民街出身で、当選1回の上院議員が大統領になる、米国。やはり、日本にはないダイナミズムを感じます。そして、そのオバマ大統領に、600億円もの草の根献金を行なう、米国市民の姿勢に、「ボストン茶会」事件以来の民主主義の深さを感じます。


2009 03 03 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック

2009.03.02

[ゴーログ] 税方式に移行して年金官僚を解雇せよ

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「momo's notes」さんが「100年安心年金プランは厚生年金で給付水準50.1%と試算というニュースが出てました」と報告してくれました。

ベースの数値は出生率こそ(少々)訂正したものの、経済の前提が物価上昇率1.0%、名目賃金上昇率2.5%、積立金の名目運用利回り4.1%というケース。「サブプライム発覚前の想定利回りが3.2%、そして今後の想定が4.1%である。」は明らかに結果を出すためのパラメータをつかったようなものを発表し、それで「安心」などと言っている。何故厚生年金で数字を合わせるかといえば、大多数のサラリーマンが加入しているからで、これがおかしくなれば経済危機に隠れている「年金そもそも論」に火がつきかねないからだろう。もし、年金が完全に税一本化され、二階建て部分が確定給付型になった場合、徴収は総務省管轄となり、確定給付型は銀行や証券の業務範囲となるだろう。そうなると「社会保険事業にまつわる人員と財源と権限」は大幅に削減される。年金の継続性よりも「組織の継続性」を重視しているがための発表としか見えない。・・・「年金で公務員を養う」時代は終わったのだと思うし、年金制度も一度破綻再生させて、制度を根本からたたき直す必要があるんじゃないかと思いますね。

 私は、前々から申し上げていますが、公的年金制度は廃止して、基礎年金を税方式で全国民に対して支給する方式に転換すべきと思っています。ハッキリ言って、現在の制度を維持するほうが何十倍もコストがかかって非効率だからです。
 社会保険庁や国民年金機構の公務員を食わせていくための費用を払うくらいであれば、国民の証明さえできれば、自動的に一定額を支払うようにすれば、年金計算や記録の保管などの無駄な作業がなくなり、年金官僚を養う必要がなくなります。
税方式に移行して、年金官僚を解雇する――早くそうなってほしいと心から願っているのですが、なかなかそうはいかないようです。


2009 03 02 [11. 週刊!永田町] | 固定リンク | トラックバック

2009.03.01

[入山メモ] 大航海時代がやってきた 病気編その25 バブルの崩壊その2  ~崩壊のメカニズムの一つ~

 こんにちは。フィナンシャルクラブ株式会社の入山です。
 1993年3月24日から、私は金融界から退場させられ、以降再び社命を頂くこともなく、金融の仕事に戻ることもありませんでした。

 そして、職場で“事件”を語ることもありませんでした。
 2008年7月、木村剛氏にうながされ復帰し、「週刊!木村剛」のブログで沈黙を破ることになりましたが、あくまでも皆さんお一人お一人の勉強の為に、知識の一つとして役立たせて頂くもので、これは私の最後の天命と感じている次第でもあります。
 皆様には、出来ればフィナンシャルクラブに加わっていただき、二度と起こしてはならない欺瞞を議論を重ねながら一緒に退治しようではありませんか。皆様の参加をお待ちしております。

 それでは、転落から転進、そして再起への話しをしましょう。
 本当にとんでもない事件と病気が襲ってくるのでした。
 次週に進む前に、本当につらい人間模様をエピソードとして触れたいと思います。まさに人間ドラマであり、戦国時代絵巻でした。


<本当は語りたくないほどのエピソードと人間ドラマ>

その一 私の目の前で打ち合わせ中に心筋梗塞で倒れ、そのまま病院へ直行、一命をとりとめました。本当に瀬戸際の交渉でした。

その二 私は厳しい交渉の後は、にこやかに握手してエレベーターホールまでお見送りすることが常でした。ところがその夜、ご本人はくも膜下出血で倒れたとの一報を受けました。その方は「今夜一杯やろう」と申されたが、私は「身体が大切なのでお休みされた方が良いのでは・・・」と断ったのでした・・・。

その三 「私が約束する!」と一存にて事を進めていく部長が多くいました。そんな中、
「貴社の役員会での決定ではないと受けない」と何回もとめたことがあり、その後の修羅場を思うと「救われた。よかった」と・・・。

その四  私は孤独な戦いの中で、神田の一隅で頑張っていた時、親会社での幹部社員が時々来てくれましたが、「なんだ元気じゃないか!」と声がかかるとなんとも奇妙な気分になりました。

その五  いよいよ落城という時、吾がボスに「話しがあります」と面会を申し入れたところ、ボスは「判っている。出処進退だろ。俺は辞めるが君は残れ」と一言、万感の思いで辞去したのでした。今思うと、あの頃は「武士道」で立ち向かったのだなあと振り返って思うのです。

その六 私は戦いが終わって敗北したにも拘わらず、親会社に戻ることになりました。その時、娘に「パパが本社に戻るから結婚相手を捜してやる」と言ったことがあります。娘は「パパはあんなに損をし、マスコミから叩かれているので、誰も相手になってくれない!」と言われ、こんな悲しいことはありませんでしたが、いつの世にもこの様なドラマはあるのです。

その七 時が経ち、いよいよ総決算した結果、損失は奇跡的にゼロに近づき素晴らしい復元力でした。しかし、この様なことを言うと「言い訳」とされるし、損失の事実は消せなかったのです。その後、正常感を取り戻し、私は役員になり、顧問になり、43年勤めることが出来ました。これは語れないところだが、この間の苦悩は筆舌に尽くせないものでした。

その八 悲しいことに慰労会や歓送迎会もほとんどしてもらえませんでした。

 人は去り、また人は訪れぬ時代が続きましたが、4人の公人が変わらぬ親交を続けてくれました。今思うと、本当に有難いことでした。民間人はほとんど寄り付かなかったのに、と思いますが、然し、寄り付けぬ程、私が落ち込んでいたのでしょう。
 友達にはかえって悪いことをしたと今は思うのです。

2009 03 01 [24. 入山メモ] | 固定リンク | トラックバック