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皆さん、こんにちは。木村剛です。民主党大勝で沸き立つ永田町ですが、九州のある選挙区に関して、「MSP社長の戯言ブログ」さんは、「『黒い鳩』なんて言わなきゃいいのに・・・たとえ、敵方の大将だったとしても・・・」とコメントしていました。
「兄は、器用な黒い鳩です」と、兄を罵る人に誰が投票するでしょう。どんなに自らの政策の素晴らしさを謳っても・・・その言葉のインパクトが強く、良い行動ですら消えてしまう。政治に兄弟喧嘩を持ちこむ狭量さが垣間見える。自らは、「正義を貫く白い鳩」と言っているようだが・・・自分が正しいと声高に叫ぶ人間ほど、信用してはいけないと言うのは私が人生の中で経験してきた事。・・・白い鳩の腹の中は、真っ黒と言う事か? 有権者の審判は、どの様に下るのか楽しみである。
民主党が大勝利をおさめる中、結果を見ると、かんぽの宿を口撃し、マスコミにうまく露出してもらった「白い鳩」は勝ち残りました。巨額の資金を投入して、かんぽの宿を無駄にたくさん作ってきた旧態依然とした自民党の体質から目をそらし、自分一人が「正義の味方だ」と自己主張した作戦がまんまと当たったという形です。
まさか、いずれ、「黒い鳩」のところに行くようなことはないと思いますが、「正義」を叫ぶ人ほど胡散臭いというのは、古今東西正しいケースが多いので、なんとも言えませんなぁ。注意して見張っていないと・・・。
2009 08 31 [11. 週刊!永田町] | 固定リンク | トラックバック
こんにちは。フィナンシャルクラブ株式会社の入山です。さて、昨日の話しの続きをしましょう。
当時の経済政策は、金融を含めて全て“外貨準備高”にとのように、影響を与えるか、そして円ドルレートは固定レート360円なので、いかに外貨を稼ぐかを目標として金融政策が運営され、その上での輸出振興、輸入規制の極めてわかり易い体制がつくられていました。
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労働マーケットは、地方から都市へ草木もなびき、若年労働者のみならず季節労働者も“出稼ぎ”という今で言う派遣なのでしょうか、一方的ですが極めて流動性(融通性)の高い労働マーケットが形成されていたと思います。
生活水準は大企業の終身雇用と季節労働者の併存により、バランスをとり、失業者は常に限界的な季節労働者が中心で失業者の顕在化を防いでいた感があります。即ち、企業内失業者と家庭内失業者により、統計上は失業率が余り表に出ないものだったと思います。このことを産業の二重構造と呼び、また、地方と都会との二重構造とも呼びました。これが高度経済成長に役立ち、また、高度経済成長が二重構造を吸収していたという成長戦略の好循環のサイクルになっていたと思います。日本は、あらゆる現象を“二重構造”で分析され、説明される時代でした。(来週に続く・・・)

●入山利彦 プロフィール
1942年9月3日生まれ。1965年3月慶応義塾大学経済学部卒業後、三菱商事株式会社入社。1986年金融子会社のエム・シー・ファイナンス株式会社代表取締役に就任し、バブル期に9000億円まで運用したが、1993年3月決算期で三菱商事は、財テク失敗により680億円の特別損失を計上し、そのうちの280億円をエム・シー・ファイナンス代表取締役社長として負担する。1998年~2003年に三菱商事のアドバイザーであったKFi (現:フィナンシャル)代表取締役社長、木村剛による理論を取り入れ実践し、荒波を乗り越える。
1998年6月より2008年6月30日まで三菱商事株式会社情報産業管理部長、監査役、執行役員(監査担当)、顧問を歴任し、この間の激務を通じ、失われた10年の謎の答えを見出す。数々の会社役員に兼任し、なお現在も抜群な発想力と決断力を持ち、常に戦略的に行動し各分野で手腕を振っている。
激動を繰り返す歴史で得た経験で最も伝えいきたいことはリスクマネージメントの大切さであると確信し、日本の金融について発展的なことがしたいという強い思いから、フィナンシャルクラブ株式会社代表取締役社長に就任。
こんにちは。フィナンシャルクラブ株式会社の入山です。さて、先週の話しの続きをしましょう。
昭和30年不況は、日本の中小企業の構造の古い体質を一掃するに足りるもので、とりわけ古い体質のマイナス面のみを保っていた同族企業にとってみると、それはきつい激震が走ったものでした。
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しかし、朝鮮戦争特需により、日本の産業は基盤を造り、重化学工業中心の昭和30年代高度成長の魁として、飛躍への“礎”とも言えるものでした。この時代、“のれん”を守り、地道に営んできた“老舗”はより強固にまとまり、大企業は終戦直後に分裂し、細分化を余儀なくされましたが、大同団結、合併、統合を繰り返し、高度成長へ向けてのスタートを切る準備に入った時代でもありました。それが、昭和30年だったと思います。(明日へ続く・・・)

●入山利彦 プロフィール
1942年9月3日生まれ。1965年3月慶応義塾大学経済学部卒業後、三菱商事株式会社入社。1986年金融子会社のエム・シー・ファイナンス株式会社代表取締役に就任し、バブル期に9000億円まで運用したが、1993年3月決算期で三菱商事は、財テク失敗により680億円の特別損失を計上し、そのうちの280億円をエム・シー・ファイナンス代表取締役社長として負担する。1998年~2003年に三菱商事のアドバイザーであったKFi (現:フィナンシャル)代表取締役社長、木村剛による理論を取り入れ実践し、荒波を乗り越える。
1998年6月より2008年6月30日まで三菱商事株式会社情報産業管理部長、監査役、執行役員(監査担当)、顧問を歴任し、この間の激務を通じ、失われた10年の謎の答えを見出す。数々の会社役員に兼任し、なお現在も抜群な発想力と決断力を持ち、常に戦略的に行動し各分野で手腕を振っている。
激動を繰り返す歴史で得た経験で最も伝えいきたいことはリスクマネージメントの大切さであると確信し、日本の金融について発展的なことがしたいという強い思いから、フィナンシャルクラブ株式会社代表取締役社長に就任。
皆さん、こんにちは。木村剛です。「兄やん公式ブログ2」さんが、「相変わらず既存メディアは、内輪の情報ばかりを流していて、本来提供すべき情報を伝えようとしていません」と怒っています。
酒井法子のニュースが必要以上に報じ続けられているのにも関わらず、自民・民主以外の政策を伝えることもなく、今回選挙と同時に行われる、最高裁判所裁判官の国民審査に関する情報もないという状態です。国民審査をするからには、最低限必要な情報が事前に提供されるべきなのですが、この件に関する情報が圧倒的に不足しているため、判断のしようがありません。「そんな状態で審査しろ!」というのもおかしな話で、そんなものは実施しているとは到底言いがたいものです。ほとんどの人が投票所でその人の名前を初めて見て、何を判断すればいいのでしょうか?
最高裁判所裁判官の国民審査については、もっと告知すべきだと私も思います。というのは、特に経済裁判において、司法の誤った判断によって、国民生活や日本経済が大きく左右される可能性が日に日に高まっているからです。
是非、近年の経済事件に関する判決をググッてみてください。本当にこのままでいいのか、と思う方は、全員に「×」をつけることで意思を示すべきだと思います。
2009 08 28 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「ある女子大教授のつぶやき」さんが、「1992年に米国の経済学者が提案した・・・世代会計とは、人の一生で負担金額から受益金額を引き算した値である」という書き出しで解説してくれています。
受益額は年金や社会保障など政府から受け取る額、負担金は税金や保険料など政府に払い込む額である。算出方法は兎も角として、秋田大学の島澤先生のデータによると、この値がマイナスになる世代は現在55歳以上となる。つまり、それ以下の世代では、負担金の方が大きいことになる。最も得をする世代は65歳で、負担金が1600万円に対して、受益額は3000万円であるから、1400万円も得をすることになる。最も損をする世代は20歳で、負担金が4700万円に対して、受益額は2100万円であるから、2600万円も損をすることになる。・・・公的年金制度や医療制度等において、若い世代がより重く負担していく制度そのものは各国とも同じであるが、日本はこの格差が先進国の中でも突出していることが示されている。ところで、前回の総選挙の投票率をみると、65歳では83%であるが、若くなるにつれて投票率は下がり、20歳では40%となっている。35歳でも60%であるが、とにかく若い世代は、投票もしないで、負担だけ押し付けられているのである。もっと怒り狂って投票場に行き、これまでの政権に対して怒りの表示をするべきであろう。
そうなんですか。65歳の人は1400万円も得をして、20歳の若者は2600万円も損をする。同じ日本に生まれていながら、この4000万円の差はどうなんでしょうか。これこそ、格差なんじゃないでしょうか。「兄やん公式ブログ2」さんも、今回の総選挙について、こうコメントしています。
目先に票欲しさに絶対数の多い高年齢層をターゲットにした政策ばかりで、現役世代~若い世代、次世代が反映できるような「政策」と言えるだけのレベルのものも見当たりません。・・・彼ら政党政治家のいう、「国民」の中には、若い世代や次世代というのは、未だにカウントされていないようです。「今」が大事なのは分かりますが、その「今」を実現するための原動力となるハズの世代を置き去りにして、その後の「未来」を支える世代にわたってまでも、莫大な借金や政治的課題という、負担だけを押し付けるような状態です。そのほとんどが、一過性の効果しかないような、根本的解決とは程遠い、既存の枠組み内での小手先の変化を謳うことしかできずにいます。こんなことで、凋落する日本を食い止めることはできないでしょう。これこそ、国民から断絶した政治というものでしょう。
今回の総選挙においては、こうした世代間の格差問題には目をつぶって、「高齢者を大事にしよう」「健康保険や介護保険の支出を拡充しよう」と主張する政治家ばかりです。終わってますなぁ・・・。皆さんも、島澤諭&山下努著『孫は祖父より1億円損をする 世代会計が示す格差・日本』(朝日新書、777円)を読んで是非考えてみてください。
2009 08 27 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「【ネットEYE】新『もりもり」の『今』を読むブログ」さんが「朝日、読売、毎日、日経の世論調査が出そろって、大変なことになっています。そろって、民主党300議席前後、自民党100議席前後という与党にとっては、恐怖の結果が…。しかし、そこにはある狙いが隠されていました」と告発しています。
それは、民主党の「大勝」を予測して、民主党取りすぎだろ~、じゃあ自民党にいれるか~、自民が負けすぎると2大政党にならんしと、国民を誘導するネライです。・・・赤字転落した新聞業界は、公的支援を自民党に要望してましたし、鳩山由紀夫民主党は、既存マスコミが絶対に認めたくない、総務省から独立した日本版FCCの設置や、電波のオークション制度導入を、民主党「政策INDEX2009」でうたっているほか、記者クラブの開放も明言していますし、マスコミのドン・渡辺恒雄さんからすれば、どえりゃあ、とんでもない話でしょうなぁ。んなワケで、民主党をツブセ! と、これまでも・・・小沢一郎民主党代表代行の西松事件や、鳩山由紀夫民主党代表の故人献金問題を、ヤクニン、マスコミ、与党がグルになってシカケたものの、全て不発に終わってしまい、最後は苦し紛れに・・・芸能界の薬物汚染まで、選挙の争点そらしに活用と、ありとあらゆる手を使ったんですけどねぇ…。・・・読売新聞と日経新聞は、今回の世論調査も合同調査ということで、兵糧も尽きかけているようです…。
なるほどねぇ。そういう見方もあるのかもしれません。「民主党楽勝」というムードを煽っておいて、「だったら、30日に選挙行かなくてもいいか」という層を掘り起こそうという策謀なのでしょう。
それにしても、のりピー事件はウザイ。私は全く興味がないので、TVでこのネタが始まった瞬間にチャンネルをかえます。ものものしく「某建設会社会長」などというニュースを流して何が面白いのか、まったく分かりません。あんな報道を繰り返すテレビ局にはあきれ返しますし、そのテレビ局に金で買われて意味のないコメントを垂れ流すコメンテーターには吐き気がするし、もし、ああいう番組を見て楽しんでいる視聴者がいるとすれば、その視聴者にも幻滅を感じます。
わが国にとっては、「100年に1度の大選挙」なのですから、もう少しまともな番組を流してくださいよ、テレビ局さん。のりピー事件やお笑い番組やクイズ番組以外に大事なことがあるんじゃないでしょうか?(それにしても、人が死んでいるにもかかわらず、押尾学の事件は露出度が少ないですね。何か裏で力が働いているのでしょうか?)
2009 08 26 [11. 週刊!永田町] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「カトラー」さんが、「4年前の衆議院総選挙では・・・女性層が小泉支持に回ったことで、小泉旋風が巻き起こり、自民党が大勝した。この時の支持層が、麻生自民党から離反してしまっていることが自民党苦戦の最大の原因」と指摘しています。
私の周囲でも20,30代の女性の間では「アノ人の顔を見るのも嫌、寒気がする」というような強い嫌悪感が広がっている。・・・麻生太郎がここまで嫌われるのは何故なのか。私の知人の女性は「上から目線だからよ」という一言で斬り捨てた。・・・具体的にはどんな態度のことをいうのかと、ネットで検索してみると、恋愛指南のサイトに以下のような「上から目線だと感じさせてしまう態度9パターン」というのがあった。ちなみに、ここでいわれている9パターンは、男性が恋人に対して嫌われる「上から目線」の態度として取り上げられている。 1) 俺ってさーと話し出す 2) 君ってサーときめつける 3) 「・・・・してあげてもいいよ」と提案する 4) 「料理はできるの?」と単刀直入に聞く 5) 「俺の言ってること理解できる?」と確認する 6) 「これだから○○は・・」とレッテルを貼る 7) 話を聞いても「そんなことは知ってるよ」と自分の知識をアピールする 8) 話の途中で「要するにこういうことでしょ」と要約し、断定する 9) お店の店員に対して命令口調である これを読んでいて、この9パターンは、麻生首相をモデルにしてまとめられたのではないかと思えるほど当てはまっていて笑ってしまった。・・・「上から目線」という言葉を考える時に重要なのは、「上から目線」でモノを言っている当の本人にとっては、それは全くといっていいほど意識されないということだ。逆に、女性有権者に代表される社会的な弱者は、こうしたモノ言いに敏感に反応する。・・・自民党は、政策や候補者の力で負けるのではない、麻生太郎によって負けるのだ。
さすがに「カトラー」さんはスルドイですね。私も本当にそう思います。昨日のゴーログでは、麻生首相の礼儀知らずについて話題にしましたが、この「上から目線」も大問題だと言うべきでしょう。
その「上から目線」をしている麻生首相の顔がアップになる自民党のTVコマーシャルは、一国も早く止めたほうがいいのではないでしょうか。話している言葉に勢いがないし、表情にも熱情を感じられません。やっぱり唇の歪みが気になりますし、どうも視聴者を小馬鹿にしているように感じます。あのコマーシャルを流せば流すほど、民主党に票が流れるんじゃないか、と思えるくらいです。
でも、本人には分からないでしょうから、筋悪のコマーシャルは止められないでしょうね。自民党は、前回の参議院選挙は、バンソーコー王子で負けましたが、今回は、「上から目線」で負けるのかもしれませんね。
2009 08 25 [11. 週刊!永田町] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「MSP社長の戯言ブログ」さんが、「少し前になりますが、党首討論のニュースを見ていたら小二の息子に聞かれました」という悲しいエピソードを紹介しています。
「なんであの人は、握手しないの?」「あっちの人は、握手しに行ったよね。お礼したよね?」 私は、答えるのに苦労しました。「坊ちゃん育ちで、人として礼儀の基本が出来ていないからだよ」「甘やかされて育ったから、人間としての度量が無いからだよ」なんて、息子にストレートには言えません。「もう一人のオジサンに選挙で負けちゃいそうだから怒ってるんだよ」「あのオジサンは、追いつめられていて今は心に余裕が無いんじゃない」と、あやふやにしか答えられません。「ふ~ん?」と、息子の微妙な返事に苦笑いをするのが精一杯でした。漢字が読めないとか、読み間違えるとかと言う事以前の問題ですよね。子供が見て、一般常識の世界で間違っていると思う様な行動を取る人にこの国を任せてしまったんです・・・あのオジサンは人と話をする時に相手を蔑んだ目で見る様に感じるんです。会話の最後には、鼻で笑う様な感じもするし・・生理的な嫌悪感を覚えてしまいます・・・政策も当然ですが、この辺りも有権者はよく見ているんじゃないでしょうか?
まったくそのとおりですね。私も、あの対応には正直がっかりしました。せめて「横綱」のフリくらいはすればいいのに、それすらできないレベルの低さ。悲しい限りです。でも、そういう首相を選んでしまったんですよね、我らが祖国は・・・。「ある女子大教授のつぶやき」さんも「礼儀知らずな自民党党首」と題したコラムを著してあきれかえっているので、ご紹介しておきましょう。
討論終了後の両者の態度に、明らかな差が認められた。鳩山氏が終了後、アメリカではよく見られるように、握手をするつもりで首相の方へ歩みかけたが、首相はこれには答えず、顔を向けることもせず、背中を見せて退場した。鳩山氏はこれに対して、礼儀正しく頭を下げていた。討論ではいくら激しい応酬をしても、別に個人的な喧嘩をしているわけではないから、終わったらにこやかに握手をする風景は当然のことと思う。これを受け入れようとしなかった首相の態度は、感情をむき出しであり、これではいくら「責任力」などと叫んでみても、信用する気にはなれない。このような首相の態度を見ていると、これまで彼が行ってきた、隣国の人や部落民に対する差別発言など思い起こさせるものがある。基本は競争相手に対する礼儀作法であり、人を差別したり、相手に不愉快な気分を与えたりするようでは人間として、全く信頼するわけにはいかない。
2009 08 24 [11. 週刊!永田町] | 固定リンク | トラックバック
こんにちは。フィナンシャルクラブ株式会社の入山です。さて、昨日の話しの続きをしましょう。
私は友人の家に頻繁にお邪魔しました。家業の騒動が住み家にまで及び、当然、職住隣接ですから騒ぎで家に居る場所がなかったのです。
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友人のお母さんから「大変だね。食べていったら」と優しくされると居た堪れなくなるのですが、「ありがとうございます。いただきます」という以外ありませんでした。その友人の家は小学校の校門の前にあったのです。町中が倒産話し一色となり、私はとても居た堪れなくなったのです。そして、小学校にはこのこともあり負い目なのか、同窓会にもクラス会にも出たくなく、1年が過ぎ、再び家業が盛り返したのですが、昔仲間には会いたくないもう一つの理由であったのでした。
中小企業で、同族会社特有の悲劇が次から次へと起こっていったのです。この教訓で同族経営について東京青年会議所の若き経営者を対象として恥じながら講師を勤めました。ちょうど5年前のことでした。(来週に続く・・・)

●入山利彦 プロフィール
1942年9月3日生まれ。1965年3月慶応義塾大学経済学部卒業後、三菱商事株式会社入社。1986年金融子会社のエム・シー・ファイナンス株式会社代表取締役に就任し、バブル期に9000億円まで運用したが、1993年3月決算期で三菱商事は、財テク失敗により680億円の特別損失を計上し、そのうちの280億円をエム・シー・ファイナンス代表取締役社長として負担する。1998年~2003年に三菱商事のアドバイザーであったKFi (現:フィナンシャル)代表取締役社長、木村剛による理論を取り入れ実践し、荒波を乗り越える。
1998年6月より2008年6月30日まで三菱商事株式会社情報産業管理部長、監査役、執行役員(監査担当)、顧問を歴任し、この間の激務を通じ、失われた10年の謎の答えを見出す。数々の会社役員に兼任し、なお現在も抜群な発想力と決断力を持ち、常に戦略的に行動し各分野で手腕を振っている。
激動を繰り返す歴史で得た経験で最も伝えいきたいことはリスクマネージメントの大切さであると確信し、日本の金融について発展的なことがしたいという強い思いから、フィナンシャルクラブ株式会社代表取締役社長に就任。
こんにちは。フィナンシャルクラブ株式会社の入山です。さて、話を戻しましょう。
私は小学校5年生の時、新しい先生のもとで何とか苦境から脱出を果たしました。
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今思うと先生の存在は計り知れないものがあります。これは何も子供
だからということではありません。人生においての「吾が師」は全て先生なのです。特に影響が絶大、それは「小学校時代」であることは言うまでもありません。私の親友である総合商社の社長は、「教育が一番重要なのです。第二の人生は中学校の教師になることだ」と会うといつも話しています。
この様な経緯があり、私が社長を引き受けたフィナンシャルクラブを金融のみならず、幅広い「教育・訓練のアカデミー」として成長させたいと考えているのです。
余談になりますが、私事で恐縮ながらこの度次男が結婚することになりました。相手は小学校の先生です。私は大変嬉しく思い感謝しているのです。そして、私が小学校6年生の時、「よく卒業できたな」という職業軍人教師の言葉を背に卒業、やっと呪縛から解き放されました。
新しい空気と、もはや戦後ではないと言われた昭和30年代を迎えることになり、私も一転してスポーツに勉強に生徒会活動にと積極的な日々を歩むことになりました。スポーツはバレーボールを選び、その後の高校、大学、社会人として現役選手を続けました。今は健康を害してボールに触れることは叶わなくなりましたが、このスポーツにより、私はいかに多くの「力」を頂いたのか、大変感謝しております。当時の世相を反映して大変な名誉であった「健康優良生徒、市第一位」として中学校3年の時に表彰されました。表彰式には一宮市長、朝日新聞社、そして何ともドラマティックなことに、病弱でいつもお世話になった主治医の服部先生からも表彰して頂き、やっと苦々しい過去を振り返ることが出来るようになりました。
今思うと、「苦難を与えて頂いた方々」ということで、むしろ試練を頂いたという感謝の念に変わっています。しかし、何年かかったのでしょうか。50年はかかったと思います。
しかしながら、小学校には再び訪れることはありませんでした。これには別の理由があります。好事魔多し、中学校1年の時でした。ちょうど朝鮮戦争で米軍の特需があり、我が国経済はこれを契機に一気に復興することになるのですが、特に繊維産業は恩恵を受けたものです。父の会社も例外ではなく、急拡大したのです。そして、つわものどもが夢の跡、特需が終わり反転、過剰設備と在庫に苦しむ大不況となったのです。確か昭和30年、中学1年生の時、家業は倒産することになりました。ジェットコースターの如く頂点から奈落のどん底に落ちたのです。(明日に続く・・・)

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1942年9月3日生まれ。1965年3月慶応義塾大学経済学部卒業後、三菱商事株式会社入社。1986年金融子会社のエム・シー・ファイナンス株式会社代表取締役に就任し、バブル期に9000億円まで運用したが、1993年3月決算期で三菱商事は、財テク失敗により680億円の特別損失を計上し、そのうちの280億円をエム・シー・ファイナンス代表取締役社長として負担する。1998年~2003年に三菱商事のアドバイザーであったKFi (現:フィナンシャル)代表取締役社長、木村剛による理論を取り入れ実践し、荒波を乗り越える。
1998年6月より2008年6月30日まで三菱商事株式会社情報産業管理部長、監査役、執行役員(監査担当)、顧問を歴任し、この間の激務を通じ、失われた10年の謎の答えを見出す。数々の会社役員に兼任し、なお現在も抜群な発想力と決断力を持ち、常に戦略的に行動し各分野で手腕を振っている。
激動を繰り返す歴史で得た経験で最も伝えいきたいことはリスクマネージメントの大切さであると確信し、日本の金融について発展的なことがしたいという強い思いから、フィナンシャルクラブ株式会社代表取締役社長に就任。
皆さん、こんにちは。木村剛です。「兄やん公式ブログ2」さんが「今夏の総選挙において、各党のマニフェストがほぼ出揃いました。出揃いました?本当に?あんなポンコツなのがマニフェスト?冗談ですよね?あれが本気で日本のことを考えたマニフェストですか?んなわけないですよね?」と突っ込んでます。
残念ながらこんなポンコツなことを実行しようとすることに誇りを持っているのが日本の政党であり、その中から選ばなくてはいけないというのが、日本人の置かれた環境です。不幸の極みとでもいいましょうか・・・。このポンコツ公約の中からどれかを選ばされるということは、嫌いな人の中から誰かを選び、その人と結婚生活を送らされるようなものです。本当に勘弁してほしいです。彼らは、今の世界情勢の中で、日本のおかれている状況が分からない、手に負えないほどのバカなのか?それとも自分達が死ぬまでもてばそれでいい、という手前勝手な考え方なのかのどちらか、あるいは両方なのでしょう。
確かに、今回の選挙に際して、「嫌いな人の中から誰かを選び、その人と結婚生活を送らされるようなものです」というのは、言い得て妙ですね。そして、現在のバラマキ政策万能主義が「高齢でエスタブリッシュメントの方々が死ぬまでもてばそれでいい」という思想の下に展開されていることも事実でしょう。
しかし、悲しいけれど、それが現実なんですね ―― 生まれたての弱小政党だけれど、将来性に期待して「みんなの党」にでも投票してみますか・・・。
2009 08 21 [11. 週刊!永田町] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「ある女子大教授のつぶやき」さんが「50年間で800兆円を超える財政赤字を積み上げた挙句に、とうとう税収を上回る収入を国債発行で賄わなければならない異常事態である。これを実施してきた政党が民主党に政権担当能力とか財源とかを言う資格は全くない」と喝破しています。
この事態に対しての対策は二つあり、一つは歳出を大幅に減らすこと、もう一つは消費税のアップである。政府系の御用経済学者である東大教授のご高説によれば、増税しても景気を悪くしない方法があるという。原理的には増税した分だけ財政支出をすれば景気刺激効果をもつが、巨額な財政赤字を持つ日本では、増税分の一部は債務返済に回さなければならない。増税分を債務返済と財政支出にうまく振り分けることで、増税は景気にはマイナスにはならないという説だ。ご高説の前提条件で、対策は二つありと言いながら、歳出削減は政治的に困難としているところに欠陥がある。高齢化による社会保障費の増加だけが歳出増の原因としている所に限界がある。・・・財政赤字の削減には、行政改革による大胆な政府支出のカット、一般会計と特別会計の見直しが最も効果的であるが、ご高説ではこの話が意識的にカットされている。・・・明治維新以来積み上げてきた官僚制度に大幅な鉈を振るい、二重行政の廃止、天下り法人の廃止、外交と国防以外の省庁の廃合などで、現在の一般予算をおよそ半分にすることができる。こうすれば、増税分はそのまま景気刺激策に使うことが可能となる。
意外に思われるかもしれませんが、御用学者の影響力は無視できないものがあります。官僚の台本通りに意見を唱え、落しどころに向かってシナリオを組み立てていく御用学者たちは、官僚たちのエゴをもっともらしい権威で消臭していますし、マスコミなどで官僚の意見を「フェアな意見」として自己主張してくれるからです。
官僚たちは、そういう御用学者たちをたくさん囲っていますから、彼らを操れば良いだけ。実際、ある政策を打ち出すための委員会を組織したとすれば、そのメンバーを選ぶ段階で、政策の中身は8割方決定しているといっても過言ではありません。
民主党は「脱官僚」を掲げていますが、民主党が政権を取ったら、御用学者たちを使った官僚たちによる隠れ蓑戦法を打開することができるのでしょうか。是非、腕前をみせてもらいたいものです。
2009 08 20 [11. 週刊!永田町] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「【ネットEYE】新『もりもり』の『今』を読むブログ」さんが「各党のマニフェスト(政権公約)も、あれこれ批評されてますが、やっぱり、何と言っても、民主党の『子ども手当』でしょうなぁ…」と批評しています。
0歳児から中学校卒業まで、月額2万6千円、年額31万2千円と、前代未聞の大盤振る舞い。子どもが4人いれば、15年間で1872万円! 千葉県なら、新築一戸建てが買えます! 国の税収が47兆円なのに、子ども手当だけで、年間5兆8千億円も使ってダイジョブ?という声もあります・・・民主党の子ども手当は、とんでもない副作用がある、劇薬かも知れないのです…。年額31万2千円の子ども手当は、1ドル=95円で換算すると、3284ドルです。これに対して、インドの一人当たりGDP→978ドルベトナムの一人当たりGDP→818ドル、フィリピンの一人当たりGDP→1624ドル、インドネシアの一人当たりGDP→1924ドル、あの経済大国になった中国だって、一人当たりGDP→2460ドルですから、日本の子ども手当は、とんでもない金額です。大変なコトが起こるかも知れません…。今だって、不良外国人やら、日本の暴力団やらが、国境を越えて、組織的犯罪を行う時代ですから、この民主党の「子ども手当」という、宝の山に目をつけないハズはないでしょう…。黄金の国ジパングをめざせ!です。フィリピン、ベトナム、中国などなど、外国人の子どもの養子縁組や偽装認知が激増するカモ…。それに、子どもが10人いれば、月額26万円ですから、よく話題になる、生活保護の詐欺みたいに、子ども手当詐欺が起きるかも知れません…。
本当におっしゃるとおりで、東京以外であれば、子ども手当で家が建つんですよ。そう考えると、すごい経済政策なんですね。
実際のところ、子どもに関する支出にヒモ付けることなく親にやるのですから、何に使われるか分からない。生活保護の手当をパチンコに使う人たちもいるわけですから、子ども手当が「親のホビーの手当」に無駄遣いされてしまうかもしれませんしね。
それから、子ども手当詐欺は気をつけた方がよいでしょう。間違いなく、賢くて悪い奴は出てきます。寛大におカネをバラマク経済政策は、必ず歪みをもたらすのです。民主党さんが、もしも政権を取ったら、そこには気を付けてもらいたいものですね。
2009 08 19 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。経済と政治に矢鱈と詳しい「カトラー」さんが、「4年前の郵政解散総選挙を色々な意味で象徴していたのは、ホリエモンの出馬だった」と振り返っています。
堀江は「カネで買えないものはない」といったが、同時に、カネで買えないモノがこの国に存在していることはおかしいといっている。すなわち、出自や身分、格式といった、どんなにカネを積んでも買えない封建的な遺制がのこっている社会はフェアとはいえないと主張した。・・・4年前の日本には、少なくとも規制緩和や民営化が是とされ、ライブドアのような企業が、株価の時価総額パワーを背景にフジテレビのような企業を買収するという下克上の世界が存在していた。ホリエモンの頭上には、実体はともかく可能性の青空のようなものが広がっていて、彼を取り巻いていた若者たちもホリエモンの姿に明日の自分の姿を重ね合わせていたことは確かである。しかし・・・権力装置の中枢までズカズカと踏み込んできたナイーブな青年実業家の振るまいを、マスコミや検察の内部に勢力を持っている青白い国粋主義者やエスタブリッシュメント層の連中が嫌悪して潰しにかかったのだ。堀江が理解できていなかったのは、国家は会社とは違って、自律的に暴力装置として機能する存在であるということだ。国家の存立基盤に触れてくるような異分子に対しては、国家権力は徹底的に潰しにかかる。・・・堀江の知らぬところで牙が向けられ、破局は突然訪れた。 かくしてホリエモンは潰された。そして、ホリエモン的なものを粛清した後に日本社会に新たに浮かび上がってきたのが、「格差問題」である。世間では、小泉政権下の構造改革によって格差が助長され、絶対的貧困が増大したと、今や、麻生太郎も民主党も大合唱している風があるが、そこには政治的な嘘がある。格差が広がっているのは、むしろ今であり、その元凶は、現在も進行中の景気の悪化である。小泉政権下、景気回復が進んでいた2003年からは、ジニ係数も低下するなど、むしろ格差は縮まる傾向にあった。日本において、ホリエモンや郵政民営化に象徴される「構造改革路線」が、格差や貧困を広げたというのは政治的なデマに過ぎない。・・・ ホリエモンを潰したことこそが、実は「格差問題」を社会問題化させた主犯ではないか・・・ホリエモンが体現していたベンチャー的な生き方とは、大企業に所属せず、猛烈に働いてのし上がり、小企業が大企業を飲み込んでいくという下克上的な世界のロールモデルになっていた。その下克上の夢が潰えたことで、閉塞感が一気に日本の若者達を覆うことになった。「ホリエモンも潰された。もう、この国には出口が無いのか」という思いにかられ、大企業に正社員として就職している彼とフリーターの我との間に横たわる差が、あらためて埋めようのない「格差」として意識され始めたのである。・・・若者世代における格差問題の本質とは・・・将来にわたってもその差が縮まらない、あるいはその格差が拡大していくイメージしか持てないという「希望」の喪失にある。・・・ホリエモンの活躍に喝采していた若者たちが、今の日本においては「この先どうにもならない」と絶望し・・・てしまった。・・・「この国には、全てのものがあるが、希望だけが無い」ことが最大の問題なのである。・・・ 格差を是正するという立場からトヨタに対して期間工や季節工などの待遇改善を求めていくことなども無駄とはいわない。しかし、他方で、自動車業界でこれから進行するのは、環境技術を軸にした破壊的なイノベーションであり、業界の風景そのものを根こそぎ変えてしまうような地殻変動である。米国では、ビッグ3の覇権は崩壊し、代わって電気自動車(EV)ベンチャーが続々と生まれている。いずれその中の何社かは、恐竜のようなビッグ3やトヨタをも脅かす存在になるだろう。この国の外に出れば、米国や中国の「ホリエモン」たちが小回りをきかせて巨大自動車産業に対して下克上を仕掛けようとしているのだ。若者がコミットするストーリーとしては、時給を100円アップしろという話より、トヨタを食ってやるという話のほうが、よほど希望にみちているのではないか
マイノリティの意見なのかもしれませんが、私も「カトラー」さんと同じような分析をしています。好きであれ嫌いであれ、当時のホリエモンが若者たちの希望を背負っていたのは事実ですし、教育ママと言われる人たちでさえ「ホリエモンのようになりなさい」とわが子に諭していました。
その意味で、ホリエモンは、閉塞感に満ち満ちていたわが国の「最後の可能性」であったし、若者にとって「坂の上の雲」に向かって走り続けるヒーローだったのでしょう。そのヒーローを、商売の戦いで叩きのめすのであればともかく、暴力装置の軍隊である地検によって踏み潰してしまった。これが、めちゃくちゃ効きました。
普段はキレイごとを言っていても、おじいちゃんたち(=日本の小さなキムジョンイルたち)に刃向かう若者を叩きのめすためには手段を選ばない ―― わが国にはびこる、そういう「北朝鮮性」を、感受性の高い若者はハッキリと自覚してしまったのだと思います。草食性の男子が増えているのは、そういうことと無関係ではないでしょう。
ホリエモンが好きであろうと嫌いであろうと、多様性を許容する社会でなければ、閉塞性が強まり、経済活動は不活性化して、結果的に分け合うパイも小さくなってしまうでしょう。「カトラー」さんが指摘したように、格差問題の源は、ホリエモンを虐殺し、若者たちの希望を叩き潰してしまったことであり、ホリエモンのような下克上のニュースターが現れない限り、彼らの心が癒されることはないのだと思われます。
2009 08 18 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「くまさんの自立」さんが、「阿呆太郎と民主党鳩山代表の党首討論会は相も変わらず、かみ合わずどうも現実が見えていないかもしれない」と酷評しています
政権与党の自民党の方が全く現実が見えていないといった方がいいかもしれない。天下り禁止はしたからmanifestoには掲載しなかったそうだが、天下り禁止については民主党の長妻氏が発言しているように32年前からズーッと言い続けて、結局なにもできていない。禁止はしても完全に底抜けの状態だから、自民党政権を交代させなければと思ってしまう。
さすがに自民党です。「天下りを禁止したから、マニフェストに掲載しなかった」というのは、言いも言ったりという感じがしますね。そういう「やったフリ」で凌げる時代は終わったのに、それが分かっていない。悲しいことです。
2009 08 17 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
こんにちは。フィナンシャルクラブ株式会社の入山です。さて、昨日の話しの続きをしましょう。
そして、これから生成し、大変な変質を起こすもの、それは
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・金融工学は金融以外のどこに行くのだろうか
・日本の政権選択で、負け組みは何を起こすのだろうか
・霞ヶ関解体により大量に輩出される有能な公務員(有能ではない方も)はどこへ流出するのだろうか
・覇権国の交代があるとすれば米国はどこへ行くのだろうか
・そして日本での団塊の世代、非正規雇用者、そして産業構造の変化により生ずる失業者を国家はどう処遇し、どう治めていくのか
上記はいずれも民であり頭脳である国の行方を決めるもう一方のキーワードでもあります。
これに環境破壊という変数が加わり、地球崩壊が現実のものとなるのです。
これ等の「解」は「人間」であり、「政治」であり、そして全ての礎は「教育」だと思うのです。
今回の総選挙は大事な選択を求められるとともに、その後の政治的混乱というカオスを通じて21世紀が見えてくるのではないでしょうか。
(来週に続く・・・)
●入山利彦 プロフィール
1942年9月3日生まれ。1965年3月慶応義塾大学経済学部卒業後、三菱商事株式会社入社。1986年金融子会社のエム・シー・ファイナンス株式会社代表取締役に就任し、バブル期に9000億円まで運用したが、1993年3月決算期で三菱商事は、財テク失敗により680億円の特別損失を計上し、そのうちの280億円をエム・シー・ファイナンス代表取締役社長として負担する。1998年~2003年に三菱商事のアドバイザーであったKFi (現:フィナンシャル)代表取締役社長、木村剛による理論を取り入れ実践し、荒波を乗り越える。
1998年6月より2008年6月30日まで三菱商事株式会社情報産業管理部長、監査役、執行役員(監査担当)、顧問を歴任し、この間の激務を通じ、失われた10年の謎の答えを見出す。数々の会社役員に兼任し、なお現在も抜群な発想力と決断力を持ち、常に戦略的に行動し各分野で手腕を振っている。
激動を繰り返す歴史で得た経験で最も伝えいきたいことはリスクマネージメントの大切さであると確信し、日本の金融について発展的なことがしたいという強い思いから、フィナンシャルクラブ株式会社代表取締役社長に就任。
こんにちは。フィナンシャルクラブ株式会社の入山です。さて、先週の話の続きをしましょう。
ITバブルがはじけました。製造業段階で止まればよかったのですが、様々な工学はこれにより行き場がなくなり、とうとう金融工学という名でウォール街へ現れ、花を咲かせるのでした。
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2008年、金融工学は行きつくところまで行ってしまい、サブプライムローンに姿を変え、これを契機にとうとう金融バブル崩壊を招くことになるのです。
これにより、金融工学者は漂流し、いまだに辿り着く先が見当たりません。5年後あたりには、またまた革命的な山を創り出すのではないでしょうか。2009年日本では政権選択選挙と大声で合唱されています。
これに伴い、初めて逆サイドとなる勢力は又漂流するのでしょうか。マニフェストに掲げられるであろう公務員改革、これにより溢れる公務員、どこへ漂着するのか、大変な勢力が崩壊するとなると、これまた終戦の教育、冷戦後のIT、金融工学の破綻と“人材”の民族大移動は革命的な事件を引き起こし、とんでもない方向に行くか、あるいは地球規模で淘汰がはじまるのか、地球と人類にとり一大契機となるのはほぼ間違いないでしょう。
人類は崩壊と生成を繰り返します。それが歴史的大転換の時、思わぬ方向に進み、結末を迎えることがあります。
・敗戦による職業軍人の除隊は、教育や行政の現場に流入し、変質をもたらしたということ
・冷戦終結により、科学者(軍事)が大量に流出、軍需の民需転換により、IT革命が起こったということ
・ITバブル崩壊により、頭脳が金融工学へ転出し、金融バブルを起こしたこと
などが挙げられます。正にこれは輪廻転生といえるものでしょう。
(明日に続く・・・)
●入山利彦 プロフィール
1942年9月3日生まれ。1965年3月慶応義塾大学経済学部卒業後、三菱商事株式会社入社。1986年金融子会社のエム・シー・ファイナンス株式会社代表取締役に就任し、バブル期に9000億円まで運用したが、1993年3月決算期で三菱商事は、財テク失敗により680億円の特別損失を計上し、そのうちの280億円をエム・シー・ファイナンス代表取締役社長として負担する。1998年~2003年に三菱商事のアドバイザーであったKFi (現:フィナンシャル)代表取締役社長、木村剛による理論を取り入れ実践し、荒波を乗り越える。
皆さん、こんにちは。木村剛です。「ある女子大教授のつぶやき」さんが、「ものづくり日本を支えてきた製造業にはガラパゴス化という皮肉な言葉が被せられている」と悲憤慷慨しています。
世界に冠たる高度な技術を作っても、国内では通用するが、国外では振り向いてくれない現象で「ガラパゴス化」と呼ばれている。いまや海外のメディアでも取り上げられている。代表的な例が携帯電話で、技術は今でも世界一で、資金も人材も十分にあるが、欠けているのは世界に売り込む戦略やシステムがないことである。これは技術の問題というよりは経営の問題である。要素技術ではすぐれていながら収益が上がらない原因は、技術へのこだわりばかり優先しているからである。携帯電話の心臓部にあるDRAMについても、1987年には70%の世界シェアを持っていたが、今では10%となってしまった。高性能にこだわり続けた結果である。並みのものを安価に作ることに徹した韓国のメーカーはシェア50%になっている。日本で唯一になった企業は生き残りをかけて、台湾と合弁する話が進んでいる。問題の根本は教育にある。・・・いくら優れたものを製造しても、それが売れなくなるシステムや、そのようなコストの高い性能の優れたものを必要としない人たちがいることを忘れている。「ものづくり」で成長したが、何のためのものづくりかという視点が欠けていた。日本の技術者と経営者はいつまでもこれだけに凝り固まった頭を切り替える時が来ている。
日本において、評価があまりにも低いモノのひとつに「経営」という概念があります。日本では、技術力の話ばかりで、「経営力」の重要性が軽視されています。マルクス史観に染められた方が未だに多く生息している日本では、「経営者」は悪人というカテゴリーに分類されています。「経営手法」という言葉も、無機質で冷たく管理的な響きがしますし、「経営陣」という人々も、「経営するプロ集団」というニュアンスではなく、「功なり名を上げた方々」という捉え方をされるケースが多いようです。
如何なる優れた作戦を遂行しても、間違った戦術の下で勝つことはできません。如何なる優れた戦術を以ってしても、劣った戦略の下で勝利することは不可能です。「経営」というモノの価値を正当に評価しない国において、企業の力が衰弱していくことは、ある意味で致し方のないことです。
2009 08 14 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「grounder」さんが、「選挙間近なんですかね〜。あちこちマニュフェスト検証をやってますがどうなんでしょう?」と問題提起をしています
見出し的にはどちらが良いとはなかなか解りづらい感じですね。しかし、全体的には民主党勝利って感じはカタイんでしょうか。まぁこれだけ停滞した状況で現状がいいとはなかなか思わないでしょう。以前盛り上がった郵政解散は解りやすい(過ぎた?)感じで皆でOK出したんですよね。実は僕はへそ曲がりなのでOKは出さなかったんですが、昨今の後ろ向き(規制強化)な意見を聞く度にまたまたへそ曲がりがうずき出して今ならOKが出そうな気もします。失敗するかもしれないけど前を向こう、今何もしないよりはましだという感じでしょうか。・・・日本の各党マニュフェストはというと、どうもフッル〜イ数値、それは昔懐かしき良き時代の数値をもとに「今」をどうにかしようとする無理があるんじゃなかろうか…と。それは体は超高齢化で動きが悪くなっているにもかかわらず、頭の中はイケイケの高度成長のハッピーなユートピアが広がっているのでしょうか。あ、それって運動不足気味のオトーサンが子供の運動会でイメージ通り走れず大転倒しちゃう、そんな感じでしょうか。歳をわきまえて今を見つめましょうよ。
これから、さらに、規制強化 ⇒ 統制経済化 ⇒ 企業活動の沈滞化という流れがやってくるでしょうから、企業経営者は楽観視することなく、最悪の事態に備えるべきだと思います。それは、経済政策の立案者たちと企業経営の遂行者の間のギャップが甚だしいからです。
経営者たちの頭の中には、「イケイケの高度成長のハッピーなユートピア」などないし、そんな時代に戻れるなんて思っていないのに、企業経営をしたことのない永田町や霞が関の方々は、規制さえすれば、「イケイケの高度成長のハッピーなユートピア」に戻れると思っています。そのズレが不幸な形でこれから出てくるでしょう。
これだけ「構造改革=規制緩和=悪」という刷り込みが為されると、方向展開するにも時間がかかります。また、 納得感を醸成するために、犠牲者も出さなければなりません。ユートピアを夢見ることがユートピアとは180度異なる事態をもたらしてしまう不幸な時代がやってきます。
2009 08 13 [11. 週刊!永田町] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。 「【ネットEYE】新『もりもり」の『今』を読むブログ」さんが「呆れました…」とこぼしています。
カルロス・ゴーンCEO率いる、日産自動車が、2010年発売予定の電気自動車(EV)、リーフ(LEAF)を、発表しましたね。世界中に、新産業革命が起こる予感・・・5人乗りのコンパクトカーサイズの、電気自動車(EV)・リーフ(LEAF)が、200万円台で手に入るということは、排気ガスを排出しない、燃費がガソリン車の5分の1以下、1キロ=1円ということも手伝って、爆発的に売れるでしょう。トヨタのプリウス、ホンダのインサイトと、ハイブリッド(HV)の時代は一気に終息し、電気自動車(EV)の時代が到来か。・・・日産の電気自動車(EV)・リーフ(LEAF)は、リチウムイオン電池とモーターで駆動するので、エンジンとトランスミッションが不要です。ということは、NEC、パナソニック、東芝など大手電機メーカーも、自動車業界に参入するチャンス到来です。・・ 部品メーカーも再編だし、ガソリンスタンドなどにも影響必至だし、産油国にもインパクトを与えるし、今までに経験したことのない、大波乱が起きるのかもしれません。しかし、時代の変わり目とは、こういうものなのでしょう…。かつて、イギリスの産業革命の時も、職人たちが機械をぶち壊す、ラッダイト運動が起きましたが、結局、流れを止めることはできませんでした…。・・・考えてみると、わが祖国日本も、時代の変わり目というか、変革のラストチャンスだと思うのですが、830解散総選挙を控えて、自民党、民主党、各党のマニフェスト・選挙公約をみると、ラッダイト運動が、けっこう支持を集めている危惧を覚えます。労働者の保護だ!農産物の保護だ!建築や金融の規制強化だ!と、目先の対処療法ばかりで、時代の大局からズレている感じ…。日本も、カルロス・ゴーンCEOの日産自動車じゃないですけど、既成概念をぶち壊す施策が必要じゃないスカ?
悲しいことですが、自民党も民主党も、時代の流れに抗って、ノスタルジーの面影にすがり付こうとするラッダイト運動を大々的に展開しています。したがって、政権交代しようがしまいが、ラッダイト運動のような反近代化運動が続くことになるのでしょう。
それにしても、エコポイントの大盤振る舞いによるプリウスの絶好調ぶりと、その反面である普通車の不振振りを見た後で、プリウス関連の一部を除くと、ほとんどの下請企業は恩恵を被っていないという実態を聞くと、「強くて大きいトヨタは救うのに、弱くて小さな中小企業は助けないのか?」などという憤りを感じます。
所詮この国は、支配層である霞が関と大企業のためにのみ存在しているのでしょう。エコポイントとかJALやエルピーダの救済なんかをみていると、そういう感じですよね。だとすれば、霞が関や大企業でない者に残された道は、ラッダイト運動しかないのかもしれません。このままいくと、日本国では、大企業救済とラッダイト運動ばかりの経済政策になってしまいそうですなぁ。
2009 08 12 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「不動産投資と金融・ファイナンスブログ」さんが、「日本橋界隈を歩いていますと、目に付くのは空室の看板、つまり社名の入っていないホワイト看板ばかりが目に付きます」と報告してくれました。
日本橋は古くからの日本のオフィス街ですが・・・賃貸、事務所ビルとも大きく需給バランスが崩れた状態が続いています。この状況を打開するには、当然ながら埋まる賃料まで家賃を下げて他から引っこ抜く以外の方法はもうなくなっていると思います。・・・今後の経済の回復を待つというよりも、多くの海外(特に中国、インド等々)の企業に日本へ進出してきてもらう以外方法が無いように思えてくるこのごろです。この広大な日本橋界隈の中小のビル群が再び活気を取り戻すことが国内の法人だけでありえるのでしょうか?? 日本橋はオフィス街としては、今や一般的な人気としては2等地以下です。残念ながら。なぜならば団塊ジュニア世代の方々は「日本橋○○町」といっても何の思い入れも憧れもありません。彼らはもっと「住」と「遊」が接近した町にオフィスをもちたがります。私は、日本橋界隈を「経済特区」にして、「ベンチャー企業や外国企業の法人税率を下げる」といたことを行なわなければ今後のオフィスビル不況脱出は難しいように思います。どこかのお偉い政治家が「日本橋を日本のシティ、金融センターにする」とおっしゃっていましたが・・・。いったいどうやってやるのか? 本当お聞きしてみたいです。
本当にお聞きしてみたいものです。最近になって、少額の不動産であれば、小金持ちによる取引が時折見かけられるようですが、本来のプレーヤーたちは、まだまだ息を潜めています。というか、ファイナンスができないので、10億円以上の物件にはなかなか買い手がつきません。また買ってみたところで、借り手がつかないのであれば、高い利回りも期待できません。
ということで、今しばらく不動産冬の時代は続くのかもしれません。それにしても、わが国の為政者たちは、この厳しい現状が分かっているのでしょうか。このまま、さらに倒産が増えるようなことにでもなると、オフィス需要は冷え込んだままになります。製造業派遣を禁止している暇などないように思えるのですが・・・。
2009 08 11 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「FP森恵子のサイト 〜日記〜」さんが、「今年の経済白書でジニ係数(格差を測る指標)の分析がなされており、過去十数年一貫して拡大してきたが、2000年以降はむしろそのテンポがマイルドになっている、にもかかわらず、白書の分析について『メディアの紹介は、改革の結果、格差が拡大したような伝え方が少なくなかった』、さらには担当大臣のコメントも『構造改革の裏側でひずみが出たことを正面から認め、現状認識としておさえるのは意義がある』とあり、白書の分析である『労働市場の構造改革が進んでいない点が格差の原因である』ことと全く異なっている」という指摘を紹介しています。
今、官僚主導の弊害を多くの政治家が訴えていますが・・・本当に白書を読んでいるのかな?メディアを中心に形成されている世の中のムードに乗っかって情緒的な発言しているだけじゃないのかな?という政治家の姿を見ると、官僚にこそもっと本来の役割を果たしてほしいという気持ちになります。99年の地域振興券の時は、まだ賛否両論ありました。・・・賛否両論あったということが健全だったと思えるのです。しかし、今やほとんど全ての政党が地域振興券(的な政策)一辺倒という異常な状況です。せっかく白書が出ても、それが国を良くすることにまったく活かされないなら意味がありません。やはり選挙の「その後」が真の鍵を握るようです。
これ、本当の話です。是非、経済白書を読んでみてください。呆れ返りますよ。「格差拡大のテンポが緩やかになった」と経済白書は明記しているんです。それなのに、
①大臣が経済白書を読んでいない。
②経済白書を伝えるマスコミも読んでいない。
③したがって、経済白書の内容と異なる報道が垂れ流される。
これは、本当にお粗末なことで、日本のマスコミを信じてはいけないという事実が端的に現れた事例でした。
2009 08 10 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
こんにちは。フィナンシャルクラブ株式会社の入山です。さて、昨日の話しの続きをしましょう。
戦後日本に教育は、今でも取沙汰されていますが、昭和20年代、30年代あるいは50年代でも様々な影を引きずっている背景に、戦後直後の“教師”の存在が二重にも三重にも重なる矛盾が内包して影を落としているのではないのでしょうか。
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私はその様な小学校教育を受けてきたのです。もう2度とこの様な悲劇は願い下げにしたいものです。
この教訓は、実は終戦後の教育だけではありません。東西冷戦終結により、東西の軍縮による人的資源、技術の移転にも見られました。
東西、多くは東の軍や科学に起こった西へのリソースの移動です。これは軍需の民需転用といわれたITです。
1992年東西冷戦終結から、1997年IT革命までに起こった人的資源やテクノロジーの移転でした。
多くの科学者、特に軍事中でも核開発に携わった科学者が一斉に民需へ転換していったのです。
よくいわれるIT革命は、軍事をビジネスモデルに転換したものといわれるものです。
この資源の移転でまさにITはバブルとなり、そしてはじけたのです。これで多くの分野で工学が誕生したのです。最大のものが金融工学と言われています。これがウォール街を席巻する下地となるのです。(来週に続く・・・)
●入山利彦 プロフィール
1942年9月3日生まれ。1965年3月慶応義塾大学経済学部卒業後、三菱商事株式会社入社。1986年金融子会社のエム・シー・ファイナンス株式会社代表取締役に就任し、バブル期に9000億円まで運用したが、1993年3月決算期で三菱商事は、財テク失敗により680億円の特別損失を計上し、そのうちの280億円をエム・シー・ファイナンス代表取締役社長として負担する。1998年~2003年に三菱商事のアドバイザーであったKFi (現:フィナンシャル)代表取締役社長、木村剛による理論を取り入れ実践し、荒波を乗り越える。
1998年6月より2008年6月30日まで三菱商事株式会社情報産業管理部長、監査役、執行役員(監査担当)、顧問を歴任し、この間の激務を通じ、失われた10年の謎の答えを見出す。数々の会社役員に兼任し、なお現在も抜群な発想力と決断力を持ち、常に戦略的に行動し各分野で手腕を振っている。
激動を繰り返す歴史で得た経験で最も伝えいきたいことはリスクマネージメントの大切さであると確信し、日本の金融について発展的なことがしたいという強い思いから、フィナンシャルクラブ株式会社代表取締役社長に就任。
こんにちは。フィナンシャルクラブ株式会社の入山です。さて、先週の話の続きをしましょう。
私は学校での出来事を誰にも言わず、一人で耐えに耐えたのですが、一所懸命自習し、負けまいと頑張り、試験にだけは出たのです。
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ほとんど100点だったと思います。絵を描けば入選し、足が速いので徒競走は負けない、また、歴史小説や株式市況放送に興味を持ち、学校に行かず自宅でほとんど過ごす日々でした。
退役軍人教師からみたら、とても“嫌な奴”とうつったのでしょう。教師と生徒の関係はエスカレートしていったのです。結局、休みを入れて200日近く自宅に閉じこもったフランスのレジスタンスの様な生活をしたのでした。
この話しは決して忘れることなく、今でもまだまだ忌まわしい記憶が出て来てしまいます。語るのも嫌な思いで、小学校卒業後、一度たりとも小学校を訪れていないのです。
5年生にやっと復活したのです。今度は一転、年配の女性の先生が担当となり、お陰様で戦いは幕を下ろしたのでした。
しかし、退役軍人教師は、全校生徒の面前で若い女性の先生にビンタを浴びせるという事件が起こりました。
私はこれを書きながら、戦争とは何なのかのみならず、社会や経済が大変革したり、旧体制が新体制、すなわちアンシャン・レジームが起こる時、大変革が起こり、それはとんでもない時代を創り出すのではないかと思うのです。世界が大きく変わる時、とんでもないことが起こるのは、旧体制から新体制へ移動する“人”にあるのではと思うのです。
終戦後の職業軍人が過去の人生、仕事、生活、信条を捨てて、あるいは頬被りして占領軍による新しい教育が始まり、そして現場に入ることの恐ろしさです。それは私だけの経験ではないのです。同じ学校のみならず、他の学校や職場、あるいは社会で旧軍人の生き様がそれぞれに与えた光と影は、計り知れないのもがあるのではないでしょうか。(明日に続く・・・)
●入山利彦 プロフィール
1942年9月3日生まれ。1965年3月慶応義塾大学経済学部卒業後、三菱商事株式会社入社。1986年金融子会社のエム・シー・ファイナンス株式会社代表取締役に就任し、バブル期に9000億円まで運用したが、1993年3月決算期で三菱商事は、財テク失敗により680億円の特別損失を計上し、そのうちの280億円をエム・シー・ファイナンス代表取締役社長として負担する。1998年~2003年に三菱商事のアドバイザーであったKFi (現:フィナンシャル)代表取締役社長、木村剛による理論を取り入れ実践し、荒波を乗り越える。
1998年6月より2008年6月30日まで三菱商事株式会社情報産業管理部長、監査役、執行役員(監査担当)、顧問を歴任し、この間の激務を通じ、失われた10年の謎の答えを見出す。数々の会社役員に兼任し、なお現在も抜群な発想力と決断力を持ち、常に戦略的に行動し各分野で手腕を振っている。
激動を繰り返す歴史で得た経験で最も伝えいきたいことはリスクマネージメントの大切さであると確信し、日本の金融について発展的なことがしたいという強い思いから、フィナンシャルクラブ株式会社代表取締役社長に就任。
皆さん、こんにちは。木村剛です。「独立系証券マン(IFA)の資産運用ブログ」さんが、「米国のカントリー歌手、M・ハザード氏の最近の曲『インフレーション、それともデフレーション?』が、欧米で話題だそうです」という情報を教えてくれました。歌詞には、「これから、われわれがなるのはジンバブエ?日本?」という表現があるそうです。
ジンバブエと比べられるのか~と思いつつ、やっぱり世界的にも日本はデフレの象徴なんだと改めて認識しました。米国がどうなるかはFedと政府の出口戦略しだいだと思いますが、選択肢はインフレーション(ジンバブエ)、デフレーション(日本)だけではありません。高橋是清蔵相が昭和恐慌から日本を救ったリフレーション(インフレを回避しながらデフレからの脱却)という期待もあります。残念ながら、是清翁は出口戦略として軍事費を縮小しようとして二・二六事件で青年将校達に殺害されるわけですが、オバマ大統領も軍事費削減を標榜しているだけに少し心配です。いまだ楽観と悲観が入り混じる米国経済ですが、1930年代の日本のようなWar Economyに走らずリフレーションを達成して欲しいと思います。ただ、ファイナンシャルアドバイザーとしては期待だけでなく、最悪の状況であるスタグフレーション(インフレとデフレの同時進行)に対する警戒も充分にしておかなければなりませんが……
為政者の政策によって、経済は良くも悪くもなりますが、私たちが「過去の経験」から学べることは「政府に対して過度に期待してはいけない」ということだと思います。そして、「現在の経験」から学べることは、「麻生政権に対して絶対に期待してはいけない」ということなのかもしれません。
その理由は、自民党による自己評価です。「兄やん公式ブログ 2」さんが、「自民党が、2005年の選挙で掲げたマニフェストの実現度を『自己評価』で過大評価しています」と批判していますので、読んでみてください。
A=達成、B=取り組み中、C=未着手、という評価基準自体が、そもそも有権者をバカにしているとしか思えません。「C=未着手」なんてものはわざわざ評価の中に入れる必要のないものです。・・・まず、「達成」と言うからには、最低でも総有権者数の半分以上(個人的には2/3以上)が「達成した」と認める内容である必要があります。そのためには、「達成」「取り組み中」「未着手」というような抽象的な表現ではなく、数字から裏づけられた根拠が不可欠です。また、「達成」したということであれば、100点なわけで、目的を果たし、これ以上やる必要がないということでもあります。実際に、自民党が公開しているPDFを見れば、ほとんど具体的な数字はなく、公約そのものも曖昧なものになっていることが分かります。・・・兄やんが「自民党は墓穴を掘っている」という理由は、有権者からしたら「達成していない」と感じるものを、自民党は「達成」と結論付けているものが多く、それだけ彼らの感覚と有権者の感覚との間に大きな溝があり、同じ言葉でも違う意味で捉えていることを意味するからです。・・・「達成」に関してだけでこれだけ嘘をついている、感覚がちゃんちゃらおかしいことが分かります。中には、達成したかどうかが定かにならないものや、評価のしようがないものまで「達成」とされている始末です。
ここまで自分に甘いとコメントのしようがないですなぁ、という感じです。ということで、最後に「ある女子大教授のつぶやき」さんのごもっともな指摘をご紹介します。
50年間の政権で、積み上げた財政赤字は800兆円を超している。今年も補正予算を加えると収入よりも赤字国債発行額のほうが多くなってしまった。・・・これまでしてきたことは、財源が不足すると、せっせと国債という紙切れを印刷してきただけなのだ。その結果、日本経済の先行きに光があるかといえば、どの経済評論家も肯定はしない。なぜならば、15兆円の補正予算の中身を見れば、その半分が箱ものに使われ、残りの半分は何とか基金とかいう話で官僚の天下り法人育成に使われるからである。景気回復優先とかいうが、人の生命や福祉をないがしろにして、道路や建物の補修や建設に重きが置かれているから、線香花火程度の経済効果しか返ってこない。幹事長は「国民の程度」は知れているとか、首相は「高齢者は働くしか才能がない」などと二人揃って、主権者である国民を愚弄する発言をしている。まさに、争点はマニフェストなどということではなくて、「麻生でイエスかノー」なのである。
2009 08 07 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「【ネットEYE】新『もりもり』の『今』を読むブログ」さんが「鳩山民主党が、『政権交代』をスローガンに、マニフェスト(Manifesto)を発表しましたね。鳩山由紀夫代表は、4年間で実現できなければ責任をトル!と、キッパリと言い切りました。その決意は素晴らしいと思います」と述べています。
鳩山由紀夫代表は、街頭演説でも、官僚の官僚による官僚のための政治から、国民の国民による国民のための政治に変えるんだ!と主張していて、その通り!と思うのですが、実際には・・・ヤクニン様と手打ち してしまったようなので、鳩山由紀夫代表が、どこまで「脱官僚」「霞が関改革」が貫けるのか、気がかりです…。まあ、自民党よりはマシなのかなぁ・・・民主党はマニフェストで・・・「5原則」、①政治主導の政治、②内閣の下での政策決定の一元化、③縦割りの省益から官邸主導の国益、④タテ型の利権社会からヨコ型の絆社会、⑤中央集権から地域主権、を打ち出し、その実行を担保する具体策として、「事務次官会議」廃止、「閣僚委員会」の設置、首相直属の「国家戦略局」設置や、「行政刷新会議」設置、天下り全廃などの、「5策」を示していています。・・・少なくとも、この民主党が目指す、国のカタチそのものは、なかなか良いですねぇ・・・問題は、民主党の建前と本音が一致しているのか?ということでしょう…。
確かに、民主党政権が成就した暁に焦点となるのは「霞が関改革」でしょう。ここでできるかできないかで、評価が定まりそうですね。ちなみに、この点に関して、「ある女子大教授のつぶやき」さんは、「明治維新以来、強固に何重にも構築してきた霞が関城壁を突き崩すことが簡単にできるとは思わない」とコメントしています。
閣議にかける事案を事前にチェックすることで、日本を実質的に支配してきた次官会議を廃止するとか、城壁内に政府の出先機関を設けるとか、システムそのものを改造することから手をつけることまで発表されている。すでに城壁内では、襲ってくるであろう爆弾に備えて、人事や組織改編などで着々と防御を構築し始めている。おつむの程度からすると、どう見ても国民に選ばれた議員たちよりも、城壁内の武士連中ははるかに優秀であろう。彼らが構築してきた不滅の城壁に風穴をあける方法は、内部から崩壊させることであると戦国時代の教科書に書いてある。官僚の中には、これまでの方法を変えなければ日本は壊滅すると思っている変わった人もいる。これらの官僚を中核にするためには、政権交代時に米国の政府で行われているように、まずは局長以上の首を挿げ替えることである。この戦略と戦術を駆使して、霞が関城を攻略することで、初めて日本の成長を手にすることが可能となる。
果たして、鳩山民主党が内部崩壊させることができるかどうか、お手並み拝見というところでしょうか。まぁ、無理かもしれませんが、自民党よりは良いのかもしれませんね。その理由は、「【ネットEYE】新『もりもり』の『今』を読むブログ」さんが下記で指摘しているとおりです。
自民党のマニフェスト案をみて驚いたのが・・・ヤクニンの天下り・渡りの全面禁止、国の地方出先機関の廃止、次々回から世襲候補の制限って、堂々とうたってあることです。あのねぇ、麻生総理、あなたたち自民党は、今まで政権政党だったでしょ~。ヤクニンの天下り・渡りの禁止とか、国の地方出先機関の廃止とかって、渡辺喜美元行革大臣が、役所と対決していた時に、邪魔をしてたのは、ヤクニンと族議員、そして、他ならぬ、麻生総理アナタ自身じゃないですか! やるつもりなら、もうとっくにできてたでしょう…。渡辺新党「日本の夜明け」の渡辺喜美さんだって、今ごろオセーんだヨ!どうせ、またポーズだろ!オトトイ、キヤガレ! と思っているとか、いないとか…。麻生総理、今さら言われても、信用できません!
2009 08 06 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「彰の介の証言」さんが「選挙モードに入り、自民、民主の中傷合戦が繰り広げられています。私個人は、自分たちの政策を訴ええるべきで、他方の足を引っ張るのは見苦しいと思っていますが・・・」とコメントしています。
民主党の政策に対する自民党の批判の一つに、「財源不明確」というものがあります。何事も、いいことを言えば、受けがいいわけですが、お金のかかる事に関しては、財源をはっきりさせなければなりません。野党であれば、「無駄をなくせば財源が確保できる」と言いっぱなしていればいいのでしょうが、民主党が政権をとった暁には、計算どおり・・・に財源が確保できるかどうかは、結局のところよくわかりません。・・・それはそれとして、自民党の批判そのものはどうなんでしょうか。確かに「民主党の政策は財源不明確」と言うだけあって、自民党の経済対策の財源ははっきりしていたといえるでしょう。要するに、国債ですよね?。今回の対策だけではなく、いつの間にか800兆?もの借金を積み上げているのですよね。これは見事な、根拠ある財源確保と言えそうです(笑えない・・・)。・・・借金を積み上げてきた責任政党が、他党の財源確保にとやかく言う資格があるのかどうか?、私は大いに疑問です。
誠におっしゃる通りだと思います。ブログでも同様のご指摘が多く見られるようです。ちなみに、「くまさんの自立」さんも、「自民党は民主党に対して『財源をどうするんだ!』ということで、選挙を乗り切ろうとしているのだが、財源を枯渇させてきたのは長年政権与党にいた自民党とコバンザメの公明党だ」と指摘しています。
今回の補正予算でさえ、財源不足に陥り国債で賄ったりしているではないか!と言いたい。そして、1,000兆円あまりの財政赤字を生み出して、財政破綻の道へまっしぐら、黙っていればどんどん無駄遣い・・・財政赤字にしてきたのは自民党の長期政権だということを忘れてはいけない。今回の補正予算でも、政権交代も視野に入れてか、国の金庫のなかのお金を使い切ってしまい、ついに税収より歳費の方が多くなってしまった、というよりしてしまった。その張本人は誰あろう自民公明の政権ということを忘れてはいけない。・・・自分達のやってきたことをすっかり棚に上げてしまっている。いまの日本にしたのが政治の責任だとすれば、間違いなく自公明ということになる。100年安心の年金問題も有耶無耶。財政赤字の問題もすっかり忘れて、大盤振る舞いにバラマキだ。日本全体の債務残高は実は1,084兆円を超えてしまっている。民主党から埋蔵金の話が出ると、当初政府与党は埋蔵金はないといい、いつの間にか今回は埋蔵金まで使ってしまっている。こんないい加減な政権与党は、民主党の財源根拠について追及することは出来ない。追及するならば、自分達が1,000兆円まで債務を増やしてきた責任をとれと言いたい。
冷静かつ客観的なコメントで知られる「ある女子大教授のつぶやき」さんも「民主党の選挙公約が発表された。これに対して『財源が怪しい』と馬鹿の一つ覚えみたいに、早速に首相はコメントしている。これまで財源がなくなると、国債という紙切れを印刷してきて累積800兆円を超える財政赤字を積み上げた自民党政権には、財源を語る資格はない」と語っていますし、「【ネットEYE】新『もりもり』の『今』を読むブログ」さんも「民主党のマニフェストに対して、自民党閣僚が、バラマキだ! 無責任だ! とか、財源はどうする? また借金か? とか激しく批判してますけど、ま、ヤクニンにバラマクより、国民にバラマイタ方がヨクネ? と思うだろうし、財源をそんなに心配するなら、800兆円の借金はドウヨ? という感じでしょう…。自民党に批判する資格ナシ!です」と断じています。
これらから明らかなように、自民党による財源論攻撃は、民主党に対する有効な批判になるのではなく、天に唾するようなもので、ブーメラン効果で自民党に対する評価を下げていくことになるでしょう。自民党には、もう少しまともな軍師や知恵者がいないのでしょうか。
2009 08 05 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「Mutteraway」さんが、「中国の6月末の外貨準備高が前年同月比で17.8%増の2兆1316億ドル(約200兆円)になった」と教えてくれました。
巨額の貿易黒字や人民元の対ドル相場安定の為のドル買い介入で積み上げられ、2位の日本(1兆ドル)を大きく引き離して世界一になったそうです。・・・巨額の外貨準備を背景に、中国では資源分野を中心にして企業の海外投資が活発化しています。一方で中国自動車工業協会は9日、今年上半期の国内新車販売台数が前年同期比17.7%増の609万8800台だったと発表しました。過去最高の販売台数で、半期ベースで初めて米国(約480万9千)を抜き、世界最大の市場になりました。・・・小型車減税や株価上昇などの追い風を受けて好調な販売が持続している。同協会は、年間では1100万台を超えると予測を上方修正し、通年でもはじめて世界一の座を獲得する公算が大きくなっている。・・・新車販売は6月単月でも前年同月比36.5%増の114万2100台となり、4ヶ月連続で100万台を超える水準となっている。・・・中国発展の為の長期戦略と強いリーダーシップを持つ中国政府(指導者)は、21世紀前半に、間違いなく中国を世界第二位の経済大国へ導く事ができるでしょう。その時日本はどうなっているのでしょうか。
好きか嫌いかはともかくとして、中国政府が「長期戦略とリーダーシップ」を持っていることは否定できません。そして、日本政府に最も欠けているものが、「長期戦略とリーダーシップ」であることも疑いがないところです。
外貨準備高については、2006年にすでに中国に抜かれてしまっているのですが、日本では、「GDPで中国に抜かれようが、それは大したことではない」という論調が急速に普及しつつあります。抜かれたときの言い訳をいまから用意している、わが国の為政者たちのスタンスには呆れるほかありません。
現実を直視すべきです。「ビジネスマンの投資」さんが述べているように、「上海の発展の勢いは想像をはるかに上回るものでした。投資対象を実際に目で見るべきとの実感を久々に思い出しました」などと、まずは素直に評価すべきでしょう。「一人当たりのGDPでは、まだまだ日本に及ばない」などという強がりを好む方もいますが、高度成長期の日本がGDPで世界第二位に躍り出ようとしたときには、ドンドンイケイケという国家としての勢いがあったはずですし、そういう国家経済としての勢いにノスタルジーを感じるから、「オールディーズ3丁目の夕日」や「官僚たちの夏」などという昭和30年代物語を見て、共感を覚える人が多いのではないでしょうか。
現実世界の動きを見れば、イタリアでのG8が終了したばかりなのに、米国と中国がワシントンで7月27日と28日に「米中戦略経済対話」の初会合を開きました。これからの世界の方向は「米国と中国のG2が決めていく」と言わんばかりの舞台設定です。最後に、「ある女子大教授のつぶやき」さんのコメントを紹介しましょう。
中国は2007年にドイツを抜き国内総生産(GDP)世界第3位へとなり、今年には日本を抜き世界第2位の座につくものと見られる。改革開放以来、僅か30年間で中国のGDPは70倍になった。中国の外貨保有量は日本よりも多い200兆円、米国国債を80兆円保有している。ドル価値の低下が予想されるからといって、米国債の売却は米国に致命的となる。また、中国の輸出産業にとっても好ましくはない。米中は経済的に相互依存の関係を強めているから、対等な協議の場を設けることは不可欠となっている。日本にとっても対米、対中関係は外交の基本であるが、国内政局にエネルギーを使い尽くして、対外的な戦略を練るゆとりはない。このまま衰退する国家を容認するのか、それとも国際的な発言力を強めて、世界の平和と安全に貢献することで、日本としての地位をゆるぎないものにするのかの瀬戸際に立たされている。
2009 08 04 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「CRAZYの戯言」さんが「6月末に、民主党が社民党、国民新党と組んで、労働者派遣法改正法案を衆議院に提出し、波紋が広がっている」と指摘しています。
法案の目玉は、「(専門業務を除いた)製造業派遣の禁止」である。これまで、民主党は、派遣労働者の劣悪な労働環境に警鐘を鳴らすことはあっても、「製造業派遣の禁止」には、慎重な姿勢を取ってきた。というのも、「禁止することで失職する労働者数十万人の受け皿を用意できなかったからだ」(人材派遣会社社長)。言うまでもなく、民主党が、その姿勢を転換したのは、迫る衆議院選挙において、両党との選挙協力を睨んでのことだ。・・・いずれ、製造業派遣の禁止は現実のものとなるかもしれない。・・・2000年以降、シャープやキヤノンといった電機メーカーが、こぞって、生産拠点の“国内回帰”の方針を掲げた。だが、いくら液晶パネルやカメラが高付加価値製品であったとしても、固定費の圧縮は不可欠だ。派遣が禁止されれば、コストは上昇してしまう。加えて、状況が悪過ぎる。自動車や電機などの輸出型製造業では、需要停滞が続くうえに、急激な円高が直撃したため、為替リスクも顕在化している。人件費上昇と為替リスク拡大が、製造業の海外移転ラッシュを加速させることは必至な情勢だ。
残念ながら、よほどムードが変わらない限り、製造業派遣禁止という愚かな流れは止まらないと思います。この厳しい雇用情勢の中で、間違いなく失業者が増える政策を打ってしまうのは、よほどのアホなのですが、日本政府は、これまでも同じようなアホな政策を矢継ぎ早に実施してきた実績があるからです。
建築基準法の改悪や貸金業法の改悪を思い出してください(あるいは、薬のネット販売の禁止を思い起こしてください)。少しでも現実世界の経済メカニズムを理解している人であれば、建築不況を招き、貸し渋りを起こしてしまうことは分かるのに、このアホな国は強行してしまいました。だから、製造業派遣禁止問題に関しても、まともな議論が行われることなく、規制強化に走ってしまうでしょうね。
「自分が信ずる、あるべき姿をルールで定めれば、世の中はそうなるはずだ」というドグマにおかされた「法律オバカちゃん」たちが経済のメカニズムを無視してアホな立法や行政を続ける限り、この国は決して良くなりません。社会主義国が崩壊した理由が、この国では全く理解されていません。
「CRAZYの戯言」さんは、「今の自民党に期待できないのはわかるが、本当に民主党でいいのか、冷静に考える必要があるのでは?」とコメントしていますが、霞が関が担ぐ神輿に乗って、アホな政策を繰り返してきた自民党も五十歩百歩。そこが頭の痛い問題です。ちなみに、「ある女子大教授のつぶやき」さんは、現政権に対して、こういうコメントをしています。
首相が「市場原理主義からの決別」という発言をしていることには驚く。これまでの不手際を謝罪したというレベルのこととは違って、この発言の意味する内容は大きい。この内容は4年前の選挙で圧勝した郵政民営化を完全否定する内容になるからである。確かに現在の民営化はその方法に数々の問題があるが、大多数の国民は4年前に賛意を表明したのである。今のような中途半端なやり方では、混乱に拍車をかけ、国の将来基盤を揺るがしかねない。市場原理主義というのは資本主義の根幹に流れる思想であるから、これを捨てるということは、社会主義経済へ向かうこと意味している。この時期にこのような不用意な発言をするようでは、日本の指導者としての資格はない。
いま日本は、意識的にか無意識的にか、社会主義経済(=官僚統制経済)へと傾倒しています。「兄やん公式ブログ2」さんは、「スポーツや芸術などでは、世界で活躍する日本人はよく取り上げられますが、ビジネス界で世界でも一目を置かれるような人間を取り上げない・・・のが、悲しいかな、日本の現状です。それどころか、こういう分野で活躍するビジネスマンよりも、(中国やインドよりも割高で、日本国内でしか通用しない)汗水足らして働く人を尊いというような価値観が、今の世界情勢で『まだ』まかり通っているという状態です。既得権益を持った人たちが『新しい変化』という勝ち馬に乗ろうとせず、寿命の短い老いた馬に乗り続け、『新陳代謝』が阻害された状態は、パンク寸前です。いい加減、目を覚ましてもらいたいです」とコメントしていますが、そういう価値観はまだこの国では受け入れられないでしょう。
そういう状況だからこそ、私は、今回の不況は長引くと思わざるを得ないのです。
2009 08 03 [04. 経済政策を語ろう!] | 固定リンク | トラックバック
こんにちは。フィナンシャルクラブ株式会社の入山です。
終戦直後、町に溢れた軍人さんの中で、高級将校(職業軍人と言われていました)はバリバリであり、役場や学校にしかるべき待遇や地位で迎えられた方が多かったと記憶しています。私の学校にも元海軍大尉が来られたのです。
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小学校4年の出来事でした。当時、青空教育での教授が多く、運動会の練習が常時行われ、また、朝礼も毎日行われました。その時は隊を連ねて退場することが多く、まさに「教練」といわれるもので、“軍事”とつけば堂々たる軍隊の様な模様を呈していたのです。
私にはとても絶えられるものではなく、ますます“自閉症”となり、朝起きると体温が37℃と決まって発熱するのでした。下校時の夕方には計ったように36℃に下がることを繰り返すようになりました。今で言う登校拒否です。実は、この退役職業軍人教師が原因でした。今でもそう信じています。
その頃身体も弱く、また、栄養も充分行き届いていないことから何かというと病欠するのでした。どうしても先生に会いたくなかったのです。いくつかの理由はありますが、やはり、退役職業軍人教師からみて私の一家の派手さは許せなかったのだと今でも思っています。どの様なことがあったか、この際書き残してみたいと思います。
宿題を忘れる訳ではありませんが、病欠の翌日登校すると、皆が一斉に宿題を提出するのです。私は準備をしていないので、手を挙げて立ち上がり「忘れました」と言うしか方法がありませんでした。
私が受けた罰は、甲板掃除といって50メートル位ある廊下を1人で15往復でしょうか、雑巾で拭くのです。塵も積もれば山となることをお知えてやる!と竹刀を両手で持ち上げて立たされるのです。「腕が痛いか、竹刀に塵が積もるからだ。お前の様な者にビンタはもったいない」と頭の後に手を置いて教室の柱におでこをぶつけるということもありました。そして、とうとう登校出来ず、200日は病欠したと思います。このことは当時、決して家族に言わなかったのです。(来週に続く・・・)
●入山利彦 プロフィール
1942年9月3日生まれ。1965年3月慶応義塾大学経済学部卒業後、三菱商事株式会社入社。1986年金融子会社のエム・シー・ファイナンス株式会社代表取締役に就任し、バブル期に9000億円まで運用したが、1993年3月決算期で三菱商事は、財テク失敗により680億円の特別損失を計上し、そのうちの280億円をエム・シー・ファイナンス代表取締役社長として負担する。1998年~2003年に三菱商事のアドバイザーであったKFi (現:フィナンシャル)代表取締役社長、木村剛による理論を取り入れ実践し、荒波を乗り越える。
1998年6月より2008年6月30日まで三菱商事株式会社情報産業管理部長、監査役、執行役員(監査担当)、顧問を歴任し、この間の激務を通じ、失われた10年の謎の答えを見出す。数々の会社役員に兼任し、なお現在も抜群な発想力と決断力を持ち、常に戦略的に行動し各分野で手腕を振っている。
激動を繰り返す歴史で得た経験で最も伝えいきたいことはリスクマネージメントの大切さであると確信し、日本の金融について発展的なことがしたいという強い思いから、フィナンシャルクラブ株式会社代表取締役社長に就任。
こんにちは。フィナンシャルクラブ株式会社の入山です。
敗戦で大量の軍人さんが除隊となり、町に溢れることになりました。
傷を負った軍人さんが街角でハーモニカやアコーディオンを弾き、傷ついた両腕両脚
は見るにも無惨な光景でした。浮浪者や孤児が道端に座り込み、街路や街並みは
壊滅状態であり、本当にすさんだ時代でした。
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私の街は日本で最も封建的なところで、26代の継体天皇が一時お隠れあそばされた真清田神社が町の中にある門前町でもありました。
母方の先祖が、1600年関が原の戦いで豊臣方に組したことで熱田神宮に身を預けられました。そののち真清田神社の神官となり、400年続き明治を迎えた由緒ある家柄でもありました。その様な環境下、一家が目を覆うばかりの超近代的、超モダンと言うのでしょうか、そのことから町では後指びをさされるに芳しい存在でした。
私の小学校時代での授業参観や父兄会(当時は父兄会といった)は、両親が家業で忙しくしているため、姉が代理で小学校に来ることが間々ありました。年は20歳近く離れているので当然だったのでしょう。
しかし、これが当時では全く裏目に出たのでした。(明日に続く・・・)
●入山利彦 プロフィール
1942年9月3日生まれ。1965年3月慶応義塾大学経済学部卒業後、三菱商事株式会社入社。1986年金融子会社のエム・シー・ファイナンス株式会社代表取締役に就任し、バブル期に9000億円まで運用したが、1993年3月決算期で三菱商事は、財テク失敗により680億円の特別損失を計上し、そのうちの280億円をエム・シー・ファイナンス代表取締役社長として負担する。1998年~2003年に三菱商事のアドバイザーであったKFi (現:フィナンシャル)代表取締役社長、木村剛による理論を取り入れ実践し、荒波を乗り越える。
1998年6月より2008年6月30日まで三菱商事株式会社情報産業管理部長、監査役、執行役員(監査担当)、顧問を歴任し、この間の激務を通じ、失われた10年の謎の答えを見出す。数々の会社役員に兼任し、なお現在も抜群な発想力と決断力を持ち、常に戦略的に行動し各分野で手腕を振っている。
激動を繰り返す歴史で得た経験で最も伝えいきたいことはリスクマネージメントの大切さであると確信し、日本の金融について発展的なことがしたいという強い思いから、フィナンシャルクラブ株式会社代表取締役社長に就任。
















