2006.04.05

[週刊!神部プロデューサー] 介護なのか、それとも医療なのか

 こんにちは、神部です。忙しいからという理由で、長期にサボってきたブログをいきなり再開したのは、実は体調を崩して入院してしまい、通常の仕事が出来ず、原稿を書く時間が出来たからなのだ。でも、今回入院してみて、「高齢化」というか「介護」の問題がこれからますます重要になるだろうことを実感している。

 実は都内のある病院に入院してもうすこしで2ヶ月が経つ。個室ではなく4人部屋にいる。2ヶ月近くいるもんだから、僕が一番の古株で、すでに15,6人、患者が入れ替わっている。
 僕の病室に入ってくる人を見ていると、どうみても70歳は超えているだろうという人がほとんどで、では、いったいなんで入院してくるのか。教えてくれた人もいるし、わからない人もいるけど、担当医師との会話を聞いていると、たいていどんな病気かはわかるので分析してみる。
 僕は医者ではないので、お前に判断できるのかと聞かれれば、まあ少し怪しいかもしれないが、素人目にも、病院に入院し、高度な治療を受けるよりも、介護施設で面倒をみるべき人のほうが圧倒的に多そうだ。
 たとえば、「自宅で転び、足を怪我してしまい、力が衰えて、トイレに自力でいけなくなってしまった」というような理由で入院してきた人がいた。それは、誰かが介助して、トイレを手伝ってあげればよいのではないかと思う。また、退院した翌日に、再度入院してきた人がいる。この人は、どうやら家族と折り合いが悪いらしく、「家には帰りたくないので、もうしばらくここに置いてくれ」と担当医師に切々と懇願していた人で、医師も看護士も半ば呆れ顔であったのだが、なんと、退院の翌日には再入院してきた。彼はいまや「ぴんぴん」していて、僕は仮病だったんじゃないかと疑っているのだが、結局のところ、彼は家にいるよりも病院のほうが気が楽で、しかも暮らしやすいから、無理やりにでも、また入ってきてしまった。
 高齢になれば、誰でもどこか少しは調子が悪くなるだろう。高血圧だったり、糖尿病を患っている人もずいぶん多そうで、いずれも、ちゃんとコントロールできれば、今日や明日に命がなくなるということでもないだろう。素人の僕が考えても、高度で緊急治療も可能な施設で手当てを受ける必要などないのではないと思う。彼らに必要なのは、「医療」というよりも、むしろ「介護」じゃないか。
 入院してくる人たちの多くが、どうやらそういう人たちなのだということ目の当たりにすると、「医療保険」で面倒見る人と「介護保険」で面倒を見る人とというか、「病院」で面倒を見るべき人と、「介護施設」で面倒を見るべき人をちゃんと峻別して対応したほうが合理的だとおもう。
 これが理由で、本当は病院で入院治療が必要な人たちが、ベッドが空かないと入院できないなんてことはあってはいけないと思う。病院も入院させれば、とりあえず儲かるからなんていうことで入院を受け入れるのではなく、「医療」なのか「介護」なのか、合理的に判断して、対応してほしいと思う。
 今「介護保険」の支払い年齢を引き下げようという話も出ている。さらに高齢化が進むことを考えれば、引き下げられても仕方がないが、少なくとも、必要なのは「医療」サービスなのか、「介護」サービスなのか、こうした状況をじっくり検討した上で、サービスと対価は決まらなければいけないのだと思う。


2006 04 05 [17. 週刊!神部プロデューサー] | 固定リンク | トラックバック

2006.03.29

[週刊!神部プロデューサー] NHKの国際放送強化で、日本の情報は本当に海外に伝わるのか?

 こんにちは、神部です。
 竹中総務相が立ち上げた放送と通信の融合について検討する私的懇談会で、NHKのあり方が問われている。小泉首相の「日本からの情報発信を強化しよう」という発言を受けて、NHKの国際放送に力を入れようというような話が出ているが、本当にそれで日本の情報が海外に伝わるようになるのだろうか?

 確かにテレビもラジオも、これまでNHKは海外向けの放送をしてきた。アメリカでもヨーロッパでも大都市に行けば、NHKが製作した番組を見られたに違いないのだが、この放送を見てきた人たちといえば、ほとんどが在留邦人だったんじゃないかと思う。
 日本のニュースを英語化して流したりしているが、お昼時の情報番組も流しているようなので、さすがに在留邦人以外の人たちが、日本国内向けのお昼の情報番組を見るかといえば、見ないでしょう。どう考えても。興味ないし、よくわからないもの。
 結局のところ、広告収入をOKにしたり、補助金を増やしたりして、放送番組の数を増やしても、英語化率を高めても、どんなに放送を強化しても、CNNやBBCを見るようにNHKを見てもらえるようになるかといえば、きっと見てもらえないに違いないと思う。
 「フィナンシャル ジャパン」誌のインターネット版でビデオコラムをお願いしてきた衆議院議員の河野太郎氏に、以前、政治家になった理由を尋ねたことがある。彼は1980年代に米国に留学していた。当時、日米間の貿易摩擦が過熱する中、例えば、キャピトルヒルの前で日本製のラジオが壊される様子など、米国発のニュースが日本では連日報道される一方で、米国では日本発のニュースなど、ほとんど伝えられていなかった。
 簡単に言えば、日本の政治家やメーカーや国民の反応などは、米国にとってたいした意味がないと思われてしまったわけだ。河野議員はこうした「情報の格差を自分が埋めてやろうと思ったことが、大きなきっかけとなった」と話してくれた。つまり、もっとタフな外交交渉ができる政治家になって、言うべき意見をちゃんと言ってやろうと思ったわけだ。現在の状況はわからないが、これは河野議員に限った話ではなく、当時海外にいた人たちは、日米の情報のギャップについて同じような感想を持っていたと思う。
 しかし、河野議員の話にはとても重要な要素があって、つまりは、海外に情報が伝わるかどうかは、実は、日本が国際社会のなかで、どれだけ重要な役割を果たしているのか。影響力のあるような事をしているのか。相手が関心を持つような、要は中身があるような、ニュースになるようなことをしているのかどうか、ということなのだ。
 「いや、仕組みとしても情報発信力を高めないといけないのだ」ということで国際放送強化という発言が生まれたとするならば、僕が思うに、一番手っ取り早い情報発信強化の方法は、官公庁の記者クラブ制度をやめて、海外のメディアが取材しやすくしてあげることではないかと思う。これが一番安上がりで簡単な方法だろう。
 ずいぶん昔に、外国の通信社の仕事をしていた。そのときに○○省の会見に入れてもらうのに、記者クラブの新聞、テレビ両方の幹事の了解を取り付けないといれてもらえなかった。しかも「オブザーバー」(話しは聞いてもいいけど質問はしちゃだめ)というような条件をつけられた。何でそんなことになるのか、外人記者にはまったく理解できず、いつも口論になっていた。結局最後は「日本は変な国だ」ということで、彼は納得しようとしていたが・・・。まあ、「知る権利」が、あれっ、「表現の自由」だったっけかな・・・とにかく憲法の第1条で定義されている国から来た人にとっては、とっても理解しがたい話だっただろう。
 また、役所も役所で、どこでも、たいていの場合、代表番号に電話してと取材の申し込みをすると、すぐさま記者クラブに電話をまわされた。これでは会見を開いているのは一体誰なのかわからない。役所に広報担当はいないのか。それとも記者クラブが役所の広報担当なのか。これでは、お役所と記者クラブは「持ちつ持たれつでやってきたのだ」といわれても仕方がないのではないだろうか。
 そこでこう思う。小泉首相は霞ヶ関をはじめとする官公庁は記者クラブを一切やめて、すべてのメディアは自由にアクセスできるというような通達をだしてみたらどうだろう。海外メディアが情報を伝えるチャンスは、少なくとも今より格段に増えると思う。
 また、「お金を使って情報発信を強化してもかまわないんだよ」ということであれば、CNNやBBCの枠を買って、そこで日本の情報を流したほうが、NHKの国際放送を強化するより、圧倒的に効果的なのではないか。
ずいぶんとご無沙汰してしまったが、ちょっと時間ができたので、このところ関心があったことについて書いてみた。

2006 03 29 [17. 週刊!神部プロデューサー] | 固定リンク | トラックバック

2006.03.27

[.週刊!神部プロデューサー ] 「偽メール」問題っていったい何?

 こんにちは、神部です。大変ご無沙汰してしまいましたが、不定期で時々登場する予定ですので、よろしくお願いします。

 永田議員の「偽メール」には本当に「シラ」けた。本当に「どっチラけ」だ。去年の暮れには、耐震偽装問題やBSE問題などが次々と起こり、政府与党は厳しい立場に立たされかねない状況だった。すごく注目していたのだが、野党第一党の民主党は「偽メール」問題で自爆。右往左往するその後の民主党の対応。こうした一連の出来事に、正直「茫然」というか、とにかく「ずっこけ」た。日本全国、きっとそんな人だらけだと思う。

 そして、いまだにこうした雰囲気から抜け出せない最大の理由は、現在もなお、この「偽メール」問題がいったい何だったのかよくわからないせいだろう。
3 月22日衆議院の懲罰委員会で永田議員の弁明が行われた。それを元に24日には質疑が行われ、永田議員に対する処分を決めるという。永田議員が「偽メール」を永田議員に渡した情報提供者が誰なのか、自ら明らかにするかどうかが注目されていたが、今回も永田議員は明らかにしなかった。
 ところが、その二日後の24日、二回目の懲罰委員会で行われた質疑応答で、永田氏は意外にも、あっさりと名前を明らかにし、 西澤孝氏という元フリー記者で、現在は出版業を営む「デュモンマーケティング」という会社の代表取締役を務める人物であることを明らかにした。 同社が発行した富裕層向けの雑誌「デュモン」の表紙を飾る腕を組んだ永田氏の写真はテレビなどでもたびたび紹介されていたから、見覚えのある人も多いと思う。
 永田氏は今回名前を明かした理由として、偽物の情報をつかまされた情報源との間に、有効な信頼関係はないものと考えた」と説明した。また、国会で「偽メール」問題を取り上げたことについて、自分は加害者でもあるが被害者でもあると述べた。
 正直言って、情報提供者の名前などはどうでもいいのだけれど、やっぱり、どうしてもわからないのは、いったい何の目的で永田議員に情報を提供したのかということ。その動機がよくわからない。「昔記者として取材した情報を国会で役に立ててほしい。永田議員を男にしたい」。永田議員は情報提供者のこの言葉を信じ、予算委員会で取り上げたということだが、もし本当にそれだけなら、あまりにも幼稚すぎやしないか。また、メールとともにもたらされた口座に関する情報についても、ホリエモンの私的な裏口座だと説明されたらしいが、裏の口座だったら、「選挙コンサルティング費用」などという費目を立てる必要などあるだろうか。そんなことについてもおかしいと思わなかったのだろうか。
 一方、西澤氏は弁護士を通じて情報提供を否定しており、衆院懲罰委員会に対しても西澤氏の証人喚問の正式決定を行わないよう求める意見書を提出している。はたしてどっちが本当なのか、双方の主張は平行線だ。
民主党内からは「永田議員は自ら議員辞職すべきだ」とかいう声がでている。鳩山幹事長も広島で行われた講演会で自発的に辞職必要があるとの認識を示したそうだが、いまさらそんなことどうでも良くて、「偽メール」問題がほんとうになんだったのかということを、ちゃんとわかるように説明してもらいたい。むしろ、民主党も永田議員も、そんなことすらできないのかと、そういうところで、さらに「シラ」けてしまうのだ。
 そもそも、こんなに時間が経ってしまっては、辞職しようが、やめさせられようが、もう意味はない。「これで全てが解決しました」なんていう「アナウンスメント効果」も「へったくれ」もあるわけない。偽であったことがわかった瞬間、一気に腹を切ってしまえば片付いてしまったものを、あまりにも「ずるずる」とした対応をしてしまった。このままでは「民主党は危機管理能力のなさを露呈してしまったのだ」と言われてしまっても仕方がないだろう。そういう意味で言えば、正直、民主党は今回対応に失敗したと思う。
 じゃあ、いったい全体、なんでこんなことになったのか、党首も執行部も永田議員も、偽メールに関わった関係者全員で、ちゃんと総括しないとダメじゃないだろうか。
 今明らかになっている情報だけでは、ことを起こしてしまった理由が、あまりにも幼稚すぎて、そういう人たちが、果たして本当に自分たちの代表でよいのかということなるだろう。「交通機関は乗り放題」。「料亭に行ってみたい」。先の選挙で当選した自民党議員の無邪気な言動には「びっくり」したが、今回民主党が起こした「偽メール」問題は、正直それをはるかにうわまわっている。


2006 03 27 [17. 週刊!神部プロデューサー] | 固定リンク | トラックバック

2005.05.27

[週刊!神部プロデューサー] 企業説明会に木村剛が登場!?

 こんにちは。神部です。
 忙しいことを言い訳にして、ついつい更新をサボってしまい、どうもすいません。
 これ以上サボると木村さんに睨まれそうなので、一体何をしていたのか書きますと・・・
 来月の6月11日(土)にフィナンシャルジャパン誌が主催する企業説明会「FJ1日が過ぎて気が付くともう深夜という状況が続いているのです。


 で、この企業説明会なんですが、木村剛氏にも登場していただき、ミニ講演を行ってもらうほか、木村氏には参加する企業の社長さんと対談してもらって、いわゆる会社説明会とは違ったイベントにしたいと思っております。会場は茅場町駅の近くにある「鉄鋼会館」です。説明会は午後1時にスタートします。

 この準備が大変忙しかったのでーす。

 詳しい内容はこちらです。参加申し込みが出来ます。無料です。

 http://www.financialjapan.co.jp/forum/index.html

 なお、今回プレゼンしてくださる企業は「住まいの主治医」をモットーに、新築分譲マンションなどの室内コーティングといったサービスを提供している「(株)アライブコミュニティ」http://www.alive-com.co.jp/と賃貸マンションのスペシャリストとして不動産の運用・事業化・投資などの様々な角度から、オーナー様の資産を活かすプランを提案している福岡の企業「(株)ディックスクロキ」http://www.dix-kuroki.co.jp/index_h.phpです。

 イベントの最後にはちょっとしたプレゼントも用意してあります。ぜひ皆さん参加してみてください。

 参加費用は無料ですし・・・よろしくお願いします。

 ではまた。

2005 05 27 [17. 週刊!神部プロデューサー] | 固定リンク | トラックバック

2005.05.06

[週刊!神部プロデューサー] 個人投資家向けIRイベント6月11日開催

 どうも神部です。
 6月11日(土)の午後に「フィナンシャルジャパン」誌主催で個人投資家向けのIRイベントを開いてみることにしました。
 出来れば、今後月1回のペースで開催したいと思っています。
 日経新聞社さんや株式新聞社さん、各証券会社さんも個人投資家向けのIRイベントを結構開催しています。
 FJは「ビジネス・マネー」の雑誌ですから、同様にIRイベントをしても良いかなと。
 ただ読んでいただくだけでなく、今後はリアルなイベントも実施して、様々な形で情報を発信・提供していこうと思っています。

 なんでも、ネット証券を利用する個人投資家の数が1年間で56%も増えているそうです。
このことに関して「株式投資に対する関心が高まっている」。「店頭などでの対面取引中心の証券会社に比べると手数料率が大幅に低い」といった理由を指摘するメディアもあります。確かに手数料は安いほうが良いけれど、本当はもっともっと単純な理由で、ネットで売買したほうが簡単で便利だからですよね。

 で、今の状況について簡単に言ってしまうと、いまや、ネットのおかげで、投資家の裾野が広がり、投資先を捜す人たちが増えている一方で、企業にとっても「個人投資家に支持してもらえない会社はダメ」という環境が整いつつあると思うわけです。

 ではなんで、FJ誌主催でIRイベントを実施してみようかと思ったかと言うと、確かにネットはいろんな情報もあるし、売買も好きな時間にすぐ出来て便利なんだけれど、いったいどんな顔した人が社長で、どんな声で、どんなことをしゃべるのか、ようは「百聞は一見にしかず」ということです。もちろん、これは収録して「フィナンシャルジャパンONLINE」でも流します。単に活字の媒体だけじゃなくて、いろんな形で個人投資家の方達やもちろん企業の情報発信のお役に立てたら良いかなということです。

 IRイベントというと、企業の社長さんがでてきて、延々業績の説明しているようなものが多いようですが、出来れば、見ていて飽きないようなやり方で、イベントとしても、なかなかおもしろいねといわれるようなものにしたいと思っています。

 詳しい情報は、近々「フィナンシャルジャパンONLINE」(http://www.financialjapan.co.jp)に掲載しますので、一度見てみてください。
 興味のある方はぜひ6月11日のIRイベントにご参加ください。また、「プレゼンしてみたい。興味があるぞ」という企業のIR担当者の方も、ご一報いただければ幸いです。

 ではまた。

2005 05 06 [17. 週刊!神部プロデューサー] | 固定リンク | トラックバック

2005.04.22

[週刊!神部プロデューサー] 郵政民営化と国債と国債の海外販売と

 どうも、神部です。サボりがちですいません。
 さて、いよいよ郵政民営化を巡って政府と自民党の調整が最終局面を迎えています。部会があって、合同部会があって、総務懇談会があって、総務会があって、と自民党内の議論は、ちょっと気を抜くと、いったい何処で出た話なのか、僕なんか頭が悪いので、こんがらがって良くわからなくなってしまいます。おまけに組織の形態をどうするこうするなど、詳細なところに話が及んでくると、いったいなんで小泉総理が郵政民営化をしようとしていたのかもつい忘れがちになります。

 私が言うまでもありませんが、小泉総理の郵政民営化の狙いは、合計で約350兆円にものぼる郵便貯金と簡易保険の資金の使い道にメスをいれることでしたよね。つまり「入り口」を直して財政改革・構造改革を実現しようというとこです。確か、郵貯の約7割、簡保の4割、約140兆円が今国債に流れています。国債の発行残高が約530兆円ですから全体の約4分の1を占めていることになります。こりゃ確かに郵便局は国債を買ってくれる最大・最良のお客さんですね。で、小泉総理は財投・国債にまわる郵便局のお金の流れをあえて縮小させて財政を健全化させようというわけですが、当然、郵政が民営化され、国債は買いたくないといい、国債が消化しきれなくなくなるようになると・・・「こりゃ大変だ」という指摘もあります。わが日本国は今や借金しないとやっていけないわけですから、お金を調達する先がなくなるとすれば一大事。これまた然りです。

 そういうこともあってでしょうか、今年の1月、財務省が海外の投資家にもっと国債を買ってもらうことを目的に、日本の国債をPRする説明会を開いたことが話題になりました。なんでも、1904年の日露戦争の戦費調達以来、約100年ぶりということで注目を集めましたね。でも、海外のお客さんに日本の国債って売れるんでしょうか?前に海外の格付け会社が日本を格下げして大騒ぎになったことがありました。確かにあの頃に比べれば景気も上向いてはいますが・・・。今の日本ってそんなに信用してもらえる国なんでしょうか。ある意味、今は身内で買っているから金利も安定してるけど、外のマーケットに出たときに、金利上げなくても売れるんでしょうか。個人向け国債は売れてるみたいですが・・・テレビニュースで郵政民営化を巡る政府と自民党のやり取りを見ていると、海外の人から見て、果たして日本はそんなに魅力的な国なのかなあという思いがぐるぐると頭の中を駆け回ります。むむ、海外での売れ行きが気になる・・・。
 ではまた。

2005 04 22 [17. 週刊!神部プロデューサー] | 固定リンク | トラックバック

2005.04.08

[週刊!神部プロデューサー] さて、今回はどのドラマを見ようかなー

 どうも、神部です。
 来週から、いよいよ民放各局のドラマがスタートしますね。注目はやはりフジテレビの「恋におちたら~僕の成功の秘密」でしょうか。あと、日テレの「ごくせん」の後番組がどうなるのかというところもちょっと気になりますね。私はテレビっ子だったので、本当にテレビばかり見て育ちました。昔は「ニュース」、「ドキュメンタリー」を沢山見ていましたが、今ではもうほとんど見ません。というのが、報道ステーションぐらいの時間になると、もう眠くて、寝てしまうのです。今やテレビはドラマを録画しておいて週末に見るぐらいです。全部は無理なので、最初の回を一通り見て、「面白そうだな」と思ったものに絞って見ています。

 この1月から3月まではフジテレビの火曜日の9時から放送されていた「救命病棟24時」とその後の10時からの「みんな昔は子供だった」の2本を見ていました。「救命病棟」はずいぶん前からやっていたものの3作目ということでしたが、今回はじめて見ました。いつも思うのですが、「ドラマは大変だよな」と。「脚本家はすごいな」と。それはなぜかと言うとですね、正直、毎回、どんな展開になるか、凡そ予想がつきます。特に最近そういうタイプのものが増えているような気がします。「水戸黄門」みたいな。「ごくせん」なんか特にそうだし・・・いってみれば、あらかた筋書きが読めている。にも関わらず、見ている人を感動させてしまうからです。

 絶対的な「価値」を訴えて、強引に押し切るみたいな、「抽象的すぎてわからない」と怒られそうですが、そういう「力」を持っているドラマがあります。どうしてそういうことが可能になるのかと言えば、確かに「演出」も大事だと思うのですが、やっぱり「シナリオ」かなと。そういうドラマの脚本を書く人は凄いなと思います。

 すべてはフィクションなわけですから、すべてが完璧に計算されて、はじめて「ドラマ」は成立すると思うのです。一流の脚本家の緻密な構成は、ドラマの制作者に限らず、大変参考になると思います。そういうこともあって、ニュースやドキュメンタリーよりも最近ではドラマをよく見るようになりました。さて、今回はどのドラマを見ようかなと。フジの月9はキムタクだなと。皆さんは何を見るのでしょうか。
ではまた。

2005 04 08 [17. 週刊!神部プロデューサー] | 固定リンク | トラックバック

2005.04.01

[週刊!神部プロデューサー] 4月1日午後9時スタート!!「内藤忍の資産運用ゼミナール」

 ども、神部です。
 この4月からスカパーや全国のケーブルテレビで放送されるテレビ番組を作ることになりました。
資産運用をテーマにした30分の番組です。放送局はリクルートさんが運営しているAct On TVで、雑誌「フィナンシャル ジャパン」で連載をお願いしている資産設計アドバイザーの内藤忍氏にご出演いただき、内藤氏の資産運用の理論を、テレビで判りやすく表現してみようというもので、内藤氏のコーナー以外にも、ファイナンシャルプランナーが資産運用を指南するコーナーやちょっと気になる金融商品を紹介するようなコーナーがあります。

 三月某日、都内某所で、この番組のスタジオ部分の収録を行いました。
 内藤氏にはスタジオで女性キャスターとの掛け合いのスタイルで資産運用の理論を判りやすく説明してもらいました。
 セミナーなどで多数講演をこなしている内藤さんですから、おそらく話上手だと想像していましたし、
 岡本編集長からも「内藤さんはしゃべりはOKよ」とは聞いていたのですが、
予想をはるかに上回る、「想定の範囲外」のトークを披露してくれました。

 いわゆる「勘」が良いんでしょうね。ご本人は「テレビはほとんど初めて」と言ってましたけど、そんな風には見えませんでした。
 普通、話の上手なひとでも、ビデオカメラがまわると緊張して、なかなかうまくしゃべれないものです。
強いライトを浴びせられ、カメラがまわりだせば、周囲は音をたてられないので、「シーン」として、テレビ独特の緊張感が漂います。
 そんななか、内藤氏は理路整然と落ち着いた雰囲気でトークを展開してくださったばかりか、
フリップなどの小道具も、撮りやすいようにカメラに向けるなど、無難に使いこなしてました。

 ラジオ日経の「ファイナンシャルBOX」という番組に出演されているという話は聞いたけど、ラジオとビデオは全然違いますからね・・・
 ご本人は、現場で確認のための映像がプレイバックされると、「固まっている!!」」と言いながら、笑ってましたけど、
 いやいやそんなことありません。「なかなか」のもんでした。

 さて、資産運用に興味があるあなた!
 そして、現在、全国の書店で絶賛発売中の書籍「内藤忍の資産設計塾」の表紙で
 じっとあなたを見つめる内藤氏の写真ではとっても満足できないあなた!!

 内藤氏が動きますよー。しゃべりますよー。
 そんな内藤氏を見てみたい人は、Act On TVで放送される「内藤忍の資産運用ゼミナール」を見てみてください。
 リクルートさんでは、ブロードバンド向けにAct On BB(http://www.actonbb.com/)というサイトでネット配信も行いますので、
 スカパーやケーブルTVが見られない人は、ぜひこちらでチェックしてみてください。

 それでは、また。

2005 04 01 [17. 週刊!神部プロデューサー] | 固定リンク | トラックバック

2005.03.25

[週刊!神部プロデューサー] 「どうせならライブドアよりヤフー」ということなのか

 こんにちは。神部です。
 昨夜、自宅に帰り、テレビをつけてニュースを見ると、どこにチャンネルを合わせても、ソフトバンクインベストメントの北尾氏の会見が延々と流れていた。なんとニッポン放送が保有している13・88%分のフジテレビ株を、ソフトバンク系列の金融会社ソフトバンク・インベストメントに貸し出したのだ。残りのフジテレビ株も大和SMBCに貸していているので、ニッポン放送が現時点で保有するフジテレビ株はゼロとなる。つまり、ライブドアの影響力はこの新たな防衛策でフジテレビに及ばなくなるというのだ。

 高裁が新株予約権発行を差し止める地裁の決定を支持したので、次なる一手はどうすればフジテレビへの影響力がなくなるかということだろうと誰もが思っていたわけだが、なんとソフトバンクインベストメントとは・・・。北尾氏は会見で、今回の決定について「孫正義氏と話をしていない」とした上で、「ソフトバンクインベストメントとソフトバンクとの資本関係は親子関係ではなく、ソフトバンクは今回の事と全く関係ない」と述べていた。また、ブロードバンド関連事業と結びつく領域に投資するファンドの組成をする上での株式を貸借ということで、「ホワイトナイト」ではないということのようだが、北尾氏は、「ホワイト・ナイトを買って出るつもりはないが、後でそう言われるかもしれない」と述べるなど、ちょっと意味深な言い回しだ。

 いくら会見で「関係ない」といわれても、この組み合わせを見れば、普通はネット展開について「フジテレビはライブドアじゃなくてヤフーとするのか」と想像してしまう。確かにヤフーは業界1位だから、ビジネスの提携先として悪くないと思うのだが、この話、いくらファンド組成が目的と言われても、結局、企業防衛に株式の貸し借りを利用したようににしか見えないけど・・・。調べてなくてすいませんが、これって新株予約券の発行の時のように法的に問題はないんでしょうかね?ニッポン放送の企業価値のひとつはフジテレビの株主であることだとおもうが、それを第3者に貸してしまって、ニッポン放送の株主に損させた話にはならないのだろうか・・・おまけに株式の半分を保有している企業はIT企業なのに・・・むむむ・・・おまけに、ソフトバンクインベストメントとニッポン放送が結んだのは「株式消費貸借」と呼ばれる契約で、ニッポン放送側からの返還要求はできないというではないか。むむ・・・いろいろと素朴な疑問が湧き上がってくる。

 ライブドアは今回の発表に対して「ニッポン放送およびフジテレビとの友好的な業務提携に向けて対話を続けていく」とのコメントをだした。しかし、今朝のある新聞の朝刊には「ライブドアよりましかな」というフジテレビ社員の発言が載っていた。うーん、堀江社長が目指す「ITと既存メディア」の融合は、堀江社長に限らず、なかなか、その道のりは険しいようで・・・。

 ではまた。

2005 03 25 [17. 週刊!神部プロデューサー] | 固定リンク | トラックバック

2005.03.18

[週刊!神部プロデューサー] 議員事務所でインターン

 こんにちは。神部です。日曜日に、またまた名古屋に行ってきました。衆議院議員古川元久氏の地元事務所で二人の大学生がインターンしている事を聞き、その様子をフィナンシャルジャパンONLINEの国会動静で紹介しようと思ったからです。この日は古川議員が国政報告会を行うことになっており、インターンの女子学生二人は、街宣車に乗って、市街地を走りまわり、有権者への参加を呼びかけました。

 一人の学生はインターン先として議員事務所を選んだ理由について、「20歳を迎えて有権者となったから」と答えました。また、もう一人の学生は、「まったく政治に興味がなかったので、インターンでもしないと、政治の事なんて何にも知らないままでいると思ったから」と言います。働かない、学校にも行かない「ニート」という若者たちのことがニュースで取り上げられていましたが、大学2年生ながら、色々と考えながら、インターンシップ・プログラムに参加する姿をみると、若者は二極分化しているのかなあというようにも思いました。古川さんも言っていましたが、事務所にインターンに来るのは女性のほうが多いそうです。女性の方が、仕事や自分の将来について、より現実的ということなのかもしれませんね

 インターンシップでは、自分の能力で今、出来ることをするというよりも、例えば今回の例でいうならば、政治家の秘書はどんなことをしているのか実際に近くで見てみる。2週間しかないわけですから、仕事をしたというよりも、まあ、社会見学ですよね。政治家の事務所だけでなく、一般の企業でも、「この会社の営業職は実際にこういう仕事をするのか」ということ知ることができる。企業側にとっても、昔より、はるかに自分の会社の中身をちゃんと理解した上で就職してもらえるわけですから、両者のミスマッチの可能性は低くなるわけで、仕組みとしてはなかなか良いのかもしれません。

 この日、古川議員は国政報告会の後、別の場所で開かれた会合に出席してから事務所に戻ってきました。翌日が最終日となる二人のインターンと面談するためにです。インターンシップの感想だけでなく、いつしか話題は、法曹界の話やマスコミの話になりました。二人はまだ社会人経験のない大学生です。経験がないがゆえに、ちょっと的外れな質問が出たりもするのですが、古川議員は懇切丁寧に答えます。このため面談は予定時間をはるかにオーバーしてしまいました。この日のスケジュールではこの後にもまだ会合が控えています。時間を気にする秘書が古川議員の周りをうろうろしています。しかし、古川議員の話はさらにエスカレートして、終わる気配もありません。面談は結局130分近く行われていました。

 さて、政治家の事務所に限らず、企業でも、インターンに応募した学生は、ぜひ一生懸命に取り組んで、自分にあった職業を見つけてください。なにしろ受け入れる側も一生懸命なのですから。

 あ・・・、今回の名古屋遠征では、矢場とんで味噌カツを食べてきました。

ではまた。

2005 03 18 [17. 週刊!神部プロデューサー] | 固定リンク | トラックバック

2005.03.11

[週刊!神部プロデューサー] 東京新聞の「逐条点検 日本国憲法」がお気に入りなんです。

 どうも神部です。
 先月から東京新聞で始まった「逐条点検 日本国憲法」を皆さんはご存知でしょうか。政治面で103条ある憲法を毎日1条ずつ解説していこうという企画らしく、3月11日の今日は憲法28条が解説されています。「憲法」が改正されるとか、そういう議論をする日が来るなんて、学生の頃には思いもしなかったのですが、「自民党は・・・」。「公明党は・・・」。「民主党は・・・」というような書き出して憲法改正の話題が紙面に登場するようになると、その日が「ひたひた」と近づいているように思います。そうした中、毎日、短歌のように1条ずつ条文が書き出され、それに関連する今の事象を上手に取り入れ、判りやすく解説してくれる東京新聞のこの特集。見た目はちょっと高校時代の古文の教科書みたいな感じです。だからかもしれませんが、自分は結構気に入ってます。

 偉い大学教授の、難しい専門書なんかより、はるかに役立ちます。役に立つと言うか、理解できます。憲法は理念的というか、抽象的というか、そういう文章がずらずらと並んでいても、やっぱり読まないですよね。というか、読めないですよね。でも、この企画みたいにしてもらえると読めます。いったい何人で作られているのかわかりませんが、担当の方は結構苦労してると思います。

 なかでも、やはり第9条は手厚くカバーされていました。「戦争放棄」のルーツが、1928年に締結されたパリ不戦条約で、日本の憲法第9条がこの条約を下敷きにしている事や、日本だけでなく、フィリピンの憲法も戦争を放棄しており、ハンガリー、アゼルバイジャンにも似た表現があることをはじめて知りました。 これだけではなく、「関連記事」も沢山掲載されていました。

 知識のある方々にはあたりまえなのかもしれませんが、僕には「へぇー」という内容です。

 この「逐条点検 日本国憲法」を読むと、もちろん、「改憲」が今後の重要な政治的課題として浮上してきたということもあり、ますます読者の関心も高くなるだろう(ニュース性が高まる)ということもあるんだろうと思いますが、それよりも、東京新聞というメディアは「憲法」という問題をしっかり考えますみたいなメッセージもこめられているように思います。だから、普段の生活の中で、目にすることもなく、とっつきにくい憲法の条文をわざわざ取り上げて、毎日簡潔に解説するということをしているんだなと、僕はひとりの読者として、まあ勝手にそう解釈してよんでいます。

 話はちょっとそれますが、多分メディアの客観中立を担保する方法ということだと思いますが、「読者の人気のあるニュースが一面TOPになって、事実関係だけ書いてあって、あとは読者が判断すれば良い」というような話が最近巷をにぎわしているニュースの中ででていたと思います。でも、そうなると、憲法の条文は非常に人気のない(多分)ネタで、誰の目にもとまらない記事で終わるかもしれませんね。ところが、東京新聞がこうして政治面に掲載してくれることで僕は関心を持ちいろいろ考えたりしています。もちろん僕だけじゃなく、多くの人が関心を持ち、いろいろ考えたりしていると思うのです。そういう編集判断は、メディアの役割として、とても大事なのではないかと思っています。

 話がそれちゃいました。すいません。

 この記事はWEBでも読めますから、

 おひまなときにでも、一度覗いてみてください。

 それではまた。


2005 03 11 [17. 週刊!神部プロデューサー] | 固定リンク | トラックバック

2005.03.04

[週刊!神部プロデューサー] 堀江さんと堤さんとオーソン・ウェルズと「市民ケーン」

 こんにちは、神部です。
 久々に映画を見ました。「市民ケーン」という1941年に作られた古い映画です。ご存知の方も多いかと思いますが、オーソン・ウェルズが25歳の時にはじめて撮った作品で、映画の世界では高い評価を受けています。19世紀の終わりに24歳でサンフランシスコにある新聞社の社主となり、その後、ラジオや映画など一大メディア帝国を築いた米国の新聞王、ウィリアム・ハーストをモデルにしたものとされています。今、世間をにぎわしているライブドアの堀江さんや昨日逮捕された西武グループの堤義明元会長などの話題が、連想ゲームのように、この映画にリンクして、前から興味は持っていたのですが、いろいろと忙しいこともあり、ずーっと見ないままになっていたのですが、先日、ちょっと時間が出来たので、ようやく見てみました。

 映画自体は、正直言って、可もなく不可もなく、というか、60年以上前の古い白黒映画ですから、ちょっと見難く、内容も高い評価を受けていると聞いていた割には、「うーん」というような感じだったのですが、ただ、一度も映画を撮った経験がない25歳の人間がいきなり撮った作品だったという点では、やはり「オーソン・ウェルズは凄いのかな」と思いました。

 内容がもうひとつだった理由は、おそらく僕にとってウィリアム・ハーストが単なる歴史上の人物でしかなかったためでしょう。もし、これが自分が映画が公開された時期にすでに生まれていて、政財界とつながり、メディアを牛耳っている時の権力者の映画であり、知られざる私生活の一部が描かれた作品だと思ってみたならば、その印象はずいぶん違ったんだろうと思います。

 映画を見終わり、自分の頭のなかは、この四人で一杯になりました。メディアという視点で考えれば、24歳でサンフランシスコ・エグザミナー紙の社主になり、後に一大メディア帝国を築きあげたハースト氏とフジサンケイグループの中核であるニッポン放送の大株主となり、昨日の外国特派員協会で行われた講演で「ITと金融とメディアのコングロマリットを目指す」といった堀江氏はある意味ダブるのであり、政治家を務めたこともある親から引き継いだ資産を元に、チーフと呼ばれ君臨しつづけたハースト氏と西武グループの総帥、カリスマと称された堤氏の姿はダブるのであり、フジテレビという強力なテレビメディアにチャレンジする堀江氏の姿は、「市民ケーン」という映画でハースト氏に挑んだオーソンウェルズの姿とダブります。そして、傘下に様々な企業をそろえた堀江氏は業種は異なるとはいえ鉄道やホテルなどを傘下に従えていた堤氏と同じようにグループのリーダーという点でやはり、なんだかダブるなあと・・・。

 本当にまとまりがなく、「それにいったい何の意味があるの?」と聞かれれば、「うーん、ないかも・・」としか答えるしかないのですが、「唯一、全員に共通なことは、この4人とも20代という若さで、リーダーという地位を獲得していることです」って、子供でもわかります。

 うーむ・・・。映画も撮ってない、新聞社の社主でもない、金融、IT企業グループのリーダーでもない、傘下に鉄道やホテルを持つ企業グループの総帥でもない私は、気がつけば、何もしないうちに、もう厄年になってしまいました。

 せめて、この分厚いウィリアム・ハーストの伝記ぐらい、はやいところ、読み終えないとね。恐ろしく厚い本だな。これは・・・。
 そうこうしているうちに、残された時間がどんどん減ってます。

 ではまた。

2005 03 04 [17. 週刊!神部プロデューサー] | 固定リンク | トラックバック

2005.02.25

[週刊!神部プロデューサー] 19歳にして最高の「職人」か 藍ちゃんが単独トップ

 みなさん、こんにちは。神部です。
 いやー宮里藍ちゃんはほんとにすごいですね。オーストラリアのゴールドコーストで開かれているANZレディース・マスターズの初日にボギーなしの9アンダー、63というコースレコードタイの好スコアでラウンドして、なんと単独首位に立ってしまいましたね。藍ちゃんは先日、北田瑠衣選手と組んで出場した第1回女子ワールドカップ(W杯)で見事に優勝し、今年の2試合目となるこの大会では初日とはいえ、コースレコードタイで単独首位ですからね。連日、怒涛のようなライブドアとフジテレビに関する一連の報道をウォッチするのに疲れていたのでしょうか、理由はよくわかりませんが、藍ちゃん大活躍のニュースがとても新鮮ですがすがしく感じます。

 アテネ五輪の時の北島選手もそうでしたが、とにかく海外での大舞台で負けないスポーツ選手が本当に増えてきたなあと思います。物怖じしないというのでしょうか。ここ一番で、ちゃんと自分の力を発揮して勝負に勝つという、本当にたいしたもんだなと思います。19歳の藍ちゃんはゴルフトーナメントだけで1億円以上も稼いじゃったわけですから・・・・ものすごい「職人」です。今の僕なんかよりも、よっぽど「職人」としてのレベルは上ということです。
 僕が19歳の時は、アルバイトで10万ぐらい稼げると、「儲かった」と大喜びしていました。桁がちがいます。藍ちゃん恐るべしです。

 その一方で本当にびっくりなのは、木村氏も、岡本編集長も書いていましたが、働かず、学校にも行かない「ニート(NEET)」と呼ばれる若者たちが52万人もいるということです。藍ちゃんのようなに「手に職がついている」若者がいる一方で、働かず、学校にも行かない「ニート」君たち。52万人という数字にはちょっと驚きます。

 そういえば、今の「ニート」君ではありませんが、その昔、私もフリーター?!でした。当時はフリーターなんて言葉無かったけど。学校を出るときに会社に就職しなかったもんで・・・。今の言葉で言えば、フリーターと言うことになるのでしょう。「えーっ!!会社に就職しないの?なんで?」とよく質問されました。会社に就職しない事がそんなに特別なことなのかと、僕のほうが驚きました。でも、確かにまわりにそういう人はあまりいなかったか・・・・。何の仕事をすればよいのかわからなかったし、面接とかで「うそ」ついて会社に入れてもらうのも申し訳ないし、性格的に会社勤めに向いてないと思っていたので、結局アルバイトを選びました。

 当時はレストランの厨房で皿洗いとか、どちらかと言えば、肉体を使う仕事が多かったように思います。学生時代から貯めたお金で米国に行ったりした時期もありましたが、結局、今のようなメディアの仕事についたのは27歳ぐらいだったと思います。この仕事についた直後は本当に飯が食えなかったです。貧乏でした。専門性の高い仕事ですから、能力のある人は沢山お金がもらえて、能力が低く、実績もない人は仕事ももらえないし、もらえても、非常に安いお金で働かなければなりません。とにかく自分の価値を嫌と言うほど思い知らされました。時代はバブルに突入し、会社に勤めた友人たちはけっこう派手に遊んでいましたが、こちらは一日一食あるかないかの生活です。一番ボトムの頃の1年ぐらいは、おそらく平均月収で10万円を切っていたと思います。時間給でお金をもらうアルバイトのほうがよっぽど稼げた。「バブルなんてどこにあるのよ」と思いつつ、はやく手に職をつけなければと思いました。

 やばい、話が自分の昔話になってる。これじゃあOBだ。

 では、打ち直して・・・

 僕は「ニート」君たちは手に職をつけたらどうかと思うのですが、どうでしょうか。藍ちゃんほどじゃないにしても、手に職があれば、どこでも暮らせます。海外でもOK。どうやら「出る杭をみんなで打つ」という日本社会に変化なしのようです。若者に「やる気を持ってなんかしろ」と言ったって、今のままじゃあ、無理だし、意味ないのでは?いっそのこと、藍ちゃんのように世界で通用する人を目指して、海外に脱出してしまったほうがよっぽど良いのではないのかと思うのです。

 「ニート」君よ藍ちゃんを目指せ。いや「僕も」でした。

 藍ちゃん優勝しないかなー、

 それでは、また。

2005 02 25 [17. 週刊!神部プロデューサー] | 固定リンク | トラックバック

2005.02.19

[週刊!神部プロデューサー] そういえば、もう一人の堀江さんもチャレンジしてますね!!

 みなさん、こんにちは。神部です。
 今や、新聞やテレビで目にしない日が無いぐらいライブドアの堀江さんが話題となっていますが、僕の中で堀江さんと聞くともう一人有名人がいます。それは40年前に小さなヨットで太平洋を一人で横断したヨットマンの堀江謙一さんです。30年前に堀江さんは単独無寄港で世界一周していますが、今、再び、今度は逆回りでみたいなんですが、世界一周に挑んでいる事を、みなさんはご存知でしょうか?

 堀江さんの今回の航海を記したサイトがあるので、そこを見ると、現在はどうも南アフリカ沖を航行中のようです。ぜひ無事に日本に帰ってきてほしいと思います。堀江さんは現在66歳だそうです。果たして自分がその歳になって、何かに「挑戦」できるかどうか・・・頭が下がります。

 その堀江さんが40年前にわずか6メートルのヨットで太平洋を横断した時の事を記した「太平洋ひとりぼっち」というノンフィクション小説があります。子供の頃、この本は僕の愛読書でした。本当に何度も何度も読み返し、一人の日本人冒険家の「挑戦」を想像し、胸をドキドキさせたことを思い出します。「自分も頑張れば、きっと何かができるんだ」とその時はそう思いました。「大人になった今、自分は何か出来たかなあ」と振り返って見ると・・・まあ、かなり自分にがっかりします。

 さて、昨年の10月1日に兵庫県の西宮を出発した堀江さんは約8ヵ月後の今年5月に日本に帰ってくる予定だそうで、成功すれば、世界で二人目の東西両回りで世界一周した人物となるそうです。本当にすごいですね。

 1962年5月、日本人で初めて太平洋横断を成し遂げた堀江さんのマーメイド号はゴールデンゲートブリッジをくぐり、サンフランシスコ湾に入港しました。堀江さんはパスポートもビザも持たず、こっそり西宮を出航しているので、米国からみれば密入国者です。そのとき堀江さんは逮捕、強制送還をも覚悟していたと言います。ところが、港に着いた堀江さんを待ち受けていたものは、サンフランシスコ市民の歓待でした。たった一人で太平洋を横断してきた堀江さんの「勇気」を称え、「名誉市民」として迎え入れました。

 さて、「時間外取引」でこっそり?!(と言われていますが、そうなんですかね?)既存メディアの海に出航した、もう一人の堀江さんはどうなるのでしょうか。果たして彼は無事渡りきることができるのでしょうか。

 前回のブログで沢山トラックバックを頂きました。いつもどうもありがとうございます。その中で紹介されていたジャーナリストの江川紹子のHPで公開されている堀江さんのインタビューを読みました。フジの日枝会長ではありませんが、報道に関する堀江さんの考えと僕の考えもまったく違うので、この点に関してはまったく同意できないのですが、彼の「勇気」が称えられ、「名誉市民」として迎え入れることが無いにしても、今後、何も変わらないまま、「逮捕、強制送還」ならぬ、「強制退場」させられてしまうような事になってほしくないと思っている人々が、実は多いのではないかと僕は思うのですが、どうなんでしょうか?

 個人的には・・・そこまでみんなで包囲しなくったっていいんじゃないと・・・それが人情というものです。正直言って、ヨットマンの堀江さんにも、ライブドアの堀江さんにも、「挑戦者」は常に頑張ってほしいと、ついつい思う今日この頃です。

 それでは、また。

2005 02 19 [17. 週刊!神部プロデューサー] | 固定リンク | トラックバック

2005.02.11

[週刊!神部プロデューサー] ライブドアがフジテレビに横槍?! 

 こんにちは、神部です。
 NHKVS朝日新聞に続いて、今度はライブドアVSフジテレビという、またまた興味深い話題が持ち上がりました。いびつな資本関係を是正するために、先にフジテレビが完全子会社化の方針を明らかにしていたニッポン放送の株式を、堀江氏のライブドアが8日大量取得、発行済み株式の35%を保有する大株主となりました。堀江氏は記者会見で、フジテレビを始めとするフジサンケイグループと資本・業務両面で提携して、新しいビジネスを展開したいという考えを表明し、その一方で、フジテレビ側は堀江氏が希望する業務提携には応じないとする日枝会長の談話などが新聞等で報じられています。
 どうも、このままだとニッポン放送の経営権獲得をめぐって、フジテレビとライブドアによる株式買い付け競争になる可能性も出てきました。

 私は今、ライブドアというITベンチャー企業が、果たして放送という既存メディア市場に参入できるのかどうか。本当に提携し、どんなビジネスを展開するのか、うまくいかずに結局売ってしまうのか。今後の成り行きに大変興味を持っています。メディアってやっぱり新規の市場参入が、ものすごくしにくいですからね。だから、私と同様に興味を持っている人もかなり多いのではないですか。

 この件に関する新聞報道などの論調を目にする限り、その根底には、いきなり大株主になった手法に対する抵抗感や強い反発があるようにも思います。でも、株式の取得に関して特に問題があったわけでもないでしょうし、メディアのビジネスをやろうと思った堀江氏が大株主になって、ある意味、フジテレビと対等な立場を作って交渉しようと思った結果、今回のような行動を取ったわけで、まあ、日本も資本主義の国だったということなのでしょうかね。

 裏を返せば、「話し合い」からはじめたのでは、きっと対等な立場で交渉のテーブルに着けないと思ったのかもしれませんけど・・・。

 で、堀江氏の株式取得以上にびっくりしたのが、毎週日曜に放送されているバラエティー番組に堀江氏はレギュラー出演していますが、この13日分の放送を休止すると発表したことです。理由として「視聴率強化のため」ということみたいなんですが、なんだか、とっても怒ってそうな雰囲気を感じます。うーむ、「敵対的TOB」を仕掛けた人物のPRにつながることはやめようという事なんでしょうか。

 果たしてこれがどんな結末を迎えるのか、本当に成り行きが注目されます。私は個人的には、ある意味、日本の資本主義が試されているのかなと思っています。いずれにせよ、視聴者というか、お客さんが損するような話にならなければ良いなと思います。

 でもまあ、プロ野球の時もそうでしたが、これだけ立て続けに話題を提供しつづける堀江氏の行動力について、「これはやっぱり凄いぞ」と認めないといけないようにも思います。

 それでは、また。

2005 02 11 [17. 週刊!神部プロデューサー] | 固定リンク | トラックバック

2005.02.04

[週刊!神部プロデューサー] 「ハウル」の興行200億円!!アニメ凄いですね。

 みなさん、こんにちは。神部です。
 日本映画製作者連盟が先月末に発表した2004年の映画の興行収入によると、スタジオジブリの「ハウルの動く城」が200億円を超えるダントツのトップになったようです。うーむ、相変わらず宮崎作品の強さが光ってますね。このほか邦画では行定監督の「セカチュー」が85億円で2位だったそうです。また「ピカチュー」のポケモンが4位、ドラえもんが5位とベスト5のうち3作品がアニメとなりました。なお、洋画ではラストサムライが137億円で1位だったそうですから、それから考えるとジブリの「ハウル」はやっぱりもの凄いですね。

 そういえば公開2日目の興行成績で「踊る大捜査線」を抜いたことが話題になってましたから、当然の結果なのかもしれませんが。で、私はこの「ハウル」まだ見ていません。宮崎監督の作品はほぼ全部見ているので、近々見ることになると思いますが・・・。アニメは作った事がないので、正直よくわかりませんが、毎回これだけ沢山の人に見てもらえる作品を作って来たスタジオジブリや宮崎監督は「凄いな」といつも感心させられます。個人的な趣味で言うと、ナウシカとか昔の作品の方が好きなんですが・・・。

 今でこそこういう仕事をしていますが、私はもともとマスコミ志望ではありませんで、今から20年近く前のことですが、アメリカの田舎に住んでいたことがありまして、そのときに、まったく日本の情報がないことに非常にショックを受け、当然と言えば当然ですが、「日本の情報にはまったく価値がないということか」と思い、ものすごくがっかりし、これがひとつのきっかけとなり、私はメディアでお仕事をするようになりました。

 あ、すいません。話がアニメから凄くそれてしまいましたね。でもここでアニメに話が戻ってくるわけです。それはどういうことかというと・・・なんと、私が住んでいたアメリカの田舎の日本人もほとんどいないようなところのケーブルテレビで日本の昔のアニメが放送されてたりするんですね。これがまた不思議とうれしいんですね。こういうのを見ると。当時、アニメ以外にテレビで見た「日本」的なものと言えば、昭和天皇のお葬式とマスターズに出場していたプロゴルファーのジャンボ尾崎ぐらいでしょうか。とても寂しかったです。

 で、何が言いたいかというと、日本のアニメには昔から結構国際競争力があったんだなということなんです。アニメと言うと最近ではカンヌでの「イノセンス」の話題が記憶に新しいですが・・・でも、10年ぐらい前には、僕が子供の頃に見ていた「ジャングル大帝」というアニメを盗作した、しないなんていう話もあったわけで、これだって、1960年代のアニメですから、やっぱり、ずいぶん昔から国際競争力があったんだと思うんですね。

 で、話はちょっと飛躍しますが、日本経済の将来を考えたとき、輸出で儲けるとするなら、やっぱりコンテンツしかないと思うんですね。そこでジブリだけじゃなくて、他にも沢山競争力のあるコンテンツがつくれるようにアニメのプロダクションの育成に相当に力を入れたらどうかと思うんです。もともと競争力があるセクターなわけだから。韓国は映画産業を育成しているそうじゃないですか。じゃあ、日本はアニメで勝負するというのはどうなんでしょうか。

 本当はアニメ以上に、日本の政治とか経済のニュースが海外に輸出されると一番よい思っているんですけどね。

 では、また来週。

2005 02 04 [17. 週刊!神部プロデューサー] | 固定リンク | トラックバック

2005.01.28

[週刊!神部プロデューサー] 何故、韓国ドラマは最後まで見てしまうんだろう?!

 こんにちわ。神部です。
 日本と韓国の国交が正常化してから40年がたちました。今年は日韓友情年だそうで、今年一年をかけて両国で様々な交流行事が繰り広げられるそうです。昨日にはその開幕式がソウル市内のホテルで開かれ、イベントに出席している森喜朗前首相や盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領ら映像がテレビで流れていました。

 で、今日の話は韓国のテレビドラマや映画についてです。私も時々見るんですが、これがまた、つい最後まで見てしまうんです。皆さんはどうでしょうか?

 最後までみると、「あれ?」という感じで、なんてことはない内容だったりするんですが、これがまた不思議と最後までみてしまうんですね。一方日本の番組なんですが、ドキュメンタリーもドラマも最後まで見なくなっちゃいました。

 結局、ドキュメンタリーでもドラマでも、映像にかぎらず、書籍でもそうですが、いつも次に何がでてくるのかを予想しながら見たり、本を読んだりするわけですが、コンテンツにはすべからく制作者の意図が入っており、それを考えながら見たり、読んだりしたときに、ストーリーの展開や、映像の表現が、あまりに「ベタベタ」な展開、手法を用いられてしまうと、僕の場合は、その瞬間に興味を失うというか、我慢できなくなり、スイッチを切ったり、チャンネルを切り替えたりしてしまうんです。

 まあ、多分みなさんもそうでしょう。

 私は国際的な基準で考えると、日本のテレビ番組の完成度は非常に高いと思います。カメラワークもさることながら、小道具も含めて、本当に小さなところにまで、非常に気配りがなされていて、「ものすごくレベルが高いな」といつも思います。でも、それと、最後まで見られるかどうかは別の問題なわけなんですが・・・。

 で、自分なりに、なんで韓国ドラマを見てしまうのか考えたのですが、何に一番興味を持っているかというと、ロケ場所の風景だったり、挨拶するときの習慣だったり、つまり、韓国の日常がどんなものなのかということが知りたくて必死に見ているんですね。

 パッと見ると、すごく似ているんですが、何処がが違うわけで、おそらく私は日本の日常と一生懸命比較していて、それに夢中になっていると、気が付くとドラマが終わっているみたいなケースが多いんです。

 例えば、韓国のお墓ってこんな風になっているんだとか、郵便局ってこんな感じなんだとか、ヨン様が「学ラン」を着ている!!とかです。これには結構びっくりしました。それで考えると、米国の墓地とか郵便局とかハイスクールの雰囲気のほうが、はるかに見慣れていて、いかに米国の文化の影響を受けきたのか実感します。

 私にとって韓国は、まさに「近くて遠い国」だったということなでしょう。国交が正常化して40年も経っているのにです。私は旅行の趣味とかないので、海外は米国に仕事で数回行っただけなのですが、今や韓国は米国よりも近い国になりつつあります。ぜひ今度は韓国に行って、テレビではなく、この目でいろいろと見てみたいなと思っています。


2005 01 28 [17. 週刊!神部プロデューサー] | 固定リンク | トラックバック

2005.01.21

[週刊!神部プロデューサー]いよいよ「改憲」なのだろうか?! 

 19日付けの新聞に経団連が憲法改正に必要な国民投票法や憲法に集団的自衛権の行使について明示することを求めた提言を正式に発表したというニュースが掲載されていました。同友会、日商はすでに改憲提言を公表しており、これで日本を代表する3つの経済団体が「改憲」で足並みをそろえることになります。うーむ、財界までが「改憲」に踏み込むようになったわけですが、ということは、「いよいよ、その日が来るのか」という印象を持たないわけにはいきません。うーん。とっても気になります・・・

 子供の頃から、日本という国家の最大の特徴は、「この国には憲法9条があって戦争を放棄したんです。軍隊は持たないんです」と何度も教わっているせいなのでしょうか。いざ「改憲」で「集団的自衛権を行使できるようにするのだ」などという話が公の場に出てくると、やっぱりちょっと腰が引ける感じがします。

 今の自衛隊を見たときに、「防衛費の金額も装備の充実度もどこからみても軍隊だよね」という方が断然多いと思うので、「じゃあ9条って何よ」と思いますし、他方、それだけの組織が、例えば今回のスマトラの津波のような「災害」が起きたときに迅速に対応できていない現状を見ると、やっぱり、この問題を先送りしてきた事が、大きな妨げになっているのだろうと思わざるを得ません。

 今回のような提言が出てきたということは、戦後60年が経ち、「本音」と「建前」というか、「現実」と「理想」というか、その溝はどんどん広がり、この問題を「解釈」だけで対応するには、いよいよ限界がやってきたということなのでしょうか。

 戦争に巻き込まれることもなく、地雷で手足を失う人もなく、爆撃を受けることもなく、銃を持って人を撃たなくてもよく、夜中でも安心して通りを歩ける、飢えで死ぬ人もない、生活を私はエンジョイしてきました。

 高度成長の最後の時期に育った僕らは、自分の成長と、生活が豊かになることがシンクロしていた最後の年代だと思いますが、今の子供たちが大人になる十数年先を考えると、もしかすると僕らは、この問題が先送りされてきたがために、今の子供たちが、今後負担することになる負担を負わずに済んだ、実は最後の世代だったというこ
とになるかもしれません。

 ブッシュ大統領は20日に行われた2期目の大統領就任式で、世界平和実現のために中東地域の民主化など「自由の拡大」を推し進め、テロを撲滅し米国を守る事を宣言しました。

 しかし、その前日の19日付け米紙ロサンゼルス・タイムズは イラク戦争を支持する米国民が過去最低の39%に落ち込んだとする世論調査の結果を報じています。米国民の5人のうち3人は「イラクを攻撃しなければ良かった」と思っているわけです。

 今もバクダッドではテロが続き、死傷者が出ています。

 負担分担し国際的に貢献することは国際社会の中のひとつの国家として果たさなければならない義務であることは分かりますし、憲法と実態がちゃんと整合性の取れているのが良いこともわかります。しかし、もし「改憲」ということになれば、自衛隊の隊員たちは、敵と思われる相手に銃口を向けて発砲し、殺さなければならない事態をむかえる可能性も十分出てくるわけで、たとえ戦闘地域の戦闘行為として正当化されるとしても、誰かが誰かを殺さなければならないわけですから、これは本当に国民の同意が得られたうえで決めなければならないことで、慎重に、みんなが納得するプロセスで決定してほしいと思います。

 イラクで続くテロと派手なブッシュ大統領の就任式と「改憲」提言から、つい、こんな連想が・・・

 おっと、うっかりしていました。本誌「フィナンシャルジャパン」は今日21日の発売です。今回は日本一になった二人の岡田さんが登場しています。さて二人の岡田さんとは誰でしょうか?気になる人はぜひ本屋さんへ。なお、フィナンシャルジャパンについてのご意見のあるかたはぜひここまで。いただいたご意見は本誌読者コーナーで掲載させていただくかもしれませんが、ご了承ください。よろしくお願いします。

それではまた。

2005 01 21 [17. 週刊!神部プロデューサー] | 固定リンク | トラックバック

2005.01.14

[週刊!神部プロデューサー] どうなるのかなあ。NHK

 一連の不祥事問題をきっかけとする受信料収入減で海老沢会長の進退が取りざたされていたNHKに、今度は教育テレビで放送された特集番組の内容に政治的な介入が在ったとする内部告発の声があがりました。
 

 これは旧日本軍の慰安婦問題を扱った特集番組で、放送前に安倍晋三・自民党幹事長代理と中川昭一経済産業相がNHKの幹部に申し入れを行い、その接触後に内容が変更されたというもので、昨日、同番組の制作責任者だったチーフプロデューサーが記者会見を行いました。他方、安倍幹事長代理と中川経産相は番組内容への介入を否定。NHKも放送総局長が圧力を受けて変更した事実はないという見解を示しています。
 
 もともとこの問題は取材を受けた側がNHKと番組制作に関わったプロダクションに対して裁判を起こしていましたから、マスコミ関係者の間では結構知られていた問題だと思いますが、4年も前の出来事だったので、まさかこんな時に、「実は政治的な圧力があったのだ」というような内部告発という形で、再び浮上するとは思いもしませんでした。

 そして、私は今朝、この報道を目にし、これまでの一連のNHKに関する報道を考えた時、なんとなく、昨日岡本編集長が書いていた「お神輿経営はどこへ行く」が頭の中に浮かんできたのです。

 実は私もNHKでずいぶんお仕事をさせていただきました。当時仕事をしながらよく思ったのは、「恐ろしく大きな組織だな」と。職員の方でも、一度も足を踏み入れたことのない、「何の仕事をしてるのかなこの部屋は」というようなところが、結構あるんじゃないでしょうか。

 僕は「職員も多いけど、建物もでかいなー。やたらスタジオがいっぱいあるな」なんて思ってました。
 
 また、NHK以外で仕事をしている時には、ものすごい田舎の本当に小さな出来事でも、たいていNHKが取材に来ていて、紙は地元新聞と共同通信社、テレビは特集の企画取材に来ている僕らとNHKみたいな組み合わせになったりして、「やっぱりNHKはすごいな」と思っていました。まあ、一言で言えば「組織力」とでもいうのでしょうか。

 ただ、組織が大きくなると、それによる弊害が生じる事もありますよね。

 例えば岡本氏は「意思決定がない」ことを指摘していましたが、組織が大きくなると、誰も明確な指示や意思決定をしていないのに、なんとなく、「こちらの方向でしょう」みたいな空気が流れて、物事がそちらに進むようなことがあります。判りやすくいうと「自主規制」みたいなことが起きていたかもしれません。

 また「集団無責任」については、例えば、その人の立場では正しいはずだったのに、気が付いたら、客観的に見たら、実は間違いだったみたいな事が起きたりすることがあるように思います。

 そして、「集団主義・家族主義」ですが、これは組織の大きさとは関係なく、国民性みたいな話なのかもしれませんが、4年もたってようやくチーフプロデューサーがこの問題に関して発言されたのは、こうした事が背景にあったのかもしれません。

 必ずしもすべてが合致しているとは思いませんが、そういうことがつい頭に浮かんでしまったのです。

 僕が今一番思っているのは、この件に限らず、NHKは早く事態を収拾して、現場の人たちが番組作りに専念できるような環境にしてほしいということです。私が仕事をしていたのは10年近く前ですが、NHKには優秀な人材が沢山いて、良質な番組も沢山ありました。なんだか検証番組にでていたテレビマンユニオンの今野勉さんみたいな話になってしまいましたが、そういう人たちが、良い番組を沢山つくれるような、そういう組織になってほしいと思っています。

2005 01 14 [17. 週刊!神部プロデューサー] | 固定リンク | トラックバック

2005.01.07

[週刊!神部プロデューサー] 行ってきましたよ。名古屋に。

 あけましておめでとうございます。岡本編集長同様、私も日曜日からの引越しとなりましたが、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。さて、行ってきましたよ。名古屋に。民主党愛知県連が主催した、現職の松原名古屋市長と出馬を表明した河村たかし衆院議員の「マニフェストを聴く会」を取材。5日更新のフィナンシャルジャパンONLINEで記事掲載しようという矢先に、河村氏が出馬断念を表明したため、残念ながら「ボツ」ってしまいました。

 まあ、週刊ですからしょうがないといえば、しょうがないんですが・・・もったいないので、ここで少し書いちゃいましょう。

 この「マニフェストを聴く会」ですが、私は、試みとしては良かったと思います。出来れば、両者がディベートするような形式のほうがもっと良かったと思いますが・・・。でも「マニフェスト」で推薦・公認する候補者を決めるというこのやり方は今後増えるのではないでしょうか。他党においても同様の会が今後開かれることになるのでしょう。そもそも候補者を公募するようになってきていますからね。

 さて、今回の「マニフェストを聴く会」について報告しますと、当日、市議で参加したのは1名だけ、また、同会で質問に立った県議からは、河村氏が掲げたマニフェストの実効性について、非常に厳しい質問が投げかけられるなど、地元の民主党議員の多くがすでに現職の松原氏を支持する方向に動いているという空気が漂っており、「河村氏が推薦を取り付けるには、これはかなり厳しいな」と思っていましたが、その後、自民、公明が現職の松原市長支持を打ち出したことで、まあ、おそらく誰がやっても選挙には勝てない状況になってしまったため、結局、1月4日に河村氏も出馬断念を表明されました。ちなみに、河村氏はあのキャラクターですから、熱心な支持者も多く、「マニフェストを聴く会」でも一般党員のあいだから、強い励ましの声が会場に沸き起こっていたことを付け加えておきます。

 ところで、前回の私のエントリーに関して「公選法」を取り上げたトラックバックを何本かいただきました。いつもどうもありがとうございます。「選挙で立候補した議員が公選法をちゃんと守れない(判らなくて)でどうするの」というご指摘は確かにその通りだと思います。「連座」の「連鎖」も、国民にしてみれば「しゃれ」にならない話ですよね。ただ、 なんでも、日本の公選法は世界一と言っても良いぐらいに事細かに規定があるそうで、議員の方でも、ちゃんとわかっている方はあんまりいないようです。そういえば、ネットが普及してからは、選挙期間中にネットに掲載された政治の情報はどうなのかということもいろいろと議論されていますね。

 違反は違反で問題ですが、その一方で「公選法」が実は現状にマッチしていないということもいえるかもしれません。中には「おかしな規定」もあると聞きます。このあたりで「公選法」のおかしなところを洗い出して、実態にマッチした「公選法」に改正する事を考えても良いのかもしれませんね。

 どこかに行ったときは、折角だから地元の「うまい」ものを食べようと思っており、前回名古屋に行ったときは、「ひつまぶし」と「味噌煮込みうどん」(両方とも美味かった)を食べたんですが、残念。今回は時間がなく、トンボ帰りしてしまいました。さて、今度行くときは絶対に「味噌カツ」を食べようと思ってます。
[Kambe Jun]

2005 01 07 [17. 週刊!神部プロデューサー] | 固定リンク | トラックバック

2004.12.26

[週刊!神部プロデューサー] 注目だぞ!名古屋の市長選挙 

 国政選挙もさることながら、地方選挙も面白い。いったい誰が勝ったのか、自分の住む町ではないけれど、政治面に載る遠くの自治体の選挙でも、必ずチェックしています。現職が勝ったのか、革新が勝ったのか。はたまた、自民党が負けたのか、民主党が負けたのか。選挙はその時々の大事な物事を映す鏡だと思うのです。そして今、自分が一番注目しているのは、名古屋の市長選挙です。

 まず初めに、前回のテーマに唯一トラバしてくれた「ぷろとたいぷ」様。励ましの言葉、本当にどうもありがとうございました。最近全然トラックバックが無かったので、正直うれしかったです。がんばります。
 とお礼を申し上げたうえでさらに言うと、木村氏とネタがかぶったのは、互いに打ち合わせも無く書いているので、偶然、そのときに興味を持ったものが重なったということです。まあ、そんなもんです。

 さて本題です。私が今一番注目してるのは、やっぱり、名古屋市長選です。立候補を表明している現職の松原武久氏と衆院議員の河村たかし氏の推薦対応をめぐり民主党は大揺れです。フィナンシャルジャパンオンラインでビデオコラムをお願いしている古川元久議員は、愛知2区選出でしかも民主党愛知県連の代表をしているので、きっとてんてこ舞いです。

 なんせ、県連で提案した、党員投票による決定や自主投票などの複数案をに対して、松原氏支持を打ち出している民主党の市議団は、強い反対を示しているそうで、中には、党員による投票は県連の責任放棄であり、自主投票では党が分裂するから、県連で決定するべきという意見もあるようです。また、県議団も最終的には県連で推薦を決めるべきだとしていることが一部報道で伝えられています。

 名古屋は大都市です。政令指定都市の首長選挙ともなれば、普通は党本部が推薦を決めるはずです。

 「では、いったいどうしたらよいのか?」ということで今回二人の候補者の「マニフェスト」を聞く会合が開かれることになったようです。
 そして、その会合が12月26日、つまり今日開かれるのです。

 アメリカの選挙ではありませんが、名古屋の市長選挙をめぐり二人の候補が、ある一政党の公認をめぐって、自身の公約を発表し、党員に支持を訴える。なんだかアメリカの予備選挙みたいですね。

 地縁・血縁ではなく、地盤・看板ではなく、あくまでも「マニフェスト」だという今回のこの話。
 おまけに、河村議員の愛知1区は自民も民主も公募で候補を募るようです。
 
 一部報道では否定的な意見もでていますが、「なんか政治が変わるんじゃないか」と思う私はバカなんでしょうかね?
 まあ、とにかく、私、この目の二人のディベートを見てこようと思います。

2004 12 26 [17. 週刊!神部プロデューサー] | 固定リンク | トラックバック

2004.12.19

[週刊!神部プロデューサー] 悪いのはドン・キホーテなのか?!

 先週起きた大きな事件といえば、12月13日、さいたま市内にある大型量販店のドン・キホーテで連続して2件の火災が起こり、従業員3名が亡くなってしまった事でしょう。その後も、同じ店舗や千葉県内にあるドン・キホーテで不審火が発生したほか、脅迫電話をかけ、1億円を脅し取ろうとする恐喝未遂まで起きて、連日ドン・キホーテ関連のニュースが新聞やテレビで伝えられています。

 今回の火災の原因について、3人の犠牲者がでてしまった浦和花月店では、まだ明らかになっていないようですが、二度火災が起きた大宮大和田店については、最初が灯油で2回目にはガソリンが火元で確認されており、埼玉県警も放火が原因と断定しています。

 このドン・キホーテで起きた火災をめぐる報道で、「なんか違うんじゃない」と、多少なりとも違和感を覚えた方はいませんか?

 次々に新しい情報が伝えられる中で私が思ったのは、この2店舗とも、火災の原因はおそらく放火で、火災を起こした犯人がいるはずなのに、おそらく、犯人に関する情報がないのか、もしくは確認が取れないために、まだ報道できないのかもしれませんが、むしろ、ドン・キホーテの多数の店舗が、これまでの消防検査で改善指導を受けていた事や、火災が起きた店舗以外のドン・キホーテの店舗で、消防法や火災予防条例の違反があったというような、ドン・キホーテ側の事ばかりが繰り返し伝えられたせいか、「これじゃあ、なんだか今回の火災の原因はドン・キホーテにあるみたいだ」ということなんです。

 浦和花月店の原因について、埼玉県警はまだ正式に発表していないようですが、恐らく、これは放火で、多くの人が買い物をしている量販店のような場所の、火の気のない所に、わざわざ火を放った犯人がいて、その結果、ドン・キホーテの3人の従業員が亡くなってしまった。

 大切な従業員を失い、大切な商品を失い、店舗を焼失し、ドン・キホーテの受けた被害は甚大です。
企業の社会的責任もわかりますが、今回の一番の被害者はドン・キホーテだと思うんですが・・・。

 果たして皆さんはどのような印象を持たれているのでしょうか・・・。

2004 12 19 [17. 週刊!神部プロデューサー] | 固定リンク | トラックバック

2004.12.12

[週刊!神部プロデューサー] 古川さんと河野さんの地元に行ってきました!!

 この1ヶ月、ほとんど毎週、土日を河野太郎議員と古川元久議員と一緒に過ごしてきました。その模様の一部は現在、フィナンシャルジャパンONLINEの国会動静で視聴できます。先週末は、名古屋に帰った古川さんの追っかけ。その前週は、湘南ベルマーレ(J2サッカー)のホームでの試合を応援に出かけた河野さんの追っかけで平塚市まで出かけてきました。二人の普段の活動についてそれなりに紹介ができたのではないかと思っています。

 撮影しながら、まず思ったのが、「お二人とも、とにかく、朝早くから夜遅くまでスケジュールがいっぱいなんだなあ」ということです。今回、朝から晩まで同行させていただいた古川さんを例にあげると、イベントへの出席の依頼とか、陳情で会いたいみたいな話が山のように届いていて、それが常に行く先、行く先まで追いかけてきているんですね。で、古川さんは、それを移動する時間を使って、車の中で決済しまくっていました。スケジュール表を横目でのぞき見ると朝から晩までびっちり埋まっているんです。ある程度想像はしていましたが、まじかで見ていると、それだけでお腹がいっぱいになるぐらいでした。
 そしてもうひとつ思ったのが、「思っていた以上に肉体労働だな」と・・・。車で移動して、スピーチして、移動して、スピーチして、移動して、スピーチして、これまた、古川さんを例に出しますと、名古屋はかなり大きいですから、古川さんの選挙区の端から端までとなると結構な移動距離になります。で、それを一日に何回も繰り返すわけです。

でもまあ、カメラで、ずっと撮影していた僕が、本当のところは一番肉体労働だったわけですけどね・・・

 また、東京で会うときは、スーツで「びしっ」としているところばかり見ていたので、家族と一緒にいる時のお二人の様子にちょっと興味があったのですが、今回、そんなプライベートなシーンをちょっとだけ垣間見てしまいました。

 河野さんも古川さんも、実は小さなお子さんがいらっしゃいますが、河野さんはフットサル大会に息子さんが来ていて、試合の合間に二人でボールを蹴って遊んでました。河野さんは、どうにもかわいくてしょうがないらしく、結構、デレデレ状態になっていました(たろうさんスイマセン!!)。
 また、古川さんは家族で27日に開かれたお茶会には出席されており、また、ご自宅を出発するところから、ずっと撮影させていただいたので、奥様や息子さんに何度もお会いする機会があったのですが、息子さんはあごの形というか輪郭が古川さんにそっくりで、1週間ぶりにお父さんに会えたのがうれしかったのか、すっごく甘えて、お父さんにくっついたり、ちょっといたずらをして、かまってもらおうとする様子が、とてもかわいかったです。

 講演会などで、一般の人たちから、難しい問題を投げかけられ、厳しい表情で、真剣に受け答えをしているお二人のシーンを何度も見ていましたから、息子さんと遊ぶシーンを見たときに、なんだかとても、アットホームな気持ちになってしましました。

 普段の二人の活動の一部が今、フィナンシャルジャパンオンラインにUPされています。もしよかったら、一度見てみてください。


2004 12 12 [17. 週刊!神部プロデューサー] | 固定リンク | トラックバック

2004.12.05

[週刊!神部プロデューサー] 「思い通りに作れなかった作品でも、自分らしさがにじみ出る」

 今、恐らく日本で一番の売れっ子映画監督と言えば、「世界の中心で愛を叫ぶ」や「GO」で知られている行定勲氏でしょう。
 以前、行定映画の常連である俳優の津田寛治氏に、行定監督の作品について尋ねる機会があり、その答えとして返ってきたのが、今日のタイトルである、「思い通りに作れなかった作品でも、(行定さん)らしさがにじみ出る」という言葉でした。

 前回の「自分がやりたいことを仕事にしている人って、いったいどれぐらいいるんでしょうか?」に対して、沢山の方からトラックバックをいただきました。いつも本当にありがとうございます。
 そして、皆さんのトラックバックを読みながら思い出したのが、津田氏の、この言葉でした。

 行定監督といえば「GO」で、史上最年少で日本アカデミー賞を受賞した監督です。
 私はテレビの、しかも報道がほとんどでしたから、映画の現場などまったく知りません。
 行定監督の名前もニュースで知っている程度でした。
 ところが、今から数年前、そんな私が、ひょんな事から行定監督の現場にお邪魔する機会を得たのです。

 最近の映画はDVDで発売する時、だいたいメイキング映像などの特典がついています。
 もちろん、私はこれまでメイキングVTRなど作ったことありませんでしたが、ところが、そんな私に、「メイキングVTRを作ってよ」という相談が、いろんな人を介して舞込んできたのです。

 普段、映画も見ないし、メイキングがどんなものなのかも知らないので、一瞬、「どうしようかな」とも思ったのですが、行定監督の現場が見てみたいという単純な興味から、結局その依頼を受けることにしました。

 自分でも笑ってしまいますが、メイキングVTRとはいったいどんなものなのか、
 そして、行定作品はどんな映画なのか、学習しないといけないと思い、
 急いで、ビックカメラに行き、行定監督の作品を数本と行定作品ではありませんが、「ウォーターボーイズ」のDVDを買いました。
 何故「ウォーターボーイズ」を購入したかというと、なんだか面白そうだったからです。

 一夜漬けのような予習をした後で、現場には何度も通いました。
 そして、映画に出演した俳優さんたちに同じ質問をぶつけていきました。
 「行定監督はどんな人?」、「行定作品の印象は?」などなど・・・。
 せっかくVTRを作るわけですから、ただ、現場の雰囲気を伝えるだけではなくて、出来れば、行定監督の輪郭を表現できないかなと思ったからです。

 そして、そのときに津田氏が
「思い通りに作れなかった作品だったとしても、出来上がった作品を見ると、そこには行定さんらしさがにじみでている。そういうすごさがある」
 と言ったのです。

 それはきっと、「情熱」というのか、「一生懸命さ」というのか、そんなことなんだろうと思うのですが、「はたして、自分は・・・」とあらためて、今回考えさせられてしまいました。

 さて、今日はこの辺で終わります。長くてすいません。それでは。


2004 12 05 [17. 週刊!神部プロデューサー] | 固定リンク | トラックバック

2004.11.25

[週刊!神部プロデューサー] 自分がやりたいことを仕事にしている人って、いったいどれぐらいいるんでしょうか?

 前回の「忙しいから・・・というのは言い訳だった!」にトラバしてくれた皆さん。どうもありがとうございます。同じように考えている人が意外にいることが判ってちょっと安心しました。ところが、R's Random Talk さんが言うように、自分も「疲れた」ということをよく口にしている事に気が付いて愕然。ということは「忙しい」とか「疲れた」といって、人の2倍サボっていたということか?おまけに「集中力」が続かない。これは自分のやりたい仕事をしていないという意味なのか・・・

 そこで僕が思ったのは、「自分が本当にやりたいことを仕事にして、それで生活できている人ってどれぐらいいるんだろうか?」ということなんです。

 僕の友人にプロのキックボクサーがいます。いちおう僕の師匠です。ある団体のバンタム8位にランクされていますが、公式戦で勝ってもファイトマネーは10万円ぐらいだったりします。知人や関係者、後援者が出してくれる激励賞などとあわせても、手に入るのは一試合あたり15万円にも満たない。普段は近所の子供たちを集めて空手を教えていますが、月謝といったってたかが知れています。当然バイトをしています。飲食店で使用されるおしぼりの配達です。この3つで生計を立てていますが、試合前になれば、練習のためにバイトを休まなければならないし、試合で体が痛めば、試合後すぐに働けないので、生活はかなり大変です。
 彼もそろそろ30歳。ボクシングやキックボクシングで頂点に立つ人間は、ほとんど負けずにチャンピオンになります。しかし僕の友人の対戦成績は負け越しで、本人にいわく「キックの負け組」なんだそうですが、それでも、「これでご飯が食べたい。ジムでも開いて、これ一本で生活していきたい」と言い、「どうしたらうまくいくだろうか。いっしょに考えてくれ」と何度か相談を受けています。もちろん「何とかしてあげたいなあ」と思い、いろいろと知恵をめぐらせるのですが、どう考えても別の収入源も用意しておかないと、彼がキックを続ける生活は成り立たないと思うので、そのように伝えると、「それでも専念したい」といい、いつも話は同じところをぐるぐると回ってしまうのです。

 確かに、「自分のやりたいことがやりたいように出来るのが一番良い」と思うのですが・・・。もし、これを読まれた方で「自分は自分のやりたいことをやってます」とか、「自分の身近にそう言う人がいます」という方がいましたら、ぜひ、ご一報をお寄せください。その秘訣を教えていただければと思います。

2004 11 25 [17. 週刊!神部プロデューサー] | 固定リンク | トラックバック

2004.11.18

[週刊!神部プロデューサー] 「忙しいから・・・」というのは言い訳だった!

 みなさんは、伊丹十三監督の映画「スーパーの女」をごらんになったことがありますか。この映画は経済小説家、安土敏(あづち・さとし)氏の小説がもとになっています。きっとご存知の方も多数いらっしゃると思いますが、この安土氏は住友商事出身で厳しい状況に置かれたスーパーマーケット「サミット」を見事に再建された名経営者でもあります。

 今月22日発売の「フィナンシャルジャパン1月号」では、その安土氏とフィットネスクラブ「ルネサンス」の斎藤社長の対談が掲載されています。
 この対談、簡単に言ってしまうと、お二人に趣味の話をしていただいているのですが、お二人の趣味の多彩さにはおどろきました。

 安土氏は、小唄は名取ですし、クラッシックギターもお上手で、譜面も見ずに「禁じられた遊び」から「ムード歌謡」までさらさらと弾かれます。ゴルフも80台で回られるそうです。1960年に大学を卒業されていますから、おそらく60代の後半にさしかかっていらっしゃるはずですが、飛距離も今が一番出ているそうです。

 いずれも社会人になってからはじめられたそうなんですが、仕事で忙しいはずなのに、なぜそこまで極めることができたのだろうと思いながら、お話を伺うと、これがものすごい合理的なんです。
 たとえば、小唄は服を着替えながら練習する。練習のための時間は取らなかったそうです。
そして、独学ではなく、かならず良い先生を見つけて習う。ギターも日本を代表する有名な演奏家が師匠だそうですし、ゴルフも自分にあう良い先生を見つけたことが、スコアUPにつながったとおっしゃっておりました。
 時間を無駄にすることなく、ちゃんと習うことで短期間での上達を目指すところが、安土流の趣味を極めるコツのようです。

 一方、ルネサンスの斎藤社長は独学タイプ。というか習うのが面倒なようで、自分が楽しいと思えればそれで良しという感じです。
 落語をやったり、テニスをやったり、ずいぶん昔に畑を借りて農業もされていたそうです。やはり斎藤氏も社会人になってからはじめています。

 自分は「忙しいから・・・」という理由で、趣味だけでなく、いろんなことを諦めてきましたが、新しく会社を作ったり、企業を建て直したりと自分よりはるかに忙しい人が、これだけたくさんの趣味を極めている様子を見ると「忙しいから・・・」というのは自分に対する言い訳で、ずいぶん時間を浪費してしまった気がします。

 安土氏のギター演奏と斎藤氏の落語の様子はフィナンシャルジャパンONLINEでビデオ用意しました。
 興味のある方はぜひのぞいてみてください。

2004 11 18 [17. 週刊!神部プロデューサー] | 固定リンク | トラックバック

2004.11.11

[週刊!神部プロデューサー] プロ野球とサッカーあなたはどっち?

 野球ネタが多くてどうもすいません。木村さんともかぶってしまいました。でも、先週書いたブログに対して多くの人からいろいろな意見を寄せていただきましたので、今回もプロ野球をの話題をきっかけにスポーツでちょっと書いてみたいと思います。

 「プロトタイプ」さんから詳細な分析と意見をいただきました。ありがとうございます。また、私になり代わり返答して下さった「憂しと見し世ぞ」さん。どうもありがとうございました。本当は私もすぐにやり取りできれば良かったのですが、今日になってしまいました。遅くなってすいませんでした。
 そうこうしているうちに、なんとソフトバンクによるダイエー購入の具体的な話が報道され、おまけにライブドアには西武売却の話が持ち込まれていた事が表面化するなど、水面下ではいろんなことが起きていたようです。
 「憂しと見し世ぞさん」のご指摘の通り、個人的には「何でもあり」っていうか「自由でオープンなマーケットになったほうが良いんじゃない」と思っているので、「いいぞ。いいぞ」と思っています。今後の動きに注目です。

 さて、みなさん僕より詳しいので、もはやあまり言うこともないのですが、詳しくない僕が野球について何よりも不満に思っていることを書きますと、それは球場設備なんです。人工芝とドーム。これってとっても良くないですね。空調が効いて温度も一定。なんかスポーツって感じじゃないですよね。後楽園でジャイアンツ戦を見たんですけど、外野席に放物線を描かず、ものすごいスピードで突き刺さった(ように見えた)松井のホームランには感動しましたが、あまりにも環境が人工的過ぎて気分が盛り上がりませんでした。これだと雨天中止がないからテレビ中継にはいいんでしょうけどね・・・・。イーグルスができて仙台球場も改修されるようですが、自然を生かした土と芝生の球場がいいんじゃないかなあと個人的には思っています。
 
 芝生といえば、単純に比較はできないんだろうと思いますが、サッカーのために小学校のグラウンドに芝生を植えようという動きもあるようですね。野球も頑張らないとサッカー人気に負けてしまうのではないでしょうか。というのは、先日、フィナンシャルジャパンONLINEの「国会動静」でお世話になっている河野議員が神奈川県の大磯で草フットサル大会に出場するというので、ちょっとお邪魔してきました。320名もの参加者が集まり、内容もかなりハイレベルでした。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、河野議員はJ2湘南ベルマーレの会長です。地元にサッカーファンを増やし、ベルマーレのサポーターになってもらい、観客動員が少しでも増えるようにということから、毎年開いているそうです。去年はベルマーレの選手も参加したそうで、地域に根付くように、そして少しでも多くのファンを獲得できるようにと、スタッフも選手も必死なわけです。なんでも、ちゃんと経営できてないと、Jリーグからはずされてしまうそうですね。こちらは赤字30億/年とはいかないわけで、そういう違いにお客さんは敏感に反応してるのかもしれませんね。

 ものすごく散文ですいません。でもそんなこと考える今日この頃です。

2004 11 11 [17. 週刊!神部プロデューサー] | 固定リンク | トラックバック

2004.11.04

[週刊!神部プロデューサー] 楽天だけじゃなくて、ライブドアもソフトバンクも全部いれちゃえば!

 プロ野球への新規参入が楽天に決まりましたね。新しく球団が出来るのは50年ぶりということだそうで、これで来シーズンも「12」球団で試合が行われることになりました。楽天のような企業が市場に新規参入したことは良いことだと思うのですが、1つの椅子をめぐって、楽天、ライブドアというITという新しい産業を代表する2社が争う形となり、「予想通り」というか、有利と言われた「楽天」が「経営の体力」を理由に”選ばれた”ことに、個人的には「やっぱり、日本のプロ野球って、あんまり変わらないかもね」という感想を持ってしまいました。唯一の期待は三木谷氏がドラフトやFA制度なども含めて「改革がミッションだ」と発言していることぐらいでしょうか。

 野球に詳しい人から見れば、僕の考えは「そんなの無理だよ」と笑われてしまうのかもしれませんが、でも僕はこう思うのです。ライブドアもソフトバンクも「やりたい」といってるわけですから、全部参入させてしまえばいいじゃないかと。1リーグでも2リーグでも、どちちらでも構わないでしょうと。球団数も12である必要は無いでしょうと。また、選手が球団を逆指名できるようですが、それよりもFAするまでの期間を短くしてあげたほうが良いのではないかと・・・こう思うのです。

 つまり、球団を経営したい人にとっても、選手としてプレーしたい人にとっても、プロ野球がより自由な市場になったほうが良いということです。経営したい人にはどんどんやってもらったらいいじゃないですか。選手にしたって、最初の数年間を使ってプロ野球で自分が通用することが確認できたら、FAを取得して自分のプレーしたい球団が自由に選べるようにしたあげたらいいじゃないですか。球団が困るというなら、FAまでの期間を短くする代わりに、ドラフトは完全ウェーバーにして、球団間の戦力の均衡をはかったらいいじゃないですか。別に良い選手がどんどんメジャーに行ってしまったっていいじゃないですか。テレビで生放送で彼らの試合は見られる時代なんです。海外で活躍するお気に入りの選手を応援してあげればいいじゃないですか。高校を出てすぐにプロ野球に就職して、30歳近くになってようやく転職できようになるという、今の仕組みはおかしくないでしょうか?
 一場選手も、日本でやりたいなんて言ってないで、海外の市場に行けばいいんじゃないでしょうか。理由は違いますが、大学でて米国に渡った立教の多田野だって、もうメジャーで1勝しているじゃないですか。

 全くもって、すべてが多くの人たちの予想通りに展開したわけで、「本当にプロ野球って変わるのかな?」って思っている人少なくないんじゃないでしょうか。手を挙げているひと全員にやらしてあげれば、ずいぶん変わるような気がするんですが、それは無理なんですかね?皆さんはどう思いますか?


2004 11 04 [17. 週刊!神部プロデューサー] | 固定リンク | トラックバック

2004.10.28

[週刊!神部プロデューサー]FJは結構気になる存在らしい

 10月21日にとうとう月刊誌「フィナンシャル ジャパン」が創刊されました。これまでただの1冊も書籍を出したことのない、新しい、小さな出版社が、岡本編集長のもと、わずか半年の準備ののちに月刊誌をこの世に送り出しました。表紙には竹中大臣と福井総裁のTWOショット。二人は創刊記念特別鼎談のゲストだったわけですが、そのことをめぐって大手の新聞社がこのFJ創刊に関する記事を掲載するなど、ちまたでは結構な話題になったようですね。皆様からも沢山のトラックバックをいただいていたようです。

 小さな出版社が出した初めての雑誌を日本の大新聞に紹介してもらえるなんて・・・
 僕は正直言って、「ちょーラッキー」だと思います。

 とにかく、「誰かからなんか言われる」ということは、「世間はそれだけ関心があるよ」ということの裏返しなので、褒められようが、けなされようが、まずは何でも良いのです。もしですよ、そのコラムを見て、「どれどれ、ちょっと読んでみよう」なんて思って、1000冊ぐらい売れてたら、こんなにありがたい話はないじゃあないですか。

 本誌ばかりではなく、「フィナンシャル ジャパンONLINE」も新聞に載ってみたいです。
 皆さんもぜひ「シャレ」でかまわないので、一度クリックしてみてください。よろしくお願いします。

 この際だから、もうちょっと創刊前の状況をお話しますと、僕はインターネットに掲載する内容の編集が担当なので、本誌「FJ」の編集はちょっとだけお手伝いしている程度なんですが、創刊のタイミングにあわせて書店さんで流していただく「FJ」の宣伝用DVDを作りました。テレビの番宣みたいなもんなんですが、で、人手がないので、前日の台風の中、都内のある大手書店さんに、そのDVDとテレビモニターをセットしにいってたんです。夜の7時前後で、結構、雨や風が激しくなっていたときにです。
 もしどこかの書店の店頭で「FJ」のビデオを見かけたら、ぜひ通りすぎずに30秒だけ付き合っていただけるとうれしいです。

 で、何が言いたいのかというと、実はものすごく「家内制手工業」的な感じがしませんか。「レビューのとらお」 さん!距離は少し近くなりませんでしょうか?「遠い」と言わずに、ぜひ一つよろしくお願いします。

 「Tinkle-Tinkle」さん。河野さんの「郵政民営化」でのトラックバックありがとうございます。河野さんが週末地元で開かれるボウリング大会に参加するというので、ちょっとお邪魔してきました。そのときも一生懸命「郵政の民営化」について話をされていました。

 また、古川さんは今回、赤じゅうたんの国会内にある政調会長室に私を連れて行ってくれました。実は僕のブログ見てたりして・・・国会中継でも、院内にある民主党の政調会長室は放送されません。「ちょっと見てみたいぞ」という方は、ためしにぜひ、昨日更新した「国会動静」みてやってください。古川さんのテーマは「被災者生活再建支援法」です。

 それでは。また来週。


2004 10 28 [17. 週刊!神部プロデューサー] | 固定リンク | トラックバック

2004.10.21

[週刊!神部プロデューサー] 「嵐を呼ぶのか?!「新ビジネス誌」

 また台風が来ました。各地で被害が出ています。一部報道によりますと、21日朝で、死者26人、行方不明者35人だといいます。今年の上陸台風は10個で過去最多記録を更新しており、現在も多くの方が自宅に戻れず、避難している状態に置かれていることについては非常に心が痛みます。これ以上被害が広がらないでほしいと思います。しかし、「たとえ」が悪いと怒られそうですが、今日、日本全国で発売される新しいビジネス誌「フィナンシャル ジャパン」はぜひ「嵐を呼ぶ新ビジネス誌」にしたいと思っています。

 この「フィナンシャル ジャパン」にはどんな思いが込められているのか。創刊号の巻頭にあります、木村剛氏の「伯楽宣言!」を読んでみて下さい。こちらは「フィナンシャル ジャパン」の公式サイトに用意した「木村剛の有志創路」というコーナーにも掲載されています。

 私なりの解釈で申し上げれば、彼は今日、日本のメディアに「フィナンシャルジャパン」というちいさな爆弾を仕込むのです。この爆弾が小さな爆弾だったのか、大きな爆弾だったのか、それは数年先に明らかになるはずです。ぜひ、この月刊誌が「大爆発」できるように、木村剛が仕込んだ爆弾が「不発弾」に終わらないように、皆さんからのサポートがいただければと思います。
 
 また、WEB版である「フィナンシャルジャパンONLINE」にも今日からコンテンツを掲載してみたので、ぜひ一度アクセスしてみてください。こちらに関するご意見もお待ちしております。「レビューのとらお」さんから、岡本編集長へのトラックバックで、「販売金額がわからない」という指摘を受けました。月刊誌の発売に備えコンテンツの更新中だったので、「確かにその通り」と思い、急いで入れてみました。ご指摘どうもありがとうございました。

 そして、前回の私のブログにトラックバックしてくださった皆様、本当にありがとうございます。中でも「my.Hurusato.org」さんの「自分の社会のために歩き続ける人 」には正直感動しました。そんなおばあちゃん
がアメリカにいることを全然知らなかった。アメリカの懐の深さを思い知らされる話です。

 そして、「my.Hurusato.org」さんのトラックバックを読みながら、僕が思うことは、「高い塀で囲われ、なんだか、怖そうに、偉そうに、厳重な警備が行われている日本の国会議事堂」」の事です。もっと自由に出入りできないのでしょうか?いや、そりゃできるんですが、できなさそうな雰囲気が漂っているのはなぜなのでしょうか?。僕が今思うことは、そんな「雰囲気」を爆破したいということです。

2004 10 21 [17. 週刊!神部プロデューサー] | 固定リンク | トラックバック

2004.10.14

[週刊!神部プロデューサー] 期待を裏切り続けた木村剛!!

 みなさん、どうもこんにちは。神部です。前回、私が書いたブログにいろいろな方から様々なトラックバックをいただきました。本当にありがとうございます。どのような内容が書かれているのかと読みに行った先に、さらに別の方からのトラックバックがあったり、いろいろな情報が存在していて、「ブログとはこういうものか」と思ったりしました。

 「Return of the まにあな日記」さんからは「今ひとつピンとこない」とないという指摘を受けました。「ネットde監視、地方議会」さんからは、いわゆる、マスコミの「煽り・誘導・取材不足」ではないかという意見をいただきました。また、「近江商人」さんからは神部の論点は「政治への市民参加が時代の要請だ」という補足をしていただくなど、いろいろなところからすぐに「ツッコミ」や「フォロー」が入るのかと感心しました。
 お話させていただきました「国会動静」についてこの場でもう少しだけお話すると、「ヤースのへんしん」さんが指摘された「議員はどれだけ勉強してるのか?」ということは私自身も常に思っていることであり、「my.Hurusato.org」さんが言われた『まず、国会議員の方達が「自分達は国民の方を向いて仕事をしていることを分かりやすい形で明示せよ』ということや、この番組での「政治家=演説家」の脱却については指摘の通りで、ぜひ改善できるよう努力したいと思います。(予算も知恵もないのでどれだけできるかわかりませんが)

 で、今日は「期待を裏切り続けた木村剛!!」でした。ついつい前書きが長くなり、どうもすいません。

 さて、木村さんがいったい誰の期待を裏切り続けたかというと、「お金の安全運転!木村剛の投資家入門」という、フィナンシャルジャパンONLINEで現在配信中の番組で木村さんの相手役をお願いした結城未来さんという女性キャスターの期待を裏切り続けたんです。

 結城さんはテレビ東京の土曜競馬のアンカーやTBSの夕方のニュースでリポーターを務めている方です。女性キャスターの「期待を裏切り続けた」なんていうとちょっと意味深な感じがしますよね。でも、もし時間があったら、ちょっとだけ番組見てください。私の発言の意味がわかると思います。
 実はこの番組は以前木村さんが書いた「投資戦略の発想法」(講談社)の内容をより多くの人にわかりやすく伝えるために「ビデオでやってみよう」ということで作ったものです。
 普通、投資の番組というと、「これと、これに投資すれば、こんなに沢山儲かります」というような「オイシそうな事」を想像しますよね。ところが木村さんは①「給料が沢山もらえるように自分の能力を高めろ」。②「投資する前に働かなくても2年間生活出来るだけのお金を貯めろ」。③「そのためには節約だ。それが出来なければ投資はしてはいけない」と毎回番組の冒頭で「枕詞」のように言うのです。簡単に言うと、「節約しろ、貯金が出来るまで投資はダメだ」と、投資番組にも関わらず言い続けているのです。
 結城さんはきっと「こんな投資をすると、ものすごい儲かるかも」みたいに話が進むと想像していたに違いありません。しかし、木村さんはそんなことを認める甘い人でありません。
 ちなみに、現在「フィナンシャルジャパンONLINE」で配信中の「三分割ポートフォリオ」は、配信開始以来38回目の番組なのですが、そこでも木村さんは、「まずは投資する前には、働かなくても2年間生活出来るだけの貯金だ。そのためには節約だ。
 それが出来なければ投資はしてはいけない」という話からはいり、結城さんが思わず「先生!!まだ投資しちゃあいけないんですか~」と言いそうになってます。
 なお、この番組は、活字版として、アスコムという出版社から「木村 剛の 図解財産を守るための投資戦略の発想法」として、よりわかりやすい内容で新たに出版されています。
 「報道ステーションの木村さん」とは違う「木村さん」を見てみたい人は、ぜひこの番組をご覧ください。
 さて、広報担当の尾花部長よりもはるかにたくさん「ゴー社長」について書きまくってしまいました。私のこのコーナーが来週もあるかどうか、もはやわかりません。すべては、この「週刊!木村剛」の主、木村剛氏のみぞ知ることです。この前、「オチ」もなく、木村さんはいきなり「切腹」していました。
 ので、僕も「オチ」てないのですが、勢いでもう「切腹」!!。

2004 10 14 [17. 週刊!神部プロデューサー] | 固定リンク | トラックバック

2004.10.07

[週刊!神部プロデューサー] あなたは霞ヶ関の官僚100人を相手に1人で戦えるか? 

 みなさん、こんにちは。フィナンシャル・ジャパンONLINEのプロデューサーをしています神部(かんべ)です。どうぞよろしくお願いいたします。

 フィナンシャル・ジャパンONLINEでは、7月に行われた年金討論会をきっかけに自民党の河野太郎議員と民主党の古川元久議員の二人に「国会動静」というビデオコラムを持っていただいきました。「週刊!木村 剛」でも木村さんが何度も紹介してくれているので、ご存知の方も多いかと思います。

 先日、古川議員に民主党の政策調査会を案内してもらいました。議員会館内にある政策調査会室では26名のスタッフが忙しそうに仕事をしていました。彼らの仕事は民主党の政策をつくったり、議員が国会に提出する法案を作ったりすることです。民主党は結党以来、これまでに200本近い法案を提出し、継続審議されるものも含めると毎年50本程度、通常国会に法案を提出しているそうです。
 よく言われる事ですが、政府・与党では霞ヶ関が政策や法案を準備します。すこし乱暴な計算ですが、例えばひとつの法案で比較すると、「民主党政策調査会のスタッフ」VS「霞ヶ関の官僚」は1人VS100人になるんだそうです。
 日本国憲法第41条にはこう書かれています。「国会は、国権の最高機関であって、国の唯一の立法機関である」。私が言うまでもありませんが、つまり、法律を作ることは、国会議員に課せられた重要な仕事です。米国では議会で審議されている法案に議員の名前がついています。しかしながら、日本では「〇〇議員と△△議員が共同で提出した法案が今夜成立しました」というようなニュースを聞いたことがありません。
 「そんな暇ないよ」といわれてしまうかも知れませんが、私達が選んだ代表が、霞ヶ関に「してやられる」事がないように、そして、ちゃんと仕事をしてもらうためにも、「投票に行ったんだから、後は議員任せ」というのではなく、政策や法案をつくる過程で、もっと積極的に僕らも関わってもよいのではないかと思いますが、皆さんはどう思いますか?
 古川議員はビデオのなかで「意見やアイディアをどんどん寄せてほしい」と呼びかけています。
ところで議員立法といえば、河野議員は昨年秋に臓器移植改正法の私案を発表しています。河野議員は2年前、父親である河野洋平議員のために生体肝移植の手術を経験していますから、その発言にはかなりの説得力を感じます。
 水曜日に更新した河野議員のビデオは「臓器移植」がテーマです。河野議員の私案に対しては、人の生死に関わる問題なので、賛否が大きく分かれています。関心のある方はぜひ一度、河野議員のコラムを視聴してみてください。もしかすると河野議員の臓器移植改正法案が秋の通常国会に提出されるかもしれませんので・・・参考になるかも。
 さて今回は、河野議員、古川議員のビデオコラム「国会動静」の話題からすこし書いてみました。私への意見、両議員への意見、何でも結構です。コメントがございましたら、ぜひお寄せください。よろしくお願いします。

2004 10 07 [17. 週刊!神部プロデューサー] | 固定リンク | トラックバック