2009.04.27

[ゴーログ] なぜ家宅捜索が必要なのか?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。SMAPの草なぎ剛さんが、東京都内の公園で全裸になって騒いだとして公然わいせつ容疑で逮捕され、24日に釈放されました。

 この事件に関しては、「公然猥褻で逮捕されるなんて、正直バカじゃないかと思ってしまう」(by「くまさんの自立」さん)とか、「ジャニーズ事務所激震ですね…。どうなってしまうのか…。何かの陰謀なのか」(by「【ネットEYE】新『もりもり』の『今』を読むブログ」さん)とか、いろいろな意見があると思います。
 あまりSMAPに興味がない私の感想は、皆さんと違うかもしれませんが、「酔っ払ってつかまっただけで、なぜ家宅捜索までするのだろう」というものです。覚せい剤の反応があったというのであれば別ですが、酔っ払いの罪で家宅捜索というのはやりすぎなんじゃないでしょうか。この国の権力は本当になんでもありなんですね。基本的人権などという概念はないのでしょう。
 それにしても、この事件に関して、「最低の人間としか思えない」「めちゃくちゃな怒りを感じる。絶対に許さない」と発言した方の品性を疑います。でも、こういう方々がこの国を率いているのですから、この国が行く先を誤っていくのも致し方ないですね。

2009 04 27 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2009.04.24

[ゴーログ] 北朝鮮への対応が教えてくれたこと

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「兄やん公式ブログ2」さんが「北朝鮮の人工衛星問題に対する日本政府の対応を見ていると、政治・経済面と同様に、国民を守ろうという気がさらさらないんだな、と感じます」と嘆いています。

まず、エムネットと呼ばれる情報の内容です。最初に誤探知とされた分では、「○時○分に発表」という形で、実際に現地(北朝鮮)でいつ発射されたのか?という情報が含まれていないということです。少なくとも、アメリカの衛星から寄せられた情報を間接的に発表し、それをメディアが届けるために、仕事や何かしらの作業をしている人に情報が届くのは、数分遅れになるハズです。次に、「北朝鮮からミサイルが発射されました」というアナウンス。これだけの情報だと、アナウンスされた地に住む人たちは、人工衛星なのか?ミサイルなのか?も分からないですし、着弾する可能性があるのか?どうかも分からない状況です。無駄に不安を煽るだけで、かつ情報も少ないという状況では、国民はどうしようもないでしょう。日本政府が、情報がいかに大切か?ということが理解できていないだけでなく、国民に不安心理を与えても何とも思っていない、ということが露呈した結果だと言えるでしょう。さらに、「誤探知」という最初の情報から、「情報伝達システムのミス」という2次発表など、何から何まで危機管理が徹底できていない状況です。政府から発される情報が不安を与えるような曖昧さで、かつ正確性に乏しいとなれば、今まで以上に国民は政府を信用することなどできないでしょう。

 「ある女子大教授のつぶやき」さんは、「まるで1853年のアメリカ艦隊襲来に匹敵する日本政府の周章狼狽ぶりだった」とコメントしていますが、ミサイル報道を巡るわが国マスコミの狂喜乱舞と終わった後の知らん振りを見ていると、本当に悲しくなります。

慌てて自衛隊が出した発射情報が誤報だったとのニュースは世界を巡り、日本の監視体制は信頼できずとの、最悪のメッセージだけが残った。この重大な失態に対して、誰も責任をとらない自衛隊の役人体質も我慢がならない。この程度の失敗は役人にとっては、当たり前のことで通用する感覚なのであろう。・・・今回のミサイル騒動で、日本の弱点がいろいろと国際的に暴露されてしまった。・・・日米同盟で外からの攻撃には米国が守ってくれるものと、思っていたが、自分のことは自分でしなさいと、米軍から言われたようなものである。最悪の事態は、NYの国連安保理外交にあった。米国を頼りにして、北朝鮮に対して強硬決議をモノにするつもりであったが、見事に米国から梯子を外されてしまった醜態ぶりである。国際舞台は裏舞台で動くことは外交の常識であるが、これすらも日本外交にはできていない。・・・弱点をさらけ出した政権は、これからも全く信用できない。

 そのとおりですね。信用できるとは思えません。「兄やん公式ブログ2」さんは、「ただでさえ、政治・経済面でもこの国は国民を本気で守ろうとせず、借金を増やすようなことしかしていないことが知れ渡っている状態です」と述べて、今回のミサイル事件をこう総括しています。

政治・経済面で国が守ってくれない場合には、国民が自分達の努力次第で身を守ることはできますが、こういった国家的な部分に関してはなす術がありません。今回の不備について言えば、「不安を取り除く最低限の努力」と「情報を正確かつ迅速に国民に知らせる」といった、大した訓練も必要とせず、設備投資もそんなにかからないような簡単なことができていない状態です。・・・「備えあれば憂いなし」という言葉がありますが、「備えが不十分なために憂いしかない」上に「改善しようとする気配すらない」のが悲しいかな我々の暮らす国なんですね・・・。

 だからこそ、マスコミの役割は大きいのですが、小さな問題にはキャンキャンと吼え立てて、大事な問題には大本営発表に甘んじるというクオリティには目を覆うばかりです。「一番興味深かったのが、TBSの番組改編だ。なんとTBSが9日に報道した全番組で一番視聴率が良かったのが、再放送の水戸黄門だったということだ。どんなにタレントや視聴率のとれそうな人を番組の目玉に据えたところで、今のところ夕方の7時台はNHKが相も変わらず視聴率トップだ」(by「くまさんの自立」さん)という現実を一体全体どうみているのでしょう。マスコミ関係者には、「くまさんの自立」さんの下記のコメントを熟読してもらいたいと思います。

マスコミが中立という立場を踏み越えて、面白可笑しく問題をいたずらに掘り下げるだけで、与党野党の支持率がかなり左右されているというのが実情だ。つい最近の支持率は阿呆太郎の支持率がアップし、小澤代表の民主党が下がり始めている。付和雷同される国民とも言えるのだが、マスコミの取り上げ方は本当に異常だ。鬼の首を取ったかのように騒ぎわめき、中傷する。もう一度、阿呆太郎がなにかの問題で躓けば、マスコミが面白可笑しく取り上げ支持率が下がることは間違いない。マスコミは報道するにしても、もう少し両サイドから情報を得て視聴者に取捨選択できるようにするべきだ。

2009 04 24 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2009.04.21

[ゴーログ] 北野誠問題と痴漢冤罪の留意点

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「【ネットEYE】新『もりもり』の『今』を読むブログ」さんが、「タレントの北野誠さんが、『不適切発言』で、突然の活動休止、芸能活動廃業ということで、あまり興味なかったのですが、『真相』が漏れ伝わってくるにつれて、金正日総書記独裁の北朝鮮じゃないですが、ニッポンは恐ろしい…と感じてしまいます…」とコメントしています。

確かに、北野誠さんも・・・あまりよろしくない発言をしたようです。・・・ですが、・・・出演している7番組全て降板、実質的な芸能界追放というのは、ちょっと、気の毒な感じがします…。相当、強大なヤミの圧力があったのでしょう。・・・北野誠さんの公式ブログも閉鎖されてしまったようです。・・・この「北野誠消滅」を、一部のマスコミ以外、スルーしていて、北野誠さん自身が出演していた番組でさえ、何の言及もないのは、ちょっと奇妙です…。ま、ヤミの力がいかに強大なのか、改めて感じます…。・・・しかし、ニッポンにも、厳然とした「タブー」があるんですね。・・・ヤミ勢力の怒りに触れて、消された人々がいかに多いことか…。・・・ヤクニンに抵抗した、鈴木宗男さんや小沢一郎さん、▲▲の既得権益をぶち壊そうとした、堀江貴文さんや、村上世彰さんも、タイーホです…。

 私は、この「北野誠問題」を知らなかったのですが、そんなことがあったんですか。マスコミは、正論であるか否かにかかわらず、好き勝手に叩きまくっていますが、時の権力者にとって耳触りの悪いことを言うと、この国では恐ろしいことになるようですね。だから、結局、大本営発表の垂れ流しになってしまうのでしょう。
 正直言って、最近の日本は、戦前のファシズム的なムードが満ち満ちていて、時々気持ち悪さを感じます。コミュニズムとファシズムは表裏一体みたいなもので、行き過ぎた公平主義や反自由主義、そして嫉妬主義は、社会主義的な表面を装いながら、全体主義的な方向へと国家を導くものだからです。
 この動きを防止するためには、まずは、身体を張って反対する人々が必要なのですが、その人々が権力によって蹂躙されたときに制度として護る司法の力が重要になってきます。しかし、「ある女子大教授のつぶやき」さんが指摘しているように、「刑事事件の推定無罪である『疑わしきは罰せず』という原則が崩壊している。警察、検察、裁判所という司法権力は『疑わしきは罰する』という推定有罪という方向に走っているようだ」という現実は、本当に憂慮すべき事態なのです。

刑事、検事、裁判官も与えられたノルマをこなして国家から養ってもらい、しっかり退職金を手にする構図の中で自己の保身しか考える余地がないからであろう。だから、「疑わしきは罰せず」などと、いつまでも書生みたいなことを言ってと軽蔑し、推定無罪は風前の灯となっている。典型的な例が、電車内で起こる痴漢冤罪である。・・・自分は天地神明に誓って痴漢などはしていないと思っても、何かの拍子に誤解を受ける可能性がある。説明すれば分かるなどと思っても、知らないうちに逮捕拘留され、密室状態で自白を強要される罠にはまってしまう。手練手管の刑事に、罪さえ認めれば20万円の罰金ですぐに解放するなどと迫られると、ほとんどの人が無実の罪を認めてしまうという。否認し続ければ、この先、何か月も勾留され、裁判になり、社会的地位も失い、家族にも多大な損失を与えかねないからである。裁判員制度で司法の片棒を担がされる国民は、改めて「疑わしきは罰せず」との書生論を胸に秘めて欲しい。

2009 04 21 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2008.04.18

[ゴーログ] 教育:答えの無い問いに答えを生み出す

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「ヨーロッパから環境事情 (オックスフォードの環境博士の日記)」さんが、「何年も『ゆとり教育』や『博士の余剰』が問題になっているが、なぜこんなことになったのだろう」と問題提起しています。

本来の目的は「小学生は発想を豊かにする」とか、「社会でイノベイションを活発」にするとかで、「ゆとりを作る」とか、「博士の数を増やす」事は過程でしかない。その過程又は方法がいつの間にか目的になってしまった。そこで満足してしまったので、本来の目的が真剣に追求されなかったのだろう。・・・詰め込み的な反復教育ももちろん必要である。・・・しかし、それらの基礎の上で応用問題を詰め込み的に教えることが、「答えが一つしかない」と教えることになってしまわないだろうか。この「自由な発想」や「答えが一つではない」教育は、実は日本の「博士の余剰」と関係していると思う。

日本の博士の数は他の先進国に比べ、実はまだかなり少ない。しかし、余剰している。その理由は日本の国や民間の企業で博士号保有者を雇う機運が無いからだ。よく「博士持っているやつは、融通がきかなそう」とよく聞く。・・・ほんとにそうだとしたら、僕でも雇わないだろうとおもう。現実社会ではまず、「答えがある問題」を探すことが大事であり、そして、おかれている状態で試行錯誤しながら答えをだす。もちろん、その答えが「一番正しい」かどうかなど誰も知らないっていうか、「一番正しい」などと言えることなど無い。「答えがある問題」探すことは本当につらい。長い暗いトンネルをくぐって、出口が全然見えてこない。「答えがでそうだ」っと思ったときに初めて、うっすらと光が遠くで見える感じがする。・・・

社会の目的が「イノベイションが活発」な社会を作るとしたら、「すごい一つの回答」を手取り足とりで教えるより、「答えが一つではない」事や「答えがある問題を探す方法」を学ばせたほうがいいと思う。・・・何年か前、日本のどこかの大学が「使い物になる博士」を育てるといって、全て授業方式で、博士論文を書かないコースを作ったとニュースで知った。こんな、詰め込み式の延長博士コースなど、的が外れているもいいとこだ。・・・高度成長期の時代は、大量生産の為に「質の良い労働者」が必要だったが、今は「イノベイションが出来る秀才君」が必要だ。その点を踏まえ、新指導要領・「ゆとり教育」や「博士の余剰」を見直してほしい。

 残念ながら、日本経済を客観的に眺めれば、「大量生産のための質の良い労働者」になるだけで、豊かな生活を維持できるという環境はなくなりつつあります。それだけでは、安価で良質なBRICSの労働者たちに太刀打ちできないからです。良くも悪くも、好きであろうが嫌いであろうが、「ヨーロッパから環境事情 (オックスフォードの環境博士の日記)」さんが指摘しているような「イノベイションが出来る秀才君」が日本に必要なのです。
もっと正しく言えば、「イノベイションも出来る質の良い人々」がたくさん出てこないと、日本経済の斜陽は止められないと感じます。「1+1は2とは限らない。答えを2とするには、10進数という前提条件が必要である」と指摘している「Mutteraway」さんは、以下のようにますが、「答えの無い問いに答えを生み出すような教育が必要」と主張していますが、私もまったくそのとおりであると思うのです。

いまどきの賢い生徒は、学校で習うたいがいの事は予め漠然と知識を得ているので、たいがいの授業内容は疑問を持たずに「当然」の事として受け入れる。だから先生も予定調和を期待していて、生徒の質問も「どの辺」を「どの生徒が」と予測できる。私も昔から、先生という「権威」を受け入れ、授業の内容を「受け入れて当然」という態度を通してきた。ところが実際に社会に出ると、これではこれでは困る事が沢山ある事に気づいた。・・・

学校の勉強とは、社会に出てからの前準備のようなものであるが、会社で仕事を始めると、帳簿付けのような集計作業を除けば、答えが1つしか無い業務はほとんど無い事に気づく。1つはおろか、そもそも答えの無い仕事で自分の答えを「目標」としてかかげ、それを実現させる為に努力するような仕事ばかりである。別にエジソンのような天才を生み出す為ばかりでなく、普通の社会人として普通に仕事をする為にも、常になぜを問い、前提条件を疑い、答えの無い問いに答えを生み出すような教育が必要なのだと思う次第である。

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ポッドキャスティング-木村 剛が斬る!
今週のテーマ:「Jパワー株買い増しに政府どうしようもない中止勧告」

英投資ファンドTCIによる、Jパワー株の買い増しについて、
政府が中止や変更を求める方針を決めたが、その理由がお子様以下だ。
「日本の投資家なら短期で売り抜けることはない」というのだが、
TCIの3年から5年という保有期間は日本の投資家を見ても実は少数派だ。

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2008 04 18 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2008.04.15

[ゴーログ] インターネット規制:自由は奪われていく

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「Mutteraway」さんが、「自民と民主で規制案が先走っているネット規制だが、実際に未成年者を対象にした規制は可能だろうか」と指摘しています。

規制するのはウェブページへのアクセスであると推定される。さて、家庭で使用しているインターネットサービスは、家族で共用する事ができるので、携帯電話のように、回線サービス毎に18禁の設定をする事ができない。共用回線につながった、共用パソコンから、使用するユーザー毎にウェブアクセスの18禁認証を行う場合を考える。認証する方法としては、プロバイダ側で強制的にプロクシサーバーを通るように設定し、プロクシサーバー側でユーザー認証を行う方法が考えられる。この場合には、家族がプロバイダーに対して、使用する全員のウェブアクセスIDを申請し、その申請登録に年齢情報を入れる事で、未成年者への自動的なフィルターサービスを行う事ができる。この方法は技術的にはかなり古い方法である。・・・理論的には、これでネット規制が可能になるが、 現実的であるかというと運用が難しい。

共有パソコンである場合、親が使用した後のパソコンを引き継いで使用すると、親のアクセス認証をそのまま使って、大人のサイトへアクセスできてしまう。高校生くらいになると、共有パソコンにキーロガー(押されたキーを記録するソフト)をこっそり入れて、親のウェブアクセスコードとパスワードを盗み取る事は容易である。親のキータッチを盗み見て、パスワードを盗む事は、小学生にでも出来る。そのようにして入手した大人のウェブ認証情報を、なかま同士で流通させて、ネット規制をくぐる事はきわめて容易である。 

家庭で使用するインターネットは、ADSL、FTTH、ケーブルTV。・・・ADSLはIDとPasswordによる認証という作業があるが、FTTHとケーブルTVは認証作業無く接続可能であろう。家庭で使用するインターネット回線は、成人の一人暮らしを除くと、家族による共有回線である場合が想定される。家庭内で使用するパソコンは、共有パソコン(ログインアカウントも一つを共有)もあるし、個人の専用パソコン複数台がひとつの携帯電話と違ってパソコンは、大人の社会でも共有される事が非常に多い。そういう環境にあって、ウェブアクセスだけをアクセス規制するのは、非現実的である。結論であるが、ネット規制は、サービス提供側のプロバイダーへ義務付けるよりも、親の責任と罰則を強化する方がより効果的であると思われる。 

 私は、ネット規制に反対する立場です。そういう意味で、「親の責任と罰則を強化する」という方向にも違和感を覚えます。ただ、永田町の政治家の方とお話しすると、インターネットに対する嫌悪感があるのか、「規制大賛成」の方が意外に多い。
 このところ、日本は過剰規制による統制経済の方向に傾いており、私は、極めて危険な方向に流れていると心配しています。ある意味で、自由の象徴であるインターネットの世界に、極めて質の悪い規制が導入されるとすれば、「言論の死」にもつながりかねない一大事になるような気がしています。
 ただ、そういう環境になってきているのは、ネットユーザー側にも責任があると思ってもいます。ご興味のある方は、私が4年前に書いたゴーログ「モノ書きの老婆心:『匿名性』を護るために」(2004.5.13)をお読みください。残念ながら、4年前に予言した内容は、着実に現実問題として表面化しつつあるように感じます。このままでは、少しずつ、そして着実に、インターネットにおける表現の自由は奪われていくことになってしまうでしょう。本当に残念です。

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ポッドキャスティング-木村 剛が斬る!
今週のテーマ:「優良企業は海外に脱出していく?」

流通大手のイオンが2010年度までにジャスコやマイカルなどの総合スーパーを100店舗閉鎖、業態転換し、海外に投資を拡大するという発表をした。これまで積極的な店舗展開をおしすすめてきたイオンですら「日本でモノが売れない」と判断し「アジアに行くしかない」と決めた。これは大きな転換点となるだろう。

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2008.04.10

[ゴーログ] 学校教育:答えは一つではない

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘」さんが、小学生になる息子さん(四男君)に対して、メッセージを送っています。

先生が「黒板」にチョークで小さな印を書いたとしましょう。「小さな点」のようなものです。そして、先生が「この印は何でしょう?」と聞いたとします。四男君はどう答えますか? 高校生や中学生のお兄さん達は、少しの時間だけ考えると思いますが、すぐに答えを出すでしょう、「チョークで書いた点」だと。そして誰もその答えに反論する人はいないでしょう。しかし、今のままの四男君は違うとお父さんは思います。「小さな雲」と思うかもしれません。「小さな白い石」、「ティッシュペーパーの切れ端」に見えるかもしれません。お父さんは、その方がはるかに良いと考えています。そして、そのように様々に思い付く力こそが大切なことなのです。単なるチョークの点にも答えは多様にあるということなのです。

小学生になると「勉強」というものが始まります。多くの場合、「答えは一つ」と教えられます。足し算や掛け算などの算数、理科も社会も多くは「答えは一つ」です。そして中学生、高校生になるともっと難しいことを勉強することになりますが、いずれにせよ、「答えは一つ」であり、その一つしかない答えをどうやって見つけ出すかについて「学ぶ」こととなります。「答えはたった一つと思うこと」あるいは「たった一つの答えを探し出す」ことばかりを続けると大切なものを失う可能性があるとお父さんは考えています。先生がチョークで小さな印を書けば、「チョークで先生が点を書いた」とすぐに考えてしまうことも同じことなのです。「チョークで点を書いた」ことが「本当の答え」とは限らないのです。小さな雲に見えれば、それが答えであっても良く、時には多くの答えの中の一つなのかもしれないのです。一つの答えが見つかった時点で、安心してしまい、そこで考えることをやめてしまうこと。これがお父さんが思う本当に大切なことを失うということなのです。・・・

君がお父さんのように大人になると、毎日、いろいろなことに遭遇します。多くの場合「答えは一つ」ではありません。そして「答えや正解」すらない場合がたくさんあります。しかし、お父さんは小学生から大学、大学院でずっと「唯一無二の正解」を見つけることしか頭にありませんでした。・・・でも、「答えが一つではない」場合がたくさんある・・・。これが「正解」だと自分で考え、結局、失敗し、そして「もう一つの正解」へと一歩近づく。でも本当に、「これが最後の正しい答え」かどうかなどわからない場合がほとんどです。正しい答えなど無いといっても良いかもしれません。だから、「答えは一つだ」と思うこと、そして「正解だと思った時点で考えることをやめること」は、君が今、持っている素晴らしい想像力を失うことになるとお父さんは考えます。・・・「正解はただ一つ」と思ってしまえば、自分としての正解はこれだと考えた瞬間に、それ以上、何も調べることも考えることもなく、新たな世界を見ることもできません。

今、日本のいろいろなところで、ある人は「これが正解だ!」と言ってそれ以上、何も視野を拡げない人、人の意見を聞かない人がいます。逆に「こんな答えも正解の一つだろう」と強固に主張する人もいます。これらの人々に、賛成する人もあれば、最初から違和感を抱く人もいます。少し難しい話ですが「想像力を失った固定観念しかもたない大人」が存在するということなのです。このように大人の世界では、人それぞれ立場や考え、理念に基づき「正解」が違う場合が多々あるということを覚えておいて下さい。そして、その正解が他の人によっては「大きな間違い」と思っている方が存在するということも。正解はたった一つで無いと確信し、未知なる正解を見つけ続ける努力をすることは、本当に君にとって必要であり、逆に大人達が忘れてしまっていることとも言えるのです。

 私たちは、学校教育において、「正解が必ずある」「そして、その正解は一つしかない」ということを教わってきました。しかし、自ら経営に携わるようになると、「正解がない」という局面に毎日のように遭遇します。そして、「正解が二つ以上ある」というケースも多く経験します。
私も2人の息子がいますが、「ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘」さんが記したような価値観を身につけてもらいたいと心から願っています。

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ポッドキャスティング-木村 剛が斬る!
今週のテーマ:「優良企業は海外に脱出していく?」

流通大手のイオンが2010年度までにジャスコやマイカルなどの総合スーパーを100店舗閉鎖、業態転換し、海外に投資を拡大するという発表をした。これまで積極的な店舗展開をおしすすめてきたイオンですら「日本でモノが売れない」と判断し「アジアに行くしかない」と決めた。これは大きな転換点となるだろう。

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2008 04 10 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2007.11.30

[ゴーログ] 肥満の人は医療費が高い

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「フカオ歯科医院ブログ」さんから、「東北大大学院医学系研究科公衆衛生学分野の辻一郎教授らが、『肥満の人は医療費が高い』という結果を報告しました」というレポートをいただきました。

BMI(Body Mass Index 肥満度指数)を知っていますか?
BMI=体重(kg)/身長(m)2

日本人のBMI基準値
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やせ  <19

健康 19~25(標準値 22)
肥満 25~30
超肥満 > 30
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BMI=22の人を 1とすると、BMI>25の人の疾病発症率は
糖尿病 約5倍
高血圧約3.5倍
胆石症や不妊症 約3倍
痛風 約2.5倍
心臓病 約2倍
関節障害 1.5倍

 BMI>30の人は2割くらい医療費が高くなると結論付けています。

 やっぱり、肥満はイカンということなんですね。
 最近、体重が自己最高値を更新しそうなのをなんとか食い止めようとしているものの、メタボ症候群の範囲からは逃れられそうにない、と観念しつつある木村剛でした。


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ポッドキャスティング-木村 剛が斬る!
今週のテーマ:「利権横行は防衛省だけではない?!」

東京地検特捜部は防衛省の守屋前事務次官を収賄容疑で逮捕した。
利権が横行しているのは本当に防衛省だけだろうか
ほかの官庁でも随意契約で国民の税金を無駄に使っているではないか。

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2007 11 30 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2007.10.11

[ゴーログ] ハニカミ王子に勝ったゴルファーを報道しろ!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「My friend’s Tarot」さんが、「正直、ここんとこの○○王子と名をつけて大喜びで追い回しているTVと外野の反応に”気持ち悪い”と感じていた私です」と告白してくれました。

そりゃ彼ら自身は、有望で爽やかな青年たちばかり。素晴らしいと思います。外野でワイワイ言ってる人より、ずっと常識と良識もあるし、何かをひたすら頑張ってるってエライよね。それはよいんだけど・・・だいの大人が、王子王子ってなんやのん! キモっ。

 おそらく少数派なのでしょうが、じつは私も、このところの「王子ブーム」に「キモっ」と感じていた一人です。ゴルフのハニカミ王子は確かに魅力的な笑顔をしていると思いますが、圧倒的な強さを誇るプロフェッショナルじゃないですよね。それなのに、あそこまで過熱報道するのはなんなのか、それに、ハニカミ王子よりも優秀な成績で優勝した若手ゴルファーについては何のコメントもない。それはあまりにもアンフェアなんじゃないか、と感じてしまいます。

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11月は2週連続で『FJ資産運用サミット2007』が土曜日に開催されます。
両日ともに木村 剛の講演があります。

お申し込みサイトはこちらです。→ http://www.financialjapan.co.jp/FormMail/Supports/FormMail.html

Summit2007_11_4

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ポッドキャスティング-木村 剛が斬る!
今週のテーマ:「インフレを迎える時」

日清食品のカップヌードル、山崎製パンの食パンなど、
食品メーカーの値上げ発表が相次いでいる。
ここ2~3年、輸入物価の値上がりが続き、食品メーカーもさすがに
我慢しきれなくなって値上げせざるを得なくなったのだ。
これは大きな流れである。


http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewPodcast?id=197875134

http://www.financialjapan.co.jp/podwmv/071010/071010mag_men79.html

2007 10 11 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2007.09.05

[ゴーログ] 知識が成功を邪魔する

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「大塚晃志郎の、経営者とその家族のための健康管理と『命もうけ』の知恵」さんが「どういう女性が難産しやすいか」という点について、お話しされています。

ベテランの経験豊かな産婦人科医・・・によれば、女性で難産しやすい人の職業のトップ3は、なんと!
1. 産婦人科の女医
2. 助産婦
3. 学校の教師
だったのです!! この答えは、あまりに意外で、正直、驚きました。
だって、1位と2位は、人のお産を指導する立場の人ではないですか。それだけ、知識も人の出産見聞の経験も豊富。だったら、自分自身の場合は、ラクラク「安産」というか、「らくちん出産」が、当然可能なのでは?と考えてしまいがちなところですね。それが、必ずしもそうではない、むしろ、逆だったというところが驚きでした。・・・

そのベテラン産婦人科の名医いわく、「アタマであれこれ理屈で考えてしまうインテリ女性に、難産が多いみたいなんだよ。また、へたに専門知識がありすぎると、かえって自分自身の出産には邪魔になるみたいだ。」と言っていました。・・・お産について異常な状態がおこったときの知識をたくさん持ち、それに対処するワザの訓練をしてきたお産の専門家は、かえって、そういう病気に対しての知識が足かせになるのかもしれません。・・・

そういえば、腫瘍学の専門家の医師は、人のがんの診断については、たしかにすぐれていますが、いざ、自分自身が、がんになったりすると、頭に詰め込んだ医学のテキストの病気の統計データどおり、数ヶ月であっけなく亡くなりますね。どうもぼう大な病気への専門知識が邪魔をして、もう自分はあと何ヶ月しかもたない、とすぐにあきらめてしまうからのようです。それにくらべ、あまりインテリでない素直な人で、がんになっても、風邪を治すくらいも気持ちで、自分は生きたいから生きる、と単純に素直に決めてしまった人は、ほんとうに長生きしてしまうことが多いようです。

 私たちは、知識偏重の教育を受けてきたせいか、「知識がある=うまく対処できる」と勘違いしがちですが、知識の集大成のようにみえる医学の世界でも、「『知っていること』と『わかること』はちがう。『わかること』と『できること』はちがう」(by「大塚晃志郎の、経営者とその家族のための健康管理と『命もうけ』の知恵」さん)ようです。
 そして私が携わっている「経営」の世界でも、「知る≠わかる≠できる」という現実を日々思い知らされるものです。知識の多さで経営ができるのであれば、――10年で95%以上が死んでしまうビジネスの世界で生き残っていけるのであれば、――日本教育が誇る学校秀才がグーグルのような企業を続々と立ち上げていることでしょう。しかし、現実をみれば、「知識がある=ビジネスで成功する」という風にはなっていません。
 「大塚晃志郎の、経営者とその家族のための健康管理と『命もうけ』の知恵」さんが言うように、「自然のいのちの知恵は、ごちゃごちゃあれこれ考えてしまうアタマをもぎとって、マットウな自然の本能のはたらきにゆだねた方が、正しくはたらいてくれる」という側面にもう少しスポットライトを当てたほうがよいのかもしれませんね。

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 第3回FJ資産運用サミットは9月8日(土)開催です。
 事前登録が必要になります。お手数ですが、こちらからお申し込みください。








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ポッドキャスティング-木村 剛が斬る!
「キーマンは与謝野官房長官」
はこちらからご覧いただけます。

http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewPodcast?id=197875134

http://www.financialjapan.co.jp/podwmv/070829/070829mag_yosa73.html


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2007.05.25

[ゴーログ]一番危険なことは何ですか?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「フカオ歯科医院」さんが、面白いデータを紹介してくれました。

そこで問題です。
以下に記した中で、もっとも危険なことはなんでしょう?
1)消防士の仕事
2)警察官の仕事
3)車の運転
4)オートバイの運転
5)ロッククライミング

答は、「フカオ歯科医院」さんのブログをご覧ください。


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ポッドキャスティング-木村 剛が斬る!
「経済成長施策は骨なし?」
はこちらからご覧いただけます。

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第2回FJ資産運用サミット

●開催日:2007年6月16日(土)
●場所:六本木アカデミーヒルズ49
●定員:500名(参加無料、要事前登録)
↓こちらから
http://www.financialjapan.co.jp/summit/




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2007 05 25 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2007.05.11

[ゴーログ]温暖化で北極の氷はどうなる?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。
 今日は、ナゾナゾを出したいと思います。

 地球がどんどん温暖化して、海水温度が上昇し、北極の氷が解けるとどうなるでしょうか。正解を以下の選択肢から選んでください。
①海水の高さは変わらない
②海水面が上昇して、お台場が水面下になる
③海水面が上昇して、東京都の50%が水面下になる
④海水面が上昇して、日本の平野の40%が水面下になる


 答は、「Mutteraway」さんのブログをご参照ください。


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ポッドキャスティング-木村 剛が斬る!
「アメリカ株高のわけ 」
はこちらからご覧いただけます。

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2007 05 11 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2007.04.23

[ゴーログ]新刊「頭が良い人は親指が太い」が出ました!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。久し振りに本を一冊書き上げました。タイトルは、『頭が良い人は親指が太い』です。昨日から書店に並び始めたので、是非、手に取って見ていただければと思います。

 
 世の中には、いざなぎ越えの景気好調ムードが漂っていますが、私は、逆に危機感を募らせています。というのは、
①少子高齢化で国内マーケットが縮小する可能性が極めて高いにもかかわらず、それを克服する経済政策が採られていないこと
②その中でも、財政問題がかなりの重荷になるにもかかわらず、有効な対策が採られる気配がないこと
③アジア各国と当該国の諸企業は、成長力を高めて、日本国と日本企業を凌駕しようとしているのに、その危機感が感じられないこと
④明治の先達たちが選んだ「開国攘夷論」ではなく、三角合併ごときに右往左往し、アンシャンレジームが唱える「鎖国攘夷論」に安堵感を覚えていること
⑤国家においても、地方においても、企業においても、今こそ「経営力」が求められているのに、その自覚があまりにも足りないこと
という風に感じられるからです。
 そこで、『頭が良い人は親指が太い』では、各企業や各個人が「経営力」を高めて、来るべき危機の時代に勝ち残っていくための処方箋を示しました。私自身の失敗談も含めて、わかりやすく書き下ろしたつもりですので、是非、ご一読ください。

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 事業や仕事で成功したいと願っているビジネスマンには、「目からウロコ」という部分も少なくないと思います。
 学校教育で学ばなかった「経営学の教科書」を出すつもりで書きました。皆さまからのご感想をお待ちしております。




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ポッドキャスティング-木村 剛が斬る!
どこまで続く?円安 」 ↓からご覧いただけます。

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2007 04 23 [04. 経済政策を語ろう!, 20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2007.04.20

[ゴーログ] 生きるとキッパリと決めてしまおう!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「大塚晃志郎の、経営者とその家族のための健康管理と『命もうけ』の知恵」さんが、「末期がんになっても生き延びてしまう人に共通するものは何か?」ということについて書いていました。

がんは、そうあまくはありません。風邪が治るような感じで、1週間や1~2ヶ月で、がんがすっきり消えて無くなる、などということは、まずありえません。ほとんどの健康食品関連業者は、そういう意味では、みな大ウソツキですし、まさに犯罪的だと思います。ましてや、アガリクスなどは、がんをかえって増やしてしまうというケースだってある・・・それを「がんに効く」とうたって高額で販売する大企業も含めた販売業者は、犯罪的だと思います。・・・

さて、・・・肝臓に8cmくらいの直径のがんがありながら、10年以上経過した現在も元気で、山登りにもどんどん出かけていってしまうような人が現実にいます。その方は、がんにまつわる不安や恐怖も味わい、手術も経験し、抗がん剤も経験し、その副作用で体に麻痺症状がおこるなどのつらい経験をしたうえで、「もうこんなことをうじうじやって、つらい思いをしながら我慢して生きるのはごめんだ!冗談じゃない!もう、こういうものに頼らず、自分の人生は自分で決めることにした。絶対に生きて、好きなことをどんどんやることに決めた!」という一大決断をされています。その方は、それ以降、がんと見事に共生しながら、大いにやりたいことをやり、人生を思い切り充実されて生きているようですね。・・・

チェルノブイリ原発事故で、放射能に被曝して白血病にかかってしまった子どもたちのために、・・・その現地で、白血病にかかった子どもたちの治療と世話をしている、まるでマザーテレサのごとき献身をしている女医さんがいたようです。ところが、白血病の子どもたちの世話を一心にしている彼女自身が、白血病にかかってしまいます。・・・彼女は、いたって明るく、こう言い放ったそうです。「何を心配なさるのですか?心配などいりませんよ。私は死にませんし、大丈夫です。私には、この子どもたちがいますから、ゼッタイに死にません。」・・・なんと言葉どおり、彼女は、自らの白血病を見事に克服し、完治させてしまうのです!・・・

人間がぎりぎりのところで、あえて開け直り、「自分はゼッタイに生きる」と、理屈を超えてキッパリ決意してしまうこと、がんがあろうがなかろうが、そう腹の底から決めてしまった人に、どうも、私は、見事にがんを克服したり、延命される人が多いように思われます。「生きるとキッパリ決めてしまうこと」-これこそが、末期がんになっても平気で延命したり、それを克服してしまう人の共通項のようです。

 私の父は、胃癌で他界しましたし、父方の祖母が癌に苦しむ姿も覚えています。ただ、抗癌剤の投与による副作用がかなり激しいことや、現在の健康保険制度内では十分な量を投与できないことや、海外で可能な治療法が日本で許されていないという耳学問は、父が他界した後得たものです。
 今から思えば、「癌に関する最新の正しい知識を持っていたら、父の罹患を知ったときに、違う対応もあったのではないか」という想いもないわけではありません。私は、「命の次に大事なお金=金融」については、それなりに専門家になりましたが、「命」そのものや健康については、まだまだ耳学問の域を超えません。
 「金融」を極めたら、次には「命」について、極めてみたいと思っている今日この頃です。それにしても、「生きるとキッパリと決めてしまう」というのは、何事につけても、大事なことなのですね。健康においても、ビジネスにおいても、・・・。


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ポッドキャスティング-木村 剛が斬る!
どこまで続く?円安 」 ↓からご覧いただけます。

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2007.02.23

[ゴーログ] この恐ろしい食べ物は何?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「微妙に日刊?田中大介」が「アメリカ産牛肉なんかよりもずっと危険な食べ物」に関するクイズを出してくれました。

■その食べ物を食べた人々10万人のうち、1000人以上の人々が1年以内に死亡している!!

■その食べ物は強い中毒性を持ち、その食べ物を摂取したことのある人々の多くが、ほぼ毎日欠かすことなく摂取を続けている。

■凶悪犯罪の多くがその食べ物を食べてから24時間以内に起きている。

■その食べ物を日常的に食べている人々のほとんどは、重大な科学的事実と無意味な統計の区別がつかない。

■そんな恐ろしい危険があるにも関わらず、日本政府は近年その食べ物に対する規制を緩和した。その背後には、強欲なアメリカ資本の影響があったと言われている。

 答は、「微妙に日刊?田中大介」さんのブログを訪ねてみてください(ココをクリック)。私たちは、短絡的なロジックの恐ろしさについて、もっと留意しなければならないと思う今日この頃です。

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ポッドキャスティング-木村 剛が斬る!「なぜ今回は利上げなのか」  ↓からご覧いただけます。

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2007 02 23 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2007.02.21

[ゴーログ]老後に夫と同居していると妻の死亡率は2倍に高まる?!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「くまさんの自立」さんが、ダイキン工業が実施した、結婚20年以上の夫婦に対する『2人で過ごす「心理的な体感温度」』のアンケートについてコメントしていました。なんと「妻の40%が気分を害し、心理的な体感温度が下がる」のだそうです。

体感温度が下がったと答えた妻の言い分は 
 ・自分の自由時間が減る
 ・嫌な面が目につく
 ・ストレスがたまる
のだそうだ。新婚夫婦では約9割が体感温度が上がると答えているのに、時がたち、旦那と妻との関係が随意契約みたいになっていると、どんどん寒さがつのってくるのだろうね。・・・老後に夫と同居していると、なんと妻の死亡率が2倍に高まる当調査結果も出た。その原因は「夫が日常生活の多くを妻に依存している高齢者が多く、肉体的にも精神的にも妻には夫の存在が負担になっている」との指摘だ。昔のCMで「亭主元気で留守がいい」これが、女性の長生きの秘訣かも知れない。

 男は弱し、女は強し・・・(無言)。


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ポッドキャスティング-木村 剛が斬る!「どう読む?六カ国協議共同声明採択」 」 ↓からご覧いただけます。

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2006.11.30

[ゴーログ] 奥さまたちは旦那と一緒に居たくない!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「くまさんの自立」さんが、気になる調査結果を教えてくれました。なんと、「妻の4人に3人が『リタイヤ後、夫といる時間が増えることはうれしくない』」「夫婦2人の1日の平均会話時間『30分以下』は離婚を考えている人多数」ということのようなのです。

 私の場合、間違いなく、夫婦2人の1日の平均会話時間『30分以下』に当たりますから、「くまさんの自立」さんみたいに「僕は多分大丈夫です。多分。(*^.^*)エヘッ」と言い切れないところが悲しいですね・・・。
 ご参考までに、MDRTが実施した調査結果の一部を以下にご紹介しておきます。「どうも、女性は離婚を考えながら定年退職後の日を待ち遠しく思っているように感じます」ということのようですぞ、旦那諸君。お互いに気をつけましょう。

■ 夫婦二人の1日の会話時間は平均で66.3分 「30分以下」は離婚の可能性大
■ 夫・妻に先立たれたとして、その後の人生の楽しみをみつけられる男性45.3%・女性65.1%
■ 夫婦は同じ墓に入るべき男性49.6%・女性34.9%
■ 「リタイヤ後、夫婦でいる時間が増えることはうれしい」男性48.4%・女性27.1%
■ 真剣に、夫・妻との離婚を考えたことがある、男性31.8%・女性42.2%


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  “木村 剛が斬る!” 「北朝鮮の脅威と安倍政権」 」 ↓からご覧いただけます。
この「週刊!木村剛」の右上のポッドキャスティングバナーをクリックしてもご覧いただけます。

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2006 11 30 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2006.10.24

[ゴーログ] 教師には社会性がないのか?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「福岡県筑前町町立三輪中学校二年の男子生徒が、担任の47歳の教師・・・のいじめで自殺に追い込まれた」というニュースに触れて、「不動産と景気・経済」さんが憤っています。

この男(もはや教師と呼ぶに値しない)、この自殺した生徒に「君は偽善者にもなれない偽善者だ」と言い、以後、級友からは“偽善者”というニックネームを拝命した。別の女子生徒には、授業中に思いつく漢字一文字を書く問題を出し「お前は太っているから書くべき字は『豚』だ」と言っている。この男、自分を何様だと思っているのだろう。この男、教師生活を何年やっているのか知らないが、きっと何十人ものこのような生徒虐待をしてきているのだろう。そもそも、“先生などと呼ばれる者にろくな者は居ない”。だいたい教師には社会性が無い(社会人になったことがないのだから)。

 当該自殺事件の真相や詮索については、他の方々にお任せするとして、「教師に社会性が無い≒社会人になったことがない」ということについては、何とか、改善をお願いしたいものです。というのは、私も小学校四年生のときに、社会人としてのモラルに欠けるヒドイ先生に当たってしまいまして、「先生=良い人」「教師=正しい人」という教科書的な方程式がガラガラと崩れてしまった体験を持っているからです。
 教師は、その教室においては専制君主になりえるわけで(その一方で、最近は暴徒と化した生徒も多いようですが・・・)、厳しい監視も、選手交替も基本的にはありませんから、大人の良識を失ってもすぐには解雇されません(正確に言うと解雇自体が難しい)。
 「“教育再生会議は先ずゴキブリ駆除から始めろ!”」という「不動産と景気・経済」さんの怒りは理解できますし、その「ゴキブリ駆除」を現実的に行うためには相当の知恵を絞らなければいけませんが、まずは手始めとして、教師が民間企業で1年間インターンで働いてみるとか、会社員が臨時教師を務めるなどという形で、「学校」と「社会」で交流を深めてみるということから真剣に模索してみてはいかがでしょうか。
 「くまさんの自立」さんは、「人の痛みのわかる先生が減っているのかもしれないですね。思いやりに欠ける人間が多くなっていることかもしれない。日本人の心はだんだん希薄になりつつあるのかもしれません」と指摘していますが、教師については、自分の思い通りになる教室の中だけではなく、まずは、自分の思い通りにならない社会の中で社会人として生活させることによって、基本的な適性をみるべきような気がしています。


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2006 10 24 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2006.10.03

[ゴーログ]東大は世界で16位?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「Sakeys Shangrila」さんから、Newsweekが公表した世界の大学のグローバル度のランキングを教えていただきました。「日本の大学も100位以内に5校がランクイン、健闘している」(by「Sakeys Shangrila」さん)ということのようです。

アメリカの名門校は私立大学が多いのですが、学費は年間3万ドル程度です。日本円ですと350万円ほどなので、少し高いイメージがありますが、高いスキルを身につけるための投資と考えているようです。・・・アメリカに留学する日本人は多いですが、日本に留学するアメリカ人はほとんどいませんので、まだまだ日本は遅れているのだと思います。若い学生さんには、日本の大学で遊んでいるより、世界の名門校で勉強し、活躍してほしいものです。

☆世界大学ランキング(Newsweek 9/27 より)
1.ハーバード大学
2.スタンフォード大学
3.エール大学
4.カリフォルニア工科大学
5.カリフォルニア大学バークレー校
6.ケンブリッジ大学
7.マサチューセッツ工科大学(MIT)
8.オックスフォード大学
9.カリフォルニア大学サンフランシスコ校
10.コロンビア大学
16.東京大学
29.京都大学
57.大阪大学
68.東北大学
94.名古屋大学

 このところ、日本の大学を目指さずに、欧米の大学への進学を希望する親御さんが増えており、「これで日本の大学が50位以下だったら、どうなるんだろう」などと心配していたので、「東大16位」という数字に少しホッとしました。
 ただ、どうなんでしょう? 
 日本の大学って、本当に東大って「16位」なんでしょうか。そんなに魅力があるとは、思えないんですけれど・・・。


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2006 10 03 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2006.07.21

[ゴーログ]東大に入れないと「格差社会」なの?

皆さん、こんにちは。木村剛です。いつも洒落た文章を送ってくださる「地球の裏からまじめな話~頑張れ日本~」さんが、スイスの学校事情について、書いてくださっているので、ご紹介いたします。

小学校5年生から第2外国語が始まって、6年生で既に将来の選択に迫られる。中高一貫教育だけれど、出来る奴はGIMMと呼ばれる非常に勉強で大変な学校へ進む。これはクラスの上位2-3人。次点はセクンデと呼ばれる、その次のレベルの学校へ進む。そしてこの学校もA,B,Cと中で3つのランクに分かれてる。そしてもう一つの選択肢は、いわゆる職業訓練校。

GIMMに行く連中は将来医者になりたい弁護士になりたい、とにかくまずは大学へ行きたいって連中が行くのだけれど、入ったと同時に第3外国語が始まる。中1から強烈な勉強に追われるから、親も気合を入れないとならないようだ。セクンデに行ってもAクラスに居れば、その間の成績が良くて試験に通れば途中でGIMMに鞍替えが出来る。

ちなみにこれって全てその辺の公立学校の話。特別な私立の話でも何でも無くて、日本流に言えば○○市立第5小学校から、○○市立第2中学校へ行くような話しである、念のため。最初から実家のペンキ屋さんを継ぎたいと思えば、小学校卒業と同時に職業訓練校へ行ってペンキ屋さんとはなんたるかを学ぶ事になるわけだ。

ちなみにセクンデを終了するとごく一部は大学へ行くけれどそれ以外は社会へ出る。つまりスイス社会の根幹ってのはほとんど高卒で成り立っている。学校を出て自分の興味のある業界でOJTを経験する。ちなみに各業界きちんとそれを受け入れる。色々言われるスイスの金融界だけど、ほとんどがセクンデが最終学歴。大卒は稀なのだよ。でもそこで一生懸命やれば普通に家が買えるし。

普通のその辺の銀行マンは歯医者さんの収入を羨むけれど、それが社会のせいで起きた格差である、なんて主張する人なんて居ないってこと、だって自分が選んだのだから。スイスで格差があるのは社会が悪いからだ、なんて話は聞かないって。

東大に通う子弟の親は年収が平均より高い事が多い、つまり教育費にお金を掛けられるから子供が東大へ行けるのだ、的な話を良く見るけど、それだって別にそういう親が多いって事で全部がそうじゃない訳だし、わざわざそういう解釈をしてまで格差社会を宣伝したいのかなぁ、って。別に親が金持ちだって東大へ行けない奴は行けないし、行きたくない奴は行かないし、だから何、っていつも思ってしまう。 

 この学歴問題については、私も、「地球の裏からまじめな話~頑張れ日本~」さんの意見に賛成です。「格差問題」が議論になると、よくでてくる「東大生の親は東大卒が多い」という紋切り型の論評には、いつも違和感を持つからです。というのは、その発言の前提に、「良い大学=良い大企業への就職=良い人生」という勝利の方程式と言うウサンクサイ匂いを感じるからなんですね。
別に東大卒だって不幸せな人は少なくないし、中小企業だって幸せに生きている人々はいるはず。それなのに、「東大じゃなかったら不幸せ」「大企業じゃなかったら不幸せ」という鼻持ちならない価値観が透けて見えてあまり気持ちのよいものではありません。もっと色んな価値観で人生を捉えるべきだと思っております。


(読者の皆様へ)
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全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」2006年9月号は7月21日発売です。
今月の第1特集は、「小泉改革は失敗だったのか」。小泉政権が本年9月に終結を迎えることもあり、『小泉改革』が議論の的となっている中、格差問題を中心に構造改革の功罪を分析しています。
第2特集では、日本郵政公社で投資信託が販売されるようになって半年以上がたった今、「郵便局で投信を買いませんか?」と題して、郵便局だからできる投資信託の販売戦術とは何か、そして郵便局で取り扱っているお勧めの投資信託に関する情報などをまとめています。
特集以外では、Q&A形式の「知らないうちに 『インサイダー取引』 をしていませんか?」、さわかみ投信代表の澤上篤人氏が経営者の本音に迫る「上場社長の知られざる悩み」、前三重県知事の北川正恭氏とスターフライヤー社長の堀氏との対談、2006年FIFAワールドカップドイツ大会の日本代表敗退にみる、「談合型社会主義」について、スポーツジャーナリスト 二宮清純氏とFJ編集長 木村剛が語りつくします。また今月からは、「インフレ最前線―身の回りに忍び寄るインフレの影」、「ポストBRICs―ネクストイレブン」が新連載としてスタートします。

2006 07 21 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2006.07.17

[ゴーログ]テポドン発射!の舞台裏?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「僕と株と樹海の日々・・・」さんの「テポドン発射!」というブログに受けてしまったので、ご紹介をば・・。

 まあ、とにかくご一読を、としか言えないのですが、クスッと笑った後で、あんまり笑えないリアリズムを感じたりして(テロリスト組織が株式市場や商品市場で活動資金を得ているという噂もありますからね)、微妙な漫画ではあります。


2006 07 17 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2006.07.06

[ゴーログ]「忙しい」という人には期待しないでおこう

 皆さん、こんにちは。木村剛です。6月28日のゴーログ「世の中には4種類の人がいる?!」に関連して、「小売店で働く社長の日記」さんが、「人」を見抜く簡単な方法を伝授してくれました。キーワードは「逆境」だそうです。

2、目指せYahoo!とか、出来上がったものを買ったりするのが中心の人。
3、既得権益に群がる人。
4、既得権益を変えようと、かぎりなく不可能に近い説得をする人。

の人たちは、物事がうまくいかない時、トラブルが起きた時に逃げ出します。問題が起こった時に、

・連絡しても、つながらない事が多い
・問い合わせに対して、返事が遅いまたはない。
・「今はちょっと忙しくてそれに関わっている時間がない。」という。

こういう方は、新しい価値を生み出すという仕事にはむいていないようです。特に、3番目の「忙しい」という事をやたらという人は、まず駄目なようなようです。もしかしたらなんらかの機会や経験で、生まれ変わったようになる人もいるかもしれませんけどね。ほんとに忙しい人は、「忙しい」という言葉をほとんど使いません。取引先や商売で協力するときの担当者や代表者が、「忙しい」という言葉をやたらと口にするようなら、その人は向かい風くるとすぐに逃げてしまうと思っておいて間違いないでしょう。 

 これは、全く同感ですね。プロフェッショナルだったら「忙しい」のが当たり前。忙しくなかったら、それは「お客さまがいない」ということですから、いわば「プロ失格」であるわけです。
少なくとも「忙しい」と言うことを理由に約束を先送りする人と仕事をして、うまくいくことは極めて少ないのが現実です。忙しいことを理由に、より素晴らしい仕事をするチャンスを先送りするような人に、運命の女神は微笑んでくれないような気がします。


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(読者の皆様へ)
 全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」2006年8月号は6月21日発売です。
 今月の第1特集は、「インフレ時代に備える6つの基礎講座」。インフレになることを見越して身につけておくべき基本知識や投資方法を学び、読者の皆さまの身近にある金利や物価、住宅ローンや預金金利などについて解説しています。
 また第2特集は、5月より新会社法が施行され、企業においての『内部統制』が注目される中で、「投資家のための新会社法『内部統制』の極意を学ぶ」と題して、投資家として知っておいたほうがよい、企業の対応の実態や『内部統制』に力をいれている企業の情報などをまとめています。
 特集以外では、中田英やイチローのようになるための右脳の鍛え方、政策通で知られる与謝野馨経財相の「オトナの経済財政論」、前三重県知事の北川正恭氏と日本サッカー協会の川淵キャプテンによるリーダシップ・人事術についての対談、さわかみ投信の澤上篤人氏の「ファンドマネージャーが経営者の本音に迫る」、独立した立場で投資家にアドバイスをするファイナンシャル・アドバイザーの活動状況など盛りだくさんの内容となっています。

2006 07 06 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2006.06.28

[ゴーログ]世の中には4種類の人がいる?!

 皆さんこんにちは。木村剛です。「Documentary」さんが、「私がこうして写真ブログをアップできるのは、ソフトバンクの孫社長の果たした役割は大きいと思う。NASDAQ、Yahoo!などを日本に持ち込み、なんといってもADSLで価格破壊をしてくれたおかげで、ブロードバンド環境が劇的に安くなった」と指摘し、人材の4分類を提唱していらっしゃいます。

世の中には、
1、新しいことを開拓して、多くの人が恩恵を受けるようなことをする人。
2、目指せYahoo!とか、出来上がったものを買ったりするのが中心の人。
3、既得権益に群がる人。
4、既得権益を変えようと、かぎりなく不可能に近い説得をする人。
などがいる。まあ、これらが複雑にミックスしていたりもするが…。・・・ 

 多少大雑把な分類ですが、「孫社長は、出来上がったものも買ってきたが、新しい価値を提供してきた。そういった意味で、日本ではもっと評価される必要があると思う」(by「Documentary」さん)というご指摘には、私も同感です。というのは、「1」の辛さは、「2」の難事の数万倍の違いがあると感じるからです。
 既存勢力からの向かい風も並大抵ではないでしょうし、日本社会は足を引っ張ることだけは長けていますから、心労は筆舌に尽し難いものがあると思います。だからこそ、「1、を、もくもくとやり続ける人と、それをしっかりとサポートする人が必要だ」(by「Documentary」さん)ということを理解する社会でないと、「3」の方々と、「4」のふりをしながらじつは「3」という人々によって、日本は長期低迷の道を黙々と進んでいくということになってしまうと思います。
 「Documentary」さんは、「マイクロソフトのビル・ゲイツ氏もアップルコンピュータのスティーブ・ジョブス氏も、それなりの大きな価値を私達にもたらしたと思っている」とも指摘していますが、「うみおくれクラブ」さんも「素晴らしい業績で巨額の富を築いたゲイツ氏のことであるから、これから起こす慈善事業も独創的かつ大規模にちがいない」と予測しています。今後のビル・ゲイツ氏の行動に大いに期待し、その行動が素晴らしいものである場合には、日本の成功者たちも追随していくことを願っています。


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(読者の皆様へ)
 全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」2006年8月号は6月21日発売です。
 今月の第1特集は、「インフレ時代に備える6つの基礎講座」。インフレになることを見越して身につけておくべき基本知識や投資方法を学び、読者の皆さまの身近にある金利や物価、住宅ローンや預金金利などについて解説しています。
 また第2特集は、5月より新会社法が施行され、企業においての『内部統制』が注目される中で、「投資家のための新会社法『内部統制』の極意を学ぶ」と題して、投資家として知っておいたほうがよい、企業の対応の実態や『内部統制』に力をいれている企業の情報などをまとめています。
 特集以外では、中田英やイチローのようになるための右脳の鍛え方、政策通で知られる与謝野馨経財相の「オトナの経済財政論」、前三重県知事の北川正恭氏と日本サッカー協会の川淵キャプテンによるリーダシップ・人事術についての対談、さわかみ投信の澤上篤人氏の「ファンドマネージャーが経営者の本音に迫る」、独立した立場で投資家にアドバイスをするファイナンシャル・アドバイザーの活動状況など盛りだくさんの内容となっています。

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毎週水曜日発行のメールマガジン-木村剛情報満載! 金融・経済レポート「フィナンシャル ジャパン」では、ポッドキャスティングでの木村剛のビデオメッセージをお届けします。金融・経済はもちろんのことタイムリーな話題など・・・必見です!
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先週のキーワードは「インフレ」 ↓からご覧いただけます。
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2006 06 28 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2006.05.03

[ゴーログ]銃刀法違反に気をつけろ!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。いつも洒脱で楽しい文章をトラックバックしてくれる「grounder」さんが、ホリエモン保釈の日に大災害に遭ってしまいました。なんと「何と銃刀法違反で書類送検されました」ということなのです。でも、最近のライブドア粉飾事件のドタバタ劇とか、耐震偽造問題関係者の逮捕なんかをみていると、松本サリン事件というのは、日本中どこにでもあるリスクなのだということを考えさせられますね。

朝新宿駅の改札を入ろうとすると警官から「鞄の中を調べさせて欲しい」ハイよ、中にはアウトドア用のビクトリノックス、ピクニッカーNL(ナイフ付き)。「交番まで来て頂けますか」……? 

その後新宿警察に連れて行かれ「お前は銃刀法違反だ!捜査に協力しなければ泊まって行ってもらうぞ!」完全に脅しだ。「正当な」理由なく所持していたかららしい。「ふざけるな!」こちらも抵抗しましたさ。「オレの時間を返せ」その後要領の悪いバカな刑事達に書類を作られ、(何ベンも同じ事を聞いてくる、しかもバカな質問も)指紋をとられ、写真を撮られ…。あっち側の人達は座ってりゃお給料もらえるが、こちとら座ってるだけじゃ何もならんし、今日待ってるお客に信用も失いかけない。

身元引き受け人(奥さん)がこないと釈放できないと来たもんだ。「小さい子供つれて来なきゃいけないのか!」最終的には「あなたは仕事もしてるしちゃんとした人だからあとでこの書面に奥さんのサインもらって送り返せばいいよ」と来たもんだ。おいおいどこ見て言ってんだよ、当たり前だ!お前に言われる筋合いはねーよ。

まぁ、じゃあ、所持していた事は法律に触れるのだろう、しかしこのナイフを所持する「正当な理由がない」のは納得できない! そしたら「反省してないんですか!」と来る。散々な一日。

 本当に散々な一日でしたね。これから、ビクトリノックスのナイフの売り場には、「お客さまへ、このナイフを所持しておりますと、正当な理由なくナイフを持ち歩いている罪で、銃刀法違反に問われますので、お持ち歩きにはご留意ください」と大書しておいてもらいたいものです(笑)。ビクトリノックスを売っている百貨店の方々、お買い上げの際には、お客さまに対してそういう注意をしっかりしておかないと、説明義務違反で取り調べを受けるかもしれませんので、十分に留意していただきたいと思います(笑)。

(読者の皆様)
GW中の5/4-5/7まで「週刊!木村剛」はお休みをさせていただきます。
5/8(月)よりまたよろしくお願い申し上げます。

今週はお休みですが、毎週水曜日発行のメールマガジン-木村剛情報満載! 金融・経済レポート「フィナンシャル ジャパン」では、ポッドキャスティングでの木村剛のビデオメッセージをお届けします。金融・経済はもちろんのことタイムリーな話題など・・・必見です!
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前回分キーワードは「上げ潮政策」です。

2006 05 03 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2006.04.28

[ゴーログ]「知りたくない権利」をどう考える?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「風が吹けば桶屋が儲かるファンド」さんが「知りたくない権利、をどう考えるべきか」という問題提起をしてくれました。気休めにご一読いただければ幸いです。

知る、もしくは知られたくない権利については、今までの歴史の中で、多く議論されてきました。しかし、知りたくない権利については、なおざりのままです。たとえば 

・私に対する陰口

・母親の男性経験

・父親の男性経験

・TV中継前のF1の結果

・彼女の他の男といるときの私に見せたことのない満面の笑顔

いつでも、私の権利は脅かされています。 


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 全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」2006年6月号は4月21日発売です。
今月の第1特集は、日本銀行の量的緩和政策の解除により、金利上昇が予測されている中で、どのような株式に投資をしたらよいのか、何に注意を払えばよいのか、過去30年の金利や株式の動きを振り返りながら、今後の「金利上昇に負けない注目株」についての特集を組んでいます。
 また第2特集では、「これだけは気をつけよう!投資詐欺の5つの手口」と題して、これまでの投資詐欺の手口など具体的な事例や騙されないための自衛方策、トラブルのおきやすい金融商品の解説やチェック方法、そして投資のプロが語る騙されない方法など投資に関する特集になっています。まとめの騙されないためのチェックリストも必見です。
 特集以外でも、投資関連ではテーマ別にわかりやすく解説している「FJおススメ投資本BEST20」や「あなたもできるバリュー株投資」、好評シリーズ「資産株」VS「小泉株」、そのほか、今後の日本経済の動向の重要な鍵となる「自民党の中川政調会長が語る『上げ潮政策』」、成功した起業家と起業志望の人々が集まるイベントで見た起業の現状やパソコンソフト販売本数でマイクロソフトを抜いたソースネクストの松田社長の経営戦略についてなど盛りだくさんの内容となっています。

2006 04 28 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2006.04.12

[ゴーログ]守られている人々の「継続」は力にならない!?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。小学校の入学式に行ってきた「grounder」さんが「最近、批判ばかりしていてなんだ!オレは!と思いつつまた…」とボヤイています。

段取りが悪くってもう大変だった!。いきなり入学式出席しただけでそんな事書くのもなんだが「狭い世界」と言うものが垣間見えた気がした。たぶん、先生方にしてみれば何も問題なく毎年同じような段取りで事は進んでいたのだろう。その毎年やってるって言うルールから外れる事なく進んで来たのだろう。

風が強いのに外にパネル掲示を始め案の定吹っ飛ばされてたり、誰のための式かわからない(鶴亀みたいな)白いネクタイした地元の人達の紹介など…。今後はどうなるんだろうか?・・・今読んでる司馬遼太郎の幕末のお話「峠」がおもしろいんですが(あとちょっと)物語りの中で「継続は力にならない」と主人公が言う訳です。入学式に出席して全体の段取りの悪さにこのフレーズが浮かんで来てしまいました。

ガッコに入ると「準備は前の日にしておこう」とか言われたりしたが先生達が前日から準備しているようには見えなかった…。


 先生たちにしても、公務員の方々にしても、雇用が守られている人々は、無難な前例踏襲に走りがち。ソリューションじゃなくて、エクスキューズに走ってしまうんですね。だから、「継続」が「無難な前例踏襲」ということになってしまい、お客さまからドンドン遠ざかってしまうのでしょう。
 無論、そうじゃない先生や公務員の方々もいるわけですが、「grounder」さんのようなグチが国民的な世論になってしまわないように、頑張っていただきたいと思っています。

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前回配信分はこちら。前回分キーワードは「BRICs」です。

2006 04 12 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2006.04.11

[ゴーログ]談合は日本古来の共生の知恵である!?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「スズメの巣」さんが「談合はすべての成員が限られた利益を薄く分け合う日本古来の共生の知恵である」という識者(?)のコメントが掲載されていたことを教えてくれました。

 私自身は、「談合」に反対の立場ですが、「談合」を支持する考え方があることについては、理解できないわけではありません。しかし、そうであれば、極論に聞こえるかもしれませんが、真面目に社会主義あるいは共産主義なるものを主張すべきと思います。自分の都合の良いところだけ、資本主義を標榜し、社会主義をつまみ食いし、共産主義的なイデオローグを語ることは不誠実なように感じます。
 最近流行っている「格差論」なるものも、資本主義と社会主義と共産主義の都合の良いところだけを小出しにしているようで、私にはしっくり来ません。「談合」こそ、既存の「格差」を固定化している存在です。誰でもその「談合」に参加して、分け前をもらえるわけではありませんから、「談合の中における序列」という「格差」と、「談合コミュニティに属している会社」と「談合コミュニティに属していない会社」の間の「格差」を固定化してしまっています。
こういうことに関して語ることなく、「格差は問題だ!」と言い募る方々の識見について、私は疑問符を抱いています。ちなみに「Feel the Music」さんが、「談合」に関して、トラックバックを寄越してくれました。ご参考まで。

「談合」という名の事件がこの国である意味当たり前のように行われている。・・・こういう事件に関しての報道ってあんまり表沙汰にならないと言うか話題性が少ない気がするのは私だけでしょうか?・・・例えばここ数ヶ月での大きな事件と言えば耐震マンション偽装問題やらライブドア事件やらといったことになる。これらが大きな話題となる一方で、談合事件などの扱われ方がとても小さいように感じます。

それはある意味、昔から起こっている事ではあり、ある意味「またか」という気になってしまうところもありますが、あれだけ耐震偽装の問題でTVはマンションの構造に関してまで詳しく・・・報道していたくせに、談合事件に関してはこれさっぱり…。ライブドアに関してもくだらないホリエモンの私生活をあらわにしたり、株式に関しての微妙な解説をしてそれでも大きく取り上げていたくせに、談合事件に関してはこれさっぱり…。ただ単に視聴率を取れないからと言う理由の為に報道しない、いや詳しい内容を視聴者に伝えないというのであればどれだけTVに公共性があるというのだろうか? 

彼らの正義感なぞ弱者をみんなの見えない場所で隠れていじめるようなものだ。彼らにとっての悪とは結局自分の利益(それも莫大な利益)を脅かすものに関して悪ととるのだろう? 正義って一体どのような意義を持ち得るものなのか? 今の世の中だからこそ起こっている問題というわけではないが、何が正義で何が悪なのか自分にはわからない時が多々ある。 

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(読者の皆様)
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2006 04 11 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2006.03.22

[ゴーログ]「国家の品格」にみる品格のなさ

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「微妙に日刊?田中大介」さんから、100万部を突破したという大々ベストセラー「国家の品格」に関する手厳しい書評をいただきました。

そんなに「伝統」が大切なら、石槍を片手に野山でイノシシを追いかけたらどうですか?って話ですよ。たぶん天皇制の歴史より狩りの歴史の方が長いでしょうし、奴隷制の歴史は武士道より数倍も長いです。散々現代文明の恩恵に預かっておきながら、「昔に戻れ!」は意味がわかりません。

武士道にしろ天皇制にしろ、その以前にあった価値観をぶっ壊して広まったわけですから、同じようにぶっ壊されることを認める義務はあるわけです。選挙で当選して議員になった人が、次の選挙で負ければ議員の資格を失うのは当然のことです。10回連続当選だろうが、総理大臣経験者だろうが、関係ありません。「俺はいいことをたくさんしたから、落選しても議員であるべきだ」なんてありえないわけです。

それでも伝統が何よりも大切であると言うのであれば、先ずあなたが自給自足生活を始めてはいかがですか?

 私は、ここまでの批判者ではありませんが、「国家の品格」には危険な匂いを感じます。米国批判については、人後に落ちない私ですが(米国資本の下で、苦労させられましたから・・・)、だからと言って、旧きよき日本のノスタルジーに答えを見出そうとするのは、現実逃避以外の何者でもないと感じます。
 米国に「品格」がないことは私も認めますが、いまの日本に「品格」があるでしょうか。談合を繰り返して恥じることのない大企業に「品格」があるでしょうか。ないものねだりは、なんの解決も生み出さないと思います。
 そういう意味で、「国家の品格」が主張する内容に「品格」があるとは思えないのです。

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(読者の皆様へ)
全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」2006年5月号は3月20日発売です。
今月の第1特集は、「こんな時代だから真面目な会社を買ってみる」です。ライブドアショックは少なからぬ投資家にダメージを与えましたが、会社が危機に面したときの対応に株式市場は敏感なものです。投資をするにはどのような企業を選べばよいのか、どのような点に注意を払うべきなのかなどについて特集を組んでいます。
また第2特集では、BRICsを特集しています。日本経済が成長するには、BRICs抜きには考えられません。BRICsを攻める有望企業を検証しています。
特集以外でも、今後の経済環境の展開については、「日本経済の5年後を読むー小泉政権の経営運営術」を読んで欲しいですし、投資手法に興味のある方には、「ネットトレーディングの必勝法を探る」がお勧めです。そのほか、予防医療の現状を徹底討論する「治療は予防の3倍かかるんです」、好評連載中の澤上篤人氏、編集長木村剛、上場社長による鼎談「上場社長の知られざる悩み」、経営者シリーズでは、松下電器の中村社長、日清オイリオグループの秋谷会長、日本最大の100円ショップ「ダイソー」の矢野社長など盛りだくさんの内容となっています。



2006 03 22 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2006.02.17

[ゴーログ]皇室典範の前に天皇制について解説してほしい

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「くまさんの自立」さんからは、エネルギッシュなトラックバックをいつもいただき感謝しております。

 「くまさんの自立」さんが今回取り上げたお題は、皇室典範論議と紀子さまのご懐妊。「またまた、マスコミは自分を棚に上げて、騒動にしているのです。『静かに見守りたい』って、誰が言っているの!」とお怒りのようです。

紀子さまのご懐妊と皇室典範論議は全く別の物なのです。皇室典範改正論議のさなかだけにタイミングがよろしくなかったのです。案の定マスコミは、ネタ枯れした最中だったものだから、この話題に飛びついた感があったのです。ライブドア、東横イン、ヒューザーの話題はどこへやら。鮮度のいい生鮮産品のように賞味期限がたっぷりある方へと話題を転換したのです。

だが、またまた、第三子が男または女だったらと『たら、れば』の世界で 興味本位に 憶測で、推測で皇室典範論議と関連づけて話題にしているのです。早速、フリップを用意して、現行皇室典範だったら皇位継承順位は、改正ではとか、男子だったらと、学識者を招いてああだこうだと推論しているのです。男性だろうが女性だろうが、どちらでもいいことではないですか。

方やマスコミの報道内容は 国会でご懐妊と皇室典範論議を関連づけてはいけないですとか、政争の具にしてはいけないとか 左右されてはいけないと報道しているのです。マスコミは一方で煽っておいて、一方で『冷静に見守りたい』と識者ぶるやり方をしているのです。この報道のやり方に自己矛盾を感じないのでしょうか? どこが一体冷静に見守っているのでしょうか?

 お恥ずかしながら、私自身は、女性天皇と女系天皇の違いを最近知ったばかりぐらいの知識レベルでして、この問題に対して深い議論をすることは到底適いません。ただ、素朴な疑問として、「皇室典範どうあるべきか?」という議論は、「天皇制とは何か?」ということに対する共通の価値判断があってはじめて成り立つもののような気がするのですが、TVではそういう議論がまったくされることなく、女性天皇と女系天皇の議論が展開しているところに多少の違和感を持っています。
どなたか、「天皇制とは何か?」から解き明かして、「皇室典範どうあるべきか?」という正しい道筋を教えていただければ幸いです。


(読者の皆様へ)
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経済評論家・三原淳雄氏との共著「騙されない社会人のための株入門」がDMDJAPANより2月下旬に発刊されることになりました。
この本はライブドアショックの教訓を学び、チャート分析に頼らない、風説に騙されない株式投資の基本知識をじっくりと解説した入門書です。

2006 02 17 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2006.02.16

[ゴーログ]虚業であれ、何であれ、頑張っている人は偉い人だ

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「ここぞとばかり虚業は良くない、マネーゲームなどせずに額に汗して働くべきだという合唱が聞こえてくる」と嘆く、「あんなこと、こんなこと。どんなこと?」さんは、翻訳を職業としていらっしゃいます。

私個人は自分が翻訳などという「虚業」に従事していて、額に汗して手で物を作っていないことを後ろめたく思うこともあったし、百姓のまねごともやっている。物作りは日本の基礎だ。それは正しい。しかしなあ。額に汗する、誰も文句をつけられない甘美な言葉ですよ。でもそれが弁護士や、タレント、経団連のお偉いさん、額に汗することなどありそうもない人たちの口から出てくるのは許せない。自分は汗まみれにはならないけどお前はガンバレってこと? 揺るぎない生活で退職金も保証され、老後も何の心配もないという人もいるだろう。だがそうでない毎日が綱渡りの人間も大勢いる。病気をしたら、年をとったら、怪我をしたら、ホームレスになるしかないぎりぎりの人が大勢いる。どうすれば安心できるか。自己責任とやらで国が面倒を見てくれないのなら自分で資産を形成するしかないじゃないか。将来も今も生活の不安のない人間が安全なところから批判するのはおかしくないか。

 そこなんですよね、何となく違和感を感じるのは覚えるのは・・・。「額に汗して働くべき」とTVで論ずる人々に限って、「額に汗して働いて」いないようにみえるのは何故なんだろう・・・ということを考えさせられる今日この頃です。「あんなこと、こんなこと。どんなこと?」さんから伝わってくる魂の叫びは、実感がこもっています。

大卒の健常者の男でさえ職を見つけるのが難しいとき、女は、ハンディのある人間は、年寄りはどれほどの困難を抱えたか。抱えているか分かって言っている言葉だろうか。虚業であれ、何であれ、頑張っている人は偉い人だ。偏見で見下げるべきではない。幼い子供3人を抱えた母子家庭というれっきとした弱者であった私は、外国から帰ってきて借りる家さえ見つけられなかった。ありったけの知恵を使い、少々のずるをして住居を確保し、クレジットカードを手に入れたが、どれほどの綱渡りだったか恵まれた人間には分かるまい。子供2人は大学院、1人は大学を卒業したが、翻訳の仕事だけでは生活するだけで精一杯だっただろう。「額に汗して」冷や汗をかきながらちまちまと株式に投資するという虚業に励んだおかげで生活保護のお世話にもならず、無事に育て上げ、税金を納めて国の役にも立てたのだ。リストラで株価を上げた大手企業の社長たち、仕事を提供してから偉そうなことを言ってくれ。

 「Edge Diary」さんも「最近、『額に汗して働くことが・・・』という風潮というか、ネガティブキャンペーンの大合唱が巻き起こっていますが、これには異を唱えたいですね。オカネの儲け方にもイロイロあっても良いはずです。弁護士や医師のように、専門性を身に付けて働くことも尊いことですし、脳をフル回転させて、ビジネスモデルを創出し一発山を当てるのもありだと思っています」と語ってくれていますが、私も「職業に貴賎なし」だと思っております。
したがって、「虚業であれ、何であれ、頑張っている人は偉い人だ。偏見で見下げるべきではない」(by「あんなこと、こんなこと。どんなこと?」さん)という意見に賛成ですし、「オカネの儲け方にもイロイロあっても良いはずです」(by「Edge Diary」さん)とも思います。無論、それが犯罪や反社会的なものであっては困るわけですが・・・(ちなみに、「たけくらべ」さんは「不逞の輩」の存在を指摘してくれています。「金融に関しては『FPの有資格者だから』というような理由で信用するのもご法度です。顧客(金融商品の購入者)でなく、業者(金融消費の販売者)にとって有利な主張を展開する著名なFPも存在しています」というのです)。
最後に「Espresso Diary」さんのコメントをご紹介しておきましょう。

もしも日本が発展途上にある国ならば、「額に汗して働くことが大事だ!」と言い切ってしまっても良いでしょう。しかし、多くの人々がパート・タイマーとして、あるいはアルバイターとして働き、しかも財政や年金に不安があって、高齢化が進んでいる現状を考えれば、そんな無責任なことは言えない。コツコツと真面目に働けば確かな将来が約束された古き良き時代は、もう過ぎ去ってしまったのです。テレビ局や新聞社に勤めている中高年たちは、多くが有名大学を卒業し、豊かな暮らしをしている人が多いのですから、そんな人たちが作る番組を見て、「あぁ、やっぱりコツコツとマジメに働いていれば、きっと将来は大丈夫だ」な~んて信じているとしたら、それは余りにもお人好しが過ぎると思います。


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kabunyumon

経済評論家・三原淳雄氏との共著「騙されない社会人のための株入門」がDMDJAPANより2月下旬に発刊されることになりました。
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2006 02 16 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2006.02.09

[ゴーログ]日本の伝統:談合三兄弟?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。ホリエモンが日本経団連に入会したことを、奥田会長は「ミスった」と評しましたが、またもや防衛庁の建設工事で談合が発覚しました。日本経団連に入会している少なからぬ大企業は、談合に関わっているようにもみえますが、それらの会社についても「ミスった」と言われるんでしょうかねぇ。「猫の徒然草」さんが、面白い替え歌を披露してくれました。

数年前、「団子三兄弟」という歌が流行りましたが、その替え歌で、「談合三兄弟」というのがありました。 

♪公共工事で談合 設備入れ替え談合 価格決定談合 談合三兄弟
♪事前調整談合 ルール違反だ談合 しかしやりたい談合 談合三兄弟
♪景気よくても談合 悪くなっても談合 日本の伝統談合 談合三兄弟

それで、「猫の徒然草」さんは「官と民とが閉鎖的な共同体を作る。その共同体で、集団主義がまかり通る。そんな業界は、必ず腐敗します。腐敗を止めるためには、共同体を解体しなければいけません。まずは、天下りをなくすことから始めましょう!」と説いていらっしゃるわけですが、最後に、「町人思案橋・クイズ集」さんからいただいたクイズをどうぞ。解答はリンク先でご確認ください。

平成16(2004)年度に発注した自衛隊中央病院の空調工事の入札に関して、「官製談合」だと思ったら、今度は防衛庁市ヶ谷庁舎新設建設工事の入札だそうです。芋づる式に悪事が露見していくのでしょうか。では、かつて話題になった防衛庁/防衛施設庁関連の談合で、次のうち実際にあったものはどれでしょうか?
□ ジェット燃料納入にまつわる事件
□ 乾電池納入にまつわる事件
□ タイヤ納入にまつわる事件 

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2006.02.08

[ゴーログ]この人は誰でしょう?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。世の中というのは、歳月が経つとかなり変化してしまうもののようで、「grounder」さんは「仮にアメリカ産が解禁されても今まで通り(というか過去と同じように)流通しないのではないか」という意見を紹介してくださいました。

かつてオーストラリアは「買うなら1頭買ってくれ」ってな感じだったらしく、そうなっちゃうと焼肉業界などは持て余してしまうのが現状だったのですが、怪我の功名、アメリカ産がストップしたせいでオーストラリア系のルートを広げ、かなり日本ニーズに合って来ていると言っていました。更にアメリカンのマッチョなものよりもヘルシー嗜好から赤味がだいぶ見直されたり、フルーツの酵素でお肉をやわらかくする技術も進んでいると言う事でした。 


 マーケットにおけるプレゼンスがないと、いつの間にか忘れ去られてしまうということなんでしょうね。そこで、あんまり関係ないかもしれないかもしれませんが、「ミニマルキッチン Blog」さんが作ってくれたクイズです。「以下の文章は誰に対する説明文でしょうか?」・・・お答え下さい(答は「ミニマルキッチン Blog」さんのブログへどうぞ)。

●少年時代を九州で過ごす。
厳格な父に育てられた、という感が強い。

●男子校、中高一貫教育、屈指の進学実績という特色を持つ
名門私立校にて学ぶ。

●合格確実、とまでは言えない成績だったが東京大学を志望する。
それは東京の大学に進学するためには
東京大学を選ぶしかないという事情があったからだ。

●合格の可能性という観点から文三を選択し見事合格。
しかし、高校時代にイメージしていた大学の授業との落差に失望する。

●学生時代はアルバイトに明け暮れる。
そこから着想を得てサラリーマン生活を経験することなく会社を設立する。

●サークルの延長線のような若い会社ゆえの危うさはあったが
時代の流れに乗り急成長を遂げる。

●しかし、傍若無人にも映る若き経営者を良く思わなかった者も多い。
取扱うのが新しいメディアということもあり、
既存の企業とは幾度となく衝突する。

●とりわけマスコミの反発は大きいものであった。

●そして「株」をめぐり同社を舞台に日本を揺るがす
大事件が発生することになる。


(読者の皆様へ)
全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」2006年3月号は1月21日発売です。
今月の第1特集は、デフレからの転換期を迎えている日本経済が今後どこに向かうのかを予測するために、戦後60年にわたる長期的な経済トレンドから現在地点を確認し、マーケットを読み解く特集を組んでいます。
また第2特集では、ソフトブレーン宋文洲会長の推奨する「効率のよい企業」がいかに継続的に経営効率を実現する仕組みをつくっているかについてまとめています。投資先を選定する際の参考資料にしていただければ幸いです。
特集以外でも、今月号から本田健氏の「幸せな資産家の黄金律~米国長者編」がの新連載でスタートしています。また、好評シリーズの「スポーツセレブのマネー論」では、欧州編としてセルティック中村俊輔選手とスポーツジャーナリスト二宮清純氏の対談をとりあげています。目玉は楽天の三木谷会長兼社長の「楽天メディア企業宣言」、そのほかにも、今まさに問題山積の「教育」について、現状の教育費を分析した「その学歴のお値段『How Much?』」など盛りだくさんです。

2006 02 08 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2006.01.19

[ゴーログ]安倍晋三氏に運勢は微笑むのか?

 みなさん、こんにちは。木村剛です。「西洋占星術 インターネット鑑定と占い教室」さんが、なんと「ポスト小泉」最有力候補の安倍晋三氏の運勢を占っていました(「安部晋三」と誤植になっているのはご愛嬌?)。1954年9月21日生まれの安倍晋三氏の運勢が、今年11月頃にどうなっているのか――ご参考までにご紹介しておきましょう。

指導力は抜群 太陽は乙女座の27度にあり天王星と60度。指導力という面では抜群の力を発揮します。しかし、独自性の強い天体なので反発も予想されます。しかし、新しい改革をすすめるうえではこの天王星は必要です。太陽はもうひとつ木星との60度を持っています。派閥を超えていろいろな人を面倒みてゆける能力とみます。野党との話し合いもじっくりしてゆける能力がありますので、調和もできると思います。反発(天王星)もされ調和(木星)もできる? 一見矛盾していますが、そこから何か新しいものを生み出すのも天王星、木星0度の特徴です。

2007年11月がどうなるか? 安部さんの太陽にトランジットの冥王星が90度でかかってくるのが2007年の1月。逆行してそれが去っていくのは、2007年の11月になります。安部さんにとっての大きな変化があります。まさしく天命が下るのはこのときだと思われます。次期総理大臣になるかは、きっと本人次第だと思います。乙女座でも総理大臣に向いている度数はありますが、それ以外は、人のサポートをする参謀的なポジションが最も向いているとされます。人の要求に応える特性を持つ乙女座、小泉総理の要求に応えることが最も得意だったはずが、いざ自分が総理になったらどうだろうということはご本人が一番考えているのだと思われます。でもトランジットの木星が太陽に60度で入っていますので、手を挙げればきっと総理大臣になれると考えられます。

様々な事を手がける能力 水星に対して木星が90度で入っています。総合的に様々な分野に精通できる事を示します。総理大臣は国家の様々な事に気を配らねばなりませんので、この配置は良いと考えられます。安部さんのチャートを見ているとこれからが楽しみになってまいりました。日本の全国民は期待していると思いますので、是非がんばっていただきたいと思います。 

 私も、安倍晋三氏の手腕には期待しております。世代交代が進み、永田町の構造改革がさらに加速することを願っております。


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(読者の皆様へ)
全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」2006年3月号は1月21日発売です。
今月の第1特集は、デフレからの転換期を迎えている日本経済が今後どこに向かうのかを予測するために、戦後60年にわたる長期的な経済トレンドから現在地点を確認し、マーケットを読み解く特集を組んでいます。
また第2特集では、ソフトブレーン宋文洲会長の推奨する「効率のよい企業」がいかに継続的に経営効率を実現する仕組みをつくっているかについてまとめています。投資先を選定する際の参考資料にしていただければ幸いです。
特集以外でも、今月号から本田健氏の「幸せな資産家の黄金律~米国長者編」がの新連載でスタートしています。また、好評シリーズの「スポーツセレブのマネー論」では、欧州編としてセルティック中村俊輔選手とスポーツジャーナリスト二宮清純氏の対談をとりあげています。目玉は楽天の三木谷会長兼社長の「楽天メディア企業宣言」、そのほかにも、今まさに問題山積の「教育」について、現状の教育費を分析した「その学歴のお値段『How Much?』」など盛りだくさんです。


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2005.12.16

[ゴーログ]俺は退職金で絶対に投資をやり直す!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。作家の江上剛さんとは、ジャーナリストの財部誠一さんの紹介で知り合い、今では、日本振興銀行の社外取締役としてお付き合いいただいております。第一勧銀総会屋事件の「四人組」の一人として有名な方ですが、映画「金融腐蝕列島 呪縛」で役所広司が演じた主人公のモデルになったことでも知られている方です。

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  小説家のデビューは「非情銀行」。2002年の作品でした。銀行時代の経験を下敷きにして、上司の卑屈さやサラリーマンの悲哀を書かせたら、天下一品です。そんな江上さんが「円満退社」というコメディをこのたび幻冬社から出版しております。「会社員を知り尽くした著者だからこそ描きえた哀歓に満ちたサラリーマンコメディの快作、誕生!」ということで、絶賛発売中です。
 黄緑色の本の帯には「俺は退職金で絶対に人生をやり直す!」と書いてあるんですが、これから団塊の世代が続々と退職して、ものすごい退職金をもらって、海外旅行や株式投資に参入してくるので、ものすごい好景気になるという予測をする人もでてきました。日銀短観も強かったですしね。
 いずれにしても、2006年は、団塊の世代の動向だけでなく、不良債権問題の沈静化、デフレーションの終焉、量的緩和の解除、小泉政権の終了などなど、一時代を築いた様々な状況が終わりを告げます。どうも日本は新しい秩序を求めつつあるようです。「俺は退職金で絶対に投資をやり直す!」のなら、いまがチャンス!
 ということで、江上剛さんの「円満退社」を読んで、気分転換してみてはいかがでしょうか。本日のゴーログはCMでした。

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(読者の皆様へ)全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」2006年2月号は12月21日発売です。
今月の第1特集は、日本で最後の相場師といわれた是川銀蔵やスーパートレーダーとして知られる藤巻健史氏など、相場の歴史に名を連ねる相場師たちの思考パターンや海外の偉大なる投資家の教えから、相場を勝ち残るための秘訣を学ぶ特集を組んでいます。
また第2特集では、ゼロ金利という異常な金融環境が続いている中で、過剰流動性が常態化していますが、今後、政府との温度差が甚だしい中で、日本銀行の金利政策はどう動くのか、80年代の事例なども織り込みながら市場の動向についてまとめています。
特集以外でも、好評連載中の澤上篤人氏、編集長木村剛、上場社長による鼎談「上場社長の知られざる悩み」シリーズや、新連載「失礼ながら、その投資本では儲かりません」、連載シリーズ「資産株」vs「小泉株」、劇的! 国会議員とベンチャー経営者の「ウォームビズ」ビフォー&アフター、一般の人にはわかりにくい病院や医療問題に関するFJメディカル「特別編」と「ビジネス編」の二本立て、など盛りだくさんです。

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2005.12.14

[ゴーログ]憧れの職業に見る「人生塞翁が馬」

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「Edge Diary」さんが教えてくれたのですが、Benesse教育研究開発センター「第1回子ども生活実態基本調査」による、小学生4~6年生を対象とした職業調査(男子のみ抜粋、一部改変)では、「なりたい職業」は以下のようになっているそうです。

1位 野球選手
2位 サッカー選手
3位 医師
4位 研究者・大学教員
4位 大工
6位 マンガ家・イラストレーター
7位 ゲームクリエイター・ゲームプログラマー
8位 調理師・コック
9位 バスケット選手
10位 警察官・消防士 

 恥ずかしながら、私も、これぐらいの年頃の頃は「サッカー選手」を夢見ていたものです(でも、私の時代は「Jリーグ」もなかったわけで、如何に現実から乖離していたかが、苦笑されます)。
 ただ、冷静に「ビジネス」としてみると、サッカー選手の選手寿命は結構短くて、3~5年だったりします。それで野球選手と比べると、給与もそんなに高くない。契約金だって原則的にありませんし、年金制度もありません。
皆さん、知ってますか? Jリーガーって、最初の年棒は500万円以下なんですよ。プロ野球選手だと、年棒数千万円って半ば当たり前ですけど、サッカー選手はそうじゃないですし・・・。
 でも、そういう野球選手の選手寿命も平均すると9年だとか・・・。30歳前後にお払い箱になるわけです(契約金や裏金だって、その頃には消えてなくなっていますし・・・)。次の職場として彼らを受け入れる裾野は決して広くありません。解説者や監督になるのはごく一部の選ばれた人々のみ。俗に言うと、「ツブシが効かない」わけですね。
 そう考えてみると、子どもの頃に憧れた職業に就くことが幸せかどうかは分かりませんね。人生塞翁が馬です。

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2005.12.02

[ゴーログ]純白なのがティッシュ、関白なのがティッシュ

 皆さん、こんにちは。木村剛です。本ブログでは、品位と気品を保つために、原則として、下ネタは取り扱わないことになっているのですが(^^;)、「笑い@サプリッ!~楽しくなければBLOGじゃないじゃ~ん!~」さんからのトラックバックに思わずバカ受けしてしまったので、本日だけ特別に無礼講(?)にしたいと思います。お題は、「ティッシュと亭主の見分け方」と「野茂とホモの見分け方です」。バカ受けした3点ずつをご紹介します。

(その1)ティッシュと亭主の見分け方
第3位 ティッシュは紙、亭主はゴミ
第2位 水に弱いのがティッシュ、お水に弱いのが亭主
第1位 純白なのがティッシュ 関白なのが亭主

(その2)野茂とホモの見分け方
第3位 野茂はカレーが好きだが、ホモは彼が好き。
第2位 野茂は投手だが、ホモは同種
第1位 野茂のプレーはすばらしいが、ホモのプレーは凄いらしい… 

 おあとがよろしいようで・・・。全然、良くない!!!
 失礼しました。やっぱり、今後は「下ネタ禁止」にします(^^;;)

2005 12 02 [01. ブログ万歳ココログ三昧, 20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2005.12.01

[ゴーログ]ばーちゃんが株を買い、親父がブログる?!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。世の中の流れはゆったりとしているようで、意外に足早だったりします。中でも、親族がいきなり変わったりするとビックリしますよね。そういう意味で言うと、「最近の時代」を表すキーワードは「株」と「ブログ」なのではないかと感じさせられます。まずは、「無菌室育ち3はお堅いのがお好き」さんが紹介してくれた心温まるエピソードをどうぞ。

「私もこの間、買ったわよ、株。」
へ?
「郵便貯金もあてにならないしねぇ、これからは。」
なんと70歳目前で株式投資を始めたらしい。大丈夫か? 何を買ったんでせう。
「んー、すかいらーく。バーミアンによく行くから、株主には食事券がもらえるんでねぇ。」
で、どう運用なさいます?
「上がったとか下がったとかよくわからないから、とりあえず持ってるのよ。うちがよく行くんだからつぶれることもないでしょ。」
アバウトだぁー。だが、ばーちゃんが買い始めたぐらいだから、「投資」の時代なのかもしれない!

 アバウトなようで、結構、本質を突いていたりして・・・。ばーちゃん、侮りがたし。さて、世の中の変化を実感した方を、もうおひとりご紹介しましょう。「東京生活情報館」さんは、親父の変化にビックリです。

本日、休日(勤労感謝の日)で実家に帰ったのですがビックリな事件が!! 
なんと親父がblogを開設していました。。
w|;゚ロ゚|w ヌォオオオオ!!
必至にパソコンの前で更新している姿を見ていて。。なっ涙が。。。
時代は変わったものです!
現在父親は、勝手に事業を起こし奮戦中ですので何でもこなさないとダメなのかも知れませんがね。内容は、かなり真面目な内容ですのであまりPV(ページビュー数)は無いみたいですが密かに応援中です。当blogとリンクさせようかと思いましたが、私個人が匿名で運営しているのでやめときました。。
今のblogを運営してる人って年齢層はどれくらいなのかな~。
`s(・'・;) エートォ...

 確かに、親父やお袋がブログをはじめた・・・なんてところを見ちゃうと、エエッという感じは無きにしも非ずですかねぇ。時代の流れの速さを感じます。光陰矢のごとし、ですなぁ(ちょっと、違うかぁ・・・)。

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(読者の皆様へ)全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」2006年1月号は発売中です。
今月の第1特集は、株式投資するにあたって失敗しないために、個人投資家にぜひ知っておいてほしい資本主義のルールについて解説、経済・市場・監査・会計の幅広い角度で常識やオキテについて特集を組んでいます。
また第2特集では、日本の財政危機が深刻になっているな状況の中で、個人投資家はどのようなスタンスをとったらよいのかについて、世界各国の資産家の事例なども織り込みながら分散投資について書いています。
特集以外でも、阪神タイガースの上場問題や2007年からリタイアを始める「団塊の世代」の価値、上場企業経営者の知られざる悩み、アメリカの億万長者の実態について、好評連載中「資産株」vs「小泉株」、小泉“硬派”チルドレンの実態など盛りだくさんです。

2005 12 01 [01. ブログ万歳ココログ三昧, 20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2005.11.30

[ゴーログ]学生ベンチャーをお奨めします!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「ブルログ」さんが、「この問題に対処するには、これが必要だから、この需要が伸びるハズ。とか、連鎖させながら考えればいい。問題はその先。こういう漠然としたものを、企画し、いちはやく商品化する”実行力”がモノを言う」と書いていますが、まさにそのとおり。経営において、もっとも重要な能力は「実行力」です。机上の空論は百害あって一利なし――というのが厳しいビジネスの世界。だから、頭が良いだけでは成功できません。「Pure.Com」さんが講演を聞いて、「学生ベンチャー」に関するトラックバックを送ってくれました。

 やはり学生ベンチャーは経験すべしだそうです。それにはいろいろを理由があるのですが、もっとも印象に残ったのが、

たとえ失敗したとしても、学生には就職という道があり、ベンチャー経験、未経験関係なく同じスタートラインに立つことになる。だけど、経験者は未経験者より、いったん社会に出ている分、人として一歩リードしている。

ということです。学生中は自由に使える時間がほんとに多くあります。バイトに使うのもいいし、サークルに使うのいいし、いろんなことができると思います。その時間を仕事に使い、ベンチャーとしてがんばる!とやって、成功すれば、同世代の人たちよりいい生活ができるかもしれません。

でも、そんなに甘くはないのです。失敗するひとがほんとに多いのです。でも、なにも怖がることはないのです。失敗しても、気をつけていれば普通の学生です。学生中だからこそいろんな道が選択できます。その選択肢の一つとして、起業があってもいいと思います。

 私自身、日本銀行を飛び出して、起業したベンチャーですから痛切に思いますが、「起業するなら、学生時代にやってみればよかった」という気持ちはあります。ただそれは、ホリエモンのように「起業なんて簡単だよ」というノリではありません。間違いなく、ほとんどの学生ベンチャーは見事に失敗するでしょう。ホリエモンのようにウマクいく天才は、100万人に一人くらいと思ったほうがいい。
 でも、その失敗に価値があると思うのです。株式会社を自ら運営すると、「どうやってタネ銭を貯めようか?」「どうやって、不足資金を引っ張ってこようか?」「どうやって大企業に渡りをつけようか?」「どうやって、お客さまを連れてこようか?」「どうやって、お客さまの財布を開かせようか?」「どうやって安い給料で働く社員を集めようか?」「どうやって、社員のやる気を出させようか?」などなど、様々な難問に対して答えを出していかなければなりません。そして、その答えは優等生の答案ではいけないことが分かるはずです。だって、答案に答えを書いても、誰もそのとおりには動いてくれないのですから。
 起業すれば、すべての答えは「実行力」であることが痛いほど分かります。実行の伴わない「答案」が如何にむなしいものかもよく分かります。そして、大きな仕事をしたいと思ったら、如何に多くの人々による有償・無償のサポートが必要なのかが「心」に刻み込まれるはずです。
 それが十分に分かってから、その「心」を忘れずに、大企業に就職することができたなら、大企業にいることをありがたみを数十倍感じられるはずです。大企業の名前だけで、銀行がカネを貸してくれて、お客さまが集まり、社員が集まってくれる――そのありがたみを感じながら、日々の仕事がこなせるはずです。
 それができれば、いずれ「起業家」としても成功できるスーパー・ビジネスマンになれる可能性が高まるように思います。「なにをするにしても、もっとも大事すべきことは、何がやりたいのかを明確にすること、です。そして、それに基づいて行動していくこと、です。僕はそれがどんなことであってもかまわないと思っています。若いからこそどんどん挑戦すべきです」という「Pure.Com」さんの決意にエールを送りたいと思います。

2005 11 30 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2005.11.28

[ゴーログ]懇親会、皆で使えば、怖くない!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「ヤースのへんしん」さんが会計検査院の実地検査の報告について、キレのあるコメントとともに、秀逸なトラックバックを寄越してくれました。相変わらず、なかなかに読み応えがありますね。

京都労働局で、カラ出張などによる裏金で裏金5,359万円をプールし、庶務課長など経理担当者が鍵付きの引き出しなどにプール、タクシー代、懇親会費、各種団体の総会などへの祝い金として支出。「私的流用は見当たらなかった」として刑事告発は見送った。
・・・懇親会費は私的じゃないのか? 
茨城労働局の職員がコピー用紙の購入を装って約47万円の裏金を作り、同僚の歓迎会費やハイウェイカードなどに充てていた。「個人的に流用したわけでなく、一般的な横領とは言えない」という理由で、氏名や現職の公表、業務上横領容疑での刑事告訴などは見送った。
・・・これも私的じゃないの?
青森労働局で、職員の親族の名義を借用して職業相談員の履歴書などを偽造、雇用していないユウレイ職業相談員に謝礼金やカラ出張旅費などの名目で計約3,100万円を不正に支払いプールし、職員懇親のための飲食代やタクシー代などに使われていたという。「個人の着服はなかったと」して、刑事告発もしない。
・・・おいおい、それ以前の問題やろ。
徳島労働局の職員が上司の指示で、業者に虚偽の見積書と請求書を作成させ、事務用品名目で架空取引し、現金25万円を業者から受け取り、職員親睦会の費用などに利用した。裏金作りを指示した直属の上司は既に退職しているため処分できなかった。
・・・はぁ~?
今回の検査院が調査した25労働局のうち24労働局で、1,083人を処分したが、検査院は残る22労働局についても調査する予定で、処分者が増える可能性もあるらしい。
・・・こりゃあ組織的な犯罪やな。
処分内容は、懲戒処分と訓告という殆ど痛みの無いもの。そして、驚くべきは「懲戒処分となった局長のうち1人は、本省の課長クラスに栄転していた。」という事実です。
・・・どこが懲戒やねん!!

 納税者としては、「懇親会は受益者負担が基本だから(自分の食べたり飲んだりするお金は自分で払うもの!)、個人的な支出になるでは?」という「ヤースのへんしん」さんの指摘は賛同したくなりますね。「懇親会、皆で使えば、怖くない!」というのは、いただけないような気がします。

(追伸) 12月5日に金融イノベーション会議のシンポジウムがあります。私は司会をすることになっています。
ご都合のよろしい方は是非お越しください。お待ちしております。

●金融イノベーション会議 第5回シンポジウム
 【日 時】 2005年12月5日(月)14:00~17:15
     【場 所】 八重洲富士屋ホテル 櫻の間  (東京都中央区八重洲2-9-1、東京駅八重洲南口 徒歩5分)
 【全体テーマ】 非緊急情勢における金融当局および金融機関のあり方
 【プログラム】
  ■基調講演  伊藤達也 氏 (衆議院議員、前 内閣府特命担当大臣(金融))
  ■特別講演  翁百合 氏 (日本総合研究所主席研究員)
  ■パネルディスカッション
 【参加費】 金融イノベーション会議会員:無料   一般:3千円/名
 【参加申込方法】 詳細は金融イノベーション会議ホームページにて掲載
             http://www.financialweb.gr.jp/jp/homenews.pdf
  ☆「『週刊!木村剛』のブログを見て」のご参加は一般が無料になります。



2005 11 28 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2005.11.17

[ゴーログ]自然が示す真理は常に単純なのです!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「大塚晃志郎の、経営者とその家族のための健康管理と『命もうけ』の知恵」さんからは、時折、有益な健康情報をいただいています。最近、渡米されたようなんですが、「いつも米国に来て思うことは、レストランでサンドイッチを注文しても、チャイニーズ・レストランで料理をたのんでも、とにかく米国では、すべてがオーバーサイズで、皿がでかいし、量も多すぎて、1人分でも、日本の2倍から3倍の量があります。だから、食事をするたびに、半分をきっぱり割り切って残すか、2人いる場合は、1人前を2人でシェアするくらいでちょうどよい。それでも多いくらいです。もし、毎回、残さずに食べていたら、あっという間に太りますね」と書いていらっしゃいました。

本当にそのとおりです。私も、米国に3年弱暮らしたことがあったのですが、量が生半端ではありません。普通の日本人の胃袋だとまず食べ切れませんね。そこで、「大塚晃志郎の、経営者とその家族のための健康管理と『命もうけ』の知恵」さんは、「米国人の食べる量を見ていますと、こんなんじゃ病気になるのが、あたりまえじゃないの!と思わず叫びたくなるほどです。こんな食べすぎを毎日やっていたら、心臓病やがんや糖尿病にならないほうが不自然で、おかしいくらいです。米国の病気のほとんどは、ぜいたく病ですよ」と言い切っていらっしゃいます。

通常に摂っているたんぱく質、脂肪も、あきらかに過剰ですから、脂肪の摂りすぎと関係が深いといわれる大腸がん、乳がんが、非常に多いのは、当然のことじゃないか、と思います。おもしろいことに、米国型西洋的な飽食をマネしてか、そういう食習慣が入り込んできて、生活が豊かになりつつあるアジアの国々でも、米国型生活習慣病が、急増しています。日本でも、同様です。

米国で、こういう生活習慣病は問題だとして、新薬だとか、サプリだとか、ライフスタイルの改善等のプログラムが、あーだ、こーだと、また、なんでもしゃべりすぎる傾向が強い米国ではにぎやかですが、自分で勝手に自ら問題を作り出して、その解決策のリーダーシップをとろうとする、いかにも米国的な現象ではないか、と思います。まるで、ひとりでボクシングをしているボクサーみたいです。

こういう問題を解決するのは、実に簡単です。すべて米国の生活習慣の逆をやればいいのです。・・・実は、新薬もサプリも何もいりません。食べ過ぎに、さらにあれこれプラスしても、かえって過剰で無理があります。米国人にとって、一番いい治療法は、定期的な「断食」でしょうね。食べすぎ飲みすぎ(ついでに、しゃべりすぎ?)なのですから、それ以上、足し算せずに、むしろ、過剰なものを出すマイナスの発想が必要でしょう。 

 「大塚晃志郎の、経営者とその家族のための健康管理と『命もうけ』の知恵」さんは、「一般に医療の専門家たちは、こういう問題を複雑に考えすぎます。だから、いつまで議論しても、いくら研究予算をつぎ込んでも、有効な解決の方法を見出せません」と喝破していますが、医療や健康に知見のない私には、その真偽が分かりません。 でも、「自然が示す真理というものは、常に単純なのに、頭に知識を詰め込んだ人たちが、もっと問題を複雑にしてしまうような気がします」(by「大塚晃志郎の、経営者とその家族のための健康管理と『命もうけ』の知恵」さん)という分析は、経済問題にも当てはまるような気がしています。


200611

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2005.11.09

[ゴーログ] 「電車女」に耐えられない時代遅れ(?)のオジンたち

 皆さん、こんにちは。木村剛です。森田実を超えた政治評論家「カトラー」さんから、今度は社会現象をバッサリと切って捨てた珠玉のエッセーをいただきました。芸達者な人は、何を書かせても達筆ですなあぁ、羨ましい限りです。お題は「電車女」。「電車男」ではありませんよ。「電車女」です。電車の中で平気で化粧する女性のことを、「カトラー」さんは「電車女」と呼んでいるわけです。

 まあ、詳しくは「カトラー」さんのブログを熟読していただきたいんですが、私も43歳で厄年を越えたオジンのせいか、「電車女」はなんともかんともいただけません。私自身は、まったくファッションとか興味がない無粋なオジンですし、女性についてすら、「化粧なんてしなくてもいいんじゃないの」という「無粋の極み」のオジンですから、きっと「電車女」と遭遇したら、「カトラー」さんと同じようにヒイテしまうと思います。確かに、「目の遣り場に困ってしまい、目を閉じて寝たふりをして、ただこの状況をやりすごすしか術がなくなる」ということになっちゃうでしょうね。
 しかし、こうしたオジン的な発想は、「無力なマイノリティの戯言にすぎぬ」というのには、正直ビックリしました。世の中では、「人前で臆面もなくコンパクトを広げ、ファンデーションやアイシャドウ塗りたくり、まつげカールに没入する『電車女』が蔓延している」そうです。いやはやなんとも、私のように時代遅れのオジンは消え行くしかなさそうです。
 ちなみに、「平然と車内で化粧する脳 」を刊行した脳科学者の澤口俊之氏によれば、「最近の日本人で人前を気にしない『破廉恥な行動』が増えたのは、モンゴロイド日本人の『脳の進化』に逆らった生活と子育てが原因だった」と、かなり過激な主張を展開していて、要するに「恥を知らない」という分析のようなんですが、辛口の批評で知られる山形浩生氏は、「なにが恥かは、社会や文化によってちがう。電車の中で化粧をする人は、いままでの日本社会とは恥の感覚はちがうけれど、でも恥はちゃんと知っている。電車にのっていった先で会う人たちの前だと、化粧してないと恥ずかしいと思うから化粧するわけだ。それを著者は、生物学的に脳が未発達だから恥の感覚がないのだ、と決めつける。恥を知らないやつが化粧しますかいな。恥の現れ方がちがうだけだよ。ヒッピーやパンクスだって、それまでの社会常識からすれば恥知らずだけれど、別に恥という概念そのものを知らなかったわけじゃない。いまだって話は同じだ。」と反論しておられるようですね。
 私自身の感性は、「カトラー」さんに限りなく近いものでして、当該エッセーに添付掲載されている女子高生の写真(必見です)などを見せられると、さすがに眉を顰めてしまうオジン的な反応になってしまうわけです(この写真、まさかヤラセじゃないでしょうね・・・)。ということで、「電車女とは、そうした子どもたちのなれの果ての姿であって、満員電車の私の目の前にある日突然、今度はこの写真のように大勢で現れ、バックから下地クリームの入った白いチューブを取り出し、一斉に化粧を始めたらどうしようと本気で恐れている」と語る「カトラー」さんに思わず共感してしまうのでした。皆さんは、どうお感じになられますでしょうか?

(追伸)11月14日(月曜日)から、毎日(土日を含めて)、ブログ小説「ニッポン・ウーマン」を始めます!
来月発売号からの「フィナンシャルジャパン」にも掲載予定の、気鋭の経済小説作家の江上剛さんの書き下ろし小説です。「面白い」と思った方は、全編掲載されていて読みやすい、「フィナンシャルジャパン」も是非買ってくださいまし。よろしくお願い申し上げます。

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(読者の皆様へ)
全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」12月号は10月21日発売です。
今月の第1特集は、小泉政権の政策ブレーンや政局の仕掛け人に登場していただき、これまでの評価や今後の株の動きとの関連性について論じています。
また第2特集では、ハッピーリタイアメントをするための老後の自衛術について情報が満載。特集以外でもヤクルトの次期監督となる古田選手やサッカーの岡田監督のマネー論、最近流行りとなったMBOの先駆者の体験談、著名なバブル紳士が語る「バブル再燃?」の話、上場企業経営者の知られざる悩み、など盛りだくさんです。

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2005.11.02

[ゴーログ] 未上場会社の経営者は上場するまで黙って数字を達成する

 皆さん、こんにちは。木村剛です。おととい、私が会長を務めている「日本で一番小さい銀行」である日本振興銀行が中間決算を公表しました。平成17年度上期の貸出実行件数は825件。平成16年度に達成した849件に匹敵する件数を半分の期間で実行しています。10月も200件以上の貸出を実行しましたので、年間1200件という目標は、前倒して11月にもクリアすることができそうです。

 この5月から支店展開を始めておりまして、神田店・神田駅前店(5月)、秋葉原店(6月)、新宿店・西新宿店・高田馬場店(7月)、渋谷店・新橋店・錦糸町店(9月)の9拠点を5ヶ月で開店しました(おそらく日本の銀行では、拠点開設スピードの新記録だと思います)。支店長採用の進捗度合いにもよりますが、年末までにあと2~4拠点は展開したいと思っています。
 業務収益が貸出金利息を中心に増加傾向を辿っている中、保有有価証券の売却益が大きく寄与しまして、中間決算の業務純益は、▲700万円(赤字)にとどまりました。平成16年度の上期は▲10億2200万円で、下期は▲4億3300万円でしたから、それと比べれば、黒字には届かなかったものの、多少は改善してきたといえるかなぁ、とは思います。
 ちなみに、経常利益ベースでは、平成16年度上期▲12億5400万円→下期▲6億5300万円→平成17年度上期▲2億1200万円。なお、当期利益ベースでは、平成16年度上期▲12億5400万円→下期▲6億5500万円→平成17年度上期▲7600万円となりました。
 中小零細企業の現場も知らずに(日本振興銀行のお客さまの75%は10人以下の零細企業です)、いいかげんなジャーナリストたちは、日本振興銀行に関するガセネタを拾い集めて、これからも色々とツマラナイ記事を書くでしょうが、経営者としては、粛々と数字を積み重ねて、早期の黒字化を達成するだけです(メガバンクにしか情報源のない彼らは、貸出金利10~15%というミドルマーケットがないと未だに信じ切っています。中小零細企業に直接取材すれば、すぐに分かる話ですのに・・・)。
 誹謗中傷に対して言いたいことは色々とありますが、黒字になるまでは、何を説明したところで「負け犬の遠吠え」です。安定的な黒字体質をつくりあげて、上場を実現してから、「勝利者の雄叫び」をあげたいと思います。まあ、いまや押しも押されぬ東証一部の大企業になった、ソフトバンクも、HISも、パソナも、創業当初はクソミソに言われたんですから・・・。我慢、我慢。
 ただ、日本振興銀行は1500社以上に貸出を実行しており、130人以上の役職員を雇用していることだけは書いておきたいと思います。個人的には、日本人1億2000万人の0.01%に相当する約15000人の生活に、ビジネスを通じて関わっていることを密かに誇りに思っておりますが、経営者の評価は、所詮、結果の数字です。未上場会社の経営者は上場するまで黙って数字を達成する――というスタンスで、これからも粛々と臨んでいきたいと思っております。


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2005.10.31

[ゴーログ]ブログは選挙活動に使えるのか?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。事前にお伝えしておりましたように、先週27日に経済同友会の「政官討論の会」が開催されまして、選挙活動に関するネットの使用に関するアンケートを全衆議院議員に実施した結果が示されました。

 「あなたは、選挙運動においてインターネット等の使用を認めることに、賛成ですか、反対ですか?」という質問に対する答えをみますと、86%の政治家が賛成しています。それに対して、反対は2.7%、その他が8.7%です。なお、全議員480名でみると、賛成が132名(27.5%)、反対が4名(0.8%)、その他条件がついた方などは13名(2.7%)、未回答が331名(69%)となっています。
 アンケートに回答して、立場を鮮明にした衆議院議員は、以下の通りです。(敬称略)

●ネット使用に賛成(132人、五十音順)
自民党 赤池誠章、秋葉賢也、安次富修、甘利明、新井悦二、飯島夕雁、井澤京子、石崎岳、伊藤公介、伊藤達也、岩屋毅、上野賢一郎、宇野治、江﨑洋一郎、大塚拓、大野功統、小里泰弘、小野次郎、小野晋也、海部俊樹、加藤勝信、木原誠二、小杉隆、近藤基彦、櫻田義孝、塩崎恭久、篠田陽介、島村宜伸、新藤義孝、杉田元司、鈴木馨祐、鈴木馨祐、鈴木恒夫、関芳弘、薗浦健太、渡嘉敷奈緒美、平将明、高鳥修一、田中和徳、谷公一、中馬弘毅、土井真樹、中川泰宏、長崎幸太郎、中谷元、中根一幸、並木正芳、西村康稔、萩生田光一、萩原誠司、橋本岳、早川忠孝、林潤、原田義昭、平沢勝栄、福岡資麿、福田良彦、船田元、牧原秀樹、松本洋平、馬渡龍治、三原朝彦、武藤容治、茂木敏充、盛山正仁、山内康一、山崎拓、山本幸三、山本拓、吉川貴盛、吉田六左エ門、渡部篤
民主党 荒井聰、石関貴史、泉健太、枝野幸男、逢坂誠二、大畠章宏、小川淳也、奥村展三、金田誠一、川端達夫、菊田真紀子、北神圭朗、北橋健治、吉良州司、郡和子、古賀一成、後藤斎、小宮山泰子、近藤洋介、笹木竜三、鈴木克昌、仙谷由人、園田康博、田島一成、達増拓也、田村謙治、寺田学、中川正春、長浜博行、野田佳彦、原口一博、平野博文、藤村修、古川元久、細川律夫、松本大輔、松本龍、馬淵澄夫、三日月大造、三谷光男、三井辧雄、山岡賢次、山口壯、山井和則、横光克彦、吉田泉、鷲尾英一郎
社民党 阿部知子、菅野哲雄
公明党 石井啓一、大口善德、斉藤鉄夫、佐藤茂樹、谷口和史、田端正広、桝屋敬悟
共産党 佐々木憲昭
国民新党 糸川正晃、綿貫民輔
無所属 江田憲司、野田聖子


●ネット使用に反対(4名、五十音順)
自民党  臼井日出男、大前繁雄、奥野信亮、川条志嘉


●その他(13名、五十音順) 
自民党  江渡聡徳、大塚高司、大村秀章、岡部英明、近藤三津枝、佐藤勉、柴山昌彦、田中良生、福田峰之、松浪健太、山口泰明
社民党 日森文尋
公明党 福島豊


 遅ればせながら、これから回答を送ってこられる議員の先生もおりますので、アンケートはまだ腰ダメ的なものですが、数だけで言えば、議員立法ができるくらいの人数はすでに確保しております。最終集計については、改めてご報告したいと思います。なお、アンケートの詳細については、 「政官討論の会」のブログ(http://plaza.rakuten.co.jp/seikan)に掲載される予定です。

2005 10 31 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2005.10.21

[ゴーログ]仕事ができる人間は整理整頓が得意?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「オレのアイ」さんによれば、「仕事ができる人間ってのは大概整理整頓が得意な人が多いらしいです。最近薄々感じていたことなのですが、本日購入したビジネス関連のものの本にもしっかりと明言されておりました」ということのようです。

「段取り8割」なんて言うように段取り上手が仕事上手です。段取りってのは、「何をどの順番でいつどうするか?」ということだと思います。整理整頓も「何をどの順番でいつどこにしまうか?」を明確かつ的確に決めて行動することだと思うので(自分ができないので憶測です)、整理整頓が得意な人は当然段取り上手なはずです。 

そんな訳で、整理整頓が上手 = 段取り上手 = 仕事上手 という式が成り立ち、整理整頓がうまい人間は仕事もできる。という結果を導き出すことができます。

つまり人材採用は部屋がキレイか汚いかを判別できれば、「当り」の確率が上がるわけですな。もしくは、試験項目にわざと乱雑に物を配した事務所を片付ける技能試験を追加すると良いかもしれません。片付けに要した時間と片した後の見栄え&合理的な整頓かをチェックすれば、生産効率の高い人材を確保できるかもしれないです。 

 ほんまなんですかいなぁ。私の周りには、整理整頓は苦手だけど、仕事は滅茶苦茶できるという人間も仰山おりますので、一般論として展開できるかどうかについては自信がありません。ただ、頭の整理整頓ができない人は、仕事ができないということだけは事実だろうと思います。

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(読者の皆様へ)
全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」12月号は10月21日発売です。
今月の第1特集は、小泉政権の政策ブレーンや政局の仕掛け人に登場していただき、これまでの評価や今後の株の動きとの関連性について論じています。
また第2特集では、ハッピーリタイアメントをするための老後の自衛術について情報が満載。特集以外でもヤクルトの次期監督となる古田選手やサッカーの岡田監督のマネー論、最近流行りとなったMBOの先駆者の体験談、著名なバブル紳士が語る「バブル再燃?」の話、上場企業経営者の知られざる悩み、など盛りだくさんです。



2005 10 21 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2005.10.19

[ゴーログ]ネットを選挙活動に利用することに反対するのはどの政治家か?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「ネット社会、その光と闇を追う」さんが「公選法は抜本改革を迫られています」と指摘しているように、旧態依然とした公職選挙法はこの際抜本的に改革する必要があります。少なくとも、インターネットを選挙活動に使用することぐらいは解禁すべきです。そこで、松井道夫・松井証券社長が委員長を務める経済同友会の「政官討論の会」では、全衆議院議員にアンケートを実施しました。その内容は、以下のとおりです。

問1:あなたは、選挙運動においてインターネット等の使用を認めることに、賛成ですか、反対ですか?該当する選択肢に○をお付けください。

  1. 賛成
  2. 反対
  3. その他(          )

問2:その理由をお答えください。 

 そのアンケート結果を元に、10月27日には、「IT選挙推進協議会」の代表を務める北川正恭・早稲田大学大学院教授や政治家・官僚を招いて討論会を開催する予定です。このゴーログでも、個々の政治家のうち、誰が賛成して、誰が反対したか、そして誰がノーコメントだったかを、実名ですべて公表したいと考えています。
 ちなみに、「民主党参議院議員ふじすえ健三」さんは、「木村剛さんのblogでふれられていた北川正恭IT選挙推進協議会、ぜひ参加したいですね。民主党のためということだけではなく、有権者の方々にどんどん政治に興味を持ってもらい、参加してもらうためにも積極的にblogを活用するような状況が来てほしいですから」と応えてくれました。「アリーチェの独り言」さんは「政治家がブログをやるべきだというのは、・・・大賛成です。政治家という連中が何を考えているのか、どういう情報に当たってどういう判断をしているのか、っていうのが分かるといいですよね」とサポートしてくれました。
 果てさて、どのような結果が出るでしょうか。
 ネット利用に反対の議員は、次の選挙で落選させましょう。
 アンケート結果をお楽しみにお待ちください。

2005 10 19 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2005.10.14

[ゴーログ]民主党はネット戦略くらい自民党に勝ってみたら・・・?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「兄やんの一言モノ申す」さんによれば、民主党の前原代表がブログを始めるということのようです。私は、マニフェストの提唱者として知られている北川正恭前三重県知事が代表を務める「IT選挙推進協議会」のメンバーの一人でもありますので、大賛成したいと思います(IT選挙推進協議会は、じつは動き始めています。いずれ近いうちに活動内容をお知らせしたいと思いますので、しばしお待ちください)。ただし、「兄やんの一言モノ申す」さんは冷静です。「党内からは『中身が伴わないと、すぐに飽きられてしまう』と冷ややかな声も出ている」という一文に関して、「非常に気になった」として書いてくれました。

ハッキリ言って、議員はブログをやるべきです。
それは、自分達のメッセージを伝えるだけではなく、その議員の仕事振りも読めてくるからです。 
内容のない記事を書くような議員なら、必要のない議員だと判断されるべきだし、有権者にとっても、目立たない議員でも、彼らが何をやっているかが分かるの。党内から「内容が伴わないと飽きられる」という批判めいたコメントが出てきたということに対して、非常に落胆した。
民主党は生まれ変わっていくハズなのにも関わらず、こんなことでは先が思いやられる。
今の民主党が、党首である前原さんの足を引っ張るようなことをしていては、民主党はいち野党に成り下がることもあり得る。
こんな発言をしたのは誰なのか、明確にして欲しいものである。 
民主党としては、ブログだけではなく、もっとインターネットを大いに活用する必要があるだろう。
兄やんの個人的な考えでは、全員に最低限ブログを開設させ、もっとネットに触れさせる必要があると思う。
政府としてもウイルス対策に取り組んでいない、ということから考えても、インターネットを過小評価しているとしか思えない。過小評価なのか、既得権業者へ無駄金をまわすためにあえて取り組んでいないのかは分からないが・・・。 
自民党も、すべてがしっかりと取り組んでいるとは言い切れないだけに、民主党は、党をあげてブログに取り組み、ネット強者をアピールしていく必要があるだろう。


 それにしても気になるのは、「兄やんの一言モノ申す」さんによる以下のご指摘ですね。なんとインターネットに対する対応において、民主党が自民党に負けているというのです。もし、それが事実であるとするならば、前原代表はまずもって、本格的な「改革派」として、自民党に負けないネット戦略を打ち立てて、実現していくべきなのではないでしょうか。

 民主党のメルマガは少し考えなくてはいけない。民主党のHPを見て、メルマガ登録への誘導の扱いも小さく、必要入力情報を見ても、個人情報を入力しなければならず、面倒である。一方、小泉内閣のメルマガを見てみると、必要入力情報が少なく、簡単にできるようになっている。そして、結構な数の読者数になっている。自民党のHPを見ても、メニューバーのタブの部分にメルマガ登録ページへ誘導できるようになってある。こういったことから考えても、現状では民主党はネット活用という点では、自民党に完全に負けている。

 ネット活動を活性化していくならば、勉強の意味を兼ねて、ブログをやっていくべきです。当ブログにもコメントを寄せてくれている渋谷区議会議員の鈴木けんぽうさんのように、ライブドアなどの無料サービスを使ってやるのも、無駄な経費を省いているというイメージを作るのにはいいでしょう。また、党としての統一感を出すために、MT(Movable Type)でそれぞれのブログを党で一括管理するのもいいでしょう。どちらにせよ、民主党には、ネット戦略について言うなら、先にもっと勉強する必要があると思います。

2005 10 14 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2005.09.28

[ゴーログ]キレル小学生の教育は親の責任です!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「イッシぃーblog.com」さんが、「今日(9/23)の朝刊に結構びっくりする記事が載っていた」ということで、『キレル小学生激増!』というトラックバックを寄越してくれました。「暴力事件の8割は中学勢が占めているものの、その%は減少傾向にあり、逆に小学生が起こす『対教師』の暴力が激増している」ようですが、その理由として新聞は、『核家族化の影響で絶対的にお付き合いをする人数が減る一方でコミニュケーションの能力がつかないうちに小学校に登校する⇒我慢する事や、自分を表せない児童が増えているのではないか?』という解説をしているとか。

 「イッシぃーblog.com」さんは、「見直しが叫ばれる『ゆとり教育』がスタートし、一定の時間が過ぎた今その結果が少しずつ現れ始めてきているのではないだろうか?『詰め込み式』の教育からの移行はいい判断だったかもしれないが、『心の教育』まで疎かになってしまっては子供の人格を形成する大事な時期をごっそり失う事になりかねない」と指摘していますが、私は多少旧い世代のせいか、

 そりゃ、あんた、親のしつけの問題でしょ!

 とついつい叫びたくなります。だから、「本当の教育とは何なのか? 学校だけの現場だけでなく、国の将来を見据え百家争鳴な議論が必要なのではないだろうか? 教育に失敗は許されない」という主張に対しても、「まぁ、そりゃぁ、マクロ的にみると、そうかもしんないし、日本全体の問題としてはそうなんだけどさぁ・・・」と前置きしながらも、

 そりゃ、あんた、親のしつけの問題でしょ!

 とやっぱり叫びたくなるんですな(旧い考えでスイマセン)。個人的には、極めて異常な体罰に対する嫌悪感から、教師が小学生に対してまで凛とした態度で接することができなくなり、教師が攻撃を決して仕掛けてこないと舐めきった小学生がワガママを言っているとしか思えないわけです(やっぱり、旧い考えでスイマセン)。
 ちなみに我が家は、我が子の教育には「体罰あり」という基本方針で臨んでおりまして、教師による我が子に対する体罰もOKです。万が一、教師が我が子に対して体罰をした場合には、親として教師に謝罪することこそあったとしても、体罰をふるった教師を訴えるなどということは考えも及びません。
 社会人の常識もわきまえず、自立するだけの経済力ももたない小学生が、一応社会人の教師に楯突くなぞ20年早いのであって、ゴーログ「長崎佐世保事件と室井佑月さんと木村家の教育方針」(2004.7.1)で書いたように、そういう子どもたちには頑固親父の鉄拳制裁しかありません。それが「愛の鞭」というものです。ただ、社会人として先輩である教師の方にもしゃんとしてもらいたいものです(残念ながら、ヒドイ教師もいますからねぇ)。
 久し振りに、ジャンバラヤにもトラックバックしておきます。

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(読者の皆さまへ)全国有力書店におきまして、「フィナンシャル ジャパン」11月号は9月21日発売です。
お得な定期購読をご希望される方はこちらでお申込みいただけます。
今月号の目玉は何と言っても、編集長木村剛の最新著書「最新版 投資戦略の発想法」の実戦編を書き記した第1特集です。1億円の資産形成を目指すための基本知識が満載です。
第2特集は、ベストセラー「きっとよくなる!」で有名な本田健さん主宰の「億万長者入門コース」。幸せな資産家になりたい方は必見です。
経済面については、「バブル再燃!?」をお読みください。大量の資金が動き出した現状を確認できるでしょう。
そのほか、野村克也シダックス監督のマネー論や西武グループの行方、はてまた孤島購入のすすめなど、他のマネー誌には載っていない本誌ならではの情報が満載です。

2005 09 28 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2005.09.23

[ゴーログ]メッセージなき政治家は、シュートの打てないセンターフォワードである!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。やはり今回の選挙を総括するに際しては、森田実を超えた政治評論家である「カトラー」さんにお願いせねばなりますまい。「小泉、自民党が歴史的な勝利をおさめた。・・・今回の選挙戦は、『小泉劇場』という言葉に象徴されるように、全てが小泉ペースで展開した。このブログでも、小泉が今回の総選挙を通じて発している強いメッセージに対抗するためには、民主党自身が、与党が提出している民営化法案を凌駕するような強い政策メッセージを打ち出さなくては勝てないと指摘した。だが、民主党は、この問題を甘く見ていたふしがある」と警告する「カトラー」さんの言説に耳を傾けましょう。

小泉が今回の衆院選を「郵政民営化が是か非かを国民に問う選挙である」と規定したのに対し、民主党は「政権交代を問うもの」であり「郵政以外にもっと大切な問題がある」と争点をずらそうとした。有権者の目に映ったものは、民主党が、結局のところ「とにかく権力がほしい」といっているだけなのに対して、小泉が「殺されてもかまわない、郵政民営化をやらせてほしい」と訴える姿だった。「命がけでやるべきことがある」という訴えと「権力がほしい」という言葉では、メッセージとしてどちらに説得力があったかは言うまでもなく明らかである。

メッセージが先行する小泉型の政治の形、いわゆる小泉的手法が、ポピュリズム(人気取り)であり、独裁者的であると自民党の造反議員や民主党なども非難を集中させていたが、そもそも政治家の価値とは、まず「言葉」(メッセージ)によって決まることを忘れている。逆に、反小泉の立場をとった輩の言葉には、小泉に対するうらみ、つらみや非難ばかりが目立ち、「小泉憎し」というワラ人形を取り上げたら一体、彼らの言葉には実体として何が残っただろうか。 

 小泉的手法をポピュリズムであるとか、「ワン・ワード・ポリティクス」であると揶揄して、高みから批判することは容易いことです。しかし、その「ワン・ワード・ポリティクス」が有効であるとするならば、その手法を用いないことはプロフェッショナルとしては怠慢にすぎるでしょう。それは、ロナウジーニョ(スペイン・バルセロナのサッカー選手、ブラジル代表)のトリッキーなラストパスで1-0で負けたチームが負けた後で、「あのパスはトリッキーすぎるから反則だ」と喚きたてている様に似ています。
 現実問題として、政治家を「言葉」(メッセージ)で評価しないとするなら、何を以って、評価せよと言うのでしょうか。「言葉」なき政治家は、シュートの打てないセンターフォワードです(富山出身の柳澤選手のことを言っているのではありません。念のため)。
 その点を突いて、「カトラー」さんは、「大敗の憂き目にあった民主党で、今回の敗北を象徴していると考えられるのが、川端幹事長である」として、民主党の前幹事長であった川端達夫氏を見事に切って捨てていました。 

日本中のメディアが選挙報道一色になっていた中で、野党第一党の幹事長という要職をつとめながら、これだけ存在感の無い人物も珍しい。自民党の大勝と民主党の敗色が濃厚となった時点でNHKが各党の幹事長をインタビューしていたが、そこで川端達夫なる人物の肉声を初めて聞いた。 
川端曰く「小泉首相のメッセージに負けた」。・・・
呆れてものが言えないとはこのことだ。小泉のメッセージ力が脅威であることがわかっていたなら、幹事長としてまず自らがメディアに身を晒して、とにかくメッセージを発信すべきであった。それもせずして、小泉に負けたとしゃあしゃあと敗因分析して見せることは敵前逃亡にも等しい。

小泉劇場で一人芝居を演じて見せた小泉純一郎も、学生時代は寡黙な青年で、政治家としてスタートしてからも演説下手で周りから顰蹙をかっていたという。しかし、その小泉青年は、その後どのような努力をしたのか知らないが、とにかく「言葉」を磨き、独裁者と揶揄されるまでに言葉を巧みに操る政治家となった。川端や民主党が見習うべきは、小泉のこうした真面目さだ。


 是非、前原誠司民主党代表には、小泉首相の「真面目さ」に学んでいただいて、メッセージ力を磨いていただき、シュートの打てるセンターフォワード、否、ハットトリックのできる得点王になっていただきたいものです。

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経済面については、「バブル再燃!?」をお読みください。大量の資金が動き出した現状を確認できるでしょう。
そのほか、野村克也シダックス監督のマネー論や西武グループの行方、はてまた孤島購入のすすめなど、他のマネー誌には載っていない本誌ならではの情報が満載です。

2005 09 23 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2005.09.22

[ゴーログ]政権交代のチャンスは増した!:前原民主党頑張れ!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「なんで屋-驀進劇-」さんから、今回の選挙結果について興味深い分析が紹介されています。孫引きになりますが、「るいネット」の阪本さんの分析は一読の価値がありますね。まずは、比例区における得票数の分析です。

●衆院党派別得票数(比例代表)
    議席  得票数
自民  77 2389万
民主  61 2104万
公明  23  899万
共産   9  492万
社民   6  372万
国民   2  118万
日本   1  164万
大地   1   43万
合計 180 6781万

与党 100 3488万(51%)
野党  80 3294万(49%)
合計 180 6781万 

 阪本さんは、「ほとんど、与党、野党の得票数は拮抗していることがわかる。しかし、得票数を議席数に配分される過程で、5分5分の数字が与党多数になってしまったのだ」と指摘してくれています。同様に、小選挙区も分析しているのですが、これもなかなかに味わい深い数字です。


●衆院党派別得票数(選挙区
    議席  得票数
自民 219 3252万
民主  52 2480万
公明   8   98万
共産   0  494万
社民   1  100万
国民   2   43万
日本   0   14万
大地   0
諸派   0    2万
無所属 18  324万
合計 300 6807万
与党 227 3350万(49%)
野党  55 3133万(46%)
無所属 18  324万( 5%)
合計 300 6807万


 阪本さんは、「得票数と獲得議席数のアンバランスは、比例よりもひどい。与党の得票数は半数に満たないのに、獲得議席数は4分の3を越える。気の毒なのが、共産党で、500万票を集めながら、獲得議席はゼロ。得票数が5分の1の公明党が、8議席を集めているのに比べれば、いかに不公平かがわかる」と指摘した上で、以下のように、結論付けています。

明らかなのは、庶民の半分は「反小泉」だ、ということである。自民は、決して過半数の支持など受けていないし、庶民の意識は「圧勝」とは程遠い。・・・なのに、一部の政治集団が、国政を牛耳ることになる。今回の選挙の結果は、はっきりいって、制度の生んだ「数字のマジック」そのものである。こんな裏事情を知っているはずのマスコミの「与党圧勝」報道は、60年前の大本営発表と同じものだと、庶民は心得ていたほうがよいのではないだろうか。

 さらに、「なんで屋-驀進劇-」さんは、NPO(非営利組織)「ライツ」(東京都港区)が主催する、未成年模擬投票のブログによる結果を紹介して、「実際の選挙結果で与党(自公連立)で合計51.43%に対して、子供達の選挙結果では与党の合計44.1%にしか満たない。過半は野党で、小泉政権不支持! 野党の得票割合が、実際の選挙結果よりも軒並み上がっている。・・・『子供達の方がまともに社会探索している』ということであろう」と総括していらっしゃいます。

○投票結果 比例代表
      未成年        実際の選挙結果
 自民  2200票(36.4%)   38.18%
 公明   464票(7.61%)   13.25%
 民主  1960票(32.14%)  31.02%
 共産   741票(12.15%)   7.25%
 社民   508票(8.33%)    5.49%
 日本   130票(2.13%)    2.42%
 国民   24票(0.39%)    1.74%
 大地   52票(0.85%)    0.64%

 私自身は、これらの結果を見ても、「なんで屋-驀進劇-」さんのように、「庶民の半分は『反小泉』だという事実である。そして、社会に目を向けた子供社会では、半分以上も『反小泉』だという事実である」というところまで結論付けることは出来ません。ただ、冷静に数字を眺めれば、風さえ吹いていたならば、2~3%の投票が民主党へと流れていたならば、民主党が政権奪取をするチャンスは十分にあった、ということを示していると思います。
 そういう風に見れば、今回の惨敗を嘆くばかりでもないという事実を認識することができます。ピンチはチャンスなり。是非、寅年生まれで同じ年の前原誠司民主党代表には、頑張っていただきたいと願っています。


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経済面については、「バブル再燃!?」をお読みください。大量の資金が動き出した現状を確認できるでしょう。
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2005 09 22 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2005.09.19

[ゴーログ] 選挙のときも大事ですが、選挙の後はもっと大事です

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「Espresso Diary」さんによれば、「たった1割の人の行動が東京の民主党を沈没させているのです。・・・全国的に見ても、やはり1割くらいの人が自民の圧勝を作り出しているのです」ということのようですが、「grounder」さんが「新しい自民党が作られる?中、更に新しい民主党も作るチャンスですぞ! ことわざでもあるでしょ、いろいろ。ピンチの後にチャンスあり…」と言っているように、新生民主党にも頑張っていただきたいものです。

 小泉自民党大勝の余韻さめやらぬ今日この頃ですが、そういうときだからこそ、と警告を発するブログがこのところ目立ってきました。たとえば、「日記はこれから書かれるところです」さんは、「彼らが自由なのは、議員を選挙する間だけのことで、議員が選ばれるやいなや奴隷となり、無に帰してしまう」という警句を発しています。

 普通選挙制があれば民主主義だと考えるおめでたい輩は多くいて、それが「選挙へ行こう」なんて言説を生み出していたんだと思うが、民主主義エートスを持った者たちには、選挙後にこそやるべきことがある。

 政治は、選挙のときだけじゃない。むしろ、日々の生活において、どのような社会が良いのかを、生活の場から探っていくことが大切なはずだ。それこそ民主主義のエートスであると思われる。メディア(俺はブログも含めたい)には、しっかりと世論言説を作り出していってほしい。

 昨日、IT選挙推進協議会の代表を務めている北川正恭早稲田大学大学院教授とお話しし、9月9日のゴーログ「IT選挙推進協議会で公職選挙法を改正しよう!」にトラックバックが100件近く来たということを報告しましたら、「よ~し、やっぱりネットを選挙運動に使えるようにせんとあかんな」ということで、実現に向けて動き始めようということで合意しました。
 ときあたかも、9月14日に最高裁で海外に住む日本人の選挙権を認める判決がでて、次の通常国会で公職選挙法を改正する運びとなっていますから、大チャンス到来です。小泉首相も「最高裁判決なので対応しないといけない。(法改正は)次の選挙までにやらなければならない」と表明しています。ということで、是非、皆さん、北川正恭IT選挙推進協議会代表が本格的に動き始めたときには、力強いご声援をお願いいたします。
 北川正恭、北川正恭を、何卒よろしくお願い申し上げます・・・
 ブログを選挙活動で使えるように努力している北川でございます・・・
 あっ、選挙カーの連呼みたいになってしまった・・・

2005 09 19 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2005.09.14

[ゴーログ] 記者会見における小泉首相への質問を振り返ってみる

 皆さん、こんにちは。木村剛です。宴の喧騒がようやく落ち着きつつありますが、冷静に今回の選挙を振り返ってみたいと思って、トラックバックを読み返しておりましたら、「為替王」さんの8月30日のエントリーが目に止まりました。8月29日、日本記者クラブにおいて実施された各党党首の討論・質疑応答に関する記事です。

 テレビ報道を見ていた私が一番驚いたのは、記者が党首に投げかける質問の内容とその姿勢です。記者たちのとても高圧的で態度の悪いものの言い方にぎょっとしました。なぜか記者たちはものすごく偉そうでした。あんな聞き方をされては、党首たちは真面目に答える気をなくしてしまうんじゃないかと心配しました。国民のために党首の考えを聞いたり、本音を引き出したりする絶好の場であるはずなのに・・・。加えて、記者たちの質問内容があまりに稚拙であり、私たち国民が聞きたいことと乖離があると感じられたことが私は残念です。

 その後に「為替王」さんは、記者の質問に対して、<その記者に私が質問したいこと>として適切なコメントを付しています。小泉自民党が大勝した今となっては、それこそ「だから、どうしたの」という質問だったことが改めて認識されます。

<記者の質問1>
「首相は衆院選の党公認に関して非情な対応をして“刺客”問題が話題になっている。心は痛まなかったか?」
<その記者に私が質問したいこと>
“刺客”と表現して過剰反応しているのは、あんた達マスコミだけではないか?「心は痛んでいる」あるいは「心は痛んでいない」という回答を得て、一体どうなるのか? その情報は私たち国民にとって有益なのか?有益だと思っているのか? 

<記者の質問2>
「自民党内で反対が出たのは、自らの責任問題ではないか?理解を求める努力が足りなかったのではないか?」
<その記者に私が質問したいこと>
政治家同士の“理解”とか“努力”とかいうものが政治不信の根源ではないか?小泉首相が自民党内の“ご理解”を求めて“ご努力”されたとして、その結果まとまった法案はいつものように玉虫色にならないか?それが国民にとって良いと思うのか?

<記者の質問3>
「衆院選後に与党が過半数を維持したとしても、構成が変わっていない参院でまた法案が否決されたらまた解散するのか?首相の基本的な民主主義観をうかがっている。首相自身が納得するまで解散をし続けるのか?」
<その記者に私が質問したいこと>
首相の民主主義観を今聞きたいか? 党首の民主主義観など今本当に国民が知りたいことなのか?なにか使命感でもあるのか?

 実際、テレビでの政治評論家たち(政局評論家?)の解説も、何となくズレていたように感じましたが、今後の選挙においては、こういう記者たちよりも、以下のコメントを書き記した「為替王」さんに、庶民を代表して質問していただいたほうがよいのではないでしょうか。

日本記者クラブで記者が党首に対して行った質問内容とその態度は、党首に質問するというよりはむしろ・・・、記者たちが自分の意見を言い放ってスッキリすること、願わくば党首を論破することが目的であるかのような錯覚を覚えました。マスコミが、国民の聞きたいこと・言いたいことを代弁できない、国民・視聴者のニーズを把握できない、把握する能力がない、という現状がとても気がかりです。

「今回の解散は、解散権の乱用ではないか」という質問をする記者がいる一方で、小泉首相に敵対する岡田さんまでが(別の質問に対してですが)「解散の権限は首相にあるから異論を唱えるものではない」と、あっさり答えた現状に、日本記者クラブの記者のレベルが象徴されていると思いました。

2005 09 14 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2005.09.12

[ゴーログ] AAPが小泉自民党の圧勝を産んだ?!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。結果的に小泉自民党の大勝利に終わった今回の選挙でしたが、それを予見していたブロガーがいました――「小福のへりくつ」さんです。「小福のへりくつ」さんは、小泉総理の強みを「AAP」=「アホ・アホ・パワー」だと分析しています。AAPとは、「アホ・アホ・パワー」の頭文字を取ったコトバで、ウルフルズが作った名言。ここで言う「アホ」とは、いい意味での「アホ」、褒めコトバに近い「アホ」である、ということのようです。

アホほど強いものはない。それを証明したのが、時の人、小泉首相なのではなかろうか。解散騒動があってから、よく、「小泉首相のシナリオ」という言葉を目にする。小泉首相のシナリオ通りに事は動いている、そういうイメージで使われていることが多い。もし、その通り、小泉首相がこの一連の騒動を想定内として考えていたのであれば、ものすごく頭のいい男であると言えるだろう。

だけど、私はやはり、小泉首相はアホなのではないかと思う。もちろん、いい意味で。AAP=アホアホパワーが、小泉首相を突き動かしているのではないか。・・・今ほど、政治がドラマティックで面白い時はない。まさかの解散、まさかの支持率UP、まさかのホリエモン出馬・・・。この一連の現象は、「仕組まれたシナリオ」にしては、あまりにも鮮やかすぎ、あまりにも美しすぎるストーリー展開である。このストーリーを狙って、小泉首相が行動していたとすれば、なんとなく神への冒涜に近い感じがする。それくらい鮮やかなストーリーだと思う。

 確かに振り返ってみると、あまりにも鮮やか過ぎる展開でした。中でも、解散のときの首相会見は政治史上に残るくらいの出来で、鬼気迫る形相にオーラを感じたものです。「殺されたっていい」「ガリレオガリレイは・・・」というほとばしる言葉の矢尻に魅せられて、ウチのカミさんなんかは、これまで比例区も小選挙区も民主党に投票していたのを、はじめて自民党に変えたぐらいなんですから・・・。

もし、小泉首相が「狙って」いたとすれば、あれだけの行動力は出なかっただろう。がむしゃらな決断、行動というものは、頭の中を真っ白にしなければ出てこないものだ。だから、解散を決めたあの瞬間は、小泉首相は何も考えていなかったと思う。つまり、アホだったのだ。

もちろん、それまで長い間、首相は考え抜いたのだろうとも思う。法案が作成され、衆院を通って参院で否決され、解散に至るまで、首相は脳細胞のイッコイッコを総動員して、考えに考え抜いたのだろう。一日24時間×60分×60秒、1秒たりとも気を抜くことがないくらいに、考え悩みまくったに違いない。だからこそ、行動に移すときはアホになれたのではないか。これは、行動力、実行力のある人に共通する人格だと思う。偉大な事を成し遂げる人には、極限まで考え抜いて、最後にアホになる、そういうタイプが多い。

 経営者にも、そういうタイプは多いと思います。毎日毎日、毎時間24時間考え抜いていると、その極限の状態でフッと思いつく経営判断に社運を賭けて突き進んでいく――というパターンは少なからずあるものです。私自身、「経営者は阿呆(良い意味で・・・)でないと務まらない」と思うことがたびたびあります。「小福のへりくつ」さんの分析は続きます。

何しろアホなんだから、何を言っても通用しない。森前首相の説得も、マスコミの批判もまったく役に立たない。理屈が通らない、それがAAP=アホアホパワーなのだから。アホであるということは、何があっても動じないということでもあるのだ。つまり、アホになれる器であることが、偉大なリーダーの条件なのである。

民主党の岡田代表が、小泉首相に劣るとすると、このアホアホパワーが感じられないことが大きな要因の一つなのではないか。なんか、彼は頭よすぎる感じがするモンね。最初から最後まで、四の五の考えていそう。岡田代表が、小泉首相と対等に戦うためには、もう少しアホになる必要があると思う。今の時代、求められるリーダー像は、理屈じゃなく、行動力のある人だ。そして、行動力の源とは、AAP(アホアホパワー)なのである。

AAP(アホアホパワー)万歳!! 

 改革を為し遂げるためには、日本にもっと「アホ=阿呆」がたくさん必要なのだろうと思います。私も「小福のへりくつ」さんの掛け声に、唱和したいと思います・・・AAP万々歳!!!


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2005.09.09

[ゴーログ] IT選挙推進協議会で公職選挙法を改正しよう!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。このところ書き続けているように、私は公職選挙法を改正して、正々堂々とブログで選挙運動を行うことを全面的に解禁すべき、という考えを持っております。そして、改正されるまでの当分の間については、今週月曜日にUPした「公職選挙法に抵触しないブログ活用のために」で記したガイドラインに沿って、「合法」の評論を広く喚起していきたいと思っております。

 そういうことを、とある昼食会で今週水曜日に話しておりましたら、「だったら、そういう運動を起こしてしまえばいい」と叫び始めた人が居まして、「一体誰?」と思ったら、「マニフェストの仕掛け人」である北川正恭早稲田大学大学院教授ではありませんか。バリバリの改革派知事(前三重県知事)として名を馳せた「政治システムの改革論者」です。公職選挙法は、わが国の屋台骨を形成している法律なので、「この法律を変えればこの国が一変する」とまで断言します。
 そういう盛り上がりの中で、「ネットでの選挙活動で捕まったら、ヒーローになるんじゃないか?」とか、「ヒーローになっても、社長が捕まったら洒落になんねえだろ」とか、「こういう変な法律は、皆で一斉に違反しちゃえばいいんだよ。捕まえられるもんなら、捕まえてみろってんだ!」とか、「でも、この国は本当に逮捕しちゃうからなぁ」などと勇ましい声や醒めた声があちこちで挙がり始めました。
 その中でも、一際大きな声で改革論を唱えていたのが、松井証券の松井道夫社長。その隣で「いまどきネットを使えないなんて、皆おかしいと思っていますよ」と述べていたのが、サイバーエージェントの藤田晋社長でした。
ということで、急遽、下記のような組織を立ち上げることとなりました?! 

名 称:IT選挙推進協議会(仮称)
発起人:北川正恭 早稲田大学大学院教授(代表)
     松井道夫 松井証券社長
     藤田 晋 サイバーエージェント社長
     木村 剛 フィナンシャルジャパン編集長
目 的:公職選挙法を改正し、インターネットを選挙運動に活用することを可能にするための諸活動を行う

 ご賛同いただけるブロガーの方は、熱いトラックバックをいただければ幸いです。かなりの盛り上がりをみせるようであれば、北川氏は「マニフェスト」と同等の情熱を注いで、この活動に尽力すると言っております。皆さまのご支援とご協力をお願い申し上げます。


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2005.09.07

[ゴーログ]山本一太議員は公職選挙法違反か?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「創難駄クリキンディーズ2004福岡」さんから「お構い無しに、今回の選挙について、『私は誰々(○○党)を支持する』とかネットに書きまくってる方もいらっしゃるようです。そういう方は、『ちょうちんは良くて、ブログはダメなのか?(by 木村剛氏)』問題について全く無知なのか、それとも敢えて悪法破りにチャレンジして問題提起をしようと目論んでいるかのどちらかだろうと察するわけですが、この人の場合はドウなんでしょうかね?」というトラックバックをいただきました。

 「創難駄クリキンディーズ2004福岡」さんがいう「この人」というのは、テレビでもお馴染みの山本一太自由民主党参議院議員のことです。HPは「山本一太 シンプルメッセージ 国政報告 気分はいつも直滑降」で、小気味良い日記を毎日のように更新していらっしゃいます。

連日熱心に選挙運動の報告を更新、一日三回もupすることも珍しくないようですが、公示日過ぎても更新しまくり状態はドウなんでしょうかね? 今やってる選挙は衆議院で、この人は参議院議員だからOKでしょ、ってワケにはいきませんよね。特定の政党や候補者と関係の無い人でも、内容によっては公選法に触れるおそれがあるらしいって、最近話題になってますからね。この人、バリバリの関係者ですもんね。・・・

悪法破りで問題提起をしようと目論んでいる人もいるだろう、って書きましたが、それは国会議員がやっちゃ駄目ですからね。立法府の人が、「悪い法律なんてシカトしちゃえ」じゃあ、示しがつきませんもん。・・・先日、自民党は民主党のHPにイチャモンつけてましたもんね、そんなことも知らなくって、某巨大政党の“遊説局長”は勤まらないでしょう。


 私個人は、「立法府に属する議員であっても、誤った法律解釈にチャレンジするのはあり」だと思っています。特にこんなに旧態依然とした法律のままで、しかも、ほとんどが曖昧な法律解釈の問題で、何も出来ないというのは異常です――確かに、「だったら、法改正しろよ!」というのが本筋ではありますが・・・。
 私がみるところ、山本一太議員は確信犯ですね。9月3日の直滑降レポートに以下のように書いていますから・・・。もうそろそろ、「ネットは公職選挙法違反の恐れがある」という茶番劇を止める時期にきていると思うのは、私だけでしょうか。


選挙公示後も更新を続けているこの「直滑降レポート」が、某政党の政策責任者からマークされているらしい。・・・公示前の「応援ツアー日記」でも、特定の政治家への投票を呼びかけるようなことはしていない。公示後は、特定の候補者の名前さえ、書かないようにしている。しかも、政治家個人の活動日誌だ。問題になるはずがない。


そんなことを考えていたら、某候補者(前衆院議員)が・・・メッセージを送ってきた。この候補者のHPレポート・・・は、政界で最も「過激」だと言われている。(笑)ネットの世界では、すでにカッコたる地位を確立している。「直滑降レポート」の目標は、このHPの発信力に追いつくことだ。・・・某候補からの伝言は次のような中身だった。


「一太さんに心配ないと伝えて欲しい。オレなんて、前回の参院選挙の最中もどんどん更新していた。特定の候補者の名前は書かなかったけど、思ったことをガンガン載せていた。それでお咎めがなかったんだから、あの内容なら大丈夫に決まっている。」

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2005.09.06

[ゴーログ]週刊誌の現状を黙認するのなら、ブログも認めろ?!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「イッシぃーblog.com」さんが、「今日は選挙のときに判断基準にとなる報道機関から出される情報と質について考えます。・・・週刊誌に書かれるあの内容には『必要なものなの?』と思ってしまう記事が大半です。不倫メールがどうした・・・とか・・・誰と誰が密会・・・・とか、『だから?』と言う感じです。まあ、火の無いところには・・・・とは言いますから『0』ではないとは言っても『いらない』気がしてなりません」というトラックバックを寄せてくれました。

 私も全く同感です。
 その中でも、9月8日号の週刊文春におけるトップ記事「佐藤ゆかり『不倫メール』500通」はあんまりなんじゃないかと感じます。私自身は、佐藤ゆかり氏と面識もなく、彼女の政治家としての資質については、良いとも悪いとも判断する材料を持たない観客の一人にすぎませんが、この時期に「不倫」をネタにした報道を撒き散らすのは、「虚偽の事項を記載し又は事実を歪曲して記載する等表現の自由を濫用して選挙の公正を害してはならない」という公職選挙法第148条の精神に限りなく抵触するような気がします。
 無論、週刊文春は、「虚偽の事項を記載したわけではなく、事実も歪曲してもいない」と言い張るのでしょうが、「会う回数を重ねていくうちに二人は肉体関係を持つに至った」とか、「A氏は彼女の男性関係を聞き出そうとして、トキにはカマをかけた質問をメールで送りつけもした。そしてついに、彼女の住むマンションに別の男性B氏が同棲している事実を知る」など、ほとんどのネタモトは佐藤ゆかり氏に振られた不倫男B氏の証言にすぎません。仮に、モーションをかけたB氏が振られた腹いせにやった狂言であったとしたら、完全なでっち上げになってしまいます。
 でも、もしも、佐藤ゆかり氏が週刊文春を公職選挙法違反で週刊文春を訴えたところで、文春側は情報源の秘匿という名目でB氏の素性を明かしませんし、仮に佐藤氏がB氏の素性を明らかにした上で裁判したとしても、B氏から有利な証言を引き出すことは難しいでしょう。要するに、週刊文春は自らは叩かれることなく、思う存分佐藤ゆかり氏をぶん殴れるわけです。
 これは本当にフェアなのでしょうか。
 無論、週刊文春は物書きのプロです。この批判記事の中でも、ちゃっかり「男女関係のことゆえ、佐藤氏とA氏のどちらに非があるかは、判断のしようがないが、結果として佐藤氏はA氏の家庭を崩壊させる原因を作ったことになる」とか「二人の男性との不倫という事実について、佐藤氏はプライバシーの範囲内というのかもしれない。もちろん二人の男性に非がないとは言い切れない」などと万が一裁判になったときに備えて、有効なヘッジを利かせてもいます。
 佐藤ゆかり氏に対するネガティブなコメントも複数掲載していますが、「不倫メールは500通に及び、その多くは痴話ゲンカや、セックスに関するえげつない内容のものばかりだったそうです」(A氏から相談を受けていた人物)、「彼女と話していて面白いと思ったことがない。創造性がないんですね」(元日興ソロモン営業担当者)、「同僚に優しくない上司よりも自分のほうができると譲らない」(JPモルガン関係者)、「一生懸命、自分はエコノミストとして活躍しているとアピールしていたように思いますが、残念ながら、話した内容がまるで頭に残らない。それで、ちょっと政治家には無理だな、と。今回、党派よく公認したなと正直思いました」(A氏から佐藤氏を紹介されたという自民党有力議員の秘書)など匿名証言のオンパレード。このコメントが本物かどうかなんて誰も裏が取れません。
重ねて念を押しておきますが、私は佐藤ゆかり氏を応援したいわけでも、批判したいわけでもありません。しかし、 この程度の記事を週刊文春はトップ記事として打ち出しているのです。公職選挙法の下で、こういう類の記事すら黙認されているという現状を前提とすれば、ブログにおける選挙活動は正々堂々と認められるべきなのではないでしょうか。少なくとも、今週月曜日に示したガイドラインに則っている限りは、「合法」として選挙におけるネット利用を認めるべきだと思います。

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2005.09.05

[ゴーログ]公職選挙法に抵触しないブログ活用のために

 皆さん、こんにちは。木村剛です。先週は、天下の悪法である公職選挙法とブログの関係について、「2年以下の禁錮又は50万円以下の罰金に処される」リスクがあることを指摘しつつ、「いかに時代錯誤であるか」を解説してきたため、暗い雰囲気に包まれていることと思います。それで「週刊!木村剛」では、先週指摘したことを踏まえつつ、私なりの公職選挙法の解釈を示した上で、ブログにおける「言論の自由」を確立するためのデファクト・スタンダードを示すささやかな試みをしてみたいと思います。

 まず、公職選挙法の第148条は、「新聞紙、雑誌の報道及び評論等の自由」を定め、「新聞紙(これに類する通信類を含む)又は雑誌が、選挙に関し、報道及び評論を掲載するの自由を妨げるものではない」として、新聞や雑誌における「言論の自由」を保障していますが、毎日更新しており時事問題に関してコメントしている「週刊!木村剛」(もしくは同様のブログ)は、「新聞紙に類する通信類」に相当すると私は考えます。したがって、「週刊!木村剛」は、第148条の規定に則って、「報道及び評論等の自由」が保障されているものと私は解します。
 無論、先週も指摘しているとおり、新聞や雑誌については、①新聞紙にあっては毎月3回以上、雑誌にあっては毎月1回以上、定期に有償頒布するもの、②第三種郵便物の認可のあるものであるもの、③当該選挙の選挙期日の公示又は告示の日前1年(時事に関する事項を掲載する日刊新聞紙にあっては、6ヶ月)以来、①及び②に該当し、引き続き発行するものであること、が求められています。しかし「週刊!木村剛」は、明らかに新聞や雑誌とは異なる媒体ですから、「この規定に従う必要はない」とする立場をとります。
 無論、第148条によって、「報道及び評論等の自由」が保障されるのですから、「虚偽の事項を記載し又は事実を歪曲して記載する等表現の自由を濫用して選挙の公正を害してはならない」というルールに従わなければならないことは当然です。
 なお、「何人も、選挙運動の期間中は、著述、演芸等の広告その他いかなる名義をもってするを問わず、第142条《文書図画の頒布》又は第143条《文書図画の掲示》の禁止を免れる行為として、公職の候補者の氏名若しくはシンボルマーク、政党その他の政治団体の名称又は公職の候補者を推薦し、支持し若しくは反対する者の名を表示する文書図画を頒布し掲示してはならない」と定めている第146条に関しましては、上記の第148条により適用されないという立場をとりますが、念のため、「候補者を推薦したり、支持したり、反対する者の名を表示する」という直接的な言論は自粛する扱いとします。
 さらに念を押して、そもそも問題となるのは、「選挙運動」のはずですから、「選挙運動」に相当しないように配慮します。すなわち、「選挙運動」とは、「特定の選挙に、特定の候補者の当選をはかること又は当選させないことを目的に投票行為を勧めること」ですから、特定の候補者に関する投票行為については、原則として触れないこととします。
 ということで、「週刊!木村剛」は、上記のような法律解釈に立って、その範囲内で言論を営む限り、選挙あるいは選挙報道に関する評論をブログで展開することは、現行法の下でも『合法』であると考えるという立場を表明します。したがって、水曜日からの「ゴーログ」では、上記の考え方の下に選挙あるいは選挙報道についてささやかに触れてみる予定です。
 なお、選挙におけるブログ活用に関するデファクト・スタンダードを整備していくことを目的に、この法律解釈を広めるために、大手マスコミで唯一ブログを開設しているフジサンケイビジネスアイとともに、世耕弘成・自民党参議院議員藤末健三・民主党参議院議員のブログにトラックバックしておくことにします。
はてさて、どうなることやら・・・。
 選挙あるいは選挙報道に関する評論をブログで展開したとして、もし万が一、当局があまりにも阿呆で、私が『2年以下の禁錮又は50万円以下の罰金』に問われてしまった場合には、「そういえば、公職選挙法違反とみなされるリスクがあることを知りながら、ネットで選挙活動らしきものをしていた阿呆がいたなぁ」と思い出していただければ幸いです(なんちゃって・・・)。

toushi_senryaku

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2005.09.02

[ゴーログ] なぜマスコミは良くて、ブログはダメなのか?!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。昨日は、公職選挙法は「言論の自由」を保障する憲法違反ではないのか、と指摘しました。
 それを読んだ読者からは、「あれっ、でも、新聞やテレビは、選挙について語っているではないか」とご指摘されるかもしれません。じつは、既存のマスコミだけは特別扱いされているのです。

 公職選挙法の第148条は、「新聞紙、雑誌の報道及び評論等の自由」を定め、「新聞紙(これに類する通信類を含む)又は雑誌が、選挙に関し、報道及び評論を掲載するの自由を妨げるものではない」として、新聞や雑誌における「言論の自由」を保障しています。「虚偽の事項を記載し又は事実を歪曲して記載する等表現の自由を濫用して選挙の公正を害してはならない」という制限は課されていますが、コメントして良いと定めているのです。
しかも、既存のマスコミだけを優遇するために、その新聞や雑誌については、以下の条件を満たすことが求められています。

①新聞紙にあっては毎月三回以上、雑誌にあっては毎月一回以上、定期に有償頒布するもの
②第三種郵便物の認可のあるものであるもの
③当該選挙の選挙期日の公示又は告示の日前一年(時事に関する事項を掲載する日刊新聞紙にあっては、六ヶ月)以来、①及び②に該当し、引き続き発行するものであること

 何か、既存のマスコミだけに「言論の自由」を認める内容になっているように思えます。テレビについても、第151条の3において、「選挙放送の番組編集の自由」が定められていて、「日本放送協会又は一般放送業者が行なう選挙に関する報道又は評論について、放送法の規定にしたがい放送番組を編集する自由を妨げるものではない」とされています。
 この「週刊!木村剛」は、敢えて言えば、「新聞紙(これに類する通信類を含む)」に相当するようにも思えますし、毎月三回以上頒布しておりますし、一年前以上から発信しており引き続き発行する予定ですが、「有償」ではありませんし、「第三種郵便物の認可」も受けていませんので、新聞やテレビのように例外扱いにはしていただけない可能性が高いようです。
 それにしても、納得がいきません。なぜ、新聞・雑誌やテレビならよくて、ブログではダメなのでしょうか。これはインターネットの攻勢にたいする既存のマスコミによる嫌がらせなのでしょうか。是非、国会再開後、早急に公職選挙法を改正し、第151条の4として、下記の条文を挿入していただきたいものだと思います。

(インターネット技術を用いた報道及び評論等の自由)
この法律に定めるところの選挙運動の制限に関する規定は、インターネット技術を用いて為される報道及び評論の自由を妨げるものではない。

(追伸)9月11日の総選挙当日にラジオNIKKEI主催のセミナーに出演します。
ご興味のある方は是非こちらをご覧ください。
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2005.09.01

[ゴーログ] 公職選挙法は憲法違反ではないのか?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。さらに、公職選挙法に関する理解を深めていきたいと思います。
 じつは、公職選挙法の中には「言論の自由」を保障している日本国憲法に違反している、と思われる条文があります。それは、「文書図画の頒布又は掲示につき禁止を免れる行為の制限」を規定している第146条です。

 第146条は、「何人も、選挙運動の期間中は、著述、演芸等の広告その他いかなる名義をもってするを問わず、第142条《文書図画の頒布》又は第143条《文書図画の掲示》の禁止を免れる行為として、公職の候補者の氏名若しくはシンボルマーク、政党その他の政治団体の名称又は公職の候補者を推薦し、支持し若しくは反対する者の名を表示する文書図画を頒布し掲示してはならない」としています。そして、これに違反すれば、二年以下の禁錮又は50万円以下の罰金に処すとされています(公職選挙法第243条)。

 つまり、どのような立場の人であっても、そして、著述や演芸等いかなる表現方法によっても、候補者や政党を応援したり批判したりできないというのですから、ブログで誰かを推したり批判したりできないということになります。政党についても、コメントできないという風に解釈されかねません。
 これは、言論の自由に対するあからさまな挑戦です。
 「集会・結社・表現の自由」を定めた日本国憲法第21条は、「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する」と定めていますが、われわれの代表を決定する肝心な選挙において、「言論の自由」が確保されないのでは、一体全体何のために「言論の自由」は護られているなのでしょうか。
 折角の選挙において、こんなくだらない法律があるために、インターネットという文明の利器の利用が完全に自粛されてしまっている。こういう状況をこそ、まずは構造改革すべきです。「言論の自由」を護っていくためにも、公職選挙法においてブログの利用を認めていくべきなのです。


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2005.08.31

[ゴーログ] ちょうちんは良くて、ブログはダメなのか?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。一昨日に続きまして、公職選挙法について学んでいきましょう。
 次に問題となるのが、「文書図画の掲示」について規定している第143条です。
 第143条は「選挙運動のために使用する文書図画は、・・・次の各号のいずれかに該当するもののほかは、掲示することができない」と書かれておりまして、決められたもの以外は使用してはならないことになっているのです。ちなみに、掲示手段として、利用してよいのは、以下のものに限られています。

①選挙事務所を表示するために、その場所において使用するポスター、立札、ちょうちん及び看板の類
②選挙運動のために使用される自動車または浅薄に取り付けて使用するポスター、立札、ちょうちん及び看板の類
③公職の候補者が使用するたすき、胸章及び腕章の類
④演説会場においてその演説会の開催中使用するポスター、立札、ちょうちん及び看板の類
⑤個人演説会告知用ポスター
⑥選挙運動のために使用するポスター

 しかも、アドバルーンやネオンサイン、電光による表示、スライド、その他の方法による映写等を掲示する行為は、禁止行為とみなされることになっています。基本的に選挙で使用される掲示方法は、ポスターしかないという思い込みで法律が作られておりますから、インターネットなどは全く想定されていないのです。
 現行法の下であれば、まずは「ブログ」が「ポスター、立札、ちょうちん及び看板の類」であるか否かを議論しなければなりません。「ポスター、立札、ちょうちん及び看板の類」である場合には、選挙事務所もしくは選挙カー、演説会場でしか利用できませんから、実際上あまり意味はないということになりますし、一方、「ポスター、立札、ちょうちん及び看板の類」でないとみなされれば、「アドバルーンやネオンサイン、電光による表示、スライド、その他の方法による映写等」と定義される可能性が高くなり、ブログに選挙のことを書くことは、禁止行為にあたりかねないということになってしまいます。
 これが、IT大国、ニッポンの現状なのです。
 こうした公職選挙法を放置している永田町がインターネットのことを理解しているとは、到底思われません。

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2005.08.26

[ゴーログ] 鉄の心臓に毛を生やさなければ「改革」はできない!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「彰の介の証言」さんは、「郵政解散か、自爆テロ解散か、刺客列伝解散か知りませんが、世の中選挙ネタで盛り上がっております。正直こんなに関心の高い選挙を経験したことがありません。結果は想像もつきませんが、9月11日がなんか楽しみになってきました」と書いていますが、本当に久し振りの盛り上がりという風に感じます。「彰の介の証言」さんは、小泉支持の立場を鮮明にしています。

政治家が選挙で訴えることといえば、「高速道路を作ります」「新幹線をひっぱってきます」等といった、えさばら撒き話か、「増税反対!」「無駄な公共事業を減らします」というような耳ざわりのいい総論話しか聞いたことがありません。しかしよく考えてみれば、本来なら「高速道路を作りますから、増税させてください」と言わなきゃいけないし、「増税はしませんから、将来の社会保障はあきらめてください」と言わなきゃいけないし、「無駄な公共事業で食ってる人は、失業してください」と言わなきゃいけないはずです。

 そんな言わなきゃいけないことを言ったのも小泉さんしかいません。具体性には欠けますが、「痛みの伴う改革」そんな言葉を使ったのも小泉さん以外いないことは明らかです。支持団体であろうとも信念に基づき改革を断行する勇気を持つ、改革に伴う負の部分もはっきり訴える、こんなところに私は、政治家の真髄を見ているような気がします。

 「独立系証券マン(IFA)日記」さんも、「いわゆる族議員と呼ばれる議員たちには、自分達さえよければという印象が拭えません。それは郵政、建設業界、地方、経済団体であっても同じです。自分達に有利になるような協力をしてくれる議員に投票するという行動は近視眼的であり、未来を志向するものではありません」と指摘していますし、「grounder」さんも「もう地元はいいよ、国家の為にやろうぜ」と掛け声をかけてくれていますが、小泉さんに「族議員的な匂いがしない」ということはもっと評価されて良いと思います。
 さらに「彰の介の証言」さんは、「そしてもう一人、小泉政権の中からものすごい政治家が現れました。叩かれても叩かれても、全くめげずに小泉改革を進めている、竹中大臣です」として、竹中平蔵氏を高く評価しています。

あんなにけちょんけちょんに叩かれても、逃げない政治家を、私は見たことがありません。小泉総理が、竹中さんを郵政担当大臣にしたのも、あの叩かれ強さからでしょう。1つの目玉として大臣になった石原さんは、サンドバックにされて、いつの間にか消えてしまいましたが、小泉政権発足当時から、サンドバックにされ続けて、生きているのは奇跡と言う他ありません。

評論家や一部国会議員から、本当にけちょんけちょんに言われている竹中大臣ですが、私は一体どのあたりの政策が間違っているのか、何をしでかして怒られているのかがよくわかりません。バブル崩壊以来の「問題先送り」に決着をつけたのは、竹中さんとしか考えられません。未だに不良債権問題が未解決だったら本当にぞっとします。そもそも竹中さんは学者ですから、逃げようと思えばすぐにでも逃げられたはずです。最初は議員でもありませんでしたし・・・。けちょんけちょんに言われてまで、信念に基づいて行動する、これは政治家以上の行動力だと思います。

 私は贔屓目もありますけれど、いやぁ本当に、あれだけけちょんけちょんに叩かれても耐えている竹中平蔵氏の超人的なタフさには心底感心させられます。私自身、マスコミからけちょんけちょんに叩かれている方ですが、叩かれるたびにそれなりに落ち込むわけでして、落ち込む気配すらみせない竹中氏は、鉄の心臓に毛が生えている大物なのではないか、と思わされます。そして、鉄の心臓に毛が生えている人物でなければ「改革」はできないという現実を思い知らされます。
 「彰の介の証言」さんは、「改革とは、一見響きのいい言葉ですが、実際は既得権益をめぐる汚い争いです。既得権益を守る側は、それはもう汚い言葉や汚い手を使ってでも、改革にストップをかけようとするはずです。そんな攻撃に耐えながら、改革を断行する勇気、行動力は、政治家の真髄と言えるのではないでしょうか」と見事に言い当てていますが、「言うは易し、行うは難し」というのが「改革」です。
 なぜなら、いかなる「改革」や「改善」も、既得権益を奪われる抵抗勢力からすれば、「暴挙」か「改悪」でしかないからです。抵抗勢力は、あらゆる手段を使って――マスコミを通じてする誹謗中傷を含んで――、「改革」の妨害にあたります。
 じつのところ、「改革」を現実のものとして実現するものは、切れ味鋭い言説ではなく、壮絶な覚悟であり、地道な説得であり、知られることのない自己犠牲なのです。そういう現実については、もっと多くの人々が認識すべきです。正論を述べるだけで、正しい世の中がくるのなら、今ごろ日本はパラダイスになっています。しかし、現実はそうではない――そのギャップを埋めるものは、前線で戦う個々人の血と汗と涙しかないのです。
 「[R] Richstyles!」さんは「いろんな意味で民主党の力量不足が露呈されている」と指摘していましたが、「改革」はマニフェストだけで実現するわけではありません。もしも、民主党が「改革」を成し遂げるだけの力量を見せたいのであれば、それを実現するために前線で戦う「鉄の心臓に毛が生えている猛者たち」の腕力を国民の前に見せつける必要があるでしょう。「The GLPC」さんも、「マニフェスト選挙を掲げながら『あれは政権についたときにこうしますという約束だから、政権につけなかったのでチャラ』というのでは本当に実現力があるのかどうかわからない。マニフェストに掲げたことは、野党の立場にあっても実現のために法案を出す、という動きがないうちは、信用できない。・・・いいことを書くなんて誰でもできる。要は実行できるかどうかだ」と指摘していますが、至言です。
 「マニフェストを・・・しっかり読みましょう」(by「ヤースのへんしん」さん)というのもおっしゃるとおりなのですが、圧力団体が後で糸を引いていることがミエミエの嫌がらせの質問をしたり顔でしていた民主党議員(金融財政委員会が目立ちましたねぇ・・・九州選出の方でしたか・・・)の顔なんかを思い出すと、「あぁ、マニフェストねぇ・・・」という気分にもさせられます。
 いずれにしても、自民党、民主党のどちらが勝つにしても、「改革」だけは進めていただきたいものです。そのときは、鉄の心臓に毛を生やすことをお忘れなく!

(追伸)9月11日の総選挙当日にラジオNIKKEI主催のセミナーに出演します。
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2005 08 26 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2005.08.25

[ゴーログ] 小泉首相は李登輝並みの戦略家だったのか???

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「亀井さんがついに新党結成。また逃げるんちゃうかな・・・と思ってだけにびっくり」(by「Kick Back and Relax」さん)という声があがるほど、ビックリ続きの今回の選挙。「刺客、クノイチ、挙げ句に印籠」(by「Urara de Buu」さん)という展開に加え、田中康夫長野県知事を代表にした「新党日本」なるものも出てきて、ドラマ以上の展開をみせています。おそらくその背景には、「おいしい生活Goods」さんが以下に指摘しているようなカルチャーショックがあるのではないでしょうか。

政治とは妥協の産物であり、日本人の意志決定は、みんなの意見を聞いて、誰にも優しく、みんなの顔を立てる、和の政治です。その結果多くの人が納得するものになりますが、悪く言えば中途半端で、何をしたいのかよく分からない政策になってしまいます。そこに出てきた小泉首相。昔から郵政民営化を主張し、自民党の総裁、首相に登り詰め、本当に郵政民営化はしようとしています。本人にとってはかねてからの主張であり、公約でもあるのだから郵政民営化して何が悪いというつもりでしょうが、従来の政治家達からしてみると、首相になったのだから、自分の主張ばかりいってないで、みんなをまとめて融和を図り、合意に基づいた和の政治をするのが首相としての努めだと思うのでしょう。 

小泉を首相にした自民党の政治家達は、まさか首相になってまで郵政民営化なんかに固執することはないだろうと、たかをくくっていたような気がします。ところが本当に言ったとおり実行し始めたから、さあビックリ。さてこれを大人げないと取るか、実行力のある政治家と取るか、それはその人それぞれの感覚の問題です。・・・その評価は後生の人達に委ねられますが、小泉首相が、今までの日本の政治家にいなかったタイプの政治家であることだけは、間違いがないようです。
 

 国民新党は、「新党立ち上げにさいして、党首の発言は『小泉が』『小泉が』を連発しており、なんだかがっかりさせる」と「papabonのブログ日記」さんが書いていましたが、その背景には上記のような事情があったのではないでしょうか。しかし、厳然たる事実として、そういう人が首相になっている――ということこそが、じつは、「構造改革の本丸」なのかもしれませんね。
 そういう意味では何が起こってもおかしくはない。ブロガーの中にも、「いい国作ろう!『怒りのぶろぐ』」さんのように、候補者の公募に応募した方もいらっしゃるようで、本当に人生何が起こるかわからない、という感じです。「時事を考える」さんは、「北海道で武部さんあたりがマジに『ムネオ党・新党大地』に敗退する可能性もありますなぁ」なんて書いていますが、本当にそうなったら、笑い話じゃすまないでしょうなぁ(^^;)

 敢えて、「笑い話」ネタということで言えば、「なぞかけブログ」さんが、「小泉首相の改革の熱意に賛同して、喜んで“刺客”になる人が多いようです。郵政民営化大賛成の私としては“刺客”の人を応援します。・・・でも“刺客”が勝ったら、呼び名はどうなるのかな?“剣客”?“殿様”?」という問題提起をしていますが、その中でも特に、「くのいち落下傘部隊」(by「まーどんなぶろぐ」さん)がどのように呼ばれるのかについては、注目していきたいと思っています・・・女剣士とか(^^;)
 それにしても、「以前の選挙よりは、身近になっていることだけは確かだ」(by「くまさんの自立」さん)と感じます。 「大西宏のマーケティング・エッセンス」さんは、マーケティングという切り口から、「マニュフェストを柱に総合的なスペックが良いですよという主張のもとに、イメージとは逆に小沢さんが強調してきたどぶ板的選挙活動を強化してきた、つまり『営業活動的選挙』を展開してきた民主党が勝つのか、郵政改革という一点に旗印を絞って、華やかに、『マーケティング的選挙』を繰り広げる小泉自民党が勝つのか、古き良き日本保存会の国民新党は生き残れるのか、まるで火を見るとそこに飛び込んでいく虫のように政局好きのマスコミが元気づく選挙でしょう」と分析してくれています。

 特にインターネット技術が発達してくれたおかげで、直接それぞれの登場人物の語り口をみることができるのはありがたいことです。「Jun Seita's Web」さんが、「生の素材をノーカットで見て、自分の頭で考えてみる、というのはどうだろうか?これは数年前ではなかなか難しかったことだ」と指摘して、

小泉純一郎総理 解散会見 (2005年8月8日)
民主党岡田克也代表 会見 (2005年8月9日) 
国民新党結成記者会見 (2005年8月17日) 

 という3つのサイトを紹介してくれています。この中では、特に小泉首相の解散会見が必見ですね。テレビだとどうしてもワンカットになってしまいますが、通して全部見た上で雰囲気を直に感じることは、今回の選挙の意味を考える上で不可欠ですね。「D.D.のたわごと」さんは、以下のように捻った味方をしていますが、個人的には当たらずとはいえ、遠からずなのではないかと睨んでいます。

常軌を逸したような強引な言動で郵政民営化法案を廃案にしてしまった一連の動きさえも、郵政民営化は反対派をあぶり出すための“捨て改革”だったんじゃないか、選挙で抵抗勢力を放逐した後なら自民だって改革をちゃんとできるかもしれないと期待を持たせる結果になったのだからすごいです。自民党総裁・内閣総理大臣になってから4年余、ついに「自民党をぶっ壊す」大きな機会を得た純一郎。このシナリオを最初から考えてたのなら、台湾でいうところの国民党・李登輝元総統に並ぶ、むちゃくちゃ偉大な政治家といってもいいのでは…?

  「テクノロジーとマネジメントの狭間に」さんも、「『コップの中の嵐』をコップの外から眺めているのは小泉首相なのかもしれない」と指摘していますが、なかなかにああみえて小泉首相は巧みな戦略家なのかもしれません。「PurpleMoon blog」さんは、「政治の為の政治、というか、選挙の為の政治はもういい加減にして欲しいです」とコメントを寄せていますが、「政治」を変えないと、「政策」が変わらないという側面もあります。
 「有権者の投票行動が郵政改革に直接結びついた今回の選挙は、有力な新人候補の擁立や新党結成など話題性にも欠けることなく広く有権者の関心を呼び、無関心層も巻き込んで大きなうねりが起こりそうです。民意を政治に反映させるプロセスこそが大切だと思います。今度の選挙は、政治を永田町から取りもどす選挙になる」(by「矢山禎昭の自然観照日記」さん)ということで申し上げると、今回の選挙に関しては特に、「いつも選挙に行かない人はワイドショーレベルの政局ネタで、盛り上がって結局投票には行かないのでしょうけど、そういう人は、自分の払った税金がどう使われようと文句いわないでくださいね」(by「ジェフ・ゲバラ」さん)とか、「選挙権があるのに、『選挙にまだ一度も行ったことが無い』と嬉々として言ってのけた某友人にはその重みを知る由もない」(by「Chib'eri」さん)と言いたくなる気分にさせられます。
 「グロービス堀義人ブログ」さんは、「停滞していた官の改革が、このまま強いリーダーのもと押し進められると、官と民と双方とで、改革が進むことになる。となると、案外日本の将来は明るいのではないかと思えてくる。9月11日の選挙には必ず投票して、構造改革を進めるプロセスに参画していたいと思う」と書いていますが、いずれにしても、各党首の会見をネットで全部見た上で、9・11の選挙に参加したいものです。


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2005 08 25 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2005.08.24

[ゴーログ] マドンナでいいなら、国会を紅白歌合戦にしろ!?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「為替王」さんは、独自にアンケート調査をされ、「日本国民の平均よりは、経済・政治に強い関心を持ってらっしゃる方・・・の・・・母集団においては、一般のマスコミ世論調査よりは、小泉さんの支持率が高いような印象を受けました」という結果を公表されていますが、衆議院解散の衝撃の余韻が冷めていくにつれ、「小泉劇場」に対して批判的なコメントも目につくようになってきました。

 「一見わかりやすい彼の発言に本当にスカッとしていていいのですか? 郵政民営化公約を旗印にしている彼に賛意を表明している人達が多いようですが,彼が国債発行の件については『公約を守れなかったことは大したことではない』という人だったことを忘れてはいませんか? 国鉄民営化で,地方の足はなくなりました。郵政民営化では何が起きるでしょう」(by「JN2FSE」さん)のような意見もありますし、「小泉首相:少し横暴な気がして、あまり好きじゃないんです。ただ郵政民営化は元々の案でやって欲しいですね」(by「さいとうくんのニュース速報!?」さん)という主張もあります。
 また、「世間知らず」さんも、「小泉さんと同じ考えの人しかいない国会なんて、・・・想像しただけでなんだかぞっとします。思想の違う人を排除するっていうのはお隣の国を彷彿とさせます・・・。郵政改革に反対した議員に対してどうこうっていうのは、・・・自民党内のもめごとの結果であって、それを『じゃあ、どっちが正しいか、他の人に聞いてみようじゃないか!』といきなり解散・選挙っていう手段に持ち込み、政治の空白を作る、他の重要な法案も全て先送るっていうのは、おそらくは『国益』とは程遠い」と批判しているところです。ちなみに、「僕の見るところ、小泉首相に対する世論がどうもヘンだ」と主張する「ハコフグマン」さんは以下のように語っています。

政治手法や郵政民営化への取り組みなどで大騒ぎしているが、そんなのどうでもいいではないか。4年間の総決算なのだから、経済、外交、公益法人改革など、政策の結果で判断すべきだろう。不良債権の処理が若干進んだくらいのもので、この4年間日本社会に何かプラスをもたらしたとはとうてい思えない。これから劇的に良くなっていくとも思えない。拉致問題もいっこう解決していない。株価も上がっていない。自民党の支持率が上がったと聞いて、ほんと日本人ってつくづくお人好しだなと、改めて失望した。やはり国民はその身の丈にあった政治家しか選べないのだろう。

 また、有名人やマドンナ候補を続々と打ち上げる自民党のセンスに対して、「404 Blog Not Found」さんは、「いつから国会は紅白歌合戦になったのだ。いっそ衆議院参議院じゃなくて、赤院白院にしたらどうだ?・・・有権者のみなさんは愚弄されている事がわからないのだろうか」と憤っていらっしゃる。「0 1/2」さんも「候補者の知名度やタレント性と政策の内実は、関係ない。また、党利党派や政治家の私利私欲と私たちの生活も、関係ない。いい加減、こういった当たり前の事実に気づくべきではないでしょうか」と指摘しています。そして、「スター・ウォーズ エピソード3をもう5回観た社長のブログ」さんも、「政治家は選挙民の代表であるから、そのレベルを見ればその背後にいる国民のレベルもわかる。政治家が馬鹿なら国民も馬鹿」と指摘しているところです。

自民党はあちらこちらに亀井派潰しの刺客を放っているわけだが、その顔ぶれは、自民党の「これなら生活者が支持してくれるに違いない」という考えを反映しているはず。財務省官僚片山さつき、料理研究家藤野真紀子、そしてほりえもんまで噂に上っているわけだが、こうした面子が自民党の考えるところの「有権者に訴える候補者」ということ。では、その共通点は、となるのだが、女性中心、著名人中心、といったところか。少なくとも特定の政策を訴え続けてきた人たちという印象は薄い。・・・

プロレスラーでもできてしまうのが日本の政治。バックには優秀な官僚がいるので、自民党としては「所詮ただの看板なんだから、目立てば良い。知名度が高ければ良い。好感度が高ければ良い。議席が増えれば良い」ということなんだろう。つまりは求められるのは行政能力でも立法能力でもなく、集票能力ということだ。選挙が終ってしまえば役目はほとんど終ったも同然。 。

結果として、これは政治の骨抜きになりかねない。今回の選挙で自民党が勝利した場合、誰が得をするかって、間違いなく自民党幹部と官僚である。自民党幹部としては、「政治は一部の重鎮政治家が官僚を利用して行っていけば良い。残りの政治家はあくまでも数合わせ」ということか。自民党執行部によるトップダウンの著名人選挙は政治のサーフェイスは変えるかもしれないが、本質は官僚支配を強固にするだけという危険が潜む。

 この予測が当たり、「官僚支配を強固にするだけ」に終われば、「改革」は潰えてしまうでしょう。しかし、政治家を馬鹿にすることは、天に唾する行為でもあります。「民主主義というのは、結局のところ選ばれた代表は、自分達のレベルを反映しているに過ぎない」(by「lien」さん)からです。
 「My Asset Allocation」さんは、「人気取り先行の候補者擁立にも批判があるが、それは国民が選挙で判断すればよいことだし、従来の政治家が政治家として能力があると証明されているわけでもない。少なくとも多様性の確保&利権と結びつきの強い従来勢力の排除という意味では意義のあることだと思う」と冷静に述べていますが、私も同感です。ちなみに、「スター・ウォーズ エピソード3をもう5回観た社長のブログ」さんも、以下のように冷静に締めくくっているところです。

しかし、これは国民を馬鹿にしているわけではないと思う。あくまでも国民の現状を分析し、政権維持のために最善の策を講じているだけだ。彼らは選挙のプロだから、有権者の多くが立候補者の政策をきちんと読まず、もちろん理解もせず、「新聞で名前を見たから」「握手してもらったから」「女性だから」と投票することを知っているんだろう。

 そういう冷徹な視点で申し上げるならば、ここで力量が問われるのは、むしろ対抗馬の民主党のほうなのではないでしょうか。「今の民主党が選挙で勝つには、自民党批判をやめ、『何をするか』で小泉さん以上のビジョンを打ち出すこと、これ以外にはありえない。民主党も批判ばかりせず、いっそ小泉さんの『ワンフレーズ・ポリティクス』を取り込んでみてはどうだろうか?」という「義経のハッピーリタイヤメントへの道」さんのアドバイスに耳を傾けるべきなのかもしれません。
 特に、民主党のキャッチコピー「日本を、あきらめない」の評判は最悪です。「民主党の皆さんが、日本をあきらめないように、国民がガンバレ、という風に読めてしまいます」(by「世界の片隅でボクも考えた」さん)という意見まであるのですから・・・。「なんじゃこりゃ。主語が不明で意味がわからない。民主が寄り合い所帯なので、なにもかもがはっきり言えないということか。しかし、党首が大手流通の御曹司なのに、このキャッチに限らずなぜマーケティングセンスが皆無なんだ、この政党は」と評してくれた「プログレッシブな日々」さんに練り直してもらったほうがいいのではないでしょうか。
 このままだと、「小泉純一郎という政治家の『言葉の力』は、やはりすごい!」(by「マネジメントに効く!コトバのサプリ」さん)という印象論で負けてしまうかもしれませんよ。岡田さん、頑張ってください!!


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2005 08 24 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2005.08.22

[ゴーログ] 公職選挙法こそ、ブログの敵だ!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。選挙が公示される時点になると、ブログが使えなくなるという根強い解釈があるようです。本来であれば、ブログは、ポスターや新聞広告よりも安価で、誰でも使えるツールだから、選挙に用いる表現ツールとしては、最適のはずなのですが・・・。個人的には、公職選挙法の趣旨からして、ブログの利用が公職選挙法に違反しているとは到底思われないのですが、まずは、事実関係を皆さんと学んでいきたいと思います。

 まずは、「文書図画の頒布」について定めている公職選挙法の第142条が問題となってきます。「選挙においては、選挙運動のために使用する文書図画は、次の各号に規定する通常葉書並びに・・・ビラのほかは、頒布することができない」という定めがありまして、「文書図画」を頒布する際には、通常葉書の使用は35000枚まで、とか、ビラの使用は2種類で70000枚までなどと事細かく規定されています。
ブログに関する問題は、いくつかあります。
 まずは「ブログ」が「文書図画」に相当するかどうかという根本的な問題が存在しています。もしも、「文書図画」に相当するとすれば、公職選挙法に「ブログを使っていい」とは明記されていませんので、使っちゃダメということになります。
 また、「ブログ」が「文書図画」に相当しないという場合は、「明記している条文がないので、他の条文から類推するしかない」ということになり、後日ご説明するように、なかなか難しいという解釈になりそうです。いずれにしても、現在の公職選挙法は、ブログの登場を想定しておらず、はなはだ不十分な状況にあることは確認できると思います。
 実際、選挙期間中のホームページの更新ですら、各候補者によって自粛されているという状況です。ホームページですら、市民権を得ていないのだから、ブログなんて、とてもとても、という感じでしょうか。
 それで「IT大国」などと言っているのだから、お笑い種です。そろそろ、何とかしたほうがいいと思っているのは、私だけでしょうか?

(読者の皆さまへ)全国有力書店におきまして、「最新版 投資戦略の発想法」(アスコム)が発売されています。2001年2月に発刊された11万部のベストセラー「投資戦略の発想法」を、近年の時事問題を踏まえた上で全面改訂したものです。投資に興味のある方は是非ご一読ください。 尚、DVD版「木村剛の投資家入門」(DMDJAPAN)も好評発売中です。

toushi_senryaku

2005 08 22 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

[ゴーログ]ホリエモン、政界に新規参入する!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「2005夏衆院総選挙まとめブログ」さんが「ホリエモン、選挙出馬ですね」と書いているように、ついに、あの、ホリエモンが立候補しました。やるやるとは聞いていたが、まさか本当にやるとは。さすがに“平成の傑物”ホリエモンです。「複数の収入の流れを作る☆一般人サラリーマンの成功法則!」さんから、「木村剛さんとホリエモン氏のラジオもテレビで流れていました。『首相になるしかない!』と発言したホリエモン氏!やっぱ面白い」というトラックバックをいただきましたが、じつは、ゴールデンウィーク中にオンエアされた私とホリエモンのラジオ対談がいくつもの報道番組で流されました(聴きたい人はコチラをクリック)。その番組では、「立候補するなら、首相にならなきゃ意味がない」なんて言っていましたから、その頃から、政治への進出を狙っていたのでしょうか???

 はてさて、当選するのか、落ちるのか・・・。「亀井くんが相手じゃ、たぶん当選は無理でしょう」と読む「小福のへりくつ」さんは、「でも、ホリエモンにとってはそっちの方がいいと思うよ。ホリエモンのような、陽性の強い人間は、権力を持つと運を落とすよ」と語りながら、関係者全員がウィンウィンになるハッピーな展開を願っておられます。

ホリエモンにとっても、出馬するだけで十分政界には貸しを作ることができるし、今後のメリットになる。自民党にとっても、ホリエモンが出馬して改革路線を唱えてくれるだけで絶大な宣伝効果になる。私の希望は、ホリエモンは落選するが、ホリエモン出馬による「郵政改革推進」宣伝効果は絶大で、小泉自民党圧勝。郵政民営化法案は可決され、行政改革が進む。その後、亀井くんは引退して、モト政治家タレントとして、TVタックルに出演するようになる。ライブドア株はホリエモン落選で一時下げるが、その後、ホリエモンと政界とのパイプが役立ち、ライブドアの業績が上がる・・・と。みんな幸せになれるじゃ~ないですか!!・・・楽天的すぎるかなあ。


 ただ世の中的には、「小福のへりくつ」さんの暖かい思いやりは異なり、「堀江氏は一体何をしたくて政界への進出を思い立ったのか?見ものです」(by「イッシぃーblog.com」さん)とか、「俺は見極めたい。ホリエモンがどういうポリシーを持っているのか」(by「ブルログ」さん)とか、「当選するつもりは本当はないんじゃないの」(by「つれづれ livedoor.com ブログ」さん)などと懐疑的な見方が少なくないことも事実。
 ちなみに、「スター・ウォーズ エピソード3をもう5回観た社長のブログ」さんは、以下のように断じています。


ホリエモンの場合、ブログで相当量の文章を発信しているわけで、そこから彼の政治に関する考え方を推測することができるはずである。しかし、彼のブログの記事を検索してみたのだが、郵政民営化に対する意見を書いている部分は見つけることができなかった・・・。恐らくは大量の文章の中に政治に関する記述はほとんどないのではないか。

 もしも、「スター・ウォーズ エピソード3をもう5回観た社長のブログ」さんの分析が正しいとすれば、それではなぜ、ホリエモンは立候補したのでしょうか・・・という話になってくるような感じは、確かにありますねぇ。
 「【ミナログ】製造業社長の逆襲」さんは、「堀江社長としてみれば『こんな面白そうな話、乗らないわけにはいかない』と思ったかも知れない。・・・堀江社長は絶対楽しんでいる。敵は大きければ大きいほど良いと言わんばかりに楽しんでいる」と明言していますが、「Espresso Diary@信州松本」さんは、「広島6区からの立候補にこだわったのは、相手が亀井静香だから。古い自民党を象徴していて、かつメディアへの露出が多い亀井氏だから、堀江社長は当たってみたかったのだと思います」と推測し、その根拠をホリエモンの母体であるライブドアのミッションに求めています。

ライブドアは、社会変革への期待プレミアムが乗っている会社です。分かりやすくいえば、世の中を変えてくれそうなドキドキ感を売りにしている会社なんですね。それがハッキリしたのがフジテレビをめぐる攻防劇でした。あのときはフジテレビの日枝会長が守旧派、ライブドアの堀江社長が改革派の代表のように見られていたんですが、2つの会社は一転して和解をしました。あの会見を見て、何だか肩透かしをくらったように感じた視聴者も多かったのではないでしょうか。「なんだよ。これで手打ちかよ」。そんな後味が残りました。

「選挙は、お祭りですから」と語る堀江社長は、選挙をコンテンツとして意識しているんでしょうね。誰が、どういう役まわりで登場しているのか? 自分の役は、何になるのか? そこを考えている。それを「売名行為」とか「目立ちたがり」と批判するのは、とても簡単なことです。お金もかからないし、ネットに書き込みするだけでいいわけですから(笑)。しかし、実際に体を張って名前を売っていくのは大変なことです。

 なるほど、「社会変革への期待プレミアム」ですか・・・。それであれば、政界に新規参入するのは自然な流れなのかもしれません。ただし、「無所属?広島?・・・はぁ?って感じである」(by「BLOGの恥は書き捨て」さん)とか、「これほど、広島県人にとっては大変失敬な話は無いのではないでしょうか。これって、広島六区の選挙民の方々を大変愚弄した話ではないでしょうか」(by「貞子ちゃんの連れ連れ日記」さん)という声に対しては、応えていく必要があると思います。
 しかしそれにしても、自民党執行部はよくホリエモンを担ぎ出したものです。なぜ小泉総理は、ホリエモンに白羽の矢を立てたのでしょうね。「なんで屋-驀進劇-」さんは、そこに小泉総理とホリエモンが持つ共通点を見いだして、洗い出してくれています。面白い視点なので、かいつまんでご紹介してみましょう。


 ●運がいいこと。
 ●過去の政治家のような腹黒さを感じられず、全面にその思惑を出していること。
 ●大衆的臭いを醸し出している。
 ●マスコミからの支援を受けている。
 ●多くを語らず、分かりやすい行動を実践。


 確かにそう言われて見ると、“平成の傑物”である小泉純一郎首相とホリエモンにはかなりの共通点があるようにも思えます。惜しむらくは、「備忘録 ランダムウオーク」さんが指摘しているように、「私も時々見ている彼のホームページ、立候補者なので更新できなくなるじゃないですか・・・・(欧米の制度ではいいということなんですがね。)」ということ。本当に残念です。是非、ホリエモンが当選した暁には、公職選挙法を改正して、ブログを選挙に用いてよいようにしていただきたいと思っています。

(読者の皆さまへ)全国有力書店におきまして、「最新版 投資戦略の発想法」(アスコム)が発売されています。2001年2月に発刊された11万部のベストセラー「投資戦略の発想法」を、近年の時事問題を踏まえた上で全面改訂したものです。投資に興味のある方は是非ご一読ください。 尚、DVD版「木村剛の投資家入門」(DMDJAPAN)も好評発売中です。

2005 08 22 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2005.08.17

[ゴーログ] ネット世論は旧勢力を駆逐する小泉支持なのか?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。ネットをサーフィンしていますと、なんとなく小泉支持が強いような気がします。もちろん、「もう首相は小泉さんじゃなくてもいいかなーと思ってます」(by「レビューのとらお」さん)という意見もあるのですが、トラックバックを観ている限り、「久しぶりにスカっとした」(by「グロービス堀義人ブログ」さん)、「小泉首相、おつかれ~!『公約』通り自民党をぶっ壊しはじめてくれて、ありがとう」(by「プログレッシブな日々」さん)、「小泉首相、男を上げましたなあ」(by「小福のへりくつ」さん)など、小泉支持が圧倒的というイメージがあります。

 「貞子ちゃんの連れ連れ日記」さんが、「この国は あらゆる経済・財政問題に情緒を持ち込み過ぎなのではないでしょうか? 日本の男の人たちは、どこまでだらしなくなったら気がすむのでしょうか?」と言っているように、造反議員が男を下げた分、小泉首相の男が上っているような気がします。
 確かに、今回の小泉首相の行動は分かりやすいんですよ。「為替王」さんも、「民間企業では契約を守ることが絶対条件であり、守れない場合は取引打ち切りになったり、担当者がクビになったりします。同じ発想を政治家にも持ってもらいたい。その点で、『公約を果たせないことは内閣不信任と同じである』とする小泉さんの判断は、とてもわかりやすかったと私は思います」と解説してくれています。
 男を下げた造反議員に対しては、「亀井や綿貫なんつーのが、偉そうにTVなんかで言ってるけど。 結局、変人宰相さんを担いで、衆院も参院も選挙やったんでしょ。 総裁にだって選んだんでしょ。 認めないんだったら、その時に自由民主党を離れるべきであって、今頃になってでかい口叩くいわれは無いと思うんだけど。小泉は少なくとも、ずっと『郵政民営化』は唱えてたわけだし。確か自民党のマニュフェストにも乗せたんだよね」(by「徒然なる日々」さん)とか、「大体、総理に祭り上げておいて公約実行はダメ、でも政治的空白は困るから解散は思いとどまってくれなんて、虫の良すぎる話ですよ。分かってて自分達が選んだ人なのだからさぁ~」(by「Slowlearner」さん)という声が目立つのです。
 あるいは、「ロンドン投資銀行日記」さんのように、「亀井静香氏など国民の聞きたいことしか言わない無責任な発言を繰り返す政治家が支持される世の中にさすがに頭にきた。政策はマジックじゃないんだから、何かを達成しようとしたらコストもかかるしいいところ取りはできないんだ」という意見もあります。
 なんか、テレビで展開されている評論とはニュアンスが違いますよね。
 「備忘録 ランダムウオーク」さんは、「その国の政治はその国の民のレベルに応じる、なんか、テレビを見ていて、民のレベルを落としめているのは、マスコミ各社みたいですね」と批判していますが、テレビというのは怖いメディアです。制作者の意図を超えて、視聴者にメッセージを伝えてしまう場合がありますから。
 結局のところ、「獅子が吼える」さんが言うように、「テレビは、篠山紀信の“激写”以上にうそをさらけ出すメディアだ。にわか正義や弱者擁護はウス笑いやカラ元気の下から、化けの皮がはがれて見える。
 小泉首相は、その点、一枚も二枚も上手だ。イメージの時代の政治家は、TVの前の『自分の値段』をもっと知悉する必要がある」ということなのかもしれません。
 実際問題として、小泉首相の真意はともかくとして、彼がやってきたことを、政策論的に分析すると、「いい国作ろう!『怒りのぶろぐ』」さんが以下のように言っているような感じだと思うんです。

小泉政権が発足以来、政治の中で格闘してきたもの―それは、旧来の政治システムだった。国民の前に新たな政治・統治システム構築の兆しをもたらし、不十分とはいえ「改革路線」という共通認識を広めた功績は大きい。郵政民営化という困難への挑戦がなかったら、多くの国民にも「構造改革」とか「財政改革」「行政改革」といったことも知られないままであったかもしれない。そして、派閥政治からの脱却を目指し、守旧派勢力の政官癒着、政官業構造の破壊に挑んだことも、重要な功績であると思う。「自民党をぶっ壊す」というのは、そうした守旧派達によって延々と続けられてきた派閥政治、権益優先の政治の打破を意味しており、それが今現実に行われようとしているのである。今回の選挙はそういう重要な意義が含まれているのである。

 たまたまなのかもしれませんし、じつは背後に経世会潰しがあったのかもしれませんが、これまで小泉首相が目指してきた方向は、確かに「旧勢力の駆逐」であった感じがします。「よろずもめごと論」さんもこう言っています。

この選挙は「郵政民営化」の是非などという目先の問題を問うべき選挙ではない。自民党によって「改革」を続けるか、与党を変えて「癒着の構造」を解体するかを選択するべき選挙であろう。小泉首相の最大の功績はその公約どおり「自民党をぶっ壊し」、選択の機会を国民に提供したことである。これは有権者にとって最後のチャンスだ。9月11日、心して投票にのぞみたい。

 いずれにしても、有権者の皆さま方、今回の選挙には大挙して投票にいきましょう。9月11日の一大イベントが楽しみです。

(読者の皆さまへ)先週金曜日、全国有力書店におきまして、「最新版 投資戦略の発想法」(アスコム)の発売が開始されました。2001年2月に発刊された11万部のベストセラー「投資戦略の発想法」を、近年の時事問題を踏まえた上で全面改訂したものです。投資に興味のある方は是非ご一読ください。 尚、DVD版「木村剛の投資家入門」(DMDJAPAN)も好評発売中です。

2005 08 17 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2005.08.03

[ゴーログ] 細木数子vsホリエモンのゆくえは?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「Espresso Diary」さんから、細木数子とホリエモンが共演したテレビ番組について、コメントをいただきました。「細木数子がライブドアの株価について語りました。『フジテレビとの提携の成果が出れば、すぐに5倍です』。おーっ。『女性に気をつけなさいよ。すってんてんになります』。ありゃぁ~。細木先生を信じる株主の心は、生放送を見て乱高下したのかもしれません。これはテレビと株とエンターテイメントが、いわば一体化しているような状態ですね」と言いますから、きっと面白い番組だったのでしょうね。見逃したのが残念です。

 それにしても、細木数子とホリエモンの対談は、見どころ満載だったようですね。視聴者代表である「Espresso Diary」さんの解説を続けましょう。

「どんな人と寝てるんですか?」と聞かれた堀江社長が「いろいろ・・・」と答えてますが、こういうスキがある発言は、テレビ的というか、メディア向きだと思います。長嶋茂雄のカリスマ的な人気は、ある意味ヌケたところが伝説となって増幅されたようなところがある。ライブドアに対する批判には、社長の言動をめぐるものが多かったんですが、これからの時代は、もう割り切るしかないでしょうね。自分の表現は、こうなんです。できることは、これです。そういう風にやってみるしかない。

 ふむ、ふむーっ、「いろいろ・・・」とは、ホリエモンなかなかやりますなぁ。行間を読ませる奥深い発言にお茶の間はどんな反応を示していたのでしょうか。興味駸々です。好きであれ、嫌いであれ、ホリエモンの「キャラが立っている」ことは紛れもない事実でありましょうし、時代がそういう「キャラが立っている」人物を舞台に立たせるようになったことも事実です。そこで「Espresso Diary」さんは、こう書いています。

貧富の差が開き、日本の中に多様な人が増えて、時代の変化が大きくなってくると、「バランスの取れた人」というのは、「キャラが埋没した人」と見られる可能性が高くなるかもしれない。ブッシュ大統領がキリスト教の右派に傾いたことや、小泉総理が靖国神社への参拝を止めないことには批判も多いんですが、それが個人の存在感を際立たせているともいえる。批判する側は、つねに「人物像の埋没」というリスクを負ってきました。ケリー候補も、岡田代表も、どこか存在感が弱い。 

人や企業も、政治と似たような現象をたどるのかもしれない。人や企業がメディアの中で、どう見えるか? そこが重要になってゆくと、どうしても特徴のハッキリしたものが好まれる傾向は強まると思います。カリスマなんとかやら、教祖的な人が増える、メディア多神教のような時代になるのではないか。「正しい、正しくない」ではなく、それ以外の何かが必要になる。細木&堀江の会談には、そういう時代の匂いを感じました。

 そうですか・・・。これからは、「キャラが立った人の時代」になるんでしょうかねぇ。ただ、舞台に立ったとしても、終幕でヒーローになっているかどうかは、まだまだ予断を許さないような気がします。小心者の私なぞには、日本では、まだまだ「キャラが立っていないように装うしたたかさ」の方が優位に立っているような気がするんですね、どうも。
 もっとも最後に、「ただ、フジとライブドアの緊張が高まっていた頃を思い出すと、今回の堀江社長の登場には緊迫感がない。どこか緩(ゆる)く感じられてしまう。それは、約束された平和のせいなのか、あるいは日本のテレビが持っている何かを無害化する力のせいなのか? このあたりは、よく分かりません」と釘を刺すことを忘れないところが、さすがに「Espresso Diary」さんです。勉強になりました。

2005 08 03 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2005.08.01

[ゴーログ] 医者を選ぶのも寿命のうち!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「大塚晃志郎の、経営者とその家族のための健康管理と『命もうけ』の知恵」さんが、医療の現状について述べていらっしゃいます。

病院の治療を受けるにあたって、現代西洋医学が、150年くらい前から急速に極端なまでに細分化されて、症状や病気そのものに固執して、それを攻撃し、叩こうとする、病気研究中心の医学・医療であること、を肝に銘じておく必要があります。すなわち、病気の原因を根本から正していくアプローチではなく、とにかく強引に病気を叩き、屈服させようとする医療が中心になっています。その方法は、症状自体を無理矢理止めようとしたり、押さえ込もうとする対症療法が主役です。

 その問題の本質については、イラストも提示した上で、分かりやすく解説していらっしゃるので、是非、元のブログを参照していただきたいのですが、確かに、現代西洋医学は、「急場をしのぐ救急医療としては、非常にすばらしいところがありますが、それと同時に、大きな問題も引き起こしています」という点ははあるのでしょうね。
 ただ気になるのは、「大塚晃志郎の、経営者とその家族のための健康管理と『命もうけ』の知恵」さんによる以下の指摘です。

このことが、よくわかっていないで、重大な病気にかかられたときに、自分自身の判断能力と選択肢を持たず、ただ医者まかせ、病院まかせにしていますと、薬ばかり山ほどもらっても、いっこうに良くならない場合が、かなり多くあることは、肝に銘じておいたほうがよいと思います。 

その上で、どういう判断をし、どういう行動を選択していったらよいか、が決まります。現状を嘆いても、今の医療体制が改革され、本質的に変わっていくには、あと20年は最低かかります。とすれば、眼の前に今病んでいる人がいて、20年後の医療改革を期待しても、あまり意味がありません。今ここにいる患者は、それまでとても待てないからです。

 なかなかに現実は厳しいですね。それにしても唸らされたのは、「『医者を選ぶのも、寿命のうち』ですから」というひと言。特に、「大学病院に期待するな」という指摘は、胸に突き刺さります。

 大学病院は、検査や病気の研究をするところであって、患者を治す場所ではない、という認識は、医師を中心とする医療関係の専門家のあいだでは、ほぼ常識ですから、病気になって、いきなり大学病院をあてにするのは、命を縮めるもとだと思います。良質な医療サービスは、大学病院には、まず期待できない現実を、しっかり認識しておいていただきたいと思います。



2005 08 01 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2005.07.06

[ゴーログ] 青年会議所は自力変革できるか?

 「青年会議所」と聞いて、何をしている組織なのか、ピンとくる人は決して多くあるまい。かく言う私も3年前まではそうだった。紋切り型に申し上げれば、20歳から40歳の青年経済人約43000人によって日本全国739の地域で構成されている組織で、「明るい豊かな社会」の実現を目指して努力しているのが青年会議所だ。
 各地の青年会議所は、日本青年会議所の下に集約されているわけだが、その日本青年会議所は国際青年会議所の一員になっており、ちなみに、米国第42代大統領ビル・クリントン、第7代国連事務総長コフィー・アナン、フランス第5代首相ジャック・シラクも青年会議所のOB。わが国でも、経済財政諮問会議の委員を務める牛尾治朗氏や麻生太郎総務大臣が青年会議所のOBとして知られている。

 そもそもの由来を辿れば、1949年に「日本はこの先どうなるのだ!?」という今以上に混沌とした戦後の時代背景の中、全国各地で志ある若者たちが立ち上がったことが発端だという。元々は国家の将来を憂える「熱い」組織だったわけだ。
 とはいえ、その元々熱い組織だったはずの青年会議所の存在感はそれほど強くない。改革を主導して世の中を動かしてやろうという情熱的なエネルギーを発散していないからだ。きれいごとの政策勉強会に終わっている感じが強い。たとえば、本来であれば、まさに20~40歳にとっての切実な政策課題であるはずの公的年金問題に関しても、日本青年会議所からの強烈なメッセージは世の中に聞こえてこなかった。
 1949年に産まれた「日本はこの先どうなるのだ!?」という咆哮がむなしい余韻と化してしまいそうな雰囲気が立ち込めたとき、この閉塞感をリアルな行動によってぶち破ろうとする男が現れた――東京青年会議所の理事長を務めた平将明である。
 いま私は、日本振興銀行という中小企業融資に特化した銀行の会長を務めているが、この銀行は「平将明」という男が「中小企業に対する貸し渋りを打破する具体的な行動を起こすべきだ」と狼煙を上げたことを切っ掛けに誕生している。そして、この日本振興銀行が誕生したことを切っ掛けに、「中小企業に資金需要はない」と言い張っていたメガバンクは最近貸出スタンスを変えて、中小企業融資に邁進するようになってきた。
 誤解を恐れずに言えば、平将明という一人の男の行動がわが国におけるメガバンクの行動を変貌させてしまったのだ。それほどまでに意を決した男の行動というものは尊い。
 聞けば、「平将明」という名は「平将門」から付けられたという。平将門は935年伯父の国香を滅ぼし、939年常陸の国府を焼き払って、当時の絶対権力である「京」の朝廷に公然と反抗するに至った。そして、関東一円に勢力を広げ、自ら新皇と名乗るまでになる――いわゆる平将門の乱である。将門は志半ばで討ち死にするものの、結果的に100年後に朝廷支配の世は武士の時代に変わっていく。
 その平将明が日本の青年会議所を変えたいと言う。1949年に誕生した時の咆哮を再び取り戻したいのだという。「おとぎの世界」を浮遊するのではなく、現実を直視するリアリズムで、世の中を変えるエンジンに日本中の青年会議所を変革したいと吠えている。
 改革は常に茨の道である。抵抗と反発と横槍の渦の中で、しぶとくしたたかに、心を逞しくして突き進んでいかなければ実現はない。賞賛する人など一握り。行く手には、誹謗中傷の豪雨や揚足取りの砂嵐も待っている。
しかし、それでも突き進まなければ、世の中は変わらない。評論家が世の中を変えた例はない。世の中を変えたのは、いずこの時代も行動する阿呆たちである。いま日本は、まさに「日本はこの先どうなるのだ!?」という状態にある。平将明は祖先同様討ち死にするかもしれないが、その行動は必ず後世に影響を及ぼすだろう。
 私はこういう男気に弱い。一も二もなく応援したくなってしまう。既存勢力におもねることなく、立ち上がった一人の男にエールを送りたい。そして、討ち死にすることなく、世の中を変えてもらいたい――こういう阿呆たちがドンドンと輩出してくるのであれば、日本の将来も捨てたものではない。

2005 07 06 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2005.07.05

[木村剛のコラム] 「いいフミ記念日」を作ろう

 私がワープロに接したのは、1987年前後だったように思う。当時、職場では、私ぐらいしかワープロを使っていなかった。
 頭が固い上司から「ワープロだと心がこもらないからダメだ」とか「ワープロだと文章力がつかない」などというお叱りを受けたことを思い出す。ワープロが市民権を得ていない時代だったから、ワープロで文章を練ってから、手書きするなどという、今では考えられないような二度手間も行われていた。

 それから20年。
 文章作成ソフトを搭載したパソコンが普及して、ワープロは駆逐された。そして、手書きは圧倒的な少数派になってしまった。私もキーボードばかりなので、いざ手書きになると、なかなか漢字が出てこない。変換キーのありがたさに飼い慣らされて、漢字力が衰えてしまった自分に気付く。
 それにしても、時代の変遷というのは人の感性すら変えさせてしまうものらしい。パソコンの文章作成ソフトが完全に主流になった現在、皮肉なことに「ワープロだと心がこもらない」という20年前の上司の台詞が思い起こされるから不思議なものだ。
 手書きの文字に接する機会がどんどん少なくなり、整ってはいるが味気ないワープロ文字ばかりに囲まれていると、不揃いでも個性溢れる直筆の文字が魅力的に映ってくる。
 私自身、お礼や謝罪の手紙は、万年筆で直筆するケースが多い。何となくではあるが、心が伝わるような気持ちがするからだ。手紙をいただく場合も、手書きだと何となく申し訳なくて捨てられない。
 そういうことをつらつらと考えていたら、「年に一度の感謝の手紙を書いてみませんか」という運動をしている方々に出会った。歴史や情報や文化を守り、社会を支えている紙を見直してみたいという。
 デジタル化が進む中、日本社会には閉塞感が漂っているが、その閉塞感を打破するために、温かい人と人とのコミュニケーションを復活させたい。そのために心のこもった手紙を書くという運動を展開している。紙の卸売業を手掛けている株式会社シオザワの塩澤好久社長が発起人となって賛同者を募っている。
 具体的には、勤労感謝の日である11月23日を語呂合わせで「いいフミ」記念日として制定し、手紙やハガキなどによるコミュニケーションイベントを、毎年定期的に開催しようというのだ。今年については、年に一度の感謝の手紙を全国的に募集してコンテストを行い、その感謝の手紙を「200文字のありがとう」と題して出版する計画だという。
 確かに、Eメールは便利だけれど味気がない。言葉足らずで、無用の軋轢を生みがちだ。手紙だと一語一語熟考しながら書くし、読む方も流し読みしないで行間の感情を読もうとする。そこにコミュニケーション本来の温かさが生まれてくるのかもしれない。
 ちょうど今国会に「文字文化振興法案」も上程されるという。ITに依存しすぎると、人と人とのコミュニケーションが阻害されるという説もある。たまにはパソコンのキーボードから離れて、手書きの手紙を書くのも悪くはない。

(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に7月4日に掲載したものです。

2005 07 05 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2005.06.30

[ゴーログ] ミュージカルバトンはネズミ講なのか?

 皆さん、こんにちは。先週、ミュージカルバトンを次の方に回すのをパスしたら、「無菌育ち3はお堅いのがお好き」さんから「パスしちゃ駄目じゃん」と叱られてしまった木村剛です。「LIVERTY BELL」さんや「貞子ちゃんの連れ連れ日記」さん、「ゆびとま」さんなども、ミュージカルバトンを楽しんでいらっしゃるようです。

 しかし、「商業利用の臭いがする」という「くまさんの自立」は、まず冷静に計算して、この5人ずつ増えていくという構造上の問題を指摘していました。

最初の人が1人でスタート した場合 
→第2          5人
→第3         25人
→第4        125人
→第5        625人
→第6      3,125人
→第7     15,625人
→第8     78,125人
→第9    390,625人
→第10 1,953,125人

 確かにすごい数字ですね。「くまさんの自立」さんは、「この数字ってすごくありませんか、最初に5人からスタートすれば、第10では、9,765,625人で約980万人に到達するのですね。ぼくのようなへそ曲がりがいなくて、全員がこの通りに、尚かつ重複者がでないでいけば、国内ブログ利用者は延べ335万人・・・ですから数字的には完全に全ブロガーを網羅してしまうのです」とまで述べておられます。
 「このようなものは商業利用目的であれば、莫大な利益を生み出すかもしれませんね」という「くまさんの自立」さんの洞察に呼応するかのように、「愛と妄想の日々」さんは、「『バトンを渡す5名』を重複無しでみんながきっちり回したら、10世代目でざっと200万人。破綻は目に見えているw まさにネズミ講だな。こりゃw」と書いてくれました。また、「Kento De Goo Punch」さんが「いわゆるチェーンメールだよね?これ」と指摘したところ、「くぬぎのしっぽ」さんも「これって古くは不幸の手紙、耳に新しいところとしてはチェーンメールですよね。やってることの見た目は違えども、仕組みややってることは、マルチやネズミ講にも通じます」と返しています。
 でも、「ただまあ、『チェーンメールっぽいから』で、チェーンメールであるかどうかや、目的・出典を検証せずに『怪しい』と決めつけてしまう態度と、『なんかまわってきたから』で、チェーンメールであるかどうかや、目的・出典を検証せずにそれに乗って次へ回してしまう態度とは、ほとんど同じものなんじゃないの?」(by「gekka blog」さん)という意見もありますから、「賛否両論公平に。私は面白そうなので参加しときます」(by「ニュースの視点」さん)とか「こうしたお馬鹿企画は大好きなので、せっかくだから参加」(by「ビールを飲みながら考えてみた」さん)のようなノリが良いんですかねぇ。
 まあ、「未来の成功のためのレッスン」さんが、「『6人たどれば,世界中のだれとでもつながる』という友達の輪ができるのである。レビュアーの単純の試算で検証してみても、ひとりの知っている人の数を100人と見積もって、100の6乗は1兆なので、知り合いどうしの重複はあったとしても世界の人口60億より充分に大きいので、ありえる話だと一人納得した次第である」と書いていますが、人々とのつながりが増えるという意味で、ポジティブに捉えておきたいと思います(ただ、やっぱり私は、次の人にバトンを渡すことはパスしたいですね)。


2005 06 30 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2005.06.09

[ゴーログ] 石原慎太郎氏、フランスに「NO」という?!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「プログレッシブな日々」さんから、石原慎太郎氏がフランスに「NO」と言った話を教えていただきました。都庁内で開かれた首都大学東京の支援組織における設立総会でのこと。石原都知事が、なんと祝辞のなかで「フランス語は数を勘定できない言葉だから、国際語として失格しているのも、むべなるかなという気もする。そういうものにしがみついている手合いが結局、反対のための反対をしている」などと述べたというのです。 「プログレッシブな日々」さんは、「え~、一応、私は大学での専攻語がフランス語でした」と書いていますが、じつは私も恥ずかしながら、大学ではフランス語を専攻しておりました。あのややこしい動詞の変化についていけず、完全な落ちこぼれ組でしたね。しかし、「プログレッシブな日々」さんは、フランス語文法は整然としているとご指摘していますから、尊敬しちゃいます。

「数を勘定できない言葉」とは一体どういう意味なのか判然としませんが、おそらく英語や日本語と異なり、数表現のスタンダードである十進法に二十進法(両手足の指の総数を基準とした数体系を有するケルト語が由来らしい)が入り込んでいる点にいちゃもんをつけているのでは・・・と推測します。フランス語文法全般に関して言えば、“例外”だらけの英語に比べて実に整然(反面、複雑でもありますが)としたものですから、この数体系の混乱は不思議といえば不思議。

フランス語で二十進法が混じるのは70以上の数。たとえば、「99」という数字を表現するのに、日本語は「きゅうじゅう・きゅう」、英語は「ninety -nine」と、十進法の文脈ですっきり理解できる表現であるのに対して、フランス語の場合は「quatre-vingt-dix-neuf 」( 20が4 つに10 足して、さらに9を足す)と表現されることになります。十進法オンリーの数体系の母語を有する学習者にとっては、確かにこれは取っつきにくいでしょう。「99」ならまだいいですが、「千」や「万」といった単位の数字だとさらに覚えにくくなります。「なんでわざわざそんなめんどくさい言い方を」と私だって思いました。

 いえいえ、拙者の場合、もうそんな次元に至る前に脱落していましたから・・・切腹!!という感じで、「なんでこんなに難しい言語を、オレは選んでしまったんだ」と授業に出るたび、後悔していましたし、そのうちに授業前に教室で4人集まったら、雀荘に行っていました。そんなわけで、フランス語というのは、私にとって、かなりの鬼門です。
 さて、「プログレッシブな日々」さんは、石原慎太郎氏の発言に対して、「しかし、それだけの話。『数を勘定できない言葉』というのは、ほとんど言いがかりでしょう。石原知事、学生時代にフランス語の講義で赤点取った恨みでもあるのかな?」と軽く返してくれています。

そういうわけで石原知事の発言自体は感心しませんが、そもそもの批判の矛先である「語学・文学の言語別専攻」に代表される既存の“専攻”というものが、大学における学問のタコ壺化の温床となり、教育研究の広がりと発展を阻害していることは確かでしょう。

これは一種の既得権益といえるもので、首都大学東京(へんな名前)に限らず、全国あちこちの大学で改革派と守旧派の暗闘が進行しています。大学改革の方向性は間違っていないのだから、石原知事はつまんないこと言わなければいいのに・・・ 

しかし、この類の馬鹿さ加減が彼の個性というかセールスポイントでもあるからなあ、と生暖~かく事態の進行をみつめる私です。 

 いずれにせよ、象牙の塔である大学の閉鎖性というのは、聞きしに勝るものがあるようですね。石原氏の発言はともあれ、もう少し、改革が進んで、世の中のことが分かる学者が増えることを期待しております。

2005 06 09 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2005.06.08

[ゴーログ]日本人と欧米人の違いはどこにある?!

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「小森さん」から、日米文化論が寄せられてきました。「セールスマンの売り文句は、日米で違いがあるそうです。日本人に対しては、『みんな買ってますから』が殺し文句。アメリカ人に対しては、『これを買うと、ヒーローになれます=目立つことができます』が殺し文句。なるほど、日本は「みんなと同じです」というのが効き目大なのに、米国では「みんなと違います」がいいんですねぇ。「小森さん」による「日本人はみんなと同じです」理論は、「世間体理論」にまで純化され、若者のファッションにまで言及していくことになります。

コギャルや若者のファッションですが、これもまた世間体のなせる業だと思います。というのは、彼らは、コギャル・若者というミクロな"世間"に属しており、彼らの"世間体"では、そのファッションやアクションが強制されているからです。もしかしたら、彼らはそれがかっこいい・正しい、と本気で思っているのかもしれませんが、逆にそれをやらないとそのグループから排除されてしまう、という恐怖も裏側に潜んでいるのだと思います。

大人も似たようなもので、定時になってすでに仕事が終わっているのに、他のみんなが残業しているから帰りづらいとか(小森の体験)。本人にその気がないのに、お受験に子供をまきこんじゃったり、とか。極端な例で言うと、法律や顧客の安全を無視してまで、自分のグループを守ろうとした某自動車会社までいっちゃうのかもしれません。一流企業は転んじゃいけない・失敗なんかない、という世間体からくる行動だったのかも。

ただ印象的だったのは、その後に続く「怒れるニュージーランド人の話」でした。フェアプレイに関する欧米人の価値観と日本人の価値観の違いが浮かび上がってくるのではないでしょうか。

私が高校生だったとき、英語の教師として、ニュージーランド人が先生として来ていました。・・・ある日、彼女は我々に、英語の新聞記事を読んで、感想を英語で書きなさい、という英語を出しました。そして、宿題を受け取った彼女は、その次の授業で激怒していました。というのは、ほとんどの人が同じ文面だったからです。

実は、私たちのクラスには、東南アジアからの留学生(当然、英語は上手。)がいて、その子のレポートがコピー元として出回ったのでした。・・・この宿題には、単位がかかっており、苦手な英語をクリアするために、このような手段に出たのだと思いますが、これも一種の世間体のようなものかもしれません。・・・私は、このときに、日本に存在するムラというしくみと、欧米にあるらしい「フェアプレイ」という概念を強く心に焼き付けることになったのでした。 
 

 このフェアプレイの概念というのは、なかなか日本人には理解できないコンセプトなのかもしれません。日本のマスコミが代表例ですね。「みんなと同じように波状攻撃する」という発想ばかりで、「ルールの下でみんなと違う発想をする」というコンセプトがない。どうでもいい覗き趣味にしか興味がなく、「先に暴く」という競争ばかり。それぞれの人間が苦悩しながら追求している大義や志なんかはどうでもいいわけですから。
 でも、「小森さん」がいみじくも指摘しているように、「かといって、日本がダメで、欧米万歳って言いたいわけでもないですよ。アメリカだって、エンロン事件があったり、マーサシュチュワートがインサイダー取引したり」ですから、なかなかに世の中は難しいものです。

2005 06 08 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2005.06.03

[ゴーログ] 何でもかんでも部下のせい♪♪♪

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「中年@poetry」さんが「同僚の経験した本当の話」として、笑えない実話を紹介してくれました。ついつい「あるある探検隊」のネタとして投稿したくなるシチュエーションですね・・。

あるとき、顧客に提供したシステムに不具合が生じた。 
同僚「どうも、開発と営業の連絡ミスが原因のようです」
上司「それで。。誰のせいなの」
同僚「誰って言われても。。。」
上司「誰のせいなのよ」
同僚「だから、我々全体の責任かと。。」
上司「・・・・」
同僚「業務全体の仕組みに問題があったのかと。。」
上司「Y(同僚)君。君が統括してたんだろ。君のせいだからね。分かった? 君のせいだよ」
同僚「はあ」
上司「返事は?君のせいだからね」
同僚「はい(分かったよ俺のせいでいいよ)」 

 でも、「中年@poetry」さんによれば、「この上司はしばらくして降格され、会社から消えていきました」ということのようですから、結構、まともな会社じゃないんでしょうか。ヒドイ会社だと、そういう輩が昇進してしまいますからねぇ。

 ハイ、ハイ、ハイ、ハイ、ハイ
 あるある探検隊♪、あるある探検隊♪、
 何でもかんでも部下のせい♪♪♪


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「フィナンシャルジャパン」誌主催の企業説明会
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FJ誌では6月11日に企業と個人投資家をダイレクトに結びつけるIRイベント「FJインベスターズ
フォーラム」を実施します。
司会・進行役は木村 剛が務めます。
対談形式を取り入れるなど、既存のIRイベントとは一味違った企業形で説明を行うほか、
「投資と日本経済」と題して木村剛が講演も行います。

今回のイベントに参加する企業はマンションなどの内装コーティングを行う(株)アライブコミュニティーと
マンションなど賃貸不動産の販売管理の(株)ディックスクロキです。
数多くの皆様のご来場をお待ち申し上げます。

【日時】 平成17年6月11日(土)
13時~17時(12時30分開場)
【会場】 鉄鋼会館(東京都中央区茅場町3-2-10)
【定員】 200名先着順
【参加費】無料
セミナーの詳細とお申込みは「フィナンシャルジャパンONLINE」から
http://www.financialjapan.co.jp/forum/
        

2005 06 03 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2005.06.02

[ゴーログ] 有名人にプライバシーはないのか?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。「R's Random Talk」さんは、「中田のストイックさは私の憧れるところでもあるので、サッカーにはまるで興味のない私だけれど、イタリアにいくずっと前から好きだった。彼の一挙手一投足に注目していた節もある。自分のスタイルを追及したい人間にとっては、非常にいい見本になるんじゃないでしょうかね。彼は、現役サッカー選手でありながら、東ハトの執行役員でもある。サッカー引退後というよりは、人生自体を1つのフィールドと考えているようにも見える先見性と頭のよさには脱帽です。常に先を見据えて、自分のフィールドを広げていく柔軟性もすごい。『俺ぐらい有名なら、解説者とか芸能界でやってけるよな』みたいに安易に考えるサッカーバカではないところがまたいい(笑)」ということで、「やっぱり私は中田です。実は、コッソリ『中田語録』持ってます…しかも初版(汗)」と熱烈なヒデファンを自認していらっしゃいますが、最近起こったこの事件についてはどうお考えでしょうか(^^;;)

 女優の宮沢りえさんとのキス写真を「週刊現代」に掲載され、プライバシーを侵害されたとして、サッカーの中田英寿選手は、発行元の講談社などに損害賠償を求めていたのですが、5月18日の控訴審判決で、東京高裁の秋山寿延裁判長は、120万円の賠償を命じた1審東京地裁判決を取り消して、中田選手の請求を棄却したようです。「お笑い@サプリッ!〜楽しくなければBLOGじゃないじゃ〜ん!」さんは、「賠償取り消しなんて、ヒデえな~」とサラリと書いていますが、ヒデ本人の怒りは並大抵ではないはずです。
 問題となった写真は、最初に別の雑誌に掲載され、週刊現代も2003年9月20日号で「中田と宮沢りえ『深夜のディープキッス』が裁判に!」との見出しで掲載したもののようです。判決理由で秋山裁判長は、「キス写真はクラブ内の他人が見ている状況でクラブ経営者に撮影され、中田選手も撮影に同意していた」と指摘したようですね。「撮影に同意した」のと、「週刊誌の掲載に同意した」というのは違うと思うんですが、結局、「有名税だから我慢しろ」ということなんでしょうねぇ。
 海の向こうのパパラッチも凄いんでしょうが、日本のマスコミは、有名だと思ったら、何でもありですからねェ。是非、中田英寿選手には、その他の同志の方々と資本を出し合って出版社を立ち上げ、「こいつだけは許せない」と思う記者たちを取材対象にした「FOCUS」や「FRIDAY」を創刊したら面白いと思うんですけれど・・・。


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2005.05.26

[ゴーログ] 上司の最低限の役割は責任をとることである

 皆さん、こんにちは。木村剛です。5月18日のゴーログ「TBS盗用問題にみるマスコミの現状」にたくさんのトラックバックをいただきありがとうございました。「すちゃらかな日常 松岡美樹」さんは、フリーランスのアウトプットを自分のものにしながら、何か事件があると、フリーランスの責任にするというマスコミの構造問題を絶妙の筆致で批判したわけですが、それに関連して「Law Blog」さんは、「マスコミに限らず、責任の所在を明らかにしておくこと、責任を負うべき個人を明らかにしておくことは、必要だと思う。しかし、組織のエライ人の中には、卑怯な人間がいる」と指摘して憤っています。

本当は上の者の判断で行っているにもかかわらず、下の者の判断で行っていることにする。・・・何かあったときに自分に対して責任が及ぶのを避けたり、自分に対する批判を避けるために・・・例えば、プロ野球チームの選手起用について、実際にはオーナーが金儲け至上主義の考えから指示を出しているのに、批判をかわすために、監督の判断でやっているということにしたり。

一番許せないのは、組織の上部の者が責任を負うべき不正が発覚しそうなときに、予め「下の者の判断」という予防線を張った上で、ごまかし行為を行うことだ。以前、私が所属していたある組織で、課長クラスの人間が、「オレの判断でやっている」ということを必要以上に強調しながら、やばいことを繰り返すということがあった。

不正がばれた後で、下の人間のせいにして逃げるということが卑怯なのは、言うまでもない。しかし、それよりも遥かに卑劣なのは、予め下の者が責任を負うという予防線を張った上で、不正行為やごまかし行為を行うことである。 

 上司が果たすべき、最低限の役割は責任をとること――ただひとつだと思います。特に経営者であれば、あらゆることをする自由が与えられているわけですから、失敗したときに他人のせいにすることは許されません。失敗したときの理由はただひとつ――「経営者に能力がなかった」ということしかないんですね。
 TBSの場合はどうなんでしょう。マスコミ以外の企業で不祥事が起こった場合は、必ず社長に対して「あなたは辞めないのか!」などと怒号を浴びせるのに、身内にはやさしいんですよねぇ。やっぱり、マスコミには憧れます・・・。

2005 05 26 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2005.05.25

[ゴーログ] キャンディーズがカネボウを歌う

 皆さん、こんにちは。木村剛です。3月末決算の企業では、そろそろ決算速報を公表するタイミングになってきました。タイミングよく「404 Blog Not Found」さんが「初夏一番」という替え歌を披露してくれています。
 元歌は、私のような40代には懐かしい名曲、キャンディーズの「春一番」なんですね(ちなみに私は、ラン派ではなく、スー派でした)。
 メロディーを覚えている人は、口ずさんでみてください。なかなかイケテいます。カネボウの上場廃止が決まったばかりだけに心にしみるものがありますねぇ。
 それでは、ご紹介しましょう。「404 Blog Not Found」さんによる「初夏一番」です。

♪B/S P/L キャッシュフローが 流れて行きます
♪特別損失が恥ずかしげに顔をだします
♪もうすぐ 決算ですね
♪監査していませんか

♪密告(たれこみ)屋が 隠し帳簿を運んで来ました
♪東京地検の特捜部が 迎えに来ました
♪もうすぐ 監査ですね
♪粉飾していませんか

♪泣いてばかりいたって 社は解散ですから
♪ハローワークにでも 出かけませんか
♪もうすぐ クビですね 
♪職を探しませんか 

2005 05 25 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2005.05.20

[ゴーログ]女性専用車両vs男性専用車両

 皆さん、こんにちは。木村剛です。女性専用車両ネタにたくさんのトラックバックをいただきありがとうございました。「2000年までに、被疑者が痴漢をしたことを否認したケースが203件あり、それらはすべて有罪になったんだそうです」(by「大須は萌えているか?」さん)などという話を聞きますと、やはり背筋が寒くなる方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
 ただ、「お笑い@サプリッ!〜楽しくなければBLOGじゃないじゃ〜ん!」さんからは、お笑いの「いつもここから」風に「悲しいとき~、女性専用車両にいるのが、全員おばあちゃんだったとき~」と笑い飛ばす傑作を送っていただきましたし、「空豆通信」さんからは、「沖縄にはモノレールがあります。幸いなことに2両編成です。女性専用車両+男性専用車両。・・・これならなんか割り切れる」という愉快なコメントもいただきました。

 女性専用車両の導入には色々な見方があるようですね。実際問題として、「何故か女性専用車両はガラガラらしいです_| ̄|○」(by「時事を考える」さん)し、「レビューのとらお」さんは、「逆に女性は女性専用車両以外の車両に乗りにくくならないかなぁということです。例えば、わざわざ女性専用車両がある電車で、通常車両に乗ってくる女性を見て、『コイツは痴漢されても構わないと思っている』と考えるバカが増えるんじゃないですかね」と分析していますし、「*** 身辺雑感 *** 」さんは、「女性専用車両は空いていて、一般車両の混雑がひどくなった」と不満を持つ男性もいるらしい」という声を紹介しています。
 「ヤースのへんしん」さんは、すでに被害に遭っていまして、「私の乗る電車は、階段から降りたところが「女性専用車両」のために、先日、階段を駆け下りて飛び乗ったら『白い目で見られた。』という経験を持っています。スゴスゴと車内を歩いて、引き戸を開け、子供頃によく遊んだ連結部を経て、隣の車両に移動したのですが、移動先の車両でも失笑を浴びるという、なんとも・・・な経験であります」と証言してくれました。
 かと思うと、「くまさんの自立」さんは、「もし、男性用車両が出来た場合、それに進んで乗る人って、今までに「痴漢!」という濡れ衣を着せられた人、着せられかけた人、痴漢行為をしてしまうおそれのある人、疑われそうな人、自制心のない人等々余り、正常ではないイメージが付きまとってしまい、どうも、乗るのに気が引けてしまう。そう思うのはぼくだけだろうか?」と心配していますし、「R's Random Talk」さんは、逆に「下手すれば、女性専用車両に乗っていなかった女性が痴漢にあったら、『女性専用車両に乗ってなかったんだから触られても文句いうな』っていう話にもなりかねない」ということを危惧しています。
 「副業ブログ〜アフィリエイト挑戦日記〜」さんが、「女性は男性が周りにいなくて寂しくないのか?」と問い掛ければ、「grounder」さんは、「『女性専用車両』が増えると・・・『化粧する女性達』が更に増えるんじゃないかと心配です」と全く違う点を懸念していますし、「朝霧総合研究所」さんが「男女平等の観点からすれば、女性専用車両は女性に対する優遇措置であり、同時に男性に対する冷遇措置である」と吠えれば、「日中韓ウォッチングブログ」さんは、「『専用』とあるからにはある程度の『義務』があるはずではないのか」と女性に女性専用車両への乗車義務を示唆しています。
 かと思うと、「踊り字ヱブログ」さんは、「女性専用車両の隣の車両に乗ってみたのですが、専用車に乗っている女性は明るい服を着た人が多いので遠くから見ても車両内部が明るいのです、で、その隣の車両は男性が大半を占め、その男性のほとんどが黒か紺のスーツを着てるのでむさ苦しくみえてしまうんです。男性専用車両、乗る人いるのかなあ」という感想を述べていますから、本当に十人十色と言う感じがします。
 その一方で、面白い提案も沢山いただきました。「世界の片隅でボクも考えた」さんは、「『枯れてない男性のみの車両』を作るというのはどうでしょう?おれはまだまだいけるぜ~と思っているという男性、または男性のみのグループ専用というのは、どうっすか!?」と提案していますし、「我輩はryuryuである」さんは、開き直って、「もうこうなったら思い切って『マニア専用車両』とか『出会い系車両』とか『友達が少なくて寂しい外国人専用車両』とか『今日誕生日だけど祝ってくれる人が誰もいない人専用車両』とかいろいろつくってみますか。会話がうまれて楽しいかもな♪」と切り返しています。
 それどころか、「こんな青空の日には」さんは、「ならばいっそ『痴漢専用車両』を設けることが最大の解決策になるような気がするのはふざけすぎですか?・・・痴漢したい人とされたい人だけが乗る車両。そういう人を1ヶ所にまとめてしまえば、他の車両は男性も女性も安心して乗ることができるのに」という究極のブラックジョークを一発かましてくれました。
 それにしても、皆さん、痴漢に間違われないように、ご苦労しているんですねぇ。「ミゲルの蒼い書物」さんは、「私も混雑した電車に乗るときは両手を無理矢理にでも塞いで、ドアに張り付くようにして乗ります。それでも戦々恐々というのが本音です。被害妄想と言われたらそれまでですが・・・」と言っていますし、「いば日記」さんも「僕も通勤中に痴漢に間違われるというか、女の人に振り返られた経験もあり、痴漢に間違われると面倒なので、満員電車では必ず両手でつり革等を持つようにしています」と告白しています。
 「世の中不思議で面白い」さんは「普段電車に乗るときは女性の側には寄りませんし、女性が近くに来たときはカバンを両手で抱えるか両手を上に挙げて、リスクを低下させる努力をしています」とおっしゃっていますし、「ParsleyRoom.com -P_Blog-」さんも「当方の間違い予防策としては、ヘッドフォンのリモコンと手すりを持つ!これで両手はふさがりますんで、あとはどうしようもないです。。。正直、電車の揺れて女性が痴漢と思う場所に当たろうとも、それはしゃーないでしょ?」とあきらめ顔。世の男性諸氏は苦労しているんですよ、それはもう。女性陣のご理解も多少いただきたいところです。

2005 05 20 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2005.05.02

[ゴーログ] むしろ「男性専用車両」を作った方がよいのでは?

 皆さん、こんにちは。本日5月2日をもって満43歳になり、晴れて厄年(後厄も含めて)があけた木村剛です。軽妙洒脱な筆致で毎回楽しみに読まさせていただいている「grounder」さんから、面白いご指摘をいただいたので、ご紹介しましょう。

電車で発見して「おやっ?」と思った事を…。ちらりとしか見られませんでしたが、僕が通勤に使っている東京の私鉄電車にどこかの電車同様に(通勤時間だけかな?)「女性専用車両が設けられました」という告知ポスターを見ました。・・・

この「女性専用車両」というのは痴漢連が自主規制?も効かず悪意ある行為を車内で繰り返す為、企業(鉄道会社)がイカン!と言って規制をかけた結果ですよね。女性専用が連結された電車には乗った事ありませんが、その時、他の車両は何の面白味もない男大勢の車両を想像してしまいました。

それこそイカン!という感想なのです。電車の中での楽しみの一つにマンウォッチングと称する異性を眺める(じっと見てはいけませんよ!)ような楽しみの空間でもあります。その中では季節や流行(臭いもあるよ!)を感じたりする(僕にとっては)貴重な空間なのです。ネガティブに考えて、この規制がエスカレートした場合? 半強制的な「男性専用車両」が出現してしまう可能性を持っていますよね。
くれぐれも痴漢(及び願望が溢れている)の人達!そのうち痴漢もできない電車が出現しますぞ!

 確かにそのとおり、という感じではありますが、「grounder」さんとは、違う視点から、この問題を斬ってみたいと思います。私は逆に「男性専用車両」が合ったほうが良いのではないかと考えているからなんですね。じつは、「痴漢被害」というのは、逆もありまして、「何もしていないのに痴漢に間違われてしまう被害」というのもあるようです。
 何も「『ミラーマン』(ちょっと旧いですか・・・)は無罪だ」などと主張するつもりはありませんが、警察庁で管理職をしている友人に聞きますと、「とにかく、痴漢に間違われたら、振り切って逃げること。俺は何もしていないから大丈夫などといって、警察に行ったら逮捕されてしまう。無実の証明ほど難しいものはなく、被害者が『私は触られた』と主張している以上、警察としては拘置するしかない」などと言っているんですから・・・。
 そういう意味で言うと、「何もしていないのに痴漢に間違われてしまう被害」から男性を護るために、「男性専用車両」を設けるということも考えた方がよいのではないか、と思うわけです。「女性専用車両」があったところで、その他の車両にも女性が乗車しています。「何があっても絶対に痴漢にあいたくない」と思う女性のために、「女性専用車両」があるのなら、「何があっても絶対に痴漢と間違われたくない」と思う男性のために、「男性専用車両」を設けてもよいのではないかという感じなんですけどね・・・。
 皆さんは、そのあたり、どうなんでしょう?

2005 05 02 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック

2005.02.18

[ゴーログ]数学の問題か、それとも注意力の問題か?

 皆さん、こんにちは。木村剛です。学生時代に変な問題で苦労した経験は、皆さんお持ちだったようで、現役教師の「新へなちょこ教頭のハラハラドキドキ学校改善物語」さんが「スンマセン。数学の問題頑張ってみたけど、解けませんでした。悔しい」と白旗を掲げたと思ったら、「ヤースのへんしん」さんは、「この問題を解かせて、もし間違った時に、『そんな問題を子どもたちにだしたら、教育の現場が混乱する』とか、一番クレームを付けて自分のことを棚にあげそうなのが、中学の数学の先生のような気がするのは、私だけでしょうか?」などと混ぜっ返して(?)くれました。

 ちなみに、「la vie」さんからは、「あえて数学的に言えば、lim(x → +0) = +∞ lim(x → -0) = -∞ 故に、a=1/x は、x=0で不連続 故に、x=0付近で微分不可能」という回答をいただきましたが、出題者はさすがにそこまでは求めていなかったようです。こうした中、「Digital ひょうたん」さんは、中学時代の印象的だった問題として、下記のような経験を送ってくれました。

僕が思い出したのは、中学のときの保健体育のテスト。期末考査(?)の一部の問題が、だいたい下記のように出たんです。

間違っている項目には○を、正しい項目には×を記入しなさい。

そう、間違っているほうに○なんですねえ。

おいらは、この部分はすべて不正解でした。
つまり、問題文をよく読んでさえいれば、全部正解だったはずの問題・・・。
注意を払うことは大切なのです。
今でもその先生とは、年賀状のやりとりをしています。 
今度飲みに誘ってみようかなあ。 

 なるほど、思わず引っかかってしまいそうです。一見、簡単に見える問題ほど、意外に落とし穴が掘ってあったりするものですね。そこで今回は、「彰の介の証言」さんからの出題を最後に出しておきましょう(答はコチラ)。
さてあなたは、1分以内で正解できるでしょうか?

2進法の世界で、「10円玉が10個あったらいくらでしょう?」

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2005 02 18 [20. その他] | 固定リンク | トラックバック