皆さん、こんにちは。木村剛です。「珈琲ブレイク」さんが、「一昨年ころから、わが国の年金制度とその運用をめぐって議論が絶え間なく続いている。さらに未曾有といわれる不況に入り、『老後の安心』が年金問題で脅かされているとの議論がある」と指摘しています。
私たち団塊の世代の少し上の世代までは、自分たちの親が引退して職業から離れると、親の老後の生活を子供たちが経済的に支えることが通常であった。私の親も、祖父母を養っていた。ところが、1973年に年金制度ができたお蔭で、私たちの世代は、多くの場合親を直接経済的に支えるという経験をしなくなった。親たちが年金で生活できたからであった。・・・この間、私たち年金を支払う側は、主に団塊の世代と呼ばれる我々自身を代表に、人口が多数派であり、一方年金を受給する親の世代の人口は相対的に少なかった。このため、年金を支払う我々にとって、支払負担額は相対的に少額で済み、年金を受ける親たちは相対的に大きな受給額を獲得し、かつ問題は発生しなかった。ところが、われわれ団塊の世代が現役を引退し、年金の負担側から受給側にまわることになると、状況は一変せざるを得ない。どのように制度をいじくってみても、支払う人々の人口が少なく、受け取る人々の人口が多い状況では、支払う側の負担が相対的に重くなるか、あるいは受け取る側の受給を減らすかの二者択一しかありえない。こんな当たり前のことを、理解してか、それとも敢えて理解を拒んでなのか、メディアにも政治家にも、基本的に無理な議論が多すぎる。 われわれ市井の生活者は、長らく年金制度がない社会で過ごしてきた。戦前には年金以外のさまざまな社会保障制度もなかった。それでも飢え死にしたり自殺したりする人々が現代よりもずっと多かったという事実は存在しない。子供が老いた親を養うこと、親はできるだけ子供に迷惑をかけないように老後のための備えをしておくことが健全な常識であった。そういう本来の姿をまったく忘れたような議論は、根本的に無理がある。社会保障ができるだけゆきとどき、安心して老後を迎えられることはもちろん望ましいが、その代償として別の大きな問題が発生しかねないことをしっかり考えなければならない。個人の生活を、国がどこまでめんどうを見るべきか、われわれはもう一度原点に立ち戻って熟慮すべきである。・・・自分の老後の生活を、全面的に政治に依存する、国に依存するという態度こそが、不健全であると思う。われわれ国民は、自分の老後の生活のための大切なお金を、ほんとうはできるだけ政府に依存すべきではない。政府のお役人に、大切なお金を委ねるべきではないということである。お役人は、必ずしも悪い人々ばかりではなく、多くは有能で誠実な人たちであったとしても、他人のお金を他人のために使う立場である。そこには、無駄遣い、不正、不純な消費などが容易に入り込むスキが常にある。・・・私は、年金制度の大切さを認め、存在意義を高く評価するが、その一方で、われわれ国民がこの年金という制度にあまりに依存しすぎることに、強い懸念を感じる。私自身は、将来年金受給額が大幅に減少することを覚悟している。
私は、現在の公的年金の仕組みを維持するという選択の方が、国民を不幸に陥れると確信しています。だからこそ、『僕らの年金脱退宣言』(DMDJAPAN)で、確信犯的に公的年金からの脱退をお勧めし、税方式によって基礎年金を全国民に付与するという提案をしているのですが、わが国の公的年金の議論は極めて感情的で視野狭窄に陥っているのが実情です。
例えば、私の年金脱退論に対しては、「そんなことを言ったって、自力で老後の蓄えをできない人もいる。それは、強者の論理ではないか」という批判が為されたりします。私は、そういう方に対しては、生活保護か、基礎年金で対応しようという案なのですが、こういう反論する方の多くは、「公的年金を維持すれば、老後が保障される」という幻想を抱いている、もしくは、厚生労働省の洗脳にやられているケースが少なくないのです。
生産的な政策を実施するために議論するのであれば、まずは現実を直視しなければなりません。国民年金をまじめに納め続けた場合に、老後において毎月いくらもらえるのか調べてください。10万円にも届かない少額であることに驚愕するはずです。それだけで老後が過ごせるのか心配になるはずです。
現実問題としては、「公的年金だけでは老後を暮らしていけない」わけであって、「100年安心」とか「老後はこれで安心」などと言える代物ではないということを熟知することから議論すべきなのですが、それがないから「あなたは貧しい人々の老後はどうなっても良いというのか!」などという話になってしまうんですね。10万円にも届かない年金で老後が過ごせるか否かという議論がすっ飛んでしまっているのです。
そういう議論の上で、「10万円に届かない公的年金のために、消費税を20%にすることに同意しますか?」という財源論を展開しないと現実的に実施するための政策論は深まりません。ところが、そこまではとてもとても届かない。政策論が貧弱な国は、感情論によるイエス・ノーしかないからです。
私は、これまで納めた分はあきらめて、先輩たちの年金支給のファンドに使っていただいて、基礎年金部分だけをお国からいただくという、ゼロクリアをまず行う。そうしないと、10万円に届かない基礎年金ですら払えなくなってしまうと思うからです。早めに処置しないとこの年金制度は、多くの人々の怨嗟の的になってしまうのではないかと本気で危惧しています。
2009 07 01 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「くまさんの自立」さんが、「麻生太郎首相が『官僚4原則』を打ち出したそうだ。まあ、はっきり言って、こんなこと今更言われる方もどうしようもないということだが、言わなければわからないほど硬直化していることに他ならない」と怒っています。
公務員の心得となる「官僚4原則」 (1)スピーディーを旨とせよ (2)悪い情報ほどすぐ上げよ (3)省益を捨て、国益に徹せよ (4)「これは自分の仕事ではない」と決して言ってはいけない。むしろ自分の仕事を探せ、の4項目。ぼくならば、もう2つ付け加える。 (5)大臣の指示を絶対とせよ (6)最初から「できない」という固定観念を捨てよ こんなことも知らない官僚たち。ため息が出る。 頭が良いだけでどうしようもない。・・・
本当にそのとおりですね。ちなみに、「【ネットEYE】「もりもり」の「今」を読むブログ」さんが、「厚生年金の標準報酬月額の改ざんが、100万件を超えるだろうとか…。もう、社会保険庁の不正は、底なしですね」と指摘していますが、日本政府は、このところの官僚不祥事に対して、あまりにも甘すぎるような感じがします。
年金は勝手に消してしまうし、標準報酬月額は改ざんしてしまうし、裏金を使いまくるし、「●TT●ータ」とつるんで、「社会情報●リエイト」というダミー会社を作って、データ関係の費用を数千億円もくすねてしまうし、社会保険庁は、犯罪者の集団なのでしょうか…。しかも、不正をしても何のお咎めもなくて、・・・社会保険庁の職員で、新しく発足する日本年金機構に不採用になった人は、厚生労働省で採用するというんだから、空いた口が塞がりませんよね。・・・この標準報酬月額の改ざんって「公文書偽造」とか「詐欺」「横領」などの、立派な犯罪なのではないでしょうか?・・・ 社会保険庁の担当者が、積極的に標準報酬月額の改ざんを進めるってのは、どういうこと? これだけ数々の不正・犯罪が明らかになっているのに、「東京地検特捜部」は、なぜ動かないのか? ホリエモンとか、鈴木宗男さん、村岡兼造さんとか、「国策捜査」をする前に、やることがあるのでは?ということでやはり、「ヤクニン」にお金を預けると、ロクなことがないということですね。この社会保険庁の厚生年金の問題もそうですが、道路特別会計しかり、労働保険特別会計しかり、貿易再保険特別会計しかり、自動車安全特別会計しかり、食料安定供給特別会計しかり、その周りには、公金に群がる公益法人と、おいしい天下り先が見え隠れしています。 まあ、そういう点で「ヤクニン」は、今どきの「インテリヤクザ」以上に、「所場代」「しのぎ」を稼ぐのが上手かも。しかも、何やっても捕まらないのだから、「ヤクザ」なんかより、コワイモノなしですよね。以前、舛添要一厚労大臣が、「横領した人は牢屋に入ってもらう」と言ってましたが、誰も、牢屋に入っていませんし…。「ヤクニン」の高笑いが聞こえてきそうです。庶民にとって、本当にコワイのは、「ヤクザ」より「ヤクニン」かも知れません。
どうして、お役人を罰することができないのでしょう。厚生労働省は、グッドウィルやコムスンやフルキャストには厳しい処罰を断行するのに、身内の社会保険庁には大甘の対策ばかり。言い訳ばかりで何もしようとしません。残念ながら、自民党に対する政策遂行能力について、多くの人々が疑念を持つようになってしまっています。麻生政権は、以下に記す「くまさんの自立」さんのような指摘にどう答えてくれるのでしょうか。
与党の議員のほとんどは、改正・改革するという問題が出ると「できない」・・・と断固反発する。全て、否定から始まっていては何事も始まらない。方や野党議員は「やればできる」と全く正反対だ。官公庁の無駄を省くことについても、与党のやることにはどうも積極的には感じない。もう、「できない」という固定観念を持ってしまった議員たちには、やめて頂くことが一番だ。学校や企業でも、企画や事業を遂行するときに当初から「できない」という気持がほんの少しでもあったら、なにもできないことは言うまでもない。何事も「できない病」がはびこってしまっていては、もう改善の余地がない。与党自公民にはもう新たな事業遂行は完全に壁にぶつかってしまっているというのが現状だ。つまり、もう、政権を交代させてやる気のある人間に実行して貰うことが一番だ。一度はやらせてみることが一番だ。
2008 10 08 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「ヘボ投資家の株式日記-yoshisuke's BLOG-東証一部ドットコム」さんが、「自分の近所にある中学校の話。問題のある生徒の親は公務員である確率が8割くらいだそうだ」と指摘しています。
某県の学校の先生の採用問題にしても、公務員制度がもしかしたら崩壊へ向っているのかもしれない、と思ったりもする。「日本は役人天国だ!」なんて言ってますが、彼らの子供をみると、なんか皺寄せがすごいような気がする。・・・使えないけど、コネだけで、彼らが公務員になるのだが、「明らかに使えない」人間が増えて、なんというかサービスの低下に拍車が掛かる。民間の企業では明らかにクビになるレベルの人間でも、一旦雇用してしまうと、よほどの問題でも起こさない限り解雇できないのが、お役所だ。でも、そういう状況は長続きしないと思うし、続いてしまうと絶対に問題が噴出してくる。たぶん、一部の公務員からもなんとかしないといかんという改善がなされていくと思う。
明らかに使えない人間が解雇できない組織というのは、どうしようもなく腐っていきます。その典型が、社会保険庁だと思いますが、「ある女子大教授のつぶやき」さんは、「社保庁解体期限の10月1日が迫ってきている。消えた年金問題をはじめ、いまだに解決していないことはすべて消されてしまう恐れすら指摘されている」と警告を発しています。
年金と保険業務のうち、10月からは保険業務が全国保険健康協会に移る。社保庁保有の病院は全国に、厚生年金病院が10か所、社会保険病院が53か所あるというが、いまだにどうするのか方針が決まっていないようだ。推定では、これらの病院には現在、1000万人の患者を抱えている。まさか、9月末で病院閉鎖などにならないと思うが、厚生労働大臣からどうするのか回答をもらいたい。病院は医療や年金の保険料をもととして設立されているが、当初の予定だと、07年度末には各病院の廃止や売却の計画を策定する予定だったが、いまだに何も決まっていないようだ。これらの病院は地域に根付き、存在する地域での中核的な医療を実施している総合病院となっている。新組織では病院事業は許されていないから、10月1日の時点で、これらの病院は国から離れることは確かである。両病院は国有資産として税制上の優遇措置を受けているから、経営は順調にきているが、この優遇措置を切られると、経営が苦しくなり存続が危なくなるところも出てくる。何らかの形で公的に存続をさせるには、法律的な根拠が必要であるが、いつ開かれるか分からない臨時国会に期待するより以外に手はない。
ずる賢い社会保険庁のことですから、厚生年金病院や社会保険病院を人質にとって、あるいは、意図的に状況を悪化させて、「社会保険庁を解体するから、患者が犠牲になる」などというハレンチな策謀を張り巡らせるような気がします。「明らかに使えない人間」よりも性質が悪いのは、「使えないのに小賢しい人間」なのですが、霞が関には、そういう人種が多いようですから。
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ポッドキャスティング-木村 剛が斬る!
今週のテーマ:中小企業支援4千億円はまやかしだ
政府が今月中にまとめる総合経済対策に、中小企業支援対策費として4千億円が盛り込まれる事が決まった。
4千億円を信用保証協会に出資することで8兆円規模の融資が出るのではないかということだが、はっきり申し上げて絵空事だ。
続きはポッドキャスティングで・・・・。
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2008 09 04 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「ええじゃないか!」さんが、「大賛成!なんですけど・・・」と発言し、私が唱える「年金脱退権」という政策に賛意を示した上で、冷静なコメントを寄せてくれました。
今月の統計局の人口推計月報によると、 19歳以下 23303千人 20~44歳 40997千人(有権者の39.9%) 45歳以上 61759千人(有権者の60.1%) 年金支給要件の加入期間25年超の人は、未払いの人もいると思うから微妙だけど、有権者全体の6割を超えたみたいです。年金脱退権を認めさせることは、投票率を考えても民主的には厳しい。だとすれば現行のルールの中で残された選択肢は、 1.理不尽だけど受け容れる 2.稼ぐのを止めて免除者になる 3.非居住者になり免除者になる しかない・・・_| ̄|○。自分にルールを破る度胸があれば、悩むことはないんだけど、ええじゃないか!ええじゃないか!
そうなんですよね。現行制度の恩恵を受ける人が、現行制度の負担を強いられる人々よりも、圧倒的に多数なのです。そして、今回の後期高齢者医療制度に関する議論を聞いていてもわかるように、「もらえるものがもらえなくなった人々」の声はマスコミを賑わせますが、「このままでは過度な負担を強いられる人々」の声は紹介してもらえません。
高齢者の方々は、子供や孫の負担はどうでも良いと思っているのでしょうか。
本当に残念なことです。
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ポッドキャスティング-木村 剛が斬る!
今週のテーマ: 蔓延する政府規制への「変な妄想」
政府の教育再生懇談会の第一次報告のなかで、
「有害情報から守るため、小中学生に携帯電話を持たせない」という提言が出された。
法律で規制するという話まであったこの問題だが、あまりに純粋培養だし、
この問題に限らず、「政府がちゃんとやれば何とかなるんだ」という
変な妄想が増えてきていないだろうか。
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2008 06 05 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「利究の“中小企業金融経営研究所”」さんが、「最近自民党内でも、消費税引き上げの声が上がっています」ということに対して、懸念を表明しています。
私自身も消費税のアップは避けて通れない道だと思います。でもタイミングが悪すぎ、今この時期では更に景気を減速させてしまう。マンションなど更に売れなくなるでしょう。車もそうでしょう。・・・今の国民負担率である程度満足といえるような社会保障が実現できるのでしょうか?・・・「未来予想図」を見せてほしいのです。未来の姿がみえないまま負担だけ増えるのは納得できません。・・・小さな子供を見るたびに、「可愛い」と思う反面、この子たちの未来はどうなるのだろうと時々思う。・・・20歳以上の学生まで国民年金を払わせる制度の一方で、社会保険庁の堕落、だらけ、ノー天気ぶり。払う気にならないわなぁ。もらえる保障もないものね。・・・財政の赤字はどう考えたって、次の世代に残されるよね。海外移住も増えるかも、シンガポールだって本社をシンガポールに移しませんかと営業をしている時代(法人税率は日本の半分)です。結構増えるかもしれません。・・・俺たちの世代ですら年金なんて当てにしていたら大変かも知れない。
私は、すべての年代の人たち(現在、受給している人々を含めて)にとって、「年金なんて当てにしていたら大変」だと確信しています。というのは、久々に訪れるインフレの兆候が明らかになりつつあるからです。
消費者物価指数というマクロ統計値ですら、月間数回以上買う物品やサービスという観点から品目を取り出して再計算すると、前年比3%程度の物価上昇になっています。ガソリンだけでなく、食料品や調味料が値上がりしている現実に直面している普通の日本人は、物価が上がっていることをしみじみと感じているはずです。
この物価上昇は、勤労所得を持たない年金生活者たちを直撃しますし、勤労所得がなかなか増えないサラリーマン世帯に対しても悪影響を及ぼすでしょう。本当に、「毎月国民年金分を預金するとか、ドルコスト平均法で『金』やミニ株でも買っておく」(by「利究の“中小企業金融経営研究所”」さん)ことが正解になるような気がします。
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ポッドキャスティング-木村 剛が斬る!
今週のテーマ:「大手銀行決算、大幅減益の真相」
大手銀行グループの決算が出そろい、すべてのグループで減益という結果がでた。
これはサブプライム問題の影響という観点で報道されているが
気になるのは「本業の儲け」が伸びていないという点だ。
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2008 06 03 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「ええじゃないか!」さんが、高齢社会白書を取り上げ、「日本の総人口が減るなかで、65歳以上の高齢者は増加を続ける。総人口に占める65歳以上の割合(高齢化率)は現在の21.5%から55年に40.5%まで上昇。国民の2.5人に1人が65歳以上となり『世界のどの国も経験したことのない高齢社会になる』と指摘した」と書いています。
人口構成の推移は簡単には変えれません。今年から出生率が多少上昇しても、55年の現役世代の比率は大きくは変わらないと思う。別に悲観も楽観もしませんが、残念ながら、品格!品格!と叫ぶ先輩方(20年前のチャンピオン)や、道路は必要!と叫ぶ土建屋の方々や、増税は必要!と叫ぶ公務員の方々の顔を立てる余裕は、器の小さい自分にはありません。生物としての最低限の責任を果たすべく、「パパは小さな島は危険だと思ったのに何もしなかったの?」と言われることだけはないように、せめて子供達だけは守りたい(逃がしたい)と思う。
残念ながら、同感です。私たちにできることは、各自が自分の周りの人々を自力で守っていく(もしくは自力で逃がしていく)しかないのかもしれません。少なくとも、①品格!品格!と叫ぶ先輩方、②道路は必要!と叫ぶ土建屋の方々、③増税は必要!と叫ぶ公務員の方々、に期待しても、世の中は良くならないということだけは、ハッキリとしています。
「珈琲ブレイク」さんは、「現在では、十分な豊かさが実現された反面で、強い飽和感、閉塞感があり、未来がいまよりもよくなるという確信も期待も希薄となっている。・・・やはり時代の閉塞感、飽和感が関係しているのではないだろうか」と指摘していますが、病の根元はなかなかに深いようです。だからこそ、いま、改革すべきなのですが・・・。
本当に残念なことですね。
2008 05 30 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「ヘボ投資家の株式日記-yoshisuke's BLOG-東証一部ドットコム」さんが「江戸時代の公務員であるところの給料は俸禄と言って、バリバリの固定給だったみたいです」というコメントを寄越してくれました。
江戸時代から続くお役所の固定賃金制、そんでもって、仕事をする人、あるいは仕事ができる人には役高という特別給もあったようですが、それはやはり特別なものだったのだろうなと思います。300年以上続くこの日本の賃金感覚をひっくり返すのは容易ではないですよ。現在より上の役に就かない限り何十年務めても、さらに何世代にわたっても同じ禄高。物価は上り米価は下がったので、小禄の武士はますます貧乏になっていった。・・・って、現代とまったく同じぢゃありませんか! この時代の米価っていうのは、要するに貨幣価値のことですから、物価は上がって、インフレが起きるという、まさしくスタグフレーション! 江戸時代から学ぶ、歴史から学ぶことって本当に大事だと改めて感じる今日この頃です。ふと思ったのですが、お役人しゃんや官僚さんなどのお給料やボーナスを国債で支払うというのはどうでしょうか? そうすればもう少し危機感が出てなんとかしようとか思うかも。
私は、以前から、公務員の賞与と退職金は国債で支払うべきだ(賞与は1年国債、退職員は20年国債)と主張しています(笑)。というのは、国民に対して、「国債を買ってくれ!」と宣伝している割に、国債を買って保有している公務員は少ないと実感しているからです。これって、おかしいですよね。
それって、じつは、国の財政がどうにもならないことを知っているから、自分で国債を買うことは出来ず、さりとて資金は調達しなければならないので、「国民の皆さん、国債を買いましょう」と言っているように聞こえます。国民に国債を買ってもらいたいのであれば、公務員自ら国債を率先して買うべきなのではないでしょうか。
その程度のことすらできないのだったら、消費税増税なんて通らないような気がします。『消費税9・5−18%に 基礎年金「税方式」で政府試算』という話に対して、「grounder」さんは、「これってどうなのかね?・・・基礎年金を全額税方式にした場合、『必要となる消費税率は09年度で9・5%、11%、18%』らしい。・・・こういうのって片側だけの意見で『ね、奥さん!しょうがないでしょ!』って説得方法なんだろう、見え見えなんだよね。やっぱ何かを判断するんだったら反対側の意見を聞くのが筋でしょ。・・・こんな政府の試算に対向できる数字を持っているシンクタンクとかないのかね」と指摘しているので、私の対案を提示いたします。
1.基礎年金を全額税方式にする。
2.基礎年金支払いの原資は増税ではなく、年金国債の発行で賄う。
3.年金国債は、公務員や、公務員共済、国家機関に購入していただく(笑)。
―― 詳細は、拙著『僕らの年金脱退宣言』(DMDJAPAN)をお読みください。
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ポッドキャスティング-木村 剛が斬る!
今週のテーマ:「パンダより物価高を考えよ」
5月14日、日本銀行が発表した国内企業物価指数が14年ぶりの高水準となった。
原材料の高騰による物価高はとどまる様子がない。
高齢化社会における物価高は悪であり、福田政権はそういう話をすべきなのだ。
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2008 05 27 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「摂津っ子の日記」さんが、後期高齢者医療制度について、「高齢者いじめとは、ボケるのもええ加減にして欲しい」と呆れています。
医療制度は、大幅に負担を増やすか、受診制限をせん限りは破綻します。現役世代の医療保険財政はまともですが、高齢者保険は大幅な債務超過。後期高齢者医療制度は、高齢者と非高齢者を分離し、非高齢者医療保険は自力で存続される一方、高齢者保険を、税金と全国民の保険料で債務超過を穴埋めするのが目的。某シンクタンクの医師は「少子高齢化によって持続不可能となったにも関わらず、賦課方式の医療保険を放置し続けた」と述べています。私と全く同じ意見です。真の被害者は、逃切世代である高齢者ではなく、穴埋めをさせられる現役世代です。問題なのは、現行制度が続く限り、年金も医療も、現在は被害者でも、将来は加害者になること。
ここで述べられている「少子高齢化によって持続不可能となったにも関わらず、賦課方式・・・を放置し続けた」という解説は極めて重要です。というのは、公的年金も、健康保険も、介護保険も、同様に日本の人口構成があたかも自分たちの都合の良いように増えていくという幻想の下に組み上げられたがために、ここに来て破綻しているからです。
これは、予測の誤りではなく、確信犯たちによる「公的詐欺」だと私は思っています。「公的年金は100年安心だ」とか「介護保険は絶対に大丈夫」と言い張り続けた厚生省の官僚や御用学者たちの名前を張り出して、国民全員の目に晒すべきです。彼らは、本当の意味での「国賊」だとさえ思えます。
国民に対する詐欺である、公的年金や、健康保険や、介護保険を設計し、あたかも瑕疵がないかのごときに偽って運営した厚生官僚たちを、まずは罰するべきではないでしょうか。彼らの罪をなぜ断罪できないのでしょうか。
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ポッドキャスティング-木村 剛が斬る!
今週のテーマ:「パンダより物価高を考えよ」
5月14日、日本銀行が発表した国内企業物価指数が14年ぶりの高水準となった。
原材料の高騰による物価高はとどまる様子がない。
高齢化社会における物価高は悪であり、福田政権はそういう話をすべきなのだ。
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2008 05 16 [04. 経済政策を語ろう!, 05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「くまさんの自立」さんが、「バカにやらせるとやはり税金の無駄遣いをするということが、何度も立証されている、にもかかわらず、社会保険庁の職員を日本年金機構に受け入れるなんて言っている政治家の脳みそが腐っていると感じる昨今だ」と憤っています。
社会保険庁の職員は上から下までバカばかり。失敗の教訓がまったく活かされていない・・・。税金の無駄遣いをいつまでやればいいのかまったく常人には理解不能だ。年金特別便2万通に別人の記録や白紙が送られていたなんて、普通の民間企業だったら、即、担当者の首が飛んでいるか、間違いなく数日後の新年度には左遷の道が大きく口を開いて待っているというのが相場だ。一体全体、社会保険庁の職員はどうしてこうも バカばかりなのだろうか。完全に注意義務違反だ。税金を湯水のごとく使うことになれてしまった人間には、もうやめて貰うしかない。今回の再発送だけでも500万円あまりが、無駄に支出されてしまう。放蕩息子には勘当以外に処置がない。立ち直るなんて甘いことを考えていたら、税金はどんどん思うように使われてしまう。業者に委託なんかせずに、残業代もなしに、自分達職員で2万通くらい確認しながら提出すべきだ。 平成17年度の社会保険庁の常勤職員数は17,400人、非常勤職員が11,500人 合計28,800人だ。おいおい、これだけ頭数がいて、外部発注なんて信じられない。今回の約2万通にした所で、常勤職員が一人1.15枚書くだけで、手続きは終了してしまう。どうせ、郵便だって、料金後納なのだから、簡単きわまりない。これだけの人数がいれば、外部委託なんかする必要なんて全くない。ましてや、年金特別便の280万通だって同様だ、単純に28,800人の頭数で割れば、一人あたり97.2通。このくらいのものは、職員で簡単にできる内容だ。・・・1時間に12.5通書けばいい。・・・自分達の手を煩わせないようにして、つまり自分達はもっと楽な仕事をして、自分達はこんな郵便の表書きや配送業務なんて仕事はできないなんて、奢りがあるとしたら、年金機構に全員移動させてはいけない。
私は、社会保険庁あるいは日本年金機構に期待するということがそもそも間違っていると思っています。色々と注文を付ければつけるだけ、彼らは、勝手に私たちの年金の保険料をジャブジャブ使ってしまうからです。自分たちの不始末によるコストアップを、なぜ、私たちの年金保険料で賄わなければならないのでしょう。私は、承服できません。
せめて、彼らの給料か、無料の勤労奉仕か、で賄うのが筋だと思います。責任ある管理職だった人は、退職金を返還すべきなのではないでしょうか。「ある女子大教授のつぶやき」さんは、ミスター年金関係者の話を聞いて、「さすがに詳細に調査していて、その内容によると、厚労省ではまさにこれほどまでに、ひどいいい加減な仕事をしてきたものだと、寒心させられるものであった」と言っていますが、そういう人たちに、今後、何を期待しようというのでしょうか。私には、何も期待できません。
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ポッドキャスティング-木村 剛が斬る!
今週のテーマ:「速報!!日本内部統制大賞2008 表彰式」
3月26日に東京証券取引所・東証ホールにて「日本内部統制大賞2008-Integrity Award-表彰式」
が開催された。今年4月から上場企業の財務報告に係る内部統制が金融商品取引法で義務化されることもあり、
内部統制を本格的に入れようという気運が高まっている。
皆さんもサービスやモノを買うときに裏側にある経営者の実際の管理のやり方、あるいはそのビジョンを実現するための仕組みづくりがどうなっているのか気をつけて頂きたい。
http://www.financialjapan.co.jp/podwmv/080326/080326mag_ia.html
2008 04 01 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「てらまち・ねっと」さんが、公的年金の保険料を徴収にやってきたオバさんとのやり取りを紹介してくれています。
「この方(カタ)は、お宅のお子さんですか。年金の未納の期間がありますが・・」 「何でそんなこと分かるの??」 ガスや電気の集金人のようなハンディな機械を操作しながら 「○年○月から○ヶ月未納になっています。」 「その後は?」 「その後は入っています」 そういえば、進学の関係でここにいないので、一部の納付が空いた子がいて、その通知がだいぶ前に来ていたなぁ・・・でも中身の意味が良く分からなくて・・放置してあった・・そのことと大体話のツジツマは合う。 「なんか、そんなのあったなぁ。でもね、大学に行っていて、ここに住んでないんですよ」 「学生さんなら、納付の猶予(減額?)ができますよ」 「納付を猶予したら、その期間はカウントされないんでしょ」 「そうです」 「じゃぁ、しょうがないじゃん。振込用紙があったら頂戴」 「出来れば、今、納めていただきたいんですが・・」 「このご時勢、そりぁ無理でしょう。あなたを信じろったって」 その人、免許証らしきを出しながら 「大丈夫ですから。出来れば、今、お願いします」 「今じゃなくたっていいでしょ。振込用紙だけ頂戴よ」 「分かりました。のちほどお送りします」 気持ちよくないお客さんだった。
こういうオバさんたちによる集金のコスト(=膨大な人件費)が、私たちの保険料から出ていることにもっと関心を寄せるべきだと思います。本当に公的年金の設計がしっかりしているのであれば、「年金に加入する=年金にメリットがある=自然と保険料を支払う」ということになるはずであり、「保険料を支払わない=年金のメリットを剥奪する=別に集金人は要らない」ということで、このオバさんのコストは本来発生しないはずなのです。
しかも、最近の対応はまったく意味がなく、「てらまち・ねっと」さんが指摘しているように、「年金記録照合に1500億円(=大半が人件費)」という馬鹿なことを繰り返しています。年金記録の照合に1500億円も無駄遣いするのであれば、あきらめて、これまでの保険料支払の有無にかかわらず、日本国民全員に対して基礎年金を支払うことを決めるべきだと思います(具体的にどうすべきかは、是非、拙著『僕らの年金脱退宣言』(DMDJAPAN)をご一読ください)。
一刻も早く抜本的な対策を打たなければ、現在の壊れてしまった公的年金制度の綻びを尻拭いしているうちに、私たちの保険料はドンドン費消されてしまうことになるでしょう。本当に残念なことです。ちなみに、福田首相の年頭挨拶をみた「くまさんの自立」さんもご立腹のようです。
福田首相の年頭の挨拶では年金記録不備問題を受けて、年金制度を根本的に見直す考えを強調し、月内に発足させる「社会保障の在り方を検討する国民会議」で夏までに中間報告を取りまとめる方針だそうだ。でも、過去40年余り放置しっぱなしの問題を何も解決せずして、放置して、目先を変えようとしているようにも感じる。年金問題一つ解決できない議員たち。官僚をもてあます議員たち。野党民主党と言えば、年金問題では与党の足を引っ張るばかりで、与野党協力して、年金問題を解決しようとする姿勢が全くない。何か年金問題で議論になると、話がいつの間にかすり替わり、与野党逆転の話しか出てこない。そして、火の玉になって衆議院選挙を勝ち抜くと言うことになる。どうもおかしい論理で、議員自らの生き残りには一生懸命だが、年金問題解決については、どうでもいい感じがしてしょうがない。与野党逆転は結果論でそれより先に年金問題を解決してほしいものだし、行政改革に努力し、無駄をなくすべきだ。・・・日本の議員たちは選挙に勝つことと、自分達の処遇を改悪しないことにばかり熱心で、本当の国民生活なんてどうも考えていないように感じてしょうがない。・・・議員は議員になることが第一義、自民党は与党でいることが第一義。そもそもその考え方が変わらない限り、国民のためと言うことはウソとしか思えない。
福田内閣は、せめて、「一度世論調査をして欲しい。現行の年金制度の維持を望むかどうか? 50代までなら今の制度で恩恵を受けるので望むでしょうが、20代・30代はアホらしくて払ってられません」(by「摂津っ子の日記」さん)という声に耳を傾けるべきだと思います。
ポッドキャスティング-木村 剛が斬る!
今週のテーマ:「2008年も続く?「コンプライアンス不況」 」
今年の重大ニュースを振り返ってみるとお上が民間企業に制裁を加えることで自分の権力の強さを
みせしめるような事例が多く、結果的に景気、経済を悪くしてきた。
来年もこのような「コンプライアンス不況」が続くのだろうか。
http://www.financialjapan.co.jp/podwmv/071226/071226mag_comp08.html
2008 01 08 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「grounder」さんが、「やっぱ言わんこっちゃない、出来なかったんだ!やっぱ。5000万件(だっけ?)わかんなくなっちゃった年金記録」とコメントを寄せてくれました。
「出来るって言いましたけどやっぱ出来ませんでした!」って事でしょ。まぁそれはわかってたんですよ。けどね、「100年安心って言いましたけどやっぱ5年くらいでした」て事が、かな〜〜〜り100%に近い確率であるんじゃないでしょうか。昨日TVニュースで「ねんきん特別便」とか言うのをやってたけど、あれなんですか?・・・「持ち主の可能性が高いと判明した約850万人」に最終的には送付するらしいが「持ち主の可能性が低いと判明した人」はどのくらいいたんだろう。あと以前、納付率を上げるために職員が勝手に「免除!」ってしたやつ、あれ!何万件なんですか?あれはどうなったんでしょう?もう訳が解んなくなってきますね。んで!5000万件の不明が発覚!って時からほとんど進んでない訳ですよね、結局は。
残念ながら、5000万件の年金データの件と同様に、「100年安心」という政府の公約は、守られなくなるでしょう。そのときに怒り出しても、もう手遅れです。「ある女子大教授のつぶやき」が指摘しているように、「厚生労働省の役人の作為と不作為の罪であることは明白であろう。作為は問題が発生してから何らかの形で、その問題をテーブルの下に隠したことである。不作為は問題を先送りすれば時がすべてを解決してくれるだろうとして何もしなかったことである」ということなのですから。
年金については、来年3月末までにすべて解決などとは誰も信じてはいなかったが、自民党が選挙公約でそうするというから、お手並み拝見と思っていたが、早くも降参してしまった。間違いをあっさりと認めればいいものを、そんなことは公約していないなどと強弁するからおかしくなっただけだ。民主党のミスター年金が何回もできるのかと質問していたが、答えはできるというものだった。銀行を信じて預けていたはずだが、その金は使ってしまったとか、預かった書類は捨ててしまったとか、コンピュータに入力するときに間違ってしまったでは済まされない。よその国では当然、暴動が起きているはずだ。日本国民はもう暴動を起こす元気も失ってしまったようだ。薬害被害と同じように、払った思われる人には当然に救済しなければならない。
暴動ができないのであれば、せめて、「年金脱退権を行使して、年金制度の抜本的な改正を始める切っ掛けにしよう」というのが、拙著『僕らの年金脱退宣言』(DMDJAPAN)で私が主張していることなのです。
ポッドキャスティング-木村 剛が斬る!
今週のテーマ:「未確認○○を追え! 」
http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewPodcast?id=197875134
http://www.financialjapan.co.jp/podwmv/071219/071219mag_ufo.html
2007 12 26 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。12月10日、社会保険庁が来年4月以降の作業によっても統合できない恐れがある記録が945万件あるという調査結果をまとめたことに対して、桝添要一厚生労働大臣が「3月末までに全部片付けるとは言っていない」と開き直りました。
町村官房長官に至っては、「選挙だったから・・・」と本音が出てしまい、福田首相も「公約だったかなぁ・・・」とおとぼけで凌ごうとしました。ヒドイものです。しかし、これが、政府与党のいつものやり方なんですね。
拙著『僕らの年金脱退宣言』(DMDJAPAN)においても冒頭に明記しておきましたが、元々政府与党は、「約束したのは、『照合=一時的な名寄せ』であって、『統合=本当の名寄せ』ではない」という論理で逃げようとしていましたから、既定路線です。
しかし、本当の問題は、仮に『統合』ができたとしても、年金制度の問題が治癒されるわけではない、ということです。つまり、『照合』か『統合』か、という議論に時間を費やすのは、じつのところ、厚生官僚の思う壺でもあるわけです。
「日本には、公的年金の債務が少なくとも540兆円あり、多く見積もれば1,000兆円あります(こちらは富田先生の2001年の試算)。最近では、野口悠紀夫先生などが、『公的年金の債務はおよそ800兆円ある!』とぶち上げました」と「貞子ちゃんの連れ連れ日記」さんが指摘していますが、公的年金が抱えている本当の深刻な問題を、いま解決しようとしなければ、後世に大きな禍根を残すでしょう。
私の『俺らの年金脱退宣言』を読んで「全く同感」という感想を送っていただいた「利究の”中小企業金融経営研究所”」さんは、以下のように怒っています。皆さんも怒りましょう。私たちが将来受け取るはずのおカネの問題なのですから。
社会保険庁は、昨年、国民年金のを不払い率を下げるために38万5千件もの不正免除を行いました。これは明らかな違法行為です。・・・でも、件数は発表しても、免除金額は結局うやむやのままでした。これは明らかな背任行為です。そして今年は年金記録の不明5000万件と今までの怠慢や国民の資産を預っている責任感や国民の将来の安心を与える責務を忘れているのか?考えてもいないのか? 完全民営化か木村さんが言うように税金を財源にしてしまえば、社会保険庁が不要になる。今の体質がとても短兵急に直るとは思えません。・・・民間の保険会社は「業務停止」を受けました。社会保険庁は内部処分だけで終わりです。官僚に対するペナルティーの軽さは今回に限らず、甘い気がするのは私だけでしょうか? 保養施設などの・・・6兆円を超える消えた無駄遣いは、全て国民が支払ったものです。・・・日本の未来を考えて、本当にそろそろ怒りましょう。
ポッドキャスティング-木村 剛が斬る!
今週のテーマ:「サブプライム問題とFOMC利下げ」
http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewPodcast?id=197875134
http://www.financialjapan.co.jp/podwmv/071212/071212mag_subp.html
2007 12 17 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「momo's notes」さんが、「今の官僚は年金システムが崩れそうになったら、給付を下げればいいと考えています。決めてしまえば、受給者である立場の国民は非常に弱い。政治家は『ない袖は振れないのだから我慢して欲しい』と言うだけだ」とコメントしています。
消費税の福祉目的による増税がアリなのならば、そもそも国民年金の仕組み自体を全額を税負担とする方法に切り替えたほうがいい・・・。現状の一番の問題点は人口増加が前提となっていて既に成り立たない事が見えている資金方式、そして・・・事実上管理できていないことの2点。・・・「福祉を充実した国を作る」というのならば「基礎年金部分は税方式による国民全給付」が一番シンプルなのは間違いない。・・・今、基礎年金をまかなうために消費税を上げようという案がでているが、それならこの際、すべてを税方式にしてしまうほうがいいのではないだろうか。今の国民年金も元々「納付したものを将来受け取る型」ではないのだから、基本的なところは税方式でも全く問題はないはず。 ともかく、基礎年金部分をきわめてシンプルにしてしまうのが第一だと思う。これは投資の場合に、利益を求めてあれこれ行うアクティブファンドよりも、市場平均にきわめて近く動くだけのインデックス系のファンドのほうが、結果の市場リターンが高いという統計結果がある事と基本的な発想は同じで、国がいろいろ管理するよりも、必要コストに応じて税率をコントロールするだけで、それ以外の基本的な事務労力をきわめて少なくすればいいという発想だ。
私も、制度設計の詳細はともかくとして、「momo's notes」さんの考え方に賛成です。もはや賦課方式は崩壊しているのだから、政策論としては、税方式をベースに制度を根本的に見直すしかないからです。
「ある女子大教授のつぶやき」さんが指摘しているように、「舛添厚労相は宙に浮く5000万件の年金記録で、氏名のない524万件の記録の回復について、『まだ15%は名前の確認ができていない』と説明して、『数%はどうしても名前が見つからないものが出てくるかもしれない』と述べ、『年内に完了できる』との約束を撤回した」という現実を直視すべきです。 「お上なら何とかしてくれる」という根拠のない希望はこの際捨てたほうがよいのです。
今夏の参議院選挙で、最後の1円まで徹底して改修すると自民党は約束していたが、これは事実上の公約違反である。・・・この問題が明るみに出たときに、前首相があまりにも軽く、年度内にはすべて名寄せを完了すると宣言した時に、多少はシステムやコンピュータ関係に理解のある人は誰でも、そんなことはできないと思っていた。それでも最高権力者がするというから、お手並み拝見と考えていた人も多い。だから、別に厚生労働大臣の白旗に驚くことはない。このようないい加減な発言を繰り返す政府関係者に対しての不信感だけが増しただけだ。
「時事を考える」さんは、「無策の日本は何をやっているのだろうと思うと、暗澹たる気持ちを拭えません」と心情を吐露していらっしゃいますが、本当にこのところの日本国の政策には大いなる失望を覚えるばかりです。ちなみに、「年金は廃止してしまえ!」と主張している「道産子投資道(インデックス投資&海外ドラマの日々)」さんは、ついに私が主張する「年金脱退宣言」を検討し始めたようです(是非、是非、拙著『僕らの年金脱退宣言』(DMDJAPAN)をお読みいただき、前向きにご検討ください)。
そもそものポートフォリオの割合・・・が、目茶苦茶保守的です。このご時世で全体の2/3が国内債券(主に国債)ってどういう事ですか???? これじゃたいしたリターンでないの当たり前でしょ!・・・年金という性質を考えてもこれじゃ負担が重くなるばかりで、もう少し運用益を出すようなポートフォリオにしてくれ!!って言いたくなります。・・・年金の設計が賦課方式の補助的な位置づけというそもそもの設計がいけていないので、負担は高く(2017年に保険料率18.3%!)、運用益が低い設計となっているので、運用も消極的過ぎるんですよね。もう少しマシな運用にしてくれないと私も木村剛さんみたいに「年金脱退宣言」したくなりますよ。
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ポッドキャスティング-木村 剛が斬る!
今週のテーマ:「消費税増税の前に」
政府税調が、消費税率引き上げを求める答申を取りまとめた。
財政事情が厳しいということで消費税を増税しなければ
立ちゆかなくなっているのだろうが、
その環境にまだなっていないと言うのが実態ではないだろうか。
http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewPodcast?id=197875134
http://www.financialjapan.co.jp/podwmv/071121/071121mag_zei85.html
2007 11 27 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「摂津っ子の日記」さんが、「年金に限って言えば、1970年生頃を境目に 払った額>受給額 になるそうです。なんでか? 年金は、自分のためではなく、逃切世代のために存在するからです。アホらしくて払ってられません」と怒っています。
なんで年金が強制加入なんか分かりません。任意加入に戻せば、もらえんかったらどうしようと、無駄に将来を悩む必要がなく、毎月数万円単位で投資ができます。資産設計が分からんとか、国に頼りたい人が年金に加入すればいいのです。健康保険の加入は納得できますが、社会保険は年金と健康保険はセットで加入となっています。別々で加入できるようにして欲しい。セットやけど、得してへんぞ。20代で払った約300万円の年金掛金は損切りでいりません。国にあげます。今後払わんでいいのなら。
じつは私も、「摂津っ子の日記」さんと同じ考えを持っています。それし、これまで支払った保険料をあきらめる代わりに、今後の保険料支払を免除する「年金脱退権」を認めるべきだと真剣に考えています。そもそも、国民年金においては、2人に1人は保険料を納めていないのです。それなのに、「国民皆年金を維持できる」と強弁するほうが、どう考えてもおかしい。
ちなみに、「年金未納を支持します」と語る「微妙に日刊?田中大介」さんは、「年金の納付率が若年層を中心にますます下がっているようですが、これは若年層にとってなかなか良いことだと考えます」と語り、その理由を以下のように述べています。
その理由は端的に述べると、高齢者層 VS 若年層 という世代間闘争において、年金未納は、高齢者層に対する、非常に有効な牽制になるからです。つまり、投票用紙の枚数と地位/権力をかざして若年層にばかり負担をかけるようなことをするなら、あなたたちの生活を少なからず支えている年金制度をぶっ壊しちゃうよ? という脅しとして使えるだろうということです。というか、これくらいやらないと、おそらく高齢者層の暴走は止まらないのではないかと思っておるのです。・・・もはや選挙ではどうにもならんのですよ、このままだと。多数決で物事を決めれば、数が多い方が勝つに決まっているじゃないですか。・・・投票率が低く社会的な権力もほとんどもたない若年層にばかり負担が回されてしまうのです。それに対抗するには、・・・年金納付という義務のサボタージュは、かなりベターな手段だと考えます。
実際、国会の論戦を見ていると、年金問題は「政策」ではなく、「政局」を意識した展開になってしまっています。「くまさんの自立」さんは、「今、民主党が国会で行おうとしていることは、国民のためと一見標榜しているようだが、実はスタンドプレイで、いかに民主党が政権政党と相応しいかをアピールしているだけで、国民にとっては何の得にもなっていないのだ」と喝破しています。
年金問題では与野党が協議をして、国民のためにどのようにしたら早く良い結果が出せるかを出さなければいけないのにもかかわらず、民主党は論戦を挑んでいるだけで、国民のためになることをしようとしているように見えない。長妻昭議員の質問たたみかけ作戦なんて見ていていやになる。そのような時間があったら、一緒に解決しろと言いたい。一緒によい結果を出すために与野党協力すべきだ。もう、くだらない、与野党の議論は聞きたくない。いかにしたら、年金問題が早く解決できるのか知恵を絞って、対策を打つ段階だ。・・・いつまでたっても、攻撃だけしているようでは、年金問題はどうにもならない。国会議員の本分は、・・・国民のためにいかにしたら良くできるかと言うことだけだ。そこを民主党もすっかり忘れてしまっている。・・・年金問題では質問攻めにするなんて次元ではない。与党が失敗するのを見ているようでは、野党として失敗だ。与党が年金問題を解決できないと言うことは、国民に年金問題の解決がどんどん先送りされるだけだと言うことを、理解して欲しい。
まったくそのとおりですね。年金問題は、国民のため、与野党が協力して解決策を早期に模索すべきです。日本経団連の御手洗会長が、民主党的な「税方式」の採用を提唱していますが、私も「税方式」に移行するしか解はないと思っています。
そして、「税方式」に移行するための確信犯的な政策として「年金脱退権」を認めてほしいと思っているのです。そのあたりの私のソリューションは、11月初旬発売予定の『僕たちの年金脱退宣言』(DMDJAPAN刊)に書き記しましたので、ご関心のある方は、お買い求めいただけますと幸いでございます。
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11月は2週連続で『FJ資産運用サミット2007』が土曜日に開催されます。
両日ともに木村 剛の講演があります。
お申し込みサイトはこちらです。→ http://www.financialjapan.co.jp/FormMail/Supports/FormMail.html
------------------------------- ポッドキャスティング-木村 剛が斬る! 日清食品のカップヌードル、山崎製パンの食パンなど、 http://www.financialjapan.co.jp/podwmv/071010/071010mag_men79.html
2007 10 16 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク
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皆さん、こんにちは。木村剛です。「貞子ちゃんの連れ連れ日記」さんが、宮内庁予算について書いています。 話題の書『プリンセス・マサコ』については、まだ読んでいないし、買ってもいないのですが、一読の価値はありそうですね。宮内庁のために皇室が存在している、という命題が正しいということが納得できるかもしれません。 日銀の発表によると、家計が保有する金融資産残高は前年同期より2.9%増えて http://www.financialjapan.co.jp/podwmv/070919/070919mag_asset76.html
2007 09 24 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク
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皆さん、こんにちは。『フィナンシャル ジャパン』 発行人の木村剛です。「すでに、海外移住をライフプランに組み込むことを検討している」という「六本木7丁目からの景色」さんが偽装請負問題について、語っています。 つまり、大手SIerや、大手派遣会社以外は、生き残りが難しくなってきていると言うことであり、中小企業にとって、大変厳しい現実が迫ってきているということだ。そりゃ偽装請負はダメなんだけど、もっと柔軟にならないもんだろうか。中小ITベンダーでも、オモシロイ技術や、優秀な人材を持っているところも多い。こんな形で、そんな技術や人材が埋もれてしまうのは、あまりにも、もったい気がする。人材の大量供給元だけが生き残るとして、そんな会社に天才的人材などいる訳ないと思うのだけれど。またまた、この国への愛情が薄れていく。 このところ流行っているキレイゴトの経済政策は、現場を見ていない机上の空論が多すぎるために、じつは、現場に相当の皺寄せをもたらしています。偽装請負問題だけでなく、グレーゾーン金利の撤廃や、最低賃金水準の引き上げや残業代の引き上げなど、耳には心地よいけれど経済原則を無視した愚策は、社会に必ず歪みを引き起こします。 残念ながら、日本企業は、国際的な企業の有力な買収対象として、名前をあげてもらえないくらい、非魅力的な対象になってしまいました。金融鎖国・経済鎖国の末路は、静かな衰退の道だけです。 ポッドキャスティング-木村 剛が斬る! http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewPodcast?id=197875134 http://www.financialjapan.co.jp/podwmv/070725/070725mag_zei68.html -------------------------- (お知らせ)毎週水曜日発行のメールマガジン-木村剛情報満載! 金融・経済レポート「フィナンシャル ジャパン」では、ポッドキャスティングでの木村剛のビデオメッセージをはじめ、金融・経済はもちろんのことタイムリーな話題など・・・必見です!メールマガジンはこちらから登録いただけます。
2007 08 01 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク
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皆さん、こんにちは。『フィナンシャル ジャパン』 発行人の木村剛です。「時事問題を考える」さんが、「大量のお年寄りvs少数の若者という世代間抗争が静かに始まっていると言う人がいます」と指摘しています。 このブログでは、何度も触れていますが、私は「年金脱退論」を唱えています。そして、年金脱退を契機にして、社会保障としての年金制度を基礎年金に限定した税方式に移行させ、富裕層の方々に年金の受給を放棄していただく、というのがその骨子です。 http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewPodcast?id=197875134 http://www.financialjapan.co.jp/podwmv/070718/070718mag_sen67.html -------------------------- (お知らせ)毎週水曜日発行のメールマガジン-木村剛情報満載! 金融・経済レポート「フィナンシャル ジャパン」では、ポッドキャスティングでの木村剛のビデオメッセージをはじめ、金融・経済はもちろんのことタイムリーな話題など・・・必見です!メールマガジンはこちらから登録いただけます。
2007 07 24 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク
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皆さん、こんにちは。『フィナンシャル ジャパン』 発行人の木村剛です。「週刊★イッシぃーblog.com3」さんが、今回の選挙に絡めて、「消えた年金の"復活”の為の財源は何処から捻出するのか?」とコメントしています。 そうなんですよね。本当に大事な論点は、そこですよね。財源が足りないことが一番の頭痛の種なのに、そこには目をつぶって、「人柄で払いましょう」なんていう話になってしまっています。もう少し、まともな議論にならないものでしょうか。 http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewPodcast?id=197875134 http://www.financialjapan.co.jp/podwmv/070718/070718mag_sen67.html -------------------------- (お知らせ)毎週水曜日発行のメールマガジン-木村剛情報満載! 金融・経済レポート「フィナンシャル ジャパン」では、ポッドキャスティングでの木村剛のビデオメッセージをはじめ、金融・経済はもちろんのことタイムリーな話題など・・・必見です!メールマガジンはこちらから登録いただけます。
2007 07 19 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク
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皆さん、こんにちは。『フィナンシャル ジャパン』 発行人の木村剛です。「大西 宏のマーケティング・エッセンス」さんが、データシステムに関する社会保険庁の対応に関して怒り心頭です。 頼むから、1000億円どころから、もう一銭も使わないでもらいたい。 ポッドキャスティング-木村 剛が斬る! http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewPodcast?id=197875134 http://www.financialjapan.co.jp/podwmv/070711/070711mag_ste66.html -------------------------- (お知らせ)毎週水曜日発行のメールマガジン-木村剛情報満載! 金融・経済レポート「フィナンシャル ジャパン」では、ポッドキャスティングでの木村剛のビデオメッセージをはじめ、金融・経済はもちろんのことタイムリーな話題など・・・必見です!メールマガジンはこちらから登録いただけます。
2007 07 16 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク
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皆さん、こんにちは。『フィナンシャル ジャパン』 発行人の木村剛です。「ブログ新聞 『市民ジャーナル』 」さんが、「社会保険庁の年金記録漏れ問題で、政府が社会保険庁の全職員約1万7000人に夏季賞与の一部返納を求めていた問題で,9割超の職員が返納に応じる意向を示していることが報じられた。私はこういうやり方に疑問を感じる」と異議を唱えています。 私は、こうした意見も傾聴に値すると思っています。ただし、「厚生労働省が悪いのだから、社会保険庁の職員は賞与をもらう権利がある」とか、「内閣や政府や国会が悪いのだから、社会保険庁は悪くない」というニュアンスだとすれば、それは完全に間違っていると思います。 ポッドキャスティング-木村 剛が斬る! http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewPodcast?id=197875134 http://www.financialjapan.co.jp/podwmv/070711/070711mag_ste66.html -------------------------- (お知らせ)毎週水曜日発行のメールマガジン-木村剛情報満載! 金融・経済レポート「フィナンシャル ジャパン」では、ポッドキャスティングでの木村剛のビデオメッセージをはじめ、金融・経済はもちろんのことタイムリーな話題など・・・必見です!メールマガジンはこちらから登録いただけます。
2007 07 12 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク
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皆さん、こんにちは。『フィナンシャル ジャパン』 発行人の木村剛です。「酒とBlogの日々」さんが、公的年金に関する第三者委員会にについて語っています。 私の意見は、マイノリティだと思いますが、「第三者委員会」に限らず、土日出勤やコールセンターの設置、さらにデータ照合のためのシステム投資などのすべてに反対する、というものです。というのは、これ以上、怠惰な社会保険庁の人々の尻拭いのために、私たちの税金を使ってほしくないからです。 ポッドキャスティング-木村 剛が斬る! http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewPodcast?id=197875134 http://www.financialjapan.co.jp/podwmv/070704/070704mag_sha65.html -------------------------- (お知らせ)毎週水曜日発行のメールマガジン-木村剛情報満載! 金融・経済レポート「フィナンシャル ジャパン」では、ポッドキャスティングでの木村剛のビデオメッセージをはじめ、金融・経済はもちろんのことタイムリーな話題など・・・必見です!メールマガジンはこちらから登録いただけます。
2007 07 09 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク
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皆さん、こんにちは。『フィナンシャル ジャパン』 発行人の木村剛です。「大西 宏のマーケティング・エッセンス」さんが、「テレビ朝日スーパーモーニングで年金一元化問題をやっていました。知らなかったのですが、厚生年金と共済年金の一元化にともなう積立金の扱いにちょっと納得がいかない感じがしました」と語っています。 このところ、色々な問題が起こっていますが、この国の根本的な病巣は、霞ヶ関統制主義=官僚社会主義=官僚の官僚による官僚のための国家、であるということだと思います。底辺に流れている、根強いこの発想が根本的に変わらない限り、「この国の未来はかなり悲惨なことになる」という確信を強めている今日この頃です。 ポッドキャスティング-木村 剛が斬る! http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewPodcast?id=197875134 http://www.financialjapan.co.jp/podwmv/070704/070704mag_sha65.html -------------------------- (お知らせ)毎週水曜日発行のメールマガジン-木村剛情報満載! 金融・経済レポート「フィナンシャル ジャパン」では、ポッドキャスティングでの木村剛のビデオメッセージをはじめ、金融・経済はもちろんのことタイムリーな話題など・・・必見です!メールマガジンはこちらから登録いただけます。
2007 07 05 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク
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皆さん、こんにちは。『フィナンシャル ジャパン』 発行人の木村剛です。「なんか、年金問題っていろいろ面白いポイントがいっぱいある気がする」と語る「grounder」さんが、ボーナスの自主返納についてコメントしていました。 「くまさんの自立」さんも、「社会保険庁の職員に対する賞与を年末も含め全額国庫に返納することだ。・・・管理者責任では当然だ。・・・業績が悪ければ、民間企業ではごくごく自然のことだ。しかし、公務員では聖域になってしまっている。だから、自主返納だ。でも、社会保険庁の職員は 自分は給与・賞与を貰うのが当然と思っているだろう。さらに不満が広がり、ブーたれるかも知れない」とコメントしていますが、「公務員のボーナス」というものがどういう性格を持っているものなのかについては、良い機会なので、整理したほうがよいと思います。 http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewPodcast?id=197875134 http://www.financialjapan.co.jp/podwmv/070627/070627mag_ste64.html -------------------------- (お知らせ)毎週水曜日発行のメールマガジン-木村剛情報満載! 金融・経済レポート「フィナンシャル ジャパン」では、ポッドキャスティングでの木村剛のビデオメッセージをはじめ、金融・経済はもちろんのことタイムリーな話題など・・・必見です!メールマガジンはこちらから登録いただけます。
2007 07 03 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク
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皆さん、こんにちは。木村剛です。「ある女子大教授のつぶやき」さんが冤罪事件についてコメントしてくれています。 これは、「富山県氷見市の冤罪事件で、富山県警に婦女暴行・同未遂容疑で誤認逮捕されて、服役した元タクシー運転手の男性」のケースについて、述べていらっしゃるのですが、これは、すべての案件について言えると思います。 http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewPodcast?id=197875134 http://www.financialjapan.co.jp/podwmv/070627/070627mag_ste64.html -------------------------- (お知らせ)毎週水曜日発行のメールマガジン-木村剛情報満載! 金融・経済レポート「フィナンシャル ジャパン」では、ポッドキャスティングでの木村剛のビデオメッセージをはじめ、金融・経済はもちろんのことタイムリーな話題など・・・必見です!メールマガジンはこちらから登録いただけます。
2007 06 29 [04. 経済政策を語ろう!, 05. 年金問題を斬る] | 固定リンク
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皆さん、こんにちは。木村剛です。ITの専門家である「六本木7丁目からの景色」さんが、「社保庁の年金の扱いは信じられないほどひどい。おそらく、すでに絶対的な崩壊状態ではないかと思われる」と語っています。 この「1年後」というワーディングは極めて大きな誤解を生んでいるように思います。多くの国民は、「1年後には完全なデータベースが完成するので、年金の不払い問題は解決する」ということだと勘違いしている一方で、「1年後までにデータを最低1回は照合する」という現実を十分には理解していないのではないでしょうか。 ポッドキャスティング-木村 剛が斬る! http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewPodcast?id=197875134 http://www.financialjapan.co.jp/podwmv/070613/070613mag_com63.html -------------------------- (お知らせ)毎週水曜日発行のメールマガジン-木村剛情報満載! 金融・経済レポート「フィナンシャル ジャパン」では、ポッドキャスティングでの木村剛のビデオメッセージをはじめ、金融・経済はもちろんのことタイムリーな話題など・・・必見です!メールマガジンはこちらから登録いただけます。
2007 06 27 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク
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皆さん、こんにちは。木村剛です。介護ビジネスコムスンの事件について、「keep on your easy pace」さんは、「今回の件は、決して悪意の不正ではなく、全て手続き上の不備で起こった問題である」と書いていますが、今回コムスンが選ばれて叩かれた背景についても、鋭く指摘していました。 ちなみに、「WEB2.0(っていうんですか?) ITベンチャーの社長のブログ」さんが、興味深い推測を披露しています。もしも、この推測が事実だったのであれば、コムスンが記者会見に踏み切るまでに時間がかかった理由も、「厚生労働省に梯子をはずされた傷心を癒すのに時間がかかったんだろうなぁ」ということで理解できるのですが・・・。 ポッドキャスティング-木村 剛が斬る! http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewPodcast?id=197875134 http://www.financialjapan.co.jp/podwmv/070613/070613mag_com63.html -------------------------- (お知らせ)毎週水曜日発行のメールマガジン-木村剛情報満載! 金融・経済レポート「フィナンシャル ジャパン」では、ポッドキャスティングでの木村剛のビデオメッセージをはじめ、金融・経済はもちろんのことタイムリーな話題など・・・必見です!メールマガジンはこちらから登録いただけます。
2007 06 22 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク
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皆さん、こんにちは。木村剛です。「くまさんの自立」さんが、社会保険庁の事務所の中に張り出されているキャッチコピー『心から「ありがとう」といわれる応対』に関して、コメントしています。 本当にお願いだから、社会保険庁の方々には、「何も新しいことをしなくて結構です」と言いたい。頼みから、派遣社員のコストを保険料から払わないでもらいたい。ビラの作成費用も保険料から出さないでもらいたい。万が一にも、そんなことはしないと信じているが、今回の対応のための残業代なんて絶対に払わないでもらいたい。 ポッドキャスティング-木村 剛が斬る! http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewPodcast?id=197875134 http://www.financialjapan.co.jp/podwmv/070613/070613mag_com63.html -------------------------- (お知らせ)毎週水曜日発行のメールマガジン-木村剛情報満載! 金融・経済レポート「フィナンシャル ジャパン」では、ポッドキャスティングでの木村剛のビデオメッセージをはじめ、金融・経済はもちろんのことタイムリーな話題など・・・必見です!メールマガジンはこちらから登録いただけます。
2007 06 21 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク
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皆さん、こんにちは。木村剛です。「プログレッシブな日々」さんが、「いやホントにその通り。毎日新聞、グッジョブ!」ということで、毎日新聞の記事を取り上げています。 いやぁ~、本当に、珍しくまともな記事ですね。「介護で金儲けするな!=介護をするなら、損を覚悟してやれ!⇒ 結果的に、誰も介護などしなくなる」という恐ろしい論調が支配的なわが国マスコミでは希少価値のある記事です。 要は「介護福祉って、そもそも事業として成りたたんだろ。介護保険制度は現場の善意と献身に甘えた欠陥制度だろ」ってこと。同じく善意と献身を基盤にお仕事されている(はずの)医師や弁護士がそれなりの待遇をもって社会に遇されているのに、介護の現場で働くみなさんの惨状を見なさいよ厚生労働省の方々、ということです。我々が払っている介護保険料がほとんど現場の人々の給金として到達せず、現代の女工哀史と化しているのがいちばんの問題。民間にまかせるんなら、ちゃんとした産業として成立するシステムにしなきゃね 最近、一見キレイゴトに見える薄っぺらい議論で、マスコミ世論が覆い尽くされていく様を見ると、本当に危機感を覚えます。日本の将来を憂えますね。ちなみに、「大西 宏のマーケティング・エッセンス」さんも、以下のようにコメントしています。 日本経済の社会主義化が着々と進んでいる今日、正義の仮面をかぶったキレイゴトが美しい結論をもたらすわけではないという現実をもっと真剣に見つめないと、日本は「21世紀のソ連」として華々しく朽ち果てていくことでしょう・・・アーメン。 ポッドキャスティング-木村 剛が斬る! http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewPodcast?id=197875134 http://www.financialjapan.co.jp/podwmv/070613/070613mag_com63.html -------------------------- (お知らせ)毎週水曜日発行のメールマガジン-木村剛情報満載! 金融・経済レポート「フィナンシャル ジャパン」では、ポッドキャスティングでの木村剛のビデオメッセージをはじめ、金融・経済はもちろんのことタイムリーな話題など・・・必見です!メールマガジンはこちらから登録いただけます。
2007 06 20 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク
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皆さん、こんにちは。木村剛です。現在のところ、弊社の尾花広報部長が申請した、自分の年金記録をチェックするためのIDパスワードは届いておりません。 「たいちぶろぐ」さんも「社会保険庁からはなんの音沙汰もない」とご立腹です。ご参考までに、「ある女子大教授のつぶやき」さんが、ご丁寧にIDパスワードの取得方法を書いてくださっていましたので、皆さんもお試しください。 ところで、「どうして社会保険庁は、こんなに対応が遅いのだろうか」という理由を考えていたら、「こつこつ為替ファンド」さんが、「悪の権化『社会保険庁』の怠慢の証拠」を示してくれていました。証拠については、是非、ブログを訪ねてみてください。 いずれにしても、「自分の財産(年金)は自分で守っていきましょうね」(by「団塊世代応援サイト/定年退職/ビジネス/趣味/企業/旅行/アンケート/健康」さん)というスタンスが極めて重要なことだけは、残念ながら身に沁みて分かりましたなぁ。嗚呼、合掌。 ポッドキャスティング-木村 剛が斬る! http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewPodcast?id=197875134 http://www.financialjapan.co.jp/podwmv/070613/070613mag_com63.html -------------------------- (お知らせ)毎週水曜日発行のメールマガジン-木村剛情報満載! 金融・経済レポート「フィナンシャル ジャパン」では、ポッドキャスティングでの木村剛のビデオメッセージをはじめ、金融・経済はもちろんのことタイムリーな話題など・・・必見です!メールマガジンはこちらから登録いただけます。
2007 06 19 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク
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皆さん、こんにちは。木村剛です。「社会保険庁のお仕事は調べれば調べるほど、まるで打ちでの小槌のように不具合が永遠に出そうだ」(by「くまさんの自立」さん)という感じですが、この不始末の続く社会保険庁に関して、「いつになったら気づくんだい-Bradnine社長ブログ」さんは「確信犯説」を唱えています。 ひょっとすると、そのとおりかもしれませんねぇ。公務員法がある限り、どうせクビにはならないんでしょうから、責任をとらされるのは、厚生労働大臣か、社会保険庁長官。二人とも社会保険庁にとっては、どうでもいい人たちですから、この際、煽りまくって、上の責任に押し付けて、尻拭いしてもらおうという魂胆なのでしょう。 ポッドキャスティング-木村 剛が斬る! http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewPodcast?id=197875134 http://www.financialjapan.co.jp/podwmv/070613/070613mag_com63.html -------------------------- (お知らせ)毎週水曜日発行のメールマガジン-木村剛情報満載! 金融・経済レポート「フィナンシャル ジャパン」では、ポッドキャスティングでの木村剛のビデオメッセージをはじめ、金融・経済はもちろんのことタイムリーな話題など・・・必見です!メールマガジンはこちらから登録いただけます。
2007 06 15 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク
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皆さん、こんにちは。木村剛です。「くまさんの自立」さんが、「厚生労働省が年金問題で国民の矢面に立っていたところに、・・・反撃体制に入った。コムスンの介護不正処分で厳しい対応をして、注目を浴びた」と指摘しています。 本当にそのとおりです。このところのコムスン叩きは、厚生労働省の思惑通りに進んでいるような気がします。まるで、耐震偽装問題のときに、国土交通省が自らの罪を隠蔽するためにマスコミ操作をしたときに似ていますね。 ポッドキャスティング-木村 剛が斬る! http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewPodcast?id=197875134 http://www.financialjapan.co.jp/podwmv/070613/070613mag_com63.html -------------------------- (お知らせ)毎週水曜日発行のメールマガジン-木村剛情報満載! 金融・経済レポート「フィナンシャル ジャパン」では、ポッドキャスティングでの木村剛のビデオメッセージをはじめ、金融・経済はもちろんのことタイムリーな話題など・・・必見です!メールマガジンはこちらから登録いただけます。
2007 06 14 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク
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皆さん、こんにちは。木村剛です。「Return to Forever」さんが、社会保険庁歴代長官の天下りについて触れています。 自分たちの退職金を守り続けることについては、真剣だったのでしょうが、国民の年金については、「自分たちに関係ないお金だから尚更、管理がずさんだった。どうせ自分が貰う金ではないと高を括っていた感じ」(by「くまさんの自立」さん)です。 ポッドキャスティング-木村 剛が斬る! http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewPodcast?id=197875134 http://www.financialjapan.co.jp/podwmv/070606/070606mag_nik62.html -------------------------- ●開催日:2007年6月16日(土)
2007 06 13 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク
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皆さん、こんにちは。木村剛です。「大西 宏のマーケティングエッセンス」さんが社会保険庁の対応に「ため息が出ます」と洩らしています。 この文章、社会保険庁のHPからなんですけれど、自分の年金記録をチェックするためには、IDパスワードを獲得する必要がありまして、それがすぐにもらえないということらしいんです。じつは、ウチの尾花広報部長もトライしているのですが、「2週間以上」というところで、ズッコケテしまったわけでして・・・。 ポッドキャスティング-木村 剛が斬る! http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewPodcast?id=197875134 http://www.financialjapan.co.jp/podwmv/070606/070606mag_nik62.html -------------------------- ●開催日:2007年6月16日(土)
2007 06 12 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク
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皆さん、こんにちは。木村剛です。「くまさんの自立」さんが、「『相談業務に対応するための残業や休日出勤を積極的に受け入れる方針を明らかにした』こんなことを今更言っていること自体、頭も精神状態も異常だ。全員首にしたほうが余程ましだ」と怒髪天を突いています。 私は、今回の社会保険庁の残業に「大反対」です。だって、あの怠慢こいていた人たちに、今度は「残業代」まで払うんですよ。「盗人に追い銭」とはこのことです。 (追伸)未確認情報ですが、今回の残業や休日出勤については、労組が「残業代や代替休日をとらない」という方針を出しているという噂があります。ただし、まだ公式に公表されたものではありませんし、とりあえず方針を出しておいて、世論が収まった頃にまとめて支払うということだってやりかねませんから、安心はできません。厳しい監視が必要です。 ポッドキャスティング-木村 剛が斬る! http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewPodcast?id=197875134 http://www.financialjapan.co.jp/podwmv/070606/070606mag_nik62.html -------------------------- ●開催日:2007年6月16日(土)
2007 06 11 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク
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皆さん、こんにちは。木村剛です。それにしても、社会保険庁はヒドイお役所ですねぇ。私はこの際、緑資源機構と同じように、完全に解体すべきだと思います。 「えっ、社会保険庁を解体したら、私たちの年金はどうなるの?」と心配される方は多いのではないか、と思いますが、じつは私、前々から「年金脱退論」を主張し続けてきました。みんなが公的年金から脱退すれば、社会保険庁も要らなくなります。 経済政策としての公的年金改革に関する私の見解は、ほとんど変わっていません。データ消失などの杜撰な管理が明らかになった今こそ、「年金脱退論」を実施すべきです。そして、多くの人々が脱退していく中で、一度、ゼロクリアすべきだと思います。 http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewPodcast?id=197875134 http://www.financialjapan.co.jp/podwmv/070530/070530mag_nen61.html -------------------------- ●開催日:2007年6月16日(土)
2007 06 05 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク
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皆さん、こんにちは。木村剛です。「年金時効特例法案はわずか数時間で衆議院厚生労働委員会で数の論理で強行可決」(by「くまさんの自立」さん)という事態になってしまいました。そして安倍首相は、該当者不明となっている5000万件を1年以内に再調査することを言明しています。そこで、いきなり「grounder」さんの素晴らしいツッコミが入ってきました。 ス、ス、ス、スルドイ! http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewPodcast?id=197875134 http://www.financialjapan.co.jp/podwmv/070530/070530mag_nen61.html -------------------------- ●開催日:2007年6月16日(土)
2007 06 04 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク
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皆さん、こんにちは。木村剛です。またまた「くまさんの自立」さんが怒り心頭に達しています。どうも、政府税制調査会『第37回基礎問題小委員会』(17年5月27日)におけるある委員の発言が切っ掛けになっているようです。「こんな発言をする人達が、政府税制調査会のメンバーならば、増税する事を考えても全くおかしくない。国民を馬鹿にしている。自分たちのことは、差し置いて、国民を単なる税収マシンとしか考えていない。敢えてコメントはしませんが、この発言をした人に万が一にも奥さんと呼べる主婦がいるのならば、真っ先に読ませてあげたい」と憤っています。「くまさんの自立」さんを怒らせた発言の部分をご紹介しておきましょう。 これらの発言を受けて、「くまさんの自立」さんは、「 ぼくは主婦がいて、家庭全般などをキチッと整理してくれているから、仕事がうまくいくのだと思っています。主婦って、ご主人のよき秘書でもあるのですよね。専業主婦の仕事をこの委員に是非やらせたいですね。生活感のない税制委員は失格です」と怒髪天を突く勢いでして、「奥さんは是非とも主婦を放棄して、その委員に自分で掃除洗濯・家事全般をすべて仕事をしながらやってみろと言いたいですね。・・・サラリーマンの増税、専業主婦を馬鹿にした発言。こんな人達に税制を考える資格はない。もっと、国民は怒らないといけません。どうでもいいと思っていると、どんどん悪い方向に行ってしまいます」とブチきれています。
2005 07 26 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク
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皆さん、こんにちは。木村剛です。「ひろのきまぐれ日記」さんが「なぜ少子化が問題なの?」という根源的な問い掛けをしています。「高齢化問題とともに、少子化問題なるものが言われますが、そんなに問題視するべきものなのだろうか?と疑問に思っています」というのです。 そうなんですね。経済発展は良いことだ、GDPが増大することが絶対善だ、というカルチャーに染まり切ってしまうと、こういう発想になれないのですが、「無理してでも、経済規模の拡大を目指していくべきなのか」という根源的な議論を忘れてはならないと思うのです。「高度に発展した先進国では、少子高齢化を前提条件として、国づくりを考えていく必要があると思います」という基本的な考え方に、私は賛同します。
2005 06 23 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク
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皆さん、こんにちは。木村剛です。少子化問題については様々なご意見をいただきました。「為替王」さんからは、「パラサイトには50%、家を出て一人暮らしを始めたら40%、結婚したら30%、子供が1人できたら20%、子供が2人できたら10%、3人できたら5%、4人以上なら0%」という所得税法改正案が提示されています。 そういう中、「FIFTH EDITION」さんからは、「日本の出生率の低下が、女性が『子供を産まなくなった』からでなく、男女共に『結婚しなくなった、あるいは結婚に対して肯定的でなくなった』せいだとは。特に30代の女性が、結婚に対して肯定的じゃなくなってきてるんだな」という指摘をいただき、「夫婦別姓を待つ身の溜息」さんからも、「私は夫婦別姓の法制化が少子化の特効薬になるとまでは思っていませんが、少子化の進行を防ぐ効果はあると期待しています。なぜなら結婚改姓が結婚のハードルであるならば、出産の上流がせき止められているようなものだからです。結婚に踏み切るハードルが低くなれば、出産や育児という次のステップへと進みやすくなると考えています」というご示唆をいただきました。
今週のテーマ:「インフレを迎える時」
食品メーカーの値上げ発表が相次いでいる。
ここ2~3年、輸入物価の値上がりが続き、食品メーカーもさすがに
我慢しきれなくなって値上げせざるを得なくなったのだ。
これは大きな流れである。
http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewPodcast?id=197875134平成19年度の宮内庁費は109億4,203万円。宮内庁費とは、主に「宮内庁の運営のために必要な人件費・事務費など」だ。一方、天皇と各宮家の皇族の日常生活費は総額約6億円に過ぎない。天皇家や各宮家の生活費の実際の使途は、宮内庁の会計係が決めるのだろうから、大っぴらに宮内庁が経理出来る公金は、(皇宮警察の諸経費等は別で)177億6,567万円。役職世襲制の同庁が皇室存続に固執するには、こういった背景がある。(アマゾン『プリンセス・マサコ』の書評より一部抜粋引用。)
皇族は、自由に外出できない。皇族は、自由に買い物も出来ない。『皇族の権威』を笠に着て(人質にして)、予算と権力を食い物にしている宮内庁に、一日中管理される皇族。宮内庁は、まるでロシアKGBのように、『皇族の言論』を管理し、『皇室の生活』『皇族の人権』を蝕んでいる。宮内庁は、民間から嫁いだ『時代を代表する聡明なスーパーレディー達』(美智子妃と雅子妃)を、二代にわたって、メディアへの『スケープゴースト』として利用して、自らの「腐食の構造」を覆い隠すのに利用している。三笠宮様と美智子妃殿下だけがアルコール依存症になる能力があったといっても過言では無いかもしれない。そして雅子様も、いや、雅子様だけが、「欝病」になるという全うな能力があったと言っても過言ではないかもしれない。
ただこの国は、皇族に限らず、国民すべてが、霞が関の方々のために存在しているのではないか、という感じがしてなりません。「資本主義」というよりも、「官僚社会主義」という言い方がしっくりとしますね。
ポッドキャスティング-木村 剛が斬る!
「家計が豊かに?-金融資産過去最高-」はこちらからご覧いただけます。
1555兆3989億円となり、過去最高となった。
「景気回復」といわれて久しいが、経済が活性化するカギは
この1500兆円という大きな金額を個人がどのように活かしていくかにある。
あなたがポートフォリオを見直す際に、決して忘れてはならないチェックポイントがある。
続きはこちらから↓
http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewPodcast?id=197875134
実は、うちの会社も、一部上場企業から請負で仕事をもらっているのだけれど、現在、客先での作業ができない。客先で作業すると「派遣」と見なされてしまうからだ。昨年まで、客先で、あちらの担当者と一緒に作業を行っていた。仕事柄、一緒に作業をしている方が効率が高いし、開発環境や、テスト環境がすぐ近くにあるほうが、圧倒的に便利だからだ。しかし、「客先で作業すると派遣」という判断が存在するために、開発環境ごとエンジニアを自社に戻す必要が生じてしまった。インターネットのおかげで、離れて作業すること自体、開発作業に大きく影響することはないけれど、やっぱり隣にいるほうが、効率がいいに決まってる。だが、これが現実である。
それ以外にも、再派遣は出来ない(派遣を受けた人員をさらに派遣すること)。二次受け以上は受注できない(孫請けまで)等、制限事項が多くなってきている。・・・それによって、中小のITベンダーがかなり厳しい状況に追い込まれている。中小のITベンダーは、ゼネコン的な大きなSIerや、メーカの下請けで仕事をすることが多い。それも二次受けではなく、場合によって、ひ孫請け以上になることも多い。でもそうやって、中小ITベンダーは生きているのだ。・・・
このまま、実態を直視することなく、表面だけ美しい経済政策を続けていけば、現場は復元不可能になるほどに毀損してしまうのではないか、と私は本当に危惧しています。すでに、日本は「経済大国」の座を脅かされています。このままいけば、アジアの多くの国々にすら後塵を拝してしまうことになるでしょう。
「日本経済の将来の地盤沈下を憂いていたのですが、私は間違っていました」と語る「貞子ちゃんの連れ連れ日記」さんは、こう述べています。日本経済は既に地盤沈下していたのです。うすうす気が付いていたけど、私個人がそれを認めたくなかったんだと思います。日本は、まだ大丈夫だと信じたかったんだと思います。日本企業はまだまだ強いと思いたかったんです。少なくとも日本の製造業だけはまだまだ強いと信じたかった・・・・。だから今年の春先は、私はお腹の底から、三角合併解禁を反対していた。日本の優良な製造業が外国資本の傘下に次々と落ちてゆくのではないかと、お腹の底から恐れていた。
けれども・・・・5月1日に、日本が三角合併解禁をしても・・・・何も起きなかったんです・・・。三角合併解禁しても、何も起きなかったんです。悲しいほど 何も起きなかった・・・。グローバリゼーションの中で、国際結婚でも何でも良いから、やっと結婚する気になったら、そのときは、とき既に遅く、結婚相手そのものがいくなっていたような、この寂しさ・わびしさ・・・・。
ブルドックソースがスティールパートナーにTOBされた程度の事件が起きただけ・・・。ブルドックだけだった・・・世界の金融資本は、ブルドック程度しか日本企業を狙わなかった・・・。これって寂し過ぎない???・・・そのブルドックでさえ、外国資本から日本の司法が守ってあげてしまった。・・・子供じゃないんだから・・・守ってあげるなんて・・・学生じゃあるまいし・・・・。世界の荒波から守ってあげてたら、いつまでたっても日本企業は強くならないじゃないのよさ!・・・
「参院選と消費税増税」 はこちらからご覧いただけます。
一連の政治番組をみて感じたことですが、特に政権与党が票になるお年寄に擦り寄っている感じが否めません。考えてみれば本当に年金が必要なのも、・・・年金に頼らざるを得ない貧しい人たちだけです。そうするとやるべきは60歳から65歳そして70歳へと、姑息に支給開始年限を引き下げることではなく、早急に不必要な人への給付をバッサリとやることです。でもそんなことは大騒ぎになるから選挙前に誰も言い出しません。こういうことも若者の政治不信・年金不払いの原因でしょう。・・・
政府が意図的に先延ばし政策をやってくれていますので、団塊世代を含む今の高齢者たちはまたも楽逃げ切り、別に批判するわけじゃないが悠々自適に海外旅行...そのことが顕在化するのは、あっしたちの世代が本当の高齢者と呼ばれるようになる十数年後のことでしょう、そのときには年金、税制、国債などが現実に破綻している可能性大。であっしらと言えば、今年から小学校に上がるような年間100万人に満たない人たちと、勝ち目のまったくない絶望的な抗争をせざるを得ないのです。・・・
考えてみれば年金制度がスタートしたときの平均寿命はせいぜい60~65歳程度と思われ、20歳から60歳までの40年間に渡る人たちが支払ったカネの中から、60歳~70歳の10年間くらい、約半分の幸運にも生き残った人たちに支払ったワケです、それが今じゃ医療技術の大発展などが寄与し、本来死んでいる人たちが大量に生き残るようになりました。このことは当然歓迎すべきですが、こと年金の支払いにとってはマイナスです、支払い対象者の年齢は引き下げたとはいえ、65歳~80歳の15年間と約3倍?に増えていき、且つその人数が1年当りで若い世代の倍もいるのです。これでは今の年金制度が100年安心というのはおかしいです、正しく10年安心^^と言うべきです(苦笑)。
年金データの消失は確かに大問題なのですが、年金データが統合されたところで、元々の年金制度の構造問題に召すが入っていませんから、本当の問題解決にはなりません。選挙の結果がどうであろうと、公的年金が抱える構造問題にメスを入れて、今度こそ本当に「100年安心」と胸を張って言える年金制度にしていただきたいと思います。
ポッドキャスティング-木村 剛が斬る!
「参院選と公的年金」 はこちらからご覧いただけます。
大体2.5兆円と言われているその額は、消費税1%分の割合だそうだ。与党は今のところ『増税』を叫んではいないが、『勝利』したその日から増税へシフトするのか?
ポッドキャスティング-木村 剛が斬る!
「参院選と公的年金」 はこちらからご覧いただけます。
社保庁のデータについて、いまだに「統合」とうっかり言ってしまい、問題をわかっていない政治家がいますが、「照合」であり、しかも選挙にむけてイメージ回復を焦るあまりか、「照合」システムを前倒しでつくると威勢のいいことを政府また与党が言っていますが、窓口がこういったお仕事しかできない人たちだということをわかっているのでしょうか。それにこれまで対策費にいくら使ってきたのでしょうか。これを野党側が追求しても政府は一切公表しません。1000億円ぐらいが消えていくのでしょうか。
公的年金制度に関していうと、私は、腐りきった現行制度を維持するために、さらなるコストを費やしていただきたくないと心底思っています。照合のためのシステムも、アリバイ作りのためのコールセンターも、営業時間の延長や土日出勤も、第三者委員会も、即刻辞めていただきたい。
それらのコストは、保険料か税金から出ているわけで、社会保険庁や厚生労働省の懐は何も痛みません。彼らは、私たちに対して、申し訳なさそうな振りはしますが、じつのところ、自分の懐は痛みませんから、はっきり言って「人の噂も七十五日」という心境なのでしょう。
「酒とBlogの日々」が年金記録問題検証委員会の中間報告について、「こんな内容のない報告をまとめるのに、いったいどれだけの時間をかけたのだろう。・・・これ以上役に立たない連中を集めて(人数が多ければいいってもんじゃない!)無駄金を使うのは止めてくれ!!」と主張していますが、私は全く同感なのです。
「濫用的買収者とマーケット」 はこちらからご覧いただけます。
疑問その1「今回の記録漏れの原因とその責任の所在がはっきりしない段階で、社会保険庁職員全員に返納と言う名の強制的連帯責任をとらせるやり方は、責任の所在を曖昧にさせるものである。」
疑問その2「伝えられるところからすると、今回の問題の本質は、一般職員の職務怠慢と言うことよりも、社会保険庁の組織構成と組織運営そのものに問題があったように推量される。とすると、一般職員はこういう組織上の問題に対しては何の権限も持っていない。権限が無いにもかかわらず責任をとらされるということはおかしい。」
疑問その3「社会保険庁叩きのムードに流されて、職員イジメで溜飲を下げているとすれば、権力者の責任回避パフォーマンスに協力しているのも同然である。」
社会保険庁の組織構成や組織運営に問題があったとするならば、最も責任をとるべきは、そこのところに権限を持っていた者である。もし職員が怠慢であったとするなら、そういう職員を放置していた組織体制が問題である。 権限を持ち、そういう組織体制を作り監督してきたところはどこなのか。それは厚生労働省であり、それを統括すべきところは内閣であり、政府与党であり、国会である。
私自身、じつは、賞与の自主返納には反対です。
というのは、私は、「この仕事振りとパフォーマンスでは、申し訳ないが、職員に対する賞与は支給できない」ということを社会保険庁の経営陣が決定し、経営陣が自らに対してそれ以上の減給・降格の処分を課すというのが本当の筋だと思っているからです。
そういう意味で、「自主返納」という形で誤魔化してしまい、「賞与」という「なぜか既得権と化しているもの」に対して切り込まなかった社会保険庁の経営陣に対しては、厳しい評価をせざるを得ないと思っています。
この点に対して、「ブログ新聞『市民ジャーナル』」さんは、「プロ野球の世界では、どういう監督を据え、どういう選手を獲り、どういう選手をクビにしてチームを構成するのかは、ゼネラルマネージャーの仕事であり、試合でどの選手を起用し、どういう作戦で挑むかは監督の仕事である。選手がエラーをすれば、そういう選手を起用した監督の責任となるのだ。チームの勝敗の責任は監督が負い、シーズン成績の責任は監督とゼネラルマネージャーが負うことになる」と語っていますが、そのとおりだと思います。ただし、監督とゼネラルマネージャーが責任を負うように、選手も成績が悪ければ解雇されるのです。選手には罪がなくて、監督とゼネラルマネージャーが責任をとればいいという考え方は、あまりにも選手に甘いと思います。
そういう観点からみると、「経営者と従業員では責任の重さが全く異なる。今回の職員に賞与を返納させるやり方は、成績不振の責任を、球団の受け付けや事務員にまで連帯責任をとらせるのに等しい。現場の権限の無いサラリーマンに責任を押し付けて、本当の責任を曖昧にする選挙目当てのパフォーマンスを、何の論調も無く伝えるマスコミ報道に惑わされて、事の本質を見誤ってはいけない」という見方も少し甘いのではないでしょうか。成績不振で赤字になった球団においては、受け付けや事務員も例外なく給与カットの対象になるのですから・・・。
したがいまして、「社会保険庁だけは、そういう対象にすべきではない」という見方は間違っていると思います。組織の責任は、組織に属する構成員にも影響を及ぼし得る――経営権を持たない構成員からすれば悔しいことではありますが、それが、世の中の現実というものだろうと思います。
「濫用的買収者とマーケット」 はこちらからご覧いただけます。
年金加入者の申し立てを受けて、証拠資料がなくても保険料が実際に支払われたものとして扱うかどうかを判断するという「第三者委員会」の仕事、これは本来、社会保険庁が責任を持って行なうべき業務である。つまり首相や自民党はあたかも加入者を救うための組織であるかのように言っているが、第三者委員会は社会保険庁の責任と業務を肩代わりするための組織なのだ。そしてこうしたことが行なわれると責任の所在はあいまい化する。結果として一番救われるのは難しい仕事から解放された社会保険庁だ。その第三者委員会を運営するための費用として税金が使われる。
「じゃあ、年金データはどうするんだ」と聞かれるのだと思いますが、私はここまでのヒドイ状況が明らかになったのですから、あきらめて「日本国民であれば、65歳以上になったら、一律七万円を支給する」と割り切るべきだと思っています。
その財源は、税で賄うしかないでしょう。
付加的な年金の部分は、どこかの時点で積立金を加入者にすべて配分することで、リセットするしかないのではないか、と思っています。要するに、賦課方式を止めて、税方式に一挙に転換するのです。
大胆な意見だと思われるかもしれませんが、ここまできたら、それくらいの抜本的な改革が求められているのだと思うのです。少なくとも、現状のひび割れをつくろうために、私たちの税金をこれ以上無駄に使ってほしくはありません。
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「公的年金は御破算にせよ」 はこちらからご覧いただけます。
厚生年金はそれまでに破綻した国鉄年金を負担とか、さらにグリーンピア問題などの巨額の損失を抱え積立金が支給のおよそ5.25年分、共済はしっかり管理されていて9.83年あるそうです。年金一元化時には共済年金からは厚生年金の水準の5.25年分だけを共通財源に出して、残りは公務員のために使おうということだったんですね。・・・厚生労働省も姑息なことを考えるものです。・・・
年金一元化法案で、共済年金の積立金の扱いが、厚生年金に比べて不公平ではないかという質問に、それは「公務員の方々ががんばった結果」だから当然なんだそうです。・・・「公務員の方々ががんばった結果」と思っている人が国民のどれだけいるのかは疑問です。さぞかし社保庁も、厚生労働省もがんばっていたんでしょう。・・・
それに検索していて気がついたのですが、政府の仕事を請け負っているシンクタンクから発表されている意見を見ると、一様にこの一元化問題で公務員の立場に立っているから面白いものです。やはりお客様第一なんでしょうか。本当のお客様は税金を納めている国民のはずなんですが。
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「公的年金は御破算にせよ」 はこちらからご覧いただけます。
社会保険庁職員なんかのボーナスの自主返納を促してるみたいですけど、「自主」って自分で進んで、でしょ?促しちゃ自主じゃないんじゃ?と思うんだが…。しっかも、「ヘマしたんだからボーナス返しといて!」ってたって年に2回(も!!か!!)もらうボーナス1回くらい返したって彼らにはガッッッッチリしたゆらぎのない役人だけの年金制度があるんだからかなり安いもんでしょ。言ってみれば年金払ってる人達は逆で「俺たちボーナス返しとくからさ、年金あきらめて!」と言われている様にもとれる。・・・
僕はボーナスをほとんどもらった事がないんですが、給与とちがって「あなたがんばったから、ハイ!」て別枠でくれるもんでしょ。て事は簡単に言っちゃえば「がんばった分」もらえる訳だ。なので、こんだけヘマしてんのにボーナスをもらう事に対して僕なんか疑問を持っちゃうんですよね。返す返さないが問題じゃなくって、もらうかもらわないかだろ!と思うんです。
もしも、「成果に対する報酬」なのであれば、成果がここまで散々たるものなのですから、「自主返納」ではなく、「支給停止」を検討すべきでしょうし、もしも「給与の一部」であるとするのであれば、給与体系の抜本的な変更を検討すべきでしょう。もはや、賞与支給は当たり前などという企業は少なくなっているのですから。
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ポッドキャスティング-木村 剛が斬る!
「スティール買収阻止の課題」 はこちらからご覧いただけます。
これまでにも多くの冤罪(えんざい)事件があったが、判断を誤った警察官や検察官の個人の罪が問われることはない。仕事で何かミスをして事故を起こした場合には、民法第709条により過失責任を問われるはずである。下記の事件の再審公判でも、裁判所の判断は、真犯人ではないことが証明されたらそれでいいということである。あとは個人ではなくて国が賠償責任を負えば済むという考えである。官僚のミスに対して、どうしてわれわれの税金で処理しなければならないのか。これでは未来永劫、冤罪事件はなくならない。
お役人=官僚の方々は、個人責任を問われることがありません。最悪の場合は、減棒されるか辞めるだけであって、通常の場合、「戒告」などというパフォーマンスだけで終わりです。個人責任を問われないというセーフティネットがあるから、無謬性という名の不作為や行き過ぎた行政指導をすることができるのです。
本来、国民は公務員を罷免する権利を持っているはずなのですが、その権利は反故にされています。年金問題で追い込まれている安部内閣が巻き返したいのなら、ケシカラン公務員を憲法が約束している通りにクビにすることができる公務員罷免法をビチあげればいいのに・・・。せめて、社会保険庁を対象にするだけでもいいから・・・。
ポッドキャスティング-木村 剛が斬る!
「スティール買収阻止の課題」 はこちらからご覧いただけます。
これほど配慮のない運用は見たことがない。せめて、データーエントリー(入力)後であっても、紙のデータは何らかの形で残しておくべきだろう。今時、スキャンしてOCRにかければ、簡単にとっておけるのだから。人間は間違う動物なので、完璧はありえない。必ず、元データを残しておくことは鉄則であると思う。紙を廃棄されるって、システム屋からみると、はしごを外された状態で上にしか上れないようなもので、むちゃくちゃプレッシャーかかると思うのだけど。というか、そういう条件なら、ボクはお断りする。・・・
社保庁にどういうデータがあるのかわからないので、正確なことは言えないけれど、いくら照合作業をやったとしても、客観的に見て、かなりの照合不可能データが出ると想像される。たぶん、社保庁内部のデータだけでは無理で、企業の給与支払履歴まで照合する必要があるだろう。当然残ってないものもあるだろうし、無くなった会社もあるだろうし、企業の給与所得者以外はダメ。住基ネットと連携するなんてこともやるみたいだけど、それでも、かなりの照合不可能データが残るはずである。「かなり」って言ってみたけど、どれくらいなんだろう?無責任な単純予測だけれど、100万のオーダーは、あるような気がする。
「公平」ということを考えると、たとえ一件でも照合不可能であってはならないはず。そういう意味で、公的機関である社保庁の罪は重い。歴代の社保庁長官の責任を問う声もあるけれど、そんな問題じゃなく、・・・これは「詐欺」と何ら変わりがない。・・・いまだ、あまり触れられることのない、でも必ず大量に存在する「永久照合不可能」データはどうするのか。きっとこれは、1年後に「やっぱりたくさん照合できないデータがありました」というオチになるのだろう。・・・国民に謝罪するしか方法は無い気がする。
このまま誤解が広がっていけば、いずれ帳尻が合わなくなってしまいます。安倍政権の関係者は、この問題の終結の仕方を間違えば、万が一、参議院で与党が勝利できたところで、1年後には退陣を余儀なくされるかもしれないということについては、十分に留意しなければならないと思われます。
私には、どうも対処の仕方が間違っているように思えて仕方がないのです。取りあえずは、国民に対して、「社会保険庁の役職員の職務怠慢による出費については、社会保険庁の役職員およびOBが捻出する」ぐらいの大方針を打ち出した方がいいと思いますね。残業代にしても、休日手当にしても、派遣費用にしても、コールセンターにしても、ビラ作成にしても、保険料から出してほしくない出費項目が多すぎますから。
「コムスン報道に騙されるな 」 はこちらからご覧いただけます。折口氏は自著の中で『センターピン理論』を提唱しています。これはどんな理論かと言うと、『ビジネスには、ボーリングと同じようにセンターピンがある。そのセンターピンさえ狙えば、そのビジネスは大枠は上手くいく。細部のはじっこのピンを狙うのではなく、センターピンを狙うのです』だそうです。そして、介護ビジネスのセンターピンは何かと言うと『気持ちよさ』だそうです。高齢者の方にとって『気持ちよいこと』が最大のセンターピンであり、事業を継続するための秘訣だと説いています。・・・
折口会長にも決定的な経営判断ミスがあった・・・それは、センターピンを見誤ってしまったことだと思います。介護業界の収益モデルは、決してお年寄りから全てのお金をいただいて成り立っているのではありません。9割が国に対しての給付請求によって支払われ、利用者個々人は1割を負担します。介護サービスによっては、全額国・自治体で賄われるものもあります。一番のステークホルダーは国(厚生労働省)であり、その国の顧客は日本国民、いわゆる世論だったのだと思います。つまり、介護事業のセンターピンは、お年寄りではなく、国であり国民感情であった、ということです。・・・
恐らく、元来の経営的姿勢であれば、
・厚生労働省のOBを役員として迎え入れる
・さすがに最近の世の中では上記が難しいのであれば、厚生労働省の外郭団体の理事長を務めて、その団体の“お財布”に折口会長がなる
などして、厚生労働省の官僚の天下り先を確保してあげるべきだったのだと思います。・・・例えば、介護業界第2位のニチイ学館の大株主の 寺田明彦会長は、現在厚生労働省の外郭団体「日本医療教育財団」の理事長を勤めています。・・・厚生労働省の天下り先を確保してあげている状態ですね。他には、介護大手のジャパンケアの場合ですと、厚生労働省と関係の深い社会福祉法人新生会理事長を経て、厚生労働省内の社会保障審議会福祉部会メンバーに名前を連ねる石原美智子氏を監査役に招いています。
ちょっと前にコムスンが事業を連結子会社へ譲渡するって発表をしましたけど、あれって厚労省のアイデアじゃないんですかね?
こんなサービスを事業として成り立たせるのはかなり困難な話で、それが不祥事でヤバイ、ってことになったら、当然その話は厚労省の耳に入るはず。
厚労省とコムスン上層部が善後策について何の相談もしなかったなんてちょっと考え難いわけで、「おいおい、何やってんだよ。仕方ないから、事業を全部子会社に譲渡しちゃったらどうだ。
何はともあれ、事業の継続だけは確保しろよ」って入れ知恵したんじゃないかなー、なんて。で、それを発表してみたら、物凄い勢いで叩かれちゃって、大慌てではしごを外した、みたいな。考えすぎですか(笑)?。
でも、この手の事業って、結構深く関わっているものですよね、役所って。
「コムスン報道に騙されるな 」 はこちらからご覧いただけます。社保庁には「謝罪」という言葉が辞書になかった。そして、電話相談も職員がつらい仕事をやるよりも外部のコールセンターに委託した方がいいと言うことだろう。これもひどい。この派遣への費用は一体どこから出ているのだろうか。派遣社員の応対の大半が「申し訳ありませんが、何日後かにおかけ直しください」とひたすらお願いすると言うことだそうだ。こんなことならば、社会保険庁の職員で応えればいい。経費の無駄遣いだ!・・・
俄仕込みの派遣社員より、社会保険庁の職員のほうがまだ知識が豊富なはずだ。「門前の小僧習わぬ経を読む」という言葉もあるくらいだ。謝罪をするならば、社会保険庁の職員が謝罪をするべきなのだが、もしかしたらそんなことをする気持ちがないのかもしれない。「何で謝らなければいけないのか?」なんて思っているのかもしれない。だからこそ「心から「ありがとう」といわれる応対」と垂れ幕を掲げ、派遣社員にたいして、心からお詫びをしろよということだ。( ̄∀ ̄*)イヒッ
「時事を考える」さんも、「年金問題で社会保険庁の民間出身の長官が東京駅頭に立ってビラ配りのパフォーマンスをしたり、何にもアナウンスをせずに相談所を開設したり、不安に駆られた人々が社会保険庁に押しかけて職員と押し問答をしたり、開設したSOS電話に何回かけても繋がらなかったとか、この国は馬鹿の集まりかよと思った」と述べていますが、激しく賛同しますね。
このところ、自民党若手議員が参議院対策で一生懸命テレビ出演していますが、「社保庁職員の説明を真に受けただけで、意図した嘘ではないかもしれないが、問題の解決に当たれるだけの資質を持ち合わせない」(by「酒とBlogの日々」)という風にみられるだけだと、出演するだけ損ですよ。
ちなみに、「『消えた年金』問題 宙に浮いた年金記録5000万件」さんは、以下のように冷静に淡々と問題点を指摘していますが、これに対して、きちんと対外的に説明できる与党の方々は本当にいらっしゃるのでしょうか。「grounder」さんは、「いつだったか『年金もこれで100年大丈夫』っても言ってたっけ。けどその根拠は全く見えなかったんです。今回の問題でも(完全処理できなくても)『5000万件何とか処理しました!』って、『じゃあその後ど~なるの?』ってとこに行かなきゃ、でしょ」と言ってくれていますが、本当に不安ですよね。「5000万件の記録を1年後に名寄せ完了」
自民党が参院選に向けて、5月末に作成した年金問題を解説したチラシには、年金記録漏れ問題の対策として、こう書かれている。「名寄せ」とは、本来、銀行などで個人が持っている複数の口座を一つにまとめる時などに用いられる言葉だ。年金問題では、転じて、一人が持っている複数の年金納付記録を一つの基礎年金番号に統合する意味で使われてきた。
「1年で全部を統合することは無理なんだが、まいったな」
厚生労働省幹部は自民党のチラシを見て頭を抱えた。1年間で5000万件の記録がすべて統合され、だれのものか判明するように読める表現だったからだ。政府が1年間で完了すると約束しているのは、コンピューター上で、約5000万件の不明記録と約1億人の年金加入者・受給者のデータ(氏名、生年月日、性別)を突き合わせ、可能な範囲で持ち主を特定することだ。だが、社会保険庁の入力ミスで、氏名や生年月日などが間違っているデータが相当数あるとされる。
「コムスン報道に騙されるな 」 はこちらからご覧いただけます。発信箱:コムスン問題の黒幕 中村秀明(経済部)-今日の話題:MSN毎日インタラクティブ
コムスンと折口雅博会長を糾弾し、社会的制裁を加えれば、すべて丸く収まるのか。不正請求で暴利をあげ、サービスの中身も劣悪なら。福祉でぬれ手であわを狙い、老人を食い物にしていたなら、話は単純だ。しかし、コムスンの訪問介護分野は利益面で振るわず、ワタミの渡辺美樹社長に「老人ホームには関心があるが、訪問介護はいらない」と言われた。一方で、「24時間営業」など他社にないサービスが利用者に高く評価され、離島まで拠点を持つのはコムスンだけ。・・・そもそも介護事業には、まっとうにやって利益を上げられる仕組みが備わってないふしがある。厚生労働省が06年度に、介護保険会計の健全性を維持するためとして業者への介護報酬を引き下げたせいと指摘する関係者は少なくない。介護を「無償の奉仕」として家族や地域だけに押し付けるのでなく、「事業」として民間に委ねたはいいが、例によってお役所仕事に終始する厚労省こそ問題の黒幕ではないか。このままではやがて何十万、何百万人の介護難民が生み出される日がくる。
私は、こういう物事の本質を鋭く抉り出すジャーナリストの方々が増えて活躍されることを心より願っております。「ジュリアナ東京から介護福祉への転身という経歴はヘンだし、おでこが強調されたあの勢いのあるヘアスタイルはもっとへン。しかし、ヘンだからといって、福祉行政のスケープゴートにされる謂われはないでしょう」(by「プログレッシブな日々」さん)というのはフェアな意見だと思いますね。 介護ビジネスは、まだ黎明期でしかなく、本来は法的にも、自治体や官庁としても継続的に改善をはかっていくべき問題であり、しかも労働集約的な産業がそんなキレイゴトで運営できるのかという疑問も湧いてきます。厚生労働省がもうすこし柔軟な対応や指導をしていたら、ひょっとしたらコムスン問題ってなかったかもしれないとすら思えます。問題はコムスンによる被害者が本当にいたかどうかです。それを取材なり調査してほしかったですね。問題はコムスンのサービスが、他の企業のサービスよりも劣っていたかどうか、介護を受けていた人たちまたご家族の満足度がどうであったかで、それも知りたかったですね。形式よりは実質を優先して考えたいところです。
「貞子ちゃんの連れ連れ日記」さんは、「何もしない完璧主義者に陥ってはいけない」と苦言を呈していますが、そのことがわかっていないエセ完璧主義者たちが、日本を奈落のそこに落とそうとしているように思えてならない今日この頃です。
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まず、次の社会保険庁のトップページへアクセスする。・・・開いた画面で、右メニューにある「相談案内」から「年金加入記録照会 年金見込額試算 年金個人情報提供サービス (ユーザID・パスワード)」をクリックする。開いた画面で、4番目の「国民年金 厚生年金」被保険者の方の年金個人情報提供サービス(ユーザID、パスワード)の欄をクリックする。年金個人情報提供サービス(トップページ)にて、「初めて利用する方」欄で「ご利用登録」欄をクリックする。
ID、パスワード発行申込み(入力)画面で、基礎年金番号、氏名、生年月日、性別、郵便番号、住所を指示に従って入力する。最低8桁のパスワードを2回入力する。最後に自宅の電話番号を入力して、「申込み内容を確認」欄をクリックすると、入力した内容が表示されるから、正しければ「申込み」をクリックすると、次の画面では「あなたの申請受付番号」が表示される。これで終了するから、「このページのトップに戻る」をクリックする。
ちなみに、最近、笑い話のネタになっている、「窓口装置を連続操作する場合、操作時間50分ごとに、15分の操作しない時間を設ける」「窓口装置の1人1日の操作時間は、平均200分以内とし、最高300分以内とする」という労使協定についても触れていらっしゃいますが、これについては、「社会保険庁と自治労が交わした「覚書」って… 」という記事に詳しいので、是非読んでいただきたいと思います。
いずれにしても、「はっきりしている事は、こんな組織で5年以上働いた職員は、他の企業では役に立たないということ。ぐうたら癖がしみついた奴は、全然使えません。(NTTやJRで実証済み)」(by「こつこつ為替ファンド」さん)というのは、そのとおりという感じがします。
「JJ雑記」さんは、「今回の不祥事は、彼ら社会保険庁職員が本来自分達がやらなければいけなかったことを長期に渡ってサボタージュしていたことが大きな問題なのです」と指摘し、以下のように憤っていますが、私も全く同感です。 何故彼らの年収を過去に遡って一部返上させるといった考えが浮かばないのか・・・!?「サボって仕事をしなかった給与分については、きちっと返してもらう。」・・・公僕なんだからそうしてもらいましょう。歴代厚生大臣や社会保険庁長官の退職金返上だけの問題ではありません。事務方が悪いのです。社会保険庁職員全員が悪いのです。休日勤務や残業で、超過勤務手当てや残業代を得るような焼け太りを許すべきでない。
「コムスン報道に騙されるな 」 はこちらからご覧いただけます。参議院選を控えて年金問題の火消しに躍起になっている自民党だが、5000万件の不明年金問題に加えて、昨日は新たに1430万件の問題が発覚している。国民からは振り込め詐欺じゃないかと言われ、民主党にとっては打ち出の小槌ともいえる社会保険庁。既に30%まで落ち込んだ安倍内閣の支持率(6月2、3日朝日新聞)にさらに追い打ちをかけるような格好となり、あと1ヶ月後に告示が迫った参議院選をどう戦うかが焦点になっている。・・・
ここまでの不祥事が連発すると社保庁は自民党を政権の座から引きずり落とそうとしてるんじゃないかと思いますね。例えば、仮に年金の積立金に未曾有の大きな穴が空いているとする。当然、破綻を避けるために国民にも厚労大臣にも公表は出来ない。
そこで頭の良い官僚はこう考えるわけです。民主党政権になれば一時的に政治情勢が不安定になることを予想して、金融市場ではトリプル安になる。株式や為替が安くなる。それを狙って、FXやオプション取引などのデリバティブで大儲けして積立金の穴を埋める。細川政権の時のように数年ですぐに自民党が政権の座に戻るだろうから、その時には平然としていられる。そのためにゴルフボールやマッサージ機を買ってるんじゃないかと。
官僚がトップのときには、必死で隠して、民間出身の長官が来た瞬間から、不祥事の嵐なのですから、なかなかにやるもんです。自爆テロのように見えて、じつは、自分は爆死しない。大臣と長官だけクビが飛ぶだけですから怖くない。このところのニュースの出方にはそういう思惑を勘ぐってしまいますね。
「いつになったら気づくんだい-Bradnine社長ブログ」さんが指摘するように、さらに、その知恵を資金運用にまで活かしていたとすれば大したものですが、そこまでの力量はないでしょうね。積立金に穴が空いたところで、自分の責任で埋めようなんて考えている社会保険庁の方々は皆無でしょうから・・・。
「コムスン報道に騙されるな 」 はこちらからご覧いただけます。タイミングの良すぎるコムスン問題。・・・新聞各紙は一面で取り上げているけれど、年金問題のほうが一面に来るべきだ。コムスンについては、民間企業だからまだ対処のしようがある。・・・問題だったのは、不正処理があった。その一点だけ。法律ぎりぎり、法律を犯してまで事業を遂行した点だ。民間はいくらでも処罰のしようがあるから、そんなに騒ぐ必要もない。
ところがだ。社会保険庁はどんなに国民が騒いでいても役所に対する処罰がまったくと言ってない。こんなにバカな処理をしていても、毎月安心して給料がもらえる。もう少しすれば、賞与が支給される。どんなお馬鹿なことをしていてもだ。税金から給与と・賞与が支給されるのだ。民間だったらば、賞与カットだ。それぐらいのことをして当然なのだが、役所の職員はもらうことが当然だと思っている。だから、腐った役所ができてしまう。社会保険庁、厚生労働省の職員はすべて賞与を返納して、照合費用に充てるべきだ!
結局のところ、コムスンの問題は、「法」の枠組みを超えて、感情論に基づき、行政指導で処理することになってしまいました。ところが、社会保険庁の問題に関しては、「国家ぐるみの詐欺罪」(by「くまさんの自立」)であるにもかかわらず、「法」を盾にして、役職員を首にできないどころか、減棒や賞与返納もできない。コムスンへの対応に比べると、ちょっと社会保険庁に甘すぎるんじゃないでしょうか。
「貞子ちゃんの連れ連れ日記」さんは、「介護の不正請求なら、他の介護関連企業も多かれ少なかれしていると思うので、・・・、『今、何故、この時期にコムソンなのか?』・・・というのも微妙な感じ・・・『みせしめ』『スケープゴースト』として、『六本木ヒルズ族・血祭り計画』でも 霞ヶ関の奥のほうで進められているのかしら」と洩らしていますが、そういう気配を感じてしまいますね。
圧倒的なマイノリティになると思いますが、「法的根拠のない行政指導(@コムスン営業譲渡)が大多数の国民から支持される様をみると、絶望的な気分になります」(by「微妙に日刊?田中大介」さん)という意見に強いシンパシーを覚える今日この頃です。
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長官職って大体1~2年程度しか在籍しないんですね。まるでたらい回しという感じです。その後お決まりのように天下りします。天下りする前に退職金をもらっています。そして天下った先でも2~3年,お茶を濁したようにお勤めして,また退職金。4000万円から場合によると2億円の退職金をもらって天下っているんですね。もう美味しすぎてやめられないでしょうね。・・・
そのうちの1人,正木馨氏・・・は1985年から一年弱、社保庁長官を務めた後、全国社会保険協会連合会、社会保険診療報酬支払基金など5法人を渡り歩いて理事長などを歴任し、2億9000万円以上の収入を得たのです。今回の社会保険庁の失態についても全く他人事のようなどこ吹く風という飄々とした受け答えでしたね。さすがに優秀なお役所上がりです。・・・
このような天下り構造は,決して長官だけではなく上から下まで構造的に出来上がっているのでしょう。そうして国民の税金が吸い取られているのは間違い無いでしょうし,社会保険庁のみならず全ての官僚が対象でしょう。それをかばい続ける政治家もきちんと利権を守ってもらっているはずです。そしてその政治家にたかる人々。どうにかしないと本当に税金払うの拒否してしまいますよ!
こうなったら仕方がない。まずは、「年金不払い運動」を全国的に広めたほうがよいかもしれませんね。「私は将来年金をもらうつもりがないから、絶対に払わない」という人たちが増えたら、政府ももう少し真剣に、実務的にできる方法を考えてくれるのではないでしょうか。
退職金うんぬんというのは、感情論かもしれないけれど、とりあえずは、社会保険庁の現役とOBの方々には、まず年金受給権を放棄してもらうことからはじめましょう。これは、法律上できるのですから。
それぐらいの誠意は見せないと、本当に「年金不払い運動」が起きちゃうよ!
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ただいまお申込みが集中しております。IDパスワードにつきましては順次発行しておりますが、2週間以上の期間を要すると見込まれます。誠に申し訳ありませんが、ご理解いただきますようお願いします。ご利用申込みの結果が届くまでは、再度の申込みはご遠慮いただきますようお願いいたします。
ということで、「たかがIDとパスワード発行に2週間もかかって、それで5000万件が一年で処理できるって言い切るって凄い。まさかできるって信じている人いないでしょうね」という「大西 宏のマーケティングエッセンス」さんのご指摘は、極めて正鵠を得ていると言うしかないのであります。
それに、先週末の「お詫びチラシ」は、あまりにもセンスが悪すぎるでしょう。私は、「チラシ配りも体裁とイベントか!?」と指摘している「くまさんの自立」さんのご意見に深く頷いてしまいます。一体なんのために、今になって駅頭などで社会保険庁は「お詫びチラシ」を配っているのだろうか。そのようなチラシを配る時間と人手があったら、宙に浮いた年金の名寄せと照合を休日無しで、尚かつ残業代無しで懸命に実行すべきだ。誠心誠意 一日も早く年金照合に努力すると言うことを実行して欲しい。こんなことに時間を割いて貰ってもしょうがない。謝るならば、年金で無駄なハードを作ってしまったことも謝って欲しい。謝るべきことは社会保険庁には様々なことがある。チラシを配る費用も社会保険庁の事務所経費から出ているとしたら大間違いだ! まして、印刷屋に依頼したとしたら、これまた無駄遣いだ! 社会保険庁の長官まで、謝罪のチラシを配っていたが、ポーズは絶対に許せない。こんなことで、騙される国民ではないが、国民の不満にたいしてガスをぬこうなんて思っていたら怒り心頭だ。
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年金を一本化するときに照合・名寄せをすることは当然の仕事だ。普通の職員だったら、どのようにしたら正しく照合できるかどうか、パソコンに導入する前の準備作業に十二分に資料調整をする。そして、入力後には紙とインプットしたデータをアウトプットして照合するのが誰が考えてもわかるはずだ。毎年年賀状を書いていても、照合は誰でも行っているだろう。名前の読みが違えば、コンピュータでは別物になることなんか当たり前のこと。なのに完成しなかった。・・・「コンピュータを導入するときは「1日のキータッチは平均5千以内」といった覚書をとりかわしていた」そうだ。呆れた、僕ならば、1時間以内に入力してしまう文字数だ。こんな職場が役所にあるなんてまったく信じがたい。でも、それが実態だからこそ、今回の「全国社会保険職員労働組合」の残業容認になったわけだ。・・・
サービス残業でやるとか、残業代は自主返上するというのならいいですよ。「いまさら残業を容認するなんてバカな話だ。本来は今までサボってきた原因を作ったのは自分たちだ。つまり、残業代無しで穴埋めをするのは当たり前だ!」(by「くまさんの自立」さん)というのが筋だとは思うけれど、残業代を通常の2割以上の時給換算で払うことになるに決まっています。
ひょっとすると、実入りが増えることになる社会保険庁の人たちは、腹の中でほくそえんでいるかもしれない。彼らを「焼け太り」させるべきじゃないと思います。「JUNSKYblog2007」さんがうまいことを言っていました――「最終的には、どっちに転んでも国民の負担となる。踏んだり蹴ったりである」と。
もう、こんな年金は要りません。
せめて、将来年金を受け取る権利を放棄する人たちには、年金脱退権を認めるべきです。厚生年金から脱退して、その分を給料に上積みする方が合理的です。厚生年金の場合、個人と会社が折半して払っていますから、その分を昇給させれば、年収が100万円近く上がることになります。
私の「年金脱退論」に、安倍政権が耳を傾けることを心より祈っております。
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ちなみに、このブログでも「厚生年金はネズミ講か?」(2004.03.05)というコラムで、その概要を解説しているので、改めて掲載しておきましょう。 私は、若い世代の人々のためにも、「これまで支払った保険料はあきらめるし、将来も年金をほしいと言わないから、厚生年金から脱退させてほしい」という脱退権を認めるべきだと考えている。脱退権を認めると年金財政が破綻して年金が払えなくなる——という意見もあるだろう。しかし私の「年金脱退論」は、現在、政府に国民に示している年金の給付水準を遵守させることを大前提としている。つまり、年金財政が今後どうなろうと、現在年金に加入している加入者にこれまでどおりの履行を約束する。したがって、現在示されている給付水準を下回ることはない。このため、年金制度が破綻して払えないということはなく、高齢者を含めて加入者にとって不利な状況は生じない。
一方、脱退権を認めれば、政府の約束を信じない人々たちは脱退していくだろう。じつはそこがミソだ——脱退は年金財政にとって好ましいことでもあるからだ。脱退した人々はこれまで積み立ててきたものを、受給者や他の加入者のためにすべて放棄するとともに将来の年金受給権も放棄するので、中長期的にみれば年金財政の負担は確実に軽減されていく。つまり、将来の受給者数が減れば、絶対額として年金負債は減るし、その過程で公的年金が抱えている含み損も限定されていくことになる。これまでのように、ネズミ講的に人口が増加することを妄想し続けて損を無限定に拡大するというごまかしをやめさせることができるようになるわけだ。
ただし、残念なこと(仕方のないこと)ではあるが、隠されてきた年金財政の財源不足の問題は急速に表面化してくることになる。そして、不足部分については、税金で埋めるしかない。その覚悟だけは予めしておかなければならない。要するに、「年金脱退論」というのは、インチキな「保険方式」から明確な「税方式」への移行を展望した政策なのである。私は、各人のインセンティブにしたがって、年金のあり方を自由に選択していく結果としての「税方式への移行」を目指すべきだと考えている。
これは、お年寄りにとっても若年層にとっても一考の価値がある政策で、少なくとも現在審議されている厚生労働省案よりは数千倍マシな政策だ。一見暴論にみえるかもしれないが、私の「年金脱退論」は現実的な仕組みに支えられている。与党でも野党でもよいので真剣に検討していただきたい。さあ、年金脱退権を認めさせて、みんなで公的年金から脱退しよう。そして、ドンブリ勘定の「保険方式」から「税方式」に一挙に移行させよう。
しかし安倍政権では、この政策を採用することはできないでしょうね。
とても残念です。
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ポッドキャスティング-木村 剛が斬る!
「社会保険庁は狂っている」 はこちらからご覧いただけます。
第2回FJ資産運用サミット
●場所:六本木アカデミーヒルズ49
●定員:500名(参加無料、要事前登録)
↓こちらから
http://www.financialjapan.co.jp/summit/
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社会保険庁?第三者機関?って何人居るんですかね?。仮に(そんな訳ないよね、頭悪いんでわかりやすく)職員(専門の)が1000人としても1日1人で190件もこなさなきゃいけないんだよね。最近、工場の効率から、流れ作業から1台を1人で作り切る方向にシフトしてるというのをこないだTVで見た。けど190台作るのはかなりきついよね。まいいや、190件こなすのに就業時間が6時間として約30件/1時間で。てことは1件を2分でやんなきゃ!。う〜〜〜ん。僕程度の頭で考えてみましたけど1000人の専門職員が1件につき2分以内で処理して何とかこなせる5000万件だと思うんですよ。けど、「ハイ!書類は整理されてここにありますからやってください」てんじゃなくって不明、ないものから処理するには不可能だよな〜と思うんだけど、首相の発言に他の議員も記者も突っ込まないのかね?。僕が間違ってるのかな?。
私は「grounder」さんのご明察通りだと思います。この5000万件を1年以内で再調査することはほとんど不可能です。一年後に「この5000万件のうち4000万件につきましては、該当者不明という再調査結果が出ました」と開き直るか、「エイヤッ」とやったことにして申請者全員に給付するか、天文学的な予算を付けて再調査のためだけに100万人ほど動員するかしないと無理でしょうね。
こういうその場しのぎの薄っぺらい政策はいけないと思います。
どうして安倍首相の周りにいる経済政策ブレーンたちは、こんなにもおバカさんなのでしょうか。
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『基本的に結婚しないのが多いからなんです。それはどうにもならないから諦めていますが。・・・働いている女性のほうがちゃんとご飯を作るというデータもあるんです。専業主婦で時間がいっぱいある人こそ、コンビニで買ってきた発泡スチロールで食べさせちゃうというのが多いんです。ただ、託児所をいっぱい作ったから子供を産むかというと、それもまた違うんですよ。駅に保育所があって……、子供は荷物じゃないんだから。』
『何が問題かというと、婚姻か、婚姻していないかということで、逆に配偶者という立場を作ってしまう、あるいは専業主婦というような概念を持ち込んでいるということが、現実と非常に離れたというか、現実の状況と離れたことを人為的に持ち込んでいる。つまり、考えるべきは、婚姻しているとか、していないとか、結婚しているとか、していないとかということによって、女性のステータス、あるいは課税上のステータスを変えるということが問題であって、働いているか、働いていないか、いくら働いているか、働いていないかだけでカウントするという考え方を、間違っているかもしれませんけど、それが一つ。もう一つは働けないかどうか。つまり、家族の世話、いわゆる子供の世話ですね。夫の世話というのはどうせどっちでもいいと思っていまして、これはちょっと失言ですけど、夫の一人のために専業主婦が一人ついて、洗濯したり掃除したりするというのは、労働力のロスだと思うのです。外に出たほうがいいから。やはり一番重要なことは、育てるということに対する労力をどういうふうにどこまでやるか。その時に扶養控除というのは、女性側か男性側かどっちが使ってもいいと思うのですが、今だと世帯主が扶養控除を使うというようなイメージがあって、どっちが使ってもいいというふうにするのか、半分半分使うのか、扶養控除のとらえ方でもう少し何か明確なことが言えないかなと、そこがちょっと気になっているところです。』
お気持ちは分かります。ただ、その委員の考え方がその小委員会を代表する考え方でないことも事実だと思うので、「税」の問題については、冷静に考えてみたいものです。日本は民主主義を標榜しており、いかなる意見であろうとも、それを表明する自由は与えられていますから、その委員にも意見を開陳する自由はあるでしょうから。
もっとも、私は「国家は、市民の家庭のあり方や価値観に関して介入すべきではない」という固い信念を持っておりますから、「くまさんの自立」さんと同じく、この委員の発言には強い違和感を持っています。そういう意味では、「くまさんの自立」さんと同じ立ち位置にいるのかもしれません。
とはいえ、さらに冷徹にみれば、財政赤字を直視する限りにおいて、増税は不可避であり、ありとあらゆる手段を考えざるを得ないという政府の立場も分からないではありませんし、私自身は「厳しい財政規律を伴ったものであれば、増税はやむを得ない」という立場でもあります。
いずれにせよ、税制は国家の骨格を示すものでありますし、日本の行く末を決めるものでもありますから、一時的で感情的な激論ではなく、建設的で解決策を探る議論を期待したいものです。高齢化できるということは、それだけ衣食住が整っていて、医療も進んでおり、またその医療を受けることが出来る、ということを意味しています。そんな国では、この知識社会の中、当然教育水準も上がっているでしょうから、教育にかかるコストも他の国に比べれば高くなるのは必定です。となるならば、そのコストから出生率が低下することは容易に想像できます。
以前NHKのテレビで中国の奥地で、子供たちが目を輝かせて、文字を習っていたのをみましたが、そんなのをみると、素朴さに心を奪われると同時に教育水準の低さ、言い換えれば、教育コストの低さも感じました。家の様子も映されていましたが、電化製品一つないような家でありました。
翻って、日本の家の風景を眺めていれば、テレビはあり、パソコンはあり、クーラーはあり、洗濯乾燥機はあり、食器洗い機もあるという様子です。両者のエネルギー消費・環境負荷の違いは明らかです。高負荷の社会の人口が減っていくのは、大きな目で見れば、望ましいことだと思います。・・
要するに、結婚するようにならないとダメということなんでしょうかねぇ。「なんで屋-驀進劇-」さんからは、「なんの為に結婚・・・。理由が欲しい。という彼女達の実感は、本来あるべき女性として重要な機能を観念で蓋をしている状態だと思います」というトラックバックまでいただきました。
でも、その一方で、「ニッポンを生きる!」さんのように、「出産・育児は非常にパーソナルなことなんだ、社会が子育てに向く状況かどうか、なんてこととリンクさせて自分の生殖を決定するのは損であるぞ」というコメントをいただいていますし、「さいとうくんのニュース速報!?」さんのように、「子供を産むという行為は自由意志のため思い通りになりません」という現実を諭す声もあります。
個々人の価値観が絡むだけに、なかなか難しい問題なのですが、「小福のへりくつ」さんから出生率に関する女性ならではのご意見をいただいていますので、ご紹介することにしたいと思います。いずれにしても私は、政策論としては、少子化を憂える前に、公的年金のような諸制度を現実に適応させながら、国民にとって快適な生活環境を整えることが先なのではないか、と思っております。出生率がまた減った、と。これでまた「何故出生率が下がるのか」とか「上げるにはどうすればいいのか」とかくだらない対策論が巷に溢れることになるだろう。で、お役人さん達は保育園や幼稚園の数を増やすとかして無駄な税金を使ってくれてしまうんである。まあ、道路を増やされるよりはマシなのでいいけれど。それで少しは働くママがラクになるならめでたいことだ。
だけど、結論からいうと、どんな対策も「無駄!!」である。出生率は対策論なんかでは上がらない。出生率の低下や晩婚化は、私も含め、女性の構造的な問題が含まれているからなんである。
女は本来、理屈で結婚したり子供を産むわけじゃない。理屈を超えた存在を感じるから結婚もするし子供も産むんである。だって、結婚はアカの他人の家の墓に入ることを決意することだし、出産は「命」ひとつ生み出しちゃうことなんだから、理屈でどうこうって世界じゃないだろう。
多少、景気があがったところで、多少、保育園が増えたところで、出生率は上がらない。
なぜ、女性が結婚しなくなったかつーと、「理屈でものを考える」クセがついてしまってるからだ。こういうクセがつくと、結婚も出産もなかなか踏み出せなくなる。なぜなら、理屈で考えたらあきらかに大変なことだからだ。
それでは、「結婚をもっと自由に」という動きがあれば解決するのだろうか? 例えば、籍は入れずに子供だけ産むとか、そんな結婚の形態がメジャーになれば、女性は自由に子供を産むだろうか?そんなカンタンなこっちゃないと思うね。「自由」を掲げてる時点で、理屈だもんね。理屈でモノを考えてたら、子供なんて育てらんないよ。・・・
「子供を産むのは個人の自由意志だ」と主張する女性は多い。実際、子供のいない私も、親戚の方から「親が元気なうちに産んでおくのが親孝行だよ」などと言われたりすると、思わずそういい返したくなる。だけど、言わない。言い返した時点で、なんとなく敗北感に襲われるような気がする。理屈じゃないものの前に、理屈で反論することほど無意味なことはないからだ。
「理屈じゃないもの」っていうものが何なのかは、未熟な私には定義できないけど、確かに存在する。今の時代、理屈っぽくなってしまった女性達の力だけでは、それを定義しきれないんだと思う。っていうか、定義した時点で理屈になってしまうんだけどね(笑)
2005 06 14 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「公的年金タスクフォース」さんからは、「終身雇用の崩壊に始まる就業スタイルの変化や企業年金の破たん等によって老後への不安は増す一方であり、そうした状況下で国が老後を保証する仕組み、すなわち『福祉』に基づくより良い公的年金制度が欠かせないというのは衆目の一致するところでしょう」というご指摘を改めていただきました。
そういう中で、「ミズタマのチチ」さんがasahi.comの記事「厚生年金保険料 経産省が料率15%の試算」を引用しながら、「まことに、まことに感慨深いですな」と述べていらっしゃいましたが、じつは、この記事の背景には、公的年金タスクフォースの方々に関与していただいた諸活動があったのです。あの活動がなければ、ここまでこれなかったことは事実です。まずは、その記事を紹介しておきましょう。
厚生年金の保険料率を段階的に引き上げる上限について、現行制度の「年収の18.3%」ではなく15%にとどめた場合でも、公的年金の役割としては十分な水準とする試算内容を、経済産業省が民間シンクタンクとともに8日まとめた。年金の給付開始年齢を現行より2歳遅らせることで、給付水準は現役世代の手取り年収の40%を超えるという。厚生労働省以外では初の本格的な試算で、年金改革論議にも影響しそうだ。
まだ、諸方面の調整が終わっておりませんので、次の手をディスクローズできないのですが、「散り散りだったかけらのうち、彼方にあったものは固まって実をなし、燃えて燃えて輝く太陽となり、此方にあったものは冷たく濡れた木星になりました。この一年のことは、決して忘れないでしょう」(by「ミズタマのチチ」さん)という風に、過去を懐かしく振り返る局面でもありません。政策論というものは、 現実の制度を動かして見せてこそ、ナンボなのですから・・・。
個人的には、いずれ近いうちに、シミュレーションモデルの取り扱いを明らかにするとともに、次の手をディスクローズしたいと考えておりますが、しばしお時間をいただいてお待ちいただければ幸いです。なんとか、膠着した現状を打開する一手になれば、と念じております。そのときはまた、「公的年金タスクフォース」が活躍できるフィールドが整うような気もしています。
いずれにしても、日本政府は、「スター・ウォーズ エピソードIIIを早く観たい社長のブログ」さんによる下記のような本質的な意見に対して、はっきりと答えることのできる年金制度を用意する必要があるのではないでしょうか。
正直、公的年金などという制度がなぜ必要なのか良くわからない。また、もし必要であるとしても、世代間扶養である必要性が良くわからない。そもそもなぜ世代間扶養なのかって、その制度を決めたときの平均寿命と人口増加率をもとに、その制度を決める立場の人たちが、自分達に都合の良い制度を作ったからなんじゃないの?人口増加率が鈍り、高齢化が進んでしまった時点で、すでに制度は崩壊しているんじゃないだろうか。もう、いっそのこと世代間扶養なんてやめちゃえば良いのに。
2005 06 14 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
昨年の人口動態統計が公表された。出生数は111・1万人。前年の112・4万人より1・3万人減少している。出生数から死亡数を引いた自然増加数は8・2万人となり、初めて10万人を割り込んだ。
出生数は、第1次ベビーブームの昭和24年に269・7万人を記録。そのときに生まれた女性が出産したことにより生じた第2次ベビーブーム(昭和46~49年)にも1年間に200万人を超えていた。その後は緩やかに減り続け、昨年は戦後最低の出生数に落ち込んでいる。
この背景には婚姻件数の減少がある。昨年の婚姻件数は72万組で、前年の74万組より2万組減。人口千人あたりの婚姻率も3年連続で低下している。
こうした婚姻件数の減少は、晩婚化の着実な進展を示しており、平均初婚年齢をみると、夫が29・6歳で、妻が27・8歳。ちなみに、10年前は28・5歳と26・2歳だった。
中でも20~24歳の女性千人あたりの初婚率は、10年前には49.5だったが、昨年は34.2にまで落ちてきており、25~29歳の場合は、10年前に70・0だったものが59.4になっている。
そういう事情もあって、昭和40年に25・7歳だった第一子出生時の母親の平均年齢は、昭和60年に26・7歳になり、昨年には28・9歳にまで上昇。冷静にみれば、少子化が進むことも致し方がない。
この間、公的年金の絡みで何かと話題になる合計特殊出生率(一人の女性が一生に産む子供の平均数)は、1・29と昨年と同水準と表示されているが、小数点第4位までみると1・2888で、昨年の1・2905を下回り、過去最低を更新しているという。
こうなると、世の中の趨勢は、「産めよ増やせよ」という大合唱になりがちだ。保育所を増やしたり、税制を優遇して出生率を上げるべきという声も聞こえてくる。
しかし、「産めよ増やせよ」という短絡的な発想には問題が多い。子供を産むかどうかは各個人と各家庭の自由意志である。現実問題として、政府ができることと言えば、産むことを決断したときに、その決断をサポートする環境を整備するくらいに過ぎないではないか。
したがって、「公的年金制度が破綻しそうだから、少子高齢化に歯止めをかけなければならない。だから産ませよう」という発想は百害あって一利なし。公的年金を維持していくために、少子化対策をとるべしというのは本末転倒だ。
国民のための公的年金を護るためという大義名分の下で、各家庭の自由意志に圧力をかけるような方向に議論を進めてはならない。公的年金を維持したいのであれば、現在の少子高齢化のトレンドを前提にしても成り立つように大胆に制度変更するしかない。それができないのであれば、「一度ご破算にするしかない」と腹を括るのが筋だ。
それなのに、現実から顔を背けて、「出生率さえ上向けば何とかなる」という発想は、「地価さえ上がれば何とかなる」と祈り続けて処理を遅らせてしまった不良債権問題とうり二つ。我々は、二度と同じ過ちを犯してはならない。
(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。
2005 06 07 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「年金改革に関する議論をTV中継してほしい」という私の提言に関しては、「居眠りができませんし、携帯電話で裏工作できないので、実現する可能性は限りなく低いのではないでしょうか?」(by「雑記帳」さん)という反論が寄せられていますが、手法はどうあれ、早く与野党を含んだ議論を始めてもらいたいものです。
「時事を考える」さんは、「今の若者が将来貰える額を考慮し、“今貰っている人からも支給額を削減すること”」が必要だと指摘し、「世代間の諍(いさか)いを避けるためです」と主張していらっしゃいますが、そのためにもわかりやすい議論が必要になっています。
そのために私の方では、ブログでもご紹介した公的年金モデルを構築したいと思って努力を続けているわけでして・・・。まぁなんとか、遅々としたスピードではありますが、少しずつ進んでおります。このように改革とは、地道で地味で孤独なものなのであります・・・ハイ。
それにしても、この公的年金というヤツは、複雑な制度になってしまいましたなぁ。いまもプログラマーが泣いています。「明日は明日のホラを吹く -Tomorrow, I'll give you another big talk-」さんが以下のように主張していますが、全く同感です。
国民皆年金をいうのであれば、受け取る年金の総額や、受け取りはじめる年齢(支給開始年齢)等にもこの数字くらいの 明快さ 間違いのなさ ごまかしのなさ 当たり前さ そりゃみんな知ってるさ がなくてはならない。 「日本の小学校は6年間ある」、この6という数字と同じくらい、年金の受給額や支給開始年齢が国民に知れ渡って、小学校くらい全国民が迷いなく当たり前に利用して、 それが本来的な姿だと思う。またこれが本来的な姿だということが多くの国民の間で共有されるようになってほしいと思う。 自分はたまたま機会があって、ここ2年の社会保険労務士試験の問題を解いたのだが、あの試験にはたちの悪い社会の試験のような後味の悪い難解さがあり、しかも近年どんどんその傾向がヒドくなっているように思う。出題ミスも多いがかといって問題作成者を責める気には全くならず、俺は制度の全体と問うべき内容を思いむしろ同情している。国家試験が難しいことや合格率が低いことは、必ずしも試験の合格者の優秀さや社会的地位の高さを保証するのみならず、そのまま同時に制度の欠陥=わかりにくさの証明にもなりうるということも忘れてはなるまい。
いずれにしても、公的年金の改革は喫緊の課題です。もう一度、世論を喚起して、私たちの将来のために、心ある議員の方々が動き出せるような環境を作ることが必要なのかもしれません。「木村さんのモデレートする討論会は面白かったんです」(by「ミズタマのチチ」さん)という声が多いようであれば、また企画してみましょうか・・・。
2005 03 25 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。3月8日のコラム「年金協議にTV中継を!」で、久々に年金ネタをUPしたら、たくさんのトラックバックをいただきありがとうございました。「和ちゃんブログ」さんは、「年金改革はまったなしです。時間的に余裕はありません。今から20年以上前にもはや問題であると学者ですら言ってたのですから。年金が破綻するとか危機的状況に陥る可能性が高いって問題意識は識者では通説でした。もう、まったなしです」と指摘していますが、まったくそのとおりです。
それが、形はどうあれ年金改革の議論がはじまるというのですから、私は関係者の方々の努力を多としたいのです。批判は一時の清涼剤になったとしても、物事を前進させる力に繋がらない場合が往々にしてあるものです。「くりおねあくえりあむ」さんが「昨年5月に強行採決されて以来、やっと次に進めるための一歩を踏み出そうとしているということですよね。そういう意味で大きな前進だと思います」と指摘しているように、まずは目の前の一歩を踏み出すことが肝心です。
じつは、「民主党参議院議員 ふじすえ健三」さんからも、3月10日に「昨朝、8時から民主党国会議員が集まり、総会がありました。そこで年金制度の改革に向けた3党協議を動かすことが岡田代表から説明されました。結局、本日午前中に、民主党・自民党・公明党の三党の幹事長会談が行われましたが、この会談では協議開始の合意には至らず、自民・公明両党の民主党への文書による回答を待ち、今週中にも再度会談が行われることとなったようです。会議後、数名の方と話をしましたが、「年金抜本改革」を引き続き単独でも訴えるべきである、と仰っている方が多いのには驚きました」というトラックバックをいただいておりました。素直に期待したいと思います。
公的年金タスクフォースの「ミズタマのチチ」さんは、以下のように言っていますが、多くの国民も同じような思いを抱いているのではないでしょうか。
党や立場はいろいろあって、面子も利害もいろいろある。喧嘩したい人たちも居るけど、社会が安定しなかったら元も子もない、ともにテーブルについて協議しようというわけです。 あと、公開討論会で聞かせていただく各議員の「なんとかしなきゃ!」って思いは、党による違いはないということがあります。 見ている有権者としては、政党の枠に囚われてないで、一緒に話を進めてもらったほうが、よっぽどメリットが大きいと感じることが多かったのです。 プロレスじみた敵対の構図なんかいらないから、さっさと仲良く話し合ってくれと、しきりに思っていました。
ちなみに、「ふじすえ健三」さんからは、「私としては『年金改革は、高齢者の方々に安心していただくためにできるだけ早くやるべき案件であり、政治的議論にすべきではない』と考えており、執行部のこの判断には賛成です。・・・政権を取るために、これから色々と壁が出てくると思いますが、やはり皆様に『民主党も政権を担うだけの力がある』と理解していただくことが大切です。政府案に反対するだけでなく、よりいい政策を創ってみせるところが民主党に問われていると思います」という正論が発信されています。
それであればこそ、「民主党は政争の具にしない決意があるか」(by「ビリヤード&サッカー&ニュースコラム」さん)という点が本当に問われてくるでしょう。そうでなければ、「『政権準備党』と呼ばれたい政党は、永遠に準備していて欲しい(笑)」(しんちゃんのおうち)などと揶揄されてしまうかもしれません。
実際、国会の討論などをみていると、どうかな、という感じもしますね。私は、岡田代表や仙石政調会長のスタンスは高く評価していますけれども、民主党の中には、事実無根の週刊誌ネタを元に、筋の悪いマスコミゴロみたいなやり方で時間を無駄遣いさせている輩が徘徊していますからねぇ。民主党には期待しているだけに残念です。
ただ、年金改革の件については、民主党を大々的に応援しております。
岡田克也代表、低俗なお仲間に足をすくわれることなく、頑張ってくださいますよう。
2005 03 18 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
光陰矢のごとし。1年前に小泉首相が「年金一元化が望ましい」と発言したことを契機に、公的年金に対する国民の意識が急に高まったことを昨日のことのように思いだす。
昨年5月、自民・公明・民主の3党が社会保障の見直しで合意。7月には「社会保障の在り方に関する懇談会」が発足する。さらに10月には、民主党岡田代表が消費税の活用などに対する政府の前向きな答弁が与野党協議の条件となると公言。今年1月に小泉首相が年金財源問題について、「消費税の活用も検討対象」と答弁をするなど、ギクシャクする中にも雪融けの兆しが芽生え始めた。
実際、2月23日の党首討論では、「事業主負担をどうするか、自営業者の所得把握をどうするかという問題はあるが、基本的には国民年金を含めた年金一元化が望ましいという方向を明らかにすべきだ」という岡田代表の主張に対して、小泉首相は、「まず、厚生年金と共済年金を一元化し、事業主負担の問題と自営業者所得把握の問題が解決されれば、国民年金を含めた一元化が望ましいと思う」と応じている。
この経緯を素直に眺めるなら、互いに腹を探りながらも歩み寄りを見せてきたわけだが、対立好きのマスコミは、「岡田氏の姿勢は、『協調』と『対決』が混在する歯切れの悪さが目立つ」(日経)、「岡田民主“敗色”切り札年金も不発」(産経)など、どちらかと言うと冷ややか。
与党は、年金、介護、医療を含めた社会保障制度を一体で見直す方針を掲げているが、岡田代表は「一体見直しは先送りの口実になりやすい。まず年金改革の骨格を示すことを優先すべきだ」と強調して平行線を辿っていたから、そう言われても仕方のない面はある。
しかし、局面は動く。3月1日の衆院予算委員会において、小泉首相が「年金一元化から議論していい。何の異論も言うつもりはない」と述べ、与野党会議に関して、民主党が要求する年金制度改革の先行協議を受け入れる意向を示したからだ。報道によれば、民主党岡田代表は、協議開始に踏み出すという。
マスコミは色々と揶揄するだろうが、私は岡田代表の対応を素直に評価したい。3党合意の信義則を足蹴にした参院厚労委での強行採決については言いたいことが山ほどあるだろうし、民主党内にも強い反発があったはずだ。
それらを黙って呑み込んで、年金改革の与野党協議に臨むというのは、背後に政治的な計算があるとは言え、なかなかに立派な決断である。
あらゆる改革は、大きかろうが小さかろうが、まずはキックオフすることが重要だ。議論のための議論ではなく、実現のための討議の場が必要なのである。
理想を追い求めて無為に漂い続ける余裕はもうない。年金一元化は、今年も喫緊の課題であり続けている。喫緊の課題が毎年変わらないというのでは日本の行く末が案じられる。
この機会を逃してはなるまい。そのためには、与野党協議の場でマスコミに傍聴させるべきだ。国民全員に関係する年金問題については、テレビで全過程を生中継してもらいたい。そういう番組こそが、いま、「公共の電波」を担うマスコミに求められているのではあるまいか。
(追伸)「週刊!木村剛」は、総合ビジネス月刊誌「フィナンシャルジャパン」(年間購読はココ)および「フジサンケイビジネスアイ」(購読希望はココ)とメディア・コラボレーションしています。本日の記事は、「フジサンケイビジネスアイ」に3月7日に掲載したものです。
2005 03 08 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。昨日のヤマザキナビスコカップでFC東京が優勝したのには涙しました。1人退場して、10人になったときは、終わったと思ってましたから・・・。
さて、本日は、午後7時から「公的年金モデル諮問会議」が開催されます。公的年金タスクフォースの方々が議論してきた成果をもとにオープンに議論して、具体的には、足長おじさんのサポートを受けた専門家の方々に、PPBM―Public Pension Basic Model(あるべき公的年金を検討するための基本的なモデル)―のプロトタイプを作っていただく橋渡しをしたいと思います。
■メンバー(順不同、五十音順)
木村 剛 KFi代表
篠塚 肇 経済同友会マネージャー
白石 浩介 三菱総合研究所主任研究員
高山 憲之 一橋大学教授
西沢 和彦 日本総合研究所主任研究員
村田 純一 企業年金研究所代表取締役社長
藤田 正幸 三菱総合研究所主席研究員
■サブメンバー
公的年金タスクフォースの参加者
McDMaster氏 ほか
■オブザーバー:
公的年金を考える超党派ネットワークの参加者
公的年金モデル諮問会議においては、これまで公的年金タスクフォースで検討してきたことを開陳していただき、専門家の方々にプロトタイプを作る際の参考にしてもらいたいと思っております。作り上げたPPBMを公的年金に関心のある日本国民全員に利用していただくことについては了解していただいております。また、その際、問題となり得るパテントの問題については、不肖私がリーガルリスク(厚生労働省から訴えられるリスク)を一身に背負うことで合意ができています。
もっとも、以前にも明記しておりますが、この「公的年金モデル諮問会議」は、スポンサーになってくれる足長おじさんが現れたことに感謝の意を示して、何らかのアウトプットを世に出すために組成するものです。
したがって、残念ながら、そのアウトプットが公的年金タスクフォースの皆さんのお気にいるかどうかは保証の限りではありません。「折角、俺たちがあそこでこうアドバイスしたのに・・・」とか「そうじゃないんだよな」などと不満タラタラの結果に終わる可能性もあります。ただ同時に、公的年金タスクフォースが自力でモデルを創り上げることを否定するものでもありません。
そこで私は、スポンサーの暖かい支援を得られる見込みがつきましたので、公的年金タスクフォースの方々が自力でモデルを創り上げる場合の予算枠を、ご用意したいと思います。すでに、公的年金タスクフォースに対しては、ブロガーの皆さまからのカンパが寄せられており、その残金は75,598円あります。そこに、1,924,402円を加えまして、総額200万円(!)の予算枠を設けようと思うのです。
ただし、公的年金タスクフォースがこの予算を費消する場合には、下記の手続きを経ていただく必要があります。また、この予算については、私の個人的な判断で、PPBMプロジェクトや公開討論会を催す経費のために費消する場合があることをあらかじめ付言しておきます。
1.公的年金タスクフォースにおいて「予算申請担当」を指名し、公的年金タスクフォース内で十分に議論した上で、予算申請の内容を固める。
2.予算申請担当は、公的年金タスクフォースのブログに予算申請の内容をアップし、その内容を「週刊!尾花広報部長」にトラックバックするとともに、広くその予算の使い方に関して意見を求める。
3.私が予算申請の内容を吟味し、寄せられた意見などを総合的に勘案した上で、その予算の可否を決定する。
4.公的年金タスクフォースの予算申請担当は、購入品を特定し、購入価格と支払先を最終決定した上で、尾花広報部長に連絡する。
5.私の方で支払を行い、公的年金タスクフォースの予算申請担当が指定する先に購入品を届ける。
6.すでに費消してしまった経費を事後的に補填することは原則として認めないが、常識的に考えて十分に正当性があるケースにおいては、同様の手続きを経て支払うことがある。ただしその場合は、領収書などの添付を求める。
7.予算枠の費消については、「週刊!尾花広報部長」において掲示する。
この200万円の予算枠は、寄付をしていただいたブロガーさんや足長おじさんをはじめとする多くの善意の方々のサポートがあってはじめて成立しております。公的年金タスクフォースの方々には、そのことを是非ご理解いただいた上で、有益に利用していただきたいと思います。また、利用する以上、何らかのアウトプットを責任をもって仕上げていただきたく、お願い申し上げます。
なお、河野太郎議員と古川元久議員を招いて好評だった7月26日の「公開討論会」に続き、公的年金問題を「公的年金を考える超党派ネットワーク」の政治家の方々に存分に議論していただくため、「公開大討論会」を11月18日に開催いたします。臨場感あふれるステージで大激論が繰り広げられると思いますので、ご興味のある方は参加希望を尾花広報部長にまで送付していただけると幸いです。
(追伸)「dome21.jp」さんから極めてごもっともなご指摘をいただきましたので、10月30日付の「これが新潟県中越地震の真実だ!」の文章を至急変更させていただきました。具体的には以下の文章を挿入しております。
なお、「天漢日乗」さんのブログは「2ちゃんねる」からの抜粋であり、下記の部分は10月28日以前の部分に関するものですので、その内容については、元記事にアクセスした上で、皆様ご自身でご判断下さいますよう、お願い申し上げます。
「dome21.jp」さん、どうもありがとうございました。今後ともご叱責の程よろしくお願い申し上げます。
2004 11 04 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。10月8日のゴーログ「足長おじさんは現れるか?:「公的年金モデル諮問会議の立ち上げ」で心優しきスポンサーを探しておりましたところ、手を挙げてくださる奇特な方がいらっしゃいました。この方は、固定ハンドルネームを特名として用いているブロガーと同様、慎ましく名を伏せることをご希望していらっしゃいますので、今後は「足長おじさん」と呼称することにします。
足長おじさんは、あるお友だちにお願いし、プログラミングの負担を担ってくれるように段取りをつけてくれました。
そのお友だちは足長おじさんの寄付の範囲内で、できる限りのサポートをしてくれる手筈になっています。とりあえずは、厚生労働省からいただいたデータとプログラムを走らせ、不十分ながら動くことは確認していただけたようです。
そこで私は、宣言していたとおり、「公的年金モデル諮問会議」を立ち上げることにしたいと思います。そこで、公的年金タスクフォースの方々が議論してきた成果をもとにオープンに議論して、足長おじさんのサポートを受けたお友だちに、PPBM――Public Pension Basic Model(あるべき公的年金を検討するための基本的なモデル)――のプロトタイプを作っていただく橋渡しをしたいと思うのです。
足長おじさんとは、作り上げたPPBMを公的年金に関心のある日本国民全員に利用していただくことについては了解していただいております。また、その際、問題となり得るパテントの問題については、不肖私がリーガルリスク(厚生労働省から訴えられるリスク)を一身に背負うことで合意ができています。
10月8日のゴーログでも明記していますが、この「公的年金モデル諮問会議」は、公的年金タスクフォースが自力でモデルを創り上げることを否定するものではありません。足長おじさんが現れたことに感謝の意を示して、何らかのアウトプットを世に出すために組成するものです。うまくいけば、足長おじさんのサポートを受けたお友だちがうまいプロトタイプをダウンロードしてくれるように計らってくれて、公的年金タスクフォース並びに公的年金に関心のある他の方々がコストをあまりかけずに手直しできる基本モデルにしてくれるかもしれません。
いずれにしても、足長おじさんの善意に深く感謝し、その寄付の範囲内でできる限りのアウトプットを出してみようというのが、「公的年金モデル諮問会議」の趣旨です。公的年金タスクフォースの方々は、サブメンバーとしてどなたでも発言できるように配慮しますし、具体的な要望があれば、足長おじさんには確実に伝えますので、何なりとお申し付けください(足長おじさんが受け入れるかどうかは保証の限りではありませんが・・・)。
さて、そこで、栄えあるキックオフミーティングを、下記のとおり、セットしようと思います。皆さまの賛同がいただければ幸いです。
日時:11月4日(木) 19:00~
場所:KFi 株式会社内大会議室
出席者:
■メンバー(順不同、五十音順)
木村 剛 KFi代表
篠塚 肇 経済同友会マネージャー
白石 浩介 三菱総合研究所主任研究員
高山 憲之 一橋大学教授
西沢 和彦 日本総合研究所主任研究員
村田 純一 企業年金研究所代表取締役社長
藤田 正幸 三菱総合研究所主席研究員
■サブメンバー
公的年金タスクフォースの参加者
McDMaster氏 ほか
■オブザーバー:
公的年金を考える超党派ネットワークの参加者
なお、河野太郎議員と古川元久議員を招いて好評だった7月26日の「公開討論会」に続き、公的年金問題を「公的年金を考える超党派ネットワーク」の政治家の方々に存分に議論していただくため、上記の方々で「公開大討論会」を11月18日に開催することを予定しております。臨場感あふれるステージで大激論が繰り広げられると思いますので、ご興味のある方は後日参加希望を尾花広報部長にまで送付していただけると幸いです。
さて、新展開をみせるPPBMプロジェクトですが、これを世論に変えて、本当の公的年金改革につなげていくには、皆さまのご支援が不可欠です。是非、是非、皆さまの怒りや嘆きや励ましをトラックバックしてください。足長おじさんに必ずお伝えいたします。
最後に、本当に、本当に、足長おじさんありがとうございました。
(追伸)今月21日に総合ビジネス誌「フィナンシャルジャパン」を創刊するとともに、28日に新著「おカネの発想法」を上梓することを記念して、今月26日にタカシマヤタイムズスクウェア紀伊国屋書店新宿南店7Fの紀伊国屋サザンシアターにて記念講演を無料にて催します。お時間のある方は是非お立ち寄りください。申し込みはコチラまで。
2004 10 19 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。公的年金タスクフォースにおける議論や厚生労働省年金局とのミーティングも回を重ね、そろそろ目的に向かって力を総結集する段階に入ったように思います。とはいえ、本格的に終盤戦になると、色々とコストや手間隙がかかりますし、お互いに本業を持った上でのボランティアということですので、そんなに無理をお願いするわけにもいきません。
そこで現在、私は心優しき「足長おじさん」を探しています。PPBMプロジェクト――あるべき公的年金制度を検討するための基本的なモデルを作るプロジェクト――を完成させるコストと手間隙を請け負ってくださる企業もしくは団体を探しているのです。これまでの公的年金タスクフォースにおける議論と作業を活かし、厚生労働省とのミーティング結果をも踏まえた上で、実際のプログラミングやサーバーの負担などを引き受けてくれるスポンサーを探して、うまくコラボレーションすることができれば、また一歩前進することができると思うからです。
そして、「足長おじさん」を何とか捕まえられそうなムードも出てきました。
そこで、公的年金タスクフォースの方々にご相談なのですが、「足長おじさん」が出現した場合、高山憲之・一橋大学教授や西沢和彦・日本総研主任研究員、村田純一・企業年金研究所社長やマスコミ関係の方々、そして公的年金を考える超党派ネットワークに賛同していただいた政治家の面々にお声掛けをするとともに、McDMasterさんを中心とするブロガ―のメンバーの参加をお願いして、「公的年金モデル諮問会議」を立ち上げ、そこに「足長おじさん」も入っていただくのはどうかと思っているのです。
そして、「公的年金モデル諮問会議」における議論をもとにして、足長おじさんを中心に実際のプログラミング作業をしていただきながら、これまでの公的年金タスクフォースで蓄えた蓄積をその作業に反映していくという段取りというのはどうでしょう。当然、その進捗状況については、「公的年金モデル諮問会議」に報告していただき、参加者からの意見も聴取しながら、進めていくのが現実的であるように思います。
無論、公的年金タスクフォースが、自力でモデルを創り上げることを否定するものではありません。状況によっては、公的年金タスクフォースと足長おじさんがそれぞれよりよいものを求めて並行で作業するというやり方もあるでしょう。
いずれにしても、私たちが目指すとりあえずのゴールは、あるべき公的年金制度を検討するための基本的なモデルを作るプロジェクトを何とか実現にまで漕ぎ着けることなのですから・・・。
7月28日のゴーログ「改革を成就するものは何か?:ケーキとネギの関係」で、私は以下のことを公的年金タスクフォースのメンバーにお願いしています。
1)このプロジェクトは主従関係のあるビジネスではないのだから、如何なるかたちであれ、仲間に対して自分の考えを押し付けないこと。どう転んでも、無駄な作業はたくさん発生するのだから、「それは無駄だ」などと指摘して、仲間の善意を挫くようなことをしないこと。 2)善意でサポートしたいと考える人々からの提案や助力については、それが如何に自分たちの進む方向と異なっていようとも、リスペクトして感謝の気持ちを忘れないこと。まかり間違っても「それは違う」などと言って拒絶しないこと。 3)結果的に目標の1kmに達しなくとも、1cm動かして僅かでも目標に近づいたならば、それは立派な前進なのだから、「1kmに達しない」ことを以って失敗とみなさないこと。周りでみている人たちは、「1kmと言いながら、1cmしか進まなかったじゃないか」と批判し、ときには誹謗中傷するだろうが、それは避けられないこととして甘受すること。
私は、この考え方を全く変えていません。それで、「足長おじさん」が登場した場合にも、この考え方を等しく適用したいと思っています。公的年金をよりよく改革するという大義の前には、「後から入ってきて大きな顔しやがって」とか「これは俺たちのプロジェクトだから邪魔するな」という個人的な感情は禁物です。もしも、「足長おじさん」が助力してくれるのであれば、仲間の一人として、同じ目的に向かって進んでいく、というコラボ関係を構築できれば、と願っています。
私は、いま、PPBMプロジェクトを実現できるのではないか、という幽かな感触を感じつつあります。公的年金タスクフォースの皆さんの助力を得ながら、もうひとふんばりがんばってみようと思います。McDMasterさんをはじめとするブロガーの皆さんもご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
(追伸)今月21日に総合ビジネス誌「フィナンシャルジャパン」を創刊するとともに、28日に新著「おカネの発想法」を上梓することを記念して、今月26日にタカシマヤタイムズスクウェア紀伊国屋書店新宿南店7Fの紀伊国屋サザンシアターにて記念講演を無料にて催します。お時間のある方は是非お立ち寄りください。申し込みはコチラまで。
2004 10 08 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。7月26日に開催された公的年金に関する公開討論会を覚えていらっしゃるでしょうか。また、その公開討論会に参加してくれた河野太郎自民党議員と古川元久民主党議員に対して、私が「永田町のぶっちゃけ話」を公表するブロードバンド番組を作成することを提案したところ、お二人が賛成してくれた経緯についても、参加していただいた方々はご存知の通りと思います。
そうです。そうなんです。
その番組がスタートしちゃったんです。
題して、「国会動静―太郎とふるげんの場外乱トーク」。
河野太郎議員は核燃サイクル問題を指摘し、古川元久議員は年金問題に対して関心を持ち続けるよう呼びかけています。初回のせいか、古川議員のノリがちょっと固いんですが、第2回目以降は慣れてくれることと思います。
今後この番組では、永田町で起こっているさまざまな事件やハプニングについて、お二人にじっくりと真相を語っていただくとともに、ほかにいろいろな議員をご紹介していこうと考えています。是非、「これについて語ってほしい」とか「この議員の意見を聞きたい」という要望をお寄せください。
私たちの生活にかかわるルールを決定している永田町の素顔をストレートに皆さまにお伝えできるような番組にしていきたいと思っています。ご期待ください。
(追伸)何がなんだかよく分かりませんが、(社)日本広告協会Web広告研究会によれば、この度、この「週刊!木村剛」が「第2回Webクリエーション・アウォード」にノミネートされたそうです。
つきましては、9月9日(木)午後4時から贈賞式で、午後5時から受賞パーティーが大手町サンケイビル4Fホール(パーティーは302~304号室)において、とりおこなわれます。主催者の方からは、「お世話になった方をお招きしては・・・」といわれておりまして、招待客はパーティーも無料のようです。そこで、日頃お世話になっているブロガーの方で、「暇だから、木村の顔でも見てやるか」という方は広報部長の尾花(obanan@kfikk.co.jp)までお問い合わせください。ご招待いたします。
2004 09 07 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。先日、月刊「現代」の計らいで民主党のネクスト厚生労働大臣である海江田万里議員と対談したときに、「公的年金関連のデータが出てきたのだから、3党合意に基づいて国会に委員会を創設し、国民が見ている前で正々堂々とした討議を展開してもらえないものでしょうか」とお願いしましたところ、「3党合意」というのは、なかなかに難しいものなんだそうです。
というのは、そもそも民主党は、「3党合意」に基づいて、年金法案が衆院通過する際に修正案に同意しているらしいんです。そこで旧来型の与野党対決の構図ではなくて、政策協議に入ろうとしたわけですが、附則につけた年金制度の一元化について、自民党は具体的な案を示そうとしないし、参院での強行採決なんかもあって、暗礁に乗り上げてしまったんですね。ということなので、民主党としては、「法案を参議院で強引に通してしまった後になって、3党合意に基づいて協議しましょうというのは筋が違うじゃないか」ということらしいんです。
まあ、気持ちは分からなくはないんですが、国民の立場からすると、「筋」とか「経緯」というものにこだわるのも分かるんだけれども、やっぱり「国民の前で正々堂々と議論してもらいたいなあ」というのが「本筋」だと思うので、「3党合意がダメなら、一度リセットして、これから『新3党合意』を提案したらどうですか」と水を向けてみましたら、海江田ネクスト厚生労働大臣は「そうですね。もし、やるのなら新3党合意です」と応えていただけました。
「週刊!木村剛」としては、海江田ネクスト大臣に大いに期待したいと思います。『新3党合意』に基づく、公的年金制度の議論を国民の目の前でやっていただきたい。そうすれば、その場において、あるべき公的年金の姿を探るために、PPBMプロジェクト――公的年金に関する基本モデルを創るプロジェクト――が威力を発揮してくれるかもしれません・・・。う~ん、楽しみです。
だから、月刊現代の10月号(9/4発売)を皆さん、買ってくださいね。
そして、もうひとつ、大いに期待したい動きがでてきました。それは、子育てに関する話題のトラックバック集「ジャンバラヤ」です。こちらの解説は、私が拙い説明をするよりも、「くりおね」さんのトラックバックを紹介するほうが詳しくて正しいと思うので、以下に掲載したいと思います。
今週、子育てに関する話題のトラックバック集「ジャンバラヤ」が開設されました。カテゴリ別にトラックバック用のエントリ記事が用意されていて、関連する記事をブログで書かれた方はそちらにトラックバックしていただく、という仕組みで、分散しがちなブログ記事をここで一つにまとめて見れるようにしよう、というものです。 カテゴリは以下の通りです。 01:乳児・幼児 02:保育園・幼稚園 03:学童 04:小学校 05:中学校 06:高校 07:障碍 08:塾・習い事 09:いまどきの子どもたち 10:親 11:その他 こういった内容に関連する記事を書かれた際は、ぜひぜひ「ジャンバラヤ」当該カテゴリトップ記事へのトラックバックをお願いいたします。また、ブログをお持ちでない方のために掲示板「ジャンバラヤ~子育てネタBBS」もご用意しています。掲示板に書き込みしていただいた内容はそれぞれのカテゴリ担当が反映させていただきます。……私のようにご自身は子供のいない方も、シングルの方も、ジャンバラヤへのトラックバック( or BBSへの書き込み)大歓迎! いろんな立場から見たいろんな意見を、それこそ「ごった煮」として見ることができるサイトにできれば、と個人的に思う次第です。ブログ界始まって以来の(?)この試み、ぜひ多くの意見が集まるよう、みなさまのご参加をお待ちしています。みんなでおいしいジャンバラヤにしましょう。
とりあえず私が出来ることは、「電脳東京」さんからご紹介のあった池内ひろ美さんに、この「ジャンバラヤ」に参加してもらえないか、とお願いすることなんだろうと思います。ところが、池内ひろ美さんはまだブログを立ち上げていないようなので、お手数ですが、「電脳東京」さんに、以下のメッセージを池内ひろ美さんに伝えていただきたいと思います。
池内ひろ美 様 一面識もなく、このような文章を、しかも人を介してお届けする無礼をお許しください。現時点における少子化に対する政府の施策は、子育ての現場の実情を知ることなしに、一方的な思い込みによって立案され、実行されている感を拭いきれません。公的年金問題に関連して議論される際にも、「女性が子供を産めば良い」などという短絡的で女性に失礼な論調が目立っているようにも思えます。 じつは私の知人で、子育てに関する諸問題を大々的に議論してみたいということで、サイトを立ち上げた有志たちがおります。残念ながら、私はこの分野にそれほど知見がありません。そこで是非、専門家の池内ひろ美さんにご協力いただけないかと思い立ち、筆をしたためている次第です。ボランティアによる自由な活動ですから、どのようなアウトプットが出てくるか分かりませんし、かえってご負担を掛けてしまうことになっては申し訳なく思います。 そこで私がお願いしたいのは、まずは一参加者として、このサイトにアクセスしてコメントを書き込んでみていただけないか、ということです。そして、もしも、このサイトに将来性があって、面白そうだったら、しばらくお付き合いしていただければ幸いです。 サイト名は「ジャンバラヤ」と言います。詳細は、私のサイト「週刊!木村剛」を覗きに来ていただければ、お分かりいただけようかと存じます。急なお願いで、かつ、かなり不躾とは重々承知しておりますが、お仕事の手が多少お空きのときに、5分でも10分でもお付き合いしていただければ幸いです。 末筆になりますが、見ず知らずからの他人からのお便りを最後まで読んでいただきありがとうございました。さらなるご活躍を心より祈念しております。 平成16年8月26日 木村 剛
ということで、「電脳東京」さん、池内ひろ美さんへの伝言をよろしくお願い申し上げます。
はてさて、「新3党合意」と「ジャンバラヤ」のどちらが先に盛り上がるでしょうか。私は二つとも応援したいと思います。
2004 08 26 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。公的年金改革に関しましては、私たちの声が永田町に直接届くようなパイプを構築すべく、「公的年金を考える超党派ネットワーク」を有志の国会議員で組成できないか模索してきたところです。現在のところ、自民党及び民主党に属する12名の国会議員からご賛同をいただきましたので、そろそろ正式に名乗りをあげてもよい時期ではないかと思いまして、ブログにUPいたします。
「国民の立場から公的年金を考えたい」という私たちのスタンスに共鳴していただき、協力を申し出てくださっている志の高い政治家の方々は下記のとおりです(五十音順)。ご賛同いただいた国会議員の方々には、ブログ上で大変恐縮ですが、改めて御礼を申し上げます。
浅尾慶一郎(民主党・参議院・神奈川県) 大塚耕平(民主党・参議院・愛知県) 大村秀章(自民党・衆議院・愛知県) 河野太郎(自民党・衆議院・神奈川県) 世耕弘成(自民党・参議院・和歌山県) 林芳正(自民党・参議院・山口県) 古川元久(民主党・衆議院・愛知県) 細野豪志(民主党・衆議院・静岡県) 松井孝治(民主党・参議院・京都府) 松本剛明(民主党・衆議院・兵庫県) 水野賢一(自民党・衆議院・千葉県) 山本一太(自民党・参議院・群馬県)
なお、ブロガー有志によって構成されている「公的年金タスクフォース」は、PPBMプロジェクト――あるべき公的年金制度を検討するための基本モデルの策定――を遂行しているところですが、本日、大きな進展があります!
じつは、本日8月17日午後3時にCD-ROMの形式で、生データとプログラムを受領する予定なのです。「公的年金タスクフォース」のデータ入力作業は、これで、大幅に軽減されることになります。厚生労働省年金局数理課の方々、本当にありがとうございます。
「公的年金タスクフォース」の方は、8月4日に西沢和彦・日本総研主任研究員をお招きして作戦会議を開催しましたが、今秋に向けて、あるべき公的年金制度を検討するための基本モデルを策定するための手順について大筋の合意が形成されたところです。厚生労働省年金局数理課との第3回ミーティングは8月18日午後3時に開催されますが、CD-ROM受領の御礼を述べるとともに、今後とも建設的な意見交換の場として、定期的に開催させていただきたいと考えております。
さて、「公的年金を考える超党派ネットワーク」の考え方につきましては、8月10日のゴーログ「育児問題に関して私が出来ること」において掲載しておりますが、念のため、下記に再掲いたします。
1)本組織は、あるべき公的年金を考えるに際し、所属政党やポジションに関係なく自由闊達に議論するための有志の議員によって構成される超党派のネットワークである。 2)本組織は、公的年金に関して議論するために発足したボランタリーなネットワークであり、団体としての意見を集約することを目的としない。したがって、いかなる意味においても各議員の意見や行動を拘束することはない。 3)本組織は、公的年金制度を設計する際に公に利用可能な基本モデルを作成することを目的として活動している市民団体「公的年金タスクフォース」と定期的にミーティングを設ける。
そこで皆さんにお願いです。お知り合いの国会議員に対して、この「公的年金を考える超党派ネットワーク」に参加していただくよう、お声掛けしていただけませんでしょうか。最終的には政治は数です。より多くの志ある政治家の方々を巻き込まなければ、公的年金の現状が改善される可能性は高まりません。暫定的に「公的年金を考える超党派ネットワーク」の事務局は尾花広報部長にお願いしていますので、obanan@kfikk.co.jpにまでご連絡いただければ幸いです。
なお、同じゴーログで提案させていただいた「少子化ワーキンググループ(仮称)」につきましては、「公的年金タスクフォース」のプロジェクトリーダーであるMcDMasterさんからご快諾をいただきましたので、有志の方々がボランタリーに活動され、何らかの声を永田町に伝えたい場合があるとすれば、「公的年金タスクフォース」から「公的年金を考える超党派ネットワーク」にお届けすることができるようになると思います。
もっとも、「少子化ワーキンググループ(仮称)」――「ジャンバラヤ」もしくは「ラブリーママ・スマイリーパパ」はたまた「はしらのきずの会」あるいは「Nursing & Parenting Organization」という名称にするという説もある――に関して、「育児問題は、必ずしも公的年金タスクフォースの『下』に位置するものではない、という点についてご理解をいただきたいと思います」というMcDMasterさんによる的確な指摘については、私も大賛成です。「公的年金タスクフォース」が公的年金改革を考える上で、少子化問題を検討する際、意見を聞くパートナーのひとつという程度のゆる~い友だち関係でよろしいんじゃないでしょうか。
無理せず、力まず、また~りとやっていきましょう。力みすぎると、折れたり、ゆがんだりしてしまうものです。いずれにしても、公的年金改革について、国民の願いを聞き入れる国会議員が多数いることを祈っております。皆さん、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
2004 08 17 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。公的年金改革については、ブロガー有志による「公的年金タスクフォース」がPPBMプロジェクト――あるべき公的年金制度を検討するための基本モデルの策定――を遂行しているところですが、私は、その努力が永田町にも届いて一定の影響力を行使できるように、「公的年金を考える超党派ネットワーク」を国会議員で組成できないか模索しているところです。
なるべく多くの政治家の方々に参加していただくために、「公的年金を考える超党派ネットワーク」に関する取決めは、以下の3点に限っています。
1. 本組織は、あるべき公的年金を考えるに際し、所属政党やポジションに関係なく自由闊達に議論するための有志の議員によって構成される超党派のネットワークである。 2. 本組織は、公的年金に関して議論するために発足したボランタリーなネットワークであり、団体としての意見を集約することを目的としない。したがって、いかなる意味においても各議員の意見や行動を拘束することはない。 3. 本組織は、公的年金制度を設計する際に公に利用可能な基本モデルを作成することを目的として活動している市民団体「公的年金タスクフォース」と定期的にミーティングを設ける。
公的年金に関する公開討論会に参加した方はすでにご存知のように、林芳正自民党議員と大塚耕平民主党議員に加えて、河野太郎自民党議員および古川元久民主党議員には、この「公的年金を考える超党派ネットワーク」に賛同していただきましたし、私からも知り合いの先生たちにご連絡して、少なくとも2桁の数を確保したいと思っています。
もしも、この「公的年金を考える超党派ネットワーク」が組成できたなら、「公的年金タスクフォース」から正式に提言書などを提出することにより、少なからぬ国会議員に皆さんの声を直接届けることが出来るようになります。それがどこまで有効に、個々の国会議員の行動に活かされるかは分かりませんが、少なくとも個々人でバラバラに直訴するよりは、多少高い効果を期待できると思います。
そうすれば、「少子化問題」の背景にある各種の育児問題(学童クラブ問題を含む)についても、国会議員の元に直接正確な情報や建設的な提言を届けることが出来るようになります。提言しても、読まないでゴミ箱に捨てられるのではなく、とりあえずは読んでいただけるようなポジションを確保することができると思います。
例えば、今後、厚生労働省や国会などで「少子化問題」に対する対策などが議論されるようになるでしょうが、その対策に対するコメントや提言を「公的年金タスクフォース」でとりまとめて、「週刊!木村剛」で内容を明らかにした上で、「公的年金を考える超党派ネットワーク」に提出するということができるならば、個々人が一人っきりで育児の問題に立ち向かっていくよりも効果をあげることができるかもしれません。
さて、これから先は、私からの一つの提案です。
はじめにお断りしておきたいのですが、私は本件に対して全くのニュートラルな立場です。以下の提案をやりたいともやりたくないとも思っておりません。「公的年金タスクフォース」は私にとって、全くのボランティアであり、時間的にもコスト的にも負担ばかりですので……。
多くの方々からご指摘がありましたように、私は「育児問題」に関する専門家ではありません。ただし、「少子化問題」をあたかも「女性に産んでもらえばいいんだ」という風に扱う最近の風潮は問題だと感じています。「月刊!木村剛」の対談でも主張していますが、「家庭のあり方」という個々人の価値観――子供を何人産むかを含めて――に国家が介入することに違和感を持つからです。ただし私は、同様に「育児はこうあるべきだ」とか「育児に関してはこういう識見を持っているべきだ」という価値観を他人の家庭に押し付ける方々に対しても違和感を持っています。
その一方で、現実の社会において、育児問題に直面して困っている人々がいるとすれば、出来る範囲内でサポートしたいとも思っています。「まりさん」が提起した学童クラブの問題にしても、世論が盛り上がることにより、解決の糸口が見出せる可能性が高まるのであれば、それに越したことはないと思います。そういう意味で、「Ne.’s BLOG」さんの「悩める母親を救うために力を結集しようという、考え方には賛成します。しかし、『母親』に限定しては『多くの人の賛同を得る』事は不可能であると考えます。それは、『父親も悩むべきだ』というべき論ではなく、既に『父親も悩んでいる』という事実があるからです」というスタンスはよく理解できます。ほとんど同じ立場だと思います。
そういう立場である私が、いま出来ることは、「育児で悩んでいる方々の声を永田町の議員に直接伝えるパイプを作る」ということぐらいでしょうか。大したことではないかもしれませんが、それは大したことであるのかもしれません。残念ながら、いま「少子化問題」を声高に述べている国会議員や識者の方々は、「とにかく人口を増やす」という発想しかありません。これを放置して置けば、そういう貧困な発想の基に策定される「少子化対策」というものも自ずとお里が知れたものになるに違いないでしょう。
そこで私の提案というのは、――あくまでも、「公的年金タスクフォース」のプロジェクトリーダーである「McDMaster」さんに了承していただければ、という前提付きですが、――「公的年金タスクフォース」の下に、育児問題を含む広範な課題について議論して対外的に発信するグループをボランティアで組成してみてはどうか、というものです。個人的には、丁度、「あ~、精進、精進」さんが立ち上げようとしている「子育てネタ専用サイト」が中心になることでもよろしいのではないかと思います。必要であれば、サポートしていただく専門家として、「電脳東京」さんからご紹介いただいた池内ひろ美さんに私からお願いしてみようと思います。
そこまで形が整うのであれば、永田町議員の集団である「公的年金を考える超党派ネットワーク」に対して当該グループの提言をお渡しし、何らかの形で政策にしていく段取りや戦略につきましては、私が協力します。そういう形で、互いに得意分野を活かしながら協力しあえるコミュニティを作っていくことが、ポジティブ・コミュニケーションのメリットだと私は思っているのです。
繰り返しますが、現時点において私は、上記の提案をやりたいともやりたくないとも思っておりません。全くのニュートラルです(負担を考えれば、どちらかと言えばネガティブですが……)。「McDMaster」さんから「公的年金タスクフォースを組成してはどうか」という提案を受ける前の状況と同じです。ただ、「電脳東京」さんから前向きの提言をいただきましたので、私なりに真摯に考えて回答したいと思いました。
「電脳東京」さん、これでいかがでしょうか。
(追伸)ちなみに、「あ~、精進、精進」さんによる「『母親党』ではない名称を募集します(笑)!」という指摘は「まったくもって、ごもっとも」と私も思っております(^^;)
2004 08 10 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。少なからぬ人々による善意のご支援によって、「公的年金タスクフォース」は少しずつではありますが前進しております。出てこないと思われていたデータやプログラムが紙で出てくる、門前払いかと思われていた厚生労働省が定期ミーティングに応じてくれる、不可能かと考えられていたCD‐ROMでの受領が可能になるかもしれない、たった一部のブロガーのボランティアだったのにマスコミや永田町を巻き込む動きになりつつある、など目に見えて効果もでてきました。
6月21日に「McDMaster」さんが「公的年金タスクフォース」の立ち上げを提案してくれたとき、私は非常に嬉しく感じたと同時に、大きな心配事を抱えるようになりました。というのは、私のコレまでの経験から申し上げると、善意によって立ち上げられた改革が、悪意と中傷にまみれて惨憺たる結果に終わるケースを幾度もみてきたからです。現実を直視すれば、「善意さえあれば改革が進む」という考え方は戯言であって、そういうケースは極めてマレです。
現実の制度や慣行は何らかの存在意義を持っているわけで、そこには既存の制度や慣行に恩恵を受けている人々が必ず存在します。社会的にみた「善意」も、彼らからすれば、たちの悪い「悪意」にしかすぎませんし、そこには必ず熾烈な「戦い」が生じます。「善意」が「戦い」を生む――というパラドキシカルな現実を直視し、次々と発生するハプニングに耐えて、初期の目的を追求しつづけない限り、現実を改革することは出来ません。
思うように改革が進まない。 何故こんなことが受け入れられないのか。 始めの計画と違うじゃないか。 もっとうまくやれよ。 何でこの程度のことが出来ないの。
改革の実態は、こういうグチと悩みの集合体です。いわば「矛盾の塊」なんです。そして、「善意」の塊の方々が改革の現場に立ち会ったとき、こういう「矛盾の塊」に触れると、自らが描いている理想像とのギャップに耐え切れなくなり、改革の仲間たちを批判し始めることが往々にしてあるのです。現実問題として、識者の方々が「改革」を成し遂げられないのは、このためです。「どのようにして、改革を成し遂げるべきか」という観点を忘れて、「俺の方が頭がいい=俺の案が最高だ」という神学論争に没頭しまうのです。
ブロガーたちの善意で生まれた「公的年金タスクフォース」がそういう失敗の轍を踏むことだけは避けさせたいと私は思っています。「改革の現場」に足を踏み入れたことのない純粋な若人たちだからこそ、必要以上に配慮が必要になるのではないかと感じていました。そこで私は、7月2日、老婆心ながら「公的資金タスクフォース」のメンバーに、以下のEメールをお送りしています(今後の戦略上、一部捨象しています)。
公的年金タスクフォースのメンバーの方々へのお願い 1)私がもっとも配慮したいことは、公的年金タスクフォースに参加された方が過度な負担を感じたり、不愉快な思いをしないようにする、ということです。このタスクフォースはあくまでも有志のボランティアによるものですので、規律や義務を強調することになりますと、折角好意で参加されたのに、嫌な思いをされることになりかねません。私としては、そういうことだけは避けたいと考えています。 2)「改革」という言葉は耳に心地よく響きますが、内実はそれほど格好いいものではありませんし、相当の我慢や忍耐や持続力が必要とされる長い作業が待っています。「ちょっと頑張ればすぐになんとかなる」とういうことは絶対にありません。したがって、有志のボランティアで運営する以上、各人に過大な負荷を掛けることは避けるべきだと思います。というのは、相当の負荷を掛けて何らかの前進を成し遂げても、それに見合う成果が得られるとは限らず、「こんなにやらされたのに・・・」という気持ちが出てくると、折角の善意が恨みつらみなどに変質しがちで、内部対立すら生まれる場合があるからです。 3)したがって、公的年金改革に関して私がしようとしていることは、インスタントに出来栄えを楽しめるというものでないことをあらかじめご理解いただく必要があります。私たちと相対するのは公権力であり、一筋縄でいく相手ではありません。時には戦略上、猛然と戦うこともあれば、柔和にお話し合いをすることもあり、一見理想形から遠ざかるようにみえる戦術を採ることさえありえます。長く複雑な戦いが待っているわけで、私がタスクフォースにお願いしたいのは、無理をしないで出来る範囲で、息長くサポートしていただけるとありがたい、ということにつきます。 4)短期的に素晴らしい成果を求めると必ず失敗します。私や皆さんが少し動いただけで、年金改革が実現するのであれば、とっくの昔に公的年金はもっとよい制度になっています。私や皆さんができることは、公的年金制度を改革する機運を盛り上げる切っ掛けになり得るという程度のことに過ぎない公算が大きい。それでも私はやる意義があると思いますが、捨て石になる可能性の方が高いという認識ぐらいは持っていただきたいと思うのです。・・・・・・
さらに、このEメールを送付した上で私は、7月3日のプレキックオフミーティングに集まってくれた「公的年金タスクフォース」のメンバーに、以下のお願いをしています。
1)このプロジェクトは主従関係のあるビジネスではないのだから、如何なるかたちであれ、仲間に対して自分の考えを押し付けないこと。どう転んでも、無駄な作業はたくさん発生するのだから、「それは無駄だ」などと指摘して、仲間の善意を挫くようなことをしないこと。 2)善意でサポートしたいと考える人々からの提案や助力については、それが如何に自分たちの進む方向と異なっていようとも、リスペクトして感謝の気持ちを忘れないこと。まかり間違っても「それは違う」などと言って拒絶しないこと。 3)結果的に目標の1kmに達しなくとも、1cm動かして僅かでも目標に近づいたならば、それは立派な前進なのだから、「1kmに達しない」ことを以って失敗とみなさないこと。周りでみている人たちは、「1kmと言いながら、1cmしか進まなかったじゃないか」と批判し、ときには誹謗中傷するだろうが、それは避けられないこととして甘受すること。
そのときの模様を「『改革』って言葉はsounds niceだけど、決して生半可なことじゃないんだぜ? どんだけ時間掛けて精一杯やったって、1cmも進まないかも知れないんだぜ? そのことをバカにしたり、弱点を突いて崩壊させようと目論んだりするやつが沢山いるんだぜ? そういう心構えが必要なんだぜ? 決して気負ったりしないで、楽しくやって欲しいぜ?」とレポートしてくれた「珠丸」さんが、「公的年金タスクフォース」における改革のやり方をうまくまとめてくれています。
今回の取り組みは「ビジネス」ではない。ガントチャート引いてコストシミュレーションして、最短の距離を突っ走らなければならない理由はない。「目的」に向かう「手段」に方式や方針を持ち込んで縛りを入れる理由はない。メンバーはお互いのどんな意見や主張であっても、そのことをお互いにリスペクトしあう。どんなに遠回りで非効率で意味のない作業でもそれでいい。そんな作業をこそリスペクト。そこから何かが生まれるかも知れない。「ケーキを作ろうとしているのに、ネギを持ってきてしまう。」なんてうまい表現されてた方がいらっしゃいました。私はネギばかり持ち込んでしまいそうですが、ネギを使ったケーキも案外おいしいかも知れません。今までになかった斬新なケーキが作れそうです。(笑) 自分なりに、自分のペースで、これからもこの取り組みに関わっていきたいと思います。
ケーキを作っているときに、善意でネギを持ってきた人がいたとします。そのときに、「俺たちはケーキを作ってんだよ! ボケ!」と突き放すようでは改革は成就しません。改革を成就させるためには、「なるほど、ケーキにネギですか。そういうやり方もあるんですね。ありがとうございます」と心から感謝して、何とかネギを効果的に使えないか、と模索しながら突き進む度量の広さと胆力と行動力が必要です。
私は、「公的年金タスクフォース」に参加しているメンバーが「1cmの改革」を成就したとき、きっと度量の広さと胆力と行動力を身に付けていることに違いないと確信しています。
2004 07 28 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。先週金曜日に厚生労働省年金局数理課との第2回目のミーティングに行ってきました。水曜日に提出した質問事項に沿って、午後3時から2時間みっちりとディスカッションしてきたところです。日本総研の西沢和彦氏による個別具体的なデータ及びプログラムの個別請求によって、じつは4991枚の資料は完全なものではなく、抜け落ちていたデータがあったことが判明しました。
しかし、それにしても感心させられたのは、数理課の方々の真摯な御対応です。ミーティング前日の木曜日に、弊社KFiに足を運び、陳謝の上、抜け落ちていた部分のコピーを持参されました。まあ何と言っても、4991枚もあるのですし、人間がやることですから、抜け落ちた部分があったとしても私は仕方ないと思います。それにもかかわらず、課長と筆頭補佐が2人して、一介の民間人に過ぎない私の会社に御足労いただいたことに大変恐縮しております。
しかも、その際、「CD-ROMでデータとプログラムをいただくことをご検討いただけないか」という当方のお願いに対しても、「法律上できないことはないと思うので、前向きに検討したい」という回答までいただきました。少なくとも、公的年金タスクフォースの活動の中で、お会いさせていただいている厚生労働省の方々には、本当に真摯にご対応いただいております。お忙しい中、多大なご配慮をいただきありがとうございます。
さて、私ども「公的年金タスクフォース」もだいぶ陣容が整ってまいりました。12人のブロガーと私(及びKFiスタッフ)に加えて、専門家アドバイザーとして、高山憲之・一橋大学教授、西沢和彦・日本総研主任研究員、村田純一・企業年金研究所社長、篠塚肇・経済同友会政策調査会 マネージャーにサポートしていただいております。さらにメディアからは、辻陽明・朝日新聞編集委員、松浦新・週刊朝日記者、山本名美・テレビ東京ディレクターにご参加していただいているところです。
そして今回、ついに、あるべき公的年金制度を検討するための公的年金に関する基本的なモデルを作るプロジェクト――とりあえず、Public Pension Basic Model Project(=PPBMプロジェクト)と仮称しておきましょう――に関して、永田町の方々にもサポートしていただける可能性がでてきました。じつは、民主党の大塚耕平議員と自民党の林芳正議員が中心となって、PPBMプロジェクトに関して超党派で結成される政治家の方々のネットワークを立ち上げようという動きがでてきたのです。
さらに申し上げますと、あるシンクタンクからからも協力体制の構築について打診がありました。要するに、ブロガーを中心とする市民ネットワークに、専門家とメディアと政治家とシンクタンクのコンソーシアムが結成されようとしているのです。
これって、凄いことですよね。
ひょっとして、ひょっとして、ひょっとすると、「週刊!木村剛」から立ち上がった「公的年金タスクフォース」が本当に公的年金改革のエンジンになってしまうかもしれません(こりゃあ、大事件ですよ!!)。
それにしても、金曜日に開催された厚生労働省とのミーティングでビックラこいたのは、プロジェクトリーダー「McDMaster」さんのプログラムに関する博識です。なぜならば、厚生労働省の専門家が説明してくれたプログラムについて私が、「McDMasterさん、これ分かる?」と聞いたら、ことごとく「大丈夫です!」と言い切っていたんですから。もう、「McDMasterさん、このプログラム作れる?」「オフコース!」っていう感じでした(ほとんど、新庄選手のオロナミンCのノリですな)。私の隣で聞いていた日本総研の西沢氏も「すごいねぇ」とただひたすら感心していました。
ということで、プロジェクトリーダー「McDMaster」さんが「公的年金タスクフォース」に参加している専門家集団(窓口は西沢氏)と十分にコミュニケーションをとりながら、ブロガーの方々と協力体制を構築できれば、本当の本当に、PPBM(公的年金基本モデル)が出来ちゃうかもしれません。しかも、厚生労働省がデータとプログラムをCD-ROMでくれるかもしれないというんですから。
市民の力恐るべし。侮るべからず。
ブロガーの底力恐るべし。卑下するべからず。
さらなる前向きの展開が起こるよう、大いに期待したいと思います。
(追伸)皆さん、河野太郎自民党議員、古川元久民主党議員が参加する公開討論会は、東京駅周辺のホテルで本日午後8時スタートです。午後7時30分より受付を開始いたします。謎の「4991枚」や公開請求のときの資料も展示いたしますので、是非、こぞって参加してください。お問い合わせは、KFi Club事務局(電話:03-3519-1234)。
2004 07 26 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。7月13日のゴーログ「文部科学省と厚生労働省の狭間に放置された子供たち」に紹介した「まりさん」のEメールを読んで、たくさんのトラックバックをいただきありがとうございました。
「専業主婦の逆襲」さんは、「絶対数は圧倒的に不足しとるとは言っても小学校に上がるまでの子供は保育所や保育園が親が迎えに行くまで預かってくれるんよ。ところが小学校になると、授業が終われば『ハイ!帰りなさいよー。ボヤボヤ残って校庭にいると怖い人が刃物持って襲撃しに来ますよー』っス。今なんか夏休み前で、子供ってば短縮授業で昼の2時には帰って来るんよ。そこから夕方6時、7時、8時まで子供達にいったいどこに行けっつーんじゃろ?小1や小2の子供達ってまだまだ赤子のよーなモンじゃぞ?しかも最近は一人っ子家庭が多いっつーのに」と見事に「まりさん」の悩みを代弁してくれました。結局のところ、「おたくなばくちうちの日記(仮)」さんが言うように、「今回の選挙で少子化対策を叫んだ政治家はこの問題にこそ真剣に取り組んでもらいたいと思います。福祉手当もいいですが、安心して子供を預けられる環境整備にこそ力を注いで欲しい」ということに尽きると思います。
それにしても、この問題は結構根が深いようですね。「永山の買い物blog」さんは、「文部科学省と厚生労働省の狭間に放置された子供たちは学童クラブだけではない。幼稚園は文部科学省、保育所は厚生労働省なのだ。幼稚園の先生は『幼稚園教諭』、保育所の保母さんは『保育士』。で、保育園に通っていた子どもの母親が何かの理由で退職する・・・とただでさえ待ち行列が大きいのだから、保育に欠ける原因がなくなるため、通いなれた保育園にそのまま通い続ける権利がなくなる。ナンダカナア???」と指摘していますし、「無菌室育ち3はお堅いのがお好き」さんも「幼稚園が、延長預かりする上での障害になってる。保育園が延長保育してくれれば、そちらで可能、という人も多いはずなんだ」と分析してくれています。
要するに、悩める母親の意見を吸い上げてくれる政治的なシステムが欠落しているということなのでしょう。でも、そのギャップをブログが埋める可能性ってありますよね。実際、ブログが市民権を得るようになれば、「c572blog」さんが予測しているような未来だって実現しないわけじゃないと思うんです。
「医師」とか「特定郵便局長」などは大きな政治力を持った団体をもっていることは知られてますけど、「悩める母親」とか「怒れる母親」などがそういった団体をもっていることは聞いたことがないです。政治次第で自分たちの生活が良くも悪くも大きく左右されうることは同じはずなのに。いままで、その母親たちは横につながって自分たちの声をとりまとめて大きくしていく手段を持たなかったので、横にがっちりつながってガンガン圧力をかけまくる「ノイジーマイノリティー」の方が政治家からよく見えてしまう、これがいままでの状況ではないでしょうか。それがブログという手段を得たことによって「ニシオ」さんのような人が散発的に声をあげ、「週刊!木村剛」のようなところでだんだんと結びついていって・・・大きなちからになっていく。そんな気がします。絶対数は医師や特定郵便局長より母親の方が多いわけですから、彼女たちの共通の利害に向けて動き出したら・・・・。……今まで政治家に対して伝達手段を持たなかった母親の声が……国会議員の耳に入ることになります。
そのとおりです。ブログを使ってやってみればいいんです。ブログ上で、「悩める母親党」を立ち上げちゃえばいいじゃないですか。党首は「専業主婦の逆襲」さんで、幹事長は「無菌室育ち3はお堅いのがお好き」さん。政調会長は「c572blog」さん、という布陣ですかねぇ(^^;)
実際、トラックバックをみると、様々な問題が提起されています。「 ……それが問題だ」さんは、学童保育に関して、川崎わくわくプラザ事故を例示し、「この事故に関して言えば、希望人数に対して十分な規模の施設を使うことができない上、管理費も安く上げるために社会福祉法人に委託して……と、安全管理に配慮されていなかったことは明白」という分析を寄せていらっしゃいますし、「データバックアップメモ」さんからは、池尻中学校の廃校利用に関する問題が寄せられました。住民との話し合いがないままに、廃校利用が決定されたということのようです。「ミズタマのチチ」さんは、杉並区における公立保育園廃止に関する問題を指摘してくれました。
また、「Unforgettable Days」さんからは、離婚が増えている現在、シングルマザーやシングルファーザーのことも配慮すべきだというご意見をいただきました。「fareaster」さんからは、「年金の先払いとして子供が生まれたら保育手当てという形で支給して、将来的に年金保険料で返してもらう、というシステムもありかな」という年金絡みのアイデアをもらっています。「McDMaster」さんからは、ファンドを使ったコミュニティビジネスの可能性を指摘していただいています。
いずれにしても、「すでに過去のものになった実態のない家族モデル(サラリーマン+専業主婦+子ども二人の核家族+家事と育児は女性の仕事)が主流、だからこのカタチにしなきゃと考えているお役人と政治家とマスコミが問題!」(by「永山の買い物blog」さん)という意識ぐらいは持っていないと、本当に有効な政策は策定できないでしょう。ちなみに、「空のつぶやき」さんは、以下のような感想を寄せてきています。
実態を知らないから、実態にそぐわない使い難い制度を作って、(せっかく制度を作ってやったのに)“利用者が少ないから”予算を削減し、ますます利用しにくくしている。実態を見ないで、数字に翻弄されて、何かしら接ぎ当するだけの政策。政策を作る人たちが自分の奥さんを勤めに出して、その不合理を肌で実感しないと、本当に必要な政策って作れないのかな。だとしたら、想像力がなさ過ぎる。想像力が無いついでに、霞ヶ関の官僚は1人、100人ずつ子供を持たねばならないなんて法律作ってみる?(爆)想像力が無い人が国の行く末を左右しているとしたら、それは国民にとっても悲劇でしかないよね。。。
ご指摘どおりです。でも、「悲劇」にしないためには、政治家に届くような世論にまで高めていかなければなりません。片隅で非難しているだけでは、彼らは何も変えようとしませんから。まずは、「悩める母親党」を立ち上げて、「週刊!木村剛」を利用しながら、世論を創っていってみてはいかがでしょう?
2004 07 21 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「うわぁ、とうとうこんなとこに載っちまったよ」(by「くりおね」さん)という状況になってしまいました。な、な、な、なんと先週金曜日7月16日の朝日新聞第12面において、「週刊!木村剛」で展開されている「公的年金タスクフォース」のことが紹介されちゃったんですね。asahi.comでも取り上げられておりますが、ご参考までに以下に抜粋して掲載いたします。
金融コンサルタントの木村剛KFi社長が学者や市民とともに任意団体「公的年金タスクフォース」を設立した。厚生労働省が計算の前提にした国民の賃金や保険料納付の実績など膨大な被保険者のデータを開示させ、国民のだれもが公的年金の制度設計の論議に参加できる基本ソフト「年金版リナックス」ともいえるデータベースと制度のモデルをつくることをめざす。……木村氏はすでに情報公開請求で得た匿名の被保険者データやプログラムなど約5000枚の紙をデータ入力して解析する一方、今後はこのプログラムに基づいてどんな指示が厚労省内部で出されたか、文書などを公開請求する。23日に厚労省側と質疑する予定。 (07/16 07:14)
世論を盛り上げて、政治のプロセスにつなげていくためには、マスコミの方々の協力が不可欠です。そういう意味で、朝日新聞さんや週刊朝日さん、そして前回グラビア記事を載せてくださった週刊新潮さんには本当に感謝しております。多数の方々のサポートがないと改革は為し遂げられません。
ただ、マスコミに取り上げられることが目的ではありません。それは目的ではなくて、目的を達成するための手段に過ぎないからです。マスコミに掲載されることが目的となってしまうと、道路公団改革の誰かさんのようになってしまいますから(^^;)
だから、「珠丸」さんが言っているように、「どんだけマスコミで騒がれようが、どんだけ盛り上がろうが、私にできることは、目的に向かって愚直にやれることをやるだけです」。決して振り回されたり、気負ったりせず。小さなことからコツコツと。1cmでも前に進めるために」という基本的な心構えを忘れずに、愚直に、でも、また~りと、気長にやっていくしかありません。とりあえずの目標は、「誰にでも使える公的年金シミュレーション・プログラムの作成」(by「よみがえれ!バサラの精神」さん)です。
そして、その目標の下で、とりあえず格闘すべき相手は、「地上をテコドントサウルスが歩いていた頃」(by「無菌室育ち」さん)の「ミイラ」(by「アホが見ーるーブタのケーツー」さん)と化したFORTRAN。む、む、む、強敵です。この強敵に対峙していくため、「公的年金タスクフォース」は、7月14日にキックオフを行いました。専門家チームからは、高山憲之・一橋大学教授と西沢和彦・日本総研主任研究員が参加してくださいました。地道ですが、着実にできることをできることからやっていこうと思います。
さてそこで、「公的年金タスクフォース」のプロジェクトリーダー「McDMaster」さんによって、このほど「公的年金タスクフォースのホームページ」が立ち上げられました。「公的年金タスクフォース」はオープンでフリーなボランティアの団体です。朝日新聞記事のタイトルにもなりましたが、「年金制度議論、誰でも参加を」というのがモットーです。ご興味のある方は、是非、「McDMaster」さんのブログか、「公的年金タスクフォースのホームページ」をお尋ねください。「ぜひこのタスクフォースに関わってみたい!っていう人は悩んでる暇なく協力していただけたら嬉しいです。……いつでも誰でも大歓迎です」(by「Hiroette」さん)ということなのです。
まずはとりあえず、7月26日に開催される予定の公開討論会に参加してみませんか。TV朝日の「ワイドスクランブル」が取材にくるかもしれません。皆さんも、年金改革に興味があれば、イベントに参加してみてください。「4991枚の物体」も展示いたしますから(^^;) ブログで散発的に議論が行われていても、世論が全体として盛り上がらない限り、そして少なからぬ議員の人々がその気にならない限り、公的年金制度は改善されないんです。
「年金制度改革関連法のミスも問われないようだしなぁ。政治って適当なんだねって思っちゃう」(by「enter sandman」)というのはまったく同感なんですけど、その政治家を選んでいるのは私たちだったりするわけですから……。まずは、公的年金制度に関して、「俺たちはこんなに怒ってんだゾ!」ということを長期戦で示し続けていかねばなりません。ということで、来週月曜日開催の公開討論会への参加をお待ち申し上げております。詳細については、尾花広報部長(obanan@kfikk.co.jp)にお尋ねください。
2004 07 20 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。今週月曜日7月12日に厚生労働省年金局数理課との定期ミーティングが開催されました。午前10時から12時までの2時間の間、数理課の専門家の方々から、極めて丁重かつご丁寧に解説をいただきました。土田孝司課長補佐、佐藤裕亮課長補佐、木村剛係長(同姓同名です)、山田計幸厚生労働事務官、ご多忙中お時間を割いていただき本当にありがとうございました。
前回のミーティングもそうでしたが、年金局数理課に悪い人はいない、という感じですね。「現時点までの対応は割りと良心的」(by「Hiroette」さん)です。私自身、「厚生省にも良心的な官僚が少なからずいる」(by「8 count」さん)ということを実感しています(それでは、悪人は一体全体ドコに潜んでいるのかしら???)。
当方は、村田純一・企業年金研究所社長をヘッドに、朝日新聞編集委員の辻陽明さんと週刊朝日記者の松浦新さんに加えて、弊社から私と尾花広報部長とコンサルタントの原さんが参加しました。議論する中で明らかになったこと、未だ不透明な部分など、色々とありましたが、随時「週刊!木村剛」を通じてお伝えしていければ、と思っています。
民主党は参院選ということもあって、「白紙撤回」というアジテーションを飛ばしていましたが、「Kento De Goo Punch」さんが提起している「民主党の『年金改革関連法白紙撤回』+『今後5年間議論して抜本改革を』って、年金制度は現状維持で5年間って事でしょう?まあ~一般的に考えて、そうとしか考えられんわなー。でもそうなったら普通に考えて今後の5年間、年金財政は毎年5億円前後の単年度赤字を生んで、5年後には25兆8千億円の累積赤字に達っしちゃうじゃん。『白紙撤回して、時間をかけて議論を』などと言っているうちに、出血多量になって『国民皆年金制度』自体が瀕死の重症になっちゃうと思うんだけど…」という素朴な疑問にどう答えるんでしょうかねぇ。
私は、国民全員が解決を望んでいる年金問題を、政策論争ではなく、政局問題に転化しようとしている勢力に反対します。もしも、民主党がその程度の党なのであれば、二大政党制などチャンチャラおかしい。自民党が二つできるだけで、永田町のコップの中で霞ヶ関に操られながら、権力闘争をするだけに終わってしまうと思います。
そんなことを望んでいる国民はいないわけで、本当に民主党が政策に自信を持っているのであれば、正々堂々と「3党合意」に則って、与野党が同じテーブルに座って「一元化」を議論すべきです。もしも与党がいい加減なことをしようとしているのであれば、いくらでも国民の目の前で暴露することができるはず。その程度のことが出来ないというのであれば、それは政治力や戦略面で民主党に欠陥があるということにすぎません。岡田克也民主党代表には、正々堂々とした政策論戦を展開してもらいたいと密かな一ファンとしては願っています。
国民の目の前でオープンに議論してもらいたい。出来れば、公的年金タスクフォースがやろうとしている共通のデータベース(というかベーシックなモデル)を作成する環境整備に力を貸していただきたい。そうすれば少なくとも、公的年金の現状を理解したうえで、どういう制度を構築すべきかという議論が建設的に行われることになります。いま私は、超党派で公的年金を改革する志を持った国会議員を募っています。もしも、政党の枠組みを超えて、日本国の将来のために公的年金の問題を解決したいという国会議員が多く存在しているとするならば、日本の未来も捨てたもんじゃないと思います。果たしてどうでしょうか・・・。
ところで、この間、生データの一部をデジタル画像で公表しましたら、私と同様、「ホントに言葉を失ってしまいました」(by「チップを弾むから」さん)もいたようですが、「ソースコードの一部が公開されていますね。昔、ホスト系(メインフレーム)のプログラミングやってたので、解読できますよ」という「いのっち日記」さんのようにプログラムに詳しい方が結構いらっしゃったようで、「調べてみたらFortranぽい」(by「はむサラだにっき」さん)とか、「きゃーFORTRANよFORTRANっ、実業務で動いてる奴を見るのは初めてです」(by「スズメの巣」さん)とか、「木村さんのところにアップされていたFortran のソース、実はUNIXベースのFortranであることがおおよそわかっています。ひょっとしてg77なんて使っていたりして。あとANSIライクなC言語のソースコードリストも1冊ありました」(by「McDMaster」さん)などなど、色んな専門家の方々の声が寄せられて参考になりました。
ちなみに、第一回目のミーティングでは、厚生年金部分がFortranで書いてあり、国民年金部分がC言語で書いてあることがディスクローズされました。最初にやった人が選んだ言語がそのまま使われているそうで、プログラムは数理課自身のスタッフでやっているそうです。
そのプログラミングなんかに関しては、「わがままじぶんポータル」さんが指摘しているように、「データとソースだけじゃ役に立たない気がします。ソースがあって、仕様書が無いとも思えないし、その仕様書を付けなかった意図が懐疑的ですらあるかと思う。忘れたわけでは無く、故意に仕様書を付けなかったのは間違いないと思うのだが、その仕様が公開された時には是非中身を拝見させて貰いたい」という国民的なニーズは高いんですよね。「enter sandman」さんも「仕様書がなくてもソースにコメントぐらい入れろや」って言ってますしね。そこのあたりがわかっていただけるといいんですが・・・。
でも、これまでのところ、厚生労働省年金局数理課の方々には、本当に「一般国民にも新設丁寧で良心的に対応して頂」(by「8 count」さん)いているんです。「私は厚生労働省年金局数理課の方々を応援したいと思います。頑張ってください。『お役所』も『官僚』も、国民の敵じゃないって事、信じてますから」(by「Ne.’s BLOG」さん)という人たちもいますからね。
だから、期待は捨てていません。
そんなに大それたことは申せませんが、「木村氏は・・・・・本気である。そして地に足が着いている。年金問題を、本当に粛々と解決しようと、一人から動き出しているのだ」(by「yotsuya67の日記」さん)というくらいの覚悟は持っています。そして、「ツッコミ役」(by「ミズタマのチチ」さん)として、「このうねりにより大きな山が動かされんことを祈ります」(by「Ochanoko」さん)という気概を失わないでいきたいと思っているのです。
でも、「くりおね」さんも書いていますが、「他人事ではなく、自分のこととして。街角評論家じゃなく、意志を持って関わる人間として。地道に自分のできることを、できる範囲で、牛が草をはむごとく、淡々とやっていこう」というスタンスが重要です。そんなにパッと世の中が変わることなどなかなかないのですから・・・・・。
(追伸)皆さん、河野太郎自民党議員、古川元久民主党議員が参加する7月26日の公開討論会にこぞって参加してください。お願いします。謎の「4991枚」や公開請求のときの資料も展示いたしますので、お楽しみに。
2004 07 15 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。先週土曜日に「専業主婦の逆襲」さんの「出生率について」三部作を「BLOG of the Week」に選出し皆さんにご紹介させていただきました。「安心して子育てができる環境」ということを唱える政治家は多いようですが、そのために実施する政策内容は曖昧模糊としていて、要するに、女性に対して「産め!」と言っているだけという場合が少なくないようです。そういう意味では本当に失礼な話です。
長男の出産に立会った際、カミサンの手を握りしめながら、わが子が生まれてくる様を一部始終みていた私は、その瞬間、本能的に「女性というのはスゴイ」と感服させられた記憶があります。「こりゃあ、どうひっくり返っても、男は敵わない」と思い知らされましたね。その後も、乳児の間は夜泣きで24時間睡眠不足(私は熟睡していましたが・・・)。歩き回るようになったらなったで、各種の心配が尽きない。ウチは2年違いのガキ2人だけですが、わがカミサンながら、よくやってくれていると感謝しています。
木村家におきましては、ダンナは外で生活費を稼ぎ、カミサンは家で子供を育てるという完全分業制なのですが、専業主婦のカミサンをみていても大変だなと思いますから、働きながら子供を育てていらっしゃる女性の苦労は並大抵のことではないと思います。そういう風に思っていましたら、「まりさん」という方から格好のEメールが届きましたので、以下にご紹介させていただきます。
年金制度問題に興味を持ってから木村さんのBLOGを拝見しております。年金のあり様に大きな影響を与える少子化対策について、木村さんご自身のご意見を伺いたく、突然で失礼とは思いましたが、私はトラックバックできないので、尾花部長宛にメールをお送りさせていただきました。
99年に「新エンゼルプラン」が策定されましたが、出生率は依然として下がり続けています。当該プランの本来の趣旨は、安心して子育てができる環境を整備するためのもののはずです。。
しかしながら、現場での対応をみていると、年金制度等を維持することを目的として、子供を産ませるための枠作りだけをしているような傲慢さが感じられます。「ジャックと豆の木」の金の卵を産む雌鳥じゃあるまいし、「生め!」といわれて生めるものではありません。
その一例ともいえるのが、私自身が今直面している我が子が通う学童クラブの問題です。学童クラブとは何であるかご存知ですか?
簡単にいえば、親が働く小学生の放課後ケアしてくれるもので、改正児童福祉法において、「放課後児童健全育成事業」として、「その保護者が労働等により昼間家庭にいないものに、授業終了後に児童厚生等の施設を利用して(中略)その健全な育成を図る事業」として明確に規定されています。保育園で7時頃までケアされていた子供を、小学校に入学したからといって2時半頃に下校した以降放っておけるはずがなく、学童クラブは、保育園と比較して少子化対策としてあまり注目されていませんが、特に低学年の子供にとり、非常に重要な役割を果たしているのです。
ところが、この1、2年で、全児童対象の放課後の子供の遊び場確保という事業(仮にA事業とします。登録制の校庭解放とでも思って下さい。)と一体化されてしまい、更に予算削減のため学童クラブ職員の非常勤化案が出される等、流れは実質的な学童クラブ廃止の方向にあり、現状、さまざまな問題が生じています。
学童クラブの建物は、学校の中にありますが、学校の児童であっても、クラブにいる間の当該児童への責任の所在は不明確です。なぜならば、学校は文部科学省下、学童クラブは厚生労働省下にあるからです。
学校では、学童クラブへ建物を貸しているだけという認識のようなのです。学童クラブの申込に学校へ行った時、申込場所がわからなかった私は、たまたま通りかかった当時の教頭に場所を尋ねると、「学童クラブは、学校とは一切関係ありませんので、あちらで聞いてください。」と言われてしまいました。
また、学童クラブの建物の前が児童に対して危険な作りだったときには、その責任の所在が学校にないとかで、なかなか修理をしてもらえませんでした。また、A事業との一体化で職員がケアするべき児童数が増えたため学童クラブに来ているはずの生徒が行方不明になっても一日誰も気が付かなかった(幸い、大事には至りませんでしたが)というような問題も起きていますし、職員が非常勤化されてしまった別の地域では、実際、児童の怪我が多発しています。
このような現状にもかかわらず、権限を委譲されている区役所では、兎に角、予算の削減に躍起のようです。学童クラブに今ある機能が、子供の安全確保と心のケアに必要だということを全く理解していただけていないようで、いつも別の大義名分と本旨をすりかえてきます。そういえば、設計図の段階では存在した避難階段が実際には設置されていなかったというようなこともありました。実際に事件が発生してからでないと、役所は動いてくれないようなのです。
「安心して子育てができる環境」とは、大人が便利なだけのツール作りではないはずです。量的な拡大だけはでなく、質的向上が如何に大切かは学校という枠組みをみれば誰にでも理解できることでしょう。子供が健やかに育つための質が伴わずして安心して子供を産み育てる気にはならないと思うのですが(実際、なりません!)、いかがでしょうか。
大変申し訳ないことですが、私は、このEメールをいただくまで、「学童クラブ」という単語を存じ上げておりませんでした。確かに、働いている親たちにとって、保育園で午後7時まで面倒をみてくれていたものが、小学校になって午後2時半に帰ってくるということでは、対応不可能ですよね。それが「学童クラブ」の縮小というかたちで、「安心して子育てができる環境」がますます遠くなっているのが現実だというのであれば、「何が少子化対策なのか!」と憤りたくもなることでしょう。
しかも、「学童クラブ」の運営が円滑に行われていないのは、学校が文部科学省の縄張りで、学童クラブが厚生労働省の監督下にあるからだというのですから、何をかいわんやです(また、厚生労働省かよぉ~)。少子化対策を声高に唱える政治家は、こういう細かいけれども有効な政策を実現することに汗をかいていただきたいと思います。
「週刊!木村剛」は、このようなEメールおよびトラックバックを大歓迎しています。皆さんの周りで起こっている行政機関の理不尽をお知らせください。適宜ご紹介し、世論喚起のお手伝いをさせていただきたいと思っています。まりさん、Eメールありがとうございました。
(追伸)昨日から待望の「月刊!木村剛」創刊号が書店に並んでおります。是非、是非、ご購入いただき、ご友人やお知り合いにブログの素晴らしさを喧伝していただければ幸いです。
2004 07 13 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。先週水曜日に厚生労働省年金局の数理課長から定期ミーティングのお誘いがありましたので、日程を調整している最中です。西沢和彦日本総研主任研究員、村田純一企業年金研究所代表取締役社長、篠塚肇経済同友会政策調査部マネージャーという専門家が協力を申し出てくれておりまして、当方はチーム編成を整えました。一橋大学の高山憲之先生は現在外国出張中ですので、帰国次第ご参加を要請したいと思っております。なお、「公的年金タスクフォース」の方でも参加希望があれば、枠を1名分設けますので申し出てください。ただし、「国家権力と戦うリスク」(by「c572blog」さん)を覚悟(?!)した上で、実名で参加していただくことになりますことをあらかじめご了解下さい。
なお、「4991事件」(by「くびったけじゃないもん」さん)の結果、厚生労働省から受領した物体については、「ミズタマのチチ」さんが下記のように見事な描写をしてくれています。
「厚生労働省から受け取った物体」は、材質は紙です。よく見慣れたコピー用紙です。でも、そこに記入されているものは、あのマトリックスの「流れ落ちる数字」に非常に近い、事情を知らないものには、何の意味も読み取れない文字列です。
一つ一つの数字に、何の意味があるのか。
隣の数字と、どんな関連があるのか。
隣のページや束の中で、どんな意味を成すものなのか。
そういった「情報の魂」というべき関連性が、徹底的に無いデータです。
きっと全体と核心を理解しやすい、サマリーのようなものが、どこかに存在するのでしょうが、昨日見た限りでは見つかりませんでした。逆にこんな代物で、OKを出す審議官は、まったくスルーか、超絶に凄いかどちらかだと思えました。
残念ながら、現状はそういうことなのです。それで私は、厚生労働省に対して、情報公開請求の第2弾をお願いしてきたわけです。現時点においては、「Ne.'s BLOG 」さんが見事に喝破しているように、「想像するに、『データ』は項目の意味の説明すらしていない、どこからどこまでが何を意味するものなのかも分からない数字の羅列で、プログラムはソースコードをそのまま印刷したもの、なのでしょうね。そして、第二段として請求されているのは、これらのデータとプログラムの『仕様書』なのでしょう。システムエンジニア的発想では、仕様書の無いデータとプログラムから計算された結果は『推測』にしかなりません。だから簡単に公開したのか、と思わず邪推してしまいます。なんにせよ、仕様書の公開が待たれます」という状況なのです。
「上の方々ってのは、あんまりつっこんで書類みてなかったですよ」という「チップを弾むから」さんのご指摘はごもっともな面もあるのですが、いま私たちが出来ることは「ガバナンス論による攻め方」(by「fareaster」さん)しかないように思えます(もっと良いお知恵があれば、是非ご教示ください)。そういう意味で、「4991枚よりはむしろ今回の情報公開請求第2弾の方がキー」(by「*nisshi.jp」さん)なんです。
「おたくなばくちうちの日記(仮)」さんが言うとおり、「大切なのは議論の土台となる『データがありません』じゃ話にならない、ということ。参院選後、与野党はもう一度年金制度問題を見直すらしいではないですか。その際、お互い同じ土俵に立って議論を進めないと今年の通常国会と同じことが繰り返されることになるのではないでしょうか。もちろんそのことは年金問題を語るもの全てにいえることなのである」ということ――それはそのとおりです。
だからこそ、「まーねこのひとりごと」さんが指摘しているように、「第二弾、これは重要ですね。『根拠のないデータで適当に計算していました』では、本当にしゃれになりません。ある程度人間の見積もりが入るのは仕方ないにしても、見積もりの根拠が示されて然るべきだと思います。まさか、サイコロ転がして決めたんじゃないでしょうから」というところから、地道に一つ一つ謎を紐解いていかないと前に進めないのです。私は、なんとかして、厚生労働省に「国民に判断出来るような情報を公開」(by「Takezo」さん)してほしいのです。「McDMaster」さんが指摘しているように、「行政においては、例えば料理の秘伝のレシピのように門外不出・一子相伝ではなく、オープンな手順の下に業務が遂行されるべきです」から。
「ネットde監視、地方議会」さんは「厚生省の糾弾には興味がない」と書いていらっしゃいますが、私の究極の目的は「厚生省の糾弾」ではなく、「公的年金改革を議論する上で利用できる共通データベースの確保」にあります。そういう意味では、「私としては、とうぜん厚労省・社保庁といった行政、あるいは政府のやり方に少なからざる不満もありますが、できれば、そうした party(当事者たち)をいたずらに仇敵とみなすのではなく、タスクフォースがそれらの party をも involve - 巻き込んでいって、大きなうねりを生み出すことを密かに企んでいます」という「McDMaster」さんのスタンスに近いと言ってよいでしょう。
「Hiroette」さんは、「こんな文書を出してくる厚労省の気持ちってどんななんでしょうねえ。どう考えてもこういう文書を出したら『なんだよ!こんな不親切な文書出しやがって!全く役人仕事ってのはひでぇもんだ』って世の中から言われるのは向こうも100年前に承知してるでしょうしねえ。それでも出してくるっていうのは、どんな胸のうちなんでしょうか。。。」と感想を述べていますが、先週水曜日に相対してくださった坂本純一数理課長は非常に真摯にご対応してくれました。そして、定例ミーティングをもセットしようと約束してくれました。私としては、厚生労働省にも良心的な官僚が少なからずいることを信じて、ミーティングに臨んで行きたいと思っています。
(追伸)ご参考までに、公開された物体の欠片を公開します。
2004 07 05 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。先週金曜日に厚生労働省から4991枚の資料をいただいてまいりました。TV東京が夕方のニュースとワールドビジネスサテライトにおいて採り上げてくれましたが、ご覧になった方はいらっしゃったでしょうか。今週発売されるある週刊誌にも記事が掲載される予定ですので少々お待ちください。「HPO」さんからは「既存のメディアを巻き込んだブログの広報活動が注目されることになるだろう」というご示唆をいただいておりますので、今後ともあらゆる形のメディアミックスを考えていきたいと思います。
それにしても、4991枚――予想通りやってくれました。単なるコンピュータからのアウトプットの山をくれただけですから、推理小説のように内容をひとつひとつ探り当てていかなければなりません。こりゃあ、やっぱり「単なる嫌がらせ」(by「I will work it out」さん)なんでしょうかネェ。この4991枚の現物については、「行政文書開示請求書」や「行政文書開示決定書」とともに、7月26日の公開討論会において展示し、皆さまにご一覧していただいて「国家公務員の対応のあり方」について考えていただきたいと思っておりますので、是非、仕事後にお立ち寄りくださいませ。この公開討論会につきまして、ご参加を希望される方は会場の設定の都合や当日参加者の確認が必要になりますので、氏名をご記入の上、メール(obanan@kfikk.co.jp)でお申込みいただけましたら幸いです。また大変申し訳ありませんが、会場費がかかることもあり、参加費3,000円を当日頂きたく存じます。
でも、ここでメゲテはいけません。
そんなことは百も承知で、お役所も私もお互いに計算のうちなのですから。
そこで昨日、私は、情報公開請求の第2弾を厚生労働省に打ち込んできました。今回開示された4991枚は「平成16年の財政再計算に用いた入力データおよびプログラム」なのですが、次なる開示対象は、今回開示された「平成16年の財政再計算に用いた入力データおよびプログラムに関して説明している内部資料のすべて」です。
これは極めて重要な文書です。
なぜならば、厚生労働省は「組織として正式な手続き」を経て、「平成16年の財政再計算に用いた入力データおよびプログラム」に基づき、各種の試算を公表しているはずだからです。まさか、専門家と称される人々に「やり方はまかせるから、適当にやってよ」なんていういい加減な指示を下しているはずがありません。
そりゃあそうでしょう。百兆円単位の負担を国民に課す年金改革を断行しようとしているんですよ。厚生労働省という立派な組織として、百兆円単位の決断をしようとするときに、その上層部が具体的な中身を理解せずに下の人間に適当にやらせているなんて考えられないじゃないですか。少なくとも、
(1)入力データの出所
(2)入力データが持つ限界と問題点
(3)プログラムの基本的考え方
(4)プログラムが持つ限界と問題点
(5)入力データとプログラムの正当性に関する第三者によるチェック、
に関して、厚生労働省の上層部は、省内の専門家から書面による懇切丁寧な説明を受けているはずだし、その書面は普通の人が読んでも(専門家であればなおさら)分かる程度の内容になっているはずです。
もしも、そういう文書がなかったら大騒動です。だって、厚生労働省の上層部は、そのデータやプログラムに大きな欠陥があるかもしれないのに、チェックも何もしないで、百兆円単位の負担をもたらす法改正を私たち国民に課そうとしたことになるんですよ。民間企業であれば、完全に「善意なる管理者としての注意義務」に違反したということで株主代表訴訟になるケースです。
完全無欠を誇る霞ヶ関のお役人がそんないい加減なことをしているはずがない――と私はとりあえず信じております。そういう説明文書は必ず作成されているはずだし、然るべき上層部においてしっかりとチェックし、組織としての決断をくだしているはずです。まさか、専門家がブラックボックスの中から取り出してきた試算結果を鵜呑みにして、大臣や国会などに報告しておけばいいなどと思っていたはずがありませんから。
「平成16年の財政再計算に用いた入力データおよびプログラムに関して説明している内部資料のすべて」が公表されれば、「McDMaster」さん率いる「公的年金タスクフォース」の作業も数倍はかどるに違いありません。じつは、この第2弾の情報公開請求が重要なのです。
そこで私は、再び、情報公開法(正確には「行政の保有する情報の公開に関する法律」第4条第1項の規定)に基づき、「平成16年の財政再計算に用いた入力データおよびプログラムに関して説明している内部資料のすべて」を開示するように、坂口力厚生労働大臣に対して「行政文書開示請求書」を提出してきました。
情報公開法によれば、厚生労働省は1ヵ月後までに公表する(開示)か、公表できない理由を明らかにしなければなりません(不開示)。情報公開しないのであれば、「情報を公開しないにもかかわらず、年金給付を減額して、保険料を引き上げようとしている」ということが国民の眼前に明らかになるでしょう。
もしも、厚生労働省が「不開示」の決定をした場合には、行政不服審査法第6条の規定に基づき、異議申立て(=不服申立て)を行ないます。不服申立てというのは、開示請求をしたのに不開示決定を受けた場合に、行政機関の長などに対して不開示決定の取り消しを要求することを言います。要するに、不服申立てとは、「インチキしないで出せ!」という国民の権利を保障した法律なのです。
不服申立てを受けた行政機関の長は、原則として情報公開審査会に諮問し、その答申を受けて不服申立てに対する結論を出すことになります。不服申立人(本件の場合、私)は、情報公開審査会に対して意見書を提出したり、口頭で意見を述べることができます。
その間、厚生労働省の対応については、克明に「週刊!木村剛」にアップしていくつもりです。地道ですが、そういう手続きを着実にこなしていくことによって、厚生労働省を信用してよいか否かが、多くの国民にとって明らかになってくるはずです。もしも、厚生労働省が自らの正当性を主張したいのであれば、きっと7月26日の公開討論会以前に開示してくれることでしょう。楽しみに待ちたいものです。
「ミズタマのチチ」さんのお声掛けでカンパも始めていただいていますし、「Takezo’s BLOG」さんからも、「いやー、世の中、捨てたものではないですね、考えている人は、考えて行動して、結果を出そうとしている」と応援していただいているので、ここは頑張りどころです。一橋大学の高山憲之先生を招いてのキックオフミーティングは、7月14日を予定しています。
「McDMaster」さんによれば、「公的年金タスクフォース」は7月7日にプレキックオフ・ミーティングを開催するのだとか。この流れが何らかのうねりを産みだして、公的年金改革を幾ばくかでも改善の方向に進めることが出来たら、と思います。
「takka BLOG」さんが「僕たちは、情報収集能力と分析能力を大きく試されているようです。『みんなブログで自己防衛!』そんなスローガンを掲げて、ブログ間で交流を深めていくことが大事かもしれないですね」と述べていますが、「公的年金タスクフォース」の皆さん、かなり大変な作業になると思いますが、本業に支障をきたさないように最大限の注意を払いながら、よろしくご協力のほどをお願いいたします。
「電脳東京」さんは、「財政・年金改革も手段であって目的ではない。木村剛氏も珠丸もたじろぐ5000枚近い開示情報の処理も貴い作業だが、目的は、将来に夢を持てる国家作りのはずだ。その手段として機能不全を起こしている官僚機構の糾弾も時には大いに意味があることなのだと思っている」と見事に喝破していらっしゃいますが、私たちが出来ることは、出来ることから着実に積み上げていくことしかありません。
本当は、「ゴーン社長の様な人が国の改革に」(by「8 count」さん)と心底思うのですが、「民主主義のレベルはその国の国民のレベルが決める」という昔からの箴言は厳しい現実を見事に言い尽くしてくれています。政治家の資質を批判したところで、その政治家を支持している私たち国民に批判の矢は向かってくるだけ。「いけいけどんどん」さんからも、「木村剛さんのゴーログなども、これからもますます興味深い試みを続けられるはずなので楽しみな限りです」と激励をいただきましたので、皆さまからのサポートが続く限り頑張ってみましょう。ご興味のある方は「公的年金タスクフォース」にご参加ください。
2004 06 29 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。6月17日のゴーログ「4991枚に上る公的年金関連のデータとプログラムが開示されます!」に対してたくさんのトラックバックをいただきありがとうございます。「下手なドラマなんかより、よっぽどリアルタイムでワクワクするような展開になっている。きっとマスコミ関係者も含めて、多くの人達が固唾を飲んで見守っているのではないだろうか」(by「ひとりごとと対話のはざま」さん)という状況になってきました。「6月25日が楽しみだ」(by「dewlines blog」さん)という方も増えてきているようです。しかも、少なからぬ方々から自主的に「サポートしたい」という声をいただいています。本当に感謝感激です。
実際何が起こっているのかというと、「どんなデータが来るのかは、木村氏のBlogでの発表を待ちますが、これをOCRとかでデータ化し、そのチェック作業をするというのを木村氏の貴重な時間を使うのはもったいない。ということで、これってボランティアとかでやってしまえばいいんじゃないですかね。日程にもよるんですけど、私もそういう機会があれば是非手伝いたいと思います」という「エンタメ的社会考察」さんによる問い掛けに対して、「McDMaster」さんが「そこで、こやつを分析するためのオープンで非営利のプロジェクトをやんわりと立ち上げてみたいと思います」と応えて、「年金問題オープン・プロジェクト」の立ち上げを提唱したんですね。
そしたら、「ネットde監視、地方議会」さんが「僕は……このうち、OCRが出来て、テキストデータをデータベース化することは得意です。また、数字と格闘することや、ネット検索も可能です。店番だけしていれば良いので、時間はあります」と協力を申し出たんですよ。それだけじゃなくて、「fareaster」さんも「私も、『単純な打ち込みの分担』(フォーマット決定が先かもしれませんが)、入力されたデータの解析程度ならば、ある程度お手伝いが出来ると思っています。せっかくの生データ、これを利用しない手はありませんね」と参加を表明してくれたんです。
この流れに感激した「珠丸」さんは、「マナル店長(=McDMaster)殿!!! 先ほど、メールを差し上げました。あなたはなんて『阿呆』なんでしょう。さすが、ランキング1位。……しかし、私も『阿呆』なんです。お手伝いさせてください」と狂喜乱舞し、その熱気に煽られてか、「Hiroette」さんが「私も非力ながらお手伝いしたいと思います」と応じまして、「Ochanoko」さんも「マネージャー部員?としてでしたら、いつでも喜んで」と手を挙げてくれました。
しかも、「ミズタマのチチ」さんからは、「もしカンパを受け付けて頂けるなら、わずかばかりですがお届けしたいと思います」というお申し出までいただきました。本当に涙がちょちょ切れます。それを受けて、「くりおね」さんも「私は技術的支援はできませんが、実際に人が集まって作業をする時の雑用・ルーティンワーク・買い出し・炊き出し・差し入れ等はお手伝いできると思いますので、もし必要であれば雑務要員としてカウントいただければ幸いです。あと、ミズタマのチチさんが提起されているカンパにも微力ながらご協力します」と言ってくれましたし、「チップ」さんも「実働部隊・側面支援と両方がそろい踏みして、良い人材ってのはうまい具合に集まるモノだなぁと。ボクもスキルがないので側面支援をさせて頂こうと思ってます」も応えてくれました。
なんか「ブログパワー」ってすごいですね。自然な流れの中で、「同じ志をもった仲間達が自己組織化しようとしています」(by「よみがえれ!バサラの精神」さん)。
あの激辛口で知られる「切込隊長」さんですら、「本当にまともな解析が木村氏およびそのシンパでできるのだとしたら、それは凄いことだな。ひょっとしたら意味があるかもしれない。というわけで、……木村氏一派がさっさと解析し問題点の洗い出しを行って争点の絞り込みに成功するようであればそれは素晴らしいことだ」と最大限の賛辞(^^;;)を送っているのですから……。
もっとも、「おたくなばくちうちの日記(仮)」さんが指摘しているように、「解析作業には専門家の協力が不可欠」です。私のほうは、6月17日に高山憲之一橋大学教授に直接お会いし、改めてご協力をお願いしてきました。高山教授は快く承諾してくれました。本当にありがとうございます。また、日本総研の西沢和彦氏に加えて、企業年金研究所の村田純一氏や経済同友会の年金問題担当の方にも多少ご協力いただけそうです。
このプロジェクトにおける私の役割は、コーディネートということになると思うんですが、「H-Yamaguchi.net」さんが指摘しているように、「Linuxが多くの専門家たちの自発的な貢献によって改良されていったように、政策の策定プロセスに自発的な専門家たちの関与を受けることには大きなメリットがあると思う」んですね。
「ビリヤード&サッカー&ニュースコラム」さんには、「確か報道では民主の議員が『役人は政府にはデータを出すが、野党には出さない』といった発言があったが、情報公開請求でもなんでも手段を講じればよかったのにね。彼らは情報公開のために、どのように動いたのでしょうか。木村剛さんがおっしゃっているとおり、参院選で年金問題で戦うなら、理念だけの民主案ではなくて、今回出てきたデータを駆使して、自らの案の正当性を主張して欲しいものです。彼らにできないのなら、ムーブメント起こしてやっちゃいましょう」とけしかけていただきましたが、「ふじすえ」さんが「3党合意に関しては、党としての正式見解を岡田さんに確認します」と言っておりますので、しばらく猶予をあげてください。
さて、今後の進め方ですが、以下のような感じで進めようかと思っています。もっとベターな案があれば、ドンドントラックバックしてください。
(1) 「McDMaster」さんをプロジェクトリーダーとする「週刊!木村剛 公的年金タスクフォース」を立ち上げ、技術支援や側面支援、そして肉体労働支援を厭わないブログメンバーを募る。 (2) 6月25日に4991枚の生データを入手する。 (3) 高山教授をはじめとする専門家と十分に相談し、どういうデータベースを作成すれば、解析に資するのか、ご教示をいただく。 (4) 尾花広報部長は、カンパ資金を管理し、公表資料コピー代金(9万9820円)を越えた分については、「週刊!木村剛 公的年金タスクフォース」の活動資金に充当する。資金の出入りについては、7月入り後の週末よりスタートする「尾花広報部長のコーナー」において、すべてを開示する。 (5) これらの活動の展開については、「週刊!木村剛」において適時適切に報告する
コーディネーターの私としては、さらに二段構え三段構えの秘策を練っておりますが、その内容は現時点ではヒミツです。お楽しみに。「日本全国・見たいもんはみたいぞの会」さんによれば、コピー代はどうも「6万4800円」もボラレテしまったようですが、皆さんがここまで呼応してくれて、新しいムーブメントになったのであれば、決して高くない出費だったのかもしれません。
「くりおね」さんは、「データは出ることになった。公開討論会も実現する。動き出した波は、もう止まりません。自分たちの手で、自分たちのための年金を考えていく、ある意味壮大な実験が始まっています」と称しました。まぁ、「年金法案通過後に出生率の更なる低下が発表されるなど、既に厚労省の年金算出は怪しさ満点なわけですが、さてどんな結果がでることやら非常に楽しみです」(by「Purple Moon」さん)ね。
2004 06 21 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。さて、皆さんお待ちかね、5月17日に提出した「行政文書開示請求書」の回答が6月15日付けで厚生労働省から送付されてきました。以下に全文を公表いたします。
厚生労働省発年第0615001号 平成16年6月15日 行政文書開示決定通知書 KFi株式会社 代表取締役社長 木村 剛 様 厚生労働大臣 坂口 力 平成16年5月17日付けの行政文書の開示請求(開第436号)について、行政機関の保有する情報の公開に関する法律第9条第1項の規定に基づき、下記のとおり開示することといたしましたので通知します。 記 1 開示する行政文書の名称 平成16年の財政再計算に用いた入力データおよびプログラム 2 不開示とした部分とその理由 無し ※この決定に不服がある場合は、行政不服審査法(昭和37年法律第160号)第6条の規定により、この決定があったことを知った日の翌日から起算して60日以内に、厚生労働大臣に対して異議申立てをすることができます。 3 開示の実施の方法等 (1)開示の実施の方法等 ※同封の説明事項もお読みください。 開示請求書において希望された開示の実施の方法(写しの送付)により、開示の実施を受けられます。なお、下表に記載した方法による事務所における開示の実施を選択することもできます。 行政文書の種類・数量等: A4判文書4991枚 開示の実施の方法: 閲覧もしくは複写機により複写したものの交付 算定基準(行政機関の保有する情報の公開に関する法律施行令別表第1参照): 閲覧 100枚までごとにつき100円 複写機により複写したものの交付 用紙1頁につき20円 行政文書全体について開示の実施を受けた場合の基本額 : 閲覧 5000円 複写機により複写したものの交付 99820円 開示実施手数料(基本額-開示請求手数料300円): 閲覧 4700円 複写機により複写したものの交付 99520円 (2)事務所における開示を実施することができる日時、場所 日数:平成16年6月22日から平成16年8月16日までの期間のうち、「行政文書の開示の実施方法等申出書」が提出された日の3日後の日(土、日その他の行政機関の休日を除く。)の10:00~17:00(昼休み12:00~13:00を除く。) ※上記以外の日時における開示の実施を御希望の場合、下記の担当課等までお問い合わせください。 場所:厚生労働省情報公開文書室 東京都千代田区霞が関1-2-2中央合同庁舎第5号館2階 (3)写しの送付を希望する場合の準備日数、郵送料(見込額) 日時:「行政文章の開示の実施方法等申出書」が提出された日から一週間後までに発送予定 郵送料(見込額):郵便小包25kgまで1320円 ※担当課等:厚生労働省年金局数理課庶務係 TEL:03-3595-2869(内線3354)
上記を受けまして、私は6月22日に「行政文書の開示の実施方法等申出書」を提出し、6月25日に公表資料の写しを入手する予定です。モノを見ないと何とも言えませんが、まずは、公開していただいたことに対して、謝意を表したいと思います――厚生労働省の方々、どうもありがとうございました。
ただし、単なるコンピュータからの打ち出しで、数字や記号ばかりが並んで、見ても何がなんだか分からないような公表の仕方である場合には、その現物を公表して、「国民に対してこういう不親切な情報の出し方をする役所なんだ」という事実を明らかにさせていただきますので、予めご容赦ください。
5月31日のゴーログ「「年金改革法案見直し運動」に強力な助っ人が現れました!」でご紹介したように、データが公表された暁には、一橋大学の高山憲之教授と日本総研の西沢和彦氏にはご協力いただけることになっていますので、データを入手次第早速お届けしようと思います。また、公開討論会に参加していただく自民党河野太郎議員と民主党古川元久議員にも確認をした上で、御所望であればお届けする予定です。
この「週刊!木村剛」を読んで、「俺にも年金データを分析させろ!」という方がいらっしゃれば、尾花広報部長(obanan@kfikk.co.jp)の方にEメールをお送りください。送付料等につきましては着払いにさせていただくことになると思いますが、ご協力いただけるのであれば、どなたに対してもお送りさせていただこうと思っておりますので、ご連絡いただければ幸いです。
果てさて、どんなものが出てくるのやら・・・・。6月25日が楽しみです。読む人に配慮した理解しやすい開示文書になっているのか、全く配慮しない分かりにくい開示文書なのか、そのことを確認するだけでも、厚生労働省による年金行政のクオリティを知ることができるでしょう。情報請求に要する費用9万9820円を投資することによって、公的年金に関する議論が建設的な次の一歩を踏み出すことを期待しています。
お~い、「ぶじすえblog」さん、「公的年金の一元化に関する三党合意」は反故にしないんでしょうね。岡田克也民主党党首に確認しておいてください。データとプログラムは出てくるんですから、民主党が責任ある政党を目指すのであれば、「データに裏づけされた民主党案」を是非国民に提案していただきたいと思います。選挙が近いんですから・・・。
2004 06 17 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。2003年の出生率が1.29に低下していたという「1.29ショック」が世の中を駆け巡っています。「Hiroette」さんが言っているように、「なにやら作為的な匂いがぷんぷんする状況だったからなおさら」ですよね。「8 count」さんが指摘しているように「政府発表の数字とは結構いい加減なものだ」とは知りながらも、法律が成立するまで都合の悪いデータの公表を遅らせていた厚生労働省の対応には、「ホント、吐きそうになりますね」(by「Ochanoko」さん)。政治家に対しても、「Masahiko」さんが言うとおり、確かに「“**** ***!!”」と中指を突き上げてやりたい気分になります(すいません、完全伏字にさせていただきました)。
じつは私、これまでの流れの勢いで「年金改革法案見直し運動」(by「UGUBLO」さん)をやっていますが、正直言うと、年金改革法案が通ってしまったら、「ノドもと過ぎれば熱さわするる」という日本の悪い癖で、みんな興味を失ってしまうんじゃないかと内心相当に心配していたんです。ところが、30を越えるトラックバック――いやあ、ホッとしました。みんな腹の底から怒っているんですね。
ということで、私もやる気が漲ってきました。「アドレナリン出まくり」(by「珠丸の覚書」)で「頭が沸騰してしまう」(by「雑記帳」さん)状態になってきつつあります。というのも、「くりおね」さんがいみじくも語っているように「本当の年金改革はこれからだ」からです。「H-Yamaguchi.net」さんが指摘しているように、「少子化は日本の将来にとってゆゆしきことだが、せめてそれを、現実を見つめ直して将来を改めて考えるきっかけにしてはどうか。与党も野党も、過去にこだわっているときではない」と思うからです。
「fareaster」さんが「年金は、基本的に『相互扶助』であり、国はその仲立ちをする、というシステムになっています。ここで、仲立ちをする人たちを生かすことが目的化してしまってはいないか、という問題点があります」と鋭く分析しているように、現在の公的年金制度は大々的な改革をしなければなりません。
「大牟田からのつぶやき」さんから、「大物サイトで知られる『週刊!木村剛』で年金脱退権を軸とした私案を発表している。年金問題が注目されている昨今、この私案を叩き台にして議論することはいいことだ。……批判する人、賛成する人で論争が深まることを期待したい」と指摘していただいているので、私の公的年金私案の骨子を再整理した上で、論旨を再掲させていただきます。
① 公的年金制度と生活扶助を社会保障制度の中で統合し、65歳以上の国民であれば、『基礎年金』として例外なく夫婦で月15万円受け取れる制度とする。それ以上の部分については、各個人の私的年金に任せる。 ② 現行公的年金からの脱退権を認め、保険料の支払いを要求しない代わりに、これまで支払った分に関する権利を放棄してもらう。ただし、新設する『基礎年金』の権利は剥奪されない。 ③ 一定の期限を定め、その時点まで保険料を支払い続けた人に関しては、それまで支払った保険料をベースに個々人の取り分を決定し、積立金を現金化して個々人に分配する。その際、分配の代わりに、民間年金への移管も選択できるようにする。 ④ 『基礎年金』の支出は、税金や国債等によってファイナンスする。保険料は廃止するが、国民年金程度の保険料程度の金額を『基礎年金税』として、国民全員から「保険料」ではなく「税金」として徴収する。社会保険庁は国税庁に吸収する。 ⑤ これらの結果、厚生年金、国民年金、共済年金、議員年金は一元化される。
この案であれば、「(1)とっても不利な案件なのに契約解除で逃げられないこと。(2)自分がいくら貰えるのか、すご~く分かりづらいこと。(3)損害を出した責任者や運営主体を訴えて、賠償請求で補填することができないこと」を理由に怒り心頭の「ミズタマのチチ」さんにも受け容れていただけるかもしれません。
ちなみに、「たけくらべ」さんからは、「年金脱退論とは、現時点での『年金脱退のススメ』なのかどうかについて(そうではないと思っています)も、ぜひとも意見を表明していただければと思います」といただいておりますのでお答えいたしますと、私が唱えている「年金脱退権」は、「上記のような枠組みの下で年金脱退権を認めるべきである」という主張ですから、現時点における「年金脱退のススメ」ではありません。
ただし、政府が公的年金のこの体たらくを直そうとしないのであれば、私たちにできることは「年金不払い」という実力行使しかないのではないかという予感もしています。だからこそ、今回の世論の盛り上がりを活かして、より良い公的年金制度を再構築しなければならないと思っているのです。
いずれにしても、色々な意見がでてくるでしょう。私自身は、上述した公的年金改革私案が様々な環境を勘案すると、現時点ではベストに近い案だと思っていますが、その案に固執するつもりはありません。わが国の改革が遅延する一番の理由は、改革派同士が理想像の違いでツマラナイ争いをはじめることにあるからです。頭のいい人に限って、そういう大きなミスを犯しがちです。「俺の案の方がいい」「私の案がベストだ」と言い争っているうちに、現行制度を手直ししたフリだけの案が通ってしまう。それで、「俺の案だったら、もっと良かったのに」というマスターベーションに陥ってしまいがちなのです。
それでは意味がありません。まずは、「改革する」という政治的なうねりを生み出せるほどの世論を喚起させないことには、如何なる美しい設計図も紙屑にすぎないのです。そのことをしっかりと認識すべきです。私たちは、「小異を捨てて大同につく」という先人の知恵を活かさなければならないのです。「うなずき系ではない」(by「Days of SpeakEasy」さん)人々もサポートできるようなシンプルでストレートだが、よく練り上げられているレベルにまで政策のクオリティを高めなければなりません。ですから、私の案に対するご意見やご批判、そして対案はすべからくウエルカムなのです。
「サンフランシスコな日々」さんは「本当にシンプルなことをよくここまで訳判らなくしたしたものだと思います」と言っていますが、本当にそうですね。「Takezo’s BLOG」さんは気持ちを新たにして「ここを足がかりに年金問題の闇に踏み出したい」と言っていらっしゃいます。さあ、みんなで年金問題の闇を暴いてやろうじゃありませんか。「まずそのためにはみんなが声をあげないといけないと思います。キム兄サイドで年金関連キャンペーンをうつなら、微力ながら賛同させて頂きます」と書いていただいた「CONCEPT U*D」さん、ご協力を期待しています。そして、「安心して道を歩ける年金制度」(by「TreeRipeBlog」さん)を実現させる世論のうねりを創り出したいものです。
2004 06 14 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。ついに与党が年金改革法案の強行採決をやってしまいました。「ミズタマのチチ」さんは「この怒りを、どうブツケレバいい?」と怒髪天をつく形相ですし、「きっしー」さんも「もうなんていっていいのやら…」と呆れ果てています。
お怒りやお呆れはもっともです。でも、ここでキレてしまったら、むこうの思う壺。「ビリヤード&サッカー&ニュースコラム」さんは「『年金見直し運動』のムーブメントをおこそうじゃないか!」と提案していますが、そのとおりだと思います。民主党の岡田代表には、耐え難きを耐え、忍び難きを忍んで国民のために「三党合意」をホゴにせず、国会に年金一元化を検討するための場を作っていただきたいと念じています。そこに、生データを含んだすべての情報を吐き出させなければ、何も前進しませんから。本当にお願いします。「H-Yamaguchi.net」さんが指摘しているように、「年金に関する議論は続けていってもらいたい」んです。民主党の「ふじすえ健三 blog」さん、よろしくフォローして下さい。
それにしても、現在の(そして改革後も)公的年金制度はヒドイ。FPとして年金の専門家でもある「本家ばんちゃん」さんは、ご自身の体験をもとにこう書いていらっしゃいます。
私はFPなんですが第3号被保険者でもあります。扶養を外れて健康保険も自分で払う、となると、私のような零細自営業者にとってこれはすごくつらいものがあるんです。妻が扶養の範囲だと、家族手当の出るところだし・・・・サラリーマンのように毎月同じ日に払えって言われても、払うことができるかどうかわからず・・・・第1号の届出をしておいて、調子のよいときだけ、年金だけ払うってのもできないし・・・つまり、知らなくても払えないけど、払いたくても払えないんです、今の制度だと。さかのぼって保険料の未納分を払うことができないし、付加給付は第1号被保険者だけだし。散々未納議員やらジャーナリストを槍玉に挙げているけれども、こういう入り口の細かいところで、変に年金保険料を納める意欲を阻んでいると思います。
専門家が「知らなくても払えないけど、払いたくても払えないんです、今の制度だと」という怒りをあらわしているわけで、現在の公的年金制度は問題だらけで、不信だらけです。「hommania+blog」さんが以下のように寄せてくれたトラックバックに吐露されている不信感を払拭しない限り、年金問題は解決しないと思います。
はっきり言って、わたしは未納の時がある。義務だとかなんだとか言われたって、このへんてこな社会ルールに納得していない一人なのである。なにしろ、自分がいくら払って、いくらもらえるのかがハッキリしない。コレが嫌なのである。納得できないのだ。別に損をするのが嫌なんじゃなくて、あいまいなのが嫌! こうしてわたしの税金も無駄に使われているはず。と思うといたたまれない。今の職業が会社員のおかげで否応なしにも毎月毎月勝手に引き下ろされていく・・・。会社が同じ額を支払っているのも分かっているけど。でも、払いたくない。払いたくないんじゃ~。そこで、1日も早くもっと分かりやすいルールにするってことをしてください、政治家のみなさま。それに近い皆様。もうこの際、ダレが払っていなくてもいいじゃないですか! とにかく、この悪しき法律制度を変えていただきたいのです。
全く同感です。「1日も早くもっと分かりやすいルールにする」ことが重要だと私も思います。私はこれまで、方法論としての「年金脱退権」を皆さまに提示しながらも、私が考える公的年金の究極の姿を敢えてお示ししてきませんでした。それは、「あるべき姿」というキレイゴトの比較を言い募って時間を浪費するよりも、公的年金が抱えている構造問題に対する国民の関心を高めることが先決であると考えていたからです。
もっとも、国民の関心はかなり高まってきたようにも思いますし、未納問題のマスコミ報道を冷ややかに眺めながら、真の解決策を求める人々が増えてきたようにも感じます。そこで、私が考える公的年金のあるべき姿を以下にお示ししておきますが、極めてシンプルな枠組みで構築しています。
① 公的年金制度と生活扶助を同じ制度の中に包含し、65歳以上の国民であれば、基礎年金として例外なく夫婦で月15万円受け取れる制度とする。 ② 基礎年金(月15万円)以上の部分については、各個人の私的年金に任せることとし、付加的な部分について国は一切関与しない。 ③ 基礎年金の支出は一般会計から行うこととし、各種の税金および国債によってファイナンスする。ただし、基礎年金税の新設を排除しない。要するに、保険料はとらない・・・・。 ④ 上記の結果、厚生年金、国民年金、共済年金、議員年金は一元化される。
こうなれば、誰でも分かる公的年金制度(制度の実態としては、「公的年金」ではなく「生活扶助」になります)になるはずですし、弱者の方々に配慮したセーフティネットになるはずです。また、近年問題になってきた国民年金受給者と生活扶助者との格差問題も解決することができるようになります。
しかし、ここで一番ネックになるのは、老後におけるより高い給付を信じて、これまで高い保険料を支払ってこられた方々への配慮です(特に厚生年金、あるいは国民年金を真面目に支払ってきた人)。それらの人々からすれば、多くの年金を受け取る権利が剥奪されたように感じるでしょうし、年金を支払ってこなかった人々に過度に甘すぎるという思いも抱くでしょう。
そこで必要になるのが、「年金脱退権の行使」なのです。
年金脱退権を行使した人には、これ以上の保険料支払いを要求しない代わりに、これまで支払った分に関する権利を放棄していただきます。ただし、新しい基礎年金に関しては受給資格が残りますので、65歳以上になれば夫婦で月15万円が受け取れます(厳密には「年金」ではなく「生活扶助」として)。脱退権を行使する人が増えれば増えるほど、公的年金の含み損は軽くなり、公的年金が抱える構造問題を解決しやすくなります。
年金脱退権を行使しない人についてはどうするか。
私は、一定の期限を設け(例えば、2010年末)、その時点まで真面目に保険料を満額支払い続けた人に関しては、それまで支払った保険料をベースに個々人の取り分を決定して、トータルで200兆円近い年金の積立金(中身は健全とは言い難いのですが…)をすべて取り崩すことによって、個々人に払い戻しすべきだと考えています。
その際、「私は将来のために保険料を納めていたのであって、いま払い戻してもらっても困る」という方に対しては、民間の生命保険会社や信託会社などへの移管を進めます。必要であれば、一定限度の補助金を与えることも検討されてよいと思います。また、年金支給の一歩手前なので、支払った金額よりも受け取る金額の方が大幅に多い人々についても、一定の配慮が必要になるでしょう。それでも、「積立金を使えば年金制度は破綻しない」という主張をしている一部の識者もいますから、それが本当の真実なのであれば、積立金の取り崩しでほとんどが賄えるはずです(?!)。
「積立金は十分ではない。厚生労働省が無駄遣いして、どうせなくなっているに違いない」と信じる人は年金脱退権を行使する代わりに、積立金取崩しの分配権はもらえなくなる。その一方、年金脱退権を行使しない人々は、保険料を払い続けることで積立金取崩しの分配権を手に入れ、民間年金への移管に際して一定の配慮をしてもらえますが、積立金の内容が公表資料以上に腐っていた場合には、その分ダメージを受ける。それが、私が主張している「年金脱退権」の基本的な枠組みなのです。
中長期的には、フローの保険料収入がなくなりますから、基礎年金支出が一般会計にとって大きな負担になってきます。そこで、積立金を取り崩した後(例えば、2010年末以降)については、現行の国民年金程度の保険料にあたる金額を「基礎年金税」として、国民全員から「保険料」ではなく「税金」として徴収することを、私は一案として考えています。
以前にも書きましたが、私は、保険方式から税方式へ転換しない限り、年金問題は根本的に解決しないと考えています。そのための確信犯的な戦略として、「年金脱退権」を唱えているとも申し上げてきました。年金制度に詳しい方は、私がここで唱えている公的年金の姿は、民主党の案もしくは経済同友会の提案に近いことに気付かれることと思います。期せずして、「ニッポン提言」さんの「公的年金の民営化」論とも近いところがあると思います。
ただ、現時点において重要なのは、最終形の美しさではなく、どのようにして最終形に至る流れを作ることができるのか、という点なのです。4月27日のゴーログ「年金改革の国会討論は『目くそ鼻くそ』レベル」でも書きましたが、「結婚生活を語る前に、どうやったらデートできるか考えたら?」と言うことが政策論においては極めて重要なのです。理想論を語る前に、現実を動かすための方法論が必要なんです。
その点で、「ゆきだるま Be―忘―LOG」さんが鋭く指摘しているように、自民党の安部幹事長が、「保険料を払っていない人は(その分)をもらえない。年金財政上も、その人には出さないからロスにはならない。報道の仕方がおかしい。犯罪、脱税ではない」と指摘したのは絶好のチャンスなのです。自民党の幹事長が「年金脱退=未納・未加入」は財政上ロスではないし、犯罪でもないという見解を出したのですから、その線で政策論争を進めるべきなのです。「『年金を納めなくても、問題ないじゃん』と与党幹部からお墨付きがでたわけで、木村さんの提言されている『公的年金脱退権』が実現する日も近いかも」と喝破した「ゆきだるま Be―忘―LOG」さん、あなたはスルドイ!
ですから、民主党が自らの年金案を通したいのであれば、安部幹事長が公言したこの論理を逆手にとって、「年金脱退権」を唱えるべきだと指摘したのです。回り道のようにみえるかもしれませんが、そうすることによって民主党案を実現する政策環境は整えられていきます。民主党にはそういう読みができる政策の玄人はいないのでしょうか。政策顧問として、「ゆきだるま Be―忘―LOG」さんを雇ってみたらどうでしょう?
(追伸)公開討論会の開催に賛成していた河野太郎自民党議員と古川元久民主党議員のスケジュールが調整できました。「bonkora」さんが言う「著名な学者さんや、コラムニスト、大手マスコミの鼻を明かすような成果」というところまでは無理かもしれませんが、7月26日(月)に午後8時~10時の2時間開催いたします。詳細は後日お伝えしますが、激論の模様は、「Financial Japan ONLINE」において、すべてお流しする予定ですので、楽しみに待っていてください。
さて、来週には、情報公開請求に対する厚生労働省の答えが分かるはずですが、どういう風に対応してくれるでしょうか。「法案が通ったら、無視しよう」ということになるかも・・・。皆さんの予想をいただければ、幸いです。
2004 06 07 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。このところ、「年金改革法案見直し運動」(「UGUBLO」さんの命名による)にハマッテしまっていますが、「チップを弾むから勇気を分けてくれないか」さんがいみじくも指摘してくれたように、「ゴー様も年金問題ばかりに関わっているワケにもいかず(本業は疎かにできません)」というのはおっしゃるとおりですし、「珠丸の覚書」さんからも「たまには休んでくださいね」という優しいお言葉もいただきました。
そこで、助っ人を広く公募することにしました。5月24日に、公的年金の専門家と呼ばれている方々に下記の依頼状をEメールしたところです。
拝啓、□□□□様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。いきなりEメールを差し上げる無礼をお許しください。
さて、現在、年金改革法案が議論されておりますが、国民的な関心事であるにもかかわらず、年金計算のための仮定条件の現実性ばかりが討議され、肝心の生データが国民に開示されていないことを極めて残念に思います。国会における議論もどちらかと言えば、互いの揚げ足取りに終始しているなど、国民としては甚だ遺憾な状況となっております。
本来であれば、厚生労働省が試算を開示するために用いたあらゆる生データや試算のためのプログラムを全面的に開示し、国会の中に「年金改革小委員会」を設けて、与野党の代表が外部専門家の識見をも入れつつ、国民がみている下で最善の処方箋を探るべきと考えますが、私が情報公開法に基づいて、「公的年金に関して、公表している試算において使用されている生データ及び計算プログラムのすべて」を開示するように、坂口力厚生労働大臣に対して「行政文書開示請求書」を提出いたしましたところ、厚生労働省から何らかのデータが出てくる可能性がでてまいりました。
そこで、厚生労働省からデータが出てきた場合には、可及的速やかにお渡しいたしますので、あるべき年金制度を検討するために現状分析のお骨折りをいただきたく、お願い申し上げる次第です。あるいは、「こういう生データもしくはプログラムがあれば分析できる」ということでございましたら、具体的なご指示をいただければ、私の方から厚生労働省に公開請求いたしますので、お知恵をいただければ幸いです。 末筆になりますが、□□□□様が、今後一段と公的年金改革に対してご尽力されることを心より祈念しております。
平成16年5月24日
KFi代表
木村 剛
そしたら何と! 複数の専門家の方々から協力しても良いというお返事をいただきました。ありがとうございます。まだまだ、我らが日本も捨てたものではないのかもしれません。例えば、年金研究の第一人者として知られる高山憲之・一橋大学教授からは、下記のメールをいただきました。ご多忙であるにもかかわらず、迅速な対応をいただき感謝に耐えません。
メール、拝受いたしました。
データ入手につき、まず最大限の敬意を申し上げます。
データは、磁気媒体(CD-ROMなど)およびハードコピーの2種類で入手なさっていただきたく存じます。
磁気媒体の場合、新たにデータの入力をする必要がなくなります。
ハードコピーはデータの内容をざっと確認するのに便利です。データを入手しないと、はっきりしたことは申し上げられませんが、膨大なデータとなっているはずです。
データの読み込みと解読にそれなりに時間がかかり、いつまでに何をどこまでできるかについては、現段階ではお約束をしかねます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
高山憲之
そのほか、「年金大改革」という好著を著した日本総合研究所の西沢和彦氏にもご協力をいただけそうです。本当に強力な助っ人が現れたという感じがします。じつは、そういうこともあったものですから、5月27日のゴーログ「厚労省から電話がありました!」において、紙だけではなくて、CD-ROMによるデータ開示もお願いしているわけです。
残念ながら現実的には、「nodaira's Blog」さんが的確に分析しているように、紙での開示という可能性が高いわけですが、国民のサイドから言えば、CD-ROMで開示してはならないという法律があるわけでもなく、本当に厚労省が自らの潔白をデータで示したいと思うのであれば、その程度のものは出て来て当然という思いもあるわけです。
「アホが見ーるーブタのケーツー」さんが指摘しているように、「出て来てからのお楽しみだが、モノによってはもう一度違う切り口のデータを開示請求する、というフェーズも充分あり得ると考えておいた方がイイかもしれませんぜ」ということになるかもしれませんが、そのときの対応で少なくとも厚生労働省の誠意を推し量ることはできるでしょう。そして、それは「私たちが厚生労働省が設計している年金制度を信じてよいのかどうか」という点を判断するときに、極めて重要な材料になるはずです。そういう意味で、重要なのは生データだけではなく、生データを出すときの厚生労働省のスタンスであろうと私は考えています。
国民の多くは、「独善概論」さんが主張しているように「漠然とした(例えば、日本の明るい未来をつくります-自由で安心な社会の実現をめざして-いのち輝く社会をめざして、、)Imageでは、もう僕は支持できないということだ」ということを感じているんだと思うんです。もう、厚生労働省が「素晴らしい年金制度をつくります」と言い放つだけでは、国民はついてこないのです。厚生労働省が自らの信用を復活させるためには、まずは生データを正直に、しかも、国民にとって分かりやすく使いやすいように提供することから始めなければならない、と私は思っています。
(追伸)「くりおね あくえりあむ」さん、援護射撃をして頂きましてありがとうございました。おかげさまで、少しずつですが動いているような気がします。
2004 05 31 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。公開質問状の第1問「厚生労働省は、公的年金に関して、公表している試算の根拠となっている仮定条件のみならず、その計算の元となっている生データや計算プログラム等をすべからく国民に開示すべきである」につきましては、岡田克也民主党党首および古川元久民主党議員(年金改革プロジェクトチーム事務局長)のみならず、与党の河野太郎自民党議員と高木陽介公明党議員からも「イエス」のご回答をいただきました。
ご回答いただきました議員の皆さま、ご多忙中にもかかわりませず、ありがとうございました。皆さまの迅速な対応は、選挙区の国民が高く評価しているはずです。自民党からも、公明党からも、民主党からも、賛成の意見がでてきているとすれば、やはり残るは厚生労働省のみということになりましょうか。
5月19日のゴーログ「厚生労働省に対して情報公開を請求しました!」でお伝えしているとおり、私はすでに情報公開法に基づいて、「公的年金に関して、公表している試算において使用されている生データ及び計算プログラムのすべて」を開示するように、坂口力厚生労働大臣に対して「行政文書開示請求書」を出しております。
さあ、どうなるか、と思っておりましたら、先日、厚生労働省年金数理課の方からお電話がありました。以下に、そのときの模様をダイジェスト版でお示しいたします。
(厚労省) 求める資料について確認させていただきたい。「生データ」というのは、システムに投入した全てのデータということでよいでしょうか。 (当 方) 個人のプライバシーに抵触しない範囲で、出せる最大限のものを出していただきたいのですが。 (厚労省) 請求文書の範囲が抽象的なので困っています。当方は、存在する行政文書しか出せません。 (当 方) そう言われても、こちらでは、どのような行政文書があるかわからないので、抽象的に書くしかありません。具体的な記載方法をご指示いただければ、開示請求書を提出し直しますが、いかがでしょうか。 (厚労省) お話しして、ご趣旨はわかりましたので、出し直していただく必要はないと思います。 (当 方) ちなみに、いま想定されている資料の「量」は、どれくらいになるのでしょうか。 (厚労省) 数えたわけではないので、お答えできません。 (当 方) イメージで結構なのですが。 (厚労省) 数千枚ではないでしょうか。
さすが天下の厚生労働省です。ひょっとすると、私の情報公開請求にお応えいただけるのかもしれません。出てくるものによっては、行政不服審査法第6条の規定に基づいて、異議申立て(=不服申立て)を行なう必要はなくなるかもしれません。是非、厚生労働省の方々におかれては、ご配慮いただきたいと思っております。
天下の国家公務員が、まさか、嫌がらせのために、コンピュータからのデータの打ち出しを「どうだ、こんなにあったら活用できないだろう」とこれ見よがしに全部出してくるなどという無粋なことはされないと思いたいものです。そういう場合は、きっとデータベースを入れたCD-ROMと、そのデータを基にして計算するために組んだプログラムを解説するための資料を下さるはずだと思うんですね、普通の常識で考えるのなら……。まさかまさか、「法律では紙しか出せない」という非常識な理屈で拒否することなんかはないと信じておりますが……。私は厚生労働省の方々の良心を信じたいと思っております。ということで、紙とCD-ROMをよろしくお願いいたします。
厚生労働省の心ある人々からすれば、「公的年金制度をぐちゃぐちゃにしたのは、俺たちじゃなくて政治だ」という思いがあるのではないでしょうか。そうであれば、本心では、公的年金の現状を示すデータを国民の前にさらけ出して、今度こそ、どのような公的年金制度にするのが国民にとってベストか議論していただきたいと思っていらっしゃるのではないでしょうか。厚生労働省年金数理課ではプロの方がたくさんいるはずですから、TVなどで展開されている出生率などの前提条件を巡る幼稚な議論を苦々しく眺めていらっしゃるのではないかと推察いたします。だからこそ、国民に対して、検証可能な生データをお示しされるべきではないかと私は思うわけです。
いずれにしても、厚生労働省から、こうした前向きの動きが多少なりとも出てきたのは、「珠丸の覚書」さんや「Hiroette」さんたちの援護射撃が効いたからだと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
とりあえずは、厚生労働省からのデータ開示を楽しみにお待ちしたいと思います。
(追伸)「気まぐれ?!思考」さん、申し訳ありません。単純ミスによるリンク忘れでした。本日のゴーログでは、しっかりリンクを張った上で、「かめはめ波」を打っておりますので、それでお許し下さいますよう。
2004 05 27 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。「日曜日は楽しいドライブ」さんが「小泉訪朝、北朝鮮拉致家族問題でくだらない年金ゴシップは過去のものとなって欲しいと思う。しかしそれとともに本当の年金問題も流れ去ってしまわないように・・と願う」と指摘していましたが、マスコミの雰囲気は、北朝鮮問題の勃発で、瞬間的に年金問題が何処かに行ってしまったかのような感じです。しかし、私たちの眼前に年金問題は厳然として存在しているわけで、消えてなくなってしまったわけではありません。
お時間と興味のある方は、「HPO:個人的な意見」さんが長文を書き記して、厚生年金を中心に、ある程度の数字の裏付けのあるシミュレーションを試みているので一読してみてください。国民年金の負担を厚生年金で穴埋めしようと画策している厚生労働省の野望の一端を覗きみることができるかもしれません。やはり、厚生労働省には、どの数字をどのように加工して、公表している試算がでてきているのか、を開示させるべきだと思います。そうすれば、「HPO:個人的な意見」さんのような方々が、厚生労働省が公表している試算の正当性を詳細に検証してくれることになるでしょう。
もっとも、「ミズタマのチチ」さんが「『朝日の介護保険の負担者拡大の記事』もいろいろつっこみたくなってきます。年金未納だけじゃありません。厚生労働省が、介護保険料を20~39歳からも半額払わせると考えてるようです。これも『出費が追いつかんから、収入源を増やしちゃおう』とのことです。高齢者と負担する人の人口比から算出すると、500~1000円で良いらしいが、ブラックボックスの計算データを使ってると見られ、いくら増えるかホントのところは疑わしい」と指摘しているように、厚生労働省の作戦はかなり大規模なものなんです(要するに、「取れるところからは取っちゃおう」ということ、若者も含めて!)。
そのあたりは、「アホが見ーるーブタのケーツー」さんが「後にはNext鼠講=厚生労働省役人の新たなシノギ“介護保険”が控えてんだ。忙しいんだよ。急ぐんだよ。早くやれ!」と見事に喝破してくれています。
こんなインチキばかり続けていると、4月29日のゴーログ「公的年金関係者よ!公開討論会に応じよ!」でご紹介した「どちてblog」さんが指摘したように、「元々僕は電車とかで老人に対して積極的に席を譲るほうでした。ですが、最近は譲らなくなりました。思えば、年金問題が頭に入ってきてからです。どういう思考になっているかというと、『年金生活者は出歩かないでくれ』『あなたたちを支えている現労働者が電車の中で余計な気を遣わなくていいように、年金生活者は混んでる時間に電車を使わないでくれ。』みたいな感じです。譲りたい気持ちもないことはないのですが、心からの『敬老』を実践するモチベーションが落ちてきています。僕の中に世代間憎悪が芽生え始めています。木村剛曰く、『このままでは、日本人同士が世代間で罵りあう骨肉の争いと化してしまうでしょう。』このままではその方向へ進んでしまいそうです。」という予測が本当のものになってしまうのではないでしょうか。「とりとめもなく日記的雑記」さんからも、下記のようなトラックバックをいただいています。
年金についてよく思うんですけど、これから10年ぐらい足って、年金制度の破綻がどんどん明らかになるにつれて、高齢者に対する「苦々しいキモチ」が現役世代の間に漂い始めそうな予感がします。「俺らはもらえないの承知で払ってるのに、お前らは平気な顔で受け取っちゃって、おめでてーな」と。「一生懸命働いて年金払ってやってるのに、その上電車で席までゆずれってか」と。もちろん悪いのは高齢者じゃなくて制度なんだけど、やっぱり構造的な不公平ってのは、対立感情を沸き起こしますよね。嫌な世の中になりそうだなぁ。
こういう思いを抱かせる制度は、根本的にどこかが間違っています。国民のために作られたはずの制度が、国民の間で憎悪を惹き起こす制度に変わりつつある。これは本当に忌々しき事態であると思います。「Clala-Flala」さんは、「茶番と泥仕合を見せられた国民は、怒ることも諦めることもできずに、希望も期待も政治に見出せない状況なのに、それに拘泥することで、その先に何か建設的な議論が始まるのでしょうか」と嘆いています。マスコミには、「建設的な議論」を沸き起こすための努力をしていただきたいものです。
(追伸)5月19日に送付した公開質問状に対して公明党の高木陽介衆議院議員からも回答を頂きました。第1問、第2問については「イエス」。第3問の公開討論会に関しては、「ウエブ上の討論会はそれはそれで有意義であると思いますが、討論に参加できる物理的な時間(これから北朝鮮問題で国土交通委員会の理事として『特定船舶入港禁止法案』の提出者として、与野党協議等があり)が厳しい状況です。ただ、情報公開は速やかにするべきです。」というお応えを頂きました。高木陽介衆議院議員ありがとうございました。国会での建設的な論戦を期待しております。
2004 05 25 [05. 年金問題を斬る] | 固定リンク | トラックバック
皆さん、こんにちは。木村剛です。来たる5月29日(土)、品川インターシティホール(東京都港区)において「@nifty BB Festa 2004~なっとく体験!!ブロードバンド~」にゲスト参加してきます。11時~11時30分と14時~14時30分に開催されるトークショーに出演する予定です。
お暇な方、是非いらっしゃってください。生のトークは、「ゴーログ」とはまた違った味わいがあるかもしれませんから












